JP3753347B2 - 小型モータ - Google Patents

小型モータ Download PDF

Info

Publication number
JP3753347B2
JP3753347B2 JP13387897A JP13387897A JP3753347B2 JP 3753347 B2 JP3753347 B2 JP 3753347B2 JP 13387897 A JP13387897 A JP 13387897A JP 13387897 A JP13387897 A JP 13387897A JP 3753347 B2 JP3753347 B2 JP 3753347B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
pipe member
armature
wheel gear
small motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13387897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10327554A (ja
Inventor
林 京 二 小
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 自動車電機工業株式会社 filed Critical 自動車電機工業株式会社
Priority to JP13387897A priority Critical patent/JP3753347B2/ja
Publication of JPH10327554A publication Critical patent/JPH10327554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3753347B2 publication Critical patent/JP3753347B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ウインドガラスやサンルーフリッドを駆動するのに利用される小型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
ウインドガラスやサンルーフリッドを駆動する小型モータとしては、通電されると回転するアーマチュアの軸状のアーマチュアシャフトにウオームが設けられ、このウオームにホイールギヤが噛合っているものが知られている。ホイールギヤには、ダンパ材としてゴム製の弾性部材が収められており、この弾性部材に出力軸が結合され、出力軸がウインドガラスやサンルーフリッドに連結されている。通電されることによってアーマチュアが回転すると、ウオームを介してホイールギヤが回転し、ホイールギヤの回転力が弾性部材を介して出力軸に伝達され、出力軸が回転してウインドガラスやサンルーフリッドが開く側または閉る側に移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の小型モータにおいては、ウインドガラスやサンルーフリッドがストローク端に到達した際に、ウインドガラスやサンルーフリッドがストローク端において車体側に押付けられることによって締め切られてから、アーマチュアに対する通電がカットされる。それ故、ウインドガラスやサンルーフリッドの移動を阻止されることによって出力軸の回転が拘束されてからも、アーマチュアが回転を続ける。そして、ホイールギヤに収められた弾性部材が弾性変形した状態で、通電がカットされてアーマチュアが回転を停止するようになっている。そのため、ウインドガラスやサンルーフリッドを全閉位置や全開位置まで移動して停止している際に、弾性変形した弾性部材より与えられる復元力がホイールギヤに加えられたままになり、それにより、ウオームに対してクリープ荷重がかかったままとなって、いわゆる食らい付きの状態となる。特に、ウオームを有するアーマチュアシャフトが金属製であって、ホイールギヤが樹脂製の場合に、ホイールギヤが変形や破損(歯欠け)する可能性があるという問題点があり、この問題点を解決することが課題になっていた。
【0004】
【発明の目的】
この発明に係わる小型モータは、ウインドガラスやサンルーフリッドなどの負荷が停止して出力軸が回転を拘束された際に弾性部材より与えられた弾性復元力によってホイールギヤがウオームにクリープしたままにならないようにすることにより、ホイールギヤが変形したり、破損したりすることがなく、信頼性のある小型モータを提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係わる小型モータでは、ウオームが形成された第1のシャフトと、一端部が第1のシャフトに結合されるとともに他端部が第1のシャフトの軸方向に延出され、一端部と他端部のあいだが弾性的に捩じれ可能な第2のシャフトと、第2のシャフトの外側に配置され且つ第2のシャフトの他端部に結合されたパイプ部材をそなえたアーマチュアシャフトと、アーマチュアシャフトの両端部をそれぞれ回転可能に支持する第1、第2の軸受と、第1のシャフトの他端部の外側に配置されて第1のシャフトの他端部を回転可能に支持する第1のシャフト受け部とパイプ部材の一端部の外側に配置されてパイプ部材の一端部を回転可能に支持するパイプ部材受け部とが備えられるとともに第1のシャフト受け部およびパイプ部材受け部のあいだに配置され、第1のシャフトの他端部およびパイプ部材の一端部に非接触な中逃げ部とが一体的に形成された中間軸受と、アーマチュアシャフトのパイプ部材上に固定されたアーマチュアコアと、アーマチュアコアの近傍のパイプ部材上に固定されたコンミュテータと、アーマチュアコアに巻回されているとともに、コンミュテータに電気的に接続されたアーマチュアコイルと、コンミュテータに電気的に接続可能にしてコンミュテータの外側に配置されたブラシと、アーマチュアコアの外側に配置されたマグネットと、アーマチュアシャフトに備えた第1のシャフトのウオームに噛合されたホイールギヤと、ホイールギヤに収容された弾性部材と、弾性部材に結合されるとともに負荷に結合される出力軸を備えていることを特徴としている。
【0007】
この発明の請求項2に係わる小型モータでは、第2のシャフトは、第1のシャフトに一体成形されている構成としたことを特徴としている。
【0008】
この発明の請求項3に係わる小型モータでは、第2のシャフトには、パイプ部材の内径よりも小さい外径の第2のシャフト本体が備えられているとともに、第2のシャフト本体の一端部に、第1のシャフトに嵌合固定される第1のシャフト側固定部が形成される一方、第2のシャフト本体の他端部に、パイプ部材に固定されるパイプ部材側固定部が形成されている構成としたことを特徴としている。
【0009】
この発明の請求項4に係わる小型モータでは、パイプ部材には、第2のシャフトの外側に、第2のシャフトに非接触で配置されるパイプ部材本体が備えられ、パイプ部材本体の一端部に、第2のシャフトおよび第1のシャフトに非接触で配置される非接触部が形成されているとともに、パイプ部材本体の他端部に、第2のシャフトのパイプ部材側固定部に結合される結合部が形成されている構成としたことを特徴としている。
【0010】
この発明の請求項5に係わる小型モータでは、第1のシャフト受け部の幅がパイプ部材受け部の幅よりも大きく形成されている構成としたことを特徴としている。
【0011】
【発明の作用】
この発明の請求項1に係わる小型モータにおいて、負荷がストローク端まで移動して出力軸が回転を拘束されてから、ブラシに対する通電がカットされるまでの間に、パイプ部材は、与えられた回転力により第2のシャフトの他端部に回転力を与えるため、第2のシャフトおよび第1のシャフトが回動して、ホイールギヤが回動し、弾性部材が弾性変形する。弾性部材が弾性変形し終わると、第1のシャフトが回動しなくなり、第1のシャフトに対して第2のシャフトが弾性的に捩じれ、第2のシャフトに弾性反発力が蓄積される。その後に、パイプ部材に回転力が与えられなくなると、弾性部材より与えられた弾性復元力によってホイールギヤに逆方向の回転力が与えられ、同時に、捩じられることによって弾性反発力が蓄積されていた第2のシャフトより第1のシャフトに逆方向の回転力が与えられる。それ故、一旦弾性変形した弾性部材が復元する際に発生するトルクと、第2のシャフトの復元力によって逆方向に回転する第1のシャフトのトルクとが合わされてホイールギヤが速やかに戻される。
また、アーマチュアシャフトは、パイプ部材が中間軸受に備えたパイプ部材受け部と他端側軸受とによって回転可能に支持される一方、中間軸受に中逃げ部を介してパイプ部材受け部と一体成形された第1のシャフト受け部と一端側軸受とによって第1のシャフトが回転可能に支持されている。それ故、第1のシャフトの他端部を支持するための軸受とパイプ部材の一端部を支持するための軸受を別体で備えるものと比べて作成に必要な工数が大幅に減少する。
【0012】
この発明の請求項2に係わる小型モータにおいて、第2のシャフトは、第1のシャフトに結合されることなく成形される。それ故、請求項1の作用に加え、第1のシャフト、第2のシャフトは独立して作成されず、同時に作成される。
【0013】
この発明の請求項3に係わる小型モータにおいて、パイプ部材の内側に配置された第2のシャフトは、第2のシャフト本体の一端部の第1のシャフト側固定部が第1のシャフトに結合される一方、第2のシャフト本体の他端部のパイプ部材側固定部がパイプ部材に固定されているため、アーマチュアコアおよびコンミュテータが固定されたパイプ部材は第1のシャフトに直接結合されていない。それ故、請求項1および請求項2の作用に加え、第1のシャフトが回転を拘束されていない通常時に、パイプ部材に与えられた回転力を緩和して第1のシャフトに伝え、これに反して、第1のシャフトが回転を拘束されている際に、パイプ部材に回転力が与えられると、第2のシャフトが捩じれることによって、パイプ部材の回転力を吸収して第1のシャフトに与えない。
【0014】
この発明の請求項4に係わる小型モータにおいて、結合部が第2のシャフトのパイプ部材側固定部に結合されたパイプ部材は、パイプ部材本体が第2のシャフトの外側に非接触で配置され、非接触部が第1のシャフトから離れて配置されている。それ故、請求項3の作用に加え、第1のシャフトが回転を拘束された状態で、パイプ部材に回転力が与えられた際、パイプ部材本体および非接触部が第1のシャフトおよび第2のシャフトに接触しない。
【0015】
この発明の請求項5に係わる小型モータにおいて、第1のシャフトは、第1のシャフトの一端側に配置された第1の軸受と、パイプ部材受け部よりも幅寸法が大きい中間軸受の第1のシャフト受け部とによって回転可能に支持されている。それ故、ホイールギヤに対してウオームから回転力を伝える第1のシャフトは、第1の軸受と第1のシャフト受け部とによってその両端が確実に支持される。
【0016】
【実施例】
図1ないし図3にはこの発明に係わる小型モータの第1実施例が示されており、ウインドガラスを駆動するのに用いられる。
【0017】
図示される小型モータ1は、主として、モータケース2、ギヤケース3、第1のマグネット4、第2のマグネット5、アーマチュア6、第1の軸受7、第2の軸受8、中間軸受9、ホイールギヤ10、ダンパ11、出力軸12、第1のブラシ13、第2のブラシ14から構成されており、アーマチュア6に、第1のシャフト15,第2のシャフト16,パイプ部材17からなるアーマチュアシャフト18と、アーマチュアコア19と、コンミュテータ20と、アーマチュアコイル21とが備えられている。
【0018】
モータケース2は、一端部が開放されているとともに他端部が閉塞されており、内側に第1のマグネット4、第2のマグネット5がそれぞれ取付けられている。第1、第2のマグネット4、5は対向位置にN極、S極がそれぞれ着磁されており、第1、第2のマグネット4、5の内側にアーマチュア6が配置されている。
【0019】
モータケース2の閉塞側端部の内側には、アーマチュア6のアーマチュアシャフト18の他端部を回転可能に支持するための第2の軸受8が固定されているとともに、アーマチュアシャフト18の他端部に固定された樹脂製の第2のスラストプラグ22に摺接する平板状の第2のスラストプレート23が取付けられている。モータケース2は開放側の端部がビス24によってギヤケース3にねじ止められている。
【0020】
ギヤケース3は、モータケース2内に配置されたアーマチュアシャフト18の突出側に配置されている。ギヤケース3の中央部には、アーマチュアシャフト18が挿入される丸孔状のシャフト孔3aが形成されている。シャフト孔3a内には、モータケース2とは反対側に第1の軸受7が固定されているとともに、第1のシャフト15の一端部に固定された樹脂製の第1のスラストプラグ25に摺接する第1のスラストプレート26が取付けられている。そして、シャフト孔3aのモータケース2側の他端部に中間軸受9が固定されている。
【0021】
第1の軸受7は、外観が円筒形状のすべり軸受であって、この第1の軸受7には、アーマチュアシャフト18に備えられた第1のシャフト15の一端部が挿通される。
【0022】
第2の軸受8は、外観が球形状のすべり軸受であって、この第2の軸受8には、パイプ部材14の他端部が挿通される。
【0023】
中間軸受9は、外観が円筒形状のすべり軸受であって、この中間軸受9の円筒形状をなす軸受本体9aの内周部には、アーマチュアシャフト18に備えた第1のシャフト15側に第1のシャフト受け部9bが形成されている。また、軸受本体9aの内周部には、パイプ部材17側にパイプ部材受け部9cが形成されている。そして、第1のシャフト受け部9bとパイプ部材受け部9cとのあいだには、第1のシャフト受け部9bおよびパイプ部材受け部9cよりも大きい内径寸法にした中逃げ部9dが形成されている。中間軸受9では、第1のシャフト受け部9b、パイプ部材受け部9c、中逃げ部9dが軸受本体9aに一体に成形されているため、単一構造として簡単に作成される。第1のシャフト受け部9bの幅寸法は、パイプ受け部9cの幅寸法よりも大きい。
【0024】
第1、第2のマグネット4、5の内側に配置されたアーマチュア6には、アーマチュアシャフト18、アーマチュアコア19、コンミュテータ20、アーマチュアコイル21が備えられている。
【0025】
アーマチュアシャフト18は前述したように、第1のシャフト15、第2のシャフト16、パイプ部材17からなる。
【0026】
第1のシャフト15には、ギヤケース3に形成されたシャフト孔3aにほぼ等しい長さ寸法の丸棒状をなす第1のシャフト本体15aが備えられている。第1のシャフト本体15aの中央にはウオーム15bが形成されている。ウオーム15bはホイールギヤ10に噛合される。
【0027】
第1のシャフト本体15aの一端部には、丸孔状をなすプラグ孔15cが形成されており、このプラグ孔15cに第1のスラストプラグ25が嵌入されている。
【0028】
第1のシャフト本体15aの他端部には、丸孔状をなす第2のシャフト嵌入孔15dが形成されている。この第2の嵌入孔15dには、第2のシャフト16に備えられた第1のシャフト側固定部16bが結合される。第2のシャフト嵌入孔15dが第1のシャフト本体15aの軸方向に貫通状に形成され、第2のシャフト16に備えられた第1のシャフト側固定部16bがさらに延長したものとして形成され、貫通状をなす第2のシャフト嵌入孔15dに第2のシャフト16を通して結合して、第2のシャフト16の一端部を第1の軸受7によって回転可能に支持するようにしてもよい。
【0029】
第1のシャフト15は、一端部が第1の軸受7内に挿入される一方、他端部が中間軸受9に備えられた第1のシャフト受け部9b内に挿入されているため、第1の軸受7と中間軸受9の2点で回転可能に支持されている。
【0030】
第2のシャフト16は、第1のシャフト15の軸方向と同一の方向に長さ寸法を有するものであって、この第2のシャフト16には、モータケース2の長さ寸法よりもわずかに大きい長さ寸法を有するものとして第1のシャフト15の外径寸法よりも小さい外径寸法の丸棒状をなす第2のシャフト本体16aが備えられている。第2のシャフト本体16aは円周方向に若干の弾性反発力を有する。
【0031】
第2のシャフト本体16aの第1のシャフト15側の一端部には、第1のシャフト15の第1のシャフト本体15aの外径よりも小さい外径寸法で軸状の第1のシャフト側固定部16bが形成されている。この第1のシャフト側固定部16bが第1のシャフト15の第2のシャフト嵌入孔15dに嵌め入れられることによって第2のシャフト16が第1のシャフト15に一体的に結合されている。このとき、第2のシャフト本体16aの一端部が第1のシャフト15の他端部に連続したものとして第2のシャフト16を第1のシャフト15に一体成形してもよく、その場合、第2のシャフト16は、第1のシャフト15と独立して形成されないので、工数の減少が図れる。
【0032】
第2のシャフト本体16aの他端部には、第2のシャフト本体16aの外径寸法よりも大きく、パイプ部材17の内径寸法よりもわずかに小さい外径寸法であって軸状をなすパイプ部材側固定部16cが形成されている。このパイプ部材側固定部16cは、パイプ部材17に備えた結合部17bにおいてパイプ部材17の他端部に固定されている。
【0033】
パイプ部材側固定部16cの端部には、丸孔状をなすプラグ孔16dが形成されており、このプラグ孔16dに第2のスラストプラグ22が嵌入されている。
【0034】
第2のシャフト16は、パイプ部材17に固定されたアーマチュアコア19によりパイプ部材側固定部16cに回転力が与えられた際、第1のシャフト側固定部16b側において第1のシャフト15が回転を拘束されていると、第2のシャフト本体16aがパイプ部材側固定部16cに与えられた回転力の方向に捩じれて弾性反発力が蓄積される。これに対して、第2のシャフト16は、パイプ部材側固定部16cに回転力が与えられた際、第1のシャフト側固定部16b側において第1のシャフト15が回転を許容されていると、第2のシャフト本体16aが捩じれずにパイプ部材側固定部16cに与えられた回転力を第1のシャフト15に伝える。
【0035】
第2のシャフト16の外側には、パイプ部材17が配置されている。パイプ部材17には、第2のシャフト16の第2のシャフト本体16aの外径寸法よりも大きい内径寸法であって、第1のシャフト15から突出した部分での第2のシャフト16の全長よりもわずかに小さい長さ寸法を有して第2のシャフト16のほぼ全体を覆う円筒形状に形成されたパイプ部材本体17aが備えられている。
【0036】
パイプ部材本体17aには、他端部の内周部に結合部17bが形成されている。この結合部17bは、第2のシャフト16のパイプ部材側固定部16cが有する外径寸法よりもわずかに大きい内径寸法を有し、第2のシャフト16のパイプ部材側固定部16cに結合されている。結合方法としては、レーザ溶接、焼ばめ、セレーション、ローリング等が用いられるが、好ましくは、レーザ溶接を用いるのがよい。
【0037】
パイプ部材本体17aには、一端部に非接触部17cが形成されている。この非接触部17cは、パイプ部材本体17aが第1のシャフト15から突出した部分での第2のシャフト16の全長よりもわずかに小さい長さ寸法を有するものであるため、第1のシャフト15の軸方向に離れて配置され、第1のシャフト15の他端部に接触することがない。また、非接触部17cは、パイプ部材本体17aが第2のシャフト16の第2のシャフト本体16aの外径寸法よりも大きい内径寸法を有するため、第2のシャフト16の第2のシャフト本体16aに接触することがない。
【0038】
パイプ部材17は、他端部の結合部17bが第2のシャフト16の他端部のパイプ部材側固定部16cに結合され、一端部の非接触部17cが第1のシャフト15の他端部からも、第2のシャフト16の第2のシャフト本体16aからも離れて配置されているため、アーマチュアコア19からの回転力が与えられると、結合部17bを通じて第2のシャフト16に回転力を伝える。その際、パイプ部材本体17aおよび非接触部17cが第2のシャフト本体16aに何等接触することがない。
【0039】
パイプ部材17は、一端部が中間軸受9のパイプ部材受け部9c内に挿入される一方、他端部が第2の軸受8内に挿入されているため、中間軸受9と第2の軸受8との2点で回転可能に支持されている。
【0040】
アーマチュアシャフト18は、第1のシャフト15が第1の軸受7、中間軸受9の第1のシャフト受け部9bによって支持され、パイプ部材17が中間軸受9のパイプ部材受け部9c、第2の軸受8によって支持されるため、全体が4点で支持されている。
【0041】
また、アーマチュアシャフト18は、第1のシャフト15の一端部が第1の軸受7によって支持される一方、第1のシャフト15の他端部が中間軸受9に備えた第1のシャフト受け部9bによって支持されているため、互いに接近した第1の軸受7および中間軸受9の第1のシャフト受け部9bの支持によって、第2のシャフト16より与えられた回転力がホイールギヤ10を回転させるための回転力に確実に変換される。
【0042】
そして、アーマチュアシャフト18は、パイプ部材17の一端部が中間軸受9のパイプ部材受け部9cによって支持される一方、パイプ部材17の他端部が第2の軸受8によって支持されているため、アーマチュアコア19に発生した回転力がパイプ部材17の回転力に確実に変換され、その際、両端に振れが発生しない。
【0043】
パイプ部材17のほぼ中央の外側には、アーマチュアコア19が固定されている。アーマチュアコア19には、予め定められたスロット数の巻回部19aが形成されている。アーマチュアコア19の近傍には、パイプ部材17上にコンミュテータ20が固定されている。コンミュテータ20には、アーマチュアコア19の巻回部19aと同数のコンミュテータ片20aが備えられている。そして、アーマチュアコア19には、コンミュテータ片20aにそれぞれ電気的に接続されたアーマチュアコイル21が巻回部19aに巻き付けられている。アーマチュアコア19は前述した第1、第2のマグネット4、5の内周部に非接触で配置されている。
【0044】
アーマチュア6のコンミュテータ20の外側には、第1、第2のブラシ13、14がコンミュテータ片20aにそれぞれ電気的に接続可能に対向配置されている。第1、第2のブラシ13、14は、モータケース2の開口側に取付けられたホルダベース27上でブラシスプリング28、29によりそれぞれのコンミュテータ片20aに向け押圧された状態で保持されているとともに、図2に示される外部接続配線30によって図示しない外部の制御回路に電気的に接続される。制御回路には、ウインド開スイッチ、ウインド閉スイッチが設けられている。
【0045】
アーマチュア6は、制御回路のウインド開スイッチがオン切換えされると、外部接続配線30を通じて第1のブラシ13に電源の電位が与えられるとともに第2のブラシ14が接地されるため、第1のブラシ13、第1のブラシ13に電気的に接続されているコンミュテータ片20aのひとつ、このコンミュテータ片20aに電気的に接続されているアーマチュアコイル21、このアーマチュアコイル21に電気的に接続されているもうひとつのコンミュテータ片20a、このコンミュテータ片20aに電気的に接続されている第2のブラシ14に電源の電流が流れ、アーマチュアコア19の巻回部19aにおいて磁力が発生し、アーマチュアコア19より発生した磁力と、第1、第2のマグネット4、5より発生している磁力とによる電磁誘導によって、アーマチュアシャフト18のパイプ部材17に正方向の回転力が与えられる。
【0046】
そして、アーマチュア6は、正方向の回転力が与えられたパイプ部材17が結合部17bにおいて第2のシャフト16のパイプ部材側固定部16cに結合されていて、第1のシャフト15が回転を拘束されていないので、パイプ部材側固定部16cに与えられた正方向の回転力によって第2のシャフト16および第1のシャフト15が正回転し、ホイールギヤ10を正回転させる。
【0047】
制御回路に有するウインド閉スイッチがオン切換えされると、外部接続配線30を通じて第2のブラシ14に電源の電位が与えられるとともに第1のブラシ13が接地されるため、第2のブラシ14、第2のブラシ14に電気的に接続されているコンミュテータ片20aのひとつ、このコンミュテータ片20aに電気的に接続されているアーマチュアコイル21、このアーマチュアコイル21に電気的に接続されているもうひとつのコンミュテータ片20a、このコンミュテータ片20aに電気的に接続されている第1のブラシ13に電源の電流が流れ、アーマチュアコア19のコイル巻回部19aにおいて磁力が発生し、アーマチュアコア19より発生した磁力と、第1、第2のマグネット4、5より発生している磁力とによる電磁誘導によって、アーマチュアシャフト18のパイプ部材17に逆方向の回転力が与えられる。
【0048】
そして、アーマチュア6は、パイプ部材側固定部16cに与えられた逆方向の回転力によって第2のシャフト16および第1のシャフト15が逆回転し、ホイールギヤ10を逆回転させる。
【0049】
一方、アーマチュアシャフト18の第1のシャフト15に形成されたウオーム15bには、ホイールギヤ10が噛み合っている。
【0050】
ホイールギヤ10には、図2に示されるように、ウオーム15bに噛合される歯部10aの内側に星形(多角形)の凹状をなすダンパ収容部10bが形成されており、このダンパ収容部10b内に、ダンパ収容部10bと相似形状であってゴム製のダンパ11が嵌入されている。ダンパ11の中央には、金属製でコ字形状のハブ31が一体的に固着されており、このハブ31に出力軸12が結合されている。出力軸12には図示しないガラス昇降機を介して同じく図示しないウインドガラスが連結される。
【0051】
ホイールギヤ10は、アーマチュアシャフト18が正回転することによって、ウオーム15bを介し動力が伝達されて正回転するため、ホイールギヤ10の正回転の回転力がダンパ11を介してハブ31に伝達されて出力軸12を正回転させ、ウインドガラスを開ける。ウインドガラスがストローク端である全開位置に到達すると、図示しない位置センサによってウインドガラスが全開位置に到達したことが検出されるため、制御回路により第1、第2のブラシ13、14に対する通電がカットオフされ、やがて、アーマチュアシャフト18の正回転が停止し、ホイールギヤ10が正回転を停止する。
【0052】
ウインドガラスが全開のストローク端に到達した後に第1、第2のブラシ13、14に対する通電が遅れてカットオフされるため、ホイールギヤ10が正回転を停止するまでの間、出力軸12が回転を拘束されている状態で、アーマチュアシャフト18が正方向に回動する。アーマチュアシャフト18が正方向に回動すると、第1のシャフト15のウオーム15bから回転力を与えられたホイールギヤ10が正方向に回動してダンパ11が弾性変形する。その後、ダンパ11の弾性変形が終了してからも、アーマチュアコア19が固定されたパイプ部材17に正方向の回転力が与えられ続けるため、正方向の回転力によって、第2のシャフト16が正回転の方向に捩じれ、アーマチュアコア19が固定されたパイプ部材17のみが正方向に回動して第2のシャフト16が捩じれ、第2のシャフト16に捩じれによる弾性反発力が蓄積される。
【0053】
そして、第1、第2のブラシ13、14に対する通電がカットオフされると、アーマチュアコア19が固定されたパイプ部材17に対する回転力が解除される。パイプ部材17に回転力が与えられなくなると、弾性反発力が蓄積された第2のシャフト16はパイプ部材17に与えられていた正方向の回転力とは反対の逆回転の方向に自らの復元力によって戻り回動する。同時に、弾性変形して弾性反発力が蓄積されていたダンパ11より復元力が発生し、ホイールギヤ10が逆方向に回動し、ダンパ11が弾性復元してから、ホイールギヤ10が逆方向の回動を終了して停止する。そのため、ホイールギヤ10は、ダンパ11が弾性復元することによって、第1のシャフト15のウオーム15bに食らい付かないで停止する。
【0054】
上記に反して、アーマチュアシャフト18が逆回転すると、ウオーム15bを介し動力が伝達されて逆回転するため、ホイールギヤ10は逆回転し、ホイールギヤ10の逆回転の回転力がダンパ11を介してハブ31に伝達されて出力軸12を逆回転させ、ウインドガラスを閉める。ウインドガラスがストローク端である全閉位置に到達すると、図示しない位置センサによってウインドガラスが全閉位置に到達したことが検出されるため、制御回路により第2、第1のブラシ14、13に対する通電がカットオフされ、アーマチュアシャフト18の逆回転が停止され、ホイールギヤ10が逆回転を停止する。このとき、ウインドガラスが全閉位置に到達した際、ウインドガラスとドアパネル等の車体との密着性を良くするためにウインドガラスが車体側に押し付けられて締切られてから、第2、第1のブラシ14、13に対する通電をカットオフするようになっている。そのため、ダンパ11は、ウインドガラスが全閉位置において車体側に締め切られる際、出力軸12に対してホイールギヤ10が相対的に回転することによって弾性変形する。
【0055】
ウインドガラスが全閉のストローク端に到達した後に第2、第1のブラシ14、13に対する通電が遅れてカットオフされるため、ホイールギヤ10が逆回転を停止するまでの間、出力軸12が回転を拘束されている状態で、アーマチュアシャフト18が逆方向に回動する。アーマチュアシャフト18が逆方向に回動すると、第1のシャフト15のウオーム15bから回転力を与えられたホイールギヤ10が逆方向に回動してダンパ11が弾性変形する。その後、ダンパ11の弾性変形が終了してからも、アーマチュアコア19が固定されたパイプ部材17に逆方向の回転力が与えられ続けるため、逆方向の回転力によって、第2のシャフト16が逆回転の方向に捩じれ、アーマチュアコア19が固定されたパイプ部材17のみが逆方向に回動して第2のシャフト16が捩じれ、第2のシャフト16に捩じれによる弾性反発力が蓄積される。
【0056】
そして、第2、第1のブラシ14、13に対する通電がカットオフされると、アーマチュアコア19が固定されたパイプ部材17に対する回転力が解除される。パイプ部材17に回転力が与えられなくなると、弾性反発力が蓄積された第2のシャフト16はパイプ部材17に与えられていた逆方向の回転力とは反対の正回転の方向に自らの復元力によって戻り回動する。同時に、弾性変形して弾性反発力が蓄積されていたダンパ11より復元力が発生し、ホイールギヤ10が正方向に回動し、ダンパ11が弾性復元してから、ホイールギヤ10が正方向の回動を終了して停止する。そのため、ホイールギヤ10は、ダンパ11が弾性復元することによって、第1のシャフト15のウオーム15bに食らい付かないで停止する。このとき、ウインドガラスが全閉位置に到達した直後に、第1、第2のブラシ13、14に対して少しの時間だけ通電が行われることによってウインドガラスが全閉位置から開く方向に移動されて停止し、その後に、第2、第1のブラシ14、13に対して再度通電された場合、ダンパ11は、ウインドガラスが全閉位置に到達したときに一旦弾性復元されているため、ウインドガラスが再び全閉位置まで移動したとしても、ウインドガラスよりの衝撃をダンパ11が吸収し、大きな衝撃がホイールギヤ10およびウオーム15bに伝わることがない。また、ウインドガラスがいずれの位置で停止しても、ダンパ11は、弾性復元した状態に戻る一方、第2のシャフト16に対する捩じり応力が解除された状態で回転を停止するため、アーマチュアコア19より回転力が与えられることによってアーマチュア9が回転を開始する際の起動トルクが小さくてすむ。
【0057】
このような構造を有する小型モータ1は、ギヤケース3がドアパネルの内側に取付けられ、出力軸12がガラス昇降機を介してウインドガラスに連結され、外部接続配線30が制御回路に電気的に接続されて車体に取付けられる。
【0058】
制御回路に備えたウインド開スイッチがオン切換えされることによって、第1のブラシ13から第2のブラシ14に向けて電流が供給されると、パイプ部材17に正方向の回転力が与えられ、第2のシャフト16を通じて第1のシャフト15に正方向の回転力が伝達され、第1のシャフト15のウオーム15bを介してホイールギヤ10が正回転を始め、ウインドガラスが全開位置に向けて移動する。
【0059】
ウインドガラスが全開位置に到達して車体に衝突すると、ダンパ11が弾性変形し、第2のシャフト16が正回転の方向に捩じれて弾性変形し、第1、第2のブラシ13、14に対する通電がカットオフされることによって、弾性反発力が蓄積された第2のシャフト16が逆方向に戻り回動して第1のシャフト15が逆方向に回動され、同時に、弾性変形して弾性反発力が蓄積されていたダンパ11が弾性復元して、ホイールギヤ10が逆方向に回動され、第1のシャフト15のウオーム15bに食らい付かない状態でホイールギヤ10が停止する。
【0060】
一方、ウインドガラスが全開位置にある状態で、制御回路に備えたウインド閉スイッチがオン切換えされることによって、第2のブラシ14から第1のブラシ13に向け電流が供給されると、パイプ部材17に逆方向の回転力が与えられ、第2のシャフト16を通じて第1のシャフト15に逆方向の回転力が伝達され、第1のシャフト15のウオーム15bを介してホイールギヤ10が逆回転を始め、ウインドガラスが全閉位置に向けて移動する。
【0061】
ウインドガラスが全閉位置に到達して車体に衝突すると、ダンパ11が弾性変形し、第2のシャフト16が逆回転の方向に捩じれて弾性変形し、第2、第1のブラシ14、13に対する通電がカットオフされることによって、弾性反発力が蓄積された第2のシャフト16が正方向に戻り回動して第1のシャフト15が正方向に回動され、同時に、弾性変形して弾性反発力が蓄積されていたダンパ11が弾性復元して、ホイールギヤ10が正方向に回動され、第1のシャフト15のウオーム15bに食らい付かない状態でホイールギヤ10が停止するものとなる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の請求項1に係わる小型モータによれば、負荷がストローク端まで移動して出力軸が回転を拘束されてから、ブラシに対する通電がカットされるまでの間に、パイプ部材は、与えられた回転力により第2のシャフトの他端部に回転力を与えるため、第2のシャフトおよび第1のシャフトが回動して、ホイールギヤが回動し、弾性部材が弾性変形する。弾性部材が弾性変形し終わると、第1のシャフトが回動しなくなり、第1のシャフトに対して第2のシャフトが弾性的に捩じれ、第2のシャフトに弾性反発力が蓄積される。その後に、パイプ部材に回転力が与えられなくなると、弾性部材より与えられた弾性復元力によってホイールギヤに逆方向の回転力が与えられ、同時に、捩じられることによって弾性反発力が蓄積されていた第2のシャフトより第1のシャフトに逆方向の回転力が与えられる。それ故、一旦弾性変形した弾性部材が復元する際に発生するトルクと、第2のシャフトの復元力によって逆方向に回転する第1のシャフトのトルクとが合わされてホイールギヤが速やかに戻される。よって、ウインドガラスやサンルーフリッドなどの負荷が停止して出力軸が回転を拘束された際に弾性部材より与えられた弾性復元力によってホイールギヤがウオームにクリープしたままにならず、ホイールギヤが変形したり、破損したりすることがなく、信頼性の向上が図れるという優れた効果を奏する。
また、アーマチュアシャフトは、パイプ部材が中間軸受に備えたパイプ部材受け部と他端側軸受とによって回転可能に支持される一方、第1のシャフトが中間軸受に中逃げ部を介してパイプ部材受け部と一体成形された第1のシャフト受け部と一端側軸受とによって回転可能に支持されている。それ故、第1のシャフトの他端部を支持するための軸受とパイ プ部材の一端部を支持するための軸受を別体で備えるものと比べて作成に必要な工数が大幅に減少するという優れた効果を奏する。
【0063】
この発明の請求項2に係わる小型モータによれば、第2のシャフトは、第1のシャフトに結合されることなく成形される。それ故、請求項1の効果に加え、第1のシャフト、第2のシャフトは独立して作成されず、同時に作成されるから、生産性の向上が図れるという優れた効果を奏する。
【0064】
この発明の請求項3に係わる小型モータによれば、パイプ部材の内側に配置された第2のシャフトは、第2のシャフト本体の一端部の第1のシャフト固定部が第1のシャフトに結合される一方、第2のシャフト本体の他端部のパイプ部材固定部がパイプ部材に固定されているため、アーマチュアコアおよびコンミュテータが固定されたパイプ部材は第1のシャフトに直接結合されていない。それ故、請求項1および請求項2の効果に加え、第1のシャフトが回転を拘束されていない通常時に、パイプ部材に与えられた回転力を緩和して第1のシャフトに伝え、これに反して、第1のシャフトが回転を拘束されている際に、パイプ部材に回転力が与えられると、第2のシャフトが捩じれることによって、パイプ部材の回転力を吸収して第1のシャフトに与えないから、第1のシャフトに対する回転力の伝達を緩和して、ウオームとホイールギヤとの噛合を円滑にすることができるという優れた効果を奏する。
【0065】
この発明の請求項4に係わる小型モータによれば、結合部が第2のシャフトのパイプ部材固定部に結合されたパイプ部材は、パイプ部材本体が第2のシャフトの外側に非接触で配置され、非接触部が第1のシャフトから離れて配置されている。それ故、請求項3の効果に加え、第1のシャフトが回転を拘束された状態で、パイプ部材に回転力が与えられた際、パイプ部材本体および非接触部が第1のシャフトおよび第2のシャフトに接触せずに、接触した場合に発生する異音の心配がいらないという優れた効果を奏する。
【0066】
この発明の請求項5に係わる小型モータによれば、第1のシャフトは、第1のシャフトの一端側に配置された第1の軸受と、パイプ部材受け部よりも幅寸法が大きい中間軸受の第1のシャフト受け部とによって回転可能に支持されている。それ故、ホイールギヤに対してウオームから回転力を伝える第1のシャフトは、第1の軸受と第1のシャフト受け部とによってその両端が確実に支持されるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる小型モータの第1実施例の部分破断正面図である。
【図2】図1に示した小型モータにおいての出力軸まわりの縦断側面図である。
【図3】図1に示した小型モータにおいての中間軸受とアーマチュアシャフトとの組合わせを説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 小型モータ
4 (マグネット)第1のマグネット
5 (マグネット)第2のマグネット
7 第1の軸受
8 第2の軸受
9 中間軸受
9b 第1のシャフト受け部
9c パイプ部材受け部
9d 中逃げ部
10 ホイールギヤ
11 (弾性部材)ダンパ
12 出力軸
13 (ブラシ)第1のブラシ
14 (ブラシ)第2のブラシ
15 第1のシャフト
15b ウオーム
16 第2のシャフト
16a 第2のシャフト本体
16b 第1のシャフト側固定部
16c パイプ部材側固定部
17 パイプ部材
17a パイプ部材本体
17b 結合部
17c 非接触部
18 アーマチュアシャフト
19 アーマチュアコア
20 コンミュテータ
21 アーマチュアコイル

Claims (5)

  1. ウオームが形成された第1のシャフトと、一端部が上記第1のシャフトに結合されるとともに他端部が上記第1のシャフトの軸方向に延出され、一端部と他端部のあいだが弾性的に捩じれ可能な第2のシャフトと、上記第2のシャフトの外側に配置され且つ上記第2のシャフトの他端部に結合されたパイプ部材をそなえたアーマチュアシャフトと、上記アーマチュアシャフトの両端部をそれぞれ回転可能に支持する第1、第2の軸受と、上記第1のシャフトの他端部の外側に配置されて上記第1のシャフトの他端部を回転可能に支持する第1のシャフト受け部と上記パイプ部材の一端部の外側に配置されて上記パイプ部材の一端部を回転可能に支持するパイプ部材受け部とが備えられるとともに上記第1のシャフト受け部および上記パイプ部材受け部のあいだに配置され、上記第1のシャフトの他端部および上記パイプ部材の一端部に非接触な中逃げ部とが一体的に形成された中間軸受と、上記アーマチュアシャフトのパイプ部材上に固定されたアーマチュアコアと、上記アーマチュアコアの近傍の上記パイプ部材上に固定されたコンミュテータと、上記アーマチュアコアに巻回されているとともに、上記コンミュテータに電気的に接続されたアーマチュアコイルと、上記コンミュテータに電気的に接続可能にして上記コンミュテータの外側に配置されたブラシと、上記アーマチュアコアの外側に配置されたマグネットと、上記アーマチュアシャフトに備えた第1のシャフトのウオームに噛合されたホイールギヤと、上記ホイールギヤに収容された弾性部材と、上記弾性部材に結合されるとともに負荷に結合される出力軸を備えていることを特徴とする小型モータ。
  2. 第2のシャフトは、第1のシャフトに一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の小型モータ。
  3. 第2のシャフトは、パイプ部材の内径よりも小さい外径の第2のシャフト本体を備えているとともに、第2のシャフト本体の一端部に、第1のシャフトに嵌合固定される第1のシャフト側固定部が形成される一方、第2のシャフト本体の他端部に、パイプ部材に固定されるパイプ部材側固定部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の小型モータ。
  4. パイプ部材には、第2のシャフトの外側に、上記第2のシャフトに非接触で配置されるパイプ部材本体が備えられ、上記パイプ部材本体の一端部に、第2のシャフトおよび第1のシャフトに非接触で配置される非接触部が形成されているとともに、上記パイプ部材本体の他端部に、第2のシャフトのパイプ部材側固定部に結合される結合部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の小型モータ。
  5. 第1のシャフト受け部の幅がパイプ部材受け部の幅よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項4のいずれか1項に記載の小型モータ。
JP13387897A 1997-05-23 1997-05-23 小型モータ Expired - Fee Related JP3753347B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13387897A JP3753347B2 (ja) 1997-05-23 1997-05-23 小型モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13387897A JP3753347B2 (ja) 1997-05-23 1997-05-23 小型モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10327554A JPH10327554A (ja) 1998-12-08
JP3753347B2 true JP3753347B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=15115199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13387897A Expired - Fee Related JP3753347B2 (ja) 1997-05-23 1997-05-23 小型モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3753347B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100364913B1 (ko) * 2000-12-16 2002-12-18 주식회사 캄코 파워 윈도우 모터의 드라이버용 다중 댐핑 구조
KR100364914B1 (ko) * 2000-12-18 2002-12-18 주식회사 캄코 파워 윈도우 모터의 드라이버용 이중 댐핑 구조
US6617726B1 (en) 2002-05-02 2003-09-09 Molon Motor & Coil Corporation Motor gear box
CN115642753B (zh) * 2022-12-23 2023-03-03 哈尔滨船舶锅炉涡轮机研究所(中国船舶集团有限公司第七0三研究所) 一种反穿式同轴三支撑的齿轮箱高速转子系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10327554A (ja) 1998-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4534642B2 (ja) スタビライザ制御装置
EP1760368B1 (en) Electric Power Steering Apparatus
US6229233B1 (en) Motor having worm gear mechanism
JPH08242551A (ja) 小型モータ
JPH0721289B2 (ja) ウオームギヤ付モータの衝撃トルク吸収装置
JP5559864B2 (ja) 電動補助駆動装置、特にワイパ駆動装置
JP3753347B2 (ja) 小型モータ
JP2008167585A (ja) 減速機構付き電動モータ
US6798102B2 (en) Motor having clutch
JPH0512568B2 (ja)
JP4270179B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH11196552A (ja) 小型モータ
JP2001339906A (ja) 回転駆動装置
JP2000316254A (ja) 小型モータ
JPH0678650U (ja) ウオーム減速機付モータ
JP2002101608A (ja) モータ及びこれを用いた電動パワーステアリング装置
JP4968531B2 (ja) 電磁クラッチ
JP7034810B2 (ja) 減速機構及び減速機付モータ
JPH11178276A (ja) 小型モータ
JP2009273331A (ja) 減速機構付モータ
JP2002255047A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5155626B2 (ja) 自動ドアの駆動源
JP2009131047A (ja) パワーウインド用モータ
JP2001037156A (ja) 減速機構付モータ
JP2001112212A (ja) 小型モータ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051014

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees