JPH10327554A - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

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JPH10327554A
JPH10327554A JP13387897A JP13387897A JPH10327554A JP H10327554 A JPH10327554 A JP H10327554A JP 13387897 A JP13387897 A JP 13387897A JP 13387897 A JP13387897 A JP 13387897A JP H10327554 A JPH10327554 A JP H10327554A
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pipe member
armature
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small motor
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Kyoji Kobayashi
林 京 二 小
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウインドガラスやサンルーフリッドなどの負
荷が停止して出力軸が回転を拘束された際に弾性部材よ
り与えられた弾性復元力によってホイールギヤがウオー
ムにクリープしないようにすることにより、ホイールギ
ヤが変形したり、破損したりすることのない信頼性のあ
る小型モータを提供する。 【解決手段】 アーマチュアシャフト18に、ウオーム
15bが形成された第1のシャフト15と、一端部が第
1のシャフト15に結合されるとともに他端部が第1の
シャフト15の軸方向に延出され、一端部と他端部のあ
いだが弾性的に捩じれ可能な第2のシャフト16と、第
2のシャフト16の外側に配置されて第2のシャフト1
6の他端部に結合され、アーマチュアコア19およびコ
ンミュテータ20が固定されたパイプ部材17を備えて
いる小型モータ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウインドガラス
やサンルーフリッドを駆動するのに利用される小型モー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】ウインドガラスやサンルーフリッドを駆
動する小型モータとしては、通電されると回転するアー
マチュアの軸状のアーマチュアシャフトにウオームが設
けられ、このウオームにホイールギヤが噛合っているも
のが知られている。ホイールギヤには、ダンパ材として
ゴム製の弾性部材が収められており、この弾性部材に出
力軸が結合され、出力軸がウインドガラスやサンルーフ
リッドに連結されている。通電されることによってアー
マチュアが回転すると、ウオームを介してホイールギヤ
が回転し、ホイールギヤの回転力が弾性部材を介して出
力軸に伝達され、出力軸が回転してウインドガラスやサ
ンルーフリッドが開く側または閉る側に移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の小型
モータにおいては、ウインドガラスやサンルーフリッド
がストローク端に到達した際に、ウインドガラスやサン
ルーフリッドがストローク端において車体側に押付けら
れることによって締め切られてから、アーマチュアに対
する通電がカットされる。それ故、ウインドガラスやサ
ンルーフリッドの移動を阻止されることによって出力軸
の回転が拘束されてからも、アーマチュアが回転を続け
る。そして、ホイールギヤに収められた弾性部材が弾性
変形した状態で、通電がカットされてアーマチュアが回
転を停止するようになっている。そのため、ウインドガ
ラスやサンルーフリッドを全閉位置や全開位置まで移動
して停止している際に、弾性変形した弾性部材より与え
られる復元力がホイールギヤに加えられたままになり、
それにより、ウオームに対してクリープ荷重がかかった
ままとなって、いわゆる食らい付きの状態となる。特
に、ウオームを有するアーマチュアシャフトが金属製で
あって、ホイールギヤが樹脂製の場合に、ホイールギヤ
が変形や破損(歯欠け)する可能性があるという問題点
があり、この問題点を解決することが課題になってい
た。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わる小型モータは、ウイン
ドガラスやサンルーフリッドなどの負荷が停止して出力
軸が回転を拘束された際に弾性部材より与えられた弾性
復元力によってホイールギヤがウオームにクリープした
ままにならないようにすることにより、ホイールギヤが
変形したり、破損したりすることがなく、信頼性のある
小型モータを提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる小型モータでは、ウオームが形成された第1のシャ
フトと、一端部が第1のシャフトに結合されるとともに
他端部が第1のシャフトの軸方向に延出され、一端部と
他端部のあいだが弾性的に捩じれ可能な第2のシャフト
と、第2のシャフトの外側に配置され且つ第2のシャフ
トの他端部に結合されたパイプ部材をそなえたアーマチ
ュアシャフトと、アーマチュアシャフトの両端を回転可
能に支持する第1、第2の軸受と、パイプ部材を回転可
能に支持する中間軸受と、アーマチュアシャフトのパイ
プ部材上に固定されたアーマチュアコアと、アーマチュ
アコアの近傍のパイプ部材上に固定されたコンミュテー
タと、アーマチュアコアに巻回されているとともに、コ
ンミュテータに電気的に接続されたアーマチュアコイル
と、コンミュテータに電気的に接続可能にしてコンミュ
テータの外側に配置されたブラシと、アーマチュアコア
の外側に配置されたマグネットと、アーマチュアシャフ
トに備えた第1のシャフトのウオームに噛合されたホイ
ールギヤと、ホイールギヤに収容された弾性部材と、弾
性部材に結合されるとともに負荷に結合される出力軸を
備えている構成としたことを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わる小型モータで
は、第2のシャフトは、第1のシャフトに一体成形され
ている構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わる小型モータで
は、第2のシャフトには、パイプ部材の内径よりも小さ
い外径の第2のシャフト本体が備えられているととも
に、第2のシャフト本体の一端部に、第1のシャフトに
嵌合固定される第1のシャフト側固定部が形成される一
方、第2のシャフト本体の他端部に、パイプ部材に固定
されるパイプ部材側固定部が形成されている構成とした
ことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項4に係わる小型モータで
は、パイプ部材には、第2のシャフトの外側に、第2の
シャフトに非接触で配置されるパイプ部材本体が備えら
れ、パイプ部材本体の一端部に、第2のシャフトおよび
第1のシャフトに非接触で配置される非接触部が形成さ
れているとともに、パイプ部材本体の他端部に、第2の
シャフトのパイプ部材側固定部に結合される結合部が形
成されている構成としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項5に係わる小型モータで
は、中間軸受には、第1のシャフトの他端部の外側に配
置されて第1のシャフトの他端部を回転可能に支持する
第1中間軸受と、第1中間軸受とは独立して形成され、
パイプ部材の一端部の外側に配置されてパイプ部材の一
端部を回転可能に支持する第2中間軸受とが備えられて
いる構成としたことを特徴としている。
【0011】この発明の請求項6に係わる小型モータで
は、中間軸受には、第1のシャフトの他端部の外側に配
置されて第1のシャフトの他端部を回転可能に支持する
第1のシャフト受け部と、パイプ部材の一端部の外側に
配置されてパイプ部材の一端部を回転可能に支持するパ
イプ部材受け部と、第1のシャフト受け部およびパイプ
部材受け部のあいだに配置され、第1のシャフトの他端
部およびパイプ部材の一端部に非接触な中逃げ部とが一
体的に形成されている構成としたことを特徴としてい
る。
【0012】この発明の請求項7に係わる小型モータで
は、第1中間軸受の幅が第2中間軸受の幅よりも大きく
形成されている構成としたことを特徴としている。
【0013】この発明の請求項8に係わる小型モータで
は、第1のシャフト受け部の幅がパイプ部材受け部の幅
よりも大きく形成されている構成としたことを特徴とし
ている。
【0014】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わる小型モータ
において、負荷がストローク端まで移動して出力軸が回
転を拘束されてから、ブラシに対する通電がカットされ
るまでの間に、パイプ部材は、与えられた回転力により
第2のシャフトの他端部に回転力を与えるため、第2の
シャフトおよび第1のシャフトが回動して、ホイールギ
ヤが回動し、弾性部材が弾性変形する。弾性部材が弾性
変形し終わると、第1のシャフトが回動しなくなり、第
1のシャフトに対して第2のシャフトが弾性的に捩じ
れ、第2のシャフトに弾性反発力が蓄積される。その後
に、パイプ部材に回転力が与えられなくなると、弾性部
材より与えられた弾性復元力によってホイールギヤに逆
方向の回転力が与えられ、同時に、捩じられることによ
って弾性反発力が蓄積されていた第2のシャフトより第
1のシャフトに逆方向の回転力が与えられる。それ故、
一旦弾性変形した弾性部材が復元する際に発生するトル
クと、第2のシャフトの復元力によって逆方向に回転す
る第1のシャフトのトルクとが合わされてホイールギヤ
が速やかに戻される。
【0015】この発明の請求項2に係わる小型モータに
おいて、第2のシャフトは、第1のシャフトに結合され
ることなく成形される。それ故、請求項1の作用に加
え、第1のシャフト、第2のシャフトは独立して作成さ
れず、同時に作成される。
【0016】この発明の請求項3に係わる小型モータに
おいて、パイプ部材の内側に配置された第2のシャフト
は、第2のシャフト本体の一端部の第1のシャフト側固
定部が第1のシャフトに結合される一方、第2のシャフ
ト本体の他端部のパイプ部材側固定部がパイプ部材に固
定されているため、アーマチュアコアおよびコンミュテ
ータが固定されたパイプ部材は第1のシャフトに直接結
合されていない。それ故、請求項1および請求項2の作
用に加え、第1のシャフトが回転を拘束されていない通
常時に、パイプ部材に与えられた回転力を緩和して第1
のシャフトに伝え、これに反して、第1のシャフトが回
転を拘束されている際に、パイプ部材に回転力が与えら
れると、第2のシャフトが捩じれることによって、パイ
プ部材の回転力を吸収して第1のシャフトに与えない。
【0017】この発明の請求項4に係わる小型モータに
おいて、結合部が第2のシャフトのパイプ部材側固定部
に結合されたパイプ部材は、パイプ部材本体が第2のシ
ャフトの外側に非接触で配置され、非接触部が第1のシ
ャフトから離れて配置されている。それ故、請求項3の
作用に加え、第1のシャフトが回転を拘束された状態
で、パイプ部材に回転力が与えられた際、パイプ部材本
体および非接触部が第1のシャフトおよび第2のシャフ
トに接触しない。
【0018】この発明の請求項5に係わる小型モータに
おいて、アーマチュアシャフトは、パイプ部材が第2中
間軸受と他端側軸受とによって回転可能に支持される一
方、第1のシャフトが一端側軸受と第1中間軸受とによ
って回転可能に支持されている。それ故、請求項5の作
用に加え、パイプ部材は、アーマチュアコアから与えら
れたの回転力を両端部で振れなく第2のシャフトに対し
て伝える。そして、第1のシャフトは、第2のシャフト
から与えられた回転力を両端部で振れなくホイールギヤ
に伝える。
【0019】この発明の請求項6に係わる小型モータに
おいて、アーマチュアシャフトは、パイプ部材が中間軸
受に備えたパイプ部材受け部と他端側軸受とによって回
転可能に支持される一方、中間軸受に中逃げ部を介して
パイプ部材受け部と一体成形された第1のシャフト受け
部と一端側軸受とによって第1のシャフトが回転可能に
支持されている。それ故、請求項5の作用に加え、第1
のシャフトの他端部を支持するための軸受とパイプ部材
の一端部を支持するための軸受を別体で備えるものと比
べて作成に必要な工数が大幅に減少する。
【0020】この発明の請求項7に係わる小型モータに
おいて、第1のシャフトは、第1のシャフトの一端側に
配置された第1の軸受と、第2中間軸受よりも幅寸法が
大きい第1中間軸受とによって回転可能に支持されてい
る。それ故、ホイールギヤに対してウオームから回転力
を伝える第1のシャフトは、第1の軸受と第1中間軸受
とによってその両端が確実に支持される。
【0021】この発明の請求項8に係わる小型モータに
おいて、第1のシャフトは、第1のシャフトの一端側に
配置された第1の軸受と、パイプ部材受け部よりも幅寸
法が大きい中間軸受の第1のシャフト受け部とによって
回転可能に支持されている。それ故、ホイールギヤに対
してウオームから回転力を伝える第1のシャフトは、第
1の軸受と第1のシャフト受け部とによってその両端が
確実に支持される。
【0022】
【実施例】図1ないし図3にはこの発明に係わる小型モ
ータの第1実施例が示されており、ウインドガラスを駆
動するのに用いられる。
【0023】図示される小型モータ1は、主として、モ
ータケース2、ギヤケース3、第1のマグネット4、第
2のマグネット5、アーマチュア6、第1の軸受7、第
2の軸受8、中間軸受9、ホイールギヤ10、ダンパ1
1、出力軸12、第1のブラシ13、第2のブラシ14
から構成されており、アーマチュア6に、第1のシャフ
ト15,第2のシャフト16,パイプ部材17からなる
アーマチュアシャフト18と、アーマチュアコア19
と、コンミュテータ20と、アーマチュアコイル21と
が備えられている。
【0024】モータケース2は、一端部が開放されてい
るとともに他端部が閉塞されており、内側に第1のマグ
ネット4、第2のマグネット5がそれぞれ取付けられて
いる。第1、第2のマグネット4、5は対向位置にN
極、S極がそれぞれ着磁されており、第1、第2のマグ
ネット4、5の内側にアーマチュア6が配置されてい
る。
【0025】モータケース2の閉塞側端部の内側には、
アーマチュア6のアーマチュアシャフト18の他端部を
回転可能に支持するための第2の軸受8が固定されてい
るとともに、アーマチュアシャフト18の他端部に固定
された樹脂製の第2のスラストプラグ22に摺接する平
板状の第2のスラストプレート23が取付けられてい
る。モータケース2は開放側の端部がビス24によって
ギヤケース3にねじ止められている。
【0026】ギヤケース3は、モータケース2内に配置
されたアーマチュアシャフト18の突出側に配置されて
いる。ギヤケース3の中央部には、アーマチュアシャフ
ト18が挿入される丸孔状のシャフト孔3aが形成され
ている。シャフト孔3a内には、モータケース2とは反
対側に第1の軸受7が固定されているとともに、第1の
シャフト15の一端部に固定された樹脂製の第1のスラ
ストプラグ25に摺接する第1のスラストプレート26
が取付けられている。そして、シャフト孔3aのモータ
ケース2側の他端部に中間軸受9が固定されている。
【0027】第1の軸受7は、外観が円筒形状のすべり
軸受であって、この第1の軸受7には、アーマチュアシ
ャフト18に備えられた第1のシャフト15の一端部が
挿通される。
【0028】第2の軸受8は、外観が球形状のすべり軸
受であって、この第2の軸受8には、パイプ部材14の
他端部が挿通される。
【0029】中間軸受9は、外観が円筒形状のすべり軸
受であって、この中間軸受9の円筒形状をなす軸受本体
9aの内周部には、アーマチュアシャフト18に備えた
第1のシャフト15側に第1のシャフト受け部9bが形
成されている。また、軸受本体9aの内周部には、パイ
プ部材17側にパイプ部材受け部9cが形成されてい
る。そして、第1のシャフト受け部9bとパイプ部材受
け部9cとのあいだには、第1のシャフト受け部9bお
よびパイプ部材受け部9cよりも大きい内径寸法にした
中逃げ部9dが形成されている。中間軸受9では、第1
のシャフト受け部9b、パイプ部材受け部9c、中逃げ
部9dが軸受本体9aに一体に成形されているため、単
一構造として簡単に作成される。第1のシャフト受け部
9bの幅寸法は、パイプ受け部9cの幅寸法よりも大き
い。
【0030】第1、第2のマグネット4、5の内側に配
置されたアーマチュア6には、アーマチュアシャフト1
8、アーマチュアコア19、コンミュテータ20、アー
マチュアコイル21が備えられている。
【0031】アーマチュアシャフト18は前述したよう
に、第1のシャフト15、第2のシャフト16、パイプ
部材17からなる。
【0032】第1のシャフト15には、ギヤケース3に
形成されたシャフト孔3aにほぼ等しい長さ寸法の丸棒
状をなす第1のシャフト本体15aが備えられている。
第1のシャフト本体15aの中央にはウオーム15bが
形成されている。ウオーム15bはホイールギヤ10に
噛合される。
【0033】第1のシャフト本体15aの一端部には、
丸孔状をなすプラグ孔15cが形成されており、このプ
ラグ孔15cに第1のスラストプラグ25が嵌入されて
いる。
【0034】第1のシャフト本体15aの他端部には、
丸孔状をなす第2のシャフト嵌入孔15dが形成されて
いる。この第2の嵌入孔15dには、第2のシャフト1
6に備えられた第1のシャフト側固定部16bが結合さ
れる。第2のシャフト嵌入孔15dが第1のシャフト本
体15aの軸方向に貫通状に形成され、第2のシャフト
16に備えられた第1のシャフト側固定部16bがさら
に延長したものとして形成され、貫通状をなす第2のシ
ャフト嵌入孔15dに第2のシャフト16を通して結合
して、第2のシャフト16の一端部を第1の軸受7によ
って回転可能に支持するようにしてもよい。
【0035】第1のシャフト15は、一端部が第1の軸
受7内に挿入される一方、他端部が中間軸受9に備えら
れた第1のシャフト受け部9b内に挿入されているた
め、第1の軸受7と中間軸受9の2点で回転可能に支持
されている。
【0036】第2のシャフト16は、第1のシャフト1
5の軸方向と同一の方向に長さ寸法を有するものであっ
て、この第2のシャフト16には、モータケース2の長
さ寸法よりもわずかに大きい長さ寸法を有するものとし
て第1のシャフト15の外径寸法よりも小さい外径寸法
の丸棒状をなす第2のシャフト本体16aが備えられて
いる。第2のシャフト本体16aは円周方向に若干の弾
性反発力を有する。
【0037】第2のシャフト本体16aの第1のシャフ
ト15側の一端部には、第1のシャフト15の第1のシ
ャフト本体15aの外径よりも小さい外径寸法で軸状の
第1のシャフト側固定部16bが形成されている。この
第1のシャフト側固定部16bが第1のシャフト15の
第2のシャフト嵌入孔15dに嵌め入れられることによ
って第2のシャフト16が第1のシャフト15に一体的
に結合されている。このとき、第2のシャフト本体16
aの一端部が第1のシャフト15の他端部に連続したも
のとして第2のシャフト16を第1のシャフト15に一
体成形してもよく、その場合、第2のシャフト16は、
第1のシャフト15と独立して形成されないので、工数
の減少が図れる。
【0038】第2のシャフト本体16aの他端部には、
第2のシャフト本体16aの外径寸法よりも大きく、パ
イプ部材17の内径寸法よりもわずかに小さい外径寸法
であって軸状をなすパイプ部材側固定部16cが形成さ
れている。このパイプ部材側固定部16cは、パイプ部
材17に備えた結合部17bにおいてパイプ部材17の
他端部に固定されている。
【0039】パイプ部材側固定部16cの端部には、丸
孔状をなすプラグ孔16dが形成されており、このプラ
グ孔16dに第2のスラストプラグ22が嵌入されてい
る。
【0040】第2のシャフト16は、パイプ部材17に
固定されたアーマチュアコア19によりパイプ部材側固
定部16cに回転力が与えられた際、第1のシャフト側
固定部16b側において第1のシャフト15が回転を拘
束されていると、第2のシャフト本体16aがパイプ部
材側固定部16cに与えられた回転力の方向に捩じれて
弾性反発力が蓄積される。これに対して、第2のシャフ
ト16は、パイプ部材側固定部16cに回転力が与えら
れた際、第1のシャフト側固定部16b側において第1
のシャフト15が回転を許容されていると、第2のシャ
フト本体16aが捩じれずにパイプ部材側固定部16c
に与えられた回転力を第1のシャフト15に伝える。
【0041】第2のシャフト16の外側には、パイプ部
材17が配置されている。パイプ部材17には、第2の
シャフト16の第2のシャフト本体16aの外径寸法よ
りも大きい内径寸法であって、第1のシャフト15から
突出した部分での第2のシャフト16の全長よりもわず
かに小さい長さ寸法を有して第2のシャフト16のほぼ
全体を覆う円筒形状に形成されたパイプ部材本体17a
が備えられている。
【0042】パイプ部材本体17aには、他端部の内周
部に結合部17bが形成されている。この結合部17b
は、第2のシャフト16のパイプ部材側固定部16cが
有する外径寸法よりもわずかに大きい内径寸法を有し、
第2のシャフト16のパイプ部材側固定部16cに結合
されている。結合方法としては、レーザ溶接、焼ばめ、
セレーション、ローリング等が用いられるが、好ましく
は、レーザ溶接を用いるのがよい。
【0043】パイプ部材本体17aには、一端部に非接
触部17cが形成されている。この非接触部17cは、
パイプ部材本体17aが第1のシャフト15から突出し
た部分での第2のシャフト16の全長よりもわずかに小
さい長さ寸法を有するものであるため、第1のシャフト
15の軸方向に離れて配置され、第1のシャフト15の
他端部に接触することがない。また、非接触部17c
は、パイプ部材本体17aが第2のシャフト16の第2
のシャフト本体16aの外径寸法よりも大きい内径寸法
を有するため、第2のシャフト16の第2のシャフト本
体16aに接触することがない。
【0044】パイプ部材17は、他端部の結合部17b
が第2のシャフト16の他端部のパイプ部材側固定部1
6cに結合され、一端部の非接触部17cが第1のシャ
フト15の他端部からも、第2のシャフト16の第2の
シャフト本体16aからも離れて配置されているため、
アーマチュアコア19からの回転力が与えられると、結
合部17bを通じて第2のシャフト16に回転力を伝え
る。その際、パイプ部材本体17aおよび非接触部17
cが第2のシャフト本体16aに何等接触することがな
い。
【0045】パイプ部材17は、一端部が中間軸受9の
パイプ部材受け部9c内に挿入される一方、他端部が第
2の軸受8内に挿入されているため、中間軸受9と第2
の軸受8との2点で回転可能に支持されている。
【0046】アーマチュアシャフト18は、第1のシャ
フト15が第1の軸受7、中間軸受9の第1のシャフト
受け部9bによって支持され、パイプ部材17が中間軸
受9のパイプ部材受け部9c、第2の軸受8によって支
持されるため、全体が4点で支持されている。
【0047】また、アーマチュアシャフト18は、第1
のシャフト15の一端部が第1の軸受7によって支持さ
れる一方、第1のシャフト15の他端部が中間軸受9に
備えた第1のシャフト受け部9bによって支持されてい
るため、互いに接近した第1の軸受7および中間軸受9
の第1のシャフト受け部9bの支持によって、第2のシ
ャフト16より与えられた回転力がホイールギヤ10を
回転させるための回転力に確実に変換される。
【0048】そして、アーマチュアシャフト18は、パ
イプ部材17の一端部が中間軸受9のパイプ部材受け部
9cによって支持される一方、パイプ部材17の他端部
が第2の軸受8によって支持されているため、アーマチ
ュアコア19に発生した回転力がパイプ部材17の回転
力に確実に変換され、その際、両端に振れが発生しな
い。
【0049】パイプ部材17のほぼ中央の外側には、ア
ーマチュアコア19が固定されている。アーマチュアコ
ア19には、予め定められたスロット数の巻回部19a
が形成されている。アーマチュアコア19の近傍には、
パイプ部材17上にコンミュテータ20が固定されてい
る。コンミュテータ20には、アーマチュアコア19の
巻回部19aと同数のコンミュテータ片20aが備えら
れている。そして、アーマチュアコア19には、コンミ
ュテータ片20aにそれぞれ電気的に接続されたアーマ
チュアコイル21が巻回部19aに巻き付けられてい
る。アーマチュアコア19は前述した第1、第2のマグ
ネット4、5の内周部に非接触で配置されている。
【0050】アーマチュア6のコンミュテータ20の外
側には、第1、第2のブラシ13、14がコンミュテー
タ片20aにそれぞれ電気的に接続可能に対向配置され
ている。第1、第2のブラシ13、14は、モータケー
ス2の開口側に取付けられたホルダベース27上でブラ
シスプリング28、29によりそれぞれのコンミュテー
タ片20aに向け押圧された状態で保持されているとと
もに、図2に示される外部接続配線30によって図示し
ない外部の制御回路に電気的に接続される。制御回路に
は、ウインド開スイッチ、ウインド閉スイッチが設けら
れている。
【0051】アーマチュア6は、制御回路のウインド開
スイッチがオン切換えされると、外部接続配線30を通
じて第1のブラシ13に電源の電位が与えられるととも
に第2のブラシ14が接地されるため、第1のブラシ1
3、第1のブラシ13に電気的に接続されているコンミ
ュテータ片20aのひとつ、このコンミュテータ片20
aに電気的に接続されているアーマチュアコイル21、
このアーマチュアコイル21に電気的に接続されている
もうひとつのコンミュテータ片20a、このコンミュテ
ータ片20aに電気的に接続されている第2のブラシ1
4に電源の電流が流れ、アーマチュアコア19の巻回部
19aにおいて磁力が発生し、アーマチュアコア19よ
り発生した磁力と、第1、第2のマグネット4、5より
発生している磁力とによる電磁誘導によって、アーマチ
ュアシャフト18のパイプ部材17に正方向の回転力が
与えられる。
【0052】そして、アーマチュア6は、正方向の回転
力が与えられたパイプ部材17が結合部17bにおいて
第2のシャフト16のパイプ部材側固定部16cに結合
されていて、第1のシャフト15が回転を拘束されてい
ないので、パイプ部材側固定部16cに与えられた正方
向の回転力によって第2のシャフト16および第1のシ
ャフト15が正回転し、ホイールギヤ10を正回転させ
る。
【0053】制御回路に有するウインド閉スイッチがオ
ン切換えされると、外部接続配線30を通じて第2のブ
ラシ14に電源の電位が与えられるとともに第1のブラ
シ13が接地されるため、第2のブラシ14、第2のブ
ラシ14に電気的に接続されているコンミュテータ片2
0aのひとつ、このコンミュテータ片20aに電気的に
接続されているアーマチュアコイル21、このアーマチ
ュアコイル21に電気的に接続されているもうひとつの
コンミュテータ片20a、このコンミュテータ片20a
に電気的に接続されている第1のブラシ13に電源の電
流が流れ、アーマチュアコア19のコイル巻回部19a
において磁力が発生し、アーマチュアコア19より発生
した磁力と、第1、第2のマグネット4、5より発生し
ている磁力とによる電磁誘導によって、アーマチュアシ
ャフト18のパイプ部材17に逆方向の回転力が与えら
れる。
【0054】そして、アーマチュア6は、パイプ部材側
固定部16cに与えられた逆方向の回転力によって第2
のシャフト16および第1のシャフト15が逆回転し、
ホイールギヤ10を逆回転させる。
【0055】一方、アーマチュアシャフト18の第1の
シャフト15に形成されたウオーム15bには、ホイー
ルギヤ10が噛み合っている。
【0056】ホイールギヤ10には、図2に示されるよ
うに、ウオーム15bに噛合される歯部10aの内側に
星形(多角形)の凹状をなすダンパ収容部10bが形成
されており、このダンパ収容部10b内に、ダンパ収容
部10bと相似形状であってゴム製のダンパ11が嵌入
されている。ダンパ11の中央には、金属製でコ字形状
のハブ31が一体的に固着されており、このハブ31に
出力軸12が結合されている。出力軸12には図示しな
いガラス昇降機を介して同じく図示しないウインドガラ
スが連結される。
【0057】ホイールギヤ10は、アーマチュアシャフ
ト18が正回転することによって、ウオーム15bを介
し動力が伝達されて正回転するため、ホイールギヤ10
の正回転の回転力がダンパ11を介してハブ31に伝達
されて出力軸12を正回転させ、ウインドガラスを開け
る。ウインドガラスがストローク端である全開位置に到
達すると、図示しない位置センサによってウインドガラ
スが全開位置に到達したことが検出されるため、制御回
路により第1、第2のブラシ13、14に対する通電が
カットオフされ、やがて、アーマチュアシャフト18の
正回転が停止し、ホイールギヤ10が正回転を停止す
る。
【0058】ウインドガラスが全開のストローク端に到
達した後に第1、第2のブラシ13、14に対する通電
が遅れてカットオフされるため、ホイールギヤ10が正
回転を停止するまでの間、出力軸12が回転を拘束され
ている状態で、アーマチュアシャフト18が正方向に回
動する。アーマチュアシャフト18が正方向に回動する
と、第1のシャフト15のウオーム15bから回転力を
与えられたホイールギヤ10が正方向に回動してダンパ
11が弾性変形する。その後、ダンパ11の弾性変形が
終了してからも、アーマチュアコア19が固定されたパ
イプ部材17に正方向の回転力が与えられ続けるため、
正方向の回転力によって、第2のシャフト16が正回転
の方向に捩じれ、アーマチュアコア19が固定されたパ
イプ部材17のみが正方向に回動して第2のシャフト1
6が捩じれ、第2のシャフト16に捩じれによる弾性反
発力が蓄積される。
【0059】そして、第1、第2のブラシ13、14に
対する通電がカットオフされると、アーマチュアコア1
9が固定されたパイプ部材17に対する回転力が解除さ
れる。パイプ部材17に回転力が与えられなくなると、
弾性反発力が蓄積された第2のシャフト16はパイプ部
材17に与えられていた正方向の回転力とは反対の逆回
転の方向に自らの復元力によって戻り回動する。同時
に、弾性変形して弾性反発力が蓄積されていたダンパ1
1より復元力が発生し、ホイールギヤ10が逆方向に回
動し、ダンパ11が弾性復元してから、ホイールギヤ1
0が逆方向の回動を終了して停止する。そのため、ホイ
ールギヤ10は、ダンパ11が弾性復元することによっ
て、第1のシャフト15のウオーム15bに食らい付か
ないで停止する。
【0060】上記に反して、アーマチュアシャフト18
が逆回転すると、ウオーム15bを介し動力が伝達され
て逆回転するため、ホイールギヤ10は逆回転し、ホイ
ールギヤ10の逆回転の回転力がダンパ11を介してハ
ブ31に伝達されて出力軸12を逆回転させ、ウインド
ガラスを閉める。ウインドガラスがストローク端である
全閉位置に到達すると、図示しない位置センサによって
ウインドガラスが全閉位置に到達したことが検出される
ため、制御回路により第2、第1のブラシ14、13に
対する通電がカットオフされ、アーマチュアシャフト1
8の逆回転が停止され、ホイールギヤ10が逆回転を停
止する。このとき、ウインドガラスが全閉位置に到達し
た際、ウインドガラスとドアパネル等の車体との密着性
を良くするためにウインドガラスが車体側に押し付けら
れて締切られてから、第2、第1のブラシ14、13に
対する通電をカットオフするようになっている。そのた
め、ダンパ11は、ウインドガラスが全閉位置において
車体側に締め切られる際、出力軸12に対してホイール
ギヤ10が相対的に回転することによって弾性変形す
る。
【0061】ウインドガラスが全閉のストローク端に到
達した後に第2、第1のブラシ14、13に対する通電
が遅れてカットオフされるため、ホイールギヤ10が逆
回転を停止するまでの間、出力軸12が回転を拘束され
ている状態で、アーマチュアシャフト18が逆方向に回
動する。アーマチュアシャフト18が逆方向に回動する
と、第1のシャフト15のウオーム15bから回転力を
与えられたホイールギヤ10が逆方向に回動してダンパ
11が弾性変形する。その後、ダンパ11の弾性変形が
終了してからも、アーマチュアコア19が固定されたパ
イプ部材17に逆方向の回転力が与えられ続けるため、
逆方向の回転力によって、第2のシャフト16が逆回転
の方向に捩じれ、アーマチュアコア19が固定されたパ
イプ部材17のみが逆方向に回動して第2のシャフト1
6が捩じれ、第2のシャフト16に捩じれによる弾性反
発力が蓄積される。
【0062】そして、第2、第1のブラシ14、13に
対する通電がカットオフされると、アーマチュアコア1
9が固定されたパイプ部材17に対する回転力が解除さ
れる。パイプ部材17に回転力が与えられなくなると、
弾性反発力が蓄積された第2のシャフト16はパイプ部
材17に与えられていた逆方向の回転力とは反対の正回
転の方向に自らの復元力によって戻り回動する。同時
に、弾性変形して弾性反発力が蓄積されていたダンパ1
1より復元力が発生し、ホイールギヤ10が正方向に回
動し、ダンパ11が弾性復元してから、ホイールギヤ1
0が正方向の回動を終了して停止する。そのため、ホイ
ールギヤ10は、ダンパ11が弾性復元することによっ
て、第1のシャフト15のウオーム15bに食らい付か
ないで停止する。このとき、ウインドガラスが全閉位置
に到達した直後に、第1、第2のブラシ13、14に対
して少しの時間だけ通電が行われることによってウイン
ドガラスが全閉位置から開く方向に移動されて停止し、
その後に、第2、第1のブラシ14、13に対して再度
通電された場合、ダンパ11は、ウインドガラスが全閉
位置に到達したときに一旦弾性復元されているため、ウ
インドガラスが再び全閉位置まで移動したとしても、ウ
インドガラスよりの衝撃をダンパ11が吸収し、大きな
衝撃がホイールギヤ10およびウオーム15bに伝わる
ことがない。また、ウインドガラスがいずれの位置で停
止しても、ダンパ11は、弾性復元した状態に戻る一
方、第2のシャフト16に対する捩じり応力が解除され
た状態で回転を停止するため、アーマチュアコア19よ
り回転力が与えられることによってアーマチュア9が回
転を開始する際の起動トルクが小さくてすむ。
【0063】このような構造を有する小型モータ1は、
ギヤケース3がドアパネルの内側に取付けられ、出力軸
12がガラス昇降機を介してウインドガラスに連結さ
れ、外部接続配線30が制御回路に電気的に接続されて
車体に取付けられる。
【0064】制御回路に備えたウインド開スイッチがオ
ン切換えされることによって、第1のブラシ13から第
2のブラシ14に向けて電流が供給されると、パイプ部
材17に正方向の回転力が与えられ、第2のシャフト1
6を通じて第1のシャフト15に正方向の回転力が伝達
され、第1のシャフト15のウオーム15bを介してホ
イールギヤ10が正回転を始め、ウインドガラスが全開
位置に向けて移動する。
【0065】ウインドガラスが全開位置に到達して車体
に衝突すると、ダンパ11が弾性変形し、第2のシャフ
ト16が正回転の方向に捩じれて弾性変形し、第1、第
2のブラシ13、14に対する通電がカットオフされる
ことによって、弾性反発力が蓄積された第2のシャフト
16が逆方向に戻り回動して第1のシャフト15が逆方
向に回動され、同時に、弾性変形して弾性反発力が蓄積
されていたダンパ11が弾性復元して、ホイールギヤ1
0が逆方向に回動され、第1のシャフト15のウオーム
15bに食らい付かない状態でホイールギヤ10が停止
する。
【0066】一方、ウインドガラスが全開位置にある状
態で、制御回路に備えたウインド閉スイッチがオン切換
えされることによって、第2のブラシ14から第1のブ
ラシ13に向け電流が供給されると、パイプ部材17に
逆方向の回転力が与えられ、第2のシャフト16を通じ
て第1のシャフト15に逆方向の回転力が伝達され、第
1のシャフト15のウオーム15bを介してホイールギ
ヤ10が逆回転を始め、ウインドガラスが全閉位置に向
けて移動する。
【0067】ウインドガラスが全閉位置に到達して車体
に衝突すると、ダンパ11が弾性変形し、第2のシャフ
ト16が逆回転の方向に捩じれて弾性変形し、第2、第
1のブラシ14、13に対する通電がカットオフされる
ことによって、弾性反発力が蓄積された第2のシャフト
16が正方向に戻り回動して第1のシャフト15が正方
向に回動され、同時に、弾性変形して弾性反発力が蓄積
されていたダンパ11が弾性復元して、ホイールギヤ1
0が正方向に回動され、第1のシャフト15のウオーム
15bに食らい付かない状態でホイールギヤ10が停止
するものとなる。
【0068】図4および図5にはこの発明に係わる小型
モータの第2実施例が示されており、アーマチュアシャ
フトまわりのみが示されている。
【0069】この場合の小型モータ1では、第1実施例
においての中間軸受9が第1中間軸受32と、この第1
中間軸受32とは独立して形成された第2中間軸受33
とからなり、他の部位は第1実施例と同様になってい
る。
【0070】第1中間軸受32は、第1のシャフト15
の他端部の外側に配置されており、内周部に第1のシャ
フト15の他端部が挿入されることによって、第1のシ
ャフト15の他端部を回転可能に支持している。
【0071】第2中間軸受33は、パイプ部材17の一
端部の外側に配置されており、内周部にパイプ部材17
の一端部に備えた非接触部17cが挿入されることによ
って、パイプ部材17の一端部を回転可能に支持してい
る。
【0072】この場合、第1のシャフト15は、一端部
が第1の軸受7によって回転可能に支持される一方、他
端部が第1中間軸受32によってパイプ部材17とは独
立して回転可能に支持されている。そのため、比較的短
寸の第1のシャフト15は、大きく離れない位置におい
て両端がそれぞれ確実に支持されていることによって、
この第1のシャフト15のウオーム15bに対して曲げ
応力がかかったとしても、端部において大きな振れが発
生しない。
【0073】また、パイプ部材17は、一端部が第2中
間軸受33によって回転可能に支持される一方、他端部
が第2の軸受8によって第1のシャフト15とは独立し
て回転可能に支持されている。そのため、第1のシャフ
ト15が回転を拘束されている状態において、アーマチ
ュアコア19が固定されたパイプ部材17に与えられた
回転力によって第2のシャフト16が捩じれる際、パイ
プ部材17は捩じれに伴う応力を受けることがない。
【0074】そして、第2のシャフト16は、第1のシ
ャフト15に結合された一端部が第1のシャフト15の
他端部とともに第1中間軸受32によって支持されてい
るため、第1のシャフト15のウオーム15bに対して
曲げ応力がかかったとしても、端部において大きな振れ
が発生しない。
【0075】この場合の小型モータ1は、第1実施例と
同様に動作を行う。ウインドガラスが全開位置に到達し
て車体に衝突すると、ダンパ11が弾性変形し、第1中
間軸受32および第2の軸受8によって両端が支持され
ている第2のシャフト16が正回転の方向に捩じれて弾
性変形し、それから、第1、第2のブラシ13、14に
対する通電がカットオフされることによって、弾性反発
力が蓄積された第2のシャフト16が逆方向に戻り回動
して第1のシャフト15が逆方向に回動され、同時に、
弾性変形して弾性反発力が蓄積されていたダンパ11が
弾性復元して、ホイールギヤ10が逆方向に回動され、
第1のシャフト15のウオーム15bに食らい付かない
状態でホイールギヤ10が停止する。
【0076】ウインドガラスが全開位置にある状態で、
制御回路に備えたウインド閉スイッチがオン切換えされ
ることによって、ウインドガラスが全閉位置に向けて移
動し、ウインドガラスが全閉位置に到達して車体に衝突
すると、ダンパ11が弾性変形し、第1中間軸受32お
よび第2の軸受8によって支持されている第2のシャフ
ト16が逆回転の方向に捩じれて弾性変形し、第2、第
1のブラシ14、13に対する通電がカットオフされる
ことによって、弾性反発力が蓄積された第2のシャフト
16が正方向に戻り回動して第1のシャフト15が正方
向に回動され、同時に、弾性変形して弾性反発力が蓄積
されていたダンパ11が弾性復元して、ホイールギヤ1
0が正方向に回動され、第1のシャフト15のウオーム
15bに食らい付かない状態でホイールギヤ10が停止
するものとなる。
【0077】図6および図7にはこの発明に係わる小型
モータの第3実施例が示されており、アーマチュアシャ
フトまわりのみが示されている。
【0078】この場合の小型モータ1では、第2実施例
においての第1中間軸受32が用いられておらず、中間
軸受9がパイプ部材17の一端部のみを回転可能に支持
するものとなっており、他の部位は第1実施例と同様に
なっている。
【0079】中間軸受9は、パイプ部材17の一端部の
外側に配置されており、内周部にパイプ部材17の一端
部に備えた非接触部17cが挿入されることによって、
パイプ部材17の一端部を回転可能に支持している。
【0080】この場合、第1のシャフト15は、一端部
が第1の軸受7によって回転可能に支持されているが、
他端部が支持されていない。しかし、第1のシャフト1
5の他端部が第2のシャフト16の一端部に結合されて
いるため、第1、第2のシャフト15、16は、第1の
シャフト15の一端部が第1の軸受7によって回転可能
に支持される一方、第2のシャフト16の他端部におい
てパイプ部材17の他端部が第2の軸受8によって回転
可能に支持されていることによって、両端の2点で支持
されている。
【0081】この場合の小型モータ1も、第1実施例と
同様に動作を行う。ウインドガラスが全開位置に到達し
て車体に衝突すると、ダンパ11が弾性変形し、第1の
軸受7および第2の軸受8によって支持されている第
1、第2のシャフト15、16において第2のシャフト
16が正回転の方向に捩じれて弾性変形し、第1、第2
のブラシ13、14に対する通電がカットオフされるこ
とによって、弾性反発力が蓄積された第2のシャフト1
6が逆方向に戻り回動して第1のシャフト15が逆方向
に回動され、同時に、弾性変形して弾性反発力が蓄積さ
れていたダンパ11が弾性復元して、ホイールギヤ10
が逆方向に回動され、第1のシャフト15のウオーム1
5bに食らい付かない状態でホイールギヤ10が停止す
る。
【0082】ウインドガラスが全開位置にある状態で、
制御回路に備えたウインド閉スイッチがオン切換えされ
ることによって、ウインドガラスが全閉位置に向けて移
動し、ウインドガラスが全閉位置に到達して車体に衝突
すると、ダンパ11が弾性変形し、第1の軸受7および
第2の軸受8によって支持されている第1、第2のシャ
フト15、16において第2のシャフト16が逆回転の
方向に捩じれて弾性変形し、第2、第1のブラシ14、
13に対する通電がカットオフされることによって、弾
性反発力が蓄積された第2のシャフト16が正方向に戻
り回動して第1のシャフト15が正方向に回動され、同
時に、弾性変形して弾性反発力が蓄積されていたダンパ
11が弾性復元して、ホイールギヤ10が正方向に回動
され、第1のシャフト15のウオーム15bに食らい付
かない状態でホイールギヤ10が停止するものとなる。
【0083】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わる小型モータによれば、負荷がストローク
端まで移動して出力軸が回転を拘束されてから、ブラシ
に対する通電がカットされるまでの間に、パイプ部材
は、与えられた回転力により第2のシャフトの他端部に
回転力を与えるため、第2のシャフトおよび第1のシャ
フトが回動して、ホイールギヤが回動し、弾性部材が弾
性変形する。弾性部材が弾性変形し終わると、第1のシ
ャフトが回動しなくなり、第1のシャフトに対して第2
のシャフトが弾性的に捩じれ、第2のシャフトに弾性反
発力が蓄積される。その後に、パイプ部材に回転力が与
えられなくなると、弾性部材より与えられた弾性復元力
によってホイールギヤに逆方向の回転力が与えられ、同
時に、捩じられることによって弾性反発力が蓄積されて
いた第2のシャフトより第1のシャフトに逆方向の回転
力が与えられる。それ故、一旦弾性変形した弾性部材が
復元する際に発生するトルクと、第2のシャフトの復元
力によって逆方向に回転する第1のシャフトのトルクと
が合わされてホイールギヤが速やかに戻される。よっ
て、ウインドガラスやサンルーフリッドなどの負荷が停
止して出力軸が回転を拘束された際に弾性部材より与え
られた弾性復元力によってホイールギヤがウオームにク
リープしたままにならず、ホイールギヤが変形したり、
破損したりすることがなく、信頼性の向上が図れるとい
う優れた効果を奏する。
【0084】この発明の請求項2に係わる小型モータに
よれば、第2のシャフトは、第1のシャフトに結合され
ることなく成形される。それ故、請求項1の効果に加
え、第1のシャフト、第2のシャフトは独立して作成さ
れず、同時に作成されるから、生産性の向上が図れると
いう優れた効果を奏する。
【0085】この発明の請求項3に係わる小型モータに
よれば、パイプ部材の内側に配置された第2のシャフト
は、第2のシャフト本体の一端部の第1のシャフト固定
部が第1のシャフトに結合される一方、第2のシャフト
本体の他端部のパイプ部材固定部がパイプ部材に固定さ
れているため、アーマチュアコアおよびコンミュテータ
が固定されたパイプ部材は第1のシャフトに直接結合さ
れていない。それ故、請求項1および請求項2の効果に
加え、第1のシャフトが回転を拘束されていない通常時
に、パイプ部材に与えられた回転力を緩和して第1のシ
ャフトに伝え、これに反して、第1のシャフトが回転を
拘束されている際に、パイプ部材に回転力が与えられる
と、第2のシャフトが捩じれることによって、パイプ部
材の回転力を吸収して第1のシャフトに与えないから、
第1のシャフトに対する回転力の伝達を緩和して、ウオ
ームとホイールギヤとの噛合を円滑にすることができる
という優れた効果を奏する。
【0086】この発明の請求項4に係わる小型モータに
よれば、結合部が第2のシャフトのパイプ部材固定部に
結合されたパイプ部材は、パイプ部材本体が第2のシャ
フトの外側に非接触で配置され、非接触部が第1のシャ
フトから離れて配置されている。それ故、請求項3の効
果に加え、第1のシャフトが回転を拘束された状態で、
パイプ部材に回転力が与えられた際、パイプ部材本体お
よび非接触部が第1のシャフトおよび第2のシャフトに
接触せずに、接触した場合に発生する異音の心配がいら
ないという優れた効果を奏する。
【0087】この発明の請求項5に係わる小型モータに
よれば、アーマチュアシャフトは、パイプ部材が第2中
間軸受と他端側軸受とによって回転可能に支持される一
方、第1のシャフトが一端側軸受と第1中間軸受とによ
って回転可能に支持されている。それ故、請求項5の効
果に加え、パイプ部材は、アーマチュアコアから与えら
れたの回転力を両端部で振れなく第2のシャフトに対し
て伝える。そして、第1のシャフトは、第2のシャフト
から与えられた回転力を両端部で振れなくホイールギヤ
に伝えることができるという優れた効果を奏する。
【0088】この発明の請求項6に係わる小型モータに
よれば、アーマチュアシャフトは、パイプ部材が中間軸
受に備えたパイプ部材受け部と他端側軸受とによって回
転可能に支持される一方、第1のシャフトが中間軸受に
中逃げ部を介してパイプ部材受け部と一体成形された第
1のシャフト受け部と一端側軸受とによって回転可能に
支持されている。それ故、請求項5の効果に加え、第1
のシャフトの他端部を支持するための軸受とパイプ部材
の一端部を支持するための軸受を別体で備えるものと比
べて作成に必要な工数が大幅に減少するという優れた効
果を奏する。
【0089】この発明の請求項やに係わる小型モータに
よれば、第1のシャフトは、第1のシャフトの一端側に
配置された第1の軸受と、第2中間軸受よりも幅寸法が
大きい第1中間軸受とによって回転可能に支持されてい
る。それ故、ホイールギヤに対してウオームから回転力
を伝える第1のシャフトは、第1の軸受と第1中間軸受
とによってその両端が確実に支持されるという優れた効
果を奏する。
【0090】この発明の請求項8に係わる小型モータに
よれば、第1のシャフトは、第1のシャフトの一端側に
配置された第1の軸受と、パイプ部材受け部よりも幅寸
法が大きい中間軸受の第1のシャフト受け部とによって
回転可能に支持されている。それ故、ホイールギヤに対
してウオームから回転力を伝える第1のシャフトは、第
1の軸受と第1のシャフト受け部とによってその両端が
確実に支持されるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる小型モータの第1実施例の部
分破断正面図である。
【図2】図1に示した小型モータにおいての出力軸まわ
りの縦断側面図である。
【図3】図1に示した小型モータにおいての中間軸受と
アーマチュアシャフトとの組合わせを説明する斜視図で
ある。
【図4】この発明に係わる小型モータの第2実施例のア
ーマチュアシャフトまわりの縦断正面図である。
【図5】図4に示した小型モータにおいての中間軸受と
アーマチュアシャフトとの組合わせを説明する斜視図で
ある。
【図6】この発明に係わる小型モータの第3実施例のア
ーマチュアシャフトまわりの縦断正面図である。
【図7】図6に示した小型モータにおいての中間軸受と
アーマチュアシャフトとの組合わせを説明する斜視図で
ある。
【符号の説明】 1 小型モータ 4 (マグネット)第1のマグネット 5 (マグネット)第2のマグネット 7 第1の軸受 8 第2の軸受 9 中間軸受 9b 第1のシャフト受け部 9c パイプ部材受け部 9d 中逃げ部 10 ホイールギヤ 11 (弾性部材)ダンパ 12 出力軸 13 (ブラシ)第1のブラシ 14 (ブラシ)第2のブラシ 15 第1のシャフト 15b ウオーム 16 第2のシャフト 16a 第2のシャフト本体 16b 第1のシャフト側固定部 16c パイプ部材側固定部 17 パイプ部材 17a パイプ部材本体 17b 結合部 17c 非接触部 18 アーマチュアシャフト 19 アーマチュアコア 20 コンミュテータ 21 アーマチュアコイル 32 (軸受)第1中間軸受 33 (軸受)第2中間軸受

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウオームが形成された第1のシャフト
    と、 一端部が上記第1のシャフトに結合されるとともに他端
    部が該第1のシャフトの軸方向に延出され、一端部と他
    端部のあいだが弾性的に捩じれ可能な第2のシャフト
    と、 上記第2のシャフトの外側に配置され且つ該第2のシャ
    フトの他端部に結合されたパイプ部材をそなえたアーマ
    チュアシャフトと、 上記アーマチュアシャフトの両端部をそれぞれ回転可能
    に支持する第1、第2の軸受と、 上記パイプ部材を回転可能に支持する中間軸受と、 上記アーマチュアシャフトのパイプ部材上に固定された
    アーマチュアコアと、 上記アーマチュアコアの近傍の上記パイプ部材上に固定
    されたコンミュテータと、 上記アーマチュアコアに巻回されているとともに、上記
    コンミュテータに電気的に接続されたアーマチュアコイ
    ルと、 上記コンミュテータに電気的に接続可能にして該コンミ
    ュテータの外側に配置されたブラシと、 上記アーマチュアコアの外側に配置されたマグネット
    と、 上記アーマチュアシャフトに備えた第1のシャフトのウ
    オームに噛合されたホイールギヤと、 上記ホイールギヤに収容された弾性部材と、 上記弾性部材に結合されるとともに負荷に結合される出
    力軸を備えていることを特徴とする小型モータ。
  2. 【請求項2】 第2のシャフトは、第1のシャフトに一
    体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の小
    型モータ。
  3. 【請求項3】 第2のシャフトは、パイプ部材の内径よ
    りも小さい外径の第2のシャフト本体を備えているとと
    もに、第2のシャフト本体の一端部に、第1のシャフト
    に嵌合固定される第1のシャフト側固定部が形成される
    一方、第2のシャフト本体の他端部に、パイプ部材に固
    定されるパイプ部材側固定部が形成されていることを特
    徴とする請求項1または2に記載の小型モータ。
  4. 【請求項4】 パイプ部材には、第2のシャフトの外側
    に、該第2のシャフトに非接触で配置されるパイプ部材
    本体が備えられ、該パイプ部材本体の一端部に、第2の
    シャフトおよび第1のシャフトに非接触で配置される非
    接触部が形成されているとともに、該パイプ部材本体の
    他端部に、第2のシャフトのパイプ部材側固定部に結合
    される結合部が形成されていることを特徴とする請求項
    3に記載の小型モータ。
  5. 【請求項5】 中間軸受には、第1のシャフトの他端部
    の外側に配置されて第1のシャフトの他端部を回転可能
    に支持する第1中間軸受と、該第1中間軸受とは独立し
    て形成され、パイプ部材の一端部の外側に配置されてパ
    イプ部材の一端部を回転可能に支持する第2中間軸受と
    が備えられていることを特徴とする請求項5に記載の小
    型モータ。
  6. 【請求項6】 中間軸受には、第1のシャフトの他端部
    の外側に配置されて該第1のシャフトの他端部を回転可
    能に支持する第1のシャフト受け部と、パイプ部材の一
    端部の外側に配置されてパイプ部材の一端部を回転可能
    に支持するパイプ部材受け部と、第1のシャフト受け部
    およびパイプ部材受け部のあいだに配置され、第1のシ
    ャフトの他端部およびパイプ部材の一端部に非接触な中
    逃げ部とが一体的に形成されていることを特徴とする請
    求項5に記載の小型モータ。
  7. 【請求項7】 第1中間軸受の幅が第2中間軸受の幅よ
    りも大きく形成されていることを特徴とする請求項5に
    記載の小型モータ。
  8. 【請求項8】 第1のシャフト受け部の幅がパイプ部材
    受け部の幅よりも大きく形成されていることを特徴とす
    る請求項6に記載の小型モータ。
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