JP2002101608A - モータ及びこれを用いた電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータ及びこれを用いた電動パワーステアリング装置

Info

Publication number
JP2002101608A
JP2002101608A JP2000285906A JP2000285906A JP2002101608A JP 2002101608 A JP2002101608 A JP 2002101608A JP 2000285906 A JP2000285906 A JP 2000285906A JP 2000285906 A JP2000285906 A JP 2000285906A JP 2002101608 A JP2002101608 A JP 2002101608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
motor
rotor
housing
bearing support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000285906A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Matsubara
健 松原
Akio Hayama
明夫 羽山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP2000285906A priority Critical patent/JP2002101608A/ja
Publication of JP2002101608A publication Critical patent/JP2002101608A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転子をハウジングに支持する軸受に予圧を
加えない構造において、回転子の出力側端部に連結され
るウォーム等と前記回転子との間の芯ずれ等によって回
転子がラジアル方向へ振れたとき、軸受が軸受支持部に
当接して当接音が発生することを防ぐことができるよう
にする。 【解決手段】 ハウジング80の軸受支持部80aに回
転子82を支持する転がり軸受84の外周面と前記軸受
支持部80aとの間にOリング14を設け、転がり軸受
84のハウジング80への当接を防ぐようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固定子が設けられた
ハウジング内に軸受を介して回転子を回転可能に支持し
てなるモータ及びこのモータを用いて操舵手段の操舵を
補助する電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の電動パワーステアリング装置と
しては、例えば入力軸及び該入力軸にトーションバーを
介して同軸的に繋がる出力軸の相対角変位によって前記
入力軸に加わる操舵トルクを検出するトルクセンサと、
該トルクセンサが検出したトルクに基づいて操舵補助用
のモータを駆動制御する制御部と、前記トルクセンサ部
分を覆う第1のハウジングとを備え、操舵輪の回転に応
じた舵取機構の動作を前記モータの回転により補助し、
舵取りのための運転者の労力負担を軽減するように構成
されている。
【0003】図9は従来のモータの構成を示す断面図で
ある。操舵補助用のモータは、有底筒形の底側に第1の
軸受支持部100を有するハウジング101と、該ハウ
ジング101内に固定された筒形の固定子102と、該
固定子102内に回転可能に配された回転子103と、
中心部に第2の軸受支持部104を有し、前記ハウジン
グ101の開放部に結合された略円板形の蓋部材105
と、前記回転子103の軸長方向両端部に保持され、前
記軸受支持部100,104に支持される第1及び第2
の転がり軸受106,107とが設けてあり、前記回転
子103がウォーム歯車などの減速機構及び前記出力軸
を介して前記舵取機構に繋がっている。
【0004】第1の軸受支持部100は、第1の転がり
軸受106の外径寸法よりも若干大きく形成してあり、
モータを組立てるとき、第1の転がり軸受106が第1
の軸受支持部100に遊嵌され、該転がり軸受106に
予圧が加わることを防止するようにしてある。
【0005】即ち、モータの組立ては、第2の軸受支持
部104及び第2の転がり軸受107を介して蓋部材1
05に出力側端部が支持された回転子103の反出力側
端部に第1の転がり軸受106を嵌合固定した状態で、
内周面に固定子102が嵌合固定されたハウジング10
1を前記回転子103の外周りに挿嵌することによって
行われるため、第1の転がり軸受106が第1の軸受支
持部100に圧入された構造である場合、この圧入力が
転がり軸受106の外輪から転動体を介して内輪に加わ
り、該内輪の回転抵抗、ひいては内輪と一体回転する回
転子103の回転抵抗が増大することになり、これによ
ってモータが操舵補助した後の操舵輪の戻り抵抗が増加
し、操舵輪の戻り性が低下する。これを避けるために、
第1の転がり軸受106は第1の軸受支持部100に遊
嵌され、転がり軸受106に予圧が加わることを防止す
るようにしてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の如く
第1の転がり軸受106が第1の軸受支持部100に遊
嵌され、転がり軸受106に予圧が加えられていない構
造である場合、モータが操舵補助するとき、回転子10
3に連結されたウォーム等と前記回転子103との間の
芯ずれ等によって回転子103がラジアル方向へ振れ、
該振れが転がり軸受106の内輪及び転動体を介して外
輪に伝達され、該外輪がラジアル方向へ移動して軸受支
持部100に当接し、当接音が発生する。そして、この
当接音がハウジング101から蓋部材105を介してウ
ォーム歯車側のハウジング等に伝播し、車両の室内に洩
れるという問題があった。
【0007】また、転がり軸受106を介して回転子1
03をハウジング101の軸受支持部100に支持した
場合、出力側端部に連結されるウォーム等と前記回転子
103との間の芯ずれ等によって回転子103がラジア
ル方向へ振れたとき、この振れが転がり軸受106の内
輪を介して転動体に伝達され、該転動体が内輪及び外輪
に当接し、当接音が発生することになり、この当接音が
上述の如く車両の室内に洩れることになる。
【0008】本発明は上記問題点を解決することができ
るモータ及び電動パワーステアリング装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】第1発明
に係るモータは、内側に軸受支持部を有するハウジング
と、前記軸受支持部で支持した軸受を介して前記ハウジ
ング内に配された回転子とを備えたモータにおいて、前
記軸受の外周面と前記軸受支持部との間に弾性体を設け
てあることを特徴とする。
【0010】第4発明に係る電動パワーステアリング装
置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたモ
ータと、該モータを操舵手段の操舵に応じて駆動制御す
る制御部と、前記モータの回転力を舵取機構に伝達する
伝達手段とを備えていることを特徴とする。
【0011】第1発明及び第4発明にあっては、ハウジ
ングの軸受支持部で支持した軸受の外周面と前記軸受支
持部との間に弾性体を備えるため、軸受に予圧を加えな
い構造において、回転子の出力側端部に連結されたウォ
ーム等と前記回転子との間の芯ずれ等によって回転子が
ラジアル方向へ振れ、この振れが軸受に伝達されたと
き、軸受のラジアル方向への移動を弾性体によって抑制
でき、軸受の軸受支持部への当接を防止することができ
る。従って、当接音がハウジングに伝播して車両の室内
に洩れることを少なくすることができる。しかも、弾性
体によって回転子の振れを抑制でき、回転子の回転を安
定させることができる。
【0012】第2発明に係るモータは、前記軸受は転が
り軸受であり、前記弾性体は前記軸受及び軸受支持部の
一方に保持した環であることを特徴とする。
【0013】第2発明にあっては、転がり軸受の転動体
と内輪及び外輪との間には転動体の転動性を良好にする
ための僅少の隙間が存在しているため、回転子の出力側
端部に連結されたウォーム等と前記回転子との間の芯ず
れ等によって回転子がラジアル方向へ振れたとき、この
振れが内輪を介して転動体に伝達され、該転動体が内輪
及び外輪に当接し、当接音が発生することになるが、こ
の当接音の外輪からハウジングへの伝播を弾性体によっ
て低減することができ、当接音が車両の室内に洩れるこ
とを少なくすることができる。しかも、弾性体を転がり
軸受の外輪又はハウジングの軸受支持部に容易に保持す
ることができる。
【0014】第3発明に係るモータは、回転子軸が設け
られた回転子をハウジング内に固定された固定子の内部
に配し、前記回転子軸の両端部が軸受を介して前記ハウ
ジングに支持されているモータにおいて、前記回転子軸
は前記軸受の間で分割してあり、該分割部を弾性体が連
結していることを特徴とする。
【0015】第3発明にあっては、回転子軸の出力側端
部に連結されたウォーム等と前記回転子軸との間の芯ず
れ等によって回転子軸がラジアル方向へ振れるような場
合においても、回転子軸の出力側端部の振れが反出力側
端部へ及ぶことを弾性体によって防ぐことができる。従
って、回転子軸の反出力側端部をハウジングに支持する
軸受のラジアル方向への移動を抑制でき、軸受の軸受支
持部への当接を防止することができ、当接音がハウジン
グに伝播して車両の室内に洩れることを少なくすること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。 実施の形態1 図1は本発明に係る電動パワーステアリング装置の縦断
面図である。電動パワーステアリング装置は、上端が操
舵輪1に繋がる第1の操舵軸2と、該操舵軸2及び操舵
軸2にトーションバー3を介して連繋される第2の操舵
軸4の相対回転変位量により操舵トルクを検出するトル
クセンサ5と、前記第2の操舵軸4の回転力を舵取機構
に伝達する伝動軸6と、前記トルクセンサ5が検出した
トルクに基づいて制御部7により駆動制御される操舵補
助用のモータ8と、該モータ8の回転を第2の操舵軸4
に伝達する伝達手段9と、該伝達手段9及び前記トルク
センサ5を収容するとともに前記操舵軸2,4を支持す
る第1のハウジング10とを備え、該ハウジング10に
前記モータ8が取付けられている。
【0017】マイクロプロセッサを用いてなる前記制御
部7の入力部には前記トルクセンサ5が接続されてお
り、出力部には前記モータ8のモータ駆動回路12が接
続されている。
【0018】図2は伝達手段部分の構成を示す断面図で
ある。伝達手段9は、ウォームである駆動歯車91とウ
ォームホイールである従動歯車92とを有するウォーム
歯車であり、駆動歯車91は前記モータ8の回転子軸の
出力側端部にスプライン等の継合手段13を介して継合
されている。従動歯車92はその外周面に歯が周設され
ており、内周面が前記操舵軸4の中間部に外嵌されてい
る。また、駆動歯車91は一対の軸受93,94を介し
て前記ハウジング10に回転可能に支持されている。
【0019】図3はモータの構成を示す断面図である。
モータ8は、有底筒形の底側に第1の軸受支持部80a
を有する第2のハウジング80と、該ハウジング80内
に嵌合固定された円筒形の固定子81と、該固定子81
内に回転可能に配された回転子82と、中心部に第2の
軸受支持部83aを有し、前記ハウジング80の開放部
に結合された略円板形の蓋部材83と、前記回転子82
の軸長方向両端部に保持され、前記軸受支持部80a,
83aが支持する第1及び第2の転がり軸受84,85
と、前記回転子82に取付けられた円筒形の整流子86
と、該整流子86の周面と接触する複数のブラシ87
と、該ブラシ87を前記整流子86へ向けて移動可能に
収容するブラシホルダ88とを備え、前記ブラシ87が
リード線を介してモータ駆動回路12に接続され、該モ
ータ駆動回路12がバッテリー等の電源及び制御部7に
接続されており、また、ブラシホルダ88が前記ハウジ
ング80内に取付けられている。
【0020】第2のハウジング80は、その底壁80b
の中央部分を外側へ突出させて円筒形の第1の軸受支持
部80aが設けてあり、また、開放側には貫通孔を有す
る複数のフランジ80cが突設してあり、該フランジ8
0cに前記蓋部材83が着脱可能に取付けてあり、さら
に、該蓋部材83が前記ハウジング10に着脱可能に取
付けてある。
【0021】回転子82は、反出力側端部が転がり軸受
84を介して軸受支持部80aに回転可能に支持され、
出力側端部が転がり軸受85を介して軸受支持部83a
に回転可能に支持される回転子軸82aと、該回転子軸
82aの中間部に固定された駆動巻線82bとを備え、
該駆動巻線82bが前記整流子86に接続されている。
【0022】図4はモータの軸受部分の構成を示す拡大
断面図である。転がり軸受84は複数の転動体84cと
該転動体84cを介して遊嵌された内輪84a及び外輪
84bとを備えており、該外輪84bの外周面には環状
溝84dが設けてある。
【0023】転がり軸受84は前記軸受支持部80aに
遊嵌されており、前記ハウジング80を前記回転子82
の外周りに挿嵌するとき、転がり軸受84に予圧が加わ
らないようにしてある。
【0024】外輪84bの環状溝84dにはゴム製のO
リングを用いてなる弾性体14が嵌合保持してあり、該
弾性体14の周面が前記軸受支持部80aに接触し、転
がり軸受84のラジアル方向への移動を規制している。
【0025】以上の如く構成されたモータの組立ては、
回転子軸82aの両端部に転がり軸受84,85が嵌合
固定された回転子82の転がり軸受85を軸受支持部8
3aに挿入し、回転子82を蓋部材83に片持支持し、
転がり軸受84に弾性体14を保持した状態で、内周面
に固定子81が嵌合固定されたハウジング80を転がり
軸受84側から回転子82の外周りに挿嵌するのであ
り、この挿嵌によって転がり軸受84が軸受支持部80
aに嵌合され、転がり軸受84に予圧が加わらない。
【0026】また、モータ8の駆動によって操舵補助す
る場合、回転子軸82aと駆動歯車91との間の芯ずれ
等によって回転子軸82aがラジアル方向へ振れ、この
振れが転がり軸受84に伝達されたときに弾性体14が
撓み、該弾性体14によって転がり軸受84のラジアル
方向への移動を抑制でき、転がり軸受84の軸受支持部
80aへの当接を防ぐことができる。従って、当接音が
ハウジング80に伝播して車両の室内に洩れることを少
なくすることができる。しかも、弾性体14によって回
転子82の振れを抑制することができ、回転子82の回
転を安定させることができる。
【0027】また、以上の如く回転子82をハウジング
80に支持する軸受として転がり軸受84を用いた場
合、該転がり軸受84の転動体84cと内輪84a及び
外輪84bとの間には例えば5乃至10μmの隙間があ
るため、回転子軸82aと駆動歯車91との間の芯ずれ
等によって回転子軸82aがラジアル方向へ振れ、この
振れが転がり軸受84の内輪84aを介して転動体84
cに伝達され、該転動体84cが内輪84a及び外輪8
4bに当接し、当接音が発生することになるが、この当
接音の外輪84bからハウジング80への伝播を前記弾
性体14によって低減することができ、当接音がハウジ
ング80,10等を介して車両の室内に洩れることをな
くすることができる。
【0028】実施の形態2 図5は実施の形態2の軸受部分の構成を示す拡大断面
図、図6は実施の形態2に係る弾性リングの拡大断面図
である。この実施の形態2は、前記弾性体14としてO
リングを用いる代わりに、図6に示すように断面形状が
略波形の金属リング14aを用い、該金属リング14a
を前記ハウジング80の軸受支持部80aに保持したも
のである。
【0029】金属リング14aはトレランスリング(レ
ンコルトレランスリング社製)なる商品名にて商品化さ
れているものであり、板ばね等の弾性を有する薄肉の金
属筒の両端間に、夫々の弾性変形が可能であり、略半円
形断面を有する複数の突起が離間して設けられている。
【0030】この実施の形態2にあっては、軸受支持部
80aに弾性体14が保持されたハウジング80を転が
り軸受84側から回転子82の外周りに挿嵌するとき、
金属リング14aの突起の凸面が転がり軸受84の外周
面と接触する。
【0031】また、モータ8の駆動によって操舵補助す
る場合、回転子軸82aと駆動歯車91との間の芯ずれ
等によって回転子軸82aがラジアル方向へ振れ、この
振れが転がり軸受84に伝達されたときに金属リング1
4aの突起が撓み、該金属リング14aによって転がり
軸受84のラジアル方向への移動を抑制でき、転がり軸
受84の軸受支持部80aへの当接を防ぐことができ
る。
【0032】その他の構成及び作用は実施の形態1と同
様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、
その詳細な説明及び作用の説明を省略する。
【0033】実施の形態3 図7は実施の形態3の軸受部分の構成を示す拡大断面図
である。この実施の形態3は、前記弾性体14としてO
リング及び金属リングを用いる代わりに、その軸心が環
状になるように巻回されたコイルバネ14bを用い、該
コイルバネ14bを内側に環状溝が設けられた保持筒1
5内に保持し、該保持筒15を前記ハウジング80の軸
受支持部80aに保持したものである。
【0034】コイルバネ14bは線径が0.1乃至0.
2mmの金属線をコイル状に巻回したものであり、このコ
イルバネ14bをその軸心が環状になるように巻回し、
その両端を結合してある。
【0035】この実施の形態3にあっては、軸受支持部
80aに保持筒15を介して弾性体14が保持されたハ
ウジング80を転がり軸受84側から回転子82の外周
りに挿嵌するとき、コイルバネ14bの内周部が転がり
軸受84の外周面と接触する。
【0036】また、モータ8の駆動によって操舵補助す
る場合、回転子軸82aと駆動歯車91との間の芯ずれ
等によって回転子軸82aがラジアル方向へ振れ、この
振れが転がり軸受84に伝達されたときにコイルバネ1
4bが撓み、該コイルバネ14bによって転がり軸受8
4のラジアル方向への移動を抑制でき、転がり軸受84
の軸受支持部80aへの当接を防ぐことができる。
【0037】その他の構成及び作用は実施の形態1と同
様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、
その詳細な説明及び作用の説明を省略する。
【0038】尚、以上説明した実施の形態では弾性体1
4としてOリング、金属リング、コイルバネを用いた
が、その他この弾性体14は、例えば転がり軸受84の
外輪に合成ゴムが加硫接着された構造であってもよい。
また、軸受84,85は転がり軸受である他、すべり軸
受であってもよい。
【0039】実施の形態4 図8は実施の形態4のモータの構成を示す断面図であ
る。この実施の形態4は、前記回転子軸82aを前記転
がり軸受84,85の間で出力側軸体82cと反出力側
軸体82dとに分割し、両者を弾性体16が連結したも
のであり、出力側軸体82cは転がり軸受84を介して
蓋部材83の軸受支持部83aに支持され、反出力側軸
体82dは転がり軸受84を介してハウジング80の軸
受支持部80aに支持されている。
【0040】出力側軸体82c及び反出力側軸体82d
の端部周面には環状の凹部が設けてあり、また、弾性体
16は撓み性を有する合成樹脂又は合成ゴム製の軸部材
からなり、該弾性体16の両端部が前記凹部に結合して
ある。
【0041】この実施の形態4にあっては、回転子軸8
2aと駆動歯車91との間の芯ずれ等によって回転子軸
82aの出力側軸体82cがラジアル方向へ振れたと
き、この振れが反出力側端体82dへ及ぶことを弾性体
16によって防ぐことができる。従って、反出力側軸体
82dを支持した転がり軸受84のラジアル方向への移
動を防ぐことができ、転動体84cが内輪84a及び外
輪84bに当接することを防ぐことができ、転がり軸受
84での当接音の発生を低減できる。
【0042】その他の構成及び作用は実施の形態1と同
様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、
その詳細な説明及び作用の説明を省略する。
【0043】尚、以上説明した実施の形態ではモータ8
を電動パワーステアリング装置に用いたが、その他、モ
ータ8は電動パワーステアリング装置以外に用いてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動パワーステアリング装置の縦
断面図である。
【図2】本発明に係る電動パワーステアリング装置の伝
達手段部分の構成を示す断面図である。
【図3】本発明に係るモータの構成を示す断面図であ
る。
【図4】本発明に係るモータの軸受部分の構成を示す拡
大断面図である。
【図5】本発明に係るモータの実施の形態2の構成を示
す軸受部分の拡大断面図である。
【図6】本発明に係るモータの実施の形態2に係る弾性
リングの拡大断面図である。
【図7】本発明に係るモータの実施の形態3の軸受部分
の構成を示す拡大断面図である。
【図8】本発明に係るモータの実施の形態4の構成を示
す断面図である。
【図9】従来のモータの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 操舵輪(操舵手段) 7 制御部 8 モータ 80 ハウジング 80a 軸受支持部 81 固定子 82 回転子 82a 回転子軸 84 転がり軸受(軸受) 9 ウォーム歯車(伝達手段) 14 弾性体(環) 16 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 7/06 H02P 7/06 B Fターム(参考) 3D033 CA02 CA03 CA28 5H571 AA03 BB04 CC04 JJ03 LL29 PP01 5H605 AA04 AA05 BB05 CC01 CC04 CC05 CC07 CC08 DD21 DD32 EA09 EA12 EB10 EB18 EB19 FF08 5H607 AA04 BB01 BB14 CC01 CC03 CC07 DD07 DD08 DD16 EE32 EE36 FF01 GG01 GG08 HH02 JJ08 JJ10 KK08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側に軸受支持部を有するハウジング
    と、前記軸受支持部で支持した軸受を介して前記ハウジ
    ング内に配された回転子とを備えたモータにおいて、前
    記軸受の外周面と前記軸受支持部との間に弾性体を設け
    てあることを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記軸受は転がり軸受であり、前記弾性
    体は前記軸受及び軸受支持部の一方に保持した環である
    請求項1記載のモータ。
  3. 【請求項3】 回転子軸が設けられた回転子をハウジン
    グ内に固定された固定子の内部に配し、前記回転子軸の
    両端部が軸受を介して前記ハウジングに支持されている
    モータにおいて、前記回転子軸は前記軸受の間で分割し
    てあり、該分割部を弾性体が連結していることを特徴と
    するモータ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    されたモータと、該モータを操舵手段の操舵に応じて駆
    動制御する制御部と、前記モータの回転力を舵取機構に
    伝達する伝達手段とを備えていることを特徴とする電動
    パワーステアリング装置。
JP2000285906A 2000-09-20 2000-09-20 モータ及びこれを用いた電動パワーステアリング装置 Pending JP2002101608A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000285906A JP2002101608A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 モータ及びこれを用いた電動パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000285906A JP2002101608A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 モータ及びこれを用いた電動パワーステアリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002101608A true JP2002101608A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18769902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000285906A Pending JP2002101608A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 モータ及びこれを用いた電動パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002101608A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006311655A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Igarashi Denki Seisakusho:Kk 電動アクチュエータ
JP2007261408A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Honda Motor Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2009097712A (ja) * 2007-09-26 2009-05-07 Jtekt Corp プーリユニット
JP2009296811A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Jtekt Corp モータ及び電動パワーステアリング装置
WO2012070255A1 (ja) * 2010-11-23 2012-05-31 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング装置用モータ
KR101264067B1 (ko) 2011-12-26 2013-05-21 계양전기 주식회사 베어링 리테이너 및 그것을 사용한 베어링 지지구조를 가지는 모터
JP2016082621A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 株式会社デンソー 駆動装置、及び、電動パワーステアリング装置
JPWO2017002948A1 (ja) * 2015-06-30 2018-02-01 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 車両用駆動装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006311655A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Igarashi Denki Seisakusho:Kk 電動アクチュエータ
JP4699799B2 (ja) * 2005-04-26 2011-06-15 株式会社 五十嵐電機製作所 電動アクチュエータ
JP2007261408A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Honda Motor Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2009097712A (ja) * 2007-09-26 2009-05-07 Jtekt Corp プーリユニット
JP2009296811A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Jtekt Corp モータ及び電動パワーステアリング装置
WO2012070255A1 (ja) * 2010-11-23 2012-05-31 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング装置用モータ
JP5462374B2 (ja) * 2010-11-23 2014-04-02 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング装置用モータ
KR101264067B1 (ko) 2011-12-26 2013-05-21 계양전기 주식회사 베어링 리테이너 및 그것을 사용한 베어링 지지구조를 가지는 모터
JP2016082621A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 株式会社デンソー 駆動装置、及び、電動パワーステアリング装置
JPWO2017002948A1 (ja) * 2015-06-30 2018-02-01 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 車両用駆動装置
US11009079B2 (en) 2015-06-30 2021-05-18 Aisin Aw Co., Ltd. Vehicle drive apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3951913B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP4868215B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US7523805B2 (en) Electric power steering apparatus
CN108372880B (zh) 电动助力转向设备的减速器
JP6176219B2 (ja) 駆動装置、及び、電動パワーステアリング装置
JP2010116150A (ja) 電動式動力補助操向装置の減速機
JP2007186021A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2002101608A (ja) モータ及びこれを用いた電動パワーステアリング装置
JP2001322554A (ja) 電動式舵取装置
JP2004034874A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2001191935A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2004345444A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2012090496A (ja) モータ及び電動パワーステアリング装置
JP5446045B2 (ja) 回転電機及び電動パワーステアリング装置
JP5801170B2 (ja) ウォームギヤ装置の製造方法
JP2004249767A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5592822B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2001278075A (ja) センターテイクオフ式パワーステアリング装置
JP2005110404A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2001233224A (ja) 電動式舵取装置
JP2009202613A (ja) 電気式動力舵取装置
JP3949654B2 (ja) 車両用の電気機械式ステアリング装置
JP2008283749A (ja) モータ装置
JP2004090851A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2004114972A (ja) 電動パワーステアリング装置