JP2004090851A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】モータハウジング内空気の熱膨張・収縮による気圧変化に対しても、モータハウジング内へのグリスの吸い込みをを防止しつつ、かつベアリングの潤滑性を低下させることなしに、外部からの湿った空気や塵等のモータハウジング内への吸い込みを防止することができる電動パワーステアリング装置の提供。
【解決手段】中央ハウジング120の組付穴9に対するモータハウジングHの組付部に組付穴9(大径穴部91、中径穴部93)に対する挿入係合部(大径部83、小径部85)が形成され、挿入係合部と組付穴との間の環状の微小隙間h1で形成された絞り部を介してモータハウジングH内と中央ハウジング120内との間を連通する連通穴(軸方向穴86一隙間h2一微小隙間h1一隙間h3)が形成される。
【選択図】 図3
【解決手段】中央ハウジング120の組付穴9に対するモータハウジングHの組付部に組付穴9(大径穴部91、中径穴部93)に対する挿入係合部(大径部83、小径部85)が形成され、挿入係合部と組付穴との間の環状の微小隙間h1で形成された絞り部を介してモータハウジングH内と中央ハウジング120内との間を連通する連通穴(軸方向穴86一隙間h2一微小隙間h1一隙間h3)が形成される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動パワーステアリング装置に関し、特に、電動モータや制御ユニットの発熱に基づいて発生する不具合を解消させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動パワーステアリング装置は、電動モータの回転駆動力をウォームギヤ(減速ギヤ機構)を介して減速した状態で操舵機構の出力軸側に伝達することにより、ステアリング操作に基づく操舵力を補助するようになっている。そして、ウォームギヤ室側ハウジングとモータハウジングとの組み付け部はシール部材によりシールされると共に、いずれかのハウジングとモータ軸もしくはウォームシャフトとの間にはベアリングが介装されることにより、モータハウジング内とウォームギヤ室内との間が仕切られた構造となっている。
【0003】
ところが、電動モータの駆動によりコイルやブラシ部分で発熱するため、モータハウジング内の温度が上昇し、これによりモータハウジング内の空気が熱膨張して気圧が上昇するという問題がある。この場合、モータハウジング内が完全に密封されていれば、特に問題はないが、シール部分に弱い部分があると、その部分からモータハウジング内の膨張空気が流れ出し、その後、電動モータの停止や、モータハウジングに水がかかる等して電動モータの温度が低下すると、モータハウジング内の気圧が低下することで、外部の湿った空気や塵を含んだ空気をモータハウジング内に吸引する虞がある。
そこで、この問題の解決策として、モータハウジング部にウォームギャ室方向に向かう貫通穴が形成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−315652号公報 (第3頁、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例(特許文献1)では、貫通穴がウォームギャ室方向に向かって形成されているが、貫通穴のウォームギヤ室側開口部とウォームギヤ室内との間にはウォームギヤ室側ハウジングとウォームシャフトとの間に介装されたベアリングが存在するため、モータハウジング内とウォームギヤ室との問が直接連通された状態とはなっていない。
【0006】
このように、モータハウジング内とウォームギヤ室内との間は依然ベアリングで仕切られた構造となっているため、モータハウジング内の温度上昇によりモータハウジング内の空気が熱膨張して気圧が上昇すると、モータハウジング内の空気がベアリングの隙間からウォームギヤ室側に流出し、その際、ベアリング内のグリスをウォームギヤ室側に押し出すことになり、このため、ベアリングの潤滑性の悪化により耐久性を低下させる虞がある。
【0007】
また、その後、電動モータの停止や、モータハウジングに水がかかる等して電動モータの温度が低下してモータハウジング内の気圧が低下すると、ウォームギヤ室内の空気がベアリングの隙間からモータハウジング側に吸引され、その際、ベアリング内のグリスや、ウォームギヤ室内のグリスを貫通穴を介してモータハウジング内に吸い込む虞がある。
【0008】
本発明は、上述の従来の問題点に着目してなされたもので、モータハウジング内空気の熱膨張・収縮による気圧変化に対しても、モータハウジング内へのグリスの吸い込みをを防止しつつ、かつベアリングの潤滑性を低下させることなしに、外部からの湿った空気や塵等のモータハウジング内への吸い込みを防止することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明請求項1記載の電動パワーステアリング装置は、操舵補助力を発生させる電動モータと、該電動モータを収容するモータハウジングと、電動モータの回転を減速した状態で操舵機構の出力軸側に伝達するウォームホイールとウォームシャフトよりなるウォームギヤ機構と、該ウォームギヤ機構部分を収容するギヤハウジングと、を備え、前記ギヤハウジングに設けられた組付穴に対しシール部材を介してモータハウジングが組み付け固定されることにより、前記電動モータのモータ出力軸側に備えたウォームシャフトと操舵機構の出力軸側に備えたウォームホイールとが噛合され、前記モータハウジングとモータ出力軸との間に回転を軸支するベアリングが介装された電動パワーステアリング装置において、前記ギヤハウジングの組付穴に対するモータハウジングの組付部に前記組付穴に対する挿入係合部が形成され、該挿入係合部と組付穴との問の隙間で形成された絞り部を介して前記モータハウジング内とギヤハウジング内との問を連通する連通穴が形成されていることを特徴とする手段とした。
【0010】
請求項2記載の電動パワーステアリング装置は、請求項1記載の電動パワーステアリング装置において、前記連通穴の一部が互いに連通する軸方向隙間と径方向隙間とで形成されていることを特徴とする手段とした。
【0011】
【作用および効果】
この発明請求項1記載の電動パワーステアリング装置では、上述のように構成されるため、モータハウジング内の温度上昇によりモータハウジング内の空気が熱膨張して気圧が上昇すると、モータハウジング内の空気は、ベアリングを迂回してモータハウジング内とギヤハウジング内との問を連通する連通穴を通ってウォームギヤ室内に流出するもので、これにより、ベアリングの隙間を経由してウォームギヤ室側へ流出したり、シール部等から外部へ流出することが防止される。
【0012】
従って、ベアリング内のグリスをウォームギヤ室側に押し出すことを防止することができ、これにより、ベアリングの潤滑性の悪化による耐久性の低下を防止できるようになると共に、電動モータ冷却時における外部からの湿った空気や塵等の吸い込み、および、ベアリング内のグリスや、ウォームギヤ室内のグリスをベアリングの隙間を経由してモータハウジング内に吸い込むことを防止できるようになる。
【0013】
また、前記連通穴が、絞り部を介してモータハウジング内とギヤハウジング内との聞を達通する構造であるため、電動モータ冷却時に、ウォームギヤ室内のグリスが連通穴を経由してモータハウジング内に吸い込まれることを絞り部によって阻止することができるようになる。
また、絞り部を組付穴と嵌入部との間の隙間で形成させる構造としたことで、絞り孔加工する工程を省略することができるようになる。
【0014】
請求項2記載の電動パワーステアリング装置では、請求項1記載の電動パワーステアリング装置において、前記連通穴の一部が互いに連通する軸方向隙間と径方向隙間とで形成されることで、電動モータ冷却時に、ウォームギヤ室内のグリスが連通穴を経由してモータハウジング内に吸い込まれることを防止する効果を高めることができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明の実施の形態の構成を図1〜3に基づいて説明する。
図1は、電動パワーステアリング装置を示す縦断側面図、図2は図1のII−II線における拡大横断平面図、図3は図2の要部拡大平面図であり、これらの図において、1はハウジング、2は入力軸、3は出力軸(繰舵機構の出力軸)、4はトーションバー、5はウォームホイール、6はウォームシャフト、TSはトルクセンサ、Mは電動モータを示す。
【0016】
さらに詳述すると、前記ハウジング1は、前記トルクセンサTS部分が主に収容される上部ハウジング110と、ウォームギヤ機構G部分が主に収容される中央ハウジング(ギヤハウジング)120と、ラックL&ピニオンP部分が主に収容される下部ハウジング130とに分割形成されていて、それぞれ軸方向に組み付けることにより1つのハウジング1が構成されるようになっている。そして、前記入力軸2および出力軸3は、前記各ハウジング110、120、130内に軸受けベアリング1a、1b、1cを介してそれぞれ回転自在に支持された状態で、同軸に配置されている。
【0017】
前記トーションバー4は、前記入力軸2の軸心穴2a内に回転可能に挿入され、その一端が軸心穴2aの奥側で入力軸2に固定される一方、もう一端側は出力軸3の軸心穴3aにスプライン結合されている。
【0018】
そして、前記入力軸2には、図外のステアリングホイールが連結されていて、このステアリングホイールの操舵力が、入力軸2、トーションバー4、および、出力軸3を経由し、出力軸3の一端に設けられたラックL&ピニオンPによりラックLの直線運動に変換され、図外の左右前輪に伝達されるようになっている。
【0019】
前記電動モータMは、手動による操舵力を検出する前記トルクセンサTSからの検出信号に基づいて、車載のコントロールユニットに組み込まれたマイコンによりその駆動制御が行われ、これにより、手動による操舵力の補助制御が行われる。この電動モータMは、図2に示すように、そのモータハウジングHが有底円筒状本体部7、その開口部側に組み付け固定される側壁部材8とで構成されている。
【0020】
前記モータハウジングH内には、有底円筒状本体部7の内周に設けられたステータ11と、モータハウジングH内に回転自在に設けられたアーマチュア12を備えたモータ出力軸13と、該モータ出力軸13側に設けられたコンミテータ14と、側壁部材8側に設けられていて前記コンミテータ14と回転自在に接触して電源から供給される直流電流をアーマチュア12のコイルに供給すると共にアーマチュア12の回転に伴って供給電流の方向を切り替えるブラシ15とが内蔵されている。そして、前記側壁部材8の軸心部には、モータ出力軸13を挿通するための挿通穴81が形成されると共に、該挿通穴81には、モータ出力軸13を回転自在に軸支するボールベアリング16が設けられている。
なお、前記モータ出力軸13の基部側は、有底円筒状本体部7の底部に設けられたボールベアリング17により回転自在に軸支されている。また、前記ウォームシャフト6はモータ出力軸13の先端部に連結固定されている。
【0021】
前記ウォームギヤ機構G部分が主に収容される中央ハウジング120の一側面には、電動モータMを組み付けるための組付穴9および組付フランジ部91が形成されている一方、前記側壁部材8の外周には、前記中央ハウジング120の組付フランジ部91に組み付け規定するための組付フランジ部82が突出形成されていて、両フランジ部91、82をボルト10により締結することにより、中央ハウジング120に対する電動モータMの組み付け固定が行われる。そして、この組み付け状態においては、前記ウォームシャフト6がウォームホイール5に噛合されると共に、その先端部が中央ハウジング120に設けられたボールベアリング18により回転自在に軸支されている。
【0022】
前記中央ハウジング120の組付穴9は、図3にその詳細を示すように、入口の大径穴部91から2段の環状段部92、94を介して中径穴部93と小径穴部95が形成されている一方、モータハウジングHにおける側壁部材8の外面側には、前記大径穴部91に対し密に嵌入可能な大径部83と、該大径部83とは環状段部84を介し、前記中径穴部93に対して所定の微小隙間(軸方向隙間)h1を有して挿入可能な小径部85が突出形成されている。そして、中央ハウジング120に対し電動モータMが組み付け固定された状態では、前記大径部83側の環状段部84と大径穴部91側の環状段部92との間、および、小径部85の環状先端面86と小径穴部95側の環状段部94との間には、それぞれ所定の隙間(径方向隙間)h2、h3が形成されるようになっている。また、側壁部材8には、前記隙間h2とモータハウジングH内との問を連通する軸方向穴86が形成されている。
【0023】
以上のように、前記大径部83と小径部85とで請求の範囲の挿入係合部が形成されている。
また、前記軸方向穴86、隙間h2、徹小隙間h1、および隙間h3で、モータハウジングH内と中央ハウジング(ギヤハウジング室)120内との問を連通する請求の範囲の連通穴が形成され、前記環状の微小隙間h1で請求の範囲の絞り部が形成されている。
なお、前記大径穴部91の開□縁部と大径部83の基部との間には、シールリング(シール部材)19が介装されることにより、外部とのシールが行われている。
【0024】
次に、この発明の実施の形態の作用・効果を説明する。
この発明の実施の形態では上述のように構成されるため、モータハウジングH内の温度上昇によりモータハウジングH内の空気が熱膨張して気圧が上昇すると、モータハウジングH内の空気は、ボールベアリング16を迂回してモータハウジングH内とウォームギヤ機構Gが収容された中央ハウジング120内との間を連通する連通穴、即ち、軸方向穴86一隙間h2一微小隙間h1一隙間h3を通って中央ハウジング120内に流出するもので、これにより、ボールベアリング16の隙間を経由して中央ハウジング120内へ流出したり、シールリング19等から外部へ流出することが防止される。
【0025】
従って、ボールベアリング16内のグリスを中央ハウジング120側に押し出すことを防止することができ、これにより、ボールベアリング16の潤滑性の悪化による耐久性の低下を防止できるようになると共に、電動モータMの冷却時における外部からの湿った空気や塵等の吸い込み、および、ボールベアリング16内のグリスや、中央ハウジング120内のグリスをボールベアリング16の隙間を経由してモータハウジングH内に吸い込むことを防止できるようになるという効果が得られる。
【0026】
また、前記連通穴が、絞り部を構成する環状の微小隙間h1を介してモータハウジングH内と中央ハウジング120内との間を連通する構造であるため、電動モータMの冷却時に、中央ハウジング120内のグリスが連通穴を経由してモータハウジングH内に吸い込まれることを環状の微小隙間h1によって阻止することができるようになるという効果が得られる。
【0027】
また、絞り部を中径穴部93と小径部85との間の環状の徹小隙間h1で形成させる構造としたことで、絞り孔加工等の余分な工程を要することなしに絞り部を形成させることができるもので、これにより、コストの低減化が図れるようになると共に、環状の微小隙間h1とすることで、隙間自体は狭くても空気の流通断面積を大きく取ることができるため、モータハウジングH内と中央ハウジング120内との間におけるスムーズな空気の流れを確保しつつ、中央ハウジング120側からモータハウジングH内方向へのグリスの侵入を効果的に阻止することができるようになるという効果が得られる。
【0028】
また、前記連通穴の一部が互いに連通する軸方向隙間である環状の微小隙間h1と径方向隙間である隙間h2、h3とで形成したことで、電動モータMの冷却時に、中央ハウジング120内のグリスが連通穴を経由してモータハウジングH内に吸い込まれることを防止する効果を高めることができるようになる。
【0029】
以上発明の実施の形態を図面により説明したが、具体的な構成はこれらの発明の実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、発明の実施の形態では、環状の微小隙間h1で絞り部を構成させたが、隙間h2および/または隙間h3で絞り部を横成させるようにしてもよい。また、微小隙間h1は、環状でなく周方向の一部にだけ形成させるようにしてもよい。
【0030】
また、発明の実施の形態では、前記連通穴の一部が互いに連通する軸方向隙間である環状の徹小隙間h1と径方向隙間である隙間h2、h3とで形成したが、いずれか一方のみで構成させるようにしてもよい。
【0031】
次に、上述の発明の実施の形態から把握される請求項以外の好ましい形態について説明する。
(イ)請求項1において、前記絞り部が、前記組付穴と挿入係合部との間に形成される環状の微小隙間で構成されていることを特徴とする手段とした。
このように構成することにより、隙間自体は狭くても空気の流通断面積を大きく取ることができるため、モータハウジング内とギヤハウジング内との間におけるスムーズな空気の流れを確保しつつ、ギヤハウジング側からモータハウジング内方向へのグリスの侵入を効果的に阻止することができるようになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態の電動パワーステアリング装置を示す縦断側面図である。
【図2】図1のII−II線における拡大横断平面図である。
【図3】図2の要部拡大平面図である。
【符号の説明】
3 出力軸(操舵機構の出力軸)
5 ウォームホイール
6 ウォームシャフト
9 組付穴
13 モータ出力軸
16 ボールベアリング
19 シールリング(シール部材)
83 大径部(挿入係合部)
85 小径部(挿入係合部)
86 軸方向穴(連通穴)
91 大径穴部(組付穴)
93 中径穴部(組付穴)
120 中央ハウジング(ギヤハウジング)
h1 微小隙間(連通穴・絞り部・軸方向隙間)
h2 隙間(連通穴・径方向隙間)
h3 隙間(連通穴・径方向隙間)
M 電動モータ
H モータハウジング
G ウォームギヤ機構
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動パワーステアリング装置に関し、特に、電動モータや制御ユニットの発熱に基づいて発生する不具合を解消させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動パワーステアリング装置は、電動モータの回転駆動力をウォームギヤ(減速ギヤ機構)を介して減速した状態で操舵機構の出力軸側に伝達することにより、ステアリング操作に基づく操舵力を補助するようになっている。そして、ウォームギヤ室側ハウジングとモータハウジングとの組み付け部はシール部材によりシールされると共に、いずれかのハウジングとモータ軸もしくはウォームシャフトとの間にはベアリングが介装されることにより、モータハウジング内とウォームギヤ室内との間が仕切られた構造となっている。
【0003】
ところが、電動モータの駆動によりコイルやブラシ部分で発熱するため、モータハウジング内の温度が上昇し、これによりモータハウジング内の空気が熱膨張して気圧が上昇するという問題がある。この場合、モータハウジング内が完全に密封されていれば、特に問題はないが、シール部分に弱い部分があると、その部分からモータハウジング内の膨張空気が流れ出し、その後、電動モータの停止や、モータハウジングに水がかかる等して電動モータの温度が低下すると、モータハウジング内の気圧が低下することで、外部の湿った空気や塵を含んだ空気をモータハウジング内に吸引する虞がある。
そこで、この問題の解決策として、モータハウジング部にウォームギャ室方向に向かう貫通穴が形成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−315652号公報 (第3頁、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例(特許文献1)では、貫通穴がウォームギャ室方向に向かって形成されているが、貫通穴のウォームギヤ室側開口部とウォームギヤ室内との間にはウォームギヤ室側ハウジングとウォームシャフトとの間に介装されたベアリングが存在するため、モータハウジング内とウォームギヤ室との問が直接連通された状態とはなっていない。
【0006】
このように、モータハウジング内とウォームギヤ室内との間は依然ベアリングで仕切られた構造となっているため、モータハウジング内の温度上昇によりモータハウジング内の空気が熱膨張して気圧が上昇すると、モータハウジング内の空気がベアリングの隙間からウォームギヤ室側に流出し、その際、ベアリング内のグリスをウォームギヤ室側に押し出すことになり、このため、ベアリングの潤滑性の悪化により耐久性を低下させる虞がある。
【0007】
また、その後、電動モータの停止や、モータハウジングに水がかかる等して電動モータの温度が低下してモータハウジング内の気圧が低下すると、ウォームギヤ室内の空気がベアリングの隙間からモータハウジング側に吸引され、その際、ベアリング内のグリスや、ウォームギヤ室内のグリスを貫通穴を介してモータハウジング内に吸い込む虞がある。
【0008】
本発明は、上述の従来の問題点に着目してなされたもので、モータハウジング内空気の熱膨張・収縮による気圧変化に対しても、モータハウジング内へのグリスの吸い込みをを防止しつつ、かつベアリングの潤滑性を低下させることなしに、外部からの湿った空気や塵等のモータハウジング内への吸い込みを防止することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明請求項1記載の電動パワーステアリング装置は、操舵補助力を発生させる電動モータと、該電動モータを収容するモータハウジングと、電動モータの回転を減速した状態で操舵機構の出力軸側に伝達するウォームホイールとウォームシャフトよりなるウォームギヤ機構と、該ウォームギヤ機構部分を収容するギヤハウジングと、を備え、前記ギヤハウジングに設けられた組付穴に対しシール部材を介してモータハウジングが組み付け固定されることにより、前記電動モータのモータ出力軸側に備えたウォームシャフトと操舵機構の出力軸側に備えたウォームホイールとが噛合され、前記モータハウジングとモータ出力軸との間に回転を軸支するベアリングが介装された電動パワーステアリング装置において、前記ギヤハウジングの組付穴に対するモータハウジングの組付部に前記組付穴に対する挿入係合部が形成され、該挿入係合部と組付穴との問の隙間で形成された絞り部を介して前記モータハウジング内とギヤハウジング内との問を連通する連通穴が形成されていることを特徴とする手段とした。
【0010】
請求項2記載の電動パワーステアリング装置は、請求項1記載の電動パワーステアリング装置において、前記連通穴の一部が互いに連通する軸方向隙間と径方向隙間とで形成されていることを特徴とする手段とした。
【0011】
【作用および効果】
この発明請求項1記載の電動パワーステアリング装置では、上述のように構成されるため、モータハウジング内の温度上昇によりモータハウジング内の空気が熱膨張して気圧が上昇すると、モータハウジング内の空気は、ベアリングを迂回してモータハウジング内とギヤハウジング内との問を連通する連通穴を通ってウォームギヤ室内に流出するもので、これにより、ベアリングの隙間を経由してウォームギヤ室側へ流出したり、シール部等から外部へ流出することが防止される。
【0012】
従って、ベアリング内のグリスをウォームギヤ室側に押し出すことを防止することができ、これにより、ベアリングの潤滑性の悪化による耐久性の低下を防止できるようになると共に、電動モータ冷却時における外部からの湿った空気や塵等の吸い込み、および、ベアリング内のグリスや、ウォームギヤ室内のグリスをベアリングの隙間を経由してモータハウジング内に吸い込むことを防止できるようになる。
【0013】
また、前記連通穴が、絞り部を介してモータハウジング内とギヤハウジング内との聞を達通する構造であるため、電動モータ冷却時に、ウォームギヤ室内のグリスが連通穴を経由してモータハウジング内に吸い込まれることを絞り部によって阻止することができるようになる。
また、絞り部を組付穴と嵌入部との間の隙間で形成させる構造としたことで、絞り孔加工する工程を省略することができるようになる。
【0014】
請求項2記載の電動パワーステアリング装置では、請求項1記載の電動パワーステアリング装置において、前記連通穴の一部が互いに連通する軸方向隙間と径方向隙間とで形成されることで、電動モータ冷却時に、ウォームギヤ室内のグリスが連通穴を経由してモータハウジング内に吸い込まれることを防止する効果を高めることができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明の実施の形態の構成を図1〜3に基づいて説明する。
図1は、電動パワーステアリング装置を示す縦断側面図、図2は図1のII−II線における拡大横断平面図、図3は図2の要部拡大平面図であり、これらの図において、1はハウジング、2は入力軸、3は出力軸(繰舵機構の出力軸)、4はトーションバー、5はウォームホイール、6はウォームシャフト、TSはトルクセンサ、Mは電動モータを示す。
【0016】
さらに詳述すると、前記ハウジング1は、前記トルクセンサTS部分が主に収容される上部ハウジング110と、ウォームギヤ機構G部分が主に収容される中央ハウジング(ギヤハウジング)120と、ラックL&ピニオンP部分が主に収容される下部ハウジング130とに分割形成されていて、それぞれ軸方向に組み付けることにより1つのハウジング1が構成されるようになっている。そして、前記入力軸2および出力軸3は、前記各ハウジング110、120、130内に軸受けベアリング1a、1b、1cを介してそれぞれ回転自在に支持された状態で、同軸に配置されている。
【0017】
前記トーションバー4は、前記入力軸2の軸心穴2a内に回転可能に挿入され、その一端が軸心穴2aの奥側で入力軸2に固定される一方、もう一端側は出力軸3の軸心穴3aにスプライン結合されている。
【0018】
そして、前記入力軸2には、図外のステアリングホイールが連結されていて、このステアリングホイールの操舵力が、入力軸2、トーションバー4、および、出力軸3を経由し、出力軸3の一端に設けられたラックL&ピニオンPによりラックLの直線運動に変換され、図外の左右前輪に伝達されるようになっている。
【0019】
前記電動モータMは、手動による操舵力を検出する前記トルクセンサTSからの検出信号に基づいて、車載のコントロールユニットに組み込まれたマイコンによりその駆動制御が行われ、これにより、手動による操舵力の補助制御が行われる。この電動モータMは、図2に示すように、そのモータハウジングHが有底円筒状本体部7、その開口部側に組み付け固定される側壁部材8とで構成されている。
【0020】
前記モータハウジングH内には、有底円筒状本体部7の内周に設けられたステータ11と、モータハウジングH内に回転自在に設けられたアーマチュア12を備えたモータ出力軸13と、該モータ出力軸13側に設けられたコンミテータ14と、側壁部材8側に設けられていて前記コンミテータ14と回転自在に接触して電源から供給される直流電流をアーマチュア12のコイルに供給すると共にアーマチュア12の回転に伴って供給電流の方向を切り替えるブラシ15とが内蔵されている。そして、前記側壁部材8の軸心部には、モータ出力軸13を挿通するための挿通穴81が形成されると共に、該挿通穴81には、モータ出力軸13を回転自在に軸支するボールベアリング16が設けられている。
なお、前記モータ出力軸13の基部側は、有底円筒状本体部7の底部に設けられたボールベアリング17により回転自在に軸支されている。また、前記ウォームシャフト6はモータ出力軸13の先端部に連結固定されている。
【0021】
前記ウォームギヤ機構G部分が主に収容される中央ハウジング120の一側面には、電動モータMを組み付けるための組付穴9および組付フランジ部91が形成されている一方、前記側壁部材8の外周には、前記中央ハウジング120の組付フランジ部91に組み付け規定するための組付フランジ部82が突出形成されていて、両フランジ部91、82をボルト10により締結することにより、中央ハウジング120に対する電動モータMの組み付け固定が行われる。そして、この組み付け状態においては、前記ウォームシャフト6がウォームホイール5に噛合されると共に、その先端部が中央ハウジング120に設けられたボールベアリング18により回転自在に軸支されている。
【0022】
前記中央ハウジング120の組付穴9は、図3にその詳細を示すように、入口の大径穴部91から2段の環状段部92、94を介して中径穴部93と小径穴部95が形成されている一方、モータハウジングHにおける側壁部材8の外面側には、前記大径穴部91に対し密に嵌入可能な大径部83と、該大径部83とは環状段部84を介し、前記中径穴部93に対して所定の微小隙間(軸方向隙間)h1を有して挿入可能な小径部85が突出形成されている。そして、中央ハウジング120に対し電動モータMが組み付け固定された状態では、前記大径部83側の環状段部84と大径穴部91側の環状段部92との間、および、小径部85の環状先端面86と小径穴部95側の環状段部94との間には、それぞれ所定の隙間(径方向隙間)h2、h3が形成されるようになっている。また、側壁部材8には、前記隙間h2とモータハウジングH内との問を連通する軸方向穴86が形成されている。
【0023】
以上のように、前記大径部83と小径部85とで請求の範囲の挿入係合部が形成されている。
また、前記軸方向穴86、隙間h2、徹小隙間h1、および隙間h3で、モータハウジングH内と中央ハウジング(ギヤハウジング室)120内との問を連通する請求の範囲の連通穴が形成され、前記環状の微小隙間h1で請求の範囲の絞り部が形成されている。
なお、前記大径穴部91の開□縁部と大径部83の基部との間には、シールリング(シール部材)19が介装されることにより、外部とのシールが行われている。
【0024】
次に、この発明の実施の形態の作用・効果を説明する。
この発明の実施の形態では上述のように構成されるため、モータハウジングH内の温度上昇によりモータハウジングH内の空気が熱膨張して気圧が上昇すると、モータハウジングH内の空気は、ボールベアリング16を迂回してモータハウジングH内とウォームギヤ機構Gが収容された中央ハウジング120内との間を連通する連通穴、即ち、軸方向穴86一隙間h2一微小隙間h1一隙間h3を通って中央ハウジング120内に流出するもので、これにより、ボールベアリング16の隙間を経由して中央ハウジング120内へ流出したり、シールリング19等から外部へ流出することが防止される。
【0025】
従って、ボールベアリング16内のグリスを中央ハウジング120側に押し出すことを防止することができ、これにより、ボールベアリング16の潤滑性の悪化による耐久性の低下を防止できるようになると共に、電動モータMの冷却時における外部からの湿った空気や塵等の吸い込み、および、ボールベアリング16内のグリスや、中央ハウジング120内のグリスをボールベアリング16の隙間を経由してモータハウジングH内に吸い込むことを防止できるようになるという効果が得られる。
【0026】
また、前記連通穴が、絞り部を構成する環状の微小隙間h1を介してモータハウジングH内と中央ハウジング120内との間を連通する構造であるため、電動モータMの冷却時に、中央ハウジング120内のグリスが連通穴を経由してモータハウジングH内に吸い込まれることを環状の微小隙間h1によって阻止することができるようになるという効果が得られる。
【0027】
また、絞り部を中径穴部93と小径部85との間の環状の徹小隙間h1で形成させる構造としたことで、絞り孔加工等の余分な工程を要することなしに絞り部を形成させることができるもので、これにより、コストの低減化が図れるようになると共に、環状の微小隙間h1とすることで、隙間自体は狭くても空気の流通断面積を大きく取ることができるため、モータハウジングH内と中央ハウジング120内との間におけるスムーズな空気の流れを確保しつつ、中央ハウジング120側からモータハウジングH内方向へのグリスの侵入を効果的に阻止することができるようになるという効果が得られる。
【0028】
また、前記連通穴の一部が互いに連通する軸方向隙間である環状の微小隙間h1と径方向隙間である隙間h2、h3とで形成したことで、電動モータMの冷却時に、中央ハウジング120内のグリスが連通穴を経由してモータハウジングH内に吸い込まれることを防止する効果を高めることができるようになる。
【0029】
以上発明の実施の形態を図面により説明したが、具体的な構成はこれらの発明の実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、発明の実施の形態では、環状の微小隙間h1で絞り部を構成させたが、隙間h2および/または隙間h3で絞り部を横成させるようにしてもよい。また、微小隙間h1は、環状でなく周方向の一部にだけ形成させるようにしてもよい。
【0030】
また、発明の実施の形態では、前記連通穴の一部が互いに連通する軸方向隙間である環状の徹小隙間h1と径方向隙間である隙間h2、h3とで形成したが、いずれか一方のみで構成させるようにしてもよい。
【0031】
次に、上述の発明の実施の形態から把握される請求項以外の好ましい形態について説明する。
(イ)請求項1において、前記絞り部が、前記組付穴と挿入係合部との間に形成される環状の微小隙間で構成されていることを特徴とする手段とした。
このように構成することにより、隙間自体は狭くても空気の流通断面積を大きく取ることができるため、モータハウジング内とギヤハウジング内との間におけるスムーズな空気の流れを確保しつつ、ギヤハウジング側からモータハウジング内方向へのグリスの侵入を効果的に阻止することができるようになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態の電動パワーステアリング装置を示す縦断側面図である。
【図2】図1のII−II線における拡大横断平面図である。
【図3】図2の要部拡大平面図である。
【符号の説明】
3 出力軸(操舵機構の出力軸)
5 ウォームホイール
6 ウォームシャフト
9 組付穴
13 モータ出力軸
16 ボールベアリング
19 シールリング(シール部材)
83 大径部(挿入係合部)
85 小径部(挿入係合部)
86 軸方向穴(連通穴)
91 大径穴部(組付穴)
93 中径穴部(組付穴)
120 中央ハウジング(ギヤハウジング)
h1 微小隙間(連通穴・絞り部・軸方向隙間)
h2 隙間(連通穴・径方向隙間)
h3 隙間(連通穴・径方向隙間)
M 電動モータ
H モータハウジング
G ウォームギヤ機構
Claims (2)
- 操舵補助力を発生させる電動モータと、
該電動モータを収容するモータハウジングと、
前記電動モータの回転を減速した状態で操舵機構の出力軸側に伝達するウォームホイールとウォームシャフトよりなるウォームギヤ機構と、
該ウォームギヤ機構部分を収容するギヤハウジングと、
を備え、
前記ギヤハウジングに設けられた組付穴に対しシール部材を介してモータハウジングが組み付け固定されることにより、前記電動モータのモータ出力軸側に備えたウォームシャフトと操舵機構の出力軸側に備えたウォームホイールとが噛合され、
前記モータハウジングとモータ出力軸との問に回転を軸支するベアリングが介装された電動パワーステアリング装置において、
前記ギヤハウジングの組付穴に対するモータハウジシグの組付部に前記組付穴に対する挿入係合部が形成され、
該挿入係合部と組付穴との問の隙間で形成された絞り部を介して前記モータハウジング内とギヤハウジング内との間を連通する連通穴が形成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記連通穴の一部が互いに連通する軸方向隙間と径方向隙間とで形成されていることを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002257494A JP2004090851A (ja) | 2002-09-03 | 2002-09-03 | 電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002257494A JP2004090851A (ja) | 2002-09-03 | 2002-09-03 | 電動パワーステアリング装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004090851A true JP2004090851A (ja) | 2004-03-25 |
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ID=32062380
Family Applications (1)
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JP2002257494A Pending JP2004090851A (ja) | 2002-09-03 | 2002-09-03 | 電動パワーステアリング装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004090851A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007210588A (ja) * | 2006-01-11 | 2007-08-23 | Jtekt Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP2007308068A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Jtekt Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP2017124784A (ja) * | 2016-01-15 | 2017-07-20 | Kyb株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
CN112071340A (zh) * | 2020-08-20 | 2020-12-11 | 齐魏金 | 一种互联网区块链技术研发用自动清灰储存磁盘 |
-
2002
- 2002-09-03 JP JP2002257494A patent/JP2004090851A/ja active Pending
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