JP2009201255A - 電動機及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組付性や耐久性を損なうことなく低コストにてロータの軸方向における動きを簡易かつ確実に規制することにより、がたつきによる異音の発生を抑制することが可能な電動機及びこれを用いた電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】出力軸71を有するロータ70と、出力軸71のロータ70両端近傍の第一及び第二の部分を各々支持する第一及び第二のベアリング67・59と、第一及び第二のベアリング67・59を各々保持する第一及び第二のベアリング保持部66・58が設けられたケース52と、を備える電動機13であって、第一のベアリング67を第二のベアリング59側に付勢することにより出力軸71に軸方向の予圧を付与する予圧付与部材81を第一のベアリング保持部66に設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動機及び電動パワーステアリング装置に関する。
電動機は、出力性能は勿論のこと、用途によっては静粛性が求められることがある。例えば、車両の電動パワーステアリング装置用の電動機は、車室内又は車室近傍に配置されることになるため、動作時に騒音が発生すると、車室にいる乗員に不快感を与える可能性がある。このため、現在においては、電動パワーステアリング装置の電動機の騒音を抑制することを目的とした種々の技術が提案されている。
例えば、電動機のロータのシャフトの両端をベアリングで回転可能に支持し、負荷側のベアリングの内輪にシャフトを圧入固定し、このベアリングの外輪をハウジングにカシメやC型留め輪等により固定してシャフトの軸方向の動きを規制することにより、がたつきによる異音の発生を抑制する技術が提案されている。また、負荷と反対側のベアリングに対して触れ回る力が作用してハウジングとベアリングの外輪との間で当接音が発生することを抑制するために、このベアリングの外輪をハウジングに圧入固定する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−184651号公報
しかし、負荷側のベアリングにおいて、ベアリングの外輪をカシメによりハウジングに固定する場合には、カシメ加工にノウハウの蓄積と安定した製造条件が必要となるため、実際にはカシメを施しても軸方向の固定力が低くなることが多い。また、C型留め輪によりシャフトの軸方向の動きを規制する場合には、部品点数の増加により組み立てが煩雑になるとともに、溝の切削加工を要することより加工コストもかかってしまう。
また、前記した特許文献1に記載されたように、負荷と反対側のベアリングの外輪をハウジングに圧入固定する場合には、組付性を考慮して、このベアリングの内輪とシャフトとの間に隙間を設け、シャフトに予圧を付与するためにこのベアリングの内輪とシャフトとの間に弾性体を設ける必要があるが、弾性体の耐久性の面で問題がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、組付性や耐久性を損なうことなく低コストにてロータの軸方向における動きを簡易かつ確実に規制することにより、がたつきによる異音の発生を抑制することができる電動機及びこれを用いた電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る電動機は、出力軸を有するロータと、出力軸のロータ両端近傍の第一及び第二の部分を各々支持する第一及び第二のベアリングと、これら第一及び第二のベアリングを各々保持する第一及び第二のベアリング保持部が設けられたケースと、を備える電動機であって、第一のベアリングを第二のベアリング側に付勢することにより出力軸に軸方向の予圧を付与する予圧付与部材が第一のベアリング保持部に設けられてなるものである。
かかる構成を採用すると、第一のベアリング保持部に設けられた予圧付与部材により、第一のベアリングを第二のベアリング側に付勢し、出力軸に軸方向の予圧を付与して、組付性や耐久性を損なうことなく低コストにてロータの軸方向における動きを簡易かつ確実に規制することができる。この結果、ロータの軸方向(アキシアルな方向)の振動及び共振による異音の発生を抑制することができ、簡易な構成で電動パワーステアリング装置用として最適な電動機とすることができる。
前記電動機において、内輪及び外輪を有するベアリングを採用することができる。そして、第一のベアリングにおいて、内輪に出力軸の第一の部分を圧入固定する一方、外輪を第一のベアリング保持部に軸方向に変位可能に保持させ、第二のベアリングにおいて、内輪に出力軸の第二の部分を軸方向に変位可能に挿入する一方、外輪を第二のベアリング保持部に圧入固定し、出力軸の第二の部分に第二のベアリングの内輪に当接する段部を形成し、予圧付与部材が第一のベアリングを第二のベアリング側に付勢して出力軸に軸方向の予圧を付与することにより、出力軸の段部を第二のベアリングの内輪に押し付けることができる。
かかる構成を採用すると、予圧付与部材で第一のベアリングを第二のベアリング側に付勢して出力軸に軸方向の予圧を付与し、出力軸の段部を第二のベアリングの内輪に押し付けて、ロータの軸方向の動きを規制することができる。
また、前記電動機において、出力軸の出力取出側にある第一の部分を支持する第一のベアリングと、出力軸の出力取出側と反対側にある第二の部分を支持する第二のベアリングと、を採用するとともに、第一のベアリングを出力軸の出力取出側と反対側に付勢する予圧付与部材を採用することができる。
かかる構成を採用すると、予圧付与部材で第一のベアリングを出力軸の出力取出側と反対側に付勢して出力軸に軸方向の予圧を付与し、ロータの軸方向の動きを規制することができる。
また、前記電動機において、ウェーブワッシャからなる予圧付与部材を採用することができる。
かかる構成を採用すると、予圧付与部材として安価なウェーブワッシャを採用するので、低コストにてロータの軸方向における動きを規制することができる。
また、本発明を、ブラシレス型の電動機(マグネットが設けられたロータと、コイルが巻回されたステータと、を備え、ステータのコイルに給電することにより、マグネットを有するロータに回転力を生じさせる電動機)に適用することができる。
また、本発明を、ブラシ付きの電動機(コイルが巻回されたロータと、マグネットが設けられたステータと、ブラシと、を備え、ロータに巻回されたコイルにブラシを介して給電することにより、マグネットを有するステータに対してロータに回転力を生じさせる電動機)に適用することもできる。
また、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、車両のステアリング系に操舵補助トルクを与える電動パワーステアリング装置であって、前記電動機を備えるものである。
かかる構成によれば、ロータの軸方向における動きを規制することにより異音の発生を抑制することができる電動機を採用するため、静粛性に優れた電動パワーステアリング装置を提供することが可能となる。
本発明によれば、組付性や耐久性を損なうことなく低コストにてロータの軸方向における動きを簡易かつ確実に規制することにより、がたつきによる異音の発生を抑制することができる電動機及びこれを用いた電動パワーステアリング装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る電動パワーステアリング装置の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
まず、図1を用いて、本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置10について説明する。
本実施形態に係るコラム式の電動パワーステアリング装置10は、ステアリング系(ステアリングシャフト11、ハウジング12、ラック・ピニオン式運動変換機構20、ウォーム減速機構30等からなる構成)と、このステアリング系に操舵補助トルクを与えるパワーアシスト用の電動モータ13と、トルクセンサ40と、を備えている。
ステアリングシャフト11は、ステアリング入力軸11aと、ステアリング出力軸11bと、を有しており、ハウジング12の内部に軸心回りに回転自在に支持されている。ハウジング12は、車室内部の所定位置に下部を前方に向けて傾斜した状態に固定されている。ステアリング入力軸11aは、その上端に、図示していないステアリングホイールが固定されることとなり、ステアリングホイールと同期回転する。
ステアリング入力軸11aとステアリング出力軸11bとは、トルクセンサ40のトーションバーを介して連結されている。ステアリングホイールからステアリング入力軸11aを経てステアリング出力軸11bに伝達される操舵トルクは、トルクセンサ40により検出される。そして、図示していないECUが、検出された操舵トルクに基づいて電動モータ13の出力を制御する。
ラック・ピニオン式運動変換機構20は、長手方向を車両の左右方向として車両前部のエンジンルーム内にほぼ水平に配置され軸方向に移動自在なラック軸21と、ラック軸21の軸心に対して斜めに支承されてラック軸21の歯部に噛合する歯部が設けられたピニオン軸22と、ラック軸21及びピニオン軸22を支承する筒状のケース23と、を有している。ラック・ピニオン式運動変換機構20のラック軸21の両端側に設けられた図示していないナックルには、前輪のホイールが取り付けられる。
ピニオン軸22とステアリング出力軸11bの下端とは、2個の自在継手15,16及び連結部材17で連結されている。また、ステアリング出力軸11bの軸方向の中間位置には、ウォーム減速機構30が配置され、このウォーム減速機構30を介して電動モータ13から、ステアリング出力軸11bに対して操舵補助トルクが付与される。
次いで、図2を用いて、本実施形態に係る電動モータ13について説明する。
電動モータ13は、本発明における電動機に相当するものであり、略有底円筒状のケース本体50と、このケース本体50の開口側に取り付けられる略円環状のフランジ51と、を有するモータケース52を備えている。
ケース本体50は、モータ軸方向に沿う円筒状の胴部53と、胴部53のモータ軸方向の一側を閉塞する底部54と、を有している。ケース本体50の底部54の中央には、開口とは反対側(モータ軸方向後方)に有底円筒状に突出するベアリングハウジング58が形成されており、ベアリングハウジング58の内側には、リアベアリング59が保持されている。
ケース本体50の胴部53の内周面には、ステータ60が固定されている。ステータ60は、珪素鋼板を積層したステータコア61と、ステータコア61にインシュレータ62を介して巻回されたコイル63と、から構成されている。また、ケース本体50の胴部53の内周面には、ステータコア61よりもフランジ51側に給電用のパワーハーネス64を接続させる端子台65が固定されている。
フランジ51は、ケース本体50の開口側(モータ軸方向前方)に取り付けられる部材であり、ケース本体50側の面の中央位置に、ケース本体50とは反対側に凹んだベアリング保持凹部66が形成されている。ベアリング保持凹部66にはフロントベアリング67が保持される。フロントベアリング67と、ケース本体50のベアリングハウジング58に保持されたリアベアリング59と、によりロータ70の出力軸71が回転可能に支持される。
なお、フロントベアリング67は、出力軸71の出力取出側の部分(第一の部分)を支持するものであり、本発明における第一のベアリングに相当する。また、リアベアリング59は、出力軸71の出力取出側と反対側の部分(第二の部分)を支持するものであり、本発明における第二のベアリングに相当する。また、ベアリング保持凹部66は本発明における第一のベアリング保持部に相当し、ベアリングハウジング58は本発明における第二のベアリング保持部に相当する。
ロータ70は、出力軸71と、出力軸71が中心位置に固定されるロータコア72と、ロータコア72に接着固定されるマグネット73と、を有しており、マグネット73の周囲がステンレスからなるマグネットカバー73aによって覆われている。また、ロータ70においては、出力軸71がフランジ51から外側に突出しており、この突出部分にスプライン加工が施されている。一方、図1に示すウォーム減速機構30のウォームには連結部材74が一体的に結合されている。そして、出力軸71の突出部分に、連結部材74がスプライン結合されている。すなわち、出力軸71の突出部分に(連結部材74を介して)ウォームがスプライン結合されることとなる。なお、本実施形態に係る電動モータ13は、ステータ60のコイル63に給電することにより、マグネット73を有するロータ70に回転力を生じさせるブラシレスモータである。
ロータ70の出力軸71には、フランジ51とロータコア72との間に、レゾルバロータ75が固定されている。そして、レゾルバロータ75と対向配置された状態で、レゾルバホルダ77に圧入等で固定されたレゾルバステータ76がフランジ51にネジ78で固定されている。レゾルバステータ76は、レゾルバロータ75の回転位置を検出することにより、ロータ70の回転位置を検出する。
ここで、電動モータ13のフロントベアリング67は、周方向に複数の転動体67aを保持する内輪67bと外輪67cとを有しており、フロントベアリング67の内輪67bに出力軸71が圧入固定されている。また、フロントベアリング67は、その外輪67cの外径がベアリング保持凹部66の内径よりも若干小さく設定されており、これにより、ベアリング保持凹部66の内周面部66aと外輪67cとの間に間隙が形成され、軸方向に変位可能とされている。また、ベアリング保持凹部66の底面部66bとフロントベアリング67の外輪67cとの間には、ウェーブワッシャ(予圧付与部材)81が設けられ、ウェーブワッシャ81の弾性力によりフロントベアリング67が電動モータ13の軸方向後方に付勢されている。
また、電動モータ13のリアベアリング59は、周方向に複数の転動体59aを保持する内輪59bと外輪59cとを有しており、このリアベアリング59の外輪59cがベアリングハウジング58に圧入固定されている。また、リアベアリング59は、その内輪59bの内径が、出力軸71の軸方向後方端部の外径よりも若干大きくされており、これにより、ベアリング59の内輪59bと、この内輪59bに挿入される出力軸71の軸方向後方端部と、の間に間隙が形成されている。また、出力軸71の軸方向後方端部近傍には、端部よりも若干大径の段部71aが形成されており、この段部71aがリアベアリング59の内輪59bに当接するようになっている。
そして、本実施形態に係る電動モータ13においては、ベアリング保持凹部66内に設けられたウェーブワッシャ81の付勢力によって、ロータ70を構成する出力軸71に、軸方向後方へ向かって予圧が付与されている。ウェーブワッシャ81によって付与される予圧の向きは、ロータ70とステータコア61との位置関係から発生する磁気による予圧の向きと同一とされており、これにより、ロータ70の軸方向の動きが規制されて軸方向の位置が規定され、必然的に出力軸71の先端における突出寸法が設計値に維持される。
以上説明した実施形態に係る電動モータ13においては、ウェーブワッシャ81(予圧付与部材)によって出力軸71を電動モータ13の軸方向後方へ付勢して、出力軸71の段部71aをリアベアリング59の内輪59bに当接させ、押し付けることができる。従って、組付性や耐久性を損なうことなく低コストにてロータ70の軸方向における動きを簡易かつ確実に規制することができる。この結果、ロータ70のがたつきによる異音の発生を抑制することができる。
また、以上説明した実施形態に係る電動モータ13においては、予圧付与部材として安価なウェーブワッシャ81を採用するので、低コストにてロータ70の軸方向における動きを規制することができる。
また、以上説明した実施形態に係る電動パワーステアリング装置10は、ロータ70の軸方向における動きを規制することにより異音の発生を抑制することができる電動モータ13を採用するため、静粛性に優れたものとなる。
<第2実施形態>
次に、図3を用いて、本発明の第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置について説明する。本実施形態に係る電動パワーステアリング装置は、第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置の電動モータ(ブラシレスモータ)をブラシ付きモータに変更したものであり、その他の構成については実質的に同一である。このため、異なる構成を中心に説明することとし、重複する構成については第1実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略することとする。
本実施形態に係る電動モータ90は、モータケース52を構成するケース本体50の胴部53の内周壁に固定された複数のマグネット91を有するステータ92を備えている。また、電動モータ90は、コイルが巻回されたコア93の中心に出力軸71が圧入されてロータ94が構成されている。また、出力軸71の軸方向前方には整流子95が圧入固定されており、この整流子95の外周側では、フランジ51に形成された保持凹部51aに設けられたブラシホルダ96によってブラシ97が保持され、このブラシ97が整流子95に接触して通電するようになっている。すなわち、本実施形態に係る電動モータ90は、ロータ94のコイルにブラシ97を介して給電することにより、マグネット91を有するステータ92に対してロータ94に回転力を生じさせるブラシ付きモータである。
本実施形態に係る電動モータ90においても、軸方向前方に設けられたフロントベアリング67の内輪67bに出力軸71が圧入固定されており、また、外輪67cの外径がベアリング保持凹部66の内径よりも若干小さくされ、ベアリング保持凹部66の内周面部66aと外輪67cとの間に間隙が形成され、フロントベアリング67が軸方向に変位可能とされている。また、ベアリング保持凹部66の底面部66bとフロントベアリング67の外輪67cとの間には、ウェーブワッシャ81が設けられ、ウェーブワッシャ81の弾性力によりフロントベアリング67が電動モータ13の軸方向後方に付勢されている。
また、電動モータ13の軸方向後方に設けられたリアベアリング59の外輪59cがベアリングハウジング58に圧入固定されており、また、内輪59bの内径が、出力軸71の端部近傍部分の外径よりも若干大きくされ、リアベアリング59の内輪59bと、この内輪59bに挿入された出力軸71の軸方向後方端部と、の間に間隙が形成されている。また、出力軸71の軸方向後方端部近傍には、端部より若干大径とされた段部71aが形成されており、この段部71aがリアベアリング59の内輪59bに当接するようになっている。
そして、本実施形態に係る電動モータ90においても、ベアリング保持凹部66内に設けられたウェーブワッシャ81の付勢力によって、ロータ94を構成する出力軸71に、軸方向後方へ向かって予圧が付与されている。ウェーブワッシャ81によって付与される予圧の向きは、ロータ94とステータ92との位置関係から発生する磁気による予圧の向きと同一とされており、これにより、ロータ94の軸方向の動きが規制されて軸方向の位置が規定され、必然的に出力軸71の先端における突出寸法が設計値に維持される。
以上説明した実施形態に係る電動モータ90においては、ウェーブワッシャ81(予圧付与部材)によって出力軸71を電動モータ90の軸方向後方へ付勢して、出力軸71の段部71aをリアベアリング59の内輪59bに当接させ、押し付けることができる。従って、組付性や耐久性を損なうことなく低コストにてロータ94の軸方向における動きを簡易かつ確実に規制することができる。この結果、ロータ94のがたつきによる異音の発生を抑制することができる。
また、以上説明した実施形態に係る電動モータ90においては、予圧付与部材として安価なウェーブワッシャ81を採用するので、低コストにてロータ94の軸方向における動きを規制することができる。
また、以上説明した実施形態に係る電動パワーステアリング装置は、ロータ94の軸方向における動きを規制することにより異音の発生を抑制することができる電動モータ90を採用するため、静粛性に優れたものとなる。
なお、以上の各実施形態においては、ケース本体50の軸方向前方に設けられたベアリング保持凹部66とフロントベアリング67との間に予圧付与部材としてのウェーブワッシャ81を設け、ウェーブワッシャ81により出力軸71を軸方向後方に付勢した例を示したが、出力軸71を付勢する方向はこれに限られるものではない。例えば、ロータとステータとの位置関係から発生する磁気による予圧の向きが出力軸71の軸方向前方である場合には、ケース本体50のベアリングハウジング58とリアベアリング59との間に予圧付与部材(例えばウェーブワッシャ81)を設け、予圧付与部材により出力軸71を軸方向前方に付勢することもできる。
かかる場合においては、リアベアリング59の内輪59bに出力軸71を圧入固定するとともに、リアベアリング59の外輪59cの外径をベアリングハウジング58の内径よりも若干小さく設定して、リアベアリング59を軸方向に変位可能とする。また、フロントベアリング67の外輪67cをベアリング保持凹部66に圧入固定するとともに、フロントベアリング67の内輪67bの内径を出力軸71の軸方向前方端部の外径よりも若干大きくして、内輪67bと内輪67bに挿入される出力軸71の軸方向前方端部との間に間隙を形成する。また、出力軸71の軸方向前方端部近傍に段部を形成し、この段部をフロントベアリング67の内輪67bに当接させる。
そして、ベアリングハウジング58とリアベアリング59との間に予圧付与部材(例えばウェーブワッシャ81)を設け、リアベアリング59を軸方向前方に付勢することにより、ロータを構成する出力軸71に、軸方向前方へ向かって予圧を付与する。かかる場合において、リアベアリング59は本発明における第一のベアリングに相当し、ベアリングハウジング58は本発明における第一のベアリング保持部に相当し、フロントベアリング67は本発明における第二のベアリングに相当し、ベアリング保持凹部66は本発明における第二のベアリング保持部に相当する。
このような構成を採用した場合には、予圧付与部材(ウェーブワッシャ81)によって出力軸71を軸方向前方へ付勢して、出力軸71の段部をフロントベアリング67の内輪67bに当接させ、押し付けることができる。従って、組付性や耐久性を損なうことなく低コストにてロータの軸方向における動きを簡易かつ確実に規制することができる。この結果、ロータのがたつきによる異音の発生を抑制することができる。
また、以上の各実施形態においては、予圧付与部材としてウェーブワッシャを採用した例を示したが、予圧付与部材の種類はこれに限られるものではない。すなわち、フロントベアリング67をリアベアリング59側に(又はリアベアリング59をフロントベアリング67側)に付勢することにより出力軸71に軸方向の予圧を付与することができるような部材であれば、いかなる部材を採用することもできる。
本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成図である。 図1に示す電動パワーステアリング装置の電動モータの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置の電動モータの断面図である。
符号の説明
10…電動パワーステアリング装置、13・90…電動モータ(電動機)、52…モータケース、58…ベアリングハウジング(第二のベアリング保持部)、59…リアベアリング(第二のベアリング)、59b…内輪、59c…外輪、60・92…ステータ、63…コイル、66…ベアリング保持凹部(第一のベアリング保持部)、67…フロントベアリング(第一のベアリング)、67b…内輪、67c…外輪、70・94…ロータ、71…出力軸、71a…段部、73・91…マグネット、81…ウェーブワッシャ(予圧付与部材)、97…ブラシ。

Claims (7)

  1. 出力軸を有するロータと、前記出力軸の前記ロータ両端近傍の第一及び第二の部分を各々支持する第一及び第二のベアリングと、これら第一及び第二のベアリングを各々保持する第一及び第二のベアリング保持部が設けられたケースと、を備える電動機であって、
    前記第一のベアリングを前記第二のベアリング側に付勢することにより前記出力軸に軸方向の予圧を付与する予圧付与部材が前記第一のベアリング保持部に設けられてなることを特徴とする、
    電動機。
  2. 前記第一及び第二のベアリングは、各々内輪及び外輪を有し、
    前記第一のベアリングにおいて、内輪に前記出力軸の前記第一の部分が圧入固定される一方、外輪が前記第一のベアリング保持部に軸方向に変位可能に保持され、
    前記第二のベアリングにおいて、内輪に前記出力軸の前記第二の部分が軸方向に変位可能に挿入される一方、外輪が前記第二のベアリング保持部に圧入固定され、
    前記出力軸の前記第二の部分には、前記第二のベアリングの内輪に当接する段部が形成され、
    前記予圧付与部材が前記第一のベアリングを前記第二のベアリング側に付勢して前記出力軸に軸方向の予圧を付与することにより、前記出力軸の前記段部が前記第二のベアリングの内輪に押し付けられることを特徴とする、
    請求項1に記載の電動機。
  3. 前記第一のベアリングは、前記出力軸の出力取出側にある前記第一の部分を支持するものであり、
    前記第二のベアリングは、前記出力軸の出力取出側と反対側にある前記第二の部分を支持するものであり、
    前記予圧付与部材は、前記第一のベアリングを前記出力軸の出力取出側と反対側に付勢することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の電動機。
  4. 前記予圧付与部材は、ウェーブワッシャからなることを特徴とする、
    請求項1から3の何れか一項に記載の電動機。
  5. 前記ロータには、マグネットが設けられ、
    前記ケースには、コイルが巻回されたステータが設けられ、
    前記ステータの前記コイルに給電することにより、前記マグネットを有する前記ロータに回転力を生じさせることを特徴とする、
    請求項1から4の何れか一項に記載の電動機。
  6. 前記ロータには、コイルが巻回され、
    前記ケースには、マグネットを有するステータと、ブラシと、が設けられ、
    前記ロータに巻回された前記コイルに前記ブラシを介して給電することにより、前記マグネットを有する前記ステータに対して前記ロータに回転力を生じさせることを特徴とする、
    請求項1から4の何れか一項に記載の電動機。
  7. 車両のステアリング系に操舵補助トルクを与える電動パワーステアリング装置であって、
    請求項1から6の何れか一項に記載の電動機を備えることを特徴とする、
    電動パワーステアリング装置。
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