JP2015143069A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動パワーステアリング装置における異音の発生を抑制すること。【解決手段】電動パワーステアリング装置は、モータハウジング40内でモータ軸31を中心にロータ32が回転するモータ30と、連結部80を介してモータ軸31と一体に回転可能に連結されるウォーム軸21及びウォーム軸21と噛合してモータ30の回転をステアリングシャフトに伝達するウォームホイール22からなるウォーム減速機23とを備えるようにした。そして、モータ軸31は、その一端となる軸端31aがモータハウジング40に加締め固定されるモータ軸受50により回転自在に支持される一方、モータ軸31の他端となるウォーム軸21側の軸端31bがロータ32内に収容されるようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関する。
従来、操舵機構にアシスト力を付与する電動パワーステアリング装置としては、モータの回転をウォーム軸及びウォームホイールを噛合してなるウォーム減速機により減速して出力することにより、該モータの回転をアシスト力として付与するアシスト機構がある。このように用いるアシスト機構としては、例えば、特許文献1に記載のフロントベアリングと、リヤベアリングとにより、ロータと一体回転するモータ軸をモータケースに回転自在に支持したものがある。
特開2010−187492号公報
ところで、こういったアシスト機構では、モータ軸等のモータの組み付け時の作業効率を高めるために、上記ベアリングとこれを支持するハウジング等に隙間を設けるのが一般的である。ところが、このような隙間を設けると、ベアリングがハウジング等に打ち当って、打音を発生させることになる。そして、こうして発生した打音は、電動パワーステアリング装置における異音の発生の要因となる可能性がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、異音の発生を抑制することができる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決する電動パワーステアリング装置は、モータハウジング内でモータ軸を中心にロータが回転するモータと、減速機ハウジング内で連結部を介してモータ軸と一体に回転可能に連結されるウォーム軸と、ウォーム軸と噛合してモータの回転を操舵機構に伝達するウォームホイールとを含み、ウォーム軸とウォームホイールとからなるウォーム減速機によりモータの回転を操舵機構に付与するようにしている。また、電動パワーステアリング装置において、モータ軸は、その一端がモータハウジングに回転自在に支持される一方、モータ軸の他端となるウォーム軸側がロータ内に収容されるようにしている。
この構成によれば、モータのウォーム軸側、すなわちモータの回転の出力側からロータの外にモータ軸が突出することがなくなる。これにより、モータの回転の出力側のモータ軸をロータ内に収容する場合、モータの回転の出力側からロータの外にモータ軸が突出する場合に比べて、ロータとウォーム軸とを近付けることができる。このため、ロータが連結部を介してウォーム軸に支持されるようにもなり、その結果としてモータ軸がロータに支持される。したがって、モータの回転の出力側についてはモータ軸を支持するための軸受けの構成を省くことができ、こういったモータ軸を支持するための軸受けによる打音をなくし電動パワーステアリング装置での異音の発生を抑制することができる。
また、特にモータの回転の出力側についてはモータ軸を支持するための軸受けの構成を省くことで、部品点数を削減することができるようになり、ウォーム減速機の組み付け工程やコストの削減に寄与することができる。
こういった電動パワーステアリング装置において、ウォーム軸は、その両端が軸受けにより支持され、ロータは、モータの回転をウォーム軸に伝達するモータ側連結部を有することが好ましい。
この構成によれば、ロータが連結部の一部を兼ねるようになる。すなわち、連結部の一部をロータが有する場合、連結部をロータと別箇所に設ける場合に比べて、ロータからウォーム軸を支持する軸受けのうちロータに近い軸受けまでの距離を縮めることができる。これにより、モータ軸、すなわちロータの支持についてはウォーム軸を支持する軸受けのうちロータに近い軸受けで作用させることができるようになる。したがって、モータの回転の出力側についてはモータ軸を支持するための軸受けの構成を省いたとしても、モータの回転、すなわちロータ及びモータ軸を効果的に支持することができる。
また、こういった電動パワーステアリング装置において、モータハウジング及びモータ軸の一端を支持する軸受けの間にウォーム軸の軸長方向の移動を可能にするウェーブワッシャを介在させることで、モータの回転の出力側についてはモータ軸を支持するための軸受けの構成を省く場合でも、ウォーム軸の軸長方向の移動を可能にしている。
本発明によれば、電動パワーステアリング装置における異音の発生を抑制することができる。
電動パワーステアリング装置の概略構成を示す図。 図3の2−2線断面構造を示す図であって特に連結部を模式的に併せ示す断面図。 アシスト機構を示す断面図。
以下、電動パワーステアリング装置の一実施形態を説明する。
図1に示すように、電動パワーステアリング装置1において、ステアリングホイール2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結される。そして、運転者のステアリングホイール2の操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。なお、ステアリングシャフト3は、コラム軸8、中間軸9、及びピニオン軸10を連結してなる。また、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、ラック軸5の両端に連結されたタイロッド11を介して転舵輪12に伝達されることにより転舵輪12の転舵角が変化し、車両の進行方向が変更される。
また、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングシャフト3、ラックアンドピニオン機構4、及びラック軸5からなる操舵機構6に運転者のステアリングホイール2の操作を補助するためのアシスト力を付与するアシスト機構20を備える。アシスト機構20は、駆動源となるモータ30と、モータ30に連結されたウォーム軸21の歯部21a及びコラム軸8(ステアリングシャフト3)に連結されたウォームホイール22の歯部22aを噛合してなるウォーム減速機23とを備える。本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、所謂、コラムアシスト型の電動パワーステアリング装置として機能する。そして、電動パワーステアリング装置1は、モータ30の回転をウォーム減速機23により減速してコラム軸8に伝達することによりそのモータトルクをアシスト力として操舵機構6(本実施形態では、ステアリングシャフト3)に付与する。
次に、アシスト機構20の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、アシスト機構20は、モータ30や該モータ30の回転に関わる部品を収容する第1ハウジング41及び第2ハウジング42からなるモータハウジング40を備える。第1ハウジング41には、モータ30を構成するモータ軸31が収容されるとともに、該モータ軸31を支持するモータ軸受50、及び該モータ軸31の回転角度を検出するレゾルバ51等が収容される。また、第2ハウジング42には、モータ30を構成する部品であって、モータ軸31を中心に回転するロータ32、該ロータ32を囲むステータ33、及び該ステータ33を励磁するコイル34等が収容される。なお、コイル34は、モータハウジング40の外部に設けられるモータ30の駆動回路(電力供給源)に複数のバスバー35を介して接続される。
モータハウジング40のモータ軸31の軸方向の一端(図2中、左側)には、モータ30の駆動回路を収容する基板ハウジング52がボルト等の締結部材により連結される。また、モータハウジング40のモータ軸31の軸方向の他端(図2中右側)には、ウォーム軸21及びウォームホイール22を収容する減速機ハウジング60がボルト等の締結部材により連結される。
図2の拡大図に示すように、モータ軸31は、その一端(図2中、左側)、すなわち基板ハウジング52側の軸端31aが加締め部41aにより第1ハウジング41に加締め固定されるモータ軸受50により回転自在に支持される。モータ軸受50は、ボール軸受(ベアリング)であって、外輪50a、内輪50b、及びこれらの間に介在されるボール50cにより構成される。そして、第1ハウジング41の加締め部41a(モータハウジング40)、及びモータ軸受50の外輪50aの間には、ウォーム軸21の軸長方向(軸方向)への移動を可能にする凹凸を有する円環状のウェーブワッシャ70が介在される。
また、モータ軸31は、ウォーム軸21側となる他端(図2中、右側)、すなわちモータ30の回転の出力側の軸端31bがロータ32に一体回転可能に嵌合されるとともに、ロータ32内に収容される。また、モータ軸31は、その軸端31bの先端がロータ32から突出しない長さに設定される。なお、モータ軸31は、ロータ32内に収容される長さが該モータ軸31の径の2倍以上に設定される。
また、減速機ハウジング60には、ウォーム軸21を収容するウォーム軸収容部61が形成されるとともに、ウォームホイール22を収容するウォームホイール収容部62が該ウォーム軸収容部61に連続して形成される。ウォーム軸収容部61は、ウォーム軸21の軸方向に延びる円柱状に形成される。そして、ウォーム軸収容部61の一端(図2中、左側)は、モータハウジング40に連通する。また、ウォーム軸収容部61の他端(図2中、右側)は、外部に開口しており、エンドカバー63により封止される。
ウォーム軸21は、その両端(先端21b,21c)が減速機ハウジング60内で第1ウォーム軸受64、及び第2ウォーム軸受65により回転自在に支持され、ウォームホイール22に噛合される。各ウォーム軸受64,65は、ボール軸受(ベアリング)であって、外輪64a,65a、内輪64b,65b、及びこれらの間に介在されるボール64c,65cにより構成される。
ウォーム軸21のモータ30側の先端21bを支持する第1ウォーム軸受64は、ロックボルト66により減速機ハウジング60内に加締め固定される。また、第1ウォーム軸受64は、その内部隙間が比較的大きく設定される。そして、ウォーム軸21は、第1ウォーム軸受64の内輪64bに対してすきまばめされることにより、第1ウォーム軸受64、すなわち減速機ハウジング60に対して径方向及び軸長方向へ移動可能に支持される。
また、第2ウォーム軸受65は、ウォーム軸収容部61のエンドカバー63側に設けられ、ウォーム軸21のウォームホイール22側の先端21cを支持する。ウォーム軸収容部61のエンドカバー63側は、その内径が第2ウォーム軸受65の外径よりも大きく、エンドカバー63及び第2ウォーム軸受65の間に隙間を有する。また、ウォーム軸収容部61のエンドカバー63側には、第2ウォーム軸受65をウォームホイール22に近接する方向(図2中、下側)に付勢する板ばね67が設けられる。すなわち、第2ウォーム軸受65は、ウォーム軸収容部61内で径方向及び軸長方向へ移動可能に設けられる。そして、ウォーム軸21は、第2ウォーム軸受65の内輪65bに対してしまりばめされることにより、第2ウォーム軸受65と一体に径方向及び軸長方向へ移動可能に支持される。
また、ウォーム軸21は、その一端(図2中、左側)の先端21bがモータハウジング40内まで延びるとともに、ロータ32(モータ30)に連結部80を介して一体に回転自在に連結される。
図2及び図3に示すように、連結部80は、ロータ32に形成されるモータ側連結部としての噛み合い部81と、ウォーム軸21に装着されるウォーム側連結部としてのフランジボス82と、これらの間に介在される弾性材料からなるラバースプリング83とから構成される。
噛み合い部81は、ロータ32のウォーム軸21側を円環状に凹設することで該ロータ32に一体形成される。また、噛み合い部81には、フランジボス82、すなわちウォーム軸21に向かって突出する複数(本実施形態では、4つ)の係合爪81aが形成される。また、フランジボス82は、円環状に形成され、その嵌合部82aがウォーム軸21のモータ30側の先端21bに嵌合することによりウォーム軸21と一体に回転自在に装着される。また、フランジボス82には、噛み合い部81、すなわちロータ32に向かって突出する複数(本実施形態では、4つ)の係合爪82bが形成される。また、ラバースプリング83は、その本体部83aが円環状に形成され、本体部83aから径方向外側に向かって延設される複数(本実施形態では、8つ)の係合片83bを有する。
図3に示すように、噛み合い部81の各係合爪81a及びフランジボス82の各係合爪82bは、それぞれが周方向に交互に配置されて組み付けられる。そして、係合爪81a及び係合爪82bのそれぞれの間には、ラバースプリング83の係合片83bが一つずつ挟持されて組み付けられる。このため、連結部80は、ラバースプリング83の弾性変形により噛み合い部81たるロータ32、すなわちモータ軸31(モータ30)に対するウォーム軸21の傾動を可能にする。また、このように連結部80を介したロータ32及びウォーム軸21の連結は、ロータ32のウォーム軸21側とウォーム軸21の先端21bとの間で直接的な連結として実現される。
そして、上述したように、ウォーム軸21は、その他端(図2中、右側)の先端21cが板ばね67によりウォームホイール22に近接する方向(図2中、下側)に付勢される。このように、本実施形態のアシスト機構20には、ウォーム軸21が傾動するとともに、ウォーム軸21がウォームホイール22に対して付勢されることで、ウォーム軸21とウォームホイール22との間の軸間距離が調整され、バックラッシュが除去されるバックラッシュ調整機構が組み込まれる。
次に、電動パワーステアリング装置1の作用を説明する。
図3に示すように、モータ軸31は、その軸端31bがロータ32内に収容されるので、モータ30のウォーム軸側、すなわちモータ30の回転の出力側からロータ32の外にモータ軸31が突出することがなくなる。これにより、モータ30の回転の出力側のモータ軸31をロータ32内に収容する場合、モータ30の回転の出力側からロータ32の外にモータ軸31が突出する場合に比べて、ロータ32とウォーム軸21とを近付けることができる。このため、ロータ32が連結部80を介してウォーム軸に支持されるようにもなり、その結果としてモータ軸31がロータ32に支持される。したがって、モータの回転の出力側についてはモータ軸を支持するための軸受けの構成を省くことができるようになる。
また、特にモータ30の回転の出力側についてはモータ軸31を支持するための軸受けの構成を省くことで、部品点数を削減することができるようになる。
また、連結部80において、噛み合い部81についてはロータ32に一体形成するので、ロータ32が連結部80の一部を兼ねる。すなわち、連結部80の一部をロータ32に一体形成する場合、連結部80をロータ32と別箇所に設ける場合に比べて、ロータ32からウォーム軸21を支持する軸受けのうちロータ32に近い第1ウォーム軸受64までの距離を縮めることができる。
これにより、モータ軸31、すなわちロータ32の支持についてはウォーム軸21を支持する軸受けのうちロータ32に近い第1ウォーム軸受64で作用させることができるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に示す効果を奏することができる。
(1)モータ軸31は、その軸端31bがロータ32内に収容されるようにした。これにより、モータ30の回転の出力側についてはモータ軸31を支持するための軸受けの構成を省くことができ、こういったモータ軸31を支持するための軸受けによる打音をなくし電動パワーステアリング装置1での異音の発生を抑制することができる。
また、特にモータ30の回転の出力側についてはモータ軸31を支持するための軸受けの構成を省くことで、ウォーム減速機23の組み付け工程やコストの削減に寄与することができる。
(2)モータ軸31をロータ32内に収容する場合、モータ30の回転の出力側からロータ32の外にモータ軸31が突出する場合に比べて、ロータ32から第1ウォーム軸受64までの距離が縮まる。これにより、アシスト機構20について、ウォーム軸21の軸方向の長さの短縮を図ることができ、電動パワーステアリング装置1のコンパクト化を図ることができる。
(3)連結部80において、噛み合い部81についてはロータ32に一体形成するようにした。これにより、モータ軸31、すなわちロータ32の支持についてはウォーム軸21を支持する軸受けのうちロータに近い第1ウォーム軸受64で作用させることができるようになる。したがって、モータ30の回転の出力側についてはモータ軸31を支持するための軸受けの構成を省いたとしても、モータ30の回転、すなわちロータ32及びモータ軸31を効果的に支持することができる。
(4)第1ハウジング41の加締め部41a(モータハウジング40)、及びモータ軸受50の外輪50aの間にウェーブワッシャ70を介在させるので、モータ30の回転の出力側についてはモータ軸31を支持するための軸受けの構成を省く場合でも、ウォーム軸21の軸長方向の移動を可能にしている。
(5)連結部80において、フランジボス82については、ウォーム軸21の先端21bに一体に回転可能に装着されるので、ロータ32とウォーム軸21との直接的な連結が実現される。これにより、ロータ32からウォーム軸21を支持する軸受けのうちロータ32に近い第1ウォーム軸受64までの距離がさらに縮まるようになる。したがって、モータの回転の出力側についてはモータ軸を支持するための軸受けの構成を省いたとしても、モータの回転、すなわちロータ及びモータ軸をより効果的に支持することができる。
(6)連結部80において、噛み合い部81及びフランジボス82の間には、ラバースプリング83を介在させるようにした。これにより、ウォーム軸21の歯部21aとウォームホイール22の歯部22aとの噛合について、効果的に維持することができる。
(7)連結部80の一部をロータ32に一体形成する場合、連結部80をロータ32と別に設ける場合に比べて、ロータ32から第1ウォーム軸受64までの距離が縮まる。これにより、アシスト機構20について、ウォーム軸21の軸方向の長さの短縮を図ることができ、電動パワーステアリング装置1のコンパクト化を図ることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・連結部80において、噛み合い部81及びフランジボス82の間には、ラバースプリング83を介在させなくてもよい。すなわち、ロータ32及びウォーム軸21の連結は、ロータ32に対してウォーム軸21が一体に回転可能に実現されていればよく、傾動を許容しない構成であってもよい。
・連結部80において、フランジボス82は、ウォーム軸21の先端21bに溶接したり、ウォーム軸21の先端21bの形状を加工したりすることで、一体に形成することもできる。また、連結部80において、噛み合い部81は、ロータ32の端面に溶接したり、形状を加工したりすることで、一体に形成することもできる。また、フランジボス82は、ウォーム軸21の先端21bから若干奥側に嵌合したりもできる。
・連結部において、ウォーム側連結部の形状は、フランジボス形状でなくてもよく、モータ側連結部との連結を通じてモータの回転をウォーム軸に伝達可能であればよい。
・ウェーブワッシャ70については、例えば、連結部80のラバースプリング83にウェーブワッシャ70に相当する機能を持たせることで、省くこともできる。また、連結部において、噛み合い部81及びフランジボス82の間にウェーブワッシャ70を介在させることもできる。その他、ウェーブワッシャ70を介在させる場所を変更してもよく、例えば、第1ウォーム軸受64及びロックボルト66の間等も考えられる。
・連結部80において、噛み合い部81は、ロータ32のウォーム軸21側に一体に回転可能に装着したり、ロータ32内に嵌合したりすることで、別部材にすることもできる。
・ロータ32及びウォーム軸21の連結は、ロータ32からウォーム軸21側で実現したり、モータハウジング40外で実現したりしてもよい。また、ロータ32及びウォーム軸21の連結は、例えば、ウォーム軸21をロータ32内に一体に回転可能に圧入(しまりばめ)することにより実現することもできる。
・上記実施形態では、ロータ32を延長してウォーム軸21にさらに近付けてもよい。
・上記実施形態は、モータ軸31とロータ32とを一体形成したモータにも適用可能である。このようにモータ軸31とロータ32とを一体形成する場合には、ロータ32内に収容されるモータ軸31の長さを該モータ軸31の径の2倍未満に設定することもできる。また、この場合には、ロータ32を本実施形態よりも短くすることもでき、アシスト機構20について、ウォーム軸21の軸方向の長さの短縮を図ることができる。
・上記実施形態は、コラムアシスト型に限らず、例えば、デュアルピニオン型等の他のモデルの電動パワーステアリング装置にも適用可能である。
次に、上記実施形態及び別例(変形例)から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記連結部のうち前記ウォーム軸側に位置するウォーム側連結部は、前記ウォーム軸の先端に一体に回転可能に装着される。この構成によれば、ロータとウォーム軸との直接的な連結が実現される。これにより、ウォーム軸を支持する軸受けのうちロータに近い軸受けまでの距離がさらに縮まるようになる。したがって、モータの回転の出力側についてはモータ軸を支持するための軸受けの構成を省いたとしても、モータの回転、すなわちロータ及びモータ軸をより効果的に支持することができる。
(ロ)前記モータ側連結部及び前記ウォーム側連結部には、前記ロータに対して前記ウォーム軸を傾動可能にする弾性部材を介在させる。この構成によれば、ウォーム軸とウォームホイールとの噛合について、効果的に維持することができる。
1…電動パワーステアリング装置、6…操舵機構、20…アシスト機構、21…ウォーム軸、21a,21b…先端、22…ウォームホイール、23…ウォーム減速機、30…モータ、31…モータ軸、31a,31b…軸端、32…ロータ、40…モータハウジング、41…第1ハウジング、41a…加締め部、42…第2ハウジング、50…モータ軸受、60…減速機ハウジング、64…第1ウォーム軸受、65…第2ウォーム軸受、70…ワッシャ、80…連結部、81…噛み合い部(モータ側連結部)、82…フランジボス(ウォーム側連結部)、83…ラバースプリング(弾性部材)。

Claims (3)

  1. モータハウジング内でモータ軸を中心にロータが回転するモータと、
    減速機ハウジング内で連結部を介して前記モータ軸と一体に回転可能に連結されるウォーム軸と、
    前記ウォーム軸と噛合して前記モータの回転を操舵機構に伝達するウォームホイールとを含み、
    前記ウォーム軸と前記ウォームホイールとからなるウォーム減速機により前記モータの回転を前記操舵機構に付与する電動パワーステアリング装置において、
    前記モータ軸は、その一端が前記モータハウジングに回転自在に支持される一方、前記モータ軸の他端となる前記ウォーム軸側が前記ロータ内に収容されることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記ウォーム軸は、その両端が軸受けにより支持され、
    前記ロータは、前記モータの回転を前記ウォーム軸に伝達するモータ側連結部を有する請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記モータハウジング及び前記モータ軸の一端を支持する軸受けの間には、前記ウォーム軸の軸長方向の移動を可能にするウェーブワッシャを介在させる請求項1又は請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105471170A (zh) * 2015-12-30 2016-04-06 浙江胜华波电器股份有限公司 防水密封式刮水电机
KR101912173B1 (ko) * 2016-04-17 2018-10-29 자화전자(주) 기어샤프트와 기어박스 하우징 결합구조

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