JP2002067986A - ステアリング装置 - Google Patents
ステアリング装置Info
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- JP2002067986A JP2002067986A JP2000265856A JP2000265856A JP2002067986A JP 2002067986 A JP2002067986 A JP 2002067986A JP 2000265856 A JP2000265856 A JP 2000265856A JP 2000265856 A JP2000265856 A JP 2000265856A JP 2002067986 A JP2002067986 A JP 2002067986A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ステアリング装置において、ピニオン軸の支
軸部が軸受に対する嵌め合い精度を高くすることなく、
軸受に対するピニオン軸のがたをなくすこと。 【解決手段】 ピニオン軸14の回転運動をラック軸1
6の直線運動に変換して操舵輪に伝達するステアリング
装置10において、ピニオン軸14の支軸部40を軸受
14Bによりハウジング11Aに支持するに際し、該支
軸部40と該軸受14Bの間にOリング42(環状弾性
体)を介装したもの。
軸部が軸受に対する嵌め合い精度を高くすることなく、
軸受に対するピニオン軸のがたをなくすこと。 【解決手段】 ピニオン軸14の回転運動をラック軸1
6の直線運動に変換して操舵輪に伝達するステアリング
装置10において、ピニオン軸14の支軸部40を軸受
14Bによりハウジング11Aに支持するに際し、該支
軸部40と該軸受14Bの間にOリング42(環状弾性
体)を介装したもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステアリング装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】ステアリング装置は、ステアリング軸に
接続されたピニオン軸と、該ピニオン軸に噛合うラック
軸をハウジングに支持し、ピニオン軸の回転運動をラッ
ク軸の直線運動に変換して操舵輪に伝達可能としてい
る。
接続されたピニオン軸と、該ピニオン軸に噛合うラック
軸をハウジングに支持し、ピニオン軸の回転運動をラッ
ク軸の直線運動に変換して操舵輪に伝達可能としてい
る。
【0003】従来技術では、ラック軸がピニオン軸に噛
合っている部分の背面側にラックガイドを設け、このラ
ックガイドをばねによりピニオン軸の側に弾発し、ラッ
ク軸とピニオン軸の噛合隙間をなくしている。また、ピ
ニオン軸の支軸部をボール軸受によりハウジングに支持
するに際し、ピニオン軸の支軸部をボール軸受の内輪に
圧入することにより、軸受に対するピニオン軸のがたを
なくしている。これらにより、噛合部のバックラッシュ
によるピニオン軸の歯面がラック軸の歯面にあたること
による打音の発生を抑えるものである。
合っている部分の背面側にラックガイドを設け、このラ
ックガイドをばねによりピニオン軸の側に弾発し、ラッ
ク軸とピニオン軸の噛合隙間をなくしている。また、ピ
ニオン軸の支軸部をボール軸受によりハウジングに支持
するに際し、ピニオン軸の支軸部をボール軸受の内輪に
圧入することにより、軸受に対するピニオン軸のがたを
なくしている。これらにより、噛合部のバックラッシュ
によるピニオン軸の歯面がラック軸の歯面にあたること
による打音の発生を抑えるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、ピニオン軸トラック軸の噛合部での打音の発生を
確実に抑えようとするには、圧入部のピニオン軸の支軸
部と軸受の嵌め合い精度を高くする必要があり、また組
付性を考慮して圧入を隙間ばめにした場合でも最小限の
隙間を維持するために、高い寸法精度が必要でありコス
ト高となる。
では、ピニオン軸トラック軸の噛合部での打音の発生を
確実に抑えようとするには、圧入部のピニオン軸の支軸
部と軸受の嵌め合い精度を高くする必要があり、また組
付性を考慮して圧入を隙間ばめにした場合でも最小限の
隙間を維持するために、高い寸法精度が必要でありコス
ト高となる。
【0005】本発明の課題は、ステアリング装置におい
て、ピニオン軸の支軸部が軸受に対する嵌め合い精度を
高くすることなく、軸受に対するピニオン軸のがたをな
くすことができ、組付性も良好な軸支持構造を得ること
にある。
て、ピニオン軸の支軸部が軸受に対する嵌め合い精度を
高くすることなく、軸受に対するピニオン軸のがたをな
くすことができ、組付性も良好な軸支持構造を得ること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ステ
アリング軸に接続されたピニオン軸と、該ピニオン軸に
噛合うラック軸をハウジングに支持し、ピニオン軸の回
転運動をラック軸の直線運動に変換して操舵輪に伝達す
るステアリング装置において、ピニオン軸の支軸部を軸
受によりハウジングに支持するに際し、該支軸部と該軸
受の間に環状弾性体を介装したものである。
アリング軸に接続されたピニオン軸と、該ピニオン軸に
噛合うラック軸をハウジングに支持し、ピニオン軸の回
転運動をラック軸の直線運動に変換して操舵輪に伝達す
るステアリング装置において、ピニオン軸の支軸部を軸
受によりハウジングに支持するに際し、該支軸部と該軸
受の間に環状弾性体を介装したものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記ピニオン軸の支軸部に環状溝を設け、前記
環状弾性体を上記環状溝に装填してなるものである。
て更に、前記ピニオン軸の支軸部に環状溝を設け、前記
環状弾性体を上記環状溝に装填してなるものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、下記、の作用が
ある。 ピニオン軸の支軸部は環状弾性体を介して軸受に支持
されるから、ピニオン軸の支軸部と軸受の嵌め合い精度
に関係なく、軸受に対するピニオン軸のがたをなくすこ
とができる。
ある。 ピニオン軸の支軸部は環状弾性体を介して軸受に支持
されるから、ピニオン軸の支軸部と軸受の嵌め合い精度
に関係なく、軸受に対するピニオン軸のがたをなくすこ
とができる。
【0009】上述により、ピニオン軸のがたをなく
すことができるから、ピニオン軸の歯面がラック軸の歯
面にあたる打音や衝撃の発生を低減できる。同時に、ピ
ニオン軸の支軸部と軸受の嵌め合い精度を低くでき、組
付自由度も向上できて、コスト低減できる。
すことができるから、ピニオン軸の歯面がラック軸の歯
面にあたる打音や衝撃の発生を低減できる。同時に、ピ
ニオン軸の支軸部と軸受の嵌め合い精度を低くでき、組
付自由度も向上できて、コスト低減できる。
【0010】請求項2の発明によれば、下記の作用が
ある。 ピニオン軸の支軸部に設けた環状溝に環状弾性体を装
填した。これにより、ピニオン軸の支軸部のうち、環状
溝が設けられていない部分は、わずかな隙間を介して軸
受に支持可能とされる。従って、ピニオン軸に異常な操
舵反力等が作用したときには、ピニオン軸の支軸部が直
接的に軸受に支持され得るものとなり、操舵の安定を損
なわないし、環状弾性体に過大変形を生じさせることが
なく、その寿命を向上でき組付性も容易である。
ある。 ピニオン軸の支軸部に設けた環状溝に環状弾性体を装
填した。これにより、ピニオン軸の支軸部のうち、環状
溝が設けられていない部分は、わずかな隙間を介して軸
受に支持可能とされる。従って、ピニオン軸に異常な操
舵反力等が作用したときには、ピニオン軸の支軸部が直
接的に軸受に支持され得るものとなり、操舵の安定を損
なわないし、環状弾性体に過大変形を生じさせることが
なく、その寿命を向上でき組付性も容易である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はパワーステアリング装置を
一部破断して示す正面図、図2は図1のII-II線に沿う
断面図、図3はピニオン軸と軸受の嵌合部を示す断面図
である。
一部破断して示す正面図、図2は図1のII-II線に沿う
断面図、図3はピニオン軸と軸受の嵌合部を示す断面図
である。
【0012】電動パワーステアリング装置10は、図
1、図2に示す如く、不図示のブラケットにより車体フ
レーム等に固定されるハウジング11(第1〜第3のハ
ウジング11A〜11C)を有する。そして、ステアリ
ングホイールが結合されるステアリング軸12にトーシ
ョンバー13を介してピニオン軸14を連結し、このピ
ニオン軸14にピニオン15を設け、このピニオン15
に噛合うラック17を備えたラック軸16を第1ハウジ
ング11Aに左右動可能に支持している。これにより、
ピニオン軸14の回転運動をラック軸16の直線運動に
変換して操舵輪に伝達する。尚、ステアリング軸12と
ピニオン軸14の間には、操舵トルク検出装置20を設
けてある。ステアリング軸12とピニオン軸14はボー
ル軸受等の軸受12A、14A、14Bを介してハウジ
ング11に支持される。
1、図2に示す如く、不図示のブラケットにより車体フ
レーム等に固定されるハウジング11(第1〜第3のハ
ウジング11A〜11C)を有する。そして、ステアリ
ングホイールが結合されるステアリング軸12にトーシ
ョンバー13を介してピニオン軸14を連結し、このピ
ニオン軸14にピニオン15を設け、このピニオン15
に噛合うラック17を備えたラック軸16を第1ハウジ
ング11Aに左右動可能に支持している。これにより、
ピニオン軸14の回転運動をラック軸16の直線運動に
変換して操舵輪に伝達する。尚、ステアリング軸12と
ピニオン軸14の間には、操舵トルク検出装置20を設
けてある。ステアリング軸12とピニオン軸14はボー
ル軸受等の軸受12A、14A、14Bを介してハウジ
ング11に支持される。
【0013】操舵トルク検出装置20は、図2に示す如
く、ステアリング軸12、ピニオン軸14に係合してい
る円筒状のコア20Cを囲む2個の検出コイル20A、
20Bを第3ハウジング11Cに設けている。コア20
Cは、ピニオン軸14のガイドピン20Dに係合する縦
溝20Eを備えて軸方向にのみ移動可能とされるととも
に、ステアリング軸12のスライダピン20Fに係合す
るスパイラル溝20Gを備える。これにより、ステアリ
ングホイールに加えた操舵トルクがステアリング軸12
に付与され、トーションバー13の弾性ねじり変形によ
り、ステアリング軸12とピニオン軸14の間に回転方
向の相対変位を生ずると、ステアリング軸12とピニオ
ン軸14の回転方向の変位がコア20Cを軸方向に変位
させるものとなり、このコア20Cの変位による検出コ
イル20A、20Bの周辺の磁気的変化に起因する検出
コイル20A、20Bのインダクタンスが変化する。即
ち、コア20Cがステアリング軸12側へ移動すると、
コア20Cが近づく方の検出コイル20Aのインダクタ
ンスが増加し、コア20Cが遠ざかる方の検出コイル2
0Bのインダクタンスが減少し、このインダクタンスの
変化により操舵トルクを検出できる。
く、ステアリング軸12、ピニオン軸14に係合してい
る円筒状のコア20Cを囲む2個の検出コイル20A、
20Bを第3ハウジング11Cに設けている。コア20
Cは、ピニオン軸14のガイドピン20Dに係合する縦
溝20Eを備えて軸方向にのみ移動可能とされるととも
に、ステアリング軸12のスライダピン20Fに係合す
るスパイラル溝20Gを備える。これにより、ステアリ
ングホイールに加えた操舵トルクがステアリング軸12
に付与され、トーションバー13の弾性ねじり変形によ
り、ステアリング軸12とピニオン軸14の間に回転方
向の相対変位を生ずると、ステアリング軸12とピニオ
ン軸14の回転方向の変位がコア20Cを軸方向に変位
させるものとなり、このコア20Cの変位による検出コ
イル20A、20Bの周辺の磁気的変化に起因する検出
コイル20A、20Bのインダクタンスが変化する。即
ち、コア20Cがステアリング軸12側へ移動すると、
コア20Cが近づく方の検出コイル20Aのインダクタ
ンスが増加し、コア20Cが遠ざかる方の検出コイル2
0Bのインダクタンスが減少し、このインダクタンスの
変化により操舵トルクを検出できる。
【0014】第1ハウジング11A内でラック軸16を
挟んでピニオン15と相対する部分に設けられているシ
リンダ部21には、図2に示す如く、ラックガイド22
が内蔵され、ラックガイド22(ブッシュ22A)はシ
リンダ部21に被着されるキャップ23により背面支持
されるばね24によりラック軸16の側に弾発され、ラ
ック軸16のラック17をピニオン15に押し付けて両
者の噛合隙間をなくすようにするとともに、ラック軸1
6の一端を摺動自在に支持する。尚、ラック軸16の他
端側は軸受25により支持される。また、ラック軸16
の中間部には連結ボルト26A、26Bにより左右のタ
イロッド27A、27Bが連結される。
挟んでピニオン15と相対する部分に設けられているシ
リンダ部21には、図2に示す如く、ラックガイド22
が内蔵され、ラックガイド22(ブッシュ22A)はシ
リンダ部21に被着されるキャップ23により背面支持
されるばね24によりラック軸16の側に弾発され、ラ
ック軸16のラック17をピニオン15に押し付けて両
者の噛合隙間をなくすようにするとともに、ラック軸1
6の一端を摺動自在に支持する。尚、ラック軸16の他
端側は軸受25により支持される。また、ラック軸16
の中間部には連結ボルト26A、26Bにより左右のタ
イロッド27A、27Bが連結される。
【0015】第2ハウジング11Bは、図1に示す如
く、電動モータ30を支持する。電動モータ30の出力
軸にはクラッチを介して駆動軸(不図示)が結合され、
駆動軸(不図示)は軸受装置によりハウジング11Bに
両端支持されるとともに、駆動軸(不図示)の中間部に
ウォームギヤ35を一体に備える。そして、このウォー
ムギヤ35に噛合うウォームホイール36をピニオン軸
14の中間部に固定してある。電動モータ30の発生ト
ルクは、ウォームギヤ35とウォームホイール36の噛
合い、ピニオン15とラック17の噛合いを介してラッ
ク軸16に操舵アシスト力となって付与され、運転者が
ステアリング軸12に付与する操舵力をアシストする。
く、電動モータ30を支持する。電動モータ30の出力
軸にはクラッチを介して駆動軸(不図示)が結合され、
駆動軸(不図示)は軸受装置によりハウジング11Bに
両端支持されるとともに、駆動軸(不図示)の中間部に
ウォームギヤ35を一体に備える。そして、このウォー
ムギヤ35に噛合うウォームホイール36をピニオン軸
14の中間部に固定してある。電動モータ30の発生ト
ルクは、ウォームギヤ35とウォームホイール36の噛
合い、ピニオン15とラック17の噛合いを介してラッ
ク軸16に操舵アシスト力となって付与され、運転者が
ステアリング軸12に付与する操舵力をアシストする。
【0016】然るに、電動パワーステアリング装置10
にあっては、駆動連結時にピニオン軸14のピニオン1
5がラック軸16のラック17にあたることによる打音
の発生を防止するため、前述のラックガイド22を用い
てピニオン15とラック17の噛合隙間をなくすように
したことに加え、ピニオン15とラック17の噛合部に
至近の軸受14Bにおいて以下の如くによりピニオン軸
14のがたをなくすようにしている。
にあっては、駆動連結時にピニオン軸14のピニオン1
5がラック軸16のラック17にあたることによる打音
の発生を防止するため、前述のラックガイド22を用い
てピニオン15とラック17の噛合隙間をなくすように
したことに加え、ピニオン15とラック17の噛合部に
至近の軸受14Bにおいて以下の如くによりピニオン軸
14のがたをなくすようにしている。
【0017】即ち、ピニオン軸14の下端側の支軸部4
0を軸受14B(外輪41A、内輪41B)により第1
ハウジング11Aに支持するに際し、支軸部40と軸受
14Bの内輪41Bの間にOリング42(環状弾性体)
を全周に渡り均等な径方向圧縮状態にて介装し、Oリン
グ42が介装されない支軸部40と内輪41Bとは隙間
ばめとした。具体的には、支軸部40に軸受14B(内
輪41B)より狭巾の環状溝43を設け、Oリング42
をこの環状溝43に装填した。Oリング42の自由状態
での外径は、支軸部40の外径より大きく、内輪41B
の内径より大きい。
0を軸受14B(外輪41A、内輪41B)により第1
ハウジング11Aに支持するに際し、支軸部40と軸受
14Bの内輪41Bの間にOリング42(環状弾性体)
を全周に渡り均等な径方向圧縮状態にて介装し、Oリン
グ42が介装されない支軸部40と内輪41Bとは隙間
ばめとした。具体的には、支軸部40に軸受14B(内
輪41B)より狭巾の環状溝43を設け、Oリング42
をこの環状溝43に装填した。Oリング42の自由状態
での外径は、支軸部40の外径より大きく、内輪41B
の内径より大きい。
【0018】従って、第1ハウジング11Aに対するピ
ニオン軸14の組付作業は、軸受14Bの外輪41Aを
予め第1ハウジング11Aの軸受固定孔44に圧入して
おき、ピニオン軸14のOリング42が装填された支軸
部40を、軸受14Bの内輪41Bに嵌合することにて
なされる。このとき、Oリング42は軸受14Bの内輪
41Bに圧縮装填状態にて嵌合し、支軸部40は軸受1
4Bの内輪41Bに隙間ばめにて嵌合する。
ニオン軸14の組付作業は、軸受14Bの外輪41Aを
予め第1ハウジング11Aの軸受固定孔44に圧入して
おき、ピニオン軸14のOリング42が装填された支軸
部40を、軸受14Bの内輪41Bに嵌合することにて
なされる。このとき、Oリング42は軸受14Bの内輪
41Bに圧縮装填状態にて嵌合し、支軸部40は軸受1
4Bの内輪41Bに隙間ばめにて嵌合する。
【0019】尚、ピニオン軸14の上端側の支軸部50
を軸受14Aにより第2ハウジング11Bに支持するに
際しても、支軸部50と軸受14Aの内輪の間に、下端
側の支軸部40におけると同様にして、Oリング(環状
弾性体)を介装するようにしても良い。
を軸受14Aにより第2ハウジング11Bに支持するに
際しても、支軸部50と軸受14Aの内輪の間に、下端
側の支軸部40におけると同様にして、Oリング(環状
弾性体)を介装するようにしても良い。
【0020】本実施形態によれば、以下の作用がある。 ピニオン軸14の支軸部40はOリング42を介して
軸受14Bに支持されるから、ピニオン軸14の支軸部
40と軸受14Bの嵌め合い精度に関係なく、軸受14
Bに対するピニオン軸14のがたをなくすことができ
る。
軸受14Bに支持されるから、ピニオン軸14の支軸部
40と軸受14Bの嵌め合い精度に関係なく、軸受14
Bに対するピニオン軸14のがたをなくすことができ
る。
【0021】上述により、ピニオン軸14のがたを
なくすことができるから、ピニオン軸14の歯面がラッ
ク軸16の歯面にあたる打音や衝撃の発生を低減でき
る。同時に、ピニオン軸14の支軸部40と軸受14B
の嵌め合い精度を低くでき、組付自由度も向上できて、
コスト低減できる。
なくすことができるから、ピニオン軸14の歯面がラッ
ク軸16の歯面にあたる打音や衝撃の発生を低減でき
る。同時に、ピニオン軸14の支軸部40と軸受14B
の嵌め合い精度を低くでき、組付自由度も向上できて、
コスト低減できる。
【0022】ピニオン軸14の支軸部40に設けた環
状溝43にOリング42を装填した。これにより、ピニ
オン軸14の支軸部40のうち、環状溝43が設けられ
ていない部分は、わずかな隙間を介して軸受14Bに支
持可能とされる。従って、ピニオン軸14に異常な操舵
反力等が作用したときには、ピニオン軸14の支軸部4
0が直接的に軸受14Bに支持され得るものとなり、操
舵の安定を損なわないし、Oリング42に過大変形を生
じさせることがなく、その寿命を向上でき組付性も容易
である。
状溝43にOリング42を装填した。これにより、ピニ
オン軸14の支軸部40のうち、環状溝43が設けられ
ていない部分は、わずかな隙間を介して軸受14Bに支
持可能とされる。従って、ピニオン軸14に異常な操舵
反力等が作用したときには、ピニオン軸14の支軸部4
0が直接的に軸受14Bに支持され得るものとなり、操
舵の安定を損なわないし、Oリング42に過大変形を生
じさせることがなく、その寿命を向上でき組付性も容易
である。
【0023】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明は、パワーステアリング装置に限らず、広く一般の
ステアリング装置に適用できる。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明は、パワーステアリング装置に限らず、広く一般の
ステアリング装置に適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ステアリ
ング装置において、ピニオン軸の支軸部が軸受に対する
嵌め合い精度を高くすることなく、軸受に対するピニオ
ン軸のがたをなくすことができる。
ング装置において、ピニオン軸の支軸部が軸受に対する
嵌め合い精度を高くすることなく、軸受に対するピニオ
ン軸のがたをなくすことができる。
【図1】図1はパワーステアリング装置を一部破断して
示す正面図である。
示す正面図である。
【図2】図2は図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】図3はピニオン軸と軸受の嵌合部を示す断面図
である。
である。
10 電動パワーステアリング装置 11(11A〜11C) ハウジング 12 ステアリング軸 14 ピニオン軸 14B 軸受 16 ラック軸 40 支軸部 42 Oリング(環状弾性体) 43 環状溝
Claims (2)
- 【請求項1】 ステアリング軸に接続されたピニオン軸
と、該ピニオン軸に噛合うラック軸をハウジングに支持
し、ピニオン軸の回転運動をラック軸の直線運動に変換
して操舵輪に伝達するステアリング装置において、 ピニオン軸の支軸部を軸受によりハウジングに支持する
に際し、該支軸部と該軸受の間に環状弾性体を介装した
ことを特徴とするステアリング装置。 - 【請求項2】 前記ピニオン軸の支軸部に環状溝を設
け、前記環状弾性体を上記環状溝に装填してなる請求項
1記載のステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000265856A JP2002067986A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000265856A JP2002067986A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | ステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002067986A true JP2002067986A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18753056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000265856A Pending JP2002067986A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002067986A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009120093A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-04 | Kayaba Ind Co Ltd | パワーステアリング装置 |
JP2010064562A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Honda Motor Co Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
JP2010149596A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Nsk Ltd | 電動式パワーステアリング装置 |
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2000
- 2000-09-01 JP JP2000265856A patent/JP2002067986A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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