JP2000095120A - 電動式パワーステアリング装置におけるピニオン軸の支持構造 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置におけるピニオン軸の支持構造

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JP2000095120A
JP2000095120A JP26776998A JP26776998A JP2000095120A JP 2000095120 A JP2000095120 A JP 2000095120A JP 26776998 A JP26776998 A JP 26776998A JP 26776998 A JP26776998 A JP 26776998A JP 2000095120 A JP2000095120 A JP 2000095120A
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shaft
pinion
worm wheel
sensor core
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豊 佐々木
Hiroshi Fujita
裕志 藤田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電動式パワーステアリング装置におけるピニ
オン軸の支持構造において、温度変化による伸縮と軸受
ガタに起因する振れとが、トルクセンサーの感度やウォ
ームギヤ減速機構における歯車対の噛合に悪影響を及ぼ
さないようにする。 【解決手段】 操舵入力軸3がピニオン軸4とトーショ
ンバー5を介して連結され、ピニオン4a が、ラックシ
ャフト6のラックと噛み合って、操舵力および操舵補助
力を車輪側に伝達するようにされている。トーションバ
ー用のセンサーコア7b は、入力軸とピニオン軸にまた
がって嵌合されて、両軸の回転量差に応じて上下動す
る。トルクセンサーの出力信号に応じて作動する操舵補
助力は、ウォーム12とウォームホイール11との噛合を介
して伝達される。ピニオン軸は、センサーコアとウォー
ムホイールとの間の軸方向部位において、ギヤボックス
2内の軸受部によりラジアル方向およびスラスト方向に
支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、電動式パワーステ
アリング装置におけるピニオン軸の支持構造に関し、特
にピニオン軸の温度変化による伸縮と軸受ガタに起因す
る振れとが、トルクセンサーの感度やウォームギヤ減速
機構における歯車対の噛合に悪影響を及ぼすことのない
ようにした電動式パワーステアリング装置におけるピニ
オン軸の支持構造に関する。
【0002】
【従来技術】電動式パワーステアリング装置におけるピ
ニオン軸の支持構造は、従来、図3に図示されるよう
に、ピニオン軸04の下端部が4点接触式のボール軸受08
により支持され、ピニオン軸04の先端がボール軸受08か
ら突出する部分には、ロックナット022 が螺着されて、
ピニオン軸04の下端部をボール軸受08の内輪に固定して
いる。
【0003】ボール軸受08の外輪は、ギヤボックス02に
形成された軸受孔024 に圧入され、さらに、該軸受孔02
4 の雌ネジ部にねじ込まれたエンドキャップ023 により
押し付けられて固定される。
【0004】このようにして、ピニオン軸04のスラスト
方向のガタつきが抑えられている。したがって、ピニオ
ン軸04のスラスト方向の支持基準は、ピニオン軸04の下
端部を支持する前記ボール軸受08となる。
【0005】また、ピニオン軸04のピニオン04aが形成
された部分の直ぐ上方は、ニードル軸受09により支持さ
れ、その直ぐ上方には、ウォームギヤ減速機構を構成す
るウォームホイール011 が嵌着され、さらに、その上方
部には、入力軸03の下方部とにまたがってトルクセンサ
ー07のセンサーコア07b が嵌合させられている。012
は、ウォームギヤ減速機構を構成するウォームである。
【0006】センサーコア07b は、コイルスプリング02
1 により常時上方に付勢され、入力軸03と、該入力軸03
とトーションバー05を介して連結されたピニオン軸04と
の相対的な回転量差に応じて上下動する。そして、この
上下動を、ギヤボックス02の周壁に埋め込まれたコイル
07a がインダクタンス変化として電気的に検出すること
により、トーションバー05に作用するトルクが検出され
る。コイルスプリング021 は、ウォームホイール011 の
ボス部011aの端面を座にして支持されている。
【0007】
【解決しようとする課題】このため、ピニオン軸04の下
端部を支持するボール軸受08からセンサーコア07b まで
の距離が長いので、ピニオン軸04が温度変化により膨
張、収縮したとき、センサーコア07b の中立位置の変動
が大きく現れて、ステアリングハンドルの操舵力が左右
不均衡になる虞がある。
【0008】また、ピニオン軸04の支持支点が下側にあ
るため、ピニオン軸04のピニオン04a が形成された部分
の直ぐ上方を支持するニードル軸受09の内径ガタによる
ウォームホイール011 およびセンサーコア07b の振れが
大きくなり、ウォームギヤ減速機構の歯車対の噛合が正
常に行なわれなくなり、歯面の摩耗や歯の噛合による騒
音が発生する。また、センサーコア07b の中立位置が変
動して、この面からもステアリングハンドルの操舵力が
左右不均衡になる虞がある。
【0009】本願の発明は、前記のような問題点を解決
して、ピニオン軸の温度変化による伸縮と軸受ガタに起
因する振れとが、トルクセンサーの感度やウォームギヤ
減速機構における歯車対の噛合に悪影響を及ぼすことの
ないようにした電動式パワーステアリング装置における
ピニオン軸の支持構造を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および効果】本願の発明
は、前記のような課題を解決した電動式パワーステアリ
ング装置におけるピニオン軸の支持構造に係り、その請
求項1に記載された発明は、ギヤボックス内に挿通され
た入力軸が、前記ギヤボックス内に収容されたピニオン
軸とトーションバーを介して連結され、前記ピニオン軸
の下方部に形成されたピニオンが、ラックシャフトのラ
ックと噛み合って、操舵力および操舵補助力を車輪側に
伝達するようにされ、前記トーションバーに作用するト
ルクを検出するトルクセンサーが、センサーコアを備
え、前記センサーコアは、前記入力軸の下方部と前記ピ
ニオン軸の上方部とにまたがってこれらに嵌合されて、
前記入力軸と前記ピニオン軸との相対的な回転量差に応
じて上下動するようにされ、前記トルクセンサーの出力
信号に応じて作動する電動機が、前記操舵補助力を出力
し、前記操舵補助力が、前記電動機の出力軸に連結され
たウォームと前記ピニオン軸に嵌着されたウォームホイ
ールとの噛合を介して前記電動機から前記ピニオン軸に
伝達されるようにされた電動式パワーステアリング装置
におけるピニオン軸の支持構造において、前記ピニオン
軸が、前記センサーコアと前記ウォームホイールとの間
の軸方向部位において、前記ギヤボックス内の軸受部に
よりラジアル方向およびスラスト方向に支持されたこと
を特徴とする型電動式パワーステアリング装置における
ピニオン軸の支持構造である。
【0011】請求項1に記載された発明は、前記のよう
に構成されているので、電動式パワーステアリング装置
におけるピニオン軸が、センサーコアとウォームホイー
ルとの間の軸方向部位において、ギヤボックス内の軸受
部によりラジアル方向およびスラスト方向に支持され
る。
【0012】この結果、ピニオン軸が温度変化により膨
張、収縮したとしても、その伸縮量は、センサーコアの
位置においてわずかの量としてしか現れないので、セン
サーコアの中立位置が変動してステアリングハンドルの
操舵力が左右不均衡になる虞が解消される。
【0013】また、ピニオン軸の支持支点が上方にある
ため、ピニオン軸がその軸受部のガタにより振れたとし
ても、同じく上方部に位置するセンサーコアやウォーム
ホイールに対して、その振れの振幅はわずかの量として
しか現れないので、ウォームギヤ減速機構の歯車対の噛
合は正常に保たれ、歯面の摩耗や歯の噛合による騒音の
発生が抑制される。また、センサーコアの中立位置が変
動してステアリングハンドルの操舵力が左右不均衡にな
る虞も解消される。
【0014】また、請求項2記載のように請求項1記載
の発明を構成することにより、ピニオン軸の軸受部にボ
ール軸受が配設され、該ボール軸受の内輪が、ピニオン
軸の外周面に形成された段部とウォームホイールのボス
部とにより挟持される。この結果、ピニオン軸をボール
軸受の内輪を介してスラスト方向に締め付け固定するの
に、特別の部品を要せず、部品点数が削減される。
【0015】さらに、請求項3記載のように請求項2記
載の発明を構成することにより、ボール軸受の端面は、
センサーコアを弾発手段を介して支持するようにされる
ので、センサーコアを弾発手段を介して支持する手段を
きわめて容易に得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1に図示される本願の請
求項1ないし請求項3に記載された発明の一実施形態に
ついて説明する。図1は、本実施形態におけるピニオン
軸の支持構造が適用された電動式パワーステアリング装
置のトルクセンサー側ギヤボックス(以下、ギヤボック
スという。)を中心に縦断した縦断面図である。
【0017】図1において、本実施形態におけるピニオ
ン軸の支持構造が適用された電動式パワーステアリング
装置1は、図示されないステアリングハンドルが入力軸
3に連動連結され、該入力軸3は、その過半の部分がギ
ヤボックス2内に挿通され、その下端部は、ピニオン軸
(出力軸)4の上端部に形成された嵌合孔内に回動自在
に嵌入されている。
【0018】入力軸3は、長い筒状体からなり、その上
端部には、該長い筒状体の内部に収容されたトーション
バー5の上端部がピン結合され、トーションバー5の下
端部は、ピニオン軸4の前記嵌合孔底に穿孔された連結
孔に嵌着されていて、入力軸3とピニオン軸4とが、該
トーションバー5を介して連結されている。
【0019】ピニオン軸4の下方部に形成されたピニオ
ン4a は、ラックシャフト6のラックと噛み合い、該ラ
ックシャフト6は、図示されないタイロッドおよびリン
ク機構を介して車輪に連結されている。
【0020】したがって、いま、ステアリングハンドル
の操作で、入力軸3が左右に回転されたときには、ラッ
クシャフト6が左右に移動して、車輪が左右に転舵され
る。ラックシャフト6は、ギヤボックス2と一体でこれ
と略直交する車幅方向に延びるラックシャフト側ギヤボ
ックス内に、そのほとんどの部分が収容されている。
【0021】ギヤボックス2は、上方ギヤボックス部分
2a 、中央ギヤボックス部分2b 、下方ギヤボックス部
分2c の3つの部分から構成されている。上方ギヤボッ
クス部分2a は、トルクセンサー7を収容し、中央ギヤ
ボックス部分2b は、ピニオン軸4の上方部分を軸受す
るボール軸受8と、ピニオン軸4に操舵補助力を伝達す
るウォームギヤ減速機構(ウォーム12とウォームホイー
ル11とからなる。)とを収容し、下方ギヤボックス部分
2c は、ピニオン軸4のピニオン4a が形成された下方
部分を収容している。
【0022】トルクセンサー7は、上方ギヤボックス部
分2a の周壁に埋め込まれたコイル7a と、入力軸3の
下方部とピニオン軸4の上方部とにまたがってこれらに
嵌合されて、該入力軸3と該ピニオン軸4との相対的な
回転量差に応じて上下動するセンサーコア7b とからな
っている。センサーコア7b は、ボール軸受8の端面を
座にして支持されたコイルスプリング(弾発手段)21に
より、常時上方に付勢されている。
【0023】そして、センサーコア7b が入力軸3とピ
ニオン軸4との相対的な回転量差に応じて上下動する
と、コイル7a が、該センサーコア7b の上下動をイン
ダクタンスの変化として検出するので、トーションバー
5に作用するトルクの大きさを、その方向とともに検出
することができる。
【0024】入力軸3と同一軸線上に位置するピニオン
軸4は、次のようにしてギヤボックス2内に軸受支持さ
れている。ピニオン軸4の下端部は、下方ギヤボックス
部分2c の下方軸受部に配設されたニードル軸受9によ
り回転自在に支持されている。また、その略中央部分
は、同じく下方ギヤボックス部分2c の上方軸受部に配
設されたボール軸受10により回転自在に支持されてい
る。
【0025】さらに、ピニオン軸4の上端近傍(上方部
分)は、中央ギヤボックス部分2bの内周面に形成され
た軸受孔14に嵌着されたボール軸受8により回転自在に
支持されている。ボール軸受8、ボール軸受10には、4
点接触式のものが使用されている。
【0026】このボール軸受8の内輪は、ピニオン軸4
の上端近傍に形成された段部4b と、ピニオン軸4に嵌
着されたウォームホイール11のボス部11a とにより挟着
されているので、ピニオン軸4は、ボール軸受8に対し
て軸方向に動くことができない。このようにして、ピニ
オン軸4は、スラスト方向にも堅固に支持されている。
【0027】ボール軸受8は、前記のとおり、中央ギヤ
ボックス部分2b の内周面に形成された軸受孔14に嵌着
された上、さらに、該軸受孔14の直ぐ下方に段をなして
連設されたネジ孔15に螺着されたロックナット13によ
り、その外輪部分が押さえられて、固定されている。
【0028】ボール軸受8の軸受孔14への嵌着、ロック
ナット13のネジ孔15への螺着は、実際には、次のように
して行なわれる。中央ギヤボックス部分2b に下方ギヤ
ボックス部分2c を組み付ける前に、中央ギヤボックス
部分2b の下方からピニオン軸4、ボール軸受8および
ウォームホイール11の一体組立体にロックナット13を遊
嵌させたものを挿入し、ピニオン軸4を押して、ボール
軸受8の外輪を軸受孔14内に嵌入させながら、ウォーム
ホイール11のボス部11a と歯部とをつなぐ環状連結板に
形成された複数個の穴11b、もしくはウォームホイール1
1のボス部11a と歯部とをつなぐ複数本のアームの間の
空間を通り抜ける複数本の腕を持ったスパナ(特殊工
具。図示されず。)を、ウォームホイール11の下方から
ロックナット13の下面に当てがって回動する。なお、こ
のロックナット13の下面には、スパナの腕の先端を差し
込むことができる複数個の孔(図示されず)が形成され
ている。
【0029】前記のようなスパナの回動動作を反復する
ことにより、ロックナット13をネジ孔15にねじ込むこと
ができる。また、これにより、ボール軸受8の外輪を軸
受孔14内に深く嵌入させて、そこに堅く嵌着させること
ができる。
【0030】ウォームホイール11は、図示されない電動
機の出力軸に連結されたウォーム12と噛み合い、これと
ともにウォームギヤ減速機構を構成しており、トルクセ
ンサー7の出力信号に応じて作動する電動機から出力さ
れる操舵補助力が、該ウォームギヤ減速機構を介してピ
ニオン軸4に伝達され、さらに、そこからラックシャフ
ト6を介して車輪側に伝達される。
【0031】ウォームホイール11は、ピニオン軸4にキ
ー16を介して嵌着されており、さらに、ピニオン軸4の
外周面に形成された環状溝に嵌着されたリング17によ
り、軸方向の位置決めがなされている。この状態におい
て、ウォームホイール11のボス部11a は、ボール軸受8
の内輪をピニオン軸4の段部4b に向けて押圧してい
る。
【0032】リング17は、周方向4点においてウォーム
ホイール11のボス部11a に対してカシメられているの
で、ウォームホイール11、ボール軸受8の内輪およびピ
ニオン軸4は、堅固に一体に結合されている。
【0033】ラックシャフト6は、ピニオン4a との噛
合部において、コイルスプリング18により弾発支持され
たラックガイド19により抑えられ、支持されている。な
お、ラックシャフト6とラックガイド19との間には、耐
摩耗性に優れた金属製のライニング20が、ラックガイド
19に支持されて介装されている。
【0034】本実施形態は、前記のように構成されてい
るので、次のような効果を奏することができる。電動式
パワーステアリング装置1におけるピニオン軸4が、セ
ンサーコア7bとウォームホイール11との間の軸方向部
位において、中央ギヤボックス部分2b内の軸受部(軸
受孔14)に嵌着されたボール軸受8により、ラジアル方
向およびスラスト方向に支持されている。
【0035】この結果、ピニオン軸4が温度変化により
膨張、収縮したとしても、その伸縮量は、軸受孔14から
比較的近い位置に配設されたセンサーコア7b の位置に
おいて、わずかの量としてしか現れないので、センサー
コア7b の中立位置が変動してステアリングハンドルの
操舵力が左右不均衡になる虞が解消される。
【0036】また、ピニオン軸4の支持支点が上方の軸
受孔14の位置にあるため、ピニオン軸4がその軸受部
(ボール軸受8、ボール軸受10、ニードル軸受9)のガ
タにより振れたとしても、同じく上方部に位置するセン
サーコア7b やウォームホイール11に対して、その振れ
の振幅はわずかの量としてしか現れないので、ウォーム
ギヤ減速機構の歯車対(ウォームホイール11とウォーム
12)の噛合は正常に保たれ、歯面の摩耗や歯の噛合によ
る騒音の発生が抑制される。また、センサーコア7b の
中立位置が変動してステアリングハンドルの操舵力が左
右不均衡になる虞も、さらに解消される。
【0037】また、ピニオン軸4の上方軸受部(軸受孔
14)にボール軸受8が配設され、該ボール軸受8の内輪
が、ピニオン軸4の外周面に形成された段部4b とウォ
ームホイール11のボス部11aとにより挟持されているの
で、ピニオン軸4をボール軸受8の内輪を介してスラス
ト方向に締め付け固定するのに、従来のロックナットの
ような特別の部品を要せず、部品点数が削減される。
【0038】さらに、ボール軸受8の端面は、コイルス
プリング21を介してセンサーコア7b を支持するように
されているので、コイルスプリング21を介してセンサー
コア7b を支持する手段をきわめて容易に得ることがで
きる。なお、従来は、ウォームホイール11のボス部11a
の端面が、コイルスプリング21を介してセンサーコア7
b を支持するようにされていたが、これによると、ウォ
ームホイール11のボス部11aの肉厚を厚くしなければな
らず、材料費と重量とが増加していた。
【0039】さらにまた、ウォームホイール11を軸方向
に位置決めするリング17は、周方向複数個所においてウ
ォームホイール11のボス部11a に対してカシメられてい
るので、ウォームホイール11、ボール軸受8の内輪およ
びピニオン軸4を堅固に一体に結合することができる。
【0040】本実施形態において、ピニオン軸4は、ボ
ール軸受8、ボール軸受10、ニードル軸受9の3つの軸
受により支持されたが、これに限定されず、図2に図示
されるように、ニードル軸受9を省略して、該ニードル
軸受9の位置にボール軸受10を配設するようにし、ピニ
オン軸4を2つの軸受部において支持するようにしても
よい。
【0041】この場合には、下方ギヤボックス部分2c
の底部に軸受孔24を形成して、該軸受孔24にボール軸受
10を嵌入し、さらに、該軸受孔24の雌ネジ部にエンドキ
ャップ23をねじ込んで、ボール軸受10の外輪を押し付け
て固定するようにしてもよい。なお、ボール軸受10は、
ピニオン軸4の下端部を単にラジアル方向に支持してい
る。また、ウォームホイール11には、骨付き樹脂歯車が
使用されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1ないし請求項3に記載された発
明の一実施形態におけるピニオン軸の支持構造が適用さ
れた電動式パワーステアリング装置のトルクセンサー側
ギヤボックスを中心にして縦断した縦断面図である。
【図2】本願の請求項1ないし請求項3に記載された発
明の他の実施形態におけるピニオン軸の支持構造が適用
された電動式パワーステアリング装置のトルクセンサー
側ギヤボックスを中心にして縦断した縦断面図であっ
て、図1と同様の図である。
【図3】従来例を示す図であって、図1と同様の図であ
る。
【符号の説明】
1…電動式パワーステアリング装置、2…ギヤボック
ス、2a …上方ギヤボックス部分、2b …中央ギヤボッ
クス部分、2c …下方ギヤボックス部分、3…入力軸、
4…ピニオン軸(出力軸)、4a …ピニオン、4b …段
部、5…トーションバー、6…ラックシャフト、7…ト
ルクセンサー、7a …コイル、7b …センサーコア、8
…ボール軸受、9…ニードル軸受、10…ボール軸受、11
…ウォームホイール、11a …ボス部、11b …穴、12…ウ
ォーム、13…ロックナット、14…軸受孔、15…ネジ孔、
16…キー、17…リング、18…コイルスプリング、19…ラ
ックガイド、20…ライニング、21…コイルスプリング
(弾発手段)、23…エンドキャップ、24…軸受孔。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギヤボックス内に挿通された操舵入力軸
    が、前記ギヤボックス内に収容されたピニオン軸とトー
    ションバーを介して連結され、 前記ピニオン軸の下方部に形成されたピニオンが、ラッ
    クシャフトのラックと噛み合って、操舵力および操舵補
    助力を車輪側に伝達するようにされ、 前記トーションバーに作用するトルクを検出するトルク
    センサーが、センサーコアを備え、 前記センサーコアは、前記入力軸の下方部と前記ピニオ
    ン軸の上方部とにまたがってこれらに嵌合されて、前記
    入力軸と前記ピニオン軸との相対的な回転量差に応じて
    上下動するようにされ、 前記トルクセンサーの出力信号に応じて作動する電動機
    が、前記操舵補助力を出力し、 前記操舵補助力が、前記電動機の出力軸に連結されたウ
    ォームと前記ピニオン軸に嵌着されたウォームホイール
    との噛合を介して前記電動機から前記ピニオン軸に伝達
    されるようにされた電動式パワーステアリング装置にお
    けるピニオン軸の支持構造において、 前記ピニオン軸が、前記センサーコアと前記ウォームホ
    イールとの間の軸方向部位において、前記ギヤボックス
    内の軸受部によりラジアル方向およびスラスト方向に支
    持されたことを特徴とする電動式パワーステアリング装
    置におけるピニオン軸の支持構造。
  2. 【請求項2】 前記軸受部に、ボール軸受が配設され、 前記ボール軸受の内輪が、前記ピニオン軸の外周面に形
    成された段部と前記ウォームホイールのボス部とにより
    挟持されたことを特徴とする請求項1記載の電動式パワ
    ーステアリング装置におけるピニオン軸の支持構造。
  3. 【請求項3】 前記ボール軸受の端面は、前記センサー
    コアを弾発手段を介して支持するようにされたことを特
    徴とする請求項2記載の型電動式パワーステアリング装
    置におけるピニオン軸の支持構造。
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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002284023A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Showa Corp 電動パワーステアリング装置
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