JP2006137635A - フィラー粉末、封着用粉末およびペースト - Google Patents

フィラー粉末、封着用粉末およびペースト Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、被封着物と整合する熱膨張係数を有するとともに、優れた流動性を有し、気密封着できる封着ガラスに用いるフィラー粉末と、それに封着ガラス粉末を混合した封着用粉末およびペーストを提供するものである。
【解決手段】本発明のフィラー粉末は、コーディエライト、ウイレマイト、アルミナ、ジルコン、酸化錫、β−ユークリプタイト、KZr2(PO43、NbZr(PO43、Na0.5Nb0.5Zr1.5(PO43、K0.5Nb0.5Zr1.5(PO43、Ca0.5Zr2(PO43およびWO4Zr2(PO42からなる群等より選ばれた1種または2種以上のセラミックフィラー粉末が、耐火性微粉によって被覆されてなることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、ICパッケージや表示用デバイス等の電子部品を封着する封着ガラスに使用されるフィラー粉末、封着用粉末およびペーストに関するものである。
ガラス、セラミック、金属等の各種材料の封着ガラスとして、低融点ガラスを使用した封着ガラスが知られており、プラズマディスプレイパネル(PDP)、蛍光表示管(VFD)、FED等の平面表示装置のパネル封着や、半導体集積回路、水晶振動子、SAWフィルタ等の素子を搭載した高信頼性のパッケージの気密封着には、機械的強度の向上や熱膨張係数の調整のためにセラミックフィラー粉末が低融点ガラスに混合される。
強固な封着を得るためには、封着ガラスが被封着物の接着表面を濡らすのに十分な温度まで加熱する必要がある。ところが電子部品の封着は、デバイスへの影響を小さくするために、できる限り低い温度で行なわれる。従来、このような用途には、鉛ホウ酸系の低融点ガラスを用いた材料(例えば、特許文献1参照。)が広く使用されている。
ところが近年では、環境問題の観点から、封着ガラスから鉛を除くことが求められている。そこで鉛ホウ酸系ガラスの替わりに、Ag2O−P25系ガラス(例えば、特許文献2参照。)、P25−SnO系ガラス(例えば、特許文献3参照。)、Bi23系ガラス(例えば、特許文献4参照。)等の無鉛ガラスが使用されている。
特開平07−196338号公報 特開2000−290007号公報 特開2001−19472号公報 特開2000−128574号公報
これまで、PDP用のガラス基板としては、ソーダ石灰ガラス(熱膨張係数:80〜90×10-7/℃)やPDP用のガラス基板として開発された高歪点ガラス(熱膨張係数:80〜85×10-7/℃)が使用されている。PDPを作製するためには、ガラス基板同士を封着する等の熱処理工程が必要であるが、熱処理工程の前後における加熱や冷却によって基板に熱衝撃が加わりやすい。そこで、熱衝撃を軽減するために、熱膨張係数が60〜80×10-7/℃のガラス基板が開発されている。
Ag2O−P25系ガラス、P25−SnO系ガラスまたはBi23系ガラスのような低融点ガラスの熱膨張係数は、100〜110×10-7/℃程度と大きいため、熱膨張係数の小さいセラミックフィラー粉末を混合することで、従来から使用されているガラス基板の熱膨張係数と整合するようにガラス粉末とセラミックフィラー粉末の混合割合を調整して封着ガラスを作製していた。
封着ガラスとガラス基板の熱膨張係数の差が大きいと封着部分においてリークやガラス基板の破損が発生する場合がある。しかし、熱膨張係数の小さいガラス基板と整合するためには、熱膨張係数の小さいコーディエライト、ウイレマイト等のセラミックフィラー粉末の含有量を高める必要があるが、このような封着ガラスは、流動性が低いため気密封着することが困難であった。
本発明の目的は、被封着物と整合する熱膨張係数を有するとともに、優れた流動性を有し、気密封着できる封着ガラスに用いるフィラー粉末と、それを用いた封着用粉末およびペーストを提供するものである。
本発明者等は、種々の検討を行なった結果、封着ガラスの流動性の低下が、セラミックフィラー粉末とガラス粉末との間で反応して失透が発生するためであることを見いだした。
また、セラミックフィラー粉末の表面を耐火性微粉で覆うことによってガラス粉末との反応性を抑制できることを見いだし、本発明として提案するものである。
すなわち、本発明のフィラー粉末は、コーディエライト、ウイレマイト、アルミナ、ジルコン、酸化錫、β−ユークリプタイト、KZr2(PO43、NbZr(PO43、Na0.5Nb0.5Zr1.5(PO43、K0.5Nb0.5Zr1.5(PO43、Ca0.5Zr2(PO43およびWO4Zr2(PO42からなる群等より選ばれた1種または2種以上のセラミックフィラー粉末が、耐火性微粉によって被覆されてなることを特徴とする。
また、本発明の封着用粉末は、コーディエライト、ウイレマイト、アルミナ、ジルコン、酸化錫、β−ユークリプタイト、KZr2(PO43、NbZr(PO43、Na0.5Nb0.5Zr1.5(PO43、K0.5Nb0.5Zr1.5(PO43、Ca0.5Zr2(PO43およびWO4Zr2(PO42からなる群より選ばれた1種または2種以上のセラミックフィラー粉末が、耐火性微粉によって被覆されてなるフィラー粉末とガラス粉末を混合してなることを特徴とする。
さらに、本発明のペーストは、コーディエライト、ウイレマイト、アルミナ、ジルコン、酸化錫、β−ユークリプタイト、KZr2(PO43、NbZr(PO43、Na0.5Nb0.5Zr1.5(PO43、K0.5Nb0.5Zr1.5(PO43、Ca0.5Zr2(PO43およびWO4Zr2(PO42からなる群より選ばれた1種または2種以上のセラミックフィラー粉末が、耐火性微粉によって被覆されてなるフィラー粉末とガラス粉末を混合してなる封着用粉末とビークルとを混練してなることを特徴とする。
本発明のフィラー粉末は、セラミックフィラー粉末が耐火性微粉によって覆われているため、封着用粉末やペーストは封着ガラスとして使用した場合、これらの封着ガラスは、フィラー粉末とガラス粉末との間で反応せず、フィラー粉末の含有量が高くなっても封着するために充分な流動性を得ることができる。
また、封着ガラスに含まれるフィラー粉末の許容範囲が広くなるため、封着ガラスを封着物に整合する熱膨張係数に容易に調整することができる。
セラミックフィラー粉末としては、コーディエライト、ウイレマイト、アルミナ、ジルコン、酸化錫、β−ユークリプタイト、KZr2(PO43(以後、KZPと称す)、NbZr(PO43(以後、NZPと称す)、Na0.5Nb0.5Zr1.5(PO43、K0.5Nb0.5Zr1.5(PO43、Ca0.5Zr2(PO43、WO4Zr2(PO42等を使用するが、特に、熱膨張係数の小さいコーディエライト、ウイレマイトやNZPであると被封着物の熱膨張係数に整合させやすいため好ましい。
本発明のフィラー粉末は、セラミックフィラー粉末の表面への耐火性微粉の被覆率が50%以上であると好ましい。50%よりも少ないと、ガラスとセラミックフィラー粉末とが接触しやすくなるため反応して失透が発生しやすい傾向がある。好ましくは70%以上、さらに好ましくは80%以上である。
なお、被覆率は、5000倍の倍率で走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて無作為に選んだ100個のフィラー粉末の像を撮影し、フィラー粉末の投影面積と微粉の付着面積を測定して算出したものである。同様に被覆厚さは、5000倍の倍率で走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて無作為に選んだ100個のフィラー粉末の像を撮影し、微粉の付着厚さを測定したものである。
また、本発明のフィラー粉末は、耐火性微粉によって形成された被膜の厚さが、0.1〜10μmであると好ましい。10μmよりも厚いと、熱膨張係数が耐火性微粉による影響を受けにくく、0.1μmよりも薄いと、ガラスとの反応を充分に抑制しにくい傾向がある。好ましくは0.2〜3μm、さらに好ましくは0.3〜1μmである。
本発明のフィラー粉末は、以下のようにして作製される。
まず、セラッミックフィラー粉末100質量部に対して、耐火性微粉を0.1〜30質量部添加して均一に攪拌・混合する。
続いて、セラミックフィラー粉末が軟化融着しないようにセラミックフィラー粉末の種類に応じて700〜1400℃で2〜20時間焼成してフィラー粉末を作製する。
なお、セラミックフィラー粉末同士が耐火性微粉を介して凝集した場合など、必要に応じて凝集物を解砕し、分級を行なう。
分級は、解砕を行なって生成したまたは焼成してもセラミックフィラー粉末付着しなかった耐火性微粉を除去するために行なわれる。
セラミックフィラー粉末の平均粒径は、2〜60μmであるとガラスの流動性が阻害されにくいため好ましい。セラミックフィラー粉末の平均粒径が2μmよりも小さいと、セラミックフィラー粉末の表面積が増大するため封着時にガラスと反応しやすい傾向がある。そのため、封着ガラスの流動性が低下しやすく、気密封着しにくくなる。一方、60μmよりも大きいと、封着ガラスの封着後の機械的強度が低くなりやすい傾向があり、封止部分でリークする可能性がある。
耐火性微粉としては、アルミナ、シリカ、ジルコン、チタニア、ジルコニア等が使用可能である。特に、アルミナ、シリカ、ジルコンであるとガラスとの反応性が低いため好ましい。なお、本発明においてセラミックフィラー粉末と耐火性微紛とは異なる種の材料を用いるものとする。
耐火性微粉の平均粒径は、10μm以下であると好ましい。10μmよりも大きいと、被覆のための添加量が多くなり過ぎ、熱膨張係数、強度など、被覆されるフィラーの特性が損なわれる傾向がある。好ましくは2μm以下、さらに好ましくは1μm以下である。
なお、セラミックフィラー粉末の平均粒径が、耐火性微粉の平均粒径の10〜500倍、好ましくは20〜300倍であると、耐火性微粉によって形成される被膜の厚さが上記した範囲になりやすい。
本発明の封着用粉末は、上記したようなフィラー粉末とガラス粉末からなり、体積%表示で、フィラー粉末 10〜55%、ガラス粉末 45〜90%であると好ましく、フィラー粉末 25〜55%、ガラス粉末 45〜75%であるとより好ましい。なお、10%までシリカ、アルミナ、チタニア、酸化スズ、ジルコニア、ジルコン等の耐火性フィラーの粉末を添加してもよい。
ガラス粉末が多すぎると、熱膨張係数が大きくなって被封着物の熱膨張係数と整合しにくい傾向があり、フィラー粉末が多すぎると、流動性が悪化して気密封着が難しくなる傾向がある。
本発明の封着用粉末は、ガラス粉末としてBi23−B23系ガラス、P25−SnO系ガラス、P25−Ag2O系ガラス、P25−CuO系ガラスまたはV25−BaO系ガラスが使用可能である。これらのガラスは500℃以下の融点が低いため好ましい。特にBi23−B23系ガラス、P25−SnO系ガラスであると耐候性および流動性に優れるため好ましい。
各ガラスにおいて、PbOは、環境負荷物質であるため、実質的に含有しないことが好ましい。なお、実質的に含有しないとは含有量が0.1%以下を指す。
Bi23−B23系ガラスとしては、モル%表示で、Bi23 30〜50%、B23 10〜40%、BaO+SrO 1〜10%、ZnO 0〜35%を含有すると好ましい。
Bi23−B23系ガラスにおいて、上記組成範囲に限定した理由を以下に記載する。
Bi23は、ガラスの軟化点を下げるための主要成分であり、その含有量は30〜50%、好ましくは35〜45%である。Bi23の含有量が30%より少ないと転移点が高くなる傾向があり、550℃以下で焼成できない場合があり、50%よりも多いと安定なガラスが得られにくい傾向がある。
23は、ガラス形成成分として必須であり、その含有量は10〜40%、好ましくは18〜40%である。B23の含有量が10%より少ないとガラスが不安定になって失透し易くなる。また失透を生じない場合でも、焼成時に結晶の析出速度が極めて大きく、接着、封着、被覆等の作業に必要な流動性が得られない。一方、B23が40%より多くなるとガラスの粘性が高くなり過ぎて500℃以下の温度で焼成が困難になる。
BaOとSrOはガラスの安定化に大きな効果があり、これらを合量で1〜10%、好ましくは2〜9%含有する。これらの成分の合量が1%より少ないとその効果がなく、一方、10%より多くなると転移点が高くなる。なおBaOの含有量は0〜10%、特に2〜9%であることが好ましく、またSrOの含有量は0〜5%、特に0〜3%であることが好ましい。
ZnOはガラスの安定化に大きな効果があり、その含有量は0〜30%、好ましくは5〜25%である。その含有量が30%より多くなるとガラスが結晶化しやすくなって流動性が悪くなる。
Bi2O−B23系ガラスにおいて、上記した以外の成分について記載する。
SiO2およびAl23は、何れもガラスをより安定化させるために含有させる成分であり、合量で5%以下、好ましくは2%以下使用する。これらの成分が上記範囲を超えるとガラスの粘性が高くなり過ぎて好ましくない。なお、SiO2およびAl23の含有量はそれぞれ0〜2%であることが好ましい。
CuOは、ガラスを安定化するための成分であり、その含有量は0〜20%、好ましくは0〜15%である。CuOが20%を超えると結晶の析出速度が極めて大きくなって流動性が悪くなる傾向があるため好ましくない。
Fe23はガラスを安定化するための成分であり、その含有量は0〜5%、好ましくは0〜2%である。Fe23が5%を超えると逆にガラスが不安定になる。
Cs2OとF2はガラスをより低粘性化する成分であり、Cs2Oの含有量は0〜5%、好ましくは0〜3%、F2の含有量は0〜20%、好ましくは0〜10%である。これらの成分が上記範囲を超えるとガラスの化学耐久性が低下する。
なお、上記成分以外にも、ガラスの粘性や熱膨張係数の調整のために、MgO、La23、TiO2、ZrO2、V25、Nb25、MoO3、WO3、TeO2、Ag2O、Na2O、K2O、Li2O等を5%以下添加することが可能である。
25−SnO系ガラスとしては、mol%表示で、P25 18〜45%、SnO 35〜60%、B23 0〜30%、ZnO 0〜20%、Al23 0〜10%、SiO2 0〜15%の組成を有するガラスが挙げられる。
25−SnO系ガラスにおいて、上記組成範囲に限定した理由を以下に示す。
25は、ガラス形成酸化物である。P25が18%よりも少ないと、ガラスの安定性が充分に得られにくい。18〜45%の範囲では、ガラスに充分な安定性が得られるが、45%を超えると耐湿性が悪くなりやすい。また、P25が20%以上であれば、ガラスがより安定化するが、35%を超えると封止用ガラスの耐候性がやや悪くなる傾向が現れるので、20〜35%であることがさらに好ましい。
SnOは、ガラスの融点を低くする成分である。SnOが35%より少ないとガラスの粘性が高くなって封止温度が高くなりやすく、60%を超えるとガラス化しにくくなる。なお、SnOが多いと封止時に失透しやすくなるので、55%以下であることが好ましい。また、40%以上であれば、流動性に優れ、高い気密性が得られるため好ましい。
23は、ガラス形成酸化物である。B23は必須成分ではないが、ガラスを安定させる効果がある。但し、30%より多いとガラスの粘性が高くなりすぎ、封止時の流動性が著しく悪くなり、封止部の気密性が損なわれる傾向にある。B23の好適な範囲は0〜25%である。なお、B23はガラスの粘性を高くする傾向が強いため、非常に高い流動性が要求され、軟化点を大幅に下げる必要がある場合は含有しないほうがよい。
ZnOは、中間酸化物である。ZnOは必須成分ではないが、ガラスを安定化させる効果が大きいため、4%以上であることが望ましい。しかし、ZnOが20%を超えると封止時にガラス表面に失透が発生しやすくなる。ZnOの含有量は5〜15%であることが望ましい。
Al23は、中間酸化物である。Al23は必須成分ではないが、ガラスを安定化させる効果があり、また熱膨張係数を低下させる効果もあるので含有させることが望ましい。但し、10%を超えると軟化温度が上昇し、封止温度が高くなる傾向がある。なお、ガラスの安定性や熱膨張係数および流動性など考慮した場合、0.5〜5%の範囲がより好ましい。
SiO2は、ガラス形成酸化物である。SiO2は必須成分ではないが、失透を抑制する効果があるので含有させることが望ましい。なお、15%を超えると軟化温度が上昇し、封止温度が高くなりやすい。
25−SnO系ガラスにおいて、上記した以外に、以下の成分を含有してもよい。
2O(RはLi、Na、KおよびCs)は、必須成分ではないが、R2O成分のうち、少なくとも1種類が組成中に加わることにより接着力が向上する傾向がある。しかし、合量で10%を超えると封止時に失透しやすくなる。また、R2Oのなかでも、Li2Oは、接着力を最も向上させやすい。
ランタノイド酸化物、例えばLa23、CeO2は必須成分ではないが、ガラス成分中に合量で0.1%以上含有することで、ガラスの耐候性が向上しやすい。
なお、ランタノイド酸化物に加えて、他の希土類、例えば、Y23を使用するとガラスの耐候性向上により効果的である。ランタノイド酸化物を除く希土類の添加量は0〜5%であることが好ましい。
R'O(R'はMg、Ca、SrおよびBa)は、必須成分ではないが、ガラスを安定化させる成分として有用である。R'Oの合量が15%を越えると、失透しやすい傾向がある。そのため、R'Oの含有量は15%以下、さらに好ましくは10%以下であることが望ましい。
また、例えば、Nb25、TiO2、ZrO2、CuO、MnO、In23等のガラスを安定化させる成分を合量で20%まで含有させることができる。なお、これら安定化成分の含有量が20%を超えると、ガラスが不安定になって製造しにくくなる。より安定なガラスを得るには15%以下であることが好ましい。
Nb25、TiO2、およびZrO2の含有量は何れも0〜15%、特に各々0〜10%であることが好ましい。いずれかの成分の含有量が15%を超えるとガラスが不安定になりやすい。
CuOおよびMnOの含有量は何れも0〜10%、特に各々0〜5%であることが好ましい。いずれかの成分の含有量が10%を超えるとガラスが不安定になりやすい。
In23は、高度な耐候性を得る目的で使用することができる。In23の含有量は0〜5%であることが好ましい。
また、F、Cl等のハロゲンは、表示輝度を低下させるおそれがあるため、実質的に含有しないことが好ましい。
25−Ag2O系ガラスとしては、mol%表示で、Ag2O 5〜70%、P25 5〜55%、AgI 0〜30%、ZnO 0〜55%、Nb25 0〜15%、B23 0〜15%、TeO2 0〜65%の組成を有するガラスが挙げられる。
25−Ag2O系ガラスにおいて、上記組成範囲に限定した理由を以下に示す。
Ag2Oは、ガラスを構成する主成分である。Ag2Oが5%よりも少ないと、ガラスの安定性が得られにくくなると共に融点が高くなりすぎる傾向がある。一方、70%を超えると安定性が悪くなりやすい。そのため、5〜70%であると好ましく、15〜50%であるとより好ましい。
25は、ガラス形成酸化物である。P25が5%よりも少ないと、ガラスの安定性が充分に得られにくい傾向がある。一方、55%を超えると耐湿性が悪くなりやすい。そのため、5〜55%であると好ましく、5〜40%であるとより好ましい。
AgIは、ガラスの融点を低くする成分である。AgIが30%を超えるとガラス化しにくくなる傾向がある。そのため、0〜30%であると好ましく、0〜25%であるとより好ましい。
ZnOは、ガラス形成酸化物である。ZnOを含有するとガラスがより安定化する傾向がが、55%を超えるとガラス化しにくくなる傾向がある。そのため、0〜55%であると好ましく、0〜35%であるとより好ましい。
Nb25、B23、TeO2は、いずれもガラスを安定化させる成分であるが、含有量が限定した範囲を超えるとガラスの融点が高くなる傾向があるので好ましくない。そのため、Nb25の含有量は、0〜15%であると好ましく、0〜10%であるとより好ましい。また、B23の含有量は、0〜15%であると好ましく、0〜10%であるとより好ましい。TeO2は、0〜65%であると好ましく、0〜45%であるとより好ましい。
25−Ag2O系ガラスにおいて、上記した以外に、GeO2、WO3、MoO3等の成分をガラスの融点が高くなりすぎない範囲で含有してもよい。
25−CuO系ガラスとしては、mol%表示で、P25 25〜75%、CuO 25〜75%、MO 10〜60%の組成を有するガラスが挙げられる。なお、MOは、ZnO、BaO、CaO、MgO、SrO、NiO、MnOおよびFeOからなる群より選ばれた1種または二種以上の酸化物を指す。
25−CuO系ガラスにおいて、上記組成範囲に限定した理由を以下に示す。
25は、ガラス形成酸化物である。P25が55%よりも少ないと、ガラスの安定性が充分に得られにくい傾向がある。また、75%を超えると耐湿性が悪くなりやすい傾向がある。そのため、55〜75%であると好ましく、55〜70%であるとより好ましい。
CuOは、ガラスを構成する主成分でありガラスを安定化する成分である。CuOが25%よりも少ないと、ガラスの安定性が充分に得られにくい傾向がある。また、75%を超えると融点が高くなり過ぎる傾向がある。そのため、25〜75%であると好ましく、25〜45%であるとより好ましい。
MOは、ガラス形成酸化物である。MOを一種以上10%含有するとガラスが安定化する傾向があるが、60%を超えると融点が高くなりすぎると共にガラス化しにくくなる傾向がある。そのため、10〜60%であると好ましく、10〜45%であるとより好ましい。
25−CuO系ガラスにおいて、上記した以外に、耐候性を高めるために、Al23、SiO2、B23等の成分をガラスの融点が高くなりすぎない範囲で含有してもよい。
25−BaO系ガラスとしては、mol%表示で、V25 30〜80%、BaO 20〜55%、ZnO 0〜50%の組成を有するガラスが挙げられる。
25−BaO系ガラスにおいて、上記組成範囲に限定した理由を以下に示す。
25は、ガラスを構成する主成分である。V25が30%よりも少ないと、ガラスの安定性が得られにくくなると共に融点が高くなりすぎる傾向がある。80%を超えるとガラスの安定性が悪くなりやすい。そのため、30〜80%であると好ましく、30〜70%であるとより好ましい。
BaOも、ガラスを構成する主成分である。BaOが20%よりも少ないと、ガラスの安定性が得られにくくなる傾向がある。55%を超えると融点が高くなりすぎると共にガラスの安定性が悪くなりやすい。そのため、20〜55%であると好ましく、20〜45%であるとより好ましい。
ZnOは、ガラス形成酸化物である。ZnOを含有するとガラスがより安定化する傾向があるが、50%を超えるとガラス化しにくくなる傾向がある。そのため、0〜50%であると好ましく、0〜40%であるとより好ましい。
25−BaO系ガラスにおいて、上記した以外に、Bi23、Nb25、CuO、Fe23等をガラスの特性が損なわれない範囲で含有してもよい。
Bi23系ガラスには、コーディエライト系のフィラー粉末が好ましい。
また、P25−SnO系ガラスには、KZPやNZP系のフィラー粉末が好ましい。
また、P25−Ag2O系ガラスには、KZPやNZP系のフィラー粉末が好ましい。
また、P25−CuO系ガラスには、KZPやNZP系のフィラー粉末が好ましい。
また、V25−BaO系ガラスには、コーディエライト系のフィラー粉末が好ましい。
本発明の封着用粉末は、ガラス粉末の平均粒径が2〜50μmであると、低温でガラスが融解しやすいため好ましい。
以下に、封着用ペーストの作製方法について説明する。
まず、上記したような組成および平均粒径を有するガラス粉末とフィラー粉末とを用意する。
次に、体積%表示で、ガラス粉末が45〜90%、フィラー粉末が10〜55%となるように混合し、封着用粉末を作製する。
続いて、封着用粉末100質量部に対してビークルを7〜80質量部添加し、均一に封着用粉末が分散するように攪拌した後、ロールミルを用いて粉末凝集物や気泡を除去して封着用ペーストを作製する。
封着用ペーストの粘度は、200〜1500ポイズが好ましい。200ポイズより小さいとペーストを構成するガラス粉末やフィラー粉末が沈降しやすい傾向があり、1500ポイズより大きいとガラス基板に均一に塗布しにくい傾向がある。
ビークルは、バインダー樹脂と溶媒を均一に混合したものである。
バインダー樹脂はビークルの粘度を調整する成分であり、バインダー樹脂としては、エチルセルロ−ス(ECL)、ポリエチレングリコール誘導体(PEGD)、ニトロセルロース(NCL)、ポリメチルスチレン(PMS)、ポリエチレンカーボネート(PEC)、メタクリル酸エステル(MAE)等が使用可能である。
溶媒は封着ガラスをペースト状に希釈する成分であり、溶媒としては、N、N’−ジメチルホルムアミド(DMF)、テルピネオール(TPO)、γ−ブチロラクトン(γ−BL)、テトラリン、ブチルカルビトールアセテート(BCA)、酢酸エチル(EA)、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ベンジルアルコール(BZA)、トルエン、3−メトキシ−3−メチルブタノール、水、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレンカーボネート(PRC)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N−メチル−2−ピロリドン等が使用可能である。
ビークルが7質量部よりも少ないと、ペースト状にならず、取り扱いにくくなる傾向がある。一方、80質量部よりも多いと、封着時にビークル成分は燃焼または揮発するため、封着部分に微小気泡を含有しやすく、封着部がリークしやすい傾向がある。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
表1〜3は、フィラー粉末試料を示し、表4、5は、ガラス粉末試料を示す。また、表6、7は、フィラー粉末試料とガラス粉末試料とからなる封着用粉末を示し、表8、9は、ペーストを示す。
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表1〜3に示すフィラー粉末試料は、以下のようにして作製した。
まず、表中の組成となるように原料を調合し、アルミナボールミルを用いて1時間混合した。
次いで、前記混合粉末をアルミナルツボに投入し、表1〜3中に記載の温度および時間で焼成した。
最後に、ルツボから焼成物を取り出し、アルミナボールミルを用いて粉砕し、150メッシュの篩を用いて解砕してフィラー試料を作製した。
被覆率は、上記した方法を用いて測定した。
平均粒径は、レーザ回折式粒度分布測定装置(株式会社島津製作所製 SALD2000)を用いて測定した。
被膜厚さは、比較率と同様の方法を用いて被膜の厚さを算出したものである。
表4、5に示すガラス粉末試料は、以下のようにして作製した。
まず、表中の組成となるようにガラス原料を調合して白金ルツボ内に投入し、電気炉を用いて表中記載の温度で2時間溶融した。
続いて、溶融ガラスを水冷ローラー間に通して薄板状に成形し、ボールミルにて粉砕して150メッシュの篩を通過させてガラス試料を作製した。
ガラス転移点は、示差熱分析装置(DTA)により求めた。
軟化点は、DTAの第二吸収ピーク裾の温度を読み取った。
熱膨張係数は、成形したガラス体を直径4mm、長さ40mmの円柱状に研磨加工し、押し棒式熱膨張係数測定装置を用いて測定した。
表6、7に示す封着用粉末は、表1〜3で作製したフィラー粉末試料と、表4、5で作製したガラス粉末試料とを表中に記載の割合で均一に混合して作製した。
流動性は、次のようにして評価した。
まず、得られた封着用粉末の密度に相当する質量を金型に投入し、プレス成形することにより外径20mmのボタン(円柱状)を作製した。
次に、ボタンを窓板ガラスの上に乗せ、空気中、表中に記載の焼成温度まで10℃/分の速度で昇温して10分間保持した後、ボタンの直径を測定した値を示した。
表8、9に示すペースト試料は、以下のようにして作製した。
まず、表6、7で作製した封着用粉末試料およびビークルを用意し、表中の割合となるように、混合、攪拌し、予備混練ペーストを作製した。なお、ビークルは、樹脂と溶媒を表中に記載の割合で混合して用いた。
次に、ロールミルを用いて予備混練ペーストから凝集物や気泡が除去されたペースト試料を作製した。
次に、得られた各ガラスペーストをソーダガラス板上にスクリーン印刷法で均一厚みに塗布した。
最後に、溶媒を揮発させるために150℃で10分間乾燥を行ない、続いてガラスペーストを空気中で焼成温度まで昇温して10分間保持し、焼成を行なった。こうして作製した試料を用いて、ペーストのレベリング性と焼成状態を調べた。
ペーストのレベリング性は、塗布後のペースト表面を観察し、平滑で光沢があれば「○」、そうでないものを「×」とした。
また、焼成状態は、平滑で光沢があるものを「○」、そうでないものを「×」とした。
表6、7から明らかなように、試料あ〜との封着用粉末の熱膨張係数は47〜95×10-7/℃であり、流動性を示す流動径も20〜24mmと良好であった。
また、表8、9から明らかなように試料ア〜セのペーストは、レベリング性、焼成状態ともに良好であった。
本発明のフィラー粉末、封着用粉末およびペーストは、ICパッケージや表示用デバイス、具体的にはPDP、フィールドエミッションディスプレイ(FED)、プラズマアドレスリキッドクリスタルディスプレイ(PALC)、表面電界ディスプレイ(SED)および蛍光表示管(VFD)等の電子部品の封着用途に好適に使用可能である。また、例えば、PDPのバリアリブや多層基板のフィラー粉末にも使用可能である。

Claims (9)

  1. コーディエライト、ウイレマイト、アルミナ、ジルコン、酸化錫、β−ユークリプタイト、KZr2(PO43、NbZr(PO43、Na0.5Nb0.5Zr1.5(PO43、K0.5Nb0.5Zr1.5(PO43、Ca0.5Zr2(PO43およびWO4Zr2(PO42からなる群より選ばれた1種または2種以上のセラミックフィラー粉末が、耐火性微粉によって被覆されてなることを特徴とするフィラー粉末。
  2. 耐火性微粉がAl23、SiO2、TiO2、ZnO、ZrO2およびジルコンからなる群より選ばれた一種または二種以上からなることを特徴とする請求項1に記載のフィラー粉末。
  3. 耐火性微粉によって形成された被膜厚さが、0.1〜10μmであることを特徴とする請求項1または2に記載のフィラー粉末。
  4. 耐火性微粉によって形成された被膜の被覆率が50〜100%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフィラー粉末。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のフィラー粉末とガラス粉末を混合してなることを特徴とする封着用粉末。
  6. ガラス粉末が、Bi23−B23系ガラス、P25−SnO系ガラス、P25−Ag2O系ガラス、P25−CuO系ガラスまたはV25−BaO系ガラスからなることを特徴とする請求項5に記載の封着用粉末。
  7. フィラー粉末とガラス粉末との混合割合が、体積%表示で、フィラー粉末 10〜55%、ガラス粉末 45〜90%であることを特徴とする請求項5または6に記載の封着用粉末。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の封着用粉末とビークルとを混練してなることを特徴とする封着用ペースト。
  9. 封着用粉末100質量部に対して、ビークルを7〜80質量部添加してなることを特徴とする請求項8に記載の封着用ペースト。
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