JP2006335584A - ビスマス系無鉛封着材料 - Google Patents

ビスマス系無鉛封着材料 Download PDF

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Abstract

【課題】十分に軟化流動し、しかも結晶化度が高く、結晶析出後の加熱工程で再流動することのないビスマス系無鉛封着材料を提案する。
【解決手段】 モル%でBi23 30〜60%、ZnO 20〜50%含み、モル比でBi23/ZnOが1.0〜3.0の組成を有するビスマス系無鉛ガラスと、ZnO含有耐火性セラミックフィラー粉末とを含むことを特徴とする。材料中の総ZnO量は、質量%で10〜50%であることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、電子部品の接着、封着、被覆等に好適なビスマス系無鉛封着材料に関するものである。
従来から電子部品の接着材料や封着材料として、また電子部品に形成された電極や抵抗体の保護や絶縁のための被覆材料としてガラスが用いられている。
これらのガラスは、その用途に応じて化学耐久性、機械的強度、流動性、電気絶縁性等様々な特性が要求されるが、何れの用途にも共通する特性として、低温で焼成可能であることが挙げられる。それ故、何れの用途においても、ガラスの融点を下げる効果が極めて大きいPbOを多量に含有した低融点ガラスが広く用いられている。
また、その用途に応じて結晶性のガラスか、或いは非結晶性のガラスが選択されるが、特に封着後に軟化流動をしてはいけない用途、例えばプラズマディスプレイパネル(PDP)用の排気管の封着用途では結晶性のガラスが選択される。この用途では、封着後の工程に高温排気があり、軟化点付近まで温度が上がる。このため、非結晶性のガラスを用いると再軟化して気密リークの恐れがあるため、結晶性のガラスである必要がある。
ところで最近、PbOを含有する低融点ガラスに対して環境上の問題が指摘されており、PbOを含まない低融点ガラスに置き換えることが望まれている。
そのため、PbOを含有する低融点ガラスの代替品として、様々な低融点ガラスが開発されている。その中でも、Bi23−B23系に代表されるビスマス系の低融点無鉛ガラス(例えば、特許文献1参照)は、化学耐久性、機械的強度においてPbOを含有する低融点ガラスと比較して同等の特性を有するため、PbOを含有するガラスの代替候補として期待されている。
特開2000−128574号公報
特許文献1のビスマス系ガラスは、選択した組成によって非結晶性のガラスとなったり、結晶性ガラスとなったりする。ところが、例え結晶性のガラスであっても、析出結晶量が十分でなく、結晶析出後の加熱工程で再流動する可能性がある。また一般に、ビスマス系のガラスは鉛ガラスと比べて熱的安定性が低く、高温で失透し易い。それゆえ組成設計により特許文献1のガラスの結晶性を強めようとすると、封着時に十分に流動する前に結晶化して封着ができなくなるおそれがある。
本発明の目的は、十分に軟化流動し、しかも結晶化度が高く、結晶析出後の加熱工程で再流動することのないビスマス系無鉛封着材料を提案するものである。
本発明のビスマス系無鉛封着材料は、モル%でBi23 30〜60%、ZnO 20〜50%含み、モル比でBi23/ZnOが1.0〜3.0の組成を有するビスマス系無鉛ガラスと、ZnO含有耐火性セラミックフィラー粉末とを含むことを特徴とする。
また本発明のビスマス系無鉛封着材料は、材料中の総ZnO量が、質量%で10〜50%であることが好ましい。
また本発明のビスマス系無鉛材料は、ビスマス系無鉛ガラスが、さらにB23、BaO、SrO、MgO、CaO、CuO、Fe23、SiO2、Al23、WO3、Sb23、In23、Ga23を含有可能であり、それらの含有量が、モル%で、B23 10〜40%、BaO+SrO+MgO+CaO 0.5〜15%、CuO 1〜10%、Fe23 0.1〜5%、SiO2+Al23 0〜15%、WO3 0〜5%、Sb23 0〜5%、In23+Ga23 0〜5%であることが好ましく、またZnO含有耐火性セラミックフィラー粉末が、ウイレマイト、酸化亜鉛、ガーナイトおよびZnO・Al23・SiO2より選ばれた一種または二種以上であることが好ましい。
また本発明のビスマス系無鉛封着材料は、主たる析出結晶が、Bi23及び/又はBi23−B23系結晶であることが好ましい。
また本発明のビスマス系無鉛封着材料は、体積%で、ビスマス系無鉛ガラス40〜90%、ZnO含有耐火性フィラー粉末が60〜10%であることが好ましい。
なお本発明における「結晶性」とは、示差熱分析により、500℃までに結晶化ピークが発現する性質であることを意味する。
本発明のビスマス系無鉛ガラス組成物は、十分に流動した後に結晶を析出するため、電子部品等を良好に接着、封着、被覆等行うことができる。また十分な量の結晶が析出するため、後の加熱工程においても再流動することがない。
本発明において使用するビスマス系無鉛ガラスは、ネットワーク構造が比較的安定しているものの、僅かにBi23とZnOのバランスが崩れると、結晶が析出するような組成割合となっている。そしてZnO含有耐火性フィラーとともに焼成すると、ZnO含有耐火性フィラーがガラスに溶け込むことによってネットワーク成分のバランスが崩れ、結晶化を誘発、促進する。その結果、ガラス中からBi23を含む結晶が析出する。
このような性質を有するガラスを含む本発明の封着材料は、ガラス自身が比較的安定であるため、ガラスから結晶が析出し始めるのはガラスの粘度が十分に低下し、フィラー成分が溶け込み始めてからである。それゆえ、結晶性であるにも関わらず、十分な流動性を有している。
本発明のビスマス系無鉛封着材料において、ビスマス系無鉛ガラスの組成範囲を上記のように限定した理由は次のとおりである。
Bi23は、ガラスの軟化点を下げるための主要成分であり、また結晶構成成分となる。その含有量は30%以上、好ましくは35%以上、さらに好ましくは40%以上であり、またその上限は60%以下、好ましくは55%以下、さらに好ましくは50%以下である。Bi23の含有量が30%より少ないと、ガラスの転移点が高くなり過ぎて500℃以下の温度で焼成しにくくなる傾向がある。またガラスが安定しすぎるため、十分な量の結晶を析出しにくくなる。一方、60%より多いと、ガラスが不安定になり、溶融時や成形時に失透しやすくなる傾向がある。
ZnOは、ガラスの溶融時の失透を抑制する効果がある。また結晶析出のきっかけをつくる成分でもある。ZnOの含有量は20%以上、特に22%以上であり、またその上限は50%以下、好ましくは45%以下、さらに好ましくは30%以下である。その含有量が20%より小さいと、失透抑制効果が十分得られず、また50%よりも大きくなるとガラスが不安定になって失透しやすくなる。
23は必須成分ではないものの、Bi23−ZnO−B23系の安定なガラスネットワークを構成する成分となるため、できれば含有することが望ましい。B23を含有する場合、その含有量は10%以上、好ましくは15%以上であり、またその上限は40%以下、好ましくは35%以下、さらに好ましくは30%以下、最適には25%以下である。B23の含有量が10%よりも少ないと、ガラスが不安定になって失透しやすくなる傾向があり、接着、封着、被覆等の作業に必要な流動性が得られない場合がある。一方、40%より多いと、ガラスの粘性が高くなる傾向があり、500℃以下の温度で焼成が困難となる場合がある。
結晶相は、前記の通りBi23を含む結晶であり、主として2Bi23・B23、12Bi23・B23およびBi23(ビスマイト)である。また、熱膨張係数を変化させることなく結晶化させる場合は、ガラスネットワーク成分と同じBi23−B23系の結晶である2Bi23・B23や12Bi23・B23を析出させることが好ましい。これらの結晶の析出量は、ガラス中のZn量を調整することで調整することができる。結晶析出には、Bi23とZnOのモル比が重要であり、Bi23の割合が相対的に大きくなると、結晶が析出しにくくなる。逆にZnOの割合が相対的に大きくなると、結晶化傾向が強くなりすぎる。Bi23/ZnO比の好適な範囲は1.0〜3.0、特に1.2〜2.5、さらには1.2〜2.0である。
上記成分に加えてビスマス系ガラスには、BaO、SrO、MgO、CaO、CuO、Fe23、SiO2、Al23、WO3、Sb23、In23、及びGa23を含有することができる。
BaO、SrO、MgOおよびCaOは、ガラスの溶融時の失透を抑制する効果がある。これらの含有量は合量で0.5%以上、特に1%以上であることが好ましく、またその上限は15%以下、特に10%以下であることが好ましい。これらの成分の合量が1%より少ないと上記の効果が得にくく、15%より多くなると軟化温度が高くなる傾向がある。なお、BaOの含有量は1%以上、特に2%以上であることが好ましく、また10%以下、特に6%以下であることが好ましい。SrO、MgO、CaOのそれぞれの含有量については5%以下、特に2%以下であることが好ましい。各成分の含有量が多すぎる場合、失透や分相の傾向がある。
CuOは、ガラス溶融時の失透を抑制する成分であり、1%以上、特に2%以上含有させることが好ましい。またその上限は10%以下であることが好ましい。CuOが10%を越えると結晶の析出速度が極めて大きくなって流動性が悪くなる傾向がある。
Fe23は、ガラス溶融時の失透を抑制する成分であり、0.1%以上含有させることが好ましい。またその上限は5%以下、特に2%以下であることが好ましい。Fe23が5%を越えると逆にガラスが不安定になる傾向がある。
SiO2及びAl23は、耐候性を高める目的で合量で15%まで、特に10%まで添加することができる。これらの成分の合量が15%よりも多いと、ガラスの軟化点が高くなり、500℃以下の温度で焼成しにくい傾向がある。なおSiO2の含有量は0〜10%、特に0〜5%、Al23の含有量は0〜5%、特に0〜2%であることが好ましい。
WO3は、ガラスの失透を抑制するための成分であり、その含有量は0〜5%、好ましくは0〜2%である。軟化点を下げるためには、主要成分であるBi23の含有量を多くする必要があるが、Bi23の含有量が多くなると、焼成中にガラスから結晶が析出(失透)して流動性を阻害する傾向がある。特にモル%表示でBi23が40%以上のガラスでは、その傾向が顕著になる。そこで必要に応じてWO3を添加することでガラスを安定化させ、失透を抑制することができる。ただし5%以上添加すると、逆にガラスの安定性を悪化させる傾向があるため好ましくない。
Sb23は、ガラスの失透を抑制するための成分であり、その含有量は0〜5%、好ましくは0〜2%である。軟化点を低くするためには、主要成分であるBi23の含有量を多くする必要があるが、Bi23の含有量を多くすると、焼成時にBi23を結晶構成成分とする結晶が析出しやすくなり、流動性が損なわれやすい。特にモル%表示でBi23が40%以上のガラスでは、その傾向が顕著である。Sb23は、Bi23−B23系ガラスネットワークを安定化させ、失透を抑制する働きがあるため、必要に応じて添加すればよい。しかしSb23を5%よりも多く添加すると、逆に失透しやすくなるため好ましくない。
In23およびGa23は、ガラスの失透を抑制するための成分であり、焼成時に失透して流動性が損なわれることを防止するための成分である。これらの成分は必須ではないが、In23およびGa23の合量が0.1%以上であることが好ましく、またその上限は5%以下、特に3%以下であることが好ましい。軟化点を低くするためには、主要成分であるBi23の含有量を多くする必要があるが、Bi23の含有量を多くすると、焼成時にBi23を結晶構成成分とする結晶が析出しやすくなり、流動性が損なわれやすい。特にモル%表示でBi23が40%以上のガラスでは、その傾向が顕著である。そこで必要に応じてIn23やGa23を添加することで、失透を抑制することができる。しかしIn23およびGa23の合量を5%よりも多く添加すると、逆に焼成時に結晶が析出しやすくなるため好ましくない。なおIn23の含有量は0〜5%、Ga23の含有量は0〜2%であることが好ましい。
またビスマス系ガラスは、さらに種々の成分を添加可能である。例えばLi2O、Na2O、K2O、Cs2O、MoO3、La23、Gd23、Y25、CeO2等が添加可能である。Li2O、Na2O、K2O及びCs2Oは、ガラスの軟化点を低くする成分である。ただしガラスの失透を促進する作用を有するため、その添加量は合量で2%以下に制限すべきである。MoO3、La23、Gd23、Y25及びCeO2は、ガラスを安定化する成分であるが、これらの合量が5%よりも多いとガラスの軟化点が高くなり、500℃以下の温度で焼成しにくくなる。
以上の組成を有するビスマス系無鉛ガラスは、500℃以下の温度で良好な流動性を示す非結晶性のガラスであり、30〜300℃における熱膨張係数が約100〜120×10-7/℃である。
本発明の封着材料は、上記ビスマス系無鉛ガラスと、ZnO含有耐火性フィラー粉末とを含む。ZnO含有耐火性フィラーとしては、例えばウイレマイト(2ZnO・SiO2)、ガーナイト(ZnO・Al23)、ZnO・Al23・SiO2等を単独で、または複数種組み合わせて使用すればよい。特にウイレマイトは熱膨張係数が小さく、しかもガラスを高密度に結晶化させることができるため好ましい。これらの耐火性フィラーは、その成分がガラスに溶け込むことによってネットワーク成分のバランスを崩し、ガラスの結晶化を誘導、促進する。なお、結晶化度の調整のため、結晶核となって結晶性を促す耐火性フィラー粉末、例えば、酸化チタン、酸化鉄等を上記フィラーに加えて、少量混合添加することができる。またこれ以外にも、熱膨張係数の調整や機械的強度の改善のために、シリカ、アルミナ、ジルコニア等の耐火性フィラー粉末を添加することもできる。
なお封着材料の熱膨張係数は、被封着物に対して10〜30×10-7/℃程度低く設計することが重要である。これは、封着後に封着材料にかかる歪を圧縮側にして封着材料の破壊を防ぐためである。例えば高歪点ガラス(熱膨張係数75〜90×10-7/℃)がディスプレイ基板として用いられるPDPの場合、封着材料の好適な熱膨張係数は55〜80×10-7/℃である。またソーダ板ガラス(熱膨張係数85〜100×10-7/℃)がパッケージ材料として用いられる蛍光表示管(VFD)の場合、封着材料の好適な熱膨張係数は70〜90×10-7/℃である。
ガラス粉末と耐火性フィラー粉末の混合割合は、ビスマス系無鉛ガラスが40〜90体積%、耐火性フィラー粉末60〜10体積%であることが好ましい。両者の割合をこのように規定した理由は、耐火性フィラー粉末が10体積%よりも少ないと上記した効果を得にくい傾向があり、60体積%より多くなるとガラス量が少なくなるため流動性が悪くなる傾向があるためである。
また本発明の封着材料は、材料中の総ZnO量、即ちガラス中及びフィラー中のZnO量の合量が材料全体に占める割合が、質量%で10〜50%、特に15〜40%であることが望ましい。総ZnO量が10%より少ないとガラスが安定しすぎるため、十分な量の結晶を析出しにくくなり、50%より多いと結晶化傾向が強くなりすぎ、十分な流動性が得られない。
本発明の封着材料は、粉末のまま使用しても良いが、ビークルと均一に混練してペーストとして使用すると取り扱いやすい。
ビークルは、主に溶媒と樹脂とからなり、樹脂はペーストの粘性を調整する目的で添加される。
溶媒としては、N、N’−ジメチルホルムアミド(DMF)、α−ターピネオール、高級アルコール、γ−ブチロラクトン(γ−BL)、テトラリン、ブチルカルビトールアセテート、酢酸エチル、酢酸イソアミル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ベンジルアルコール、トルエン、3−メトキシ−3−メチルブタノール、水、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレンカーボネート、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N−メチル−2−ピロリドン等が使用可能である。
樹脂としては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、エチルセルロ−ス、ポリエチレングリコール誘導体、ニトロセルロース、ポリメチルスチレン、ポリエチレンカーボネート等が使用可能である。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
表1、2は、実施例で使用するビスマス系無鉛ガラス(試料a〜j)を示すものである。
表1、2に記載の各試料は次のようにして調製した。
まず、表に示したガラス組成となるように各種酸化物、炭酸塩等の原料を調合したガラスバッチを準備し、これを白金坩堝に入れて900〜1100℃で1〜5時間溶融した。次に、溶融ガラスの一部を熱膨張係数測定用サンプルとしてステンレス製の金型に流し出し、その他の溶融ガラスは、水冷ローラーにより、薄片状に成形した。最後に、薄片状のガラスをボールミルにて粉砕後、目開き105μmの篩いを通過させて、平均粒径約10μmの各試料を得た。
以上の試料を用いてガラス転移点、軟化点、熱膨張係数、結晶化温度、結晶性について評価した。
軟化点は、示差熱分析装置(DTA)により求めた。
熱膨張係数、ガラス転移点は、押棒式熱膨張測定装置により求めた。
結晶化温度は、同様にDTAにて求めた。
DTAにより、500℃以下の温度で結晶化ピークが観測されなかった試料を非結晶性、観測されたものを結晶性と判断した。
表3〜5は、上記ガラスと耐火性フィラーからなる封着材料を示すものである。
次に、表3〜5に示す割合で試料a〜hと耐火性フィラー粉末とを混合し、封着材料粉末(試料No.1〜12)を作製した。試料No.1〜8は本発明の実施例を、試料No.9〜12は比較例をそれぞれ示している。耐火物フィラーとしては、ウイレマイトおよびコーディエライトを用いた。
以上の試料を用いて屈伏点、軟化点、熱膨張係数、ボタン流動径および表面状態を評価した。
屈伏点については、表3〜5中に記載の2回目の温度で焼成した試料で熱膨張係数同様、押棒式熱膨張測定装置により求めた。
流動径は、封着材料粉末の真比重に相当する重量の粉末を金型により外径20mmのボタン状にプレスし、DTAより求めた軟化点(TF1)よりも5℃高い温度で空気中で10℃/分の速度で昇温して10分間保持した後、室温まで冷却し、再度、軟化点よりも50℃高い温度で焼成した時のボタンの直径を測定し、評価した。なお、ボタンの表面観察については、目視で評価した。
表3〜5から明らかなように、試料1〜8は、30〜300℃における熱膨張係数が71.5〜79.5×10-7/℃であり、ソーダ板ガラスや高歪点ガラスなどのシールに適用が可能である。また、表中に示した焼成条件で19mm以上の流動径を示し、良好な流動性を有していた。また、耐火物フィラーとしてウイレマイトを用いた場合、マット状に結晶化しており、ガラス特有の性質である屈伏点も450℃以下では、観察されなかった。よって、高密度に結晶化していることがわかった。
一方、試料No.9、10は、ボタンの流動径が19mm以下であり、流動性に乏しいことがわかった。また、ボタン表面はマット状を有していたが、軟化点以下で屈伏点が確認でき、結晶化についても低密度であることがわかった。試料No.11、12においては、ボタンの流動径は21mm程度で良好な流動性を示していたが、表面は光沢を有しており、結晶化していないことがわかった。
このように、本発明のビスマス系無鉛封着材料は、非結晶性のビスマス系無鉛ガラスとZnO含有耐火性フィラーとを混合することで、良好な結晶性および非結晶性の無鉛ビスマス系封着材料を設計することができる。
本発明のビスマス系無鉛封着材料は、電子部品の接着、封着、被覆等、具体的には(I
)ディスプレイパネル、特にプラズマディスプレイパネル(PDP)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)、蛍光表示管(VFD)、陰極線管(CRT)の気密封着材料、絶縁層や誘電体層の形成材料、バリアリブの形成材料、(II)水晶振動子等の電子部品用パッケージの封着材料、(III)磁気ヘッド−コア同士またはコアとスライダーの封着材料として好適である。

Claims (7)

  1. モル%でBi23 30〜60%、ZnO 20〜50%含み、モル比でBi23/ZnOが1.0〜3.0の組成を有するビスマス系無鉛ガラスと、ZnO含有耐火性セラミックフィラー粉末とを含むことを特徴とするビスマス系無鉛封着材料。
  2. 材料中の総ZnO量が、質量%で10〜50%であることを特徴とする請求項1のビスマス系無鉛封着材料。
  3. ビスマス系無鉛ガラスが、さらにB23を含み、その含有量がモル%で、10〜40%であることを特徴とする請求項1又は2のビスマス系無鉛封着材料。
  4. ビスマス系無鉛ガラスが、さらにBaO、SrO、MgO、CaO、CuO、Fe23、SiO2、Al23、WO3、Sb23、In23、Ga23を含有可能であり、それらの含有量が、モル%で、BaO+SrO+MgO+CaO 0.5〜15%、CuO 1〜10%、Fe23 0.1〜5%、SiO2+Al23 0〜15%、WO3 0〜5%、Sb23 0〜5%、In23+Ga23 0〜5%であることを特徴とする請求項1〜3の何れかのビスマス系無鉛封着材料。
  5. 主たる析出結晶が、Bi23及び/又はBi23−B23系結晶であることを特徴とする請求項1〜4の何れかのビスマス系無鉛封着材料。
  6. ZnO含有耐火性セラミックフィラー粉末が、ウイレマイト、酸化亜鉛、ガーナイトおよびZnO・Al23・SiO2より選ばれた一種または二種以上であることを特徴とする請求項1〜5の何れかのビスマス系無鉛封着材料。
  7. 体積%で、ビスマス系無鉛ガラス40〜90%、ZnO含有耐火性フィラー粉末が60〜10%であることを特徴とする請求項1〜6の何れかのビスマス系無鉛封着材料。
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