JP2006131871A - 防振ゴム組成物及び防振ゴム部材 - Google Patents

防振ゴム組成物及び防振ゴム部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2006131871A
JP2006131871A JP2005044142A JP2005044142A JP2006131871A JP 2006131871 A JP2006131871 A JP 2006131871A JP 2005044142 A JP2005044142 A JP 2005044142A JP 2005044142 A JP2005044142 A JP 2005044142A JP 2006131871 A JP2006131871 A JP 2006131871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
weight
vibration
rubber composition
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005044142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5133503B2 (ja
Inventor
Takahiro Saito
崇浩 齊藤
Koji Nakaii
浩二 中飯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2005044142A priority Critical patent/JP5133503B2/ja
Publication of JP2006131871A publication Critical patent/JP2006131871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5133503B2 publication Critical patent/JP5133503B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】 動倍率が小さく、かつ耐熱性が高い防振ゴム組成物、及び該防振ゴム組成物を用いた防振ゴム部材を提供する。
【解決手段】 天然ゴム及び合成ジエン系ゴムのうちの少なくとも1種のゴムからなるゴム成分と、加硫剤として下記一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物及び/又は下記一般式(2)で表されるビスマレイミド化合物のうちの少なくとも1種と、シリカゲルと、シランカップリング剤とを含有することを特徴とする防振ゴム組成物。
【化1】
Figure 2006131871

[一般式(1)中、xは1〜20の整数を表す。一般式(2)中、Rは、炭素数5〜18の芳香族基又はアルキル基を含む炭素数7〜24の芳香族基を表す。]
【選択図】 なし

Description

本発明は、自動車の車両などの防振ゴムに用いられる防振ゴム組成物及び防振ゴム部材に関する。
自動車の車両などの防振ゴムに用いられる防振ゴム組成物には種々の配合があり、通常、天然ゴム等のゴム成分に、充填剤として、カーボンブラック、硫黄、亜鉛華、老化防止剤、加硫促進剤等が用いられている。中でも、カーボンブラックとしては、一般的にFEFやFTカーボンといった大粒径のものが用いられている。そして、カーボンブラックの粒径、ストラクチャー、表面状態によって防振ゴムの動特性を制御し低動倍化する技術は多数の報告例がある。この場合、弾性率(静バネ)を高めるために配合量を増量すると、動倍率が上昇し、自動車に適用した場合乗り心地が悪化するとともに、耐久性も悪化するという問題がある。
一方、カーボンブラックの欠点を解消したシリカゲルを使用した例が知られている。シリカゲルを充填剤とした防振ゴム組成物として、例えば、BET比表面積を規定して低動倍、耐熱性のエンジンマウント用防振ゴム組成物(例えば、特許文献1参照。)や、シランカップリング剤処理を施した天然シリカを用いた低動倍率の防振ゴム組成物(例えば、特許文献2参照。)が知られている。このような防振ゴム組成物は、カーボンブラックを充填剤とした場合と比較すると、動倍率の上昇と耐久性の悪化は小さいが十分とは言えない。また、シリカを高充填するとムーニー粘度上昇、コンプレッションセット性が悪化するという問題がある。
また、カーボンブラック及びシリカを充填剤として用いる硫黄加硫系のゴム組成物が知られていて、耐液労性に優れている。しかし、耐熱性が低く、熱劣化によるゴム強度の低下が大きいという問題がある。さらに、加硫剤としてビスマレイミドを含むゴム組成物が知られている(例えば、特許文献3〜5参照。)。しかし、従来は、耐疲労性が硫黄加硫剤系よりも劣り、防振ゴム特性としては貯蔵弾性率が高いために動倍率が高いという問題がある。以上から、シリカを用いる防振ゴム組成物においてはさらなる改善が求められる。
一方、防振ゴムにおいて、高減衰であることと、低動倍率であることとは二律背反の関係にある。つまり、高減衰及び低動倍率のいずれか一方を達成しようとすると他方の達成が困難となる。この課題を解決するために、従来、ジエン系ゴムとイソブチレン−臭素パラメチルスチレン重合体をブレンドしてなるゴム成分を用いる(例えば、特許文献6参照。)、又は低動倍率のゴムマトリックス中に高減衰を示す材料を海島構造の状態で分散させる(例えば、特許文献7参照。)という技術が知られている。また、理想とする特性を得るため、エチレングリコールなどの液体を封入した防振ゴム構造体が一般的に用いられている。
前記二律背反の課題を解決するための技術は未だ理想的な特性には届いておらず、特に、後者(特許文献7)においては特性発現のために高減衰を示す材料のマスターバッチを事前に作製する必要があるという生産上の課題も残されている。また、減衰性を確保するためブチルゴムを多量配合すると耐久性に劣るという問題がある。
特開平11−193338号公報 特開2002−98192号公報 特開2001−172431号公報 特開2002−327093号公報 特開平3−258840号公報 特開平8−134269号公報 特開2001−302846号公報
本発明は、以上の従来の問題点に鑑みてなされたものであり、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、
本発明の目的は、動倍率が小さく、かつ耐熱性が高い防振ゴム組成物、及び該防振ゴム組成物を用いた防振ゴム部材を提供することにある。
本発明の別の目的は、高減衰かつ低動倍率で、耐久性が高い防振ゴム組成物、及び該防振ゴム組成物を用いた防振ゴム部材を提供することにある。
前記課題を解決するための手段は以下の通りである。すなわち、
<1> 天然ゴム及び合成ジエン系ゴムのうちの少なくとも1種のゴムからなるゴム成分と、加硫剤として下記一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物及び/又は下記一般式(2)で表されるビスマレイミド化合物のうちの少なくとも1種と、シリカゲルと、シランカップリング剤とを含有することを特徴とする防振ゴム組成物。
Figure 2006131871
[一般式(1)中、xは1〜20の整数を表す。一般式(2)中、Rは、炭素数5〜18の芳香族基又はアルキル基を含む炭素数7〜24の芳香族基を表す。]
<2> 前記一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物が、前記ゴム成分100重量部に対して0.1〜10重量部の割合で含有することを特徴とする前記<1>に記載の防振ゴム組成物である。
<3> 加硫剤として、さらに、硫黄が、前記ゴム成分100重量部に対して0.1〜2.0重量部の割合で含有することを特徴とする前記<1>または<2>に記載の防振ゴム組成物である。
<4> 前記シリカゲルが窒素吸着比表面積(BET法)230m2/g以下の範囲の湿式シリカであることを特徴とする前記<1>から<3>のいずれかに記載の防振ゴム組成物である。
<5> 前記シリカゲルの含有量が、前記ゴム成分100重量部に対して5〜150重量部であることを特徴とする前記<1>から<4>のいずれかに記載の防振ゴム組成物である。
<6> 前記シランカップリング剤の含有量が、前記シリカゲルに対して0.1〜20重量%であることを特徴とする前記<1>から<5>のいずれかに記載の防振ゴム組成物である。
<7> 前記シランカップリング剤が硫黄原子又は窒素原子を含有する分子構造であることを特徴とする前記<1>から<6>のいずれかに記載の防振ゴム組成物である。
<8> 前記一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物が、N,N’−m−フェニレンビスマレイミド又はN,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミドであることを特徴とする前記<1>から<7>のいずれかに記載の防振ゴム組成物である。
<9> 末端変性SBR及びブチル系ゴムを混合してなるゴム成分と、シリカゲルと、シランカップリング剤と、硫黄と、加硫剤として下記一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物及び/又は下記一般式(2)で表されるビスマレイミド化合物のうちの少なくとも1種とを含有する防振ゴム組成物であって、前記末端変性SBRが、エポキシ基及びアミノ基を官能基として含むことを特徴とする防振ゴム組成物である。
Figure 2006131871
[一般式(1)中、xは1〜20の整数を表す。一般式(2)中、Rは、炭素数5〜18の芳香族基又はアルキル基を含む炭素数7〜24の芳香族基を表す。]
<10> 前記ゴム成分中の前記各成分の配合量が、溶液重合末端変性SBRが80〜20重量%であり、ブチル系ゴムが20〜80重量%であることを特徴とする前記<9>に記載の防振ゴム組成物である。
<11> 前記シリカゲルの窒素吸着比表面積(BET法)が70〜240m2/gであり、ゴム成分100重量部に対してシリカゲルの配合量が10〜100重量部であり、かつ前記シランカップリング剤が窒素原子又は硫黄原子を含む化学構造であり、シランカップリング剤の配合量がシリカゲルに対して1.0〜10重量%であることを特徴とする前記<9>または<10>に記載の防振ゴム組成物である。
<12> 前記硫黄の配合量が、ゴム成分100重量部に対して0.1〜1.0重量部であり、前記ビスマレイミド化合物の配合量が、ゴム成分100重量部に対して0.5〜10重量部であり、かつ前記ビスマレイミド化合物がN,N’−m−フェニレンビスマレイミド又はN,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミドであることを特徴とする前記<9>から<11>のいずれかに記載の防振ゴム組成物である。
<13> 前記<1>から<12>のいずれか1項に記載の防振ゴム組成物を用いてなることを特徴とする防振ゴム部材である。
本発明によれば、動倍率が小さく、かつ耐熱性が高い防振ゴム組成物、及び該防振ゴム組成物を用いた防振ゴム部材を提供することができる。
また、本発明によれば、高減衰かつ低動倍率で、耐久性が高い防振ゴム組成物、及び該防振ゴム組成物を用いた防振ゴム部材を提供することにある。
以下、本発明の防振ゴム組成物について説明する。本発明の防振ゴム組成物は2つの態様(第1の態様及び第2の態様)があり、まず、第1の態様について説明する。
本発明の防振ゴム組成物は、第1の態様によると、天然ゴム及び合成ジエン系ゴムのうちの少なくとも1種のゴムからなるゴム成分と、加硫剤として下記一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物及び/又は下記一般式(2)で表されるビスマレイミド化合物のうちの少なくとも1種と、シリカゲルと、シランカップリング剤とを含有することを特徴としている。以下、ゴム成分をはじめとする各成分について説明する。
[ゴム成分]
ゴム成分としては、天然ゴム、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NBR)、イソプレンゴム(IR)、クロロプレンゴム(CR)等のジエン系ゴム、エチレンプロピレンゴム(EPR、EPDM)、ブチルゴム(IIR)等のオレフィン系ゴム、臭素化ブチルゴム(Br−IIR)等のハロゲン化ブチルゴム、その他ポリウレタンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、シリコンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン等を含めた合成ゴム類、天然ゴム等が例示され、これらを単独または2種以上混合して用いることができる。これらの中でも、前記ゴム成分が、天然ゴム、又は、天然ゴムと、ブタジエンゴム、イソプレン、スチレンブタジエンゴム、EPDM、ブチルゴム、及びハロゲン化ブチルゴムからなる群より選択される少なくとも1種とのブレンド材料が好適であり、より具体的には、天然ゴム単独、天然ゴムとブタジエンゴムの併用、天然ゴムとスチレンブタジエンゴムの併用のいずれかが好適である。
[加硫剤]
(ビスマレイミド化合物)
本発明の防振ゴム組成物には、加硫剤として、加硫剤として下記一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物及び/又は下記一般式(2)で表されるビスマレイミド化合物のうちの少なくとも1種を含有する。
Figure 2006131871
[一般式(1)中、xは1〜20の整数を表す。一般式(2)中、Rは、炭素数5〜18の芳香族基又はアルキル基を含む炭素数7〜24の芳香族基を表す。]
前記一般式(1)中、Xは1〜20の整数を表すが、好ましくは、4〜12の整数であり、より好ましくは、6〜8の整数である。
前記一般式(2)中、Rが表す炭素数5〜18の芳香族基、アルキル基を含む炭素数7〜24の芳香族基としては、以下の構造([化4]参照)を有する2価の基が好ましい。なお、以下の構造においては2つの結合手が記されていないが、以下の構造中において任意に選択される2つの炭素原子からの2つの結合手により2価の基を構成する。
Figure 2006131871
一般式(1)又は一般式(2)で表されるビスマレイミド化合物の具体例としては、例えば、N,N’−o−フェニレンビスマレイミド、N,N’−m−フェニレンビスマレイミド、N,N’−p−フェニレンビスマレイミド、N,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミド、2、2−ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]プロパン、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル]メタン等を好適に挙げることができる。これらのビスマレイミド化合物は、1種以上を配合することもできる。
上記のビスマレイミド化合物の中でも、N,N’−m−フェニレンビスマレイミド又はN,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミドが効果が顕著な点で特に好ましい。
本発明の防振ゴム組成物において、前記一般式(1)又は一般式(2)で表されるビスマレイミド化合物は、ゴム成分100重量部に対して0.1〜10重量部の割合で含有することが好ましい。該含有量が1重量部未満であると、弾性率が低く、耐熱性も悪化する。10重量部を超えて含有させてもそれ以上の効果は得られない。前記一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物の含有量は0.5〜7.5重量部がより好ましく、1.0〜5.0重量部がさらに好ましい。
(硫黄)
本発明の防振ゴム組成物は、前記一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物に加え、さらに、前記ゴム成分100重量部に対して硫黄を0.1〜2.0重量部の割合で含有することが好ましい。硫黄の含有量が0.1重量部以下では加硫が有効に進行しないことがあり、2.0重量部を超えると、耐熱性、コンプレッションセット性が悪化することがある。
[シリカゲル]
本発明の防振ゴム組成物は、シリカゲルを含有するが、該シリカゲルの含有量としては、ゴム成分100重量部に対して、5〜150重量部含有することが好ましい。5重量部未満では、静バネ定数が低く、防振ゴムになり得ないことがあり、150重量部を超えると、ゴムに混練することが困難になる。
本発明においては、前記シリカゲルとしては、窒素吸着比表面積(BET法)230m2/g以下の範囲の湿式シリカであることが好ましい。窒素吸着比表面積(BET法)230m2/gを超えると、ゴム成分への分散が困難となる。
[シランカップリング剤]
本発明の防振ゴム組成物に含有する前記シランカップリング剤としては、例えば、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリクロルシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシ−エトキシ)シラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、及びγ−トリメトキシシリルプロピルジメチルチオカルバミルテトラスルフィド、γ−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアジルテトラスルフィド、ビス〔3−(トリエトキシシリル)プロピル〕テトラスルフィドなどのテトラスルフィド類などを挙げることができ、中でも、硫黄原子又は窒素原子を含有する分子構造であることが好ましい。
硫黄原子又は窒素原子を含有する分子構造のシランカップリング剤としては、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、ビス〔3−(トリエトキシシリル)プロピル〕テトラスルフィド、γ−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアジルテトラスルフィド、γ−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアジルテトラスルフィドなどのテトラスルフィド類などが挙げられ、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビス〔3−(トリエトキシシリル)プロピル〕テトラスルフィドが好適に使用することができる。
前記シランカップリング剤の添加量としては、前記シリカゲルに対して1〜20重量%であることが好ましく、0.5〜15重量%であることがより好ましく、1〜10重量%であることがさらに好ましい。1重量部未満では、カップリング効果が得られず、ゴムとしての物性が著しく低下する。また、20重量%を超えて添加してもそれ以上の効果は得られない。
本発明の防振ゴム組成物には、必要に応じて各種添加剤を添加することができる。そのような添加剤としては、老化(酸化)防止剤、ワックス、着色剤、充填剤、可塑剤やプロセスオイル等の軟化剤、粘着付与剤等が挙げられる。
前記充填剤としては、例えば、以下の充填剤を挙げることができる。すなわち、アルミニウム粉末等の金属粉、ハードクレー、タルク、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等の無機粉末、デンプンやポリスチレン粉末等の有機粉末等の粉体;ガラス繊維(ミルドファイバー)、炭素繊維、アラミド繊維、チタン酸カリウムウィスカー等の短繊維;カーボンブラック、マイカ等が挙げられる。上述の充填剤は単独で、もしくは2種以上が混合して使用される。またこれらの充填剤は必要に応じてプライマー処理、各種のカップリング剤処理、シリコーンオイル処理等の表面処理を行って添加してもよい。
前記軟化剤としては、フタル酸ジオクチル(DOP)、セバシン酸ジオクチル等のジカルボン酸エステル類、リン酸エステル類等が例示される可塑剤、並びにアロマティック系オイル、ナフテン系オイル、パラフィン系オイルに分類されるプロセスオイルが挙げられる。これらの軟化剤のうち可塑剤は主としてNBRやポリウレタンゴム等の極性の高いゴム材料の軟化剤として使用され、プロセスオイルは主として天然ゴム等に使用されるが、特に限定されるものではなく、また2種以上を併用してもよい。
本発明の防振ゴム組成物は、ゴムの技術分野において使用される混合ロール、バンバリーミキサー、ニーダー等の混合装置を使用して混練、製造される。この際に必要に応じて加熱する。成形方法としては、プレス成形、トランスファー成形、射出成形など、成形する形状に応じて種々の方法が適宜採用可能である。また、金属部材との接着が必要な場合には、メタロックシリーズ、ケムロックシリーズ等の周知のゴム−金属接着剤を適宜使用することができる。
次に、本発明の防振ゴム組成物の第2の態様について説明する。第2の態様における防振ゴム組成物は、溶液重合末端変性SBR及びブチル系ゴムのブレンド材料よりなるゴム成分と、シリカゲルと、シランカップリング剤と、硫黄と、ビスマレイミド化合物とを含有することを特徴とする防振ゴム組成物であって、前記溶液重合末端変性SBRには、エポキシ基及びアミノ基が官能基として含まれていることを特徴としている。
第2の態様における防振ゴム組成物は、充填剤としてシリカゲルとシランカップリング剤とを用いることにより、高耐久・低動倍化を図ることができる。同時に、分子内にエポキシ基及びアミノ基を有する溶液重合末端変性SBRを用いることで、シリカとの親和性が向上し、更なる高耐久化と低動倍化が可能となる。また、溶液重合末端変性SBRのスチレン含有率を選択することで高減衰化も可能となり、減衰性を維持したまま耐久性に劣るブチル系ゴムの配合部数を減少させることができる。また、後述するように、架橋剤にビスマレイミド化合物を使用することでさらなる低動倍化を図ることができる。
[ゴム成分]
第2の態様におけるゴム成分は、溶液重合末端変性SBR及びブチル系ゴムのブレンド材料よりなる。本発明において使用する溶液重合末端変性SBRは、分子内にエポキシ基及びアミノ基を官能基として含むが、該官能基を含むことにより、シリカゲルのゴム中への分散性が向上し低動倍化の効果が発現する。
エポキシ基は、分子内に2個以上含むことが好ましく、同様にアミノ基は1個以上含むことが好ましい。
このような溶液重合末端変性SBRとしては、旭化成(株)製のタフデンE50、同E60、アサブレンE10、同E15などを使用することができる。溶液重合末端変性SBRの製造方法としては特開2002−284930号公報、特開2002−284932号公報に記載されている。
以上のゴム成分中の各成分の配合量としては、溶液重合末端変性SBRが80〜20重量%であり、ブチル系ゴムが20〜80重量%であることが好ましい。溶液重合末端変性SBRの配合量が20重量%未満では防振ゴムとして必要なゴム物性が確保できないことがあり、ブチル系ゴムの配合量が20重量%未満では十分な減衰性が発現されない場合がある。
[シリカゲル]
第2の態様におけるシリカゲルの含有量としては、ゴム成分100重量部に対して、10〜100重量部含有することが好ましい。10重量部未満では、静バネ定数が低く、防振ゴムになり得ないことがあり、100重量部を超えると、ゴムに混練することが困難になる。
本態様のシリカゲルとしては、窒素吸着比表面積(BET法)70〜240m2/gの範囲の湿式シリカであることが好ましい。窒素吸着比表面積(BET法)240m2/gを超えると、ゴム成分への分散が困難となる。また、70m2/g未満では、補強効果が低いため、ゴム物性が悪化し耐久性に劣る。
[シランカップリング剤]
第2の態様において、シランカップリング剤としては第1の態様と同じものを使用することができ、好ましい例も同様である。本態様におけるシランカップリング剤の配合量はシリカゲルに対して0.1〜10重量%が好ましい。
[加硫剤]
第2の態様においては、加硫剤として、硫黄とビスマレイド化合物とを必須成分として含む。
硫黄としては、前記ゴム成分100重量部に対して0.1〜1.0重量部の割合で含有することが好ましい。硫黄の含有量が0.1重量部未満では加硫が有効に進行しないことがあり、1.0重量部を超えると、耐熱性、コンプレッションセット性が悪化することがある。
また、ビスマレイミド化合物としては、既述の一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物又は既述の一般式(2)で表されるビスマレイミド化合物の他、N,N’−o−フェニレンビスマレイミド、N,N’−m−フェニレンビスマレイミド、N,N’−p−フェニレンビスマレイミド、2,2−ビス−[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]プロパン、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン、N,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミドを使用することができる。ビスマレイミド化合物の中でも特に、N,N’−m−フェニレンビスマレイミド又はN,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミドが効果が顕著な点で特に好ましい。
以上の第2の態様の防振ゴム組成物は、前記シリカゲルの窒素吸着比表面積(BET法)が70〜240m2/gであり、ゴム成分100重量部に対してシリカゲルの配合量が10〜100重量部であり、かつ前記シランカップリング剤が窒素原子又は硫黄原子を含む化学構造であり、シランカップリング剤の配合量がシリカゲルに対して1.0〜10重量%であることが好ましい。
窒素吸着比表面積(BET法)70m2/g未満ではゴム物性が著しく悪化し耐久性に劣る場合があり、240m2/gを超えるとゴム成分への分散が困難となる。
また、シリカゲルの含有量が10重量部未満では、ゴム物性が悪化し耐久性に劣る場合があり、100重量部を超えると、ゴムに対する分散が困難となり動倍率が悪化することがある。
シランカップリング剤の配合量が10重量部未満ではカップリング剤の効果が発現されず、動倍率が悪化する。また、10%を超えて添加してもそれ以上の効果は発揮されない。
また、第2の態様において、前記硫黄の配合量が、ゴム成分100重量部に対して0.1〜1.0重量部であり、前記ビスマレイミド化合物の配合量が、ゴム成分100重量部に対して0.5〜10重量部であり、かつ前記ビスマレイミド化合物がN,N’−m−フェニレンビスマレイミド又はN,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミドであることが好ましい。
硫黄の配合量及びビスマレイミドの配合量が前記下限を下回ると架橋密度が低くゴム物性が著しく悪化する。また、上限を超えると耐熱性が悪化する。
<防振ゴム部材>
本発明の防振ゴム部材は、前記本発明の防振ゴム組成物を用いてなることを特徴としている。すなわち、本発明の防振ゴム部材は、既述の第1の態様及び第2の態様における本発明の防振ゴム組成物を加硫成形してなるものである。
本発明の防振ゴム部材は、具体的には、自動車のエンジンマウント、ストラットマウント、メンバーマウント、サスペンションブッシュ、トーコレクトブッシュ、ロアアームブッシュ、デフマウント、マフラーハンガ、スプリングシート、ダイナミックダンパー、ビスカスラバーダンパー、センターサポートゴムなどに適用することにより、第1の態様の防振ゴム組成物に起因するものにおいては、動倍率が小さく、かつ耐久性が高い部材が得られ、第2の態様の防振ゴム組成物に起因するものにおいては、高減衰かつ低動倍率で、耐久性が高い部材が得られる。すなわち、いずれの場合も動倍率と耐久性を双方同時に改善することができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1〜5及び比較例1〜4]
各実施例及び比較例ごとに、表1に示す配合成分を溶融混練して、実施例1〜5及び比較例1〜4の防振ゴム組成物を調製した。
Figure 2006131871
表1において略記した配合成分についての詳細を以下に示す。
NIPSIL VN3:沈降式シリカ、BET比表面積180〜230m2/g(東ソー・シリカ(株)製)
NIPSIL ER:沈降式シリカ、BET比表面積70〜120m2/g(東ソー・シリカ(株)製)
NIPSIL KQ:沈降式シリカ、BET比表面積215〜285m2/g(東ソー・シリカ(株)製)
SI−69:シランカップリング剤(デグッサ製)
RD:老化防止剤(大内新興化学工業社製)
6C:老化防止剤(大内新興化学工業社製)
ビスマレイミドA:N,N’−m−フェニレンビスマレイミド
ビスマレイミドB:N,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミド
CZ:加硫促進剤(大内新興化学工業社製)
TBT:加硫促進剤(大内新興化学工業社製)
得られた実施例1〜5及び比較例1〜4の防振ゴム組成物について、ゴム物性を評価するために所定寸法のテストピースを加硫成形し、ムーニー粘度、ゴム硬度Hs、引っ張り強さ、伸び、Md50、伸長疲労耐久、及び熱老化後Tb変化率の各ゴム物性を測定した。測定方法について以下に示す。
[測定方法]
(1)ムーニー粘度
JIS K6300のムーニー粘度試験に準拠して、ムーニー粘度を測定した。結果を表1に示す。
(2)ゴム硬度Hs
JIS K 6301−1995(25℃、スプリング式硬さ(Aタイプ))に準拠してゴム硬度を測定した。結果を表1に示す。
(3)引っ張り強度(Tb)、伸び、及びMd50(50%応力)
JIS K6251に準拠して引っ張り強度及び伸びについて測定した。結果を表1に示す。
(4)伸長疲労耐久
室温下200%伸長を繰り返し、破断までの回数Nを計数した。結果を表1に示す。
(5)熱老化後Tb変化率(%)
熱老化は100℃ギヤオーブンで100時間行い、オーブンから取り出し後、室温で24時間放置後に、Tb(引っ張り強度)を求めた。また、前記初期のTbに対する熱老化100時間後のTbの変化率を示した。
上記各防振ゴム組成物を用いて直径30mm、高さ30mmの円柱の試験片を作製した。そして、この試験片を用いて、JIS K 6385に準拠して静的バネ定数(Ks)、動的バネ定数(Kd@100Hz)、及び動倍率(Kd/Ks)を測定した。結果を表1に示す。各測定方法及び評価方法は以下の通りである。
・静的バネ定数Ks
JIS K 6385に準拠して、静的特性試験の両方向負荷方式において、試験片の軸直角方向に変位速度20mm/分で0mm〜+4.5mmの範囲のたわみを3回負荷し、3回目の負荷過程での荷重−たわみの関係を測定し、この関係を用いて同規格に記載の計算方法によりたわみの範囲=1.5〜3.0mmで算出した。
・動的バネ定数Kd
貯蔵バネ定数とも呼ばれ、JIS K 6385に準拠して、動的性質測定試験の非共振方法において、10%(3mm)たわむ荷重の下で、試験片の軸直角方向に振動数100Hz、振幅±0.05mmで条件で測定した。
・動特性
Ks対比低動倍化効果大きいものを「○」、中程度のものを「△」、動倍率が悪いものを「×」として評価した。結果を表1に示す。
表1より、実施例1〜5は、動倍率が小さくかつ耐熱性が高かったのに対し、比較例1〜4は動倍率及び耐熱性の両方又はいずれか一方が劣っていた。
[実施例6〜9及び比較例5〜7]
各実施例及び比較例ごとに、表2に示す配合成分を溶融混練して、実施例6〜9及び比較例5〜7の防振ゴム組成物を調製した。
Figure 2006131871
表2において略記した配合成分についての詳細を以下に示す。なお、表1において説明したものは記載を省略する。
末端変性SBR A:結合スチレン量32%、油展37.5phr(旭化成、タフデンE60)
末端変性SBR B:結合スチレン量23%、非油展(旭化成、アサプレンE15)
シリカゲルA:BET比表面積190m2/g
シリカゲルB:BET比表面積100m2/g
N550:カーボンブラック(旭カーボン(株)製)
TESPT:シランカップリング剤(デグッサ製)
得られた実施例6〜9及び比較例5〜7の防振ゴム組成物について、ゴム物性を評価するために所定寸法のテストピースを加硫成形し、ムーニー粘度、ゴム硬度Hs、引っ張り強さTb、引っ張り伸びEb、及び伸長疲労耐久性の各ゴム物性を測定した。ムーニー粘度、ゴム硬度Hs、引っ張り強さTb、及び伸長疲労耐久の測定方法については、実施例1〜5で説明した方法と同じである。結果を表2に示す。なお、引っ張り伸びEbの測定はJIS K 6251に準拠して実施した。
また、ゴム物性・耐久性において、Tb10MPa以上、Eb300%以上、かつ伸長疲労耐久性が良好な場合を○とし、いずれか1つでも前記の値を下回る場合を×として評価した。
上記各防振ゴム組成物を用いて厚さ2mm、幅2mmの試験片を作製した。そして、この試験片を用いて、JIS K 6394に準拠して静的バネ定数(Es)、動的バネ定数(Ed@100Hz、0.2%)、及び動倍率(Ed/Es)、及びtanδ(15Hz、2.0%)を測定した。結果を表2に示す。各測定方法及び評価方法は以下の通りである。
また、動特性評価において、tanδ対比動倍率が低いものを「○」、tanδ対比動倍率が高いものを「×」として評価した。結果を表2に示す。
表2より、実施例6〜9は、動特性及び耐久性が高かったのに対し、比較例5〜7は動特性においてはすべて劣っていた。特に、汎用の未変性SBRを用いた比較例1は動倍率が劣り、マレイミドを添加しなかった比較例2は動倍率も耐熱性も悪く、カーボンブラックを配合した比較例3は物性、耐久性、動倍率すべてにおいて劣っていた。

Claims (13)

  1. 天然ゴム及び合成ジエン系ゴムのうちの少なくとも1種のゴムからなるゴム成分と、加硫剤として下記一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物及び/又は下記一般式(2)で表されるビスマレイミド化合物のうちの少なくとも1種と、シリカゲルと、シランカップリング剤とを含有することを特徴とする防振ゴム組成物。
    Figure 2006131871
    [一般式(1)中、xは1〜20の整数を表す。一般式(2)中、Rは、炭素数5〜18の芳香族基又はアルキル基を含む炭素数7〜24の芳香族基を表す。]
  2. 前記一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物が、前記ゴム成分100重量部に対して0.1〜10重量部の割合で含有することを特徴とする請求項1に記載の防振ゴム組成物。
  3. 加硫剤として、さらに、硫黄が、前記ゴム成分100重量部に対して0.1〜2.0重量部の割合で含有することを特徴とする請求項1または2に記載の防振ゴム組成物。
  4. 前記シリカゲルが窒素吸着比表面積(BET法)230m2/g以下の範囲の湿式シリカであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の防振ゴム組成物。
  5. 前記シリカゲルの含有量が、前記ゴム成分100重量部に対して5〜150重量部であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の防振ゴム組成物。
  6. 前記シランカップリング剤の含有量が前記シリカゲルに対して0.1〜20重量%であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の防振ゴム組成物。
  7. 前記シランカップリング剤が硫黄原子又は窒素原子を含有する分子構造であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の防振ゴム組成物。
  8. 前記一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物が、N,N’−m−フェニレンビスマレイミド又はN,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミドであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の防振ゴム組成物。
  9. 末端変性SBR及びブチル系ゴムを混合してなるゴム成分と、シリカゲルと、シランカップリング剤と、硫黄と、加硫剤として下記一般式(1)で表されるビスマレイミド化合物及び/又は下記一般式(2)で表されるビスマレイミド化合物のうちの少なくとも1種とを含有する防振ゴム組成物であって、
    前記末端変性SBRが、エポキシ基及びアミノ基を官能基として含むことを特徴とする防振ゴム組成物。
    Figure 2006131871
    [一般式(1)中、xは1〜20の整数を表す。一般式(2)中、Rは、炭素数5〜18の芳香族基又はアルキル基を含む炭素数7〜24の芳香族基を表す。]
  10. 前記ゴム成分中の前記各成分の配合量が、溶液重合末端変性SBRが80〜20重量%であり、ブチル系ゴムが20〜80重量%であることを特徴とする請求項9に記載の防振ゴム組成物。
  11. 前記シリカゲルの窒素吸着比表面積(BET法)が70〜240m2/gであり、ゴム成分100重量部に対してシリカゲルの配合量が10〜100重量部であり、かつ前記シランカップリング剤が窒素原子又は硫黄原子を含む化学構造であり、シランカップリング剤の配合量がシリカゲルに対して1.0〜10重量%であることを特徴とする請求項9または10に記載の防振ゴム組成物。
  12. 前記硫黄の配合量が、ゴム成分100重量部に対して0.1〜1.0重量部であり、前記ビスマレイミド化合物の配合量が、ゴム成分100重量部に対して0.5〜10重量部であり、かつ前記ビスマレイミド化合物がN,N’−m−フェニレンビスマレイミド又はN,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミドであることを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の防振ゴム組成物。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の防振ゴム組成物を用いてなることを特徴とする防振ゴム部材。
JP2005044142A 2004-10-08 2005-02-21 防振ゴム組成物及び防振ゴム部材 Expired - Fee Related JP5133503B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005044142A JP5133503B2 (ja) 2004-10-08 2005-02-21 防振ゴム組成物及び防振ゴム部材

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004295716 2004-10-08
JP2004295716 2004-10-08
JP2005044142A JP5133503B2 (ja) 2004-10-08 2005-02-21 防振ゴム組成物及び防振ゴム部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006131871A true JP2006131871A (ja) 2006-05-25
JP5133503B2 JP5133503B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=36725702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005044142A Expired - Fee Related JP5133503B2 (ja) 2004-10-08 2005-02-21 防振ゴム組成物及び防振ゴム部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5133503B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006014054B4 (de) * 2005-03-28 2008-12-11 Tokai Rubber Industries, Ltd., Komaki Vibrationsdämpfende Gummizusammensetzung
JP2010077299A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Tokai Rubber Ind Ltd 防振ゴム組成物
JP2011068850A (ja) * 2009-08-27 2011-04-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd 高減衰組成物
WO2011062135A1 (ja) 2009-11-18 2011-05-26 株式会社ブリヂストン 防振ゴム組成物及び防振ゴム
JP2011111504A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振ゴム用ゴム組成物および防振ゴム
JP2011111532A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振ゴム用ゴム組成物および防振ゴム
WO2012165561A1 (ja) * 2011-06-01 2012-12-06 株式会社ブリヂストン 防振ゴム組成物及び防振ゴム
JP2013023582A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Bridgestone Corp 防振ゴム組成物及び防振ゴム
CN104204062A (zh) * 2012-01-30 2014-12-10 株式会社普利司通 防振橡胶组合物、交联防振橡胶组合物和防振橡胶
CN104797647A (zh) * 2012-11-22 2015-07-22 株式会社普利司通 防振橡胶组合物以及防振橡胶
CN105367833A (zh) * 2013-11-29 2016-03-02 郑州思辩科技有限公司 一种制备发电机减震垫用橡胶的方法
JP2016190986A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 日本ゼオン株式会社 防振ゴム用組成物
JP2017057357A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及び防振ゴム
CN107735441A (zh) * 2015-06-18 2018-02-23 株式会社普利司通 防振橡胶组合物和防振橡胶
CN111410774A (zh) * 2020-04-09 2020-07-14 福沃克汽车技术(苏州)有限公司 一种汽车悬架衬套用高阻尼橡胶材料及其制备方法和应用
JP2021084991A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 住友理工株式会社 防振ゴム組成物、防振ゴム部材、および防振ゴム用シランカップリング剤

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03258840A (ja) * 1990-03-08 1991-11-19 Bridgestone Corp 防振ゴム用ゴム組成物
JPH08303524A (ja) * 1995-05-01 1996-11-19 Railway Technical Res Inst 防振材およびその製造法
JP2001049047A (ja) * 1999-08-10 2001-02-20 Bridgestone Corp ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2001158835A (ja) * 1999-12-02 2001-06-12 Bridgestone Corp ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP2002121326A (ja) * 2000-10-19 2002-04-23 Bridgestone Corp ゴム組成物及びこれを用いたタイヤ
JP2002284932A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Asahi Kasei Corp 防振ゴム組成物
JP2003049022A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 高減衰ゴム組成物およびそれを用いた制振装置
JP2004250685A (ja) * 2003-01-30 2004-09-09 Tokai Rubber Ind Ltd 耐熱性防振ゴム組成物

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03258840A (ja) * 1990-03-08 1991-11-19 Bridgestone Corp 防振ゴム用ゴム組成物
JPH08303524A (ja) * 1995-05-01 1996-11-19 Railway Technical Res Inst 防振材およびその製造法
JP2001049047A (ja) * 1999-08-10 2001-02-20 Bridgestone Corp ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2001158835A (ja) * 1999-12-02 2001-06-12 Bridgestone Corp ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP2002121326A (ja) * 2000-10-19 2002-04-23 Bridgestone Corp ゴム組成物及びこれを用いたタイヤ
JP2002284932A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Asahi Kasei Corp 防振ゴム組成物
JP2003049022A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 高減衰ゴム組成物およびそれを用いた制振装置
JP2004250685A (ja) * 2003-01-30 2004-09-09 Tokai Rubber Ind Ltd 耐熱性防振ゴム組成物

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006014054B4 (de) * 2005-03-28 2008-12-11 Tokai Rubber Industries, Ltd., Komaki Vibrationsdämpfende Gummizusammensetzung
JP2010077299A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Tokai Rubber Ind Ltd 防振ゴム組成物
JP2011068850A (ja) * 2009-08-27 2011-04-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd 高減衰組成物
WO2011062135A1 (ja) 2009-11-18 2011-05-26 株式会社ブリヂストン 防振ゴム組成物及び防振ゴム
US9315656B2 (en) 2009-11-18 2016-04-19 Bridgestone Corporation Vibration isolating rubber composition and vibration isolating rubber
JP2011111504A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振ゴム用ゴム組成物および防振ゴム
JP2011111532A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振ゴム用ゴム組成物および防振ゴム
WO2012165561A1 (ja) * 2011-06-01 2012-12-06 株式会社ブリヂストン 防振ゴム組成物及び防振ゴム
CN103562294A (zh) * 2011-06-01 2014-02-05 株式会社普利司通 防振橡胶组合物和防振橡胶
US9725524B2 (en) 2011-06-01 2017-08-08 Bridgestone Corporation Anti-vibration rubber composition and anti-vibration rubber
CN103562294B (zh) * 2011-06-01 2015-09-30 株式会社普利司通 防振橡胶组合物和防振橡胶
JP2013023582A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Bridgestone Corp 防振ゴム組成物及び防振ゴム
EP2810984A4 (en) * 2012-01-30 2015-11-11 Bridgestone Corp ANTI-VIBRATION RUBBER COMPOSITION, ANTI-VIBRATION RETICULATED RUBBER COMPOSITION AND ANTI-VIBRATION RUBBER
CN104204062A (zh) * 2012-01-30 2014-12-10 株式会社普利司通 防振橡胶组合物、交联防振橡胶组合物和防振橡胶
US9238730B2 (en) 2012-01-30 2016-01-19 Bridgestone Corporation Anti-vibration rubber composition, crosslinked anti-vibration rubber composition, and anti-vibration rubber
CN104797647A (zh) * 2012-11-22 2015-07-22 株式会社普利司通 防振橡胶组合物以及防振橡胶
EP2924072A4 (en) * 2012-11-22 2016-07-13 Bridgestone Corp VIBRATION DAMAGING RUBBER COMPOSITION AND VIBRATION DAMPING RUBBER
US9416257B2 (en) 2012-11-22 2016-08-16 Bridgestone Corporation Antivibration rubber composition, and antivibration rubber
CN105367833A (zh) * 2013-11-29 2016-03-02 郑州思辩科技有限公司 一种制备发电机减震垫用橡胶的方法
CN105367832A (zh) * 2013-11-29 2016-03-02 郑州思辩科技有限公司 一种发电机减震垫用橡胶
JP2016190986A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 日本ゼオン株式会社 防振ゴム用組成物
CN107735441A (zh) * 2015-06-18 2018-02-23 株式会社普利司通 防振橡胶组合物和防振橡胶
JP2017057357A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及び防振ゴム
JP2021084991A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 住友理工株式会社 防振ゴム組成物、防振ゴム部材、および防振ゴム用シランカップリング剤
JP7373374B2 (ja) 2019-11-29 2023-11-02 住友理工株式会社 防振ゴム組成物、防振ゴム部材、および防振ゴム用シランカップリング剤
CN111410774A (zh) * 2020-04-09 2020-07-14 福沃克汽车技术(苏州)有限公司 一种汽车悬架衬套用高阻尼橡胶材料及其制备方法和应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP5133503B2 (ja) 2013-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5133503B2 (ja) 防振ゴム組成物及び防振ゴム部材
JP2006199792A (ja) 防振ゴム用ゴム組成物及び防振ゴム
JP5420224B2 (ja) 防振ゴム用ゴム組成物、防振ゴムおよびその製造方法
JP4622619B2 (ja) 防振ゴム組成物
JP5231148B2 (ja) 防振ゴム組成物の製法およびそれによって得られた防振ゴム組成物
JP5049837B2 (ja) 防振ゴム組成物の製法およびそれによって得られた防振ゴム組成物
JP2006037002A (ja) 防振ゴム組成物及び防振ゴム部材
JP2009298880A (ja) 防振ゴム組成物及びそれを用いてなる防振ゴム
JP6644962B1 (ja) 防振ゴム組成物および防振ゴム部材
JP2018188522A (ja) 防振ゴム用ゴム組成物及び車両用防振ゴム
CN110198977B (zh) 防振橡胶组合物以及防振橡胶构件
JP5968191B2 (ja) 防振ゴム組成物
JP2017214531A (ja) ゴム組成物、防振ゴム製品用ゴム組成物及び防振ゴム製品
WO2016159257A1 (ja) 防振ゴム組成物及び防振ゴム
JP4053811B2 (ja) 防振ゴム組成物
JP6546570B2 (ja) 防振ゴム組成物および防振ゴム
JP2020090665A (ja) 防振ゴム用ゴム組成物および防振ゴム
JP2006143860A (ja) 防振ゴム
JP2006199900A (ja) 耐熱性ゴム組成物及び防振ゴム
JP7296414B2 (ja) 防振ゴム組成物および防振ゴム
JP4329343B2 (ja) 低動倍率化可能なゴム組成物
JPH08269237A (ja) 防振ゴム組成物
JP2004307820A (ja) 耐熱性防振ゴム組成物
WO2016199623A1 (ja) ゴム組成物、防振ゴム組成物及び防振ゴム
JPH08269238A (ja) 防振ゴム組成物及びその組成物を用いたポリフェニレンエーテル樹脂・防振ゴム複合体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121108

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5133503

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees