JP2006113687A - 自律移動システム - Google Patents

自律移動システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006113687A
JP2006113687A JP2004298123A JP2004298123A JP2006113687A JP 2006113687 A JP2006113687 A JP 2006113687A JP 2004298123 A JP2004298123 A JP 2004298123A JP 2004298123 A JP2004298123 A JP 2004298123A JP 2006113687 A JP2006113687 A JP 2006113687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
autonomous mobile
mobile device
autonomous
route
node
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004298123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4329667B2 (ja
Inventor
Tatsuo Sakai
龍雄 酒井
Kensho Sugimoto
憲昭 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2004298123A priority Critical patent/JP4329667B2/ja
Publication of JP2006113687A publication Critical patent/JP2006113687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4329667B2 publication Critical patent/JP4329667B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】自律移動システムにおいて、複数の自律移動装置が他の自律移動装置との干渉でデッドロック等を起こすことのない、全体として安全で効率良い稼働を可能とする。
【解決手段】自律移動システム1における各自律移動装置2は、自律走行するための自律走行手段3、自己の識別情報や自己の稼働状態を示す情報を記憶した装置情報記憶手段4、他の自律移動装置2との通信及びユーザによる目的地や走行指令入力を行うためのインターフェイス5、次ノードに向かう際に当該自律移動装置の経路と交差する経路を移動する他の自律移動装置を抽出する対象装置抽出手段6、他の自律移動装置2が抽出された場合に両装置が交差部に到達する時間が所定の時間内になるかを判断する時間判断手段7、及び、交差部に到達する時間が所定の時間内になる場合に両装置の優先度に基づいて何れを先に移動させるかの判断を行う移動判断手段8を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の自律移動装置が搬送や警備等を行うため自律的に移動して稼働する自律移動システムに関する。
従来、自律移動装置の制御に関し、自律移動装置の稼働領域をブロックに分割するとともに、ノードの概念を取り入れて移動経路を生成して自律移動装置を稼働させる技術が知られているが、これは複数の自律移動装置が動くときの制御を行うものではない(例えば、特許文献1参照)。
複数の無人走行車を走行制御する技術として、分岐・合流点を有し双方向走行可能な走行路上を走行する複数の無人走行車を中央制御装置で制御するシステムが知られている(例えば、特許文献2参照)。このシステムでは、固定された起点と終点の組合せにより走行コースが予め設定されている。中央制御装置は、配車要求に応じて前記走行コースから1つのコースを選択して走行経路を決定する。各無人走行車は、走行経路が決定された順番や、各分岐・合流点への進入時刻の順番に基づいて、各分岐・合流点への進入が許可される。
特開平11−85273号公報 特開昭62−27805号公報
しかしながら、複数の装置を制御する上述の特許文献1に示されるような技術は、分岐・合流点における制御が行われているものの、無人走行車が予め決められたコースを移動するための技術であり、走行車の移動の自由度や融通性に制約がある。近年来、人が行っている搬送や警備等の仕事の一部を人以外に代替させることへの需要があり、目的地を与えられて自ら走行経路を決定し、障害物を回避しながら移動する複数の自律移動装置が稼働する自律移動システムの実用化が望まれている。
本発明は、上記課題を解消するものであって、複数の自律移動装置が、他の自律移動装置との干渉でデッドロック等を起こすことなく、全体として安全に効率良く稼働する自律移動システムを提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、目的地が与えられたときに、予め設定されたノードを接続して現在地から目的地までの経路を生成し、障害物を回避しながら前記経路に沿って目的地まで移動する複数の自律移動装置が稼働する自律移動システムにおいて、自律移動装置が目的地又は目的地に到達するために経由するノードに向かう際に、当該自律移動装置の経路と交差する経路を移動する他の自律移動装置を抽出する対象装置抽出手段と、前記対象装置抽出手段により前記他の自律移動装置が抽出された場合、両自律移動装置の交差部に到達する時間が所定の時間内になるかを判断する時間判断手段と、前記時間判断手段によって前記交差部に到達する時間が所定の時間内になると判断される場合に両自律移動装置の優先度に基づいて何れを先に移動させるかの判断を行う移動判断手段と、を備え、前記先に移動させると判断された自律移動装置が前記交差部を先に移動するものである。
請求項2の発明は、請求項1記載の自律移動システムにおいて、自律移動装置が稼働する領域内の所定領域に同時に存在し得る自律移動装置の台数を予め設定したものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の自律移動システムにおいて、前記対象装置抽出手段は、移動中の自律移動装置が当該装置の経路上のノードに所定距離まで接近したとき、前記抽出を行うものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自律移動システムにおいて、前記各ノードに対し前記対象装置抽出手段による抽出を行うかどうかを予め設定するものである。
請求項5の発明は、請求項1に記載の自律移動システムにおいて、前記優先度は、各自律移動装置に予め設定されているものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自律移動システムにおいて、前記優先度は、移動速度を用いて決められ、より高速で移動している自律移動装置により高い優先度を付与するものである。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自律移動システムにおいて、前記優先度は、進入順位を用いて決められ、先に所定領域に進入している自律移動装置により高い優先度を付与するものである。
請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の自律移動システムにおいて、前記他の自律移動装置が抽出された場合に優先度の低い自律移動装置が待機するための待機位置を設定したものである。
請求項9の発明は、請求項8に記載の自律移動システムにおいて、前記待機位置を経路の交差部の端部位置に設定したものである。
請求項10の発明は、請求項8に記載の自律移動システムにおいて、前記待機位置を交差する経路の手前側のノードに設定したものである。
請求項1の発明によれば、交差部に到達する時間と優先度とに基づいて交差部における自律移動装置の移動の判断を行うので、複数の自律移動装置が、交差部において他の自律移動装置との干渉やデッドロック等を起こすことなく、効率良く経路上を移動できる。
請求項2の発明によれば、道幅が狭くて走行経路や経路の交差部が混雑する可能性のある稼働領域でも、他の自律移動装置との干渉やデッドロック等を起こすことなく、効率良く経路上を移動できる。
請求項3の発明によれば、他の自律移動装置との経路の交差の計算や移動継続の可否判断を事前に移動中に行うので、計算や判断のためにノード上で停止することがなく、また、交差部を回避するためノード及び経路を変更することもでき、移動の時間が短くなって移動効率が上がる。
請求項4の発明によれば、特定のノードについては、対象装置抽出手段による抽出を行わずに通過するので、移動効率が良くなる。特定のノードとは、例えば、経路生成に必要なノードであるが経路交差に関係ないというノードである。
請求項5の発明によれば、ある自律移動装置に固有の重要なミッションを設定した場合に、そのミッションを優先して実施できる。
請求項6の発明によれば、移動速度によって区別できるので、他の優先度が同じ場合であってもデッドロック等を起こすことない。
請求項7の発明によれば、交差部に近いのものを先に通すことができ、全体として停止している時間を短縮できる。
請求項8の発明によれば、交差部の周辺に交差のための余裕が少ない場合であっても、優先度の高い自律移動装置の移動を円滑に行える。
請求項9の発明によれば、交差部の近くまで移動しておくことができ、待機による移動の遅れを小さくできる。
請求項10の発明によれば、十分な距離をおいて待機させて安全な制御ができる。また、システムにとって基本的で明確な概念であるノードを待機場所として用いるので、システム構成が簡単になる。
以下、本発明の自律移動システムについて、図面を参照して説明する。図1は、分散型のシステムとして構成した自律移動システム1のブロック構成を示す。自律移動システム1は、目的地が与えられたときに、予め設定されたノードを接続して現在地から目的地までの経路を生成し、障害物を回避しながら生成した経路に沿って目的地まで移動する複数の自律移動装置2が稼働するシステムである。ここで、分散型のシステムとは、自律移動システム1を構成する各自律移動装置2が互いに通信を行いながら各自律移動装置が個々に停止や進行の判断を行って自律走行するシステム、すなわち判断の主体が分散しているシステムである。本発明の自律移動システムは、この分散型の自律移動システム1の他に、統合型のシステム(図5、自律移動システム10)として構成することもでき、これは後述する。
(自律移動装置)
自律移動システム1における各自律移動装置2は、自律走行するための基本機能を構成する自律走行手段3、自律移動システム1における自己の識別情報や自己の稼働状態を示す情報を記憶した装置情報記憶手段4、他の自律移動装置2との通信及びユーザによる目的地や走行指令入力を行うためのインターフェイス5、目的地又は目的地に到達するために経由するノードに向かう際に、当該自律移動装置の経路と交差する経路を移動する他の自律移動装置を抽出する対象装置抽出手段6、対象装置抽出手段6により他の自律移動装置2が抽出された場合、両自律移動装置2の交差部に到達する時間が所定の時間内になるかを判断する時間判断手段7、及び、時間判断手段7によって交差部に到達する時間が所定の時間内になると判断される場合に両自律移動装置2の優先度に基づいて何れを先に移動させるかの判断を行う移動判断手段8を備えている。
上述の自律走行手段3を説明する。自律走行手段3は、走行する領域の地図情報と走行のための各種パラメータを記憶する記憶手段31と、目的地までの走行経路を生成する経路生成手段32と、障害物及び自己位置を認識するための情報を得る環境情報取得手段33と、電池36を駆動源とする走行手段35を制御して走行を行うため走行制御手段34と、環境情報取得手段33で得られた情報と記憶した地図情報とに基づいて自己位置を認識しつつ障害物を回避しながら走行制御手段34を制御して前記生成された走行経路に沿って走行するための装置制御部30と、を備えている。
この装置制御部30は、上述のように自律走行手段3における各手段を制御する他に、装置情報記憶手段4、インターフェイス5、対象装置抽出手段6、時間判断手段7、及び、移動判断手段8をも制御しており、自律移動装置2の中心制御部になっている。
上述の環境情報取得手段33は、例えば、走行経路上の環境の画像を撮像する撮像装置及び撮像した画像情報を演算処理して予め定めた属性を有する物体を抽出する画像認識処理手段や、走行経路上の環境内に存在する物体までの距離と物体の方向を測定する距離測定装置及び測定したこれらの距離情報を演算処理する距離情報解析手段などから構成される。また、自己位置は、例えば走行手段35に取付けられたエンコーダや内蔵されたジャイロなどを用いて、走行中に自己位置が地図上のどの位置にあるかを推定するとともに、環境情報取得手段33で得られた自己位置情報を用いて自己位置推定値を補正することにより認識される。
環境情報取得手段33から得られる自己位置情報として、例えば、環境情報取得手段33により認識可能な標識を予め走行環境内に設置しておき、また、その標識を地図情報に登録しておくことにより、走行中にその標識を認識して自己位置情報とすることができる。走行制御手段34は、自己の推定位置を基準にして送られてきた相対位置による標識位置情報をもとに、地図上の登録標識を探索する。標識が検出されると、その標識の位置を基準にして前記相対位置情報から自己位置認識ができる。標識が2個以上検出できると、自己位置は一意に決められる。
また、環境情報取得手段33は、走行中に障害物を検出し、その位置情報を走行制御手段34に送り、走行制御手段34は、その障害物を避けるように走行経路を修正し、制御出力を走行手段35に送る。このように、自律移動装置2は、自己位置を認識しつつ障害物を回避しながら走行経路に沿って指示された目的地まで走行する。
上述のインターフェイス5は、無線アンテナ51を備えており、各自律移動装置2は、無線アンテナ51を介して他の自律移動装置と無線通信を行い、互いの装置情報記憶手段4に記憶された装置情報の交換を行う。装置情報の交換と参照に基づいて、自律移動システム1における複数の自律移動装置2が、他の自律移動装置2との干渉でデッドロック等を起こすことなく、全体として安全に効率良く稼働する。自律移動装置2間の干渉は、互いの走行経路が交差する交差部をほぼ同時刻に通過しようとするときに発生する。また、経路が平行に重なった部分(つまり同一の経路)を、互いに逆向きに対向して進行するときにおいても、自律移動装置2間の干渉が発生する。これらの両方の状況を含めて、交差部走行と表現し、交差部走行におけるデッドロック等の回避を行いながら移動する自律移動について、以下に説明する。
(自律移動)
図2は、自律移動システム1における経路、交差部、及び自律移動装置の移動状況を示す。走行経路を限定するノードa〜hが、障害物を含む壁Wに囲まれた平面空間や開放状態の平面空間に定義されている。自律移動装置A,Bは、これらのノードを接続する線によって走行経路を自ら生成し、その走行経路に沿って移動する。図2に示す状況において、自律移動装置Aの走行経路は、a→b→g→hであり、自律移動装置Bの走行経路は、d→c→f→eである。そして、経路b→gと経路c→fが交差しており、その交差部Xを、自律移動装置A,Bがほぼ同時に通過しようとする際に、デッドロック等の回避動作が必要となる。
ここで、自律移動の概要を述べる。自律移動装置2は、目的地を指示されると、ノードを接続して目的地までの経路を生成し、移動を開始する。そして、自律移動装置2は、移動の開始時、及び自己の経路上のノードに到達時に、次のノードに向かう前に、他の自律移動装置2と経路が交差する可能性があるかを判断し、移動か停止を行う。そのために、対象装置抽出手段6を用いて判断対象となる自律移動装置2を抽出し、その後、時間判断手段7、及び、移動判断手段8を用いて、抽出した他の自律移動装置2に対する自己の移動判断を行う。各自律移動装置2は、このような抽出と判断を行いながら自己の経路上を移動する。
上述の抽出と判断は、各自律移動装置2の装置情報記憶手段4に記憶された装置情報に基づいて行われる。装置情報は、例えば、(1)装置識別記号ID、(2)装置状態(待機、移動、停止)、(3)現在位置、(4)進行方向、(5)走行速度、(6)最終目的地(移動中の場合)、(7)現在向かっているノード(移動中の場合)、(8)稼働中のエリアの情報(稼動領域をエリアに分割している場合)、(9)自律移動装置の優先度、(10)自律移動装置のミッション区分についての情報、等からなる。
図3は、各自律移動装置2が自律移動中に行う処理と行動のフローを示す。ここで、1台の自律移動装置2に注目し、これを自律移動装置A(略して、自己)と称して自律移動装置Aの動作を説明する。上述のような自律移動を行うため、自律移動装置Aは、自己の装置情報記憶手段4に記憶された装置情報の更新を行い(S1)、次のノードに向けて移動し、ノードに到達又はノードで待機中とならずに(S2でNo)、目的地に到達したら(S3でYes)、自律移動を終了する。また、目的地に到達していない場合(S3でNo)、最初のステップS1に戻って上述のステップを定期的に所定周期で繰り返す。ここで、「ノードに到達」とは、「そのノードから予め定めた距離の位置に到達」という意味である。
このようにして自律移動装置Aがノードに到達、又は待機中となった場合(S2でYes)、自律移動装置Aは、次のノードに向かう前に以下に示す処理と判断を行う。自律移動装置Aは、対象装置抽出手段6を用いて、自律移動システム1に属する他の全ての自律移動装置2の中から稼働中の自律移動装置2を抽出する(S4)。この抽出は、他の自律移動装置2の装置情報記憶手段4に記憶された装置情報を通信により入手し、その情報をもとにして行われる。抽出された他の自律移動装置2があり(S4でYes)、抽出された台数がnである場合、抽出されたi=1台目からi=n台目までの個々の自律移動装置2に対して、ループ開始LP1及びループ終了LP2のによる時間差判定ループが行われる。なお、時間差判定ループにおけるステップS4〜S7は、対象装置抽出手段6によって行われ、ステップS8,S9は、時間判断手段7によって行われる。自律移動装置Aの他に移動中の自律移動装置2がない(上述のn=0)場合(S4でNo)、直ちに移動可能の判断が出されて、自律移動装置Aは次ノードに向けて移動を開始し(S10)、処理はステップS3に進む。
自己の他に移動中の自律移動装置2があり(S4でYes)、自己が次に向かうノードを含むエリア内に、そのような移動中の自律移動装置2がいない場合(S5でNo)、やはり、直ちに移動可能の判断が出されて、自律移動装置Aは次ノードに向けて移動を開始する(S10)。なお、前記エリアは、経路や稼働領域の2次元形状などにより予め設定される。上述の移動中の自律移動装置2が、当該エリア内にいる場合(S5でYes)、自己の経路とその自律移動装置2の経路が交差するかどうか調べられ(S6)、交差しない場合(S6でNo)、直ちに移動可能の判断が出されて、自律移動装置Aは次ノードに向けて移動を開始する(S10)。また、上述の経路が交差する場合(S6でYes)、交差部位置(座標)の計算が行われる(S7)。
上述の交差部位置が求められると、時間判断手段7によって、再度、自己及び対象となる他の自律移動装置2の装置情報が参照され、自律移動装置Aと他の自律移動装置2について、経路交差部に到達する時間の差(又は、経路交差部までの距離の差)が計算される(S8)。この時間計算は、移動中である対象となる自律移動装置2及び自己(自律移動装置A)の現在位置と移動速度を用いて行われる。以下、これを説明する。
ここで、まず、経路が交差するかどうかの数式による判断処理について説明する。図2に戻って、自律移動装置Aの経路b→g、及び自律移動装置Bの経路c→f、が交差するかどうか(図の状態では交差している)を計算により判断する。直交座標軸を自律移動システムの稼働領域に定め、ノードb,g,c,fの座標を(Xb、Yb)、(Xg,Yg)、(Xc、Yc)、(Xf,Yf)とする。また、ノードb,gを通る直線の式をY=B・X+G、ノードc,fを通る直線の式をY=C・X+F、とする。経路の交差部の座標は、これらの式で表される直線の交点の座標(x,y)であるだけでなく、その交点の座標(x,y)が、ノードb,gの間、かつ、ノードc,fの間にあることが必要である。言い換えると、これらのノード間に前記2直線の交差部の座標が無ければ、「経路」は交差しない。
そして、交点の座標(x,y)が各ノード間にあり、従って「経路」が交差する条件は、(Yc−B・Xc−G)(Yf−B・Xf−G)<0、かつ(Yb−C・Xb−F)(Yg−C・Xg−F)<0、と表される。前の不等式は、ノードb,gを通る直線の両側に分かれてノードc,fがあり、後の不等式は、ノードc,fを通る直線の両側に分かれてノードb,gがあるという条件を表している。より直接的に2直線の交点の座標(x,y)が各ノードの間にあることを表現して、(Xb−x)(Xg−x)<0、かつ(Yb−y)(Yg−y)<0、かつ(Xc−x)(Xf−x)<0、かつ(Yc−y)(Yf−y)<0、と表すこともできる。前述の不等式やここに示した不等式を用いて、「経路」の交差を判断できる。
自律移動装置Aと自律移動装置2の経路交差部に到達する距離又は時間の差の計算は、次のように行われる。上述のように直交座標軸を自律移動システムの稼働領域に定め、各注目点の座標を、自律移動装置2の現在位置(x2、y2)、自律移動装置Aの現在位置(xa、ya)とし、上述により経路が交差すると判断され、その経路交差部の座標が(x、y)であるとする。すると、自律移動装置Aと経路交差部の距離Daは、Da=sqr((x−xa)×(x−xa)+(y−ya)×(y−ya))となり、自律移動装置2と経路交差部の距離D2は、D2=sqr((x−x2)×(x−x2)+(y−y2)×(y−y2))となる。ここで、関数sqr(*)は、変数*の平方根を与える関数である。
さらに、自律移動装置A、自律移動装置2に対し、予め設定した共通の平均的な移動の速さVを用いて、各自律移動装置A,2が交差部に到達するのに要する時間ta,t2が、ta=Da/V,t2=D2/V、により求められる。また、自律移動装置A,2の移動速さを個別に設定したVa、V2を用いてもよく、さらに、目的地、加速度、減速度などを考慮して経路交差部までの距離又は時間を求めてもよい。このようにして求めた値から、両自律移動装置A,2が交差部に至る距離差ΔL、及び時間差ΔTは、ΔL=|Da−D2|、ΔT=|ta−t2|と求められる。
次に、ステップS9において、移動判断手段8により上述の時間差ΔT(又は、距離差ΔL)が所定の値と比較され、時間差ΔT(又は、距離差ΔL)が予め移動判断手段8の記憶部に記憶されている所定の値より小さい場合(S9でYes)、時間差判定ループLP1/LP2の処理を抜けて、自律移動装置Aは、現在到達しているノードに停止して待機し、他の自律移動装置2が交差部を通過するのを待つ(S11)。その後、処理はステップS3に進められる。
また、ステップS9において、時間差ΔT(距離差ΔL)が所定の値より小さくないとされた場合(S9でNo)、時間差判定ループLP1/LP2の処理を続行する。対象となる自律移動装置2が複数(n台)有る場合、全ての対象となる自律移動装置2に対して上述の時間差判定ループLP1/LP2において移動判断が行われる。抽出された全ての自律移動装置2に対して移動可能である場合、自律移動装置Aは移動可能とされ、次ノードに向けて移動する(S10)。また、上述の時間差判定ループLP1/LP2において、待機判断(S9でYes)が出た時点で、処理は、この時間差判定ループLP1/LP2を抜け出る。自律移動装置Aが行った待機や移動の判断の結果は、装置情報記憶手段4に記憶された装置情報に含まれており、インターフェイス5を介して他の自律移動装置2に周知される。
上述では、それぞれの到達時間の差(又は、距離差)が所定の値より小さい場合、自律移動装置Aが待機するとした。しかしながらより一般的な状況において複数の自律移動装置2の内、いずれが停止し、又は移動するかの判断基準が必要である。そこで、各自律移動装置2について優先度、又は優先度の決定方法を予め定めておき、その優先度によって一方を停止させ、他方を移動させることとする。この優先度の決め方として、(1)各々の自律移動装置2に固定的に予め与える、(2)移動速度を比較してより高速で動いている方を優先とする、(3)自律移動装置2が遂行するミッション(自律移動装置2が搬送ロボットの場合、搬送物があるものや、搬送物の種類)に基づいて優先度を決める、(4)先に所定領域に進入している方を優先する、(5)これらの優先度を組み合わせて優先度を決める、等の方法を用いることができる。
また、上述のステップS11において、自律移動装置Aが、「待機(ノードに停止)する」、としたが、自律移動装置Aの行動として、このような待機以外に、交差部から所定の距離だけ手前の位置まで進んで停止する、予め定めた仮ノードがあればその仮ノードに、また所定の待機位置があればその待機位置に向かう、又は、経路を変更する、などの行動をとることができる(後述)。
図4は、各自律移動装置2に上述のような優先度が設定されている場合に、自律移動装置2が自律移動中に行う処理と行動のフローを示す。ここで、1台の自律移動装置Aに注目して、その動作を説明する。自律移動装置Aは、移動開始にあたり、待機命令を受け取ったかどうか判断し、受け取った場合は(S21でYes)、その場停止又は、待機位置を選択してそこまで移動して停止する(S22)。待機命令を受け取っていない場合は(S21でNo)、ステップ23に進む。その後、自己の装置情報記憶手段4に記憶された装置情報の更新を行い(S23)、次のノードに向けて移動し、ノードに到達又はノードで待機中とならずに(S24でNo)、目的地に到達したら(S25でYes)、自律移動を終了する。また、目的地に到達していない場合(S25でNo)、最初のステップS21に戻って上述のステップを定期的に所定周期で繰り返す。ここで、「ノードに到達」とは、「そのノードから予め定めた距離の位置に到達」という意味である。
このようにして自律移動装置Aがノードに到達、又は待機中となった場合(S24でYes)、自律移動装置Aは、次のノードに向かう前に、後述するステップS36で記憶した比較対象の自律移動装置のIDを消去し(S26)する。その後、他の自律移動装置2との経路の交差の発生の有無や、交差する場合の交差部に至る時間や距離の計算などの処理を、ステップS27及び時間差判定ループLP21/LP22内のステップS28〜S32において行う。これらのステップにおける処理は、図3に示したステップS4及び時間差判定ループLP1/LP2内のステップS5〜S9における処理と同じであり、説明を省略する。
次に、ステップS32において、移動判断手段8により時間差ΔT(又は、距離差ΔL)が所定の値より小さいと判断された場合(S32でYes)、自律移動装置Aは、自己の優先度と比較対象の自律移動装置の優先度を比較し、自己の優先度が低い場合(S35でYes)、時間差判定ループLP21/LP22の処理を抜けて、現在到達しているノードに停止して待機し、他の自律移動装置2が交差部を通過するのを待つ(S11)。その後、処理は上述のステップS25に進められる。また、ステップ35において、自己の優先度が高い場合(S35でNo)、比較対象の自律移動装置のIDを記憶し(S36)、時間差判定ループLP21/LP22の処理を続行する。
また、ステップS32において、時間差ΔT(距離差ΔL)が所定の値より小さくないとされた場合(S32でNo)、時間差判定ループLP21/LP22の処理を続行する。自律移動装置Aは、待機判断がなされることなく時間差判定ループLP21/LP22が終了した後、記憶したIDを有する全ての自律移動装置2に対して待機命令を発信する(S33)。その後、自律移動装置Aは移動可能となり、次ノードに向けて移動する(S34)。自律移動装置Aが行った待機や移動の判断の結果は、装置情報記憶手段4に記憶された装置情報に含まれており、インターフェイス5を介して他の自律移動装置2に周知される。
(統合型の自律移動システム)
図5は、統合型のシステムとして構成した自律移動システム10のブロック構成を示す。ここで、統合型のシステムとは、自律移動システム10を構成する各自律移動装置2の装置情報管理と各自律移動装置2の行動を統合制御するひとつの中央システム制御部11を備え、この中央システム制御部11が、各自律移動装置2と通信を行って各自律移動装置2の行動を統合し、各自律移動装置2の停止や進行の判断を行うシステムである。なお、この統合型の自律移動システム10の応用として、システムの稼働領域を分割し、各領域毎にシステム制御支部を設けたシステムとすることもでき、これは後述する。
(中央システム制御部と自律移動装置)
中央システム制御部11は、自律移動システム10を構成する各自律移動装置2との間で通信を行うためのインターフェイス5、各自律移動装置2の識別情報や各自律移動装置2の稼働状態情報から成る装置情報を記憶する装置情報記憶手段40、各自律移動装置2の経路と交差する経路を移動する他の自律移動装置2を抽出する対象装置抽出手段6、対象装置抽出手段6により他の自律移動装置2が抽出された場合、両自律移動装置2の交差部に到達する時間が所定の時間内になるかを判断する時間判断手段7、及び、時間判断手段7によって交差部に到達する時間が所定の時間内になると判断される場合に両自律移動装置2の優先度に基づいて何れを先に移動させるかの判断を行う移動判断手段8を備えている。
自律移動システム10における各自律移動装置2は、自律走行のための基本機能を構成する自律走行手段3、自律移動システム1において自己を位置づけるための情報を記憶した装置情報記憶手段4、及び中央システム制御部11との通信及びユーザによる目的地や走行指令入力を行うためのインターフェイス5を備えている。これらの自律走行手段3、及び装置情報記憶手段4は、上述した自律移動システム1の自律移動装置2におけるものと同様であり、説明を省略する。
中央システム制御部11、及び自律移動装置2におけるインターフェイス5は、無線アンテナ51を備えており、中央システム制御部11は、無線アンテナ51を介して各自律移動装置2と無線通信を行い、各装置の装置情報記憶手段4に記憶された装置情報を収集更新する。中央システム制御部11は、装置情報記憶手段40に自律移動装置2の台数分の装置情報を記憶している。各自律移動装置2は、稼働中に定期的に自己の装置情報記憶手段4に記憶された装置情報を更新するとともに中央システム制御部11に送信する。
(自律移動)
統合型の自律移動システム10における自律移動を、図6を参照して説明する。図6は、中央システム制御部11が各自律移動装置2を制御する制御フローを示す。ここで、システム内にn台の自律移動装置2が含まれるとする。中央システム制御部11は、n台の自律移動装置2にデッドロック等のない自律移動を行わせるため、n台分の装置情報を得て装置情報記憶手段40に記憶された装置情報の更新を行う(S41)。次に、全ての自律移動装置2について順番に停止移動等の判断処理を行うため、1台目の自律移動装置2を選びk=1とする(S42)。ここで、kは、プログラム上のカウンタであり、k=1〜nの値をとる。kをインクリメントしながらステップS43〜S48のループ処理が行われる。このループ処理が終わると、再度、ステップS41から処理が繰り返される。
そこで、ステップS43において、k番目の自律移動装置2について説明する。当該自律移動装置2とこれ以外の自律移動装置2との関係に注目して、対象装置抽出手段6による対象装置抽出処理、時間判断手段7による時間差取得処理、及び移動判断手段8による移動判断処理が行われる。ステップS43における処理の結果、k番目の自律移動装置2に移動を許可するかどうか判断される(S44)。これらの処理及び判断は、上述の図3に示したステップS4〜S9における判断と同様であり、説明を省略する。ステップS44における判断の結果、k番目の自律移動装置2に移動命令が出されるか(S45)、又は、停止命令が出される(S46)。
このようにして、中央システム制御部11が、1台目からn台目の全ての自律移動装置2のについて相互の装置状況を見て、停止移動等の判断処理を行う。その判断処理において、上述同様に各自律移動装置2の優先度が参照される。これにより、自律移動システム10における複数の自律移動装置2が、他の自律移動装置2との干渉でデッドロック等を起こすことなく、全体として安全に効率良く稼働する。
また、システムにおける稼動領域が所定のエリアに分割され、予め、どのノードがどのエリアに属するかが設定されている場合、中央システム制御部11は、注目している自律移動装置2が次に向かおうとしているノードの属するエリアにおいてのみ、他の自律移動装置2を抽出する処理を行う。これにより、中央システム制御部11の演算処理負荷を低減できる。
また、上述の各エリアに進入できる最大の自律移動装置の台数を設定し、その最大の台数を超えて新たな自律移動装置2がそのエリアに進入しようとしたときに、中央システム制御部11は、そのエリアに自律移動装置2は進入しないよう制御する。これにより、道幅が狭くて走行経路や経路の交差部が混雑する可能性のある稼働領域でも、他の自律移動装置2との干渉やデッドロック等を起こすことなく、自律移動装置2が効率良く経路上を移動できる。このような稼働領域をエリアに分割して自律移動装置2の移動を制御(制限)する手法は、統合型の自律移動システム10だけでなく、分散型の自律移動システム1においても同様に適用できる。
(経路とノード)
次に、図7、図8を参照して、経路とノードについて説明する。ここで説明する内容は、分散型及び統合型の両方の自律移動システム1,10に共通のものである。図7は、自律移動装置2が、あるノードbに接近したときの様子を示す。自律移動装置2が、あるノードに到達したとき、自律移動装置2が直接、又は中央システム制御部11が間接的に、対象装置抽出手段6による対象装置抽出処理を開始する。ここで、「ノードに到達したとき」とは、上述したように「そのノードから予め定めた距離の位置に到達したとき」の意味である。図7は、ノードbを中心とする所定の半径を有する円R1に自律移動装置2がさしかかった様子を示し、この状態が”ノードに到達した”状態である。この時点から対象装置抽出処理を開始すると、他の自律移動装置2との経路の交差の計算や移動継続の可否判断を事前に移動中に行うことができ、計算や判断のためにノード上で停止することがなく、また、時間的余裕があるのでノード及び経路を変更して交差部Xを回避することもでき、移動の時間が短くなって移動効率が上がる。
図8は、経路上の各ノードに対し対象装置抽出手段6による抽出を行うかどうかを予め設定した状況を示す。すなわち、図中に黒丸●で示されているノードb,c,f,gについては、対象装置抽出処理を行い、二重丸◎で示されているノードa,d,e,hに付いてはこれを行わない。このようにすると、特定のノードについては対象装置抽出手段6による抽出を行わずに自律移動装置2が通過することができ、移動効率が良くなる。対象装置抽出処理を行わないノードa,d,e,hは、経路生成に必要なノードであるが経路交差に関係ないノードである。
(待機位置)
次に、図9乃至図12を参照して、待機位置について説明する。図9は、経路周辺にノードとは別に、待機用の場所を待機位置P1〜P4として設定した状況を示す。この図において、自律移動装置21がノードbからノードgに向けて交差部Xを通過中に、ノードcからノードfに向かおうとする他の自律移動装置22が、自律移動装置21を抽出したとする。自律移動装置22は、自律移動装置21よりも後から交差部Xに向かって進入してきたものである。自律移動装置21と自律移動装置22の優先度が同じ場合、遅れて進入したことにより優先度が低くされ、自律移動装置22はその場で待機する。このとき、図に示したように予め複数の待機位置P1〜P4が設定してある場合、自律移動装置22はこれらの待機位置P1〜P4から待機場所を選択してその場所に移動してもよい。自律移動装置22は、例えば、ノードfに少しでも近づくため待機位置P3に移動して待機することができる。
また、自律移動装置22の位置から、予め設定して記憶されている距離の範囲内にある待機位置、例えば待機位置P1、P3を抽出して、これらのうちいずれかを選ぶ場合、次のようにして選択する。すなわち、自律移動装置22の自己位置から、待機位置P1,P3、及び目的ノードfに向かう位置ベクトルvp1,vp3,vfを生成し、ベクトルの内積とベクトル間の成す角度θとの関係(va、vb)=|va||vb|cosθ、を用いて、ベクトルvfとのなす角度の小さいベクトル(図9の場合、ベクトルvp3)を求める。そして、このようにして求めたベクトルvp3に対応する待機位置P3を待機位置として選択する。これにより、移動のためのコスト(例えば、時間)を必要以上に払うことなく、目的ノードfに向かうことができる。
上述の待機位置は、図10に示すように、経路の交差部の端部位置に設定することができる。待機位置P5は、端部位置、すなわち交差部Xから所定の半径rの円R2と交差する経路上に設けられている。この所定の半径rとして、r=(自律移動装置2の外接円)×2+(所定の正値)、により求めた半径を用いることができる。このような半径rを用いると、自律移動装置2が互いに接触することなくすれ違うことができる。このような待機位置を設けると、交差部の周辺に交差のための余裕が少ない場合であっても、優先度の高い自律移動装置の移動を円滑に行える。また、交差部Xにより近いところで待機できるので、ノード位置で待機する場合よりも待機による移動の遅れを小さくでき、移動効率が高くなる。
また、待機位置を交差する経路の手前側のノード、例えば、図10に示す自律移動装置21については、ノードcに設定することができる。これは、すでに説明した待機位置である。このようにノードを待機位置にすると、交差部から十分な距離をおいて待機させることができ、安全なシステム稼働ができる。また、システムにとって基本的で明確な概念であるノードを待機場所として用いるので、システム構成が簡単になる。
図11(a)(b)は、重なった経路を互いに対向して接近移動する状況を示す。すなわち、図11(a)において、自律移動装置21はノードcからノードgに向かうためノードcにおり、自律移動装置22はノードgからノードcに向かって移動中である。このような状況において、自律移動装置21が自律移動装置22よりも優先度が低い場合、図11(b)に示すように、自律移動装置21は待機位置P3に向い、自律移動装置22は自律移動装置21を回避しながら経路22aに沿って移動してノードcに到達することができる。また、逆に自律移動装置21が自律移動装置22よりも優先度が高い場合には、自律移動装置21は自律移動装置22を回避しながら移動してノードgに向い、自律移動装置22はその移動を妨げないように待機位置P3に向かう。
また、図12(a)(b)は、上述と同様に重なった経路を互いに対向して接近移動する状況を示す。図12(a)に示すように、自律移動装置21はノードcからノードgに向かうためノードcにおり、自律移動装置22はノードgから移動して待機位置P3の横を通り越して既にノードcの間近まで来ている。すなわち、このような状況において、両自律移動装置21,22が経路上を直進した場合に互いに出会う位置、すなわち交差部が、一方の自律移動装置21がいるノードcに近く(所定範囲内に)なっている。この場合、優先度を自律移動装置21に与えるとともに自律移動装置22にその場待機させる。自律移動装置21は、ノードcを明け渡すため、自律移動装置22を回避しながら経路21aに沿って移動してノードgに到達することができる。
(稼働エリアの分割)
自律移動システムにおける自律移動装置2の稼働領域を複数のエリアに分割した例を、図13乃至図15を参照して説明する。図13、図15は、稼働領域を複数のエリアA2〜A6に分割し、各エリアA2〜A6毎にシステム制御支部12〜16を設けた自律移動システム10を示す。システム制御支部12〜16は、図13に示すように、各エリアA2〜A6における自律移動装置21,22等を上述した統合型の方式により制御する。各エリアは、例えば、ノードa,bを含むエリアA2、ノードc,d,i,jを含むエリアA3等からなる。
上述のシステム制御支部12〜16は、管轄エリア内の自律移動装置2との通信を行ってその停止移動の制御を行うとともに、各システム制御支部12〜16間における情報交換、すなわち装置情報記憶手段4に記憶された装置情報の交換を行う。また、自己の管轄するエリアに隣接する自律移動装置2からも直接装置情報を入手する。例えば、図14に示すように、システム制御支部14の管轄下にあってエリアA4内を移動中の自律移動装置21は、エリアA4に隣接するエリアA3に移動しようとしている。
この状況で、自律移動装置21は、隣接エリアにおけるシステム制御支部13との通信を行い、自己の装置情報をシステム制御支部13に送信して、システム制御支部13の管轄下に入る。この後、自律移動装置21は、システム制御支部14に自己の装置情報を消去すべき旨の通信を行い、システム制御支部14は自律移動装置21の装置情報を記憶装置から削除する。また、各自律移動装置2は、ノードがどのエリアに属するかの情報、及びエリアごとの通信先であるシステム制御支部の情報を予め記憶している。こうして、本自律移動システム10における自律移動装置2のシームレスな移動が実現される。
上述のように、稼働領域をエリアA2〜A6に分割し、専用のシステム制御支部12〜16を設けることにより、各システム制御支部12〜16が管轄エリア内の自律移動装置2のみを制御対象にすればよくなり、システム制御支部12〜16を構成する計算機の負荷を小さくできる。また、広大な稼働領域や複雑な形状の稼働領域を有する場合においても、容易にシステムを構築でき、また、新たな稼働領域の追加、さらには稼働領域の縮小等を容易に行うことができる。
図15は、分散型の自律移動システム1の他の例を示す。このシステムにおいて、稼働領域は、上述の図13に示したシステムと同様に複数のエリアA2〜A6に分割した稼働領域を備えているが、上述とは異なり、各自律移動装置21,22,23等が個々に停止移動の判断を行う分散型のシステムである。この自律移動システム1においては、自律移動装置21は、エリアA4を移動中であり、まさに隣接するエリアA3に移動しようとしている。
この状況のもとで、自律移動装置21は、自己が向かおうとしているノードが属するエリア内で、すなわち、ノードdが存在するエリアA3内で、稼働中の自律移動装置22、及び当該エリアA3に進入する可能性のある自律移動装置23と通信を行い、これらの装置の装置情報を取得する。次に、自律移動装置21は、これらの装置情報をもとに、対象装置抽出手段6による対象装置抽出処理、時間判断手段7による時間差取得処理、及び移動判断手段8による移動判断処理を行い、自己の停止や移動、又は、他の自律移動装置2への待機指示を行う。この待機指示などの情報は、装置情報記憶手段4に記憶された装置情報に含めて、インターフェイス5を介した無線通信により他の自律移動装置2に伝達される。このように稼働領域を複数のエリアに分割することにより、各自律移動装置2における計算処理時間を削減できる。
なお、以上に説明した自律移動システムにおける各種計算及び記憶にかかわる手段は、CPU、メモリ、外部記憶装置、表示装置、及び入力装置などの一般的な構成を備えた電子計算機上のプロセス又は機能の集合として構成することができる。また、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。説明に用いたノード及び経路の構成は、ひとつの例であり、他の複雑な構成とすることができる。また、自律移動装置が稼働する領域は、ひとつの2次元平面内とは限らず、エレベータやエスカレータを用いて移動する3次元的な領域を稼働領域とすることができる。各装置間の無線通信は、電波、光、超音波などの媒体を用いて実現される。また、上述したノードには、現在値、又は目的地を含めてもよく、また、含めないでノードとは独立の経路構成点としてもよい。
本発明の自律移動システムを分散型のシステムとして構成したブロック構成図。 本発明の自律移動システムにおける経路、交差部、及び自律移動装置の移動を説明する平面図。 同上分散型の自律移動システムにおける自律移動装置の移動処理を説明するフロー図。 同上分散型の自律移動システムにおける自律移動装置の優先順位を考慮した移動処理を説明するフロー図。 本発明の自律移動システムを統合型のシステムとして構成したブロック構成図。 同上統合型の自律移動システムにおける自律移動装置に対する制御処理を説明するフロー図。 本発明の自律移動システムの実施形態を説明する経路交差部の平面図。 本発明の自律移動システムの他の実施形態を説明する経路交差部の平面図。 本発明の自律移動システムのさらに他の実施形態を説明する経路交差部の平面図。 本発明の自律移動システムのさらに他の実施形態を説明する経路交差部の平面図。 (a)(b)は本発明の自律移動システムのさらに他の実施形態を説明する経路交差部の平面図。 (a)(b)は本発明の自律移動システムのさらに他の実施形態を説明する経路交差部の平面図。 本発明の自律移動システムのさらに他の実施形態を説明する経路交差部の平面図。 本発明の自律移動システムのさらに他の実施形態を説明する経路交差部の平面図。 本発明の自律移動システムのさらに他の実施形態を説明する経路交差部の平面図。
符号の説明
1 自律移動システム(分散型)
2,21,22,23,A,B 自律移動装置
6 対象装置抽出手段
7 時間判断手段
8 移動判断手段
10 自律移動システム(統合型)
a〜h ノード
P1〜P5 待機位置
X 交差部

Claims (10)

  1. 目的地が与えられたときに、予め設定されたノードを接続して現在地から目的地までの経路を生成し、障害物を回避しながら前記経路に沿って目的地まで移動する複数の自律移動装置が稼働する自律移動システムにおいて、
    自律移動装置が目的地又は目的地に到達するために経由するノードに向かう際に、当該自律移動装置の経路と交差する経路を移動する他の自律移動装置を抽出する対象装置抽出手段と、
    前記対象装置抽出手段により前記他の自律移動装置が抽出された場合、両自律移動装置の交差部に到達する時間が所定の時間内になるかを判断する時間判断手段と、
    前記時間判断手段によって前記交差部に到達する時間が所定の時間内になると判断される場合に両自律移動装置の優先度に基づいて何れを先に移動させるかの判断を行う移動判断手段と、を備え、
    前記先に移動させると判断された自律移動装置が前記交差部を先に移動することを特徴とする自律移動システム。
  2. 自律移動装置が稼働する領域内の所定領域に同時に存在し得る自律移動装置の台数を予め設定したことを特徴とする請求項1に記載の自律移動システム。
  3. 前記対象装置抽出手段は、移動中の自律移動装置が当該装置の経路上のノードに所定距離まで接近したとき、前記抽出を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自律移動システム。
  4. 前記各ノードに対し前記対象装置抽出手段による抽出を行うかどうかを予め設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自律移動システム。
  5. 前記優先度は、各自律移動装置に予め設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自律移動システム。
  6. 前記優先度は、移動速度を用いて決められ、より高速で移動している自律移動装置により高い優先度を付与することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自律移動システム。
  7. 前記優先度は、進入順位を用いて決められ、先に所定領域に進入している自律移動装置により高い優先度を付与することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自律移動システム。
  8. 前記他の自律移動装置が抽出された場合に優先度の低い自律移動装置が待機するための待機位置を設定したことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の自律移動システム。
  9. 前記待機位置を経路の交差部の端部位置に設定したことを特徴とする請求項8に記載の自律移動システム。
  10. 前記待機位置を交差する経路の手前側のノードに設定したことを特徴とする請求項8に記載の自律移動システム。
JP2004298123A 2004-10-12 2004-10-12 自律移動システム Expired - Fee Related JP4329667B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004298123A JP4329667B2 (ja) 2004-10-12 2004-10-12 自律移動システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004298123A JP4329667B2 (ja) 2004-10-12 2004-10-12 自律移動システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006113687A true JP2006113687A (ja) 2006-04-27
JP4329667B2 JP4329667B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=36382175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004298123A Expired - Fee Related JP4329667B2 (ja) 2004-10-12 2004-10-12 自律移動システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4329667B2 (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008158841A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Matsushita Electric Works Ltd 自律移動装置群制御システム
GB2457927A (en) * 2008-02-28 2009-09-02 Advanced Transp Systems Ltd Method and System for Resolving Deadlocks in a System
US8214079B2 (en) 2007-03-30 2012-07-03 Sungkyunkwan University Foundation For Corporate Collaboration Central information processing system and method for service robot having layered information structure according to recognition and reasoning level
CN104111654A (zh) * 2013-04-19 2014-10-22 株式会社大福 行驶车辆控制系统以及行驶车辆控制方法
JP2015520848A (ja) * 2012-05-01 2015-07-23 5ディー ロボティクス、インコーポレイテッド 分散型位置決め及び協同的な挙動決定
JP2015146091A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 トヨタ自動車株式会社 移動ロボットの自己位置推定方法
JP2016170580A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社シンテックホズミ 搬送車システム
US9703292B2 (en) 2014-03-13 2017-07-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Automatic traveling vehicle system, control method and program
JP2017122990A (ja) * 2016-01-05 2017-07-13 株式会社リコー 走行装置、走行制御装置、走行制御システム
JP2017142659A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 村田機械株式会社 自律移動体システム
WO2017154566A1 (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 自動車両配車システム及びサーバ装置
JP2018005799A (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 株式会社システック 自律調整動作体
US9922563B2 (en) 2016-05-24 2018-03-20 International Business Machines Corporation Dynamic cross-lane travel path determination by self-driving vehicles
WO2019181899A1 (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 本田技研工業株式会社 管理システム及びその制御方法並びに管理サーバ
CN112068544A (zh) * 2020-07-20 2020-12-11 上海擎朗智能科技有限公司 一种自主移动装置的调度方法、装置、设备及存储介质
JPWO2021117123A1 (ja) * 2019-12-10 2021-06-17
WO2021181630A1 (ja) * 2020-03-12 2021-09-16 三菱電機株式会社 移動体の協調制御装置および管理システム
WO2021192081A1 (ja) 2020-03-25 2021-09-30 日本電気株式会社 移動体制御装置、移動体制御方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US20220253072A1 (en) * 2021-02-08 2022-08-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Robot control system, robot control method, and program
CN115683120A (zh) * 2022-12-30 2023-02-03 湖北凯乐仕通达科技有限公司 机器人多车互锁检测、解锁方法和装置
US11971721B2 (en) 2020-08-26 2024-04-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Autonomous mobile robot control system, control method thereof, a non-transitory computer readable medium storing control program thereof, and autonomous mobile robot control device
JP7484574B2 (ja) 2020-08-26 2024-05-16 トヨタ自動車株式会社 自律移動ロボット制御システム、その制御方法、その制御プログラム及び自律移動ロボット制御装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS644814A (en) * 1987-06-27 1989-01-10 Shinko Electric Co Ltd Self-standing type unmanned vehicle
JPH01222309A (ja) * 1988-03-01 1989-09-05 Fujitsu Ltd 自動搬送装置の優先制御方法
JPH07295641A (ja) * 1994-04-26 1995-11-10 Meidensha Corp 無人車の交差点制御方法
JPH10177415A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Hitachi Ltd 無人搬送システムのデッドロック回避方法
JPH11347984A (ja) * 1998-06-02 1999-12-21 Nissan Motor Co Ltd ロボット制御装置
JP2000250627A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無人搬送車の走行制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS644814A (en) * 1987-06-27 1989-01-10 Shinko Electric Co Ltd Self-standing type unmanned vehicle
JPH01222309A (ja) * 1988-03-01 1989-09-05 Fujitsu Ltd 自動搬送装置の優先制御方法
JPH07295641A (ja) * 1994-04-26 1995-11-10 Meidensha Corp 無人車の交差点制御方法
JPH10177415A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Hitachi Ltd 無人搬送システムのデッドロック回避方法
JPH11347984A (ja) * 1998-06-02 1999-12-21 Nissan Motor Co Ltd ロボット制御装置
JP2000250627A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無人搬送車の走行制御方法

Cited By (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008158841A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Matsushita Electric Works Ltd 自律移動装置群制御システム
US8214079B2 (en) 2007-03-30 2012-07-03 Sungkyunkwan University Foundation For Corporate Collaboration Central information processing system and method for service robot having layered information structure according to recognition and reasoning level
GB2457927A (en) * 2008-02-28 2009-09-02 Advanced Transp Systems Ltd Method and System for Resolving Deadlocks in a System
GB2457927B (en) * 2008-02-28 2013-02-13 Ultra Global Ltd Method and system for resolving deadlocks
JP2015520848A (ja) * 2012-05-01 2015-07-23 5ディー ロボティクス、インコーポレイテッド 分散型位置決め及び協同的な挙動決定
US9541922B2 (en) 2013-04-19 2017-01-10 Daifuku Co., Ltd. Vehicle control system and vehicle control method
CN104111654B (zh) * 2013-04-19 2019-04-02 株式会社大福 行驶车辆控制系统以及行驶车辆控制方法
CN104111654A (zh) * 2013-04-19 2014-10-22 株式会社大福 行驶车辆控制系统以及行驶车辆控制方法
JP2014211810A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 株式会社ダイフク 走行車制御システム
JP2015146091A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 トヨタ自動車株式会社 移動ロボットの自己位置推定方法
US9703292B2 (en) 2014-03-13 2017-07-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Automatic traveling vehicle system, control method and program
JP2016170580A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社シンテックホズミ 搬送車システム
CN105976042A (zh) * 2015-03-12 2016-09-28 神技保寿美株式会社 搬运车系统
JP2017122990A (ja) * 2016-01-05 2017-07-13 株式会社リコー 走行装置、走行制御装置、走行制御システム
JP2017142659A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 村田機械株式会社 自律移動体システム
WO2017154566A1 (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 自動車両配車システム及びサーバ装置
JPWO2017154566A1 (ja) * 2016-03-11 2018-03-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 自動車両配車システム及びサーバ装置
US10768636B2 (en) 2016-03-11 2020-09-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Automatic vehicle dispatching system and server device
US9922563B2 (en) 2016-05-24 2018-03-20 International Business Machines Corporation Dynamic cross-lane travel path determination by self-driving vehicles
US10229597B2 (en) 2016-05-24 2019-03-12 International Business Machines Corporation Dynamic cross-lane travel path determination by self-driving vehicles
JP2018005799A (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 株式会社システック 自律調整動作体
WO2019181899A1 (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 本田技研工業株式会社 管理システム及びその制御方法並びに管理サーバ
CN111886641B (zh) * 2018-03-19 2022-10-18 本田技研工业株式会社 管理系统及其控制方法、以及管理服务器
JPWO2019181899A1 (ja) * 2018-03-19 2020-10-01 本田技研工業株式会社 管理システム及びその制御方法並びに管理サーバ
CN111886641A (zh) * 2018-03-19 2020-11-03 本田技研工业株式会社 管理系统及其控制方法、以及管理服务器
US11869369B2 (en) 2018-03-19 2024-01-09 Honda Motor Co., Ltd. Moving body and method for controlling same, and method for determining priority
WO2019181900A1 (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 本田技研工業株式会社 移動体及びその制御方法並びに優劣決定方法
JP7391833B2 (ja) 2018-03-19 2023-12-05 本田技研工業株式会社 移動体及びその制御方法並びに優劣決定方法
US11594139B2 (en) 2018-03-19 2023-02-28 Honda Motor Co., Ltd. Management system, control method therefor, and management server
JPWO2021117123A1 (ja) * 2019-12-10 2021-06-17
JP7168122B2 (ja) 2020-03-12 2022-11-09 三菱電機株式会社 移動体の協調制御装置および管理システム
JPWO2021181630A1 (ja) * 2020-03-12 2021-09-16
WO2021181630A1 (ja) * 2020-03-12 2021-09-16 三菱電機株式会社 移動体の協調制御装置および管理システム
WO2021192081A1 (ja) 2020-03-25 2021-09-30 日本電気株式会社 移動体制御装置、移動体制御方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN112068544A (zh) * 2020-07-20 2020-12-11 上海擎朗智能科技有限公司 一种自主移动装置的调度方法、装置、设备及存储介质
US11971721B2 (en) 2020-08-26 2024-04-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Autonomous mobile robot control system, control method thereof, a non-transitory computer readable medium storing control program thereof, and autonomous mobile robot control device
JP7484574B2 (ja) 2020-08-26 2024-05-16 トヨタ自動車株式会社 自律移動ロボット制御システム、その制御方法、その制御プログラム及び自律移動ロボット制御装置
US20220253072A1 (en) * 2021-02-08 2022-08-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Robot control system, robot control method, and program
US11914397B2 (en) * 2021-02-08 2024-02-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Robot control system, robot control method, and program
CN115683120A (zh) * 2022-12-30 2023-02-03 湖北凯乐仕通达科技有限公司 机器人多车互锁检测、解锁方法和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4329667B2 (ja) 2009-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4329667B2 (ja) 自律移動システム
US11709502B2 (en) Roadmap annotation for deadlock-free multi-agent navigation
JP4348276B2 (ja) ロボット制御装置
JP7228420B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム及びコンピュータプログラム
JP4621073B2 (ja) ロボット制御装置
Petereit et al. Application of hybrid A* to an autonomous mobile robot for path planning in unstructured outdoor environments
JP6771588B2 (ja) 移動体および移動体の制御方法
KR20190008709A (ko) 자율주행 로봇 장치 및 자율 주행 방법
WO2008032673A1 (fr) Dispositif mobile
US20210024100A1 (en) Hybrid human/av driver system
JP2007249632A (ja) 障害物のある環境下で自律移動する移動ロボットおよび移動ロボットの制御方法。
JP5615160B2 (ja) 移動体
JP2006134221A (ja) 追従移動装置
JP2008134744A (ja) 自律移動装置群制御システム
KR20210037419A (ko) 이동 로봇
US11642791B2 (en) Autonomous mobile robot and control program for autonomous mobile robot
US20220291685A1 (en) Method and system to improve autonomous robotic systems responsive behavior
JP2021149216A (ja) 走行制御装置、走行制御方法、及びコンピュータプログラム
JP4169043B2 (ja) 移動装置群制御システム
JP4093245B2 (ja) 自律移動装置
KR20210026595A (ko) 로봇이 관리자 모드로 이동하는 방법 및 이를 구현하는 로봇
US11468770B2 (en) Travel control apparatus, travel control method, and computer program
JP7317436B2 (ja) ロボット、ロボット制御プログラムおよびロボット制御方法
JP7061474B2 (ja) 走行装置
US20190354102A1 (en) Autonomous robotic system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4329667

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130626

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees