JPH11347984A - ロボット制御装置 - Google Patents

ロボット制御装置

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JPH11347984A
JPH11347984A JP10152691A JP15269198A JPH11347984A JP H11347984 A JPH11347984 A JP H11347984A JP 10152691 A JP10152691 A JP 10152691A JP 15269198 A JP15269198 A JP 15269198A JP H11347984 A JPH11347984 A JP H11347984A
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JP
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robot
robots
interference
work
point
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JP10152691A
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English (en)
Inventor
Shigeru Mori
茂 森
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Resistance Welding (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボット同士の干渉を回避すると共に待機時
間を最小限にして、最も効率的にロボットを動作させる
ことが可能なロボット制御装置を提供する。 【解決手段】 予め記憶装置12に記憶されている教示
データに従って複数の前記ロボットを動作させた場合、
互いに干渉し合うロボットと、ロボットが干渉する領域
とを抽出し、干渉領域に先に到達したロボットを優先し
て干渉領域に進入させる一方、後に到達したロボットを
所定の間隔をおいて干渉領域に進入させるよう制御する
制御装置10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボット制御装置
に関し、特に複数台のロボットが互いに干渉することな
く作業できるよう制御するロボット制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のスポット溶接による組立ライン
(増打ライン)には、溶接ガンを備えた多軸ロボットが
用いられている。このロボットは、一つのステージに複
数台設けられており、ライン上を搬送されてきたワーク
のスポット溶接が行なわれるべき点(作業点)に同時に
スポット溶接を行なうよう制御装置によって制御されて
いる。
【0003】この制御装置には、スポット溶接が行なわ
れるべき作業点や、作業点に溶接ガンを移動するために
行なわれるロボットの動作順序などが教示データとして
記録されている。各ロボットは、この教示データにした
がって動作して作業点にスポット溶接を行なう。スポッ
ト溶接の完了したワークは、増打ラインから搬出されて
次工程に送られる。
【0004】また、車体には多数の作業点があり、増打
ラインでは1つのステージに比較的高い密度でロボット
を配置することが必要である。このため、複数のロボッ
トが同時にスポット溶接を行なう際、各ロボットを同時
に教示データ通りに動作させるとロボット同士が互いに
干渉することがある。このような例を、図20を用いて
説明する。
【0005】図20は、ロボットAの教示データとロボ
ットBの教示データとを説明する図である。図示するよ
うにロボットAは、1aから9aまでの作業点でスポッ
ト溶接を行なうよう教示されており、この間に軌跡Xを
通るよう動作するものである。一方、ロボットBは、1
bから8bまでの作業点でスポット溶接を行なうよう教
示されており、この間に軌跡Yを通るよう動作するもの
である。なお、図示した作業点のうち×印で示した作業
点は、ロボットAとロボットBとが干渉する作業点を表
している。
【0006】このようにロボット同士がある作業点で干
渉する場合、干渉が発生する作業点を含む領域(破線で
示す)にロボットA、ロボットBのどちらか一方しか進
入できないようにすると共に他方を待機させ、ロボット
同士の干渉を避けていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、干渉が
発生する領域で一つのロボットが作業を行う間に他のロ
ボットを待機させると、待機するロボットが待機時間に
作業を行なえない。また、このように複数のロボットが
1つのワークに対して作業を行なう場合、全てのロボッ
トが作業を終了しないとワークの処理が終了しない。こ
のため、待機したロボットの作業終了が遅れると、他の
ロボットは、このロボットが作業終了するまで待機して
いなければならず、増打ラインの作業効率を低下させる
ことになる。
【0008】以上のような作業効率の低下は、1ステー
ジ当たりのロボット台数が多くなるにしたがって大きく
なり、作業効率におよぼす影響が無視できなくなる。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みて行われたもの
であって、ロボット同士の干渉を回避すると共に待機時
間を最小限にして、最も効率的にロボットを動作させる
ことが可能なロボット制御装置を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
教示データにしたがって作業する複数のロボットを制御
するロボット制御装置であって、前記教示データに従っ
て複数の前記ロボットを動作させた場合に互いに干渉し
合うロボットと当該干渉し合うロボットの干渉領域とを
抽出する干渉抽出手段と、干渉抽出手段によって抽出さ
れた前記干渉し合うロボット同士の干渉を避けながら複
数の前記ロボットの作業にかかる時間が最も短くなるよ
うに前記干渉し合うロボットの前記干渉領域の通過順序
を設定する非干渉通過順序設定手段と、前記干渉し合う
ロボットが、前記非干渉通過順序設定手段によって設定
された順序で前記干渉領域を通過するように前記干渉し
合うロボットを動作させるロボット動作手段とを有する
ことを特徴とするものである。
【0011】請求項2記載の発明は、前記非干渉通過順
序設定手段は、前記干渉し合うロボットのうち前記干渉
領域に先に到達したロボットを優先して進入させる一
方、後に到達したロボットを所定の間隔をおいて前記干
渉領域に進入させるよう通過順序を設定することを特徴
とするものである。
【0012】請求項3記載の発明は、前記非干渉通過順
序設定手段は、互いに干渉し合うロボットのうちの一つ
を優先して前記干渉領域に進入させる優先ロボットとす
る一方で、他のロボットを前記優先ロボットが前記干渉
領域を通過するまで前記干渉領域に進入させることなく
待機させる待機ロボットとするよう設定することを特徴
とするものである。
【0013】請求項4記載の発明は、前記非干渉通過順
序設定手段は、前記干渉領域に達した後に行なう作業に
かかる残作業時間と、待機ロボットとされた場合の待機
時間とを各干渉し合うロボットごとに算出し、他のロボ
ットの残作業時間と待機時間とを加算した時間よりも残
作業時間が長いロボットを優先ロボットとするよう設定
することを特徴とするものである。
【0014】請求項5記載の発明は、教示データにした
がって作業する複数のロボットを制御するロボット制御
装置であって、前記教示データにしたがって複数の前記
ロボットを動作させた場合に互いに干渉し合うロボット
と、干渉し合うロボットの干渉領域とを抽出する干渉抽
出手段と、干渉抽出手段によって抽出された前記干渉領
域内で前記干渉し合うロボット間の干渉を避ける退避点
を設ける退避点設定手段と、退避点設定手段によって設
定された退避点を前記教示データに加えるよう設定する
教示データ設定手段と、教示データ設定手段によって設
定された教示データにしたがって前記干渉し合うロボッ
トを動作させるロボット動作手段とを有することを特徴
とするものである。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、予め決定されて
いる教示データにしたがってロボットを移動させると干
渉が発生する場合、ロボット同士の干渉を避け、しかも
ロボットの作業にかかる時間が最も短い非干渉通過順序
を設定し、この非干渉通過順序でロボットに被干渉領域
を通過させることができる。
【0016】したがって、ロボット同士の干渉を回避す
ると共に、全てのロボットが作業を終了する時間を最小
限にし、最も効率的にロボットを動作させることが可能
なロボット制御装置を提供することができる。
【0017】請求項2記載の発明は、干渉しあうロボッ
トを前後して干渉領域に進入させることにより、干渉領
域で待機するロボットの待機時間を最小にし、ひいては
待機するロボットと他のロボットとの作業終了時間との
差を小さくすることができる。
【0018】したがって、ロボット同士の干渉を回避す
ると共に、全てのロボットが作業を終了する時間を最小
限にし、最も効率的にロボットを動作させることが可能
なロボット制御装置を提供することができる。
【0019】請求項3記載の発明は、ロボット同士の干
渉を回避すると共に、全てのロボットが作業を終了する
時間が最小限になるように干渉し合うロボットのうちの
一つを優先して干渉領域に進入させる優先ロボットとす
る一方で、他のロボットを待機させることができる。
【0020】したがって、最も効率的にロボットを動作
させることが可能なロボット制御装置を提供することが
できる。
【0021】請求項4記載の発明は、他のロボットの残
作業時間と待機時間とを加算した時間よりも残作業時間
が長いロボットを優先ロボットとすることができる。
【0022】したがって、待機したロボットが作業を終
了するまで他のロボットが待機する待機時間が最小にな
り、最も効率的にロボットを動作させることが可能なロ
ボット制御装置を提供することができる。
【0023】請求項5記載の発明は、ロボットを干渉領
域で待機させることなくロボット同士の干渉を避けるこ
とができる。
【0024】したがって、ロボットの待機時間を0にし
て効率的にロボットを動作させることが可能なロボット
制御装置を提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0026】《実施の形態1》図1は、本発明のロボッ
ト制御装置を説明するためのブロック図で、本発明の実
施の形態で共通のものである。なお、実施の形態1ない
し以降に述べる実施の形態は、いずれも自動車製造の増
打ラインに適用されるものとする。
【0027】図1のように実施の形態1は、LANによ
って接続されたロボットA〜ロボットFと、このロボッ
トをすべて制御する制御装置10とを有している。な
お、制御装置10は、自動車生産ラインのすべてに関す
る情報を管理する、いわゆるCIM(Computer integra
ted Manufacturing )と呼ばれる制御装置である。
【0028】ロボットA〜ロボットFは、各々溶接ガン
a〜fを備えており、この溶接ガンa〜fでライン10
0を流れてくるワークWに対してステージ50上でスポ
ット溶接を行なう。また、このスポット溶接は、制御装
置10からLANを介して送られてくる制御信号に従っ
て同時に行なわれるものである。
【0029】図2は、ロボットA〜ロボットFの構成を
より具体的に説明するための図である。なお、図中には
簡単のためロボットAだけを示したが、ロボットB〜ロ
ボットFも図示したロボットAと同様の構成である。ロ
ボットAは、先端に溶接ガンaを備えた4軸の垂直関節
型のロボットで、回転することによって各軸の角度を調
整するモータM1、モータM2、モータM3とを備えて
いる。モータM1、M2、M3は、いずれもサーボモー
タで、モータの回転軸にはモータの回転量から軸位置を
検出する例えばエンコーダなどのセンサ(不図示)が設
けられている。
【0030】一方、制御装置10は記憶装置12を有し
ており、記憶装置12には、ロボットA〜ロボットFが
それぞれ順次移動するよう教示された教示点と、教示点
上をロボットが移動する際の順序や速度に関するデータ
が記憶されている。このようなデータを本明細書中では
一括して教示データと記すものとする。
【0031】さらに制御装置10は、オフライン時にこ
の教示データに基づいてロボットA〜ロボットFの動作
を予めシミュレーションしておき、この動作途中にロボ
ット同士が干渉する作業点(干渉点)を抽出して記憶装
置12に干渉テーブル(図3(A))として記憶させて
おく。さらに制御装置10は、この干渉点でどのロボッ
トを優先させた場合に最も作業効率が高くなるかを予め
シミュレーションしておき、この優先順位も優先順位テ
ーブル(図3(B))として記憶装置12に記憶させて
おく。なお、この干渉テーブル、優先順位テーブルの具
体的な作成方法については後述するものとする。
【0032】次に、実施の形態1で行なわれるロボット
の制御方法を説明する。図4は、実施の形態1で想定さ
れる干渉が発生する領域を説明する図で、(A)は、干
渉し合うロボットが通る軌跡を説明するための図、
(B)は、(A)の領域の干渉テーブルを示した図であ
る。また、図4(C)は、(A)の領域の優先順位テー
ブルを示した図である。なお、図4では、簡単のために
ロボットAとロボットBとの間の干渉だけについて説明
しているが、干渉テーブル、優先順位テーブルは、ロボ
ットA〜ロボットFのすべての組み合わせについて記憶
装置12に記憶されている。
【0033】図4(A)に示した領域は、ロボットA〜
ロボットF(図1)のうち、隣り合うロボットAとロボ
ットBとの間に干渉を生じるものである。ロボットA
は、作業点1aから順に作業点2a〜作業点5aまでス
ポット溶接を行なうよう教示されている。一方、ロボッ
トBは、作業点1bから順に作業点2b〜作業点5bま
でスポット溶接を行なうよう教示されており、ロボット
A、ロボットBは、作業点2a〜作業点4a、作業点2
b〜作業点5bを溶接する際、互いに平行な直線上を同
一の方向に同一の速度で移動するものとする。このと
き、例えば作業点2a、2bにロボットA、ロボットB
が同時に進入すると、ロボット同士が干渉してしまうこ
とになる。以降、本明細書中では、このような複数のロ
ボットが同時に進入するとロボット間に干渉が発生する
領域を干渉領域(図中破線で示す)とし、以降、例えば
作業点2a、2b間で発生する干渉領域を干渉領域2
a,2bと記す。
【0034】図4(B)の干渉テーブルは、最上段の横
方向にロボットAの作業点をとり、図中の左段には、ロ
ボットBの作業点をとっている。そして、ロボットAと
ロボットBとが干渉する作業点同士の交点に×印を付し
て表している。また、干渉テーブル内の空欄は、交叉す
る作業点間に干渉が発生しないことを表している。
【0035】なお、このような干渉テーブルは、前述し
たように増打ラインがオフライン状態であるときに予め
教示データに基づいてロボットの動作をシミュレーショ
ンし、干渉する作業点を抽出して作成されたものであ
る。
【0036】図4(C)の優先順位テーブルは、最上段
の横方向にロボットAの作業点をとり、図中の左段に
は、ロボットBの作業点をとり、この交点に干渉領域に
優先して進入させるべきロボット(AまたはB)を記入
している。なお、互いに干渉するロボットA,Bが、同
一の方向に移動する実施の形態1では、ロボットA、ロ
ボットが通過する干渉領域のうちで、最初にロボット
A、ロボットBが到達する干渉領域である干渉領域2
a,2bに先に到達するロボット(図4(C)の例では
ロボットA)を優先する。
【0037】また、優先順位テーブルも干渉テーブルと
同様に増打ラインがオフライン状態であるときに予め教
示データに基づいてロボットの動作をシミュレーション
し、干渉領域に先に到達するロボットを判定して作成さ
れたものである。
【0038】以上述べた制御装置10によりロボットA
〜ロボットFは、以下のように動作する。ワークにスポ
ット溶接を行なう場合、先ず、制御装置10からロボッ
トA〜ロボットFにそれぞれの教示データに従う駆動信
号がLANを介して出力される。ロボットA〜ロボット
Fは、駆動信号に従って各ロボットに設けられたモータ
M1、M2、M3を回転させることによってロボットの
軸を駆動し、溶接ガンa〜fを教示データ中の作業点に
移動する。このとき、各モータに設けられているセンサ
からは、各軸の位置を示す軸位置信号が制御装置10に
出力される。制御装置10は、この軸位置信号を各ロボ
ットから4軸のすべてについて入力し、4軸の位置を総
合して決定される溶接ガンa〜fの現在位置を検出す
る。
【0039】そして、制御装置10は、溶接ガンa〜f
の現在位置に基づいて、ロボットを教示データ中の次の
作業点に移動する。以降、制御装置10は、同様にして
次々と作業点に溶接ガンを移動し、各作業点でスポット
溶接を行なうようにロボットA〜ロボットFを制御す
る。
【0040】また、制御装置10は、干渉テーブル、優
先順位テーブルを参照しながら駆動信号を出力してお
り、作業点2a,2bにおいてロボットA、ロボットB
が、干渉が発生することを干渉テーブルから認識する。
そして、干渉領域2a,2bにロボットA,ロボットB
を移動させる前に優先順位テーブルを参照する。このと
き、ロボットA、ロボットBとでは、ロボットAの方が
ロボットBよりも干渉領域2a,2bに早く到達するよ
う教示されており、このため優先順位テーブルには、干
渉領域2a,2bでロボットAが優先して干渉領域に進
入するべきであることが記されている。
【0041】したがって、制御装置10は、ロボットA
にGo信号を出力して作業点2aに移動させ、ロボット
Aがスポット溶接を終えて干渉領域2a,2bを通過し
終わるまでロボットBにWait信号を出力することに
よって待機させ、そしてロボットAが干渉領域2a,2
bを通過し終えた後、ロボットBを干渉領域2a,2b
に進入させてロボットBに作業点2bでのスポット溶接
を行なわせる。次に制御装置10は、干渉テーブルから
次に移動すべき作業点3a,3bも干渉領域を発生する
ことを認識すると共に、優先順位テーブルからこの干渉
領域3a,3bにおいてもロボットAが優先することを
認識する。そして、干渉領域2a,2bを先に通過して
きたロボットAを作業点3aに移動させてスポット溶接
を行なう。このときロボットBは、ロボットAが干渉領
域3a,3bを通過し終えるまで待機している。
【0042】以下、同様にして作業点3b→作業点4a
→作業点4bにスポット溶接を行ない、干渉領域4a,
4bをロボットAが通過した後は、ロボットAとロボッ
トBとを互いに独立に動作させて作業点5a、作業点5
bのスポット溶接を行なう。
【0043】次に、以上述べた実施の形態1を図20に
示した作業点を有するワークに適用した例について説明
する。
【0044】図5は、従来の技術で図20として掲げた
ものと同様のものである。ただし、図5には、実施の形
態1で定めた干渉領域を破線で示している。また、図5
中のロボットAとロボットBとでは、ロボットAの方が
干渉領域に先に達するものとする。
【0045】ロボットAは、軌跡X上を移動しながら作
業点1a〜作業点9aをスポット溶接するよう教示され
ており、ロボットBは、軌跡Y上を移動しながら作業点
1b〜作業点8bをスポット溶接するよう教示されてい
る。図示した作業点のうち、×印で示した作業点は、ロ
ボットAとロボットBとが干渉する作業点を表してお
り、干渉領域4a,3b、干渉領域5a,4b、干渉領
域6a,5b、干渉領域7a,6bを発生させている。
また、この干渉領域内では、ロボットAとロボットBと
がいずれも図中左方向に移動するものとする。
【0046】ロボットAが作業点3aのスポット溶接を
終了すると、制御装置10は、干渉テーブル(不図示)
よりロボットA、ロボットBを次に移動させるべき作業
点4a,3bが干渉領域を発生することを認識する。続
いて優先テーブル(不図示)から干渉領域4a,3bで
ロボットAが優先されることを認識し、ロボットAに作
業点4aに移動するようGo信号を出力する。そして、
ロボットAが、干渉領域4a,3bを通過するまでロボ
ットBにはWait信号を出力しておき、干渉領域4
a,3bへの進入を禁止しておく。
【0047】以下、同様にして干渉領域5a,4b、干
渉領域6a,5b、干渉領域7a,6b内の作業点にロ
ボットAとロボットBとを一定の時間間隔で交互に進
入、通過させてスポット溶接を行なう。この場合、作業
点4a→作業点3b→作業点5a→作業点4b→作業点
6a→作業点5b→作業点7a→作業点6bの順番でス
ポット溶接が行なわれることになる。
【0048】以上述べたように、従来では、ロボットA
が作業点4a〜作業点7aのスポット溶接をすべて終了
するまでロボットBが干渉領域に進入することができず
に待機していたのに対し、実施の形態1では、ロボット
Aが干渉領域内の最初の作業点でのスポット溶接を完了
すると、ロボットBが干渉領域に進入してスポット溶接
を開始することができる。このため、ロボットBの待機
時間が従来に比べて大幅に短縮され、増打工程の作業効
率が向上する。
【0049】以上説明した実施の形態1は、干渉しあう
ロボットAとロボットBとを前後して干渉領域に進入さ
せることにより、干渉領域で待機するロボットの待機時
間を最小にし、ひいては待機するロボットと他のロボッ
トとの作業終了時間との差を小さくすることができる。
【0050】《実施の形態2》図6は、実施の形態2で
想定される干渉が発生する領域を説明する図で、(A)
は、干渉し合うロボットが通る軌跡を説明するための
図、(B)は、(A)の領域の干渉テーブルを示した図
である。また、図4(C)は、(A)の領域の優先順位
テーブルを示した図である。図6では、簡単のためにロ
ボットAとロボットBとの間の干渉だけについて説明し
ているが、干渉テーブル、優先順位テーブルは、ロボッ
トA〜ロボットFのすべての組み合わせについて記憶装
置12に記憶されている。
【0051】図6(A)に示した領域は、ロボットA〜
ロボットF(図1)のうち、隣り合うロボットAとロボ
ットBとの間に干渉を生じるものである。ロボットA
は、作業点1aから順に作業点2a〜作業点5aまでス
ポット溶接を行なうよう教示されている。一方、ロボッ
トBは、作業点1bから順に作業点2b〜作業点5bま
でスポット溶接を行なうよう教示されており、ロボット
A、ロボットBは、作業点2a〜作業点4a、作業点2
b〜作業点5b間を互いに平行な直線上を反対の方向に
同一の速度で移動するものとする。
【0052】このとき、作業点2a,作業点4b、作業
点3a,作業点3b、作業点4a,作業点2bとが、ロ
ボットAとロボットBとの干渉領域となる。さらに実施
の形態2は、ロボットAとロボットBとが互いに反対方
向に移動している。このため、ロボットAが作業点2a
〜作業点4aを通過しないうちにロボットBが作業点2
bに進入すると、作業点2a〜作業点4a、作業点2b
〜作業点4bの間で必ず干渉が起こることになる。この
ような実施の形態2では、ロボットAとロボットBとが
同時に進入すると、作業点を移動するうちに確実に干渉
が発生する領域(デッドロック領域)が生じる。図中に
は、このデッドロック領域と干渉領域とを合わせた領域
を破線で示す。
【0053】図6(B)の干渉テーブルは、最上段の横
方向にロボットAの作業点をとり、図中の左段には、ロ
ボットBの作業点をとっている。そして、ロボットAと
ロボットBとの干渉領域となる作業点同士の交点に×印
を付す。また、デッドロック領域となる作業点同士の交
点に破線による×印を付す。また、干渉テーブル内の空
欄は、交叉する作業点間に干渉が発生しないことを表し
ている。
【0054】図6(C)の優先順位テーブルは、最上段
の横方向にロボットAの作業点をとり、図中の左段に
は、ロボットBの作業点をとり、この交点に干渉領域に
優先して進入させるべきロボット(AまたはB)を記入
している。
【0055】なお、互いに干渉するロボットA,Bが反
対方向に移動する実施の形態2では、ロボットAとロボ
ットBのうちいずれか一方をデッドロック領域および干
渉領域に進入させ、進入したロボットがこの領域を通過
した後に他方のロボットを進入させている。このとき、
いずれのロボットをデッドロック領域および干渉領域に
先に進入させるかは、優先順位テーブル作成時のシミュ
レーションによって決定される。
【0056】このシミュレーションでは、ロボットA、
ロボットBのいずれを優先した場合に1つのワークに対
する全てのロボットによるスポット溶接が、より短時間
で終了するかをシミュレートしており、スポット溶接が
より短時間で終了する方のロボットを優先するものとし
て優先順位テーブルに記す。より具体的には、例えばロ
ボットA、ロボットBの各々について、デッドロック領
域および干渉領域に達してからスポット溶接を完了する
までの時間(残作業時間)と、他方のロボットを先行し
て待機させた場合の待ち時間とを計算する。そして、一
方のロボットの残作業時間と待機時間とを足し合わせた
時間と、他方のロボットの残作業時間とを比較する。
【0057】この結果、例えば、ロボットAの残作業時
間と待ち時間とを足し合わせた時間が、ロボットBの残
作業時間よりも短かった場合にはロボットBを優先して
デッドロック領域および干渉領域に進入させ、ロボット
Aを待機させる。このようにすれば、ロボットAがスポ
ット溶接を終了する時間と、ロボットBがスポット溶接
が終了する時間との差がより小さくなる。したがって、
より早くスポット溶接を終了するロボットが、遅れてス
ポット溶接を終了するロボットを待つ時間が短縮され、
ワーク全体のスポット溶接にかかる時間を短縮すること
ができる。
【0058】制御装置10は、このような干渉テーブ
ル、優先順位テーブルを参照しながら駆動信号を出力し
ており、ロボットAが、作業点1aでのスポット溶接を
終了したとき、あるいはロボットBが作業点1bでのス
ポット溶接を終了したときに次にロボットを移動すべき
作業点2a,または作業点2bがデッドロック領域に含
まれることを干渉テーブルから認識する。そして、干渉
テーブルで認識したデッドロック領域および干渉領域の
いずれにおいてもロボットAが優先してデッドロック領
域および干渉領域に進入されるべきであることを認識す
る。
【0059】したがって、制御装置10は、ロボットA
にGo信号を出力して作業点2aに移動させ、ロボット
Aに作業点2a〜作業点4aでのスポット溶接を行なわ
せる。一方、ロボットBには、ロボットAがデッドロッ
ク領域および干渉領域を通過し終わるまでWait信号
を出力して待機させておく。そして、ロボットAがデッ
ドロック領域および干渉領域を通過し終えた後、ロボッ
トBをこの領域に進入させて作業点2b〜作業点4bで
のスポット溶接を行なわせる。
【0060】図7、図8は、以上述べた実施の形態2を
ワークに適用した例を説明するための図で、図7は、ロ
ボットBを優先した例を説明する図、図8は、ロボット
Aを優先した例を説明するための図である。図7、図8
は、いずれも軌跡Zを通って作業点1a〜作業点12a
でスポット溶接を行なうロボットAと、軌跡Wを通って
作業点1b〜作業点12bでスポット溶接を行なうロボ
ットBとを表している。ロボットAとロボットBとは、
この作業点のうちの作業点7a〜作業点10a、作業点
6bの間でデッドロックあるいは干渉を発生する。ま
た、ロボットAとロボットBとは、このデッドロック領
域あるいは干渉領域内で互いに反対の向きに移動するも
のとする。
【0061】ロボットAが作業点6aのスポット溶接を
終了する、あるいはロボットBが作業点5bのスポット
溶接を終了すると、制御装置10は、干渉テーブル(不
図示)よりロボットA、ロボットBを次に移動させるべ
き作業点作業点7a〜作業点10a、作業点6bがデッ
ドロック領域あるいは干渉領域を発生することを認識す
る。続いて優先テーブル(不図示)から、このデッドロ
ック領域あるいは干渉領域にロボットA、ロボットBの
どちらを優先して進入するかを判定する。
【0062】この判定の結果、ロボットBを優先するの
であれば、ロボットBにGo信号を出力して作業点5b
から作業点6bに移動すると共に、ロボットAにWai
t信号を出力し、作業点6aで待機させておく(図
7)。また、ロボットAを優先するのであれば、ロボッ
トAにGo信号を出力して作業点6aから作業点7aに
移動すると共に、ロボットBにWait信号を出力し、
作業点4bで待機させておく(図8)。
【0063】以上述べた実施の形態2によれば、互いに
干渉し合うロボットAとロボットBのうちの一つを優先
して干渉領域に進入させ、優先されたロボットが干渉領
域を通過するまで他方のロボットを待機させる。このた
め、確実に両者の干渉を回避することが可能になる。
【0064】また、前記干渉領域に達した後に行なう作
業にかかる残作業時間と、待機ロボットとされた場合の
待機時間とをロボットA、ロボットBごとに算出し、残
作業時間と待機時間とを加算した時間よりも残作業時間
が長いロボットを優先ロボットとする。このため、ロボ
ットAとロボットBとで、全ての作業を終了する時間の
差が小さくなり、ワークに対する作業時間を短くするこ
とができる。
【0065】図9、図10は、実施の形態2の応用例を
説明するための図である。図中のロボットAは、自動車
ボディのホイルハウス周りの作業点1a〜作業点12a
でスポット溶接を行なうもので、ロボットBは、シル下
の1b〜8bでスポット溶接を行なうものである。ロボ
ットAとロボットBとは、異なるチップを備えた形状の
異なる溶接ガンを有しており、それぞれホイルハウス周
り、シル部分を専用にスポット溶接するものである。
【0066】ロボットAが、作業点1a〜作業点12a
を順番にスポット溶接する間、ロボットBは、ロボット
Aと反対方向から作業点1b〜作業点8bの順番でスポ
ット溶接を行なう。このとき、ロボットAとロボットB
とが、それぞれ作業点1a、1bに同時に移動した場
合、作業点1a〜作業点12aおよび作業点1b〜作業
点8bを含む領域は、ロボットA、ロボットB間のデッ
ドロック領域となる。
【0067】このようなロボットAとロボットBとの制
御に実施の形態2を適用すれば、ロボットAとロボット
Bとでより優先される方のロボット(例えばロボット
A)がこのデッドロック領域に優先して進入し、他方
(例えばロボットB)は、ロボットAと干渉しない位置
でロボットAがデッドロック領域を通過し終わるまで待
機する(図9)。
【0068】本応用例は、ロボットAがホイルハウス周
りの後部の作業点4a〜6aでスポット溶接を行なって
いる間にロボットBにシル下の作業点4bでスポット溶
接を行なわせ、また、ロボットAが、ホイルハウス周り
の前部の作業点10a〜12aでスポット溶接を行なっ
ている間にロボットBにシル下の作業点6b〜8bでス
ポット溶接を行なわせ、実施の形態2のスポット溶接を
さらに効率的に行なうものである(図10)。
【0069】なお、この応用例においても、ロボットB
がロボットAを待機している間にどの部位をスポット溶
接するかは、予め行なわれるシミュレーションによって
判定され、最もスポット溶接の作業が効率良く行なえる
よう決定されている。
【0070】《実施の形態3》ところで、自動車生産ラ
インに含まれる各ラインには、一つのワークがラインに
搬入されてから搬出されるまでの時間(ライン処理時
間)が設定されている。このために制御装置10は、増
打ラインに搬入されたワークがこの所定の時間を超過し
ても次工程のラインに搬入されない場合、これを検出し
て作業者に知らせている。
【0071】実施の形態3は、デッドロック領域あるい
は干渉領域で一方のロボットを待機させた場合、この待
機時間が長いことによってワークの増打ラインでの処理
時間がライン処理時間を越えることがないようにするも
のである。
【0072】図11、図12は、実施の形態3を説明す
るための図であって、図11(A)は、実施の形態3が
適用されるデッドロック領域および干渉領域を発生する
作業点を説明するための図、図11(B)は、図11
(A)の干渉テーブルを示す図である。また、12
(A)は、図11(A)の作業点に実施の形態3を適用
した例を説明するための図であって、図12(B)は、
図12(A)の干渉テーブルを示す図である。
【0073】図11(A)に示した作業点は、図11
(B)のように作業点m−1,作業点n+1、作業点
m,作業点n、作業点m+1,作業点n−1が、それぞ
れ互いに干渉領域を発生し、作業点m−1,作業点n−
1、作業点m−1,作業点n、作業点m,作業点n−1
が互いにデッドロック領域を発生する関係となる。ここ
で、ロボットA、ロボットBのデッドロック領域および
干渉領域での作業時間は比較的長いものであって、この
いずれをデッドロック領域および干渉領域に優先して進
入させた場合にも後続ロボットの待機時間が長くなり、
ワークの処理時間が増打ラインのライン処理時間を越え
てしまうものとする。
【0074】このような場合、実施の形態3では、図1
2(A)のようにデッドロック領域および干渉領域内の
適当な作業点間(たとえばm,m+1間とn,n+1
間)に作業点とは別のスポット溶接を行なわない点(退
避点)を設け、長いデッドロック領域および干渉領域を
分割する。退避点を挿入することにより図11(A)の
デッドロック領域と干渉領域とは、図12(B)の干渉
テーブルのように作業点m−1,作業点n間に発生する
デドロック領域および作業点m−1,作業点n+1、作
業点m,作業点n間に発生する干渉領域とを含む領域
と、作業点m+1,作業点n−1間で発生する干渉領域
とに分割される。
【0075】次に、図12(A)のロボットA、ロボッ
トBの動きを説明する。制御装置10は、図12(B)
の干渉テーブルから、先ず、作業点m−1,作業点n間
にデドロック領域が発生することを認識する。したがっ
て、ロボットAが作業点m−2にあり、ロボットBが退
避点n´にあるときには、優先順位テーブル(不図示)
から作業点m−1,作業点nでロボットA、ロボットB
のどちらを優先するべきかを調べ、優先されるロボット
(ここでは、Aとして説明する)を作業点m−1、作業
点mに順番に移動してスポット溶接を行なう。
【0076】なお、この間にも制御装置10は、作業点
m−1,作業点n+1、作業点m,作業点nが干渉領域
を発生することを干渉テーブルによって認識しており、
ロボットAが、作業点n+1、作業点nを通過するまで
ロボットBにWait信号を出力している。そして、ロ
ボットBは、優先されたロボットAが、退避点m´に移
動した後にロボットBを作業点n、作業点n+1に移動
してスポット溶接を行なう。以降、ロボットAとロボッ
トBとは、干渉し合うことがない。
【0077】したがって、図11(A)、(B)の例で
は、待機する側のロボットが、優先されたロボットが3
点のスポット溶接を終了するまで待機していたのに対
し、実施の形態3では、2点のスポット溶接を終了する
まで待機すれば良いことになる。
【0078】また、制御装置10は、図12(B)の干
渉テーブルから、作業点m+1,作業点n−1間に干渉
領域が発生することを認識する。したがって、ロボット
Aが退避点m´にあり、ロボットBが退避点n−2にあ
るときには、優先順位テーブル(不図示)から作業点m
+1,作業点n−1でロボットA、ロボットBのどちら
を優先するべきかを調べ、優先されるロボット(ここで
は、Aとして説明する)を作業点m+1に移動してスポ
ット溶接を行なう。この間ロボットBは、作業点n−2
で待機しており、ロボットAが作業点n+2に移動した
後に作業点n−1へ移動してスポット溶接を行なう。以
降、ロボットAとロボットBとは、干渉し合うことがな
い。
【0079】したがって、図11(A)、(B)の例で
は、待機する側のロボットが優先されるロボットを3点
のスポット溶接が終了するまで待機していたのに対し、
実施の形態3では、1点のスポット溶接が終了するまで
待機すれば良いことになる。
【0080】以上述べた実施の形態3では、デッドロッ
ク領域および干渉領域の中に退避点を設けることによっ
て、デッドロック領域および干渉領域を分割することが
できる。デッドロック領域および干渉領域中をロボット
A、ロボットBが反対方向に移動している場合、ロボッ
トA、ロボットBは、分割された領域の複数で干渉する
ことはないことから、デッドロック領域および干渉領域
でロボットが待機する時間が短くなる。したがって、増
打ラインでの処理をより短時間で終了することができる
ようになり、作業効率を向上することができる。
【0081】以上説明した実施の形態3によれば、ロボ
ットA、ロボットBのいずれをも干渉領域で待機させる
ことなくロボット同士の干渉を避けることができる。こ
のため、ロボットの待機時間を0にして効率的にロボッ
トを動作させることができる。
【0082】《全体処理》次に、以上述べた実施の形態
をまとめ、フローチャートにして説明する。図13〜図
19は、本発明のロボット制御装置の一実施の形態を説
明するためのフローチャートおよび図であって、実施の
形態1〜実施の形態3の処理を含むものである。なお、
このフローチャートで説明する処理は、オフライン時に
行なうシミュレーションで行なわれる。また、この処理
は、本来ロボットA〜ロボットFすべてについて行なわ
れるのであるが、ここでは簡単のためにロボットA、ロ
ボットBについてのみ行なうものとして説明する。
【0083】この処理では、先ず、スポット溶接の作業
を行なう作業配分を決定するにあたっての制約事項を抽
出する。この制約事項とは、具体的にはロボットA〜ロ
ボットFが有する溶接ガンおよびチップ形状、溶接ガン
のロボットへの取付け方法、ロボットA〜ロボットFが
動作可能な領域などである(S1)。このような制約事
項が抽出されると、この制約事項を満たすように各ロボ
ットに近い位置にある作業点をそのロボットに割り当て
て各ロボットの作業配分を決定する。なお、この決定方
法は公知のものであるから、ここで詳細な説明は行なわ
ない。
【0084】制御装置10は、ロボットA〜ロボットF
が同時に一つのワークに対するスポット溶接の作業を完
了するように各ロボットの作業配分を決定する。より具
体的には、例えば各ロボットがスポット溶接を行なわな
ければならない作業点の数に各作業点での作業時間を乗
じ、これにすべての作業点を移動するのにかかる時間を
加算した値が等しくなるように作業時間、作業点数、移
動時間などを設定する(S2)。そして、各ロボット
が、ステップ2で決定した作業配分で作業するよう作業
計画を立てる(S3)。なお、この作業計画には、ロボ
ット同士の干渉は考慮されていない。
【0085】また、記憶装置12には、スポット溶接が
行なわれるワークの形状が予め記憶されている。制御装
置10では、ワーク形状と作業点との位置関係を対照す
る。そして、図14のように形状の凹凸などが作業点間
を移動するロボットの障害物とならないように回避し、
かつ最短距離で各作業点をつなぐようにロボットの動作
経路を求める(S4)。このようにして求められたロボ
ットの動作経路は、図14中に○印で記した作業点で区
切られ、さらに図中×で示す退避点が設けられる(S
5)。退避点とは、作業点で区切られた区間をそれぞれ
が略直線(図中の偏差e以下)となるような区間にさら
に分割する点であって、この点ではロボットが一旦停止
するが、スポット溶接は行なわれない。
【0086】以上の処理によって決定された作業点と退
避点とは、合わせて教示データの教示点として記憶装置
12に記憶され、以降ロボットは、この教示データに従
って移動する。また、以上説明した処理は、本発明の実
施の形態1ないし実施の形態3で共通のものである。
【0087】次に、ロボットA〜F間の干渉を考慮して
教示データを補正する処理について述べる。制御装置1
0は、各ロボットが有する各溶接ガンが、それぞれ教示
点の1区間を移動する間に占有する三次元空間の領域を
算出し、この空間を固定物と見なすよう処理する。図1
6は、この処理を説明する図であり、溶接ガン(ロボッ
トマニピュレータ)とハンドとが占有する空間を直方体
で表したものである。実線で表す直方体は、時間t0 に
おいて、溶接ガンとガンを保持するハンドとが、教示点
で占める領域を示しており、破線で示す直方体は、時間
t1 に溶接ガンとハンドとが次の教示点(時間t0 時の
教示点と距離0´離れている)で占める領域を示してい
る。制御装置10は、このような処理によって固定物と
見なされた空間領域が、互いに干渉するか否かによって
ロボット同士の干渉をチェックする(S7)。
【0088】ステップ7の処理で干渉が発生すると判断
された場合(S8:YES)、干渉インターロック表中
の干渉が発生する教示点にマークを記す。このとき、干
渉が発生する教示点の周辺にデッドロック領域が発生す
る場合には、この教示点も干渉インターロック表中に記
すものとする(S9)。このとき、干渉が発生しない教
示点には何のマークも記されない。この処理によって干
渉インターロック表が作成され、記憶装置12に記憶さ
れる。また、全てのロボット、全ての教示点で干渉が発
生しない場合には、ステップ1〜ステップ5で決定した
教示データを補正することなく処理を終了する(S8:
NO)。
【0089】次に、教示データからロボットの移動方向
を認識し、干渉領域でロボットA、ロボットBが同じ方
向に進む場合には、後述するステップ19以降の処理を
行なう(S10:NO)。なお、このステップ19〜ス
テップ21の処理は、実施の形態1で述べた処理を説明
するものである。
【0090】一方、ロボットA、ロボットBが、互いに
反対の方向に進む場合には、優先順位テーブルを作成す
るために干渉するロボットについてそれぞれ「残作業時
間+待ち時間」を計算する(S11)。そして、両者の
「残作業時間+待ち時間」が、ライン処理時間の許容範
囲を越える場合には、後述するステップ23以降の処理
を行なう(S12:NO)。なお、このステップ23〜
ステップ26の処理は、実施の形態3で述べた処理を説
明するものである。
【0091】干渉するロボットのうちいずれか一方の
「残作業時間+待ち時間」が許容範囲内であった場合、
ロボットに優先順位をつける。なお、この処理は、実施
の形態2で述べた処理を説明するものである。制御装置
10は、干渉するロボットのうち、先ず、ロボットAの
「残作業時間+待ち時間」とロボットBの「残作業時
間」とで、どちらが長いかを判断する(S13)。この
判断で、ロボットAの「残作業時間+待ち時間」がロボ
ットBの「残作業時間」よりも短い場合、ロボットBを
優先して干渉領域に進入させるように教示データに設定
する(S14)。
【0092】また、ロボットBの「残作業時間+待ち時
間」とロボットAの「残作業時間」とで、どちらが長い
かを判断する(S15)。この判断で、ロボットBの
「残作業時間+待ち時間」がロボットAの「残作業時
間」よりも短い場合、ロボットBを優先して干渉領域に
進入させるように教示データに設定する(S16)。
【0093】以上の処理が終了すると、作成された干渉
テーブルや教示点に基づいて記憶装置12に記憶されて
いる教示データを修正し(S17)、干渉テーブルや教
示点を含む教示データとして出力し、作業者に表示する
(S18)。
【0094】次に、ステップ10で優先順位表の作成を
行なわない(NO)と判断された場合に行なう処理につ
いて述べる。この処理は、実施の形態1に対応するもの
であって、干渉領域でロボットA、ロボットBが同じ方
向に進む場合に行なわれるものである。
【0095】制御装置10は、記憶装置12に記憶され
ている教示データからロボットAとロボットBとのどち
らが先に干渉領域に到着するかを判断する(S19)。
この結果、ロボットAが先に到着する場合には教示デー
タにロボットAを先に干渉領域内に移動するよう設定し
(S20)、ロボットBが先に到着する場合には教示デ
ータにロボットBを先に干渉領域内に移動するよう設定
する(S22)。さらに、ロボットAとロボットBとの
移動速度や作業時間に基づいて、先に干渉領域に進入す
るロボットに対して、後から干渉領域に進入するロボッ
トを移動する時間間隔を教示データに設定する(S1
7)。
【0096】次に、ステップ12で干渉し合うロボット
の「残作業時間+待ち時間」が、許容範囲を越えると場
合された場合(NO)に行なう処理について述べる。こ
の処理は、実施の形態3に対応するものである。
【0097】制御装置10は、干渉領域、あるいはデッ
ドロック領域内に退避点を設けるため、以下の処理を行
なう。先ず、退避点が設けられる作業点間(図12、作
業点m,作業点m+1間および作業点n,作業点n−1
間)の中央で、ロボットAが占有する領域とロボットB
が占有する領域とが重なる領域を求める(図19)。こ
の領域が、例えば図19に示すような領域である場合、
両者が重なる領域の端部から端部までの長さが最大値を
とる方向(最大ラップ方向)を判定する。そして、ロボ
ットAとロボットBとをこの最大ラップ方向に沿う方向
に互いに離れるよう均等量退避させ、このときの退避量
を基準退避量とする(S23)。
【0098】次に、記憶装置12に記憶されているワー
ク形状などと基準退避量とを対照し、ロボットAとロボ
ットBとを基準退避量だけ最大ラップ方向に移動させる
ことが可能であるか否か判断する(S24)。この判断
の結果、退避可能であればロボットA、ロボットBをそ
れぞれ最大ラップ方向に基準退避量退避させる点を退避
点として作業点間に設けるよう教示データに設定する
(S17)。
【0099】一方、ステップ24の判断の結果、ロボッ
トA、ロボットBを基準退避量だけ退避させることが不
可能である場合、基準退避量を修正した修正退避量を算
出し(S25)、これを退避可能量と再度比較する(S
26)。なお、本実施の形態では、例えば、基準退避量
から所定の退避量を段階的にを差しひいてステップ25
の修正退避量を算出している。このため、修正退避量
は、退避可能量以下になるまで繰り返し算出され(S2
5)、基準退避量と比較される(S26)。そして、修
正退避量が退避可能量以下になると、この修正退避量だ
けロボットAとロボットBとを退避させる退避点を設け
るよう教示データに設定される(S17)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1ないし実施の形態3で共通のロ
ボット制御装置を説明するためのブロック図である。
【図2】 図1のブロック図に記したロボットA〜ロボ
ットFの構成をより具体的に説明するための図である。
【図3】 図1のブロック図に記した記憶装置に記憶さ
れているデータを説明するための図であって、(A)
は、干渉テーブルを説明するための図である。また、
(B)は、優先順位テーブルを説明するための図であ
る。
【図4】 実施の形態1で想定される干渉が発生する領
域を説明するための図で、(A)は、干渉し合うロボッ
トが通る軌跡を説明するための図、(B)は、(A)の
領域の干渉テーブルを示した図である。また、(C)
は、(A)の領域の優先順位テーブルを示した図であ
る。
【図5】 実施の形態1を図20に示した作業点を有す
るワークに適用した例について説明するための図であ
る。
【図6】 実施の形態2で想定される干渉が発生する領
域を説明するための図で、(A)は、干渉し合うロボッ
トが通る軌跡を説明するための図、(B)は、(A)の
領域の干渉テーブルを示した図である。また、(C)
は、(A)の領域の優先順位テーブルを示した図であ
る。
【図7】 実施の形態2をワークに適用した例を説明す
るための図で、ロボットBを優先した例を説明する図で
ある。
【図8】 実施の形態2をワークに適用した例を説明す
るための図で、ロボットAを優先した例を説明するため
の図である。
【図9】 実施の形態2の応用例を説明するための図で
ある。
【図10】 実施の形態2の応用例を説明するための他
の図である。
【図11】 実施の形態3を説明するための図であっ
て、(A)は、実施の形態3が適用されるデッドロック
領域および干渉領域を発生する作業点を説明するための
図、(B)は、(A)の干渉テーブルを示す図である。
【図12】 実施の形態3を説明するための図であっ
て、(A)は、図11(A)の作業点に実施の形態3を
適用した例を説明するための図、(B)は、(A)の干
渉テーブルを示す図である。
【図13】 本発明の一実施の形態を説明するフローチ
ャートで、実施の形態1ないし実施の形態3で共通の処
理を説明するための図である。
【図14】 図13中のステップ5の処理を説明するた
めの図である。
【図15】 本発明の一実施の形態を説明するフローチ
ャートで、特に実施の形態2の処理を説明するための図
である。
【図16】 図14中のステップ6の処理を説明するた
めの図である。
【図17】 本発明の一実施の形態を説明するフローチ
ャートで、特に実施の形態1の処理を説明するための図
である。
【図18】 本発明の一実施の形態を説明するフローチ
ャートで、特に実施の形態3の処理を説明するための図
である。
【図19】 図18中のステップ23の処理を説明する
ための図である。
【図20】 一般的なロボットAの教示データとロボッ
トBの教示データとを説明するための図である。
【符号の説明】
10…制御装置 12…記憶装置 50…ステージ 100…ライン A,B,C,D,E,F…ロボット a,b,c,d,e,f…溶接ガン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G05B 19/418 G05B 19/417 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 教示データにしたがって作業する複数の
    ロボットを制御するロボット制御装置であって、 前記教示データに従って複数の前記ロボットを動作させ
    た場合に互いに干渉し合うロボットと当該干渉し合うロ
    ボットの干渉領域とを抽出する干渉抽出手段と、 当該干渉抽出手段によって抽出された前記干渉し合うロ
    ボット同士の干渉を避けながら複数の前記ロボットの作
    業にかかる時間が最も短くなるように前記干渉し合うロ
    ボットの前記干渉領域の通過順序を設定する非干渉通過
    順序設定手段と、 前記干渉し合うロボットが、前記非干渉通過順序設定手
    段によって設定された順序で前記干渉領域を通過するよ
    うに前記干渉し合うロボットを動作させるロボット動作
    手段とを有することを特徴とするロボット制御装置。
  2. 【請求項2】 前記非干渉通過順序設定手段は、前記干
    渉し合うロボットのうち前記干渉領域に先に到達したロ
    ボットを優先して進入させる一方、後に到達したロボッ
    トを所定の間隔をおいて前記干渉領域に進入させるよう
    通過順序を設定することを特徴とする請求項1記載のロ
    ボット制御装置。
  3. 【請求項3】 前記非干渉通過順序設定手段は、互いに
    干渉し合うロボットのうちの一つを優先して前記干渉領
    域に進入させる優先ロボットとする一方で、他のロボッ
    トを前記優先ロボットが前記干渉領域を通過するまで前
    記干渉領域に進入させることなく待機させる待機ロボッ
    トとするよう設定することを特徴とする請求項1記載の
    ロボット制御装置。
  4. 【請求項4】 前記非干渉通過順序設定手段は、前記干
    渉領域に達した後に行なう作業にかかる残作業時間と、
    待機ロボットとされた場合の待機時間とを各干渉し合う
    ロボットごとに算出し、他のロボットの残作業時間と待
    機時間とを加算した時間よりも残作業時間が長いロボッ
    トを優先ロボットとするよう設定することを特徴とする
    請求項2記載のロボット制御装置。
  5. 【請求項5】 教示データにしたがって作業する複数の
    ロボットを制御するロボット制御装置であって、 前記教示データにしたがって複数の前記ロボットを動作
    させた場合に互いに干渉し合うロボットと当該干渉し合
    うロボットの干渉領域とを抽出する干渉抽出手段と、 当該干渉抽出手段によって抽出された前記干渉領域内で
    前記干渉し合うロボット同士の干渉を避ける退避点を設
    ける退避点設定手段と、 当該退避点設定手段によって設定された退避点を前記教
    示データに加えるよう設定する教示データ設定手段と、 当該教示データ設定手段によって設定された教示データ
    にしたがって前記干渉し合うロボットを動作させるロボ
    ット動作手段とを有することを特徴とするロボット制御
    装置。
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