JP2006105397A - パワー伝達ユニット - Google Patents

パワー伝達ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2006105397A
JP2006105397A JP2005291917A JP2005291917A JP2006105397A JP 2006105397 A JP2006105397 A JP 2006105397A JP 2005291917 A JP2005291917 A JP 2005291917A JP 2005291917 A JP2005291917 A JP 2005291917A JP 2006105397 A JP2006105397 A JP 2006105397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission unit
power transmission
clutch plate
drive disk
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005291917A
Other languages
English (en)
Inventor
Johannes Heinrich
ヨハネス・ハインリッヒ
Hans J Hauck
ハンス・ユルゲン・ハオック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BorgWarner Inc
Original Assignee
BorgWarner Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BorgWarner Inc filed Critical BorgWarner Inc
Publication of JP2006105397A publication Critical patent/JP2006105397A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/60Clutching elements
    • F16D13/64Clutch-plates; Clutch-lamellae
    • F16D13/68Attachments of plates or lamellae to their supports
    • F16D13/683Attachments of plates or lamellae to their supports for clutches with multiple lamellae
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/22Friction clutches with axially-movable clutching members
    • F16D13/38Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs
    • F16D13/52Clutches with multiple lamellae ; Clutches in which three or more axially moveable members are fixed alternately to the shafts to be coupled and are pressed from one side towards an axially-located member
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/035Gearboxes for gearing with endless flexible members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/12Mounting or assembling

Abstract

【課題】軸方向の構造空間小さくしたパワー伝達ユニットを提供する。
【解決手段】駆動ディスク7を軸方向に固定するための手段を追加的にクラッチ板ホルダー3に設けており、そのとき軸方向に固定するための手段を、駆動ディスク7からクラッチ板ホルダー3に働く軸方向力が専ら、軸方向で駆動ディスク7からクラッチ板5方向に延伸するクラッチ板ホルダーの範囲37に作用するように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、特許請求項1のプレアンブルによるパワー伝達ユニットに関するものである。
この種のパワー伝達ユニットは、例えばEP1422430A1に記載されている。例えばダブルクラッチのようなクラッチ板式カップリングでは一般的に、クラッチ板ユニットと駆動ディスクはそれぞれ、クラッチ板ホルダー内で弾性止め輪を介して軸方向に固定されている。このときクラッチ板ユニットにおいては一般的に、弾性止め輪の厚みを適切にすることによりクラッチ板の隙間を一緒に調整する。駆動ディスクも軸方向に出来るだけ隙間のないように固定する必要がある。
内燃エンジンの空転時に、円周方向において隙間の範囲内で駆動ディスクが当たることを避けるために、駆動ディスクの軸方向の嵌め合いで軸方向に予圧をかけることがある。それにより駆動ディスクとクラッチ板ホルダーとの接続において、クラッチ板ホルダーと駆動ディスク間の反対方向動きを妨げるのに充分である摩擦トルクを生みだす。
駆動ディスクの固定を弾性止め輪で行う公知のパワー伝達ユニットでは、駆動ディスクに軸方向で働く力を受けられるようにするために、弾性止め輪を収容する固定リング溝とクラッチ板ホルダーの軸方向端部間での強度的な理由から、軸方向において一定の材料厚みを設けねばならないので、軸方向の構造空間では比較的長い寸法を必要とする。
軸方向で使用できる構造空間は、とくにクラッチ板ホルダーの範囲では、大抵ここにダンパーないし2ブロックのフライホイールが配置されているので、非常に制限を受ける。
よって本発明の課題は、軸方向の構造空間小さくしたパワー伝達ユニットを提案することである。
この課題を、特許請求項1の特徴部分により解決する。
本発明の利点ある構成を、従属請求項に記載している。
本発明の基礎になっている考えは、駆動ディスクに軸方向に働く力を、駆動ディスクからクラッチ板の方向に軸方向に延伸するクラッチ板ホルダーの範囲に向けるために、駆動ディスクを専らクラッチ側で固定することである。軸方向で駆動ディスクから外方に延伸するクラッチ板ホルダーの範囲は、もはや保持機能を有さないので、それに相当してこれを短く構成することができる。パワー伝達ユニットを本発明による構成にすることにより基本的に、クラッチ板ホルダーは軸方向で駆動ディスクまでとし、それを超えないということが可能である。
本発明では、クラッチ板ホルダーに駆動ディスクを軸方向に固定するための手段について、種々の構成の可能性を提案する。
駆動ディスクを軸方向に固定する手段は本発明により、固定手段が駆動ディスクをクラッチ板とは反対側で掴むように構成しており、この方向に働く軸方向力をクラッチ板ホルダーのクラッチ範囲に向ける。内燃エンジンの空転時に駆動ディスクのガタツキを防ぐために、軸方向に固定するための手段を使って駆動ディスクをクラッチ板ホルダーに対して予圧をかける。
力の向きを変える可能性は、軸方向に固定する手段をクラッチ板ホルダーの内側からこれに固定しているということにある。そのとき軸方向に固定する手段を、リング形状の固定要素として構成しているときに利点があり、その要素は内側からクラッチ板ホルダーに軸方向で固定されるものである。固定要素は、円周上に配分され軸方向に駆動ディスクの方向を向いた保持フィンガーを有しており、それが駆動ディスクにある軸方向開口部を通って挿入されている。保持フィンガーの自由端は折り曲げられており駆動ディスクを掴んでいるので、軸方向に働く力を受けることができ、保持フィンガーと固定要素を介して、軸方向で駆動ディスクからクラッチ板方向に延伸するクラッチ板ホルダーの範囲に向ける。
一般的にクラッチ板と駆動ディスクの間には、クラッチ板の軸方向動きを制限するために押さえプレートが設けられている。これは、一般的に弾性止め輪を使ってクラッチ板ホルダーに固定されている。弾性止め輪は、クラッチ板ホルダーの軸方向バー部にあり円周方向の固定リング溝内に保持されている。本発明による利点ある構成として、固定要素が押さえプレートと弾性止め輪の間で突っ張るようにしている。固定要素を回転しないようにクラッチ板ホルダーに固定するために、固定要素に外歯を設けており、それがクラッチ板ホルダーの軸方向溝に嵌っている。
本発明による利点ある別の構成として、保持フィンガーの折り曲げた端部を、駆動ディスクの半径方向に延伸する切り取り部内に納めるようにしており、折り曲げた端部が軸方向でクラッチ板ホルダーから突出することを避けている。それにより、軸方向の構造空間を更に短くすることができる。
クラッチ板ホルダーに対して軸方向で駆動ディスクに予圧をかけるために、保持フィンガーにより駆動ディスクにかけた予圧をバネ的に蓄積するようにして利点を持たせている。
円周方向で固定要素の位置決めを可能にするために、例えばフックとして構成した位置決め手段を設けており、それは押さえプレートにある切り取り部に嵌っている。
EP1422430A1による形式と較べて、伝達する回転トルクを増すことができる。その理由は、そこで設けている30個の軸方向バー部の場合、20個の軸方向バー部が駆動ディスクの燕尾形の歯を介して回転トルクを受けるようになっているが、他方で10個の軸方向バー部には溝に軸方向に固定するための弾性止め輪が固定されている。しかし、パワー伝達ユニットの本発明による構成によれば、いずれの軸方向バー部にも駆動ディスクの燕尾形の歯を配置することができ、それにより軸方向バー部の数が同じときに、回転トルクの伝達能力が50パーセント増加する。
本発明の別の実施例によれば、リング形状の固定要素は外歯を有しており、それを使って固定要素を、好ましくはクラッチ板ホルダーの軸方向バー部に設けている円周溝に取り付けることができる。そのとき対象となるのは特に、クラッチ板ユニットを軸方向に固定する弾性止め輪を収容する固定リング溝である。組み立て時には、固定要素の外歯をクラッチ板ホルダーにある軸方向溝内に軸方向でクラッチ板ユニットの方向に押し込み、続いて円周方向に回転すると、外歯がクラッチ板ホルダーにある円周方向溝に嵌り込む。この円周方向溝がクラッチ板ユニット用の弾性止め輪を保持するための固定リング溝が対象であるときには、クラッチ板、押さえプレート、および弾性止め輪は、固定要素を回転する前に前組み立てせねばならない。この場合に外歯は、固定要素の回転時に弾性止め輪と溝壁の間でスライドする。
続いて、駆動ディスクを固定要素の軸方向保持フィンガーに重ね合わせると、駆動ディスクの外歯がクラッチ板ホルダーに嵌り込む。駆動ディスクを通って保持フィンガーを貫通させるために、これは円周に配分した小さい窓部を有している。そして保持フィンガーの折り曲げた端部と駆動ディスクの間には、バヨネットロック形式の予圧がかけられ、そのとき予圧リングの回転により、駆動ディスクがクラッチ板に対して予圧をかけられる。このために予圧リングは、保持フィンガーを貫通させるために全周に亘って配分され円周方向に走るスリットを有しており、そのとき各スリットの少なくとも一つのスリット長手側に沿って軸方向に盛り上がる傾斜路を設けている。傾斜路と保持フィンガーの折り曲げた端部間の接触状態を良好にするためには、保持フィンガーの折り曲げた端部を円周方向に折り曲げる。
運転状態において予圧リングが緩むことがないように、それを駆動ディスクに固定する。本発明によれば予圧リングは、全周に亘って配分され駆動ディスクの窓部に折り込めるベローを有している。予圧リングが円周で特定の数のベローを有し、そして駆動ディスクが異なった分割をした類似の数の窓部を有するとき、駆動ディスクに対する予圧リングの位置が細かいステップでお互いに適切な配置のときに、常に少なくとも一つのベローを見つけることができ、それを駆動ディスクの窓部に折り曲げることができる −切り欠き付きナットおよびその曲げ固定座金での一般的な配置と比較可能である。
この実施形態においても、駆動ディスクの全ての歯または殆ど全ての歯が、部分回転トルクをクラッチ板ホルダーに伝達することにより、公知の装置と較べて、伝達可能な最大回転トルクを増すことができる。
力の向きを変える別の可能性は、軸方向に固定する手段をクラッチ板ホルダーの外側からこれに固定していることにある。
そのために利点を有するように、軸方向に固定する手段を好ましくは一体で折り曲げたリングとして構成するようにしており、それはクラッチ板ホルダーに同軸で配置された軸方向リング部分および半径方向リング部分を有しており、そのとき、リングは軸方向リング部分によりクラッチ板ホルダーに固定可能であり、そして半径方向リング部分により駆動ディスクの背面に当接する。クラッチ板ホルダーを部分的に取り囲む軸方向リング部分が対応する強度を有している時に、これが運転中におけるクラッチ板ホルダーの拡がりを防ぐ。これにより、クラッチ板ホルダーと駆動ディスク間で組み立ての難しい燕尾形状歯を廃止することが可能である。
軸方向リング部分には、クラッチ板ホルダーに固定するために、全周に配分され軸方向に延伸しそしてクラッチ板ホルダー方向に折り曲げられバネ性のある継ぎ板があり、そのとき継ぎ板の自由端は半径方向リング部分の方向を向いている。継ぎ板がクラッチ板ホルダーにスナップ留めされている時には、皿バネとして構成したラジアル方向リング部分は予圧下にあり、クラッチ板ホルダーにあるストッパー部に対して駆動ディスクの外歯を押さえる。それにより、駆動ディスクと外側クラッチ板ホルダーの間で力の流れが生み出され、それが皿バネと継ぎ板で対応する予圧力の時に駆動ディスクと外側クラッチ板ホルダーによるお互いの衝突を防ぎ、そしてそれによりカタカタ音を予防する。
クラッチ板ホルダーにあるオイル窓が軸方向リング部分により遮蔽されるなら、対応する開口部を軸方向リング部分に設けると利点があり、クラッチ板ホルダーに配置したクラッチ板ユニットを通るオイルの流れを妨げない。
クラッチ板ホルダーを軸方向に固定するための手段の本発明による構成では、公知のパワー伝達ユニットの場合と較べて、より多い数の駆動ディスク外歯を使って、回転トルクをクラッチ板ホルダーに伝達することができる。即ち、駆動ディスクにある外歯のいずれの歯も回転モーメントの一部を伝達することが可能である。
インサート歯の構成において利点のある可能性は、外歯をクラッチ板ホルダーの軸方向バー部と軸方向溝に形状的に合わせていることにある。そのとき外歯の歯数は、クラッチ板ホルダーにある軸方向溝の数に相当しており、そのときクラッチ板ホルダーの円周方向での外歯の歯厚は、駆動ディスクと外側クラッチ板ホルダーの間に殆ど隙間がないように構成されている。駆動ディスクをクラッチ板ユニット方向で固定するために、駆動ディスクとクラッチ板ホルダーの間に多数の軸方向ストッパー部が必要である。このために、駆動ディスク外歯の多数の歯をラジアル方向に延長しており、そのとき半径方向に延長した部分がクラッチ板ホルダーの軸方向溝の切り取り部に嵌って、そして軸方向でクラッチ板ホルダーに当接している。この切り取り部を軸方向溝に設けているので、軸方向バー部にある固定リング溝の位置とは関係なく、これをつくることができ、それにより駆動ディスクをほぼ固定リング溝に近く配置することができる。これにより更に構造空間での利点が得られる。固定リングに駆動ディスクが重なるのを防ぐために、駆動ディスクのストッパー部とクラッチ板ユニット用弾性止め輪の固定溝の間にある僅かな間隔は、公差理由から又は構成部品が弾性体であることから必要である。
もちろん、駆動ディスクの外歯を燕尾形状の歯として構成することもあり、それはエンジントルクを伝達する他に、回転数の下で外側クラッチ板ホルダーがラジアル方向に広がることを防ぐ。この場合には軸方向リング部分は、クラッチ板ホルダーがラジアル方向に拡大することに対して保持機能を有さない。しかしながら、駆動ディスクを軸方向に固定するための弾性止め輪を廃止することにより、回転トルクを外側クラッチ板ホルダーの歯全体で伝達することができる。そして燕尾形状の歯の数は、クラッチ板ホルダーの軸方向バー部の数に相当する。
本発明による多くの実施例を示す図を使って、本発明を詳細に記載する。
図において同じ構成部品または同じ機能を有する構成部品には同じ参照番号を使用している。
図1では、パワー伝達ユニット1の一部を通る断面を示している。例としてダブルクラッチで本発明を説明しているが、クラッチ板ホルダーと駆動ディスクを有する全てのパワー伝達ユニットで使用することができる。
ダブルクラッチは外側クラッチ板ホルダー3を有しており、それには軸方向に間隔をおいた多数の外側クラッチ板5が設けられおり、その外側クラッチ板5は回転しないようにインサート歯を介して外側クラッチ板ホルダー3と接続している。外側クラッチ板5の外歯は、クラッチ板側で円周上に配分され交互に配置されたクラッチ板ホルダー3の軸方向バー部17と軸方向溝43に嵌っている。軸方向バー部17と軸方向溝43は、クラッチ板ホルダー3の円筒形状部分6に沿って延伸している。外側クラッチ板ホルダー3の軸方向端部領域に配置された駆動ディスク7を介して、外側クラッチ板ホルダー3は図示していない被駆動ハブと接続している。駆動ディスク7から外側クラッチ板ホルダー3に回転トルクを伝達するため、駆動ディスク7と外側クラッチ板ホルダー3の間にインサート歯を設けており、それにより確実に両方の構成部品が回転しないように接続している。駆動ディスク側ではインサート歯を外歯9として構成しており、そのとき外歯9は外側クラッチ板ホルダーの軸方向溝43および/または軸方向バー部17と一緒に機能する。
外側クラッチ板5の軸方向動きを制限するために、円環リング形状の押さえプレート11を設けている。押さえプレート11は、弾性止め輪13を使って軸方向に固定されている。弾性止め輪13は、外側クラッチ板ホルダー3の軸方向バー部17に円周方向に設けられており、好ましくは型打ち加工された止め輪溝15内を延伸している。弾性止め輪13の厚みを適切にすることによりクラッチ板5の隙間を設定する。押さえプレート11と弾性止め輪13の間にはリング形状の固定要素19が突っ張っている。固定要素はまた、弾性止め輪13と溝壁51の間でも突っ張ることができる。円周方向に固定要素が回転することを防ぐために、固定要素19はクラッチ板ホルダー3の軸方向溝に噛み合っている外歯21を有している。固定要素19は、軸方向前方にあり円周上に配分されている保持フィンガー23を有しており、それが駆動ディスク7の対応する軸方向開口部25を通って入り込んでいる。そのとき自由端部27は組み立て時に初めて折り曲げられ、そして駆動ディスク7に絡み込む。保持フィンガー23を使って、駆動ディスク7は外側クラッチ板ホルダー3に対して予圧をかけられている。駆動ディスク7は、ストッパー部29のところで軸方向に外側クラッチ板ホルダー3に当接している。固定要素19は例えば皿バネとして構成されており、保持フィンガー23により駆動ディスク7に与えられた予圧を蓄える。追加として或いは代替として、保持フィンガー23を例えば曲がりバネでバネ性を持たせて形成することも考えられる。
構造長さを更に短くするため、保持フィンガー23の折り曲げた端部27を、駆動ディスク7の外側にあり半径方向に延伸する切り取り部35に収容している。
円周方向で固定要素19の正確な位置決めを確実にするために、押さえプレート11の切り取り部33に軸方向で嵌る少なくとも一つのフック31を設けている。
本発明に従うパワー伝達ユニット1の構成により、駆動ディスクからクラッチ板ホルダーに働く軸方向力のすべてが専ら、駆動ディスク7からクラッチ板5の方向で軸方向に延伸する外側クラッチ板ホルダー3の範囲37に作用する。
図2においては、従来技術によるパワー伝達ユニット1を図示している。そこで駆動ディスク7は、弾性止め輪39を使って軸方向に固定されている。押さえプレート11は追加した弾性止め輪13により固定されている。二つの弾性止め輪13と39を使っての固定および必要な肩部長さB1とB2のために、軸方向構造空間で比較的大きな長さL1を必要とすることが分かる。
本発明によるパワー伝達ユニット1の構成において、図1に書き込んだ軸方向構造長さL3は、構造長さL1と較べて長さL2と長さL4の差だけ短く、それにより実際においては、外側クラッチ板ホルダー3の外側範囲で約5mmの大きさの軸方向構造空間をかせぐことができる。
図3と4では本発明による別の実施例を示している。そこでは一体でリング形状の固定要素19は、押さえプレート11と弾性止め輪13の間で突っ張っていない。固定要素19は外周部分に半径方向に突出する外歯41を有しており、その歯を外側クラッチ板ホルダー3の軸方向溝43内に軸方向に嵌め込むことができる。組み立て時には、固定要素19をまず45の方向に軸方向に外側クラッチ板ホルダー3に導き入れて、外歯41を軸方向溝43内にスライド移動することにより、固定要素19を外側クラッチ板ホルダー3内に合わせる。引き続いて固定要素19を円周方向47に回転し、そのとき外歯が固定リング溝15内に嵌め込まれる。固定リング溝15は、外側クラッチ板ホルダーの軸方向バー部17に円周方向に設けられている。溝15を切削でない方法でつくる時に一般的な製造工程により、半径方向に突出し円周方向で固定リング溝15に平行に延伸するブリッジ49を構成する。
固定リング溝15は、押さえプレート11用の弾性止め輪13だけでなく、固定要素19も収容する。勿論、固定要素19用の別の固定リング溝を設けることもある。しかしながら、これにより外側クラッチ板ホルダーの構造長さは余分に大きくなる。図示している実施例では、クラッチ板5、押さえプレート11、そして弾性止め輪13は既に前組み立てされている。固定要素19を回転する時に、外歯41は弾性止め輪13と固定リング溝15の外側溝壁51との間でスライドする。
固定要素19を外側クラッチ板ホルダー3に固定した後、駆動ディスク7を保持フィンガー23に重ね合わせる。そのとき駆動ディスク7の外歯9は、外側クラッチ板ホルダー3の軸方向溝43に嵌り込む。この軸方向に繋ぐ過程において、保持フィンガー23はその約90度折り曲げた端部を使って、駆動ディスク7の軸方向開口部25を通って挿入される。
そのあとで、一体でフラットな予圧リング53を使って、駆動ディスクに軸方向予圧をかける。予圧リングには、軸方向保持フィンガー23の折り曲げた端部27の貫通挿入を可能にする窓部55がある。それぞれの窓部55には円周方向でスリット57が続いている。各スリット57のスリット長手方向に沿って、円周方向に走り軸方向に盛り上がった傾斜路59を設けている。予圧リング53を円周方向54に回転する時、これがバヨネットロックのように働く。傾斜路59が保持フィンガー23の折り曲げた端部の下方に達することにより、軸方向の引っ張り力が保持フィンガー23に働く。これが固定要素19にバネ性を働かせ、それにより駆動ディスク7の弾性的な予圧になる。
傾斜路59と折り曲げた端部27間を良好な接触状態とするために、巻き込んだ端部27を円周方向に折り曲げることがあるが、それを図では示していない。
運転状態において予圧リング53が二度と緩むことがないように、リングを円周方向で固定する。このとき予圧リング53の内周に設けたベロー61を、駆動ディスク7の対応する窓部63に折り込む。もちろん例えば溶接点を設ける、または予圧リングをネジ止めするなど、その他の固定方法も考えられる。
図5〜16も本発明による実施例を示しており、そこでは軸方向に固定するための手段が、クラッチ板ホルダー3の外側からこれに固定されている。そのために、クラッチ板ホルダー3に同軸で配置される軸方向リング部分67、およびそれと約90度内側に折り曲げた半径方向リング部分69を有している一体で折り曲げたリング65を設けている。両方のリング部分67と69は、円周に配分した接続ブリッジ71によりお互いに接続している。
軸方向リング部分67は、円周上に配分され軸方向に延伸しそしてクラッチ板ホルダーの方向に折り曲げられバネ性を有する継ぎ板73を備えており、そのとき自由端75は方向として半径方向リング部分69に向いている。リング65の軸方向リング部分67を外側クラッチ板ホルダー3に被せて軸方向に移動すると、内方に落ち込んだ継ぎ板73が固定リング溝13のブリッジ49を越えてパチンと嵌る。既に述べているようにブリッジ49は、固定リング溝13をつくるときに、外側クラッチ板ホルダーにある軸方向バー部17に出来ている。半径方向リング部分69は皿バネとして構成されており、バネは継ぎ板73を嵌め込んだときには予圧状態にあり、それにより駆動ディスク7の外歯9を外側クラッチ板ホルダー3のストッパー部29に対して押し付けている。それにより駆動ディスク7と外側クラッチ板ホルダー3の間で摩擦結合が生じ、皿バネの押し付け力が適切な時に、それが駆動ディスク7と外側クラッチ板ホルダー3によるお互いの衝突を防ぎ、それによりカタカタ音を予防する。
図6は、図5に書き込まれた外側クラッチ板ホルダー3の軸方向バー部17の中央に沿って走る切断線64に沿った断面を示している。
図7と7aは、図5と6と同じ実施例を示している。図7aで切断線77は、外側クラッチ板ホルダー3の軸方向溝43に沿って延伸している。図7aは切断線77に沿った断面を示している。
図8〜13の遠視図で分かるように、駆動ディスク7は規則的な外歯9を備えている。外側クラッチ板ホルダー3の軸方向溝43のいずれにも、駆動ディスク7の外周部にある歯79が対応配置されている。歯79は、外側クラッチ板ホルダーの軸方向溝43と形状が合うように構成されている。円周方向における歯79の歯厚は、駆動ディスク7と外側クラッチ板ホルダー3の間でほぼガタがないように構成されている。駆動ディスク7を軸方向でクラッチ板ユニット方向に固定するために、駆動ディスク7と外側クラッチ板ホルダー3の間に多数の軸方向ストッパー部29が必要である。駆動ディスク外歯9の少なくとも二つ、好ましくは多数の歯81を半径方向に延長しており、そのときに半径方向の延長部83は軸方向溝43の片側が開いた切り欠き部85に嵌り込み、そして軸方向でクラッチ板ホルダー3に当接する。軸方向溝43の底部にある切り欠き部85は、軸方向バー部にある固定リング溝15の位置とは関係無く作ることができるので、駆動ディスク7の位置をほぼ固定リング溝15の近くまで近づけることができる。それにより更に組み立て空間での利点が得られる。弾性止め輪13に駆動ディスク7が重なるのを防ぐために、図7aに書き込んだ弾性止め輪13の固定リング溝15とストッパー部29の間にある僅かな間隔Aは、公差理由から又は構成部品が弾性体であることから必要である。
図5〜13に図示している実施例では、継ぎ板73は固定リング溝15の型打ち時に作られるブリッジ49の後方に嵌っている。継ぎ板は、軸方向リング部67を押し込む時にこのバー部を跳び越える。
図10は、既にストッパー部29に当接している駆動ディスク7のついた外側クラッチ板ホルダー3を示している。駆動ディスク7は、延長した歯81を使ってストッパー部29に当接している。それぞれの歯79を使って回転トルクの一部をクラッチ板ホルダー3に伝達可能であることにより、従来技術によるクラッチより基本的な大きな回転トルクを伝達することができる。
パワー伝達ユニットを本発明による構成にすることにより、燕尾形の歯を廃止することができるので、組み立て性が軽減化されることが別の大きな利点である。勿論、パワー伝達ユニットが本発明による構成であるにも拘わらず、駆動ディスク7の外歯9の歯79を燕尾形で構成することも可能である。この変形体ではリング65に、回転時に外側クラッチ板ホルダー3が半径方向に拡がることに対する保持機能がない。本発明による解決手段では、駆動ディスク7を固定するための弾性止め輪が廃止されるので、理論的に燕尾形の歯のときでも歯全体が円周方向に回転トルクを伝達することができ、それによりこの構成を変形したときにも、パワー伝達ユニットにより伝達可能な最大回転トルクは向上する。
図12と13では、リング65が既に軸方向リング部67を使って外側から外側クラッチ板ホルダー3に固定されている。継ぎ板73はブリッジ49の後に嵌っている。皿バネとして構成した半径方向リング部69が、駆動ディスク7をストッパー部29に対して軸方向に押さえている。
継ぎ板73が必ずしもブリッジ49の後に嵌る必要はない。図14で図示していることは、継ぎ板73が外側クラッチ板ホルダーのオイル窓87に嵌り込めるように、継ぎ板を構成することがあることである。図14においては、外側クラッチ板ホルダー3の軸方向バー部17にオイル窓を設けている。
図15に図示しているように継ぎ板73を、外側クラッチ板ホルダー3の軸方向溝43にあるオイル窓89に嵌めることもある。
図16では別の変形体を図示している。そこでは継ぎ板73が弾性止め輪13の後方に引っ掛かっている。このためには、外側クラッチ板ホルダー3の軸方向バー部17にある固定リング溝15を貫通する必要がある。
図17では、折り曲げたリング65を簡単にした別の変形体を図示している。このリング65も、クラッチ板ホルダーに同軸で配置される軸方向リング部67、およびそれに対して約90度内方に折り曲げた半径方向リング部69を有している。しかしながら半径方向リング部67は皿バネとして構成されているのではなく、もっぱら半径方向を向き円周上に分配されたバネ性の継ぎ板91でできており、それは円周方向でお互いに繋がっていない。この変形体は、同じ材料厚さで弾性が高いという利点を有している。
図18では、リング65の別の構成変形体を示している。そこでは半径方向リング部分69で取り巻いているリング部分93を、皿バネとしてではなく曲がりバネとして構成している。リング部分69には円周方向で軸方向の波を設けており、駆動ディスク7にバネ作用を効かせる。この変形体は同様に弾性が高いという利点を有している。
一目で分かるようするために、リング65をクラッチ板ホルダー3に固定するための継ぎ板73を図示していない。
パワー伝達ユニットの第一実施例を切断した軸方向断面図。 従来技術によるパワー伝達ユニットを切断した軸方向断面図。 パワー伝達ユニットの第二実施例を切断した一部を示す遠視図。 図3による固定要素の一部を示す遠視図。 パワー伝達ユニットにおける別の実施例の一部を示す上部外観図。 図5に書き込んだ切断線に沿ってパワー伝達ユニットを切断した断面図。 パワー伝達ユニットの一部を示す上部外観図。 図7に書き込んだ切断線に沿ってパワー伝達ユニットを切断した断面図。 クラッチ板ホルダー、駆動ディスク、折り曲げ固定リングの分解遠視図。 図8の一部の拡大図。 クラッチ板ホルダーを挿入しているがリングを嵌めていないクラッチ板ホルダーの遠視図。 図10の一部の拡大図。 リングを使って固定した駆動ディスク付きのクラッチ板ホルダー遠視図。 図12の一部の拡大図。 パワー伝達ユニットの実施例を切断した軸方向断面図。 パワー伝達ユニットの実施例を切断した軸方向断面図。 パワー伝達ユニットの実施例を切断した軸方向断面図。 リングの実施変形体。 リングの別の実施変形体。
符号の説明
1 パワー伝達ユニット
3 外側クラッチ板ホルダー
5 外側クラッチ板
6 クラッチ板ホルダーの円筒形状部分
7 駆動ディスク
9 外歯
11 押さえプレート
13 弾性止め輪
15 固定リング溝
17 軸方向バー部
19 固定要素
21 固定要素の外歯
23 保持フィンガー
25 開口部
27 折り曲げた自由端部
29 ストッパー部
31 フック
33 開口
35 切り取り部
37 軸方向力を捉える範囲
39 弾性止め輪
41 外歯
43 軸方向溝
45 方向矢印
47 方向矢印
49 ブリッジ
51 溝壁
53 予圧リング
54 方向矢印
55 窓部
57 スリット
59 傾斜路
61 ベロー
63 窓部
64 切断線
65 折り曲げリング
67 軸方向リング部分
69 ラジアル方向リング部分
71 接続ブリッジ
73 継ぎ板
75 継ぎ板の自由端
77 切断線
79 歯
81 ラジアル方向に延長した歯
83 ラジアル方向延長部
85 切り欠き部
87 オイル窓
89 オイル窓
91 継ぎ板
93 リング部分

Claims (34)

  1. パワー伝達ユニット、殊にクラッチ板カップリングまたは摩擦ブレーキであって、回転しないようにホルダーに固定された少なくとも一つの外歯付きクラッチ板のあるクラッチ板ホルダーが、円筒部分でクラッチ板側において外周上に交互に配分された軸方向溝と軸方向バー部を有し、片側で軸方向にクラッチ板から間隔をおいた駆動ディスクを介してハブと接続しており、そのとき回転トルクを伝達するために、インサート歯を介して駆動ディスクとクラッチ板ホルダー間の回転しない接続が存在し、そして駆動ディスクを軸方向に固定するための手段を追加的にクラッチ板ホルダーに設けているパワー伝達ユニットにおいて、
    軸方向に固定するための手段(19,53,65)が、駆動ディスク(7)からクラッチ板ホルダー(3)に働く軸方向力が専ら、軸方向で駆動ディスク(7)からクラッチ板(5)方向に延伸するクラッチ板ホルダー(3)の範囲(37)に作用するように構成されていることを特徴とするパワー伝達ユニット。
  2. 駆動ディスク(7)を、クラッチ板(5)に向いた側を使って、軸方向に外歯(9)の歯の少なくとも一部によりクラッチ板ホルダー(3)を支持することを特徴とする請求項1に記載のパワー伝達ユニット。
  3. 軸方向に固定するための手段(19,53,65)が、駆動ディスク(7)をクラッチ板(5)の反対側で掴むことを特徴とする請求項1又は2に記載のパワー伝達ユニット。
  4. 軸方向に固定するための手段(19,53,65)が、クラッチ板ホルダー(3)に対して軸方向に駆動ディスク(7)を予圧しているように、構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のパワー伝達ユニット。
  5. 軸方向に固定するための手段(19,53,65)が、クラッチ板ホルダー(3)の内側からこれに固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のパワー伝達ユニット。
  6. 軸方向に固定するための手段(19,53,65)が、一体でリング形状の固定要素(19)として構成されており、その要素はクラッチ板ホルダー(3)に軸方向に固定されており、そのとき固定要素(19)は円周に配分され軸方向で駆動ディスク(7)の方に向いた保持フィンガー(23)を有しており、そのフィンガーは駆動ディスク(7)にある軸方向開口部(25)を通って挿入されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のパワー伝達ユニット。
  7. 保持フィンガー(23)の自由端(27)が折り曲げられており、駆動ディスク(7)を折り曲げた端部(27)で掴んでいることを特徴とする請求項6に記載のパワー伝達ユニット。
  8. クラッチ板(5)と駆動ディスク(7)の間にクラッチ板(5)を軸方向に固定するための押さえプレート(11)を設けており、それは弾性止め輪(13)を使ってクラッチ板ホルダー(3)に固定されており、そのとき固定要素(19)は、押さえプレート(11)と弾性止め輪(13)の間または弾性止め輪(13)と溝壁(51)の間で突っ張っていることを特徴とする請求項6または7のいずれかに記載のパワー伝達ユニット。
  9. 保持フィンガー(23)の折り曲げた端部(27)が、半径方向の切り取り部(35)に収容されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のパワー伝達ユニット。
  10. 保持フィンガー(23)を使って駆動ディスク(7)を軸方向にクラッチ板ホルダー(3)に対して予圧し、そのとき固定要素(19)を、軸方向予圧をバネ的に蓄えるための皿バネとして構成しており、保持フィンガーをバネ的に、特に曲がりバネとして構成していることを特徴とする請求項6または9のいずれかに記載のパワー伝達ユニット。
  11. 固定要素(19)が外歯(21)を有しており、それを使って固定要素を円周方向でクラッチ板ホルダー(3)に保持していることを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項に記載のパワー伝達ユニット。
  12. 固定要素(19)の外歯(21)が、クラッチ板(5)の外歯に対応していることを特徴とする請求項11に記載のパワー伝達ユニット。
  13. 固定要素(19)に、円周方向で位置決めするための少なくとも一つの手段(31)が設けられており、そのとき手段はフック(31)として構成されており、それが押さえプレート(11)にある軸方向切り取り部(33)に嵌っていることを特徴とする請求項6〜12のいずれかに記載のパワー伝達ユニット。
  14. 固定要素(19)が外れないように押さえプレート(11)と接続しており、好ましくは押さえプレート(11)と一体で構成されていることを特徴とする請求項6〜13のいずれかに記載のパワー伝達ユニット。
  15. 駆動ディスクの外歯(9)の歯(79)全体が、回転トルクをクラッチ板ホルダーに伝達するように構成されていることを特徴とする請求項6〜14のいずれかに記載のパワー伝達ユニット。
  16. リング形状の固定要素(19)が外歯(41)を有しており、それを使って固定要素を、クラッチ板ホルダー(3)にあり好ましくはクラッチ板ホルダー(3)の軸方向バー部(17)に設けた円周方向溝(15)に、とくにクラッチ板ホルダー(3)の軸方向溝(43)に固定要素(19)の外歯(41)を軸方向に挿入し、引き続いて円周方向(47)に固定要素(19)を回転して入れられることを特徴とする請求項6に記載のパワー伝達ユニット。
  17. 駆動ディスク(7)に軸方向に予圧をかけるために、保持フィンガー(23)の折り曲げた端部(27)と駆動ディスク(7)との間で軸方向に、好ましくは一体の予圧リング(53)を設けており、そのリングが一方で駆動ディスク(7)に、他方で保持フィンガー(23)の折り曲げた端部(27)に当たって支持されていることを特徴とする請求項16に記載のパワー伝達ユニット。
  18. 予圧リング(53)が、保持フィンガー(23)を貫通するために、円周上に配分され円周方向に延伸するスリット(57)を有しており、そのとき一つ好ましくはそれぞれのスリット(53)の少なくとも一つのスリット長手側に沿って、円周方向で軸方向に盛り上がった傾斜路(59)を設けており、そのときクラッチ板ホルダー(3)に対する駆動ディスク(7)の予圧が、予圧リング(53)を円周方向(54)に回転することにより生み出せることを特徴とする請求項17に記載のパワー伝達ユニット。
  19. 保持フィンガー(23)の折り曲げた端部(27)が、円周方向に折り曲げられていることを特徴とする請求項16〜18のいずれか一項に記載のパワー伝達ユニット。
  20. 予圧リング(53)を駆動ディスク(7)に、回転しないように好ましくは形状を合わせて固定できることを特徴とする請求項16〜19のいずれか一項に記載のパワー伝達ユニット。
  21. 予圧リング(53)を駆動ディスク(7)に固定するために、予圧リング(53)に少なくとも一つのベローを設けており、それが駆動ディスク(7)にある対応する窓部(63)に折り込むことができることを特徴とする請求項20に記載のパワー伝達ユニット。
  22. 予圧リング(53)の円周上に多くのベロー(61)を設けており、そしてそのとき駆動ディスク(7)には類似の数の窓部(55)を設けており、そのときベロー(61)と窓部(63)は異なった円周方向位置に配置されており、そのとき僅かな回転角だけ予圧リング(53)を回転すると、少なくとも一つのベロー(61)が一つの窓部(63)と一列に、即ちベロー(61)を窓部(63)に折り込めるように並ぶことを特徴とする請求項19に記載のパワー伝達ユニット。
  23. 軸方向に固定するための手段(65)が、クラッチ板ホルダー(3)の外側からこれに固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のパワー伝達ユニット。
  24. 手段(65)が、好ましくは一体で折り曲げたリング(65)として構成されており、そのリングはクラッチ板ホルダー(3)と同軸で配置される軸方向リング部分(67)とラジアル方向リング部分(69)を有しており、そのときリング(65)は、軸方向リング部分(67)によりクラッチ板ホルダー(3)に固定可能であり、そしてラジアル方向リング部分(69)により駆動ディスク(7)と当接していることを特徴とする請求項23に記載のパワー伝達ユニット。
  25. 軸方向リング部分(67)が、クラッチ板ホルダー(3)に直接または間接的に固定するために、円周上に配分され軸方向に延伸し内側に折り曲げられバネ的な継ぎ板(73)を有し、そのとき継ぎ板(73)の自由端がラジアル方向リング部分(69)の方向に向いていることを特徴とする請求項24に記載のパワー伝達ユニット。
  26. 継ぎ板(73)の自由端が、クラッチ板ホルダー(3)にあるラジアル方向突起の後ろに、特に固定リング(13)用の円周方向に延伸する固定リング溝(15)のブリッジ(49)の後ろに、またはクラッチ板ホルダーにあるラジアル方向凹み内に、またはクラッチ板ホルダーにあるラジアル方向開口部内に、特にクラッチ板ホルダーにあるオイル窓部(87,89)内に掛かっていることを特徴とする請求項25に記載のパワー伝達ユニット。
  27. ラジアル方向リング部分(69)が皿バネとして構成されており、それが継ぎ板(73)の掛かっている時に予圧され、そして駆動ディスク(7)を軸方向でクラッチ板ホルダーにあるストッパー部(29)に対して押さえることを特徴とする請求項25または26のいずれかに記載のパワー伝達ユニット。
  28. 軸方向リング部分(67)とラジアル方向リング部分(69)が、円周方向で間隔をおいている多数のブリッジ(71)を介してお互いに接続していることを特徴とする請求項25〜27のいずれか一項に記載のパワー伝達ユニット。
  29. ラジアル方向リング部分(69)が、その自由端はラジアル方向を向いており円周上に配分されたバネ的な継ぎ板(91)で構成されていることを特徴とする請求項24〜26のいずれか一項に記載のパワー伝達ユニット。
  30. ラジアル方向リング部分(69)が、円周方向に延伸するリング部分(93)を有し、それは円周方向で軸方向の波を備えており、そのとき好ましくはリング部分(93)が、円周方向で間隔をおいた多くのブリッジ(71)を介して軸方向リング部分と接続されていることを特徴とする請求項24〜27のいずれか一項に記載のパワー伝達ユニット。
  31. 駆動ディスク(7)にある外歯(9)の歯(79)の数が、駆動ディスク(3)にある軸方向溝(43)の数に相当し、そのとき歯(79)が軸方向溝(43)に納まっていることを特徴とする請求項25〜30のいずれか一項に記載のパワー伝達ユニット。
  32. 歯(79)の輪郭、殊に円周方向での歯(79)の幅が、駆動ディスク(7)の外歯(9)とクラッチ板ホルダーの軸方向溝(43)の側壁間で、円周方向にほぼスキマがないように構成されていることを特徴とする請求項25〜31のいずれか一項に記載のパワー伝達ユニット。
  33. 駆動ディスクにある外歯の歯(81)の多くがラジアル方向に延長され、そのときラジアル方向延長部(83)が、軸方向溝(43)の片側で開いた切り欠き部(85)に嵌っており、そして軸方向でクラッチ板ホルダー(3)に当接していることを特徴とする請求項25〜32のいずれか一項に記載のパワー伝達ユニット。
  34. 切り欠き部(85)が軸方向で、クラッチ板ホルダー(3)内で取り巻く弾性止め輪(13)のほぼ近くまで至っていることを特徴とする請求項33に記載のパワー伝達ユニット。
JP2005291917A 2004-10-06 2005-10-05 パワー伝達ユニット Pending JP2006105397A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP04023814.9A EP1645765B1 (de) 2004-10-06 2004-10-06 Kraftübertragungsaggregat

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006105397A true JP2006105397A (ja) 2006-04-20

Family

ID=34926870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005291917A Pending JP2006105397A (ja) 2004-10-06 2005-10-05 パワー伝達ユニット

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7416067B2 (ja)
EP (1) EP1645765B1 (ja)
JP (1) JP2006105397A (ja)
KR (1) KR20060052030A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057774A (ja) * 2006-07-28 2008-03-13 Hoerbiger Antriebstechnik Gmbh 摩擦クラッチのディスクキャリア
JP2010504484A (ja) * 2006-09-20 2010-02-12 ツェットエフ フリードリヒスハーフェン アクチエンゲゼルシャフト 第1円筒状部材と第2円筒状部材との結合体
US7967123B2 (en) 2007-03-05 2011-06-28 Nsk-Warner K.K Wet-type multi-plate friction engaging apparatus
US8714331B2 (en) 2006-12-15 2014-05-06 Nsk-Warner K.K. Starting clutch
WO2018078921A1 (ja) * 2016-10-31 2018-05-03 株式会社ダイナックス 摩擦クラッチ
CN109424659A (zh) * 2017-09-01 2019-03-05 加特可株式会社 动力传递装置
CN111601979A (zh) * 2018-01-16 2020-08-28 舍弗勒技术股份两合公司 用于变速器的离合器承载件

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1914434A3 (de) * 2006-10-21 2010-03-24 LuK Lamellen und Kupplungsbau Beteiligungs KG Drehmomentübertragungseinrichtung
EP1936220B1 (de) * 2006-12-18 2012-07-11 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Drehmomentübertragungseinrichtung
DE102008017143A1 (de) * 2007-04-16 2008-10-23 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Mitnehmereinheit für eine Kupplungsanordnung, insbesondere eine nasslaufende Doppelkupplungsanordnung
DE102007027117B4 (de) * 2007-06-13 2018-01-25 Volkswagen Ag Kupplung
DE102007031963A1 (de) * 2007-07-10 2009-01-15 Volkswagen Ag Kupplung, vzw. Doppelkupplung für ein Kraftfahrzeug
US20090127053A1 (en) * 2007-11-20 2009-05-21 Nosakowski Brian M Coupling assembly including retainers for holding coupling components within a housing
US8757344B2 (en) * 2010-02-25 2014-06-24 Borgwarner Inc. Corrugated strip for splined clutch housing and hub
DE102011003824A1 (de) * 2010-02-25 2011-08-25 BorgWarner Inc., Mich. Wellband für Kupplungsgehäuse und -nabe mit Keilverzahnung
DE102010044379A1 (de) * 2010-09-04 2012-03-08 Volkswagen Ag Kupplung
DE102013200038B4 (de) 2012-01-06 2021-09-09 GM Global Technology Operations, LLC (n.d. Ges. d. Staates Delaware) Getaktete Halteanordnung
DE102015203652A1 (de) * 2014-03-18 2015-09-24 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Druckring-Verriegelungsteil für eine Drehmomentübertragungseinrichtung sowie Kupplungseinrichtung oder Kupplung
DE102014217436A1 (de) * 2014-09-01 2016-03-03 Volkswagen Aktiengesellschaft Kupplung
DE102014218723A1 (de) * 2014-09-18 2016-03-24 Volkswagen Aktiengesellschaft Kupplung, insbesondere Reibkupplung für ein Getriebe eines Kraftfahrzeuges, vorzugsweise für eine Doppelkupplung für ein automatisches oder automatisiertes Doppelkupplungsgetriebe
DE102014014235A1 (de) * 2014-09-25 2016-03-31 Borgwarner Inc. Lamellentrageinrichtung, Lamellenkupplung oder -bremse und Verfahren zur Herstellung einer Lamellentrageinrichtung
CN105889351B (zh) * 2015-02-12 2020-05-19 舍弗勒技术股份两合公司 离合器装置
DE102015203558A1 (de) * 2015-02-27 2016-09-01 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Kupplungseinrichtung
DE102015213125A1 (de) * 2015-07-14 2017-01-19 Volkswagen Aktiengesellschaft Kupplung, insbesondere für ein Getriebe eines Kraftfahrzeugs, vorzugsweise für eine Doppelkupplung für ein automatisches oder automatisiertes Doppelkupplungsgetriebe
DE102016013539A1 (de) * 2016-11-12 2018-05-17 Borgwarner Inc. Drehmitnahmeanordnung und Lamellenkupplungseinrichtung mit einer solchen Drehmitnahmeanordnung
WO2019144158A1 (en) * 2018-01-19 2019-07-25 Rekluse Racing, Llc Improved clutch hub assembly
WO2019161916A1 (en) * 2018-02-23 2019-08-29 Continental Teves Ag & Co. Ohg Electric parking brake actuator mounting assembly

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4302749C2 (de) * 1993-02-01 1994-10-27 Viscodrive Gmbh Viskokupplung
DE10205768A1 (de) * 2002-02-11 2003-08-21 Zf Sachs Ag Lamellen-Kupplungseinrichtung und Maßnahmen zur Verminderung oder Reduzierung von im Betrieb auftretenden Geräuschen
DE10223780C1 (de) * 2002-05-29 2003-10-16 Porsche Ag Gangschaltgetriebe für ein Kraftfahrzeug mit hydraulisch betätigbarer Mehrfachkupplung

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057774A (ja) * 2006-07-28 2008-03-13 Hoerbiger Antriebstechnik Gmbh 摩擦クラッチのディスクキャリア
KR101379889B1 (ko) * 2006-07-28 2014-04-01 호르비거 안트립스테크닉 게엠베하 마찰 클러치의 디스크 캐리어
US9140310B2 (en) 2006-07-28 2015-09-22 Hoerbiger Antriebstechnik Gmbh Disc carrier of a friction clutch
JP2010504484A (ja) * 2006-09-20 2010-02-12 ツェットエフ フリードリヒスハーフェン アクチエンゲゼルシャフト 第1円筒状部材と第2円筒状部材との結合体
US8714331B2 (en) 2006-12-15 2014-05-06 Nsk-Warner K.K. Starting clutch
US7967123B2 (en) 2007-03-05 2011-06-28 Nsk-Warner K.K Wet-type multi-plate friction engaging apparatus
WO2018078921A1 (ja) * 2016-10-31 2018-05-03 株式会社ダイナックス 摩擦クラッチ
CN109424659A (zh) * 2017-09-01 2019-03-05 加特可株式会社 动力传递装置
CN111601979A (zh) * 2018-01-16 2020-08-28 舍弗勒技术股份两合公司 用于变速器的离合器承载件
JP2020537100A (ja) * 2018-01-16 2020-12-17 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG 変速機用のクラッチキャリア

Also Published As

Publication number Publication date
EP1645765A1 (de) 2006-04-12
US20060081435A1 (en) 2006-04-20
EP1645765B1 (de) 2018-09-12
US7416067B2 (en) 2008-08-26
KR20060052030A (ko) 2006-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006105397A (ja) パワー伝達ユニット
US10247249B2 (en) Clamping device for a shaft-hub connection
KR20080072030A (ko) 토크 전달 장치
JP2000110890A (ja) 内燃機関のフライホイール
KR20080071978A (ko) 회전 진동 댐퍼
JP2007533930A (ja) 波形の止め輪付きパワー伝達装置
JP2005257080A (ja) 回転振動ダンパ
JP4934114B2 (ja) 捩り振動低減装置
US10451143B2 (en) Damper device
JP4232243B2 (ja) ワンウエイクラッチ
US6620049B1 (en) Drive arrangement
JP4455883B2 (ja) ツインマスフライホイール
JP4709760B2 (ja) 多機能手段を備える自動車用の摩擦クラッチ
JP2019190526A (ja) 摩擦締結装置
JP7264417B2 (ja) ワンウェイクラッチおよびワンウェイクラッチ付き回転ダンパ装置
JP7188732B2 (ja) ワンウェイクラッチおよびワンウェイクラッチ付き回転ダンパ装置
KR101542944B1 (ko) 이중 질량체 플라이휠
KR20070086245A (ko) 개선된 완충 장치를 구비하는, 특히 차량용 마찰 클러치
JP7422618B2 (ja) ダンパ装置
JP2019127989A (ja) ラチェット型ワンウェイクラッチ
US6615967B2 (en) Clutch disk assembly and clutch device
JP2019090428A5 (ja)
JP2019052727A (ja) ダンパ装置
WO2017047456A1 (ja) クラッチカバー組立体
JPH11303940A (ja) 捩り振動低減装置及びそれを用いるトルクコンバータのロックアップクラッチ