JP2019052727A - ダンパ装置 - Google Patents

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博司 川添
Hiroshi Kawazoe
博司 川添
有規 宮本
Yuki Miyamoto
有規 宮本
拓也 藤原
Takuya Fujiwara
拓也 藤原
正比公 小林
Masahiko Kobayashi
正比公 小林
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Abstract

【課題】一例として、大型化を抑制可能なダンパ装置を得る。【解決手段】実施形態に係るダンパ装置(1)は、回転中心(Ax)まわりに回転可能な第1乃至第3の回転体(2〜4)と、回転方向において第1乃至第3の回転体(2〜4)の間に位置する複数の弾性体(5)と、を備える。第1の回転体(2)は、弾性体(5)よりも径方向の外側に設けられ、回転方向に延びる第1の制限部(25)を有する。第2の回転体(4)は、弾性体(5)よりも径方向の外側に設けられ、回転方向に延びるとともに、回転方向に第1の制限部(25)に重なる位置に配置され、第1の回転体(2)が第2の回転体(4)に対して回転方向の一方側に第1の角度(θt2)まで相対的に回転した状態で第1の制限部(25)を支持して、第1の回転体(2)が第2の回転体(4)に対して回転方向の一方側に相対的に回転することを制限する、第2の制限部(46)を有する。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、ダンパ装置に関する。
従来、エンジンの出力軸と、トランスミッションの入力軸との間に設けられるダンパ装置が知られる。ダンパ装置は、例えば、出力軸と入力軸とにそれぞれ接続された二つの回転体と、これらの回転体の間に介在するコイルスプリングのような弾性体とを有する。このようなダンパ装置は、エンジンから入力される回転変動を弾性体によって減衰させる。
コイルスプリングの線間密着を防ぐため、ダンパ装置は、二つの回転体が所定角度を超えて相対回転することを制限するストッパを備えることがある。例えば、一方の回転体を、他方の回転体に設けられたリベットに当接させることで、二つの回転体のさらなる相対的な回転が制限される(特許文献1)。
特開2015−161371号公報
しかしながら、従来の構成では、回転体がリベットに当接するため、例えば、リベットを大型化することでリベットの強度が向上することが行われる。しかしこの場合、ダンパ装置が径方向に大型化してしまう。
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたものであり、大型化を抑制可能なダンパ装置を提供する。
本発明の実施形態に係るダンパ装置は、一例として、回転中心まわりに回転可能な第1の回転体と、前記回転中心まわりに回転可能な第2の回転体と、前記回転中心まわりに回転可能な第3の回転体と、回転方向において前記第1の回転体と前記第3の回転体との間に位置し、前記第1の回転体が前記第3の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転することにより弾性的に圧縮される第1の弾性体と、前記回転方向において前記第3の回転体と前記第2の回転体との間に位置し、前記第3の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転することにより弾性的に圧縮される第2の弾性体と、を含む複数の弾性体と、を備え、前記第1の回転体は、前記複数の弾性体よりも前記回転中心の径方向の外側に設けられ、前記回転方向に延びる第1の制限部を有し、前記第2の回転体は、前記複数の弾性体よりも前記径方向の外側に設けられ、前記回転方向に延びるとともに、前記回転方向に前記第1の制限部に重なる位置に配置され、前記第1の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に第1の角度まで相対的に回転した状態で前記第1の制限部を支持して、前記第1の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転することを制限する、第2の制限部を有する。よって、一例としては、第1の制限部及び第2の制限部を軸方向及び径方向に拡大することなく第1の制限部及び第2の制限部の強度を向上させることができ、ダンパ装置の大型化及び重量化を抑制できる。
上記ダンパ装置は、一例として、前記第1の制限部よりも小さく且つ前記第2の制限部よりも小さいヤング率を有し、前記回転方向において前記第1の制限部と前記第2の制限部との間に位置し、前記第1の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に前記第1の角度まで相対的に回転した状態で前記第1の制限部及び前記第2の制限部に接触する第1の緩衝材、をさらに備える。よって、一例としては、第1の回転体が第2の回転体に対して第1の角度まで相対的に回転したときに、第1の制限部と第2の制限部とが直接的に当接して打音を生じることが抑制される。
上記ダンパ装置では、一例として、前記第1の緩衝材は、前記第1の制限部に接触した位置で前記第1の回転体により前記回転方向に保持される。よって、一例としては、第1の緩衝材が回転方向に移動することが制限され、第1の緩衝材が第1の回転体と第2の回転体との相対的な回転を妨げることが抑制される。
上記ダンパ装置では、一例として、前記第2の回転体は、前記複数の弾性体よりも前記径方向の内側に設けられた第3の制限部を有し、前記第3の回転体は、前記複数の弾性体よりも前記径方向の内側に設けられ、前記回転方向に前記第3の制限部に重なる位置に配置され、前記第3の回転体と前記第2の回転体との間の角度が第2の角度に到達するまで前記第1の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転した状態で前記第3の制限部を支持して、前記第3の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転することを制限する、第4の制限部を有する。よって、一例としては、第2の回転体と第3の回転体との間の第2の弾性体に線間密着が生じることが抑制される。
上記ダンパ装置は、一例として、前記第3の制限部よりも小さく且つ前記第4の制限部よりも小さいヤング率を有し、前記回転方向において前記第3の制限部と前記第4の制限部との間に位置し、前記第1の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に前記第2の角度まで相対的に回転した状態で前記第3の制限部及び前記第4の制限部に接触する緩衝部、を有する第2の緩衝材、をさらに備える。よって、一例としては、第1の回転体が第2の回転体に対して第2の角度まで回転したとき、第3の制限部と第4の制限部とが直接的に当接して打音を生じることが抑制される。
上記ダンパ装置では、一例として、前記第2の緩衝材は、緩衝部が前記第3の制限部に接触した位置で前記第2の回転体により前記回転方向に保持される。よって、一例としては、第2の緩衝材が回転方向に移動することが抑制され、第2の緩衝材が第3の回転体と第2の回転体との相対的な回転を妨げることが抑制される。
上記ダンパ装置では、一例として、前記第2の緩衝材は、前記回転中心の軸方向において前記第2の回転体と前記第3の回転体との間に位置するとともに前記第2の回転体及び前記第3の回転体に接触する摩擦部をさらに有する。よって、一例としては、第2の回転体と第3の回転体とが回転方向に相対的に回転した場合に、摩擦部と第2の回転体との間又は摩擦部と第3の回転体との間で摩擦抵抗トルクが生じる。当該摩擦抵抗トルクにより、ダンパ装置が回転変動を減衰することができる。
図1は、第1の実施形態に係る動力伝達機構の一例を示す断面図である。 図2は、第1の実施形態のダンパ装置及びフライホイールの一例を示す正面図である。 図3は、第1の実施形態の第1のディスクプレートの一例を示す正面図である。 図4は、第1の実施形態の中間プレートの一例を示す平面図である。 図5は、第1の実施形態の中間プレートの一例を図4のF5−F5線に沿って示す断面図である。 図6は、第1の実施形態のドリブンプレートの一例を示す正面図である。 図7は、第1の実施形態の第2のディスクプレートを除いてダンパ装置を示す正面図である。 図8は、第1の実施形態の第1の介在部材の一例を示す正面図である。 図9は、第1の実施形態の第2の介在部材の一例を示す正面図である。 図10は、第1の実施形態の第1のディスクプレートの一部を図3のF10−F10線に沿って示す断面図である。 図11は、第1の実施形態の相対回転するドライブプレート、中間プレート、及びドリブンプレートの一例を示す正面図である。 図12は、第1の実施形態の相対回転が制限されたドライブプレート、中間プレート、及びドリブンプレートの一例を示す正面図である。 図13は、第2の実施形態に係る中間プレートの一例を示す平面図である。
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態について、図1乃至図12を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明について、複数の表現が記載されることがある。複数の表現がされた構成要素及び説明は、記載されていない他の表現がされても良い。さらに、複数の表現がされない構成要素及び説明も、記載されていない他の表現がされても良い。
図1は、第1の実施形態に係る動力伝達機構100の一例を示す断面図である。動力伝達機構100は、例えば、四輪自動車のような車両に搭載され、駆動源としてのエンジンと駆動対象としてのホイールとの間に設けられる。
動力伝達機構100は、駆動源の回転(トルク)を駆動対象に伝達する。図1に示すように、動力伝達機構100は、ダンパ装置1と、フライホイール101と、クラッチディスク102と、クラッチカバー103と、プレッシャプレート104と、ダイヤフラムスプリング105と、レリーズ装置106とを有する。
図2は、第1の実施形態のダンパ装置1及びフライホイール101の一例を示す正面図である。なお、図1は、図2におけるF1−F1線に沿ってダンパ装置1の断面を示している。図1及び図2に示すように、ダンパ装置1は、ドライブプレート2と、中間プレート3と、ドリブンプレート4と、四つのトーションスプリング5とを有する。なお、トーションスプリング5の数はこの例に限られない。図1及び図2はそれぞれ、四つのうち二つのトーションスプリング5を示す。
ドライブプレート2は、第1の回転体の一例である。中間プレート3は、第3の回転体の一例である。ドリブンプレート4は、第2の回転体の一例である。トーションスプリング5は、弾性体の一例である。
ドライブプレート2と、中間プレート3と、ドリブンプレート4とは、それぞれ、金属によって作られ、中心軸Axまわりに回転可能である。中心軸Axは、回転中心の一例である。以下、中心軸Axに直交する方向を径方向、中心軸Axに沿う方向を軸方向、中心軸Axまわりに回転する方向を周方向又は回転方向とそれぞれ称する。
さらに説明の便宜上、軸方向の一方(図1における左方向)を前方と称し、軸方向の他方(図1における右方向)を後方と称する。本明細書における前方及び後方の呼称は、例えば、車両における各要素の位置及び向きを限定するものではない。
ドライブプレート2と、中間プレート3と、ドリブンプレート4とは、互いに独立して回転可能である。言い換えると、ドライブプレート2と、中間プレート3と、ドリブンプレート4とは、互いに相対的に回転可能である。
ドライブプレート2は、例えば、エンジンのクランクシャフトに接続される。なお、ドライブプレート2はエンジンに限らず、モータのような他の駆動源、又は他の装置に接続されても良い。クランクシャフトは、中心軸Axに沿って延びる。エンジンがクランクシャフトを回転させることで、ドライブプレート2が回転させられる。
図1に示すように、ドリブンプレート4は、フライホイール101に接続される。例えば、ドリブンプレート4は、ボルトによりフライホイール101に固定される。これにより、ドリブンプレート4とフライホイール101とが中心軸Axまわりに一体的に回転可能となる。
回転方向において、ドライブプレート2とドリブンプレート4との間に、トーションスプリング5と中間プレート3とが介在する。トーションスプリング5は、ドライブプレート2とドリブンプレート4との相対的な角度差に応じて弾性的に圧縮される。
クランクシャフトの回転速度及びトルクは、ドライバーの操作やエンジンの行程により変動する。ダンパ装置1は、例えば、ダンパ装置1で生じる摩擦抵抗、ダンパ装置1の慣性モーメント、及びトーションスプリング5の弾性的な伸縮によって、回転変動を減衰させる。
クラッチディスク102は、例えば、トランスミッションのインプットシャフトに接続される。クラッチディスク102は、他の部品に接続されても良い。クラッチディスク102は、軸方向において、フライホイール101と、プレッシャプレート104との間に位置する。
クラッチカバー103は、フライホイール101に取り付けられ、フライホイール101と一体的に中心軸Axまわりに回転可能である。クラッチカバー103は、クラッチディスク102及びプレッシャプレート104を覆う。クラッチカバー103は、ダイヤフラムスプリング105を支持する。
クラッチディスク102及びプレッシャプレート104は、フライホイール101に対して軸方向に移動可能である。プレッシャプレート104は、クラッチディスク102をフライホイール101に押し付ける接続位置P1と、クラッチディスク102から離間可能な切断位置P2とに移動可能である。
プレッシャプレート104が接続位置P1に位置するとき、フライホイール101とクラッチディスク102とは、互いに接触することで回転を伝達する。一方、プレッシャプレート104が切断位置P2に位置するとき、クラッチディスク102はフライホイール101及びプレッシャプレート104から離間し、フライホイール101に対して中心軸Axまわりに相対的に回転可能となる。
ダイヤフラムスプリング105は、プレッシャプレート104を接続位置P1へ移動させる接続状態S1と、プレッシャプレート104を切断位置P2へ移動させる切断状態S2とに弾性変形可能である。図1は、中心軸Axの上方に接続位置P1及び接続状態S1を示す、中心軸Axの下方に切断位置P2及び切断状態S2を示す。
レリーズ装置106は、例えば、コンセントリックスレーブシリンダー(CSC)である。レリーズ装置106は、ドライバーの操作に応じてダイヤフラムスプリング105を押すことで、ダイヤフラムスプリング105を接続状態S1から切断状態S2に変形させる。
以下、ダンパ装置1について詳しく説明する。ダンパ装置1のドライブプレート2は、ハブ21と、第1のディスクプレート22と、第2のディスクプレート23とを有する。なお、ハブ21は、第1のディスクプレート22と一体で形成されても良い。
ハブ21は、筒部21aと、フランジ部21bとを有する。筒部21aは、中心軸Axに沿って延びる略円筒状に形成される。フランジ部21bは、筒部21aの軸方向の前方の端部から径方向の外側に延びる略円盤状に形成される。
図3は、第1の実施形態の第1のディスクプレート22の一例を示す正面図である。図3に示すように、第1のディスクプレート22は、径方向に広がる略円盤状に形成される。第1のディスクプレート22は、内環部22aと、外環部22bと、二つのアーム22cと、内筒部22dと、外筒部22eとを有する。なお、アーム22cの数はこの例に限られない。
内環部22aは、径方向に広がる略円盤状に形成され、中心軸Axに沿って延びる嵌合孔22gが設けられる。図1に示すように、ハブ21の筒部21aが嵌合孔22gに嵌まる。筒部21aから突出するフランジ部21bが、第1のディスクプレート22の内環部22aに、例えばボルトによって固定される。これにより、第1のディスクプレート22とハブ21とが中心軸Axまわりに一体的に回転可能となる。
図3に示すように、外環部22bは、周方向に延びるとともに径方向に広がる略円環状に形成される。外環部22bは、径方向に間隔を介して内環部22aを囲む。アーム22cが、内環部22aの外周縁と外環部22bの内周縁とを接続する。
アーム22cは、内環部22aから径方向の外側に延びる。二つのアーム22cは、互いに反対方向に延びる。すなわち、二つのアーム22cは、中心軸Axまわりに180°の間隔で配置される。なお、アーム22cの配置はこの例に限られない。
内環部22a、外環部22b、及びアーム22cは、複数の開口部22hを形成する。開口部22hは、径方向において内環部22aと外環部22bとの間に位置し、第1のディスクプレート22に覆われたダンパ装置1の内部を露出させる。
内筒部22dは、内環部22aから中心軸Axに沿って軸方向の後方に延びる略円筒状に形成される。内筒部22dは、嵌合孔22gを規定する内環部22aの内周縁よりも径方向の外側に位置し、且つ開口部22hの一部を規定する内環部22aの外周縁よりも径方向の内側に位置する。
外筒部22eは、外環部22bの外周縁から中心軸Axに沿って軸方向の後方に延びる略円筒形状に形成される。外筒部22eに、内周面22iが設けられる。内周面22iは、径方向内側に向く略円筒状の面である。
図1に示すように、第2のディスクプレート23は、内環部23aと、外環部23bと、二つのアーム23cとを有する。図1は、二つのうち一つのアーム23cを示す。なお、アーム23cの数はこの例に限られない。
内環部23aは、径方向に広がる略円盤状に形成され、中心軸Axに沿って延びる挿通孔23dが設けられる。外環部23bは、周方向に延びるとともに径方向に広がる略円環状に形成される。外環部23bは、径方向に間隔を介して内環部23aを囲む。アーム23cが、内環部23aの外周縁と外環部23bの内周縁とを接続する。
アーム23cは、内環部23aから径方向の外側に延びる。第2のディスクプレート23のアーム23cは、第1のディスクプレート22のアーム22cと軸方向に間隔を介して並ぶ。このため、内環部23a、外環部23b、及びアーム23cにより形成される開口部23eは、第1のディスクプレート22の開口部22hと軸方向に並ぶ。
外環部23bの外周部は、外筒部22eの後方の端部において、第1のディスクプレート22に例えばボルトによって固定される。このため、第2のディスクプレート23は、第1のディスクプレート22と一体的に回転可能である。
図4は、第1の実施形態の中間プレート3の一例を示す平面図である。図5は、第1の実施形態の中間プレート3の一例を図4のF5−F5線に沿って示す断面図である。図4及び図5に示すように、中間プレート3は、中間部31と、二つのアーム32とを有する。中間部31は、内側部とも称され得る。なお、アーム32の数は二つに限らない。
中間部31は、径方向に広がる略円盤状に形成され、中心軸Axに沿って軸方向に延びる挿通孔31aが設けられる。図1に示すように、ドライブプレート2のハブ21の筒部21aが、挿通孔31aの内部に配置される。中間部31は、径方向に離間した位置で筒部21aを囲む。
図4に示すように、アーム32は、中間部31から径方向の外側に延びる。二つのアーム32は、中間部31から互いに反対方向に延びる。アーム32の先端部の近傍に、二つの突起33が設けられる。突起33は、アーム32から回転方向に突出する。二つの突起33は、アーム32から互いに反対方向に突出する。
図5に示すように、中間プレート3に、二つの凹部34が設けられる。図5は、二つのうち一つの凹部34を示す。凹部34は、軸方向の前方と、径方向の外側とに開いた切欠きである。二つの凹部34は、中心軸Axまわりに180°の間隔で配置される。なお、凹部34の配置はこの例に限られない。
図6は、第1の実施形態のドリブンプレート4の一例を示す正面図である。図6に示すように、ドリブンプレート4は、内環部41と、外環部42と、二つのアーム43とを有する。なお、アーム43の数はこの例に限られない。内環部41は、内側部とも称され得る。外環部42は、外側部とも称され得る。
内環部41は、径方向に広がる略円盤状に形成され、中心軸Axに沿って軸方向に延びる挿通孔41aが設けられる。図1に示すように、挿通孔41aの内側に、ハブ21の筒部21aが配置される。
図6に示すように、外環部42は、周方向に延びるとともに径方向に広がる略円環状に形成される。外環部42は、径方向に間隔を介して内環部41を囲む。アーム43が、内環部41の外周縁と外環部42の内周縁とを接続する。
アーム43は、内環部41から径方向の外側に延びる。二つのアーム43は、互いに反対方向に延びる。すなわち、二つのアーム43は、中心軸Axまわりに180°の間隔で配置される。なお、アーム43の配置はこの例に限られない。アーム43の先端部の近傍に、二つの突起44が設けられる。突起44は、アーム43から回転方向に突出する。二つの突起44は、アーム43から互いに反対方向に突出する。
内環部41、外環部42、及びアーム43は、複数の開口部45を形成する。開口部45は、第1のディスクプレート22の開口部22h及び第2のディスクプレート23の開口部23eと軸方向に重なることが可能である。
図1に示すように、中間プレート3のアーム32と、ドリブンプレート4のアーム43とは、軸方向において、ドライブプレート2の第1のディスクプレート22と第2のディスクプレート23との間に位置する。アーム32とアーム43とは、軸方向において略同一位置に配置される。
図7は、第1の実施形態の第2のディスクプレート23を除いてダンパ装置1を示す正面図である。図7に示すように、アーム32の突起33と、アーム43の突起44とは、径方向において略同一位置に配置される。言い換えると、アーム32の突起33と、アーム43の突起44とは、回転方向に互いに重なる位置に配置される。
ドライブプレート2及びドリブンプレート4に外力が作用しない場合、ドリブンプレート4のアーム43は、軸方向において、ドライブプレート2のアーム22c,23cに重ねられる。さらに、中間プレート3のアーム32は、ドリブンプレート4の開口部45に配置されるとともに、ドライブプレート2の開口部22h,23eにより露出される。なお、アーム22c,23c,32,43の位置はこの例に限られない。
トーションスプリング5は、コイル状の圧縮バネ(コイルスプリング)である。トーションスプリング5は、大よそ回転方向に延びるように、ドライブプレート2の開口部22h,23e及びドリブンプレート4の開口部45の内部に配置される。
四つのトーションスプリング5は、二つの第1のスプリング51と、二つの第2のスプリング52とを含む。第1のスプリング51は、第1の弾性体の一例である。第2のスプリング52は、第2の弾性体の一例である。第1のスプリング51と第2のスプリング52とは、回転方向に交互に配置される。
第1のスプリング51は、回転方向において、ドライブプレート2のアーム22c,23cと、中間プレート3のアーム32との間に位置する。同時に、第1のスプリング51は、回転方向において、中間プレート3のアーム32と、ドリブンプレート4のアーム43との間にも位置する。
第2のスプリング52は、回転方向において、中間プレート3のアーム32と、ドリブンプレート4のアーム43との間に位置する。同時に、第2のスプリング52は、回転方向において、ドライブプレート2のアーム22c,23cと、中間プレート3のアーム32との間に位置する。
中間プレート3のアーム32に設けられた一方の突起33は、第1のスプリング51の一方の端部から、第1のスプリング51の内部に挿入される。他方の突起33は、第2のスプリング52の一方の端部から、第2のスプリング52の内部に挿入される。これにより、突起33は、第1のスプリング51及び第2のスプリング52を径方向及び軸方向に支持する。
ドリブンプレート4のアーム43に設けられた一方の突起44は、第2のスプリング52の他方の端部から、第2のスプリング52の内部に挿入される。他方の突起44は、第1のスプリング51の他方の端部から、第1のスプリング51の内部に挿入される。これにより、突起44は、第1のスプリング51及び第2のスプリング52を径方向及び軸方向に支持する。
突起33,44は、径方向において、複数のトーションスプリング5の中心を互いに実質的に一致させる。言い換えると、突起33,44は、複数のトーションスプリング5をセンタリングする。
ドライブプレート2、中間プレート3、及びドリブンプレート4が相対的に回転すると、複数のトーションスプリング5が圧縮され、弾性変形する。以下、特段の記載が無い限り、ドライブプレート2がドリブンプレート4に対して図7の反時計回り方向に回転する場合について説明する。当該反時計回り方向は、回転方向の一方側の一例である。
例えば、ドライブプレート2が中間プレート3に対して上記反時計回り方向に相対的に回転することにより、中心軸Axまわりのドライブプレート2と中間プレート3との間の角度θ1が小さくなる。これにより、ドライブプレート2のアーム22c,23cと中間プレート3のアーム32との間の距離が小さくなり、第1のスプリング51が弾性的に圧縮される。
さらに、中間プレート3がドリブンプレート4に対して上記反時計回り方向に相対的に回転することにより、中心軸Axまわりの中間プレート3とドリブンプレート4との間の角度θ2が小さくなる。これにより、中間プレート3のアーム32とドリブンプレート4のアーム43との間の距離が小さくなり、第2のスプリング52が弾性的に圧縮される。
例えば、トーションスプリング5は、ドライブプレート2がドリブンプレート4に対して回転方向の一方側に捻れた際に、弾性的に圧縮されることによりエネルギーを蓄える。ドライブプレート2がドリブンプレート4に対して回転方向の他方側に捻れた際(戻る際)、トーションスプリング5は、弾性的に伸長することにより蓄えたエネルギーを放出する。このようなトーションスプリング5の弾性的な伸縮により、回転変動が減衰される。
ドライブプレート2とドリブンプレート4とに外力が作用しない場合、四つのトーションスプリング5によって、ドライブプレート2と中間プレート3との間の角度θ1が一定に保たれる。同様に、中心軸Axまわりの中間プレート3とドリブンプレート4の間の角度θ2が一定に保たれる。このとき、中間プレート3のアーム32が延びる方向と、ドライブプレート2のアーム22c,23c及びドリブンプレート4のアーム43が延びる方向とは略直交する。なお、それぞれのアーム22c,23c,32,43が延びる方向はこの例に限られない。
上述のように、ダンパ装置1のドライブプレート2は、エンジンのクランクシャフトに接続される。エンジンが駆動することによってクランクシャフトからドライブプレート2に伝達されるトルクは、例えば、ドライブプレート2から、第1のスプリング51、中間プレート3、及び第2のスプリング52を通って、ドリブンプレート4に伝達される。ドリブンプレート4は、フライホイール101及びクラッチディスク102を介して、当該トルクをトランスミッションのインプットシャフトに伝達可能である。
ドライブプレート2とドリブンプレート4との間のトルクの伝達経路において、第1のスプリング51と第2のスプリング52とが直列に接続される。直列に接続された二つのスプリングのバネ定数は、計算上、並列に接続された二つのスプリングのバネ定数の四分の一となる。
第1のスプリング51のバネ定数と第2のスプリング52のバネ定数とは互いに異なる。本実施形態において、第2のスプリング52のバネ定数は、第1のスプリング51のバネ定数よりも小さい。このため、ダンパ装置1に入力されるトルクに対する角度θ1の変化量と、角度θ2の変化量とは互いに異なる。なお、第2のスプリング52のバネ定数は、この例に限られない。
ダンパ装置1が中心軸Axまわりに回転すると、複数のトーションスプリング5は、遠心力により径方向の外側に凸に曲がる。ドリブンプレート4の外環部42は、遠心力により曲がった複数のトーションスプリング5を、径方向の外側から支持する。このため、トーションスプリング5が径方向の外側に移動することが制限される。
図3に示すように、第1のディスクプレート22は、二つの外制限部25を有する。外制限部25は、第1の制限部の一例である。外制限部25は、第1のディスクプレート22の一部である。言い換えると、外制限部25は、第1のディスクプレート22と一体的に設けられる。
外制限部25は、外環部22bから軸方向の後方に突出し、且つ外筒部22eの内周面22iから径方向の内側に突出する。外制限部25は、複数のトーションスプリング5よりも径方向の外側に設けられる。
外制限部25は、回転方向に延びる。外制限部25の回転方向における長さは、外制限部25の径方向における長さよりも長く、且つ外制限部25の軸方向の長さよりも長い。二つの外制限部25は、中心軸Axまわりに約180°の間隔で配置される。例えば、外制限部25とアーム22cとは、径方向に並べられる。
図6に示すように、ドリブンプレート4は、二つの外制限部46を有する。外制限部46は、第2の制限部の一例である。二つの外制限部46はそれぞれ、第1の凸部46aと第2の凸部46bとを有する。第1の凸部46a及び第2の凸部46bはドリブンプレート4の一部であり、外環部42から径方向の外側に突出する。言い換えると、外制限部46は、ドリブンプレート4と一体的に設けられる。
外制限部46は、複数のトーションスプリング5よりも径方向の外側に設けられる。図7に示すように、第1の凸部46a及び第2の凸部46bは、径方向及び軸方向において、ドライブプレート2の外制限部25と略同一位置に配置される。このため、回転方向において、第1の凸部46a及び第2の凸部46bの端部と、外制限部25の端部とが向かい合う。言い換えると、第1の凸部46a及び第2の凸部46bは、回転方向にドライブプレート2の外制限部25に重なる位置に配置される。
第1の凸部46a及び第2の凸部46bはそれぞれ、回転方向に延びる。第1の凸部46a及び第2の凸部46bの回転方向におけるそれぞれの長さは、第1の凸部46a及び第2の凸部46bの径方向におけるそれぞれの長さよりも長く、且つ第1の凸部46a及び第2の凸部46bの軸方向におけるそれぞれの長さよりも長い。
二つの外制限部46は、外環部42から互いに反対方向に突出する。すなわち、二つの外制限部46は、中心軸Axまわりに180°の間隔で配置される。外制限部46とアーム43とは、中心軸Axまわりに90°ずらされた位置に配置される。なお、外制限部46とアーム43との位置はこの例に限られない。
第2の凸部46bは、第1の凸部46aから回転方向に離間した位置に配置される。回転方向において、第1の凸部46aと第2の凸部46bとの間の距離は、一方の外制限部46と他方の外制限部46との間の距離よりも短い。
ドリブンプレート4は、二つの内制限部47をさらに有する。内制限部47は、第3の制限部の一例である。内制限部47は、ドリブンプレート4の一部であり、例えば、アーム43の基部である。言い換えると、内制限部47は、ドリブンプレート4と一体的に設けられる。内制限部47は、複数のトーションスプリング5よりも径方向の内側に位置する。
内制限部47は、内環部41の略円筒状の外周縁41bから、径方向の外側に突出する。言い換えると、内制限部47は、内環部41の外周縁41bよりも径方向の外側に位置する。二つの内制限部47は、内環部41から互いに反対方向に突出する。内制限部47は回転方向に延びる。すなわち、内制限部47の回転方向における長さは、内制限部47の径方向における長さよりも長く、且つ内制限部47の軸方向における長さよりも長い。
中間プレート3は、二つの内制限部35を有する。内制限部35は、第4の制限部の一例である。内制限部35は、中間プレート3の一部であり、中間部31から軸方向の後方に突出する。言い換えると、内制限部35は、中間プレート3と一体的に設けられる。内制限部35は、複数のトーションスプリング5よりも径方向の内側に位置する。
図4に示すように、内制限部35は、挿通孔31aから径方向の外側に離間した位置に設けられる。二つの内制限部35は、中心軸Axまわりに180°の間隔で配置される。例えば、内制限部35とアーム32とは、径方向に並べられる。このため、径方向において、中間部31の一部が二つの内制限部35の間に位置する。
図7に示すように、内制限部35は、径方向及び軸方向において、ドリブンプレート4の内制限部47と略同一位置に配置される。このため、回転方向において、中間プレート3の内制限部35の端部と、ドリブンプレート4の内制限部47の端部とが向かい合う。言い換えると、内制限部35は、回転方向においてドリブンプレート4の内制限部47に重なる位置に配置される。
内制限部35は、回転方向に延びる。内制限部35の回転方向における長さは、内制限部35の径方向における長さよりも長く、且つ内制限部35の軸方向における長さよりも長い。
図1及び図2に示すように、ダンパ装置1は、複数の動吸振器6と、第1の介在部材7と、第2の介在部材8と、第3の介在部材9と、二つの第4の介在部材10と、第5の介在部材11と、四つの第6の介在部材12と、第7の介在部材13と、第1の板バネ14と、第2の板バネ15とをさらに有する。
動吸振器6は、揺動体とも称され得る。第1の介在部材7及び第7の介在部材13は、ブッシュとも称され得る。第2の介在部材8は、第2の緩衝材の一例である。第4の介在部材10は、摩擦材とも称され得る。第6の介在部材12は、第1の緩衝材の一例である。第1乃至第4の介在部材7〜10は、スラスト部材とも称され得る。
複数の動吸振器6は、回転方向に間隔を介して並べられ、ドリブンプレート4に取り付けられる。動吸振器6の一部が、図6に示される。図6に示すように、複数の動吸振器6はそれぞれ、二つの錘61と、複数の転動軸62と、複数の締結軸63とを有する。
図1に示すように、二つの錘61は、軸方向に並べられる。軸方向において、二つの錘61の間に、ドリブンプレート4の外環部42が位置する。図6に示す締結軸63は、二つの錘61を接続するとともに、外環部42に設けられたスリット42aを通される。スリット42aは、略回転方向に延びるとともに、外環部42を軸方向に貫通する孔である。
転動軸62は、外環部42に設けられた孔42bの内部に配置される。孔42bは、外環部42を軸方向に貫通する円形の孔である。転動軸62と孔42bの内周面との間にベアリング又はブッシュのような保持器が介在し、転動軸62は孔42bの内部で回転可能である。転動軸62は、錘61に設けられたスリット61aに挿入され、スリット61aに沿って転動可能である。これにより、動吸振器6は、スリット61aに沿って揺動可能に、ドリブンプレート4の外環部42に取り付けられる。スリット61aは、略回転方向に延びるとともに、錘61を軸方向に貫通する孔である。錘61に二つのスリット61aが設けられ、二つのスリット61aの間に締結軸63が位置する。外環部42は、トーションスプリング5よりも径方向の外側に位置する。このため、動吸振器6も、トーションスプリング5より径方向の外側に位置する。上記構成は一例であって、この場合、締結軸63が錘61の端部付近にあり、スリット61a、転動軸62が錘61の真ん中付近に配置する構成とすることも可能である。
ドリブンプレート4が中心軸Axまわりに回転すると、動吸振器6は、慣性力及び遠心力により、ドリブンプレート4に対して相対的に振り子状に揺動する。動吸振器6の固有角振動数は、ドリブンプレート4の回転速度によって変わる。このような動吸振器6が揺動することで、ダンパ装置1は、ドリブンプレート4の回転速度に応じて、エンジンの回転変動を減衰させる。
例えば、動吸振器6は、回転変動と逆向きの力をドリブンプレート4に作用させることで、エンジンの回転変動を減衰させる。また、固有角振動数が回転速度によって変わるため、ダンパ装置1は、回転数にかかわらず回転変動を減衰させることができる。
第1乃至第7の介在部材7〜13は、例えば、合成樹脂によって作られる。このため、第1乃至第7の介在部材7〜13のヤング率は、ドライブプレート2、中間プレート3、及びドリブンプレート4のそれぞれのヤング率よりも小さい。なお、第1乃至第7の介在部材7〜13は、金属のような他の材料によって作られても良いし、互いに異なる材料によって作られても良い。
図8は、第1の実施形態の第1の介在部材7の一例を示す正面図である。図8に示すように、第1の介在部材7は、筒部71と、フランジ部72と、二つの爪部73とを有する。フランジ部72は、摩擦部とも称され得る。
筒部71は、中心軸Axに沿って軸方向に延びる略円筒状に形成される。フランジ部72は、筒部71の軸方向の前方の端部から径方向の外側に延びる略円盤状に形成される。爪部73は、筒部71の外周縁から軸方向の後方に突出するとともに、回転方向に延びる。二つの爪部73は、中心軸Axまわりに180°の間隔で配置される。なお、爪部73の配置はこの例に限られない。
図1に示すように、中間プレート3の中間部31の内側に筒部71が嵌められるとともに、筒部71の内側にドライブプレート2の内筒部22dが嵌められる。言い換えると、筒部71は、径方向において、内筒部22dと中間部31との間に位置するとともに、内筒部22d及び中間部31に接触する。筒部71は、内筒部22dと中間部31との間にすべり軸受として介在するとともに、ドライブプレート2の中心軸と、中間プレート3の中心軸とを、中心軸Axに一致させる。
第1の介在部材7のフランジ部72は、軸方向において、ドライブプレート2の内環部22aと、中間プレート3の中間部31との間に介在する。言い換えると、フランジ部72は径方向において、内環部22aと中間部31との間に位置するとともに、内環部22a及び中間部31に接触する。
第1の介在部材7の爪部73は、中間プレート3の凹部34に嵌められる。回転方向において、爪部73の長さは、凹部34の長さと略等しい。このため、第1の介在部材7は、中間プレート3により回転方向に保持される。すなわち、第1の介在部材7と中間プレート3とは、中心軸Axまわりに一体的に回転可能である。一方、第1の介在部材7とドライブプレート2とは、中心軸Axまわりに相対的に回転可能である。
図9は、第1の実施形態の第2の介在部材8の一例を示す正面図である。図9に示すように、第2の介在部材8は、環状部81と、四つの緩衝部82とを有する。環状部81は、摩擦部の一例である。
環状部81は、回転方向に延びる略円環状に形成される。図1に示すように、環状部81は、軸方向において、ドリブンプレート4の内環部41と、中間プレート3の中間部31との間に位置するとともに、内環部41及び中間部31に接触する。環状部81は、中間プレート3の内制限部35よりも径方向の内側に位置する。環状部81は、内制限部35の内側に嵌められる。
図9に示すように、緩衝部82は、環状部81から軸方向の後方に突出する。さらに、緩衝部82は、径方向の外側に延びる。言い換えると、緩衝部82の径方向の外側の端部は、環状部81の外周縁よりも径方向の外側に位置する。四つの緩衝部82は、回転方向に互いに離間した位置に配置される。
図7に示すように、緩衝部82は、ドリブンプレート4の内環部41に設けられた凹部41cに嵌められる。これにより、第2の介在部材8は、中心軸Axまわりにドリブンプレート4と一体的に回転可能となる。凹部41cは、内環部41の外周縁41bから、径方向の内側に窪んだ切欠きである。凹部41cは、径方向の外側と、軸方向の前方及び後方に開かれる。
凹部41cは、ドリブンプレート4の内制限部47に、回転方向に隣接した位置に設けられる。このため、凹部41cに嵌められた緩衝部82は、内制限部47の回転方向の端部に接触する。このように、第2の介在部材8は、緩衝部82が内制限部47に接触する位置で、ドリブンプレート4により回転方向に保持される。なお、緩衝部82は、内制限部47から離間しても良い。
ドライブプレート2及びドリブンプレート4に外力が作用しない場合、中間プレート3の内制限部35と、ドリブンプレート4の内制限部47とは、回転方向に互いに離間する。回転方向において、緩衝部82は、内制限部35と内制限部47との間に位置するとともに、内制限部47に接触し、内制限部35から離間する。
図1に示すように、第3の介在部材9は、回転方向に延びる略円環状に形成される。第3の介在部材9は、軸方向において、ドライブプレート2の第2のディスクプレート23の内環部23aと、ドリブンプレート4の内環部41との間に位置し、内環部41に接触する。
図7に示すように、第4の介在部材10は、回転方向に延びる略円弧の棒状に形成される。第4の介在部材10は、略四角形の断面を有する。なお、第4の介在部材10の形状はこの例に限られない。
回転方向において、第4の介在部材10は、ドリブンプレート4の外制限部46の第1の凸部46aと第2の凸部46bとの間に位置する。回転方向において、第4の介在部材10の長さは、第1の凸部46aと第2の凸部46bとの間の長さよりも短い。このため、第4の介在部材10は、第1の凸部46a及び第2の凸部46bのうち一方と接触し、又は第1の凸部46a及び第2の凸部46bから離間する。
図1に示すように、軸方向において、第4の介在部材10は、ドライブプレート2の第1のディスクプレート22の外筒部22eと、第2のディスクプレート23の外環部23bとの間に位置し、外筒部22eに接触する。さらに、径方向において、第4の介在部材10は、第1のディスクプレート22の内周面22iとドリブンプレート4の外環部42との間に位置し、第1のディスクプレート22の内周面22iに接触する。
第5の介在部材11は、回転方向に延びる略円環状に形成される。軸方向において、第5の介在部材11は、ドライブプレート2の第1のディスクプレート22の外筒部22eと、第2のディスクプレート23の外環部23bとの間に位置し、第4の介在部材10に接触する。すなわち、軸方向において、第4の介在部材10は、第1のディスクプレート22の外筒部22eと、第5の介在部材11との間に介在する。
図7に示すように、第6の介在部材12は、軸方向に延びる略棒状に形成される。第6の介在部材12は、略矩形状の断面を有する。なお、第6の介在部材12の形状はこの例に限られない。
図10は、第1の実施形態の第1のディスクプレート22の一部を図3のF10−F10線に沿って示す断面図である。図10に示すように、第6の介在部材12は、ドライブプレート2の第1のディスクプレート22に設けられた凹部22jに嵌められる。これにより、第6の介在部材12は、中心軸Axまわりにドライブプレート2と一体的に回転可能となる。凹部22jは、外環部22bから、軸方向の前方に窪んだ有底の穴である。
凹部22jは、ドライブプレート2の外制限部25に回転方向に隣接し、且つ外筒部22eに径方向の内側に隣接した位置に設けられる。このため、凹部22jに嵌められた第6の介在部材12は、外制限部25の回転方向の端部に接触する。このように、第6の介在部材12は、外制限部25に接触する位置でドライブプレート2により回転方向に保持される。なお、第6の介在部材12は、外制限部25から離間しても良い。
図7に示すように、ドライブプレート2及びドリブンプレート4に外力が作用しない場合、ドライブプレート2の外制限部25と、ドリブンプレート4の外制限部46とは、回転方向に互いに離間する。回転方向において、第6の介在部材12は、外制限部25と外制限部46との間に位置するとともに、外制限部25に接触し、外制限部46から離間する。
図1に示すように、第7の介在部材13は、中心軸Axに沿って軸方向に延びる略円筒状に形成される。第7の介在部材13は、径方向において、ドリブンプレート4に接続されたフライホイール101と、ドライブプレート2のハブ21の筒部21aとの間にすべり軸受として介在する。第7の介在部材13は、ドライブプレート2の中心軸と、ドリブンプレート4及びフライホイール101の中心軸とを、中心軸Axに一致させる。
第1の板バネ14は、軸方向において、ドライブプレート2の第2のディスクプレート23の内環部23aと、第3の介在部材9との間に介在する。第1の板バネ14は、第3の介在部材9を、ドリブンプレート4の内環部41に押し付ける。これにより、第3の介在部材9と内環部41との間に摩擦力が生じ得る。
第1の板バネ14は、第3の介在部材9、内環部41を介して、第2の介在部材8を中間プレート3の中間部31に押し付ける。さらに、第1の板バネ14は、中間部31を介して、第1の介在部材7を第1のディスクプレート22の内環部22aに押し付ける。これにより、第2の介在部材8と中間部31との間、そして第1の介在部材7と内環部22aとの間に、摩擦力が生じ得る。
第2の板バネ15は、軸方向において、第5の介在部材11と、ドライブプレート2の第2のディスクプレート23の外環部23bとの間に介在する。第2の板バネ15は、第5の介在部材11を介して、第4の介在部材10を、第1のディスクプレート22の外筒部22eに押し付ける。これにより、第4の介在部材10と外筒部22eとの間に、摩擦力が生じ得る。
以下、図11及び図12を参照して、上記構成のダンパ装置1の作用の一例について説明する。なお、ダンパ装置1の作用は、以下に説明されるものに限らない。図11は、第1の実施形態の相対回転するドライブプレート2、中間プレート3、及びドリブンプレート4の一例を示す正面図である。
図11に示すように、ダンパ装置1にトルクが作用すると、例えば、ドライブプレート2がドリブンプレート4に対して反時計回り方向に相対的に回転する。すなわち、ダンパ装置1にトルクが作用することによって、ドライブプレート2とドリブンプレート4との間の捩れ角θtが生じる。
トルクが大きくなるに従って、ドライブプレート2のアーム22c,23cと中間プレート3のアーム32との間の角度θ1が小さくなる。さらに、トルクが大きくなるに従って、中間プレート3のアーム32とドリブンプレート4のアーム43との間の角度θ2が小さくなる。このため、ドライブプレート2は、中間プレート3に対しても反時計回り方向に相対的に回転する。
角度θ1,θ2が小さくなるに従って、外制限部25と外制限部46とが回転方向に互いに近づく。さらに、角度θ2が小さくなるに従って、内制限部35と内制限部47とが回転方向に互いに近づく。
捩れ角θtが第1の当接捩れ角θt1に到達するまでドライブプレート2がドリブンプレート4に対して反時計回り方向に回転すると、中間プレート3のアーム32とドリブンプレート4のアーム43との間の角度θ2が最小角度θm2に到達する。このとき、中間プレート3の内制限部35が、第2の介在部材8の緩衝部82に接触する。最小角度θm2は、第2の角度の一例である。
ドリブンプレート4の内制限部47と中間プレート3の内制限部35とは、緩衝部82を介して、互いを支持する。これにより、内制限部47及び内制限部35は、中間プレート3がドリブンプレート4に対して反時計回り方向に相対的に回転することを制限する。
第2の介在部材8のヤング率は、内制限部35を有する中間プレート3のヤング率よりも小さく、且つ内制限部47を有するドリブンプレート4のヤング率よりも小さい。このため、内制限部35が第2の介在部材8に接触するときに発生する打音は、内制限部35が内制限部47に接触するときに発生する打音よりも小さい。
捩れ角θtが第1の当接捩れ角θt1に到達し、角度θ2が最小角度θm2に到達したとき、コイル状に巻かれたトーションスプリング5の隣り合う金属線は、互いに離間したままである。すなわち、トーションスプリング5はさらに圧縮され得る。しかし、中間プレート3とドリブンプレート4との相対的な回転が制限されることで、第2のスプリング52がさらに圧縮されることが制限される。これにより、ダンパ装置1の捩れ剛性が大きくなる。
図12は、第1の実施形態の相対回転が制限されたドライブプレート2、中間プレート3、及びドリブンプレート4の一例を示す正面図である。図12に示すように、ダンパ装置1に作用するトルクがさらに増大することで、捩れ角θtが第2の当接捩れ角θt2に到達する。捩れ角θtが第2の当接捩れ角θt2に到達するまでドライブプレート2がドリブンプレート4に対して反時計回り方向に回転すると、ドライブプレート2のアーム22c,23cと中間プレート3のアーム32との間の角度θ1が最小角度θm1に到達する。このとき、ドリブンプレート4の外制限部46が、第6の介在部材12に接触する。第2の当接捩れ角θt2は、第1の角度の一例である。本実施形態において、第2の当接捩れ角θt2は、180°から最小角度θm1と最小角度θm2とを減じた角度である。
ドライブプレート2の外制限部25とドリブンプレート4の外制限部46とは、第6の介在部材12を介して、互いを支持する。これにより、外制限部25及び外制限部46は、ドライブプレート2がドリブンプレート4に対して反時計回り方向に相対的に回転することを制限する。
第6の介在部材12のヤング率は、外制限部25を有するドライブプレート2のヤング率よりも小さく、且つ外制限部46を有するドリブンプレート4のヤング率よりも小さい。このため、外制限部46が第6の介在部材12に接触するときに発生する打音は、外制限部46が外制限部25に接触するときに発生する打音よりも小さい。
捩れ角θtが第2の当接捩れ角θt2に到達し、角度θ1が最小角度θm2に到達したとき、コイル状に巻かれたトーションスプリング5の隣り合う金属線は、互いに離間したままである。しかし、ドライブプレート2とドリブンプレート4との相対的な回転が制限されることで、第1のスプリング51及び第2のスプリング52がさらに圧縮されることが制限される。これにより、トーションスプリング5が過剰に圧縮され、密着限界が生じることを抑制する。
ドライブプレート2と中間プレート3とが相対的に回転する場合に、中間プレート3に保持された第1の介在部材7が、ドライブプレート2に対して相対的に回転する。このとき、第1の介在部材7は、第1の介在部材7のフランジ部72と、ドライブプレート2の内環部22aとの間で摩擦抵抗トルクを発生させる。フランジ部72と内環部22aとの間の摩擦により、ドライブプレート2と中間プレート3との相対回転に応じた運動エネルギーが熱エネルギーに変換され、回転変動が減衰される。
中間プレート3とドリブンプレート4とが相対的に回転する場合に、ドリブンプレート4に保持された第2の介在部材8が、中間プレート3に対して相対的に回転する。このとき、第2の介在部材8は、第2の介在部材8の環状部81と、中間プレート3の中間部31との間で摩擦抵抗トルクを発生させる。環状部81と中間部31との間の摩擦により、中間プレート3とドリブンプレート4との相対回転に応じた運動エネルギーが熱エネルギーに変換され、回転変動が減衰される。
ドライブプレート2とドリブンプレート4とが相対的に回転する場合に、第4の介在部材10が、ドリブンプレート4の外制限部46の第1の凸部46a又は第2の凸部46bによって回転方向に押される。このとき、第4の介在部材10は、第4の介在部材10と、ドライブプレート2の外筒部22eとの間で摩擦抵抗トルクを発生させる。外筒部22eと第4の介在部材10との間の摩擦により、ドライブプレート2とドリブンプレート4との相対回転に応じた運動エネルギーが熱エネルギーに変換され、回転変動が減衰される。
レリーズ装置106は、ドライバーの操作に応じてダイヤフラムスプリング105を軸方向に押す。レリーズ装置106がダイヤフラムスプリング105に作用させる荷重は、ダイヤフラムスプリング105を変形させるとともに、ダイヤフラムスプリング105、クラッチカバー103、フライホイール101、及びドリブンプレート4を介して、第2の介在部材8、中間プレート3、第1の介在部材7、及びドライブプレート2に伝わる。
レリーズ装置106の荷重により、第2の介在部材8の環状部81が中間プレート3の中間部31に押し付けられるとともに、第1の介在部材7のフランジ部72がドライブプレート2の内環部22aに押し付けられる。これにより、フランジ部72と内環部22aとの間の摩擦抵抗トルクが強まるとともに、環状部81と中間部31との間の摩擦抵抗トルクが強まる。
以上説明された第1の実施形態に係る動力伝達機構100において、ドライブプレート2の外制限部25は、トーションスプリング5よりも径方向の外側に設けられ、回転方向に延びる。ドリブンプレート4の外制限部46は、トーションスプリング5よりも径方向の外側に設けられ、回転方向に延びるとともに、回転方向に外制限部25に重なる位置に配置される。ドライブプレート2がドリブンプレート4に対して回転方向の一方側に第2の当接捩れ角θt2まで相対的に回転した状態で、外制限部46は、外制限部25を支持して、ドライブプレート2がドリブンプレート4に対して回転方向の一方側に相対的に回転することを制限する。このように、ドライブプレート2とドリブンプレート4との相対的な回転を制限する外制限部25及び外制限部46が回転方向に延びるため、外制限部25及び外制限部46を軸方向及び径方向に拡大することなく外制限部25及び外制限部46の強度を向上させることができる。従って、ダンパ装置1の大型化及び重量化を抑制でき、ダンパ装置1が搭載される車両の燃費を向上することができる。
外制限部25,46は、ドライブプレート2及びドリブンプレート4と一体的に設けられる。これにより、外制限部25,46の設計の自由度が向上するため、ダンパ装置1の大型化及び重量化を抑制でき、ダンパ装置1が搭載される車両の燃費を向上することができる。さらに、ドライブプレート2とドリブンプレート4との相対的な回転を制限するための別個の部品が必要無くなり、ダンパ装置1のコストを低減することができる。
第6の介在部材12が、回転方向において外制限部25と外制限部46との間に位置する。このため、ドライブプレート2がドリブンプレート4に対して第2の当接捩れ角θt2まで相対的に回転したときに、外制限部25と外制限部46とが直接的に当接することが抑制される。すなわち、第6の介在部材12は、外制限部25と外制限部46とが衝突し、打音を発生させることを抑制する。
第6の介在部材12は、外制限部25に接触した位置でドライブプレート2により回転方向に保持される。これにより、第6の介在部材12が回転方向に移動することが制限され、第6の介在部材12がドライブプレート2とドリブンプレート4との相対的な回転を妨げることが抑制される。
ドリブンプレート4の内制限部47は、トーションスプリング5よりも径方向の内側に設けられる。中間プレート3の内制限部35は、トーションスプリング5よりも径方向の内側に設けられ、回転方向に内制限部47に重なる位置に配置される。中間プレート3とドリブンプレート4との間の角度が最小角度θm2に到達するまで中間プレート3がドリブンプレート4に対して回転方向の一方側に相対的に回転した状態で、内制限部35は、内制限部47を支持して、中間プレート3がドリブンプレート4に対して回転方向の一方側に相対的に回転することを制限する。これにより、ドリブンプレート4と中間プレート3との間のトーションスプリング5に線間密着が生じることが抑制される。また、内制限部35,47が回転方向に延びる。このため、内制限部35,47を軸方向及び径方向に拡大することなく内制限部35,47の強度を向上させることができる。
中間プレート3とドリブンプレート4との相対的な回転を制限する内制限部47及び内制限部35が、ドリブンプレート4及び中間プレート3と一体に設けられる。これにより、内制限部35,47の設計の自由度が向上するため、ダンパ装置1の大型化及び重量化を抑制でき、ダンパ装置1が搭載される車両の燃費を向上することができる。さらに、中間プレート3とドリブンプレート4との相対的な回転を制限するための別個の部品が必要無くなり、ダンパ装置1のコストを低減することができる。
第2の介在部材8の緩衝部82が、回転方向において内制限部47と内制限部35との間に位置する。このため、中間プレート3とドリブンプレート4との間の角度が最小角度θm2に到達するまで中間プレート3がドリブンプレート4に対して回転したとき、内制限部47と内制限部35とが直接的に当接することが抑制される。すなわち、第2の介在部材8は、内制限部47と内制限部35とが衝突し、打音を発生させることを抑制する。
第2の介在部材8は、緩衝部82が内制限部47に接触した位置でドリブンプレート4により回転方向に保持される。これにより、第2の介在部材8が中間プレート3との間に生じる摩擦抵抗トルクを安定させることができる。
第2の介在部材8は、軸方向においてドリブンプレート4と中間プレート3との間に位置するとともにドリブンプレート4及び中間プレート3に接触する環状部81を有する。このため、ドリブンプレート4と中間プレート3とが回転方向に相対的に回転した場合に、環状部81と中間プレート3との間で摩擦抵抗トルクが生じる。当該摩擦抵抗トルクにより、ダンパ装置1が回転変動を減衰することができる。
中間プレート3とドリブンプレート4との間に位置する第2のスプリング52のバネ定数は、ドライブプレート2と中間プレート3との間に位置する第1のスプリング51のバネ定数よりも小さい。これにより、ダンパ装置1のトルクに対する捩れ角の特性が段階的に変化する。例えば、動力源が発生するトルクが低トルクであるときにダンパの捩れ剛性を低くすることができ、回転変動をより効率的に減衰させることができる。さらに、第1のスプリング51が大きく圧縮される前に第2のスプリング52が大きく圧縮されるため、まず内制限部35が内制限部47を支持し、その後に外制限部46が外制限部25を支持する。すなわち、より大きいトルクがダンパ装置1に作用するときに、トーションスプリング5よりも径方向の外側に位置する外制限部46が外制限部25を支持する。径方向の外側にあるほど外制限部25及び外制限部46の回転方向の長さを大きくすることができるため、より大きい荷重を支持することができる。従って、ダンパ装置1がより大きい荷重を許容できる。
ドライブプレート2と中間プレート3との間に位置する第1のスプリング51のバネ定数は、中間プレート3とドリブンプレート4との間に位置する第2のスプリング52のバネ定数と異なる。これにより、ダンパ装置1のトルクに対する捩れ角の特性が段階的に変化する。例えば、動力源が発生するトルクが低トルクであるときにダンパの剛性を低くすることができ、回転変動をより効率的に減衰させることができる。
第4の介在部材10は、ドライブプレート2に接触し、ドライブプレート2がドリブンプレート4に対して回転方向に相対的に回転することで外制限部46により回転方向に押される。すなわち、第4の介在部材10は、ドライブプレート2に対し摺動する。これにより、第4の介在部材10とドライブプレート2との間に摩擦抵抗トルクが生じ、当該摩擦抵抗トルクにより、ダンパ装置1が回転変動を減衰することができる。例えば、第4の介在部材10により、ダンパ装置1の共振によるドライブプレート2とドリブンプレート4との間の大きな捩れが抑制される。
ドリブンプレート4に取り付けられた動吸振器6は、当該ドリブンプレート4が回転方向に回転することで、当該ドリブンプレート4に対して揺動可能である。これにより、動吸振器6が回転変動と逆向きの力をドリブンプレート4に作用させることで、エンジンの回転変動を減衰させる。また、固有角振動数ωnが回転速度ωによって変わるため、ダンパ装置1は、回転数にかかわらず回転変動を減衰させることができる。
動吸振器6は、複数のトーションスプリング5よりも径方向の外側に位置するドリブンプレート4の外環部42に取り付けられる。これにより、動吸振器6が回転変動と逆向きの力をより大きくドリブンプレート4に作用させることができ、エンジンの回転変動を減衰できる。
外環部42が、複数のトーションスプリング5を、径方向の外側から支持可能である。これにより、遠心力によりトーションスプリング5がダンパ装置1から外れることが抑制される。さらに、出力側であるドリブンプレート4とトーションスプリング5との相対的な移動は少ない。このため、トーションスプリング5とドリブンプレート4との接触により摩擦や摩耗が生じることが抑制される。
アーム32,43は、コイルスプリングである第2のスプリング52の内部に挿入される突起33,44を有する。これにより、第2のスプリング52がダンパ装置1から外れることが抑制されるとともに、アーム32,43が第2のスプリング52を延伸方向に圧縮することができる。
第1の介在部材7の筒部71が、径方向において、ドライブプレート2と中間プレート3との間に位置する。これにより、ドライブプレート2と中間プレート3との中心を回転中心に一致させることができ、ドライブプレート2と中間プレート3とが偏心することが抑制される。
第1の介在部材7は、中間プレート3により回転方向に保持される。これにより、第1の介在部材7とドライブプレート2との間に生じる摩擦を安定させることができる。
第1の介在部材7は、軸方向においてドライブプレート2と中間プレート3との間に位置するとともにドライブプレート2及び中間プレート3に接触するフランジ部72を有する。このため、ドライブプレート2と中間プレート3とが回転方向に相対的に回転した場合に、フランジ部72とドライブプレート2との間で摩擦抵抗トルクが生じる。当該摩擦抵抗トルクにより、ダンパ装置1が回転変動を減衰することができる。
レリーズ装置106は、ダイヤフラムスプリング105、クラッチカバー103、フライホイール101、及びドリブンプレート4を介してフランジ部72をドライブプレート2に押し付ける。これにより、クラッチが切断されるときにフランジ部72とドライブプレート2との間で摩擦トルクが生じ、例えば、動力源の始動時におけるダンパ装置1の共振や、動力源が発生するトルクが低トルクであるときのダンパ装置1の共振が抑制される。
中間プレート3は、単一の部材によって形成される。これにより、部品点数の増加が抑制され、ダンパ装置1のコストの増加が抑制される。
(第2の実施形態)
以下に、第2の実施形態について、図13を参照して説明する。なお、以下の実施形態の説明において、既に説明された構成要素と同様の機能を持つ構成要素は、当該既述の構成要素と同じ符号が付され、さらに説明が省略される場合がある。また、同じ符号が付された複数の構成要素は、全ての機能及び性質が共通するとは限らず、各実施形態に応じた異なる機能及び性質を有していても良い。
図13は、第2の実施形態に係る中間プレート3の一例を示す平面図である。図13に示すように、第2の実施形態の中間プレート3は、第1の実施形態でドリブンプレート4に設けられた外環部42を有する。このため、動吸振器6が中間プレート3に揺動可能に取り付けられるとともに、外制限部46が中間プレート3に設けられる。一方、第2の実施形態のドリブンプレート4は、外環部42を有さない。
以上の第2の実施形態に示すように、中間プレート3が外制限部46を有しても良く、動吸振器6が中間プレート3に取り付けられても良い。第1の実施形態及び第2の実施形態において、中間プレート3及びドリブンプレート4はそれぞれ、一つの板材によって作られる。このため、例えば動力伝達機構100が搭載される車両に応じて、外制限部46及び動吸振器6を中間プレート3及びドリブンプレート4のいずれに設けることも容易に可能となる。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態及び変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態や変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各実施形態や各変形例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。
以上説明された複数の実施形態のダンパ装置1及び動力伝達機構100は、以下の技術的思想を含む。
[1]
回転中心まわりに回転可能な第1の回転体と、
前記回転中心まわりに回転可能な第2の回転体と、
前記回転中心まわりに回転可能な第3の回転体と、
回転方向において前記第1の回転体と前記第3の回転体との間に位置し、前記第1の回転体が前記第3の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転することにより弾性的に圧縮される第1の弾性体と、前記回転方向において前記第3の回転体と前記第2の回転体との間に位置し、前記第3の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転することにより弾性的に圧縮される第2の弾性体と、を含む複数の弾性体と、
を具備し、
前記第1の回転体は、前記複数の弾性体よりも前記回転中心の径方向の外側に設けられ、前記回転方向に延びる第1の制限部を有し、
前記第2の回転体は、前記複数の弾性体よりも前記径方向の外側に設けられ、前記回転方向に延びるとともに、前記回転方向に前記第1の制限部に重なる位置に配置され、前記第1の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に第1の角度まで相対的に回転した状態で前記第1の制限部を支持して、前記第1の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転することを制限する、第2の制限部を有する、
ダンパ装置。
[2]
前記第1の制限部よりも小さく且つ前記第2の制限部よりも小さいヤング率を有し、前記回転方向において前記第1の制限部と前記第2の制限部との間に位置し、前記第1の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に前記第1の角度まで相対的に回転した状態で前記第1の制限部及び前記第2の制限部に接触する第1の緩衝材、をさらに具備する[1]のダンパ装置。
[3]
前記第1の緩衝材は、前記第1の制限部に接触した位置で前記第1の回転体により前記回転方向に保持される、[2]のダンパ装置。
[4]
前記第2の回転体は、前記複数の弾性体よりも前記径方向の内側に設けられた第3の制限部を有し、
前記第3の回転体は、前記複数の弾性体よりも前記径方向の内側に設けられ、前記回転方向に前記第3の制限部に重なる位置に配置され、前記第3の回転体と前記第2の回転体との間の角度が第2の角度に到達するまで前記第3の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転した状態で前記第3の制限部を支持して、前記第3の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転することを制限する、第4の制限部を有する、
[1]乃至[3]のいずれか一つのダンパ装置。
[5]
前記第3の制限部よりも小さく且つ前記第4の制限部よりも小さいヤング率を有し、前記回転方向において前記第3の制限部と前記第4の制限部との間に位置し、前記第3の回転体と前記第2の回転体との間の角度が前記第2の角度に到達するまで前記第3の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転した状態で前記第3の制限部及び前記第4の制限部に接触する緩衝部、を有する第2の緩衝材、をさらに具備する[4]のダンパ装置。
[6]
前記第2の緩衝材は、緩衝部が前記第3の制限部に接触した位置で前記第2の回転体により前記回転方向に保持される、[5]のダンパ装置。
[7]
前記第2の緩衝材は、前記回転中心の軸方向において前記第2の回転体と前記第3の回転体との間に位置するとともに前記第2の回転体及び前記第3の回転体に接触する摩擦部をさらに有する、[5]又は[6]のダンパ装置。
[8]
前記第2の弾性体のバネ定数は、前記第1の弾性体のバネ定数と同じ又はより小さい、[1]乃至[7]のいずれか一つのダンパ装置。
[9]
前記第1の弾性体のバネ定数は、前記第2の弾性体のバネ定数と異なる、[1]のダンパ装置。
[10]
前記第1の回転体に接触し、前記第1の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向に相対的に回転することで前記第2の制限部により前記回転方向に押される第1の摩擦材、をさらに具備する[1]のダンパ装置。
[11]
前記第2の回転体及び前記第3の回転体のうち一方の回転体に取り付けられ、前記一方の回転体が前記回転方向に回転することで前記一方の回転体に対して揺動可能な揺動体、をさらに具備する[1]のダンパ装置。
[12]
前記一方の回転体は、第1の内側部と、前記第1の内側部から前記径方向の外側に延びる第1のアームと、前記第1のアームに接続されるとともに前記径方向に間隔を介して前記第1の内側部を囲み、前記複数の弾性体よりも前記径方向の外側に位置する外側部と、を有し、
前記第2の回転体及び前記第3の回転体のうち他方の回転体は、第2の内側部と、前記第2の内側部から前記径方向の外側に延びる第2のアームと、を有し、
前記揺動体は、前記外側部に揺動可能に取り付けられ、
前記第2の弾性体は、前記回転方向において前記第1のアームと前記第2のアームとの間に位置する、
[11]のダンパ装置。
[13]
前記外側部が、前記複数の弾性体を、前記径方向の外側から支持可能である、[12]のダンパ装置。
[14]
前記第2の弾性体はコイルスプリングであり、
前記第1のアームは、前記回転方向に突出するとともに前記第2の弾性体の内部に挿入される第1の突起を有し、
前記第2のアームは、前記回転方向に突出するとともに前記第2の弾性体の内部に挿入される第2の突起を有する、
[12]又は[13]のダンパ装置。
[15]
前記回転中心の軸方向に延びる筒部を有する介在部材、
をさらに具備し、
前記筒部は、前記径方向において前記第1の回転体と前記第3の回転体との間に位置し、前記第1の回転体及び前記第3の回転体に接触する、
[1]のダンパ装置。
[16]
前記介在部材は、前記第3の回転体により前記回転方向に保持される、[15]のダンパ装置。
[17]
前記介在部材は、前記筒部から前記径方向に延びる第2の摩擦部をさらに有し、
前記第2の摩擦部は、前記軸方向において前記第1の回転体と前記第3の回転体との間に位置し、前記第1の回転体と前記第3の回転体とに接触する、
[15]のダンパ装置。
[18]
[17]のダンパ装置と、
前記第2の回転体に接続され、前記第2の回転体と一体的に前記回転中心まわりに回転可能なフライホイールと、
前記フライホイールに取り付けられたクラッチカバーと、
前記フライホイールに対して前記回転中心まわりに相対的に回転可能且つ前記回転中心の軸方向に移動可能なクラッチディスクと、
前記クラッチディスクを前記フライホイールに押し付ける第1の位置と、前記クラッチディスクから離間可能な第2の位置と、に移動可能なプレッシャプレートと、
前記クラッチカバーに支持され、前記プレッシャプレートを前記第1の位置へ移動させる第1の状態と、前記プレッシャプレートを前記第2の位置へ移動させる第2の状態と、に変形可能なダイヤフラムスプリングと、
前記ダイヤフラムスプリングを押すことで前記ダイヤフラムスプリングを前記第1の状態から前記第2の状態に変形させるレリーズ装置と、
を具備し、
前記レリーズ装置は、前記ダイヤフラムスプリング、前記クラッチカバー、前記フライホイール、及び前記第2の回転体を介して前記第2の摩擦部を前記第1の回転体又は前記第3の回転体に押し付ける、
動力伝達機構。
1…ダンパ装置、2…ドライブプレート(第1の回転体)、3…中間プレート(第3の回転体)、4…ドリブンプレート(第2の回転体)、5…トーションスプリング(弾性体)、8…第2の介在部材(第2の緩衝材)、12…第6の介在部材(第1の緩衝材)、25…外制限部(第1の制限部)、35…内制限部(第4の制限部)、46…外制限部(第2の制限部)、47…内制限部(第3の制限部)、51…第1のスプリング(第1の弾性体)、52…第2のスプリング(第2の弾性体)、81…環状部(摩擦部)、82…緩衝部、Ax…中心軸(回転中心)、θt1…第1の当接捩れ角、θt2…第2の当接捩れ角(第1の角度)、θm1…最小角度、θm2…最小角度(第2の角度)。

Claims (7)

  1. 回転中心まわりに回転可能な第1の回転体と、
    前記回転中心まわりに回転可能な第2の回転体と、
    前記回転中心まわりに回転可能な第3の回転体と、
    回転方向において前記第1の回転体と前記第3の回転体との間に位置し、前記第1の回転体が前記第3の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転することにより弾性的に圧縮される第1の弾性体と、前記回転方向において前記第3の回転体と前記第2の回転体との間に位置し、前記第3の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転することにより弾性的に圧縮される第2の弾性体と、を含む複数の弾性体と、
    を具備し、
    前記第1の回転体は、前記複数の弾性体よりも前記回転中心の径方向の外側に設けられ、前記回転方向に延びる第1の制限部を有し、
    前記第2の回転体は、前記複数の弾性体よりも前記径方向の外側に設けられ、前記回転方向に延びるとともに、前記回転方向に前記第1の制限部に重なる位置に配置され、前記第1の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に第1の角度まで相対的に回転した状態で前記第1の制限部を支持して、前記第1の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転することを制限する、第2の制限部を有する、
    ダンパ装置。
  2. 前記第1の制限部よりも小さく且つ前記第2の制限部よりも小さいヤング率を有し、前記回転方向において前記第1の制限部と前記第2の制限部との間に位置し、前記第1の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に前記第1の角度まで相対的に回転した状態で前記第1の制限部及び前記第2の制限部に接触する第1の緩衝材、をさらに具備する請求項1のダンパ装置。
  3. 前記第1の緩衝材は、前記第1の制限部に接触した位置で前記第1の回転体により前記回転方向に保持される、請求項2のダンパ装置。
  4. 前記第2の回転体は、前記複数の弾性体よりも前記径方向の内側に設けられた第3の制限部を有し、
    前記第3の回転体は、前記複数の弾性体よりも前記径方向の内側に設けられ、前記回転方向に前記第3の制限部に重なる位置に配置され、前記第3の回転体と前記第2の回転体との間の角度が第2の角度に到達するまで前記第3の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転した状態で前記第3の制限部を支持して、前記第3の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転することを制限する、第4の制限部を有する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか一つのダンパ装置。
  5. 前記第3の制限部よりも小さく且つ前記第4の制限部よりも小さいヤング率を有し、前記回転方向において前記第3の制限部と前記第4の制限部との間に位置し、前記第3の回転体と前記第2の回転体との間の角度が前記第2の角度に到達するまで前記第3の回転体が前記第2の回転体に対して前記回転方向の一方側に相対的に回転した状態で前記第3の制限部及び前記第4の制限部に接触する緩衝部、を有する第2の緩衝材、をさらに具備する請求項4のダンパ装置。
  6. 前記第2の緩衝材は、前記緩衝部が前記第3の制限部に接触した位置で前記第2の回転体により前記回転方向に保持される、請求項5のダンパ装置。
  7. 前記第2の緩衝材は、前記回転中心の軸方向において前記第2の回転体と前記第3の回転体との間に位置するとともに前記第2の回転体及び前記第3の回転体に接触する摩擦部をさらに有する、請求項5又は請求項6のダンパ装置。
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JP2023504719A (ja) * 2019-12-04 2023-02-06 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲー 車両用振動ダンパ及び車両
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