JP2017530317A - ブレード付きトーショナルダンパ - Google Patents

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Abstract

トルク伝達装置用のトーショナルダンパにおいて、回転可能な第1の要素(102)および第2の要素(103)と、この第1および第2の要素の一方に結合される弾性変形可能なブレード(117a、117b)と、第1および第2の要素の他方により支持され、ブレードと協働するように配された支持要素(121)とを含み、角方向の休止位置に対する第1および第2の要素の間の角方向の揺動のために、支持要素がブレードにたわみ応力を及ぼして第1および第2の要素を角方向の休止位置に戻すことが可能な反動力を共同で発生するようにされるダンパであって、このダンパは、ブレードが、屈曲部(133)により接続された内側枝部(132)と外側枝部(134)を含み、内側枝部が、外側枝部と回転軸との間に半径方向に位置することを特徴とする。

Description

本発明はトルク伝達装置に装備するように構成されたトーショナルダンパに関する。本発明は、特に、自動車用のトランスミッションの分野に関する。
自動車のトランスミッションの分野では、内燃機関が発生する振動と非周期性とを吸収かつ減衰可能なトーショナルダンパをトルク伝達装置に装備することが知られている。
トーショナルダンパは、共通の回転軸を中心として回転可能な入力要素および出力要素と、これらの入力要素と出力要素との間でトルクを伝達して回転非周期性を減衰する弾性ダンパ手段とを含んでいる。
このようなトーショナルダンパは、マニュアルまたはセミオートマチックトランスミッションの場合は、特にデュアルマスフライホイール(DMF)および/またはクラッチディスクに装備され、あるいは、オートマチックトランスミッションの場合は、ハイドロリックカップリング装置を備えたロックアップクラッチ(「lock−up」クラッチとも呼ばれる)に装備される。
仏国特許第3000155号明細書は、入力要素に取り付けられた2つの弾性ブレードからそれぞれが形成される弾性のダンパ手段を含んで、出力要素に取り付けられた個々のカム従動子と各ブレードがそれぞれ協働する、トーショナルダンパを示している。
ブレードとカム従動子は、入力要素と出力要素との間の角方向の揺動のために、相対的な角方向の休止位置の両側で、カム従動子がブレードに沿って移動し、これによってカム従動子が弾性ブレードにたわみ応力を及ぼすように配されている。弾性ブレードは、反動力によりカム従動子に復元力を及ぼし、この復元力が入力および出力要素をそれらの角方向の休止位置に戻そうとする。このようにして、弾性ブレードのたわみによって、トルク伝達を保証しながら入力要素と出力要素との間で振動と回転不規則性とを減衰することができる。
しかしながら、このようなブレードは、伝達すべきトルクが高いときは過度の応力を受けるので、高トルクの伝達には適していない。
仏国特許第3000155号明細書
本発明の1つの側面は、弾性ブレードが受ける応力がより小さい、特に効率のよい弾性ブレード付きトーショナルダンパを提案することによって、従来技術の不都合を解決するという着想に基づいている。
1つの実施形態によれば、本発明は、トルク伝達装置用のトーショナルダンパを提供し、このダンパは、
‐回転軸Xを中心として相対的に回転可能な第1の要素および第2の要素と、
‐この第1の要素と第2の要素との間でトルクを伝達して回転非周期性を減衰するためのブレード付きダンパ手段と、を含み、このブレード付きダンパ手段は、
・上記第1および第2の要素の一方に結合される弾性変形可能な少なくとも1つのブレードと、
・上記第1および第2の要素の他方により支持され、上記少なくとも1つのブレードと協働するように配された少なくとも1つの支持要素とを含み、上記少なくとも1つのブレードは、角方向の休止位置に対する第1および第2の要素の間の角方向の揺動のために、少なくとも1つの上記支持要素が上記少なくとも1つのブレードにたわみ応力を及ぼして第1および第2の要素を上記角方向の休止位置に戻すことが可能な反動力を共同で発生するように配され、
上記ダンパは、あらかじめ決められた角度セクタに対して、ブレード付きダンパ手段が、半径方向に従って互いに半径方向にオフセットされた2つの可撓性ブレード領域を含み、上記2つの可撓性ブレード領域を隙間スペースが半径方向に隔てていることを特徴とする。
このようにして、可撓性ブレード領域を重ねることにより、より長くブレードを展開することができる。このような一段と長いブレードが受ける応力はそれほど大きくないので、高トルクを伝達可能になる。
さらに、このようなブレードの配置により、支持要素が協働するブレード面の周方向長さがより大きいものを提供することができる。支持要素が協働するブレード面のこうした追加の周方向長さによって、要素間の角方向の揺動をいっそう大きくすることができるので、これによりブレードの剛性を低減し、その結果、エンジンの非周期性をよりよく減衰することができる。
他の有利な実施形態によれば、このようなトーショナルダンパは、次のような1つまたは複数の特徴を有することができる。
‐ブレードは、回転軸Xに対して垂直な面で変形するように配される。
‐可撓性ブレード領域の一方は、回転軸と、可撓性ブレード領域の他方との間に位置する。
‐上記少なくとも1つのブレードは、半径方向に動く自由遠位端を含み、上記自由遠位端と回転軸とを隔てる半径方向の距離は、第1および第2の要素間の角方向の揺動に応じて変化する。
‐これに沿って2つの可撓性ブレード領域が互いに半径方向にオフセットされる角度セクタは、少なくとも1°、たとえば少なくとも5°、好ましくは少なくとも10°、特に少なくとも30°にわたって半径方向に互いにオフセットされている。
‐上記少なくとも1つのブレードは、上記第1または第2の要素へのブレード固定部分と、弾性部分とを含み、弾性部分が、上記少なくとも1つのブレードの自由遠位端を含み、上記少なくとも1つの支持要素が、上記少なくとも1つのブレードの弾性部分と協働するように配されている。
‐弾性部分は、屈曲部により接続された内側枝部と外側枝部を含み、内側枝部が、固定部分から屈曲部まで展開され、外側枝部が、屈曲部から自由遠位端まで周方向に展開されており、内側枝部が、2つの可撓性ブレード領域の一方を含んでダンパ手段から半径方向にオフセットされ、外側枝部が、2つの可撓性ブレード領域の他方を含んでダンパ手段から半径方向にオフセットされている。
‐固定部分が周方向に展開されて、弾性部分の外側枝部の厚さ未満の厚さを半径方向に有している。
‐固定部分が、弾性部分の外側枝部の長さ未満の長さにわたって周方向に展開されている。
‐固定部分が、外側枝部の長さの50%未満の長さ、好ましくは30%未満の長さにわたって周方向に展開されている。
‐上記少なくとも1つの支持要素が、上記少なくとも1つのブレードの外側枝部の半径方向外側に配置されている。
‐外側枝部が、少なくとも45°にわたって周方向に延在し、第1の要素と第2の要素との間の最大の角方向の揺動に対応するブレードのたわみ状態において180°まで周方向に延在可能である。
‐ブレード付きダンパ手段が、上記第1および第2の要素の一方に結合される弾性変形可能な2つのブレードと、第1および第2の要素の他方により支持される2つの支持要素とを含み、支持要素は、それぞれ、弾性変形可能な2つのブレードの一方および他方と協働するように配され、
ブレードの各々が、互いに半径方向にオフセットされた2つの可撓性ブレード領域を含み、各々のブレードの上記可撓性ブレード領域を隙間スペースが半径方向に隔てている。
‐ブレード付きダンパ手段が上記第1および第2の要素の一方に結合される弾性変形可能な2つのブレードと、上記第1および第2の要素の他方により支持される2つの支持要素とを含み、支持要素は、それぞれ、弾性変形可能な2つのブレードの一方および他方と協働するように配され、ブレードの各々が、互いに半径方向にオフセットされた2つの可撓性ブレード領域の一方を含んでいる。
‐弾性変形可能なブレードが回転軸Xに対して対称である。
‐弾性変形可能な各ブレードの遠位端が、内側凹所を含み、一方のブレードの凹所が、他方のブレードの外面の曲率半径より大きい曲率半径を有し、他方のブレードの上記外面が上記凹所に挿入できるようにされている。
‐弾性変形可能なブレードは、第1または第2の要素とは独立して固定される。
‐弾性部分は、カム面を含み、上記少なくとも1つの支持要素は、このカム面と協働するように配されたカム従動子を含んでいる。
‐カム従動子は、転がり軸受を介してそれぞれ第1または第2の要素に回転可能に取り付けられるローラである。
本発明は、また、上記トーショナルダンパを含む、特に自動車用のトルク伝達要素に関する。
他の有利な実施形態によれば、このような伝達要素は、次のような1つまたは複数の特徴を有することができる。
‐伝達要素は、直列に配置された上記2個のトーショナルダンパを含む。
‐伝達要素は、並列に配置された上記2個のトーショナルダンパを含む。
本発明の1つの側面は、非周期性をよりよく減衰できるようにするためにダンパ手段の剛性を低減するという着想に基づいている。本発明の1つの側面は、入力要素と出力要素との間の角方向の最大揺動を増すという着想に基づいている。本発明の1つの側面は、スプリングブレードにおける応力集中ゾーンを減らすという着想に基づいている。本発明の1つの側面は、高トルクの伝達時にも受け入れ可能な応力に従うブレード付きトーショナルダンパを提案することにある。本発明の1つの目的は、非周期性のハイレベルなフィルタリングが可能なトーショナルダンパを提供することにある。本発明の1つの目的は、非常に長い弾性ブレードを提供することにある。本発明の1つの目的は、極めて長いカム面を有するブレードを提供することにある。
本発明は、添付図面を参照しながら、限定的ではなく例としてのみ挙げられた本発明の特定の複数の実施形態に関する以下の説明を読めば、いっそう理解され、本発明の他の目的、細部、特徴および長所がいっそう明らかになるであろう。
トーショナルダンパの全体動作を示すデュアルマスフライホイールの正面図であり、ダンパ手段が見えるように第2のフライホイールを透過して示した図である。 図1のII−II線によるデュアルマスフライホイールの断面図である。 図1のデュアルマスフライホイールの斜視図である。 第2のフライホイールを第1のフライホイールから分解して一部切り欠き図で示した、図1〜図3のデュアルマスフライホイールの斜視図である。 第1の要素と第2の要素との間で正方向に角方向の揺動があった場合のブレードのたわみを示す、弾性変形可能なブレードの概略図である。 第1の要素と第2の要素との間で逆方向に角方向の揺動があった場合のブレードのたわみを示す、弾性変形可能なブレードの概略図である。 本発明の1つの実施形態によるダンパ手段を含む、休止位置におけるトーショナルダンパを示す概略図である。 第1の要素と第2の要素との間の角方向の揺動位置で図7のトーショナルダンパを示す概略図である。
以下の説明および請求項では、「外側」および「内側」ならびに「軸」方向および「半径」方向という用語を用いて、この説明で与えられる定義に従ってトーショナルダンパの諸要素を示す。便宜上、「半径」方向は、「軸」方向を決定するトーショナルダンパの諸要素の回転軸(X)に直交し、内側から外側に向かってこの回転軸から離れる方向とされ、「周」方向は、トーショナルダンパの回転軸に直交し、半径方向に直交する方向とされる。たとえば、周方向に展開すると記載された要素は、この要素の1つの成分が周方向に展開される要素である。同様に、角度の記述は、回転軸Xの位置で交わる、この回転軸Xの垂直面の2本の直線により画定されるものと解釈される。「外側」および「内側」という用語は、トーショナルダンパの回転軸を基準とする要素間の相対位置を定義するために用いられ、たとえば、この回転軸に近い要素は、半径方向周縁部に配置される外側要素との対置により内側と呼ばれる。
最初に、デュアルマスフライホイール1に装備される弾性変形可能なブレード付きトーショナルダンパの全体動作を示す図1から図4を参照する。デュアルマスフライホイール1は、内燃機関(図示せず)のクランクシャフト端部に固定されるように構成された第1のフライホイール2と、玉軸受4を用いて第1のフライホイール2に中心を合わせられ、このフライホイール上でガイドされる第2のフライホイール3とを有する。第2のフライホイール3は、ギヤボックスの入力シャフトに接続された、クラッチ(図示せず)のリアクションプレートを形成するように構成されている。第1のフライホイール2と第2のフライホイール3は、回転軸Xを中心として可動式に取り付けられるように構成され、さらに、この回転軸Xを中心として相対回転可能である。
第1のフライホイール2は、上記玉軸受4を支持する半径方向内側のハブ5と、ハブ5から半径方向に延在する環状部分6と、エンジンの反対側で環状部分6の外周から軸方向に延在する円筒部分7とを含んでいる。環状部分6は、エンジンのクランクシャフトに第1のフライホイール2を固定するための固定ねじ8の通過穴と、第1のフライホイール2にダンパ手段を固定するためのリベット9の通過穴とを設けられている。第1のフライホイール2は、その外周で、スタータを用いて第1のフライホイール2を回転駆動するための歯付きリング10を支持している。
第1のフライホイールのハブ5は、玉軸受4の内輪を支持する役割を果たすショルダ11を含み、このショルダは上記内輪をエンジン方向に支えている。同様に第2のフライホイール3は、その内周に玉軸受4の外輪を支持する役割を果たすショルダ12を含み、このショルダは、エンジンの反対方向に上記外輪を支えている。
第2のフライホイール3は、第1のフライホイール2の反対側に向いた環状平面13を有し、この平面は、クラッチディスク(図示せず)の摩擦ライニングのための支持面を形成する。第2のフライホイール3は、その外縁の付近に、クラッチカバー取り付け用のピン14と穴15とを含んでいる。第2のフライホイール3は、さらに、第1のフライホイール2に形成された穴に向かい合って配置された、クランクシャフトにデュアルマスフライホイール1を組み立てるときにねじ8を通すための穴16を含む。
第1のフライホイール2と第2のフライホイール3は、ダンパ手段により回転結合される。図1〜図4に示した実施形態では、このダンパ手段が、第1のフライホイール2に回転結合される2個の弾性ブレード17a、17bを含んでいる。このために、弾性ブレード17a、17bは、第1のフライホイール2への固定用のリベット9を通過可能にする穴を備えた環状本体18により支持される。環状本体18は、さらに、クランクシャフトの突端にデュアルマスフライホイール1を固定するためのねじ8の通過穴19を含んでいる。2個の弾性ブレード17a、17bは、クラッチディスクの回転軸Xに対して対称である。
弾性ブレード17a、17bは、第2のフライホイール3により支持されるカム従動子と協働するように配された、カム面20を有している。弾性ブレード17a、17bは、ほぼ周方向に延在する屈曲部を有する。屈曲部の曲率半径およびこの屈曲部の長さは、弾性ブレード17a、17bの所望の剛性に応じて決定される。弾性ブレード17a、17bは任意で、一続きで実現してもよいし、あるいは、互いに軸方向に当接して配置される複数のブレード片から実現してもよい。
カム従動子は、一方では第2のフライホイール3に、他方では覆い23に固定される円筒ロッド22により支持されるローラ21である。ローラ21は、回転軸Xに平行な回転軸を中心として円筒ロッド22に回転可能に取り付けられる。ローラ21は、それらの個々のカム面20で当接保持され、第1のフライホイール2と第2のフライホイール3との間の相対運動時に上記カム面20に接して転がるように配されている。ローラ21は、それらの個々のカム面20の半径方向外側に配置され、弾性ブレード17a、17bが遠心力を受けたときにこれらを半径方向に保持するようにされている。有利には、ローラ21は、ダンパ機能を損なう可能性のある寄生摩擦を低減するように、転がり軸受を介して円筒ロッドに回転式に取り付けられる。例として、転がり軸受は、玉軸受またはころ軸受とすることができる。1つの実施形態では、ローラ21が減摩コーティングを有する。
カム面20は、第1のフライホイール2と第2のフライホイール3との間の角方向の揺動のために、相対的な角方向休止位置に対して、ローラ21がカム面20上を移動し、これによって、弾性ブレード17a、17bにたわみ応力を及ぼすように配されている。反動により弾性ブレード17a、17bは、ローラ21に復元力を及ぼして、第1のフライホイール2と第2のフライホイール3をそれらの相対的な角方向休止位置に戻そうとする。このようにして、弾性ブレード17a、17bは、第1のフライホイール2を駆動するトルクを第2のフライホイール3に向かって(正方向に)伝達し、第2のフライホイール3の抵抗トルクを第1のフライホイール2に向かって(逆方向に)伝達することができる。
弾性ブレード17a、17bを有するダンパ手段の動作原理については、図5と図6を参照しながら詳しく説明する。
駆動エンジントルクが第1のフライホイール2から第2のフライホイール3に(正方向に)伝達されると、伝達されるトルクが、第1の方向に従って第1のフライホイール2と第2のフライホイール3との間で相対的な揺動を発生する(図5参照)。このとき、ローラ21は、弾性ブレード17aに対して角度αだけ移動する。カム面20上におけるローラ21の移動は、矢印Δに従って弾性ブレード17aをたわませる。弾性ブレード17aのたわみを示すために、弾性ブレード17aをその角方向休止位置では実線で示し、角方向の揺動時には点線で示した。
たわみ応力Pは、特に、弾性ブレード17aの幾何学的形状とその材料、特に、その横方向の弾性率に依存する。たわみ応力Pは、半径方向の成分Prと接線方向の成分Ptとに分解される。接線方向の成分Ptは、エンジントルクの伝達を可能にする。弾性ブレード17aは、反動として、ローラ21に反動力を及ぼし、その接線方向の成分が復元力を構成して、第1のフライホイール2と第2のフライホイール3とをそれらの相対的な角方向休止位置に戻そうとする。
抵抗トルクが第2のフライホイール3から第1のフライホイール2に(逆方向に)伝達されると、伝達されるトルクは、反対の第2の方向に従って第1のフライホイール2と第2のフライホイール3との間で相対的な揺動を発生する(図6参照)。そのとき、ローラ21は、弾性ブレード17aに対して角度βだけ移動する。この場合、たわみ応力の接線方向の成分Ptは、図5に示したたわみ応力の接線方向の成分に対して反対の方向を有する。同様に、弾性ブレード17aは、図5に示されたのとは反対方向に反動力を及ぼして、第1のフライホイール2と第2のフライホイール3とをそれらの相対的な角方向休止位置に戻すようにする。
内燃機関が発生するねじり振動およびトルクの不規則性は、クランクシャフトにより第1のフライホイール2に伝達され、第1のフライホイール2と第2のフライホイール3との間で相対的な回転を発生する。これらの振動と不規則性は、弾性ブレード17aのたわみによって減衰される。
図7は、本発明の1つの実施形態によるダンパ手段を含むトーショナルダンパを休止位置で示す概略図である。図7と図8に関して、図1〜図6の要素と同じ(または類似の)要素、すなわち、同じ機能を果たす要素には、同じ参照数字に100を加えて示した。
図7と図8では、弾性ブレード117a、117bが、第2のフライホイール103に互いに独立して固定されている。カム従動子121は、第1のフライホイール102に固定されている。各々のブレード117a、117bは、弾性ブレード117a、117bを第2のフライホイール103と回転結合できるようにするために、第2のフライホイール103に対して固定された固定部分118を有している。
玉軸受104は、第1のフライホイール102と第2のフライホイール103との間に取り付けられている。この玉軸受104は、第2のフライホイール103により支持される外輪127を含み、この外輪は、第1のフライホイール102により支持される内輪128と協働する。弾性ブレード117a、117bの固定部分118は、外輪127を中心として周方向に展開される。玉軸受104の内輪128は、第1のフライホイール102のハブ105により支持される。
各々の弾性ブレード117a、117bの固定部分118は、3個のリベット129により第2のフライホイール103に固定される。弾性ブレード117a、117bをしっかりと固定するため、3個のリベット129は同一軸上に揃っていない。3個未満のリベット129では弾性ブレード117a、117bはしっかり固定されないであろう。さらに、それよりも多い数のリベット129で弾性ブレード117a、117bを固定すると、同じ寸法のリベット129の場合には場所の問題が生じ、より小さい寸法のリベット129の場合には、機械的な強度の問題が生じるであろう。
第2のフライホイール103に固定された固定部分118は、弾性部分130により延長される。弾性ブレード117aの弾性変形可能な部分130を、点線の曲線131で図7に概略的に示している。弾性部分130は、半径方向外面に、カム従動子121と協働するカム面120を有している。
各々の弾性ブレード117a、117bの弾性部分130は、内側枝部132と、屈曲部133と、外側枝部134とを含んでいる。弾性ブレード117a、117bの内側枝部132は、固定部分118に延長されている。屈曲部133は、内側枝部132に延長され、外側枝部134は、屈曲部133に延長されている。
内側枝部132は、固定部分118から屈曲部133まで外輪127を中心として周方向に展開されている。内側枝部132は、リベット129を用いて第2のフライホイール103に固定されていないので、第1のフライホイール102と第2のフライホイール103との間の角方向の揺動時に変形する。そのため、内側枝部133は、こうした角方向揺動時に弾性ブレード117a、117bが被る応力の一部を吸収する。
屈曲部133は、内側枝部132とつながっている屈曲部133の第1の端部135が、外側枝部134とつながっている屈曲部133の第2の端部136と回転軸Xとの間に半径方向に配置されるように、約180°の角度を形成する。これによって、弾性ブレード117a、117bは、一方の分枝が外側枝部134により形成され、他方の分枝が固定部分118と内側枝部132とにより一緒に形成されるヘアピン形状を全体として有する。換言すれば、弾性部分130は、半径方向に互いにオフセットされて隙間スペースにより隔てられた2つの可撓性ブレード領域を含んでいる。
外側枝部134は、屈曲部133から弾性ブレード117a、117bの自由端137まで周方向に展開されている。外側枝部134は、少なくとも45°の円周にわたって展開され、弾性ブレード117a、117bがたわんだ状態では180°まで及ぶことが可能である。カム面120は、外側枝部134の外面に展開される。有利には、カム面120は、約125°〜130°の角度にわたって周方向に展開される。カム面120は、弾性ブレード117a、117bの所望の剛性に応じて決められた曲率半径に従って周方向に展開される。このカム面120は、角方向の揺動に応じて伝達されるトルクを示すトーショナルダンパの特徴曲線の勾配変化を可能にするために、各部における所望の剛性に応じて異なる曲率半径を有することができる。
図7に概略的に示された弾性ブレード117a、117bは、回転軸Xに対して対称である。
図8は、図7のトーショナルダンパを第1のフライホイールと第2のフライホイールとの間の角方向の揺動位置で示す概略図である。
駆動トルクが第1のフライホイール102から第2のフライホイール103に(正方向に)伝達されると、伝達されるトルクが、第1の方向に従って第1のフライホイール102と第2のフライホイール103との間で相対的な揺動を発生する。このとき、ローラ121は、弾性ブレード117a、117bに対して角度Ωだけ移動する。カム面120上におけるローラ121の移動は、弾性ブレード117a、117bをたわませる。
弾性ブレード117a、117bのたわみによって、一方で弾性ブレード117a、117bの外側枝部134とその固定部分118とが接近し、他方で、弾性ブレード117a、117bのうち一方の自由端137と、弾性ブレード117a、117bのうちもう一方の屈曲部133とが接近する。好ましくは、これらの接近によって、弾性ブレード117a、117bの外側枝部134と固定部分118とが接触してはならない。このような接触は、非周期性と振動との減衰を妨げる。
こうした接触を回避するために、固定部分118の周方向の長さは、図7に示した休止位置で固定部分118が、カム従動子121と回転軸Xとを結ぶ線により形成される軸を超えて周方向に展開されないように限定される。好ましくは、弾性ブレード117a、117bの弾性部分130の反対側にある固定部分118の一端138は、軸143により示されているような第1のフライホイール102と第2のフライホイール103との間の逆方向の最大の角方向揺動時に、対応するカム従動子121と回転軸Xとの間に配置される。このような最大の角方向揺動は、たとえば行程終了ストッパにより制限され、このストッパは、第2のフライホイール103上のストッパ140と周方向に向かい合った第1のフライホイール102上のストッパ139を含んでいる。1つの別の実施形態(図示せず)では、弾性ブレード117a、117bの外側枝部134とその固定部分118との接触を回避するために、弾性部分130の厚さに対して固定部分118の厚さが肉薄にされ、特に、少なくとも固定部分118の端部138の厚さが弾性部分130の厚さに対して肉薄にされる。
弾性ブレード117a、117bのうち一方の自由端137と、弾性ブレード117a、117bのうちもう一方の屈曲部133との接触を回避するために、弾性ブレード117a、117bの自由端137は、凹所141を含んでいる。この凹所141は、外側枝部134の内面に形成されている。凹所141は、有利には、弾性ブレード117a、117bの屈曲部133の外面の一部142の曲率半径と同じかあるいはそれに近い曲率半径を有する。こうして、弾性ブレード117a、117bのたわみ時に、各ブレード117a、117bの自由端137は、他方のブレード117a、117bの屈曲部133に接近し、各々のブレード117a、117bの屈曲部133の外面の一部142が他方のブレード117a、117bの凹所141内に収容されて、接触を遅らせ、さらには回避する。
弾性ブレード117a、117bの長さと、弾性ブレード117a、117bの外側枝部134、屈曲部133および内側枝部132のレイアウトとによって、高トルクを伝達可能であり、弾性ブレード117a、117bの劣化リスクや、カム従動子121とカム面120との間の協働が失われるリスクがない。
以上、特定の複数の実施形態と関連して本発明について説明してきたが、本発明はそれに全く制限されるものではなく、本発明の範囲に入るのであれば、記載された手段のあらゆる同等技術およびそれらの組み合わせを含むことはいうまでもない。
特に、ダンパ手段のブレードは、互いに独立していてもよいし、中央区間により互いにつながれていてもよい。同様に、ダンパ手段のブレードの一方を要素の一方に結合し、ダンパ手段のブレードの他方を要素の他方に結合することも可能である。
さらに、図は、デュアルマスフライホイールの範囲でトーショナルダンパを示しているが、このようなトーショナルダンパは、あらゆる適切な装置に備え付けることが可能である。たとえば、このようなトーショナルダンパは、マニュアルまたはセミオートマチックトランスミッションの場合にはクラッチディスクに装備し、あるいは、オートマチックトランスミッションの場合は、ハイドロリックカップリング装置を備えたロックアップクラッチ (「lock−up」クラッチとも呼ばれる)に装備可能である。
「含む」、「有する」または「備える」という動詞の使用とその活用形は、請求項に表明された以外の要素またはステップの存在を除外するものではない。1つの要素または1つのステップというときの「1つ(un)」または「1つ(une)」の不定冠詞の使用は、特別な指示のない限り、このような要素またはステップが複数存在することを除外するものではない。
請求項において、カッコ内のあらゆる参照符号は、請求項を限定するものとして解釈してはならない。

Claims (15)

  1. トルク伝達装置用のトーショナルダンパにおいて、
    ‐回転軸Xを中心として相対的に回転可能な第1の要素(102)および第2の要素(103)と、
    ‐前記第1の要素と第2の要素との間でトルクを伝達して回転非周期性を減衰するためのブレード付きダンパ手段と、を含み、前記ブレード付きダンパ手段が、
    ・前記第1および第2の要素の一方に結合される弾性変形可能な少なくとも1つのブレード(117a、117b)と、
    ・前記第1および第2の要素の他方により支持され、前記少なくとも1つのブレードと協働するように配された少なくとも1つの支持要素(121)とを含み、前記少なくとも1つのブレードは、角方向の休止位置に対する前記第1および第2の要素の間の角方向の揺動のために、前記少なくとも1つの支持要素が前記少なくとも1つのブレードにたわみ応力を及ぼして前記第1および第2の要素を前記角方向の休止位置に戻すことが可能な反動力を共同で発生するように配されるダンパであって、
    あらかじめ決められた角度セクタに対して、前記ブレード付きダンパ手段が、半径方向に従って互いに半径方向にオフセットされた2つの可撓性ブレード領域(132、134)を含み、前記2つの可撓性ブレード領域を隙間スペースが半径方向に隔てていることを特徴とするトーショナルダンパ。
  2. 前記少なくとも1つのブレードが、半径方向に動く自由遠位端(137)を含み、前記自由遠位端と回転軸とを隔てる半径方向の距離が前記第1および第2の要素間の角方向の揺動に応じて変化する、請求項1に記載のトーショナルダンパ。
  3. これに沿って前記2つの可撓性ブレード領域が互いに半径方向にオフセットされる角度セクタは、少なくとも1°、たとえば少なくとも5°、好ましくは少なくとも10°、特に少なくとも30°にわたって半径方向に互いにオフセットされている、請求項1または2のいずれか一項に記載のトーショナルダンパ。
  4. 前記少なくとも1つのブレードが、前記第1または第2の要素へのブレード固定部分(118)と、弾性部分(130)と、を含み、前記弾性部分が、前記少なくとも1つのブレードの自由遠位端(137)を含み、前記少なくとも1つの支持要素が、前記少なくとも1つのブレードの弾性部分と協働するように配され、
    前記弾性部分が、屈曲部(133)により接続された内側枝部(132)と外側枝部(134)を含み、前記内側枝部が、前記固定部分から前記屈曲部まで展開され、前記外側枝部が、前記屈曲部から前記自由遠位端まで周方向に展開されており、前記内側枝部が、前記2つの可撓性ブレード領域の一方を含んで前記ダンパ手段から半径方向にオフセットされ、前記外側枝部が、前記2つの可撓性ブレード領域の他方を含んで前記ダンパ手段から半径方向にオフセットされている、請求項1から3のいずれか一項に記載のトーショナルダンパ。
  5. 前記固定部分が周方向に展開されて、前記弾性部分の外側枝部の厚さ未満の厚さを半径方向に有している、請求項4に記載のトーショナルダンパ。
  6. 前記固定部分が、前記弾性部分の外側枝部の長さ未満の長さにわたって周方向に展開されている、請求項4または5に記載のトーショナルダンパ。
  7. 前記少なくとも1つの支持要素が、前記少なくとも1つのブレードの外側枝部の半径方向外側に配置されている、請求項4から6のいずれか一項に記載のトーショナルダンパ。
  8. 前記外側枝部が、少なくとも45°にわたって周方向に延在しており、前記第1の要素と前記第2の要素との間の最大の角方向の揺動に対応するブレードのたわみ状態において180°まで周方向に延在可能である、請求項4から7のいずれか一項に記載のトーショナルダンパ。
  9. 前記ブレード付きダンパ手段が、前記第1および第2の要素の一方に結合される弾性変形可能な2つのブレードと、前記第1および第2の要素の他方により支持される2つの支持要素とを含み、前記支持要素は、それぞれ、前記弾性変形可能な2つのブレードの一方および他方と協働するように配され、前記ブレードの各々が、互いに半径方向にオフセットされた2つの可撓性ブレード領域を含み、各々のブレードの前記可撓性ブレード領域を隙間スペースが半径方向に隔てている、請求項4から8のいずれか一項に記載のトーショナルダンパ。
  10. 前記弾性変形可能なブレードが回転軸Xに対して対称である、請求項9に記載のトーショナルダンパ。
  11. 前記弾性変形可能な各ブレードの遠位端が、内側凹所(141)を含み、一方のブレードの凹所が、他方のブレードの外面(142)の曲率半径より大きい曲率半径を有し、前記他方のブレードの外面(142)が前記凹所に挿入できるようにされている、請求項9または10に記載のトーショナルダンパ。
  12. 前記弾性変形可能なブレードが前記第1または第2の要素とは独立して固定される、請求項9から11のいずれか一項に記載のトーショナルダンパ。
  13. 前記弾性部分がカム面(120)を含み、前記少なくとも1つの支持要素が、前記カム面と協働するように配されたカム従動子(121)を含んでいる、請求項4から12のいずれか一項に記載のトーショナルダンパ。
  14. 前記カム従動子が、転がり軸受を介してそれぞれ第1または第2の要素に回転可能に取り付けられるローラである、請求項13に記載のトーショナルダンパ。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載のトーショナルダンパを含む、特に自動車用のトルク伝達要素。
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