JP2006072347A - 光反射フィルムおよびそれを用いた面光源 - Google Patents
光反射フィルムおよびそれを用いた面光源 Download PDFInfo
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Abstract
正面輝度向上性と輝度ムラ改善性に優れる光反射フィルムを提供する。具体的に、面光源の反射板等の反射部材用に好適に使用される光反射フィルムであって、より明るく、かつ照明効率に優れた面光源を得ることのできる、光反射フィルムおよびそれを用いた面光源を提供する。
【解決手段】
20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度および85°鏡面光沢度の和が30以下であり、かつ20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度および85°鏡面光沢度の何れもが20以下であり、かつ光反射率が80%以上であることを特徴とする光反射フィルムであり、この光反射フィルムを、面光源の反射板材料として好適に用いることができる。
【選択図】 なし
Description
(1) 光反射層内部にボイド核剤を含有せしめ、それを少なくとも一方向に延伸することにより内部に微細な気泡(ボイド)を生成させる方法、
(2) 炭酸ガスなどの気体を注入して押出発泡させることにより、内部に気泡を形成させる方法、
(3) 二成分以上のポリマー、有機物、もしくは無機物を混合し、溶融押出しした後、溶媒抽出により、少なくても一成分を溶解させることより、内部に気泡を形成させる方法、および
(4) 中空粒子を添加し、溶融押出しすることによって、気泡を形成させる方法、
などが挙げられる。
以下の各測定は、室温下(20℃〜30℃)で、高湿条件下(相対湿度80%以上)を避け、大気圧下、かつ大気中で行うものとする。
光沢度はスガ試験機(株)製のハンディ型光沢度計No.CG1450およびスガ試験機(株)製のデジタル変角光沢計UGV−5Dを用いて測定する。鏡面光沢度はより低い数値を採用するものとする。以下、各測定機の測定条件を記す。
分光光度計U−3410((株)日立製作所)に、φ60積分球130−0632((株)日立製作所)および10°傾斜スペーサーを取りつけた状態で560nmの光反射率を求めた。なお、光反射率は光反射フィルムの両面について求め、より高い数値を当該光反射フィルムの光反射率とする。標準白色板には(株)日立計測器サービス製の部品番号210−0740を用いた。光反射層の光反射率についても同様に求めた。
評価用に用意した直管一灯型サイドライト式バックライト(対角線35.8cm(14.1インチ型))を用い、低光沢面が観察者方向となるように光反射フィルムを組み込んだ。ここで、バックライト上にはバックライトに添付の光拡散シート、プリズムシートおよび偏光分離のシートが搭載されている。測定は、点灯1時間後の正面輝度を求めることによって行った。輝度はトプコン社製のBM−7を用いて正面輝度を測定した。また、測定点は以下のようにして決定した。バックライト面の長辺の一方の辺を辺方向に3等分し、各等分点から該長辺に対して垂直に対峙するもう一方の長辺へ直線を引く。次いで、短辺についても同様に直線を引く。すると、長辺から引いた直線と短辺から引いた直線の交点が4つ存在することになる。測定はかかる4つの交点上で行い、輝度の単純平均を求め、バックライト正面輝度とした。
輝度ムラは以下のとおり測定した。まず、バックライトに低光沢面が観察者方向となるように光反射フィルムを組み込む。使用したバックライトは評価用に用意した対角線50.8cm(20インチ型)の直下型バックライトである。当該バックライトは長辺に対して平行に直径2mmの蛍光管が12本、等間隔に並んでいるものである。なお、蛍光管とそれに隣接する蛍光管の平均距離は26mm、蛍光管と光反射フィルムの平均距離は3mmである。バックライトに光拡散板を搭載し、バックライト点灯から1時間経過後に、目視により輝度ムラを判定した。判定基準は、輝度ムラが全く見られないものを◎とし、僅かに見られるものを○とし、若干見られるものを△とし、そしてはっきり見られるものを×とした。
押出し機にポリエチレンテレフタレート(PET)(IV=0.65ものを用いた。以下PETについては同様のIVのものを用いた)のみを供給し、所定の方法により鏡面のキャストドラム上で冷却して単層シートを作製した。この単層シートを、温度85℃で長手方向に3.1倍に延伸し、続いてテンターにて95℃の温度の予熱ゾーンを通して105℃で巾方向に3.5倍に延伸した。さらに225℃の温度にて30秒間熱処理し、膜厚188μmの透明フィルムを得た。かかる単層透明フィルムの一方の表面に、下記組成の塗剤を、乾燥後の厚みが5μmとなるように塗布した。塗布後、120℃の温度で2分間乾燥することにより、単層透明層に低光沢層が形成された光反射フィルムを得た。
バインダー;ユーダブルUVG13(登録商標)(固形分40%、日本触媒(株)製):10重量部
硬化剤;スミジュールN3200(登録商標)(住化バイエルウレタン(株)製):0.5重量部
低光沢性粒子1(凝集シリカ);サイロホービック100(登録商標)(富士シリシア(株)製、平均粒子径2.5μm、細孔容積1.60ml/g、平均細孔径21nm)、屈折率1.54:1.7重量部
低光沢性粒子2(球状アクリル粒子);ラブコロールRC230(SM)(登録商標)(大日精化工業(株)製)平均粒子径3μm、屈折率1.49:1.7重量部
溶剤;トルエン:12重量部
得られた光反射フィルムの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ3.2、9.2、6.1であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ2.8、8.8、5.9であり、光反射率は82%であり、正面輝度は1480cd/m2であり、輝度ムラは○であった。このように、本発明の光反射フィルムは、一定の正面輝度を有しかつ良好なび輝度ムラ改善性を示し、実用的な光反射フィルムが得られた。
塗剤の乾燥後の厚みが8μmとなるように塗布したこと以外は、実施例1と同様に作成し、単層透明層に低光沢層が形成された光反射フィルムを得た。得られた光反射フィルムの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ3.3、9.7、5.5であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ3.0、7.7、5.2であり、光反射率は87%であり、正面輝度は1540cd/m2であり、輝度ムラは○であった。このように、本発明の光反射フィルムは、高い正面輝度特性および輝度ムラ改善性を示し、実用性に優れた光反射フィルムが得られた。
光反射層として、厚み0.5mmのステンレス板を用い、一方の表面に下記組成の塗剤を乾燥後の厚みが5μmとなるように塗布した。塗布後、120℃の温度で2分間乾燥することにより、光反射層上に低光沢層を形成し、光反射フィルムを得た。尚、光反射層の光反射率は72%であった。
バインダー;ユーダブルUVG13(登録商標)(固形分40%、日本触媒(株)製):10重量部
硬化剤;スミジュールN3200(登録商標)(住化バイエルウレタン(株)製):0.5重量部
低光沢性粒子1(凝集シリカ);サイロホービック100(登録商標)(富士シリシア(株)製、平均粒子径2.5μm、細孔容積1.60ml/g、平均細孔径21nm)、屈折率1.54:1.7重量部
低光沢性粒子2(球状アクリル粒子);ラブコロールRC230(SM)(登録商標)(大日精化工業(株)製)平均粒子径3μm、屈折率1.49:1.7重量部
溶剤;トルエン:12重量部
得られた光反射フィルムの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ3.1、8.8、6.5であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ2.6、8.1、6.2であり、光反射率は93%であり、正面輝度は1650cd/m2であり、輝度ムラは○であった。このように、本発明の光反射フィルムは高い正面輝度特性および輝度ムラ改善性を示し、実用性に優れた光反射フィルムが得られた。
主押出し機に、光反射層を構成する主たる樹脂成分としてPETを89重量%、ボイド核剤としてポリメチルペンテンを10重量%、分散剤としてポリエチレングリコールを1重量%混合したペレットを供給し、また、主押出し機とは別に副押出し機を用い、この副押出し機に、ポリエチレンテレフタレート(PET)を86重量%、炭酸カルシウムを14重量%を混合したペレットを供給し、所定の方法により、主押出し機に供給した成分層の両側表層に副押出し機に供給した成分層を有するよう溶融3層積層共押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却して3層積層シートを作成した。この積層シートを温度87℃で長手方向に3.2倍に延伸し、続いてテンターにて95℃の予熱ゾーンを通して110℃で巾方向に3.4倍に延伸した。さらに222℃の温度にて30秒間熱処理し、膜厚200μmの積層フィルムからなる微細な気泡を多量に含む光反射層を得た。かかる光反射層の一方の表面に以下の塗剤を乾燥後の厚みが5μmとなるように塗布した。塗布後、120℃の温度で2分間乾燥することにより、光反射層に低光沢層が形成された光反射フィルムを得た。尚、光反射層の光反射率は95%であった。
(低光沢層形成塗剤)
バインダー;ユーダブルUVG13(登録商標)(固形分40%、日本触媒(株)製):10重量部
硬化剤;スミジュールN3200(登録商標)(住化バイエルウレタン(株)製):0.5重量部
低光沢性粒子(凝集シリカ);サイロホービック100(登録商標)(富士シリシア(株)製、平均粒子径2.5μm、細孔容積1.60ml/g、平均細孔径21nm)、屈折率1.54:3.5重量部
溶剤;トルエン:12重量部
得られた光反射フィルムの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ2.1、4.0、9.8であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ1.8、3.9、9.3であり、光反射率は96%であり、正面輝度は1700cd/m2であり、輝度ムラは○であった。このように、本発明の光反射フィルムは高い正面輝度特性および輝度ムラ改善性を示し、実用性に優れた光反射フィルムが得られた。
実施例4で得られた積層フィルムからなる光反射層に、実施例1で示した塗剤を乾燥後の厚みが5μmとなるように塗布した。塗布後、120℃の温度で2分間乾燥することにより、光反射層上に低光沢層を形成し、光反射フィルムを得た。
得られた光反射フィルムの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ3.5、7.0、7.0であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ2.8、6.4、6.3であり、光反射率は97%であり、正面輝度は1820cd/m2であり、輝度ムラは○であった。このように、本発明の光反射フィルムは高い正面輝度特性および輝度ムラ改善性を示し、実用性に優れた光反射フィルムが得られた。
実施例4で得られた積層フィルムからなる光反射層に、以下の塗剤を乾燥後の厚みが5μmとなるように塗布した。塗布後、120℃の温度で2分間乾燥することにより、光反射層上に低光沢層を形成し、光反射フィルムを得た。
(低光沢層形成塗剤)
バインダー;ユーダブルUVG13(登録商標)(固形分40%、日本触媒(株)製):10重量部
硬化剤;スミジュールN3200(登録商標)(住化バイエルウレタン(株)製):0.5重量部
低光沢性粒子1(凝集シリカ);サイロホービック100(登録商標)(富士シリシア(株)製、平均粒子径2.5μm、細孔容積1.60ml/g、平均細孔径21nm)、屈折率1.54:2.0重量部
低光沢性粒子2(球状アクリル粒子);ラブコロールRC230(SM)(登録商標)(大日精化工業(株)製)平均粒子径3μm、屈折率1.49:2.0重量部
溶剤;トルエン:12重量部
得られた光反射フィルムの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ2.1、5.0、5.7であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ1.8、4.4、5.1であり、光反射率は97%であり、正面輝度は1890cd/m2であり、輝度ムラは◎であった。このように、本発明の光反射フィルムは高い正面輝度特性および輝度ムラ改善性を示し、実用性に優れた光反射フィルムが得られた。
実施例4で得られた積層フィルムからなる光反射層に、以下の塗剤を乾燥後の厚みが5μmとなるように塗布した。塗布後、120℃の温度で2分間乾燥することにより、光反射層上に低光沢層を形成し、光反射フィルムを得た。
バインダー;ユーダブルUVG13(登録商標)(固形分40%、日本触媒(株)製):10重量部
硬化剤;スミジュールN3200(登録商標)(住化バイエルウレタン(株)製):0.5重量部
低光沢性粒子1(凝集シリカ);サイロホービック100(登録商標)(富士シリシア(株)製、平均粒子径2.5μm、細孔容積1.60ml/g、平均細孔径21nm)、屈折率1.54:2.0重量部
低光沢性粒子2(球状アクリル粒子);ラブコロールRC030(10MD)(登録商標)(大日精化工業(株)製)平均粒子径9μm、屈折率1.56:2.0重量部
溶剤;トルエン:12重量部
得られた光反射フィルムの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ2.1、5.5、2.7であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ1.2、5.3、1.8であり、光反射率は97%であり、正面輝度は1910cd/m2であり、輝度ムラは◎であった。このように、本発明の光反射フィルムは高い正面輝度特性および輝度ムラ改善性を示し、実用性に優れた光反射フィルムが得られた。
実施例4で得られた積層フィルムからなる光反射層に、以下の塗剤を乾燥後の厚みが5μmとなるように塗布した。塗布後、120℃で2分間乾燥することにより、光反射層上に低光沢層を形成し、光反射フィルムを得た。
バインダー;ユーダブルUVG13(登録商標)(固形分40%、日本触媒(株)製):10重量部
硬化剤;スミジュールN3200(住化バイエルウレタン(株)製):0.5重量部
低光沢性粒子1(凝集シリカ);サイロホービック100(登録商標)(富士シリシア(株)製、平均粒子径2.5μm、細孔容積1.60ml/g、平均細孔径21nm)、屈折率1.54:2.0重量部
低光沢性粒子2(コンペイ糖形状粒子);シリコーンレジンパウダーMSP−K050(日興リカ(株)製)平均粒子径5μm、屈折率1.45:2.0重量部
溶剤;トルエン:12重量部
得られた光反射フィルムの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度はハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ2.1、5.0、3.8、
デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ1.7、4.5、3.1、光反射率は96%、正面輝度は1950cd/m2、輝度ムラは◎であった。このように、本発明の光反射フィルムは非常に高い正面輝度特性および輝度ムラ改善性を示し、実用性に優れた光反射フィルムが得られた。
実施例4で得られた積層フィルムからなる光反射層に、以下の塗剤を乾燥後の厚みが5μmとなるように塗布した。塗布後、120℃の温度で2分間乾燥することにより、光反射層上に低光沢層を形成し、光反射フィルムを得た。
(低光沢層形成塗剤)
バインダー;ユーダブルUVG13(登録商標)(固形分40%、日本触媒(株)製):10重量部
硬化剤;スミジュールN3200(登録商標)(住化バイエルウレタン(株)製):0.5重量部
低光沢性粒子1(凝集シリカ);サイロホービック100(登録商標)(富士シリシア(株)製、平均粒子径2.5μm、細孔容積1.60ml/g、平均細孔径21nm)、屈折率1.54:2.0重量部
低光沢性粒子2(球状アクリル粒子);ラブコロールRC230(SM)(登録商標)(大日精化工業(株)製)平均粒子径3μm、屈折率1.56:2.0重量部
溶剤;トルエン:12重量部
得られた光反射フィルムの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ2.0、4.5、2.5であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ1.5、3.9、1.8であり、光反射率は97%であり、正面輝度は1960cd/m2であり、輝度ムラは◎であった。このように、本発明の光反射フィルムは非常に高い正面輝度特性および輝度ムラ改善性を示し、実用性に優れた光反射フィルムが得られた。
主押出し機に、光反射層を構成する主たる樹脂成分としてPETを45重量%、ボイド核剤として硫酸バリウム(平均粒径0.7μm)を55重量%混合したペレットを供給し、また、主押出し機とは別に副押出し機を用い、この副押出し機に、PETペレットのみを供給し、所定の方法により、主押出し機に供給した成分層の両側表層に副押出し機に供給した成分層を有するよう溶融3層積層共押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却して3層積層シートを作成した。この積層シートを温度86℃で長手方向に3.0倍に延伸し、続いてテンターにて100℃の温度の予熱ゾーンを通して110℃の温度で巾方向に3.0倍に延伸した。さらに215℃の温度にて30秒間熱処理し、膜厚200μmの積層フィルムからなる微細な気泡を多量に含む光反射層を得た。ここで、副押出し機より供給された層の厚みは10μmであり、主押出し機より供給された層の厚みは180μmであった。かかる光反射層の一方の表面に、下記の塗剤を乾燥後の厚みが5μmとなるように塗布した。塗布後、120℃の温度で2分間乾燥することにより、光反射層に低光沢層が形成された光反射フィルムを得た。ここで、光反射フィルム中の無機粒子含有量は50重量%であった。尚、光反射層の光反射率は97%であった。
(低光沢層形成塗剤)
バインダー;ユーダブルUVG13(登録商標)(固形分40%、日本触媒(株)製):10重量部
硬化剤;スミジュールN3200(登録商標)(住化バイエルウレタン(株)製):0.5重量部
低光沢性粒子1(凝集シリカ);サイロホービック100(登録商標)(富士シリシア(株)製、平均粒子径2.5μm、細孔容積1.60ml/g、平均細孔径21nm)、屈折率1.54:2.0重量部
低光沢性粒子2(球状アクリル粒子);ラブコロールRC230(SM)(登録商標)(大日精化工業(株)製)平均粒子径3μm、屈折率1.56:2.0重量部
溶剤;トルエン:12重量部
得られた光反射フィルムの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ1.9、4.3、および2.3であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ1.8、3.9、1.4であり、光反射率は99%であり、正面輝度は2010cd/m2であり、輝度ムラは◎であった。このように、本発明の光反射フィルムは非常に高い正面輝度特性および輝度ムラ改善性を示し、実用性に優れた光反射フィルムが得られた。
実施例1で得られた単層透明フィルムの一方の表面に、以下の塗剤を乾燥後の厚みが5μmとなるように塗布した。塗布後、120℃の温度で2分間乾燥することにより、単層透明層に低光沢層が形成された光反射フィルムを得た。
バインダー;ユーダブルUVG13(登録商標)(固形分40%、日本触媒(株)製):10重量部
硬化剤;スミジュールN3200(登録商標)(住化バイエルウレタン(株)製):0.5重量部
低光沢性粒子1(凝集シリカ);サイロホービック100(登録商標)(富士シリシア(株)製、平均粒子径2.5μm、細孔容積1.60ml/g、平均細孔径21nm)、屈折率1.54:1.4重量部
低光沢性粒子2(球状アクリル粒子);ラブコロールRC230(SM)(登録商標)(大日精化工業(株)製)平均粒子径3μm、屈折率1.49:1.4重量部
溶剤;トルエン:12重量部
得られた光反射フィルムの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ4.1、16.8、8.1であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ3.7、16.2、7.5であり、光反射率は85%であり、正面輝度は1480cd/m2であり、輝度ムラは○であった。このように、本発明の光反射フィルムは、一定の正面輝度を有しかつ良好なび輝度ムラ改善性を示し、実用的な光反射フィルムが得られた。
実施例4で得られた積層フィルムからなる光反射層に一切の塗剤を塗布せず、光反射フィルムとした。
得られた光反射フィルムの光反射率は97%であったが、20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合は
それぞれ5.2、27.5、72.5であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ5.1、25.5、68.3であり、正面輝度は1360cd/m2であり、輝度ムラは△であった。
実施例4で得られた積層フィルムからなる光反射層に、以下の塗剤を乾燥後の厚みが5μmとなるように塗布した。塗布後、120℃の温度で2分間乾燥することにより、光反射フィルムを得た。
(塗剤)
バインダー;ユーダブルUVG13(固形分40%、日本触媒(株)製):10重量部
硬化剤;スミジュールN3200(住化バイエルウレタン(株)製):0.5重量部
溶剤;トルエン:10重量部
得られた光反射フィルムの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ38.1、113.0、113.7であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ35.5、108.2、109.1であり、光反射率は98%であり、正面輝度は1110cd/m2であり、輝度ムラは×であった。
実施例4で得られた積層フィルムからなる光反射層の一方の表面に、以下の塗剤を乾燥後の厚みが5μmとなるように塗布した。塗布後、120℃の温度で2分間乾燥することにより、光反射フィルムを得た。
(塗剤)
バインダー;ユーダブルUVG13(登録商標)(固形分40%、日本触媒(株)製):10重量部
硬化剤;スミジュールN3200(住化バイエルウレタン(株)製):0.5重量部
添加粒子(凝集シリカ);サイロホービック100(登録商標)(富士シリシア(株)製、平均粒子径2.5μm、細孔容積1.60ml/g、平均細孔径21nm):2.5重量部
溶剤;トルエン:11重量部
得られた光反射フィルムの20°、60°、85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ1.7、2.9、28.8であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ1.2、2.2、25.2であり、光反射率は96%であり、正面輝度は1430cd/m2であり、輝度ムラは△であった。
実施例4で得られた積層フィルムからなる光反射層の一方の表面に、以下の塗剤を乾燥後の厚みが5μmとなるように塗布した。塗布後、120℃の温度で2分間乾燥することにより、光反射フィルムを得た。
(塗剤)
バインダー;ユーダブルUVG13(登録商標)(固形分40%、日本触媒(株)製):10重量部
硬化剤;スミジュールN3200(登録商標)(住化バイエルウレタン(株)製):0.5重量部
添加粒子(凝集シリカ);ラブコロール030(F)(登録商標)(大日精化工業(株)製)平均粒子径20μm:2.0重量部
溶剤;トルエン:11重量部
得られた光反射フィルムの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ6.4、20.8、1.9であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ6.4、20.6、1.6であり、光反射率は97%であり、正面輝度は1470cd/m2であり、輝度ムラは△であった。
ケンダン黒厚紙の表面を#240の紙やすりで10回擦り、光反射シートとした。
得られたシートの20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度、および85°鏡面光沢度は、ハンディ型光沢度計No.CG1450を用いた場合はそれぞれ1.3、1.4、1.7であり、デジタル変角光沢計UGV−5Dを用いた場合はそれぞれ1.2、1.2、1.8であり、光反射率は1.3%であり、正面輝度は350cd/m2であり、輝度ムラは×であった。
2:B層
Claims (8)
- 20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度および85°鏡面光沢度の和が30以下であり、かつ20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度および85°鏡面光沢度の何れもが20以下であり、かつ光反射率が80%以上であることを特徴とする光反射フィルム。
- 20°鏡面光沢度、60°鏡面光沢度および85°鏡面光沢度の何れもが10以下であることを特徴とする請求項1に記載の光反射フィルム。
- フィルム表面に低光沢層を有することを特徴とする請求項1または2に記載の光反射フィルム。
- 光反射層と低光沢層を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光反射フィルム。
- 光反射層が内部に気泡を含む構成であることを特徴とする請求項4に記載の光反射フィルム。
- 低光沢層に2種以上の低光沢性粒子を含み、かつ低光沢層中における低光沢性粒子の総含有量が86重量部以上であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の光反射フィルム。
- 無機粒子を10重量%以上70重量%以下含有してなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光反射フィルム。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の光反射フィルムを用いてなる面光源。
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