JP2010121135A - 高反射性塗料組成物及び高反射性塗膜 - Google Patents

高反射性塗料組成物及び高反射性塗膜 Download PDF

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Abstract

【課題】液晶ディスプレイ反射板として使用可能な水準の反射率を示し、表示性能が良い塗膜を形成することができる高反射性塗料組成物を提供する。
【解決手段】酸化チタンとシリカとを合計で全顔料の80〜100容積%含有し、酸化チタン及びシリカの容積比が酸化チタン:シリカ=80:20〜40:60であり、顔料容積濃度(PVC;固形分換算)が30〜70容積%であり、シリカの平均二次粒径が0.5〜10μmである高反射性塗料組成物およびこれを用いた高反射性塗膜である。
【選択図】なし

Description

本発明は、高反射性塗料組成物及び高反射性塗膜に関する。
液晶表示装置は、一般に、液晶素子の裏側に冷陰極管や熱陰極管等の光源(いわゆるバックライト)を設け、更にその後側に反射板を設けた構造となっている。このように液晶表示装置に設けられる反射板は、光源による光を効率良く使用して液晶画面の輝度を高度に保持するためのものであり、高い反射機能を有することが要求される。
液晶表示装置に設ける反射板として、従来、(1)高反射性のフィルムを貼り合わせた反射板や、(2)高反射性のフィルム自体を反射板としたもの、(3)白色の塗装を施した反射板が知られている。
(1)の反射板に設けるフィルムとして、例えば、フィルム面方向に対して偏平な独立気泡を内包し、かつ少なくとも一方の表面に開口孔を有するフィルムや、鏡面光沢度及び光反射率を限定したフィルム、(2)の反射板として、平均気泡50nm〜50μmの微細な気泡を含有し、表面を複数の山型屈曲部を有する形状にしたフィルム又はシートにより形成されたものが提案されている(例えば、特許文献1〜3)。しかしながら、これらのフィルムは、フィルム製造工程が煩雑である上、貼付工程を必要とすることから、コストが高いという問題があった。
(3)の反射板に適用する白色の塗装として、特定の白色無機粒子を含有する塗料を塗装することが提案されている(例えば、特許文献4〜8参照)。
特許文献4には、チタニア、アルミナ、マグネシア、シリカ、ジルコニア、硫酸バリウム等の白色無機粒子を樹脂に対して100〜200重量%含有する白色塗料をアルミニウム板の表面に塗布した液晶ディスプレイ用反射板が提案されている。
特許文献5には、樹脂100重量部に対し酸化チタン顔料150〜300重量部を含有する下塗り層と、樹脂100重量部に対し酸化チタン顔料100〜250重量部を含有する上塗り層とをアルミニウム板に形成させた高拡散反射塗装金属板が提案されている。
特許文献6には、内部に気泡を含有する白色フィルムの片面に、光安定剤を含有する塗布層を設けた光反射フィルムが提案されており、この塗布層に無機微粒子(シリカ、アルミナ、酸化チタン等)及び/又は有機微粒子(シリコーン化合物、架橋スチレン等)を5〜50重量部の量で含有させることが記載されている。
特許文献7には、光反射層の少なくとも一方に、光拡散性粒子を15%重量以上含有する表皮層が積層された光反射フィルムが提案されており、光拡散性粒子としてシリカ粒子、中空粒子、酸化チタン粒子が例示されている。この表皮層の形成方法として、バインダー樹脂に光拡散性粒子を添加し光反射層の少なくとも片側にコーティングする方法が挙げられている。
特許文献8には、バインダー樹脂に二酸化チタンを配合した層を積層させた高反射塗膜が提案されている。蛍光性物質として、2,5−ビス[5−t−ブチルベンゾオキサゾリル(2)]チオフェンが例示されている。
しかしながら、特許文献4〜8の方法によって塗膜を設けた場合、液晶ディスプレイ反射板として使用可能な水準の反射率を得ることができず、良好な表示性能を得ることができないという問題があった。このため上記(3)の反射板は実用化には至っていない。
特開2004−101600号公報 特開2006−72347号公報 特開2006−215475号公報 特開2002−116436号公報 特開2002−172735号公報 特開2004−126345号公報 特開2005−173546号公報 特開2006−51686号公報
本発明は、上記現状に鑑み、液晶ディスプレイ反射板として使用可能な水準の反射率を示し、表示性能が良い塗膜を形成することができる高反射性塗料組成物を提供することを目的とするものである。
本発明は、酸化チタンとシリカとを合計で全顔料の80〜100容積%含有し、上記酸化チタン及び上記シリカの容積比が酸化チタン:シリカ=80:20〜40:60であり、顔料容積濃度(PVC;固形分換算)が30〜70容積%であり、上記シリカの平均二次粒径が0.5〜10μmである高反射性塗料組成物である。上記酸化チタンは、その平均一次粒径が0.1〜1μmであることが好ましい。
本発明の高反射性塗料組成物は、更に、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、イソシアネート樹脂、フッ素樹脂及びエポキシ樹脂よりなる群から選択される少なくとも1種の樹脂を含有することが好ましい。
本発明は、上述した高反射性塗料組成物を被塗装物に塗装して得られる高反射性塗膜でもある。上記高反射性塗膜は、発泡倍率が110〜200%であることが好ましい。上記高反射性塗膜は、膜厚が20〜100μmであることが好ましい。
本発明の高反射性塗料組成物は、上述した構成よりなるものであるので、光の反射率及び拡散反射率が高く、表示性能に優れた塗膜を形成することができる。本発明の高反射性塗膜は、このような特徴を有するものであることに加え、従来の高反射性フィルムより製造コストが低い点で、液晶ディスプレイ反射板の材料として有用である。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明の高反射性塗料組成物は、酸化チタンに加え、シリカをも添加することによって光の反射率が極めて高い塗膜となることを見出すことによって完成されたものである。すなわち、白色度の高い酸化チタンによって、白色度を高くするとともに、塗膜中に気泡を形成することによって、より高い白色度を得るものである。更に、本発明は、酸化チタンとシリカとの容積比を限定することにより、反射率が高く、クラック等の塗膜欠陥がない塗膜の形成を可能にしている。
このような気泡構造を有する塗膜を形成するために、本発明においては塗膜中の顔料含有量を高くし、シリカの平均二次粒径を限定するものである。塗膜中の顔料含有量が高い場合、塗膜中に空気を抱き込みやすくなるという性質を有する。このため、本発明の高反射性塗料組成物は、得られる塗膜中に多くの気泡を形成させることができ、これによって該塗膜の白度を高くして反射率を高くすることができる。
すなわち、本発明の高反射性塗料組成物は、上述したような目的から酸化チタンとシリカとの合計量を上述の範囲内に限定し、得られる塗膜の顔料容積濃度を限定したものであるので、光の反射率や拡散反射率が高く、表示性能に優れた塗膜を形成することができる。本明細書において、「表示性能」とは、ディスプレイ表示として明るく、色のアンバランスがなく、コントラストの不均一がないという性能を意味する。
本発明の高反射性塗料組成物は、顔料として酸化チタンとシリカとを含有するものである。
上記酸化チタンとしては、特に限定されず、通常の顔料として公知のものであればよく、ルチル型、アナターゼ型のいずれであってもよい。更に、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、シリカ、ジルコン等による公知の表面処理を施したものであってもよい。また粒子形状も特に限定されるものではなく、球状、針状、鱗片状等、任意のものを使用することができる。
上記酸化チタンは、上述の反射率の点で、平均一次粒径が0.1〜1μmであることが好ましい。上記平均一次粒子径が0.1μm未満であると光が散乱しにくくなるために、白色度が低下するおそれがあるので、好ましくない。1μmを超えると、塗料中での分散性が不充分となるため、多量に配合した場合の塗料の保存安定性が悪化するおそれがある。上記平均一次粒径は、より好ましい下限が0.15μmであり、より好ましい上限が0.4μmである。なお、本明細書において、上記平均一次粒径及び後述の平均二次粒径は、マルチサイザー・スリー機(ベックマン・コールター社製)を用いて、コールターカウンター法による粒度分布の測定を行うことにより得られる値である。
上記シリカとしては、特に限定されず、例えば、親水性シリカ及び疎水性シリカや水分散性シリカ等を挙げることができる。上記シリカとしては、特に限定されず公知のものを使用することができ、例えば、球状シリカ、鎖状シリカ、アルミ修飾シリカ等を挙げることができる。
上記球状シリカとしては特に限定されず、例えば、「ガシルHP240」、「ガシルHP260」(いずれもクロスフィールド株式会社製)等の湿潤式シリカや、「アエロジル」(日本アエロジル株式会社製)等のヒュームドシリカ等を挙げることができる。上記アルミ修飾シリカとしては、「アデライトAT−20A」(旭電化工業株式会社製)等の市販のシリカゾル等を挙げることができる。
本発明において、上記シリカは、平均二次粒径が0.5〜10μmである。上記平均二次粒径が上述の範囲未満又は上述の範囲を超えると、クラック等の不具合が生じ、発泡が不充分となり、拡散反射率が低い塗膜となるという問題を生じるおそれがある。上記平均二次粒径は、好ましい下限が1μmであり、好ましい上限が4μmである。
本発明の高反射性塗料組成物は、顔料として、上述の酸化チタン及びシリカに加え、硫酸バリウム、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ガラスビーズ、アクリルビーズ等の有機ビーズ等、その他の顔料を本発明の効果を損なわない範囲で含むものであってもよい。但し、この場合であっても、酸化チタンとシリカとを合計で全顔料の80〜100容積%の量で含有することが必要である。
酸化チタンとシリカの合計量は、全顔料に対し、好ましくは85容積%以上、より好ましくは90容積%以上である。上記値が80容積%未満であると、充分な白色度が得られないため反射率が低下してしまう。
本明細書において、上述の合計量及び後述の各顔料の割合は、各顔料の比重と配合量により求めた各顔料の容積から算出した値である。
本発明の高反射性塗料組成物は、顔料容積濃度(PVC)が30〜70容積%である。上記PVCは、塗膜を形成した後の樹脂と塗料中に含まれる全顔料との容積比を示すものであり、塗料中の溶剤が揮発し、硬化反応が生じた後の樹脂の容積から上記範囲となるよう塗料の組成を決定することで、上記範囲内のものとすることができる。上記PVCが30容積%未満である場合、得られる塗膜について、光の反射率が不充分となる問題が生じる。上記PVCが70容積%を超える場合、塗料の安定性が低下したり、充分な強度を有する塗膜が得られなくなるという問題を生じる。
上記PVCは、好ましい下限が35容積%、より好ましい下限が40容積%であり、好ましい上限が65容積%、より好ましい上限が60容積%である。
本明細書において、上記PVCは、各顔料の比重と配合量により求めた全顔料の容積(P)と、各樹脂の比重と配合量により求めた樹脂の容積(R)から、式PVC=P/(P+R)×100より算出した値である。
本発明において、上述の酸化チタンとシリカとの容積比は、酸化チタン:シリカ=80:20〜40:60である。上記高反射性塗料組成物において、シリカの比率が上記範囲より低いと、塗膜形成の際、クラック等の不具合が生じ、反射率が不充分になり、シリカの比率が上記範囲より高いと、塗膜の安定性が低下したり強度や反射率が低い塗膜となる。上記容積比は、好ましくは酸化チタン:シリカ=70:30〜50:50である。
本発明の高反射性塗料組成物は、バインダー樹脂を含むものであることが好ましい。上記バインダー樹脂としては、特に限定されず、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂の塗料分野において汎用される各種樹脂を挙げることができ、例えば、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、イソシアネート樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド、ポリエステルアミド、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリオレフィンや、これらの共重合体や混合物等を挙げることができる。上記バインダー樹脂は、水系樹脂であってもよいし、溶剤系樹脂であってもよい。
上記バインダー樹脂は、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、イソシアネート樹脂、フッ素樹脂及びエポキシ樹脂よりなる群から選択される少なくとも1種の樹脂であることが好ましく、なかでもポリエステル樹脂がより好ましい。
上記ポリエステル樹脂は、数平均分子量が5000以上、35000以下であることが好ましい。上記数平均分子量は、より好ましい下限は10000であり、より好ましい上限は30000である。本明細書において、上記数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC、島津製作所社製)により測定した値である。
上記ポリエステル樹脂は、ガラス転移温度が−10℃以上、70℃以下であることが好ましい。上記ガラス転移温度は、より好ましい下限は−5℃であり、より好ましい上限は50℃である。本明細書において、ガラス転移温度は、示差走査熱量計(DSC、セイコーインスツルメント社製)により測定した値である。
本発明の高反射性塗料組成物は、更に、硬化剤を含有させたものであってもよい。上記硬化剤としては、特に限定されず、例えば、メラミン樹脂等のアミノ樹脂、イソシアネート化合物、ブロック化したポリイソシアネート化合物等が挙げられる。
本発明の高反射性塗料組成物は、上述した成分の他に、必要に応じて、レベリング剤、顔料分散剤、ワキ防止剤等、一般に塗料で使用される添加剤を添加してもよい。
本発明の高反射性塗料組成物は、溶剤系のものでも水系のものであってもよい。上記有機溶媒としては、特に限定されず、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶剤;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン系溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエステル系溶剤;メタノール、エタノール等のアルコール系溶剤;エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のエーテルアルコール系溶剤;等を挙げることができる。上記高反射性塗料組成物は、上述の溶剤を1種含有するものであってもよいし、2種以上含有するものであってもよい。
本発明の高反射性塗料組成物の製造方法としては、特に限定されず、上述の各顔料、バインダー樹脂、及び、必要に応じ上述の添加剤をローラーミル、ペイントシェーカー、ディスパー、ビーズミル等を用いて混練、分散する等の当業者に周知の全ての方法を用いることができる。
上記製造方法において、上述の各顔料を安定且つ充分に分散させる点で、顔料分散ペーストを予め調製した後、上記顔料分散ペーストとバインダー樹脂等の他の成分とを混合し、分散させることが好ましい。
上述の高反射性塗料組成物を被塗装物に塗装して得られる高反射性塗膜もまた、本発明の一つである。
本発明の高反射性塗膜は、上述の高反射性塗料組成物を塗装して得られるものであり、酸化チタンを含有するので光の反射率が高い。更に、上述の高反射性塗料組成物は、顔料含有率が高いので、塗膜形成の際に空気を抱き込みやすい。ゆえに、上記高反射性塗膜は、多数の気泡を含有した発泡塗膜となっており、この点からも、より高い反射率を得ることができる。なお、これらの効果は、実用化可能な程に優れたものなので、上記高反射性塗膜は、液晶ディスプレイ反射板に好適に適用することができる。このような方法による高反射性塗膜の形成は、従来使用されている高反射性フィルムより製造が簡易であり、製造コストが低い点でも好ましい。
本発明の高反射性塗膜は、上述のように、一般に気泡を含有する。上記高反射性塗膜において、発泡倍率は110〜200%であることが好ましい。上記発泡倍率は、110%未満であると、拡散反射率が低く表示性能が不充分となることがあり、200%を超えると、強度等の物性に劣ることがある。上記発泡倍率は、より好ましい下限が130%、更に好ましい下限が150%であり、より好ましい上限が180%、更に好ましい上限が170%である。
本明細書において、上記発泡倍率は、電磁膜厚計(フィッシャー社製)を用い、任意に選択した10箇所を測定し、その平均値から算出した実際の膜厚(T1)と、塗料組成物のm2あたりの被膜量及び塗膜の密度から算出した理論的な値としての膜厚(T2)との比率(T1)/(T2)として求めた値である。
上述した本発明の高反射性塗料組成物は、既に述べたように顔料含有率が高いので、通常の方法で塗装して塗膜を形成することによって、上述した発泡倍率を得ることができる。
本発明の高反射性塗膜は、膜厚が20〜100μmであることが好ましい。上記膜厚は、20μm未満であると、強度や表示性能に問題が生じることがあり、100μmを超えると、強度に問題が生じることがある。上記膜厚は、より好ましい下限が30μmであり、より好ましい上限が80μmである。本発明において、上記膜厚は、電磁膜厚計(フィッシャー社製)を用いて測定したものである。
上記高反射性塗膜は、特に限定されないが、例えば、被塗装物に上記高反射性塗料組成物を塗装する工程、及び、上記工程により得られる塗装物を硬化して塗膜を形成する工程からなる方法により形成することができる。
上記被塗装物としては、液晶ディスプレイ反射板として使用し得るものであれば特に限定されず、例えば、アルミニウム、亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板、溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっき鋼板等の金属板や、フィルム、プラスチック、ガラス等が挙げられる。上記高反射性塗膜は、被塗装物上に必要に応じフィルムや塗膜を設けたものに塗装したものであってもよい。
上記塗装は、ダイコート法、ロールコート法、カーテンフローコーター法、ロールカーテン法、スプレー法、各種カーテンコーター等のプレコートメタルにおいて従来公知の方法で行うことができる。上記硬化は、使用する塗料組成物の組成や被塗装物の種類、サイズ等に応じて、条件を適宜選択することができ、例えば100〜300℃の温度下で20〜180秒の範囲で行うことができる。
金属板等の基材上に本発明の高反射性塗膜を形成したプレコートメタルは、上述のように、液晶ディスプレイ反射板に好適に適用することができる。上記高反射性塗膜を有することを特徴とする液晶ディスプレイ反射板もまた、本発明の一つである。上記液晶ディスプレイ反射板は、高反射性塗膜が上述の性質を示すことにより、表示性能に優れ反射性が高い画面を形成することができる。
本発明の液晶ディスプレイ反射板は、上述の高反射性塗膜を有するものであれば特に限定されず、予め被塗装物上に設けた下塗り層上に高反射性塗膜を設けたものや、高反射性塗膜上に更に上塗り塗膜層を形成したものであってもよい。
上記下塗り塗膜は、下塗り塗料組成物を公知の方法を用いて塗布することにより得ることができる。
以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
<実施例1>
(1)酸化チタン(石原産業社製「TIPAQUE CR97」、平均一次粒径0.25μm)132gとポリエステル樹脂(東洋紡績社製「バイロンGK19CS」、Mn=13000、Tg=11℃)136gと溶剤(住友化学工業社製 シクロヘキサノン)120gを混合後、分散機(大平システム社製「卓上式SGミル1500W型」)にガラスビーズを600g入れて分散させて、顔料分散ペーストを得た。
(2)得られた顔料ペースト388gにシリカ(東ソー・シリカ社製「ニップシールE200A」、平均二次粒径3μm)70g、ポリエステル樹脂(東洋紡績社製「バイロンGK19CS」)100gとメラミン樹脂(三井サイテック社製「サイメル712」)37gと溶剤A(住友化学工業社製 シクロヘキサノン)120gを混練し、その後溶剤B(住友化学工業社製 シクロヘキサノン)を105g加えることにより高反射性塗料組成物を得た。得られた高反射性塗料組成物は、PVC35容積%、全顔料中の酸化チタン含有量50容積%、シリカ50容積%であった。なお、本明細書において、溶剤A及び溶剤Bは同種類の溶剤であるが、明確化のため、上述の工程において、最初に加えたものを「溶剤A」と称し、後に加えたものを「溶剤B」と称した。
<実施例2>
顔料ペースト調製時における酸化チタンの配合量を240g、ポリエステル樹脂の配合量を236g、溶剤を200gに変更したこと、更に、顔料ペーストの量を676gに変更し、該顔料ペーストに加えるポリエステル樹脂の量を0g、シリカの配合量を85g、溶剤A量を130gに変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で高反射性塗料組成物を調製した。
<実施例3>
顔料ペースト調製時における酸化チタンの配合量を586g、ポリエステル樹脂の配合量を236g、溶剤を360gに変更したこと、更に、顔料ペーストの量を1182gに変更し、該顔料ペーストに加えるポリエステル樹脂の量を0g、シリカの配合量を77.8g、溶剤A量を170gに変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で高反射性塗料組成物を調製した。
<実施例4>
顔料ペースト調製時における酸化チタンの配合量を446g、ポリエステル樹脂の配合量を236g、溶剤を360gに変更し、また該調製時に硫酸バリウム(堺化学工業社製「沈降性硫酸バリウム#100」)160gを配合したこと、更に、顔料ペーストの量を1202gに変更し、該顔料ペーストに加えるポリエステル樹脂の量を0g、シリカの配合量を57.8g、溶剤A量を170gに変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で高反射性塗料組成物を調製した。
<比較例1>
顔料ペースト調製時における酸化チタンの配合量を81g、ポリエステル樹脂の配合量を136g、溶剤を100gに変更したこと、更に、顔料ペーストの量を317gに変更し、該顔料ペーストに加えるポリエステル樹脂の量を100g、シリカの配合量を43g、溶剤A量を60gに変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で高反射性塗料組成物を調製した。
<比較例2>
顔料ペースト調製時における酸化チタンの配合量を380g、ポリエステル樹脂の配合量を236g、溶剤を200gに変更したこと、更に、顔料ペーストの量を816gに変更し、該顔料ペーストに加えるポリエステル樹脂の量を0g、シリカの配合量を10.6g、溶剤A量を0gに変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で高反射性塗料組成物を調製した。
<比較例3>
顔料ペースト調製時における酸化チタンの配合量を733g、ポリエステル樹脂の配合量を236g、溶剤を450gに変更したこと、更に、顔料ペーストの量を1419gに変更し、該顔料ペーストに加えるポリエステル樹脂の量を0g、シリカの配合量を0g、溶剤A量を0gに変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で高反射性塗料組成物を調製した。
<比較例4>
顔料ペースト調製時における酸化チタンの配合量を240g、ポリエステル樹脂の配合量を236g、溶剤を200gに変更したこと、更に、顔料ペーストの量を676gに変更し、該顔料ペーストに加えるポリエステル樹脂の量を0g、シリカの配合量を85g、溶剤A量を130gに変更し、該顔料ペーストに加えるシリカの種類を「ガシルHP395」(クロスフィールド製、平均二次粒径12μm)に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で高反射性塗料組成物を調製した。
<比較例5>
顔料ペースト調製時における酸化チタンの配合量を1172g、ポリエステル樹脂の配合量を236g、溶剤を550gに変更したこと、更に、顔料ペーストの量を1958gに変更し、該顔料ペーストに加えるポリエステル樹脂の量を0g、シリカの配合量を15.6g、溶剤A量を450gに変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で高反射性塗料組成物を調製した。
<比較例6>
顔料ペースト調製時における酸化チタンの配合量を100g、ポリエステル樹脂の配合量を136g、溶剤を100gに変更したこと、更に、顔料ペーストの量を336gに変更し、該顔料ペーストに加えるポリエステル樹脂の量を100g、シリカの配合量を159g、溶剤A量を500gに変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で高反射性塗料組成物を調製した。
<比較例7>
顔料ペースト調製時における酸化チタンの配合量を386g、ポリエステル樹脂の配合量を236g、溶剤を360gに変更し、また該調製時に硫酸バリウム(堺化学工業社製「沈降性硫酸バリウム#100」)230gを配合したこと、更に、顔料ペーストの量を1212gに変更し、該顔料ペーストに加えるポリエステル樹脂の量を0g、シリカの配合量を47.8g、溶剤A量を170gに変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で高反射性塗料組成物を調製した。
〔試験例〕
(1)塗膜の作成
予め「FLC600プライマー」(日本ファインコーティングス社製)を0.5mm亜鉛メッキ鋼板に乾燥膜厚20μmとなるよう塗装し、オーブン(エヌ・ケイ・テック社製 小型テストオーブン)で最高到達板温が225℃になるよう、焼き付け時間60秒で乾燥させ、各実施例及び各比較例で得られた塗料組成物のいずれかを乾燥後理論膜厚(T2)が35μmになるように塗布し、オーブンで最高到達板温が225℃になるよう、焼き付け時間100秒で乾燥させ、塗膜を得た。
(2)得られた塗膜について、以下の評価を行った。
1.膜厚
電磁膜厚計(フィッシャー社製)を用いて測定した。
2.各顔料の容積比率
各顔料の比重と配合量により求めた各顔料の容積から算出した。
3.PVC
各顔料の比重と配合量により求めた全顔料の容積(P)と、各樹脂の比重と配合量により求めた樹脂の容積(R)から、式PVC=P/(P+R)×100より算出した。
4.発泡倍率
電磁膜厚計(フィッシャー社製)を用い、任意に選択した10箇所を測定し、その平均値から算出した実際の膜厚(T1)と、塗料組成物のm2あたりの被膜量及び塗膜の密度から算出した理論的な値としての膜厚(T2)との比率(T1)/(T2)として求めた。
5.塗膜状態
平滑な塗膜が得られた場合は○、ワレ等の塗膜欠陥があった場合は×として評価した。
6.拡散反射率
分光光度計UV−3100PC(島津製作所社製)を用いて、硫酸バリウムを標準試料として、555nmにおける反射率を測定した。
各結果を表1に示す。
Figure 2010121135
以上の結果より、各実施例の高反射性塗料組成物は、塗膜状態が良く且つ拡散反射率に優れた塗膜が得られることが分かった。
本発明の高反射性塗料組成物は、上述の構成よりなるものであるので、光の反射率及び拡散反射率が高く、表示性能に優れた塗膜を形成することができる。本発明の高反射性塗膜は、このような特徴を有するものであることに加え、従来の高反射性フィルムより製造コストが低い点で、液晶ディスプレイ反射板の材料として有用である。

Claims (8)

  1. 酸化チタンとシリカとを合計で全顔料の80〜100容積%含有し、
    前記酸化チタン及び前記シリカの容積比が酸化チタン:シリカ=80:20〜40:60であり、
    顔料容積濃度(PVC;固形分換算)が30〜70容積%であり、
    前記シリカの平均二次粒径が0.5〜10μmである、高反射性塗料組成物。
  2. 前記顔料容積濃度が40〜70容積%である請求項1記載の高反射性塗料組成物。
  3. 前記シリカの平均二次粒径が0.5〜4μmである請求項1記載の高反射性塗料組成物。
  4. 前記酸化チタンの平均一次粒径が0.1〜1μmである請求項1記載の高反射性塗料組成物。
  5. 更に、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、イソシアネート樹脂、フッ素樹脂及びエポキシ樹脂よりなる群から選択される少なくとも1種の樹脂を含有する請求項1記載の高反射性塗料組成物。
  6. 請求項1記載の高反射性塗料組成物を被塗装物に塗装して得られる、高反射性塗膜。
  7. 発泡倍率が110〜200%である請求項6記載の高反射性塗膜。
  8. 膜厚が20〜100μmである請求項6記載の高反射性塗膜。
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