JP2006069536A - 自転車用スポーク付き車輪のリム、車輪および製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自転車用のスポーク付き車輪において、バルブおよびジョイント領域における局所的な質量増加に起因する車輪の動的不平衡を軽減または除去する。
【解決手段】自転車用のスポーク付き車輪11において、バルブ7およびジョイント領域134における局所的な質量増加に起因する車輪11の動的不平衡の軽減または除去は、少なくとも1つのスポーク間領域1601において、例えば機械加工などによる材料除去加工により、リム13の平均肉厚を低減することにより行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、広くは自転車のスポーク付き車輪の分野に関し、とくには自転車用スポーク付き車輪のリム、そのようなリムを備えるスポーク付き車輪、および自転車用スポーク付き車輪のリムの製造方法に関する。
自転車のスポーク付き車輪は、通常は、リム、ハブ、およびリムとハブとの間を接続する1セットのスポークで構成されている。
さらに具体的には、リムとハブの間の接続については、第1の端部に拡大された頭部を有し、第1の端部と反対の第2の端部の外面にねじ山を有しているスポークを備えることが通常である。
スポークの拡大された頭部が、通常はハブまたはハブのフランジに設けられる適切な形状の着座部に収容される。スポークを半径方向、またはほぼ半径方向に引っ張ることができるよう、通常は、スポークの第1の端部の近傍に曲げが設けられる。しかしながら、この第1の端部におけるスポークの曲げは、例えば特許文献1に記載のハブを使用する場合には、省略することができる。
米国特許出願公開公報第2002/0033635号
スポークの第2の端部のねじ山は、通常はリムに設けられるねじ孔へとねじ込みによって接続され、あるいは例えば特許文献2に示されているように、リムの座孔に当接するニップル式またはナット式の着脱可能な接続部材へと、おそらくはプレートを介在させつつねじ込みによって接続される。
欧州特許出願公開公報第0936085号
例えばスポークの頭部がリムへと接続され、スポークのねじ山がハブへと接続されるスポークなど、リムおよびハブに対して別の取付け手段を備えているスポークも、やはり知られており、本発明は、決して特定の種類のスポーク接続部に限定されるものではない。
本明細書および特許請求の範囲において、「スポーク接続部」という表現は、スポークのセットと、前記ニップルおよび介在プレートなどの着脱可能な接続部材があればこれを含めて用いられる。
ハブは、自転車の車輪の軸に対して回転対称の部材であり、スポーク接続部は、スポーク接続部の質量の中心が全体として常に車輪の軸に位置するよう、車輪の円周に沿って配置される。さらに具体的には、スポーク接続部をリムに沿って等間隔で配置することができ、あるいは2つ以上のスポーク接続部からなるグループを、リムに沿って等間隔で配置することができる。
ハブの一方の側と他方の側との間で、車輪の中央面に対するスポーク接続部の角度(キャンバ)が異なっているという理由、および/またはスポークがハブの面に対して接線として取付けられるという理由、および/またはとくには複雑なスポーク・パターンといった他の理由により、質量の異なるスポーク接続部が存在する可能性があるが、依然として、同一のスポーク接続部のサブセットは、回転軸に対して規則的に設けられている。したがって、このような場合にも、スポーク接続部セットの質量の中心は車輪の回転軸にあり、すなわち換言すれば、スポーク接続部セットが、回転軸に対してバランスされている。
例えば特許文献3、特許文献4および未だ公開されていない特許文献5から、リム全体に沿って適切な構造強度をもたらしつつリムの重量を抑制するため、スポーク間の領域のすべてにおいて、あるいは少なくとも近接するスポークからなるスポーク群間の領域のすべてにおいて、リムの肉厚を小さくすることがよく知られている。
欧州特許出願公開公報第0715001号 欧州特許出願公開公報第1084868号 欧州特許出願第03425419.3号
上記文献のリムを含め、公知のリムの形状は、車輪の軸に対して回転対称の部材であるような形状である。
したがって、初歩的な分析においては、車輪は動的にバランスしている。
しかしながら、現実には、インナ・チューブを備える形式、チューブレスの形式、またはチューブラタイヤを備える形式であれ、空気タイヤ内の空気の保持用バルブによって構成される、不平衡または質量の不連続、とくには局所的な質量増加の原因が、常に存在する。バルブは、リムに形成された適切な孔に固定されるが、通常は真鍮から作られて規格に沿った寸法を有しており、したがって所定の重量を有している。バルブそのもののために設けられる収容孔によって、リムにわずかな軽量化が生じるが、これはバルブにおいて生じる局所的な質量増加を補償するために充分ではない。また、イタリアのカンパニョーロ社(Campagnolo S.r.l.)によって市販されているボーラ(Bora)という車輪など、カーボンファイバの成型によって得られたリムにおいては、バルブにおける局所的な質量増加が、そのような領域においてバルブ用の孔によるリムの強度低下を補うべくリムの厚さを増加させることによって、さらなる質量増加を伴うこともある。
金属製のリムの場合には、バルブによって生じる不平衡の原因に、さらに第2の原因が加わる。実際、とくに鋼製またはアルミニウム合金製の金属リムは、リムの所望の断面に従って棒材を押し出すことにより製作され、次いでこの棒材が、カレンダ加工によって円周へと成形される。棒材の両端部のジョイントがさまざまなやり方で行なわれるが、それらはすべて材料の追加をもたらし、したがって局所的な質量増加を生じさせる。例えば、ジョイントを実行するための公知の方法によれば、(a)押し出し成形された棒材の両端部の壁面に突合せ形成された対応する孔へと、1つ以上のピンが干渉をともなって挿入され、あるいは(b)押し出し成形された棒材の内側室内に、おそらくは接着性の物質を追加しつつ両端部からの或る範囲にわたってスリーブが挿入され、あるいは(c)溶接材料を加えても加えなくてもよいが、いずれにせよ溶接時にリムを変形させる恐れなく適切なピンサーで両端部を把持できるよう、押し出し成形された棒材の内側室内に丈夫な金属インサートを使用しつつ両端部が突き合わせ溶接される。
これら局所的質量増加の原因のいずれかまたは両者によって、質量の中心が車輪の回転軸に属さなくなる。動的な観点から、そのような局所的な質量増加によって引き起こされる不平衡が、車輪に好ましくない不安定をもたらす。さらに、不平衡が車輪の速度の増加とともに増大することを考えると、とくに坂下りなど走行速度が速いときにより危険であり、逆に言えば、きわめて安定な車輪が必要とされる。
金属製のリムの場合には、動的不平衡の問題を軽減するため、バルブのための孔を、押し出し成形された棒材のジョイント位置と正反対の位置に設けることが知られている。しかしながら、このようにして得られた運動時の質量のバランスは、通常は、ジョイントの領域において付加された質量がバルブ本体の質量と異なっており、バルブ本体の質量よりも大であることが通常であるため、車輪に良好な安定をもたらすためには不充分である。また、スポークのパターンが奇数である車輪の場合には、押し出し成形された棒材のジョイント位置と正反対の位置がスポークまたはスポークのグループによって占められているため、この正反対の位置にバルブのための孔を設けることが不可能であって、ほぼ反対の位置にしか設けることができない場合がある。したがって、前記質量の相違、および/または2つの局所的質量増加による遠心力が形成する角度ゆえ、合力における相殺が不可能である。
また、このようなリムにおけるバランスの問題を、バルブ孔の位置にプレートを貼り付けることによって解決しようとする試みがなされている。しかしながら、追加の部材を設けることにより、リムの重量が増加するばかりか、プレートが自転車の使用によって脱落する恐れがあり、かつ見た目が好ましくなく、空気力学的でもないため、このような追加は、製造上の観点および最終製品の観点の両者から、満足できるものではない。
本発明の出発点にある技術的課題は、自転車の車輪の動的不平衡を効果的に低減することにある。さらに野心的な目的は、自転車の車輪の動的不平衡を完全に取り除くことにある。
以上述べた技術的課題は、本発明によれば、スポーク取付け領域およびスポーク間領域を有する自転車用スポーク付き車輪のリムにおいて、前記スポーク間領域が、第1の平均肉厚を有するスポーク間領域の第1のサブセット、およびスポーク間領域の第2のサブセットを含んでおり、前記第2のサブセットのスポーク間領域のそれぞれが、前記第1の平均肉厚よりも小さい平均肉厚を有しており、前記第2のサブセットのスポーク間領域が、車輪の少なくとも1つの局所的な質量増加を少なくとも部分的に補償するように配置されていることを特徴とするリムによって解決される。
本明細書および特許請求の範囲において、平均肉厚とは、当該領域内のリムの材料の体積を当該領域の長さで除算したものを意味する。
車輪の局所的な質量増加は、リムとの連結に適したバルブ、および/またはリムのジョイント領域によるものを含む。
第2のサブセット、すなわち比較的厚さが小さい領域は、第1の局所的な質量増加が存在している第1の位置を含んでいるスポーク間領域を含むことができる。
これに代え、あるいはこれに加えて、第2のサブセットは、前記第1の位置を中心とするリム半分に前記第1の位置を中心として対称に配置された少なくとも1対のスポーク間領域を含むことができる。
上記は、さらに前記第1の局所的な質量増加よりも小さい第2の局所的な質量増加が、前記第1の位置とほぼ正反対に位置するスポーク間領域内の第2の位置に配置されて存在する場合にも当てはまる。これら2つの局所的な質量増加は、実際のところ、互いに部分的に相殺してもよい。さらに、正確に正反対である位置からの小さなずれを考慮にいれて、補償または部分的な補償に使用される第2のサブセットに属する領域の肉厚の推移を非対称にしてよい。
第1の位置に第1の局所的な質量増加が存在し、この第1の局所的な質量増加よりも小さく、第1の位置と正対しないスポーク間領域内の第2の位置に配置された、第2の局所的な質量増加が存在する場合には、前記第2のサブセットが、第1の位置を通過する直径に関して第2の位置と同じ側に配置され、かつ第1の位置と同じリム半分に配置されたスポーク間領域を含むことができる。
とくに、第2のサブセットが、前記第1の局所的な質量増加を含んでいるスポーク間領域と同じ大きさを有するスポーク間領域であって前記第1の位置に最も近いスポーク間領域を含むことができる。
これは、スポークが一様に配置されている場合には、前記第1の位置の隣に位置するスポーク間領域でありうる。
他の実施形態においては、第1の位置に第1の局所的な質量増加が存在し、この第1の局所的な質量増加よりも小さく、第2の位置に配置された第2の局所的な質量増加が存在するとき、これら第1および第2の局所的な質量増加が正反対またはほぼ反対に位置する場合にも、これら2つの局所的な質量増加を別個に補償することができる。実際、或る場合においては、リムの重量を最小限にするため、局所的な重量増加を伴っている両方の領域について、それぞれ当該領域内に位置する局所的な質量増加に相当する質量を削減することが、好ましいと考えられる。
例えば、第2のサブセットが、前記第1の位置を含んでいるスポーク間領域および前記第2の位置を含んでいるスポーク間領域を含むことができる。
これに代え、あるいはこれに加えて、第2のサブセットが、前記第1の位置を中心とするリム半分に前記第1の位置を中心として対称に配置された少なくとも1対のスポーク間領域、および前記第2の位置を中心とするリム半分に前記第2の位置を中心として対称に配置された少なくとも1対のスポーク間領域を含むことができる。
好都合に軽量なリムを生み出すため、種々の実施形態において、第2のサブセットが、複数のスポーク間領域からなる少なくとも1つのグループであってリムの軸に関してバランスされており、したがって局所的な質量増加の補償に対して中立であるグループを、さらに含むことができる。
とくに、前記複数のスポーク間領域からなる少なくとも1つのグループが、正反対に位置するスポーク間領域を1対以上含むことができる。
例えばスポークがグループ化されてなるスポーク・パターンの場合など、大きさの異なるスポーク間領域が存在する場合には、第2のサブセットのスポーク間領域が、すべて同じ大きさを有していてもよく、あるいは異なる大きさを有していてもよい。
第2のサブセットのスポーク間領域の厚さを低減するための材料除去加工を最小限にでき、かつ/またはリムの構造強度を最大にできるがために好都合である実施形態においては、第2のサブセットが、1つまたは2つのスポーク間領域で構成されている。
一方、リムの重量を最小にするためには、第2のサブセットが、1つまたは2つのスポーク間領域を除くすべてのスポーク間領域で構成されていると好都合であり、あるいはスポーク群とスポーク群との間に配置されたスポーク間領域のうちの、1つまたは2つを除くすべてのスポーク間領域で構成されていると好都合であると考えられる。
第2のサブセットのスポーク間領域は、同じ平均肉厚を有することができるが、これは必須ではない。
第2のサブセットのスポーク間領域の幾何形状は、さまざまな形式のものであってよい。
例えば、第2のサブセットのスポーク間領域のそれぞれが、対称的な質量分布を有していてもよく、あるいは非対称な質量分布を有していてもよい。
さらに、第2のサブセットのスポーク間領域のそれぞれにおいて、隣のスポーク取付け領域の厚さからの変化が急であってよく、あるいはリムの或る長さにわたって徐々に進展してもよい。
第2のサブセットのスポーク間領域の平均肉厚の低減は、リムの1つ以上の壁において行なうことができ、例えばリムの中心に向かって面した壁であり一般に下部ブリッジと呼ばれている壁において行なうことができる。
適切な構造強度を保ちつつ補償のための必要な軽量化を可能にするため、第2のサブセットがバルブのための孔を有するスポーク間領域を含んでいる場合には、そのような領域に、バルブ孔を有する中央領域および2つの端部領域を、中央領域が端部領域よりも大きな肉厚を有するようにすることができる。
第1のサブセットのスポーク間領域、すなわち比較的厚さが厚いスポーク間領域は、スポーク取付け領域の平均肉厚と等しい平均肉厚を有することができ、これが通常は、リムの最大厚さである。
本発明の第2の構成は、以上説明したリムを備える自転車用スポーク付き車輪に関する。
本発明の第3の構成は、スポーク取付け領域とスポーク間領域とを有するリムを形成するステップを含んだ、自転車用スポーク付き車輪のリムを製造する方法において、前記スポーク間領域の第1のサブセットが、第1の平均肉厚で形成されるとともに、前記スポーク間領域の第2のサブセットが、それぞれに前記第1の平均肉厚よりも小さい平均肉厚で形成され、前記第2のサブセットのスポーク間領域が、車輪の少なくとも1つの局所的な質量増加を少なくとも部分的に補償するように配置されていることを特徴とする方法に関する。
リムは、とくには、すでに述べたようなリムであってよい。
この方法は、第1の変形として、リムを形成するための金型において、高分子材料のマトリックス中に構造繊維を、第2のサブセットのスポーク間領域よりも、第1のサブセットのスポーク間領域により多くの量供給するステップを含んでいる。
この方法は、第2の変形として、すべてのスポーク間領域の平均肉厚が等しいリムを形成する準備ステップ、および第2のサブセットのスポーク間領域から材料を除去するステップを含んでいる。
材料を除去するステップは、機械加工(とくにはフライス加工)、化学的エッチングあるいは放電加工によって行なうことができる。
以下では、図面にもとづき、いくつかの実施形態および実施例を参照しつつ、本発明をさらに詳しく説明するが、図面において、相応する構成要素には類似の番号が付されている。
図1には、本発明の一実施形態による車輪11の斜視図が示されている。ここに示されている車輪11は、とくには前輪であって、ハブ12、リム13、およびハブ12とリム13の間にスポーク接続部セット14を備えている。
さらに図2を参照すると、スポーク接続部14はそれぞれ、それ自体は公知のやり方であるが、スポーク141および雌ねじ部材またはニップル142を備えている。各スポーク141は、通常は、第1の端部に頭部143を有するとともに、第1の端部と反対側の第2の端部に雄ねじ(図では見ることができない)を有しており、フランジ付きのハブへと取付けられる場合には、第1の端部がおそらくは屈曲部144において曲げられている。屈曲部は、例えば特許文献1に示されているようなフランジ無しの取付けハブの場合には、通常は存在しない。各スポークの頭部143が、ハブ12の対応する着座部121へと収容される。スポーク141の雄ねじが、雌ねじ部材142の雌ねじと係合し、雌ねじ部材142は、おそらくはプレート145を介在させつつ対応する着座部131においてリム13に当接する。さらに、リム13の上部ブリッジ133に、工具によって雌ねじ部材142へとアクセスするための開口132が示されている。
しかしながら、例えば雌ねじ部材142がハブ12と係合し、スポークの頭部143がリム13と係合する構成など、スポーク接続部14について、この技術分野においてよく知られている他の任意の構成を使用することが可能である。
車輪11のスポークのパターンは、スポーク接続部14がリム13の円周に沿って等間隔に配置される種類のパターンである。
さらに、車輪11のスポークのパターンは、スポーク接続部セットが16個のスポーク接続部からなり、すなわちハブ12の右側に位置する8つのスポーク接続部およびハブ12の左側に位置する8つの接続部からなるため、偶数タイプのパターンである。このようにして、リム13に、それぞれのスポーク取付け座131およびその周辺からなる16個のスポーク取付け領域1501〜1516が形成され、16個のスポーク間領域1601〜1616と交互に位置している。詳しくは、これら16個のスポーク間領域1601〜1616が、円周の等しい長さの円弧に従って広がっている。
リム13は金属製であり、適切な断面による棒材の押し出し、カレンダ加工、およびジョイント領域134における両端部の接合によって製作されている。
リム13には、ジョイント領域134と正反対の位置において、リム13の外側に組み合わされる空気タイヤ(図示されていない)の空気の保持用バルブ7のために、収容孔135が設けられている。
領域134におけるジョイントは、押し出し成形され、カレンダ加工された棒材の両端部を突き合わせ溶接することによって実行される。バルブ7が取付けられたリム13の断面を示した図3において、溶接時にリム13を変形させる恐れなく適切なピンサーで両端部を把持できるように使用される一対の丈夫な金属製インサート136を、リム13の内側室内に見て取ることができる。インサート136は、図4にさらに詳しく示されている。
溶接およびインサート136の挿入に対する代案として、図5に示されているスリーブ136aを、図6に示すように、リム13の内側室137内へと、おそらくは接着性の物質とともに、干渉を伴いながら、挿入することによって、領域134におけるジョイントを行なうことができる。さらなる代案としては、領域134におけるジョイントを、多数のピンをリムの両端部の壁面に挿入することによって行なうことができる。
溶接材料を含む場合があるインサート136、またはジョイント領域134における他の等価な部材は、質量m1を有しており、これが車輪11に質量の不連続、特に局所的な質量増加をもたらしている。バルブ7は、通常は真鍮で作られており、車輪11にもう1つの質量の不連続、特にもう1つの局所的な質量増加をもたらしている。以下では、説明を簡潔にするため、バルブ7の存在による局所的な質量の増加からバルブ7のための孔135の存在による局所的な質量の減少を減算したものを、バルブ7の質量m2と称することにする。すでに述べたように、通常は、質量m1は質量m2と異なっており、したがってジョイント領域134とバルブ7のための孔135とが正反対に位置しているにもかかわらず、車輪1は動的に不平衡であろう。多くの場合、ジョイントの質量m1はバルブの質量m2よりも大きいので、この実施形態および引き続く実施形態においては、この仮定を引用する。車輪1の不平衡を低減し、できれば打ち消すため、すなわち前記局所的な質量の増加を少なくとも部分的に補償するため、リム13において、スポーク間領域1602〜1616がそれぞれ質量mzを有する一方で、ジョイント領域134を含んでいるスポーク間領域1601は、より小さい質量mz−m3を有している。質量が軽減されてなるこのようなスポーク間領域1601は、図1において説明のための目的で黒く塗られて示されている。これは後に説明する実施形態の同様の領域についてもまったく同じであるが、実際のところ、リム13の残りの部分と同じ色を有していても、別の色を有していても、どちらでもよい。
スポーク間領域1601における軽減質量m3は、そのような領域1601においてリムの平均肉厚を小さくするための材料除去加工によって達成される。
材料除去加工は、例えば、機械加工、とくにはフライス削りであってよく、化学的なエッチングであってよく、あるいは放電加工であってもよいが、さらには、詳しくは前記した特許文献3、特許文献4および未だ公開されていない特許文献5に開示されているように行なうことができ、これらの文献はここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。
図1および3においては、スポーク間領域1601における厚さの低減がリム13の下部ブリッジ139(図2)に示されているが、これに加え、あるいはこれに代えて、厚さの低減を上部ブリッジ133または側壁138a、138b(図2)において行なうことも可能である。
さらに、図1および3においては、スポーク間領域1601における厚さの低減が急であるとして示されており、これは引き続く実施形態に関する図においてもまったく同じであるが、隣接するスポーク取付け領域1501および1516からの移行のために別の形状を使用することができる。詳しくは、移行がリムの或る長さにわたって徐々に進展してもよく、すなわちシャープなエッジを避ける一方で、適切な曲率半径または適切な曲線の推移を有するフィレットを作ることができる。さらに、材料の除去は、リム13の外側から行なうことができ、かつ/または室137の内側から行なうことができるが、どちらでも違いはない。本発明の目的において重要なことは、材料の除去が所望の質量低減をもたらすためものであり、すなわち換言すれば、平均肉厚の低減があるという点である。
最後に、図1および3において、スポーク間領域1602〜1616がスポーク取付け領域1501〜1516と同じ厚さを有しているが、これが必須ではないことに触れておかなければならない。とくに、すべてのスポーク間領域について厚さを小さくし、領域1601において寸法をより大きく低減することは、本発明の技術的範囲に包含される。
動的条件において車輪11に作用する合力は、以下の式(1)で表現することができ、ここではベクトル値が太字で示されており、これは後続の式についてもまったく同様である。
F=F1+F2+F3 (1)
ここで、各分力要素は、以下の式で表現することができる。
F1=m1*ω*R1 (2)
F2=m2*ω*R2 (3)
F3=m3*ω*R3 (4)
ここで、ωは車輪11の角速度を表わしており、R1、R2およびR3は、それぞれジョイント134の質量m1、バルブ7の質量m2、およびスポーク間領域1601における軽減された質量m3について、これらの質量中心と車輪11の中心との距離を表わしている。
R1、R2およびR3が、互いにほぼ等しく、3つの分力がすべて、ジョイント領域134およびバルブ7に共通する直径Dに沿って位置することに注目すべきである。
さらに、式(1)の第1の分力F1すなわち領域134におけるジョイントの影響が、第2の分力F2すなわちバルブ7の影響と、第3の分力F3すなわち残りのスポーク間領域1602〜1616に対するスポーク間領域1601の質量軽減の影響の両者と反対である点に、注目すべきである。
したがって、前記式(1)は、以下の式(5)のスカラー表現に変形される。
F=m1*ω*R1−m2*ω*R2−m3*ω*R3
=(m1−m2−m3)*ω*R1 (5)
スポーク間領域1601の軽減質量m3の値が、例えば1または2グラムなどときわめて小さくても、合力Fの値はゼロに近づき、すべてのスポーク間領域がそれらの質量mzとは関係なく互いに同一であり合力要素が式(6)によって与えられる車輪に比べて、車輪11の動的不平衡は小さくなる。
F’=m1*ω*R1−m2*ω*R2
=(m1−m2)*ω*R1 (6)
残りのスポーク間領域1602〜1616に対するスポーク間領域1601の軽減質量m3を適切に選択することによって、一対のインサート136または他の種類のジョイントの存在およびバルブ7に起因する不平衡を、完全に相殺することができる。実際、軽減質量が以下の式(7)で与えられるならば、
m3=m1−m2 (7)
合力Fの値はゼロに等しくなる。
したがって、このような値の軽減質量m3を備えることによって、バルブ7無しで一般に市販されているリム13は不平衡になるが、ひとたびバルブ7が取付けられ、さらにスポーク接続部およびハブが取付けられると、車輪11は完全にバランスする。この点で、バルブ7およびジョイント用インサート136の質量m1およびm2の値があらかじめ決まっており、したがってスポーク間領域1601において取り除くべき質量の値m3を容易に計算できることを、強調しておく価値がある。
オンロード用自転車のための、質量が6グラムである標準サイズの真鍮製バルブ7と質量が10グラムである一対のアルミニウム製インサート136を備えるジョイントについて検討する。
スポーク間領域1601の軽減質量m3が4グラムであると、車輪11は完全にバランスする。
本発明の第2の実施形態による車輪21が、図7に示されており、これに関するリム23の断面が、バルブ7が取付けられた状態で図8に示されている。
この車輪21は、ジョイント部234を有するスポーク間領域2601の両隣のスポーク間領域2602および2616において厚さが低減され、質量がmzである残りのスポーク間領域2601および2603〜2615に対し、それぞれ軽減された質量mz−m4およびmz−m5を有している点で、図1の車輪11と相違している。
動的状態において車輪21に作用する合力は、以下の式(8)で表現することができ、
F=F1+F2+F4+F5 (8)
ここで、
F4=m4*ω*R4 (9)
F5=m5*ω*R5 (10)
であり、R4およびR5は、それぞれスポーク間領域2602における軽減質量m4およびスポーク間領域2616における軽減質量m5について、これらの質量中心と車輪21の中心との距離を表わしており、残りの符号は、第1の実施形態に関してすでに説明したとおりである。
さらに、ジョイント234の領域とバルブ7との間を延びる直径Dに沿って力F1およびF2が反対向きに作用するが、力F4およびF5がそれぞれ、この直径Dに対して11.25°の角度(1回転の32分の1)を形成している点に注目すべきである。質量m4およびm5が同じである場合、2つの力F4およびF5の合力は、直径Dに沿って力F1と逆向きに作用する。
質量m4およびm5の値が、例えば1または2グラムなどときわめて限られていても、16個のスポーク間領域2601〜2616のすべてが互いに同一である車輪(式(6))に比べて、車輪21の動的不平衡が低減される。
質量m4およびm5が等しい特別な場合について、距離R1、R2、R4およびR5が互いに等しいと考えると、上記式(8)は、以下の式(11)のスカラー表現に変形される。
F=m1*ω*R1−m2*ω*R2
−m4*ω*R4*cosα−m5*ω*R5*cosα
=(m1−m2−2*m4*cosα)*ω*R1 (11)
一対のインサート136または他の種類のジョイントの存在およびバルブ7に起因する不平衡を、以下の式(12)によって表現されるとおり合力Fの絶対値をゼロにする値m4およびm5を適切に選択することによって、完全に相殺することができる。
m4=m5=(m1−m2)/2*cosα (12)
以上説明した状況、ならびに実施例1にて示した質量m1(10グラム)およびm2(6グラム)の値において、スポーク間領域2602および2616の質量m4およびm5がそれぞれ2.2グラムであれば、車輪21の完全なバランスが達成される。
スポーク間領域2602、2616の代わりに、これらに隣接するスポーク間領域2603および2615において質量の軽減を行ない、あるいはスポーク間領域2603、2615の隣のスポーク間領域2604および2614において質量の軽減を行なうことが、単純に質量軽減において、関連の力がジョイント領域234とバルブ7とに共通する直径Dに対して形成する角度がより大きくなることを考慮するだけで可能であることを、理解すべきである。したがって、そのような場合においては、取り除くべき材料の量が、スポーク間領域2602、2616の質量を軽減する場合に比べて多くなる。
さらに、スポーク間領域2601、2602および2616、またはスポーク間領域2601、2603および2615、あるいはスポーク間領域2601、2604および2614において適切な値の質量軽減を行なって、前記第1および第2の実施形態の間の中間的な実施形態が可能であることも、理解すべきである。
本発明の第3の実施形態による車輪31が、図9に示されており、これに関するリム33の断面が、バルブ7が取付けられた状態で図10に示されている。リム33の一部が、図11に拡大されて示されている。
この車輪31は、バルブ7のための孔335を備える質量mzのスポーク間領域3609を除き、ジョイント部334を有するスポーク間領域3601だけでなく、残りのスポーク間領域3602〜3608および3610〜3616のすべてにおいて厚さが低減され、したがって質量が詳しくはmz−m3へと軽減されている点で、図1の車輪11と相違している。
例えば領域3602および3610など、厚さが低減されてなる2つの正反対に位置するスポーク間領域による力が、同じ大きさかつ反対向きであって互いに相殺することを、すぐに理解できるであろう。
したがって、動的状態において車輪31に作用する合力は、再び前記式(1)によって表現される。
スポーク間領域3602〜3608および3610〜3616について、例えば質量が(mz−m3)±m6となるようスポーク間領域3601と異なる度合いで厚さを低減しても、合力について同じ表現(1)が得られることを、理解すべきである。
さらに、正反対に位置するただ1対または小数対のスポーク間領域3602〜3608および3610〜3616の厚さを、例えば質量mz−m3または(mz−m3)±m6を有するように軽減しても、合力について同じ表現(1)が得られることを、理解すべきである。例えば、質量の低減を、スポーク間領域3605および3613において行なうことができ、あるいはスポーク間領域3603、3611、3605、3613、3607、3615、などにおいて行なうことができる。
本発明の第4の実施形態による車輪41が、図12に模式的に示されており、これに関するリム43の断面が、バルブ7が取付けられた状態で図13に示されている。リム43の一部が、図14に拡大されて示されている。
ここでもやはり、車輪41のスポークのパターンは、スポーク接続部14がリム43の円周に沿って等間隔に配置される種類のパターンである。
しかしながら、車輪41のスポークのパターンは、スポーク接続部のセットが21個のスポーク接続部からなり、すなわちハブ42の右側に位置する14個のスポーク接続部およびハブ42の左側に位置する7個の接続部からなる点で、奇数タイプのパターンである。
したがって、21個のスポーク取付け領域4501〜4521および21個のスポーク間領域4601〜4621が形成されている。
バルブ7のための孔435は、ジョイントの領域434と正反対に位置してはおらず、その位置にはスポーク接続部14のための着座部131が存在している。したがって、バルブ7のための孔435は、ジョイント領域434を通過する直径D1に対して約8.5°の角度(1回転の42分の1)にある。
本発明によれば、ジョイント部434およびバルブ7の局所的な質量m1およびm2に起因する車輪41の不平衡を低減し、できれば打ち消すため、直径D1に関してバルブ7のための孔435を備えるスポーク間領域4611と鏡像の位置にあるスポーク間領域4612を除き、すべてのスポーク間領域において厚さの低減、したがって質量の軽減が行なわれる。図13においても、厚さが低減されているスポーク間領域4601〜4611および4613〜4621は、単に説明のみの目的で黒く塗られている。
この実施形態において、合力Fは、多数のスポーク間領域における質量の軽減の代わりに、スポーク間領域4612において行なわれなかった軽減質量m3の裏返しとしてスポーク間領域4612の「追加の質量」m7を考慮することによって、以下の式(13)のとおりより簡単に表現できる。
F=F1+F2+F7 (13)
ここで、力F7の絶対値は、
F7=m7*ω*R7 (2)
によって与えられ、R7は、質量m7の質量中心と車輪41の中心との距離であり、残りの符号は、第1の実施形態に関してすでに説明したとおりである。
距離R1、R2およびR7は、お互いにほぼ等しいと考えることができる。
分力F7およびバルブ7の影響による分力F2は、ジョイント領域434を通過する直径D1に対して約8.5°(1回転の42分の1)の角度βを形成している。
やはり車輪41の場合においても、たとえ領域4601〜4611および4613〜4621の質量の低減が、例えば1または2グラムといったきわめて小さい値であっても、21個のスポーク間領域のすべてが互いに同一である車輪に比べ、動的不平衡を低減することが可能であり、そのような軽減質量の値を適切に選択することによって、そのような不平衡を完全に無くすことが可能である。
ジョイント領域434およびバルブ7による局所的な質量増加に起因する力F1およびF2の合力、すなわち力F7によって補償すべき合力が、角度βと異なる角度を直径D1に対して形成している場合には、スポーク間領域4602の非対称かつ適切な機械加工、および/またはスポーク間領域4602とほぼ正反対にあるスポーク間領域4612の非対称かつ適切な厚さの軽減、および/またはスポーク間領域4611におけるバルブのための孔435の非中央配置によって、「追加の質量」m7の質量中心を移動させることが可能である。
オンロード用自転車のための、質量が6グラムである標準サイズの真鍮製バルブ7、および質量が7グラムである一対のアルミニウム製インサート136を備えるジョイント部について、検討する。
スポーク間領域4612の「追加の質量」m7が2.6グラムであると、合力Fがほぼゼロになり、したがって車輪41がほぼバランスする。
ただいま説明した実施形態の場合も、やはり、スポーク間領域4601〜4611および4612〜4621の中から選ぶことができる他のスポーク間領域を、当初の厚さのまま残すことができ、あるいは他と異なるように機械加工することができる。例えば、三つ揃い4603、4610、4617および4607、4614、4621ならびに同様の三つ揃い、あるいは7つのスポーク間領域からなるグループなど、それらの質量の絶対値に関係なく分力がお互いに相殺される等間隔に位置する複数のスポーク間領域からなるグループを特定することができる。
本発明の第5の実施形態による車輪51、とくに後輪が、図15に模式的に示されており、これに関するリム53の断面が、バルブ7が取付けられた状態で図16に示されている。
この車輪51のスポークのパターンは、8つの三つ揃いへとグループ化された24個のスポーク接続部14を有している。したがって、それぞれが3つのスポーク取付け座131を有する8つのスポーク群取付け領域5501〜5508が形成され、8つのスポーク間領域5601〜5608と交互に位置している。スポーク群取付け領域5501〜5508に、24個のスポーク取付け領域およびさらなる16個のスポーク間領域があり、図15においては図を簡潔にするため、24個のスポーク取付け領域のうち領域5505a、5505bおよび5505cにのみ番号が付され、さらなる16個のスポーク間領域のうち領域5604a、5604b、5605aおよび5605bにのみ番号が付されている。
このように、車輪51のスポークのパターンは偶数タイプであり、バルブ7のための孔535を、直径Dに沿ってジョイント領域534と正反対に好都合に設けることができる。
スポークがグループにまとめられ、したがって各スポーク間領域が異なる大きさを有しているが、そのような事実は、本発明の考え方の適用に何ら違いをもたらさない。
すなわち、ジョイント部534およびバルブ7の局所的な質量m1およびm2に起因する車輪51の動的不平衡を、前記第1、第2および第3の実施形態と理論的に同じやり方で低減することができ、あるいは打ち消すことさえ可能であり、前記第1、第2および第3の実施形態の一般的考え方が、すべて有効である。
第1のアプローチによれば、すでに概要を説明した本発明の考え方を、最も大きな広がりを有しているスポーク間領域であるスポーク群取付け領域間のスポーク間領域5601〜5608のみを検討対象として、適用することができる。
一例として、図15および16の車輪において、前記第3の実施形態に相当する実施形態が示される。すなわち、バルブ7のための孔535を有しているスポーク間領域5605を除き、スポーク群取付け領域間のすべてのスポーク間領域5601〜5604および5605〜5608において、厚さの低減すなわち質量の軽減を行なうことができる。やはり図15においても、厚さが低減されているスポーク間領域は、単に説明のみの目的で黒く塗られている。
さらに、図16においては、ジョイントが図5および6のスリーブ136aを使用するものとして示されているが、この場合にも、前記第1の実施形態に関してすでに説明した他の接合手段を使用することが可能である。
合力Fは、やはり式(1)によって表現され、以下の実施例のように完全なバランスを実現することが可能である。
オンロード用自転車のための、質量が6グラムである標準サイズの真鍮製バルブ7、および質量が11グラムであるアルミニウム製スリーブ136aを備えるジョイントについて検討する。
スポーク間領域5601(ならびにスポーク間領域5602〜5604および5606〜5608)の軽減質量の値m3が5グラムであると、合力Fがゼロになり、車輪41は完全にバランスする。
また一方で、別のアプローチによれば、すでに概要を説明した本発明の概念を、その最も一般的な考え方において、さらにスポーク間領域5605a、5605bおよび同様のスポーク間領域を検討対象として、適用することができる。
あくまで一例であるが、前記第2の実施形態に相当する課題解決策においては、スポーク間領域5604bおよび5605a、ならびに/またはスポーク間領域5604a、5605b、ならびに/またはスポーク間領域5604、5606において、質量の軽減を行なうことができる。
本発明の第6の実施形態による車輪61、とくには後輪であるが、図17に模式的に示されており、これに関するリム63の断面が、バルブ7が取付けられた状態で図18に示されている。
この車輪61のスポークのパターンは、7つの三つ揃いへとグループ化された21個のスポーク接続部14を有している。したがって、それぞれが3つのスポーク取付け座131を有する7つのスポーク群取付け領域6501〜6507が形成され、7つのスポーク間領域6601〜6607と交互に位置している。スポーク群取付け領域6501〜6507に、21個のスポーク取付け領域およびさらなる14個のスポーク間領域があるが、図17においては図を簡潔にするため、21個のスポーク取付け領域のうち領域6504a、6504bおよび6504cにのみ番号が付され、さらなる14個のスポーク間領域のうち領域6604aおよび6604bにのみ番号が付されている。
このように、車輪61のスポークのパターンは奇数タイプのパターンであり、バルブ7のための孔635が、ジョイント領域634と正反対に位置してはおらず、その位置にはスポーク接続部14のための着座部131が存在している。したがって、バルブ7のための孔635は、ジョイント領域634を通過する直径D1に対して約25.7°の角度(1回転の14分の1)にある。
やはり図18においても、ジョイントが図5および6のスリーブ136aを使用するものとして示されているが、前記第1の実施形態に関してすでに説明した他の接合手段を使用することも可能である。
三つ揃い(または他の数のスポーク接続部からなるグループ)を奇数組備えるスポーク・パターンの場合にも、スポークがグループにまとめられ、したがって各スポーク間領域が異なる大きさを有しているという事実は、本発明の考え方の適用に何ら違いをもたらさない。
すなわち、前記第4の実施形態と理論的に同じやり方で、前記第4の実施形態の一般的考え方がすべて有効なまま、最も大きな広がりを有しているスポーク間領域であるスポーク群取付け領域間のスポーク間領域6601〜6607のみを検討対象とすること、およびスポーク間領域6604a、6604bおよび同種のスポーク間領域をも検討対象とすることの両者によって、ジョイント部634およびバルブ7の局所的な質量m1およびm2に起因する車輪61の動的不平衡を低減することができ、あるいは打ち消すことさえ可能である。
あくまで一例であるが、図17および18の車輪61において、ジョイント部634およびバルブ7の局所的な質量m1およびm2に起因する車輪61の動的不平衡を低減し、できれば打ち消すため、直径D1に関してバルブ7のための孔635を備えるスポーク間領域6604と鏡像の位置にあるスポーク間領域6605を除き、スポーク群取付け領域間のすべてのスポーク間領域であるスポーク間領域6601〜6607において、厚さの低減すなわち質量の軽減が行なわれる。やはり図17においても、厚さが低減されているスポーク間領域6601〜6604および6606〜6607は、単に説明のみの目的で黒く塗られている。
ここでもやはり、合力Fは、多数のスポーク間領域における質量の軽減の代わりに、スポーク間領域6605において行なわれなかった軽減質量m3の裏返しとしてスポーク間領域6605の「追加の質量」m7を考慮することによって、前記式(13)によって表現できる。
バルブ7の影響による分力F2および分力F7は、ジョイント領域634を通過する直径D1に対して約25.7°(1回転の14分の1)の角度γを形成している。
やはり車輪61の場合においても、たとえ領域6601〜6604および6606〜6607の質量の低減が、例えば1または2グラムといったきわめて小さい値であっても、7つのスポーク間領域のすべてが互いに同一である車輪に比べ、動的不平衡を低減することが可能であり、そのような軽減質量の値を適切に選択することによって、そのような不平衡をほぼ取り除くことが可能である。
オンロード用自転車のための、質量が6グラムである標準サイズの真鍮製バルブ7、および質量が11グラムであるアルミニウム製スリーブ136aを備えるジョイント部について、検討する。
スポーク間領域6605を除き、スポーク群取付け領域間に広がるすべてのスポーク間領域6601〜6604および6606〜6607の軽減質量m3が6グラムであると、合力Fがほぼゼロになり、したがって車輪61がほぼバランスする。
あくまでもう1つの例であるが、ジョイント領域634およびバルブ7による局所的な質量増加に起因する力F1およびF2の合力が、直径D1に対して角度γとは異なる角度を形成する場合、それをより正確なやり方で補償するため、質量の軽減を、さらにスポーク間領域6604aおよび/またはスポーク間領域6604bにおいて行なってもよい。
これまでの実施形態においては、ジョイント部の質量m1がバルブの質量m2よりも大きいという仮定を、これが最も一般的な状況であることから、常に考慮してきた。しかしながら、ジョイント部の質量m1がバルブの質量m2よりも小さい場合でも、これまで説明した課題解決策を必要な変更を加えて適用できることを、当業者であれば理解できるであろう。
当然ながら、材料除去の加工の種類および幾何形状に関し、前記第1の実施形態を参照しつつすでに説明した内容が他のすべての実施形態についても有効であることも、理解できるであろう。
図19は、本発明の第7の実施形態による車輪71、とくには後輪を示しており、これに関するリム73の断面が、バルブ7が取付けられた状態で図20に示されている。リム73の一部が、図21に拡大されて示されている。
この車輪71のスポークのパターンは、前記第5の実施形態の車輪51(図15)を参照しつつすでに説明したものと同一であり、三つ揃いへとグループ化された24個のスポーク取り付け領域を有する偶数タイプのパターンである。したがって、8つのスポーク群取付け領域7501〜7508、および8つのスポーク間領域7601〜7608が形成されている。スポーク群取付け領域7501〜7508には、24個のスポーク取付け領域およびさらなる16個のスポーク間領域があり、図19においては図を簡潔にするため、24個のスポーク取付け領域のうち領域7505a、7505bおよび7505cにのみ番号が付され、さらなる16個のスポーク間領域のうち領域7605aおよび7605bにのみ番号が付されている。
一方で、この車輪71においては、リム73が、例えばカーボン繊維のような繊維材料を高分子材料のマトリックス中に成型・網状化または成型・硬化させることによって作られた複合材料で作られている。このリム73の製造の詳細については、例えば特許文献6に見出すことができ、この文献は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。リム73は一体の部品であり、したがってジョイントは存在しない。
欧州特許出願公開公報第1231077号
それにもかかわらず、このリム73の場合にも、局所的な質量の不連続すなわちバルブ7に代表される局所的な質量増加が存在し、これが本発明により、厚さを減らすことによって得られるいくつかのスポーク間領域の質量軽減を通じて、動的に補償される。
複合材料で作られたリムの場合、厚さの低減は、事後の材料除去加工によって、すでに説明したやり方および幾何形状に従って得ることができる。
しかしながら、そのような工作は、事後の材料除去加工ではなくリム73の製造段階において直接、単に金型内の所望の領域に配置する材料の量をより少なくすることによって、好都合に達成することができる。この点に関し、例えば前記特許文献6に記載のとおり、高分子材料マトリックス中のカーボン繊維材料が層状で入手可能であり、これらの層から、例えば厚さが異なる下部ブリッジ139、上部ブリッジ133、および側壁138a、138b(図2)など、リムのさまざまな領域について所望の厚さが得られる点に注目すべきである。したがって、本発明によって、バルブ7に起因する局所的な質量増加を少なくとも部分的に補償すべく質量軽減が図られなければならないスポーク間領域において、金型内に配置される層の数を少なくすることができる。
一体成形のリム73の場合であれば、バルブ7が唯一存在する局所的な質量増加であり、厚さの低減は、この実施形態においては、バルブ7のための孔735を有するスポーク間領域7605で行なわれる。
動的状態において車輪71に作用する遠心力の合力は、以下の式(15)で表現することができ、
F=F2+F8 (15)
ここで、力F8の絶対値は、
F8=m8*ω*R8 (16)
によって与えられ、R8は、スポーク群の領域間を同様に広がっている残りのスポーク間領域7601〜7604および7606〜7608に対する、スポーク間領域7605の軽減質量m8について、その質量中心と車輪71の中心との距離を表わしており、残りの符号についてはすでに説明したとおりである。
力F8および力F2、すなわちバルブ7に起因する局所的な質量増加の影響が、両者ともバルブ7を通過する直径に沿い、反対向きに作用する点に注目すべきである。
したがって、やはり車輪71の場合においても、たとえスポーク間領域7605の質量の低減が、例えば1または2グラムといったきわめて小さい値であっても、スポーク群の領域の間を広がる8つのスポーク間領域7601〜7608のすべてが互いに同一である車輪に比べ、動的不平衡を低減することが可能であり、そのような質量の値を適切に選択することによって、そのような不平衡を完全に無くすことが可能である。
実際、
m8=m2 (17)
を選択した場合に、合力Fがゼロに等しくなり、したがってリム73およびバルブ7で構成されるセットが、車輪71と丁度同じように完全にバランスする。
オンロード用自転車のための、質量が6グラムである標準サイズの真鍮製バルブ7について検討し、バルブ7のための孔735の影響については無視することにする。
絶対値がm2*ω*R2である力F2が、スポーク間領域7605の質量を残りのスポーク間領域7601〜7604および7606〜7608に対して6グラム低減することによって、相殺される。
図22は、本発明の第8の実施形態による車輪81、とくには後輪を示しており、これに関するリム83の断面が、バルブ7が取付けられた状態で図23に示されている。リム83の一部が、図24に拡大されて示されている。
この車輪81のスポークのパターンは、前記第7の実施形態の車輪71(図19)を参照しつつすでに説明したものと同一であり、三つ揃いへとグループ化された24個のスポーク接続部を有する偶数タイプのパターンである。したがって、8つのスポーク群取付け領域8501〜8508、および8つのスポーク間領域8601〜8608が形成されている。スポーク群取付け領域8501〜8508には、24個のスポーク取付け領域およびさらなる16個のスポーク間領域があり、図22においては図を簡潔にするため、24個のスポーク取付け領域のうち領域8505a、8505bおよび8505cにのみ番号が付され、さらなる16個のスポーク間領域のうち領域8605aおよび8605bにのみ番号が付されている。
やはり車輪81においても、リム83が一体成型の複合材料で作られており、したがってジョイント部は存在しないが、バルブ7に代表される局所的な質量増加は存在している。
本発明による補償が、前記第7の実施形態と同様、バルブ7のための孔835を有するスポーク間領域8605においてなされる質量の低減によって行なわれる。
しかしながら、リム83の場合においては、スポーク間領域8605における厚さの低減に、当該領域の2つの端部部分871および872のみが関与する一方で、バルブ7のための孔835が存在しているスポーク間領域8605の中央部分873においては、リム83の肉厚が減らされてはおらず、場合によってはリム83の残りの部分に比べ厚さが増やされている。このようにして、リム83の弱点を呈しているバルブ7のための孔835の領域を、リム83に必要な構造強度を付与するための適切な厚さに保つことができる。
動的状態において車輪81に作用する合力は、やはり式(15)によって表現することができ、バルブ7が取付けられたときにリム83が完全にバランスするために必要な軽減質量m8は、質量低減の質量中心がやはりバルブ7を通過する直径D2に沿っており、R8の値が実施例6のR8の値よりもごくわずかに小さいことから、やはり式(17)によって表現される。
当然ながら、すでに説明した第7および第8の実施形態の代案として、すでに述べた第2の実施形態に類似したやり方、またはそのような実施形態の組み合わせに類似したやり方で、すなわち換言すれば、領域7605の代わりに、あるいは領域7605に加えて、例えばスポーク間領域7604および7606ならびに/またはスポーク間領域7604bおよび7605aなど、スポーク間領域7605に関して対称に位置する1対または小数対のスポーク間領域において2つの厚さ低減すなわち質量軽減を行なうことによって、車輪71および81の不平衡を軽減または除去することが可能である。
さらに、前記第3の実施形態と理論的に同様のやり方で、例えばスポーク間領域7603および7607、またはスポーク間領域7602、7604、7606、7608、あるいはスポーク間領域7605の正反対に位置するスポーク間領域7601を除き、スポーク取付け領域の間を広がるすべての領域を表わすスポーク間領域7602〜7608など、正反対に位置するスポーク間領域の対において、同じまたは種々の量でさらなる質量軽減を行なうことができる。
さらに一般的には、一体成型のリムの場合には、スポーク接続部が独立している形式のスポーク・パターンでも、スポーク接続部がグループ化されているスポーク・パターンでも、あるいは奇数のスポーク・パターンであっても、バルブのための孔を有しているスポーク間領域において厚さを低減し、さらに/またはバルブのための孔を中心とするリム半分、つまり、リムの周方向に沿った半分に位置し、かつ、バルブのための孔を有しているスポーク間領域に関して対称に位置している少なくとも1対のスポーク間領域において厚さを低減することで、動的不平衡を完全に除くことが常に可能であることを理解すべきである。
例えば金属製のリムなど、ジョイント領域を有するリムの場合には、通常はジョイント領域であるが最も大きい局所的な質量増加を中心に有するリム半分において、任意の数のスポーク間領域の質量を低減することが一般に可能であることを、理解すべきである。
ジョイント領域とバルブのための孔とが正反対に位置する場合、あるいはスポーク間領域が正反対に位置するあらゆる場合に、2つの局所的な質量増加が最も重い質量増加の点に位置するただ1つの質量増加と等価であると考えることによって、すでに説明した一般的概念を適用することが可能である。したがって、スポーク接続部がそれぞれ独立していても、スポーク接続部がグループ化されていても、あるいは奇数のスポーク・パターンであっても、あらゆる種類のスポーク・パターンについて、最も大きな質量増加を有しているスポーク間領域において厚さを低減し、および/または最も大きな質量増加を有しているスポーク間領域に関して同じリム半分内で対称に位置している少なくとも1対のスポーク間領域において厚さを低減することで、動的不平衡を完全に除くことが常に可能である。ジョイント領域およびバルブのための孔に対して正確に正反対である位置からの少しの偏りを考慮して、厚さの低減に関与する第2のサブセットの領域の肉厚が非対称に推移されてよい。
ジョイント領域とバルブのための孔とが正反対に位置しない場合、最も重い局所的質量増加の位置を通過する直径に関して、最も軽い局所的質量増加の位置と同じ側に位置し、かつ最も重い局所的質量増加の位置を中心とするリム半分に位置する少なくとも1つのスポーク間領域において、質量の軽減を行なうことが可能である。
これは、詳しくは、最も重い局所的質量増加の位置に隣接するスポーク間領域であり、あるいはスポークがグループ化されているスポーク・パターンにおいては、同じ大きさを有する隣のスポーク間領域である。
しかしながら、例えば金属製のリムなどのようなジョイントを有するリムの場合、ジョイントの領域がバルブに対して正反対、またはほぼ反対であるということに本発明が限定されるわけではないことを、はっきりさせておかなければならない。それらの要素が互いにより近く位置している場合には、通常はジョイントであると考えられる最大の局所的質量増加により近い適切な位置に配置されるスポーク間領域の質量において軽減される質量の軽減を大きくすれば充分であることを、当業者であれば理解できるであろう。
さらに、ジョイント領域によってもたらされる局所的な質量増加およびバルブによってもたらされる局所的な質量増加について別個に補償を提供することも、例えばジョイントを有するスポーク間領域およびバルブのための孔を有するスポーク間領域の両者において厚さを適切に低減し、かつ/またはジョイントを有するスポーク間領域を中心として鏡像に位置するスポーク間領域の対およびバルブのための孔を有するスポーク間領域を中心として鏡像に位置するスポーク間領域の対において厚さを適切に低減することによって可能である。
以上説明した一般的条件の他に、複数のスポーク間領域からなり回転対称を有する少なくとも1つのグループについて、そのような場合にグループの質量の合計がゼロになるため、さらなる軽減を行なうことも可能である。適切なグループは、正反対に位置する2つの領域、および120°で位置する三つ揃いの領域、などで構成される。
したがって、リムの重量の削減を助けたいという考えから、ほぼあらゆる状況において、1つまたは2つのスポーク間領域だけ、あるいはスポーク群の間を広がるスポーク間領域の1つまたは2つだけが完全であり、すなわち厚さが大であるリムが実現可能である。
ここで、各領域における厚さの低減が、例えば、それぞれの領域におけるバルブのための孔および/またはジョイントの非対称配置を補償するため、および/または正反対に位置していないであろう2つの局所的な質量増加をより正確に補償するため、非対称な幾何形状を有してもよいことを、再度強調しておく価値がある。
さらに、バルブのための孔を有するスポーク間領域に厚さの異なる3つの領域を設けるという前記第8の実施形態の課題解決策は、とくにはバルブがジョイント領域よりも重たい場合など、そのような領域が本発明による厚さ低減に含まれなければならない場合には、金属製のジョイントとともに適用可能である。
本発明の第1の実施形態による車輪の斜視図である。 スポーク接続部が組み合わされたリムの一部分についての部分斜視図である。 バルブが取り付けられた、図1の車輪のリムの断面図である。 リムの接合のための一対のインサートの斜視図である。 リムの接合のためのスリーブの斜視図である。 リムへと挿入された図5のスリーブの断面図である。 図1に対応した、第2の実施形態による車輪の斜視図である。 図3に対応した、第2の実施形態による車輪のリムの断面図である。 図1に対応した、第3の実施形態による車輪の斜視図である。 図3に対応した、第3の実施形態による車輪のリムの断面図である。 図10のリムの一部分の拡大図である。 図1に対応した、第4の実施形態による車輪の斜視図である。 図3に対応した、第4の実施形態による車輪のリムの断面図である。 図13のリムの一部分の拡大図である。 図1に対応した、第5の実施形態による車輪の斜視図である。 図3に対応した、第5の実施形態による車輪のリムの断面図である。 図1に対応した、第6の実施形態による車輪の斜視図である。 図3に対応した、第6の実施形態による車輪のリムの断面図である。 図1に対応した、第7の実施形態による車輪の斜視図である。 図3に対応した、第7の実施形態による車輪のリムの断面図である。 図20のリムの一部分の拡大図である。 図1に対応した、第8の実施形態による車輪の斜視図である。 図3に対応した、第8の実施形態による車輪のリムの断面図である。 図23のリムの一部分の拡大図である。
符号の説明
7 バルブ
11 車輪
13 リム
21 車輪
23 リム
31 車輪
33 リム
41 車輪
43 リム
51 車輪
53 リム
61 車輪
63 リム
71 車輪
73 リム
81 車輪
83 リム
134 ジョイント領域
234 ジョイント領域
334 ジョイント領域
434 ジョイント領域
534 ジョイント領域
634 ジョイント領域
734 ジョイント領域
834 ジョイント領域
1501〜1516 スポーク取り付け領域
1601〜1616 スポーク間領域
2501〜2516 スポーク取り付け領域
2601〜2616 スポーク間領域
3501〜3516 スポーク取り付け領域
3601〜3616 スポーク間領域
4501〜4521 スポーク取り付け領域
4601〜4621 スポーク間領域
5501〜5508 スポーク取り付け領域
5601〜5608 スポーク間領域
5505a〜c スポーク取り付け領域
5605a〜b スポーク間領域
6501〜6507 スポーク取り付け領域
6601〜6607 スポーク間領域
6504a〜c スポーク取り付け領域
6604a〜b スポーク間領域
7501〜7508 スポーク取り付け領域
7601〜7608 スポーク間領域
7505a〜c スポーク取り付け領域
7605a〜b スポーク間領域
8501〜8508 スポーク取り付け領域
8601〜8608 スポーク間領域
8505a〜c スポーク取り付け領域
8605a〜b スポーク間領域

Claims (35)

  1. スポーク取付け領域(1501〜1516;2501〜2516;3501〜3516;4501〜4521;5501〜5508;5505a〜c;6501〜6507;6504a〜c;7501〜7508;7505a〜c;8501〜8508;8505a〜c)およびスポーク間領域(1601〜1616;2601〜2616;3601〜3616;4601〜4621;5601〜5608;5605a〜b;6601〜6607
    ;6604a〜b;7601〜7608;7605a〜b;8601〜8608;8605a〜b)を有する自転車用スポーク付き車輪(11;21;31;41;51;61;71;81)のリム(13;23;33;43;53;63;73;83)において、
    前記スポーク間領域が、第1の平均肉厚を有するスポーク間領域の第1のサブセット、およびスポーク間領域の第2のサブセット(1601;2602;2616;3601〜3608;3610〜3616;4601〜4611;4613〜4621;5601〜5604;5606〜5608;6601〜6603;6605〜6607;7605;8605)を有しており、前記第2のサブセットのスポーク間領域のそれぞれが、前記第1の平均肉厚よりも小さい平均肉厚を有しており、前記第2のサブセットのスポーク間領域が、車輪の少なくとも1つの局所的な質量増加(7;134;234;334;434;534;634;734;834)を少なくとも部分的に補償するように配置されていることを特徴とするリム。
  2. 請求項1において、前記少なくとも1つの局所的な質量増加が、第1の位置における第1の局所的な質量増加を含んでおり、前記第2のサブセットが、前記第1の位置を含んでいるスポーク間領域を含んでいるリム。
  3. 請求項1または2において、前記少なくとも1つの局所的な質量増加が、第1の位置における第1の局所的な質量増加を含んでおり、前記第2のサブセットが、前記第1の位置を中心とするリム半分に前記第1の位置を中心として対称に配置された少なくとも1対のスポーク間領域を含んでいるリム。
  4. 請求項2または3において、前記少なくとも1つの局所的な質量増加が、前記第1の局所的な質量増加よりも小さく、前記第1の位置とほぼ正反対に位置するスポーク間領域内の第2の位置に配置された第2の局所的な質量増加を、さらに含んでいるリム。
  5. 請求項1において、前記少なくとも1つの局所的な質量増加が、第1の位置に第1の局所的な質量増加を含むとともに、前記第1の局所的な質量増加よりも小さく、前記第1の位置と正対しないスポーク間領域内の第2の位置に配置された、第2の局所的な質量増加を含んでおり、前記第2のサブセットが、前記第1の位置を通過する直径に関して前記第2の位置と同じ側、かつ前記第1の位置を中心とするリム半分に配置されているスポーク間領域を含んでいるリム。
  6. 請求項5において、前記第2のサブセットが、前記第1の局所的な質量増加を含んでいるスポーク間領域と同じ大きさを有するスポーク間領域であって、前記第1の位置に最も近いスポーク間領域を含んでいるリム。
  7. 請求項6において、前記第2のサブセットが、前記第1の位置に隣接して位置するスポーク間領域を含んでいるリム。
  8. 請求項2において、前記少なくとも1つの局所的な質量増加が、第1の位置に第1の局所的な質量増加を含むとともに、前記第1の局所的な質量増加よりも小さい第2の局所的な質量増加を、第2の位置に配置して含んでおり、
    前記第2のサブセットが、前記第1の位置を含むスポーク間領域および前記第2の位置を含むスポーク間領域を含んでいるリム。
  9. 請求項1または8において、前記少なくとも1つの局所的な質量増加が、第1の位置に第1の局所的な質量増加を含むとともに、前記第1の局所的な質量増加よりも小さい第2の局所的な質量増加を、第2の位置に含んでおり、
    前記第2のサブセットが、前記第1の位置を中心とするリム半分に前記第1の位置を中心として対称に配置された少なくとも1対のスポーク間領域、および前記第2の位置を中心とするリム半分に前記第2の位置を中心として対称に配置された少なくとも1対のスポーク間領域を含んでいるリム。
  10. 請求項2〜9の何れか一項において、前記第2のサブセットが、複数のスポーク間領域からなる少なくとも1つのグループであって、リムの軸に関してバランスされているグループを含んでいるリム。
  11. 請求項10において、前記複数のスポーク間領域からなる少なくとも1つのグループが、少なくとも1対の正反対に位置するスポーク間領域を含んでいるリム。
  12. 請求項1〜11の何れか一項において、前記第2のサブセットの複数のスポーク間領域が、同じ大きさを有しているリム。
  13. 請求項1〜12の何れか一項において、前記第2のサブセットの複数のスポーク間領域が、異なる大きさを有しているリム。
  14. 請求項1において、前記第2のサブセットが、1つまたは2つのスポーク間領域で構成されているリム。
  15. 請求項1において、前記第2のサブセットが、1つまたは2つのスポーク間領域を除くすべてのスポーク間領域で構成されているリム。
  16. 請求項1において、前記第2のサブセットが、スポーク群とスポーク群との間に配置されたスポーク間領域のうちの、1つまたは2つを除くすべてのスポーク間領域で構成されているリム。
  17. 請求項1〜16の何れか一項において、前記第2のサブセットのスポーク間領域のすべてが、同じ平均肉厚を有しているリム。
  18. 請求項1〜17の何れか一項において、前記第2のサブセットのスポーク間領域のそれぞれが、対称的な質量分布を有しているリム。
  19. 請求項1〜18の何れか一項において、前記第2のサブセットの少なくとも1つのスポーク間領域が、非対称な質量分布を有しているリム。
  20. 請求項1〜19の何れか一項において、前記第2のサブセットのスポーク間領域のそれぞれにおいて、隣接するスポーク取付け領域の厚さからの変化が急であるリム。
  21. 請求項1〜19の何れか一項において、前記第2のサブセットのスポーク間領域のそれぞれにおいて、隣接するスポーク取付け領域の厚さからの変化が、リムの或る長さにわたって徐々に進展しているリム。
  22. 請求項1〜21の何れか一項において、前記第2のサブセットのスポーク間領域の平均肉厚の低減が、リムの下部ブリッジに位置しているリム。
  23. 請求項22において、前記第2のサブセットが、バルブのための孔を有しているスポーク間領域を含んでおり、前記スポーク間領域が、バルブ孔を有する中央領域および2つの端部領域を有しており、前記中央領域が前記端部領域よりも大きい肉厚を有しているリム。
  24. 請求項1において、前記第1の平均肉厚が、スポーク取付け領域の平均肉厚と等しいリム。
  25. 請求項1において、車輪の前記少なくとも1つの局所的な質量増加が、リムとの連結に適したバルブを含んでいるリム。
  26. 請求項1において、車輪の前記少なくとも1つの局所的な質量増加が、リムのジョイント領域を含んでいるリム。
  27. 請求項1〜26の何れか一項に記載のリムを有している自転車用スポーク付き車輪。
  28. スポーク取付け領域とスポーク間領域とを有するリムを形成するステップを含む自転車用スポーク付き車輪のリムを製造する方法において、
    前記スポーク間領域の第1のサブセットが、第1の平均肉厚を備えて形成されるとともに、前記スポーク間領域の第2のサブセットが、それぞれに前記第1の平均肉厚よりも小さい平均肉厚を備えて形成され、前記第2のサブセットのスポーク間領域が、車輪の少なくとも1つの局所的な質量増加を少なくとも部分的に補償するように配置されていることを特徴とする方法。
  29. 請求項28において、リムを形成するための金型において、高分子材料のマトリックス中に構造繊維を、前記第2のサブセットのスポーク間領域よりも、前記第1のサブセットのスポーク間領域に、より多くの量供給するステップを含んでいる方法。
  30. 請求項28または29において、すべてのスポーク間領域の平均肉厚が等しいリムを形成する準備ステップ、および前記第2のサブステップのスポーク間領域から材料を除去するステップを含んでいることを特徴とする方法。
  31. 請求項30において、前記材料除去のステップが、機械加工によって行なわれる方法。
  32. 請求項31において、前記機械加工がフライス加工である方法。
  33. 請求項30において、前記材料除去のステップが、化学的なエッチングによって行なわれる方法。
  34. 請求項30において、前記材料除去のステップが、放電加工によって行なわれる方法。
  35. 請求項28〜34の何れか一項において、リムが請求項1〜26の何れか一項に記載のリムである方法。
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