JP2006055393A - 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法 - Google Patents

放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006055393A
JP2006055393A JP2004240723A JP2004240723A JP2006055393A JP 2006055393 A JP2006055393 A JP 2006055393A JP 2004240723 A JP2004240723 A JP 2004240723A JP 2004240723 A JP2004240723 A JP 2004240723A JP 2006055393 A JP2006055393 A JP 2006055393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal level
pixel
difference
radiation detection
radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004240723A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Okamura
昇一 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2004126578A priority Critical patent/JP2005304818A/ja
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2004240723A priority patent/JP2006055393A/ja
Priority to US11/106,557 priority patent/US20050238249A1/en
Priority to CNB2005100659768A priority patent/CN100469314C/zh
Priority to KR1020050033052A priority patent/KR100922279B1/ko
Publication of JP2006055393A publication Critical patent/JP2006055393A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/70Denoising; Smoothing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/20Image enhancement or restoration using local operators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/67Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to fixed-pattern noise, e.g. non-uniformity of response
    • H04N25/671Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to fixed-pattern noise, e.g. non-uniformity of response for non-uniformity detection or correction
    • H04N25/677Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to fixed-pattern noise, e.g. non-uniformity of response for non-uniformity detection or correction for reducing the column or line fixed pattern noise
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10116X-ray image
    • G06T2207/10121Fluoroscopy
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30004Biomedical image processing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Abstract

【課題】 各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に現れる画素の信号レベル差を低減させることができる放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 垂直方向に延びた境界を境にして現れる信号レベル差は、画素の信号レベルの分布から発生する信号レベル差の一種でもあるので、その画素の信号レベルの分布に関する統計量(平均値)から得られた補正量を各画素の信号レベルに作用させて各画素を補正する(S5〜S7)ことで、各画素の並びで水平方向に現れる画素の信号レベル差を低減させることができる。平均値の差の絶対値が所定値以下となる特定の条件(A.B.の条件)を満たす場合のみ上述した補正を行うので、統計量の差の絶対値が所定値を超えるべき箇所において補正を行うことで発生するアーティファクトを防止することができる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、被検体を照射して検出された放射線検出信号に基づいて放射線画像を得る放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法に係り、特に、画素を補正する技術に関する。
放射線撮像装置の例としてX線を検出してX線透視画像を得る撮像装置では、従来においてX線検出手段としてイメージインテンシファイア(I.I)が用いられていたが、近年において、フラットパネル型X線検出器(以下、『FPD』と略記する)が用いられている。
FPDは、感応膜が基板上に積層されて構成されており、その感応膜に入射した放射線を検出して、検出された放射線を電荷に変換して、2次元アレイ状に配置されたキャパシタに電荷を蓄積する。蓄積された電荷はスイッチング素子をONすることで読み出されて、放射線検出信号として画像処理部に送り込まれる。そして、画像処理部において放射線検出信号に基づく画素を有した画像が得られる。したがって、キャパシタやスイッチング素子を構成する検出素子ごとに蓄積される電荷の量にバラツキがあり、それによって検出素子ごとの放射線検出信号に基づく画素の信号レベルについてもバラツキがある。かかるバラツキを低減させるために、例えば検出素子ごとの増幅器(アンプ)のゲインをそれぞれ調節して出力側をそろえるキャリブレーション(校正)を行う。
一方で、これらのバラツキのうち、スイッチング素子のゲートに接続し、ゲートのON/OFFを切り換えるゲートバスラインに依存するノイズに起因した時間依存ノイズが知られている。すなわち、ゲートのON/OFFを時系列的に切り換えるように各行のゲートバスラインに電圧を順次に印加すると、各行のゲートバスライン固有のノイズが現れる。かかる時間依存ノイズを低減させるために、以下のようなものが知られている。
すなわち、FPDを、放射線を遮断した補正用画素領域と、放射線を電荷に変換する通常の有効領域とに区分する。そして、放射線を照射しないオフセット画像を求め、放射線を照射した原画像からそのオフセット画像を減算してオフセット補正画像を求める。そのオフセット補正画像の補正用画素領域において、同一行のゲートバスラインあるいは同時にONされた2つのゲートバスライン毎の画素データの平均あるいは重み付け平均から時間依存ノイズを求めて、各列から各行の時間依存ノイズを減算する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−87656号公報(第4−5頁、図2)
しかしながら、このような時間依存ノイズの他にも別のノイズに起因したバラツキがある。また、上述したキャリブレーションを行っても画素の信号レベルのバラツキ、すなわち信号レベル差を解消することができない場合がある。画像は、図9に示すように、各画素を2次元状に配置することで構成されている。この画像において、図9(a)に示すように、各画素の並びで水平方向Hに画素の信号レベル差が現れる。具体的に説明すると、ある垂直方向に延びた境界BVを境にして図9(a)の右領域Rと左領域Lとの間で信号レベル差が現れる。この信号レベル差が現れる原因は、主に検出器の構成上の特徴、例えばセンサ面内の領域を複数の電源が分担して電圧供給していることなどによる。もし、上下に分かれた2つの領域を2つの電源が分担している場合には、図9(b)に示すように、各画素の並びで垂直方向Vに画素の信号レベル差が、ある水平方向に延びた境界BHを境にして、上領域Uと下領域Dとの間で現れる。また、上下左右の4つの領域をそれぞれ異なった電源が分担している場合には、図9(c)に示すように水平方向H、垂直方向Vの双方に現れる。本明細書では、図9(c)に示す信号レベル差のノイズを、『十字ノイズ』と呼ぶ。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に現れる画素の信号レベル差を低減させることができる放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、発明者は特願2004−126578号を出願している。この出願によれば、各図9(a)〜図9(c)に示した信号レベル差を低減させるために、図6および図7に示す手法を用いる。図6は一連の信号処理を説明するために画像を模式的に表した説明図であり、図7は信号処理を示すフローチャートである。なお、この処理では、図6に示すように、各画素の並びで水平方向Hに画素の信号レベル差が現れたときの補正を例に採って説明する。
画素が、図6に示すように2次元状にm列(mは自然数)の画素列、n行(nは自然数)の画素行で配置されている。ある垂直方向に延びた境界BVを境にして図6の右領域Rと左領域Lとの間で信号レベル差が現れているとする。また、iは1≦i≦mを満たすとともに、jは1≦j≦nを満たすとする。
(ステップT1)8×8領域を設定する
i番目の画素列とj番目の画素行とが交差した画素Pijについて着目してみる。j番目の画素行を含み、かつ境界BVに接する領域であって、画素を縦横にそれぞれ8個有した領域(以下、この領域を『8×8領域』と呼ぶ)を設定する。図6中の符号TRは、右領域R側にある8×8領域を示し、符号TLは、左領域L側にある8×8領域を示す。
(ステップT2)左右の両領域の平均値を求める
次に、右領域R側にある8×8領域TRおよび左領域L側にある8×8領域TLにおける画素の信号レベルの平均値をそれぞれ求める。右領域R側にある8×8領域TRにおける画素の信号レベルの平均値をXRとし、左領域L側にある8×8領域TLにおける画素の信号レベルの平均値をXLとする。
(ステップT3)両領域に基づく補正量を求める
そして、右領域R側にある8×8領域TRにおける画素の信号レベルの平均値XRと、左領域L側にある8×8領域TLにおける画素の信号レベルの平均値XLとに基づいて、水平方向Hに現れる信号レベル差を打ち消す値を求める。この値を補正量Xとすると、補正量Xは下記(1)式により求まる。
X=(XL−XR)/2 …(1)
(ステップT4)補正量を信号レベルに作用させる
水平方向Hに現れる信号レベル差を打ち消すように、ステップT3で求められた補正量Xをj番目の画素行にある各画素[P1j,P2j,…,Pij,…,P(m-1)j,Pmj]の信号レベルに、i=1,2,…,m−1,mの順に作用させる。この作用の際には、以下の条件で行う。
j番目の画素行にある画素が左領域Lに属して、その画素の信号レベルに補正量Xを作用させる場合には、その画素の信号レベルから補正量Xを減算する(Pij−X)。j番目の画素行にある画素が右領域Rに属して、その画素の信号レベルに補正量Xを作用させる場合には、その画素の信号レベルに補正量Xを加算する(Pij+X)。
(ステップT5)i=mになったか?
各画素の信号レベルについてi=1,2,…,m−1,mの順に作用させるたびに、i=mになったか否かを判断する。i<mであればステップT4に戻り、i=mになるまで、ステップT4,T5の処理をループする。i=mになれば、補正量Xを作用させることで、j番目の画素行にある各画素[P1j,P2j,…,Pij,…,P(m-1)j,Pmj]の信号レベルが全て補正されたとして、次のステップT6に移行する。
(ステップT6)jの値を1ずつ繰り上げる
上述したステップT1〜T5を、各画素行[Pi1,Pi2,…,Pij,…,Pi(n-1),Pin]の信号レベルについても、j=1,2,…,n−1,nの順に行う。つまり、ステップT1〜T5でのjの値を1ずつ繰り上げる。
(ステップT7)j=nになったか?
そして、各画素行の信号レベルについてj=1,2,…,n−1,nの順に行うたびに、j=nになったか否かを判断する。j<nであればステップT1に戻り、j=nになるまで、ステップT1からの処理をループする。j=nになれば、画像内の画素が全て補正されたとして、一連の信号処理を終了する。
以上のように、この出願に係る手法によれば、検出されたX線検出信号に基づく画素の信号レベルの分布に関する統計量として補正量Xを求め、各画素の並びで水平方向Hに現れる信号レベル差を打ち消すように補正量Xを各画素の信号レベルに作用させている。各画素の並びで水平方向Hに現れる画素の信号レベル差は、画素の信号レベルの分布から発生する信号レベル差の一種でもあるので、その画素の信号レベルの分布に関する統計量として補正量Xを各画素の信号レベルに作用させて各画素を補正することで、各画素の並びで水平方向Hに現れる画素の信号レベル差を低減させることができる。
なお、垂直方向についても、図7のフローチャートにおいて水平方向を垂直方向に置き換えて、水平方向に延びた境界に接する8×8領域を設定して補正量を求め、その補正量を各画素の信号レベルにそれぞれ作用させることで、同様の作用・効果を奏する。さらに、十字ノイズの場合には、水平方向および垂直方向の両方向についても、同様の補正を行うことで、十字ノイズを消すことができる。
しかし、この出願では、水平方向あるいは垂直方向に延びた境界によって区分された上下あるいは左右の領域である2つの領域が略同じ信号レベルであるという前提で補正を行っている。しかし、図8に示すように、被検体Mの構造(例えば体の線)と境界(図8では境界BV)とが交わる部分では、境界を挟む領域では本来は同じ信号レベルでない。このような場合でも略同じという前提で同様の補正を行うとアーティファクト(偽像)が発生して、却って不自然になってしまう。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、被検体に向けて放射線を照射する放射線照射手段と、被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段とを備え、放射線検出手段から検出された放射線検出信号に基づいて放射線画像を得る放射線撮像装置であって、検出された放射線検出信号に基づく画素の信号レベルの分布に関する統計量を算出する場合について、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に延びた境界を境にして信号レベル差が現れるときに、その境界によって区分される2つの領域について前記統計量をそれぞれ算出する統計量算出手段と、前記信号レベル差を打ち消すように前記2つの領域間での統計量の差に関連した補正量を各画素の信号レベルに作用させて、信号レベル差を低減させて各画素を補正する画素補正手段とを備え、前記統計量の差の絶対値が所定値以下となる特定の条件を満たす場合のみ前記画素補正手段は前記補正を行うことを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、検出された放射線検出信号に基づく画素の信号レベルの分布に関する統計量を算出する場合について、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に延びた境界を境にして信号レベル差が現れるときに、統計量算出手段は、その境界によって区分される2つの領域について統計量をそれぞれ算出する。画素補正手段は、上述した信号レベル差を打ち消すように2つの領域間での統計量の差に関連した補正量を各画素の信号レベルに作用させている。各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に現れる画素の信号レベル差は、画素の信号レベルの分布から発生する信号レベル差の一種でもあるので、その画素の信号レベルの分布に関する統計量から得られた補正量を各画素の信号レベルに作用させて各画素を補正することで、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に現れる画素の信号レベル差を低減させることができる。
このとき、上述した統計量の差の絶対値が所定値以下となる特定の条件を満たす場合のみ画素補正手段は上述した補正を行う。したがって、例えば、被検体の構造と上述した境界とが交わる部分のように統計量の差の絶対値が所定値を超えるべき箇所では少なくとも補正が行われずに処理される。その結果、統計量の差の絶対値が所定値を超えるべき箇所において補正を行うことで発生するアーティファクト(偽像)を防止することができつつ、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に現れる画素の信号レベル差を低減させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、被検体を照射して検出された放射線検出信号に基づいて放射線画像を得る信号処理を行う放射線検出信号処理方法であって、検出された放射線検出信号に基づく画素の信号レベルの分布に関する統計量を算出する場合について、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に延びた境界を境にして信号レベル差が現れるときに、その境界によって区分される2つの領域について前記統計量をそれぞれ算出し、前記信号レベル差を打ち消すように前記2つの領域間での統計量の差に関連した補正量を各画素の信号レベルに作用させて、信号レベル差を低減させて各画素を補正し、前記統計量の差の絶対値が所定値以下となる特定の条件を満たす場合のみ前記補正を行うことを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項2に記載の発明によれば、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に現れる画素の信号レベル差は、画素の信号レベルの分布から発生する信号レベル差の一種でもあるので、その画素の信号レベルの分布に関する統計量から得られた補正量を各画素の信号レベルに作用させて各画素を補正することで、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に現れる画素の信号レベル差を低減させることができる。また、上述した統計量の差の絶対値が所定値以下となる特定の条件を満たす場合のみ上述した補正を行うので、統計量の差の絶対値が所定値を超えるべき箇所において補正を行うことで発生するアーティファクト(偽像)を防止することができつつ、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に現れる画素の信号レベル差を低減させることができる。
上述した発明では、上述した特定の条件を満たす場合のみ上述した補正を行うが、統計量の差の絶対値が所定値を超えるべき箇所では少なくとも補正を行わない。つまり、上述した箇所では上述した補正以外であれば、別の処理を行ってもよいし、いかなる処理を施さなくてもよい。後者のいかなる処理を施さないとは、特定の条件を満たさない場合には、補正を行わずに、かつ各画素の信号レベルを変更せずに、その変更しない信号レベルを画素の信号レベルとして用いることである(請求項3に記載の発明)。
また上述した発明において、統計量の一例は、信号レベルの平均値であるとともに、特定の条件の一例は、その平均値の差の絶対値が50以下である(請求項4に記載の発明)。さらに、特定の条件の他の一例は、統計量の差の絶対値が、上述した2つの領域における統計量のうち、値が小さい方の統計量に対して一定比率以下である(請求項5に記載の発明)。また、統計量が上述した信号レベルの平均値の場合には、特定の条件は、その平均値の差の絶対値が、値が小さい方の平均値に対して0.1以下である(請求項6に記載の発明)。なお、このように特定の条件の例を複数に挙げたが、これらの特定の条件のうち、いずれか少なくとも1つを満たした場合に補正を行ってもよいし、複数の特定の条件を全て満たした場合のみ補正を行ってもよい。
統計量の例としては、信号レベルの平均値、信号レベルの中間値、信号レベルの最頻値、信号レベルの加重平均値のいずれかである(請求項7に記載の発明)。平均値は、上述した平均値と同じであるが、中間値は、信号レベルの値の集団のうち、中間に位置する値であって、最頻値は、ヒストグラムを取って、最もカウント数の多い値であって、加重平均値は、境界からの距離に応じて重みを変えた平均値である。また、所定値としては25〜100の範囲から選択するのが好ましい。
この発明に係る放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法によれば、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に現れる画素の信号レベル差は、画素の信号レベルの分布から発生する信号レベル差の一種でもあるので、その画素の信号レベルの分布に関する統計量から得られた補正量を各画素の信号レベルに作用させて各画素を補正することで、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に現れる画素の信号レベル差を低減させることができる。また、上述した統計量の差の絶対値が所定値以下となる特定の条件を満たす場合のみ上述した補正を行うので、統計量の差の絶対値が所定値を超えるべき箇所において補正を行うことで発生するアーティファクト(偽像)を防止することができつつ、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に現れる画素の信号レベル差を低減させることができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係るX線透視撮影装置のブロック図であり、図2は、X線透視撮影装置に用いられている側面視したフラットパネル型X線検出器の等価回路であり、図3は、平面視したフラットパネル型X線検出器の等価回路である。本実施例では、放射線検出手段としてフラットパネル型X線検出器(以下、適宜「FPD」という)を例に採るとともに、放射線撮像装置としてX線透視撮影装置を例に採って説明する。
本実施例に係るX線透視撮影装置は、図1に示すように、被検体Mを載置する天板1と、その被検体Mに向けてX線を照射するX線管2と、被検体Mを透過したX線を検出するFPD3とを備えている。X線管2は、この発明における放射線照射手段に相当し、FPD3はこの発明における放射線検出手段に相当する。
X線透視撮影装置は、他に、天板1の昇降および水平移動を制御する天板制御部4や、FPD3の走査を制御するFPD制御部5や、X線管2の管電圧や管電流を発生させる高電圧発生部6を有するX線管制御部7や、FPD3から電荷信号であるX線検出信号をディジタル化して取り出すA/D変換器8や、A/D変換器8から出力されたX線検出信号に基づいて種々の処理を行う画像処理部9や、これらの各構成部を統括するコントローラ10や、処理された画像などを記憶するメモリ部11や、オペレータが入力設定を行う入力部12や、処理された画像などを表示するモニタ13などを備えている。
天板制御部4は、天板1を水平移動させて被検体Mを撮像位置にまで収容したり、昇降、回転および水平移動させて被検体Mを所望の位置に設定したり、水平移動させながら撮像を行ったり、撮像終了後に水平移動させて撮像位置から退避させる制御などを行う。FPD制御部5は、FPD3を水平移動させたり、被検体Mの体軸の軸心周りに回転移動させることによる走査に関する制御などを行う。高電圧発生部6は、X線を照射させるための管電圧や管電流を発生してX線管2に与え、X線管制御部7は、X線管2を水平移動させたり、被検体Mの体軸の軸心周りに回転移動させるによる走査に関する制御や、X線管3側のコリメータ(図示省略)の照視野の設定の制御などを行う。なお、X線管2やFPD3の走査の際には、X線管2から照射されたX線をFPD3が検出できるようにX線管2およびFPD3が互いに対向しながらそれぞれの移動を行う。
コントローラ10は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されており、メモリ部11は、ROM(Read-only Memory)やRAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体などで構成されている。また、入力部12は、マウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで構成されている。X線透視撮影装置では、被検体Mを透過したX線をFPD3が検出して、検出されたX線に基づいて画像処理部9で画像処理を行うことで被検体Mの撮像を行う。
なお、画像処理部9は、画素の信号レベルの分布に関する統計量として後述する平均値を求める統計量算出部9Aと、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に現れる画素の信号レベル差を打ち消すように平均値の差に関連した補正量を各画素の信号レベルに作用させて各画素を補正する画素補正部9Bとを備えている。画素補正部9Bは、後述する特定の条件を満たすか否かを判定する条件判定部9aと、画素の信号レベル差を打ち消すように補正量を各画素の信号レベルに作用させる信号レベル作用部9bとをさらに備えている。統計量算出部9Aや画素補正部9Bも、中央演算処理装置(CPU)などで構成されている。統計量算出部9Aや画素補正部9Bの具体的な機能については図4のフローチャートや図5の説明図で後述する。統計量算出部9Aは、この発明における統計量算出手段に相当し、画素補正部9Bは、この発明における画素補正手段に相当する。
FPD3は、図2に示すように、ガラス基板31と、ガラス基板31上に形成された薄膜トランジスタTFTとから構成されている。薄膜トランジスタTFTについては、図2、図3に示すように、縦・横式2次元マトリクス状配列でスイッチング素子32が多数個(例えば、1024個×1024個)形成されており、キャリア収集電極33ごとにスイッチング素子32が互いに分離形成されている。すなわち、FPD3は、2次元アレイ放射線検出器でもある。
図2に示すようにキャリア収集電極33の上にはX線感応型半導体34が積層形成されており、図2、図3に示すようにキャリア収集電極33は、スイッチング素子32のソースSに接続されている。ゲートドライバ35からは複数本のゲートバスライン36が接続されているとともに、各ゲートバスライン36はスイッチング素子32のゲートGに接続されている。一方、図3に示すように、電荷信号を収集して1つに出力するマルチプレクサ37には増幅器38を介して複数本のデータバスライン39が接続されているとともに、図2、図3に示すように各データバスライン39はスイッチング素子32のドレインDに接続されている。
図示を省略する共通電極にバイアス電圧を印加した状態で、ゲートバスライン36の電圧を印加(または0Vに)することでスイッチング素子32のゲートがONされて、キャリア収集電極33は、検出面側で入射したX線からX線感応型半導体34を介して変換された電荷信号(キャリア)を、スイッチング素子32のソースSとドレインDとを介してデータバスライン39に読み出す。なお、スイッチング素子がONされるまでは、電荷信号はキャパシタ(図示省略)で暫定的に蓄積されて記憶される。各データバスライン39に読み出された電荷信号を増幅器38で増幅して、マルチプレクサ37で1つの電荷信号にまとめて出力する。出力された電荷信号をA/D変換器8でディジタル化してX線検出信号として出力する。
次に、本実施例装置における統計量算出部9Aや画素補正部9Bによる一連の信号処理について、図4のフローチャートおよび図5の説明図を参照して説明する。なお、この処理では、図5に示すように、各画素の並びで水平方向Hに画素の信号レベル差が現れたときの補正を例に採って説明する。
画素が、図5に示すように2次元状にm列(mは自然数)の画素列、n行(nは自然数)の画素行で配置されている。ある垂直方向に延びた境界BVを境にして図5の右領域Rと左領域Lとの間で信号レベル差が現れているとする。また、iは1≦i≦mを満たすとともに、jは1≦j≦nを満たすとする。
(ステップS1)4×4領域を設定する
i番目の画素列とj番目の画素行とが交差した画素Pijについて着目してみる。j番目の画素行を含み、かつ境界BVに接する領域であって、画素を縦横にそれぞれ4個有した領域(以下、この領域を『4×4領域』と呼ぶ)を設定する。図5中の符号TRは、右領域R側にある4×4領域を示し、符号TLは、左領域L側にある4×4領域を示す。なお、領域内の画素数は4×4に限定されず、例えば8×8であってもよいし、2×8や8×2であってもよい。
(ステップS2)左右の両領域の平均値を求める
次に、右領域R側にある4×4領域TRおよび左領域L側にある4×4領域TLにおける画素の信号レベルの平均値を統計量算出部9A(図1を参照)がそれぞれ求める。右領域R側にある4×4領域TRにおける画素の信号レベルの平均値をXRとし、左領域L側にある4×4領域TLにおける画素の信号レベルの平均値をXLとする。なお、平均値は、各領域TR,TL内の全画素の信号レベルの加算平均であってもよいし、各領域TR,TL内の全画素の信号レベルの加乗平均であってもよい。このステップS2で求められた平均値XR,XLは、この発明における画素の信号レベルの分布に関する統計量に相当する。
(ステップS3)両領域間での平均値の差を求める
そして、右領域R側にある4×4領域TRにおける画素の信号レベルの平均値XRと、左領域L側にある4×4領域TLにおける画素の信号レベルの平均値XLとの差、すなわち両領域間での平均値の差を求める(XL−XR)。
(ステップS4)A. or B.の条件を満たす?
画素補正部9Bの条件判定部9a(図1を参照)は、ステップS3で求められた平均値の差(XL−XR)の絶対値が所定値以下となる特定の条件を満たすか否かを判定する。本実施例では、特定の条件は、以下のA.の条件あるいはB.の条件であって、これらのA.B.の条件のいずれか少なくとも1つを満たせば、次のステップS5、さらにはステップS6に進み、ステップS6,S7での補正を行う。逆に、A.の条件を満たさず、かつB.の条件をも満たさない場合のみ、ステップS5の補正量の算出や、ステップS6,S7の補正をスキップして、ステップS8に移行する。
A.平均値の差(XL−XR)の絶対値が50以下
平均値XRが平均値XLよりも大きいときには、平均値の差(XL−XR)が負となるので、差の絶対値をとる。なお、平均値XR,XLの基となる画素の信号レベルがA/D変換器8で既にディジタル化されているので、平均値XR,XLはディジタル値であることに留意されたい。同様に、平均値の差(XL−XR)の絶対値もディジタル値である。なお、『50』という数値は10進数で表しており、実際のディジタル値では2進数で『110010』となる。
B.平均値の差(XL−XR)の絶対値が、値が小さい方の平均値の0.1倍以下
平均値XLが平均値XRよりも大きいときには、平均値の差(XL−XR)の絶対値が、値が小さい方の平均値XRに対して0.1以下となり、平均値XRが平均値XLよりも大きいときには、平均値の差(XL−XR)の絶対値が、値が小さい方の平均値XLに対して0.1以下となる。なお、平均値XR,XLはディジタル値であるので正の値であることに留意されたい。
(ステップS5)両領域に基づく補正量を求める
ステップS4で上述したA.B.の条件のいずれか少なくとも1つを満たせば、右領域R側にある4×4領域TRにおける画素の信号レベルの平均値XRと、左領域L側にある4×4領域TLにおける画素の信号レベルの平均値XLとに基づいて、水平方向Hに現れる信号レベル差を打ち消す値を求める。この値を補正量Xとすると、補正量Xは下記(2)式により求まる。
X=[(XL−XR)]/2×αt …(2)
ここでαは1未満であって、本実施例ではαを0.97としている。もちろん、αは1未満であれば0.97に限定されない。tは、図5に示すように境界BVから画素までの距離(ここでは画素数)である。αtを乗算することで重み付けを行う。すなわち、1未満であるαをt乗することで、境界BVから画素までの距離tが長くなるのにしたがって重み付けを小さくして、距離tが短くなるのにしたがって重み付けを大きくする。実際には、境界付近では信号レベル差が顕著に現れ、境界付近から遠ざかるのにしたがって、すなわち境界から画素までの距離が長くなるのにしたがってその画素の信号レベルは信号レベル差による影響が小さくなる。したがって、重み付けを行わずに補正すると、信号レベル差による影響が小さい画素、すなわち境界から離れた画素では過補正になる場合がある。そこで、このような重み付けを行うことで、過補正を防止することができる。
(ステップS6)補正量を信号レベルに作用させる
水平方向Hに現れる信号レベル差を打ち消すように、ステップS5で求められた補正量Xをj番目の画素行にある各画素[P1j,P2j,…,Pij,…,P(m-1)j,Pmj]の信号レベルに、i=1,2,…,m−1,mの順に作用させる。この作用については、画素補正部9Bの信号レベル作用部9b(図1を参照)が行う。この作用の際には、以下の条件で行う。
j番目の画素行にある画素が左領域Lに属して、その画素の信号レベルに補正量Xを作用させる場合には、その画素の信号レベルから補正量Xを減算する(Pij−X)。j番目の画素行にある画素が右領域Rに属して、その画素の信号レベルに補正量Xを作用させる場合には、その画素の信号レベルに補正量Xを加算する(Pij+X)。
(ステップS7)i=mになったか?
各画素の信号レベルについてi=1,2,…,m−1,mの順に作用させるたびに、i=mになったか否かを判断する。i<mであればステップS6に戻り、i=mになるまで、ステップS6,S7の処理をループする。i=mになれば、補正量Xを作用させることで、j番目の画素行にある各画素[P1j,P2j,…,Pij,…,P(m-1)j,Pmj]の信号レベルが全て補正されたとして、次のステップS8に移行する。
(ステップS8)jの値を1ずつ繰り上げる
上述したステップS1〜S7を、各画素行[Pi1,Pi2,…,Pij,…,Pi(n-1),Pin]の信号レベルについても、j=1,2,…,n−1,nの順に行う。つまり、ステップS1〜S7でのjの値を1ずつ繰り上げる。
なお、A.B.のいずれの条件を満たさずに、ステップS5〜S7をスキップして、補正を行わなかった場合では、jの値を1ずつ繰り上げることで画素行が変更して、A.B.の条件を判定する箇所が変更になる。したがって、A.B.のいずれの条件を満たさなかった場合にはステップS8に合流して、以下のステップS9を、A.B.の条件のいずれか少なくとも1つを満たした場合と同様に行う。
また、A.B.のいずれの条件を満たさなかった場合には、ステップS5〜S7をスキップすることから、補正を行わずに、かつ各画素の信号レベルを変更せずに、その変更しない信号レベルを画素の信号レベルとして用いることになる。
(ステップS9)j=nになったか?
各画素行の信号レベルについてj=1,2,…,n−1,nの順に行うたびに、j=nになったか否かを判断する。j<nであればステップS1に戻り、j=nになるまで、ステップS1からの処理をループする。j=nになれば、画像内の画素が全て補正されたとして、一連の信号処理を終了する。
以上のように構成された本実施例装置によれば、検出されたX線検出信号に基づく画素の信号レベルの分布に関する統計量として平均値XR,XLを算出する場合について、各画素の並びで垂直方向Vに延びた境界BVを境にして信号レベル差が現れるときに、統計量算出部9Aは、その境界BVによって区分される2つの領域(すなわち右領域R、左領域L)について平均値XR,XLをそれぞれ算出する。画素補正部9Bは、上述した信号レベル差を打ち消すように2つの領域間での平均値の差(XL−XR)に関連した補正量Xを各画素の信号レベルに作用させている。各画素の並びで水平方向Hに現れる画素の信号レベル差は、画素の信号レベルの分布から発生する信号レベル差の一種でもあるので、その画素の信号レベルの分布に関する平均値XR,XLから得られた補正量Xを各画素の信号レベルに作用させて各画素を補正することで、各画素の並びで水平方向Hに現れる画素の信号レベル差を低減させることができる。
このとき、上述した平均値の差の絶対値が所定値以下となる特定の条件を満たす場合のみ画素補正部9Bは上述した補正を行う。したがって、例えば、図8に示すように被検体Mの構造(例えば体の線)と上述した境界BVとが交わる部分のように平均値の差(XL−XR)の絶対値が所定値を超えるべき箇所ではステップS6,S7の補正が行われずに処理される。その結果、平均値の差(XL−XR)の絶対値が所定値を超えるべき箇所において補正を行うことで発生するアーティファクト(偽像)を防止することができつつ、各画素の並びで水平方向Hに現れる画素の信号レベル差を低減させることができる。
また、上述した特許文献1のように補正用画素を設ける必要がないので、FPD3などに代表される放射線検出手段について汎用性が高くなる。
本実施例では、上述した特定の条件として、A.平均値の差(XL−XR)の絶対値が50以下と、B.平均値の差(XL−XR)の絶対値が、値が小さい方の平均値の0.1倍以下とを挙げている。そして、これらA.B.のうち、いずれか少なくとも1つを満たした場合に補正を行い、逆に、A.の条件を満たさず、かつB.の条件をも満たさない場合には補正をスキップしている。
なお、垂直方向についても、図4のフローチャートにおいて水平方向を垂直方向に置き換えて、水平方向に延びた境界に接する4×4領域を設定して補正量を求め、その補正量を各画素の信号レベルにそれぞれ作用させることで、同様の作用・効果を奏する。さらに、十字ノイズの場合には、水平方向および垂直方向の両方向についても、同様の補正を行うことで、十字ノイズを消すことができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、図1に示すようなX線透視撮影装置を例に採って説明したが、この発明は、例えばC型アームに配設されたX線透視撮影装置にも適用してもよい。また、この発明は、X線CT装置にも適用してもよい。
(2)上述した実施例では、フラットパネル型X線検出器(FPD)3を例に採って説明したが、画素を区画する2次元マトリクス状で配列された検出素子から構成されるX線検出器であれば、この発明は適用することができる。
(3)上述した実施例では、X線を検出するX線検出器を例に採って説明したが、この発明は、ECT(Emission Computed Tomography)装置のように放射性同位元素(RI)を投与された被検体から放射されるγ線を検出するγ線検出器に例示されるように、放射線を検出する放射線検出器であれば特に限定されない。同様に、この発明は、上述したECT装置に例示されるように、放射線を検出して撮像を行う装置であれば特に限定されない。
(4)上述した実施例では、FPD3は、放射線(実施例ではX線)感応型の半導体を備え、入射した放射線を放射線感応型の半導体で直接的に電荷信号に変換する直接変換型の検出器であったが、放射線感応型の替わりに光感応型の半導体を備えるとともにシンチレータを備え、入射した放射線をシンチレータで光に変換し、変換された光を光感応型の半導体で電荷信号に変換する間接変換型の検出器であってもよい。
(5)上述した実施例では、上記(2)式(X=[(XL−XR)]/2×αt)から補正量Xを求めて、j番目の画素行にある画素が左領域Lに属して、その画素の信号レベルに補正量Xを作用させる場合には、その画素の信号レベルから補正量Xを減算する処理(Pij−X)を行い、j番目の画素行にある画素が右領域Rに属して、その画素の信号レベルに補正量Xを作用させる場合には、その画素の信号レベルに補正量Xを加算する処理(Pij+X)を行ったが、下記(3)式のように補正量を求めてから補正量X´を各画素の信号レベルに作用させてもよい。
X´=[(XR−XL)]/2×αt …(3)
αは実施例と同じく1未満であり、tは境界から画素までの距離である。そして、上記(3)式から求まった補正量X´では、j番目の画素行にある画素が左領域Lに属して、その画素の信号レベルに補正量X´を作用させる場合には、その画素の信号レベルに補正量X´を加算する処理(Pij+X´)を行い、j番目の画素行にある画素が右領域Rに属して、その画素の信号レベルに補正量X´を作用させる場合には、その画素の信号レベルから補正量X´を減算する処理(Pij−X´)を行う。垂直方向についても同様の補正を行うことができる。
(6)上述した実施例では、上記(2)式(X=[(XL−XR)]/2×αt)のように重み付けを考慮した補正量Xを求めて、その補正量Xを各画素の信号レベルに作用させて補正を行って過補正を防止したが、過補正にならないのであれば、図6にも示すように、上記(2)式の場合では下記(4)式のように重み付けを外してもよい。
X=(XL−XR)/2 …(4)
上記(3)式の場合で重み付けを外す場合には、上記(4)式中の平均値XR,XLの要素を互いに入れ換えればよい。垂直方向についても同様に重み付けを外してもよい。
(7)上述した実施例では、1未満であるαについてαtを乗算することで重み付けを行ったが、重み付けの方式については特に限定されない。例えば、下記(5)式あるいは(6)式のように、距離tを分母にすることで重み付けを行ってもよい。
X=(XL−XR)/2×1/t …(5)
X=(XL−XR)/2×β/(t−β) …(6)
実験では、βは0.02〜0.05程度のときに好適な補正が行えることが確認されている。
(8)上述した実施例では、距離tを画素数として重み付けを行ったが、距離tについては画素数に限定されない。画素数に比例した値あるいは画素数に所定の数を加算した値を距離tにしてもよい。
(9)上述した実施例では、平均値は、画素の一部を抽出した右,左領域R,Lにある4×4領域TR,TLの各信号レベルの平均値であったが、全画素の信号レベルを抽出した平均値であってもよい。つまり、画素の少なくとも一部を抽出した信号レベルの平均値であれば特に限定されない。垂直方向についても同様の補正を行うことができる。
(10)上述した実施例では、画素の信号レベルの分布に関する統計量の一例は平均値であったが、通常用いられる統計量であれば、平均値に限定されず、例えば信号レベルの中央値、信号レベルの最頻値、信号レベルの加重平均値であってもよい。中間値は、信号レベルの値の集団のうち、中間に位置する値であって、最頻値は、ヒストグラムを取って、最もカウント数の多い値であって、加重平均値は、境界からの距離に応じて重みを変えた平均値(すなわち重み付け平均値)である。また、平均値と中央値との双方を組み合わせるなど、互いに異なる統計量を2つ以上組み合わせてもよい。
(11)上述した実施例では、特定の条件として、A.平均値の差(XL−XR)の絶対値が50以下と、B.平均値の差(XL−XR)の絶対値が、値が小さい方の平均値に対して0.1以下とを挙げたが、特定の条件が、統計量(実施例では平均値)の差の絶対値が所定値以下となるのであれば、これに限定されない。例えば、A.の条件では所定値がディジタル値50(10進数で表している)であったが、50に限定されない。ただ、平均値以外の統計量であっても、A.の条件として、統計量の差の絶対値が50以下とするのがより好ましい。50以外の場合には、所定値としては25〜100の範囲から選択するのが好ましい。また、B.の条件では一定倍率が0.1倍以下であったが、統計量の差の絶対値が、値が小さい方の統計量に対して0.1倍を超えた一定倍率以下であってもよい。一定倍率としては、1未満の倍率であるのが好ましい。
(12)上述した実施例では、特定の条件として、A.平均値の差(XL−XR)の絶対値が50以下と、B.平均値の差(XL−XR)の絶対値が、値が小さい方の平均値に対して0.1以下とを挙げたが、それ以外の特定の条件であって、統計量の差の絶対値が所定値以下となる条件を組み合わせてもよい。逆に、A.またはB.のいずれか1つの条件を特定の条件としてもよい。もちろん、A.B.以外の特定の条件であって、統計量の差の絶対値が所定値以下となる条件を単独に用いて、その条件を満たす場合のみ補正を行ってもよい。
(13)上述した実施例では、特定の条件として、A.平均値の差(XL−XR)の絶対値が50以下と、B.平均値の差(XL−XR)の絶対値が、値が小さい方の平均値に対して0.1以下とを挙げ、A.B.のうち、いずれか少なくとも1つを満たした場合に補正を行ったが、A.B.の条件を全て満たした場合のみ補正を行ってもよい。A.B.以外の特定の条件の場合でも同様である。
(14)上述した実施例では、特定の条件を満たさない場合には、補正を行わずに、かつ各画素の信号レベルを変更せずに、その変更しない信号レベルを画素の信号レベルとして用いていたが、これに限定されない。つまり、統計量の差の絶対値が所定値を超えるべき箇所では少なくとも補正を行わないのであれば、上述した補正以外の別の処理を行ってもよい。例えば、特定の条件を満たさない場合には、全画素の信号レベルについて等倍する処理を行ってもよい。
実施例に係るX線透視撮影装置のブロック図である。 X線透視撮影装置に用いられている側面視したフラットパネル型X線検出器の等価回路である。 平面視したフラットパネル型X線検出器の等価回路である。 本実施例装置における統計量算出部や画素補正部による一連の信号処理を示すフローチャートである。 実施例に係る信号処理を説明するために画像を模式的に表した説明図である。 変形例に係る信号処理、およびこの発明に関連した先の出願に係る信号処理を説明するために画像を模式的に表した説明図である。 先の出願に係る信号処理を示すフローチャートである。 被検体の構造と信号レベル差が現れる境界とが交わる部分を含めて画像を模式的に表した説明図である。 (a)〜(c)は、従来において水平方向あるいは垂直方向に現れる画素の信号レベル差を説明するために画像を模式的に表した説明図である。
符号の説明
2 … X線管
3 … フラットパネル型X線検出器(FPD)
9A … 統計量算出部
9B … 画素補正部
R,XL … 平均値
X … 補正量
M … 被検体

Claims (7)

  1. 被検体に向けて放射線を照射する放射線照射手段と、被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段とを備え、放射線検出手段から検出された放射線検出信号に基づいて放射線画像を得る放射線撮像装置であって、検出された放射線検出信号に基づく画素の信号レベルの分布に関する統計量を算出する場合について、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に延びた境界を境にして信号レベル差が現れるときに、その境界によって区分される2つの領域について前記統計量をそれぞれ算出する統計量算出手段と、前記信号レベル差を打ち消すように前記2つの領域間での統計量の差に関連した補正量を各画素の信号レベルに作用させて、信号レベル差を低減させて各画素を補正する画素補正手段とを備え、前記統計量の差の絶対値が所定値以下となる特定の条件を満たす場合のみ前記画素補正手段は前記補正を行うことを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 被検体を照射して検出された放射線検出信号に基づいて放射線画像を得る信号処理を行う放射線検出信号処理方法であって、検出された放射線検出信号に基づく画素の信号レベルの分布に関する統計量を算出する場合について、各画素の並びで水平方向あるいは垂直方向に延びた境界を境にして信号レベル差が現れるときに、その境界によって区分される2つの領域について前記統計量をそれぞれ算出し、前記信号レベル差を打ち消すように前記2つの領域間での統計量の差に関連した補正量を各画素の信号レベルに作用させて、信号レベル差を低減させて各画素を補正し、前記統計量の差の絶対値が所定値以下となる特定の条件を満たす場合のみ前記補正を行うことを特徴とする放射線検出信号処理方法。
  3. 請求項2に記載の放射線検出信号処理方法において、前記特定の条件を満たさない場合には、前記補正を行わずに、かつ各画素の信号レベルを変更せずに、その変更しない信号レベルを画素の信号レベルとして用いることを特徴とする放射線検出信号処理方法。
  4. 請求項2または請求項3に記載の放射線検出信号処理方法において、前記統計量は、信号レベルの平均値であって、前記特定の条件は、その平均値の差の絶対値が50以下であることを特徴とする放射線検出信号処理方法。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の放射線検出信号処理方法において、前記特定の条件は、前記統計量の差の絶対値が、前記2つの領域における統計量のうち、値が小さい方の統計量に対して一定比率以下であることを特徴とする放射線検出信号処理方法。
  6. 請求項2から請求項5のいずれかに記載の放射線検出信号処理方法において、前記統計量は、信号レベルの平均値であって、前記特定の条件は、その平均値の差の絶対値が、値が小さい方の平均値に対して0.1以下であることを特徴とする放射線検出信号処理方法。
  7. 請求項2から請求項6のいずれかに記載の放射線検出信号処理方法において、前記統計量は、前記信号レベルの平均値、信号レベルの中間値、信号レベルの最頻値、信号レベルの加重平均値のいずれかであることを特徴とする放射線検出信号処理方法。
JP2004240723A 2004-04-22 2004-08-20 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法 Pending JP2006055393A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004126578A JP2005304818A (ja) 2004-04-22 2004-04-22 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
JP2004240723A JP2006055393A (ja) 2004-04-22 2004-08-20 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
US11/106,557 US20050238249A1 (en) 2004-04-22 2005-04-15 Radiographic apparatus and radiation detection signal processing method
CNB2005100659768A CN100469314C (zh) 2004-04-22 2005-04-19 射线照相设备及处理辐射检测信号的方法
KR1020050033052A KR100922279B1 (ko) 2004-04-22 2005-04-21 방사선 촬상장치 및 방사선 검출신호 처리방법

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004126578A JP2005304818A (ja) 2004-04-22 2004-04-22 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
JP2004240723A JP2006055393A (ja) 2004-04-22 2004-08-20 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006055393A true JP2006055393A (ja) 2006-03-02

Family

ID=35136484

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004126578A Pending JP2005304818A (ja) 2004-04-22 2004-04-22 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
JP2004240723A Pending JP2006055393A (ja) 2004-04-22 2004-08-20 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004126578A Pending JP2005304818A (ja) 2004-04-22 2004-04-22 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20050238249A1 (ja)
JP (2) JP2005304818A (ja)
KR (1) KR100922279B1 (ja)
CN (1) CN100469314C (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074988A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Fujifilm Corp 放射線画像処理装置
JP2009285354A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Fujifilm Corp 放射線画像撮像装置及び放射線画像撮像方法
JP2016014579A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 株式会社堀場製作所 ガンマカメラ調整装置、ガンマカメラシステム

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005304818A (ja) 2004-04-22 2005-11-04 Shimadzu Corp 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
JP5317388B2 (ja) * 2005-09-30 2013-10-16 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム及びプログラム
JP4847202B2 (ja) * 2006-04-27 2011-12-28 キヤノン株式会社 撮像装置及び放射線撮像システム
KR100987291B1 (ko) * 2006-07-27 2010-10-12 가부시키가이샤 시마즈세이사쿠쇼 광 또는 방사선 촬상장치
JP6049314B2 (ja) * 2012-06-11 2016-12-21 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び画像処理方法
KR101642425B1 (ko) * 2014-10-28 2016-07-25 삼성전자주식회사 방사선 촬영 장치 및 방사선 촬영 장치의 제어 방법
KR102301379B1 (ko) * 2015-01-20 2021-09-14 삼성전자주식회사 영상 처리 장치, 영상 촬영 장치, 영상 처리 방법 및 영상 촬영 장치의 제어 방법
JP6643909B2 (ja) 2016-01-27 2020-02-12 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP6897775B2 (ja) * 2017-07-31 2021-07-07 株式会社島津製作所 放射線検出器および核医学診断装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1098722A (ja) * 1996-08-02 1998-04-14 Nippon Steel Corp ブロック歪み除去フィルタ、画像処理装置および画像信号のフィルタリング方法
JPH11168723A (ja) * 1997-09-26 1999-06-22 Nippon Steel Corp ブロック歪み除去フィルタ、画像処理装置、画像信号のフィルタリング方法および記憶媒体
JP2002112992A (ja) * 2000-06-30 2002-04-16 Canon Inc 信号処理装置及び方法、及び撮像装置
JP2002252808A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Sony Corp イメージセンサの画像信号処理装置
WO2002093935A1 (en) * 2001-05-10 2002-11-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image processing apparatus
JP2003033348A (ja) * 2001-07-19 2003-02-04 Hitachi Medical Corp 3次元x線ct装置
JP2003210454A (ja) * 2002-01-23 2003-07-29 Hitachi Medical Corp X線ct装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4794531A (en) * 1984-11-07 1988-12-27 Hitachi, Ltd Unsharp masking for image enhancement
US5933540A (en) * 1995-05-11 1999-08-03 General Electric Company Filter system and method for efficiently suppressing noise and improving edge definition in a digitized image
JP2003175022A (ja) 1996-06-26 2003-06-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd X線画像装置
US6496605B1 (en) * 1996-08-02 2002-12-17 United Module Corporation Block deformation removing filter, image processing apparatus using the same, method of filtering image signal, and storage medium for storing software therefor
AUPP128498A0 (en) * 1998-01-12 1998-02-05 Canon Kabushiki Kaisha A method for smoothing jagged edges in digital images
JP2000163562A (ja) 1998-11-30 2000-06-16 Canon Inc 特徴量抽出装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US6529638B1 (en) * 1999-02-01 2003-03-04 Sharp Laboratories Of America, Inc. Block boundary artifact reduction for block-based image compression
US7003147B2 (en) * 2001-01-12 2006-02-21 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus
JP2002310946A (ja) * 2001-04-17 2002-10-23 Shimadzu Corp 放射線検査装置
US6623161B2 (en) * 2001-08-28 2003-09-23 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Method and apparatus for identifying and correcting line artifacts in a solid state X-ray detector
JP2005304818A (ja) 2004-04-22 2005-11-04 Shimadzu Corp 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1098722A (ja) * 1996-08-02 1998-04-14 Nippon Steel Corp ブロック歪み除去フィルタ、画像処理装置および画像信号のフィルタリング方法
JPH11168723A (ja) * 1997-09-26 1999-06-22 Nippon Steel Corp ブロック歪み除去フィルタ、画像処理装置、画像信号のフィルタリング方法および記憶媒体
JP2002112992A (ja) * 2000-06-30 2002-04-16 Canon Inc 信号処理装置及び方法、及び撮像装置
JP2002252808A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Sony Corp イメージセンサの画像信号処理装置
WO2002093935A1 (en) * 2001-05-10 2002-11-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image processing apparatus
JP2003033348A (ja) * 2001-07-19 2003-02-04 Hitachi Medical Corp 3次元x線ct装置
JP2003210454A (ja) * 2002-01-23 2003-07-29 Hitachi Medical Corp X線ct装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074988A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Fujifilm Corp 放射線画像処理装置
JP2009285354A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Fujifilm Corp 放射線画像撮像装置及び放射線画像撮像方法
JP2016014579A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 株式会社堀場製作所 ガンマカメラ調整装置、ガンマカメラシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005304818A (ja) 2005-11-04
KR20060047320A (ko) 2006-05-18
US20050238249A1 (en) 2005-10-27
KR100922279B1 (ko) 2009-10-15
CN100469314C (zh) 2009-03-18
CN1689514A (zh) 2005-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100922279B1 (ko) 방사선 촬상장치 및 방사선 검출신호 처리방법
JP4462349B2 (ja) 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
JP4935895B2 (ja) エッジ評価方法とエッジ検出方法と画像補正方法と画像処理システム
JP2008246022A (ja) 放射線撮影装置
JP2006304213A (ja) 撮像装置
JP5125233B2 (ja) 放射線撮像装置
US9585625B2 (en) Radiographic apparatus
JP4706705B2 (ja) 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
JP2001066368A (ja) 放射線撮像装置
US20050219387A1 (en) Method for noise correction for a flat-panel detector
JP4853314B2 (ja) 放射線撮像装置
US20100020930A1 (en) Radiographic apparatus and radiation detection signal processing method
JP4645480B2 (ja) 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
JPWO2007049348A1 (ja) 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
JP2003047605A (ja) 放射線撮像装置
JP4337450B2 (ja) 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
JP2008167854A (ja) 放射線撮像装置
JP2006296722A (ja) 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
JP4968364B2 (ja) 撮像装置
JP2006020714A (ja) 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
JP5007632B2 (ja) 放射線撮像装置
JP2005204983A (ja) 放射線撮像装置
JP4985580B2 (ja) 撮像装置
US11185303B2 (en) Image processing apparatus, radiography system, image processing method, and image processing program
JP2006204740A (ja) 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061006

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20090605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

RD15 Notification of revocation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7435

Effective date: 20090810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100330