JP2006045933A - 連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物 - Google Patents

連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物 Download PDF

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Abstract

【課題】耐震要素としてコア部分に地震力の大部分を負担する連層耐震壁が配置され、最上階及び中間階に連層耐震壁の変形を制御する大梁が連層耐震壁から外周部位に及ぶ長さに設けられ、コア周辺の居室部分にはその外周部位にのみワイドスパンの柱及び梁を設けるか又は梁型のないフラットスラブを採用した、開放的でプランニング自由度が高い連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物を提供する。
【解決手段】建物のコア部分1に地震力の大部分を負担する連層の耐震壁2が必要数だけ適正な配置で設けられている。最上階及び中間階に、連層耐震壁2の変形を制御する大梁11、12が連層耐震壁2と剛接合して外周部位に及ぶ長さに設けられている。コア部分1とその外周の居室部分13との間に位置する廊下部分14における前記連層耐震壁2とこれに隣接する柱15との間の短スパン境界梁が制震梁16として設置されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、耐震及び制震性能に優れた鉄筋コンクリート造(以下、RC造と略す場合がある。)の超高層集合住宅建物、特に耐震要素としてコア部分に地震力の大部分を負担する連層耐震壁(コアウオール)が配置され、最上階及び中間階に前記連層耐震壁の変形を制御する大梁(アウトリガービーム)が前記連層耐震壁から外周部位に及ぶ長さに設けられ、コア周辺の居室部分にはその外周部位にのみワイドスパンの柱及び梁を設けるか又は梁型のないフラットスラブを採用した、開放的でプランニング自由度が高い連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物の技術分野に属する。
本発明はまた、前記連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物であって、同建物の基礎部分又は中間階の免震層に免震装置が設置された免震・制震併用構造(ハイブリッドタイプ)の技術分野に属する。
従来、超高層集合住宅建物は、通例、柱と梁による純ラーメン架構形式で構築されるのが一般的であった。しかし、純ラーメン架構形式の場合は、耐震要素としての柱、梁が負担する地震力が大であるため、柱のスパンが狭くなり、梁成が高くなる。その結果、視界を妨げて開放的でないし、また、居住部分のプランニング自由度を制約するという問題点がある。
このような問題の解決を目的として、下記の特許文献1に記載された曲げ変形制御型耐震構造物は、トップガーダーと、中間ガーダー、及びコア耐震壁、並びに外周フレームとで構成されているが、トップガーダー及び中間ガーダーとコア耐震壁とは切り離されており、それぞれの切り離し部分に制震装置が設置されている。そのため制震装置を設置可能な場所は、トップガーダー及び中間ガーダーとコア耐震壁との切り離し部位に制限されてしまう。よって建物の振動特性に応じて制震装置を設置することはできない。
特許文献2に記載された建物は、一方向に長い平面形状を有する板状形態の高層乃至超高層建物に係る。柱および長辺方向の梁を鉄骨鉄筋コンクリート造(以下、SRC造と略す場合がある。)とし、短辺方向の架構はRC造の連層耐震壁を主体として構成し、制震ダンパーを組み込む。長辺方向の外周梁を逆梁とし、内部梁は扁平梁とする。スラブはフラットプレートで形成し、短辺方向の内部梁は省略する。しかし、内部柱および長辺方向の外周梁を省略することはできない構成であり、プランニング自由度は得難い。
特許文献3に記載された制震架構は、一定の間隔をあけて並立されたコアウオール等の2以上の連層耐震壁を、上下方向に間隔をあけて配置した複数のダンパー材で水平に連結し一体化した構成である。前記ダンパー材は履歴系又は粘性系の境界梁である。地震時に応力が集中する連層耐震壁の接続部を境界梁で連結することで地震時に効率よくエネルギを吸収させると説明している。
特許文献4に記載された耐震壁架構は、上記した特許文献1、2、3それぞれの欠点を解決することを目的としており、距離をあけて並立する複数の連層耐震壁の頂部を回転を拘束する状態に連結し、高さ方向の中間部にダンパーを接続した構成であり、ダンパーによるエネルギ吸収効果を発揮させると説明されている。しかし、耐震壁の水平力による曲げ変形への対策が欠落している。
特許第2842159号公報 特開2003−314081号公報 特開平10−331477号公報 特開2004−27703号公報
上述したように、連層耐震壁を主たる耐震要素に採用した耐震若しくは制震高層建物については、種々な架構形式が研究、開発されており、各々が固有の特長を有していることが認められる。
本発明の目的は、耐震及び制震性能に優れた鉄筋コンクリート造の超高層集合住宅建物、更に言えば、耐震要素としてコア部分に地震力の大部分を負担する連層耐震壁(コアウオール)を配置し、最上階及び中間階に前記連層耐震壁の変形を制御する大梁(アウトリガービーム)を前記連層耐震壁と剛接合して外周部位に及ぶ長さに設け、前記コア部分とその外周の居室部分との間に位置する廊下部分における前記連層耐震壁とこれに隣接する柱との間の短スパン境界梁を制震梁として設置する一方、周辺の居室部分には外周部位にのみワイドスパンの柱及び梁を設けるか、又は梁型のないフラットスラブを採用して、開放的でプランニング自由度が高い連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物を提供することである。
本発明の次の目的は、前記の連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物の基礎部分又は中間階の免震層に免震装置が設置された免震・制震併用構造(ハイブリッドタイプ)の連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物を提供することである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物は、
建物のコア部分1に地震力の大部分を負担する連層の耐震壁2(コアウオール)が必要数だけ適正な配置で設けられ、
最上階及び中間階に、前記連層耐震壁2の変形を制御する大梁11、12(アウトリガービーム)が前記連層耐震壁2と剛接合して外周部位に及ぶ長さに設けられ、
前記コア部分1とその外周の居室部分13との間に位置する廊下部分14における前記連層耐震壁2とこれに隣接する柱15との間の短スパン境界梁が制震梁16として設置されていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物において、
制震梁16は、普通鋼、低降伏点鋼などを鉄骨梁に用いた履歴型ダンパーとして、又は粘弾性ダンパー30などを取り付けた構成で設置されていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物において、
連層耐震壁2(コアウオール)及び大梁11、12(アウトリガービーム)は、極厚の鉄筋コンクリート造として一体的に剛接合して構築され、連層耐震壁2は建物の芯柱として変形を抑制する配置に設けられ、大梁11、12(アウトリガービーム)は階高の半分ないし階高相当の大きな梁成に設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項1に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物において、
建物の主要なフレームがコア部分1に集約され、コア部分1の連層耐震壁2(コアウオール)と外周フレームとからなる架構形式で構成されており、居室部分13には外周部位にのみワイドスパンの柱17が設けられ、下層階には外周部位に梁成を抑制した扁平梁18が設けられ、上層階は梁型のないフラットスラブ構造で構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項1に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物において、
建物のコア部分1のフレーム要素として、地震時のエネルギ吸収が期待される制震間柱6が設置されていることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、請求項1又は2若しくは5に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物において、
建物の基礎部分4又は中間階22の免震層20に免震装置21が設置され、連層耐震壁2とこれに隣接する柱15との間の短スパン境界梁が制震梁16として設置され、コア部分1のフレーム要素として地震時のエネルギ吸収が期待される制震間柱6が設置された免震・制震併用構造として構成されていることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、請求項1又は2若しくは5に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物において、
建物の基礎部分4又は中間階22の免震層20に免震装置21が設置され、中層及び低層階にのみ連層耐震壁2とこれに隣接する柱15との間の短スパン境界梁が制震梁16として設置され、且つコア部分1のフレーム要素として地震時のエネルギ吸収が期待される制震間柱6が設置された免震・制震併用構造として構成されていることを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、請求項1〜7のいずれか一に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物において、
建物はその高さが60mを超える20階以上、又は60m以下の高さで、且つ20階以下であっても建物の高さと幅の比を示す塔状比が4.0以上に高い建物であることを特徴とする。
本発明の連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物は、地震力の大部分を負担する連層耐震壁2(コアウオール)がコア部分1に設けられ、最上階及び中間階の必要な位置に、前記連層耐震壁2の変形を制御する大梁11、12(アウトリガービーム)が前記連層耐震壁2と剛接合して外周部位に及ぶ長さに設けられ、そして、前記コア部分1とその外周の居室部分13との間に位置する廊下部分14における前記連層耐震壁2とこれに隣接する柱15との間の短スパン境界梁が制震梁16として設置されているので、例えば図7に既往の純ラーメン架構モデルの耐震性能を▲線で示し、連層耐震壁(コアウオール)のみの架構モデルの耐震性能を○線で示し、更に連層耐震壁(コアウオール)に大梁(アウトリガービーム)を併用した本発明の架構モデルの耐震性能を●線で表現したとおり、連層耐震壁2(コアウオール)と大梁11、12(アウトリガービーム)を併用した架構モデルの耐震性能が最も優れていることを良く理解できるであろう。
即ち、連層耐震壁2(コアウオール)の地震等の水平力による変形性状は曲げ変形が卓越するところ、その変形を大梁11、12(アウトリガービーム)が良好に制御する効果(図7中のイ点及びロ点の位置における性能変化を参照。)を確認できた。
更にまた、図8には、上記図7中に●線で表現した連層耐震壁2(コアウオール)に大梁11、12(アウトリガービーム)を併用した構成の架構モデルにおける耐震性能を今度は○線で示し、一方、同前の架構の連層耐震壁2と隣接柱15との間の短スパン境界梁を制震梁16として設置した架構モデルの耐震性能を●線で表現したところから明らかなように、各階に配置された制震梁16が建物全体の応答変形量を低減させる効果の大きいことが明解に認められる。これはまた、応答が大きな階の制震梁性能(ダンパー性能)を上げるなどの制震性能の調整により、建物各階をバランスのとれた応答性状に設計できることをも意味する。
本発明の連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物は、上記したように耐震要素をコア周りに集約して、耐震性能に優れ、且つ、建物各階をバランスのとれた応答性状に設計できるので、相対的に外周フレームが負担する地震力を軽減できる結果となる。よって、荷重負担が大きい下層階の居室部分では、外周部にのみ柱17をワイドスパンで設けると共に外周梁をせいぜい扁平梁18として設けることにより、そして、荷重負担の少ない上層階の居室部分には外周部にのみ柱17をワイドスパンで設け、外周梁をなくしたフラットスラブ構造による架構で実施することができる。したがって、間取りのプランニングに邪魔な柱が少なく、また、視界を遮る梁もない、明るく開放的な、自由な住空間が確保され、ハイサッシュの導入やプランニングの自由度拡大により居住性が飛躍的に拡大する。
大梁(アウトリガービーム)11、12は、階高の半分ないし階高相当の大きな梁成で最上階及び中間階に設けるので、この大梁(アウトリガービーム)12を含む層のスペースは、天井の高い1.5層住宅などで付加価値を創出するスペースとして有効利用できる。
請求項6、7に記載した発明に係る連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物は、上記したコアウオール型制震架構形式に加えて、いわゆる基礎免震方式や中間層免震方式を併用したハイブリッド免震・制震建物としても構成されているので、複合効果として居住性が更に高められる。すなわち、免震構造の採用により、地震時に建物へ入る入力を大幅に低減できるので、架構の部材断面の縮小化や住戸内の柱を更に減らすことが可能となり、天井が高く、柱スパンが拡大する等々の一層魅力有る住空間を提供することができる。
しかも制震梁16や制震間柱6は、建物全層に配置する場合と、高層階及び中層階は省略する場合、或いは必要とされる層にのみ設置するなど柔軟に対応できる。
図2に例示したように、コア部分1に地震力の大部分を負担する連層耐震壁2(コアウオール)を必要数だけ適正な配置で設ける。
最上階及び中間階には、前記連層耐震壁2の変形を制御する大梁11、12(アウトリガービーム)を前記連層耐震壁2と剛接合して外周部位に及ぶ長さに設ける。
前記コア部分1とその外周の居室部分13との間に位置する廊下部分14における前記連層耐震壁2とこれに隣接する柱15との間の短スパン境界梁を制震梁16として設置する。
あるいは上記コアウオール型制震架構に加えて、建物の基礎部分又は中間階の免震層に免震装置を設置する。また、連層耐震壁2とこれに隣接する柱15との間の短スパン境界梁は制震梁16として設置し、コア部分1のフレーム要素として地震時のエネルギ吸収が期待される制震間柱6を設置した免震・制震併用構造として実施する。
以下に、図示した本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明に係る地上35階超のコアウオール型制震架構形式の超高層集合住宅建物の概念的な立面図を示し、図2はその代表的な平面配置図を示している。
図2に例示したように、タワーパーキング、エレベータシャフト、階段室などに代表されるコア部分1に、地震力の大部分を負担する連層耐震壁2(コアウオール)が、図2の場合には4枚、建物の短辺方向にそれぞれ平行な配置で設けられている。この連層耐震壁2(コアウオール)は、剛強な基礎部4(図1の実施例では複数の場所打ちコンクリート杭3で支持されている。)から一連に立ち上げて構築されている。因みに、前記連層耐震壁2(コアウオール)は、地震力の大部分を負担するように、厚さ600mm〜1000mmのいわゆる極厚の耐震壁として構築されている。
図2に示したように、コア部分1には、各連層耐震壁2(コアウオール)の両端部に扁平壁柱5を一体的に設けたり、間柱6を設けるなど、主要なフレームが集約されている。ちなみに、前記の間柱6は、図3に例示したように、地震時のエネルギ吸収が期待される制震間柱として設置されている(請求項5に記載した発明)。図3において、符号7は低降伏点鋼パネルを示し、これは上下のRC間柱体8および8の間へ鉛直軸力を負担しないようにスライド機構9を介して組み込まれ、これを地震時に降伏させることでエネルギ吸収する構成とされている。
図1に示したように、上記構成の連層耐震壁2(コアウオール)には、建物の最上階と地上14階及び26階相当の中間階に2箇所(但し、箇所数はこの限りではない。)、連層耐震壁2の変形を制御する大梁(アウトリガービーム)11及び12が、連層耐震壁2と一体的に剛接合された構造で、且つ建物の外周部位に及ぶ長さに設けられている。もっとも、図2では、前記大梁11及び12(アウトリガービーム)は両端部の連層耐震壁2、2にのみ併設された構成を示している。要するに、連層耐震壁2の変形を制御するという観点から、大梁11及び12(アウトリガービーム)を設置する数量と階層が適宜に設計され実施されているのである。
因みに、この大梁11及び12(アウトリガービーム)も、厚さが600mm〜1000mmと極厚で、しかも階高の半分ないし階高相当の大きな梁成(一例として2000mm)スーパービームとして設けられている(請求項3記載の発明)。
次に、上記コア部分1とその外周の居室部分13との間に位置する廊下部分14における前記連層耐震壁2とこれに隣接する柱15との間の短スパン境界梁は制震梁16として設置されている。前記短スパン境界梁としての制震梁16は、図1に示した実施例では、連層耐震壁2およびこれに隣接する柱15の高さ方向に、いわば建物各階に分散して全層に、換言すれば建物の振動性状(応答性状)に応じた配置で設置されている。
更に言えば、上記の制震梁16は、具体的には普通鋼、低降伏点鋼などを鉄骨梁に用いた履歴型ダンパーとして、又は図11に例示したように粘弾性ダンパー30などを取り付けた構成で設置されている(請求項2記載の発明)。
因みに、図4A、Bは、地震による制震梁16の変形前後の挙動を概念的に示している。図4A、Bに示すように、連層耐震壁2およびこれに隣接する柱15の変形にしたがい、制震梁16は早期に降伏して地震エネルギを吸収し、制震効果を発揮するのである。
図1と図2に示すように、本発明に係る連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物の場合は、上記したように主要なフレーム(連層耐震壁2(コアウオール)および扁平壁柱5、間柱6など)がコア部分1に集約され、コア部分1の連層耐震壁2(コアウオール)と外周フレームとからなる架構形式として構成される。ここでいう外周フレームとは、居室部分13の外周部位(建物の外周部位でもある。)にワイドスパンで配置された複数の柱17…、及び荷重負担の大きい下層階の外周部位に配置された梁成を可及的に抑制した扁平梁18、そして、荷重負担が小さい上層階に配置された梁型のないフラットスラブ構造などで構成された架構を意味する。
次に、上記外周フレーム等の具体的なバリエーションを図5の実施例で説明する。
図5Aは、図1に示す建物において、下位の大梁(アウトリガービーム)12が設置された階(10階)より以下(9階以下)の平面配置を示している。コア部分1には建物短辺方向に4枚の連層耐震壁2(コアウオール)がそれぞれ平行に設けられ、居室部分13の外周部位(建物の外周部位)にワイドスパンの柱17…が設けられ、且つ梁成を抑制した扁平梁18が設けられている程度である。したがって、間取りのプランニング自由度は高いし、視界も広い。
図5Bは、大梁(アウトリガービーム)12が設置された階(10階および19階)の平面配置を示している。やはり居室部分13の外周部位(建物の外周部位)にワイドスパンの柱17…が設けられ、且つ梁成を抑制した扁平梁18が設けられている。
しかし、上位の大梁(アウトリガービーム)12が設置された階(19階)より以上の階では、図5Cに示すように、コア部分1には両端の連層耐震壁2(コアウオール)が存在しない(点線で囲ったK部を参照)上に、居室部分13はワイドスパンの柱17と梁型のないフラットスラブ構造で構成されている。よって、間取りのプランニング自由度は高い上に、開放的で、自由な住空間が確保される。
更に、図6に示した平面配置図は、コア部分1に連層耐震壁2(コアウオール)がそれぞれ平行に設けられ、この連層耐震壁2を延長した形に大梁(アウトリガービーム)12が一対設置された実施例を示している。居室部分13の外周部位(建物の外周部位)にワイドスパンの柱17…が設けられ、居室部分13は梁型のないフラットスラブ構造で構成されている。
次に、図9と図10は、上記したコアウオール型制震架構の建物を前提として、更に同建物の基礎部分4に、又は中間階22に免震層20を設け、免震装置21が設置された免震・制震併用構造(ハイブリッドタイプ)の連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物の実施例を示している(請求項6又は7に記載した発明)。図9の場合、基礎部分4の直上位置に免震層20が設けられ、免震装置21が設置されている。図10の場合は、中間階22(というよりも図示例はむしろ低層階)に免震層20が設けられ、免震装置21が設置されている。建物のその他の構成は、上述したコアウオール型制震架構の建物と同じである。
即ち、コア部分1に、地震力の大部分を負担する連層耐震壁2(コアウオール)が設けられ、この連層耐震壁2とこれに隣接する柱との間の短スパン境界梁が制震梁16として設置され、コア部分1のフレーム要素として地震時のエネルギ吸収が期待される制震間柱6が設置されている。また、建物の最上階と中間階に2箇所(但し、箇所数はこの限りではない。)、連層耐震壁2の変形を制御する大梁(アウトリガービーム)11及び12が、連層耐震壁2と一体的に剛接合された構造で、且つ建物の外周部位に及ぶ長さに設けられている。
もっとも、上記の制震梁16及び制震間柱6に関しては、建物の中層及び低層階にのみ連層耐震壁2とこれに隣接する柱15との間の短スパン境界梁として設置され、且つコア部分のフレーム要素としての制震間柱6が設置されることがある(請求項7に記載した発明)。
また、本発明が適用される建物について述べると、好ましくは高さが60mを超える20階以上の建物とする。或いはまた、60m以下の高さで、且つ20階以下であっても、建物の高さと幅の比を示す塔状比が4.0以上と高い建物について好適に実施される(請求項8に記載した発明)。
以上に実施例と共に本発明を説明したが、勿論、本発明は以上に説明した実施例に限定されるものではない。本発明の要旨、および技術的思想を逸脱することなく、いわゆる当業者が容易になし得る変形、応用の範囲で種々な実施例が存在することを、ここに敢えて言及する次第である。
本発明に係る連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物の基本形態を概念的に示した立面図である。 図1に示す建物の平面配置図である。 制震間柱の主要部を示した立面図である。 AとBは制震梁の変形前後の挙動を概念的に示した説明図である。 A、B、Cは図1の建物の異なる階層における平面配置図の実施例を示す。 図1の建物の平面配置図の更に異なる実施例を示す。 建物の架構モデルが異なる場合の耐震性能を検証する層間変形角の各階分布図である。 制震梁の効果確認を建物全体の応答変形量で示す図である。 本発明に係るコアウオール型制震架構と基礎部分の免震架構とを組み合わせた免震・制震構造超高層集合住宅建物の基本形態を概念的に示した立面図である。 本発明に係るコアウオール型制震架構と中間階の免震架構とを組み合わせた免震・制震構造超高層集合住宅建物の基本形態を概念的に示した立面図である。 制震梁を粘弾性ダンパーの構成で設置する実施例を概念的に示した説明図である。
符号の説明
1 コア部分
2 連層耐震壁(コアウオール)
11、12 大梁(アウトリガービーム)
13 居室部分
14 廊下部分
15 柱
16 制震梁
30 粘弾性ダンパー
17 柱
18 扁平梁
6 制震間柱

Claims (8)

  1. 建物のコア部分に地震力の大部分を負担する連層の耐震壁(コアウオール)が必要数だけ適正な配置で設けられ、
    最上階及び中間階に、前記連層耐震壁の変形を制御する大梁(アウトリガービーム)が前記連層耐震壁と剛接合して外周部位に及ぶ長さに設けられ、
    前記コア部分とその外周の居室部分との間に位置する廊下部分における前記連層耐震壁とこれに隣接する柱との間の短スパン境界梁が制震梁として設置されていることを特徴とする、連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物。
  2. 制震梁は、普通鋼、低降伏点鋼などを鉄骨梁に用いた履歴型ダンパーとして、又は粘弾性ダンパーなどを取り付けた構成で設置されていることを特徴とする、請求項1に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物。
  3. 連層耐震壁(コアウオール)及び大梁(アウトリガービーム)は、極厚の鉄筋コンクリート造として一体的に剛接合して構築され、連層耐震壁は建物の芯柱として変形を抑制する配置に設けられ、大梁(アウトリガービーム)は階高の半分ないし階高相当の大きな梁成に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物。
  4. 建物の主要なフレームがコア部分に集約され、コア部分の連層耐震壁(コアウオール)と外周フレームとからなる架構形式で構成されており、居室部分には外周部位にのみワイドスパンの柱が設けられ、下層階には外周部位に梁成を抑制した扁平梁が設けられ、上層階は梁型のないフラットスラブ構造で構成されていることを特徴とする、請求項1に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物。
  5. 建物のコア部分のフレーム要素として、地震時のエネルギ吸収が期待される制震間柱が設置されていることを特徴とする、請求項1に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物。
  6. 建物の基礎部分又は中間階の免震層に免震装置が設置され、連層耐震壁とこれに隣接する柱との間の短スパン境界梁が制震梁として設置され、コア部分のフレーム要素として地震時のエネルギ吸収が期待される制震間柱が設置された免震・制震併用構造として構成されていることを特徴とする、請求項1又は2若しくは5に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物。
  7. 建物の基礎部分又は中間階の免震層に免震装置が設置され、中層及び低層階にのみ連層耐震壁とこれに隣接する柱との間の短スパン境界梁が制震梁として設置され、且つコア部分のフレーム要素として地震時のエネルギ吸収が期待される制震間柱が設置された免震・制震併用構造として構成されていることを特徴とする、請求項1又は2若しくは5に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物。
  8. 建物はその高さが60mを超える20階以上、又は60m以下の高さで、且つ20階以下であっても建物の高さと幅の比を示す塔状比が4.0以上に高い建物であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一に記載した連層コアウオール型制震超高層集合住宅建物。
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