JP7286307B2 - 免震構造 - Google Patents

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本発明は、免震構造に関する。
免震構造では、免震装置によって地盤から構造物に入力される地震エネルギーを低減させることで振動応答を低減させるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。高層や超高層の構造物においても、免震構造を採用することで地震時の振動応答を効率的に低減させることができる。
特開2013-040479号公報
高層や超高層の構造物では、免震構造であっても高次モードの影響により高層部の振動応答が増幅し、応答加速度が大きくなることがある。
そこで、本発明は、高層や超高層の構造物における高層部の振動応答を低減させることができる免震構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る免震構造は、高層または超高層の構造物における最上部分となる高層部と、前記高層部の下側の下層部と、の間に免震層が設けられ、前記下層部は、コア部と、前記コア部に隣接するコア隣接部と、を有し、前記コア部は、前記コア隣接部よりも柱の立設間隔が狭く構成されたコアフレームを有し、前記コア部は、前記コア隣接部よりも剛性が大きく設定されていることを特徴とする。
本発明では、下層部は、コア部を有することにより、高剛性の心棒を有する構造となり、地震時の振動応答を低減させることができる。そして、高層部と下層部との間に免震層が設けられていることにより、下層部から高層部に伝達される地震エネルギーを低減させることができ、高層部の振動応答を低減させることができる。
また、高層部が免震構造となることにより、下層部に対して高層部がTMD(チューンド・マス・ダンパー)効果を発揮するため、下層部の地震エネルギーを低減させることができる。
また、本発明に係る免震構造では、前記高層部は、前記免震層の上部に立設する柱と前記柱に支持された梁とを有する架構に吊り支持されていてもよい。
このような構成とすることにより、免震層の上部に高層部の柱を立設して高層部を構築する場合と比べて、免震層の上部に立設する柱の数を少なくすることができる。免震層に設けられる免震支承は、一般に免震層の上に立設される柱の下側に設けるため、免震層の上部に立設する柱の数を少なくできることによって、免震支承の台数を少なくすることができる。これにより、免震層の剛性を低くすることができ、高層部の長周期化を図ることができる。
本発明によれば、高層や超高層の構造物における高層部の振動応答を低減させることができる。
本発明の実施形態による構造物の一例を示す立面図である。 図1のA-A線断面図である。
以下、本発明の実施形態による免震構造について、図1および図2に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態による免震構造1は、超高層の構造物2に採用されている。
本実施形態の構造物2は、地上42階建てで、地上1階から5階までは商業施設として使用され、地上1階から34階まではオフィスとして使用され、地上35階から42階まではホテルとして使用されるように想定されている。
以下では、地上1階から34階までを下層部3とし、地上35階から42階までの最上部分を高層部4とする。
下層部3と高層部4との間には免震層6が設けられている。
下層部3は、上下方向全体にわたってほぼ同じ外形に形成されている。図2に示すように、下層部3は、平面における中央部に位置するコア部31と、コア部31の周囲に隣接するコア隣接部32と、を有している。本実施形態では、コア隣接部32は、コア部31を囲繞するように設けられている。コア部31には、エレベータや階段などが設置され、コア隣接部32には、店舗や執務室などが設置されている。
図1および図2に示すように、コア部31には、所定の剛性を有するコアフレーム33が設けられているとともに、粘性系ダンパーおよび履歴系ダンパーなどの制振装置34(図1参照)が設けられている。コア部31は、コア隣接部32よりも剛性が大きく設定されている。
コア部31は、上の層よりも下の層のほうが平面視形状が大きく設計され、剛性が大きく設定されている。各層のコア部31は、上下方向に連続するように配置されている。
高層部4は、上下方向全体にわたってほぼ同じ外形に形成されている。高層部4は、平面視形状が下層部3よりも小さく形成されている。高層部4は、下層部3の平面視における中央部分の上部で、コア部31の上部に配置されている(図2参照)。
図1に示すように、本実施形態では、高層部4は、免震層6の上部に立設する柱71と、柱71に支持された梁72とを有する架構7に吊り支持されている。このため、免震層6の上部に直接高層部4を構築する場合と比べて、免震層6の上部に立接される柱が少なくなっている。
免震層6には、積層ゴムなどの免震装置61が設けられている。免震装置は、架構7の柱71および免震層6の上部に立接される高層部4の柱それぞれの直下となる位置に設置されている。
次に、上述した本実施形態による免震構造1の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した本実施形態による免震構造1では、下層部3は、コア部31を有することにより、高剛性の心棒を有する構造となり、地震時の振動応答を低減させることができる。そして、高層部4と下層部3との間に免震層6が設けられていることにより、下層部3から高層部4に伝達される地震エネルギーを低減させることができ、高層部4の振動応答を低減させることができる。
また、高層部4が免震構造となることにより、下層部3に対して高層部4がTMD(チューンド・マス・ダンパー)効果を発揮するため、下層部3の地震エネルギーを低減させることができる。
また、高層部4は、免震層6の上部に立設する柱と柱に支持された梁とを有する架構に吊り支持されていることにより、免震層6の上部に高層部4の柱を立設して高層部4を構築する場合と比べて、免震層6の上部に立設する柱の数を少なくすることができる。免震層6に設けられる免震支承は、一般に免震層6の上に立設される柱の下側に設けるため、免震層6の上部に立設する柱の数を少なくできることによって、免震支承の台数を少なくすることができる。これにより、免震層6の剛性を低くすることができ、高層部4の長周期化を図ることができる。
以上、本発明による免震構造の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、高層部4は、免震層6の上部に立設する柱と柱に支持された梁とを有する架構に吊り支持されている。これに対し、高層部4は、架構に吊り支持されず、免震層6の上部に高層部4の柱が立設するように構築されていてもよい。
また、上記の実施形態では、コア部31に粘性系ダンパーおよび履歴系ダンパーなどの制振装置34が設けられているが、コア部31に制振装置34が設けられていなくてもよい。また、コア部31以外に制振装置が設けられていてもよい。また、コア部31やコア部31以外に設けられる制振装置の種類は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、高層部4は、平面形状が下層部3よりも小さく、平面視において下層部3の外周部の内側に配置されているが、高層部4が下層部3と同じ平面形状であってもよい。また、高層部4が下層部3よりも側方に張り出す構成であってもよい。
1 免震構造
2 構造物
3 下層部
4 高層部
6 免震層
7 架構
31 コア部
32 コア隣接部
71 柱
72 梁

Claims (2)

  1. 高層または超高層の構造物における最上部分となる高層部と、前記高層部の下側の下層部と、の間に免震層が設けられ、
    前記下層部は、コア部と、前記コア部に隣接するコア隣接部と、を有し、
    前記コア部は、前記コア隣接部よりも柱の立設間隔が狭く構成されたコアフレームを有し、
    前記コア部は、前記コア隣接部よりも剛性が大きく設定されていることを特徴とする免震構造。
  2. 前記高層部は、前記免震層の上部に立設する柱と前記柱に支持された梁とを有する架構に吊り支持されていることを特徴とする請求項1に記載の免震構造。
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