JP2006032973A - 磁気メモリセルおよびその製造方法ならびに磁気メモリセルアレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】 より小さな書込電流であっても効率的な書き込み動作が可能な磁気メモリセルを提供する。
【解決手段】 本発明の磁気メモリセルは、基体上に、第1の階層において第1の方向へ延在するように設けられたビット線20と、第1の階層とは異なる第2の階層において第1の方向と直交する第2の方向へ延在するように設けられたワード線10と、ビット線20とワード線10との交差点において第1の階層と第2の階層との間に設けられた磁気トンネル接合素子とを備える。ビット線20およびワード線10は、いずれも10nm以上100nm未満の厚みを有する。よって、ワード線10およびビット線20に対して比較的小さな書込電流を流した場合であっても、フリー層57の磁化反転に要する磁界を十分に得ることができる。このため、さらなる微小化が実現可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気トンネル接合素子を備えた磁気メモリセルおよびその製造方法ならびに磁気メモリセルアレイに関する。
従来より、コンピュータやモバイル通信機器などの情報処理装置に用いられる汎用メモリとして、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などの揮発性メモリが使用されている。これらの揮発性メモリは、常に電流を供給しておかなければ全ての情報が失われる。そのため、状況を記憶する手段としての不揮発性メモリ(例えば、フラッシュEEPROMなど)を別途設ける必要がある。この不揮発性メモリに対しては処理の高速化が強く求められていることから、近年、不揮発性メモリとして磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memry)が注目されてきている。
MRAMは、磁気抵抗効果素子を備えた磁気メモリセルがマトリクス状に配列されたアレイ構造をなすものである。磁気抵抗効果素子としては、より大きな抵抗変化率の得られる磁気トンネル接合(MTJ;magnetic tunnel junction)素子が好適である。このMTJ素子は、トンネルバリア層によって隔てられた2つの強磁性層(磁化方向が印加磁界に応じて変化する磁化自由層および磁化方向が磁化容易軸(結晶異方性が現れる軸)に沿って平行をなすように恒久的に固着された磁化固着層)を有している。なお、磁化自由層は自由に回転可能な磁化方向を有するものであるが、結晶磁気異方性を示す磁化容易軸に沿って磁化方向が揃うことによりエネルギー的に安定する。トンネルバリア層は、絶縁材料からなる薄膜であり、量子力学に基づくトンネル効果によって電荷キャリア(一般的には電子)が透過できる程度の厚みをなしている。電荷キャリアが透過する確率は、2つの強磁性層の磁化方向と関連した電子スピン方向に依存するので、電圧を印加した状態において上記の磁化方向が変化すると、トンネル電流も変化することとなる。トンネル電流の大きさは、アップスピンとダウンスピンとの比によって左右される。
したがって、ある基準状態からのトンネル電流の変化を検出することにより、磁化自由層および磁化固着層における相対的な磁化方向の関係が判定できる。具体的には、磁化自由層および磁化固着層の磁化方向が互いに逆平行をなすときにトンネル電流は最小(接合抵抗は最大)となり、互いに平行をなすときにトンネル電流は最大(接合抵抗は最小)となるので、この関係を利用する。
一般的なMRAMでは、第1の階層において互いに平行に並んだ複数の第1の導線(例えばワード線)と、第1の階層とは異なる第2の階層において複数の第1の導線と直交するように互いに平行に並んだ複数の第2の導線(ビット線)とを備え、それらの交差点にMTJ素子を配置するように構成されている。さらに、もう1つの別の電流線が存在する場合もある。ここで、ワード線およびビット線の双方に電流が流れると、磁化自由層の磁化方向が反転し、MTJ素子にデータが上書きされる。これに対して一方の電流線のみに電流が流れた場合には、MTJ素子の抵抗値が検出され、そのMTJ素子に記憶されたデータが読み出されることとなる。
このようなMTJ素子については、例えばGallagher等が開示している(特許文献1参照)。Gallagher等は、積層面内方向に磁化方向が固定された磁化固着層と、この磁化固着層の磁化方向と相対的に変化する磁化方向を有する磁化自由層と、これら磁化自由層と磁化固着層との間に設けられたトンネルバリア層とを有するMTJ素子に関して開示している。
米国特許第5650958号明細書
また、Parkin等は、互いに逆平行となる磁化方向を示す2つの強磁性層と、その間に設けられたスペーサ層とを有する3層構造の磁化自由層を備えたMTJ素子について開示している(特許文献2参照)。この磁化自由層では、スペーサ層によって2つの強磁性層間の交換結合が防止される一方で、直接双極子カップリングが形成されるようになっている。さらに、書込動作の際には、このフリー層は閉じた磁束ループを形成し、2つの強磁性層はそれぞれの磁化方向を同時に反転させるようになっている。
米国特許第6166948号明細書
ところで、電力消費量およびデバイス密度の観点において、MTJ素子を備えたMRAMがDRAMなどの他のメモリデバイスに対する競争相手となるためには、MTJ素子の小型化(サブミクロンの寸法を有すること)が必須である。例えば上記の特許文献2においても、Parkin等は10〜100メガビット(Mbit)の容量を有するDRAMと競合するにはサブミクロンの寸法が必要であることに関して触れている。Parkin等は、さらに、そのような微小な寸法が超常磁性と関連することについても述べている。超常磁性とは、強磁性体における自発的な熱揺らぎであり、それ自体の寸法があまりにも小さすぎるために十分な磁気異方性が得られないことに起因するものである。なお、所定の磁化方向を維持するためにはかなりの大きさの磁気異方性が必要である。微小な領域に形成された磁気メモリセルにおいて上記のような望ましくない熱揺らぎを克服するためには、各磁性層の厚みを大きくする必要がある。しかしながら、厚みを大きくすることによってスイッチングに要する磁場の大きさも増加してしまう。そのため、熱安定性を高めたMRAMにおいては、MTJ素子における磁化自由層の磁化方向の反転を行うために大きな電流が必要となる。
また、MTJ素子が磁化方向を維持し、かつ、たとえ書込電流が零であっても有効にデータを記憶することができるようにするには、ある程度の異方性が必要である。磁気メモリセルが微小化し続けるなか、MTJ素子の構成材料が結晶異方性を持たない場合には、様々な形状(例えば矩形や菱形、あるいは楕円など)にパターニングすることにより、ある程度の磁気異方性を確保しようとする努力がなされている。しかしながら、このように形状異方性を発現させることよって固有の問題が生じる。特に面倒な問題としては、形状異方性の存在によって磁化自由層内部に不均一かつ制御困難な端部磁界が発生することが挙げられる。磁気メモリセルの寸法が微小化するのに伴い、このような端部磁界は、MTJ素子中心部の磁化よりも重要となり、記録データの書き込みおよび読み出しに悪影響を及ぼす。このように、形状異方性が十分に大きくなると、超常磁性による不利益を低減することができる反面、データ書き込みの際の磁化反転に要する書き込み電流の増加という不都合も生じてしまう。
上記の問題を解決する1つの方法は、低電流によって生じる磁束を集中させるようなメカニズムを提供することである。このような試みは、例えばDurlam等によってなされている(特許文献3参照)。Durlam等は、NiFeなどの軟磁性層を電流線の周囲に形成することで磁束が集中するような機構について開示している。
米国特許第6211090号明細書
またNakao等は、これとは異なる2つの方法を提案している(特許文献4参照)。1つは、スピン偏極した伝導電子が高い割合で生じる材料によりピンド層を形成する方法であり、もう1つは、MTJ素子における磁化反転の発生を補助するための磁気シールドによって形成されるオフセット磁界を利用する方法である。
米国特許第6509621号明細書
さらに、Sekiguchi等によって他の方法が提案されている(特許文献5参照)。Sekiguchi等は、積層面に垂直な磁化容易軸を有する磁化自由層を形成すると共に、ワード線およびビット線を同じ階層に形成するようにしている。
米国特許第6611455号明細書
しかしながら、最近では、MRAMのさらなる高集積化が進んでいることから、各磁気メモリセルにおける消費電力量の低減および寸法の微小化に対する要求がさらに厳しいものとなっている。すなわち、書込電流の低減を図りつつも、磁化自由層における磁化反転を行うのに十分な電流磁界を得ることが求められている。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたもので、その目的は、より小さな書込電流であっても効率的な書き込み動作が可能であり、微小化に対応可能な磁気メモリセルおよびその製造方法を提供することにある。さらに、そのような磁気メモリセルを備え、より高集積化に好適な磁気メモリセルアレイを提供することにある。
本発明の磁気メモリセルは、基体上に、第1の階層において第1の方向へ延在するように設けられ、かつ、10nm以上100nm未満の厚みを有する導電性のビット線と、第1の階層とは異なる第2の階層において第1の方向と直交する第2の方向へ延在するように設けられ、かつ、10nm以上100nm未満の厚みを有する導電性のワード線と、ビット線とワード線との交差点における第1の階層と第2の階層との間に、強磁性フリー層を含むように設けられた磁気トンネル接合素子とを備えるようにしたものである。
本発明の第1の磁気メモリセルアレイは、複数のアクセス用トランジスタを有する基体上に、第1の階層において第1の方向へ延在するように設けられ、かつ、10nm以上100nm未満の厚みを有する導電性の複数のビット線と、第1の階層とは異なる第2の階層において第1の方向と直交する第2の方向へ延在するように設けられ、かつ、10nm以上100nm未満の厚みを有する導電性の複数のワード線と、複数のビット線のうちの1つと一方の面において接触し、かつ、複数のワード線のうちの1つと他方の面において接触するように第1の階層と第2の階層との間にそれぞれ設けられた複数の磁気トンネル接合素子と、複数のワード線と複数のアクセス用トランジスタとを接続する複数の接続層とを備えるようにしたものである。
本発明の第2の磁気メモリセルアレイは、複数のアクセス用トランジスタを有する基体上に、第1の階層において第1の方向へ延在するように設けられ、かつ、10nm以上100nm未満の厚みを有する導電性の複数のビット線と、第1の階層とは異なる第2の階層において第1の方向と直交する第2の方向へ延在するように設けられ、かつ、10nm以上100nm未満の厚みを有する導電性の複数のワード線と、複数のビット線のうちの1つと一方の面において接触し、かつ、複数のワード線とは絶縁されるように第1の階層と第2の階層との間にそれぞれ設けられた複数の磁気トンネル接合素子と、複数の磁気トンネル接合素子の各々における他方の面と接触し、複数のワード線とは絶縁された複数の電極線と、複数の電極線と複数のアクセス用トランジスタとを接続する複数の接続層とを備えるようにしたものである。
本発明の磁気メモリセルならびに第1および第2の磁気メモリセルアレイでは、第1の階層において第1の方向へ延在するように設けられたビット線と、第1の階層とは異なる第2の階層において第1の方向と直交する第2の方向へ延在するように設けられたワード線との間に磁気トンネル接合素子が配設され、ビット線およびワード線がそれぞれ10nm以上100nm未満の厚みを有するようにしたので、比較的小さな書込電流をワード線およびビット線にそれぞれ流した場合であっても、磁化反転に要する磁界が十分に確保される。
本発明の磁気メモリセルならびに第1および第2の磁気メモリセルアレイでは、磁気トンネル接合素子が、シード層と、反強磁性ピンニング層と、互いに逆平行をなす等価な磁気モーメントを有する第1および第2ピンド層ならびに第1および第2ピンド層の間に設けられた結合層を含むシンセティックピンド層と、トンネルバリア層と、強磁性フリー層と、キャップ層とが順に積層されたものとするとよい。ここで、ビット線の延在方向と平行または直交する方向に第1および第2ピンド層の磁気異方性が発現するように構成するとよい。
本発明の第1の磁気メモリセルの製造方法は、平坦面を有する基体を用意する工程と、基体上に、導電材料を用いて10nm以上100nm未満の厚みを有する第1の導電層を形成する工程と、第1の導電層の全体を覆うように第1のフォトレジスト層を形成する工程と、第1のフォトレジスト層をパターニングすることにより300nm以上500nm以下の幅を有する帯状の第1のレジストパターンを形成する工程と、第1のレジストパターンをエッチングマスクとして利用して第1の導電層を選択的にエッチングすることにより、第1のレジストパターンと同等の形状をなすビット線を形成する工程と、ビット線を取り囲むように、第1の導電層がエッチングされた領域の基体上に第1の絶縁層を充填する工程と、第1のレジストパターンをリフトオフすることにより第1の絶縁層と共に共平面をなすビット線を露出させる工程と、ビット線の上面と接するように磁気トンネル接合素子を形成する工程と、磁気トンネル接合素子の周囲を取り囲むと共に、磁気トンネル接合素子の上面と共平面を形成するように第2の絶縁層を形成する工程とを含むようにしたものである。
本発明の第2の磁気メモリセルの製造方法は、平坦面を有する基体を用意する工程と、基体上に、導電材料を用いて10nm以上100nm未満の厚みを有する第1の導電層を形成する工程と、第1の導電層の全体を覆うように第1のフォトレジスト層を形成する工程と、第1のフォトレジスト層をパターニングすることにより300nm以上500nm以下の幅を有する帯状の第1のレジストパターンを形成する工程と、第1のレジストパターンをエッチングマスクとして利用し第1の導電層を選択的にエッチングすることにより、第1のレジストパターンと同等の形状をなすビット線を形成する工程と、ビット線を取り囲むように、第1の導電層がエッチングされた領域の基体上に第1の絶縁層を充填する工程と、第1のレジストパターンをリフトオフすることにより第1の絶縁層と共に共平面をなすビット線を露出させる工程と、ビット線の上面と接するように磁気トンネル接合素子を形成する工程と、磁気トンネル接合素子の上面と接するように電極線を形成する工程と、電極線を覆うように第2の絶縁層を形成する工程とを含むようにしたものである。
本発明の第1および第2の磁気メモリセルの製造方法では、導電材料からなる10nm以上100nm未満の厚みを有する第1の導電層を選択的にエッチングすることにより、第1のレジストパターンと同等の形状をなすビット線を形成する工程を含むようにしたので、比較的小さな書込電流をビット線に流した場合であっても磁化反転に要する磁界が十分に確保される磁気メモリセルを容易に得ることができる。さらに、CMPなどの研磨処理が不要であるので、ビット線の厚みのばらつきが発生しにくい。
本発明の第1の磁気メモリセルの製造方法では、磁気トンネル接合素子の上面と接するように、導電材料を用いて10nm以上100nm未満の厚みを有する第2の導電層を形成する工程と、第2の導電層の全体を覆うように第2のフォトレジスト層を形成する工程と、第2のフォトレジスト層をパターニングすることにより300nm以上500nm以下の幅を有する帯状の第2のレジストパターンを形成する工程と、第2のレジストパターンをエッチングマスクとして利用して第2の導電層を選択的にエッチングすることにより、第2のレジストパターンと同等の形状をなすワード線を形成する工程と、ワード線を取り囲むように、第2の導電層がエッチングされた領域の基体上に第3の絶縁層を充填する工程と、第2のレジストパターンをリフトオフすることにより第3の絶縁層と共に共平面をなすワード線を露出させる工程とをさらに含むようにすることが望ましい。
本発明の第2の磁気メモリセルの製造方法では、第2の絶縁層の上に、導電材料を用いて10nm以上100nm未満の厚みを有する第2の導電層を形成する工程と、第2の導電層の全体を覆うように第2のフォトレジスト層を形成する工程と、第2のフォトレジスト層をパターニングすることにより300nm以上500nm以下の幅を有する帯状の第2のレジストパターンを形成する工程と、第2のレジストパターンをエッチングマスクとして利用して第2の導電層を選択的にエッチングすることにより第2のレジストパターンと同等の形状をなすワード線を形成する工程と、ワード線を取り囲むように、第2の導電層がエッチングされた領域の基体上に第3の絶縁層を充填する工程とをさらに含むようにすることが望ましい。
本発明の磁気メモリセルならびに第1および第2の磁気メモリセルアレイによれば、磁気トンネル接合素子を挟んで互いに異なる階層に設けられたワード線およびビット線がそれぞれ10nm以上100nm未満という厚みを有するように構成したので、ワード線およびビット線に対して比較的小さな書込電流を流した場合であっても、磁気トンネル接合素子の磁化反転に要する十分な磁界を得ることができる。このため、消費電力量を低減しつつ効率的な書き込み動作を行うことができ、さらなる微小化が実現可能となる。したがって、さらなる高集積化に好適なものとなる。特に、第1および第2の磁気メモリセルアレイによれば、書込電流の均一化を図ることができ、全体に亘ってばらつきの少ない書込特性を得ることができる。
本発明の第1および第2の磁気メモリセルの製造方法によれば、第1の導電層を選択的にエッチングすることにより10nm以上100nm未満の厚みを有するビット線を形成するようにしたので、ビット線に流れる書込電流が比較的小さくとも十分な反転磁界が生じる磁気メモリセルを容易に得ることができる。このため、消費電力量を低減しつつ効率的な書き込み動作を行うことができ、さらなる微小化が実現可能となる。その上、パターニングされたビット線の厚みが極めて薄いことから、CMPなどの平坦化処理が不要となり、ビット線の厚みのばらつきによる特性変動が小さな磁気メモリセルを容易に得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施の形態としての磁気メモリセルアレイの構造について説明する。図1は、複数の磁気メモリセルが配設されてなる磁気メモリセルアレイにおける断面構成の一部を示した概略図である。図2は、任意の磁気メモリセルの断面構成を拡大して示したものである。なお、図1および図2における最上部の輪郭線は、実際の磁気メモリセルアレイの表面を表すものではなく、途中で省略していることを表している。
図1および図2に示した本実施の形態の磁気メモリセルは、全体としてマトリクス状をなすように、互いに直交するように延在する複数のビット線20および複数のワード線10と、それらの各交差点に配置された複数のMTJ素子50とを備えたものである。ここで、複数のビット線20は、第1の階層において互いに平行をなすようにX軸方向へ延在すると共にY軸方向へ配列されて複数の行を形成している。一方の複数のワード線10は、第1の階層とは異なる第2の階層において互いに平行をなすようにZ軸方向へ延在すると共にすると共にX軸方向へ配列されて複数の列を形成している。したがって、ここでいう交差点とは、水平面(XZ平面)において交差する点を意味し、厚み方向(Y軸方向)においては分離された状態を表している。
各MTJ素子50は、各交差点においてビット線20とワード線10との間に厚み方向(Y軸方向)に挟まれるように配置されている。さらに、MTJ素子50とワード線10との間には、電極線59が設けられている。したがって、ビット線20の上面とMTJ素子50の下面とが接すると共に、MTJ素子50の上面と電極線59の下面とが接するように構成されている。電極線59は、絶縁層15AによってMTJ素子50以外の部分において電気的に分離されている。さらに絶縁層15Bによってワード線10とも電気的に分離されている。電極線59の一部は接続線60によって、磁気メモリセルの論理状態(logic state)を決定するためのアクセス用トランジスタ(図示せず)と接続されている。ここで、ビット線20は下部電極として機能し、電極線59は上部電極としてそれぞれ機能することにより、MTJ素子50に対して積層面と直交する方向(Y軸方向)にセンス電流が流れるようになっている。
なお、図1では、同一のビット線20を共用する2つのMTJ素子50が別々の電極線59と接続されている様子を示している。各電極線59は、それぞれ異なる接続層60を介して個別にアクセス用トランジスタ(図示せず)と接続されている。
ビット線20は、さらにワード線10と共に、MTJ素子50に対する情報書き込みを行う際(具体的には、MTJ素子50におけるフリー層(後出)の磁化方向反転を行う際)に利用される。ワード線10およびビット線20は絶縁層15A,15Bによって互いに絶縁されている。ワード線10およびビット線20は、いずれも、厚み(Y軸方向の寸法)tが10nm以上100nm未満であり、幅wが300nm以上500nm以下である。
一方、従来の磁気メモリセルでは、ワード線およびビット線は、厚みおよび幅の双方が300nm〜500nm程度であった。すなわち、従来のワード線およびビット線におけるアスペクト比(厚みtに対する幅wの比)は、ほぼ1であった。この場合、アンペアの法則によれば、電流Iを流したときの磁界Hsが、Hs=π・I/wという式に従う。これに対し、本実施の形態では、ワード線10およびビット線20における厚みtを、その幅寸法に対して極めて薄くすることにより(すなわち、w>>tとすることにより)、電流Iと磁界Hsとの関係をHs=2π・I/wとすることができる。したがって、ワード線10およびビット線20の表面における磁界Hsを従来よりも増大させることができる。MTJ素子50はワード線10およびビット線20の表面と近接して配置されているので、磁界Hsの増大による十分な利益がもたらされる。
ワード線10およびビット線20は、銅(Cu)、金(Au)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、銅金合金(CuAu)、銅銀合金(CuAg)、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、ニッケルクロム合金(NiCr)、ニッケル鉄クロム合金(NiFeCr)、ルテニウム(Ru)またはロジウム(Rh)のうちのいずれか1種を構成材料とする単層体またはそれらの積層体(例えばNiCr/Cuなど)である。
MTJ素子50は、全体として20.0nm以上40.0nm以下の厚みをなしており、水平断面(XZ平面)における寸法は、例えば0.3μm〜0.7μm程度である。MTJ素子50は、ビット線20の上に、シード層51と、反強磁性ピンニング層52と、第2ピンド層53と、結合層54と、第1ピンド層55と、トンネルバリア層56と、フリー層57と、キャップ層58とが順に積層されたものである。ここで、第2ピンド層53、結合層54および第1ピンド層55をまとめてシンセティックピンド層(SyAP層)という。フリー層57は単層構造であってもよいし、積層構造であってもよい。MTJ素子50の上に設けられた電極線59は、読み出し動作の際に使用されるものである。ワード線10は電極線59と電気的に分離されている。
ビット線20の上に形成されたシード層51は、その上に形成されるMTJ素子50の他の層の結晶性を改善し高品質化を促進するものである。シード層51は、例えばNiCrやニッケル鉄合金(NiFe)により構成され、0.5nm以上10.0nm以下の厚みを有するものである。反強磁性ピンニング層52は、第2ピンド層53の磁化と第1ピンド層55の磁化とが互いに逆平行の向きとなるようにそれらを固着するものである。第1ピンド層55および第2ピンド層53は、例えばコバルト鉄合金(CoFe)やニッケル鉄合金(NiFe)により構成され、ネット磁気モーメントがほぼ零となるように0.5nm以上10.0nm以下の厚みを有するものである。結合層54は、例えばロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、クロム(Cr)または銅からなり、第1ピンド層55の磁気モーメントと第2ピンド層53の磁気モーメントとの強力な結合を維持するのに適した厚みを有している。反強磁性ピンニング層52は、例えば、白金マンガン合金(PtMn)、ニッケルマンガン合金(NiMn)、オスミウムマンガン合金(OsMn)、イリジウムマンガン合金(IrMn)、白金パラジウムマンガン合金(PtPdMn)、白金クロムマンガン合金(PtCrMn)または鉄マンガン合金(FeMn)により構成され、10.0nm以上50.0nm以下の厚みを有するものである。
第1ピンド層55の上に設けられたトンネルバリア層56は、0.7nm以上1.5nm以下の厚みを有する絶縁層であり、例えば単層のアルミニウム層やアルミニウム層とハフニウム層との2層構造を酸化処理したものである。フリー層57は、例えば、0.5nm以上10.0nm以下の厚みを有するCoFe層やNiFe層などからなる単層構造をなしている。あるいは、ロジウム、ルテニウム、クロムまたは銅などのスペーサ層と、このスペーサ層によって隔てられて互いに反強磁性結合した2つの強磁性層とを有する3層構造としてもよい。このような構造は、磁気異方性の発現する方向を、ビット線20と平行または直交するように設定するにあたって有利である。フリー層57の磁化容易軸は、例えばX軸方向である。キャップ層58は、ルテニウムまたはタンタルからなる単層構造、あるいは、ルテニウム層とタンタル層との2層構造(Ru/Ta)をなしており、例えば、0.5nm以上10.0nm以下の厚みを有している。
ワード線10と電極線59との間隔は、より大きな電流磁界をフリー層57へ印加するため、可能な限り小さくすることが望ましい。その間隔は、例えば、ワード線10およびビット線20の厚みよりも小さい。
このような構成の磁気メモリセルにおいては、書込動作の際にビット線20にX方向の書込電流が流れ、ワード線10にZ方向の書込電流が流れる。ビット線20に書込電流が流れると、右手の法則により、フリー層57の磁化容易軸に沿った第1の電流磁界が生じる。一方、ビット線20に書込電流が流れると、右手の法則により、フリー層57の磁化困難軸に沿った第2の電流磁界が生じる。ある特定のビット線54およびワード線45に電流が流れると、その交差点にある特定のMTJ素子50におけるフリー層57が、第1の電流磁界と第2の電流磁界との合成磁界により、特定の方向へ磁化される。このように磁化されたフリー層57の磁化方向は、0または1の2値情報として対応づけられる。
次に、磁気メモリセルの製造方法について説明する。ここでは、図1および図2に加えて図3〜図7を参照して、主に、本実施の形態における磁気メモリセルのワード線10およびビット線20の形成方法について説明する。
図3に示したように、まず、平坦面を有する基体90を用意し、この基体90上に、所定の導電材料を用いて10nm以上100nm未満の厚みを有する導電層100を形成する。具体的には、スパッタリング法、イオンビームデポジッション(IBD:ion beam deposition)法または化学蒸着(CVD:chemical vapor deposition)法を利用して行う。導電材料としては、例えば、銅(Cu)、金(Au)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、銅金合金(CuAu)、銅銀合金(CuAg)、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、ニッケルクロム合金(NiCr)、ニッケル鉄クロム合金(NiFeCr)、ルテニウム(Ru)またはロジウム(Rh)などを用いる。導電層100については、上記の導電材料のうちのいずれか1つを用いた単層体またはそれらの積層体となるように形成する。
次に、導電層100の全体を覆うようにフォトレジスト層200を形成し、これをパターニングする。こうすることにより、図4に示したようにZ軸方向において300nm以上500nm以下の幅W1を有する帯状のレジストパターン210を形成する。
次いで図5に示したように、レジストパターン210をエッチングマスクとして利用し、イオンビームエッチング(IBE)法や反応性イオンエッチング(RIE)法によって導電層100を選択的にエッチングする。こうすることにより、導電層100のうち、レジストパターン210に覆われた部分のみが残るので、レジストパターン210と同等の形状をなすビット線20を形成することができる。
さらに、図6に示したように、ビット線20と同一階層においてこれを取り囲むように、導電層100がエッチングされた領域の基体上に絶縁層250を充填したのち、レジストパターン210をリフトオフすることにより絶縁層250と共に共平面をなすビット線20を露出させる。
以下、図7に示したように、ビット線20の上面と接するようにMTJ素子50を形成したのち、これと同一階層においてMTJ素子50の周囲を取り囲むと共に、MTJ素子50の上面と共平面を形成するように絶縁層15Aを形成する。さらに、MTJ素子50の上面と接するように電極線59を形成したのち、その電極層59を覆うように絶縁層15Bを形成する。こののち、上記したビット線20と同様にして10nm以上100nm未満の厚みを有するワード線10をZ軸方向に延在するように形成する。最後に全体を覆うように絶縁層15Cを形成したのち接続線60(図7には示さず)を形成するなど所定の工程を経ることにより、磁気メモリセルの形成が完了する。なお、図3〜図7では、1つのビット線20のみを示しているが、複数のレジストパターン210を同時に形成することにより、複数のビット線20を一括して形成することも可能である。
このように、本実施の形態では、ビット線20およびワード線10の厚みをそれぞれ10nm以上100nm未満とし各々の幅寸法(300nm以上500nm以下)と比較して極めて薄くするようにしたので、CMPなどの平坦化処理を必要とせず、磁気メモリセルアレイ全体に亘って比較的均一な厚みのビット線20およびワード線10とすることができる。したがって、複数の磁気メモリセルに対して、比較的均一な書込電流磁界を付与することができる。
一方、仮にビット線20やワード線10の厚みを、その幅と同等程度に大きくすると、それらの上面の変動が大きくなってしまう。例えばその変動の大きな上面と接するようにそのままMTJ素子50を複数形成した場合には各MTJ素子50間の厚みのばらつきが大きくなり、結果としてMTJ素子50の磁気特性における個体差が大きくなるので好ましくない。このような場合にはMTJ素子50を形成する面をCMP処理などによって事前に平坦化せざるを得ない。しかしながらCMP処理においては、研磨操作の十分な制御ができずに基準面に対する研磨面の傾きを生じたり、停止位置の判断が不適切であったりして、結果的にビット線20やワード線10の厚みのばらつき(厚みの分布の広がり)を招くこととなる。したがって磁気メモリセルアレイ全体に亘る厚みの均一化や製造上の再現性を高めるためには、本実施の形態のように、ビット線20やワード線10に対する平坦化処理を行わないほうがよい。
以上説明したように、本実施の形態では、ワード線10およびビット線20を薄型化することにより、MTJ素子50のフリー層57に対して、その磁化反転に要するスイッチング磁界(書込電流磁界)を効率よく付与することができる。すなわち、ワード線10やビット線20の各断面積を減らして電流線として理想的な点に近づけることにより、ワード線10やビット線20を流れる書込電流による電流磁界をフリー層57に集中して印加することができる。
その上、製造工程でのCMP処理が不要となるので、ビット線20およびワード線10における厚みの変動を増長する要因を取り除くことができる。CMP処理によって生じる厚みの変動幅と比べると、成膜時における厚みの反動幅は極めて僅かであることから、ビット線20を形成したあとのCMP処理、およびワード線10を形成したあとのCMP処理がそれぞれ不要であることにより、ビット線20およびワード線10におけるそれぞれの厚みの変動幅を比較的小さく抑えることができる。したがって、磁気メモリセルアレイの全体に亘って安定した(ばらつきの少ない)書込特性を容易に得ることができる。なお、本実施の形態では、ビット線20およびワード線10の双方について10nm以上100nm以下の厚みとするようにしたが、これに限定されるものではない。少なくとも一方を10nm以上100nm以下の厚みとすることによって、従来よりも書込電流磁界を効率よく付与することができるうえ、磁気メモリセルアレイの全体に亘ってばらつきの少ない書込特性を得ることができる。
<変形例>
次に、図8を参照して、本実施の形態における第1の変形例(変形例1)としての磁気メモリセルアレイの構造について説明する。図8は、本変形例における任意の磁気メモリセルの断面構成を拡大して示した概略図である。本変形例では、上記実施の形態とは異なり、電極線59に相当するものを設けずに、MTJ素子50の上面と直接接するようにワード線10を設けるようにしたものである。それ以外の構成、(例えば、MTJ素子50の構成など)については上記実施の形態と同等であるので、ここではその説明を省略する。なお、ワード線10には、アクセス用トランジスタとの接続を図る接続線60(ここでは図示せず)が連結されている。このような構造では、ワード線10およびビット線20のみを用いることにより磁気メモリセルの論理状態を判定(測定)することとなる。なお、この場合、図9に示した本実施の形態における第2の変形例(変形例2)にように、ビット線20とワード線10との上下の位置関係を入れ替えることも可能である。すなわち、ワード線10上にMTJ素子50を形成したのち、MTJ素子50の上にさらにビット線20を形成するようにしてもよい。ここでは、アクセス用トランジスタとの接続を図る接続線61をワード線10の一端部と連結するようにしている。
このような第1および第2の変形例においても、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
以上、いくつかの実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。すなわち当技術分野を熟知した当業者であれば理解できるように、上記実施の形態等は本発明の一具体例であり、本発明は、上記の内容に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に規定する内容および思想に基づき、方法、材料、構造または寸法について修正や改良がなされてもよい。
本発明の一実施の形態としての磁気メモリセルアレイの断面構成を示した概略図である。 図1に示した磁気メモリセルアレイの要部を拡大した断面図である。 図1に示した磁気メモリセルアレイを製造する際の一工程を表す断面図である。 図3に続く一工程を表す断面図である。 図4に続く一工程を表す断面図である。 図5に続く一工程を表す断面図である。 図6に続く一工程を表す断面図である。 本発明の一実施の形態における第1の変形例としての磁気メモリセルアレイの要部を拡大した断面図である。 本発明の一実施の形態における第2の変形例としての磁気メモリセルアレイの断面図である。
符号の説明
10…ワード線、20…ビット線、50…MTJ素子、51…シード層、52…反強磁性ピンニング層、53…第2ピンド層、54…結合層、55…第1ピンド層、56…トンネルバリア層、57…フリー層、58…キャップ層、59…電極線。

Claims (22)

  1. 基体上に、
    第1の階層において第1の方向へ延在するように設けられ、かつ、10nm以上100nm未満の厚みを有する導電性のビット線と、
    前記第1の階層とは異なる第2の階層において前記第1の方向と直交する第2の方向へ延在するように設けられ、かつ、10nm以上100nm未満の厚みを有する導電性のワード線と、
    前記ビット線と前記ワード線との交差点における前記第1の階層と前記第2の階層との間に、強磁性フリー層を含むように設けられた磁気トンネル接合素子と
    を備えたことを特徴とする磁気メモリセル。
  2. 前記磁気トンネル接合素子は、
    一方の面が前記ワード線と接触すると共に他方の面が前記ビット線と接触しており、かつ、前記ビット線およびワード線を流れる書込電流によって生ずる電流磁界が付与されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリセル。
  3. さらに電極線を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリセル。
  4. 前記電極線は、前記磁気トンネル接合素子の一方の面と接触し、かつ、前記ワード線と絶縁されるように前記磁気トンネル接合素子と前記ワード線との間に設けられ、
    前記磁気トンネル接合素子の他方の面は、前記ビット線と接触している
    ことを特徴とする請求項3に記載の磁気メモリセル。
  5. 前記ビット線およびワード線は、銅(Cu)、金(Au)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、銅金合金(CuAu)、銅銀合金(CuAg)、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、ニッケルクロム合金(NiCr)、ニッケル鉄クロム合金(NiFeCr)、ルテニウム(Ru)またはロジウム(Rh)のうちのいずれか1種を構成材料とする単層体またはそれらの積層体である
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリセル。
  6. 前記磁気トンネル接合素子は、
    シード層と、
    反強磁性ピンニング層と、
    互いに逆平行をなす等価な磁気モーメントを有する第1および第2ピンド層と、前記第1および第2ピンド層の間に設けられた結合層とを含むシンセティックピンド層と、
    トンネルバリア層と、
    前記強磁性フリー層と、
    キャップ層と
    が順に積層されたものであり、かつ、前記ビット線の延在方向と平行または直交する方向に前記第1および第2ピンド層の磁気異方性が発現する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリセル。
  7. 前記強磁性フリー層は、介在層と、この介在層を挟んで対向し、反強磁性結合するように互いに反対向きの磁気モーメントを有する第1および第2強磁性層と
    を有することを特徴とする請求項6に記載の磁気メモリセル。
  8. 前記反強磁性ピンニング層は、白金マンガン合金(PtMn)、ニッケルマンガン合金(NiMn)、オスミウムマンガン合金(OsMn)、イリジウムマンガン合金(IrMn)、白金パラジウムマンガン合金(PtPdMn)、白金クロムマンガン合金(PtCrMn)または鉄マンガン合金(FeMn)により構成され、10.0nm以上50.0nm以下の厚みを有するものであり、
    前記第1および第2ピンド層は、コバルト鉄合金(CoFe)またはニッケル鉄合金(NiFe)により構成され、0.5nm以上10.0nm以下の厚みを有するものであり、
    結合層は、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、クロム(Cr)または銅(Cu)により構成され、前記第1ピンド層と前記第2ピンド層との反強磁性結合を維持するものである
    ことを特徴とする請求項6に記載の磁気メモリセル。
  9. 複数のアクセス用トランジスタを有する基体上に、
    第1の階層において第1の方向へ延在するように設けられ、かつ、10nm以上100nm未満の厚みを有する導電性の複数のビット線と、
    前記第1の階層とは異なる第2の階層において前記第1の方向と直交する第2の方向へ延在するように設けられ、かつ、10nm以上100nm未満の厚みを有する導電性の複数のワード線と、
    前記複数のビット線のうちの1つと一方の面において接触し、かつ、前記複数のワード線のうちの1つと他方の面において接触するように前記第1の階層と前記第2の階層との間にそれぞれ設けられた複数の磁気トンネル接合素子と、
    前記複数のワード線と前記複数のアクセス用トランジスタとを接続する複数の接続層と
    を備えたことを特徴とする磁気メモリセルアレイ。
  10. 前記磁気トンネル接合素子は、
    シード層と、
    反強磁性ピンニング層と、
    互いに逆平行をなす等価な磁気モーメントを有する第1および第2ピンド層と、前記第1および第2ピンド層の間に設けられた結合層とを含むシンセティックピンド層と、
    トンネルバリア層と、
    強磁性フリー層と、
    キャップ層と
    が順に積層されたものであり、かつ、前記ビット線の延在方向と平行または直交する方向に前記第1および第2ピンド層の磁気異方性が発現する
    ことを特徴とする請求項9に記載の磁気メモリセルアレイ。
  11. 複数のアクセス用トランジスタを有する基体上に、
    第1の階層において第1の方向へ延在するように設けられ、かつ、10nm以上100nm未満の厚みを有する導電性の複数のビット線と、
    前記第1の階層とは異なる第2の階層において前記第1の方向と直交する第2の方向へ延在するように設けられ、かつ、10nm以上100nm未満の厚みを有する導電性の複数のワード線と、
    前記複数のビット線のうちの1つと一方の面において接触し、かつ、前記複数のワード線とは絶縁されるように前記第1の階層と前記第2の階層との間にそれぞれ設けられた複数の磁気トンネル接合素子と、
    前記複数の磁気トンネル接合素子の各々における他方の面と接触し、前記複数のワード線とは絶縁された複数の電極線と、
    前記複数の電極線と前記複数のアクセス用トランジスタとを接続する複数の接続層と
    を(それぞれ複数)備えたことを特徴とする磁気メモリセルアレイ。
  12. 前記磁気トンネル接合素子は、
    シード層と、
    反強磁性ピンニング層と、
    互いに逆平行をなす等価な磁気モーメントを有する第1および第2ピンド層と、前記第1および第2ピンド層の間に設けられた結合層とを含むシンセティックピンド層と、
    トンネルバリア層と、
    強磁性フリー層と、
    キャップ層と
    が順に積層されたものであり、かつ、前記ビット線の延在方向と平行または直交する方向に前記第1および第2ピンド層の磁気異方性が発現する
    ことを特徴とする請求項11に記載の磁気メモリセルアレイ。
  13. 平坦面を有する基体を用意する工程と、
    前記基体上に、導電材料を用いて10nm以上100nm未満の厚みを有する第1の導電層を形成する工程と、
    前記第1の導電層の全体を覆うように第1のフォトレジスト層を形成する工程と、
    前記第1のフォトレジスト層をパターニングすることにより、300nm以上500nm以下の幅を有する帯状の第1のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第1のレジストパターンをエッチングマスクとして利用し前記第1の導電層を選択的にエッチングすることにより、前記第1のレジストパターンと同等の形状をなすビット線を形成する工程と、
    前記ビット線を取り囲むように、前記第1の導電層がエッチングされた領域の基体上に第1の絶縁層を充填する工程と、
    前記第1のレジストパターンをリフトオフすることにより、前記第1の絶縁層と共に共平面をなす前記ビット線を露出させる工程と、
    前記ビット線の上面と接するように磁気トンネル接合素子を形成する工程と、
    前記磁気トンネル接合素子の周囲を取り囲むと共に、前記磁気トンネル接合素子の上面と共平面を形成するように第2の絶縁層を形成する工程と
    を含むことを特徴とする磁気メモリセルの製造方法。
  14. 前記磁気トンネル接合素子の上面と接するように、導電材料を用いて10nm以上100nm未満の厚みを有する第2の導電層を形成する工程と、
    前記第2の導電層の全体を覆うように第2のフォトレジスト層を形成する工程と、
    前記第2のフォトレジスト層をパターニングすることにより、300nm以上500nm以下の幅を有する帯状の第2のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第2のレジストパターンをエッチングマスクとして利用し、前記第2の導電層を選択的にエッチングすることにより、前記第2のレジストパターンと同等の形状をなすワード線を形成する工程と、
    前記ワード線を取り囲むように、前記第2の導電層がエッチングされた領域の基体上に第3の絶縁層を充填する工程と、
    前記第2のレジストパターンをリフトオフすることにより、前記第3の絶縁層と共に共平面をなす前記ワード線を露出させる工程と
    をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリセルの製造方法。
  15. 銅(Cu)、金(Au)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、銅金合金(CuAu)、銅銀合金(CuAg)、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、ニッケルクロム合金(NiCr)、ニッケル鉄クロム合金(NiFeCr)、ルテニウム(Ru)またはロジウム(Rh)のうちのいずれか1つを用いた単層体またはそれらの積層体として前記第1の導電層を形成する
    ことを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリセルの製造方法。
  16. 銅(Cu)、金(Au)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、銅金合金(CuAu)、銅銀合金(CuAg)、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、ニッケルクロム合金(NiCr)、ニッケル鉄クロム合金(NiFeCr)、ルテニウム(Ru)またはロジウム(Rh)のうちのいずれか1つを用いた単層体またはそれらの積層体として前記第2の導電層を形成する
    ことを特徴とする請求項14に記載の磁気メモリセルの製造方法。
  17. 前記ビット線の上に、
    シード層と、
    反強磁性ピンニング層と、
    互いに逆平行をなす等価な磁気モーメントを有する第1および第2ピンド層と、前記第1および第2ピンド層の間に設けられた結合層とを含むシンセティックピンド層と、
    トンネルバリア層と、
    強磁性フリー層と、
    キャップ層と
    を順に積層し、かつ、前記ビット線の延在方向と平行または直交する方向に前記第1および第2ピンド層の磁気異方性が発現するように前記磁気トンネル接合素子を形成する
    ことを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリセルの製造方法。
  18. 平坦面を有する基体を用意する工程と、
    前記基体上に、導電材料を用いて10nm以上100nm未満の厚みを有する第1の導電層を形成する工程と、
    前記導電層の全体を覆うように第1のフォトレジスト層を形成する工程と、
    前記第1のフォトレジスト層をパターニングすることにより、300nm以上500nm以下の幅を有する帯状の第1のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第1のレジストパターンをエッチングマスクとして利用し前記第1の導電層を選択的にエッチングすることにより、前記第1のレジストパターンと同等の形状をなすビット線を形成する工程と、
    前記ビット線を取り囲むように、前記第1の導電層がエッチングされた領域の基体上に第1の絶縁層を充填する工程と、
    前記第1のレジストパターンをリフトオフすることにより、前記第1の絶縁層と共に共平面をなす前記ビット線を露出させる工程と、
    前記ビット線の上面と接するように磁気トンネル接合素子を形成する工程と、
    前記磁気トンネル接合素子の上面と接するように電極線を形成する工程と、
    前記電極線を覆うように第2の絶縁層を形成する工程と
    を含むことを特徴とする磁気メモリセルの製造方法。
  19. 前記第2の絶縁層の上に、導電材料を用いて10nm以上100nm未満の厚みを有する第2の導電層を形成する工程と、
    前記第2の導電層の全体を覆うように第2のフォトレジスト層を形成する工程と、
    前記第2のフォトレジスト層をパターニングすることにより、300nm以上500nm以下の幅を有する帯状の第2のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第2のレジストパターンをエッチングマスクとして利用し、前記第2の導電層を選択的にエッチングすることにより、前記第2のレジストパターンと同等の形状をなすワード線を形成する工程と、
    前記ワード線を取り囲むように、前記第2の導電層がエッチングされた領域の基体上に第3の絶縁層を充填する工程と
    をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の磁気メモリセルの製造方法。
  20. 銅(Cu)、金(Au)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、銅金合金(CuAu)、銅銀合金(CuAg)、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、ニッケルクロム合金(NiCr)、ニッケル鉄クロム合金(NiFeCr)、ルテニウム(Ru)またはロジウム(Rh)のうちのいずれか1つを用いた単層体またはそれらの積層体として前記第1の導電層を形成する
    ことを特徴とする請求項18に記載の磁気メモリセルの製造方法。
  21. 銅(Cu)、金(Au)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、銅金合金(CuAu)、銅銀合金(CuAg)、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、ニッケルクロム合金(NiCr)、ニッケル鉄クロム合金(NiFeCr)、ルテニウム(Ru)またはロジウム(Rh)のうちのいずれか1つを用いた単層体またはそれらの積層体として前記第2の導電層を形成する
    ことを特徴とする請求項19に記載の磁気メモリセルの製造方法。
  22. 前記ビット線の上に、
    シード層と、
    反強磁性ピンニング層と、
    互いに逆平行をなす等価な磁気モーメントを有する第1および第2ピンド層と、前記第1および第2ピンド層の間に設けられた結合層とを含むシンセティックピンド層と、
    トンネルバリア層と、
    強磁性フリー層と、
    キャップ層と
    を順に積層し、かつ、前記ビット線の延在方向と平行または直交する方向に前記第1および第2ピンド層の磁気異方性が発現するように前記磁気トンネル接合素子を形成する
    ことを特徴とする請求項18に記載の磁気メモリセルの製造方法。
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