JP2005509319A - イメージ信号のfpn補正方法及びそのための装置 - Google Patents

イメージ信号のfpn補正方法及びそのための装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005509319A
JP2005509319A JP2002580629A JP2002580629A JP2005509319A JP 2005509319 A JP2005509319 A JP 2005509319A JP 2002580629 A JP2002580629 A JP 2002580629A JP 2002580629 A JP2002580629 A JP 2002580629A JP 2005509319 A JP2005509319 A JP 2005509319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
correction
value
image signal
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002580629A
Other languages
English (en)
Inventor
ヘフリンガー,ベルンド
シェルジョン,コルネリス
Original Assignee
インスティチュート フュア ミクロエレクトロニク シュトゥットガルト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by インスティチュート フュア ミクロエレクトロニク シュトゥットガルト filed Critical インスティチュート フュア ミクロエレクトロニク シュトゥットガルト
Publication of JP2005509319A publication Critical patent/JP2005509319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/63Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to dark current
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/67Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to fixed-pattern noise, e.g. non-uniformity of response
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/50Control of the SSIS exposure
    • H04N25/57Control of the dynamic range
    • H04N25/571Control of the dynamic range involving a non-linear response
    • H04N25/573Control of the dynamic range involving a non-linear response the logarithmic type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

【課題】イメージセンサのイメージセルが発するイメージ信号の改良されたFPN補正方法を提供する。
【解決手段】所定の瞬間においてイメージセル(22)イメージ信号の値(Vr)が少なくとも2つの値範囲(56、58、67)のいずれの値範囲に存在するかを決定する弁別装置(70)と、イメージ信号のための補正値(Vc)を、前記弁別装置(70)により決定されたの結果の関数として決定する選択装置(72、74、76、78、80)とを備える。前記選択装置は、好ましくは、複数組の補正係数から、補正係数を、弁別装置(70)により決定された結果の関数として選択する手段(72)と、選択された補正係数を用いてイメージ信号のための補正値を計算する変換ユニット(74、76、78、80)とを含む。

Description

本発明はイメージセンサのイメージセルが発するイメージ信号のFPN補正方法及びそのための装置に関する。本発明はまた、そのような装置を含むデジタルカメラに関する。
写真及びフィルムカメラ技術において、光強度の分布を電子イメージ信号に変換するイメージセンサは、従来のフィルム材に代わってますます使用されるようになってきた。このようなイメージセンサは、規則的に配列されたイメージ素子(画素)を有しており、これらの配列されたイメージ素子のそれぞれは、1個又はそれ以上の、下記においてイメージセルとして表わされる半導体コンポネントの光感知回路を含んでいる。各イメージセルはイメージ信号を発し、そのイメージ信号の電圧値がイメージセル上に当たる光の強度の関数である。
カラー再生用のイメージセンサの場合、各イメージ素子は一般に3個組のイメージセルからなり、それらのイメージセルはそれぞれ3個の分光色すなわち赤、緑及び青の1色のカラーフィルタにより覆われている。そのようなイメージセルの各イメージ信号は、3個の個々の信号が全体としてそれぞれのイメージ素子のための色情報を提供するように、それぞれの分光色に関する輝度値を再生する。
そのようなイメージ信号により表わされたイメージをモニタ上で又はプリントアウトして見た場合、実際に均質で均一な外観を有すべきイメージのエリアが、事実上は、多かれ少なかれ著しい粒状外観を有している。このような粒状外観が生じるのは、同じように構成されたイメージセルが、同じ強度の光が当たっても異なるイメージ信号を発するためである。このような現象は「フィクスト・パターン・ノイズ」、略して「FPN」と称される。同一であるべきイメージセルの特性が異なるのは、個々のイメージセルを構成する電子コンポネントが製造に関して相違するためである。特に、これらの相違は、個々の電子コンポネント自体を構成するパターンの形及びドーピングに関連する。個々のイメージセルの構造が複雑になればなるほど、一般に、FPNもまた大きくなる。
FPNを補正するために、いわゆる「ホワイト・バランス」の間にイメージセンサに関して参照輝度を有するイメージを記録し、共通の参照信号に関して対応するイメージ信号の差値をイメージセル毎に保存することが知られている。この差値は正であっても負であってよいが、これは次に常に関連イメージセルが発するイメージ信号に加えられる。参照輝度の場合、この方法でFPNが完全に補正できる。
しかしながら、参照輝度とは異なる輝度の場合、FPNの補正は不充分にのみ行なわれる。すなわち、そのような輝度では、実際に均一なエリアの粒状外観は大きくは変わらないままである。なぜならば、単に差値を加えるだけでは、イメージセルに当たる光の強度(輝度)と発したイメージ信号との関係を特定する個々のイメージセルの特性曲線を一致させることはできないからである。
その代わりに、個々のイメージセルはそれらの勾配に関しても異なるので、参照輝度での補正は、他の輝度での補正に比べて、効果がかなり小さい。
特に、高度のメモリ及び計算容量が必要であり且つリアルタイムの要求なので、補正のための綿密な数学的変換は少なくとも商業的用途には使用できないため、実際、FPNの補正は困難である。
したがって、本発明の目的は、必要なメモリ容量と計算能力が小さくてもFPNを大きく補正できるように、最初に述べたタイプのイメージ信号のFPN補正方法及びその装置を改良することである。
上記方法に関して、この目的は下記の段階により達成される。これらの段階は、各イメージセルのイメージ信号ごとに別個に実施されるのが好ましい。
a) 所定の時点でイメージ信号の値が少なくとも2つの値範囲のいずれの値範囲に存在するかを決定する段階と
b) イメージ信号の補正値を上記a)段階の結果の関数として決定する段階。
上記装置に関して、上記の目的は、最初に述べたタイプの装置により達成され、それは下記の特徴を有する。
a) 所定の時点でイメージ信号の値が少なくとも2つの値範囲のいずれの値範囲に存在するかを決定するための弁別装置と、
b) イメージ信号の補正値を上記a)段階の結果の関数として決定するための選択装置。
本発明は、すべての値範囲にわたって均一な方法ではなく個々の値範囲に応じて異なる方法でイメージ信号を補正することによりFPN補正を大きく改良できる、との知見に基づくものである。これにより、メモリ容量及び計算能力への要求が少ない単純な変換で良好な補正が達成できる。これは、個々の値範囲内でイメージセルの実際の特性曲線が数学的に単純な近似特性により近似されることが可能であり、この近似特性は同様に単純な変換の使用を可能にし且つ少ない計算力で実施できるからである。従って、基本的な変換等式は、数個の係数を必要とするだけであり、その結果、必要なメモリは小さいままにしておける。
異なる値範囲に対して個々にイメージ信号を補正することにより、セクション毎に単純な関数を用いて個々のイメージセルの比較的複雑な特性曲線を近似することができ、その結果、単純な変換等式とそれにともなうイメージセル毎の数少ない係数を用いて、FPNの良好な補正が達成される。
イメージ信号のための補正値の決定は、たとえば、それに適応できる変換等式を用いて、各イメージ素子に対し、値範囲の数に対応する多数の訂正値を決定するようにして、実施できる。次に、これらの補正値から、この値範囲に割り当てられた特別な補正値が、所定の時点においてイメージ信号の値が実際に存在する値範囲の関数として選択される。したがって、各イメージセルに対し存在する値範囲と同数の補正値が決定されねばならない。
しかしながら、前記b)段階による補正値の決定が下記の段階を含むことが好ましい。
b1) 多数組の補正係数から補正係数をa)段階の結果の関数として選択する段階と
b2) 補正係数を用いて、イメージ信号のための補正値を計算する段階。
各場合において、唯一の補正値の計算が必要であり、すなわち値範囲に割り当てられた補正係数を使用できるという点で、この手順は有利である。この手順では、多数の予め計算された補正値から1つの補正値を選択するよりも、選択された補正係数を用いて唯一の補正値を選択する。
少なくとも2つの値範囲に割り当てられた補正係数が全てのイメージセルに対して同一であることは、一般に可能である。これにより、従来のホワイト・バランス間のFPN補正に比べて、FPNは既にかなり減少している。
しかしながら、多数のイメージセル及び/または異なる値範囲に対して、補正係数の組が異なるならば、特に好ましい。
このような関係からすれば、多数のイメージセルを複数のグループにまとめてもよい。しかしながら、各イメージセルに対し個々の補正係数を使用することが好ましい。
イメージセルの個々の特性に適応した新しい補正係数は、個々のイメージセルの各々に使用できるので、この方法によりFPNの補正におけるさらに大きな改良が可能となる。しかしながら、複数の値範囲に細分することにより変換等式が単純化されるため、必要な係数の総数はリーズナブルな範囲内に保つことができる。必要な係数の数は、使用される近似のタイプに依存する。特性曲線のセクションが1次、2次または3次式により近似されることが好ましい。
基本的に、全てのイメージセルに対して、少なくとも2つの値範囲が同一でありうる。これにより、本発明方法を実施するために必要な回路構成を極めて単純化できる。なぜならば、各イメージセルに対し1個またはそれ以上の個別の閾値を読み取りそれらを弁別装置に供給する必要がないからである。しかしながら、多数のイメージセルに対し、少なくとも2個の値範囲が異なることが好ましい。
これにより各イメージセルに対し閾値をさらに保存する必要があるが、 この欠点は、FPN補正においてさらに大きな改良ができるという利点により相殺される。このことは、値範囲間の移行値、即ち閾値が個々に特性曲線に適合する場合、少なくとも2つの値範囲内での単純な近似特性によりイメージセルの特性曲線が良好に近似されるという事実に関係する。
イメージ素子のための閾値は、例えば閾値メモリに保存できる。変換式のための保存係数から閾値を計算することも可能であるので、閾値のためにメモリ容量を追加する必要はない。個々の係数もまた閾値として直接使用することができる。
特性曲線のタイプに応じて、少なくとも2つの値範囲内の異なる近似特性により、特性曲線の対応セクションを近似することが必要だろう。最初の2つの10個1組の輝度においては、即ち低い光強度においては放物線の1部分を用いる近似特性により、それよりも高い部分では直線特性により、イメージ素子の全体的特性曲線が近似されることが、特に好ましい。これは、この場合、各イメージ素子に対して僅か3つの補正係数で充分だからである。さらに、個々の値範囲の特性曲線セクション間では安定的で且つ「ソフトな」移行値が得られる。
係数の違いによってのみ異なる変換式により、すべてのイメージセルに対する補正が実施されるならば、有利である。
このようにして、各イメージセルに対し異なる係数を与えるだけでよい、適切に配列したロジック素子を用いて、すべてのイメージセルに対する変換を実施することができる。
本発明の有利な実施形態において、ロジック素子の配列、特にメモリから係数を与えられる加算器及び倍率器の配列により、変換式が確立される。
それぞれのイメージセルに当たる光の強度と発したイメージ信号との間の関係を特定する実際の特性と名目的特性との比較により、各イメージセルに対する補正係数が決定されることもまた好ましい。
名目的特性は、自由に特定することができる。しかしながら、名目的特性は、実際の特性のための近似式に関して、最も単純で可能な変換式を値範囲内で得るという観点から、特定すべきである。
したがって、名目的特性がイメージセルの実際の特性から平均値を計算することにより決定されることが好ましい。
名目的特性のこの特定により、個々のイメージ信号に対して実施される補正は、全体として極めて小さくなる。
たとえばEP 632 930 B1に示されているような公知の特別なイメージセンサの場合、入力信号の高いダイナミックレンジは対数により圧縮されて出力信号のかなり小さいダイナミックレンジになる。従って、これらのイメージセンサの各イメージセルは、そのセルに当たる光の強度の対数に対応する出力電圧を発する。このようにして、120dBのオーダのナチュラルシーンの極めて広いダイナミックレンジは、信号処理手段により充分にカバーすることができる。対数による圧縮は、個々のイメージセルの部分である電子部品により実施される。本発明の新しいFPN補正方法を用いることにより、このようなイメージセルにおいて特に良好な結果が得られることが判明した。これは、そのようなイメージセルの特性曲線は2つの値範囲に細分され、それらの値範囲においていずれの場合も輝度情報の対数に対しほぼ線形であるからである。
そのために、イメージセルのほぼ対数に等しい実際の特性曲線に関して、2つの値範囲内において実際の特性と名目的特性とがそれぞれ光強度の対数に対しほぼ線形であるように、少なくとも2つの値範囲が特定されることが好ましい。
また、各イメージセルに対しおよび少なくとも2つの値範囲の各々に対し、下記の変換式によりイメージセルが発した実際の値Vrから、補正値Vcをイメージ信号に対し決定することが好ましい。
Figure 2005509319
但し、aおよびbは、実際の特性を名目的特性と比較して決定した、この変換式の補正係数である。
特性曲線の個々のセクションが直線により近似される場合、このような1次変換式が得られる。このような1次変換式のための回路は、倍率器と加算器の単純な直列回路により達成することができ、これらの2つのロジック素子のオーダは基本的に重要でない。
この実施形態の改良において、補正係数aおよびbは次の式で表わされる。
Figure 2005509319
対応する値範囲における名目的特性は、次の式により近似される。
Figure 2005509319
実際の特性は下記の式により近似される。
Figure 2005509319
但し、Eは、当該イメージセルに当たる光の強度を表わす。
各値範囲において、輝度情報の対数に対して線形である、個々のイメージセルのイメージ信号は、1次近似式で表わされ、それらの係数は、特定された関係を用いて変換式の係数を導き出す。これらの係数はメモリに保存され、当該イメージセルのイメージ信号が関連値範囲に存在する場合には常に呼び出される。
係数ar、brは、最小乗法誤差法によりイメージセルの実際の特性から決定されることが好ましい。
生産者側では、個々のテストポイントのみが実際の特性の記録に使用できるので、この方法により、1次近似式の係数決定のための特に単純且つ正確な方法が得られる。
係数ai、biは、すべてのイメージセルにわたって係数ar、brから平均値を計算することにより決定されるのが好ましい。
これによって、個々の値範囲における名目的特性の近似式を特に単純な方法で決定することができる。
本発明のさらに他の利点および特徴は、添付図面を参照した下記の例としての実施形態の説明から明らかになる。
図1は、デジタルカメラ10の極めて単純化した図解図であり、デジタルカメラ10は、フォトグラフィックカメラであってもフィルムカメラであってもよい。デジタルカメラ10は、電子イメージセンサ12を有している。この場合略図のみで示されたレンズシステム16により、電子イメージセンサ12の光感知面上に被写体14のイメージが形成される。イメージセンサ12により記録されたイメージは、電子ユニット18内でデジタル処理され、カメラ出力20を介して最終的に読み取られる。図1には図示されていないが、電子ユニット18は、処理されたイメージを保存できるイメージメモリを備えていてもよい。電子ユニット18の部分のみをデジタルカメラの内部に配置することもまた可能である。その場合、残りの部分は、たとえばパーソナルコンピュータ上で実行され得るソフトウエアとして、デジタルカメラ10の外部に設けられてもよい。
図2は、イメージセンサ12と電子ユニット18とをさらに詳細に示している。イメージセンサ12は、それぞれがそれ自体公知の方法で3個の光感知イメージセル22からなる、規則的に配置されたイメージ素子を含む。イメージ素子の各イメージセル22は異なる色のフィルタに覆われており、その結果、それぞれのイメージセルが発する出力電圧は、当該フィルタを通過できる分光色光の強度の関数となる。白黒色記録のみに適したイメージセンサの場合、イメージ素子はそれぞれ単に1個のイメージセルからなる。イメージセンサ12に使用されるイメージセル22は、半導体部品の回路として構成されており、図の実施形態では、この回路はイメージセルに当たる光の強度の対数にほぼ対応する出力電圧を発する。したがって、イメージセル22は、対数圧縮されたイメージ信号を発する。そのようなイメージセル22の構造の詳細は、上記EP 632 930 B1で知ることができる。
イメージセル22が発したイメージ信号は、横列ごとおよび縦列ごとに読み出され、読み出しマルチプレクサ21に集められて信号全体を形成する。従って、信号全体は、個々のイメージセル22にともなうイメージ信号を時間順に含んでいる。したがって、下記の文章において、イメージ信号に関する記述は常に、イメージセンサ12内のまったく特別のイメージセルが発するイメージ信号について述べたものである。
イメージ信号は、イメージセンサ12自体の上に配置することができるアナログ/デジタルコンバータ25においてデジタル化され、その後記録したイメージのFPNによる破壊が大きく減少するように、FPN補正ユニット26において補正される。FPN補正ユニット26の構造については、下記において多数の例としての実施形態を介してさらに詳細に説明する。
FPN補正を施したイメージ信号は、次に、輝度および彩度を選択的に変更し、たとえばガンマ補正を行なうために、処理ステージ32においてさらに処理される。
このように処理されたイメージ信号は、最終的に出力20を介して読み出され、出力装置34によりイメージに再変換され得る。
図3は、1個のイメージセル22が発する出力電圧Vとイメージセル22に当たる光の輝度Eとの関係を示す表における、イメージセル22の特性曲線36を示している。横軸が対数により細分された、選択された半対数的なこの表において、特性曲線36は第1セクション38および第2セクション40を有しており、これらのセクション38、40において、出力電圧Vは、輝度Eの対数に対してほぼ線形である。輝度が高い場合(第1セクション38)、イメージセル22の出力電圧Vは、輝度Eの対数に応じて増大する。輝度が非常に低い場合(第2セクション40)、イメージセル22の出力電圧Vは、輝度Eにほぼ無関係である。特性曲線36のこのほぼ水平なセクションは、イメージセル22の暗電流を示し、これは主にイメージセルに含まれる光ダイオードによるものである。暗電流は、とりわけ発熱と光ダイオードの空間電荷領域に存在する不純物を介しての遊離電荷キャリアの再結合とによってそこに生じる。第1セクション38と第2セクション40との間に、特性曲線が湾曲している移行セクション42が存在する。
図3に示されているイメージセル22の特性曲線36は、下記の式により数学的に表わすことができる。
Figure 2005509319
但し、IDは暗電流であり、cは温度とトランジスタの形によって決まる変数である。係数αは、イメージセル22が発する電流の強度と輝度Eとの関係を再生する。
図4は、イメージセンサ12の異なるイメージセル22に伴う多数の特性曲線44、46、48、50および52を表わす、図3に対応した図である。この図において、ここのイメージセルの特性曲線は、暗電流に関してだけでなく輝度の高い場合の特性曲線の勾配を決める係数αに関しても異なることがわかる。これらの個々の特性が比較的大きく異なるために、従来のホワイト・バランスの場合のような一定値の加算および減算によっては、大きく対応する特性曲線にならない。
図5において、2つの固定輝度E1、E2に対して、および5個だけでなくイメージセンサ12の個々のイメージセルに対応する数十万個の特性が図4の表に示されている場合に対して、出力電圧Vの分布(数N)が示されている。個々のイメージセルに関して測定された平均値V1、V2の周囲の出力電圧の広がりは、FPNの重大さを示している。これらの分布曲線が広ければ広いほど、FPNがより重大であり、スクリーンまたはプリント上で本来均質であるべきエリアの外観がより粒状になる。図5はまた、FPN現象自体が輝度に依存することを示している。
図6において、実際の特性44〜52の平均を求めることにより決定する名目的特性54は、図4からの5つの特性曲線44〜52に対して示されている。図5に示した平均値V1、V2は、したがって、名目的特性曲線54上に位置している。
実際の特性44〜52を適切な変換により名目的特性54(または他の任意に特定された名目的特性)上にしるすことができれば、FPNは完全に消滅する。しかしながら、式(1)の変換は数学的に極めて複雑であり、したがってFPN補正ユニットでリアルタイムに処理することはできない。
この問題を解決するために、出力電圧に対し適切な閾値を特定することにより、図7に示すように縦軸を第1値範囲56と第2値範囲58とに細分する。第1値範囲56において、暗電流に起因する第1セクションは、実際の特性52に対するほぼ水平な第1近似線60により近似される。第2値範囲58において、特性曲線52は、いまや勾配を有する第2近似線62に近似される。実際の特性曲線全体が2本の近似線60、62に可能な限り近づくように、閾値Vth が選択される。
第2値範囲58に関して、近似線62は下記の式によって表わされる。
Figure 2005509319
但し、 Vrは実際の特性曲線の出力信号であり、arおよびbrは、1次式(2)の係数である。
2つの係数arおよびbrは、それ自体公知の最小2乗誤差(回帰分析)法により決定される。この目的のために、製造者は、輝度範囲全体にわたって各イメージセルに対し多数の測定値を記録し、これらの測定値から、第2値範囲内で最小2乗誤差法により2つの係数arおよびbrを決定する。
第2近似線の係数と同様に、第1近似線の係数もまたイメージセンサ12のすべてのイメージセルに対し決定される。各イメージセルの特性曲線は、このようにして各場合において4つの係数全体により、近似値で表わされる。
実際のイメージ信号の変換を可能にするために、次に、第1に名目的特性54が決定される。この決定は、たとえば、先ずある輝度において各イメージセルに対して記録された測定値を平均し、これによってこの輝度に対する平均値を決定することにより実施される。次にこれらの平均値を用いて、同様に最小2乗誤差により、第1の名目的近似線64と第2の名目的近似線66とにより特性が近似される。2つの名目的近似線64、66の4個の係数は、各個々のイメージセルに対して決定された係数から平均値を求めることにより直接に決定されることが好ましい。換言すれば、第2近似線66に対し、たとえば、次の式が成り立つ。
Figure 2005509319
および
Figure 2005509319
但し、Viは名目的特性54の出力電圧であり、ai、biは第2の名目的近似線66の係数であり、ark、brkは第2値範囲58において各イメージ素子に関して記録された測定値である。nは、特性曲線を記録したイメージセルの数である。これらに対応する式が、第1値範囲56の第1の名目的近似線64に対して同様に適用できる。
2つの値範囲56、58を互いに分割する閾値Vthは、イメージセル22の各々に対し独立して特定できることが好ましい。そうでなければ、図6から容易に理解できるように、特性曲線のほぼ水平な部分は、傾斜部分のための式により部分的に近似され、またその逆もありうる。
近似方法のさらに別の改良は、縦軸を2つにではなく3つまたはそれ以上の値範囲に細分することにより実施できる。図8において、特性曲線52に関して、第1値範囲56と第2値範囲58との間に第3値範囲67が挿入されており、これは、下記の2次関数式により特性52の移行セクション42に近似するものである。
Figure 2005509319
但し、p、Eoおよびpoは、放物線式(5)の係数である。しかしながら、FPN補正ユニット26には、各イメージセルに対し4つだけでなく合計7つの係数が保存されるべきである。
特に好ましい実施形態例において、所望の名目的特性は、第1値範囲における近似特性として放物線セクションにより近似され、且つ、第2値範囲において直線により近似される。第1値範囲が第1の2つの10個1組の輝度を正確にカバーしておれば、特性曲線のセクションの間に安定的で且つ特に「ソフトな」移行が得られる。さらに、必要な補正係数の数は、この場合、1個のイメージセル当り合計3つにまで減らすことができ、イメージ素子の実際の数値を近似特性へ単純に且つリアルタイムに変換できる。
式(2)および(3)からlog E項を除くと、図7に示した例のための下記の1次変換式が得られる。
Figure 2005509319
但し、Vcは補正された出力電圧であり、aおよびbは、変換式(6)の係数である。係数aおよびbは、近似式(2)および(3)のar、br、aiおよびbiから、下記の関係を用いて求めることができる。
Figure 2005509319
対応する式(6)(7)もまた、第1の値範囲に適用できる。
このようにして、補正された出力電圧Vcがすべてのイメージセルに対して一定の輝度Exとほぼ対応するように、実際の出力電圧Vrを補正された電圧値 Vcに変換するために、それぞれ2つの係数を有する2つの変換式(6)が必要とされる。
所望ならば上記のFPN補正をイメージセンサのイメージセルのいくつかのみに対し実施できることは、いうまでもない。
図9は、2つの輝度E1、E2に対する補正された出力電圧の分布を示す。図5と比較すると明らかなように、平均値V1、V2の周囲の出力電圧の広がりは、 補正していない出力電圧Vの場合に比べるとかなり小さい。したがってそれにともないFPNも低く、本来均質であるべきエリアのきめの粗さがかなり減少して、ある状況の下では、知覚閾以下に下がる。
図10aは、FPN補正ユニット26の構造の第1実施形態26aを示す線図である。入力68aに与えられたある特別のイメージセルのイメージ信号は、弁別装置70aに送られ、弁別装置70aは、そのイメージ信号が閾値メモリ71aに保存された閾値Vthより上か下かをチェックする。この実施形態においては、閾値Vthは、すべてのイメージセルに対して同一である。このチェックの結果は、マルチプレクサ72aに送られる。その出力電圧がデジタル形で入力68aに現在存在するイメージセルのアドレスがそれぞれ与えられ得る第1メモリ74aと第2メモリ76aとから、マルチプレクサ72aが値を読み出す。イメージセンサ12の全イメージセルのための第1値範囲56に関する変換式(6)の係数a1およびb1は、第1メモリ74aに保存される。第2値範囲58に関する変換式(6)の係数a2およびb2は、第2メモリ76aに保存される。
マルチプレクサ72aは次に、2つのメモリ74aおよび76aの1つから、選択された値範囲に属する変換式の係数を、弁別装置70aから送られた結果の関数として読み出す。係数a1またはa2は倍率器78aに与えられ、倍率器78aにおいては、入力68aに存在するイメージ信号が、与えられた係数a1またはa2と乗算される。係数b1またはb2は、選択された値範囲の関数として加算器80aに与えられ、乗算機78aにおいて変えられたイメージ信号に加算される。補正されたイメージ信号は。FPN補正ユニット26aの出力82aでピックアップされ得る。
2つのメモリ74a、76aおよび閾値メモリ71aは、また、共通メモリ素子における別個のメモリエリアとして構成できることはいうまでもない。
また、使用されたチップ技術、2つのメモリ74a、76aおよび読み出し頻度に基づいて、FPN補正ユニット26aを、データパスにレジスタを挿入したパイプライン構造として構成してもよい。
2つ以上の値範囲が与えられる場合には、弁別装置70aにより区別され得る値範囲の数は、それに応じてさらに閾値を加えることにより変更しなければならない。さらに、マルチプレクサ72aが係数を読み出すことができるメモリを追加しなければならない。変換式(6)が1次式でなく他の形であれば、このことを考慮してロジック素子(倍率器78aおよび加算器80a)の配列を変更すべきである。
図10bに示したFPN補正ユニット26bにおいては、図10aに示したFPN補正ユニット26aにおける場合のようにすべてのイメージセルのための共通閾値Vthは設けられていない。そうではなくて、各イメージセルのための個別の閾値Vthが閾値メモリ71bに保存されている。上記に既に述べたように、このことがFPN補正の精度をかなり改善する。この目的のために、閾値メモリ71bはFPN補正ユニット26bの入力68に連結されており、その結果、閾値メモリ71bは、出力電圧が入力68bに現存するイメージセルのアドレスを与えられる。
図10bに示したFPN補正ユニット26bもまた、加算器80bと倍率器78bとが互いに逆の順に連結されている点で、図10aに示したFPN補正ユニット26aと異なる。このようにして、計算は、式(6)によってではなく、下記の形の式によって行なわれる。
Figure 2005509319
但し、 係数a′、b′は、係数a、bから導き出される。
図10cに示したFPN補正ユニット26cは、閾値メモリ野代わりに、メモリ74c、76cから与えられた係数を用いて各イメージセルのために独立して閾値を決定する閾値計算ユニット84cと弁別装置70cとを有している。たとえば、閾値メモリのために与えられるスペースのコストが閾値計算ユニット84cのためのコストよりも大きい場合に、このような計算は適している。
図10dに示したFPN補正ユニット26dは、図10bに示したFPN補正ユニット26bと次の点で異なっている。すなわち、ほぼ水平な(名目的)近似線60および64の勾配から計算される係数a1′は、第1値範囲においてすべてのイメージセルに対し等しいので、メモリ74dから取り出すのではなく、マルチプレクサ72d内に含まれているかまたは回路配線で置換されてもよい読み出し専用メモリ84dから取り出す。さらに、係数b1′は、閾値として弁別装置70bに与えられるので、この場合閾値メモリもまた省略することができる。
図10eに示したFPN補正ユニット26eにおいては、上記実施形態において実施されたような、まず個々の値範囲のための係数の選択と、それに続く補正値Vcの計算とが実施されない。その代わりに、FPN補正ユニット26eにおいては、加算器78aにしたがってピックアップできる補正値が、両方の値範囲に対し並行して計算される。次に計算された2つの補正値から、マルチプレクサ72eにおいて1つの補正値が選択されて出力82eに与えられる。ここでマルチプレクサ72eは弁別装置70eにより駆動され、イメージ信号が閾値メモリ71eに保存された閾値より高いか低いかがチェックされる。
図10fに示したFPN補正ユニット26fは、上記のFPN補正ユニット26eと次の点で異なっている。すなわち、係数a1はすべてのイメージセルに対しゼロであり、第1値範囲の水平(名目的)近似線に対応している。その結果、図10eにおけるFPN補正ユニット26eに必要な倍率器の1つは省略できる。FPN補正ユニット26e、26fにおいてもまた、FPN補正ユニット26cに関して上記に述べたように閾値が保存された係数から決定できることはいうまでもない。
上記のFPN補正ユニット26a〜26fの個々の部品は、デジタルまたはアナログ部品(倍率器78、加算器80およびマルチプレクサ72)として構成できる。アナログ部品の場合には、明らかに、入力にあるアナログ/デジタルコンバータは省略できる。さらに、メモリ74および76に保存された係数は、デジタル/アナログコンバータによりアナログに変換されねばならない。
イメージセンサを内部にインストールした本発明のデジタルカメラを極めて図解的に表示した図である。 図1のイメージセンサが発したイメージ信号を処理するための電子ユニットの基本的な回路線図である。 個々のイメージセルの特性曲線を対数圧縮で表わした図であり、出力信号がイメージセルに当たった光の強度との関係において表わされている。 イメージセンサの多数のイメージセルの特性曲線を表わす図である。 2つの異なる輝度値に対し多数のイメージセルが発した出力電圧の分布を表わす図である。 図4に対応する、多数の特性曲線を表わす図であり、名目的特性がさらに表示されている。 図6と同様な表において名目的特性と実際の特性とが表示されており、更に個々の値範囲に対して近似直線が示されている。 3つの値範囲に細分した、実際の特性を表わす図である。 図5に対応する、本発明によるFPN補正を受けた出力電圧の分布を示す図である。 本発明によるFPN補正装置の実施形態例を表わす線図である。 本発明によるFPN補正装置の実施形態例を表わす線図である。 本発明によるFPN補正装置の実施形態例を表わす線図である。 本発明によるFPN補正装置の実施形態例を表わす線図である。 本発明によるFPN補正装置の実施形態例を表わす線図である。 本発明によるFPN補正装置の実施形態例を表わす線図である。

Claims (27)

  1. イメージセンサ(12)のイメージセル(22)が発するイメージ信号のFPN補正方法であり、
    a) 所定の瞬間においてイメージ信号の値(Vr)が少なくとも2つの値範囲(56、58;67)のいずれの値範囲に存在するかを決定する段階と、
    b) 補正値(Vc)を、段階a)の結果の関数として決定する段階と
    を含み、好ましくはこれらの段階をイメージ信号に対し別個に実施することを特徴とするイメージ信号のFPN補正方法。
  2. 段階b)による補正値(Vc)の決定が、
    b1) 補正係数を、複数組の補正係数から、段階a)の結果の関数として選択する段階と、
    b2) 選択された補正係数を用いてイメージ信号のための補正値(Vc)を計算する段階と
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 複数組の補正係数が複数個のイメージセル(22)に対して異なることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 個々の組の補正係数が、各値範囲(56、58;67)に対して用いられることを特徴とする、請求項2または3に記載の方法。
  5. 複数個のイメージセル(22)に対し、少なくとも2つの値範囲(56、58;67)が異なることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 異なる補正係数によってのみ異なる変換式を用いて、すべてのイメージセル(22)に対し補正を実施することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. メモリから補正係数を与えられるロジック素子の配列、特に加算器(80)と倍率器(78)との配列により、前記変換式が特定されることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 各イメージセル(22)に対し、それぞれの各イメージセル(22)に当たる光の強度と発されたイメージ信号との関係を特定する実際の特性(44、46、48、50、52)を名目的特性(54)と比較することにより、前期補正係数が決定されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 名目的特性(54)は、イメージセル(22)の実際の特性(44、46、48、50、52)から平均値を計算して決定されることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. イメージセルのほぼ対数による実際の特性(44、46、48、50、52)に関して、実際の特性(44、46、48、50、52)と名目的特性(54)とがそれぞれの値範囲(56、58;67)内で光強度の対数に対しほぼ線形であるように、少なくとも2つの値範囲(56、58;67)が特定されることを特徴とする、請求項8または9に記載の方法。
  11. 各イメージセル(22)に対し且つ少なくとも2つの値範囲(56、58;67)に対して、イメージ信号のための補正値(Vc)は、
    Figure 2005509319
    (但し、aおよびbは、実際の特性(44、46、48、50、52)を名目的特性(54)と比較して決定した、この変換式の補正係数である)
    に基づいて、イメージセルが発した実際の値(Vr)から決定されることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 補正係数aおよびbは、
    Figure 2005509319
    により表わされ、
    対応する値範囲の(56、58;67)における名目的特性(54)は、
    Figure 2005509319
    により近似され、
    実際の特性(44、46、48、50、52)は、
    Figure 2005509319
    (但し、Eは当該イメージセル(22)に当たる光の強度の測定値である)
    によって近似されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 係数ar、brは、イメージセル(22)の実際の特性(44、46、48、50、52)から、最小2乗誤差法により決定されることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. 係数ai、biは、すべてのイメージセル(22)にわたる係数ar、brの平均値を計算することにより決定されることを特徴とする、請求項12または13に記載の方法。
  15. 補正係数は、イメージ信号の値(Vr)を予め形成した近似特性(64、66)上に変換することを特徴とする、請求項2〜14のいずれかに記載の方法。
  16. 予め形成した近似特性(64、66)は少なくとも1つの値範囲(56、58)に対して直線であることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  17. 予め形成した近似特性は少なくとも1つの値範囲(42)に対して放物線の一部分であることを特徴とする、請求項15または16に記載の方法。
  18. 固定近似特性は第1値範囲(56)に対して放物線の一部分であり第2値範囲(58)に対して直線であり、第1値範囲は2つの10個1組の輝度をカバーしていることを特徴とする、請求項15〜17のいずれかに記載の方法。
  19. イメージセンサ(12)のイメージセル(22)が発するイメージ信号のFPN補正装置であり、
    a) 所定の瞬間においてイメージセル(22)イメージ信号の値(Vr)が少なくとも2つの値範囲(56、58、67)のいずれの値範囲に存在するかを決定する弁別装置(70)と、
    b) イメージ信号のための補正値(Vc)を、前記弁別装置(70)により決定されたの結果の関数として決定する選択装置(72、74、76、78、80)と
    を含むことを特徴とするイメージ信号のFPN補正装置。
  20. a) 補正係数を、複数組の補正係数から、弁別装置(70)により決定された結果の関数として選択する手段(72)と、
    b) 選択された補正係数を用いてイメージ信号のための補正値(Vc)を計算する変換ユニット(74、76、78、80)と
    を含むことを特徴とする、請求項19に記載の装置。
  21. 変換ユニットは、ロジック素子の配列、特に加算器(80)と倍率器(78)とロジック素子に与えられる補正係数が保存されるメモリ(74、76)との配列を含むことを特徴とする、請求項20に記載の装置。
  22. 変換ユニットが特に加算器(80)と倍率器(78)との直列回路を含むことを特徴とする、請求項20に記載の装置。
  23. 補正係数を選択する手段(72)は、メモリ(74、76)からロジック素子(78、80)への補正係数の供給を制御するように構成されていることを特徴とする、請求項21または22に記載の装置。
  24. メモリ(74、76)は、読み出されたイメージセル(22)に関する情報を与えられるように構成されていることを特徴とする、請求項21〜23のいずれかに記載の装置。
  25. 弁別装置(70)は、少なくとも多数のイメージセル(22)に対し異なる閾値を保存するように構成された閾値メモリ(71)に連結されていることを特徴とする、請求項19〜24のいずれかに記載の装置。
  26. 弁別装置(70c)は、少なくとも多数のイメージセル(22)に対しメモリ(74c、76c)から与えられた補正係数に基づいて閾値を計算するように構成された閾値計算ユニット(84c)に連結されていることを特徴とする、請求項19〜25のいずれかに記載の装置。
  27. 複数個のイメージセル(22)を有するイメージセンサ(12)と、請求項19〜26のいずれかに記載のFPN補正装置(26)とを含む、特にフォトグラフィックカメラまたはフィルムカメラ(10)であることを特徴とする、デジタルカメラ。
JP2002580629A 2001-04-03 2002-03-26 イメージ信号のfpn補正方法及びそのための装置 Pending JP2005509319A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10117833A DE10117833C1 (de) 2001-04-03 2001-04-03 Verfahren und Vorrichtung zur FPN-Korrektur von Bildsignalen
PCT/EP2002/003356 WO2002082804A1 (de) 2001-04-03 2002-03-26 Verfahren und vorrichtung zur fpn-korrektur von bildsignalen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005509319A true JP2005509319A (ja) 2005-04-07

Family

ID=7681057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002580629A Pending JP2005509319A (ja) 2001-04-03 2002-03-26 イメージ信号のfpn補正方法及びそのための装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7420599B2 (ja)
EP (1) EP1374565A1 (ja)
JP (1) JP2005509319A (ja)
DE (1) DE10117833C1 (ja)
WO (1) WO2002082804A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011234148A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 画像信号処理装置
WO2013128817A1 (ja) * 2012-02-28 2013-09-06 コニカミノルタ株式会社 固体撮像装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10239994B4 (de) * 2002-08-27 2006-12-14 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Korrektur von Ungleichmäßigkeiten eines Bildsensorsystems
EP1863273A1 (en) * 2005-03-15 2007-12-05 Omron Corporation Image pickup device, signal processing device and signal processing method
KR102182870B1 (ko) 2014-04-08 2020-11-25 삼성전자주식회사 선형-로그형 이미지 센서 및 이를 포함하는 전자 기기

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2149605B (en) * 1983-11-04 1987-06-10 Marconi Avionics Image processing
JPS61144174A (ja) 1984-12-17 1986-07-01 Fujitsu Ltd 固体撮像装置
JPH02107074A (ja) * 1988-10-17 1990-04-19 Mitsubishi Electric Corp 赤外線撮像装置
JPH02215286A (ja) 1989-02-15 1990-08-28 Fujitsu Ltd Pn接合型赤外線多素子検知器のオフセット及び感度の補正回路
JPH04355576A (ja) 1991-06-03 1992-12-09 Nec Corp 撮像デバイスの感度補正方法
JPH05167848A (ja) 1991-12-11 1993-07-02 Minolta Camera Co Ltd 固体撮像装置
US5289286A (en) * 1991-07-18 1994-02-22 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Solid state sensor having logarithmic photovoltaic response, with pixel uniformity correction and white balance circuitry therefor
JPH05137073A (ja) * 1991-11-11 1993-06-01 Canon Inc 固体撮像素子の固定パターン補正装置
DE4209536C3 (de) 1992-03-24 2000-10-05 Stuttgart Mikroelektronik Bildzelle für einen Bildaufnehmer-Chip
DE4305251C1 (de) * 1993-02-20 1994-05-05 Eltro Gmbh Verfahren und Schaltungsanordnung zum Verringern der Nichtuniformität von Signalantworten bei einzelnen IR-Detektorelementen
JPH06350930A (ja) 1993-06-11 1994-12-22 Nec Corp イメージセンサの暗時出力補正装置
JPH0965214A (ja) 1995-08-25 1997-03-07 Fujitsu Ltd 受光素子特性補正方法及び装置並びにそれらを備えた撮像装置
JPH1062305A (ja) 1996-08-19 1998-03-06 Advantest Corp Ccdカメラの感度補正方法およびccdカメラ感度補正機能付lcdパネル表示試験システム
US6320616B1 (en) * 1997-06-02 2001-11-20 Sarnoff Corporation CMOS image sensor with reduced fixed pattern noise
US5969758A (en) * 1997-06-02 1999-10-19 Sarnoff Corporation DC offset and gain correction for CMOS image sensor
US6798452B1 (en) * 1997-07-28 2004-09-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Amplifying solid-state imaging device, method for driving the same and physical quantity distribution sensing semiconductor device
JP3226859B2 (ja) * 1997-11-17 2001-11-05 日本電気株式会社 撮像装置
JPH11298799A (ja) * 1998-04-15 1999-10-29 Honda Motor Co Ltd 光センサ信号処理装置
WO2000019711A1 (de) * 1998-09-30 2000-04-06 Infineon Technologies Ag Verfahren und vorrichtung zur belichtungsabhängigen rausch-korrektur bei zeilen- und spaltenadressierbaren bildsensoren
JP2000138867A (ja) 1998-11-02 2000-05-16 Yokogawa Electric Corp 固体撮像素子
JP2000175108A (ja) 1998-12-04 2000-06-23 Honda Motor Co Ltd イメ―ジセンサの出力補正回路
JP2000244824A (ja) 1998-12-24 2000-09-08 Fuji Photo Film Co Ltd 画素信号補正方法および装置並びにそれに使用する固体検出器
JP2001094884A (ja) 1999-09-21 2001-04-06 Fuji Photo Film Co Ltd 検出信号補正方法および装置
JP3578037B2 (ja) 2000-03-01 2004-10-20 日本電気株式会社 半導体装置及びその制御方法
JP2002118791A (ja) 2000-10-05 2002-04-19 Honda Motor Co Ltd イメージセンサ
JP4616527B2 (ja) 2000-12-28 2011-01-19 本田技研工業株式会社 イメージセンサの出力補正装置
JP2002314887A (ja) 2001-02-08 2002-10-25 Honda Motor Co Ltd イメージセンサの出力補正装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011234148A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 画像信号処理装置
WO2013128817A1 (ja) * 2012-02-28 2013-09-06 コニカミノルタ株式会社 固体撮像装置
JP5299597B1 (ja) * 2012-02-28 2013-09-25 コニカミノルタ株式会社 固体撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7420599B2 (en) 2008-09-02
US20040100568A1 (en) 2004-05-27
WO2002082804A1 (de) 2002-10-17
EP1374565A1 (de) 2004-01-02
DE10117833C1 (de) 2002-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8009209B2 (en) Methods and apparatus for detecting defects in imaging arrays by image analysis
US7852402B2 (en) Method and apparatus for capturing high quality long exposure images with a digital camera
CN100451913C (zh) 通过外推来对图像场数据进行建模的技术
JP3587433B2 (ja) 固体撮像素子の画素欠陥検出装置
US7733391B2 (en) Method and system for black-level correction on digital image data
JP4773369B2 (ja) 画像フィールドデータを修正するための技術
TWI241134B (en) Device and method for estimating light source, image pickup device and image processing method
US9432589B2 (en) Systems and methods for generating high dynamic range images
JP2004112802A (ja) 欠陥ピクセルの検出可能なディジタル・イメージ・センサおよび方法
JP2007527646A (ja) 欠陥ピクセルの動的特定および修正
US20050243181A1 (en) Device and method of detection of erroneous image sample data of defective image samples
JP4292679B2 (ja) 固体撮像装置
JP2008160730A (ja) 信号ムラを修正する画像処理装置、較正方法、撮像装置、画像処理プログラム、および画像処理方法
JP4305327B2 (ja) 撮像装置、ホワイトバランス制御方法及びホワイトバランス制御プログラム
JP4950544B2 (ja) マルチバンド撮像装置のカラーフィルタのパラメータを決定する方法
EP1976308B1 (en) Device and method for measuring noise characteristics of image sensor
JP2005509319A (ja) イメージ信号のfpn補正方法及びそのための装置
CN107454388A (zh) 图像处理方法以及使用该方法的装置
US5331420A (en) Pixel signal non-uniformity correcting device
JP2005309651A (ja) 撮像素子および撮像装置のシェーディング処理装置、およびシェーディング処理方法
US7953272B2 (en) Image processor, image processing method and computer readable medium for image processing program
JPH11287712A (ja) 照明光分光特性推定方法及び装置、並びに分光特性推定プログラムを記録した情報記録媒体
JP3907654B2 (ja) 撮像装置および信号処理装置
JP4784397B2 (ja) 撮像装置
US6324344B1 (en) Light measuring device and camera

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070205

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070514

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080703