JP2005326226A - 欠陥検出装置、配線領域抽出装置、欠陥検出方法および配線領域抽出方法 - Google Patents

欠陥検出装置、配線領域抽出装置、欠陥検出方法および配線領域抽出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005326226A
JP2005326226A JP2004143794A JP2004143794A JP2005326226A JP 2005326226 A JP2005326226 A JP 2005326226A JP 2004143794 A JP2004143794 A JP 2004143794A JP 2004143794 A JP2004143794 A JP 2004143794A JP 2005326226 A JP2005326226 A JP 2005326226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
region
wiring
defect detection
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004143794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4518835B2 (ja
Inventor
Hiroshi Sano
洋 佐野
Eiji Nishihara
栄治 西原
Yasushi Nagata
泰史 永田
Atsushi Imamura
淳志 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2004143794A priority Critical patent/JP4518835B2/ja
Priority to US11/079,659 priority patent/US20050254699A1/en
Priority to CNB2005100651234A priority patent/CN100565196C/zh
Priority to TW094112336A priority patent/TWI256999B/zh
Priority to KR1020050038288A priority patent/KR100689792B1/ko
Publication of JP2005326226A publication Critical patent/JP2005326226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4518835B2 publication Critical patent/JP4518835B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Active legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • G06T7/001Industrial image inspection using an image reference approach
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection
    • G06T2207/30141Printed circuit board [PCB]

Abstract

【課題】基板の画像中の配線領域を容易に抽出し、これにより、基板上に形成されたパターンの欠陥を適切に検出する。
【解決手段】基板9上に形成された配線を含むパターンを示す参照2値画像において、配線領域に対応する画素値と同じ画素値を有する注目領域に収縮処理を施して収縮画像を取得し、収縮画像中に残存する注目領域に収縮処理を同程度の膨張処理を施して収縮・膨張画像が取得される。続いて、収縮・膨張画像と参照2値画像との差分画像が、配線領域を示す配線画像として生成される。これにより、微細パターン領域である配線領域を容易に抽出することができる。また、配線画像に基づいて配線領域と他の領域とに異なる欠陥検出感度を設定し、欠陥検出感度に従いつつ被検査画像中の欠陥を検出することにより、基板9上のパターンの欠陥を適切に検出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板上に形成された配線を含む幾何学的なパターンを示す画像から特定の領域を抽出する技術、および、これを利用してパターンの欠陥を検出する技術に関する。
プリント配線基板、半導体基板、ガラス基板等(以下、「基板」という。)に形成された配線を含むパターンを検査する分野において、従来より様々な検査手法が用いられている。例えば、特許文献1では、被検査画像を複数の分割領域に分割し、分割領域に複数の回路要素が含まれる場合にその分割領域に対する欠陥検出感度を高く設定する技術が開示されている。
なお、特許文献2では、所定の色空間内において、分割対象のカラー画像の各画素の色を示す個別色ベクトルと設定される複数の代表色のそれぞれの代表色ベクトルとの間の角度に応じた角度指標値、および、画像の各画素の色と各代表色との間の距離に応じた距離指標値を求め、角度指標値および距離指標値に基づく複合距離指標値に応じて画像中の各画素を複数の代表色のいずれかに分類することにより、カラー画像を分割する技術が開示されている。
特開2002−372502号公報 特開2002−259967号公報
ところで、特許文献1の手法では、分割領域内の一部のみに微細なパターンが存在する場合であっても、その領域の全体に対して高い欠陥検出感度が設定されるため、欠陥として検出する必要のない微細な異常部分も欠陥として判定する虚報が頻発してしまう。また、1つの画素を1つの分割領域として捉えた場合に、特許文献1に記載されているように配線領域が存在しない分割領域に対して、最も近くに存在する配線領域の微細さに合わせて欠陥検出感度を設定したとしても、分割領域と当該配線領域との間の距離が一定以上離れているときには、不必要に高い欠陥検出感度が設定されてしまうことがある。一方で、パターンによっては、配線の周辺の領域に特に高い欠陥検出感度を設定したい場合もある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、画像中の特定の領域を容易に抽出することを主たる目的とし、さらに、抽出された特定の領域に応じた欠陥検出感度を設定することにより、基板上に形成されたパターンの欠陥を適切に検出することも目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板上に形成された幾何学的なパターンの欠陥を検出する欠陥検出装置であって、基板を撮像する撮像部と、前記撮像部にて取得された被検査画像に基づく被検査2値画像および参照2値画像のうちの一方の画像中の特定の画素値を有する注目領域に収縮処理を施して収縮画像を取得し、前記収縮画像中に残存する前記注目領域に前記収縮処理と同程度の膨張処理を施して収縮・膨張画像を取得する収縮・膨張部と、前記収縮・膨張画像と前記一方の画像との差分画像を微細パターン領域を示す微細パターン画像として生成する微細パターン領域取得部と、前記微細パターン領域と他の領域とに異なる欠陥検出感度を設定する検出感度設定部と、前記欠陥検出感度に従いつつ前記被検査画像中の欠陥を検出する欠陥検出部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の欠陥検出装置であって、前記収縮・膨張部および前記微細パターン領域取得部により収縮処理および膨張処理の度合いを変更して生成された2つの微細パターン画像に対して、差分画像を生成することにより前記検出感度設定部にて利用される特定の微細パターン領域を取得する特定微細パターン領域抽出部をさらに備える。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の欠陥検出装置であって、前記一方の画像が前記被検査2値画像であり、前記微細パターン領域取得部が、膨張処理が施された前記参照2値画像で前記微細パターン画像をマスクすることにより修正する。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、前記基板が配線基板であり、前記注目領域が前記被検査2値画像において配線領域に対応する画素値と同じ画素値を有する領域である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の欠陥検出装置であって、前記撮像部にて取得されるカラー画像または参照用のカラー画像から前記基板上のスルーホールに対応するスルーホール領域を取得するスルーホール領域取得部をさらに備え、前記微細パターン領域取得部が、前記スルーホール領域に基づいて、前記基板上の前記スルーホール用のランド部および前記スルーホールに対応する領域を実質的に非配線領域として取り扱う。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の欠陥検出装置であって、前記撮像部にて取得されるカラー画像または参照用のカラー画像から前記基板上のレジストが付与された領域に対応するレジスト領域を取得するレジスト領域取得部と、前記レジスト領域のみを示す2値画像および非レジスト領域のみを示す2値画像のそれぞれを前記一方の画像として生成する2値画像生成部とをさらに備える。
請求項7に記載の発明は、基板上に形成された配線を含む幾何学的なパターンを示す対象画像から配線領域を抽出する配線領域抽出装置であって、2値画像である対象画像において配線領域に対応する画素値と同じ画素値を有する注目領域に収縮処理を施して収縮画像を取得し、前記収縮画像中に残存する前記注目領域に前記収縮処理と同程度の膨張処理を施して収縮・膨張画像を取得する収縮・膨張部と、前記収縮・膨張画像と前記対象画像との差分画像を配線領域を示す配線画像として生成する配線領域取得部とを備える。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の配線領域抽出装置であって、前記収縮・膨張部および前記配線領域取得部により収縮処理および膨張処理の度合いを変更して生成された2つの配線画像に対して、差分画像を生成することにより特定の配線領域を取得する特定配線領域抽出部をさらに備える。
請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載の配線領域抽出装置であって、基板を撮像して取得されるカラー画像または参照用のカラー画像から前記基板上のスルーホールに対応するスルーホール領域を取得するスルーホール領域取得部をさらに備え、前記配線領域取得部が、前記スルーホール領域に基づいて、前記基板上の前記スルーホール用のランド部および前記スルーホールに対応する領域を実質的に非配線領域として取り扱う。
請求項10に記載の発明は、請求項7または8に記載の配線領域抽出装置であって、基板を撮像して取得されるカラー画像または参照用のカラー画像から前記基板上のレジストが付与された領域に対応するレジスト領域を取得するレジスト領域取得部と、前記レジスト領域のみを示す2値画像および非レジスト領域のみを示す2値画像のそれぞれを前記対象画像として生成する2値対象画像生成部とをさらに備える。
請求項11に記載の発明は、基板上に形成された幾何学的なパターンの欠陥を検出する欠陥検出装置であって、基板を撮像する撮像部と、前記撮像部にて取得された被検査画像に基づく被検査2値画像および参照2値画像のうちの一方の画像中の特定の画素値を有する注目領域に膨張処理を施して膨張画像を取得する膨張部と、前記膨張画像と前記一方の画像との差分画像を前記注目領域の周辺領域を示す周辺領域画像として生成する周辺領域取得部と、前記周辺領域と他の領域とに異なる欠陥検出感度を設定する検出感度設定部と、前記欠陥検出感度に従いつつ前記被検査画像中の欠陥を検出する欠陥検出部とを備える。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の欠陥検出装置であって、前記一方の画像が前記被検2値査画像であり、前記周辺領域取得部が、膨張処理が施された前記参照2値画像で前記周辺領域画像をマスクすることにより修正する。
請求項13に記載の発明は、請求項11または12に記載の欠陥検出装置であって、前記基板が配線基板であり、前記注目領域が前記被検査2値画像において配線領域に対応する画素値と同じ画素値を有する領域であり、前記欠陥検出装置が、前記被検査2値画像および前記参照2値画像のうちの一方の画像中の背景に対応する画素値を有する背景領域に収縮処理を施して収縮画像を取得し、前記収縮画像中に残存する前記背景領域に前記収縮処理と同程度の膨張処理を施して収縮・膨張画像を取得する収縮・膨張部と、前記収縮・膨張画像と前記一方の画像との差分画像を微細背景領域を示す微細背景画像として生成することにより、前記周辺領域から前記微細背景領域を分離する微細背景領域取得部とをさらに備え、前記検出感度設定部が、前記微細背景領域に前記周辺領域とは異なる欠陥検出感度を設定する。
請求項14に記載の発明は、基板上に形成された幾何学的なパターンの欠陥を検出する欠陥検出方法であって、基板を撮像する工程と、撮像により取得された被検査画像に基づく被検査2値画像および参照2値画像のうちの一方の画像中の特定の画素値を有する注目領域に収縮処理を施して収縮画像を取得する工程と、前記収縮画像中に残存する前記注目領域に前記収縮処理と同程度の膨張処理を施して収縮・膨張画像を取得する工程と、前記収縮・膨張画像と前記一方の画像との差分画像を微細パターン領域を示す微細パターン画像として生成する工程と、前記微細パターン領域と他の領域とに異なる欠陥検出感度を設定する工程と、前記欠陥検出感度に従いつつ前記被検査画像中の欠陥を検出する工程とを備える。
請求項15に記載の発明は、基板上に形成された配線を含む幾何学的なパターンを示す対象画像から配線領域を抽出する配線領域抽出方法であって、2値画像である対象画像において配線領域に対応する画素値と同じ画素値を有する注目領域に収縮処理を施して収縮画像を取得する工程と、前記収縮画像中に残存する前記注目領域に前記収縮処理と同程度の膨張処理を施して収縮・膨張画像を取得する工程と、前記収縮・膨張画像と前記対象画像との差分画像を配線領域を示す配線画像として生成する工程とを備える。
請求項16に記載の発明は、基板上に形成された幾何学的なパターンの欠陥を検出する欠陥検出方法であって、基板を撮像する工程と、撮像により取得された被検査画像に基づく被検査2値画像および参照2値画像のうちの一方の画像中の特定の画素値を有する注目領域に膨張処理を施して膨張画像を取得する工程と、前記膨張画像と前記一方の画像との差分画像を前記注目領域の周辺領域を示す周辺領域画像として生成する工程と、前記周辺領域と他の領域とに異なる欠陥検出感度を設定する工程と、前記欠陥検出感度に従いつつ前記被検査画像中の欠陥を検出する工程とを備える。
請求項1ないし6、並びに、請求項14の発明では、微細パターン領域を容易に抽出することができ、これにより、基板上のパターンの欠陥を適切に検出することができる。
また、請求項2の発明では、特定の幅の微細パターン領域に独立した欠陥検出感度を設定することができ、請求項3の発明では、被検査2値画像から微細パターン画像を生成することによりパターンの位置ずれを考慮した欠陥検出を行うことができ、さらに参照2値画像を利用して被検査2値画像に起因するノイズを除去することができる。
また、請求項5の発明では、スルーホール領域の影響を受けることなく、微細パターン領域を取得することができ、請求項6の発明では、レジスト領域および非レジスト領域のそれぞれにおいて欠陥を適切に検出することができる。
請求項7ないし10、並びに、請求項15の発明では、配線領域を容易に抽出することができる。
また、請求項8の発明では、特定の幅の配線領域を取得することができ、請求項9の発明では、スルーホール領域の影響を受けることなく、配線領域を取得することができる。請求項10の発明では、レジスト領域および非レジスト領域のそれぞれにおいて配線領域を適切に抽出することができる。
請求項11ないし13および16の発明では、周辺領域を容易に抽出することができ、これにより、基板上のパターンの欠陥を適切に検出することができる。
また、請求項12の発明では、被検査2値画像から周辺領域画像を生成することにより、パターンの位置ずれを考慮した欠陥検出を行うことができ、さらに参照2値画像を利用して被検査2値画像に起因するノイズを除去することができる。請求項13の発明では、周辺領域から微細背景領域を分離して欠陥の検出を高度に行うことができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る欠陥検出装置1の構成を示す図である。欠陥検出装置1は、配線を含むパターンが形成されたプリント配線基板(以下、「基板」という。)9を保持するステージ部2、基板9を撮像して基板9の検査用のカラー画像を取得する撮像部3、および、撮像部3に対してステージ部2を相対的に移動するステージ駆動部21を備える。
ステージ部2は、基板9の撮像部3とは反対側の主面に向けて白色光を出射する透過照明部20を有する。撮像部3は、照明光を出射する照明部31、基板9に照明光を導くとともに基板9からの光が入射する光学系32、および、光学系32により結像された基板9の像を電気信号に変換する撮像デバイス33を有し、撮像デバイス33から検査用カラー画像のデータが出力される。ステージ駆動部21はステージ部2を図1中のX方向に移動するX方向移動機構22、および、Y方向に移動するY方向移動機構23を有する。X方向移動機構22はモータ221にボールねじ(図示省略)が接続され、モータ221が回転することにより、Y方向移動機構23がガイドレール222に沿って図1中のX方向に移動する。Y方向移動機構23もX方向移動機構22と同様の構成となっており、モータ231が回転するとボールねじ(図示省略)によりステージ部2がガイドレール232に沿ってY方向に移動する。
欠陥検出装置1は、予め準備される参照用のカラー画像を記憶する参照用画像メモリ41、基板9上の特定の部位に対応する参照用カラー画像中の後述するレジスト領域やスルーホール領域等の特定の領域を取得する前処理部42、参照用カラー画像を2値化して2値の参照2値画像を生成する2値画像生成部43、参照2値画像中の特定の画素値を有する領域を収縮した後膨張して収縮・膨張画像を取得する収縮・膨張部44、基板9上の配線に対応する領域が抽出された配線画像を生成する配線領域取得部45、配線画像に基づいて欠陥検出感度を設定する検出感度設定部46、並びに、設定された欠陥検出感度に従いつつ基板9上の欠陥を検出する欠陥検出部47を備える。なお、図1では、配線領域取得部45に接続された特定配線領域抽出部48が図示されているが、特定配線領域抽出部48は本実施の形態の後述する他の例において利用される。
図2は、欠陥検出装置1が基板9上に形成されたパターンの欠陥を検出する処理の流れを示す図である。欠陥検出装置1では、まず、ステージ駆動部21により基板9上の所定の検査領域が撮像部3による撮像位置に合わせられ、基板9が撮像される(ステップS11)。
図3は基板9上の検査領域90を例示する図である。基板9上には、幅の異なる配線92,93が導き出される導電基部91、基板9を貫通するスルーホール94、スルーホール94の周囲に設けられるランド部95、並びに、複数の微細な配線92のうちの1つの配線92aに接続する電極96が形成されており、導電基部91、配線92,93、ランド部95および電極96(以下、「導電部」と総称する。)は、例えば銅等の導電材料により形成され、配線92aおよび電極96には必要に応じて金メッキが施される。
基板9上において、図3中の符号81を付す領域(電極96および配線92aを含む。)以外の領域には、絶縁膜であるレジストが付与されている。レジストが付与されている領域において、導電部および基板9の表面を示す背景部のそれぞれは、明るさの異なる緑色となっている。また、レジストが付与されていない領域において、導電部および背景部のそれぞれは明るさの異なる茶色となっている。このように、基板9上には配線92,93を含む幾何学的なパターンが形成されており、撮像部3により検査領域90を示す検査用カラー画像の各画素の値が取得され、欠陥検出部47へと順次出力される。なお、実際の検査用カラー画像では、透過照明部20からの光により、スルーホール94に対応する領域は明るい白色とされる。
一方で、ステップS11と並行して以下の複数の処理が行われる。なお、以下に説明する処理は、専用の電気回路を用いて実際には取り扱い対象の画像の数行分毎に行われるが、理解を容易とするために、画像全体に対して処理が行われるものとして説明する。
撮像部3による基板9の撮像と並行して、図3に示す検査領域90と同じパターンを示す参照用カラー画像(例えば、撮像途上の検査領域90と同じパターンが形成された他の領域が直前に撮像されて取得された画像)が参照用画像メモリ41から前処理部42へと出力され、参照用カラー画像から予め指定された特定の領域が取得される(ステップS12)。
前処理部42における処理の一例としては、例えば、上述の特許文献2に記載された手法を利用することができる。具体的には、参照用カラー画像中において、基板9上のレジストが付与された領域(ただし、スルーホール94の部位を除く。)、レジストが付与されていない領域、および、スルーホール94の部位をそれぞれ示す3つの代表色が操作者により予め設定されており、所定の色空間内において参照用カラー画像中の各画素の色を示す個別色ベクトルと各代表色ベクトルとの間の角度に応じた角度指標値が求められる。
続いて、色空間内において参照用カラー画像中の各画素の色と各代表色との間の距離に応じた距離指標値がさらに求められ、角度指標値および距離指標値に基づいて各代表色に対する複合距離指標値が算出される。そして、複合距離指標値に応じて参照用カラー画像中の各画素が、レジストが付与された領域、レジストが付与されていない領域、並びに、スルーホール94のそれぞれに対応する3つの領域のいずれに属するかが判定される。このようにして、前処理部42において、参照用カラー画像から基板9上のレジストが付与された領域に対応するレジスト領域および非レジスト領域、並びに、スルーホール94に対応するスルーホール領域が取得され、参照用カラー画像および各種領域を示す情報(以下、「領域情報」という。)は2値画像生成部43へと出力される。なお、前処理部42では、可能な場合には、導電部および背景部にそれぞれ対応する複数の領域が取得されてもよく、また、参照用カラー画像に対してそれぞれ異なるしきい値を用いて複数回数の2値化処理を施すことにより特定の領域が取得されてもよい。
2値画像生成部43では、領域情報を用いて参照用カラー画像からレジスト領域のみを示すカラー画像、および、非レジスト領域のみを示すカラー画像が取得される(ただし、スルーホール領域はレジスト領域のみを示すカラー画像に含まれるものとする。)。そして、各カラー画像において異なるしきい値を用いて2値化することにより、例えば基板9上の導電部に対応する導電領域に画素値「1」が付与され、背景部に対応する背景領域に画素値「0」が付与された2つの2値画像が生成される(ステップS13)。このとき、スルーホール領域には、強制的に画素値「1」が付与され、レジスト領域のみを示す2値画像、および、非レジスト領域のみを示す2値画像のそれぞれは参照2値画像として収縮・膨張部44へと出力される。なお、以下の説明では、レジスト領域のみを示す2値画像、および、非レジスト領域のみを示す2値画像を結合し、図4に示すように1つの参照2値画像61として取り扱う。
収縮・膨張部44では、参照2値画像61中の画素値「1」を有する領域(図4中において平行斜線を付して示す領域であり、以下、「注目領域」という。)611に、所定の度合いの収縮処理(収縮の度合いは、例えば、収縮レベルを変更する際に一定パラメータで収縮処理を繰り返す場合にはその繰り返し回数であり、設定するパラメータを変更する場合には当該パラメータである。)を施すことにより、図5に示す収縮画像62が取得される(ステップS14)。このとき、収縮画像62では、注目領域611において基板9上の微細な配線92(図3参照)に対応する領域は消失し、配線93に対応ずる領域は残存している。なお、収縮処理の度合いは、基板9上における抽出対象の配線の幅(すなわち、収縮画像62において残存させる配線の幅)に応じて予め決定される。
続いて、収縮画像62中に残存する注目領域611に、ステップS14における収縮処理と同程度の膨張処理(膨張の度合いが収縮の度合いより僅かに大きくてもよい。)が施され、図6に示す収縮・膨張画像63が取得される(ステップS15)。そして、収縮・膨張画像63の各画素の値と参照2値画像61の対応する画素の値との論理積が演算され、演算結果を各画素の値とする新たな収縮・膨張画像64が、図7に示すように生成される。図7の収縮・膨張画像64では、図4の参照2値画像61中の注目領域611から基板9上の微細な配線92に対応する領域を除去した領域(以下、「微細配線除去後領域」という。)641が存在する。
新たな収縮・膨張画像64は、配線領域取得部45へと出力され、収縮・膨張画像64の各画素の値と参照2値画像61の対応する画素の値の排他的論理和を求めることにより、図8に示す差分画像65が生成される(ステップS16)。ここで、図8の差分画像65は、基板9上の所定値以下の幅の複数の微細な配線92にそれぞれ対応する複数の微細な配線領域651を示す画像であり、以下、配線画像65と呼ぶ。
このとき、2値画像生成部43にてスルーホール領域に導電領域と同じ画素値が付与されることにより、配線領域取得部45において基板9上のスルーホール用のランド部95およびスルーホール94に対応する領域が実質的に非配線領域として取り扱われるため、基板9上にスルーホール94がずれて形成された場合にランド部95の幅が狭くなってランド部95に対応する領域が配線画像中に出現してしまうことが防止される。これにより、スルーホール領域の影響を受けることなく、微細パターン領域である配線領域651を精度よく取得することができる。
配線画像65は検出感度設定部46へと出力され、配線画像65中の配線領域651と他の領域とに異なる欠陥検出感度が設定される(ステップS17)。また、必要に応じて、図7中の微細配線除去後領域641に対しても異なる欠陥検出感度が設定され、例えば、配線領域651、微細配線除去後領域641およびその他の領域の順に大きくなる面積しきい値(検出される欠陥の面積の最小値)が設定される。実際には、レジスト領域に対応する配線画像および非レジスト領域に対応する配線画像のそれぞれにおいて、配線領域651、微細配線除去後領域641およびその他の領域にそれぞれ異なる欠陥検出感度が設定される。
既述のように、欠陥検出装置1では図2のステップS11とステップS12〜S17とが並行して行われる。すなわち、撮像部3にて検査用カラー画像の各画素の値を順次取得しつつ、参照用カラー画像から導かれる配線画像65(および、収縮・膨張画像64)に基づいて欠陥検出感度が設定される。また、このとき、2値画像生成部43にて生成された参照2値画像の各画素の値も欠陥検出部47へと順次出力される(ただし、欠陥検出部47に出力される参照2値画像ではスルーホール領域は背景部と同じ画素値とされる。)。
欠陥検出部47では検査用カラー画像から被検査2値画像が生成され、被検査2値画像の各画素の値と参照2値画像の対応する画素の値とが比較され、欠陥候補が検出される。なお、検査用カラー画像が2値化されることなくそのまま被検査画像として扱われてもよく、この場合、例えば、検査用カラー画像と参照用カラー画像との差分画像を2値化することにより、欠陥候補が検出される。また、検査用カラー画像に所定の処理を施したものが被検査画像とされてもよい(以下同様)。そして、欠陥候補の位置が、レジスト領域または非レジスト領域のいずれに属するか、さらには、配線領域651、微細配線除去後領域641およびその他の領域のいずれの領域に含まれるかによって、異なる欠陥検出感度にて欠陥候補が欠陥であるか否かが判定される。このようにして、欠陥検出部47では欠陥検出感度に従いつつ被検査画像中の欠陥が検出され、検出結果を示す信号Rが出力される(ステップS18)。
なお、上述の例では、検査用カラー画像の取得と並行して欠陥検出感度が設定されたが、例えば、欠陥の存在しない基板が撮像されることにより予め参照用カラー画像が取得されたり、設計データに基づいて参照用カラー画像が生成される場合には、図2のステップS12〜S17は、パターン検査の事前準備として行われてもよい。
以上のように、図1の欠陥検出装置1では、レジスト領域のみを示す2値画像および非レジスト領域を示す2値画像のそれぞれが参照2値画像61として生成される。そして、参照2値画像61において配線領域に対応する画素値と同じ画素値を有する注目領域611に収縮処理を施した後、膨張処理を施して収縮・膨張画像63が取得され、収縮・膨張画像63および参照2値画像61に基づいて配線画像65が自動的に生成される。これにより、操作者が煩雑な作業により領域を設定することなく、レジスト領域および非レジスト領域のそれぞれにおいて、微細パターン領域である微細な配線領域651を容易かつ適切に抽出することができる。また、レジスト領域および非レジスト領域のそれぞれにおいて、配線画像65に基づいて欠陥検出感度の切り替えを行うことで領域に応じた検査が実現され、基板9上のパターンの欠陥を適切に検出することができる。
また、欠陥検出装置1では、必要に応じて図8の配線画像65中の配線領域651に膨張処理が施され、図9に示す膨張処理後の配線画像66がさらに取得されてもよい。膨張処理後の配線画像66は、基板9上の微細な配線92の近傍も含めた領域(図3中において符号921を付す領域)に対応する領域661を示す。配線画像66に基づいて設定される欠陥検出感度に従いつつ被検査画像中の欠陥を検出することにより、基板9上の背景部に存在する欠陥のうち配線92の近傍に存在する欠陥に対しては配線92と同じ検出感度にて細かく、その他の領域に存在する欠陥に対しては粗く検査することが可能となる。
次に、欠陥検出装置1による欠陥を検出する処理の他の例について説明を行う。図10は、他の例に係る欠陥を検出する処理の流れを示す図であり、図2のステップS16とステップS17との間に行われる処理を示している。なお、本処理例では、図1中の特定配線領域抽出部48が利用される。
他の例に係る欠陥検出処理では上記の配線画像65と共に、もう1つの配線画像が生成される。具体的には、図2のステップS14において、収縮処理の度合いを上記処理より大きくして収縮画像が取得される。このとき、収縮画像中の注目領域において基板9上の配線92に対応する領域および配線93に対応する領域の双方が消失する(図5参照)。続いて、この収縮処理と同程度の膨張処理が残存する注目領域に対して施され、配線92,93に対応する領域が存在しない収縮・膨張画像が取得される(図6参照)(ステップS15)。そして、この収縮・膨張画像と参照2値画像61とが比較されることにより、図11に示すようにもう1つの配線画像65aが取得される(ステップS16)。配線画像65a中には、基板9上の配線92に対応する配線領域651および配線93に対応する配線領域652が存在する。
特定配線領域抽出部48では、収縮・膨張部44および配線領域取得部45により、収縮処理および膨張処理の度合いを変更して生成された2つの配線画像65,65aに対して、差分画像を生成することにより、図12に示すように基板9上の配線93に対応する特定の幅の配線領域652のみを示す配線画像65bが取得される(ステップS21)。そして、配線画像65,65bに基づいて、基板9上の配線92に対応する配線領域651、配線93に対応する配線領域652、および、その他の領域にそれぞれ異なる欠陥検出感度が設定され(ステップS17)、欠陥検出感度に従いつつ被検査画像中の欠陥が検出される(ステップS18)。
以上のように、他の例に係る欠陥検出処理では、特定配線領域抽出部48により検出感度設定部46にて利用される特定の微細パターン領域である配線領域652がさらに取得される。これにより、基板9上の配線92,93にそれぞれ対応する特定の幅の配線領域651,652にそれぞれ独立した欠陥検出感度を設定して高度に欠陥を検出することができる。なお、図12の配線画像65b中の配線領域652に対して膨張処理が施され、基板9上の配線93の近傍も含めた領域(図3中において符号931を付す領域)に対応する領域を示す画像が取得されてもよい。この場合、基板9上の背景部に存在する欠陥のうち配線93の近傍に存在する欠陥に対して配線93と同じ欠陥検出感度が付与される。
次に、欠陥検出装置1による欠陥を検出する処理のさらに他の例について説明を行う。本処理例では、撮像部3により取得される検査用カラー画像に基づいて配線画像が生成される。
具体的には、図1中において破線にて示すように、撮像部3が前処理部42にさらに接続され、撮像部3にて取得された検査用カラー画像が前処理部42および欠陥検出部47に出力される(図2:ステップS11)。そして、検査用カラー画像から基板9上のレジストが付与された領域に対応するレジスト領域、非レジスト領域、および、スルーホール94に対応するスルーホール領域が取得され(ステップS12)、2値画像生成部43にてレジスト領域のみを示す2値画像および非レジスト領域のみを示す2値画像のそれぞれが被検査2値画像として生成される(ステップS13)。なお、以下の説明では、2つの2値画像を結合した1つの被検査2値画像が取り扱われるものとする。
図13は、検査用カラー画像から生成された被検査2値画像67を示す図である。実際の基板9上の背景部には微小な不要物が存在している場合があり、生成された被検査2値画像67では不要物に対応する領域671aが基板9上の導電部に対応する領域と同じ画素値とされてしまい、以下の処理では、導電領域、スルーホール領域および不要物に対応する領域が注目領域671として取り扱われる。
続いて、被検査2値画像67において注目領域671に対して収縮処理および膨張処理が施されて収縮・膨張画像が取得され(ステップS14,S15)、収縮・膨張画像と被検査2値画像67との差分画像が生成されて図14に示す配線画像68が取得される(ステップS16)。図14の配線画像68では、配線領域681に加えて不要物に対応する領域671aが残存している。
配線領域取得部45では、所定の度合いにて膨張処理が施された参照2値画像が準備され、この参照2値画像の各画素の値と配線画像68の対応する画素の値との論理積が演算され、図15に示すように、演算結果を各画素の値とする配線画像68aが生成される。言い換えると、膨張処理が施された参照2値画像で配線画像68をマスクすることにより、配線画像68が修正されて修正後の配線画像68aが取得される。そして、配線画像68aに基づいて設定される欠陥検出感度に従いつつ被検査画像中の欠陥が検出される(ステップS17,S18)。
以上のように、さらに他の例に係る欠陥検出処理では、実際に基板9を撮像することにより取得された検査用カラー画像に基づく被検査2値画像67から配線画像68が導かれる。そして、配線画像68が膨張後の参照2値画像を用いて修正され、修正後の配線画像68aに基づいて欠陥検出感度が設定される。被検査2値画像67から配線画像68が生成されることにより、欠陥検出装置1では、基板9が変形等することによりパターンに位置ずれが生じている場合であっても、実際のパターンに応じた領域を抽出して欠陥検出感度を設定し、位置ずれを考慮した欠陥検出を行うことができる。さらに、参照2値画像を利用して被検査2値画像67に起因するノイズを除去することができる。
図16は、本発明の第2の実施の形態に係る欠陥検出装置1aの構成の一部を示す図である。図16の欠陥検出装置1aでは図1の欠陥検出装置1と比較して、配線領域取得部45が微細背景領域取得部45aに置き換えられ、2値画像生成部43と検出感度設定部46との間には、さらに、収縮・膨張部44および微細背景領域取得部45aと並列に膨張部49および周辺領域取得部50が設けられる。他の構成は、図1と同様である。
図17は、欠陥検出装置1aが欠陥を検出する処理の流れを示す図であり、図2のステップS14〜S16に代えて行われる処理である。図17の処理では、基板9上の導電部の周辺の領域に対応する領域が抽出される。以下、この処理について説明するが、図16中の収縮・膨張部44および微細背景領域取得部45aは本処理では利用されず、これらを利用する処理については後述する。
欠陥検出装置1aでは、第1の実施の形態と同様に、参照用カラー画像から図4に示す参照2値画像61が生成される(図2:ステップS13)。このとき、既述のように、参照2値画像61では導電領域およびスルーホール領域に同じ画素値「1」が付与されている。続いて、膨張部49では参照2値画像61中の配線領域に対応する画素値と同じ画素値「1」を有する注目領域611に膨張処理を施すことにより、図18に示すように膨張後の注目領域711を示す膨張画像71が取得される(ステップS31)。なお、膨張処理の度合いは、基板9上の導電部の周辺の抽出対象の範囲に応じて予め決定される。
周辺領域取得部50では、膨張画像71の各画素の値と参照2値画像61の対応する画素の値との排他的論理和を求めて膨張画像71と参照2値画像61との差分画像を生成することにより、図19に示すように参照2値画像61中の注目領域611の周辺領域721を示す周辺領域画像72が取得される(ステップS32)。そして、参照2値画像61および周辺領域画像72に基づいて参照2値画像61中の注目領域611、周辺領域721およびその他の領域のそれぞれに異なる欠陥検出感度が設定され(図2:ステップS17)、欠陥検出感度に従いつつ、撮像部3により取得される被検査画像中の欠陥が検出される(ステップS18)。
以上のように、図16の欠陥検出装置1aでは、参照2値画像61の注目領域611を膨張した膨張画像71と参照2値画像61とに基づいて注目領域611の周辺領域721を示す周辺領域画像72が取得される。これにより、操作者が煩雑な作業により領域を設定することなく、参照2値画像61中の注目領域611から一定の範囲内の周辺領域721を容易に抽出することができ、基板9上の背景部において導電部に近い領域および導電部から離れた領域にそれぞれ対応する参照2値画像61中の2つの領域に、それぞれ独立して欠陥検出感度を設定することが実現され、その結果、基板9上のパターンの欠陥を適切に検出することができる。
次に、図16の欠陥検出装置1aにおける欠陥検出処理の他の例について説明する。他の例に係る欠陥検出処理では、図16中の収縮・膨張部44および微細背景領域取得部45aが利用されるとともに、図17の処理に並行して図2のステップS14〜S16に準じた処理が行われる。以下、図2のステップS14〜S16に準じた処理について説明する。
収縮・膨張部44では、図4の参照2値画像61において背景に対応する画素値「0」を有する背景領域(図4中において、平行斜線を付していない領域)に収縮処理を施すことにより、収縮画像が取得される(図2:ステップS14)。すなわち、背景領域が上述の注目領域としての取り扱いを受ける。この収縮画像では、例えば、基板9上の配線間等、幅が狭い背景部に対応する領域(以下、「微細背景領域」という。)が消失することとなる。続いて、収縮画像中に残存する背景領域に収縮処理と同程度の膨張処理を施すことにより、微細背景領域が消失した収縮・膨張画像が取得される(ステップS15)。そして、微細背景領域取得部45aにおいて、収縮・膨張画像と参照2値画像61との差分画像を生成することにより微細背景領域を示す微細背景画像が取得され、さらに、ステップS32にて求められる周辺領域画像72と微細背景画像とを比較することにより周辺領域721から微細背景領域が分離される(ステップS16)。
検出感度設定部46では、微細背景領域に周辺領域とは異なる欠陥検出感度が設定され(ステップS17)、欠陥検出感度に従いつつ被検査画像中の欠陥が検出される(ステップS18)。これにより、欠陥検出装置1aでは、周辺領域721から微細背景領域を分離して基板9上に形成された配線を含むパターンの欠陥の検出を高度に行うことができる。
また、図16の欠陥検出装置1aにおいても、撮像部3にて取得された検査用カラー画像から導かれる2値画像である被検査2値画像に基づいて周辺領域画像および微細背景画像が生成されてもよい。この場合、周辺領域取得部50では、被検査2値画像から生成された周辺領域画像が、膨張処理が施された参照2値画像でマスクすることにより修正される。被検査2値画像から周辺領域画像を生成することにより、パターンの位置ずれを考慮した欠陥検出を行うことができ、さらに、膨張された参照2値画像を用いて被検査2値画像に起因するノイズを除去することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記第1実施の形態において、参照2値画像61中の背景領域に膨張処理を施した後に収縮処理が施されて膨張・収縮画像が取得され、膨張・収縮画像に基づいて配線画像が生成されてもよい。すなわち、上記実施の形態において、被検査2値画像または参照2値画像中の(配線領域を含む)注目領域に膨張処理を施すことは背景領域に収縮処理を施すことと等価であり、注目領域に収縮処理を施すことは背景領域に膨張処理を施すことと等価である。
また、上記第1の実施の形態における処理と第2の実施の形態における処理とを組み合わせることにより、配線領域、周辺領域および微細背景領域をそれぞれ取得して、より高度な欠陥検出処理を行うことも可能である。
欠陥検出処理を高速に行う必要がない場合には、欠陥検出処理に係る各構成(ただし、撮像部3を除く)の機能の全部または一部がソフトウェアにて実現されてもよい。欠陥検出装置において、対象画像から配線領域を抽出する配線領域抽出装置としての機能は、欠陥を検出する用途以外に利用することも可能である。さらに、欠陥検出装置における検査対象のパターンが形成された基板9は、プリント配線基板以外に、半導体基板やガラス基板等の配線基板であってもよい。
欠陥検出装置の構成を示す図である。 欠陥を検出する処理の流れを示す図である。 基板上の検査領域を示す図である。 参照2値画像を示す図である。 収縮画像を示す図である。 収縮・膨張画像を示す図である。 新たな収縮・膨張画像を示す図である。 配線画像を示す図である。 膨張処理後の配線画像を示す図である。 欠陥を検出する処理の流れを示す図である。 配線画像を示す図である。 特定の幅の配線領域を示す配線画像を示す図である。 被検査2値画像を示す図である。 配線画像を示す図である。 修正後の配線画像を示す図である。 第2の実施の形態に係る欠陥検出装置の構成の一部を示す図である。 欠陥を検出する処理の流れを示す図である。 膨張画像を示す図である。 周辺領域画像を示す図である。
符号の説明
1,1a 欠陥検出装置
3 撮像部
9 基板
42 前処理部
43 2値画像生成部
44 収縮・膨張部
45 配線領域取得部
45a 微細背景領域取得部
46 検出感度設定部
47 欠陥検出部
48 特定配線領域抽出部
49 膨張部
50 周辺領域取得部
61 参照2値画像
62 収縮画像
63,64 収縮・膨張画像
65,65a,65b,66,68,68a 配線画像
67 被検査2値画像
71 膨張画像
72 周辺領域画像
92,92a,93 配線
94 スルーホール
611,671,711 注目領域
651,652,681 配線領域
721 周辺領域
S11,S14〜S18,S31,S32 ステップ

Claims (16)

  1. 基板上に形成された幾何学的なパターンの欠陥を検出する欠陥検出装置であって、
    基板を撮像する撮像部と、
    前記撮像部にて取得された被検査画像に基づく被検査2値画像および参照2値画像のうちの一方の画像中の特定の画素値を有する注目領域に収縮処理を施して収縮画像を取得し、前記収縮画像中に残存する前記注目領域に前記収縮処理と同程度の膨張処理を施して収縮・膨張画像を取得する収縮・膨張部と、
    前記収縮・膨張画像と前記一方の画像との差分画像を微細パターン領域を示す微細パターン画像として生成する微細パターン領域取得部と、
    前記微細パターン領域と他の領域とに異なる欠陥検出感度を設定する検出感度設定部と、
    前記欠陥検出感度に従いつつ前記被検査画像中の欠陥を検出する欠陥検出部と、
    を備えることを特徴とする欠陥検出装置。
  2. 請求項1に記載の欠陥検出装置であって、
    前記収縮・膨張部および前記微細パターン領域取得部により収縮処理および膨張処理の度合いを変更して生成された2つの微細パターン画像に対して、差分画像を生成することにより前記検出感度設定部にて利用される特定の微細パターン領域を取得する特定微細パターン領域抽出部をさらに備えることを特徴とする欠陥検出装置。
  3. 請求項1または2に記載の欠陥検出装置であって、
    前記一方の画像が前記被検査2値画像であり、
    前記微細パターン領域取得部が、膨張処理が施された前記参照2値画像で前記微細パターン画像をマスクすることにより修正することを特徴とする欠陥検出装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、
    前記基板が配線基板であり、前記注目領域が前記被検査2値画像において配線領域に対応する画素値と同じ画素値を有する領域であることを特徴とする欠陥検出装置。
  5. 請求項4に記載の欠陥検出装置であって、
    前記撮像部にて取得されるカラー画像または参照用のカラー画像から前記基板上のスルーホールに対応するスルーホール領域を取得するスルーホール領域取得部をさらに備え、
    前記微細パターン領域取得部が、前記スルーホール領域に基づいて、前記基板上の前記スルーホール用のランド部および前記スルーホールに対応する領域を実質的に非配線領域として取り扱うことを特徴とする欠陥検出装置。
  6. 請求項4に記載の欠陥検出装置であって、
    前記撮像部にて取得されるカラー画像または参照用のカラー画像から前記基板上のレジストが付与された領域に対応するレジスト領域を取得するレジスト領域取得部と、
    前記レジスト領域のみを示す2値画像および非レジスト領域のみを示す2値画像のそれぞれを前記一方の画像として生成する2値画像生成部と、
    をさらに備えることを特徴とする欠陥検出装置。
  7. 基板上に形成された配線を含む幾何学的なパターンを示す対象画像から配線領域を抽出する配線領域抽出装置であって、
    2値画像である対象画像において配線領域に対応する画素値と同じ画素値を有する注目領域に収縮処理を施して収縮画像を取得し、前記収縮画像中に残存する前記注目領域に前記収縮処理と同程度の膨張処理を施して収縮・膨張画像を取得する収縮・膨張部と、
    前記収縮・膨張画像と前記対象画像との差分画像を配線領域を示す配線画像として生成する配線領域取得部と、
    を備えることを特徴とする配線領域抽出装置。
  8. 請求項7に記載の配線領域抽出装置であって、
    前記収縮・膨張部および前記配線領域取得部により収縮処理および膨張処理の度合いを変更して生成された2つの配線画像に対して、差分画像を生成することにより特定の配線領域を取得する特定配線領域抽出部をさらに備えることを特徴とする配線領域抽出装置。
  9. 請求項7または8に記載の配線領域抽出装置であって、
    基板を撮像して取得されるカラー画像または参照用のカラー画像から前記基板上のスルーホールに対応するスルーホール領域を取得するスルーホール領域取得部をさらに備え、
    前記配線領域取得部が、前記スルーホール領域に基づいて、前記基板上の前記スルーホール用のランド部および前記スルーホールに対応する領域を実質的に非配線領域として取り扱うことを特徴とする配線領域抽出装置。
  10. 請求項7または8に記載の配線領域抽出装置であって、
    基板を撮像して取得されるカラー画像または参照用のカラー画像から前記基板上のレジストが付与された領域に対応するレジスト領域を取得するレジスト領域取得部と、
    前記レジスト領域のみを示す2値画像および非レジスト領域のみを示す2値画像のそれぞれを前記対象画像として生成する2値対象画像生成部と、
    をさらに備えることを特徴とする配線領域抽出装置。
  11. 基板上に形成された幾何学的なパターンの欠陥を検出する欠陥検出装置であって、
    基板を撮像する撮像部と、
    前記撮像部にて取得された被検査画像に基づく被検査2値画像および参照2値画像のうちの一方の画像中の特定の画素値を有する注目領域に膨張処理を施して膨張画像を取得する膨張部と、
    前記膨張画像と前記一方の画像との差分画像を前記注目領域の周辺領域を示す周辺領域画像として生成する周辺領域取得部と、
    前記周辺領域と他の領域とに異なる欠陥検出感度を設定する検出感度設定部と、
    前記欠陥検出感度に従いつつ前記被検査画像中の欠陥を検出する欠陥検出部と、
    を備えることを特徴とする欠陥検出装置。
  12. 請求項11に記載の欠陥検出装置であって、
    前記一方の画像が前記被検2値査画像であり、
    前記周辺領域取得部が、膨張処理が施された前記参照2値画像で前記周辺領域画像をマスクすることにより修正することを特徴とする欠陥検出装置。
  13. 請求項11または12に記載の欠陥検出装置であって、前記基板が配線基板であり、前記注目領域が前記被検査2値画像において配線領域に対応する画素値と同じ画素値を有する領域であり、
    前記欠陥検出装置が、
    前記被検査2値画像および前記参照2値画像のうちの一方の画像中の背景に対応する画素値を有する背景領域に収縮処理を施して収縮画像を取得し、前記収縮画像中に残存する前記背景領域に前記収縮処理と同程度の膨張処理を施して収縮・膨張画像を取得する収縮・膨張部と、
    前記収縮・膨張画像と前記一方の画像との差分画像を微細背景領域を示す微細背景画像として生成することにより、前記周辺領域から前記微細背景領域を分離する微細背景領域取得部と、
    をさらに備え、
    前記検出感度設定部が、前記微細背景領域に前記周辺領域とは異なる欠陥検出感度を設定することを特徴とする欠陥検出装置。
  14. 基板上に形成された幾何学的なパターンの欠陥を検出する欠陥検出方法であって、
    基板を撮像する工程と、
    撮像により取得された被検査画像に基づく被検査2値画像および参照2値画像のうちの一方の画像中の特定の画素値を有する注目領域に収縮処理を施して収縮画像を取得する工程と、
    前記収縮画像中に残存する前記注目領域に前記収縮処理と同程度の膨張処理を施して収縮・膨張画像を取得する工程と、
    前記収縮・膨張画像と前記一方の画像との差分画像を微細パターン領域を示す微細パターン画像として生成する工程と、
    前記微細パターン領域と他の領域とに異なる欠陥検出感度を設定する工程と、
    前記欠陥検出感度に従いつつ前記被検査画像中の欠陥を検出する工程と、
    を備えることを特徴とする欠陥検出方法。
  15. 基板上に形成された配線を含む幾何学的なパターンを示す対象画像から配線領域を抽出する配線領域抽出方法であって、
    2値画像である対象画像において配線領域に対応する画素値と同じ画素値を有する注目領域に収縮処理を施して収縮画像を取得する工程と、
    前記収縮画像中に残存する前記注目領域に前記収縮処理と同程度の膨張処理を施して収縮・膨張画像を取得する工程と、
    前記収縮・膨張画像と前記対象画像との差分画像を配線領域を示す配線画像として生成する工程と、
    を備えることを特徴とする配線領域抽出方法。
  16. 基板上に形成された幾何学的なパターンの欠陥を検出する欠陥検出方法であって、
    基板を撮像する工程と、
    撮像により取得された被検査画像に基づく被検査2値画像および参照2値画像のうちの一方の画像中の特定の画素値を有する注目領域に膨張処理を施して膨張画像を取得する工程と、
    前記膨張画像と前記一方の画像との差分画像を前記注目領域の周辺領域を示す周辺領域画像として生成する工程と、
    前記周辺領域と他の領域とに異なる欠陥検出感度を設定する工程と、
    前記欠陥検出感度に従いつつ前記被検査画像中の欠陥を検出する工程と、
    を備えることを特徴とする欠陥検出方法。
JP2004143794A 2004-05-13 2004-05-13 欠陥検出装置、配線領域抽出装置、欠陥検出方法および配線領域抽出方法 Active JP4518835B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004143794A JP4518835B2 (ja) 2004-05-13 2004-05-13 欠陥検出装置、配線領域抽出装置、欠陥検出方法および配線領域抽出方法
US11/079,659 US20050254699A1 (en) 2004-05-13 2005-03-15 Apparatus and method for detecting defect and apparatus and method for extracting wire area
CNB2005100651234A CN100565196C (zh) 2004-05-13 2005-04-08 缺陷检测装置和方法以及接线区域提取装置和方法
TW094112336A TWI256999B (en) 2004-05-13 2005-04-19 Apparatus and method for detecting defect and apparatus and method for extracting wire area
KR1020050038288A KR100689792B1 (ko) 2004-05-13 2005-05-09 결함 검출장치 및 방법, 배선영역 추출장치 및 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004143794A JP4518835B2 (ja) 2004-05-13 2004-05-13 欠陥検出装置、配線領域抽出装置、欠陥検出方法および配線領域抽出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005326226A true JP2005326226A (ja) 2005-11-24
JP4518835B2 JP4518835B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=35309446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004143794A Active JP4518835B2 (ja) 2004-05-13 2004-05-13 欠陥検出装置、配線領域抽出装置、欠陥検出方法および配線領域抽出方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20050254699A1 (ja)
JP (1) JP4518835B2 (ja)
KR (1) KR100689792B1 (ja)
CN (1) CN100565196C (ja)
TW (1) TWI256999B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008232814A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Shimadzu Corp X線異物検査装置
JP2012173159A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Denso Corp 仮組み用ワイヤ残留検出装置および仮組み用ワイヤ残留検出方法
JP2013205176A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Hitachi Chemical Co Ltd 配線基板の検査方法
JP2015161622A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 大日本印刷株式会社 外観検査装置、外観検査方法、およびプログラム
JP2020144691A (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 株式会社Screenホールディングス 代表色決定方法、検査装置、検査方法およびプログラム

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5015721B2 (ja) * 2007-03-30 2012-08-29 大日本スクリーン製造株式会社 欠陥検査装置、欠陥検査プログラム、図形描画装置および図形描画システム
US8300918B2 (en) * 2007-03-30 2012-10-30 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Defect inspection apparatus, defect inspection program, recording medium storing defect inspection program, figure drawing apparatus and figure drawing system
JP5480149B2 (ja) * 2008-09-18 2014-04-23 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 検査対象物の欠陥の発見を支援するシステム及び方法
TWI408362B (zh) * 2009-10-19 2013-09-11 Innolux Corp 陣列基板與液晶面板的自動檢測方法,製程機台及其陣列基板自動檢測裝置
US9092842B2 (en) * 2011-08-04 2015-07-28 Sharp Laboratories Of America, Inc. System for defect detection and repair
CN103106396B (zh) * 2013-01-06 2016-07-06 中国人民解放军91655部队 一种危险区域检测方法
CN103969853B (zh) * 2013-02-05 2016-06-01 北京京东方光电科技有限公司 阵列基板及其检测方法和检测装置
JP2015025758A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 Hoya株式会社 基板検査方法、基板製造方法および基板検査装置
WO2016051807A1 (ja) * 2014-10-02 2016-04-07 日本特殊陶業株式会社 判定方法、レーザ装置、及びセンサの製造方法
CN105891232A (zh) * 2014-12-23 2016-08-24 北京金晶智慧有限公司 一种快速检查大面积Low-E镀膜玻璃膜层缺陷的方法
US9983148B2 (en) * 2015-05-28 2018-05-29 Kla-Tencor Corporation System and method for production line monitoring
KR102592921B1 (ko) * 2015-12-31 2023-10-23 삼성전자주식회사 패턴 결함 검사 방법
JP6617963B2 (ja) 2016-02-17 2019-12-11 株式会社Screenホールディングス 基板保持状態の異常検査の検査領域の自動決定方法および基板処理装置
CN110021005B (zh) * 2018-01-05 2022-03-15 财团法人工业技术研究院 电路板瑕疵筛选方法及其装置与计算机可读取记录介质
CN111382615A (zh) * 2018-12-28 2020-07-07 致茂电子(苏州)有限公司 影像检测方法
US11374374B2 (en) 2019-08-09 2022-06-28 The Boeing Company Method and system for alignment and insertion of wire contact with wire contact insertion holes of a connector
CN110473798B (zh) * 2019-08-19 2021-10-19 上海华力微电子有限公司 一种晶圆表面超小尺寸缺陷检测方法
US11151405B1 (en) * 2020-06-19 2021-10-19 The Boeing Company Method and system for machine vision detection
US11670894B2 (en) 2020-06-19 2023-06-06 The Boeing Company Method and system for error correction in automated wire contact insertion within a connector
US11599988B2 (en) * 2020-09-11 2023-03-07 Super Micro Computer, Inc. Inspection of circuit boards for unauthorized modifications
CN114862897A (zh) * 2022-04-24 2022-08-05 北京百度网讯科技有限公司 一种图像背景处理方法、装置及电子设备
CN114627113B (zh) * 2022-05-12 2022-07-29 成都数之联科技股份有限公司 一种印制电路板缺陷检测方法及系统及装置及介质
CN115661148B (zh) * 2022-12-26 2023-04-11 视睿(杭州)信息科技有限公司 一种晶圆晶粒排列检测方法及系统
CN116245876A (zh) * 2022-12-29 2023-06-09 摩尔线程智能科技(北京)有限责任公司 缺陷检测方法、装置、电子设备、存储介质和程序产品
CN115753778B (zh) * 2023-01-10 2023-07-07 泉州海关综合技术服务中心 一种茶叶灰分测定方法和系统

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6232583A (ja) * 1985-08-05 1987-02-12 Toshiba Corp 濃淡画像の処理方法
JPH01276003A (ja) * 1988-04-28 1989-11-06 Seiko Instr Inc 微小部品の位置認識方法
JPH02108167A (ja) * 1988-10-17 1990-04-20 Hitachi Constr Mach Co Ltd 光学検査装置
JPH03134545A (ja) * 1989-10-19 1991-06-07 Kubota Corp 粒状物検査システム
JPH04169803A (ja) * 1990-11-02 1992-06-17 Hitachi Ltd 検査方法及びその装置
JPH0591411A (ja) * 1991-09-27 1993-04-09 Omron Corp 画像処理装置
JPH06288739A (ja) * 1993-02-03 1994-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 配線パターン検査装置
JPH0933449A (ja) * 1995-07-20 1997-02-07 Toyobo Co Ltd シートの微小突起検査装置
JP2002207996A (ja) * 2001-01-10 2002-07-26 Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd パターン欠陥検出方法および装置
JP2003172711A (ja) * 2001-09-26 2003-06-20 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像処理を利用した検査対象物の表面検査
JP2004085543A (ja) * 2002-06-27 2004-03-18 Topcon Corp 外観検査装置及び外観検査方法
JP2004132950A (ja) * 2002-08-09 2004-04-30 Topcon Corp 外観検査装置及び外観検査方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4975972A (en) * 1988-10-18 1990-12-04 At&T Bell Laboratories Method and apparatus for surface inspection
US5848189A (en) * 1996-03-25 1998-12-08 Focus Automation Systems Inc. Method, apparatus and system for verification of patterns
US7817844B2 (en) * 1999-08-26 2010-10-19 Nanogeometry Research Inc. Pattern inspection apparatus and method
US20040081350A1 (en) * 1999-08-26 2004-04-29 Tadashi Kitamura Pattern inspection apparatus and method
JP4139571B2 (ja) * 2001-02-28 2008-08-27 大日本スクリーン製造株式会社 カラー画像の領域分割
US7190832B2 (en) * 2001-07-17 2007-03-13 Amnis Corporation Computational methods for the segmentation of images of objects from background in a flow imaging instrument

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6232583A (ja) * 1985-08-05 1987-02-12 Toshiba Corp 濃淡画像の処理方法
JPH01276003A (ja) * 1988-04-28 1989-11-06 Seiko Instr Inc 微小部品の位置認識方法
JPH02108167A (ja) * 1988-10-17 1990-04-20 Hitachi Constr Mach Co Ltd 光学検査装置
JPH03134545A (ja) * 1989-10-19 1991-06-07 Kubota Corp 粒状物検査システム
JPH04169803A (ja) * 1990-11-02 1992-06-17 Hitachi Ltd 検査方法及びその装置
JPH0591411A (ja) * 1991-09-27 1993-04-09 Omron Corp 画像処理装置
JPH06288739A (ja) * 1993-02-03 1994-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 配線パターン検査装置
JPH0933449A (ja) * 1995-07-20 1997-02-07 Toyobo Co Ltd シートの微小突起検査装置
JP2002207996A (ja) * 2001-01-10 2002-07-26 Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd パターン欠陥検出方法および装置
JP2003172711A (ja) * 2001-09-26 2003-06-20 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像処理を利用した検査対象物の表面検査
JP2004085543A (ja) * 2002-06-27 2004-03-18 Topcon Corp 外観検査装置及び外観検査方法
JP2004132950A (ja) * 2002-08-09 2004-04-30 Topcon Corp 外観検査装置及び外観検査方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008232814A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Shimadzu Corp X線異物検査装置
JP2012173159A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Denso Corp 仮組み用ワイヤ残留検出装置および仮組み用ワイヤ残留検出方法
JP2013205176A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Hitachi Chemical Co Ltd 配線基板の検査方法
JP2015161622A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 大日本印刷株式会社 外観検査装置、外観検査方法、およびプログラム
JP2020144691A (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 株式会社Screenホールディングス 代表色決定方法、検査装置、検査方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
KR100689792B1 (ko) 2007-03-08
CN1696671A (zh) 2005-11-16
TWI256999B (en) 2006-06-21
CN100565196C (zh) 2009-12-02
KR20060045967A (ko) 2006-05-17
US20050254699A1 (en) 2005-11-17
JP4518835B2 (ja) 2010-08-04
TW200540411A (en) 2005-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4518835B2 (ja) 欠陥検出装置、配線領域抽出装置、欠陥検出方法および配線領域抽出方法
TWI412739B (zh) 缺陷檢測方法及缺陷檢測裝置
JP5234639B2 (ja) スルーホールの検査装置
JP2007033073A (ja) 欠陥検査方法及び外観検査装置
JP2018096908A (ja) 検査装置及び検査方法
JP2005172559A (ja) パネルの線欠陥検出方法及び装置
JP4131804B2 (ja) 実装部品検査方法
JP2005106725A (ja) 被検査物の外観検査方法及び外観検査装置
JP2004296592A (ja) 欠陥分類装置、欠陥分類方法およびプログラム
JP2002005850A (ja) 欠陥検査方法及びその装置、マスクの製造方法
JP2006284617A (ja) パターン検査方法
JP2003203218A (ja) 外観検査装置および方法
KR101053779B1 (ko) 디스플레이 수단의 메탈 마스크 검사 방법
JP2500758B2 (ja) プリント基板パタ―ン検査装置
JP2712803B2 (ja) 配線パターン検査装置
JP2004286708A (ja) 欠陥検出装置、方法及びプログラム
JP2524000B2 (ja) パタ―ン検査装置
JPH0786468B2 (ja) プリント基板のパターン検査方法
JP2676990B2 (ja) 配線パターン検査装置
JP2004276476A (ja) 印刷物検査装置、印刷物検査方法、印刷物検査処理プログラム及び当該プログラムが記録された記録媒体
JP2008292342A (ja) エッジ欠陥検出方法、そのプログラム、および検出装置
JP2850601B2 (ja) プリント基板パターン検査装置
JP2529505B2 (ja) 配線パタ―ン検査装置
JPS6135303A (ja) パタ−ン欠陥検査装置
JPH0333983A (ja) 物体位置検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100518

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4518835

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250