JP2005247786A - 歯磨剤組成物及び歯磨剤製品 - Google Patents

歯磨剤組成物及び歯磨剤製品 Download PDF

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Abstract

【解決手段】 ビタミンE又はその誘導体、アニオン性界面活性剤、及び研磨剤を含有する歯磨剤組成物に、炭素数14〜18のアルキル基を有し、エチレンオキサイドの平均付加モル数が3〜8であるポリオキシエチレンアルキルエーテルと、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜80であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とを1:9〜9:1の質量比率で混合分散させてなる界面活性剤を配合したことを特徴とする歯磨剤組成物。
【効果】 本発明の歯磨剤組成物は、長期保管後においてもビタミンE又はその誘導体の容器等への吸着が少なく、ビタミンE又はその誘導体の薬効が持続的に発揮されて、外観安定性に優れ、製造が容易で、かつ良好な起泡性及び味を有する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ビタミンE又はその誘導体を含有する歯磨剤組成物に関し、更に詳述すると、ビタミンE又はその誘導体が容器内に安定に保持され、外観安定性に優れ、かつ十分な起泡性が確保されて、製造が容易であり、味のよい歯磨剤組成物に関する。また、本発明は、かかる歯磨剤組成物が特定容器に収容された歯磨剤製品に関する。
歯周疾患は歯牙を喪失する大きな原因の一つに数えられ、その予防はQOL(Quality of Life)の向上にもつながるものと期待されている。歯周疾患の予防には血行促進による代謝の活性化が有効であるとされ、ビタミンE又はその誘導体や塩化ナトリウム、生薬等が歯磨剤・洗口剤をはじめとする口腔用組成物に配合されている。中でも、ビタミンE又はその誘導体は効果が高いことから広く用いられている。このビタミンE又はその誘導体は油溶性であるため、歯磨剤に配合する場合には界面活性剤を用いて可溶化することが広く行われている。
本発明で言うビタミンEは、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、あるいはこれらの混合物のことである。また、本発明のビタミンE誘導体は、ビタミンEの水酸基の部分にエステル基が導入された化合物であり、代表的なものとしては、酢酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロールが挙げられる。
しかしながら、ビタミンE又はその誘導体は、容器最内層への吸着による経時における残存量の低下や、酸化分解作用により製剤の変色の原因となるなど、製剤中に安定配合することに問題がある。
これまでに、ビタミンE又はその誘導体の安定性向上のために種々の検討がなされている。特に容器への吸着に関しては、アニオン界面活性剤を配合すると容器への吸着が促進されることがわかっている。そのために、容器への吸着に対しては、種々の容器材質に変更する検討がなされている(特許文献1:特開平1−305021号公報、特許文献2:特開平2−69411号公報)。しかし、特許文献1は特定のアクリルニトリル共重合体を最内層とする容器を用いる技術であるが、容器が硬くなるため、チューブ最内層とした場合に絞り出しにくいという問題があり、特許文献2は胴部、肩部の最内層を高密度ポリエチレン、ポリプロピレンもしくは金属で架橋した低密度ポリエチレンで形成した容器を用いる技術であるが、特殊な容器を用いるためにコスト面で問題があった。
上記以外にも容器に関する技術がいくつか提案されており、例えば、本出願人は、香料を含有する液体口腔用組成物を最内層がキャスティングポリプロピレンの容器に充填してなる包装体の技術を提案している(特許文献3:特開2000−191485号公報)。ここには酢酸トコフェロールとポリオキシエチレン(20)セチルエーテルを併用する実施例が示されているが、酢酸トコフェロールの安定性については言及されていない。また、アニオン性界面活性剤、研磨剤、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有しておらず、更にポリオキシエチレンアルキルエーテルのエチレンオキサイドの平均付加モル数を3〜8にする記載もない。しかも、キャスティングポリプロピレンを最内層としてチューブを作製した場合、チューブが硬くなり、使用性に問題があり、この公報記載の技術は、歯磨剤組成物中におけるビタミンE又はその誘導体の容器への吸着を防ぐ技術とは異なる。
組成面では、重炭酸ナトリウム等の塩(特許文献4:特開昭63−192712号公報)や塩酸、硫酸、炭酸、リン酸等の塩(特許文献5:特開昭62−161715号公報)を配合することによって、アニオン界面活性剤のミセル構造がリジッドになり、ビタミンE又はその誘導体の容器吸着が抑えられることが知られている。しかし、この技術では、配合できる粘結剤が耐塩性のものに限定されたり、塩が有する金属味や苦味等のために香味に制約が生じる等の問題があった。なお、特許文献4にはポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルとアニオン界面活性剤のいずれか一方とビタミンE誘導体を配合した例が記載されているが、3者を併用した例は記載がなく、また本発明に用いるポリオキシエチレンアルキルエーテルとポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルとは異なる。
アニオン界面活性剤を、口腔清掃、製剤の口腔内分散性、香料やビタミンE又はその誘導体等の油溶性成分可溶化のため、0.3%以上、好ましくは0.5〜2.0%配合し、更にポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合する技術も提案されている(特許文献6:特開昭58−96012号公報)。この技術によれば、塩添加の場合と同様にアニオン界面活性剤のミセル構造がリジッドになり、ビタミンE又はその誘導体の容器への吸着を抑制することができる。しかしながら、ビタミンE又はその誘導体は油っぽい味を有するため、長時間ブラッシングして口腔粘膜に適用することが困難であるという問題がある。
一方、酢酸dl−α−トコフェロールとラウリル硫酸ナトリウムと無水シリカとポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体を含有する口腔用組成物を最内層が合成樹脂の容器に収容する技術が提案されている(特許文献7:特開平10−139641号公報)が、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体とアニオン性界面活性剤を併用すると起泡力が低下するという問題がある。更に、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体は溶解性が悪いため、ダマになりやすく、歯磨剤の製造が困難であるという問題がある。
また、酢酸トコフェロールとポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油とポリオキシエチレン(8)トリデシルエーテルを併用したマウスウォッシュの技術が知られている(特許文献8:特開平11−255629号公報参照)が、この技術は微生物集合体へのカチオン性殺菌剤の浸透性を高めることを目的としたもので、酢酸トコフェロールの安定性に関しては言及されておらず、その実施例から得られる効果としてはプラークモデルを用いた殺菌力試験法における塩化セチルピリジニウムの殺菌力促進のみが記載されている。しかも、研磨剤を含有する歯磨剤組成物である本発明とは剤型が異なり、かつポリオキシエチレンアルキルエーテルのアルキル鎖の鎖長が異なる。更に、この技術にはアニオン界面活性剤が用いられていないため、アニオン界面活性剤とビタミンE及びその誘導体を併用した際に生じる問題がそもそも発生しない。
なお、本出願人は、ビタミンE又はその誘導体、アニオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤を含有する口腔用組成物にアスコルビン酸リン酸エステル塩を配合することにより、ビタミンE又はその誘導体を安定化配合する技術を提案している(特願2003−124644号明細書参照)。
また、本出願人は、ビタミンE及びその誘導体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びアニオン性界面活性剤を含有する歯磨剤組成物を最内層がポリエチレンにて形成された容器に充填する技術(特願2003−42816号明細書参照)を提案している。
従って、特殊な容器を用いることなく、しかも、製剤の起泡性を損なわず、味が油っぽくなく、外観安定性に優れ、製造が容易で、ビタミンE又はその誘導体が安定配合され得る歯磨剤組成物の開発が求められていた。
特開平1−305021号公報 特開平2−69411号公報 特開2000−191485号公報 特開昭63−192712号公報 特開昭62−161715号公報 特開昭58−96012号公報 特開平10−139641号公報 特開平11−255629号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、長期保管後においてもビタミンE又はその誘導体の容器への吸着が少なく、ビタミンE又はその誘導体が長期に亘って安定配合されてその効果が持続的に発揮され、外観安定性に優れ、かつ十分な起泡力を有し、製造が容易で、味がよい歯磨剤組成物及びこの歯磨剤組成物を容器に収容した歯磨剤製品を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、研磨剤を含有する歯磨剤組成物にビタミンE又はその誘導体を配合するに際し、ビタミンE又はその誘導体に、アニオン性界面活性剤と、炭素数14〜18のアルキル基を有しエチレンオキサイドの平均付加モル数が3〜8であるポリオキシエチレンアルキルエーテルとエチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜80であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とを1:9〜9:1の質量比率で混合分散させてなる界面活性剤とを組み合わせて配合することにより、長期保存後においてもビタミンE又はその誘導体の容器への吸着が少なく、ビタミンE又はその誘導体が安定配合されてその薬効が持続的に発揮され、しかも外観安定性に優れ、起泡力が高く、製造が容易で、味がよい歯磨剤組成物が得られることを見出した。
なお、本発明における研磨剤を含有する歯磨剤組成物中でのアニオン性界面活性剤の良好な発泡性とビタミンE又はその誘導体の安定化の確保は、炭素数14〜18のアルキル基を有しエチレンオキサイドの平均付加モル数が3〜8であるポリオキシエチレンアルキルエーテルとエチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜80であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とを1:9〜9:1の質量比率で混合分散させた界面活性剤混合物の複合ミセル中で、アニオン性界面活性剤の安定性・配向性が改善されたためと推定され、本発明によれば、上記特定成分を組み合わせて配合することにより、上記したような優れたビタミンE又はその誘導体の安定性及び発泡性を確保でき、油っぽさがなく、ビタミンE又はその誘導体及びアニオン性界面活性剤を配合した歯磨剤組成物の上記課題を解決できるものである。
従って、本発明は、ビタミンE又はその誘導体、アニオン性界面活性剤、及び研磨剤を含有する歯磨剤組成物に、炭素数14〜18のアルキル基を有し、エチレンオキサイドの平均付加モル数が3〜8であるポリオキシエチレンアルキルエーテルと、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜80であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とを1:9〜9:1の質量比率で混合分散させてなる界面活性剤を配合したことを特徴とする歯磨剤組成物を提供する。また、本発明は、この歯磨剤組成物を容器最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填したことを特徴とする歯磨剤製品を提供する。
本発明の歯磨剤組成物は、長期保管後においてもビタミンE又はその誘導体の容器等への吸着が少なく、ビタミンE又はその誘導体の薬効が持続的に発揮されて、外観安定性に優れ、製造が容易で、かつ良好な起泡性及び味を有する。
本発明の歯磨剤組成物に配合されるビタミンE又はその誘導体としては、歯磨剤組成物に通常配合される種々のビタミンE又はその誘導体、例えばdl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等が挙げられる。本発明では、これらの中でも色が無色ないし淡黄色で製剤の色調や外観にほとんど影響を与えない点で酢酸dl−α−トコフェロールが特に好ましい。この酢酸dl−α−トコフェロールは、例えば、酢酸トコフェロールなる商品名でDSMニュートリション・ジャパン(株)から入手可能である。
ビタミンE又はその誘導体の配合量は、有効性及び味の点で組成物全体の0.01〜5.0質量%、特に0.05〜1.0質量%が好適である。配合量が0.01質量%未満では十分な薬理効果が発揮されない場合があり、また5.0質量%を超えると製剤中への可溶化が困難となり外観安定性に問題を生じたり、油っぽくなって味の点で劣る場合がある。
本発明に使用されるアニオン性界面活性剤は、通常歯磨剤組成物に配合されるものを使用可能である。具体的には、オクチル硫酸、デシル硫酸、ラウリル硫酸、ミリスチル硫酸、パルミチル硫酸及びステアリル硫酸のナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属塩等のアルキル硫酸塩、N−ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ミリストイルサルコシンナトリウム等のアシルサルコシンナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタミン酸ナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム、N−メチル−N−アシルアラニンナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等が使用でき、味や臭いの点で特にアルキル硫酸塩を使用することが好適であり、中でも起泡性に優れるラウリル硫酸ナトリウムを使用することが好ましい。アニオン性界面活性剤の配合量は、起泡性及び味の点からは組成物全体に対して好ましくは0.1〜5.0質量%、より好ましくは0.5〜2.5質量%である。配合量が0.1質量%未満では十分な起泡性が得られない場合があり、5.0質量%を超えると苦味が生じたり口腔内粘膜への刺激が強く使用感が低下する場合がある。
本発明に用いる研磨剤は、シリカゲル、沈降シリカ、アルミノシリケート、ジルコノシリケート、非晶質無水ケイ酸、第2リン酸カルシウム2水和物、第2リン酸カルシウム無水物、第3リン酸カルシウム、第4リン酸カルシウム、第8リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、不溶性メタリン酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライト、ポリメチルメタアクリレート、ナイロンパウダー、シルクパウダー、セルロースパウダー、グルコマンナン等が挙げられる。その配合量は歯牙清掃効果の点で1〜50質量%、特に10〜50質量%とすることが好ましい。1質量%未満では歯牙清掃効果が十分に得られず、50質量%を超えても歯牙清掃効果がそれ以上改善されない場合がある。
本発明の歯磨剤組成物に配合されるポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、下記式(1)
R−O−(EO)nH (1)
(但し、Rは炭素数14〜18のアルキル基を示し、nはエチレンオキサイド(EO)の平均付加モル数を表し、nは3〜8の範囲である。)
で示されるものが使用される。上記ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、炭素数14〜18、好ましくは炭素数16〜18のアルキル基を有するもので、アルキル基の炭素数が14未満では十分な起泡性が得られず、またアルキル基の炭素数が18を超える場合には歯磨使用中に独特の異味・油っぽさが生じる問題がある。このようなポリオキシエチレンアルキルエーテルとして具体的には、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル等が挙げられ、特にポリオキシエチレンステアリルエーテルが好適である。また、上記ポリオキシエチレンアルキルエーテルのエチレンオキサイドの平均付加モル数は3〜8モル、好ましくは3〜5モルの範囲である。平均付加モル数が3モルより低い場合には、歯磨製剤中に液体成分の遊離が生じ、8モルを超えると独特の油っぽさ・香味発現の劣化が起こり、使用感に劣るものとなってしまう。上記ポリオキシエチレンアルキルエーテルの配合量は、起泡性や味の点で組成物全体の0.4〜5.0質量%、特に0.6〜2.5質量%が好適であり、配合量が0.4質量%未満であると使用直後の起泡性が抑制される傾向にあり、また配合量が5.0質量%を超えると苦味や独特のベタツキが発生し、使用感に問題が生じる場合がある。このようなポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、日本エマルジョン(株)のEMALEX105、107、603、605、608、日光ケミカルズ(株)のNIKKOL BS−4、花王(株)のEMALGEN1108、青木油脂工業(株)のBLAUNON CH−305、CH−308、SR−705、SR−707等の市販品を使用することができる。
次に、本発明において、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜80、好ましくは20〜60のものを使用する。平均付加モル数が10モル未満では製剤の低温での肌荒れが生じ、外観が劣化し、また、平均付加モル数が80モルを超えると、ビタミンE又はその誘導体や油溶性有効成分、香料成分等の親油成分の可溶化能が劣り、親油成分が遊離する。上記ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の配合量は、ビタミンE又はその誘導体の安定性や味の点で組成物全体の0.5〜5質量%、特に0.6〜2質量%とすることが好適である。配合量が少なすぎるとビタミンE又はその誘導体の安定性が低下する場合があり、多すぎると独特の苦味が発現し、使用感に問題が生じる場合がある。このようなポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、日光ケミカルズ(株)のNIKKOL HCO−10、HCO−20、HCO−30、HCO−40、HCO−50、HCO−60、HCO−80、日本エマルジョン(株)のHC−10、HC−20、HC−30、HC−40、HC−60、HC−80、青木油脂工業(株)のBLAUNON RCW−20、40、60、80等の市販品を用いることができる。
更に、本発明では、上記のポリオキシエチレンアルキルエーテルとポリオキシエチレン硬化ヒマシ油との配合比を質量比率で1:9〜9:1とするもので、特に3:7〜7:3の範囲で混合分散することが外観安定性、起泡性、味、製造適性の点で望ましい。ポリオキシエチレンアルキルエーテルとポリオキシエチレン硬化ヒマシ油との配合比が1:9より小さいと十分なビタミンE又はその誘導体の安定性が確保されず、配合比が9:1より大きいと十分な起泡性が得られない。
本発明の歯磨剤組成物は、上記ビタミンE又はその誘導体、アニオン性界面活性剤、研磨剤、上記特定炭素数及びエチレンオキサイドの平均付加モル数を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル、特定のエチレンオキサイドの平均付加モル数を有するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を必須に含有するものであるが、本発明では、上記特定のポリオキシエチレンアルキルエーテルと特定のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とを予め混合分散させて界面活性剤混合物を調製し、この界面活性剤混合物と、ビタミンE又はその誘導体、アニオン性界面活性剤、研磨剤、更には他成分を用いて、常法により調製することが好ましい。上記界面活性剤混合物を予め調製することなくポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合した場合は、著しく起泡性が抑制されたり、製剤中に不溶性ツブが発生し、外観が劣化する場合がある。特にポリオキシエチレンアルキルエーテルは融点が低く、室温で固化しやすいため、ダマが発生しやすい。なお、上記特定のポリオキシエチレンアルキルエーテルと特定のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油との混合は、60〜80℃で加熱することで均一な混合物として調製でき、室温ではロウ状の固形物として保管できる。
本発明の歯磨剤組成物には、上記必須成分に加えて任意成分としてその他の添加剤を配合できる。例えば湿潤剤、粘結剤、上記以外の界面活性剤、甘味剤、防腐剤、各種有効成分、pH調整剤、着色剤、香料等を配合でき、これら成分及び上記必須成分と水とを混合して歯磨剤組成物を製造することができる。
湿潤剤としては、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、分子量200〜6000のポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、マルチトール、ラクチトール、エリスリトール、パラチノース、トレハロース等の多価アルコール、糖アルコール等が挙げられ、配合量は通常1〜50質量%、特に1〜40質量%とすることが好ましい。
粘結剤としては、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール、カルボキシビニルポリマー、トラガントガム、グアガム、ヒドロキシプロピルグアガム、タラガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、クインスシードガム、タマリンドガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、セルロース、ジェランガム、ゼラチン、カードラン、アラビアガム、寒天、ペクチン、カゼインナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、プルラン、増粘性シリカ、ビーガム、スメクタイト、ラポナイト、モンモリロナイト、ベントナイト等が挙げられる。配合量は通常、組成物全体の0.1〜5質量%である。
界面活性剤としては、上記特定のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油以外の非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等を本発明の効果を妨げない範囲で添加することができる。例えば、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンアルキルアミン及びポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル及び脂肪酸アルカノールアミド等の非イオン性界面活性剤、アルキルアンモニウム、アルキルベンジルアンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤、酢酸ベタイン、イミダゾリニウムベタイン等の両性界面活性剤等が挙げられる。これら他の界面活性剤の配合量は、組成物全体の0〜5質量%とすることができる。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン、タウマチン、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム等が挙げられる。
防腐剤としては、メチルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベン等のパラベン類、安息香酸及びその塩、サリチル酸及びそのエステルもしくは塩等が挙げられる。
有効成分としては、ビタミンE又はその誘導体以外にフッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化第1スズ、フッ化ストロンチウム、フッ化アンモニウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、チモール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化デカリニウム、塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、ドデシルジアミノエチルグリシン、ヒノキチオール、フェノール等の殺菌剤、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸等の抗プラスミン剤、アスコルビン酸及びその誘導体、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、シアノコバラミン、β−カロテン、エルゴカルシフェロール、メナジオン、ユビキノン等のビタミン類、グリチルリチン酸塩類、グリチルレチン酸、アラントイン類、オウバク、オウレン、オウゴン、ハマメリス、チョウジ、カミツレ、ラタニア、ミルラ、トウキ、ローズマリー、ベニバナ等の植物抽出物、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロテアーゼ、溶菌酵素、スーパーオキシドジスムターゼ等の酵素、塩化ナトリウム、硝酸カリウム、ポリリン酸ナトリウム、炭酸塩、重炭酸塩、セスキ炭酸塩等の塩類、γ−オリザノール、ジヒドロコレステロール、α−ビサボロール、アズレン、メトキシエチレン、無水マレイン酸共重合体、トリクロロカルバニリド、アラニン、グリシン、プロリン、L−アルギニン、L−アスパラギン酸ナトリウム、トリメチルグリシン、銅クロロフィリンナトリウム、グルコン酸銅、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛、ゼオライト、水溶性無機リン酸化合物、乳酸アルミニウム等を1種又は2種以上配合し得る。上記有効成分の添加量は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量とすることができる。
pH調整剤としては、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸、コハク酸、酢酸、リン酸、ピロリン酸、グリセロリン酸、これらのカリウム塩、ナトリウム塩及びアンモニウム塩等の各種塩、水酸化ナトリウム、塩酸等が挙げられる。これらは、組成物のpHが5〜9の範囲となるよう、単独又は2種以上を組み合せて配合することができる。その配合量は、通常、組成物全体の0.01〜2質量%である。
着色剤としては、赤色2号、赤色3号、赤色225号、赤色226号、黄色4号、黄色5号、黄色205号、青色1号、青色2号、青色201号、青色204号、緑色3号等の法定色素、ベニバナ色素、クチナシ色素、コチニール色素、アナトー色素、ベンガラ、雲母チタン、酸化チタン等が挙げられる。
更に、香料としては、ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料、及び、これら天然香料の加工処理(前留部カット、後留部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、及び、メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、口腔用組成物に用いられる公知の香料素材を使用することができ、実施例の香料に限定されない。
本発明の歯磨剤組成物を充填する容器は特に限定されないが、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填することが好ましい。容器としてチューブを用いる場合、その最内層には主に直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル共重合体などが用いられている。これらのうち、柔軟性が高く、またヒートシール性に優れていることから、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンが汎用されている。特に、機械的強度・耐熱性・耐寒性に優れ、更に夾雑物付着シール性に優れていて製造適性が高いことから、直鎖状低密度ポリエチレンが好適に使用できる。
本発明に用いる容器としては、例えば、外層から低密度ポリエチレン/エチレン・アクリル酸の共重合体樹脂/アルミニウム/エチレン・アクリル酸の共重合体樹脂/直鎖状低密度ポリエチレン(最内層)、低密度ポリエチレン/エチレン・ビニルアルコールの共重合体/低密度ポリエチレン/エチレン・ビニルアルコールの共重合体/直鎖状低密度ポリエチレン(最内層)、及び低密度ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート/低密度ポリエチレン/ガラス蒸着ポリエチレンテレフタレート/エチレン・メタクリル酸の共重合体樹脂/直鎖状低密度ポリエチレン(最内層)などからなるラミネート層構造を有するものが挙げられる。
直鎖状低密度ポリエチレンは別名リニア低密度ポリエチレン(LLDPE)ともいい、製法としては、高密度ポリエチレン製造工程において、直鎖状ポリマーにα−オレフィン(例えばブテン−1、ヘキセン−1,4−メチルペンテン、オクテン−1)を共重合させ、短鎖分岐を導入して低密度化したものであり、押出コーティング用の直鎖状低密度ポリエチレンは、密度0.915〜0.938g/cm3のものが一般的に使用される。
最内層の直鎖状低密度ポリエチレンの厚さとしては、特に限定されないが、ヒートシール性及びビタミンE又はその誘導体の安定性の点から25〜100μm程度の厚さのものが好ましい。ラミネート層全体の厚さとしては200〜450μmの厚さのものが通常用いられる。ラミネート層全体の厚さが200μm未満では、チューブを熱融着する際に十分なクッション性が得られないためにヒートシール部分にシワが発生して接着が不完全となり、内容物が漏れるおそれがあり、450μmを超えるとチューブが硬くなって絞り出しにくくなる。このような容器は、例えば、歯磨チューブとして大日本印刷(株)、凸版印刷(株)などの容器包材メーカーから入手することができる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に制限されるものではない。なお、各例中の%はいずれも質量%である。香料は表4〜10に示す組成のものを用いた。また、エチレンオキサイドはEOと略記した。
[実施例、比較例]
下記表1〜3に示す組成の歯磨剤組成物をニーダーを用いて脱気混合し、調製した。歯磨剤組成物の仕込み量は5kgとした。なお、下記例においては、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を予め200mLのガラス製ビーカーに所定量秤量し、水浴を用いて80℃に加温して混合分散させ、得られた界面活性剤混合物と、他成分とを用いて常法により調製した。但し、比較例13においてはポリオキシエチレンアルキルエーテルとポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を所定量秤量し、水浴を用いて80℃に加温して融解したものを個別に配合した。この得られた歯磨剤組成物を、後述するチューブAもしくはBに充填し、ビタミンE又はその誘導体の残存率、外観安定性、起泡性、味、製造適性を下記方法で評価した。結果を表1〜3に示す。
チューブA(大日本印刷(株)製):
最外層よりLDPE55/PET12/LDPE20/白LDPE60/EMAA20/AL10/EMAA30/LDPE20/LLDPE30、厚さ257μm、直径26mm、充填量50g
チューブB(大日本印刷(株)製):
最外層よりLDPE80/LDPE25/PET12/LDPE25/白LDPE100/SiOx−PET12/EMAA25/LLDPE80、厚さ359μm、直径37mm、充填量100g
数値は厚さ(μm)を示す。
略号の示すところは以下の通りである。
LDPE:低密度ポリエチレン
白LDPE:白色低密度ポリエチレン
LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン
AL:アルミニウム
PET:ポリエチレンテレフタレート
EMAA:エチレン・メタクリル酸の共重合体樹脂
SiOx−PET:ガラス蒸着ポリエチレンテレフタレート
ビタミンE又はその誘導体の安定性:
調製直後における組成物中のビタミンE又はその誘導体を定量(質量%)した値を初期値とし、50℃の恒温槽にて1ヶ月加速劣化させた後の組成物中に含まれるビタミンE又はその誘導体の濃度を評価サンプル値(質量%)とし、下記式にてビタミンE又はその誘導体の残存率を計算した。なお、ビタミンE又はその誘導体の定量は、歯磨剤を2g分取し(チューブから押し出した最初の2gを使用)、メタノールでビタミンE又はその誘導体を抽出した後、第14改正日本薬局方第一部医薬品各条の「トコフェロール」、「酢酸トコフェロール」もしくは「ニコチン酸トコフェロール」の項に定める方法で行った。
ビタミンE又はその誘導体の残存率(%)
=[評価サンプル値(質量%)/初期値(質量%)]×100
ビタミンE又はその誘導体の評価基準は以下の通りである。
◎:ビタミンE又はその誘導体の残存率95%以上
○:ビタミンE又はその誘導体の残存率90%以上95%未満
△:ビタミンE又はその誘導体の残存率80%以上90%未満
×:ビタミンE又はその誘導体の残存率80%未満
外観安定性:
チューブに充填した歯磨剤組成物を50℃の恒温槽にて1ヶ月加速劣化させた後、紙の上に押し出し、液体成分の遊離の有無、肌荒れの有無、変色の有無を観察し、5℃の恒温槽にて保管したサンプルを標準品として総合的に評価した。
外観安定性の評価基準は以下の通りである。
◎:標準品とほとんど変化がなく良好であった
○:標準品とあまり変化がなく良好であった
△:標準品とやや異なり、あまり良好ではなかった
×:標準品と著しく異なり、劣悪であった
起泡性及び味:
専門家パネラー(10名)を用い、歯磨剤組成物1gを市販の歯ブラシ(デンターシステマライオン、レギュラー、毛の硬さ=ふつう、ライオン(株)製)に取り、1分間ブラッシングし、歯磨剤組成物の起泡性及び味を下記の基準に従って評価し、その平均値をそれぞれ起泡性、味の評価結果とした。
起泡性 5:ブラッシング開始後、直ちに十分起泡した
4:ブラッシング開始後、10秒程度で十分起泡した
3:ブラッシング開始後、20秒程度で起泡した
2:ブラッシング開始後、30秒程度で起泡した
1:ブラッシング終了時においても十分な起泡が得られなかった
味:比較例1の組成に、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリニウムベタイン40%水溶液(NIKKOL AM−101、日光
ケミカルズ(株)製)5.0%を加え、精製水の配合量でバランスした歯磨剤を
調製し、これを標準品として評価を行った。
5:標準品と比較して油っぽさが全くなく、きわめて良好な味だった
4:標準品と比較して油っぽさがほとんどなく、良好な味だった
3:標準品と比較して油っぽさがあまりなく、やや良好な味だった
2:標準品よりは油っぽさがやや少ないが、あまり良好でない味だった
1:標準品と同等レベルで、油っぽく、使用に耐えない味だった
製造適性:
歯磨剤組成物の製造にあたり、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を200mLのガラス製ビーカーに所定量秤量し、水浴を用いて80℃に加温して混合分散させたものを水浴から取り出した後、25℃に放置し、凝固するまでの時間を測定し、下記の基準に従って評価した。
◎:水浴から取り出した後、2分以上5分まで経過しても凝固しなかった
○:水浴から取り出した後、1分以上2分未満で凝固した
△:水浴から取り出した後、20秒以上1分未満で凝固した
×:水浴から取り出した後、ただちに凝固した
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Figure 2005247786
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*1、*2は個別配合
Figure 2005247786
Figure 2005247786
Figure 2005247786
Figure 2005247786
Figure 2005247786
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表1〜3の結果から、本発明の歯磨剤組成物は、いずれも高いビタミンE又はその誘導体の残存率を示し、外観安定性に優れ、また起泡性及び味が良好で、製造適性もよいことが判明した。また、比較例から明らかなように、ポリオキシエチレンセチルエーテルのエチレンオキサイドの平均付加モル数が2のもの、ポリオキシエチレンステアリルエーテルのエチレンオキサイドの平均付加モル数が11のもの、ポリオキシエチレンアルキルエーテルのアルキル基の炭素数が12のもの、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油のエチレンオキサイドの平均付加モル数が5のもの、100のもの、ミリスチン酸ジエタノールアミドを配合した場合は、ビタミンE又はその誘導体の安定性、起泡性、外観安定性、味のよさ、製造適性が十分確保されなかった。炭素数14〜18のアルキル基を有し、エチレンオキサイドの平均付加モル数が3〜8であるポリオキシエチレンアルキルエーテル及びエチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜80であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合した場合であっても、それぞれを単独で用いた場合や質量比率が1:9〜9:1の範囲外である場合は、ビタミンE又はその誘導体の安定性、起泡性、外観安定性、味のよさ及び製造適性の全てを満足するものではなかった。また、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を個別に投入した場合、製造時にダマが発生し、ビタミンE又はその誘導体の安定性、起泡性、外観安定性、味のよさ、製造適性は十分に確保されなかった。なお、香料Aの代りに香料B、C、D、E、F、G、H、Iを用いても同様の結果が得られた。
更に、下記組成の歯磨剤組成物を調製し、評価したところ、いずれの歯磨剤組成物もビタミンE又はその誘導体の安定性に優れ、外観安定性に優れ、起泡性が良好で、味がよく、製造適性もよいものであった。なお、製造の際、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、予め所定量秤量し、水浴を用いて80℃に加温して混合分散させたものを用いた。
[実施例9]練歯磨
プロピレングリコール 5.0質量%
70%ソルビット液 40.0
キサンタンガム 0.5
カラギーナン 0.5
サッカリンナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
(NIKKOL SLS、日光ケミカルズ製)
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(EO平均付加モル数5) 1.4
(BLAUNON SR−705、青木油脂工業製)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(EO平均付加モル数40) 1.4
(HC−40、日本エマルジョン製)
アスコルビン酸−2−リン酸マグネシウム 0.2
ニコチン酸トコフェロール 0.1
(ビタミンEニコチネート、BASF武田ビタミン製)
水酸化ナトリウム 0.1
無水ケイ酸 25.0
酸化チタン 1.0
塩化セチルピリジニウム 0.05
香料A 0.9
精製水 残
合計 100.0質量%
チューブAに収容した。
評価結果は以下の通りである。
ニコチン酸トコフェロールの安定性 ◎
外観安定性 ◎
起泡性 5
味 5
製造適性 ◎
なお、香料Aの代りに香料B、C、D、E、F、G、H、Iを用いても同様の結果が得られた。また、チューブAの代りにチューブBを用いても同様の結果が得られた。
[実施例10]練歯磨
プロピレングリコール 3.0質量%
70%ソルビット液 20.0
第2リン酸水素カルシウム2水和物 40.0
増粘性シリカ 3.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2
カラギーナン 0.4
ミリスチル硫酸ナトリウム 1.5
(NIKKOL SMS、日光ケミカルズ製)
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(EO平均付加モル数3) 1.2
(EMALEX603、日本エマルジョン製)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(EO平均付加モル数20) 1.2
(HC−20、日本エマルジョン製)
サッカリンナトリウム 0.2
酸化チタン 0.3
香料B 1.0
酢酸dl−α−トコフェロール 0.1
(酢酸トコフェロール、DSMニュートリション・ジャパン製)
トリクロサン 0.1
ε−アミノカプロン酸 0.03
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.7
イソプロピルメチルフェノール 0.1
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
精製水 残
合計 100.0質量%
チューブAに収容した。
評価結果は以下の通りである。
酢酸トコフェロールの安定性 ○
外観安定性 ○
起泡性 5
味 5
製造適性 ◎
なお、香料Bの代りに香料A、C、D、E、F、G、H、Iを用いても同様の結果が得られた。また、チューブAの代りにチューブBを用いても同様の結果が得られた。
[実施例11]練歯磨
炭酸カルシウム 45.0質量%
増粘性シリカ 3.0
ポリアクリル酸ナトリウム 0.3
キサンタンガム 0.45
カラギーナン 0.5
70%ソルビット液 20.0
ラウロイルサルコシン酸ナトリウム 1.5
(ソイポンSLP、川研ファインケミカル製)
ポリオキシエチレンセチルエーテル(EO平均付加モル数7) 1.2
(EMALEX107、日本エマルジョン製)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(EO平均付加モル数80) 1.0
(BLAUNON RCW−80、青木油脂工業製)
サッカリンナトリウム 0.2
プロピレングリコール 4.0
酸化チタン 0.3
香料C 1.0
dl−α−トコフェロール 0.1
(dl−α−トコフェロール、BASF武田ビタミン製)
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.7
トリクロサン 0.3
トラネキサム酸 0.05
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
トウキ水抽出エキス 0.01
精製水 残
合計 100.0質量%
チューブAに収容した。
評価結果は以下の通りである。
dl−α−トコフェロールの安定性 ○
外観安定性 ○
起泡性 5
味 4
製造適性 ◎
なお、香料Cの代りに香料A、B、D、E、F、G、H、Iを用いても同様の結果が得られた。また、チューブAの代りにチューブBを用いても同様の結果が得られた。
[実施例12]練歯磨
非晶質無水ケイ酸 18.0質量%
70%ソルビット液 40.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.5
アルギン酸ナトリウム 0.3
キサンタンガム 0.4
ポリアクリル酸ナトリウム 0.3
サッカリンナトリウム 0.1
キシリトール 5.0
プロピレングリコール 3.0
香料D 1.1
酢酸dl−α−トコフェロール 0.1
(酢酸トコフェロール、DSMニュートリション・ジャパン製)
アラニン 0.3
ポリオキシエチレンミリスチルエーテル(EO平均付加モル数8) 1.4
(EMALGEN1108、花王製)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(EO平均付加モル数20) 1.4
(NIKKOL HCO−20、日光ケミカルズ製)
増粘性シリカ 3.0
酸化チタン 0.3
デキストラナーゼ(13000単位/g) 0.1
ムタナーゼ(10000単位/g) 0.05
安息香酸ナトリウム 0.5
精製水 残
合計 100.0質量%
チューブAに収容した。
評価結果は以下の通りである。
酢酸トコフェロールの安定性 ○
外観安定性 ◎
起泡性 4
味 4
製造適性 ◎
なお、香料Dの代りに香料A、B、C、E、F、G、H、Iを用いても同様の結果が得られた。また、チューブAの代りにチューブBを用いても同様の結果が得られた。
[実施例13]練歯磨
酢酸dl−α−トコフェロール 0.1質量%
(酢酸トコフェロール、DSMニュートリション・ジャパン製)
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
(NIKKOL SLS、日光ケミカルズ製)
非晶質無水ケイ酸 15.0
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(EO平均付加モル数5) 1.2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(EO平均付加モル数20) 1.2
オウバクエキス 0.03
トラネキサム酸 0.05
塩化セチルピリジニウム 0.03
トリポリリン酸ナトリウム 1.0
フッ化ナトリウム 0.21
プロピレングリコール 5.0
ポリエチレングリコール#4000 0.5
70%ソルビット液 50.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5
増粘性シリカ 5.0
酸化チタン 0.5
サッカリンナトリウム 0.1
香料E 1.2
精製水 残
合計 100.0質量%
チューブAに収容した。
評価結果は以下の通りである。
酢酸トコフェロールの安定性 ◎
外観安定性 ◎
起泡性 5
味 5
製造適性 ◎
なお、香料Eの代りに香料A、B、C、D、F、G、H、Iを用いても同様の結果が得られた。また、チューブAの代りにチューブBを用いても同様の結果が得られた。

Claims (2)

  1. ビタミンE又はその誘導体、アニオン性界面活性剤、及び研磨剤を含有する歯磨剤組成物に、炭素数14〜18のアルキル基を有し、エチレンオキサイドの平均付加モル数が3〜8であるポリオキシエチレンアルキルエーテルと、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜80であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とを1:9〜9:1の質量比率で混合分散させてなる界面活性剤を配合したことを特徴とする歯磨剤組成物。
  2. 請求項1記載の歯磨剤組成物を容器最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填したことを特徴とする歯磨剤製品。

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