JP2005223297A - 集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 十分なSNRを得ることができる温度センサを備えた集積回路装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 半導体集積回路装置1の温度センサ部3において、多層配線層M1の最上層の配線層L3に、配線W12を形成する。そして、2本の配線W12間に、この2本の配線W12を覆うように、酸化バナジウムからなるシート状の温度モニタ部材10を設ける。これにより、2本の配線W11間に、ビアV11及び配線W12を介して、温度モニタ部材10を接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モノリシック型の温度センサを内蔵した集積回路装置及びその製造方法に関する。
近時、集積回路装置において、熱による素子の破壊を防止すること、及び集積回路装置内に設けられた素子のうち、特性が温度依存性を持つ素子、例えば水晶発振器等、の動作を安定化することを目的として、集積回路装置の動作温度をモニタする必要性が高まってきている。
このため、例えば、半導体集積回路装置内において、LSI(Large Scale Integrated circuit:大規模集積回路)と同一の基板上に温度センサを設け、この温度センサによって検出される温度が所定値を超えたときに、異常過熱と判断してLSIを遮断状態とすることにより、LSIを温度上昇による熱破壊から保護する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、このような温度センサとして、寄生pn接合ダイオードを使用する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。図9は、特許文献2に記載されている従来の温度センサを備えた半導体集積回路装置を示す断面図であり、図10は、図9に示す半導体集積回路装置の温度センサ部を示す等価回路図である。
図9に示すように、この従来の半導体集積回路装置21は、P型シリコン基板PSubと、このP型シリコン基板PSub上に形成された多層配線層M21から構成されている。多層配線層M21は、夫々複数の配線層及び絶縁層が交互に積層されたものである。そして、この半導体集積回路装置21には、P型シリコン基板PSubの表面及び多層配線層M21の所定の領域に形成された論理回路部2と、同じくP型シリコン基板PSubの表面及び多層配線層M21における論理回路部2が形成されていない領域に形成された温度センサ部23とが設けられている。
論理回路部2においては、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)回路4が設けられている。CMOS回路4においては、P型シリコン基板PSubの表面にNウエルNW1及びPウエルPW1が相互に隣接するように形成されている。NウエルNW1の表面には、ソース・ドレイン領域となる2ヶ所のp拡散領域P1及びP2が相互に離隔して形成されており、PウエルPW1の表面には、ソース・ドレイン領域となる2ヶ所のn拡散領域N1及びN2が相互に離隔して形成されている。NウエルNW1におけるp拡散領域P1とP2との間はチャネル領域5となっている。また、PウエルPW1におけるn拡散領域N1とN2との間はチャネル領域6となっている。
多層配線層M21におけるチャネル領域5及び6の直上域を含む領域にはゲート絶縁膜(図示せず)が設けられており、ゲート絶縁膜上におけるチャネル領域5及び6の直上域には夫々、例えばポリシリコンからなるゲート電極G1及びG2が設けられている。ゲート電極G1及びG2はゲート端子Vgに共通接続されている。そして、チャネル領域5、ソース・ドレイン領域としてのp拡散領域P1及びP2、ゲート絶縁膜並びにゲート電極G1により、P型MOSトランジスタが形成されている。また、チャネル領域6、ソース・ドレイン領域としてのn拡散領域N1及びN2、ゲート絶縁膜並びにゲート電極G2により、N型MOSトランジスタが形成されている。
多層配線層M21におけるp拡散領域P1上には、このp拡散領域P1に接続するようにビアV1が設けられており、このビアV1上には、ビアV1に接続するように配線W1が設けられている。配線W1上には、この配線W1に接続するようにビアV2が設けられており、ビアV2上には、このビアV2に接続するように、電源電位配線Vccが設けられている。これにより、p拡散領域P1は、ビアV1、配線W1及びビアV2を介して電源電位配線Vccに接続されている。
また、多層配線層M21におけるp拡散領域P2上には、このp拡散領域P2に接続するようにビアV3が設けられており、n拡散領域N1上には、このn拡散領域N1に接続するようにビアV4が設けられている。そして、ビアV3及びV4上には、ビアV3及びV4の双方に接続するように配線W2が設けられており、配線W2上には、この配線W2に接続するようにビアV5が設けられており、ビアV5上にはこのビアV5に接続するように配線W3が設けられている。これにより、p拡散領域P2及びn拡散領域N1は、ビアV3及びV4、配線W2並びにビアV5を介して配線W3に接続されている。
更に、多層配線層M21におけるn拡散領域N2上には、このn拡散領域N1に接続するようにビアV6が設けられており、ビアV6上には、このビアV6に接続するように配線W4が設けられている。配線W4上には、この配線W4に接続するようにビアV7が設けられており、ビアV7上には、このビアV7に接続するように、接地電位配線GNDが設けられている。これにより、n拡散領域N2は、ビアV6、配線W4及びビアV7を介して接地電位配線GNDに接続されている。
一方、P型シリコン基板PSubの表面におけるNウエルNW1及びPウエルPW1が形成されている領域以外の領域に、p拡散領域P3が形成されている。多層配線層M21におけるp拡散領域P3上には、下から順にビアV8、配線W5、ビアV9及び接地電位配線GNDがこの順に設けられており、p拡散領域P3は、ビアV8、配線W5及びビアV9を介して接地電位配線GNDに接続されている。
温度センサ部23においては、P型シリコン基板PSubの表面にNウエルNW2が形成されており、このNウエルNW2の表面にはp拡散領域P21及びn拡散領域N21が相互に離隔して形成されている。そして、多層配線層M21におけるp拡散領域P21上には、下から順にビアV21、配線W21、ビア22及び接地電位配線GNDがこの順に設けられており、p拡散領域P21は、ビアV21、配線W21及びビアV22を介して接地電位配線GNDに接続されている。
また、多層配線層M21におけるn拡散領域N21上には、このn拡散領域N21に接続するようにビアV23が設けられており、このビアV23上には、配線W22が設けられている。配線W22は、その一端部がビアV23に接続されていると共に、出力端子Vout21に接続されている。また、配線W22の下方には、配線W22の他端部に接続するようにビアV24が設けられており、ビアV24の下方には、例えばポリシリコンからなる抵抗体Rが設けられている。抵抗体Rはシート状の形状を持ち、その一端部がビアV24に接続されている。抵抗体RはCMOS回路4のゲート電極G1及びG2と同時に形成されたものであり、ゲート電極G1及びG2と同層に設けられている。更に、抵抗体R上には抵抗体Rの他端部に接続するようにビアV25が設けられている。更にまた、ビアV25上には、下から順に、配線W23、ビアV26及び電源電位配線Vccが設けられており、抵抗体RはビアV25、配線W23及びビアV26を介して電源電位配線Vccに接続されている。
これにより、NウエルNW2にはp拡散領域P21よりも高い電位が印加される。この結果、p拡散領域P21とNウエルNW2との間で、順方向のpn接合が形成され、寄生pn接合ダイオードDが形成される。
なお、多層配線層M21において、ビアV1、V3、V4、V6、V8、V21及びV23は第1の絶縁層内に設けられており、この第1の絶縁層内に、ゲート電極G1及びG2並びに抵抗体Rが同層に設けられている。また、配線W1、W2、W4、W5、W21、W22及びW23は前記第1の絶縁層上に設けられた第1の配線層内に相互に同層に設けられており、ビアV2、V5、V7、V9、V22及びV26はこの第1の配線層上に設けられた第2の絶縁層内に設けられている。更に、各接地電位配線GND、各電源電位配線Vcc及び配線W3は第2の絶縁層上に設けられた第2の配線層内に相互に同層に設けられている。更にまた、多層配線層M21における前記各ビア、各配線及び抵抗体R以外の部分、並びに第2の絶縁層の上層は、絶縁材料7により埋め込まれている。
図10に示すように、半導体集積回路装置21における温度センサ部23においては、電源電位配線Vccから接地電位配線GNDに向かって、抵抗体R及び寄生pn接合ダイオードDがこの順に直列に接続されており、抵抗体Rと寄生pn接合ダイオードDとの間の接続点には出力端子Vout21が接続されている。このとき、寄生pn接合ダイオードDは順方向になるように接続されている。
これにより、図9に示すように、半導体集積回路装置21の温度が変化すると、寄生pn接合ダイオードDの特性が変化し、この特性の変化により出力端子Vout21の電位が変化する。そして、この出力端子Vout21の電位を検出することにより、半導体集積回路装置21の温度を測定することができる。また、この半導体集積回路装置21においては、寄生pn接合ダイオードDを、MOSトランジスタの素子構造を利用して形成することができるため、従来のMOSプロセスを変更することなく、温度センサ部23を形成することができる。
特開平1−302849号公報 特開平9−229778号公報
しかしながら、上述の従来の技術には、以下に示すような問題点がある。図9及び図10に示す従来の技術においては、寄生pn接合ダイオードDの温度係数が0.002/K程度と低く、十分なSNR(Signal-to-Noise Ratio:信号対雑音比)を得ることができない。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、十分なSNRを得ることができる温度センサを備えた集積回路装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る集積回路装置は、基板と、この基板上に設けられた多層配線層とを備えた集積回路装置において、前記多層配線層の最上層に形成された2本の配線に接することによりこの2本の配線間に接続され金属酸化物からなる温度モニタ部材を有することを特徴とする。
本発明においては、多層配線層の最上層に設けられた2本の配線間に温度モニタ部材が接続されている。温度モニタ部材を形成する金属酸化物の抵抗率は温度に応じて変化するため、配線間の抵抗値を測定することによって、温度を測定することができる。そして、金属酸化物の抵抗率の温度係数はpn接合ダイオードの抵抗値の温度係数よりも高く、安定であるため、SNRが高い温度測定を行うことができる。また、本発明においては、温度モニタ部材が、多層配線層の最上層の配線に直接接続されているため、製造工程が簡略である。
また、前記温度モニタ部材はその形状がシート状であり前記2本の配線の夫々少なくとも一部分を覆うように設けられており、前記多層配線層の最上層に形成された配線のうち前記2本の配線を除く配線上には、前記金属酸化物からなる層が設けられていなくてもよい。これにより、前記2本の配線を除く配線を微細化することができる。
又は、前記温度モニタ部材はその形状がシート状であり前記2本の配線の夫々少なくとも一部分を覆うように設けられており、前記多層配線層の最上層に形成された配線のうち前記2本の配線を除く配線を覆うように、前記金属酸化物からなる層が前記温度モニタ部材と同層で設けられていてもよい。これにより、金属酸化物からなる層のエッチングが容易になる。
更に、前記金属酸化物が酸化バナジウム(VO)であってもよく、前記配線がAl、Ti、Cu、Ta、Wからなる群から選択された1種の金属若しくはその合金又は2種以上の金属を含む合金により形成されていてもよい。
本発明に係る集積回路装置の製造方法は、基板及びこの基板上に設けられた多層配線層を備えた集積回路装置の製造方法において、前記基板上に前記多層配線層における最上層以外の部分を形成する工程と、前記最上層以外の部分上に配線を形成する工程と、前記配線のうち2本の配線に接しこの2本の配線間に接続されるように金属酸化物からなる温度モニタ部材を形成する工程と、を有することを特徴とする。
本発明においては、多層配線層の最上層に形成された配線に接するように温度モニタ部材を形成しているため、温度モニタ部材を配線に接続するためのプラグ等を形成する必要がなく、集積回路装置の製造工程を簡略化することができる。
また、前記温度モニタ部材を形成する工程は、前記最上層以外の部分上に前記金属酸化物からなる層を成膜する工程と、この金属酸化物からなる層をエッチングして選択的に除去し、前記2本の配線の夫々少なくとも一部分を覆う部分が少なくとも残留するようにパターニングする工程と、を有することが好ましい。
このとき、前記パターニングする工程において、前記多層配線層の最上層に形成された配線のうち前記2本の配線を除く配線上から前記金属酸化物からなる層を除去してもよい。この場合は、前記パターニングする工程において、前記エッチングとして、フッ素を含むガスを使用したドライエッチングを行うことが好ましい。これにより、配線に対して高い選択比を実現することができる。
又は、前記パターニングする工程において、前記多層配線層の最上層に形成された配線のうち前記2本の配線を除く配線を覆うように前記金属酸化物からなる層を残留させてもよい。これにより、エッチング時に配線が露出されなくなり、エッチング条件に対する制約が小さくなる。
本発明によれば、金属酸化物からなる温度モニタ部材を設けることにより、SNRが高い温度センサを備えた集積回路装置を実現することができる。また、最上層の配線に直接接触するように温度モニタ部材を形成することにより、集積回路装置の製造工程を簡略化することができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る半導体集積回路装置を示す断面図であり、図2は、図1に示す半導体集積回路装置の温度センサ部を示す等価回路図である。本実施形態に係る半導体集積回路装置は1個のシリコンチップ上に形成されたものである。図1に示すように、本実施形態に係る半導体集積回路装置1においては、論理回路部2及び温度センサ部3が設けられており、論理回路部2及び温度センサ部3を除く領域の一部には、半導体集積回路装置1内の回路を外部に接続する外部パッド20が設けられている。以下、半導体集積回路装置1全体に共通する構成について説明する。
半導体集積回路装置1においては、P型シリコン基板PSubが設けられており、このP型シリコン基板PSub上に多層配線層M1が設けられている。多層配線層M1は、基板側から順に例えば3層の配線層L1乃至L3が積層されたものである。配線層L2には、例えばアルミニウム(Al)からなる配線W11が設けられており、この配線W11上にはプラグとして例えばタングステン(W)からなるビアV11が設けられている。また、配線層L3には、例えばAlからなる配線W12が設けられている。配線W12は多層配線層M1の最上層配線である。そして、配線W11、ビアV11、配線W12はこの順に直列に接続されている。また、配線層L1には、配線W11をP型シリコン基板PSubの表面に形成された拡散領域(図示せず)に接続するビア(図示せず)が設けられている。また、多層配線層M1における配線及びビア以外の部分は、例えばシリコン酸化物等の絶縁材料7により埋め込まれている。
次に、半導体集積回路装置1における各部の構成について説明する。温度センサ部3においては、前述の如く、多層配線層M1の配線層L2及びL3に、夫々少なくとも2本の配線W11及び配線W12が設けられており、配線W11と配線W12との間には、ビアV11が設けられている。これにより、多層配線層M1には、配線W11、ビアV11及び配線W12がこの順に直列に接続された導電構造体が少なくとも2組設けられている。そして、配線層L3においては、2本の配線W12の上面及び側面を覆うように、酸化バナジウムからなる温度モニタ部材10が設けられている。温度モニタ部材10は2本の配線W12に直接接触しており、これにより、この2本の配線W12間に温度モニタ部材10が接続されている。
温度モニタ部材10の形状は、例えば平面視で正方形をなすシート形状であり、この正方形の1辺の長さは例えば10乃至20μmであり、膜厚は例えば0.1乃至0.2μmである。また、酸化バナジウムの安定な化合物は、例えばVO及びV等であり、酸化バナジウムを化学式VOで表すと、xは2前後である。なお、温度が25℃であるときの酸化バナジウムの体積抵抗率は、シリコンウエハ上で例えば0.01乃至10(Ω・cm)程度であり、温度係数は−0.02乃至−0.03(/K)程度である。温度モニタ部材10の抵抗値は例えば数百Ω、例えば300Ωである。
温度センサ部3が上述の如く構成されているため、2本の配線W11のうち一方は、各1個のビアV11及び配線W12を介して、温度モニタ部材10の一端部に接続されており、2本の配線W11のうち他方は、他の各1個のビアV11及び配線W12を介して、温度モニタ部材10の他端部に接続されている。即ち、2本の配線W11間には、温度モニタ部材10が接続されている。
そして、例えば、一方の配線W11は接地電位配線GND(図2参照)に接続されており、他方の配線W11は抵抗体R(図2参照)を介して電源電位配線Vcc(図2参照)に接続されており、温度モニタ部材10と抵抗体Rとの間には出力端子Vout1(図2参照)が接続されている。なお、抵抗体Rの構成及び多層配線層M1中における配設位置は、例えば図9に示す従来の半導体集積回路装置21の抵抗体Rと同様である。即ち、本実施形態における抵抗体Rは例えばポリシリコン膜により形成されており、その抵抗値は、例えば、温度モニタ部材10の抵抗値と略等しく設定されており、例えば数百Ω、例えば300Ωである。
一方、論理回路部2は、図9に示す従来の半導体集積回路装置21の論理回路部2と同様に、演算及び記憶等の処理を行う部分であり、CMOS回路等の素子が設けられている。また、論理回路部2には、温度センサ部3の測定結果をデータ処理する回路が含まれていてもよい。なお、図1においては、図を簡略化するために、論理回路部2には配線W11及びW12並びにビアV11のみが示されており、それ以外の構成要素は図示を省略されている。
また、半導体集積回路装置1における論理回路部2及び温度センサ部3以外の領域の一部において、多層配線層M1の配線層L3に開口部19が形成されており、この開口部19の底部には外部パッド20が設けられている。外部パッド20は例えばAlからなり、配線W12と同層に設けられたものである。前述の如く、この外部パッド20は半導体集積回路装置1を外部に接続するものである。
なお、半導体集積回路装置1における温度センサ部3以外の領域、例えば、論理回路部2においては、配線W12上には酸化バナジウムからなる層は形成されていない。また、配線W12と同層に形成された外部パッド20上にも、酸化バナジウムからなる層は形成されていない。
本実施形態に係る半導体集積回路装置1を上述の如く構成した結果、図2に示すように、温度センサ部3においては、電源電位配線Vccから接地電位配線GNDに向かって、抵抗体R及び温度モニタ部材10がこの順に直列に接続された回路が形成される。そして、抵抗体Rと温度モニタ部材10との接続点に、出力端子Vout1が接続されている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る半導体集積回路装置1の動作について説明する。図2に示すように、接地電位配線GNDに接地電位を印加し、電源電位配線Vccに電源電位を印加すると、出力端子Vout1の電位は、温度モニタ部材10の抵抗値及び抵抗体Rの抵抗値によって決定される接地電位と電源電位との中間の値となる。そして、外部の温度が上昇するか、又は論理回路部が駆動して発熱することにより半導体集積回路装置1の温度が上昇すると、温度モニタ部材10の温度も上昇し、その抵抗値が低下する。このとき、温度モニタ部材10を形成する酸化バナジウムの抵抗率の温度係数は−0.02乃至−0.03程度であるため、温度が1℃上昇すると抵抗値は2〜3%程度減少する。そして、出力端子Vout1の電位を検出することにより、半導体集積回路装置1の温度を測定する。
次に、本実施形態の効果について説明する。酸化バナジウムの抵抗率の温度係数の絶対値は0.02〜0.03程度であり、寄生pn接合ダイオードの温度係数の絶対値である0.002よりも大きいため、本実施形態においては、温度測定に際して高いSNRを得ることができる。また、酸化バナジウムは化学的に安定であるため、温度センサ部3の信頼性を向上させることができ、この結果、半導体集積回路装置1の信頼性を向上させることができる。また、本実施形態においては、温度センサ部3以外の領域に形成された配線W12及び外部パッド20上には酸化バナジウムからなる層が形成されていないため、温度センサ部3以外の領域においては配線W12間の間隔を微細化することができる。
なお、本実施形態においては、配線W11及びW12をAlにより形成する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、Al合金により形成してもよく、チタン(Ti)、銅(Cu)、タンタル(Ta)若しくはW、又はこれらの合金により形成してもよく、これらの金属又は合金からなる層を積層させた多層膜により形成してもよい。例えば、TiN層、AlCu合金層及びTiN層からなる3層膜により形成してもよい。
また、温度センサ部3は、半導体集積回路装置1が形成されているチップの1ヶ所に形成されていてもよく、複数の箇所に夫々形成されていてもよい。例えば、チップの中央部及び四隅部の合計5ヶ所に形成されていてもよい。温度センサ部3を複数ヶ所に夫々設け、各温度センサ部3の測定値の平均値を算出することにより、温度測定の精度をより向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3は本実施形態に係る半導体集積回路装置を示す断面図である。図3に示すように、本実施形態に係る半導体集積回路装置6においては、温度センサ部3以外の領域、例えば、論理回路部2においても、配線W12の上面及び側面を覆うように、酸化バナジウム層8が設けられている。また、外部パッド20の周辺部の上面及び側面も、酸化バナジウム層8により覆われている。
なお、開口部19は酸化バナジウム層8を貫通して外部パッド20に到達するように形成されている。このため、外部パッド20の上面の中央部は、酸化バナジウム層8により覆われておらず、開口部19の底部において露出している。酸化バナジウム層8は、温度モニタ部材10と同層で同じ厚さに設けられている。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図4は本実施形態に係る半導体集積回路装置を示す断面図である。図4に示すように、本実施形態に係る半導体集積回路装置9においては、配線層L3において、配線W12を覆うように絶縁層11が設けられている。そして、温度センサ部3において、絶縁層11における配線W12の直上域の一部には、ビア12が形成されている。そして、ビア12の内部に温度モニタ部材10の一部が埋設されている。これにより、温度モニタ部材10はビア12内において配線W12と接続されている。
また、開口部19は絶縁層11を貫通して外部パッド20に到達するように形成されている。このため、外部パッド20の上面の中央部は、絶縁層11により覆われておらず、開口部19の底部において露出している。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態は、前述の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の製造方法である。図5乃至図7は本実施形態に係る半導体集積回路装置の製造方法をその工程順に示す断面図である。先ず、図5に示すように、P型シリコン基板PSubの表面における所定の領域に拡散領域(図示せず)を形成し、その後、P型シリコン基板PSub上に配線層L1を形成する。配線層L1には前記拡散領域に接続されるビア(図示せず)、及びMOSトランジスタのゲート電極(図示せず)等を形成する。
次に、配線層L1上に例えばAlにより配線W11を形成し、この配線W11を絶縁材料7により埋め込み、配線W11に接続するように、例えばWからなるビアV11を形成する。これにより、配線層L2を形成する。次に、配線層L2上に例えばAlにより配線W12及び外部パッド20を形成する。外部パッド20は半導体集積回路装置1における論理回路部2及び温度センサ部3以外の領域に形成する。
次に、図6に示すように、配線層L2上の全面に、配線W12及び外部パッド20を覆うように、酸化バナジウムからなる酸化バナジウム層8を成膜する。酸化バナジウム層8は、バナジウムをターゲットとし、酸素雰囲気中で行う反応性スパッタリング法により堆積させ、その後、熱処理による還元処理を行って成膜する。酸化バナジウム層8の厚さは例えば0.1乃至0.2μmとする。このとき、酸化バナジウム層8は、配線W12に直接堆積する。
次に、図7に示すように、酸化バナジウム層8上に、温度センサ部3における所定の領域を覆うように、レジスト13を形成する。前記所定の領域とは、後の工程において温度モニタ部材10(図1参照)を設ける予定の領域であり、2本の配線W12の一部を含む例えば1辺が10乃至20μmの正方形の領域である。そして、レジスト13をマスクとして、ドライエッチングを行う。このとき、エッチング条件として、Alをほとんどエッチングせずに、酸化バナジウムを選択的にエッチングするような条件を選択する。例えば、フッ素を含むエッチングガス、例えば、CFガス又はSFガスを使用してエッチングを行う。その後、レジスト13を除去する。
これにより、図1に示すように、レジスト13(図7参照)により覆われていた領域においては酸化バナジウム膜8が残留し、それ以外の領域においては酸化バナジウム層8が除去される。この結果、酸化バナジウム層8が選択的に除去されてパターニングされ、温度センサ部3に温度モニタ部材10が形成される。
次に、温度モニタ部材10、配線W12及び外部パッド20を絶縁材料7により埋め込む。その後、絶縁材料7からなる層における外部パッド20の直上域の一部に、外部パッド20に到達するように開口部19を形成する。この結果、配線層L3が形成され、多層配線層M1が形成される。これにより、前述の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置1が作製される。
本実施形態においては、多層配線層M1の最上層である配線層L3内に、配線W12に直接接するように温度モニタ部材10を形成している。このため、温度モニタ部材10を配線W12に接続するためのプラグ等を形成する必要がなく、また、多層配線層M1の上方に温度モニタ部材10を配置するための特別な層を形成する必要がない。この結果、温度センサ部3を備えた半導体集積回路装置1を、簡略な工程で製造することができる。
また、本実施形態においては、温度モニタ部材10を多層配線層M1の最上層である配線層L3の配線W12上に設けているため、半導体集積回路装置1を製造するときに、P型シリコン基板PSubから配線W12までは、従来の製造プロセスにより形成することができる。この結果、温度モニタ部材10を設けることによる製造コストの上昇を抑制できる。また、酸化バナジウムにより、P型シリコン基板PSubから配線W12までの部分を汚染することがなく、この部分を製造するための半導体製造装置を汚染することがない。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態は、前述の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置の製造方法である。図8は本実施形態に係る半導体集積回路装置の製造方法を示す断面図である。先ず、図5及び図6に示すように、前述の第4の実施形態と同様な方法により、P型シリコン基板PSub上に配線層L1及びL2を形成し、配線層L2上に配線W12を形成し、配線W12を覆うように酸化バナジウム層8を成膜する。
次に、図8に示すように、酸化バナジウム層8上に、レジスト14を形成する。レジスト14は、温度センサ部3における温度モニタ部材10(図3参照)を設ける予定の領域、並びに温度センサ部3以外の領域における配線W12及び外部パッド20の直上域を含む領域を覆うように形成する。そして、このレジスト14をマスクとして、酸化バナジウム層8のドライエッチングを行う。このときのエッチング条件は特に限定されず、絶縁材料7をほとんどエッチングせずに、酸化バナジウムを選択的にエッチングするような条件であればよい。これにより、レジスト14により覆われていた領域を除く領域において酸化バナジウム層8が選択的に除去され、酸化バナジウム層8がパターニングされる。この結果、温度センサ部3において温度モニタ部材10が形成される。また、温度センサ部3以外の領域においても、配線W12及び外部パッド20の上面及び側面を覆うように、酸化バナジウム膜8が残留する。
次に、温度モニタ部材10、配線W12及び外部パッド20を絶縁材料7により埋め込む。その後、絶縁材料7からなる層及び酸化バナジウム層8における外部パッド20の直上域の一部に、外部パッド20に到達するように開口部19を形成する。この結果、配線層L3が形成され、多層配線層M1が形成される。これにより、前述の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置6が作製される。
本実施形態においては、酸化バナジウム層8をエッチングする際に、Alからなる配線W12との間の選択比を考慮する必要がないため、前述の第4の実施形態と比較して、エッチング条件に対する制約が小さく、製造工程の自由度が高い。本実施形態における上記以外の効果は、前述の第4の実施形態と同様である。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。本実施形態は、前述の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置の製造方法である。先ず、図5に示すように、前述の第4の実施形態と同様な方法により、P型シリコン基板PSub上に配線層L1及びL2を形成し、配線層L2上に配線W12及び外部パッド20を形成する。
次に、図4に示すように、配線W12及び外部パッド20を覆うように、絶縁層11を成膜する。そして、温度センサ部3において、絶縁層11における配線W12の直上域の一部に、ビア12を形成する。その後、前述の第4の実施形態と同様な方法により、絶縁層11上に、酸化バナジウム層8を成膜する。このとき、絶縁層11のビア12内にも、酸化バナジウム層8が埋設される。
次に、前述の第4の実施形態と同様な方法により、酸化バナジウム層8をパターニングして温度モニタ部材10を形成する。次に、絶縁材料7により、絶縁層11及び温度モニタ部材10を埋め込み、外部パッド20の直上域に開口部19を形成する。このとき、開口部19は絶縁層11を貫通するように形成する。これにより、前述の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置9が作製される。本実施形態における上記以外の構成及び効果は、前述の第4の実施形態と同様である。
本発明は、モノリシック型の温度センサを備えた集積回路装置に適用することができ、特に、半導体プロセスによって製造される温度センサを備えた半導体集積回路装置に好適に適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置を示す断面図である。 図1に示す半導体集積回路装置の温度センサ部を示す等価回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路装置の製造方法を示す断面図である。 本実施形態に係る半導体集積回路装置の製造方法を示す断面図であり、図5の次の工程を示す。 本実施形態に係る半導体集積回路装置の製造方法を示す断面図であり、図6の次の工程を示す。 本発明の第5の実施形態に係る半導体集積回路装置の製造方法を示す断面図である。 従来の温度センサを備えた半導体集積回路装置を示す断面図である。 図9に示す半導体集積回路装置の温度センサ部を示す等価回路図である。
符号の説明
1、6、9、21;半導体集積回路装置
2;論理回路部
3、23;温度センサ部
4;CMOS回路
5、6;チャネル領域
7;絶縁材料
8;酸化バナジウム層
10;温度モニタ部材
11;絶縁層
12;ビア
13、14;レジスト
19;開口部
20;外部パッド
L1、L2、L3;配線層
D;寄生pn接合ダイオード
G1、G2;ゲート電極
M1、M21;多層配線層
PSub;P型シリコン基板
R;抵抗体
Vg;ゲート端子
Vout1、Vout21;出力端子
PW1;Pウエル
NW1、NW2;Nウエル
P1、P2、P21;p拡散領域
N1、N2、N21;n拡散領域
V1〜V6、V11、V12、V21〜V26;ビア
W1〜W5、W11、W12、W21〜W23;配線
Vcc;電源電位配線
GND;接地電位配線

Claims (17)

  1. 基板と、この基板上に設けられた多層配線層とを備えた集積回路装置において、前記多層配線層の最上層に形成された2本の配線に接することによりこの2本の配線間に接続され金属酸化物からなる温度モニタ部材を有することを特徴とする集積回路装置。
  2. 前記温度モニタ部材はその形状がシート状であり前記2本の配線の夫々少なくとも一部分を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の集積回路装置。
  3. 前記多層配線層の最上層に形成された配線のうち前記2本の配線を除く配線上には、前記金属酸化物からなる層が設けられていないことを特徴とする請求項2に記載の集積回路装置。
  4. 前記多層配線層の最上層に形成された配線のうち前記2本の配線を除く配線を覆うように、前記金属酸化物からなる層が前記温度モニタ部材と同層で設けられていることを特徴とする請求項2に記載の集積回路装置。
  5. 前記多層配線層の最上層に形成された配線を覆う絶縁層を有し、この絶縁層における前記2本の配線の直上域にこの2本の配線に夫々到達するような2つのビアが形成されており、この2つのビア内に前記温度モニタ部材の一部が埋設されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の集積回路装置。
  6. 前記金属酸化物が酸化バナジウムであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の集積回路装置。
  7. 前記配線がAl、Ti、Cu、Ta、Wからなる群から選択された1種の金属若しくはその合金又は2種以上の金属を含む合金により形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の集積回路装置。
  8. 前記多層配線層の最上層の一部に前記配線と同層で設けられたパッドを有し、前記最上層には前記パッドを露出させる開口部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の集積回路装置。
  9. 基板及びこの基板上に設けられた多層配線層を備えた集積回路装置の製造方法において、前記基板上に前記多層配線層における最上層以外の部分を形成する工程と、前記最上層以外の部分上に配線を形成する工程と、前記配線のうち2本の配線に接しこの2本の配線間に接続されるように金属酸化物からなる温度モニタ部材を形成する工程と、を有することを特徴とする集積回路装置の製造方法。
  10. 前記温度モニタ部材を形成する工程は、前記最上層以外の部分上に前記金属酸化物からなる層を成膜する工程と、この金属酸化物からなる層をエッチングして選択的に除去し、前記2本の配線の夫々少なくとも一部分を覆う部分が少なくとも残留するようにパターニングする工程と、を有することを特徴とする請求項9に記載の集積回路装置の製造方法。
  11. 前記パターニングする工程において、前記多層配線層の最上層に形成された配線のうち前記2本の配線を除く配線上から前記金属酸化物からなる層を除去することを特徴とする請求項10に記載の集積回路装置の製造方法。
  12. 前記パターニングする工程において、前記エッチングとして、フッ素を含むガスを使用したドライエッチングを行うことを特徴とする請求項11に記載の集積回路装置の製造方法。
  13. 前記パターニングする工程において、前記多層配線層の最上層に形成された配線のうち前記2本の配線を除く配線を覆うように前記金属酸化物からなる層を残留させることを特徴とする請求項10に記載の集積回路装置の製造方法。
  14. 前記配線を形成する工程と前記温度モニタ部材を形成する工程との間に、前記配線を覆うように絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層に前記2本の配線に夫々到達するような2つのビアを形成する工程と、を有し、前記温度モニタ部材を形成する工程において、前記2つのビア内に前記温度モニタ部材の一部を埋設することを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の集積回路装置の製造方法。
  15. 前記金属酸化物には酸化バナジウムを使用することを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載の集積回路装置の製造方法。
  16. 前記配線をAl、Ti、Cu、Ta、Wからなる群から選択された1種の金属若しくはその合金又は2種以上の金属を含む合金により形成することを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載の集積回路装置の製造方法。
  17. 前記配線を形成する工程において、前記配線と同層でパッドを形成し、温度モニタ部材を形成する工程の後に、前記配線及び前記温度モニタ部材を絶縁材料により埋め込む工程と、この絶縁材料からなる層に前記パッドが露出するように開口部を形成する工程と、を有することを特徴とする請求項9乃至16のいずれか1項に記載の集積回路装置の製造方法。
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