JP2005216989A - マルチチップモジュールの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
高密度配線を有するモールド樹脂で成型された薄型化マルチチップモジュールの製造方法を提供するものである。
【解決手段】
本発明は、シリコンウェハ等の仮支持基板上に、モジュール配線基板として、絶縁層および配線層を積層したモジュール配線層を形成する配線層形成工程と、該配線層形成工程で形成されたモジュール配線層上に複数の半導体素子を搭載する半導体素子搭載工程と、その後、前記保護絶縁層と前記半導体素子との間にアンダーフィルを充填し、その後前記モジュール配線層上に搭載された複数の半導体素子をモールド樹脂封止するモールド工程と、該モールド樹脂封止されたものから前記仮支持基板を除去してマルチチップモジュールを得る仮支持基板除去工程とを有することをマルチチップモジュールの製造方法である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、薄型化されたモジュール配線基板およびマルチチップモジュールの製造方法並びにマルチチップモジュールをプリント基板等の外部基板に実装した電子装置に関するものである。
薄型モジュール形成の従来技術としては、特開2001−217372号公報(特許文献1)及び特開2000−21919号公報(特許文献2)が知られている。
特許文献1には、導電箔に分離溝を形成した後、回路素子を実装し、この導電箔を支持基板として絶縁性樹脂を被着し、反転した後、今度は絶縁性樹脂を支持基板として導電箔を研磨して導電路として分離することによって、導電路、回路素子が絶縁性樹脂に支持された回路装置を実現することが記載されている。
また、特許文献2には、半導体素子と、該半導体素子を封止する樹脂パッケージと、上記半導体素子の信号端子をワイヤーボンディングによって上記樹脂パッケージの外部に導出する信号経路と、上記半導体素子の裏面と接触するグランド用金属膜と、該グランド用金属膜に接続され、上記樹脂パッケージの外部に導出されるグランド経路とを備えた半導体装置が記載されている。
特開2001−217372号公報
特開2000−21919号公報
従来は、回路が形成されたプリント基板やセラミクス基板の表面に薄膜配線形成技術を用いて微細配線を形成し、該形成された微細配線上に半導体素子等の電子部品を搭載してきた。しかしながら、この方法では、プリント基板やセラミクス基板を支持基板として用いているため、ある程度の厚さになってしまっていた。
近年、電子機器は小型化するのみでなく、薄型化という要求が大きくなってきている。この要求を満たすように、搭載される半導体素子も薄肉化されてきている。このように、搭載される半導体素子が薄肉化されるにも係らず、それを支持するプリント基板やセラミクス基板からなる支持基板が厚いことにより、結局半導体素子を支持基板に実装された際厚くなり、機器の薄型化を妨げていた。該薄型化のためには、特許文献1及び2に記載されたような製造プロセスを採用することが考えられるが、これらの技術は支持基板としての配線の多層化が困難であった。
本発明の目的は、上記課題を解決すべく、半導体素子を実装するモジュール配線基板としての薄膜配線層の多層化を低コストで薄肉化を実現し、その結果薄型化を実現したマルチチップモジュールの製造方法及び電子装置の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、仮支持基板上に、モジュール配線基板として、絶縁層および配線層を積層したモジュール配線層を形成する配線層形成工程と、該配線層形成工程で形成されたモジュール配線層上に複数の半導体素子を搭載する半導体素子搭載工程と、該半導体素子搭載工程で前記半導体素子を搭載した後、前記仮支持基板を除去してマルチチップモジュールを得る仮支持基板除去工程とを有することを特徴とするマルチチップモジュールの製造方法である。
また、本発明は、前記半導体素子搭載工程において、前記半導体素子を搭載した後前記モジュール配線層の表面と前記半導体素子との間にアンダーフィルを充填し、その後前記半導体素子をモールド樹脂封止するモールド工程を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記仮支持基板としてシリコンウェハを用いることを特徴とする。
また、本発明は、前記仮支持基板除去工程において、前記仮支持基板の除去を、エッチングまたは機械研磨を用いることを特徴とする。
また、本発明は、前記半導体素子として、ウェハレベルCSPによりパッケージされ、バックグラインドされた半導体チップにすることにより薄型化を実現することを特徴とする。
また、本発明は、仮支持基板上に、モジュール配線基板として、入出力端子としての複数の下部電極、絶縁層および配線層を積層し、表面に複数の上部電極を露出した状態で保護絶縁層を被覆したモジュール配線層を形成する配線層形成工程と、該配線層形成工程で形成されたモジュール配線層上に複数の半導体素子を前記上部電極との間ではんだ接続して搭載する半導体素子搭載工程と、該半導体素子搭載工程で複数の半導体素子を搭載した後、前記保護絶縁層と前記半導体素子との間にアンダーフィルを充填し、その後前記モジュール配線層上に搭載された複数の半導体素子をモールド樹脂封止するモールド工程と、該モールド工程でモールド樹脂封止されたものから前記仮支持基板を除去してマルチチップモジュールを得る仮支持基板除去工程とを有することをマルチチップモジュールの製造方法である。
また、本発明は、前記配線層形成工程において、前記下部電極および前記上部電極には、はんだ拡散防止膜が形成され、前記配線層における配線は絶縁膜との間に密着膜を挟んで銅めっき膜で形成することを特徴とする。
本発明によれば、半導体素子を実装するモジュール配線基板としての薄膜配線層の多層化を低コストで、薄肉化を実現し、その結果として薄型化マルチチップモジュールを製造することが可能となる。
また、本発明によれば、半導体素子を薄肉化することにより、マルチチップモジュールとして一層薄型化することが可能となる。この場合でも、半導体素子を破損させることなく製造することが可能となる。
本発明に係るマルチチップモジュール及び電子装置の実施の形態について図面を用いて説明する。
まず、本発明に係る薄型化されたマルチチップモジュールにおいて、プリント基板等の外部基板に搭載する面に入出力端子を設けた第1の実施例について図1A、図1Bおよび図2を用いて説明する。なお、全ての図において、同一符号は同一部位を示しているため、重複する説明を省いている場合があり、また説明を容易にするため各部の寸法比を実際とは変えてある。
まず、図1A(a)に示す工程が実行される。該工程は、仮支持基板1として、搭載されるシリコンチップ(半導体チップ)11と同一の熱膨張係数を有する0.5〜1mm程度の厚さのシリコンウェハを用い、その上に、電気めっきを実施するための給電膜2aを全面に形成する工程である。シリコンウェハの代わりに耐熱性を有するガラスで形成することも可能である。ここで、給電膜2aの形成は、蒸着や、無電解銅めっき、CVDなども用いることが可能であるが、ポリイミドとの接着強度が強いためスパッタを用いることとした。スパッタの前処理として、導体の導通を確保するためにスパッタエッチングを行った。本実施例におけるスパッタ膜としては、クロム(50〜100nm程度)/銅(0.3〜1.0μm程度)の多層薄膜を形成した。ここでのクロムの機能は、銅とシリコンウェハ1との接着を確保することにあり、その膜厚はそれらの接着を維持する最低限でかまわない。所要膜厚は、スパッタエッチングおよびスパッタの条件、クロムの膜質などによっても変動する。即ち、クロムは、シリコンウェハ1に密着させるための密着膜である。なお、本実施例で使用したクロム膜に代えてチタン膜やチタン/白金膜、タングステンなどでも代替できる。一方、銅の膜厚は、後の工程で電気ニッケルめっき膜3aを形成したときに、膜厚分布が生じない最小限度の膜厚が好ましく、めっき前処理として行なう酸洗などでの膜減り量も考慮に入れたうえで膜厚分布を誘発しない膜厚を決定する。銅の膜厚を必要以上に厚くした場合、例えば1.0マイクロメートルを越える銅厚の場合には、スパッタ時間が長くなって生産効率が低下するという問題に加えて、後の工程で実施する給電膜2aのエッチング除去の際に長時間エッチングが避けられず、その結果として下部電極となる電気ニッケルめっき3aのサイドエッチングが大きくなる。
次に、図1A(b)に示す工程が実行される。該工程は、給電膜2a上に、フォトリソグラフィー技術を用い、電気ニッケルめっきを形成する部分のみが開口した配線の逆パターンをレジスト4aを用いて形成し、該レジスト4aの開口した部分にはんだ拡散防止膜としてのニッケルめっき3aを施して下部電極を形成する工程である。本工程で形成したニッケルめっき膜3aは、外部回路との接続に用いる下部電極となる。ここでの膜厚は、この開口部分に搭載する、はんだの拡散を防止することが出来る最低限度の膜厚が必要である。本実施例では、ニッケルめっき膜3aは、電気ニッケルめっきによって、ワット浴を用いたが、めっき液の種類は問わない。電気ニッケルめっきは、界面活性剤による洗浄、水洗、希硫酸による洗浄、水洗を行った後、給電膜2を陰極に接続し、ニッケル板を陽極に接続することにより行い、電気ニッケルめっき膜を形成した。なお、ここで形成するニッケルは電気めっきを用いて形成する方法を示したが、無電解めっきを用いることも可能である。また、電気ニッケルめっきの代わりに、ニッケルを主とする合金であってもよい。
次に、図1A(c)に示す工程が実行される。該工程は、レジストパターン4aおよび電気めっきの給電膜2aをエッチング処理により除去する工程である。電気銅めっき膜および電気ニッケルめっき膜2aを形成したのちに、レジストパターン4aを除去し、エッチング処理をすることで予め成膜した給電膜2aを除去する。銅のエッチングには、塩化第二鉄、アルカリ系エッチング液等の種類があるが、本実施例では硫酸/過酸化水素水を主成分とするエッチング液を用いた。10秒以上のエッチング時間がないと制御が困難となって実用的観点では不利であるが、あまりに長い時間エッチングを行なうと、サイドエッチングが大きくなり、タクトが長くなるという問題も生じるため、エッチング液およびエッチング条件は、適宜実験により求めるのがよい。引き続いて実施する給電膜2のクロム部分のエッチングには、クロムのエッチング液には、フェリシアン系、塩酸系等の種類があるが、本実施例では、過マンガン酸カリウムとメタケイ酸を主成分とするエッチング液を用いた。
次に、図1A(d)に示す工程が実行される。該工程は、感光性ポリイミドを用いて10〜20μm程度の厚さの絶縁層5aを形成し、下部電極3aに接続される端子となる部分6aを開口させる工程である。開口方法については、感光性ポリイミドを用いたが、全面にポリイミドを塗布し、レーザ加工やドライエッチングなどの手法を用いても問題はない。また、絶縁層の材料として、ポリイミドを用いたが、エポキシなどの樹脂を用いても問題ではなく、また、場合によっては、無機系の絶縁層を用いても良い。
次に、図1A(e)に示す工程が実行される。該工程は、電気めっきを実施するための給電膜2bを全面に形成し、該給電膜2b上に、フォトリソグラフィー技術を用い、電気ニッケルめっき3、電気銅めっき6を形成する部分のみが開口した配線の逆パターンをレジスト4bを用いて形成し、その後開口した部分に電気銅めっき6を施して端子6aに接続される2〜7μm程度の厚さの配線(薄膜配線)6を形成し、該配線6の上にはんだ拡散防止膜としての電気ニッケルめっき3bを施す工程である。
給電膜2bの形成では、蒸着や、無電解銅めっき、CVDなども用いることが可能であるが、ポリイミドとの接着強度が強いためスパッタを用いることとした。スパッタの前処理として、導体の導通を確保するためにスパッタエッチングを行った。本実施例におけるスパッタ膜としては、クロム(50〜100nm程度)/銅(0.3〜1.0μm程度)の多層膜を形成した。ここでのクロムの機能は、その下に位置する絶縁層5との接着を確保することにあり、その膜厚はそれらの接着を維持する最低限でかまわない。所要膜厚は、スパッタエッチングおよびスパッタの条件、クロムの膜質などによっても変動する。即ち、クロムは、絶縁層5に密着させるための密着膜である。なお、本実施例で使用したクロム膜に代えてチタン膜やチタン/白金膜、タングステンなどでも代替できる。一方、銅の膜厚は、後の工程で電気銅めっき6及び電気ニッケルめっき3bを形成したときに、膜厚分布が生じない最小限度の膜厚が好ましく、めっき前処理として行なう酸洗などでの膜減り量も考慮に入れたうえで膜厚分布を誘発しない膜厚を決定する。銅の膜厚を必要以上に厚くした場合、例えば1.0μmを越える銅厚の場合には、スパッタ時間が長くなって生産効率が低下するという問題に加えて、後の工程で実施する給電膜2のエッチング除去の際に長時間エッチングが避けられず、その結果として電気ニッケルめっき3b、電気銅めっき6のサイドエッチングが大きくなる。
次に、レジストパターン4bを形成する。次に、界面活性剤による洗浄、水洗、希硫酸による洗浄、水洗を行った後、給電膜2bを陰極に接続し、リンを含有する銅板を陽極に接続し、硫酸・硫酸銅めっき液を用いて電気銅めっき6を施した。はんだ拡散防止膜である電気ニッケルめっき膜3bは、給電膜2bを陰極に接続し、ニッケル板を陽極に接続することにより形成される。電気ニッケルめっき膜を形成する前に、界面活性剤による洗浄、水洗、希硫酸による洗浄、水洗を行なうと良好な膜質の電気ニッケルめっき膜が得られる場合がある。なお、銅、ニッケルとも電気めっきを用いて導体を形成する方法を示したが、無電解めっきを用いることも可能である。また、配線(薄膜配線)は銅以外に、金または銀を包含するものであってもよく、はんだ拡散防止膜である電気ニッケルめっき3bは、ニッケル合金であってもよい。
次に、図1A(f)に示す工程が実行される。該工程は、レジスト4bからなる配線の逆パターンおよび電気めっきの給電膜2bをエッチング処理により除去する工程である。電気銅めっき膜6および電気ニッケルめっき膜3bを形成したのちに、レジストパターン4bを除去し、エッチング処理をすることで予め成膜した給電膜2bを除去する。銅のエッチングには、塩化第二鉄、アルカリ系エッチング液等の種類があるが、本実施例では硫酸/過酸化水素水を主成分とするエッチング液を用いた。10秒以上のエッチング時間がないと制御が困難となって実用的観点では不利であるが、あまりに長い時間エッチングを行なうと、サイドエッチングが大きくなり、タクトが長くなるという問題も生じるため、エッチング液およびエッチング条件は、適宜実験により求めるのがよい。引き続いて実施する給電膜2bのクロム部分のエッチングには、クロムのエッチング液には、フェリシアン系、塩酸系等の種類があるが、本実施例では、過マンガン酸カリウムとメタケイ酸を主成分とするエッチング液を用いた。
次に、図1A(g)に示す工程が実行される。該工程は、感光性ポリイミドを用いて10〜20μm程度の厚さの保護絶縁層7aを形成し、上部電極(バンプパッド)となる部分6bを開口させる。開口方法については、感光性ポリイミドを用いたが、全面にポリイミドを塗布し、レーザ加工やドライエッチングなどの手法を用いても問題はない。また、絶縁層の材料として、ポリイミドを用いたが、エポキシなどの樹脂を用いても問題ではなく、また、場合によっては、無機系の絶縁層を用いても良い。
なお、本実施例では、銅/ニッケルからなる配線(薄膜配線)を一層としたが、図1A(d)から図1A(g)を繰り返すことで、多層配線層とすることも可能である。また、配線材料として、銅/ニッケル以外に銅単体、ニッケル単体を用いることも可能である。配線の形成方法についても、スパッタによりクロム/銅/クロムを成膜した後、フォトリソグラフィーとエッチング技術を用いて配線を形成することも可能である。また、ここでの電気ニッケルめっきははんだ拡散を防止するために設けているが、スパッタによりクロム/銅/ニッケルまたはニッケル合金の成膜、エッチング技術による配線/はんだ拡散防止層を形成することも可能である。
次に、図1B(h)に示す工程が実行される。該工程は、図1Aに示す工程で形成した配線(薄膜配線)6、3bの上に、半導体チップ(半導体素子)11を例えばはんだボール8によって搭載する工程である。搭載される半導体素子11は、パッケージされた物からウェハレベルCSP(Chip Size Package)に代表されるように、ベアチップで搭載されることが多い。しかも、半導体素子を薄くすると言った必要性からシリコンウェハ厚さも薄くなり、その厚さは実用上50μm程度、研究レベルでは、10μmといったものまで出来ている。即ち、搭載される半導体素子(半導体チップ)11は、ウェハレベルCSPによりパッケージされ、バックグラインド(裏面機械研磨)によりシリコンウェハ厚さを50μm程度以下に薄くされたものである。
半導体素子11の搭載方法であるが、はんだボール8を半導体素子側に形成することが一般的であり、半導体素子11にはんだボール8を形成し、図1B(h)に示すバンプパッド(上部電極)6b上にフラックスと共に搭載し、加熱することでバンプパッド6bにはんだボール8を接続する。なお、はんだボール8は、図1Aに示す工程で形成した仮支持基板付配線側に形成することも可能である。このように、バンプパッド上に所定量のフラックスとはんだボールを搭載することで、はんだボール8はフラックスの粘着力によりバンプパッド上に仮固定される。はんだボール8が搭載された図1Aに示す工程で形成した仮支持基板付配線または半導体素子11をリフロー炉に投入することではんだボールは一旦溶融し、その後再び固体化することで、はんだボール8が搭載され、その上に半導体素子11を搭載されるものである。
はんだをはんだボールで供給する以外にも、印刷機を用いてはんだペーストをバンプパッド上に印刷塗布し、これをリフローすることではんだバンプ形成する方法もある。何れの方法においても、はんだ材料は様々なものを選択することが可能となり、現時点において市場に供給されている、はんだ材料の多くが使用できる。この他、はんだ材料は限定されるものの、めっき技術を用いることで、はんだバンプを形成する方法もある。また、金や銅を核としたボールを使用したバンプや導電材料を配合した樹脂を使用して形成したバンプを使用しても良い。
本実施例では、はんだ拡散による拡散層の厚さによって、電気ニッケルめっき膜3bの必要膜厚を決定した。その条件として、はんだの種類やリフロー条件によって異なってくる。はんだボール搭載時のリフロー条件は、ベルト式のリフロー炉を用い、最大温度245℃程度、230℃程度以上で30秒程度保持される時間でリフローを行った。はんだボールは、SnとCuを主成分とし、第三の成分として、Bi、Agを添加したものを用いた。この場合、リフロー回数をリペア工程(半導体素子取り外し、取り付け工程)も考慮して、8回とすると、はんだ拡散防止膜(ニッケルめっき膜)3bの厚さは2μm程度が最低値であった。
そして、図1Aに示す工程で形成した配線と図1B(h)で搭載した半導体素子11の間に、アンダーフィル9を注入する。注入後、加熱硬化を行なう。ここでは、エポキシ樹脂から成るアンダーフィルを用い、注入後に200℃程度で60分程度加熱硬化させた。なお、部品が小さい場合には、必ずしもアンダーフィルを必要としない。
次に、図1B(i)に示す工程が実行される。該工程は、アンダーフィル9を充てんした後、モールド樹脂10でモールド(樹脂封止)して硬化させる工程である。該モールドは、トランスファモールド法を用いた。モールド樹脂は、エポキシ樹脂から成るモールド樹脂を用い、注入後に200℃/3分程度で成型させ、その後、170℃程度で8時間程度2次硬化させた。
このように、薄肉化されたベアチップ11が搭載されたとしても、モジュール薄膜配線層15は上記ベアチップ11とほぼ同じ熱膨張係数を有するシリコンウェハ等の仮支持基板1で支持されているので、上記の如く熱が加えられても、上記薄肉化されたベアチップが破損されるのを防止することが可能となる。また、薄肉化されたベアチップ11はモールド樹脂10で樹脂封止されるので、薄型化されたマルチチップモジュール構造体20をプリント基板等の外部基板30に実装する際も、上記薄肉化されたベアチップが破損されるのを防止することが可能となる。
以上により本発明に係る薄型化されたマルチチップモジュール20が完成されたことになる。そして、この段階では、マルチチップモジュール20を仮りに支持していた仮支持基板1の役割が終わり、しかもモジュールとして薄型化するために仮支持基板1を取り除くまたは分離する必要がある。そこで、図1B(j)に示す工程が実行される。該工程は、シリコンウェハである仮支持基板1をバックグラインド(裏面機械研磨)の技術を用いて除去する工程である。この外、仮支持基板1であるシリコンウェハを熱酸化し、表面がSiOで覆われたシリコンウェハを用いることで、ウェットエッチングの手法を用いることも可能となる。エッチング液は、強アルカリを加熱することで行なうことが出来る。
以上により、図2に示すように、モジュール配線基板として、裏面に下部電極3aが露出した20〜100μm程度の薄肉化されたモジュール配線層(モジュール薄膜配線層)15が形成され、薄型化されたマルチチップモジュール20を得ることが可能となった。図2に示すものは、裏面に露出した下部電極3aにはんだボール16を仮固定した状態を示す。また、図2に示すマルチチップモジュール20は、モジュール配線層15上に多数の半導体素子11が搭載され、モールド樹脂10で樹脂封止されたものを示す。なお、此の図では、モールド樹脂10の内部を透過するように記してある。
次に、上記の如く、完成された薄型化マルチチップモジュール20をプリント基板など外部基板30に実装して電子装置を得る場合について図1B(k)を用いて説明する。まず、プリント基板など外部基板30との接続用のはんだボール16をバンプパッド(下部電極)3a上に搭載する方法について説明する。バンプパッド3a上にフラックスと共に搭載し、加熱することではんだボール16を接続する。なお、はんだボール16は、バンプパッド側に形成することも、外部基板30上に形成することも可能である。この場合、外部基板30上に所定量のフラックスとはんだボール16を搭載する。この際、はんだボール16はフラックスの粘着力によりバンプパッド(図示せず)上に仮固定される。はんだボール16が搭載された外部基板30をリフロー炉に投入することではんだボールは一旦溶融し、その後再び固体化することではんだボール20が搭載されるものである。はんだをはんだボールで供給する以外にも、印刷機を用いてはんだペーストを印刷塗布し、これをリフローすることではんだバンプ形成する方法もある。何れの方法においてもはんだ材料は様々なものを選択することが可能となり、現時点において市場に供給されている、はんだ材料の多くが使用できる。この他、はんだ材料は限定されるものの、めっき技術を用いることで、はんだバンプを形成する方法もある。また、金や銅を核としたボールを使用したバンプや導電材料を配合した樹脂を使用して形成したバンプを使用しても良い。
先に、図1A(a)で記述したが、本実施例では、はんだ拡散による拡散層の厚さによって、ニッケルめっき3aの必要膜厚を決定する必要があり、その条件として、はんだの種類やリフロー条件によって異なってくる。はんだボール搭載時のリフロー条件は、ベルト式のリフロー炉を用い、最大温度245℃程度、230℃程度以上で30秒程度保持される時間でリフローを行った。はんだボールは、SnとCuを主成分とし、第三成分として、Bi、Agを添加したものを用いた。この場合、リフロー回数をリペア工程(マルチチップモジュール取り外し、取り付け工程)も考慮して、8回とすると、はんだ拡散防止膜(ニッケルめっき膜)3aの厚さは2μm程度が最低値であった。
本発明に係る薄型化されたマルチチップモジュールにおいて、半導体素子搭載面側に入出力端子を設けた第2の実施例について図3および図4を用いて説明する。
本第2の実施例において、上記第1の実施例と相違する点は、シリコンウェハ等の仮支持基板1上に下部電極3aを形成すること無く、薄膜絶縁層5bを形成し、その上に2層の配線(薄膜配線)21、23を形成し、配線23の外側部に入出力端子であるコネクタ26を設けたことにある。
図3(a)に示す工程は、シリコンウェハ等の仮支持基板1上に、例えばポリイミド膜からなる薄膜絶縁層5bを形成し、その上に第1層の配線21を形成する工程である。
図3(b)に示す工程は、感光性ポリイミドを用いて10〜20μm程度の厚さの絶縁層22を形成し、第2層の配線と接続する部分を開口させ、その上に第2層の配線23を形成する工程である。
図3(a)および図3(b)に示す工程は、図1A(c)〜図1A(g)に示す方法とほぼ同様な方法で実行される。絶縁層22に開口させる方法については、感光性ポリイミドを用いたが、全面にポリイミドを塗布し、レーザ加工やドライエッチングなどの手法を用いても問題はない。また、絶縁層の材料として、ポリイミドを用いたが、エポキシなどの樹脂を用いても問題ではなく、また、場合によっては、無機系の絶縁層を用いても良い。また、第1層及び第2層の配線材料としては、銅/ニッケル以外に銅単体、ニッケル単体を用いることも可能である。第1層及び第2層の配線の形成方法についても、スパッタによりクロム/銅/クロムの成膜、レジスト形成とエッチング技術を用いた配線を形成することも可能である。また、ここでの電気ニッケルめっきはポリイミドとの接着を確保するために入れているが、スパッタによりクロム/銅/クロムの成膜、エッチング技術による配線/はんだ拡散防止層を形成することも可能である。
なお、ここでは、配線層を2層示したが、これらの工程を繰り返すことにより、3層以上の配線層(薄膜配線層)を形成することも可能である。
次に、図3(c)に示す工程が実行される。この工程は、図1A(g)に示したのと同様な工程で、感光性ポリイミドを用いて保護絶縁層7bを形成し、半導体素子11との接続端子6bとなる部分を開口させる。このとき、同時に、外部端子と接続するためのコネクター26を接続する部分24を開口させる。そして、図1B(h)に示した工程と同様の方法で半導体素子11をはんだボール8を介して搭載する。
次に、図3(d)に示す工程が実行される。この工程は、図1B(i)に示したのと同様な工程で、アンダーフィル9を充てんした後、モールド樹脂10を硬化させた。モールドは、トランスファモールド法を用いた。モールド樹脂は、エポキシ樹脂から成るモールド樹脂を用い、注入後に200℃/3分程度で成型させ、その後、170℃程度で8時間程度2次硬化させた。なお、ここでのモールド(樹脂封止)は、外部端子と接続するためのコネクター(入出力端子)26を接続する部分25を開口させておく。
このように、薄肉化されたベアチップ11が搭載されたとしても、モジュール配線基板としてのモジュール配線層(モジュール薄膜配線層)28は上記ベアチップ11とほぼ同じ熱膨張係数を有するシリコンウェハ等の仮支持基板1で支持されているので、上記の如く熱が加えられても、上記薄肉化されたベアチップ11が破損されるのを防止することが可能となる。
以上により、本発明に係るマルチチップモジュール40が完成されたことになる。そして、この段階では、マルチチップモジュール40を仮りに支持していた仮支持基板1の役割が終わり、しかもモジュールとして薄型化するために仮支持基板1を取り除くまたは分離する必要がある。そこで、図1B(j)に示したのと同様な工程で、仮支持基板1であるシリコンウェハを例えばバックグラインド(裏面機械研磨)の技術を用いて除去する。この外、仮支持基板1であるシリコンウェハを熱酸化し、表面がSiOで覆われたシリコンウェハを用いることで、ウェットエッチングの手法を用いることも可能となる。エッチング液は、強アルカリを加熱することで行なうことが出来る。
次に、図3(e)に示す工程が実行される。即ち、外部端子と接続するための例えばケーブル27付きコネクター26は、モジュール配線層28上で各配線が引き出された端部の位置(コネクター26が設けられた位置)で接続される。
以上により、図4に示すように、半導体素子搭載面側に入出力端子26を設けた20〜100μm程度の薄肉化されたモジュール配線層28が形成され、薄型化されたマルチチップモジュール40を得ることが可能となった。此の図においても、モールド樹脂10の内部を透過するように記してある。本発明に係るマルチチップモジュール40は、モジュール配線層28の上に、多数の半導体素子11を搭載して構成される。そして、マルチチップモジュール40は、半導体素子11の搭載面側に入出力端子となる例えばケーブル27が接続されているコネクター26が接続されて構成される。
以上説明した本実施の形態によれば、モジュール配線基板としてのモジュール配線層上に半導体素子を搭載した薄型化マルチチップモジュールを低コストで、しかも半導体素子(ベアチップ)を破損することなく製造することが可能である。特に、半導体素子が50μmよりも薄肉化された場合は効果が増大することになる。
本発明に係る薄型化されたマルチチップモジュールにおいて、プリント基板等の外部基板に搭載する面に入出力端子を設けた第1の実施例の製造工程の前半を説明するための図である。 図1Aに示す第1の実施例の製造工程の後半を説明するための図である。 本発明に係る薄型化されたマルチチップモジュールの第1の実施例の外観を示す斜視図である。 本発明に係る薄型化されたマルチチップモジュールにおいて、半導体素子搭載面側に入出力端子を設けた第2の実施例の製造工程を説明するための図である。 本発明に係る薄型化されたマルチチップモジュールの第2の実施例の外観を示す斜視図である。
符号の説明
1…仮支持基板(例えばシリコンウェハ)、2a、2b…給電膜、3a…ニッケルめっき(下部電極:入出力端子)、3b…ニッケルめっき、4a、4b…レジスト、5a…絶縁層、6…銅めっき(配線)、6a…端子部分、6b…上部電極(バンプパッド)、7a、7b…保護絶縁層、8…はんだボール、9…アンダーフィル、10…モールド樹脂、11…半導体素子(ベアチップ)、15…モジュール配線基板(モジュール配線層)、16…はんだボール、20…マルチチップモジュール、21…銅めっき(第1層の配線)、22…絶縁層、23…銅めっき(第2層の配線:半導体素子との接続端子)、24…外部端子と接続するためのコネクターを接続する部分、25…外部端子と接続するためのコネクターを接続する部分、26…コネクター(入出力端子)、27…ケーブル、28…モジュール配線基板(モジュール配線層)、40…マルチチップモジュール。

Claims (11)

  1. 仮支持基板上に、モジュール配線基板として、絶縁層および配線層を積層したモジュール配線層を形成する配線層形成工程と、
    該配線層形成工程で形成されたモジュール配線層上に複数の半導体素子を搭載する半導体素子搭載工程と、
    該半導体素子搭載工程で前記半導体素子を搭載した後、前記仮支持基板を除去してマルチチップモジュールを得る仮支持基板除去工程とを有することを特徴とするマルチチップモジュールの製造方法。
  2. 前記半導体素子搭載工程において、前記半導体素子を搭載した後前記モジュール配線層の表面と前記半導体素子との間にアンダーフィルを充填し、その後前記半導体素子をモールド樹脂封止するモールド工程を有することを特徴とする請求項1記載のマルチチップモジュールの製造方法。
  3. 前記仮支持基板としてシリコンウェハを用いることを特徴とする請求項1記載のマルチチップモジュールの製造方法。
  4. 前記仮支持基板除去工程において、前記仮支持基板の除去を、エッチングまたは機械研磨を用いることを特徴とする請求項1記載のマルチチップモジュールの製造方法。
  5. 前記半導体素子として、ウェハレベルCSPによりパッケージされ、バックグラインドされた半導体チップを含むことを特徴とする請求項1記載のマルチチップモジュールの製造方法。
  6. 前記配線層形成工程において、前記仮支持基板上に、入出力端子としての下部電極を形成する下部電極形成工程を含むことを特徴とする請求項1記載のマルチチップモジュールの製造方法。
  7. 前記配線層形成工程において、前記配線層における複数の配線の各々について入出力端子を設ける部分を絶縁膜から露出させる工程を含むことを特徴とする請求項1記載のマルチチップモジュールの製造方法。
  8. 仮支持基板上に、モジュール配線基板として、入出力端子としての複数の下部電極、絶縁層および配線層を積層し、表面に複数の上部電極を露出した状態で保護絶縁層を被覆したモジュール配線層を形成する配線層形成工程と、
    該配線層形成工程で形成されたモジュール配線層上に複数の半導体素子を前記上部電極との間ではんだ接続して搭載する半導体素子搭載工程と、
    該半導体素子搭載工程で複数の半導体素子を搭載した後、前記保護絶縁層と前記半導体素子との間にアンダーフィルを充填し、その後前記モジュール配線層上に搭載された複数の半導体素子をモールド樹脂封止するモールド工程と、
    該モールド工程でモールド樹脂封止されたものから前記仮支持基板を除去してマルチチップモジュールを得る仮支持基板除去工程とを有することをマルチチップモジュールの製造方法。
  9. 前記配線層形成工程において、前記下部電極および前記上部電極には、はんだ拡散防止膜が形成され、前記配線層における配線は絶縁膜との間に密着膜を挟んで銅めっき膜で形成することを特徴とする請求項7記載のマルチチップモジュールの製造方法。
  10. 仮支持基板上に、モジュール配線基板として、絶縁層および配線層を積層し、表面に複数の上部電極を露出した状態で保護絶縁層を被覆し、前記配線層における複数の配線の各々について入出力端子を設ける部分を絶縁膜から露出させたモジュール配線層を形成する配線層形成工程と、
    該配線層形成工程で形成されたモジュール配線層上に複数の半導体素子を前記上部電極との間ではんだ接続して搭載する半導体素子搭載工程と、
    該半導体素子搭載工程で複数の半導体素子を搭載した後、前記保護絶縁層と前記半導体素子との間にアンダーフィルを充填し、その後前記モジュール配線層上に搭載された複数の半導体素子をモールド樹脂封止するモールド工程と、
    該モールド工程でモールド樹脂封止されたものから前記仮支持基板を除去してマルチチップモジュールを得る仮支持基板除去工程とを有することをマルチチップモジュールの製造方法。
  11. 更に、前記配線層形成工程において絶縁膜から露出した複数の配線部分に入出力端子を接続する接続工程を有することを特徴とする請求項9記載のマルチチップモジュールの製造方法。
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