JP2005204431A - モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005204431A
JP2005204431A JP2004008923A JP2004008923A JP2005204431A JP 2005204431 A JP2005204431 A JP 2005204431A JP 2004008923 A JP2004008923 A JP 2004008923A JP 2004008923 A JP2004008923 A JP 2004008923A JP 2005204431 A JP2005204431 A JP 2005204431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
inverter circuit
current
output
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004008923A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsusachi Kiuchi
光幸 木内
Masahiro Suzuki
将大 鈴木
Hideki Nakada
秀樹 中田
Kaneharu Yoshioka
包晴 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004008923A priority Critical patent/JP2005204431A/ja
Priority to CNB2005100038334A priority patent/CN1306695C/zh
Priority to CNU2005200026385U priority patent/CN2840517Y/zh
Priority to TW094100987A priority patent/TWI278176B/zh
Priority to KR1020050003568A priority patent/KR100659423B1/ko
Publication of JP2005204431A publication Critical patent/JP2005204431A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • H02P6/18Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/34Testing dynamo-electric machines
    • G01R31/343Testing dynamo-electric machines in operation
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • H02P21/24Vector control not involving the use of rotor position or rotor speed sensors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
    • H02P6/085Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor in a bridge configuration
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/20Arrangements for starting
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2209/00Indexing scheme relating to controlling arrangements characterised by the waveform of the supplied voltage or current
    • H02P2209/11Sinusoidal waveform

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

【課題】簡略化したセンサレス正弦波駆動においてモータ負荷状態を検出する。
【解決手段】交流電力1を整流回路2により直流電力に変換し、インバータ回路3によりモータ4を駆動し、インバータ回路3の出力電流を電流検出手段5により検出し、無効電流が設定回転数において所定値となるよう制御し、インバータ回路出力電圧あるいは出力電力より負荷状態を判別する。
【選択図】図1

Description

本発明はセンサレス正弦波駆動を行うモータ駆動装置に関するものである。
従来、この種のモータ駆動装置は、ロータ位置センサを省略してセンサレス正弦波駆動することによりモータの振動、騒音を低減し、信頼性を向上させていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−350489号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ロータ位置を推定するためにモータ定数、回路パラメータ、あるいはモータ負荷を予め把握し、所定の計算値と測定電流値の誤差を検出して誤差が最小となるようにプロセッサが演算する必要があるので、演算が非常に複雑となり高速高性能の演算機能を有するプロセッサが必要であった。さらに、モータ負荷変動が大きい場合には脱調し易いという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、負荷変動に対して安定に動作し、例え負荷変動による出力変動や脱調が生じても、負荷状態や脱調を検知して制御パラメータ、あるいは起動条件を修正して再起動させるものであり、プロセッサの演算を簡略化し、かつ、負荷変動に対しても安定に動作するセンサレス正弦波駆動のモータ駆動装置を提供するものである。
上記従来の課題を解決するために、モータ駆動装置は、交流電力を整流回路により直流電力に変換し、モータをインバータ回路により駆動し、インバータ回路の出力電流を電流検出手段により検出して設定回転数となるようにインバータ回路をPWM制御し、インバータ回路の出力電圧と電流位相、あるいは無効電流が所定値となるように制御するようにし、インバータ回路の出力電圧あるいは出力電力により負荷状態を判別するようにしたものである。
本発明のモータ駆動装置は、設定回転数におけるインバータ回路の出力電圧あるいは出力電力によりモータ負荷状態を判別するようにしたものであり、位置センサが無くても脱調や負荷トルクを検出することができ、脱調した場合でも安定に再起動して負荷に応じた電流設定ができるので、負荷変動が大きくても安定に動作するセンサレス正弦波駆動を実現できる。
第1の発明は、交流電源と、前記交流電源の交流電力を直流電力に変換する整流回路と、前記整流回路の直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路により駆動されるモータと、前記インバータ回路の出力電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段の出力信号により前記インバータ回路をPWM制御して設定回転数となるように前記モータを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相、あるいは無効電流が所定値となるように制御し、前記インバータ回路の出力電圧あるいは出力電力により負荷状態を判別するようにしたもので、負荷変動が大きくても安定に動作するセンサレス正弦波駆動を実現できる。
第2の発明は、第1の発明における制御手段はインバータ回路の出力電圧と出力電流との位相、あるいは無効電流が所定値となるようにV/f制御し、V/f制御値より負荷状態を判別するようにしたもので、脱調して回転停止した場合等の回転状態検出、あるいは、負荷の大小の検出が容易となる。
第3の発明は、第1の発明における制御手段はインバータ回路の出力電圧あるいは出力電力によりモータ負荷状態を検知し、前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相、あるいは無効電流を変更するようにしたもので、負荷状態に応じて出力電流位相、あるいは無効電流を変更することができるので、負荷変動が大きい場合や、運転途中に負荷が変動する場合でも安定に回転させることができ、例え脱調してもトルク電流を増加させて起動するので、負荷変動が大きい場合でも運転可能となり信頼性の高いモータ駆動装置を実現できる。
第4の発明は、第1の発明における制御手段はインバータ回路の出力電圧あるいは出力電力によりモータ負荷状態を検知し、モータ駆動条件を変更するようにしたものであり、負荷変動が大きい場合や、運転途中に負荷が変動する場合には回転数やモータ電流等の駆動条件を変更することにより安定に回転させたり、あるいは、回転数を変えて騒音を減らすことができる。
第5の発明は、第1の発明における制御手段はインバータ回路の出力電力と駆動周波数によりモータ負荷トルクを判別するようにしたものであり、モータ負荷トルクに対応した回転数制御や出力制御が可能となる。
第6の発明は、第1の発明における制御手段はインバータ回路の出力電力と駆動周波数により負荷トルクを判別し、前記負荷トルクの変動によりモータを制御するようにしたものであり、負荷トルクを検出してトルク電流を求めることにより最適のモータ電流、電流位相、あるいは回転数を設定できるので、過負荷の場合にはモータを停止させ、軽負荷の場合にはモータ電流を下げて回転数制御するなどの最適制御ができる。
第7の発明は、第1の発明における制御手段はインバータ回路の出力電力と駆動周波数により負荷トルクを判別し、負荷トルクに応じて前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相、あるいは無効電流を制御するようにしたものであり、負荷トルクに応じた電流設定によりモータ効率を最大にすることができる。
第8の発明は、第1の発明における制御手段はインバータ回路の出力電圧あるいは出力電力によりモータの回転異常を検知し、前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相、あるいは無効電流を変更して前記モータを再起動するようにしたものであり、モータが回転停止した場合には出力電流を増加させて再起動させることにより最適に電流設定ができ、安定に回転させることができる。
第9の発明は、第1の発明における制御手段はインバータ回路の出力電圧あるいは出力電力によりモータの回転異常を検知し、前記インバータ回路の起動条件を変更して前記モータを再起動するようにしたものであり、負荷に応じた最適な起動条件を設定でき、安定に回転させることができる。
(実施の形態1)
図1は、第1の実施の形態におけるモータ駆動装置のブロック図である。図1において、交流電源1より整流回路2に交流電力を加えて直流電力に変換し、インバータ回路3により直流電力を3相交流電力に変換してモータ4を駆動する。整流回路2は、全波整流回路20の直流出力端子にコンデンサ21a、21bを直列接続し、コンデンサ21a、21bの接続点を交流電源入力の一方の端子に接続して直流倍電圧回路を構成し、インバータ回路3への印加電圧を高くする。
インバータ回路3の負電圧側には電流検出手段5を接続し、インバータ回路3の3相各下アームに流れる電流を検出することによりインバータ回路3の出力電流、すなわち、モータ4の各相電流を検出する。
制御手段6は、電流検出手段5の出力信号よりインバータ回路3の出力電流を演算し、設定回転数に応じた所定周波数、所定電圧を印加してモータ4を回転駆動するものであり、モータ負荷に応じて出力電圧に対する出力電流との位相、あるいは無効電流となるように制御することにより設定同期速度でモータ4を回転駆動できる。
図2はモータ駆動装置のインバータ回路3の詳細な回路図であり、6個のトランジスタとダイオードよりなる3相フルブリッジインバータ回路により構成している。ここで、3相アームの1つのU相アーム30Aについて説明すると、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下、IGBTと略す)よりなる上アームトランジスタ31a1と逆並列ダイオード32a1の並列接続体と、IGBTよりなる下アームトランジスタ31a2と逆並列ダイオード32a2の並列接続体を直列に接続し、上アームトランジスタ31a1のコレクタ端子は直流電源の正電位端子Lpに接続し、上アームトランジスタ31a1のエミッタ端子は出力端子Uに接続し、下アームトランジスタ31a2のエミッタ端子は電流検出手段5を構成するシャント抵抗50aを介して直流電源のLn端子側に接続する。
上アームトランジスタ31a1は上アーム駆動信号Upに応じて上アームゲート駆動回路33a1により駆動され、下アームトランジスタ31a2は下アーム駆動信号Unに応じて下アームゲート駆動回路33a2によりオンオフスイッチング制御される。上アームゲート駆動回路33a1は、微分信号によりセットリセットされるRSフリップフロップ回路を内蔵し、上アーム駆動信号Upの立ち上がりで上アームトランジスタ31a1をオン動作させ、上アーム駆動信号Upの立ち下がりで上アームトランジスタ31a1をオフ動作させる。下アームゲート駆動回路にはRSフリップフロップは不必要である。
IGBTのゲート印加電圧は10〜15V必要であり、下アームトランジスタ31a2をオンさせると、15Vの直流電源の+端子B1よりブートストラップ抵抗34a、ブートストラップダイオード35aを介してブートストラップコンデンサ36aが充電されるので、ブートストラップコンデンサ36aの蓄積エネルギーにより上アームトランジスタ31aをオンオフスイッチングできる。また、下アームの逆並列ダイオード32a2が導通した場合にも同様にブートストラップコンデンサ36aが充電される。
V相アーム30B、W相アーム30Cも同様の接続であり、各アームの下アームトランジスタのエミッタ端子は電流検出手段5を構成するシャント抵抗50b、50cに接続し、シャント抵抗50b、50cの他方の端子は直流電源負電位端子Lnに接続している。IGBT、あるいはパワーMOSFETにより下アームトランジスタを構成すると、ゲート電圧を制御することによりスイッチング制御できるので、IGBTの場合はエミッタ端子、パワーMOSFETの場合にはソース端子に接続するシャント抵抗の電圧が1V以下となるように抵抗値を選定すればスイッチング動作にはほとんど影響することなく電圧制御によりオンオフスイッチング制御でき、シャント抵抗の電圧veu、vev、vewを検出することによりインバータ回路出力電流、すなわちモータ電流を検出できる特徴がある。
図3は、インバータ回路出力電流検出タイミングチャートであり、三角波変調によりPWM制御して、スイッチングノイズの影響を減らすために上下アームIGBTのスイッチングタイミングをはずして高速A/D変換してマイクロコンピュータ等のモータ制御プロセッサにより電流検出する。図3において、ckは三角波変調信号Vtのピーク値、すなわち時間t3にて発生させる同期信号であり、vuはU相電圧制御信号で、三角波変調信号VtとU相電圧制御信号vuを比較してU相上アームトランジスタ31aの駆動信号UpとU相下アームトランジスタ31a2の駆動信号Unを発生させる。t1〜t2区間、t5〜t6区間は上下アームトランジスタの非導通期間でデッドタイムΔtと呼び、A/D変換タイミングは、上アームトランジスタがオフで下アームトランジスタがオンとなる時間t3、あるいは、時間t3からデッドタイムΔt時間ずらした時間t4の範囲内で行うとよい。
図4は、本発明による制御手段のブロック図で、マイクロコンピュータ、あるいはディジタルシグナルプロセッサ等の高速プロセッサによりセンサレス正弦波駆動を実現するものである。
基本的な制御方法について図5に示す本発明による制御ベクトル図を用いて説明する。図5は、ロータ表面に永久磁石を設けた表面永久磁石モータ(略してSPMモータ)のd−q座標系のベクトル図であり、モータ誘起電圧Vrはq軸と同軸となり、誘起電圧Vrは誘起電圧定数krと回転数N、すなわちモータ駆動周波数fに比例する。言い換えれば、モータ誘起電圧Vrと周波数fの比(Vr/f)はほぼ一定に制御する。
モータ電流Iをq軸と同軸に制御するとベクトル制御と同等になるが、ロータ位置センサが無くq軸は検出できないので、角度γ進角していると仮定する。モータの電圧方程式は式1で表現されるので、駆動周波数fが固定された場合、d−q座標系においては、電流ベクトルIを固定するとモータ印加電圧ベクトルViが固定される。逆に、モータ印加電圧ベクトルViを固定すると電流ベクトルIは固定される。また、モータ印加電圧Vi(母線軸)を主軸とするa−r軸に座標変換した場合においても同様であり、電流ベクトルIを固定するとモータ誘起電圧ベクトルVrが固定される。言い換えれば、モータ定数があらかじめわかっておれば、電流ベクトルIを固定することにより誘起電圧Vrと電流Iの位相は一定に制御できるので、q軸電流Iq(すなわちトルク電流)をほぼ一定に制御できベクトル制御とほとんど同じ制御が可能となる。
Figure 2005204431
無効電流Isinφを適当な値に選び、進角γを小さくすることにより、モータ電流Iはトルク電流(q軸電流)Iqとほとんど同じとなり、高効率運転が可能となり、モータ損失が減らせるのでモータの温度上昇を減らし、モータを小型化できる。
また、通常運転において、図5に示したようにモータ電流Iをγ進角設定することにより、急激な負荷変動により位相φが変化してもq軸との位相γが遅れてトルクが急減して脱調することがなくなる。特に、急に回転数が低下して位相γがq軸に対して遅れ、かつ、位相φが90度以上になると脱調する可能性が高くなるので、進角制御することにより遅れ位相になる場合が減少し、回転制御の安定性能が向上する。
さらに、進角制御により弱め界磁制御(d軸電流が負)となるので、モータ誘起電圧Vrとコイル巻線電圧(jωLI)の和の電圧ベクトルVoを小さくできるのでトルク電流Iqを増加させて高速回転が可能となる。
以上述べたように、モータ定数(巻線抵抗R、巻線インダクタンスL、モータ誘起電圧定数kr)とモータ負荷に対応したトルク電流Iqがわかっているならば、モータ電流ベクトルを制御するためにモータ印加電圧Viに対するモータ電流Iの絶対値と位相φを制御すればよいので、図5のベクトル図においてd−q座標から母線軸座標変換後のr軸電流Ir(=Isinφ)、あるいはa軸電流Ia(=Icosφ)を制御するものである。
図4において、駆動条件設定手段60は、モータ駆動条件に応じて駆動回転数、トルク電流、進み角γを求めて、駆動周波数f、無効電流Isinφ等を設定するもので、回転数設定手段61、無効電流設定手段62に設定信号を送る。キャリヤ信号発生手段63は、PWM変調のための三角波信号Vtと同期信号ckを発生させるもので、キャリヤ周波数(スイッチング周波数)はモータ騒音を減らすために15kHz以上の超音波周波数に設定する。同期信号ckは各演算ブロックに送られ、同期信号ckに同期して各演算ブロックが動作する。
回転数設定手段61は、モータ駆動周波数fを設定するためにキャリヤ信号周期の位相角Δθを求めて電気角演算手段64に加え、V/f設定手段65に設定周波数信号を送る。電気角演算手段64は、同期信号ckに同期して位相θを求め、規格化された正弦波テーブルを記憶する記憶手段66や座標変換手段等に位相信号θを加える。
V/f設定手段65は、駆動周波数fと負荷トルクに応じた印加電圧定数kvnを設定するもので回転数あるいは負荷トルクに応じた値が設定される。後ほど述べるように、1モータ2ポンプ、あるいは、1モータ1ポンプ方式により正回転で洗浄運転、逆回転で排水運転させる場合にはモータに必要なトルク電流がそれぞれ変化するので、印加電圧定数kvnを正転と逆転で設定値を変更させる必要がある。
記憶手段66は、位相角に対応した三角関数の演算を行うために必要な規格化された正弦波テーブルを記憶領域に記憶しており、例えば、位相0度から360度まで−1から+1までの正弦波データを持っている。
高速A/D変換手段67は、図3のタイミングチャートに示したように三角波変調信号Vtのピーク値にて電流検出手段5の出力信号veu、vev、vewをインバータ出力電流に対応したディジタル信号Iu、Iv、Iwに数マイクロ秒以下でA/D変換して3相/2相・母線軸変換手段68に各相電流の瞬時値を加える。
3相/2相・母線軸変換手段68は、図5に示したようにインバータ回路出力電流の瞬時値を3相/2相変換してインバータ回路出力電圧軸、すなわちモータ母線軸(a−r軸)へ座標変換するもので、式2を用いて絶対変換し、a軸成分Iaとr軸成分Irを求める。IrはIsinφに相当しインバータ出力(母線電圧)からみると無効電流成分となる。座標変換することにより、出力電流瞬時値より瞬時に無効電流成分Irが求まるだけではなく、式3に示す二乗平均により出力電流ベクトル絶対値Imを瞬時に求めることができる。また、インバータ出力(母線電圧)からみた電流位相φは式4より瞬時に求まるので、電流零クロス検知手段を設けて位相検知するよりも応答性が格段に向上する。
Figure 2005204431
Figure 2005204431
Figure 2005204431
無効電流比較手段69は、3相/2相・母線軸変換手段68の出力信号Irと無効電流設定手段62の設定信号Irsを比較し誤差信号ΔIrを出力し、誤差信号増幅演算手段70により増幅あるいは積分して印加電圧定数変更信号kvを制御電圧比較設定手段71に出力する。
制御電圧比較設定手段71は、V/f設定手段65の出力信号kvnと誤差信号増幅演算手段70の出力信号kvを比較してインバータ出力電圧制御信号Vaを発生させるもので、無効電流成分Irが所定値となるようにインバータ出力電圧を制御するもので、インバータ出力電圧制御信号Vaを、2相/3相・母線軸逆変換手段72に加える。
2相/3相・母線軸逆変換手段72は、式5に示す逆変換式を用いて3相正弦波電圧信号を発生させる。インバータ出力電圧はa軸と同相なので、Vaのみ演算すればよく、3相電圧vu、vv、vwをPWM制御手段73に出力する。
Figure 2005204431
負荷状態判別手段74は、V/f設定手段65と誤差信号増幅演算手段70の出力信号を比較することによりモータ負荷状態を判別するものである。通常運転においては、V/f設定手段65の出力信号kvnと誤差信号増幅演算手段70の出力信号kvの差はほとんどなく、所定の無効電流Isinφとなるようにモータは回転制御される。しかし、モータが脱調して回転停止した場合には図6のベクトル図に示すようにモータ誘起電圧Vrは零となるので、所定の無効電流Isinφとなるようにモータ印加電圧は小さくなり、V/f設定手段65の出力信号kvnと誤差信号増幅演算手段70の出力信号kvの差が通常運転の値よりも非常に大きくなる。すなわち、V/f設定手段65の出力信号kvnは一定なので、誤差信号増幅演算手段70の出力信号kvが通常運転の値よりも小さくなるので、モータの停止や異常回転を検出することができる。異常停止再起動手段75は、負荷状態判別手段74の出力信号より異常を判別してインバータ回路3の運転を停止させた後、モータを再起動させるもので、駆動条件変更手段76により駆動条件設定手段60により設定される起動時間、あるいは起動電流等の起動条件、あるいは無効電流Isinφ設定値を変更して再起動させる。
モータが脱調する原因は、トルク電流Iqが足りないか、位相がq軸に対して遅れた場合、あるいは、位相が進み過ぎた場合であり、結局、定常時の無効電流設定値Irsが小さい場合、あるいは、起動時の無効電流設定値Irsが小さい場合なので、脱調判定した場合には、無効電流設定値Irsを変更して再起動させればよい。起動時においては、起動時間を早くすると加速度が大きくなり、より大きなトルク電流が必要となるので、起動時間を変更し、立ち上げ時間を長くすることも1つの選択肢となる。
図7は、PWM制御による各部波形のタイミングチャートを示す。Euは中性点からみたモータ誘起電圧波形で、IuはU相電流波形ありモータ誘起電圧Euからわずかに進んでいる。vu、vv、vwはU相、V相、W相の各PWM制御入力信号、すなわち、2相/3相・母線軸逆変換手段72の出力信号で三角波変調信号Vtと比較することによりPWM制御出力信号Upを生成する。信号vuとU相出力電圧位相は同じであり、U相電流Iuの位相は信号vuから位相φ遅れる。
図8は、本発明によるモータ駆動装置の動作を示すフローチャートである。ステップ100よりモータ駆動プログラムが開始し、ステップ101にて駆動回転数、V/f設定、無効電流等の各種設定を行う。次にステップ102に進んで起動運転かどうかの判定を行い、起動運転ならばステップ103に進んで起動制御サブルーチンを実行する。
起動制御サブルーチン103は、図11の起動制御タイミングチャートに示すように回転数零から設定回転数fsとなるまで、駆動周波数fを起動時間t1aまで直線的に上昇させるもので、駆動周波数fに応じて無効電流設定値Irsを変更する。ポンプやファン等の流体負荷の場合、トルクは回転数の3乗により変化するので、厳密には回転数に対応したトルク電流Iqを実験等により求め、Isinφを計算してテーブルにより起動制御することにより安定な起動が可能となる。しかし、起動時には加速のためにトルク電流を大きくする必要があり、脱調を防ぐために無効電流設定値Irsはトルクに対応した値よりも大きめに設定する必要がある。
通常起動運転においては、V/f設定値、無効電流設定値Irsは定常状態の設定値のまま起動しても起動可能である。
脱調検知、あるいは異常回転検知して再起動させる場合には、起動時間をt1bに変更し、無効電流設定値Irsbを最初の起動時無効電流設定値Irsaよりも大きくして起動トルクを増加させる。
次に、ステップ104に進んでキャリヤ信号割込の有無を判定し、キャリヤ信号割込が有ればステップ105のキャリヤ信号割込サブルーチンとステップ106の回転数制御サブルーチンを実行する。
図9は、キャリヤ信号割込サブルーチンのフローチャートである。ステップ200よりプログラムが開始し、ステップ201にてキャリヤ同期信号ckのカウント数kがモータ駆動周波数fの1周期内のキャリヤ数kcかどうか判定し、等しければステップ202に進んでキャリヤカウント数kをクリヤする。モータ駆動周波数fの1周期内のキャリヤ数kcは、駆動周波数設定時に予め求める。
例えば、8極モータの回転数4040rpmにおける駆動周波数fは269.3Hz、周期Tは3.712msecとなり、キャリヤ周期Tcが64μsec(キャリヤ周波数15.6kHz)の場合、パルス数kcは58となる。1キャリヤ周期Tcの位相Δθは、駆動周波数fの1周期を2πとすると、Δθ=2π/kcとなる。
ステップ203にてキャリヤ同期信号のカウント数をインクリメントとし、次にステップ204に進んで、キャリヤ数kと1キャリヤ周期Tcの位相Δθより電気角θの演算を行う。次にステップ205に進んで電流検出手段5からの信号を検出してインバータ出力電流Iu、Iv、Iwを検出する。次にステップ206に進んで式2に従い3相/2相・母線軸座標変換を行い無効電流Irと有効電流Iaを求め、ステップ207に進んでIr、Iaをメモリする。
次に、ステップ208に進んでモータ電流のベクトル絶対値Imを式3により求め、次にステップ209に進んで演算値Imが過電流設定値Imax以上かどうか判定する。
演算値Imが過電流設定値Imax以上ならばステップ210に進んでインバータ回路3のパワー半導体の駆動を停止しモータ駆動を停止し、ステップ211に進んで過電流異常フラグをたてる。
演算値Imが過電流設定値Imax未満ならばステップ212に進み、回転数制御サブルーチンからのインバータ出力制御信号Vaを呼出し、次にステップ213に進んで式5に従い、2相/3相・母線軸座標変換を行いインバータ各相制御信号vu、vv、vwを求め、ステップ214に進んでPWM制御を行い、ステップ215に進んでリターンする。
図10は回転数制御サブルーチンのフローチャートである。回転数制御サブルーチンはキャリヤ信号毎に必ずしも行う必要がないので、例えば、2キャリヤ信号毎に実行してもよい。キャリヤ周波数が超音波周波数になるとキャリヤ周期内のプログラム処理時間が問題となるので、位相計算や電流検出演算、あるいはPWM制御等のキャリヤ毎に必ず実行する処理と、座標変換や図10に示したキャリヤ毎に必ずしも実行する必要のない処理を分け、キャリヤ毎に必ずしも実行する必要のない処理を複数に分割して処理することによりモータ制御以外の食器洗い機等のシーケンスプログラムを実行させることができる。
ステップ300より回転数制御サブルーチンが開始し、ステップ301にて駆動周波数設定値fsを呼出し、次にステップ302に進んで周波数設定値fsに対応した無効電流設定値Irsを呼び出し、ステップ303に進んで3相/2相・母線軸座標変換より求めた無効電流Irを呼出し、ステップ304に進んで印加電圧定数設定値V/fを呼び出す。次にステップ305に進んでIrsとIrを比較し誤差信号ΔIrより印加電圧定数kvを演算し、次に、ステップ306に進んで印加電圧定数設定値V/fと印加電圧定数kvの差Δkvを演算する。次にステップ307に進んでΔkvより母線軸印加電圧信号Vaを演算してVaをメモリし、次にステップ308に進んでΔkvと設定値Δkvmaxを比較し、ΔkvがΔkvmaxよりも大きければステップ309に進んで脱調判定し、脱調フラグをオンし、ステップ310に進んでサブルーチンをリターンする。
再び、図8に示すモータ駆動プログラムに戻り、ステップ107にて脱調フラグの有無を判定し、脱調フラグがあればステップ108に進んでモータ駆動停止させ、ステップ109にて無効電流Isinφを変更してステップ110に進んで再起動サブルーチンを実行し、ステップ111に進んでモータ駆動サブルーチンをリターンする。
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の実施の形態について図12、図13、図14、図15を用いて説明する。
図12は、本発明の第2の実施の形態における食器洗い機のモータ駆動装置の断面図である。ポンプモータは1モータ1ポンプ方式である。
洗浄槽7に給水弁8より水道水を給水し、洗浄水9を洗浄槽7に貯水する。洗浄槽7の下部に軸方向が垂直となるように扁平状のDCブラシレスモータ4aを配設し、モータ4aの下部にポンプケーシング10を配置し、インペラー11を回転させることにより軸方向から遠心方向に圧力を加える。
正転方向に回転させると噴射ノズル12aを有する噴射翼12bから食器(図示せず)に洗浄水を噴射して洗浄する。正回転させるとポンプケーシング10の内部圧力が高くなって、ポンプケーシング10側面に設けた排水弁13が閉じるので、水流方向は噴射翼12b側となる。インペラー11を逆転させるとインペラー11の側面から垂直方向に圧力が加わり排水弁13が開いて垂直方向の水流が排水管14方向に流れるので1つのモータと1つのポンプで洗浄と排水が可能となる。
洗浄用と排水用にそれぞれインペラーとポンプケーシングを設ける1モータ2ポンプ方式の場合でも、正回転で洗浄、逆回転で排水とすることが可能であるが、ポンプの高さが高くなり、洗浄槽7の下部容積を小さくできないという課題がある。
1モータ1ポンプ方式は、排水ポンプ効率が非常に悪いため、排水運転において洗浄水を排水してからエア噛みした時の騒音が大きく、さらに、洗浄運転においてゴミ等により排水弁13が完全に閉じない場合には洗浄水がわずかずつ排水されることにより洗浄水がなくなり洗浄水の加熱用ヒータ(図示せず)が空炊きとなるという2点の大きな課題があった。
いずれも、ポンプの水が無くなって負荷が急激に軽くなるので、モータ入力、あるいは負荷トルクを検出することによりモータ回転数を変えたり、あるいは、モータを停止させて給水することにより解決できる。
図13は、第2の実施の形態におけるモータ駆動装置の制御手段のブロック図である。本発明の基本的な考え方は、負荷状態、あるいは負荷トルクをインバータ出力、すなわち、モータ入力から演算するものであり、モータ入力Pinはインバータ出力電圧Vaとモータ電流Iとcosφの積で表され、モータ効率ηを掛けるとモータ出力Poとなり、モータ効率ηは回転数によりほぼ決定され、モータトルクTはトルク定数ktとトルク電流Iqの積で表され式6が成立する。
Figure 2005204431
すなわち、トルク電流Iqは回転数ωrとモータ入力(=Va・Icosφ)が分かれば式6より演算できる。Ia=Icosφであり式2より求まるので、q軸からの位相ずれがわからなくてもモータトルクは常に演算より求めることができる。また、トルク電流Iqが演算できるのでq軸からの位相ずれが逆に推定できる。
図13は、図4のブロック図を一部変更したものであり変更部分のみ説明する。他の構成は第1の実施の形態と同じであり、その動作、作用も同じであるので詳細な説明は省略する。
インバータの出力電力演算手段77に印加電圧信号Vaと3相/2相・母線軸変換手段68のa軸信号Iaを加えてインバータ出力、すなわちモータ入力を演算し、負荷状態判別手段74aにモータ入力信号と駆動周波数信号fを加えて負荷トルクを演算しモータ負荷状態を判別する。駆動周波数で一定ならばモータ入力から負荷変動が判別できる。負荷トルクが減少して回転数を減らすことにより騒音を減らすために、駆動条件変更手段78に制御信号を送り、駆動条件変更手段78より駆動条件設定手段60aに回転数信号を与えて設定回転数を制御する。駆動条件変更手段78は駆動回転数だけではなく、無効電流Isinφ、あるいは起動時の各種条件の変更も行う。
図14は、食器洗い機の排水運転開始時の時間経過によるモータ入力Wと、モータ回転数Nの変化を示すもので、洗浄槽内に洗浄水が溜まっている時のモータ入力はほぼ一定であるが、洗浄水が無くなってくるとエア噛みして急激にモータ入力やトルクが低下する。よって、モータ入力、あるいはトルク変化よりエア噛み検知が可能となり、排水一定出力(W1)から所定値低下する(W3)とエア噛みと判定し、時間t3にて回転数をN1からN2に低下させることにより排水エア噛み時の騒音を低下させることができる。
図15は、食器洗い機の排水弁が完全に閉じていない場合、洗浄運転時の時間経過によるモータ入力W変化を示す。洗浄ポンプモータを回転させると排水弁から洗浄水が漏れてエア噛みが発生し、モータ負荷は軽くなるのでインバータ出力、すなわち、モータ入力が所定値Wdより小さくなると洗浄水漏れを検知してモータ駆動を停止して補給水を行う。
図16は、モータ入力変化を検知する回転数制御サブルーチンの実施例である。ステップ300からステップ306aまでは第1の実施の形態における図10と基本的に同じであり、説明を省略する。ステップ311にてキャリヤ信号割込サブルーチンにて求めた有効電流Iaを呼び出し、次にステップ312に進んでモータ入力Pinを求め、次にステップ313に進んでモータ入力低下を判定し、モータ入力が所定値低下したならば低下フラグをオンしてサブルーチンをリターンする。
モータ入力低下フラグがオンした場合には、エア噛みしたと判断し、洗浄運転ならばモータ駆動を停止して補給水を行う。数回運転して補給水してもエア噛み検知するならば、異常判定して運転中止するか、あるいは、モータを逆回転させて排水弁のゴミ等の除去運転を行うことによりヒータ空焚きを防止できる。
排水運転ならば、所定入力低下よりエア噛み判定して回転数を制御することにより排水時の騒音を低下させることができる。
本発明は、モータ入力やトルク変動等のモータ負荷変動を瞬時に検出ことができるので、洗濯機、あるいは洗濯乾燥機の脱水運転時におけるトルク変動を検知して衣類のアンバランス検知にも適している。
(実施の形態3)
図17は、第3の実施の形態におけるモータ駆動装置の制御手段のブロック図であり、モータトルクを検出して最大効率となるように無効電流Isinφを制御するのものである。
図17は、第2の実施の形態における図13のブロック図を一部変更したものであり、変更部分のみ以下に説明する。インバータの出力電力演算手段77はインバータ出力電圧Vaと有効電流Iaよりインバータ出力電力、すなわち、モータ入力を演算し、モータ入力信号と駆動周波数信号をトルク電流演算手段79に加えてモータトルク電流Iqを式6より求める。
実効電流演算手段80は式2よりモータ電流ベクトル絶対値Imを求め、モータ電流比較手段81によりトルク電流Iqとモータ電流ベクトル絶対値Imを比較し、ImとIqの差の信号に応じて無効電流変更手段82により無効電流設定値Isinφを変更する。ImがIqに対して増加するとIsinφの設定値を減少させ、ImがIqに対して減少するとIsinφ設定値を増加させ、ImとIqがほぼ同じとなるように制御する。図5に示すIとIqがほぼ等しくなるようにIsinφを制御するので、Iがq軸と同軸となることを意味し、ベクトル制御と同じ最大効率運転が可能となる。
モータ電流ベクトル絶対値Imとトルク電流Iqをほぼ同一となるように制御するには、起動時の高トルク運転時には制御困難となるので、起動時には停止させ、回転数がほぼ一定となってから制御ループを実行させる方が望ましい。また、負荷トルク変動の大きい食洗ポンプモータよりも空気調和機のコンプレッサー制御やファンモータ等の制御、あるいは、ドラム式洗濯機のドラム回転制御等に適している。
以上述べたように、本発明は、3相インバータ出力電流を検出し、3相/2相変換後、インバータ回路出力電圧母線軸に座標変換してモータ無効電流、あるいは電流位相を制御することによりDCブラシレスモータ(永久磁石式同期モータ)のセンサレス正弦波駆動が可能となり、さらに、インバータ出力電力、あるいは出力電圧より負荷状態を検出するものである。
本発明によりインバータ出力電力、すなわち、モータ入力やモータの負荷状態を瞬時に検出でき、ベクトル制御と同等の制御ができるので最大効率運転や負荷に応じた最適制御が可能となる。
さらに、瞬時負荷変動の検出が可能となり、ポンプのエア噛み検知、あるいは、モータトルク変動から洗濯機の脱水兼洗濯槽や回転ドラム等の負荷のアンバランス検知が可能となる。
さらに、モータの脱調検知が容易なので、脱調した場合には異常報知したり、あるいは、無効電流等の駆動条件を変更して再起動させることにより回転駆動の安定化が可能となる。
また、従来のセンサレス正弦波駆動においては位置推定のための演算が複雑となってプロセッサの負担が大きく、さらに、位置推定演算に必要なモータパラメータを求めるための各種試験に時間を必要としたが、本発明によれば、位置推定が不必要なのでプロセッサの演算ステップが少なくてすみ、演算データビット数も減らすことができ、モータパラメータもほとんど必要とせず、かつ、自動的に最大効率運転が可能となるので、プロセッサの負担を減らしてベクトル制御と同等の制御が可能となり、安価なセンサレス正弦波駆動可能なモータ駆動装置を実現できる。
特に、洗濯乾燥機や食器洗い洗浄機のモータ制御とシーケンス制御は複雑なプログラムが必要であり、さらに、キャリヤ周波数は超音波周波数にして騒音を減らす必要があるので、従来のセンサレス正弦波駆動方式ならば制御プロセッサに対するプログラム容量と演算性能への負担が非常に大きくなり、高価格のプロセッサを必要としたが、本発明によれば安価なプロセッサによりセンサレスベクトル制御と同等の性能を得ることがてきるので、安価な洗濯乾燥機や食器洗い洗浄機を実現できる。
なお、本発明は主としてSPMモータについて説明したが、鉄心ロータ内に永久磁石を埋め込んだIPMモータについて適用できることは明白である。
また、インバータ出力電圧と出力電流との位相、あるいは、有効電流Icosφを一定に制御しても同等の効果を得ることができる。
以上のように、本発明によるモータ駆動装置は、交流電力を整流回路により直流電力に変換し、モータをインバータ回路により駆動し、インバータ回路の出力電流を電流検出手段により検出して設定回転数となるようにインバータ回路をPWM制御し、インバータ回路出力電圧と電流位相、あるいは無効電流が所定値となるように制御するようにし、インバータ回路出力電圧あるいは出力電力より負荷状態を判別するようにしたものであるから、モータの回転異常やトルク変動の検出が容易となり、実施例に示した食器洗い機のポンプモータのみならず、空気調和機のコンプレッサーモータ、ファンモータ、あるいは、洗濯機や洗濯乾燥機の脱水兼洗濯槽や回転ドラムの回転制御の用途にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態におけるモータ駆動装置のブロック図 同モータ駆動装置のインバータ回路図 同モータ駆動装置の電流検出タイミングチャート 同モータ駆動装置の制御手段のブロック図 同モータ駆動装置の制御ベクトル図 同モータ駆動装置の脱調時の制御ベクトル図 同モータ駆動装置の制御手段の各部波形とタイミングチャート 同モータ駆動装置のモータ制御プログラムフローチャート 同モータ駆動装置のモータ制御プログラムのキャリヤ信号割込サブルーチンのフローチャート 同モータ駆動装置のモータ制御プログラムの回転数制御サブルーチンのフローチャート 同モータ駆動装置の起動制御のタイミングチャート 本発明の第2の実施の形態における食器洗い機のモータ駆動装置の断面図 同モータ駆動装置の制御手段のブロック図 同モータ駆動装置の排水エア噛み検知の制御タイミングチャート 同モータ駆動装置の洗浄エア噛み検知の制御タイミングチャート 同モータ駆動装置の回転数制御サブルーチンのフローチャート 本発明の第3の実施の形態におけるモータ駆動装置の制御手段のブロック図
符号の説明
1 交流電源
2 整流回路
3 インバータ回路
4 モータ
5 電流検出手段
6 制御手段

Claims (9)

  1. 交流電源と、前記交流電源の交流電力を直流電力に変換する整流回路と、前記整流回路の直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路により駆動されるモータと、前記インバータ回路の出力電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段の出力信号により前記インバータ回路をPWM制御して設定回転数となるように前記モータを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相、あるいは無効電流が所定値となるように制御し、前記インバータ回路の出力電圧あるいは出力電力により負荷状態を判別するようにしたモータ駆動装置。
  2. 制御手段はインバータ回路の出力電圧と出力電流との位相、あるいは無効電流が所定値となるようにV/f制御し、V/f制御値より負荷状態を判別するようにした請求項1記載のモータ駆動装置。
  3. 制御手段はインバータ回路の出力電圧あるいは出力電力によりモータ負荷状態を検知し、前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相、あるいは無効電流を変更するようにした請求項1記載のモータ駆動装置。
  4. 制御手段はインバータ回路の出力電圧あるいは出力電力によりモータ負荷状態を検知し、モータ駆動条件を変更するようにした請求項1記載のモータ駆動装置。
  5. 制御手段はインバータ回路の出力電力と駆動周波数によりモータ負荷トルクを判別するようにした請求項1記載のモータ駆動装置。
  6. 制御手段はインバータ回路の出力電力と駆動周波数により負荷トルクを判別し、前記負荷トルクの変動によりモータを制御するようにした請求項1記載のモータ駆動装置。
  7. 制御手段はインバータ回路の出力電力と駆動周波数により負荷トルクを判別し、負荷トルクに応じて前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相、あるいは無効電流を制御するようにした請求項1記載のモータ駆動装置。
  8. 制御手段はインバータ回路の出力電圧あるいは出力電力によりモータの回転異常を検知し、前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相、あるいは無効電流を変更して前記モータを再起動するようにした請求項1記載のモータ駆動装置。
  9. 制御手段はインバータ回路の出力電圧あるいは出力電力によりモータの回転異常を検知し、前記インバータ回路の起動条件を変更して前記モータを再起動するようにした請求項1記載のモータ駆動装置。
JP2004008923A 2004-01-16 2004-01-16 モータ駆動装置 Pending JP2005204431A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004008923A JP2005204431A (ja) 2004-01-16 2004-01-16 モータ駆動装置
CNB2005100038334A CN1306695C (zh) 2004-01-16 2005-01-12 电机驱动装置
CNU2005200026385U CN2840517Y (zh) 2004-01-16 2005-01-12 电机驱动装置
TW094100987A TWI278176B (en) 2004-01-16 2005-01-13 Motor driving device
KR1020050003568A KR100659423B1 (ko) 2004-01-16 2005-01-14 모터 구동 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004008923A JP2005204431A (ja) 2004-01-16 2004-01-16 モータ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005204431A true JP2005204431A (ja) 2005-07-28

Family

ID=34822105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004008923A Pending JP2005204431A (ja) 2004-01-16 2004-01-16 モータ駆動装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP2005204431A (ja)
KR (1) KR100659423B1 (ja)
CN (2) CN2840517Y (ja)
TW (1) TWI278176B (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007054088A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯乾燥機のモータ駆動装置
JP2007330062A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動力発生装置およびこれを用いたヒートポンプ装置
JP2008180162A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ポンプ装置とこれを用いた食器洗い機
JP2008180163A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ポンプ装置とこれを用いた食器洗い機
JP2008301593A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Panasonic Corp モータ駆動装置
JP2009101223A (ja) * 2009-02-13 2009-05-14 Panasonic Corp 洗濯乾燥機のモータ駆動装置
JP2009124812A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Panasonic Corp モータ駆動装置
JP2009195065A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Daikin Ind Ltd 電力算出装置、空気調和装置ならびに電力算出方法
CN102170260A (zh) * 2010-02-26 2011-08-31 株式会社电装 用于旋转电机的控制设备
JP2011205826A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Toshiba Corp モータ制御装置及び洗濯機
JP2011220154A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP2013158086A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Toshiba Schneider Inverter Corp インバータ装置
WO2014049867A1 (ja) * 2012-09-28 2014-04-03 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置、空気調和機及び冷凍機
CN103777143A (zh) * 2014-02-20 2014-05-07 深圳乐行天下科技有限公司 一种电机模拟惯性负载的测试方法
CN104898055A (zh) * 2014-03-04 2015-09-09 乐星产电(无锡)有限公司 电机状态判断方法及装置
JP2017209407A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP2020022245A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 アイシン精機株式会社 電気モータの駆動装置および電動ポンプ装置
WO2021065388A1 (ja) * 2019-10-03 2021-04-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101267177B (zh) * 2007-03-16 2013-04-03 海尔集团公司 压缩机启动定位方法
KR101037157B1 (ko) * 2009-03-20 2011-05-26 엘지전자 주식회사 세탁물 처리기기
ES2388172B1 (es) * 2009-08-07 2013-08-19 Bsh Electrodomesticos España S.A. Máquina lavavajillas con un dispositivo de captación para un estado de llenado de un dispositivo colector para un líquido acuoso de lavado.
CN102035458A (zh) * 2010-07-22 2011-04-27 荣信电力电子股份有限公司 一种用于高压变频器的电流控制方法
CN102088271B (zh) * 2010-12-20 2013-03-20 广东美的电器股份有限公司 一种无传感器正弦直流变频电流采样方法
TWI424679B (zh) * 2011-04-08 2014-01-21 Ind Tech Res Inst 具能量回收之無感測元件馬達控制方法
CN103532256B (zh) * 2013-10-31 2016-09-14 武汉大学 一种新型无线电能传输装置
CN103795319B (zh) * 2013-12-25 2016-03-23 常熟开关制造有限公司(原常熟开关厂) 一种交流电机的转速跟踪方法、调速装置及交流电机
CN103835332A (zh) * 2014-03-26 2014-06-04 上海振华重工(集团)股份有限公司 抓斗式挖泥船的抓斗机变频驱动系统
JP6441180B2 (ja) * 2015-07-31 2018-12-19 ファナック株式会社 侵入異物による回路異常を未然に検出する機能を有するモータ駆動装置
JP6547672B2 (ja) * 2016-04-07 2019-07-24 株式会社豊田自動織機 電動機装置
CN108575115B (zh) * 2016-04-13 2022-04-05 株式会社日立产机系统 电动机系统
CN108978116B (zh) * 2017-06-05 2022-03-25 无锡小天鹅电器有限公司 滚筒洗衣机及其脱水时的偏心检测控制方法、系统
CN111431446B (zh) 2019-01-08 2022-02-01 台达电子工业股份有限公司 马达控制方法与装置
TWI685189B (zh) * 2019-01-08 2020-02-11 台達電子工業股份有限公司 馬達控制方法與裝置
CN111483784B (zh) * 2019-01-28 2021-11-19 天下逻辑股份有限公司 用于物流传输系统的安全型滚筒控制器

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6277870A (ja) 1985-10-01 1987-04-10 Mitsubishi Electric Corp パルス幅変調形インバ−タ装置
JPS63228992A (ja) 1987-03-17 1988-09-22 Hitachi Ltd インバ−タ制御装置
JPH01273719A (ja) * 1988-04-26 1989-11-01 Nippon Denso Co Ltd 車両空調用コンプレッサの駆動制御装置
DE19846831B4 (de) * 1998-10-10 2008-05-29 Diehl Ako Stiftung & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zur Ermittlung der Rotorstellung von Synchronmotoren
JP3419725B2 (ja) * 1999-01-27 2003-06-23 松下電器産業株式会社 位置センサレスモータ制御装置
TW584688B (en) * 2001-06-06 2004-04-21 Toshiba Corp Washing machine

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007054088A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯乾燥機のモータ駆動装置
JP2007330062A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動力発生装置およびこれを用いたヒートポンプ装置
JP2008180162A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ポンプ装置とこれを用いた食器洗い機
JP2008180163A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ポンプ装置とこれを用いた食器洗い機
JP2008301593A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Panasonic Corp モータ駆動装置
JP2009124812A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Panasonic Corp モータ駆動装置
JP2009195065A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Daikin Ind Ltd 電力算出装置、空気調和装置ならびに電力算出方法
JP2009101223A (ja) * 2009-02-13 2009-05-14 Panasonic Corp 洗濯乾燥機のモータ駆動装置
CN102170260A (zh) * 2010-02-26 2011-08-31 株式会社电装 用于旋转电机的控制设备
CN102170260B (zh) * 2010-02-26 2013-08-14 株式会社电装 用于旋转电机的控制设备
JP2011205826A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Toshiba Corp モータ制御装置及び洗濯機
JP2011220154A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP2013158086A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Toshiba Schneider Inverter Corp インバータ装置
WO2014049867A1 (ja) * 2012-09-28 2014-04-03 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置、空気調和機及び冷凍機
JPWO2014049867A1 (ja) * 2012-09-28 2016-08-22 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置、空気調和機及び冷凍機
CN103777143A (zh) * 2014-02-20 2014-05-07 深圳乐行天下科技有限公司 一种电机模拟惯性负载的测试方法
CN104898055A (zh) * 2014-03-04 2015-09-09 乐星产电(无锡)有限公司 电机状态判断方法及装置
JP2017209407A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP2020022245A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 アイシン精機株式会社 電気モータの駆動装置および電動ポンプ装置
JP7206679B2 (ja) 2018-07-31 2023-01-18 株式会社アイシン 電気モータの駆動装置および電動ポンプ装置
WO2021065388A1 (ja) * 2019-10-03 2021-04-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP2021058244A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
CN114207207A (zh) * 2019-10-03 2022-03-18 松下知识产权经营株式会社 洗衣机
JP7474917B2 (ja) 2019-10-03 2024-04-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
CN1641995A (zh) 2005-07-20
KR100659423B1 (ko) 2006-12-19
KR20050075706A (ko) 2005-07-21
CN1306695C (zh) 2007-03-21
TWI278176B (en) 2007-04-01
CN2840517Y (zh) 2006-11-22
TW200531426A (en) 2005-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100659423B1 (ko) 모터 구동 장치
JP4363169B2 (ja) 食器洗い機のモータ駆動装置
KR100681081B1 (ko) 식기 세척기의 모터 구동 장치
US8424347B2 (en) Washer dryer
KR20020094894A (ko) 세탁기
JP6023974B2 (ja) 洗濯機
JP2006006766A (ja) 食器洗い機のモータ駆動装置
JP2003135883A (ja) 洗濯機のモータ駆動装置
JP2018088741A (ja) モータ駆動装置およびその制御方法
JP4406185B2 (ja) 洗濯機
KR102522304B1 (ko) 세탁물 처리기기 및 그 제어방법
JP4103354B2 (ja) 洗濯機のモータ駆動装置
JP2005312227A (ja) ポンプあるいはファンのモータ駆動装置
JP2005348569A (ja) モータ駆動装置
JP6506447B2 (ja) モータ駆動装置
CN110731046B (zh) 洗衣机
JP2017070541A (ja) 洗濯機
JP2005253163A (ja) モータ駆動装置
JP7454765B2 (ja) 洗濯機
KR20190063253A (ko) 모터 구동장치 및 이를 구비하는 홈 어플라이언스
WO2018141394A1 (en) Household appliance with brushless dc motor sensorless control scheme
JP2014004053A (ja) 洗濯乾燥機
JP6681541B2 (ja) 洗濯機
JP6681542B2 (ja) 洗濯機
JP3834525B2 (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060315

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090120