JP6681541B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP6681541B2
JP6681541B2 JP2016105982A JP2016105982A JP6681541B2 JP 6681541 B2 JP6681541 B2 JP 6681541B2 JP 2016105982 A JP2016105982 A JP 2016105982A JP 2016105982 A JP2016105982 A JP 2016105982A JP 6681541 B2 JP6681541 B2 JP 6681541B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
brushless motor
amount
time
excitation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016105982A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017209407A (ja
Inventor
吉永 健実
健実 吉永
一樹 坂本
一樹 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016105982A priority Critical patent/JP6681541B2/ja
Publication of JP2017209407A publication Critical patent/JP2017209407A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6681541B2 publication Critical patent/JP6681541B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

本発明は、インバータ回路によりモータを駆動する洗濯機に関するものである。
従来、洗濯機の洗濯槽に用いるモータとしては、洗浄能力の向上のためブラシレスモータが採用されており、これをインバータ回路によって駆動することが行われている。
一方で、洗濯機の低コスト化のために位置センサを使用することなくブラシレスモータを駆動する制御装置が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
図2は、本発明の実施の形態1における洗濯機のモータ制御装置のブロック図を示すものであるが、従来の洗濯機のモータ制御装置もほぼ同様の表現となるので、図2を参照して従来の洗濯機のモータ制御装置について説明する。
図2に示す如く、制御装置7は、電源8に接続される整流回路71と、整流回路71の直流電力を交流電力に変換するインバータ回路72と、インバータ回路72により駆動され洗濯槽等を駆動するブラシレスモータ4と、ブラシレスモータ4のモータ電流を検出する電流検出手段73と、インバータ回路72に入力する電圧を検出する電圧検出手段74と、電流検出手段73により検出したモータ電流をロータの磁束方向の電流成分とロータの磁束方向と直角の電流成分とに変換する電流変換手段76と、ロータの磁束方向の電流成分とロータの磁束方向と直角の電流成分と電圧検出手段74により検出した電圧よりブラシレスモータ4のロータ角度とブラシレスモータ4のロータ速度を算出するロータ位置検出手段77と、ロータ位置検出手段77が算出したブラシレスモータ4のロータ速度を使用し、速度制御を行いトルク指令に対応した電流指令を算出する速度制御手段78と、トルク指令に対応した電流指令と電流変換手段76が変換したロータの磁束方向に対応した電流成分とロータの磁束方向と直角の電流成分とを用い電流制御を行いロータの磁束方向の電圧指令とロータの磁束方向と直角の電圧指令とを算出する電流制御手段79と、ロータの磁束方向の電圧指令とロータの磁束方向と直角の電圧指令をブラシレスモータ4に印加する電圧指令に変換し、インバータ回路72に出力する電圧変換手段75とを備え、制御装置7によりブラシレスモータ4を回転始動させる際にブラシレスモータ4に対して直流励磁を行い、ロータの位置決めを行うように構成されている。
特開平11−187690号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ブラシレスモータ4を回転始動させる際に行う直流励磁は、ブラシレスモータ4にかかるトルクの大きさによって必要となる時間が異なるため、ブラシレスモータ4にかかるトルクに関わらず余裕を見込んで一定時間の直流励磁を行うので、常に洗濯機の運転時間が長くなるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、部品の追加コストを必要とせず、ブラシレスモータ4を回転始動する際に行う直流励磁の時間を必要最低限とし、不必要に洗濯機の運転時間が長くなることのない洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、外槽内に回転自在に設けた洗濯
槽や前記洗濯槽の内部底部に回転自在に設けた攪拌翼を駆動するインバータ駆動のブラシレスモータと、前記洗濯槽内に洗濯水を給水する給水手段と、前記洗濯槽内の洗濯水を排水する排水手段と、前記給水手段、ブラシレスモータ、排水手段などを制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する制御装置とを備え、前記制御装置により前記ブラシレスモータを回転始動させる際に前記ブラシレスモータに対して直流励磁を行う時間を有し、前記直流励磁を行う時間は前記ブラシレスモータにかかるトルクの大きさに応じて可変とし、前記ブラシレスモータにかかるトルクが大きいほど長くし、前記ブラシレスモータにかかるトルクが小さいほど短くするものである。
これによって、部品の追加コストを必要とせず、ブラシレスモータを回転始動する際に行う直流励磁の時間を必要最低限とすることができ、不必要に洗濯機の運転時間が長くなることのない洗濯機を実現できる。
本発明の洗濯機は、部品の追加コストを必要とせず、ブラシレスモータを回転始動する際に行う直流励磁の時間を必要最低限とすることができ、不必要に洗濯機の運転時間が長くなることのない洗濯機を実現できる。
本発明の実施の形態1の洗濯機の側断面図 同洗濯機のモータ制御装置のブロック図 同洗濯機のトルクと直流励磁時間との関係を規定したテーブルを示す図 本発明の実施の形態2の洗濯機の側断面図 同洗濯機の洗い、すすぎ、脱水の各行程における洗濯槽内の水量の変化を示す図 同洗濯機の洗濯槽内の水量と直流励磁時間との関係を規定したテーブルを示す図 本発明の実施の形態3の洗濯機の側断面図 同洗濯機の洗濯槽内の布量に応じて直流励磁時間を決定する動作フローチャート 同洗濯機の洗濯槽内の布量と直流励磁時間との関係を規定したテーブルを示す図
第1の発明は、外槽内に回転自在に設けた洗濯槽や前記洗濯槽の内部底部に回転自在に設けた攪拌翼を駆動するインバータ駆動のブラシレスモータと、前記洗濯槽内に洗濯水を給水する給水手段と、前記洗濯槽内の洗濯水を排水する排水手段と、前記給水手段、ブラシレスモータ、排水手段などを制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する制御装置とを備え、前記制御装置により前記ブラシレスモータを回転始動させる際に前記ブラシレスモータに対して直流励磁を行う時間を有し、前記直流励磁を行う時間は前記ブラシレスモータにかかるトルクの大きさに応じて可変とし、前記ブラシレスモータにかかるトルクが大きいほど長くし、前記ブラシレスモータにかかるトルクが小さいほど短くすることで、部品の追加コストを必要とせず、ブラシレスモータを回転始動する際に行う直流励磁の時間を必要最低限とすることができ、不必要に洗濯機の運転時間が長くなることのない洗濯機を実現できる。
第2の発明は、上記第1の発明において、前記洗濯槽内の洗濯水の量を検出する水量検出手段を有し、前記制御装置は前記ブラシレスモータを回転始動させる際に行う直流励磁の時間を前記水量検出手段によって検出した前記洗濯槽内の洗濯水の量に応じて可変とし、前記直流励磁の時間は、前記洗濯水の量が多いほど長くし、前記洗濯水の量が少ないほど短くすることで、部品の追加コストを必要とせず、ブラシレスモータを回転始動する際に行う直流励磁の時間を必要最低限とすることができ、不必要に洗濯機の運転時間が長くなることのない洗濯機を実現できる。
第3の発明は、上記第の発明において、前記洗濯槽内の洗濯物の量を検出する布量検出手段を有し、前記制御装置は前記ブラシレスモータを回転始動させる際に行う直流励磁の時間を前記布量検出手段によって検出した前記洗濯槽内の洗濯物の量に応じて可変とし、前記直流励磁の時間は、前記洗濯物の量が多いほど長くし、前記洗濯物の量が少ないほど短くすることで、部品の追加コストを必要とせず、ブラシレスモータを回転始動する際に行う直流励磁の時間を必要最低限とすることができ、不必要に洗濯機の運転時間が長く
なることのない洗濯機を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の洗濯機の側断面図、図2は同洗濯機のモータ制御装置のブロック図である。図1および図2に示すように、本実施の形態の洗濯機は、外槽1内に回転自在に設けた洗濯槽3と、洗濯槽3の内部底部に回転自在に設けた攪拌翼2と、洗濯槽3及び攪拌翼2を駆動するブラシレスモータ4と、洗濯槽3内に洗濯水を給水する給水手段6と、洗濯槽3内の洗濯水を排水する排水手段5と、給水手段6、ブラシレスモータ4、排水手段5などを制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する制御装置7とを備えている。
制御装置7は、電源8(交流電源)から整流回路71に交流電圧を加え、整流回路71は直流電圧に変換し、直流電圧をインバータ回路72に加える。
インバータ回路72は、整流回路71からの直流電力を交流電力に変換してブラシレスモータ4を駆動するもので、6個のパワースイッチング半導体と逆並列ダイオードよりなる3相フルブリッジインバータ回路により構成し、通常、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)と逆並列ダイオードおよびその駆動回路と保護回路を内蔵したインテリジェントパワーモジュール(IPM)で構成している。パワースイッチング半導体はIGBTの他に、金属酸化膜半導体電解効果トランジスタ(MOSFET)などで構成しても良い。このインバータ回路72の構成は、よく知られたものと同様であるので、詳しい説明は省略する。インバータ回路72の出力端子にブラシレスモータ4を接続し、攪拌翼2または洗濯槽3を駆動する。
電流検出手段73は、ブラシレスモータ4のモータ電流Iu、Iv、Iwを検出するものである。3相モータの場合、2相の電流(例えばIu、Iv)を抵抗73a、73bを用いて求め、キルヒホッフの法則(Iu+iv+Iw=0)より残りの1相の電流(Iw)を求める方法が一般的である。
電圧検出手段74は、インバータ回路72に入力する電圧を検出する。
電流変換手段76は、電流検出手段73の出力信号よりロータの磁束方向の電流成分(以下、d軸電流Idと呼ぶ)とロータの磁束方向と直角の電流成分(以下、q軸電流Iqと呼ぶ)に3相/2相変換する構造を備えている。
ロータ位置検出手段77は、ロータ位置を直接検出するデバイスがなくても、ロータの角度と速度をモータの電圧方程式から検出できる。モータの電圧方程式では、d軸電流Idと、q軸電流Iqと、電圧検出手段74により検出した電圧とモータの印加電圧を用いて、ロータの角度と速度を算出する。一般的に、ロータ速度は、ロータの回転数が高いほど電圧も大きくなるので、ロータ位置の検出精度が良くなる。一方、ロータの回転数が低
いほど電圧も小さくなるので、ロータ位置の検出精度が悪くなるという特性がある。
速度制御手段78は、ロータ位置検出手段77のブラシレスモータ4のロータ速度からロータの磁束方向と直流の電流成分であるq軸電流Iq(トルク電流)のq軸電流指令値Iqsを決定する。
電流制御手段79は、速度制御手段78からのq軸電流指令値Iqsと、電流変換手段76より演算したd軸電流Idとq軸電流Iqをそれぞれ比較し、モータ電流を制御するためのロータの磁束方向の電圧指令Vdとロータの磁束方向と直角の電圧指令Vqを演算する。なお、電流変換手段76により算出されるd軸電流Idとq軸電流Iqは変換が行われるたびに更新される。
電圧変換手段75は、ロータの磁束方向の電圧指令Vdとロータの磁束方向と直角の電圧指令Vqからブラシレスモータ4に印加する電圧指令Vu、Vv、Vwに変換し、インバータ回路72に出力する。
以上のように構成した洗濯機について、ブラシレスモータ4の回転始動時の動作、作用を説明する。制御装置7は、ブラシレスモータ4を回転始動させる際にはブラシレスモータ4に対して直流励磁を行い、ロータの位置決めを行う。このロータの位置決めに必要なブラシレスモータ4に対する直流励磁の時間はブラシレスモータ4にかかるトルクが大きいほど、長い時間が必要となる。逆にブラシレスモータ4にかかるトルクが小さいほど、位置決めに必要な直流励磁の時間は短くなる。
したがって、ブラシレスモータ4にかかるトルクの状態に関わらずロータの位置決めに必要な十分な直流励磁の時間を確保すると、洗濯や乾燥などの運転時間が不必要に長くなってしまう。
そこで、本実施の形態の洗濯機では、制御装置7によりブラシレスモータ4を回転始動させる際にブラシレスモータ4に対して直流励磁を行う時間をブラシレスモータ4にかかるトルクの大きさに応じて可変とした。以下、具体的な一例について図を参照して説明する。
図3は本実施の形態の洗濯機のトルクと直流励磁時間との関係を規定したテーブルを示す図である。制御装置7は、図3に示すようなテーブルを予め記憶手段(図示せず)内に保有しており、使用者によって選択された運転コースの運転開始の最初の段階で例えばブラシレスモータ4の電流値を用いてブラシレスモータ4にかかるトルクの測定を行い、その値に応じて図3のテーブルを参照して直流励磁時間を決定し、以降の各行程でのブラシレスモータ4回転始動時の直流励磁時間として適用する。例えば、測定されたトルクが8〜11N・mであれば直流励磁時間は5秒となる。なお、この決定された直流励磁時間は、その運転コースの運転終了時にリセットされる。
また、洗い、すすぎ、脱水の各行程においてトルクは変動するものであり、これに対応してよりきめ細かく直流励磁時間を可変としてもよい。各行程開始の最初の段階でブラシレスモータ4の電流値を用いてトルクの測定を行い、その値に応じて図3のテーブルによって直流励磁時間を決定し、ブラシレスモータ4回転始動時の直流励磁時間として適用すればよい。
以上のように、本実施の形態の洗濯機によれば、制御装置7によりブラシレスモータ4を回転始動させる際にブラシレスモータ4に対して直流励磁を行う時間をブラシレスモータ4にかかるトルクの大きさに応じて可変とすることにより、部品の追加コストを必要と
せず、ブラシレスモータ4を回転始動する際に行う直流励磁の時間を必要最低限に短縮することができ、洗濯機の運転時間が不必要に長くなることがない。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2の洗濯機の側断面図である。図4に示すように、本実施の形態の洗濯機は、洗濯槽3内の洗濯水の量を検出する水量検出手段9を有している。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
洗濯機は、洗い、すすぎ、脱水の一部、もしくは複数の行程を逐次行うことで洗濯を行う。一般的に洗いやすすぎ行程では、洗濯槽3内にある程度の洗濯水を溜める。一方、脱水行程では、洗濯槽3内の洗濯水がない状態で洗濯槽3を回転することで洗濯物の脱水を行う。
洗濯槽3内の水量が多い場合にはブラシレスモータ4にかかるトルクが大きくなり、ロータの位置決めに必要な直流励磁の時間は長くなる。逆に洗濯槽3内の水量が少ない場合にはブラシレスモータ4にかかるトルクが小さくなり、ロータの位置決めに必要な直流励磁の時間は短くなる。
本実施の形態の洗濯機では、制御装置7によりブラシレスモータ4を回転始動させる際にブラシレスモータ4に対して直流励磁を行う時間を洗濯槽3内の洗濯水の量に応じて可変とした。以下、具体的な一例について図を参照して説明する。
図5は本実施の形態の洗濯機の洗い、すすぎ、脱水の各行程における洗濯槽内の水量の変化を示す図、図6は本実施の形態の洗濯機の洗濯槽内の水量と直流励磁時間との関係を規定したテーブルを示す図である。
図5に示すように、一般的に洗い行程で水量は多く(例えば、51L)、布量判定や脱水行程では水量が0Lとなり、その差は相当な量となる。また、各行程の中でも動作段階に応じて水量を細かく変化させている。
そこで、図6に示すようなテーブルを予め制御装置7の記憶手段(図示せず)内に保有しておき、各行程開始の最初の段階で水量検出手段9によって洗濯槽3内の水量の測定を行い、その値に応じて図6のテーブルを参照して直流励磁時間を決定し、その行程でのブラシレスモータ4回転始動時の直流励磁時間として適用する。
例えば、図5に示すように、洗い行程の最初の段階(洗い攪拌1)で測定した水量が35Lであれば、洗い行程内で最大水量となる洗い攪拌2における水量は51Lと予測し、洗い行程における直流励磁時間は9秒とする。以下同様に、すすぎ行程では予測最大水量45Lに対し直流励磁時間は7秒に、脱水行程では水量0Lに対し直流励磁時間は3秒に設定し、ブラシレスモータ4を回転始動させる。なお、この決定された直流励磁時間は、その運転コースの運転終了時にリセットされる。
また、前述したように、洗い、すすぎ、脱水の各行程内においても動作段階に応じて水量を細かく変化させるものであり、これに対応してよりきめ細かく直流励磁時間を可変としてもよい。各行程内の各動作段階で水量検出手段9によって洗濯槽3内の水量の測定を行い、その値に応じて図6のテーブルによって直流励磁時間を決定し、ブラシレスモータ4回転始動時の直流励磁時間として適用すればよい。例えば図5のような場合、洗濯槽回転1では水量0Lに対し直流励磁時間3秒、洗い攪拌1では35Lに対し5秒、洗い攪拌2では51Lに対し9秒、すすぎ攪拌1では22Lに対し4秒、洗濯槽回転2では0Lに対し3秒、すすぎ攪拌2では45Lに対し7秒がそれぞれ設定され、実行される。
以上のように、本実施の形態の洗濯機によれば、制御装置7によりブラシレスモータ4を回転始動させる際にブラシレスモータ4に対して直流励磁を行う時間を洗濯槽3内の洗濯水の量に応じて可変とすることで、部品の追加コストを必要とせず、ブラシレスモータ4を回転始動する際に行う直流励磁の時間を必要最低限に短縮することができ、洗濯機の運転時間が不必要に長くなることがない。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3の洗濯機の側断面図である。本実施の形態の洗濯機は、図7に示すように、洗濯槽3内の洗濯物の量を検出する布量検出手段10を有している。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
洗濯機を使用する使用者の家族構成や生活習慣などにより、一回の洗濯の洗濯物の量は様々である。
洗濯槽3内の洗濯物の量が多い場合にはブラシレスモータ4にかかるトルクが大きくなり、ロータの位置決めに必要な直流励磁の時間は長くなる。逆に洗濯槽3内の洗濯物の量が少ない場合にはブラシレスモータ4にかかるトルクが小さくなり、ロータの位置決めに必要な直流励磁の時間は短くなる。
そこで、本実施の形態の洗濯機では、制御装置7によりブラシレスモータ4を回転始動させる際にブラシレスモータ4に対して直流励磁を行う時間を洗濯槽3内の洗濯物の量に応じて可変とした。以下、具体的な一例について図を参照して説明する。
図8は本実施の形態の洗濯機の洗濯槽内の布量に応じて直流励磁時間を決定する動作フローチャート、図9は本実施の形態の洗濯機の洗濯槽内の布量(洗濯物の量)と直流励磁時間との関係を規定したテーブルを示す図である。
最近の洗濯機では、節電・節水、環境保護、洗濯時間の短縮等の目的から、洗濯物の量(重量)の測定・判定(布量センシング)を行い、その結果に応じて、洗濯槽3内に供給する水量、洗剤の量、洗いや脱水の時間、すすぎの回数等の洗濯条件を変更するという機能を備えた洗濯機が多くなってきている。
本実施の形態の洗濯機は、運転開始時に図8に示すように、布量検出手段10によって洗濯槽3内の布量を測定し、その結果に応じてブラシレスモータ4に対する直流励磁時間を決定する動作を行う。制御装置7は、図9に示すようなテーブルを予め記憶手段(図示せず)内に保有しており、上記の測定された布量の値に応じて図9のテーブルを参照して直流励磁時間を決定し、ブラシレスモータ4回転始動時の直流励磁時間として適用する。
例えば、布量(洗濯物の重量)が3.0〜5.0kgであれば直流励磁時間は9秒となる。なお、この決定された直流励磁時間は、その運転コースの運転終了時にリセットされる。
また、洗い、すすぎ、脱水の各行程において布量(正確に言えば、洗濯物の重量)は変動するものであり、これに対応してよりきめ細かく直流励磁時間を可変としてもよい。各行程開始の最初の段階で布量検出手段10によって布量(洗濯物の重量)の測定を行い、その値に応じて図9のテーブルによって直流励磁時間を決定し、ブラシレスモータ4回転始動時の直流励磁時間として適用すればよい。
また、実施の形態2で説明した水量検出手段9によって測定した洗濯槽3内の水量に応
じて直流励磁時間を決定する方法と併用することも可能である。
さらに、洗濯槽3に給水する水量を、測定した布量(洗濯物の重量)に応じて予め準備された複数の水量から自動もしくは手動で選択する機能を備えた洗濯機においては、布量検出手段10によって洗濯槽3内の布量を測定し、その結果に応じて選択された水量を基に、図6のような洗濯槽内の水量と直流励磁時間との関係を規定したテーブルによってブラシレスモータ4に対する直流励磁時間を決定し、ロータの位置決めを実行してもよい。
以上のように、本実施の形態の洗濯機によれば、制御装置7によりブラシレスモータ4を回転始動させる際にブラシレスモータ4に対して直流励磁を行う時間を洗濯槽3内の洗濯物の量に応じて可変とすることで部品の追加コストを必要とせず、ブラシレスモータ4を回転始動する際に行う直流励磁の時間を必要最低限に短縮することができ、洗濯機の運転時間が不必要に長くなることがない。
なお、上記各実施の形態では洗濯槽内に攪拌翼を備えたいわゆるパルセータ式洗濯機としたが、攪拌翼を有さず洗濯時にも洗濯槽を低速で回転させる回転ドラム式洗濯機に対しても本発明は適用し得る。また、乾燥機能を備えた洗濯乾燥機であってもよい。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、部品の追加コストを必要とせず、ブラシレスモータを回転始動する際に行う直流励磁の時間を必要最低限に短縮することができるので、インバータ回路によりブラシレスモータを駆動する洗濯機、さらには洗濯乾燥機等として有用である。
1 外槽
2 攪拌翼
3 洗濯槽
4 ブラシレスモータ
5 排水手段
6 給水手段
7 制御装置
8 電源
9 水量検出手段
10 布量検出手段
71 整流回路
72 インバータ回路
73 電流検出手段
74 電圧検出手段
75 電圧変換手段
76 電流変換手段
77 ロータ位置検出手段
78 速度制御手段
79 電流制御手段

Claims (3)

  1. 外槽内に回転自在に設けた洗濯槽や前記洗濯槽の内部底部に回転自在に設けた攪拌翼を駆動するインバータ駆動のブラシレスモータと、前記洗濯槽内に洗濯水を給水する給水手段と、前記洗濯槽内の洗濯水を排水する排水手段と、前記給水手段、ブラシレスモータ、排水手段などを制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する制御装置とを備え、前記制御装置により前記ブラシレスモータを回転始動させる際に前記ブラシレスモータに対して直流励磁を行う時間を有し、前記直流励磁を行う時間は前記ブラシレスモータにかかるトルクの大きさに応じて可変とし、前記ブラシレスモータにかかるトルクが大きいほど長くし、前記ブラシレスモータにかかるトルクが小さいほど短くすることを特徴とした洗濯機。
  2. 前記洗濯槽内の洗濯水の量を検出する水量検出手段を有し、前記制御装置は前記ブラシレスモータを回転始動させる際に行う直流励磁の時間を前記水量検出手段によって検出した前記洗濯槽内の洗濯水の量に応じて可変とし、前記直流励磁の時間は、前記洗濯水の量が多いほど長くし、前記洗濯水の量が少ないほど短くすることを特徴とした請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記洗濯槽内の洗濯物の量を検出する布量検出手段を有し、前記制御装置は前記ブラシレスモータを回転始動させる際に行う直流励磁の時間を前記布量検出手段によって検出した前記洗濯槽内の洗濯物の量に応じて可変とし、前記直流励磁の時間は、前記洗濯物の量が多いほど長くし、前記洗濯物の量が少ないほど短くすることを特徴とした請求項記載の洗濯機。
JP2016105982A 2016-05-27 2016-05-27 洗濯機 Active JP6681541B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016105982A JP6681541B2 (ja) 2016-05-27 2016-05-27 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016105982A JP6681541B2 (ja) 2016-05-27 2016-05-27 洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017209407A JP2017209407A (ja) 2017-11-30
JP6681541B2 true JP6681541B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=60474248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016105982A Active JP6681541B2 (ja) 2016-05-27 2016-05-27 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6681541B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7497624B2 (ja) 2020-06-30 2024-06-11 ニデックパワートレインシステムズ株式会社 センサレス制御装置、電動オイルポンプ装置、及びセンサレス制御方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3284201B2 (ja) * 1994-04-13 2002-05-20 信濃電気株式会社 センサレスブラシレスモータ
JPH11187690A (ja) * 1997-12-18 1999-07-09 Toshiba Corp インバータ装置及びブラシレスファンモータ
JP4154798B2 (ja) * 1999-04-23 2008-09-24 株式会社日立製作所 交流電動機の制御方法
JP4291976B2 (ja) * 2002-05-31 2009-07-08 日立アプライアンス株式会社 ブラシレス・センサレスdcモータの起動方法
DE10234053C1 (de) * 2002-07-26 2003-11-20 Diehl Ako Stiftung Gmbh & Co Verfahren zum Bestimmen der Unwucht einer Wäschetrommel
JP4795628B2 (ja) * 2003-05-08 2011-10-19 株式会社東芝 洗濯機の制御装置
JP2004337340A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JP2005204431A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ駆動装置
JP2007089775A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Toshiba Corp 洗濯機
JP4501955B2 (ja) * 2007-04-16 2010-07-14 株式会社日立製作所 交流電動機の制御方法
JP4666662B2 (ja) * 2007-10-19 2011-04-06 パナソニック株式会社 洗濯機
JP5994716B2 (ja) * 2013-04-10 2016-09-21 株式会社デンソー ブラシレスモータの制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017209407A (ja) 2017-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100639606B1 (ko) 세탁기 모터 구동 장치
US8424347B2 (en) Washer dryer
JP2005204431A (ja) モータ駆動装置
JP3915557B2 (ja) 洗濯機のモータ駆動装置
JP6407556B2 (ja) 洗濯機
KR20190007845A (ko) 세탁기 및 그 제어 방법
JP4238497B2 (ja) 洗濯機のモータ駆動装置
JP3858754B2 (ja) ランドリー機器のモータ駆動装置
JP2003135883A (ja) 洗濯機のモータ駆動装置
JP2006141123A (ja) 回転機制御装置、回転機制御方法および洗濯機
JP6681541B2 (ja) 洗濯機
JP4103354B2 (ja) 洗濯機のモータ駆動装置
JP6681542B2 (ja) 洗濯機
CN110731046B (zh) 洗衣机
JP5671696B2 (ja) 洗濯機のモータ駆動装置
KR101072548B1 (ko) 세탁물 처리기기
JP6634602B2 (ja) 洗濯機
JP2018137913A (ja) モータ駆動装置およびこれを用いた洗濯機または洗濯乾燥機
KR20190063253A (ko) 모터 구동장치 및 이를 구비하는 홈 어플라이언스
KR20090087242A (ko) 모터, 이를 포함하는 세탁기 및 그 제어방법
JP7454765B2 (ja) 洗濯機
US20230295855A1 (en) Washing machine and controlling method for washing machine
JP2016202592A (ja) モータ駆動装置およびこれを用いた洗濯機又は洗濯乾燥機
JP2018137911A (ja) モータ制御装置、及びそれを用いた洗濯機、乾燥機
JP4857779B2 (ja) 動力発生装置およびこれを使用した衣類処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180912

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6681541

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151