JP7454765B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本開示は、洗濯機に関する。
特許文献1は、外槽の底部に溜まった洗濯水を循環させて洗濯物に降り掛ける循環動作を実施する洗濯機を開示する。この洗濯機は、外槽の内部に配置された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽の底部に配置されたパルセータと、パルセータを駆動するモータと、外槽の底部に溜まった洗濯水を吸い込んで内槽の上方から内槽内の洗濯物に降り掛けるように循環させる循環機構と、を備える。
特開平7-31792号公報
本開示は、パルセータが適切に回転可能な条件下において、水槽内の底部に溜まった水を循環させて洗濯物に降りかける循環動作を実行できる洗濯機を提供する。
上記従来の課題を解決するために、本開示における洗濯機は、筐体と、前記筐体内に配設される水槽と、前記水槽内に回転自在に配設される洗濯槽と、前記水槽の内底部に回転自在に配設されるパルセータと、前記洗濯槽下部と前記洗濯槽上部とを連通させ、洗濯水を通過させる循環経路と、前記洗濯槽及び/又は前記パルセータを回転駆動するモータと、前記モータを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記モータにより前記パルセータを回転駆動させて前記循環経路に洗濯水を送り込む循環動作の実行有無を決定し、前記モータのトルクを一定で制御する減速制御を実行し、前記減速制御の開始から前記モータの回転数が最低検知回転数に到達するまでの間の前記モータの積算回転角度が角度閾値以上である場合、前記循環動作を実行し、前記積算回転角度が前記角度閾値未満である場合、前記循環動作を実行しないまた、本開示における洗濯機は、筐体と、前記筐体内に配設される水槽と、前記水槽内に回転自在に配設される洗濯槽と、前記水槽の内底部に回転自在に配設されるパルセータと、前記洗濯槽下部と前記洗濯槽上部とを連通させ、洗濯水を通過させる循環経路と、前記洗濯槽及び/又は前記パルセータを回転駆動するモータと、前記モータを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記モータにより前記パルセータを回転駆動させて前記循環経路に洗濯水を送り込む循環動作の実行有無を決定し、前記モータのトルクを一定で制御する減速制御を実行し、前記減速制御の開始から所定時間が経過するまでの間の前記モータの積算回転角度が角度閾値以上である場合、前記循環動作を実行し、前記積算回転角度が前記角度閾値未満である場合、前記循環動作を実行しない。
本開示における洗濯機は、パルセータが適切に回転可能な条件下において、水槽内の底部に溜まった水を循環させて洗濯物に降りかける循環動作を実行できる。
実施の形態1における洗濯機の要部断面図 同洗濯機のモータの駆動系のブロック図 同洗濯機のモータの等価回路を示す図 同洗濯機のモータの位相推定時の制御ブロック図 同洗濯機のモータの速度位相推定手段の詳細ブロック図 (a)同洗濯機のモータの位相推定時の推定座標が遅れ状態のベクトル図、(b)同洗濯機のモータの位相推定時の推定座標が進み状態のベクトル図 同洗濯機の水槽内の水を循環させるための循環動作の有無を決定する制御のフローチャート 同洗濯機の加速制御処理ルーチンのフローチャート 同洗濯機の一定速制御処理ルーチンのフローチャート 同洗濯機の減速制御処理ルーチンのフローチャート 同洗濯機の循環検知工程における積算回転角度と予想される循環水の量の関係を示す図 同洗濯機の循環検知工程における水槽内部の水量と角度閾値の関係を示す図 同洗濯機の回転角度を検知するタイムチャート 同洗濯機のモータ速度制御処理のフローチャート 同洗濯機のモータ休止制御処理のフローチャート 同洗濯機のモータ電流制御処理のフローチャート 同洗濯機の洗い行程における各工程を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、図1~図17を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.洗濯機の構成]
図1に示すように、筐体9内に水槽3は配設されている。水槽3内には洗濯槽2とパルセータ1が回転自在に配設されている。水槽3の外部底には永久磁石と巻線を有するモータ4を固定し、モータ4の回転は、モータプーリ31とベルト5とインペラプーリ32、及び減速機構兼クラッチ6を介して、パルセータ1及び/又は洗濯槽2を回転駆動させたり、ブレーキさせたりする。
モータプーリ31とインペラプーリ32間は減速比(例えば、1:4)を持ち、モータ4が4回転するときに洗濯槽2は1回転する関係にある。同様に、減速機構兼クラッチ6は減速比(例えば、1:6)を持ち、インペラプーリ32が6回転するときにパルセータ1は1回転する関係にある。ブレーキはモータ4に逆トルクがかかるように制御する方法のほか、ギヤードモータ7を作動させ、ブレーキベルト8を回転部に接触させることで機械的に洗濯槽2を制動させる方法がある。
筐体9上方に配したパネル部10の上面には開閉自在に蓋11を構成し、パネル部10の前方内方には、表示手段12a及び入力設定手段12bが配置されている。
パネル部10の後方内部には、給水弁14が設けられており、給水弁14は水槽3内への水道水の給水を制御する。水槽3の下部には、排水弁15が設けられており、排水弁は水槽3内の洗濯水の排水を制御する。
制御装置13は、マイクロコンピュータ等で構成されている。制御装置13は、モータ4、ギヤードモータ7、給水弁14、排水弁15などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御する。制御装置13は、使用者が所望の洗濯コース設定や運転開始、一時停止などを操作する入力設定手段12bからの情報を基に、LEDやLCD等の発光素子からなる表示手段12aで、行程進捗の表示や各種情報を表示して使用者に知らせる。入力設定手段12bにより運転開始が設定されると、水位検知手段等からのデータに応じて、モータ4、ギヤードモータ7、給水弁14、排水弁15の動作を制御して洗濯運転を行う。
洗濯槽2の内部には、複数の循環経路33が設けられている。循環経路33は、パルセータ1の下部から洗濯槽2の上部にかけて延伸し、上端が洗濯槽2の内部に向けて開口するように開口部33aが形成されている。
循環経路33の下端は、パルセータ1の下方に設けられたポンプ室34と連通している
。パルセータ1の下面には、下部羽1aが形成されている。下部羽1aは、ポンプ室34内部の洗濯水を攪拌することにより、洗濯水を遠心力で外側に押し出して循環経路33の内部に送り込む。
[1-1-2.モータの駆動系の構成]
図2に示すように、制御装置13は、整流回路16、インバータ回路17、電流検出手段18、PWM制御装置19、制御手段20等から構成されている。
交流電源35は、整流回路16に交流電力を加え、整流回路16は倍電圧整流回路で構成し、インバータ回路17に倍電圧直流電圧を加える。インバータ回路17は、6個のパワースイッチング半導体と逆並列ダイオードよりなる3相フルブリッジインバータ回路により構成し、通常、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)と逆並列ダイオード及びその駆動回路と保護回路を内蔵したインテリジェントパワーモジュール(以下、IPMという)で構成している。インバータ回路17の出力端子にモータ4を接続し、駆動する。
電流検出手段18は、インバータ回路17の負電圧端子と整流回路16の負電圧端子間にシャント抵抗を接続し、このシャント抵抗の両端電圧から算出したインバータ回路17の入力電流をもとに、モータ4の相電流Iu、Iv、Iwを検出する。インバータ回路17に加わる直流電圧が、交流電源からの入力以外に、モータ回転により発生する回生エネルギーにより、重畳することもあるため、常に検知している。
PWM制御装置19は、制御手段20からの3相モータ駆動制御電圧指令Vus、Vvs、Vwsに応じ、インバータ回路17のIGBTのスイッチングさせるPWM信号を制御し、インバータ回路の出力電圧Vu、Vv、Vwにより、モータ4を駆動する。
図3は、実施の形態1における洗濯機のモータの等価回路を示している。ここでは説明を簡単にするため、機械角1回転が電気角1回転となる2極構成としている。極数が4極、8極、・・・に変わった場合、機械角1回転が電気角2、4、・・・回転の関係に変わる。モータ4は、三相同期モータであり、U、V、Wの三相の巻線4a、4b、4cと、回転軸中心回りに回転するロータである永久磁石4dを有する等価回路により構成される。この等価回路において永久磁石のN極側を正方向として貫く軸をd軸(direct-axis)と定義し、それに直交する軸をq軸(quadrature-axis)と定義する。このように定義するとモータのトルクを主に支配するのはq軸方向の磁界となる。また、位相(電気角)はU相巻線を貫く軸とd軸との回転角θとなる。以下、記載する位相は全て電気角である。なお、d軸方向に磁界を生じるように電圧を印加した場合の巻線のインダクタンスをLdとし、同じくq軸方向についてのインダクタンスをLqとする。
埋込磁石型三相同期モータは、Ld<Lqの関係にある。また、後で説明する制御手段20は、最初は回転子の位置を正確に検出できていないため、図3に示す通り、位相θcであると想定しており、現実の位相θとは誤差△θを生じている。つまり、マイコンが位相θcと想定して制御を行う軸を、実際のモータのd軸、q軸に対し、γ軸(推定d軸)、δ軸(推定q軸)となる。以降、マイコン内のトルクに対応した電流成分をδ軸電流Iδ、マイコン内の磁束に対応した電流成分をγ軸電流Iγ、マイコン内のトルクに対応した電圧成分を指令δ軸電圧Vδs、マイコン内の磁束に対応した電圧成分を指令γ軸電圧Vγsとする。
図4に示すように、制御手段20は、マイクロコンピュータ(マイコン)と、マイコンに内蔵したインバータ制御タイマ(タイマ)、A/D変換、メモリ回路、速度位相推定手
段21、3相2相変換器22、Iδ誤差増幅器23、Iγ誤差増幅器24、2相3相変換器25、速度誤差増幅器26、弱め界磁設定手段27等より構成され、以下のように、インバータ制御を行う。
速度位相推定手段21の詳細は後で記載する。速度位相推定手段21は、δ軸電流Iδ、γ軸電流Iγ、指令γ軸電圧Vγsを入力し、速度(電気角速度)ωと、推定位相θを出力する。以下、記載する速度は全て電気角速度である。
3相2相変換器22は、電気角θと相電流Iu、Iv、Iwと、静止座標系から回転座標系に変換するのに必要な正弦波データ(sin、cosデータ)から、γ軸電流Iγとδ軸電流Iδを、数式1のように演算する。
Iδ誤差増幅器23は、速度誤差増幅器26で求めたδ軸電流指令Iδsと3相2相変換器22で求めたδ軸電流Iδからδ軸電流の指令値Iδsに対する誤差ΔIδが入力され、比例成分と積分成分の和として指令δ軸電圧Vδsを出力する。
同様に、Iγ誤差増幅器24は、弱め界磁設定手段27で求めたγ軸電流指令Iγsと3相2相変換器22で求めたγ軸電流Iγからγ軸電流の指令値Iγに対する誤差ΔIγが入力され、比例成分と積分成分の和として指令γ軸電圧Vγsを出力する。
δ軸電流Iδとγ軸電流Iγに分解してそれぞれ独立に制御するのでベクトル制御と呼ばれる。
2相3相変換器25は、位相θと指令δ軸電圧Vδsと指令γ軸電圧Vγsと、回転座標系から静止座標系に逆変換するのに必要な正弦波データ(sin、cosデータ)から、正弦波状の指令3相電圧Vus、Vvs、Vwsを、数式2のように演算する。
速度誤差増幅器26は、速度指令ωsと速度位相推定手段21で演算された速度ωから速度指令ωsに対する誤差Δωが入力され、比例成分と積分成分の和のδ軸電流指令Iδsを出力する。
弱め界磁設定手段27は速度位相推定手段21で演算された速度ωとインバータ回路に入力される直流電圧Vdcから負の方向のγ軸電流指令Iγsを演算し、弱め磁束制御を行う。
図5に、実施の形態1における洗濯機のモータの速度位相推定手段の詳細ブロック図を示す。
モータ4のパラメータとなる巻線4a、4b、4cの抵抗値Raとインダクタンス値Lを用いて推定位相θを算出する。
速度位相推定手段21は、γ軸誘起電圧計算器28、γ軸誘起電圧誤差増幅器29からなる。
γ軸誘起電圧計算器28は、インダクタンス値Lと抵抗値Raとδ軸電流Iδ、γ軸電流Iγ、指令γ軸電圧Vγs及び推定速度ωからγ軸誘起電圧Veγを数式3のように演算する。
γ軸誘起電圧指令Veγs=0として、γ軸誘起電圧Veγのγ軸誘起電圧指令Veγsに対する誤差ΔVeγがγ軸誘起電圧誤差増幅器29に入力される。
γ軸誘起電圧誤差増幅器29は、積分ゲインKωから演算した推定速度ωを出力し、比例ゲインKθから演算した値に、推定速度ωを加算し、積分器で時間積分して推定位相θを出力する。
ただし、γ軸誘起電圧計算器28は必ずしも数式3を用いるものに限定されるものではなく、時間微分項を加えた数式4で演算してもよい。
なお、上記した各数式でのインダクタンスLは、Ld=Lqとなる特性のモータ4であれば同一となるL値が使用できるが、Ld≠Lqとなるモータ4でも一定のL値(=Lq)として演算できる。
図6(a)に、実施の形態1における洗濯機のモータの位相推定時の推定座標が遅れ状態(モータ4のdq座標に対してγδ座標(推定dq座標)がやや遅れている)のベクトル図、図6(b)に、同洗濯機のモータの位相推定時の推定座標が進み状態(モータ4のdq座標に対してγδ座標(推定dq座標)がやや進んでいる)のベクトル図を示す。
γ軸誘起電圧誤差ΔVeγは、ベクトル図では、モータ4の入力電圧Vaから、Ra及びωLに流れる電流のドロップを差し引いた推定の誘導電圧ベクトルVe(=ω×Ψa)のγ軸成分となる。誘導電圧ベクトルVeは常にq軸上になるため、推定位相誤差Δθ(dq座標に対して反時計回りにγδ座標が来る状態を正とする)が0のときは、q軸がδ軸と一致する。図6(a)では、推定位相誤差Δθが負(Δθ<0)となり、図6(b)では、推定位相誤差Δθが正(Δθ>0)となる。
γ軸誘起電圧誤差増幅器29により、図6(a)の場合には、推定速度ωを増やし、θをより進め、図6(b)の場合には、推定速度ωを減らし、θを遅らせることで、γ軸誘起電圧誤差ΔVeγ及び推定位相誤差Δθが0になるように、フィードバック制御をして
いる。このように、位相推定は誘起電圧Veのあるモータ回転状態を前提としているため、誘起電圧が低い起動時や停止時の低速域は、位相推定が安定しない系行為にあり、低速域は位相推定をしないオープンループ制御が使われる。
[1-2.動作]
以上のように構成された洗濯機について、その動作を以下説明する。
[1-2-1.洗濯運転]
図17に示すように、洗濯運転が開始されると、洗濯物の量を判定する布量検知工程が開始される。布量検知工程が終了した後、洗剤投入待ち工程及び給水工程が実行される。洗い行程においては、布量検知工程により判定された布量に基づいて、給水工程における給水量が決定される。
給水工程の終了後、循環検知工程が実行される。循環検知工程においては、パルセータ1により洗濯水を循環させる循環動作の実施有無を判定する。循環検知工程において循環動作を実施することが決定された場合には、循環検知工程の終了後、循環工程が実行される。循環工程が開始すると、モータ4によってパルセータ1が回転駆動され、下部羽1aがポンプ室34内部の洗濯水を循環経路33へ送り込む。循環経路33の上端の開口部33aから吐出された循環水は、洗濯槽2の内部の洗濯物に振り掛けられる。
循環工程の終了後、又は循環検知工程において循環動作を実施しないと判定された後、洗い撹拌工程が開始される。洗い撹拌工程が終了した後、排水工程が実施される。排水工程が終了すると、洗い行程が終了し、すすぎ行程が開始される。すすぎ行程の終了後、脱水行程が実行される。脱水行程の終了後、洗濯運転が終了する。
[1-2-2.循環検知工程]
図7~図17を用いて、実施の形態1における洗濯機の水槽内の水を循環させるためのパルセータ動作の有無を決定する制御について、記載する。
図7に示すように、ステップ100において、循環検知工程が開始される。ステップ101において、反転回数nを0にクリアする。ステップ102において、モータ指令回転数ωsを0にクリアする。ステップ103において、加速制御処理ルーチンに移行する。ステップ104において、一定速制御処理ルーチンに移行する。ステップ105において、減速制御処理ルーチンに移行する。ステップ106において、反転回数nを+1加算する。ステップ107で反転回数nが設定判定回数ns(例えば、22回)より大きいかを確認して、YES(大きい)であればステップ108に移行し、NO(小さい)であればステップ109に移行する。ステップ108において、循環動作判定出力処理ルーチンに移行する。ステップ109において、回転方向をCWであればCCW、CCWであればCWに変更し、ステップ103に移行する。ステップ110において、循環検知工程を終了する。
図8に示すように、ステップ200において、加速制御処理ルーチンを開始する。ステップ201において、モータ加速度α(例えば、3000(r/min)/s)を呼び出す。ステップ202において、モータ指定回転数ωsをモータ加速度αに応じて加算する。ステップ203において、モータ速度制御処理ルーチン(詳細は、後述する)に移行する。ステップ204において、モータ指定回転数ωsがモータ指令最大回転数ωmax(例えば、2160r/min)以上であるか確認し、YESであればステップ205に移行し、NOであればステップ201に移行する。ステップ205において、加速制御処理ルーチンを終了する。
図9に示すように、ステップ300において、一定速制御処理ルーチンを開始する。ステップ301において、ON時限タイマT_ontmを0にクリアする。ステップ302において、モータ速度制御処理ルーチン(詳細は、後述する)に移行する。ステップ303において、ON時限タイマT_ontmにモータ速度制御処理時間(例えば、1ms)を加算する。ステップ304において、ON時限タイマT_ontmがON時限T_onより大きいかを確認し、YESであればステップ305に移行し、NOであればステップ302に移行する。ステップ305において、一定速制御処理ルーチンを終了する。
図10に示すように、ステップ400において減速制御処理ルーチンを開始する。ステップ401において、反転回数nが0かを確認し、YES(=0)であればステップ402に移行し、NO(≠0)であればステップ404に移行する。ステップ402において、OFF時限タイマT_offtmを0にクリアする。ステップ403において、積算回転角θ_integralを0にクリアする。ステップ404において、モータ速度休止制御処理ルーチン(詳細は、後述する)に移行する。ステップ405において、OFF時限タイマT_offtmにモータ休止制御処理時間(例えば、1ms)を加算する。
ステップ406において、モータ回転数ωが最低検知回転数ω_min(例えば、100r/min)より小さいか確認し、YESであればステップ408に移行し、NOであればステップ407に移行する。ステップ407において、積算回転角θ_integralにモータ回転角度θを加算する。ステップ408において、OFF時限タイマT_offtmがOFF時限T_offより大きいかを確認し、YESであればステップ409に移行し、NOであればステップ404に移行する。ステップ409においては、積算回転角度θ_integralが角度閾値θ_limit(以降、角度はモータ電気角とする)より大きいかを確認して、YESならステップ411に移行する。ステップ409において、NOであれば、ステップ410に移行する。ステップ412において、減速制御を終了する。
図11は、各積算回転角度において、循環経路33の開口部33aから吐出されることが見込まれる循環水の量を示している。積算回転角度が小さい場合、パルセータ1に掛かる負荷が大きくパルセータ1が回転しづらい状態となっている。パルセータ1が回転しづらい状態では、循環動作を実施しても循環経路33の開口部33aから所定の循環水量が吐出されず、所望の洗浄性能を実現できない。
一方、パルセータ1に掛かる負荷が小さくなるに従って、積算回転角度は大きくなる。積算回転角度が大きくなると、パルセータ1の下部羽1aにより■き揚げる循環水量が増加する。
そこで、本実施の形態では、循環検知工程のステップ409において、積算回転角度θ_integralが角度閾値θ_limit以上と判定された場合に、循環動作を実行する。一方、積算回転角度θ_integralが角度閾値θ_limit未満と判定された場合には、循環動作を実行しない。これにより、循環水の量が所定以上となることが見込まれる条件において、効率よく循環動作を実行できる。なお、パルセータ1に掛かる負荷は、洗濯水による負荷だけでなく、洗濯物による負荷も含む。
また、循環経路33の開口部33aから循環水を吐出させるのに必要なパルセータ1の回転は、水槽3に貯められた洗濯水の水位によって異なる。水槽3の水位が高い場合、循環経路33の内部に溜まった洗濯水の水面から循環経路33の開口部33aまでの距離は短い。従って、パルセータ1は、循環経路33の開口部33aから循環水を容易に吐出させることができる。
図12のグラフは、各水量において循環動作を実施するために必要なモータ4の積算回転角をプロットしたものである。前述のとおり、水槽3に貯められた洗濯水の水位が高い程、循環経路33の開口部33aまで洗濯水を送り込むことが容易になるので、循環動作を実施するために必要な積算回転角が小さくなる。図12に示すように、水槽内部の水量と、循環動作を実施するために必要な積算回転角との関係は、反比例となっている。
本実施の形態では、図12のグラフに示された関係に基づいて、ステップ409の判定に用いられる角度閾値θ_limitの値を決定している。例えば、水槽3の内部の水量がw1であるとき、角度閾値θ_limitはθ1と定められている。これにより、水槽3の内部の水量に基づいて、循環動作が実施しやすい高水位においては、角度閾値θ_limitを小さく設定し、循環動作が実施しづらい低水位においては、角度閾値θ_limitを大きく設定できる。そのため、水槽3の内部の水位に応じて、循環水の量が所定以上となる条件で循環動作を実行できる。なお、本実施の形態における水量は、前述の布量検知工程において決定された給水量である。
図13は、指定回転数(点線)、実際の回転数(実線)の時間毎の変化を表している。図13に示すように、減速期間において、最低検知回転数までの回転角度を積算する(斜線部分)。本実施の形態では、回転数を検知しにくい低回転での回転角度を除くため、回転角度の積算は最低検知回転数までに限定している。これにより、積算回転角の精度を向上できる。
なお、図13においては、一回一方向の攪拌のみで判定を行っているが、これに限定されるものではない。例えば、回転方向を変えながら、偶数回(例えば、22回)分の積算を回転角度で行ってもよい。これにより、回転方向による影響を抑え、平均積算回転角の精度を向上できる。
図14に示すように、ステップ500において、モータ速度制御処理を開始する。ステップ501において、モータ回転数ωがモータ指令回転数ωsより大きいかを確認し、YESであればステップ502に進み、NOであればステップ503に進む。ステップ502において指令δ軸電流Iδsを減らす。ステップ503において、指令δ軸電流Iδsを増やす。ステップ501~503で速度誤差増幅器26により指令δ軸電流Iδsを設定するときに、変動要素が大きく制御が安定しないため、通常は平均化などの積分要素を加えた比例積分制御を行う。
ステップ504において、電流制御タイマTe_tmを0にクリアする。ステップ505において、電流制御処理ルーチン(詳細は後で記載する)に移行する。ステップ506において、電流制御タイマTe_tmに電流制御処理時間(例えば、0.1ms)を加算する。ステップ507において、電流制御タイマTe_tmが電流制御周期Te_cycleより大きいかを確認して、YES(大きい)であればステップ508に移行し、NO(小さい)であればステップ505に移行する。ステップ508において、モータ速度制御処理を終了する。
図15に示すように、ステップ600において、モータ休止制御処理を開始する。ステップ601において、指令δ軸電流Iδsに0又は固定値を代入する。指令δ軸電流Iδsはトルクを発生させないように0を用いる方法と、回生電圧が問題にならない程度にブレーキトルクを発生させブレーキ時間を短くする負の固定値を用いる方法と、回転を減速させる方向に働く摩擦力などより確実に停止する微少な駆動トルクで積算回転角の差を大きくし、水槽3内の水を循環させるためのパルセータ1の動作の有無を決定する時の判別を容易にする微少な正の固定値を用いる方法がある。布量や洗濯機の構成に応じて、使いやすい方法を選択できる。
以降は、モータ速度制御処理のステップ504~508と同じ処理を行う。ステップ602において、電流制御タイマTe_tmを0にクリアする。ステップ603において、電流制御処理ルーチン(詳細は、後述する)に移行する。ステップ604において、電流制御タイマTe_tmに電流制御処理時間(例えば、0.1ms)を加算する。ステップ605において、電流制御タイマTe_tmが電流制御周期Te_cycleより大きいかを確認して、YES(大きい)であればステップ606に移行し、NO(小さい)であればステップ603に移行する。ステップ606において、モータ休止制御処理を終了する。
図16に示すように、ステップ700において、モータ電流制御処理を開始し、ステップ701において、電流検出手段18により相電流Iu、Iv、Iwを検知する。ステップ702において、3相2相変換器22により数式1のように、δ軸電流Iδを演算する。ステップ703において、δ軸電流Iδが指令δ軸電流Iδsより大きいかを確認して、YES(大きい)であればステップ704に移行し、NO(小さい)であればステップ705に移行する。ステップ704において、指令δ軸電圧Vδsを減らす。ステップ705において、指令δ軸電圧Vδsを増やす。
ステップ703~705において、Iδ誤差増幅器23により、指令δ軸電圧Vδsを設定するときに、変動要素が大きく制御が安定しないため、通常は平均化などの積分要素を加えた比例積分制御を行う。
以降、δ軸同様にγ軸もステップ706~709で電圧を演算する。ステップ706において、3相2相変換器22により数式1のように、γ軸電流Iγを演算する。ステップ707において、γ軸電流Iγが指令γ軸電流Iγsより大きいかを確認して、YES(大きい)であればステップ708に移行し、NO(小さい)であればステップ709に移行する。ステップ708において、指令γ軸電圧Vγsを減らす。ステップ709において、指令γ軸電圧Vγsを増やす。ステップ707~709において、Iγ誤差増幅器24により、指令γ軸電圧Vγsを設定するときに、変動要素が大きく制御が安定しないため、通常は平均化などの積分要素を加えた比例積分制御を行う。
ステップ710において、2相3相変換器25により数式2のように、印可電圧Vus、Vvs、Vwsを演算する。ステップ711において、PWM制御装置19、インバータ回路17を介して、モータ4に電圧印加する。ステップ712において、モータ電流制御処理を終了する。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態における洗濯機は、筐体9と、筐体9内に配設される水槽3と、水槽3内に回転自在に配設される洗濯槽2と、水槽3の内底部に回転自在に配設されるパルセータ1と、洗濯槽2下部と洗濯槽2上部とを連通させ、洗濯水を通過させる循環経路33と、洗濯槽2及び/又はパルセータ1を回転駆動するモータ4と、モータ4を制御する制御装置13とを備え、制御装置13は、水槽3に溜められた水量に応じて、前記循環経路33に洗濯水を送り込むための循環動作の実施有無を決定し、決定した循環動作の実施有無に基づいて、パルセータ1を駆動させる。
これにより、パルセータ1が適切に回転可能な条件において、循環動作を実行できる。
そのため、パルセータ1が適切に回転可能な条件においては、循環動作による高い洗浄性能が得られ、パルセータ1が適切に回転できない条件においては、循環動作のための電力が消費されることを抑制できる。
本実施の形態のように、制御装置13は、モータ4の回転角度に基づき、循環動作の実施有無を決定してもよい。
これにより、モータ4の回転角度に基づき、洗濯物及び洗濯水によるパルセータ1の負荷を算出し、パルセータ1が適切に回転可能な条件か判定できる。
そのため、パルセータ1の挙動に基づいて、循環動作の実行内容を精度良く決定できる。
本実施の形態のように、モータ4の電流を検知する電流検出手段18と、電流検出手段18により検出された電流値、及び指令電圧値に基づき、モータ4の回転角度を算出する速度位相推定手段21と、を備え、制御装置13は、算出されたモータ4の回転角度に基づき、パルセータ1を駆動させてもよい。
これにより、一般的な検知精度の回転センサを用いた構成と比較して小さな回転角度を検知できる。
そのため、パルセータ1の挙動に基づいて、循環動作の実行内容を精度良く決定できる。
本実施の形態のように、制御装置13は、モータ4の休止期間の間のモータ4の回転角度に基づき、循環動作の実施有無を決定してもよい。
これにより、トルクが一定である休止期間中における回転角度に基づいて判定を行うため、トルク変動の影響により回転角度が変動し、循環動作の実行内容を誤判定することを抑制できる。
本実施の形態のように、制御装置13は、休止期間が開始してからモータ4の回転数が所定回転数になるまでの間のモータ4の回転角度に基づき、循環動作の実施有無を決定してもよい。
これにより、回転角度の誤差が生じやすい低速領域においては回転角度を検知せず、中高速領域に絞って回転角度を検知できるので、循環動作の実行内容を精度良く判定できる。
本実施の形態のように、制御装置13は、休止期間が開始してから所定時間が経過するまでの間のモータ4の回転角度に基づき、循環動作の実行内容を決定してもよい。
これにより、回転角度の誤差が生じやすい低速領域においては回転角度を検知せず、中高速領域に絞って回転角度を検知できるので、循環動作の実行内容を精度良く判定できる。
本実施の形態のように、制御装置13は、休止期間中にトルクを0又は、一定にした時回転角度に基づき、循環動作の実施有無を決定してもよい。
本実施の形態のように、制御装置13は、循環動作の実行内容を決定する循環検知工程を実施するとともに、循環検知工程において、モータ4の回転角度が所定値以上の場合、循環動作を実施することを決定して循環検知工程を終了してもよい。
これにより、モータの回転角度が、循環動作を実施可能と判定できる所定値を超えた場合、循環動作検知工程を中断して終了させることができる。
そのため、循環検知工程に掛かる時間を短縮できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されない。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、水槽に溜められた水量に応じて循環動作の実施内容を判定する手段の一例として、モータ4の回転角度θに基づいて判定する手段を説明した。判定する手段は、水槽に溜められた水量に応じて循環動作の実施内容を判定する手段であればよいので、モータ4の回転角度θに基づいて判定する手段に限定されない。判定する手段は、例えば、布量に応じて設定される水位の設定値に基づいて判定してもよい。また、判定する手段は、例えば、水槽3内の水位を検知する水位検知手段であってもよい。
実施の形態1では、循環動作の実施内容を決定する制御の一例として、循環動作の有無を判定するステップ408を説明した。循環動作の実施内容は、循環動作の有無に限定されない。循環動作の実施内容は、例えば、モータの回転速度の変更、又はモータのON/OFF時限の変更であってもよい。これにより、パルセータが掻き揚げる洗濯水の量が増えるので、循環動作を適切に実行できる。また、循環動作の実施内容は、循環動作における給水工程の追加であってもよい。
実施の形態1では、循環動作の実施内容を判定するタイミングの一例として、循環動作の直前に規定された循環検知工程中を説明した。循環動作の実施内容を判定するタイミングは、循環動作の実行前であればよいので、循環検知工程中に限定されない。循環動作の実施内容を判定するタイミングは、例えば、布量検知工程中であってもよい。
実施の形態1では、循環動作が実施されるタイミングの一例として、洗い行程の直前に実施される循環動作を説明した。循環動作が実施されるタイミングは、洗い行程の直前に限定されない。循環動作が実施されるタイミングは、例えば、洗い行程の途中であってもよい。これにより、洗い行程の最中に洗濯水を循環させ、洗濯槽の内部の洗濯水の濃度を均一化できる。
実施の形態1では、水槽3の内部の水量に基づいて、循環検知工程のステップ409の判定に用いる角度閾値を決定する構成を説明した。角度閾値は、実施の形態1の構成に限定されない。角度閾値は、所定範囲の水量において一律に設定されてもよい。また、水量は、水位及び水槽の容量から算出可能な値である。従って、角度閾値は、水位センサ等により検知された水位に基づいて設定されてもよい。
実施の形態1は、洗濯機の一例として、モータプーリ31とインペラプーリ32との間をベルト5により接続し、減速機構兼クラッチ6によりパルセータ1及び/又は洗濯槽2とを駆動するパルセータ式の洗濯機を説明した。洗濯機は、パルセータ式に限定されず、洗濯槽2とモータ4が同軸となるダイレクトドライブ方式であってもよい。
実施の形態1は、洗濯機の一例として、パルセータ式縦型洗濯機を説明した。洗濯機は、パルセータ式縦型洗濯機に限定されず、アジテータ式縦型洗濯機であってもよい。アジテータ式縦型洗濯機の場合、パルセータの代わりに、アジテータを搭載してもよい。この
場合、アジテータの回転角度に応じて循環動作の実行内容を決定し、アジテータを駆動することにより循環動作を実施してもよい。
本開示は、水槽内の底部に溜まった水を循環させて洗濯物に降りかける循環動作を実施する洗濯機に適用可能である。具体的には、パルセータ式縦型洗濯機、アジテータ式縦型洗濯機に、本開示は適用可能である。
1 パルセータ
1a 下部羽
2 洗濯槽
3 水槽
4 モータ
4a 巻線
4b 巻線
4c 巻線
4d 永久磁石
5 ベルト
6 減速機構兼クラッチ
7 ギヤードモータ
8 ブレーキベルト
9 筐体
10 パネル部
11 蓋
12a 表示手段
12b 入力設定手段
13 制御装置(制御部)
14 給水弁
15 排水弁
16 整流回路
17 インバータ回路
18 電流検出手段(電流検知部)
19 PWM制御装置
20 制御手段
21 速度位相推定手段
22 3相2相変換器
23 Iδ誤差増幅器
24 Iγ誤差増幅器
25 2相3相変換器
26 速度誤差増幅器
27 弱め界磁設定手段
28 γ軸誘起電圧計算器
29 γ軸誘起電圧誤差増幅器
31 モータプーリ
32 インペラプーリ
33 循環経路
33a 開口部
34 ポンプ室
35 交流電源

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配設される水槽と、
    前記水槽内に回転自在に配設される洗濯槽と、
    前記水槽の内底部に回転自在に配設されるパルセータと、
    前記洗濯槽下部と前記洗濯槽上部とを連通させ、洗濯水を通過させる循環経路と、
    前記洗濯槽及び/又は前記パルセータを回転駆動するモータと、
    前記モータを制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記モータにより前記パルセータを回転駆動させて前記循環経路に洗濯水を送り込む循環動作の実行有無を決定し、
    前記モータのトルクを一定で制御する減速制御を実行し、前記減速制御の開始から前記モータの回転数が最低検知回転数に到達するまでの間の前記モータの積算回転角度が角度閾値以上である場合、前記循環動作を実行し、前記積算回転角度が前記角度閾値未満である場合、前記循環動作を実行しない、洗濯機。
  2. 筐体と、
    前記筐体内に配設される水槽と、
    前記水槽内に回転自在に配設される洗濯槽と、
    前記水槽の内底部に回転自在に配設されるパルセータと、
    前記洗濯槽下部と前記洗濯槽上部とを連通させ、洗濯水を通過させる循環経路と、
    前記洗濯槽及び/又は前記パルセータを回転駆動するモータと、
    前記モータを制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記モータにより前記パルセータを回転駆動させて前記循環経路に洗濯水を送り込む循環動作の実行有無を決定し、
    前記モータのトルクを一定で制御する減速制御を実行し、前記減速制御の開始から所定時間が経過するまでの間の前記モータの積算回転角度が角度閾値以上である場合、前記循環
    動作を実行し、前記積算回転角度が前記角度閾値未満である場合、前記循環動作を実行しない、洗濯機。
  3. 前記モータの電流を検知する電流検知部と、
    前記電流検知部により検知された電流値、及び前記モータのトルクを制御する指令電圧値に基づき、前記モータの回転角度を算出する速度位相推定部と、を備え、
    前記制御部は、前記速度位相推定部により算出された前記モータの回転角度に基づいて前記積算回転角度を算出する請求項1又は2に記載の洗濯機。
  4. 前記制御部は、
    指令電流値に基づいて前記指令電圧値を設定し、
    前記減速制御において、前記指令電流値を0又は固定値として前記モータのトルクを一定に制御する請求項3に記載の洗濯機。
  5. 前記制御部は、前記水槽の内部の水位に基づいて前記角度閾値を決定し、前記水位が高い場合に前記角度閾値を小さく設定し、前記水位が低い場合に前記角度閾値を大きく設定する請求項1~4のいずれか一項に記載の洗濯機。
  6. 前記制御部は、
    前記モータの回転数を前記制御部の指令に基づくモータ指令回転数に近づけるように前記モータのトルクを制御する一定速制御を実行し、
    前記一定速制御を実行した後に前記減速制御を実行する請求項1~5のいずれか一項に記載の洗濯機。
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