JP2005204026A - 光伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 光信号の入力レベルを適切なレベルに自動調整し、かつ光アンプの運用モードの設定移行を効率よく行うことで、高精度な自動立ち上げ処理を行う。
【解決手段】 下流局側制御部22は、下流局側光伝送装置20の動作制御を行い、光伝送の運用立ち上げを行う場合には、下流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、雑音光入力を利用しての下流局側可変光減衰部21a−1のレベル調整及びプリアンプユニット21a−2のモード設定の自動立ち上げ制御を行う。上流局側制御部12は、上流局側光伝送装置10の動作制御を行い、光伝送の運用立ち上げを行う場合には、下流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、ポストアンプユニット11a−3のモード設定の自動立ち上げ制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光伝送システムに関し、特にWDM(Wavelength Division Multiplex)の光信号の伝送を行う光伝送システムに関する。
近年、光伝送技術としてWDM技術が広く用いられている。WDMは、波長の異なる光を多重して、1本の光ファイバで複数の信号(例えば、40〜100波)を同時に伝送する方式である。波長多重されたWDM信号は、光アンプによって光増幅されて長距離伝送される。
WDMに使われる光アンプには主に、プリアンプ、ポストアンプ、インラインアンプがある。プリアンプは、前段ノードから送信されたWDM信号を受信して増幅するための光受信アンプであり、ポストアンプは、後段ノードへ送信するために、装置内部で処理した後のWDM信号を増幅するための光送信アンプである。また、インラインアンプは、送受信ノード間の中継伝送路に配置される光中継アンプである。
これらWDMに使われる光アンプは、入力ダイナミックレンジが7〜12dB程度であり、これを超えるとNF(雑音指数)の劣化やチルト波長間のレベル偏差の増大を生じてしまう。そのため、光信号の増幅を行う場合は、その範囲内に収まるように、光信号の入力レベルを調整してから、光アンプに入力する必要がある。
また、WDMシステムの各中継区間においては、光ファイバ伝送路のファイバの距離や種類の条件によって、光信号の損失レベルは異なるものとなるため、特に、伝送路上を流れてきた光信号を受信して増幅するプリアンプ及びインラインアンプの入力レベル調整が重要なものとなる。
このレベル調整を行うデバイスには、光アッテネータ(ATT:attenuator)が使用されており、従来は、固定アッテネータ(減衰量が何dBと固定的に決まっているアッテネータ)や手動式の可変アッテネータ(減衰量を手動で調整して決めるアッテネータ)によってレベルが設定されていた。
図20はWDMシステムにおける従来のレベル調整を説明するための図である。従来の調整方法を説明する上で必要な構成要素を示している。WDMシステムの光ファイバ伝送路上には、ノード110、120が設けられ、ノード110、120間に中継ノード130が設けられる。なお、ノード110、120は、WDM信号に対して、特定の波長の光信号を分岐(Drop)したり、挿入(Add)したりするOADM(Optical Add Drop Multiplex)機能を有するOADMノードである。
ノード110には、トリビュタリからの信号を波長変換またはインタフェース変換してAddするためのトランスポンダ111が設置している。中継ノード130は、ATT131、インラインアンプ132を含み、ノード120は、ATT121、プリアンプ122、ポストアンプ123を含む。
ここで、システムの立ち上げ時に、光アッテネータのレベル調整を行う場合は、何らかの光信号が入力しないと設定できないため、通常は、トランスポンダからのAdd光を利用する。図では、ノード110を介して送信される、トランスポンダ111からのAdd光を利用している。
従来のシステム立ち上げにおいて、保守者は、中継区間A1を流れてきた光信号(Add光)に対し、ポイントp1における光信号のレベルを測定し、測定値がインラインアンプ132の入力目標レベルとなるように、ATT131の減衰量を設定する。
このとき、ATT131に固定アッテネータを用いるならば、例えば、固定アッテネータを伝送路から外しておいてポイントp1のレベルを測定し、その後に、決定した減衰量を持つ固定アッテネータをはめ込む。または、可変アッテネータを用いるならば、例えば、可変アッテネータを伝送路に取り付けたままで、全開状態(減衰量を最小(スルー状態))にして、ポイントp1のレベルを測定し、その後に、決定した減衰量を手動で合わせたりする。
同様にして、中継区間A2を流れてきた光信号のポイントp2に対しても上記のようなやり方で、光信号のレベルを測定し、測定値がプリアンプ122の入力目標レベルとなるように、ATT121の減衰量を設定する。
一方、遠隔操作可能な可変アッテネータを利用するような場合は、TL1(Transaction Language 1:Telcordia Technology(以前のBellcore)で規格化されたネットワーク管理コマンド)のコマンド等でユーザが入力レベルをモニタしながら設定していた。
ATT131、121のレベル調整が終わると、インラインアンプ132、プリアンプ122、ポストアンプ123は、入力目標レベルに合ったAdd光を受信して、所定の制御モード、すなわち、ALC(Automatic Level Control)モードまたはAGC(Automatic Gain Control)モードへ移行する。
ALCとは、光アンプの出力レベルを、入力が変動した場合でも一定にする制御のことであり、出力の目標値を波長数に応じて変えて、1波長当たりのパワーが一定になるようにする。AGCとは、光アンプの利得を一定に保つ制御のことである。このようにして、システム内の光アッテネータのレベルが調整され、各光アンプが所定の運用モードへ移行した時点で、立ち上げは完了となる。
なお、光アッテネータにより入力レベル調整を行って光増幅を行う従来技術としては、光アンプの出力パワーが監視制御信号により指示される所定の値に保持するように制御して、光増幅出力を安定化させる技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−174421号公報(段落番号〔0020〕〜〔0119〕,第6図)
しかし、上記で説明したような、光アッテネータのレベル調整は、保守者によるマニュアル作業であるため、減衰量の設定ミスが発生するおそれがあり、かつ設定技能の習得を必要とし、また各局においての調整となるため、非常に手間がかかるといった問題があった。
また、遠隔でレベル調整を行う場合は、各局で行う調整と比べれば手間はかからなくなるが、端末を使った保守者によるマニュアル作業であることには変わりなく、さらに、遠隔で光アッテネータのレベル調整制御を行うためのインタフェース環境が必要となるなどの問題があった。
一方、立ち上げ時には、前段から送信される何らかの光信号を利用することになるが、トランスポンダのAdd光を使用する場合には、トランスポンダを利用しての立ち上げ用の系をあらたに組まなければならないといった不便があった。
さらに、通信事業者では、コストを最小限にしつつ、迅速なサービス提供を目指しているため、WDMシステムを構築する際、トランスポンダ部を除く波長多重分離部分を先に設置し、サービス要求があったときに、需要に応じてトランスポンダを追加してサービスを提供する方式が考えられている。また、従来技術(特開2003−174421号公報)の段落番号〔0102〕で触れているように、プロテクション経路では通常、上流からの光信号がない状態(0λと呼ぶ)が存在する。このため、立ち上げ時には、トランスポンダからの信号光を必要としない立ち上げ機能が現在求められている。
このような状況において、トランスポンダからの信号光のかわりに、可変波長光源を別途使用するとなると、立ち上げのためだけに外付け光源を設けることになり、コストがかかり効率が悪いといった問題があった。
一方、光アンプが発する雑音光(ASE:Amplified Spontaneous Emission)を、立ち上げ時の入力光信号として利用することができる。ただし、ASE光を使っての立ち上げ技術としては、光アッテネータやプリアンプといった個別デバイスの立ち上げだけを対象に考えられた技術ではなく、これらのデバイスを含めた大規模なWDMシステム上のノード全般に渡ってのシステム全体の自動立ち上げ技術が早急に必要であり、大規模なシステム全体をノード間で相互に通信しながら、ASE光(または、監視制御信号)を利用して高効率及び高精度に立ち上げる技術の開発、実現が強く要望されている。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、光信号の入力レベルを適切なレベルに自動調整し、かつ光アンプの運用モードの設定を効率よく行うことで、高精度な自動立ち上げ処理を実現し、運用・保守の品質向上を図った光伝送システムを提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、光信号の伝送を行う光伝送システム1において、光信号を受信して増幅制御するプリアンプユニット21a−2、プリアンプユニット21a−2の入力段に配置して光信号の減衰量を設定する下流局側可変光減衰部21a−1、を含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第1の光伝送部21aと、第1の光伝送部21aと対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第2の光伝送部21bと、装置の動作制御を行い、光伝送の運用立ち上げを行う場合には、上流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、雑音光入力を利用しての下流局側可変光減衰部21a−1のレベル調整と、プリアンプユニット21a−2のモード設定との自動立ち上げ制御を行う下流局側制御部22と、から構成される下流局側光伝送装置20と、光信号を増幅制御して送信するポストアンプユニット11a−3を含み、一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第3の光伝送部11aと、第3の光伝送部11aと対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第4の光伝送部11bと、装置の動作制御を行い、光伝送の運用立ち上げを行う場合には、ポストアンプユニット11a−3から雑音光を発出させ、下流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、ポストアンプユニット11a−3のモード設定の自動立ち上げ制御を行う上流局側制御部12と、から構成される上流局側光伝送装置10と、を有することを特徴とする光伝送システム1が提供される。
ここで、第1の光伝送部21aは、光信号を受信して増幅制御するプリアンプユニット21a−2、プリアンプユニット21a−2の入力段に配置して光信号の減衰量を設定する下流局側可変光減衰部21a−1、を含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う。第2の光伝送部21bは、第1の光伝送部21aと対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う。下流局側制御部22は、装置の動作制御を行い、光伝送の運用立ち上げを行う場合には、上流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、雑音光入力を利用しての下流局側可変光減衰部21a−1のレベル調整と、プリアンプユニット21a−2のモード設定との自動立ち上げ制御を行う。第3の光伝送部11aは、光信号を増幅制御して送信するポストアンプユニット11a−3を含み、一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う。第4の光伝送部11bは、第3の光伝送部11aと対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う。上流局側制御部12は、装置の動作制御を行い、光伝送の運用立ち上げを行う場合には、ポストアンプユニット11a−3から雑音光を発出させ、下流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、ポストアンプユニット11a−3のモード設定の自動立ち上げ制御を行う。
本発明の光伝送システムは、光伝送の運用立ち上げ時、下流局側光伝送装置では、上流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、雑音光入力を利用しての下流局側可変光減衰部のレベル調整及びプリアンプユニットのモード設定の自動立ち上げ制御を行い、上流局側光伝送装置では、雑音光をポストアンプユニットから発出させ、下流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、ポストアンプユニットのモード設定の自動立ち上げ制御を行う構成とした。これにより、光信号の入力レベルを適切なレベルに自動調整し、かつ光アンプの運用モードの設定を効率よく行って高精度な自動立ち上げ処理を実現することができ、光伝送の運用・保守の品質向上を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の光伝送システムの原理図である。光伝送システム1は、上流局に位置する上流局側光伝送装置10、下流局に位置する下流局側光伝送装置20を有し、WDMの光伝送を行うシステムである。
下流局側光伝送装置20は、第1の光伝送部21a、第2の光伝送部21b、下流局側制御部22から構成される。第1の光伝送部21aは、光信号を受信して増幅制御するプリアンプユニット21a−2と、プリアンプユニット21a−2の入力段に配置して光信号の減衰量を設定する下流局側可変光減衰部21a−1とを含み、下りラインLaを流れる光信号の伝送を行う。第2の光伝送部21bは、第1の光伝送部21aと対向して、上りラインLbを流れる光信号の伝送を行う。
下流局側制御部22は、下流局側光伝送装置20の全体動作制御を行う。また、光伝送の運用立ち上げを行う場合には(例えば、下りラインLa側を立ち上げる場合)、上流局側光伝送装置10と監視制御信号によるメッセージ通信を行い、雑音光入力を利用しての下流局側可変光減衰部21a−1のレベル調整と、プリアンプユニット21a−2のモード設定との自動立ち上げ制御を行う。
なお、監視制御信号とは、OSC(Optical Supervisory Channel)信号のことである。OSC信号は、1.5〜150Mb/s程度の伝送速度を持ち、WDMシステムの運用設定、状態監視及び伝送路障害検出などに使用され、光アンプを通さずに伝送される光制御信号である。
また、雑音光とは、ASE(Amplified Spontaneous Emission)光に該当する。ここで、光アンプには、エルビウム(Er3+)添加ファイバ(EDF:Erbium-Doped Fiber)を増幅用媒体としたEDFA(EDF Amplifier)が広く使用されている。EDFAは、励起光をEDFに照射して光信号を進行させ、そのとき生じる誘導放出によって、光信号のレベルを増幅させるものである。また、EDFAのような誘導放出が増幅原理となっている光アンプでは、入力光信号の存在の有無に関わらず、自然放出といった現象が生じる。この現象によって光アンプから漏れ出した光が、雑音光(ASE光)である。
上流局側光伝送装置10は、第3の光伝送部11a、第4の光伝送部11b、上流局側制御部12から構成される。第3の光伝送部11aは、光信号を増幅制御して送信するポストアンプユニット11a−3を含み、光信号を増幅して下りラインLaへ出力する。第4の光伝送部11bは、第3の光伝送部11aと対向して、上りラインLbからの光信号を受信して増幅する。
上流局側制御部12は、上流局側光伝送装置10の全体動作制御を行う。また、光伝送の運用立ち上げを行う場合には(例えば、下りラインLa側を立ち上げる場合)、ポストアンプユニット11a−3から雑音光を発出させ、また下流局側光伝送装置20とOSC信号によるメッセージ通信を行って、ポストアンプユニット11a−3のモード設定の自動立ち上げ制御を行う。なお、本発明の立ち上げ制御の動作の詳細は、フローチャートや遷移図を用いて以降後述する。
次に第1の実施の形態である光伝送システム1の具体的な構成について説明する。なお、以降では、中継装置を含んだ構成で、本発明の光伝送システムについて説明する。
図2〜図4は第1の実施の形態の光伝送システム1の構成を示す図である。図2は上流局側光伝送装置10(以下、光伝送装置10)、図3は中継局側光伝送装置(以下、光中継装置30)、図4は下流局側光伝送装置20(以下、光伝送装置20)の構成を示している(本発明でいう上流、下流とは説明をする上で便宜上つけた表現であって、装置を固定的に示すものではない。例えば、左から右への主信号の流れに対して、左側にある装置を上流局、右側にある装置を下流局とすれば、光伝送装置10と光中継装置30に対して、光伝送装置10は上流局、光中継装置30は下流局となるし、光中継装置30と光伝送装置20に対しては、光中継装置30が上流局、光伝送装置20が下流局となる)。なお、図3、図4に示す符号(a)〜(f)は、後述の第3の実施の形態の動作を示すところで説明する。
図2の光伝送装置10の構成を記すと、光伝送装置10は、光伝送部11a(第3の光伝送部に該当)、光伝送部11b(第4の光伝送部に該当)、制御部12(上流局側制御部に該当)から構成される。
光伝送部11aは、VOA(Variable Optical Attenuator)11a−1、プリアンプユニット11a−2、光スイッチSW1と光ポストアンプを含むポストアンプユニット11a−3、OADM部11a−4から構成され、カプラc1〜c4を含む。VOA11a−1は、フォトダイードであるPD1、2と可変光デバイスであるVAT1を含み、プリアンプユニット11a−2の入力段に設置する。OADM部11a−4は、分離部であるDMUX1、Add/Dropを行うAdd/Drop1、多重部であるMUX1、トランスポンダであるTRP1、2を含む(なお、図には示さないが、トランスポンダの下位にはユーザ側の装置が接続する)。
光伝送部11bは、VOA11b−1、プリアンプユニット11b−2、光スイッチSW2と光ポストアンプを含むポストアンプユニット11b−3、OADM部11b−4から構成され、カプラc5〜c8を含む。VOA11b−1は、PD3、4とVAT2を含み、プリアンプユニット11b−2の入力段に設置する。OADM部11b−4は、DMUX2、Add/Drop2、MUX2、TRP3、4を含む。
制御部12は、OSC信号の通信制御を行うOSC部12a−1、12a−2、12b−1、12b−2と、VOA11a−1、11b−1の制御をそれぞれ行うVOA制御部12a−3、12b−3とを含む。
図3の光中継装置30の構成を記すと、光中継装置30は、光中継部31a(第1の光中継部に該当)、光中継部31b(第2の光中継部に該当)、制御部32(中継局側制御部に該当)から構成される。
光中継部31aは、VOA31a−1、インラインアンプユニット31a−2、から構成され、カプラc9〜c12を含む。VOA31a−1は、PD5、6とVAT3を含み、インラインアンプユニット31a−2の入力段に設置する。
光中継部31bは、VOA31b−1、インラインアンプユニット31b−2から構成され、カプラc13〜c16を含む。VOA31b−1は、PD7、8とVAT4を含み、インラインアンプユニット31b−2の入力段に設置する。
制御部32は、OSC信号の通信制御を行うOSC部32a−1、32a−2、32b−1、32b−2と、VOA31a−1、31b−1の制御をそれぞれ行うVOA制御部32a−3、32b−3とを含む。
図4の光伝送装置20の構成を記すと、光伝送装置20は、光伝送部21a(第1の光伝送部に該当)、光伝送部21b(第2の光伝送部に該当)、制御部22(下流局側制御部に該当)から構成される。
光伝送部21aは、VOA21a−1、プリアンプユニット21a−2、ポストアンプユニット21a−3、OADM部21a−4から構成され、カプラc17〜c20を含む。VOA21a−1は、PD9、10とVAT5を含み、プリアンプユニット21a−2の入力段に設置する。OADM部21a−4は、DMUX3、Add/Drop3、MUX3、TRP5、6を含む。
光伝送部21bは、VOA21b−1、プリアンプユニット21b−2、ポストアンプユニット21b−3、OADM部21b−4から構成され、カプラc21〜c24を含む。VOA21b−1は、PD11、12とVAT6を含み、プリアンプユニット21b−2の入力段に設置する。OADM部21b−4は、DMUX4、Add/Drop4、MUX4、TRP7、8を含む。
制御部22は、OSC信号の通信制御を行うOSC部22a−1、22a−2、22b−1、22b−2と、VOA21a−1、21b−1の制御をそれぞれ行うVOA制御部22a−3、22b−3とを含む。
次に本発明の立ち上げ制御を説明する前に、光主信号の流れについて簡単に説明する。なお、双方向同じ動作なので、光伝送装置10→光中継装置30→光伝送装置20の下りライン側の流れのみを説明する。光伝送装置10のVOA11a−1は、光伝送装置10の上流にある光伝送装置20から送信されたWDM信号のレベルが、プリアンプユニット11a−2の入力目標レベルとなるように、WDM信号のレベル調整を行う。
このときPD1は、カプラc1を介して入力する光信号の光パワーをモニタして、入力モニタ値をVOA制御部12a−3へ出力する。PD2は、カプラc2を介してVAT1から出力する光信号の光パワーをモニタして、出力モニタ値をVOA制御部12a−3へ出力する。VOA制御部12a−3は、入力モニタ値と出力モニタ値にもとづいて、モニタ値の比を立ち上げ時に決定した所定値に保つようなフィードバック制御を行って、損失一定になるように、VAT1へ減衰量設定信号として可変電流を送出して損失一定制御を行う(このような制御により、温度変化や経年変化によって特性が変わるような場合でも、常に一定の損失設定値を保つことができる)。
プリアンプユニット11a−2は、WDM信号を増幅する。DMUX1は、WDM信号を波長毎に分離する。Add/Drop1は、分離された各波長の光信号に対し、所定の波長をTRP1へ送信して、TRP1は、その光信号の波長変換またはインタフェース変換を行ってトリビュタリヘ送信する。また、TRP2は、トリビュタリからの光信号の波長変換またはインタフェース変換を行ってAdd/Drop1へ出力し、Add/Drop1は、分離された所定の波長の光信号と、TRP2からの光信号とをMUX1へ送信する。MUX1は、異なる波長の複数の光信号を波長多重してWDM信号を生成する。ポストアンプユニット11a−3はWDM信号を増幅した後、光伝送路へ出力する。
光中継装置30のVOA31a−1は、光伝送装置10から送信されたWDM信号のレベルが、インラインアンプユニット31a−2の入力目標レベルとなるように、WDM信号のレベル調整を行う。インラインアンプユニット31a−2は、レベル調整後のWDM信号を中継増幅して光伝送路へ出力する。
光伝送装置20のVOA21a−1は、光中継装置30から送信されたWDM信号のレベルが、プリアンプユニット21a−2の入力目標レベルとなるように、WDM信号のレベル調整を行う。プリアンプユニット21a−2は、レベル調整後のWDM信号を増幅して、OADM部21a−4へ出力する。OADM部21a−4は、Add/Dropを行ってあらたなWDM信号を生成する。ポストアンプユニット21a−3は、WDM信号を増幅して光伝送路へ出力し、出力されたWDM信号は光伝送装置10へ送信される。
なお、OADM部の詳細な構成例は、特開2003−163641号公報の図2に示されている。VAT3、VAT5の制御はVAT1と同じである。インラインアンプ、プリアンプの構成例としては、特開2003−174421号公報に開示されているものが使え、特に特開2003−174421号公報の図6、図12に示されるものであり、急な波長数変化があっても各波長の信号レベルを安定に保つことができる。また、特開2003−174421号公報の図12の構成では、0λ入力時でも信号入力時と同じ利得に設定しておくことが可能である。
次に図2〜図4に示した光伝送システム1の自動立ち上げ制御の動作について詳しく説明する。なお、下りライン、上りライン共に同じ立ち上げ制御を行うので、以降では、下りライン(左→右の流れ)の立ち上げ制御についてのみ説明する。
図5、図6は第1の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示すフローチャートである。図7、図8は第1の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示す遷移図である(フローチャートと遷移図に示すステップ番号は対応している)。
〔S1a〕保守者は、光伝送装置20のプリアンプユニット21a−2を挿入する。制御部22は、ユニット挿入を立ち上げ制御のトリガとする(ただし、OSC信号は受信している必要がある)。
〔S1b〕制御部22は、OSC信号及び主信号の断検出を行う。
〔S2a〕制御部22は、ステップS1aまたはステップS1bをトリガにして、以下の制御を進める。ステップS1aによるプリアンプユニット21a−2の挿入直後には、VOA制御部22a−3により、VOA21a−1をあらかじめ定めてある減衰量に初期設定する。これはOSC部22a−2への入力パワーが受信可能な範囲に入れるためである。また、ステップS1bによって、光ファイバ外れと認識した場合には、VOA21a−1を同様に初期設定する。
〔S2b〕OSC部22a−2は、OSC信号(OSC部32a−1からOSC部22a−2へ流れるOSC信号)を受信すると、これを自動立ち上げ制御のトリガとする。ここで、制御部22は、光主信号とOSC信号の欠如が同時に発生した場合を光ファイバ外れと認識し、また、OSC信号を受信したら、ファイバ断から復帰したものとして、OSC信号の受信を立ち上げ制御(再立ち上げ制御)のトリガとする(立ち上げのトリガに光主信号の受信は不要である)。
〔S3〕OSC部22b−1→OSC部32b−2の経由で、対向のOSC信号を用いて、ASEREQ=1を送信する。ASEREQメッセージは、ASE光の発出/停止要求を表すメッセージであり、ASEREQ=1ならばASE光の発出要求、ASEREQ=0ならばASE光の停止要求である。
〔S4〕VOA制御部32a−3は、VOA31a−1をあらかじめ定めてある減衰量に初期設定する。
〔S5〕OSC部32b−1→OSC部12b−2の経由で、対向のOSC信号を用いて、ASEREQ=1を送信する。
〔S6〕制御部12において、ASEREQ=1のメッセージを受信すると、光スイッチSW1でポストアンプ入力を遮断し、ポストアンプユニット11a−3は、ASEモード(雑音光モード)の立ち上げ状態となる。通常、ポストアンプは、所定の利得で利得一定制御(AGC)を行っている。所定の利得とは、信号入力時に所定のパワーで出力するための利得である。ここでは、入力を遮断してポストアンプ内で発生するASE光のみを出力する。さらに、ポストアンプユニット11a−3は、1波相当レベル(何波でもよいが)のASE光を発出するように、アンプの利得を通常運用時より増加させる。光スイッチSW1で入力を遮断することにより、ポストアンプ出力を安定したレベルに保つことができる。
〔S7〕OSC部12a−1→OSC部32a−2の経由で、OSC信号を用いて、NORMOP=1を送信する。NORMOP=1は、ASE光の発出完了を表すメッセージである。
〔S8〕光中継装置30の制御部32は、インラインアンプユニット31a−2の光入力パワーを測定する。
〔S9〕VOA制御部32a−3は、光入力パワーの測定値が、インラインアンプユニット31a−2の入力目標値となるように、VOA31a−1の減衰量を調整する。例えば、インラインアンプの入力ダイナミックレンジが1波当たりの平均パワーで−20dBm/ch〜−13dBm/ch、目標値は−20dBm/chである。1波相当のASE光をポストアンプが出力していると、−16dBmにプリアンプ入力がなるようにVOA31a−1の減衰量を調整する。目標値を入力ダイナミックレンジより大きくするのに、高い光SNRが得られるからである。目標レベルになるなら、ステップS12へいく。
〔S10〕ステップS9で目標入力レベルにできない場合、減衰量を調整して、インラインアンプユニット31a−2の入力ダイナミックレンジ内に入るならばステップS12へ、入らない場合はステップS11へいく。
〔S11〕光伝送装置10と光中継装置30間の伝送路が正常であれば、1波相当のASE光がVOA31a−1に到達するので、VOA31a−1の減衰量を調整することで、インラインアンプユニット31a−2の入力ダイナミックレンジ内に収めることが可能であるが、伝送路においてファイバ断やコネクタ汚れ、コネクタ抜けなどが生じて、あるレベルのASE光がVOA31a−1に到達していない場合には、減衰量をいくら調整しても、インラインアンプユニット31a−2の入力ダイナミックレンジ内に収めることはできない。したがって、このような減衰量の調整が不可能の場合は、ファイバ断(コネクタ抜け)等が発生したものとして、制御部32は、保守者に対して警報を発出する。
〔S12〕ステップS9、S10で決定した状態でのVOA31a−1の減衰量を記憶し、VOA31a−1は、損失一定制御を行う。すなわち、設定された減衰量に常時なるように、PD5とPD6のモニタ値の比を記憶し、その値が所定値になるように、フィードバック制御がなされる。
〔S13〕インラインアンプユニット31a−2を動作させ、出力レベルが1波相当レベルになるようにインラインアンプの利得を調整する。これは、出力一定制御(ALC)動作させることに他ならない。そして、所定の出力で安定したら、その利得で利得一定制御(AGC)に切り替える。入力がASE光なので、出力もASE光が出力される。後のステップS22でポストアンプ11a−3よりASE光が信号光に切り替わっても所定の出力パワーで信号光を出力することができる。
〔S14〕OSC部32a−1→OSC部22a−2の経由で、OSC信号を用いて、所定のレベルでのASE光の発出完了を表すNORMOP=1を送信する。
〔S15〕光伝送装置20の制御部22は、プリアンプユニット21a−2の光入力パワーを測定する。
〔S16〕VOA制御部22a−3は、光入力パワーの測定値が、プリアンプユニット21a−2の入力目標値となるように、VOA21a−1の減衰量を調整する。調整できればステップS19へいく。
〔S17〕ステップS16で入力目標値に設定できない場合、減衰量を調整して、プリアンプユニット21a−2の入力ダイナミックレンジ内に入るならばステップS19へ、入らない場合はステップS18へいく。
〔S18〕制御部22は、警報を発出する。
〔S19〕ステップS16、S17で決定した状態でのVOA21a−1の減衰量を記憶し、VOA21a−1は損失一定制御を行う。
〔S20〕プリアンプユニット21a−2を動作させ、出力レベルが1波相当レベルになるようにプリアンプの利得を調整する。これは、出力一定制御(ALC)動作させることに他ならない。そして、所定の出力で安定したら、その利得で利得一定制御(AGC)に切り替える。入力がASE光なので、出力もASE光が出力される。後のステップS22でポストアンプ11a−3よりASE光が信号光に切り替わっても所定の出力パワーで信号光を出力することができる。
〔S21〕OSC部22b−1→OSC部32b−2→OSC部32b−1→OSC部12b−2の経由で、対向のOSC信号を用いて、ポストアンプでのASE出力モードを通常動作へ切り替えるために、ASE光の発出停止を表すASEREQ=0を送信する。
〔S22〕制御部12において、ASEREQ=0のメッセージを受信すると、ポストアンプユニット11a−3は、ASEモードから通常の運用時の動作すなわち、事前に設定された利得でのAGC動作へ切り替わる。そして、ポストアンプ直前の光スイッチSW1を切り替え、ポストアンプの入力遮断状態を解除する。ここで、ポストアンプへ信号光が入力していれば、所定のレベルで信号光が下流へ出力される。
〔S23〕OSC部12a−1→OSC部32a−2の経由で、OSC信号を用いて、ASECOMP=1のメッセージを送信する。ASECOMP=1は、立ち上げ完了し、信号光が送出されることを表すメッセージである。
〔S24〕制御部32において、ASECOMP=1のメッセージを受信すると、AGCモードから運用モード(ALCまたはAGC)へ切り替える。
〔S25〕OSC部32a−1→OSC部22a−2の経由で、OSC信号を用いて、立ち上げ完了を表すASECOMP=1のメッセージを送信する。
〔S26〕制御部22において、ASECOMP=1のメッセージを受信すると、プリアンプユニット21a−2は、運用モード(ALCまたはAGC)へ切り替える。
次にVOAの損失一定制御に関する2つの補足事項について説明する。1つ目は、ポストアンプをASEモードからAGCモードに切り替える場合や、プロテクション時に使用される経路で通常は主信号がない場合のときの、損失一定制御についてである。
立ち上げ時にステップS21により、ASEREQ=0が送信されて、ステップS22でASEモードからAGCモードに切り替える場合、ポストアンプの利得を減少することで実現する。それにより、ASE光のレベルが減少するが、前段装置からのOSC信号を用いてVOAのフィードバックによる損失一定制御を継続して行うことができる(例えば、VOA31a−1はOSC部12a−1が出力するOSC信号パワーを用いて損失一定制御が行える)。
2つ目はVOAの損失一定制御の時定数についてである。本発明の光伝送システム1をリングシステムとした場合、パスの確立動作によって、例えば、40波の波長数から1波の波長数へと急激な波長数変動が発生する可能性がある。VOAの損失一定制御が速い処理速度で行われると、40波のレベル値から1波のレベル値へ移行する際の過渡的なレベルの変動部分が処理されてしまい誤動作の原因となる。このため、本発明では、入力光信号のレベル変化が生じても、予想される入力光信号のレベル変化に対して十分長い時間にわたる平均値をモニタ値として用いて損失一定制御を行うようにする。
具体的には、PDによるモニタ値の比を一定にするようなフィードバック制御を行うVOAでは、VOA31a−1を例にとれば、VAT3を通過する時間T(s)に対して10〜100倍の十分長い時定数で設定する(例えば、PD5、6に対して、1/(100×T)HzのLPFを設けて、モニタ値をこのLPFを通過させるようにすればよい)。
次に光伝送装置20、光中継装置30、光伝送装置10のそれぞれの動作に対して、各動作に対応するステップ番号を付けて以下にまとめて記す。
下流局に当たる光伝送装置20に対し、制御部22は、下流局側可変光減衰部の初期設定(S2)、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出要求の送信(S3)、前段装置からの雑音光発出完了通知の受信(S14)、プリアンプユニットの光入力パワーの測定(S15)、測定値がプリアンプユニットの入力目標レベルとなるような下流局側可変光減衰部に対する損失一定制御の稼動(S17、S19)、プリアンプユニットのALCモードによる利得設定とAGC動作への切り替え(S20)、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出停止要求の送信(S21)、前段装置からの立ち上げ完了通知の受信(S25)、プリアンプユニットの運用モードへの設定(S26)、の処理を行う。
光中継装置30に対し、制御部32は、対向の監視制御信号による雑音光発出要求の受信(S3)、中継局側可変光減衰部の初期設定(S4)、対向の監視制御信号を用いての上流装置への雑音光発出要求の中継送信(S5)、上流装置からの雑音光発出完了通知の受信(S7)、インラインアンプユニットの光入力パワーの測定(S8)、測定値がインラインアンプユニットの入力目標レベルとなるような中継局側可変光減衰部に対する損失一定制御の稼動(S10、S12)、インラインアンプユニットのALCモードによる利得設定とAGC動作への切り替え(S13)、下流装置へ雑音光の発出完了通知の送信(S14)、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の受信(S21)、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の中継送信(S21)、上流装置からの立ち上げ完了通知の受信(S23)、インラインアンプユニットの運用モードへの設定(S24)、下流装置へ自装置の立ち上げ完了通知の送信(S25)、の処理を行う。
上流局に当たる光伝送装置10に対し、制御部12は、対向の監視制御信号による雑音光発出要求の受信(S5)、ポストアンプユニットの雑音光モードへの設定と光スイッチによる入力遮断(S6)、下流装置へ雑音光の発出完了通知の送信(S7)、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の受信(S21)、ポストアンプユニットの運用モードへの設定と光スイッチによる入力遮断(S22)、下流装置へ自装置の立ち上げ完了通知の送信(S23)、の処理を行う。これまで、プリアンプ21a−2の挿入または入力レベル回復時を説明したが、インラインアンプユニット31a−2の挿入または入力回復時も同様にすれば自動的に立ち上げ可能である。
次にVOAを光アンプの出力段に設置した、第2の実施の形態の光伝送システムの自動立ち上げ制御について説明する。図9〜図11は第2の実施の形態の光伝送システムの構成を示す図である。図9は上流局側の光伝送装置40、図10は光中継装置60、図11は下流局の光伝送装置50の構成を示している。
光伝送システム2では、ポストアンプ、インラインアンプ、プリアンプのそれぞれの出力段にVOAを配置した構成をとり、また、使用する光ファイバの非線形効果により定まる送信パワーの上限値を超えないようにして、自動立ち上げ制御を行うことを特徴とするシステムである。
光伝送システム2に対し、図9の光伝送装置40の構成を記すと、光伝送装置40は、光伝送部41a、光伝送部41b、制御部42から構成される。光伝送部41aは、VOA41a−1、プリアンプユニット41a−2、光スイッチSW5とポストアンプを含むポストアンプユニット41a−3、OADM部41a−4から構成され、カプラc25〜c28を含む。VOA41a−1は、フォトダイードであるPD13、14と可変光デバイスであるVAT7を含み、ポストアンプユニット41a−3の出力段に設置する。OADM部41a−4は、DMUX5、Add/Drop5、MUX5、TRP9、10を含む。
光伝送部41bは、VOA41b−1、プリアンプユニット41b−2、光スイッチSW6とポストアンプを含むポストアンプユニット41b−3、OADM部41b−4から構成され、カプラc29〜c32を含む。VOA41b−1は、PD14、15とVAT8を含み、ポストアンプユニット41b−3の出力段に設置する。OADM部41b−4は、DMUX6、Add/Drop6、MUX6、TRP11、12を含む。
制御部42は、OSC信号の通信制御を行うOSC部42a−1、42a−2、42b−1、42b−2と、VOA41a−1、41b−1の制御をそれぞれ行うVOA制御部42a−3、42b−3とを含む。
図10の光中継装置60の構成を記すと、光中継装置60は、光中継部61a、光中継部61b、制御部62から構成される。光中継部61aは、VOA61a−1、インラインアンプユニット61a−2から構成され、カプラc33〜c36を含む。VOA61a−1は、PD16、17とVAT9を含み、インラインアンプユニット61a−2の出力段に設置する。
光中継部61bは、VOA61b−1、インラインアンプユニット61b−2から構成され、カプラc37〜c40を含む。VOA61b−1は、PD18、19とVAT10を含み、インラインアンプユニット61b−2の出力段に設置する。
制御部62は、OSC信号の通信制御を行うOSC部62a−1、62a−2、62b−1、62b−2と、VOA61a−1、61b−1の制御をそれぞれ行うVOA制御部62a−3、62b−3とを含む。
図11の光伝送装置50の構成を記すと、光伝送装置50は、光伝送部51a、光伝送部51b、制御部52から構成される。光伝送部51aは、VOA51a−1、プリアンプユニット51a−2、光スイッチSW7とポストアンプを含むポストアンプユニット51a−3、OADM部51a−4から構成され、カプラc41〜c44を含む。VOA51a−1は、PD20、21とVAT11を含み、ポストアンプユニット51a−3の出力段に設置する。OADM部51a−4は、DMUX7、Add/Drop7、MUX7、TRP13、14を含む。
光伝送部51bは、VOA51b−1、プリアンプユニット51b−2、光スイッチSW8とポストアンプを含むポストアンプユニット51b−3、OADM部51b−4から構成され、カプラc45〜c48を含む。VOA51b−1は、PD22、23とVAT12を含み、ポストアンプユニット51b−3の出力段に設置する。OADM部51b−4は、DMUX8、Add/Drop8、MUX8、TRP15、16を含む。
制御部52は、OSC信号の通信制御を行うOSC部52a−1、52a−2、52b−1、52b−2と、VOA51a−1、51b−1の制御をそれぞれ行うVOA制御部52a−3、52b−3とを含む。
次に図9〜図11に示した光伝送システム2の自動立ち上げ制御の動作について詳しく説明する。図12〜図14は第2の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示すフローチャートである。図15、図16は第2の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示す遷移図である(フローチャートと遷移図に示すステップ番号は対応している)。
〔S31a〕保守者は、光伝送装置50のプリアンプユニット51a−2を挿入する。制御部52は、ユニット挿入を立ち上げ制御のトリガとする。
〔S31b〕OSC部52a−2は、OSC信号(OSC部62a−1からOSC部52a−2へ流れるOSC信号)を受信すると、これを自動立ち上げ制御のトリガとする。
〔S32〕制御部52は、ステップS31aまたはステップS31bをトリガにして、OSC部52b−1→OSC部62b−2の経由で、対向のOSC信号を用いて、ASEREQ=1を送信する。
〔S33〕VOA制御部62a−3により、VOA61a−1をあらかじめ定めてある減衰量に初期設定する。
〔S34〕OSC部62b−1→OSC部42b−2の経由で、対向のOSC信号を用いて、ASE光の発出要求であるASEREQ=1を送信する。
〔S35〕制御部42において、ASEREQ=1のメッセージを受信すると、ポストアンプユニット41a−3は、光スイッチSW5でポストアンプの入力を遮断した後、AGCモードからASEモードの状態となる。ポストアンプユニット41a−3は、1波相当レベルのASE光を発出する。
〔S36〕制御部42は、OSC部42a−1を介して、ポストアンプユニット41a−3の光出力パワーを測定する。
〔S37〕測定値が許容値を超えているか否かを判断する。超えていればステップS38へいき、超えていなければステップS39へいく。ここで、伝送路ファイバの種類によっては、FWM(Four Wave Mixing:4光波混合)等の非線形効果により、ファイバの入力レベルを一定値以下にしたい場合がある。本発明のシステムでは、このような場合に備えて、送信パワーレベルの設定上限値をあらかじめ決めておき、許容値を満足した条件で自動立ち上げを行うものである(これにより複数のポストアンプのカードメニューを用意しなくて済む)。なお、ここでは、光伝送装置40から光中継装置60へ光信号を流すための下りラインの光ファイバ伝送路に関する入力パワー制限の処理を行っている。
〔S38〕VOA制御部42a−3は、ポストアンプユニット41a−3の光出力パワーが許容値範囲になるように、VOA41a−1を調整する。
〔S39〕光中継装置60の制御部62は、OSC部62a−2を介して、インラインアンプユニット61a−2の光入力パワーを測定する。
〔S40〕OSC部62b−1→OSC部42b−2の経由で、対向のOSC信号を用いて、ステップS39の測定値を送信する。
〔S41〕VOA制御部42a−3は、光入力パワー測定値が、インラインアンプユニット61a−2の入力目標値となるように、VOA41a−1の減衰量を調整する(減衰量を増加方向へ調整する)。
〔S42〕ステップS41で入力目標値に達しない場合、減衰量を調整して、インラインアンプユニット61a−2の入力ダイナミックレンジ内に入るならばステップS44へ、入らない場合はステップS43へいく。ただし、ステップS37の出力許容値を超えないようにする。
〔S43〕制御部42は、警報を発出する。
〔S44〕ステップS41、S42で決定した状態でのVOA41a−1の減衰量を記憶し、損失一定制御を行う。
〔S45〕制御部42は、OSC部42a−1→OSC部62a−2の経由で、OSC信号を用いて、ASE光の発出完了を表すNORMOP=1を送信する。
〔S46〕インラインアンプユニット61a−2は、1波相当の出力設定でALCモードで立ち上げ、出力が安定したらAGC動作へ遷移する。
〔S47〕制御部62は、OSC部62a−1を介して、インラインアンプユニット61a−2の光出力パワーを測定する。
〔S48〕ステップS37と同様にして、測定値が許容値を超えているか否かを判断する。超えていればステップS49へいき、超えていなければステップS50へいく。ここでは、光中継装置60から光伝送装置50へ光信号を流すための下りラインの光ファイバ伝送路に関する入力パワー制限の処理を行っている。
〔S49〕VOA制御部62a−3は、インラインアンプユニット61a−2の光出力パワーが許容値範囲になるように、VOA61a−1を調整する。
〔S50〕光伝送装置50の制御部52は、OSC部52a−2を介して、プリアンプユニット51a−2の光入力パワーを測定する。
〔S51〕OSC部52b−1→OSC部62b−2の経由で、対向のOSC信号を用いて、ステップS50の測定値を送信する。
〔S52〕VOA制御部62a−3は、光入力パワー測定値が、プリアンプユニット51a−2の入力目標値となるように、VOA61a−1の減衰量を調整する。
〔S53〕ステップS52で入力目標値に達しない場合、減衰量を調整して、プリアンプユニット51a−2の入力ダイナミックレンジ内に入るならばステップS55へ、入らない場合はステップS54へいく。
〔S54〕制御部62は、警報を発出する。
〔S55〕ステップS52、S53で決定した状態でのVOA61a−1の減衰量を記憶し、VOA61a−1は、損失一定制御を行う。
〔S56〕制御部62は、OSC部62a−1→OSC部52a−2の経由で、OSC信号を用いて、ASE光の発出完了を表すNORMOP=1を送信する。
〔S57〕プリアンプユニット51a−2は、ASEモードの立ち上げ状態となって、1波相当レベルのASE光を発出する。
〔S58〕OSC部52b−1→OSC部62b−2→OSC部62b−1→OSC部42b−2の経由で、対向のOSC信号を用いて、ASE光の発出停止を表すASEREQ=0を送信する。
〔S59〕制御部42において、ASEREQ=0のメッセージを受信すると、ポストアンプユニット41a−3は、所定の利得に利得を戻して運用モード(AGCモード)の状態となる。光スイッチSW5による入力遮断を解除する。
〔S60〕OSC部42a−1→OSC部62a−2の経由で、OSC信号を用いて、立ち上げ完了を表すASECOMP=1のメッセージを送信する。
〔S61〕制御部62において、ASECOMP=1のメッセージを受信すると、インラインアンプユニット61a−2は、運用モード(ALCまたはAGC)の状態となる。
〔S62〕OSC部62a−1→OSC部52a−2の経由で、OSC信号を用いて、立ち上げ完了を表すASECOMP=1のメッセージを送信する。
〔S63〕制御部52において、ASECOMP=1のメッセージを受信すると、プリアンプユニット51a−2は、運用モード(ALCまたはAGC)の状態となる。
なお、VOAに対し、Addが停止したときの損失一定制御及び時定数の設定についての内容は第1の実施の形態で上述したものと同じである。ちなみに第2の実施の形態の構成における、Addが停止したときの損失一定制御を示すと、例えば、VOA41a−1は、OSC部42a−1が出力するOSC信号のパワーを用いて損失一定制御を行う。
次に光伝送装置50、光中継装置60、光伝送装置40のそれぞれの動作に対して、各動作に対応するステップ番号を付けて以下にまとめて記す。
下流局に当たる光伝送装置50に対し、制御部52は、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出要求の送信(S32)、プリアンプユニットの光入力パワーの測定(S50)、対向の監視制御信号を用いての測定値の通知(S51)、前段装置からの雑音光発出完了通知の受信(S56)、プリアンプユニットのALCモードによる利得設定とAGC動作への切り替え(S57)、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出停止要求の送信(S58)、前段装置からの立ち上げ完了通知の受信(S62)、プリアンプユニットの運用モードへの設定(S63)、の処理を行う。
光中継装置60に対し、制御部62は、対向の監視制御信号による雑音光発出要求の受信(S32)、中継局側可変光減衰部の初期設定(S33)、対向の監視制御信号を用いての上流装置への雑音光発出要求の中継送信(S34)、インラインアンプユニットの光入力パワーの測定(S39)、対向の監視制御信号を用いての上流装置への測定値の送信(S40)、上流装置からの雑音光発出完了通知の受信(S45)、インラインアンプユニットのALCモードによる利得設定とAGC動作への切り替え(S46)、インラインアンプの光出力パワーの測定(S47、S48)、対向の監視制御信号による下流装置の光パワー測定値の受信(S51)、測定値が許容値以下となるような中継局側可変光減衰部に対するレベル調整(S52、S53)、光パワー測定値が下流装置のアンプユニットの入力目標レベルとなるような中継局側可変光減衰部に対する損失一定制御の稼動(S55)、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の中継送信(S58)、下流装置へ雑音光の発出完了通知の送信(S60)、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の受信(S63)、インラインアンプユニットの運用モードへの設定(S61)、下流装置へ自装置の立ち上げ完了通知の送信(S62)、の処理を行う。
上流局に当たる光伝送装置40に対し、制御部42は、対向の監視制御信号による雑音光発出要求の受信(S34)、光スイッチによる入力遮断とポストアンプユニットの雑音光モードへの設定(S35)、ポストアンプユニットの光出力パワーの測定(S36、S37)、測定値が許容値以下となるような上流局側可変光減衰部に対するレベル調整(S38)、対向の監視制御信号による下流装置の光パワー測定値の受信(S40)、光パワー測定値が下流装置のアンプユニットの入力目標レベルとなるような下流局側可変光減衰部に対する損失一定制御の稼動(S41、S42、S44)、下流装置へ雑音光の発出完了通知の送信(S45)、対向の監視制御信号による雑音光発出停止要求の受信(S58)、ポストアンプユニットの運用モードへの設定(S59)、下流装置へ自装置の立ち上げ完了通知の送信(S60)、の処理を行う。
次にノード間の伝送路損失を算出して自動立ち上げ制御を行う、第3の実施の形態の光伝送システムについて説明する。なお、システムの構成は図2〜図4で示した構成を利用できるので、図2〜図4の構成をもとに動作を説明する。ただし、ポストアンプ直前の光スイッチは不要である。
図17は第3の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示すフローチャートである。
〔S71a〕保守者は、光伝送装置20のプリアンプユニット21a−2を挿入する。制御部22は、ユニット挿入を立ち上げ制御のトリガとする(ただし、OSC信号は受信している必要がある)。
〔S71b〕制御部22は、OSC信号及び主信号の断検出を行う。
〔S72a〕制御部22は、ステップS71aまたはステップS71bをトリガにして、以下の制御を進める。ステップS71aによるプリアンプユニット21a−2の挿入直後には、VOA制御部22a−3により、VOA21a−1をあらかじめ定めてある減衰量に初期設定する。これはOSC部22a−2への入力パワーが受信可能な範囲に入れるためである。また、ステップS71bによって、光ファイバ外れと認識した場合には、VOA21a−1を同様に初期設定する。
〔S72b〕OSC部22a−2は、OSC信号(OSC部32a−1からOSC部22a−2へ流れるOSC信号)を受信すると、これを自動立ち上げ制御のトリガとする。ここで、制御部22は、光主信号とOSC信号の欠如が同時に発生した場合を光ファイバ外れと認識し、また、OSC信号を受信したら、ファイバ断から復帰したものとして、OSC信号の受信を立ち上げ制御(再立ち上げ制御)のトリガとする(立ち上げのトリガに光主信号の受信は不要である)。
〔S73〕OSC部32a−1は、OSC信号出力パワーを測定する((a)点のパワーを測定する)。また、測定値をOSC信号を用いて、光伝送装置20へ通知する。
〔S74〕OSC部22a−2は、プリアンプユニット21a−2の入力段における着信パワーを測定する((e)点のパワーを測定する)。
〔S75〕制御部22は、インラインアンプユニット31a−2の出力段とプリアンプユニット21a−2の入力段間の光主信号の区間損失を算出する((b)〜(f)間の区間損失を算出する)。
〔S76〕VOA制御部22a−3は、インラインアンプユニット31a−2の送信パワー(設計値)と、ステップS75で求めた区間損失量とにもとづいて、インラインアンプユニット31a−2の入力レベルが推定できる。入力目標値に設定可能ならばVOA21a−1の所要損失量を算出する。送信パワー(設計値)はOSC部32a−2の中で記憶しておき、OSC信号を通じて、VOA制御部22a−3へ通知してもよい。
〔S77〕入力目標値に設定困難な場合は、プリアンプユニット21a−2の入力ダイナミックレンジ内に設定可能かを調べ、入るならばステップS79へ、入らない場合はステップS78へいく。
〔S78〕制御部22は、警報を発出する。
〔S79〕ステップS76、S77で決定した状態のVOA21a−1の損失値を記憶し、その値でVOA21a−1は、損失一定制御を行う。
〔S80〕区間損失値から予想されるプリアンプユニット入力値と所要出力値から、利得を算出し、その利得でプリアンプユニット21a−2をAGC動作せる。信号が入力することがOSCを経由して連絡されたら、入力波長数に応じて出力目標値でALC動作を行う。なお、ポストアンプユニット21a−3は、通常の動作モード(AGC)にしておく。
ここで、ステップS75で求めた区間損失量、すなわち(b)〜(f)間の損失量は、以下の式(1)を用いて、制御部22で算出される。
Figure 2005204026
ただし、Paは、(a)点でのOSC信号のパワーレベル、Peは、(e)点でのOSC信号のパワーレベル、L1oは、カプラc12の合波フィルタ損失(OSC波長)、L1sは、カプラc12の合波フィルタ損失(主信号波長)、L2oは、カプラc19の分波フィルタ損失(OSC波長)、L2sは、カプラc19の分波フィルタ損失(主信号波長)、L3は、VOA21a−1の損失量、LcOSCは、OSC信号波長での伝送路損失係数(dB/km)、Lcsは、主信号波長での伝送路損失係数(dB/km)である。なお、PaとPe以外のパラメータ値は、制御部22において既知の値である。
このように、第3の実施の形態では、装置間に流れるOSC信号を利用し、上流側装置のOSC出力レベルと、下流側装置のOSC着信レベルとから式(1)を用いて、光主信号の区間損失量を推定する。そして、上流側装置のアンプ出力パワー(設計値)と、求めた区間損失量とにもとづいて、下流側装置のVOAの減衰量設定及びアンプのモード設定を行う構成とした。これにより、VOA及び光アンプを自動的に効率よく立ち上げることが可能になる。また、OSC信号を利用しての立ち上げ制御であるので、上流装置にポストアンプがなくても(すなわち、ASE光がなくても)立ち上げることが可能になる。
なお、上記では、光中継装置30と光伝送装置20間の区間損失を求めて、光伝送装置20内のVOAと光アンプユニットを立ち上げたが、同様にして、光伝送装置10と光中継装置30間の区間損失を求めて、光中継装置30内のVOAと光アンプユニットを立ち上げ、光伝送装置20と光伝送装置10間の区間損失を求めて、光伝送装置10内のVOAと光アンプユニットを立ち上げを行うことができる。
次に2波のOSC信号を用いて、ノード間の伝送路損失を算出して自動立ち上げ制御を行う、第4の実施の形態の光伝送システムについて説明する。なお、システムの構成は図2〜図4で示した構成を利用できるので、図2〜図4の構成をもとに動作を説明する。
図18は第4の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示すフローチャートである。
〔S91a〕保守者は、光伝送装置20のプリアンプユニット21a−2を挿入する。制御部22は、ユニット挿入を立ち上げ制御のトリガとする(ただし、OSC信号は受信している必要がある)。
〔S91b〕制御部22は、OSC信号及び主信号の断検出を行う。
〔S92a〕制御部22は、ステップS91aまたはステップS91bをトリガにして、以下の制御を進める。ステップS91aによるプリアンプユニット21a−2の挿入直後には、VOA制御部22a−3により、VOA21a−1をあらかじめ定めてある減衰量に初期設定する。これはOSC部22a−2への入力パワーが受信可能な範囲に入れるためである。また、ステップS91bによって、光ファイバ外れと認識した場合には、VOA21a−1を同様に初期設定する。
〔S92b〕OSC部22a−2は、OSC信号(OSC部32a−1からOSC部22a−2へ流れるOSC信号)を受信すると、これを自動立ち上げ制御のトリガとする。ここで、制御部22は、光主信号とOSC信号の欠如が同時に発生した場合を光ファイバ外れと認識し、また、OSC信号を受信したら、ファイバ断から復帰したものとして、OSC信号の受信を立ち上げ制御(再立ち上げ制御)のトリガとする(立ち上げのトリガに光主信号の受信は不要である)。
〔S93〕OSC部32a−1は、光主信号の短波長側と長波長側に2波のOSC信号を立てて送信する。
〔S94〕OSC部22a−2は、着信した2波のOSC信号のレベル差を求めて、OSC信号のレベル差の中間値を光主信号における区間損失と推定する。
〔S95〕VOA制御部22a−3は、インラインアンプユニット32a−2の送信パワー(設計値)と、ステップS94で求めた区間損失量とにもとづいて、インラインアンプユニット31a−2の入力レベルが推定できる。入力目標値に設定可能ならばVOA21a−1の所要損失量を算出する。送信パワー(設計値)はOSC部32a−2の中で記憶しておき、OSC信号を通じて、VOA制御部22a−3へ通知してもよい。
〔S96〕算出した損失量が、プリアンプユニット21a−2の入力ダイナミックレンジ内に入るならばステップS98へ、入らない場合はステップS97へいく。
〔S97〕制御部22は、警報を発出する。
〔S98〕VOA21a−1は、損失一定制御を行う。
〔S99〕区間損失値から予想されるプリアンプユニット入力値と所要出力値から、利得を算出し、その利得でプリアンプユニット21a−2をAGC動作せる。信号が入力することがOSCを経由して連絡されたら、入力波長数に応じて出力目標値でALC動作を行う。なお、ポストアンプユニット21a−3は、通常の動作モード(AGC)にしておく。
図19は2波のOSC信号による区間損失推定を説明するための図である。運用立ち上げ時、OSC部32a−1は、光主信号(WDM信号)が波長帯域の中間に位置するように、光主信号の短波長側(例えば、1510nm付近)にOSC信号C1と、長波長側(例えば、1625nm付近)にOSC信号C2の2波のOSC信号を立てて、共に同じレベルで送信する(図では主信号も示しているが、立ち上げ時に送信するのはOSC信号C1、C2のみ)。
すると、ファイバ伝送後には、元の送信パワーに比べて、OSC信号C1のレベルは低くなってOSC信号C1aとなり、OSC信号C2のレベルは高くなってOSC信号C2aとなった状態で、光伝送装置20に到達する。
ここで、WDMの光ファイバ伝送では、光ファイバの非線形効果の1つである誘導ラマン散乱によって、出力時にはすべてのチャネル(波長)の信号が同じパワーであっても、伝送後では短波長側のチャネルのパワーが低くなり、長波長側のチャネルのパワーが高くなる現象が生じる。これは、高エネルギーを持つ短波長側の光から、低エネルギーの長波長側へのエネルギーシフトが生じるためで、これにより、ファイバ送信時には同じパワーであった光が、ファイバ伝送後には差が生じて、パワースペクトルにチルトと呼ばれる傾斜が生じることになる。
OSC部22a−2は、OSC信号C1aの着信レベルPw1とOSC信号C2aの着信レベルPw2を測定し、平均値Pw3(=(Pw1+Pw2)/2)を求める(Pw3は、光主信号の着信レベルとみなせる)。そして、上流装置の光主信号の出力パワー(設計値)をPw0とすれば、Pw0は制御部22で既知であるため、Pw0−Pw3を計算することで、これを区間損失量として推定できる。区間損失算出以降の立ち上げ制御は第3の実施の形態と同様である。
このように、第4の実施の形態では、2波のOSC信号のレベル差を用いて、区間損失を推定する構成とした。この場合、第3の実施の形態の式(1)で示したLcOSC(OSC波長での伝送路損失係数)やLcs(信号波長での伝送路損失係数)のような伝送路条件で変化するパラメータを使用する必要がないので、精度よく区間損失を推定することができる。
以上説明したように、本発明によれば、伝送路損失等の条件の違いによって、ノード毎に異なる光信号の受信レベルを、ノード間でメッセージのやりとりをしながら、トランスポンダ等からの運用時に用いられる信号を使用することなく、適切なレベルに自動調整して立ち上げることが可能になる。
なお、上記のVOAは、入出力にPDを設けて、フィードバックによる損失一定制御を行うタイプのものとしたが、磁気光学効果タイプやMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)タイプのように、温度等に対して損失安定なVOAを使用することで、PDによるフィードバックを行わずに、損失一定制御を行うこともできる。
また、上記で示した本発明の光伝送システムは、中継局を含む構成で自動立ち上げ制御の動作を説明したが、中継局を含まない無中継系システム(例えば、第1の実施の形態でいえば、光中継装置30を含まない、光伝送装置10、20のみの構成)の場合でも当然、本発明の自動立ち上げ制御を行うことが可能である。
(付記1) 光信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
光信号を受信して増幅制御するプリアンプユニット、プリアンプユニットの入力段に配置して光信号の減衰量を設定する下流局側可変光減衰部、を含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第1の光伝送部と、前記第1の光伝送部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第2の光伝送部と、装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、上流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、雑音光入力を利用しての下流局側可変光減衰部のレベル調整と、プリアンプユニットのモード設定との自動立ち上げ制御を行う下流局側制御部と、から構成される下流局側光伝送装置と、
光信号を増幅制御して送信するポストアンプユニットを含み、一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第3の光伝送部と、前記第3の光伝送部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第4の光伝送部と、装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、ポストアンプユニットから雑音光を発出させ、下流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、ポストアンプユニットのモード設定の自動立ち上げ制御を行う上流局側制御部と、から構成される上流局側光伝送装置と、
を有することを特徴とする光伝送システム。
(付記2) 前記下流局側制御部は、自動立ち上げ制御として、下流局側可変光減衰部の初期設定、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出要求の送信、前段装置からの雑音光発出完了通知の受信、プリアンプユニットの光入力パワーの測定、測定値がプリアンプユニットの入力目標レベルとなるような下流局側可変光減衰部に対する損失一定制御の稼動、プリアンプユニットのALCモードによる利得設定とAGC動作への切り替え、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出停止要求の送信、前段装置からの立ち上げ完了通知の受信、プリアンプユニットの運用モードへの設定、の少なくとも1つの処理を行うことを特徴とする付記1記載の光伝送システム。
(付記3) 前記下流局側制御部は、前段装置から送信された監視制御信号の受信、またはプリアンプユニットの挿入をトリガにして、下流局側可変光減衰部の初期設定を行うことを特徴とする付記2記載の光伝送システム。
(付記4) 前記下流局側可変光減衰部は、入力光パワーのモニタ値と出力光パワーのモニタ値との差分値によるフィードバック制御で減衰量を設定する構成を持ち、想定されるレベル変化に対して十分遅いフィードバック時定数で損失一定制御が行われることを特徴とする付記2記載の光伝送システム。
(付記5) 前記下流局側可変光減衰部は、雑音光発出停止要求の送信により雑音光が送信されなくなったときは、監視制御信号を使用して、入力光パワーのモニタ値と出力光パワーのモニタ値との差分値によるフィードバック制御による損失一定制御が行われることを特徴とする付記2記載の光伝送システム。
(付記6) 前記上流局側制御部は、自動立ち上げ制御として、対向の監視制御信号による雑音光発出要求の受信、ポストアンプユニットの雑音光モードへの設定、下流装置へ雑音光の発出完了通知の送信、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の受信、ポストアンプユニットの運用モードへの設定、下流装置へ自装置の立ち上げ完了通知の送信、の少なくとも1つの処理を行うことを特徴とする付記1記載の光伝送システム。
(付記7) 光信号を増幅制御して中継するインラインアンプユニット、インラインアンプユニットの入力段に配置して光信号の減衰量を設定する中継局側可変光減衰部、を含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第1の光中継部と、前記第1の光中継部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第2の光中継部と、装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、上流装置及び下流装置と監視制御信号によるメッセージ中継通信を行って、雑音光入力を利用しての中継局側可変光減衰部のレベル調整と、インラインアンプユニットのモード設定との自動立ち上げ制御を行う中継局側制御部と、から構成される光中継装置をさらに有することを特徴とする付記1記載の光伝送システム。
(付記8) 前記中継局側制御部は、自動立ち上げ制御として、対向の監視制御信号による雑音光発出要求の受信、中継局側可変光減衰部の初期設定、対向の監視制御信号を用いての上流装置への雑音光発出要求の中継送信、上流装置からの雑音光発出完了通知の受信、インラインアンプユニットの光入力パワーの測定、測定値がインラインアンプユニットの入力目標レベルとなるような中継局側可変光減衰部に対する損失一定制御の稼動、インラインアンプユニットの雑音光モードへの設定、下流装置へ雑音光の発出完了通知の送信、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の受信、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の中継送信、上流装置からの立ち上げ完了通知の受信、インラインアンプユニットの運用モードへの設定、下流装置へ自装置の立ち上げ完了通知の送信、の少なくとも1つの処理を行うことを特徴とする付記7記載の光伝送システム。
(付記9) 下流局に位置し、光信号の伝送を行う下流局側光伝送装置において、
光信号を受信して増幅制御するプリアンプユニット、プリアンプユニットの入力段に配置して光信号の減衰量を設定する下流局側可変光減衰部、を含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第1の光伝送部と、
前記第1の光伝送部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第2の光伝送部と、
装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、自動立ち上げ制御として、下流局側可変光減衰部の初期設定、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出要求の送信、前段装置からの雑音光発出完了通知の受信、プリアンプユニットの光入力パワーの測定、測定値がプリアンプユニットの入力目標レベルとなるような下流局側可変光減衰部に対する損失一定制御の稼動、プリアンプユニットのALCモードによる利得設定とAGC動作への切り替え、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出停止要求の送信、前段装置からの立ち上げ完了通知の受信、プリアンプユニットの運用モードへの設定、の少なくとも1つの処理を行う下流局側制御部と、
を有することを特徴とする下流局側光伝送装置。
(付記10) 上流局に位置し、光信号の伝送を行う上流局側光伝送装置において、
光信号を増幅制御して送信するポストアンプユニットを含み、一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第1の光伝送部と、
前記第1の光伝送部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第2の光伝送部と、
装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、自動立ち上げ制御として、対向の監視制御信号による雑音光発出要求の受信、ポストアンプユニットの雑音光モードへの設定、下流装置へ雑音光の発出完了通知の送信、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の受信、ポストアンプユニットの運用モードへの設定、下流装置へ自装置の立ち上げ完了通知の送信、の少なくとも1つの処理を行う上流局側制御部と、
を有することを特徴とする上流局側光伝送装置。
(付記11) 中継局に位置し、光信号の伝送を行う中継局側光伝送装置において、
光信号を増幅制御して中継するインラインアンプユニット、インラインアンプユニットの入力段に配置して光信号の減衰量を設定する中継局側可変光減部、を含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第1の光中継部と、
前記第1の光中継部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第2の光中継部と、
装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、自動立ち上げ制御として、対向の監視制御信号による雑音光発出要求の受信、中継局側可変光減衰部の初期設定、対向の監視制御信号を用いての上流装置への雑音光発出要求の中継送信、上流装置からの雑音光発出完了通知の受信、インラインアンプユニットの光入力パワーの測定、測定値がインラインアンプユニットの入力目標レベルとなるような中継局側可変光減衰部に対する損失一定制御の稼動、インラインアンプユニットの雑音光モードへの設定、下流装置へ雑音光の発出完了通知の送信、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の受信、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の中継送信、上流装置からの立ち上げ完了通知の受信、インラインアンプユニットの運用モードへの設定、下流装置へ自装置の立ち上げ完了通知の送信、の少なくとも1つの処理を行う中継局側制御部と、
を有することを特徴とする中継局側光伝送装置。
(付記12) 光信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
光信号を受信して増幅制御するプリアンプユニットを含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第1の光伝送部と、前記第1の光伝送部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第2の光伝送部と、装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、上流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、プリアンプユニットのモード設定の自動立ち上げ制御を行う下流局側制御部と、から構成される下流局側光伝送装置と、
光信号を増幅制御して送信するポストアンプユニット、ポストアンプの出力段に配置して光信号の減衰量を設定する上流局側可変光減衰部、を含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第3の光伝送部と、前記第3の光伝送部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第4の光伝送部と、装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、ポストアンプユニットから雑音光を発出させ、下流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行い、使用する光ファイバの非線形効果により定まる送信パワーの上限値を超えないようにして、雑音光入力を利用しての上流局側可変光減衰部のレベル調整と、ポストアンプユニットのモード設定との自動立ち上げ制御を行う上流局側制御部と、から構成される上流局側光伝送装置と、
を有することを特徴とする光伝送システム。
(付記13) 前記下流局側制御部は、自動立ち上げ制御として、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出要求の送信、プリアンプユニットの光入力パワーの測定、対向の監視制御信号を用いての測定値の通知、前段装置からの雑音光発出完了通知の受信、プリアンプユニットのALCモードによる利得設定とAGC動作への切り替え、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出停止要求の送信、前段装置からの立ち上げ完了通知の受信、プリアンプユニットの運用モードへの設定、の少なくとも1つの処理を行うことを特徴とする付記12記載の光伝送システム。
(付記14) 前記下流局側制御部は、前段装置から送信された監視制御信号の受信、またはプリアンプユニットの挿入をトリガにして、雑音光発出要求の送信を行うことを特徴とする付記13記載の光伝送システム。
(付記15) 前記上流局側制御部は、自動立ち上げ制御として、対向の監視制御信号による雑音光発出要求の受信、ポストアンプユニットの雑音光モードへの設定、ポストアンプユニットの光出力パワーの測定、測定値が許容値以下となるような上流局側可変光減衰部に対するレベル調整、対向の監視制御信号による下流装置の光パワー測定値の受信、光パワー測定値が下流装置のアンプユニットの入力目標レベルとなるような下流局側可変光減衰部に対する損失一定制御の稼動、下流装置へ雑音光の発出完了通知の送信、対向の監視制御信号による雑音光発出停止要求の受信、ポストアンプユニットの運用モードへの設定、下流装置へ自装置の立ち上げ完了通知の送信、の少なくとも1つの処理を行うことを特徴とする付記12記載の光伝送システム。
(付記16) 前記上流局側可変光減衰部は、入力光パワーのモニタ値と出力光パワーのモニタ値との差分値によるフィードバック制御で減衰量を設定する構成を持ち、想定されるレベル変化に対して十分遅いフィードバック時定数で損失一定制御が行われることを特徴とする付記15記載の光伝送システム。
(付記17) 前記上流局側可変光減衰部は、雑音光発出停止要求の送信により雑音光が送信されなくなったときは、監視制御信号を使用して、入力光パワーのモニタ値と出力光パワーのモニタ値との差分値によるフィードバック制御による損失一定制御が行われることを特徴とする付記15記載の光伝送システム。
(付記18) 光信号を増幅制御して中継するインラインアンプユニット、インラインアンプユニットの出力段に配置して光信号の減衰量を設定する中継局側可変光減部、を含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第1の光中継部と、前記第1の光中継部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第2の光中継部と、装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、上流からの雑音光により、インラインアンプユニットから雑音光を発出させ、上流装置及び下流装置と監視制御信号によるメッセージ中継通信を行って、雑音光入力を利用しての中継局側可変光減衰部のレベル調整と、インラインアンプユニットのモード設定との自動立ち上げ制御を行う中継局側制御部と、から構成される光中継装置をさらに有することを特徴とする付記12記載の光伝送システム。
(付記19) 前記中継局側制御部は、自動立ち上げ制御として、対向の監視制御信号による雑音光発出要求の受信、中継局側可変光減衰部の初期設定、対向の監視制御信号を用いての上流装置への雑音光発出要求の中継送信、インラインアンプユニットの光入力パワーの測定、対向の監視制御信号を用いての上流装置への測定値の送信、上流装置からの雑音光発出完了通知の受信、インラインアンプユニットユニットのALCモードによる利得設定とAGC動作への切り替え、インラインアンプの光出力パワーの測定、対向の監視制御信号による下流装置の光パワー測定値の受信、測定値が許容値以下となるような中継局側可変光減衰部に対するレベル調整、光パワー測定値が下流装置のアンプユニットの入力目標レベルとなるような中継局側可変光減衰部に対する損失一定制御の稼動、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の中継送信、下流装置へ雑音光の発出完了通知の送信、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の受信、インラインアンプユニットの運用モードへの設定、下流装置へ自装置の立ち上げ完了通知の送信、の少なくとも1つの処理を行うことを特徴とする付記18記載の光伝送システム。
(付記20) 下流局に位置し、光信号の伝送を行う下流局側光伝送装置において、
光信号を受信して増幅制御するプリアンプユニットを含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第1の光伝送部と、
前記第1の光伝送部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第2の光伝送部と、
装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出要求の送信、プリアンプユニットの光入力パワーの測定、対向の監視制御信号を用いての測定値の通知、前段装置からの雑音光発出完了通知の受信、プリアンプユニットのALCモードによる利得設定とAGC動作への切り替え、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出停止要求の送信、前段装置からの立ち上げ完了通知の受信、プリアンプユニットの運用モードへの設定、の少なくとも1つの処理を行う下流局側制御部と、
を有することを特徴とする下流局側光伝送装置。
(付記21) 上流局に位置し、光信号の伝送を行う上流局側光伝送装置において、
光信号を増幅制御して送信するポストアンプユニット、ポストアンプの出力段に配置して光信号の減衰量を設定する上流局側可変光減衰部、を含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第3の光伝送部と、
前記第3の光伝送部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第4の光伝送部と、
装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、対向の監視制御信号による雑音光発出要求の受信、ポストアンプユニットの雑音光モードへの設定、ポストアンプユニットの光出力パワーの測定、測定値が許容値以下となるような上流局側可変光減衰部に対するレベル調整、対向の監視制御信号による下流装置の光パワー測定値の受信、光パワー測定値が下流装置のアンプユニットの入力目標レベルとなるような下流局側可変光減衰部に対する損失一定制御の稼動、下流装置へ雑音光の発出完了通知の送信、対向の監視制御信号による雑音光発出停止要求の受信、ポストアンプユニットの運用モードへの設定、下流装置へ自装置の立ち上げ完了通知の送信、の少なくとも1つの処理を行う上流局側制御部と、
を有することを特徴とする上流局側光伝送装置。
(付記22) 中継局に位置し、光信号の伝送を行う中継局側光伝送装置において、
光信号を増幅制御して中継するインラインアンプユニット、インラインアンプユニットの出力段に配置して光信号の減衰量を設定する中継局側可変光減部、を含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第1の光中継部と、
前記第1の光中継部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第2の光中継部と、
装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、対向の監視制御信号による雑音光発出要求の受信、中継局側可変光減衰部の初期設定、対向の監視制御信号を用いての上流装置への雑音光発出要求の中継送信、インラインアンプユニットの光入力パワーの測定、対向の監視制御信号を用いての上流装置への測定値の送信、上流装置からの雑音光発出完了通知の受信、インラインアンプユニットの雑音光モードへの設定、インラインアンプの光出力パワーの測定、対向の監視制御信号による下流装置の光パワー測定値の受信、測定値が許容値以下となるような中継局側可変光減衰部に対するレベル調整、光パワー測定値が下流装置のアンプユニットの入力目標レベルとなるような中継局側可変光減衰部に対する損失一定制御の稼動、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の中継送信、下流装置へ雑音光の発出完了通知の送信、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の受信、インラインアンプユニットの運用モードへの設定、下流装置へ自装置の立ち上げ完了通知の送信、の少なくとも1つの処理を行う中継局側制御部と、
を有することを特徴とする中継局側光伝送装置。
(付記23) 光信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
監視制御信号の出力パワーを測定し、下流装置へ通知する第1の光伝送装置と、
光信号を増幅制御する光アンプユニット、光信号の減衰量を設定する可変光減衰部、を含む光伝送部と、装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、上流装置から通知された監視制御信号の出力パワー値と、光アンプユニットの入力段に到達した際の着信パワー値とにもとづいて、上流装置と自装置間の光主信号の区間損失を算出し、算出した区間損失から可変光減衰部の所要損失量を算出して、可変光減衰部のレベル調整及び光アンプユニットのモード設定を行う制御部と、から構成される第2の光伝送装置と、
を有することを特徴とする光伝送システム。
(付記24) 光信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
主信号の短波長側と長波長側に2波の監視制御信号を設けて送信する第1の光伝送装置と、
光信号を増幅制御する光アンプユニット、光信号の減衰量を設定する可変光減衰部、を含む光伝送部と、装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、上流から送信された2波の監視制御信号の着信パワー値にもとづいて、上流装置と自装置間の区間損失を算出し、算出した区間損失から可変光減衰部の所要損失量を算出して、可変光減衰部のレベル調整及び光ユニットのモード設定を行う制御部と、から構成される第2の光伝送装置と、
を有することを特徴とする光伝送システム。
本発明の光伝送システムの原理図である。 第1の実施の形態の光伝送システムの構成を示す図である。 第1の実施の形態の光伝送システムの構成を示す図である。 第1の実施の形態の光伝送システムの構成を示す図である。 第1の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示す遷移図である。 第1の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示す遷移図である。 第2の実施の形態の光伝送システムの構成を示す図である。 第2の実施の形態の光伝送システムの構成を示す図である。 第2の実施の形態の光伝送システムの構成を示す図である。 第2の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示す遷移図である。 第2の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示す遷移図である。 第3の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示すフローチャートである。 第4の実施の形態の自動立ち上げ制御の動作を示すフローチャートである。 2波のOSC信号による区間損失推定を説明するための図である。 WDMシステムにおける従来のレベル調整を説明するための図である。
符号の説明
1 光伝送システム
10 上流局側光伝送装置
11a 第3の光伝送部
11a−3 ポストアンプユニット
11b 第4の光伝送部
12 上流局側制御部
20 下流局側光伝送装置
21a 第1の光伝送部
21a−1 下流局側可変光減衰部
21a−2 プリアンプユニット
21b 第2の光伝送部
22 下流局側制御部

Claims (5)

  1. 光信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
    光信号を受信して増幅制御するプリアンプユニット、プリアンプユニットの入力段に配置して光信号の減衰量を設定する下流局側可変光減衰部、を含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第1の光伝送部と、前記第1の光伝送部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第2の光伝送部と、装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、上流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、雑音光入力を利用しての下流局側可変光減衰部のレベル調整と、プリアンプユニットのモード設定との自動立ち上げ制御を行う下流局側制御部と、から構成される下流局側光伝送装置と、
    光信号を増幅制御して送信するポストアンプユニットを含み、一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第3の光伝送部と、前記第3の光伝送部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第4の光伝送部と、装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、ポストアンプユニットから雑音光を発出させ、下流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、ポストアンプユニットのモード設定の自動立ち上げ制御を行う上流局側制御部と、から構成される上流局側光伝送装置と、
    を有することを特徴とする光伝送システム。
  2. 前記下流局側制御部は、自動立ち上げ制御として、下流局側可変光減衰部の初期設定、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出要求の送信、前段装置からの雑音光発出完了通知の受信、プリアンプユニットの光入力パワーの測定、測定値がプリアンプユニットの入力目標レベルとなるような下流局側可変光減衰部に対する損失一定制御の稼動、プリアンプユニットのALCモードによる利得設定とAGC動作への切り替え、対向の監視制御信号を用いての前段装置への雑音光発出停止要求の送信、前段装置からの立ち上げ完了通知の受信、プリアンプユニットの運用モードへの設定、の少なくとも1つの処理を行うことを特徴とする請求項1記載の光伝送システム。
  3. 前記上流局側制御部は、自動立ち上げ制御として、対向の監視制御信号による雑音光発出要求の受信、ポストアンプユニットの雑音光モードへの設定、下流装置へ雑音光の発出完了通知の送信、対向の監視制御信号による雑音光発出停止の受信、ポストアンプユニットの運用モードへの設定、下流装置へ自装置の立ち上げ完了通知の送信、の少なくとも1つの処理を行うことを特徴とする請求項1記載の光伝送システム。
  4. 光信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
    光信号を受信して増幅制御するプリアンプユニットを含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第1の光伝送部と、前記第1の光伝送部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第2の光伝送部と、装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、上流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行って、プリアンプユニットのモード設定の自動立ち上げ制御を行う下流局側制御部と、から構成される下流局側光伝送装置と、
    光信号を増幅制御して送信するポストアンプユニット、ポストアンプの出力段に配置して光信号の減衰量を設定する上流局側可変光減衰部、を含み一方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第3の光伝送部と、前記第3の光伝送部と対向して、他方の光伝送路を流れる光信号の伝送を行う第4の光伝送部と、装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、ポストアンプユニットから雑音光を発出させ、下流装置と監視制御信号によるメッセージ通信を行い、使用する光ファイバの非線形効果により定まる送信パワーの上限値を超えないようにして、雑音光入力を利用しての上流局側可変光減衰部のレベル調整と、ポストアンプユニットのモード設定との自動立ち上げ制御を行う上流局側制御部と、から構成される上流局側光伝送装置と、
    を有することを特徴とする光伝送システム。
  5. 光信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
    監視制御信号の出力パワーを測定し、下流装置へ通知する第1の光伝送装置と、
    光信号を増幅制御する光アンプユニット、光信号の減衰量を設定する可変光減衰部、を含む光伝送部と、装置の動作制御を行い、運用立ち上げを行う場合には、上流装置から通知された監視制御信号の出力パワー値と、光アンプユニットの入力段に到達した際の着信パワー値とにもとづいて、上流装置と自装置間の光主信号の区間損失を算出し、算出した区間損失から可変光減衰部の所要損失量を算出して、可変光減衰部のレベル調整及び光アンプユニットのモード設定を行う制御部と、から構成される第2の光伝送装置と、
    を有することを特徴とする光伝送システム。
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