JP4373397B2 - 光伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、WDMシステム、特には、光伝送装置に関する。
近年トラフィックの増大により、光波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)システム装置が多く採用されてきており、基本的な構成として数スパンの中継アンプ(AMP)を含むポイント・ツー・ポイント(P to P)の波長分割多重システムが使用されている。
従来の構成に加え、新たな機能要求として長距離伝送化、光アド・ドロップ機能、光クロスコネクト機能が求められているが、これらの要求を実現するために、複数のP to Pの波長多重システムにおける分離部と多重部を対向させた補償ノード(CN:Compensation Node)を用いる構成がとられる。
図1は、従来のポイント・ツー・ポイントのWDMシステムを示す図である。
図中において、VATは、可変アッテネータ、SAUは、スペクトルアナライザ、TAは、送信側アンプ、LAは、インラインアンプ、RAは、受信側アンプ、OSCは、光監視チャネル、MUXは、マルチプレクサ、DMUXは、デマルチプレクサ、E/Oは、電気光変換器、O/Eは、光電気変換器、TERMは、端局、ILAは、インラインアンプである。
送信側端局TERM1から説明する。波長1〜nの光信号がE/Oからそれぞれ出力されると、各波長の光信号は、可変アッテネータVATによって光レベルが調整され、マルチプレクサMUX1に入力される。マルチプレクサMUX1では、各波長の光信号を合波し、波長分割多重光を生成して、送信側アンプTA1に波長分割多重光を入力する。送信側アンプTA1で増幅された波長分割多重光は、伝送路に送出されるが、一部は分岐され、スペクトルアナライザSAUに入力される。そして、スペクトルアナライザで、各波長の光信号の光レベルの検出を行った結果に基づいて、可変アッテネータVATにフィードバック制御をかけ、各波長の光信号が同じ光レベルで送出されるようにする。
伝送路には、所定間隔毎に、インラインアンプILA1、2、3などが設けられ、伝送路を伝送することによって減衰した波長分割多重光を増幅し、長距離伝送を可能にする。
受信側端局TERM2では、受信した波長分割多重光を受信側アンプRA11で増幅して、デマルチプレクサで各波長の光信号に分波し、光電気変換器O/Eで電気信号に直して受信する。また、受信側アンプRA11で増幅された波長分割多重光は、スペクトルアナライザSAUによって分析され、その結果が光監視チャネルOSCに載せされて、送信側に送られる。
図1の下側の構成では、送信側と受信側が、図1の上側の構成と逆になっているだけであり、説明を省略する。
各端局のE/OはWDMシステムで使用可能な波長1〜Nを持つ。これらのE/Oの信号光はTERM1の波長毎に用意されたVATを経由し、MUX1部にて波長多重される。多重された光信号は送信AMP(TA11)において増幅される。TA11の出力光はSAUにてモニタされており、各波長のピークレベルを目標レベルに合わせるため、SAUからVATに制御信号が出ている。これによりVATは各波長のピークパワーの制御を行う。
ILA1、ILA2、ILA3の中継AMP(LA11、LA12、LA13)では、伝送路により劣化した信号光を増幅する。
受信部であるTERM2では、伝送路にて劣化した信号光を受信AMP(RA11)にて増幅する。増幅された信号光はDMUX1にて波長分離され、各端局のO/Eに入力される。TERM2におけるSAUは受信AMP(RA11)の出力光をモニタする機能を持つ。
図1のWDMシステムにおける各WDM局間の制御信号としてOSC(Optical Supervisory Channel)が使用される。この制御信号は多重される信号とは別の波長を持ち、カプラにより波長多重された信号光と多重、分離される。送信AMP(TA11)ではWDM信号と多重され、下流に送信される。各中継AMP(LA11、LA12、LA13)では、WDM信号と分離され、終端される。OSC信号は、必要情報を追加した状態でWDM信号に多重され、下流に送信される。受信AMP(RA11)では、WDM信号から分離され、終端される。
OSCにて各WDM局間に送受信されるシステム制御データとしては、TERM1の各波長の設定情報、ステータス情報、障害情報及び各AMPのステータス情報、障害情報、OSCのステータス情報がある。これらの情報を基に、装置立ち上げ、波長増減設、障害時の装置制御を行っている。
長距離伝送を実現するにあたり、図1の構成でインラインアンプを増やすことによりスパン数増加を目指す場合、多段に接続されたAMPにて発生するASE光(自然雑音光)累積及び波長間のチルト(ロス特性における波長依存)累積等により伝送劣化が発生する。これらの伴う伝送劣化を回避する方法として、P to P WDMシステムにてDMUXされた各波長光を再生器(REG)ユニットにて波形再生させる方法がある。
図2は、REGユニットを用いたWDMシステムの構成を示す図である。
同図においては、図1と異なる点のみ説明する。
REGユニットを追加することによりASE光累積及びチルト累積等の劣化分が全てキャンセルされるため、特性の劣化なく、長距離伝送が可能となる。しかしながら、REGユニットを各々の波長毎に用意する必要があるため、コスト高となる。
ASE光累積及びチルト累積のキャンセルとREGユニットの削除を同時に実現する方法として、P to P WDMシステムのMUX側とDEMUX側を対向に直接接続させる補償ノード方式が取られている。
図3は、補償ノード方式の構成を示す図である。
図3においては、補償ノードは、CN−T1とCN−R2、CN−T2、CN−R1からなる。
図3の補償ノード構成における長距離WDM伝送方式は、図1における中継AMP(インラインAMP)の数を増やす構成と比較した場合に次の利点がある。
一つは、図3におけるCN−R1にあるDMUX1の持つフィルタ特性により、フィルタ帯域幅外のASE光がカットされることにより、補償ノードの左側での各AMPにて累積されたASE光が下流の補償ノードの右側に伝達しないことである。
また、図3のCN−T1のVAT部の制御により、CN−T1の送信AMP(TA21)の出力部における各波長毎の出力レベルは一定に制御される。これにより、補償ノードの左側のWDMシステムにおける各AMPで発生したチルト累積をキャンセルすることができる。
装置制御の観点から見ると図3のCN−R1とCN−T1ではOSC制御情報のやりとりではなく、補償ノードの左側区間と補償ノードの右側区間の連携した制御はない。
補償ノードを用いた長距離WDM伝送に、補償ノードをまたぐ装置間の装置管理制御情報及び光特性情報のやり取りがないことによりいくつかの問題点が発生する。
一つ目の問題点は、複数のP to P WDMシステムを補償ノードにより接続する場合、直接上流側のDMUX部の各チャネルが下流側のMUX部の各チャネルに直接つながっているため、装置立ち上げ時及び波長増設における上流部のレベル変動が下流部に伝達することである。上流部からの装置立ち上げ時及び波長増設時には、上流部の光レベルが徐々に上がっている段階で、下流部が立ち上げ動作を開始する不安定な状態が発生する場合がある。
二つ目の問題点は、WDM伝送路における伝送路劣化の判断材料となる光特性であるOSNR値は、補償ノードを通過する毎に、装置内のスペクトラムアナライザ(SAU)にてモニタされる時に、真のOSNR値から誤差を含んだものとなることである。
図4は、補償ノードをまたぐことによりモニタされるOSNR値が真のOSNR値よりずれることを説明する図である。
図4のCN−R1のRA13にて測定した場合のOSNRをS13、補償ノードの左側におけるTA11、LA12、RA13のASE光ノイズのトータルをN13とする。OSNRを規定する場合の線幅をΔλ1とすると、この帯域幅外のASE光は除去されるが、信号光直下のASE光はそのままDEMUX1を通過し、補償ノードの右側のシステムの波長にそのまま累積される。補償ノードの右側のRA23におけるOSNRをSAUにて測定した場合のOSNR読み値をS23、補償ノード右側のTA21、LA21、RA21に発生するASE光のトータル値をN23とする。RA23で読み出す見かけ上のOSNR値はS23であるが、実際には、補償ノードの左側システムで累積したASE光N13も信号光内に含まれる。このため、RA23における真のOSNR値はS23とN13を考慮する必要がある。
三つ目の問題点は、複数のP to P WDMシステムを補償ノードにより接続する場合、上流側WDM部と下流側WDM部で独立にASE補正を実施しているが、上流部のDMUX部のフィルタ通過後にフィルタ帯域内のASEがそのまま通過することにより、下流におけるWDM部のASE補正量に誤差が生じてくることが挙げられる。
図5は、補償ノードにおけるASE漏れの概要を説明する図である。
図5のCN−R1のRA13にて測定した場合のOSNRをS13、補償ノードの左側におけるTA11、LA12、RA13のASE光ノイズのトータルをN13とする。OSNRを規定する場合の線幅をΔλ1、CN−R1のDMUX1のフィルタ帯域幅をΔλ2とする。CN−R1のDMUX1にて分離される波長は、DMUX1のフィルタによりΔλ2の帯域外のASE光についてはカットするが、帯域幅内のASE光はカットできず、そのまま補償ノードの右側のシステムのMUX2側に伝達される。
補償ノードの左側及び右側のそれぞれのWDM区間では、各AMPの出力光に含まれる1波長当たりの信号光パワーが波長数に関わらず一定に保つために、ASE補正を実行している。ASE補正の詳細な原理については、特許文献1を参照されたい。
図3における従来の補償ノード構成による長距離WDMシステムでは、各WDM区間毎にASE補正が完了していると考えられるが、実際には、CN−R1を経由して漏れ出すASE光については補正がされておらず、ASE補正が不足な状態となっている。
本発明は、上記の問題点を解決するためのものであり、
・補償ノードにおける長距離WDMシステムにおいて、CN区間(CN−RとCN−T間)での装置設定情報の相互通信によりシステム立ち上げ動作の安定化
・補償ノードにおける長距離WDMシステムにおいて、CN区間での各波長ごとのOSNR情報を伝達させることにより各WDM区間におけるOSNRの真値を表示し、WDM装置における波形劣化判定の実施。
・CN構成における長距離WDMシステムにおいて、CN区間での各波長毎のASE漏れ光の量を計算し補正することにより、ASE補正量の最適化
を行うことにより、CN構成における長距離WDM伝送システムにおいて、システムパフォーマンス向上する。
特開2000−232433号公報
本発明の目的は、補償ノードにて接続される複数のポイント・ツー・ポイント型の光波長多重システム間の装置管理制御情報及び光特性情報の相互制御を行うことにより光ネットワークシステム上のパフォーマンスを向上させることである。
本発明のWDMシステムは、複数の波長の光信号を合波する波長多重部と、該波長多重部で多重生成した波長分割多重光を伝搬させる、複数の中継アンプを有する伝送路と、該伝搬された波長分割多重光を分波する波長分離部とを有する光システムを複数直列に接続したWDMシステムにおいて、該波長多重部と該波長分離部を対向させることにより構成される接続部分に設けられ,前段の光システムの監視制御信号の情報を次段の光システムの監視制御情報に載せて光信号の転送を行う補償ノード手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、従来監視制御情報がやり取りされなかった光システム間で必要な監視制御情報をやり取りすることにより、装置の立ち上げ時に後段の光システムで生じる不具合を解消でき、また、終端側で正確なOSNRや漏れASE光の量を計算することができるので、中継アンプを含む光アンプのゲインを最適に調整することができる。
第1の問題点については、補償ノードにより接続される複数のP to P WDMシステム内の各AMP制御のために使用されている監視制御情報(OSC:Optical Supervisory Channel)を、補償ノードを通して、各WDMシステム間で相互にやりとりすることにより解決することができる。
図6は、本発明の実施形態に従ったWDMシステムの構成図である。
まず、WDM区間における装置立ち上げ手順を説明する。
図6において、各波長の光信号1〜nがVATに入力すると、VAT入力閾値を超えた光が入ったことをSAUが検出し、SAUよりVATにATT開放を指示する。このとき送信AMPでは一定レベルの入力が入ると増幅を開始する。このときの動作はAGC(AUTO GAIN CONTROL)と呼ばれる。送信AMP(TA11)では波長数に応じた出力目標値まで増幅すると、増幅を停止し、出力レベルを安定させる動作に移行する。この動作はALC(AUTO LEVEL CONTROL)と呼ばれる。同様に中継AMP(LA11〜13)と受信AMP(RA11)では入力に一定レベルの信号が入力されると、目標出力まで増幅を行い、ALC動作に移行する。
各AMPでは上流のAMPのAGC/ALCの動作情報をOSCを経由して入手している。上流のAMPからのALC動作情報を入手すると共に、自分自身のAMP動作がALCになった場合に次のAMPにALC動作情報を送信する。これにより、最終段の受信AMPにてALC動作となった状態で、WDM区間全体のALC動作(安定動作)が最終的に確定する。
上記の送信AMP、中継AMP、受信AMPの動作及び構造について、図7〜図9を参照して、説明する。
図7は、送信AMPの構造を示す図である。
入射光がカプラCPL14に入射されると、光の一部は、フロントアンプ10に入力され、他方は、モニタMON17に入力される。モニタMON17で検出された光レベルより、AGC制御部12がフロントアンプ10を利得一定制御を行う。光レベルが増幅された光は、光アッテネータVAT23に入力され,光レベルが調整される。光アッテネータVAT23から出力された光は、分散補償ファイバDCM24で分散補償された後、リアアンプ11で増幅される。リアアンプ11から出力される光は、カプラCPL15によって分岐され、一部は、モニタMON18に入力され、光レベルが検出される。この結果は、AGC制御部13とALC制御部14に入力され、AGC制御部13がリアアンプ11を利得一定制御し、ALC制御部14が光アッテネータVATを制御する。ALC制御部14は、監視制御部SVCONT19からの指示によってもALC制御を調整する。カプラCPL15を通過した光は、カプラCPL16に入力される。ここでは、監視制御部SVCONT19から出力された監視制御信号が電気光変換器OSC E/O20によって光信号にされたものが合波される。メモリMEMは、監視制御部SVCONT19が指示を出す際に必要とされるデータが格納される。カプラCPL16の出力は、カプラCPL21に入力され、一部はスペクトルアナライザ22に入力され、他方は伝送路に出力される。
図8は、中継AMP(インラインアンプ)の構成を説明する図である。
同図においては、送信AMPと同様の構成には、同様の参照番号を付し、説明を省略する。
中継AMPが送信AMPと異なるところは、入力をカプラCPL30で分岐して、監視制御信号OSCを光電気変換器OSC O/E31で受信し、情報を監視制御部SVCONT19に渡している点である。監視制御部SVCONT19は、これを基に、ALC制御部14に指示を出し、新たな監視制御信号をOSC E/O20を介してカプラCPL16から出力する点である。また、中継AMPでは、スペクトルアナライザによる光信号のスペクトルの検出は行わない。
図9は、受信AMPの構成を説明する図である。
同図において、図7及び図8と同じ構成要素には、同じ参照番号を付し、説明を省略する。
受信AMPでは、受信した光信号をカプラCPL30で分離し、監視制御信号OSC O/E31で受信した後、その情報を監視制御部SVCONT19に渡す。また、カプラCPL15の出力には、カプラCPL34とスペクトルアナライザ33が設けられ、受信端での光信号の伝送品質を検出する構成となっている。
上記したような問題は、波長増設においても同様である。送信AMP側にて波長増設を行うと、送信AMPはALCからAGC動作に移行する。増設後の波長数に応じた出力目標値までAGC動作を行い、目標値に到達するとALC動作に移行する。中継AMP及び受信AMPでは同様にALC→AGC→ALC動作を行う。
波長増設においても同様にWDM区間でのAGC/ALC情報をOSCを経由して伝達しており、最終的なAMPの安定状態は最終段の受信AMPで確認することができる。
補償ノードにて複数のWDMシステムを接続する従来の長距離システムにおいては、補償ノード内のCN−RとCN−T間での情報のやり取りがなく、上流側のWDMシステムの立ち上げ途中で下流のCN−Tが立ち上がる可能性があり、不安定になる可能性がある。本発明の実施形態では、CN−RとCN−T間で上流WDMシステムが正常に立ち上げ完了した情報を渡すことにより、下流の立ち上げを安定させるものである。
図10は、本発明の実施形態におけるCN−RとCN−T間の回路構成を示した図である。
上流側のWDMシステムの最終段の受信AMPをRA11とし、DMUXと合わせてCN−R1とする。下流のWDMの送信AMPをTA21とし、VAT、MUX、SAUと合わせてCN−T2とする。
装置立ち上げ完了時には上流からのALC状態情報はOSC O/E経由でSVCONT1に伝達される。また、RA11自身の動作状態はSVCONT1に通知される。SVCONT1では上流からのALC状態情報RA11のALC状態情報より、上流のWDMシステム全体のALC状態信号を作成する。
CN−T2側では、CN−R1側のAGC→ALCの変化情報を基に、CN−T2側の立ち上げを開始する。SVCONT1からSVCONT2にAGC/ALC情報を伝達するが、AGC→ALCの変化を基にCN−T2にあるVAT40−1〜40−nへの制御をSAU経由で行う。
装置立ち上げ時、CN−R1側のAMP状態がAGC状態であった場合には、CN−T2側のVATの減衰量は前値保持とする。立ち上げ開始直後はCN−T2側のVATには光入力がなく、VATの全閉となっている。立ち上げ途中でCN−R1のRA11に光入力が入ってきた場合には、RA11は光り始め、CN−T2のVATには徐々に光が入力される。しかしながら、SVCONT1からはAGC状態の情報しか来ていないため、SVCONT2はVATを前値所定値の全閉のままである。RA11がALC状態に変化し、SVCONT2では初めて、SAU経由でVAT40−1〜40−nの開放を指示し、CN−T2側での立ち上げが開始される。
波長増設時の動作についても同様のシーケンスとなる。
第2の問題点については、補償ノードにより接続される複数のP to P WDM部の各受信AMPにて各波長毎のOSNR値が計算又はモニタされ、かつ、その情報をCN部(補償ノード部)を介して、下流の受信AMPまで伝達することにより解決する。
まず、1台の増幅器を光信号が通過した場合のOSNRの計算式を示す。
図11(a)に示すような増幅器nを考える。入力パワーをPinsigdBm、増幅器nの雑音指数をNFdB、エネルギーをhν、規格化帯域幅をB(=0.1nm)とすると、増幅器nでのOSNRamp_dBは次式にて表せる。
OSNRamp_dB=PinsigdBm−NFdB−10log(hνB
=PinsigdBm−NFdB−(−57.938_dBm) (数1)
次に、図11(b)に示すような連続して接続される2台の増幅器n−1、nを考える。
増幅器n−1、nのOSNRをそれぞれOSNR(n−1)、OSNR(n)とすると、この2台の増幅器を通過した場合のOSNR(Total)は、
(OSNR(Total)−1=(OSNR(n−1)−1+(OSNR(n)−1 (数2)
となり、全体のOSNRが各増幅器のOSNRの逆数和で与えられることが分かっている。この結果より図1で示される一般的なP to P WDMシステムのOSNRは近似的に
OSNR(Total)=(ΣOSNR −1−1 (数3)
となる。(iはAMP段数)
複数のWDM区間をCN構成で接続した場合の最終段のOSNRTotal_CNを考える。
各WDM区間の最終段の受信AMPでのトータルOSNRは(数3)で表せるため、同様に、
OSNRTotal_CN=(ΣOSNRTotal −1−1 (数4)
(数1)から分かるように各増幅器の光入力のシグナルパワーと雑音指数が分かれば、個々のAMPでのOSNRは計算できる。(数3)よりWDM区間のトータルOSNRは、構成する各AMPのOSNR情報が最終段のAMPに送信されれば、最終段で計算可能である。WDM区間ではOSC信号にて情報のやり取りを行っており、各AMPでのチャネル別のOSNR情報をやり取りすることにより最終段のトータルOSNR値を計算することができる。
同様に複数のWDM区間をCN構成で接続する長距離WDMシステムにおいても、各WDM区間の各チャネルのトータルOSNR情報をCN部を通して各WDM区間同士でやり取りすることができれば、本構成での最終的なOSNRを計算することができる。
実際のシステムでは、最終的なOSNRの値は最終段で波長分離した1波端局の受信O/E入力での光特性規定を行うために必要であるため、最低でも各WDM区間のトータルOSNRが分かる必要がある。図1のP to P WDMシステムの構成図からも分かるとおり、最終段の受信AMPの出力をSAUにてモニタしており、OSNRを測ることが可能である。このため、各WDM区間の最終段の受信AMP出力でのOSNR測定値を補償ノード区間を通して各WDM区間でやり取りすることにより最終段のトータルOSNR計算を行うことが出来る。
補償ノード区間におけるOSNR情報の伝達方法及びOSCのフォーマットについては後述する。
第3の問題点については、補償ノードのDMUX側で透過するASE量を見積もることができれば、この透過ASEにより生じるASE補正誤差をCN−T部の送信AMPにて補正することが可能となる。
図12に示すCN部の構成にて、CN−RのDMUX部にて発生する漏れASE量と送信AMP(TA2)にて発生するASE量を考慮した送信AMP(TA2)へのASE補正値を求める式を以下に示す。
はじめに、従来技術におけるASEによる出力信号のレベル低下の補正方法について説明する。
出力パワー一定モード(ALC)制御されている光増幅器では、モニタされる出力パワーには、信号光とASE光のトータルパワーが含まれ、これが規定値となるように増幅率を制御している。
このため、波長数が少ない場合、全出力パワーに対する信号光パワーの比率が極端に小さくなるため、信号光に対する増幅率が見かけ上、低下することになる。
その結果、信号光レベルが規定値よりも小さくなり、光SN比(OSNR)が低下するため、伝送品質が劣化する。
この対策として、トータルの出力パワーを規定値から上げることによって、ファイバに入力される信号光レベル(すなわちピークレベル)が一定となるように制御する手法がとられている(特開2000−232433号公報)。
以下では、始めに述べた、従来技術によるASE補正を行わないときの光増幅器出力Ptotalは、信号光パワーPsigとASE光パワーPASEの和となる。これをALC制御下における光増幅器出力PALCと置く。
total=Psig+PASE≡PALC (数5)
一方、ASE補正したときについても同様に、
P’total=P’sig+P’ASE (数6)
と置く。
ASE補正を行うことによって、信号光レベルP’sigが、PALCに等しくなるので、
P’sig=PALC=Psig+PASE (数7)
が成立する。
一方、光増幅器から出力される信号光パワー及び1波長あたりのASE光パワーは、信号光に対する増幅率をG(真数表示)、アンプノイズ指数をNF(真数表示)、プランク定数をh(js)、光周波数をν(Hz)、光増幅器内部のフィルタ帯域で決まるASE光帯域をBASE(Hz)、波長数Mと置くと、それぞれ次式で与えられる。
Figure 0004373397
ここに、Psig_inは、入力信号光パワーである。
同様に、ASE補正後についても、このときの光増幅率をG’とすると、
P’sig=G’Psig_in (数9)
となる。
(数8)、(数9)式を(数7)式に代入すると、
Figure 0004373397
が得られる。
これにより、ASE補正量ASECOMP、すなわち増幅率の加算量・GdBが以下のように計算される。
Figure 0004373397
(数12)より、送信アンプ(TA2)に対するASE補正値は、次式で与えられる。
Figure 0004373397
ここで、Mは送信アンプ(TA2)におけるチャネル数、Psig(TA2)はチャネル当たりの平均送信AMP出力の信号パワー(mW/ch)、PASE(total)は出力されるASEパワー(mW)である。
ASE(total)としては、従来技術では送信アンプにて発生するASEパワーのみを考慮していた。これに対して、本発明の実施形態では、補償ノード上流側から流れ込むASEについても考慮する。すなわち、
ASE(total)=m・PASE(RA1;Δλ)+PASE(TA2;B)
(数14)
である。
ここで、mは補償ノードをスルーするチャネル数、PASE(RA1;Δλ)は補償ノード上流から流れ込み、送信アンプにて増幅された帯域幅Δλ当たりのASEパワー(mW)、Δλは補償ノードを構成する光分波器の通過帯域幅(nm)である。また、PASE(TA2;B)は送信アンプ(TA2)において発生した全帯域幅BでのASEパワー(mW)である。
ASE(RA1;Δλ)、及びPASE(TA2;B)はそれぞれ次のようにして計算できる。
受信側アンプ(RA2)出力におけるOSNRは、PASE(RA1;0.1nm)を帯域幅0.1nmあたりのASEパワー(mW)とすると、OSNRの定義より、
Figure 0004373397
であるので、これを変形して帯域ΔλあたりのASEパワーは次のようになる。
Figure 0004373397
となる。同様に、PASE(TA2;B)も
Figure 0004373397
と計算される。
送信AMP(TA2)に対するASE補正値は(数14)より、CN部のDMUXから漏れ出すASEと送信AMP(TA2)にて発生するASEに分けて考えることができる。
DMUX部からの漏れASEを算出するには、補償ノードを構成するMUX/DMUX部のフィルタの通過帯域幅、受信AMP(RA1)出力におけるOSNR、送信AMP(TA2)出力の出力パワーが分かれば計算可能である。
また、送信AMP(TA2)にて発生するASEを算出するには、送信AMP出力におけるOSNRと出力パワー、及び送信AMP(TA2)の帯域幅が分かればよい。図10に示す通り、AMPの入出力パワーはモニタを行っており、情報収集可能である。また、MUX/DMUX部のフィルタの通過帯域及び送信AMPの有効帯域幅は既知であるため、図10にあるとおり、SVCONT部に接続されるメモリMEMにて記憶可能である。
OSNRについては、(数1)及び(数3)により計算可能である。PinsingはAMPの入出力モニタ機能より測定することができメモリに格納することが可能である。
受信AMP(RA1)側で収集またはメモリしたデータはOSC SVCONT1よりOSCSVCONT2に伝達され、送信AMP(TA2)にて計算が実施される。
(数14)の式より補償ノードよりスルーするチャネル数の情報が必要であるが、CN−T側では自局のチャネルの設定情報しか分からないため、CN−RからCN−Tに対し、各波長の設定有無情報、障害情報を渡す必要がある。これらの情報は、WDM区間においてOSC経由で渡されている(設定有無情報:WCS、障害情報:WCF)。これらの情報は、CN−RのSVCONT1で終端されるため、SVCONT1からSVCONT2にそれらの情報を渡すことにより、スルーされたチャネルを算出することができる。
問題点1〜3を解決するにあたって、補償ノードにおいて伝達する必要がある情報の処理方法は2通りに分かれる。
一つは補償ノードにおけるCN−RとCN−T間のみでの情報伝達で処理が完結するものであり、上記で述べたAGC/ALC状態情報、各波長の設定有無情報と障害情報、CN−Rの受信AMP(RA1)の入力パワー、補償ノードにおけるMUX/DMUX部のフィルタ帯域、各AMP雑音指数NF等の情報は、SVCONT1及びSVCONT2に収集され処理される。また、各WDM区間毎のトータルOSNRはCN−Rの受信AMP(RA1)のOSNRとして、補償ノードにおける漏れASE計算に使用されるため、補償ノード間での伝達となる。
ただし、CN−Rの受信AMP(RA1)で必要なOSNRは、受信AMP(RA1)が所属するWDMシステム内の全てのAMPで累積されたOSNRである。この値をOSNR_totとする。これは(数3)により表せる。
一方、真のOSNRを求めるためには補償ノードにより接続される各WDM区間にて、累積される値が必要である。この累積される値をOSNR_cumとする。これは(数4)により表せる。
本発明の実施形態においては図13に示す通り、OSNR_tot及びOSNR_cumを各波長毎にOSCフォーマット上に用意する。WDM区間におけるOSNR_totの処理方法を図1及び図7〜図9を使用して説明する。
図1に示す通り、OSC情報は送信AMP(TA11)から中継AMP(LA11、LA12、LA13)を経由して受信AMP(RA11)まで伝達される。
送信AMP(TA11)においては、図7のSVCONTにおいて収集された送信AMPの入力パワーと雑音指数NFTA11より、送信AMP(TA11)でのOSNR値をOSC情報上のOSNR_totに入力して次の段の中継AMP(LA11)に送信する。
中継AMP(LA11)では、中継AMP(LA11)の入力パワーと雑音指数NFLA11より中継AMP(LA11)でのOSNR値を計算すると共に、上流の送信AMP(TA11)から送信されたOSNR_totTA11との累積OSNR_totLA11を(数2)式より計算する。この値を再度OSC情報として、下流の中継AMPに送信する。下流の中継AMPでは同様の処理を行う。
受信AMP(RA11)では、中継AMP(LA1n)から送信されたOSNR_totLA1nと受信AMP(RA11)の入力パワーと雑損指数NFRA11により、このWDMシステムのトータルのOSNR_totRA11が計算される。
補償ノードを経由して接続される各WDMシステムデータのOSNR_cumの処理方法を説明する。
最上流のWDM区間では、送信AMP及び中継AMPでは処理されず、スルーされる。受信AMPでは計算されたOSNR_totRA11をそのままOSNR_cumに入力する。この値は図10に示されるようにCN−RのSVCONT1からCN−TのSVCONT2に渡される。SVCONT2では、CN−Rより渡された値をOSCフォーマットに載せて下流の受信AMPまで送信する。各補償ノードでは同様の処理を行い、最終段のWDMシステムの受信AMPまで送信される。ここで計算されたOSNR_cumが最終的な真のOSNR値となる。
各WDM区間の受信AMPにおいて、OSNRの良否判断閾値を用意することにより、各波長毎の伝送路の劣化の判断材料となる。
図13により、本発明の実施形態では、追加OSNR情報は、OSC伝送ビットとしてOSNR_cumとOSNR_totを準備しているが、現状1チャネルあたり、1ビットの表示となっている。それぞれのOSNR表示範囲として、40.0dB〜5.0dBが必要であるが、幅35.0dBの幅を0.1ステップで表示するための情報が必要である。このため、1チャネルあたり2バイトのデータ領域が必要となる。図13では、例として、波長数88波で構成したOSCデータの例を示しているが、本発明の実施形態では352バイトが必要である。
OSC情報の伝送レートは1.544MHzであり、本発明の実施形態ではそれ以上の伝送レートを準備する必要がある。現在は155MHzのOSCも使用されており拡張は可能である。
実際にシステムを組む場合には、本発明の実施形態に従った場合、図6に示した補償ノードを用いた長距離伝送システムが構成可能である。上流部のWDMシステムにおける装置管理制御情報及び光特性情報は補償ノードにより下流のWDMシステムに引き継がれる。下流のWDMシステムでは、引き継いだデータを基に下流のWDMシステムで安定動作を制御すると共に、光パラメータの正確な把握により、最適な光伝送特性状態を得ることができる。
図14は、本発明の実施形態を適用した補償ノードを用いた光アド・ドロップ伝送システムの構成を示した図である。
この構成では、補償ノードにおいて、信号のドロップとアドが行われるが、補償ノードにおけるスルーチャネルとアド・ドロップチャネルの区別がつかない。このため、CN−T側の各波長の設定情報にスルー/アドの情報が必要となる。
各チャネルのスルー/アドの情報設定をCN−TのSVCONT2に渡すことにより、スルーされたチャネル数が明確化され、CN−Rでの漏れASE光の算出が可能となる。
また、各チャネルのOSNRを計算するにあたり、アド・ドロップされたチャネルの累積OSNRはクリアされるが、スルー/アド設定情報を基に、アドされたチャネルのOSNRを再度計算することができる。
図15は、本発明の実施形態を適用した光アド・ドロップ機能を拡張した光クロスコネクト伝送システムの構成を示した図である。
この構成では光スイッチをまたいで、片方の光アド・ドロップ部からドロップされた波長が、他方の光アド・ドロップにアドされる。WDM1部分のCN−R部からドロップされたチャネルがWDM4部分のCN−T部にアドされた場合を考える。
WDM4部分におけるASE補正を考える場合にWDM1部分のCN−Rにおける受信AMPの情報が必要である。このため、図15に示す通り、SVCONT部1からSVCONT部3に必要なデータを渡す必要がある。
また、WDM1部分のCN−RにてドロップされたチャネルのOSNR_cumはWDM4部分のCN−T側に、伝達される必要がある。このように、一方のWDMシステムから光ドロップされたチャネルを別経路のWDMシステムにアドする場合には、処理されるチャネルの情報を転送する必要がある。この場合、光クロスコネクト経路を示す必要がある。このため、クロスコネクトを処理するSVCONT部2にクロスコネクト設定が必要となる。また、各チャネルの必要な情報がクロスコネクト設定どおりに伝達されるためにSVCONT部1、SVCONT部2、SVCONT部3間の情報伝達が必要となる。これにより光クロスコネクト間の設定情報をスムーズに渡すことが出来、最適化できる。
図16は、補償ノードにおける漏れASEの補正の効果を示す図である。
図16ではCN−TのTA1のみで発生するASEに対するASE補正量と補償ノードで発生する漏れASEまで考慮した補正量が示されている。スルーチャネルは1波、CN−Rの受信AMP(RA1)の出力端OSNRを16.0dB、CN−Rでの合分波器通過帯域幅を1.0nmとした場合、漏れASE考慮分が0.8dBもあり、ASE補正量が大きく不足していることが言える。(数16)より、受信AMP(RA1)の出力端OSNRが低いほど、また補償ノードにおける合分波器通過帯域幅が広いほど補償ノードにおける漏れASE量が大きくなるため、漏れASEの補正は伝送OSNRが悪いシステムやフィルタ帯域の広いシステムに効果があることが分かる。
本発明の実施形態により、補償ノード、アド・ドロップ、光クロスコネクトを含む光伝送システムにおいて、各ノード間の装置管理制御情報及び光特性情報を補償ノードをまたいで伝達することにより、装置の安定した装置立ち上げを可能とすると共に、最上流から最下流までの光特性を最適化することを可能とする。
従来のポイント・ツー・ポイントのWDMシステムを示す図である。 REGユニットを用いたWDMシステムの構成を示す図である。 補償ノード方式の構成を示す図である。 補償ノードをまたぐことによりモニタされるOSNR値が真のOSNR値よりずれることを説明する図である。 補償ノードにおけるASE漏れの概要を説明する図である。 本発明の実施形態に従ったWDMシステムの構成図である。 送信AMPの動作及び構造について説明する図である。 中継AMPの動作及び構造について説明する図である。 受信AMPの動作及び構造について説明する図である。 本発明の実施形態におけるCN−RとCN−T間の回路構成を示した図である。 増幅器におけるOSNRの計算方法を説明する図である。 補償ノードにおける漏れASE光の量の計算方法を説明する図である。 本発明の実施形態に従ったOSCデータフォーマットにおいて、新たに加えられたデータを説明する図である。 本発明の実施形態を適用した補償ノードを用いた光アド・ドロップ伝送システムの構成を示した図である。 本発明の実施形態を適用した光アド・ドロップ機能を拡張した光クロスコネクト伝送システムの構成を示した図である。 補償ノードにおける漏れASEの補正の効果を示す図である。

Claims (8)

  1. 第一の光伝送路において伝搬された第一の波長多重光を複数の信号光に多重分離する波長分離部と、
    前記多重分離された複数の信号光のそれぞれを合波した第二の波長多重光を、第二の伝送路に送出する多重部と、
    前記第一の伝送路において前記第一の波長多重光とともに伝送された監視制御信号の情報を、前記第二の波長多重光とともに前記第二の光伝送路に送出される監視制御信号情報に載せる監視制御部と、を備えた光伝送装置
  2. 前記監視制御部が、前記第二の光伝送路に送出する監視制御情報は、前記第一の光伝送路を構成する光システムの装置立ち上げに関する情報データを含むことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置
  3. 前記監視制御部が、前記第二の光伝送路に送出する監視制御情報は、前記第一の光伝送路を構成する光システムの光SN比に関する情報データを含むことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置
  4. 前記監視制御部は、前記第一の光伝送路を構成する光システムの有する複数の伝送区間における中継アンプの光SN比から、前記第一の光伝送路を構成する光システムの光SN比を求めることを特徴とする請求項3に記載の光伝送装置
  5. 前記監視制御部は、前記波長分離部より前記多重部に透過するASE光の量を、該波長分離部の前段にある受信アンプの出力における各波長の光SN比と、波長多重部及び波長分離部におけるフィルタの帯域幅と、該波長多重部の送信アンプの出力パワーに基づき算出し、前記第二の光伝送路に送出する監視制御情報に反映させることを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置
  6. 前記ASE光の量は、該ASE光の量をPASE、信号光パワーをPsig、光SN比をOSNR、前記補償ノード手段の透過帯域幅をΔλとしたとき、
    Figure 0004373397
    で与えられることを特徴とする請求項5に記載の光伝送装置
  7. 前記光伝送装置は、光信号のアド・ドロップ機能を有し、アド・ドロップされる光信号に関する情報を前記第二の光伝送路に送出する監視制御情報に含めることを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置
  8. 前記光伝送装置は、光信号のクロスコネクト機能を有し、クロスコネクトされる光信号に関する情報を前記第二の光伝送路に送出する監視制御情報に含めることを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置
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