JPH10200489A - 光信号遮断障害監視方法及び装置、並びに光ネットワークシステム - Google Patents

光信号遮断障害監視方法及び装置、並びに光ネットワークシステム

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JPH10200489A
JPH10200489A JP9004075A JP407597A JPH10200489A JP H10200489 A JPH10200489 A JP H10200489A JP 9004075 A JP9004075 A JP 9004075A JP 407597 A JP407597 A JP 407597A JP H10200489 A JPH10200489 A JP H10200489A
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Hitoshi Takeshita
仁士 竹下
Naoya Henmi
直也 逸見
Satoshi Hasegawa
聡 長谷川
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SONET/SDH標準規格との互換性を有
し、OXCの性能を損わずに高密度多重信号を扱い得る
光ネットワーク向きの光信号遮断障害監視方法を提供す
ること。 【解決手段】 ここでは、SONET/SDH標準規格
のセクションレイヤにおけるネットワーク障害監視項目
であって、信号障害監視を行う信号遮断障害信号(LO
S)や時間的な同期はずれ障害監視を行うLOF、或い
はLOPや信号品質劣化障害監視を行うBERを新規と
し、それぞれ光レイヤにおいて光強度や光S/N比の監
視を利用した光信号遮断障害検出を行う光信号遮断信号
(OLOS),光BPF及び光S/N比や光強度の監視
結果の組み合わせによって信号光波長ずれ障害監視を行
う光信号波長ずれ信号(OLOW),並びに光S/N比
の監視によって光信号品質劣化障害監視を行う光S/N
比低下信号(OSD)に定義し直して光ネットワーク内
の光信号遮断障害監視を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光交換を含む光通
信を行う光ネットワークに適用される光信号遮断障害監
視方法及び装置、並びに光信号遮断障害監視・回復機能
を有して光通信を行う光ネットワークシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、SONET/SDH標準規格をベ
ースに構築された光ネットワークにおいて伝送経路の切
り替えを行う場合、DCS(Digital Cros
s Connect Switch)によって高速な光
信号をラインレイヤに終端し、スイッチングを行った後
で再び光信号に多重し直すことによって実行されるのが
一般的である。この際、リンク接続の信頼性を確保する
ために光信号の有無によって、例えばBellcore
規格に関して述べられているGR−253−CORE
ISSUE1,DECEMBER 1994で記載され
ているように、信号遮断障害信号(LOS:Loss
of Signal)を検出したり、或いはSOH(S
ection Overhead)やLOH(Line
Overhead)を評価することによってLOF
(Loss Of Frame),LOP(Loss
of Pointer),符号誤り率(BER:Bit
Error Rate)等を検出している。
【0003】近年では光信号を電気終端せず、光のまま
伝送経路の切り替えを行うことが可能なOXC(Opt
ical Cross Connect)が提案され、
実際のシステムへの導入が検討されている。このOXC
は、DCSの経路切り替えが光/電気変換(O/E変
換),DEMUX,スイッチング,MUX,電気/光変
換(E/O変換)によって行われるのに対し、スイッチ
ングのみで良いため,高速な経路切り替えを行うことが
できる上、電気信号のDEMUX,MUXが不要である
ために伝送光信号速度当たりのシステム構築上のハード
量を削減でき、低コスト化やシステムの小型化が可能に
なる等、光の性能を活かした優れた性能を備えたものと
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したSONET/
SDH標準規格の光ネットワークにおいてOXCにより
伝送経路の切り替えを行う場合、OXCを配置した光ネ
ットワークに何らかの障害が発生すると、OXCにおい
てはその障害(例えば光ファイバの切断等による信号光
遮断や光中継増幅器の故障等による信号光品質劣化障害
等が挙げられる)の検出及び判別と、その障害の種類に
応じた回復とを行う機能が要求されるが、現在使用され
ているSONET/SDH規格のフレームオーバーヘッ
ドを利用してネットワーク障害を検出しようとすると、
OXCではセクションやラインを終端する必要性が生じ
てしまう。又、OXCを含むラインに障害発生が発生し
た場合、この障害発生をそのラインを使用しているエン
ドユーザまで通知するため、OXCにおいてフレームオ
ーバーヘッドからネットワーク障害情報(AIS:Al
arm Indication Signal)の読み
込み・書き込みを行う処理が必要になる。
【0005】しかしながら、高密度に多重化された光信
号を取り扱うOXCでは、伝送光信号のフレームオーバ
ーヘッドからネットワーク障害情報を得ることにすると
大規模なハードウエアが必要となるばかりでなく、ネッ
トワーク内の障害監視情報を読み取るだけのために多重
化された光信号を電気終端してフレームオーバーヘッド
を読み取り、再度光信号まで多重し直さなければなら
ず、そのノード当たりの処理時間がボトルネックとなる
ため、結果としてネットワーク内に障害が発生した場合
にエンドユーザまでその障害が通知されるのに時間がか
かり過ぎ、障害回復が遅れてしまうという問題がある。
【0006】ところで、SONETではラインレイヤに
おける障害監視について、伝送光信号が電気信号に変換
されてSTS−1或いはSTS−3Cレベルまで分解さ
れた段階でフレームオーバーヘッドを参照することによ
り障害監視を行うことになっており、例えば特開平7−
264224号公報に開示された光伝送装置の技術を適
用すれば、STS−1レベル及びSTS−3Cレベルで
の障害監視回路を共用することにより回路規模の削減を
計り得るが、OXCの特徴は光信号を電気終端せずに光
信号をそのまま経路切り替えることにあるため、この光
伝送装置に開示された技術を適用しようとすると、フレ
ームオーバーヘッドを参照するために電気終端すること
になるため、OXCの優れた特徴を有効に生かすことが
できなくなってしまう。
【0007】又、AISを下流のネットワークノードに
通知する場合、従来では主信号光波長域とは異なる波長
域に割り当ててWDM化したり、主信号にサブキャリア
多重(SCM:Sub−Carrier Multip
lex)化したりすることによって実施している。一般
にネットワーク全体を保守・運用管理するためにネット
ワーク管理OS(Operating System)
がインストールされているが、各ネットワークノードに
おける管理OSは、障害が発生した場合にこのAISに
基づいてリンク接続のアレンジ等により障害回復を行う
プロテクションシステムを作動させて障害回復を行って
いる。
【0008】しかしながら、WDM化やSCM化の何れ
の場合にも以下に説明するような問題を抱えている。
【0009】WDM化の場合、AISが主信号のアウト
オブバンドに割り当てられることになるため、OXC毎
にAISを終端してAISを書き換え、主信号に波長多
重し直す機能が必要となる。そこで、ネットワーク内に
障害が発生してこれを回復させようとした場合、各ノー
ド毎のAIS処理時間は蓄積されるため、これに比例し
たレイテンシーが生じてしまうため、エンドユーザ間レ
ベルの障害回復時間を短縮することが困難となってしま
う。
【0010】因みに、特開平6−21896号公報に
は、主信号波長域を1.55μmとして光中継増幅器で
あるEDFA(Erbium Doped Fiber
Amplifier)を多段に用いた光中継伝送系に
おいて、EDFAに搭載されている信号光の励起用であ
る1.48μmをFSK(Frequency Shi
ft Keying)波に変換して下流に伝送すること
によりAISを下流に通知する方法が示されているが、
ここでは光中継伝送系に配置するEDFA毎にFSK変
換用のハードウエアを搭載する必要があり、又FSK変
換に用いる周波数がEDFAに搭載されている1.48
μmの励起光源の自然放出帯域内である必要があるた
め、高速なAIS通知を期待することが困難となってい
る。更に1ファイバ中に複数の波長パスが存在(例えば
波長に通信路を割り当て、1本のファイバ内に複数の通
信路を設けた場合が挙げられる)し、且つそのうち数本
の波長パスのみに障害が発生する場合の対応を考慮すれ
ば、障害パスの数だけAIS用の波長が必要になってし
まうという問題もあるため、ここでの技術をOXCのシ
ステム導入へ利用することは困難になっている。
【0011】一方、SCM化の場合、波長パス毎にサブ
キャリア周波数を割り当てれば、主信号のインバンドに
AISを割り当てることができるため、レイテンシーは
生じないが、光リンクの終端毎にAISを書き換え、多
重し直す必要があるため、システム構築上においてハー
ド量が大きくなってしまうという問題がある他、主信号
の波長多重数が増加するに従って隣接する波長チャネル
間隔が小さくなるため、WDM化された主信号光を分波
する波長フィルタに要求される性能が厳しくなってしま
うという問題がある。
【0012】又、リンク接続の監視においても、光信号
を電気終端してフレーム処理を行うSONET/SDH
規格を用いると伝送光信号速度が速い分、ネットワーク
の障害回復時間や経路切り替え時間が光デバイスの性能
ではなくてフレーム処理時間に律速されてしまう。この
ことは優れた性能を秘めているにも拘らずOXCのシス
テム導入への障壁となり得る。
【0013】更に、SONET/SDH標準規格におけ
る信号遮断障害信号(LOS)は、例えば特開平5−2
76120号公報に記載されているように、光信号をフ
ォトディテクタ(PD:Photo−detecto
r)等の光受信器で受信して電気信号出力が予め定めら
れた時間以上同符号のパターンが連続したときに検出さ
れるように設定され、デジタル化された2値の電位(H
レベル,Lレベル)を判別することによって行われる。
このHレベル、Lレベルは例えばTTLレベル,ECL
レベルのように複数選択できてしまうが、実際に監視し
たい光信号には電気信号における電位のような概念はな
く、光強度の有無でしかデジタル信号を表わすことがで
きない。
【0014】しかも、この光受信器の前段にEDFA等
の光増幅器が接続されている場合、この光増幅器が例え
ば特開平7−64134号公報に記載されているような
方法によって通常APC(Automatic Pow
er Control)機能を持っているため、光増幅
器の上流で障害が発生して光信号が遮断されていたとし
ても、光中継増幅器の出力光強度は一定に保たれるた
め、信号遮断障害信号(LOS)が認識されない恐れが
ある。即ち、APC機能により自然放出光強度が信号光
強度程度まで増大すると、後段の信号遮断障害信号(L
OS)識別器は自然放出光(ASE:Amplifie
d Spontaneous Emission)と信
号光との区別が付けられないため、実際には光信号が遮
断されているのにも拘らず信号遮断障害信号(LOS)
を検出することができないことになる。
【0015】因みに、例えば特開平7−79201号公
報には伝送信号が遮断された際、光S/N比改善のため
に光中継増幅器の励起光を遮断して自然放出光を遮断す
る方法が示されているが、WDM通信を行うような場合
には利用できず、OXCにおけるネットワーク障害監視
手段にはならない。それ故、ここでの技術では例えリン
クの障害を回復させるプロテクションシステムがネット
ワークにインストールされていたとしても、正常に動作
できないため、リンク障害回復が遅れたり、リンク接続
の信頼性が保てなくなったりする問題を生じることが類
推される。
【0016】加えて、OXCを現在の光ネットワークに
導入するためにはSONET/SDH標準規格に供され
るネットワーク障害回復手段である自動障害回復保護装
置(APS:Automatic Protectio
n System)と、OXCが新規に供する光レイヤ
(SONET/SDH標準規格のセクションレイヤのよ
うに時間多重指向ではなく、光信号を扱って時間同期し
て電気的な処理を行い、その光信号から情報を得たり、
或いは加えたりしない波長・空間多重指向のレイヤ)に
おけるプロテクションが競合しないようにする必要があ
る。仮に将来の光ネットワークの理想形態からSONE
T/SDH標準規格が消滅することになろうとも、現状
ではSONET/SDH標準規格が世界的に広く普及し
ているため、その資産を少なくとも当分の間使用する必
要があり、自動障害回復保護装置(APS)から即座に
OXCによるプロテクションシステムに移行するのはコ
スト的にも困難でもあるため、少なくとも当面の間はO
XCを用いた光レイヤにおけるプロテクションと自動障
害回復保護装置(APS)とを共存させる必要がある。
【0017】要するに、実際の光ネットワークへの導入
を想定した場合、上述したような様々な問題があるた
め、伝送光信号当たりのシステム構築上のハード量縮小
化を可能とし、高速な経路切り替えを可能にする等の高
い性質を持ちながらOXCの性能は十分に発揮されてい
ない。OXCがその性能を存分に発揮するためには、S
ONET/SDH標準規格との互換性を保ちつつ、高密
度に多重された信号を取り扱い得る光ネットワーク向き
の光信号遮断障害監視方法や装置、並びにネットワーク
障害をSONET/SDH標準規格の自動障害回復保護
装置(APS)と競合することなく迅速に回復し得るた
めのハードウエアを開発することが必要不可欠となって
いる。
【0018】本発明は、このような問題点を解消すべく
なされたもので、その技術的課題は、OXCの性能を存
分に発揮し得ると共に、SONET/SDH標準規格と
の互換性を保ちつつ、高密度に多重された信号を取り扱
い得る光ネットワーク向きの光信号遮断障害監視方法及
び装置、並びにネットワーク障害をSONET/SDH
標準規格の自動障害回復保護装置(APS)と競合する
ことなく迅速に回復し得る光ネットワークシステムを提
供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、信号光
を含む所定幅の波長域内の信号成分光強度及び該波長域
と同等な該所定幅を有して該波長域とは異なる波長域内
の自然放出光強度の比により光S/N比を算出する光S
/N比算出段階を含み、該光S/N比に基づいて光信号
遮断障害監視を行う光信号遮断障害監視方法が得られ
る。
【0020】一方、本発明によれば、信号光を含む所定
幅の波長域内の信号成分光強度及び該波長域と同等な該
所定幅を有して該波長域とは異なる波長域内の自然放出
光強度の比から得られる光S/N比又は該信号成分光強
度に基づいて該信号光の有無を判断して光信号遮断信号
(OLOS:Optical Loss of Sig
nal)の検出を行う光信号遮断信号用検出手段を備え
た光信号遮断障害監視装置や、信号光を含む所定幅の波
長域内の信号成分光強度及び該波長域と同等な該所定幅
を有して該波長域とは異なる波長域内の自然放出光強度
の比から光S/N比を算出する光S/N比算出手段と、
光S/N比が予め定められた閾値以下に低下したときを
示す光S/N比低下信号(OSD:Optical S
ignal Degrade)の検出を行う光S/N比
低下信号用検出手段とを備えた光信号遮断障害監視装
置、或いは信号光を含む所定幅の波長域内の信号成分光
強度及び該波長域と同等な該所定幅を有して該波長域と
は異なる波長域内の自然放出光強度の比から得られる光
S/N比又は該信号成分光強度に基づいて該信号光の波
長ずれを監視して光信号波長ずれ信号(OLOW:Op
tical Lossof Wavelength)の
検出を行う光信号波長ずれ信号用検出手段を備えた光信
号遮断障害監視装置が得られる。
【0021】又、本発明によれば、上記何れかの光信号
遮断障害監視装置において、光信号遮断信号(OLO
S)の検出後に該光信号遮断信号(OLOS)が検出さ
れた入力に対応する出力からの該信号光を遮断すること
によって、該光信号遮断信号(OLOS)を少なくとも
1波長以上波長多重した光信号を時間的に同期して電気
終端することによって得られる電気信号における情報と
は無関係に光レイヤにおけるネットワーク障害検出信号
(AIS−O:Alarm Indication S
ignal−Optical)の変換生成を行うネット
ワーク障害検出信号用生成手段を備えた光信号遮断障害
監視装置や、光S/N比低下信号(OSD)の検出後に
該光S/N比低下信号(OSD)が検出された入力に対
応する出力からの該信号光を遮断することによって、該
光S/N比低下信号(OSD)を少なくとも1波長以上
波長多重した光信号を時間的に同期して電気終端するこ
とによって得られる電気信号における情報とは無関係に
光レイヤにおけるネットワーク障害検出信号(AIS−
O)の変換生成を行うネットワーク障害検出信号用生成
手段を備えた光信号遮断障害監視装置、或いは光信号波
長ずれ信号(OLOW)の検出後に該光信号波長ずれ信
号(OLOW)が検出された入力に対応する出力からの
該信号光を遮断することによって、該光信号波長ずれ信
号(OLOW)を少なくとも1波長以上波長多重した光
信号を時間的に同期して電気終端することによって得ら
れる電気信号における情報とは無関係に光レイヤにおけ
るネットワーク障害検出信号(AIS−O)の変換生成
を行うネットワーク障害検出信号用生成手段を備えた光
信号遮断障害監視装置が得られる。
【0022】更に、本発明によれば、信号光を含む所定
幅の波長域内の信号成分光強度及び該波長域と同等な該
所定幅を有して該波長域とは異なる波長域内の自然放出
光強度の比から光S/N比を算出する光S/N比算出手
段と、光S/N比又は信号成分光強度に基づいて信号光
の有無を判断して光信号遮断信号(OLOS)の検出を
行う光信号遮断信号用検出手段と、光S/N比が予め定
められた閾値以下に低下したときを示す光S/N比低下
信号(OSD)の検出を行う光S/N比低下信号用検出
手段と、光S/N比又は信号成分光強度に基づいて信号
光の波長ずれを監視して光信号波長ずれ信号(OLO
W)の検出を行う光信号波長ずれ信号用検出手段とのう
ちの少なくとも一つを備えて成る光信号遮断障害監視装
置が得られる。
【0023】この光信号遮断障害監視装置において、光
信号遮断信号(OLOS),光S/N比低下信号(OS
D),及び光信号波長ずれ信号(OLOW)の何れかの
検出後に該光信号遮断信号(OLOS),該光S/N比
低下信号(OSD),及び該光信号波長ずれ信号(OL
OW)の何れかが検出された入力に対応する出力からの
該信号光を遮断することによって、該光信号遮断信号
(OLOS),該光S/N比低下信号(OSD),及び
該光信号波長ずれ信号(OLOW)の何れかを少なくと
も1波長以上波長多重した光信号を時間的に同期して電
気終端することによって得られる電気信号における情報
とは無関係に光レイヤにおけるネットワーク障害検出信
号(AIS−O)の変換生成を行うネットワーク障害検
出信号用生成手段を備えることは好ましい。又、上述し
た何れかの光信号遮断障害監視装置を光中継増幅器や光
クロスコネクト装置、或いは信号再生中継器に備えるこ
とは好ましい。
【0024】他方、本発明によれば、少なくともこうし
た構成の光中継増幅器や光クロスコネクト装置のうちの
何れか一方と、SONET(Synchronous
Optical Network)/SDH(Sync
hronous Digital Hierarch
y)標準規格のライン終端器とを含み、光信号を1本の
光ファイバ内に1波長以上波長多重されたものとして取
り扱う光ネットワークシステムが得られる。
【0025】この光ネットワークシステムにおいて、S
ONET/SDH標準規格のセクションレイヤでのネッ
トワーク障害検出時に該ネットワーク障害検出位置より
も下流側のライン終端器にネットワーク障害発生を通知
するためにラインオーバーヘッドに割り当てられるライ
ン警報指示信号(AIS−L:Alarm Indic
ation Signal−Line)によりネットワ
ーク障害を認識させるべく、該ライン警報指示信号(A
IS−L)を読み込んで該ライン終端器に向けて該ネッ
トワーク障害を通知するために再度該ライン終端器に向
けて出力される光信号に該ライン警報指示信号(AIS
−L)を付加することを行わず、該SONET/SDH
標準規格のセクションレイヤにおける該ライン警報指示
信号(AIS−L)の代わりに光レイヤにおける信号遮
断障害信号(LOS),光信号遮断信号(OLOS),
或いはネットワーク障害検出信号(AIS−O)によっ
てネットワーク内の光信号遮断障害監視を行うことは好
ましい。
【0026】更に、この光ネットワークシステムにおい
て、光レイヤにおけるネットワーク障害を光信号遮断信
号(OLOS)からネットワーク障害検出信号(AIS
−O)に変換してライン終端器で信号遮断障害信号(L
OS)を検出させることによって該光レイヤからSON
ET/SDH標準規格のセクションレイヤへ該ネットワ
ーク障害を通知することや、SONET/SDH標準規
格であって、光クロスコネクト装置のネットワーク障害
検出位置よりも上流側に配置された上記信号再生中継器
を備えると共に、該SONET/SDH標準規格のライ
ン終端器を該光クロスコネクト装置及び該信号再生中継
器の間に少なくとも1つ以上配置して成り、且つ信号再
生中継器によるネットワーク障害検出時に該信号再生中
継器から下流のライン終端器にネットワーク障害発生を
通知するために発生するライン警報指示信号(AIS−
L)を該ライン終端器に認識させることによって作動し
て該ネットワーク障害の回復を行う該SONET/SD
H標準規格の自動障害回復保護装置(APS)を備える
こと、或いは光クロスコネクト装置による光パス切り替
えを行うことによってネットワーク障害の回復を行うこ
とや、光信号における主信号光波長域とは異なる波長域
にネットワーク管理情報を割り当てて光クロスコネクト
装置のノード間或いは該光クロスコネクト装置及びライ
ン終端器のノード間でネットワーク情報通信を行うこと
は好ましい。
【0027】加えて、上記何れかの光ネットワークシス
テムにおいて、信号再生中継器は光レイヤにおけるネッ
トワーク障害検出信号(AIS−O)を発生すると共
に、該信号再生中継器よりも下流の光中継増幅器又は光
クロスコネクト装置にネットワーク障害を通知すること
により、該光レイヤにおいて該光クロスコネクト装置の
光パス切り替えによる該ネットワーク障害の回復、或い
は該光レイヤにおけるネットワーク障害を光信号遮断信
号(OLOS)から該ネットワーク障害検出信号(AI
S−O)に変換してライン終端器に信号遮断障害信号
(LOS)を検出させることによって該光レイヤからS
ONET/SDH標準規格のセクションレイヤにネット
ワーク障害を通知することにより作動する自動障害回復
保護装置(APS)によって該ネットワーク障害の回復
を行うことや、自動障害回復保護装置(APS)による
ネットワーク障害の回復が失敗した後、或いは該自動障
害回復保護装置(APS)の起動後の0秒を含む所定時
間遅延後に光クロスコネクト装置の光パス切り替えを得
たSONET/SDH標準規格のセクションレイヤにお
ける該自動障害回復保護装置(APS)によるネットワ
ーク障害回復と該光レイヤにおける該光クロスコネクト
装置によるネットワーク障害回復との競合を回避するこ
と、或いは自動障害回復保護装置(APS)が動作中に
光クロスコネクト装置のノードが異なる波長におけるネ
ットワーク管理情報を読み取って光パス切り替えによる
ネットワーク障害の回復の準備を行うと共に、該ネット
ワーク障害の回復が失敗したときの0秒を含む所定時間
遅延後に該光クロスコネクト装置が該光パス切り替えを
行うことによりネットワーク障害発生から該光パス切り
替えによる該ネットワーク障害の回復完了までの時間を
短縮することは好ましい。
【0028】
【作用】通常Gb/sクラスの高速な光信号を扱うOX
Cにおいて、光信号に比較して低速な信号を主に扱う従
来のSONET/SDH標準規格に基づいた光ネットワ
ーク内の障害監視・回復方法をOXCを用いた光ネット
ワークにそのまま取り入れようとすると、取り扱う信号
速度が数10〜数100倍であるため、伝送光信号のフ
レーム内にオーバーヘッドとして割り当てられているネ
ットワーク管理のための情報を読み取るためだけに光信
号から電気信号に変換してオーバーヘッドを読み取って
処理する時間が原因となってOXCの性能が十分発揮で
きなくなる。このことは、情報通信量の増大に対処すべ
く導入されてきた光特性を活かしたネットワーク構築の
意図と矛盾する結果となるが、こうした傾向はネットワ
ークが大規模に展開される程顕著になると類推される。
従って、超高速な信号を扱う光レイヤ(SONET/S
DH標準規格のセクションレイヤのように時間多重指向
ではなく、光信号を扱って時間同期して電気的な処理を
行い、その光信号から情報を得たり、或いは加えたりし
ない波長・空間多重指向のレイヤを示す)においては、
SONET/SDH標準規格に基づいたネットワーク内
の障害監視・回復方法を用いずに新たな方法を採用する
必要が生じる。
【0029】そこで、本発明では時間多重指向のSON
ET/SDH標準規格における光信号遮断障害検出信号
を新たに波長・空間多重指向の光レイヤにおける光信号
遮断障害検出信号に定義し直し、光レイヤにおける主信
号監視をSONET/SDH標準規格におけるフレーム
単位の監視として、時間軸上の情報監視を波長軸上の情
報監視に置き換えることによって実施している。即ち、
SONET/SDH標準規格のセクションレイヤにおけ
るネットワーク障害監視項目であって、信号障害監視を
行う信号遮断障害信号(LOS)や時間的な同期はずれ
障害監視を行うLOF(Loss of Fram
e)、或いはLOP(Loss of Pointe
r)や信号品質劣化障害監視を行うBER(Bit E
rror Rate)を新規として、それぞれ光レイヤ
において光強度や光S/N比の監視を利用した光信号遮
断障害検出を行う光信号遮断信号(OLOS),光BP
F(Band Pass Filter)及び光S/N
比や光強度の監視結果の組み合わせによって信号光波長
ずれ障害監視を行う光信号波長ずれ信号(OLOW),
並びに光S/N比の監視によって光信号品質劣化障害監
視を行う光S/N比低下信号(OSD)に定義し直して
光ネットワーク内の光信号遮断障害監視を行う。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の光
信号遮断障害監視方法及び装置、並びに光ネットワーク
システムについて、図面を参照して詳細に説明する。
【0031】最初に、本発明の光信号遮断障害監視方法
の概要を簡単に説明する。本発明の光信号遮断障害監視
方法では、時間多重指向のSONET/SDH標準規格
における光信号遮断障害検出信号を新たに波長・空間多
重指向の光レイヤにおける光信号遮断障害検出信号に定
義し直し、光レイヤにおける主信号監視をSONET/
SDH標準規格におけるフレーム単位の監視として、時
間軸上の情報監視を波長軸上の情報監視に置き換えるこ
とによって実施する。
【0032】即ち、SONET/SDH標準規格のセク
ションレイヤ(以下、単にSONET/SDHレイヤと
呼ぶ)におけるネットワーク障害監視項目であって、信
号障害監視を行う信号遮断障害信号(LOS)や時間的
な同期はずれ障害監視を行うLOF、或いはLOPや信
号品質劣化障害監視を行うBERを新規として、それぞ
れ光レイヤにおいて光強度や光S/N比の監視を利用し
た光信号遮断障害検出を行う光信号遮断信号(OLO
S),光BPF及び光S/N比や光強度の監視結果の組
み合わせによって信号光波長ずれ障害監視を行う光信号
波長ずれ信号(OLOW),並びに光S/N比の監視に
よって光信号品質劣化障害監視を行う光S/N比低下信
号(OSD)に定義し直して光ネットワーク内の光信号
遮断障害監視を行う。ここでは、信号光を含む所定幅の
波長域内の信号成分光強度及びその波長域と同等な所定
幅を有してその波長域とは異なる波長域内の自然放出光
強度の比により光S/N比を算出する光S/N比算出段
階を含み、ここでの光S/N比に基づいて光信号遮断障
害監視を行うことを必要とする。
【0033】図1は、SONET/SDHレイヤ及び光
レイヤにおける光信号遮断障害検出に要する信号の対応
を示したものである。但し、ここではネットワークとし
て構築された場合にネットワーク内の特定のラインに障
害が発生した際、この障害を下流に通知するためにSO
NET/SDH標準規格でのライン警報指示信号(AI
S−L)を通知し、光レイヤでは上述した光信号遮断信
号(OLOS),光信号波長ずれ信号(OLOW),或
いは光S/N比低下信号(OSD)を検出したネットワ
ークエレメントはその光出力を遮断することによって下
流に障害発生をネットワーク障害検出信号(AIS−
O)を変換生成して通知する。
【0034】即ち、ネットワークエレメントが光出力を
遮断することにより、それより下流のネットワークエレ
メントは光信号遮断信号(OLOS)を検出し、光出力
を遮断する。このようにして最終的にはSONET/S
DH標準規格のライン終端器が信号遮断障害信号(LO
S)を検出することにより光レイヤからSONET/S
DHレイヤへネットワーク障害が通知されることにな
る。この一連のネットワーク障害情報(AIS)伝搬
は、光信号遮断信号(OLOS),光信号波長ずれ信号
(OLOW),或いは光S/N比低下信号(OSD)を
検出したネットワークエレメントが、光レイヤにおいて
それをネットワーク障害検出信号(AIS−O)に変換
してSONET/SDHレイヤのライン終端部に通知し
ているのと等価といえる。従って、図1に示されるよう
な信号及びその規則に従って光信号遮断障害監視を行え
ば、光レイヤにおいては光信号遮断障害検出はμsec
オーダで可能であり、SONET/SDHレイヤにおけ
るそれより数倍〜数十倍高速であるため、それだけ高速
なネットワーク障害回復を行うことが可能である。
【0035】このような光信号遮断障害監視方法を適用
した光信号遮断障害監視装置としては、例えば上述した
信号成分光強度及び自然放出光強度の比から得られる光
S/N比又は信号成分光強度に基づいて信号光の有無を
判断して光信号遮断信号(OLOS)の検出を行う光信
号遮断信号用検出手段を備えた構成や、信号成分光強度
及び自然放出光強度の比から光S/N比を算出する光S
/N比算出手段と、光S/N比が予め定められた閾値以
下に低下したときを示す光S/N比低下信号(OSD)
の検出を行う光S/N比低下信号用検出手段とを備えた
構成、或いは信号成分光強度及び自然放出光強度の比か
ら得られる光S/N比又は信号成分光強度に基づいて信
号光の波長ずれを監視して光信号波長ずれ信号(OLO
W)の検出を行う光信号波長ずれ信号用検出手段を備え
た構成とするか、これらの光S/N比算出手段,光信号
遮断信号用検出手段,光S/N比低下信号用検出手段,
及び光信号波長ずれ信号用検出手段のうちの何れかを組
み合わせて成る(全部を備えた場合を含む)構成とすれ
ば良い。
【0036】こうした構成の光信号遮断障害監視装置で
は、光信号遮断信号(OLOS)の検出後に光信号遮断
信号(OLOS)が検出された入力に対応する出力から
の信号光を遮断することによって、光信号遮断信号(O
LOS)を少なくとも1波長以上波長多重した光信号を
時間的に同期して電気終端することによって得られる電
気信号における情報とは無関係に光レイヤにおけるネッ
トワーク障害検出信号(AIS−O)の変換生成を行う
ネットワーク障害検出信号用生成手段を備えた構成や、
光S/N比低下信号(OSD)の検出後に光S/N比低
下信号(OSD)が検出された入力に対応する出力から
の信号光を遮断することによって、光S/N比低下信号
(OSD)を少なくとも1波長以上波長多重した光信号
を時間的に同期して電気終端することによって得られる
電気信号における情報とは無関係に光レイヤにおけるネ
ットワーク障害検出信号(AIS−O)の変換生成を行
うネットワーク障害検出信号用生成手段を備えた構成、
或いは光信号波長ずれ信号(OLOW)の検出後に光信
号波長ずれ信号(OLOW)が検出された入力に対応す
る出力からの信号光を遮断することによって、光信号波
長ずれ信号(OLOW)を少なくとも1波長以上波長多
重した光信号を時間的に同期して電気終端することによ
って得られる電気信号における情報とは無関係に光レイ
ヤにおけるネットワーク障害検出信号(AIS−O)の
変換生成を行うネットワーク障害検出信号用生成手段を
備えた構成とするか、これらの機能の組み合わせに対応
可能な構成,即ち、例えば全部を有する場合であれば、
光信号遮断信号(OLOS),光S/N比低下信号(O
SD),及び光信号波長ずれ信号(OLOW)の何れか
の検出後に光信号遮断信号(OLOS),光S/N比低
下信号(OSD),及び光信号波長ずれ信号(OLO
W)の何れかが検出された入力に対応する出力からの信
号光を遮断することによって、光信号遮断信号(OLO
S),光S/N比低下信号(OSD),及び光信号波長
ずれ信号(OLOW)の何れかを少なくとも1波長以上
波長多重した光信号を時間的に同期して電気終端するこ
とによって得られる電気信号における情報とは無関係に
光レイヤにおけるネットワーク障害検出信号(AIS−
O)の変換生成を行うネットワーク障害検出信号用生成
手段を備えた構成とすれば良い。
【0037】こうした構成の光信号遮断障害監視装置
は、何れも光ネットワークシステムを構築するための光
中継増幅器や光クロスコネクト装置、或いは信号再生中
継器に備えることができる。即ち、こうした構成の光中
継増幅器や光クロスコネクト装置と、SONET/SD
H標準規格のライン終端器とを含み、光信号を1本の光
ファイバ内に1波長以上波長多重されたものとして取り
扱う光ネットワークシステムを構築すれば良い。
【0038】但し、こうした光ネットワークシステムに
おいて、SONET/SDH標準規格のセクションレイ
ヤでのネットワーク障害検出時にそのネットワーク障害
検出位置よりも下流側のライン終端器にネットワーク障
害発生を通知するためにラインオーバーヘッドに割り当
てられるライン警報指示信号(AIS−L)によりネッ
トワーク障害を認識させるべく、ライン警報指示信号
(AIS−L)を読み込んでライン終端器に向けてネッ
トワーク障害を通知するために再度ライン終端器に向け
て出力される光信号にライン警報指示信号(AIS−
L)を付加することを行わず、SONET/SDHレイ
ヤにおけるライン警報指示信号(AIS−L)の代わり
に光レイヤにおける信号遮断障害信号(LOS),光信
号遮断信号(OLOS),或いはネットワーク障害検出
信号(AIS−O)によってネットワーク内の光信号遮
断障害監視を行えば良い。
【0039】更に、この光ネットワークシステムにおい
て、光レイヤにおけるネットワーク障害を光信号遮断信
号(OLOS)からネットワーク障害検出信号(AIS
−O)に変換してライン終端器で信号遮断障害信号(L
OS)を検出させることによって光レイヤからSONE
T/SDHレイヤへネットワーク障害を通知すること
や、SONET/SDH標準規格であって、光クロスコ
ネクト装置のネットワーク障害検出位置よりも上流側に
配置された上述した光信号遮断障害監視装置の構成に従
った信号再生中継器を備えると共に、SONET/SD
H標準規格のライン終端器を光クロスコネクト装置及び
信号再生中継器の間に少なくとも1つ以上配置して成
り、且つ信号再生中継器によるネットワーク障害検出時
に信号再生中継器から下流のライン終端器にネットワー
ク障害発生を通知するために発生するライン警報指示信
号(AIS−L)をライン終端器に認識させることによ
って作動してネットワーク障害の回復を行うSONET
/SDH標準規格の自動障害回復保護装置(APS)を
備えること、或いは光クロスコネクト装置による光パス
切り替えを行うことによってネットワーク障害の回復を
行うことや、光信号における主信号光波長域とは異なる
波長域にネットワーク管理情報を割り当てて光クロスコ
ネクト装置のノード間或いは光クロスコネクト装置及び
ライン終端器のノード間でネットワーク情報通信を行え
ば良い。
【0040】加えて、こうした何れかの光ネットワーク
システムにおいて、信号再生中継器は光レイヤにおける
ネットワーク障害検出信号(AIS−O)を発生すると
共に、信号再生中継器よりも下流の光中継増幅器又は光
クロスコネクト装置にネットワーク障害を通知すること
により、光レイヤにおいて光クロスコネクト装置の光パ
ス切り替えによるネットワーク障害の回復、或いは光レ
イヤにおけるネットワーク障害を光信号遮断信号(OL
OS)からネットワーク障害検出信号(AIS−O)に
変換してライン終端器に信号遮断障害信号(LOS)を
検出させることによって光レイヤからSONET/SD
Hレイヤにネットワーク障害を通知することにより作動
する自動障害回復保護装置(APS)によってネットワ
ーク障害の回復を行うことや、自動障害回復保護装置
(APS)によるネットワーク障害の回復が失敗した
後、或いは自動障害回復保護装置(APS)の起動後の
0秒を含む所定時間遅延後に光クロスコネクト装置の光
パス切り替えを得たSONET/SDH標準規格のセク
ションレイヤにおける自動障害回復保護装置(APS)
によるネットワーク障害回復と光レイヤにおける光クロ
スコネクト装置によるネットワーク障害回復との競合を
回避すること、或いは自動障害回復保護装置(APS)
が動作中に光クロスコネクト装置のノードが異なる波長
におけるネットワーク管理情報を読み取って光パス切り
替えによるネットワーク障害の回復の準備を行うと共
に、ネットワーク障害の回復が失敗したときの0秒を含
む所定時間遅延後に光クロスコネクト装置が光パス切り
替えを行うことによりネットワーク障害発生から光パス
切り替えによるネットワーク障害の回復完了までの時間
を短縮するようにすれば良い。
【0041】こうした場合、簡単なハードウエアで実現
可能であるため、システムの小型化や低価格化に有利で
あり、従来の信号遮断障害信号(LOS)検出のように
2値の電位(Hレベル,Lレベル)を判別して信号パタ
ーンを解析し、それが予め定められた時間以上同符号の
パターンが連続した時に検出されたり、信号から抽出さ
れたクロック信号が認識できなくなった時に検出された
りするのとは異なり、光強度の有無で信号遮断・劣化検
出を行う簡便なものであるため、光ネットワークに適す
る。
【0042】一般に、高速信号を扱う程信号パターン解
析を行うために高速で複雑なハードウエアが必要にな
り、その実現が困難になり、特に光ネットワークではG
b/sクラスの高速信号を取り扱うために既存の技術を
流用するとシステム構築が複雑化するばかりか、信号解
析処理速度にも律速されて光伝送の性能に見合ったパフ
ォーマンスが発揮できない恐れがある。
【0043】従って、光ネットワークシステムでは、な
るべく簡単なハードウエアで信号遮断・劣化検出が実現
できることが望ましい。この観点から信号パターン解析
或いはクロック検出ではなく、光強度を用いる監視は、
例えばフォトデティクタ出力の光電流をモニタするだけ
で良いため、簡単なハードウエアで信号遮断・劣化検出
が実現可能となるという利点がある。
【0044】又、ネットワーク内の光信号遮断障害回復
方法としてOXCによるプロテクションのみを利用する
場合は問題無いが、SONET/SDH標準規格の自動
障害回復保護装置(APS)と併用する場合には両者の
競合を回避する必要があるが、この点に関しては、自動
障害回復保護装置(APS)の起動終了後、少なくとも
0秒以上の時間遅延を設けてからOXCのプロテクショ
ンを起動しているので、自動障害回復保護装置(AP
S)及びOXCのプロテクションの競合を回避すること
が可能になる。
【0045】更に、ネットワークノード間におけるネッ
トワーク制御情報通信を主信号波長域と異なる波長域で
行い、自動障害回復保護装置(APS)の起点となるラ
イン終端器から自動障害回復保護装置(APS)起動と
同時にOXCに制御情報を送ってOXCにプロテクショ
ンの準備を自動障害回復保護装置(APS)作動中に始
動することにより、ネットワーク障害発生からOXCに
よるプロテクション完了までの時間を短縮させることも
可能となっている。
【0046】図2に示すSONET/SDH標準規格に
基づいた既存の光ネットワークシステム内の障害検出で
は、ネットワークに障害が発生した場合、以下のような
手順に従って各ネットワークエレメントにネットワーク
障害情報(AIS)が通知され、自動障害回復保護装置
(APS)のトリガとなる。
【0047】ここでの光ネットワークシステムの要部
は、デジタルクロスコネクト(DCS)113の一方側
にSONET/SDH標準規格のライン終端器(LTE
2:Line Terminating Equipm
ent2)102,波長分波器(DEMUX)111,
光中継増幅器(OA2:Optical Amplif
ier2)109,SONET/SDH標準規格のライ
ン終端器(LTE1)101,光中継増幅器(OA1)
108,SONET/SDH標準規格のセクション終端
器(STE1)107,及びSONET/SDH標準規
格のパス終端器(PTE1:Path Termina
ting Element1)105がそれぞれこの順
で遠去かる向きに接続され、デジタルクロスコネクト
(DCS)113の他方側にSONET/SDH標準規
格のライン終端器(LTE3)103,波長合波器(M
UX)112,光中継増幅器(OA3)110,SON
ET/SDH標準規格のライン終端器(LTE4)10
4,及びSONET/SDH標準規格のパス終端器(P
TE2)106がそれぞれこの順で遠去かる向きに接続
されて成っている。
【0048】ここでは、図中に示すにおいてセクショ
ンレイヤの光中継増幅器(OA1)108が障害検出
し、において光中継増幅器(OA1)108がライン
終端器(LTE2)102に向けてライン警報指示信号
(AIS−L)を発生することによってラインレイヤに
障害検出を通知し、においてライン終端器(LTE
2)102が自動障害回復保護装置(APS)プロトコ
ルに基づいてプロテクションスイッチを実施するが、ラ
インに障害があるため失敗することを示している。
【0049】又、においてライン終端器(LTE2)
102は受信したライン警報指示信号(AIS−L)を
AIS−P(Alarm Indication Si
gnal−STS Path)に変換し、データストリ
ームの下流側のパス終端器(PTE2)106に向けて
発生し、そのラインに関係する全てのパスが無効である
ことをパスレイヤに通知し、同時に上流側のパス終端器
(PTE1)105に向けてRDI−L(Remote
Defect Indication−Line)を
発生し、パス終端器(PTE1)105が下流に伝送し
ているデータが無効になっていることを通知することを
示している。
【0050】更に、においてAIS−Pを受信したパ
ス終端器(PTE2)106は、これをAIS−DS3
に変換してエンドユーザに受信しているデータが無効に
なったことを伝達し、同時に上流のパス終端器(PTE
1)105に向けてRDI−P(Remote Def
ect Indication−Path)を発生し、
エンドユーザに送信データが正常に伝達されていないこ
とを通知することを示している。
【0051】即ち、SONETに基づいた既存の光ネッ
トワークシステムにおいて、光ファイバ通信が行われる
のは図2におけるライン終端器(LTE1)101から
ライン終端器(LTE2)102までの区間であり、障
害が発生した場合には上位レイヤに障害発生を通知する
ためには〜で説明したように順次ネットワーク障害
情報(AIS)を変換する必要がある。
【0052】この変換作業を光信号のまま取り扱うこと
は現状では技術的に困難であるため、従来のWDM化や
SCM化によるネットワーク内の障害検出を適用すれ
ば、O/E変換(光/電気変換)した後、電気的な処理
を行ってE/O変換(電気/光変換)して再び光信号に
戻すことによって実施されるが、こうした手法ではネッ
トワーク規模が大きくなる程、ネットワーク障害情報
(AIS)変換に伴う各ネットワークエレメント内での
データプロセッシングに要する時間が累積するため、パ
スレイヤとなるパス終端器(PTE1)105及びパス
終端器(PTE2)106の間までに到達する時間に関
し、障害認識と光中継増幅器(OA1)108での障害
検出との間でのレイテンシーが増大してしまう。
【0053】SCM化では、波長パス毎にサブキャリア
周波数を割り当て、終端のそれぞれで波長チャネル毎に
SCM化し直す必要があるため、システム構築上搭載す
べきハード量が増大し、小型化が困難になってしまう。
又、SCM化された主信号の光スペクトルはその分だけ
変調側波帯によってスペクトル幅が広くなるため、波長
多重数が増加した場合、波長分波する光フィルタに高い
性能が要求されるようになる。
【0054】WDM化では、主信号のアウトオブバンド
にしかネットワーク障害情報(AIS)を割り当てるこ
とができないため、パス毎にネットワーク障害情報(A
IS)を伝達できないという欠点がある。例えばファイ
バ1本に異なるN本のパスが割り当てられているような
状況下でそのうちk本のパスに障害が生じた場合(k=
1〜N−1)、k方向にネットワーク障害情報(AI
S)を発生する必要がある。このため、ネットワーク障
害情報(AIS)に割り当てる波長がN波長必要にな
り、結局パス毎にネットワーク障害情報(AIS)用の
異なる波長を用意しなくてはならなくなる。
【0055】そこで、これらの問題を解決するためにO
XCにおける光ネットワークシステム内の障害検出にラ
イン警報指示信号(AIS−L)の使用を止め、図3に
示すようなネットワーク障害検出信号(AIS−O)を
利用して障害検出を行う。
【0056】ここでの光ネットワークシステムの要部
は、OXC203の一方側に波長分波器201,SON
ET/SDH標準規格の信号再生中継器301,光中継
増幅器(OA1)108,SONET/SDH標準規格
のライン終端器(LTE1)101,及びSONET/
SDH標準規格のパス終端器(PTE1)105がそれ
ぞれこの順で遠去かる向きに接続され、OXC203の
他方側に波長合波器202,光中継増幅器(OA2)1
09,光中継増幅器(OA3)110,SONET/S
DH標準規格のライン終端器(LTE4)104,及び
SONET/SDH標準規格のパス終端器(PTE2)
106がそれぞれこの順で遠去かる向きに接続されて成
っている。
【0057】ここでは、においてセクションレイヤの
光中継増幅器(OA2)109が障害検出し、におい
て光中継増幅器(OA2)109がOXC203に向け
て光レイヤにおける光信号遮断信号(OLOS)を発生
することによって障害検出を通知し、においてOXC
203が光信号遮断信号(OLOS)を検出すると、
において直ちに出力からの信号光を遮断するようにし、
において下流のネットワークエレメントに光レイヤに
おいてネットワーク障害をネットワーク障害検出信号
(AIS−O)により通知することを示している。
【0058】この意図的に光出力からの信号光を遮断し
て下流のネットワークエレメントに光レイヤにおいてネ
ットワーク障害を通知することをネットワーク障害検出
信号(AIS−O)と定義する。即ち、光レイヤにおい
て光信号遮断信号(OLOS)を検出したネットワーク
エレメントは、これをネットワーク障害検出信号(AI
S−O)に変換して下流のネットワークエレメントにネ
ットワーク障害を通知することと等価である。
【0059】このようにネットワーク障害検出信号(A
IS−O)が下流に伝搬し、先のライン終端器(LTE
2)102に代わる光伝送機能のみを担うOS/ORで
は、信号遮断障害信号(LOS)としてSONET/S
DHレイヤ(そのラインレイヤ)に通知される。ここ
で、ライン終端器(LTE2)102に代わるOS/O
RがSONETの自動障害回復保護装置(APS)の起
点となってSONET/SDHの障害回復が行われる。
【0060】又、SONET/SDHレイヤでは、に
おいてラインレイヤにRDI−L,STS−パスレイヤ
にAIS−Pを伝送し、においてSTS−パスレイヤ
にRDI−P,DS−パスレイヤにAIS−DSを伝送
する。
【0061】ここでは、光レイヤにおける光中継増幅器
(OA)やOXC203における光信号遮断信号(OL
OS)の検出がμsecオーダで可能であり、OXC2
03におけるSONET/SDH標準規格のネットワー
ク障害情報(AIS)処理が不要となっており、障害検
出速度は図2で説明した場合の数倍〜数十倍高速であ
る。従って、ネットワーク管理のためのSONET/S
DH標準規格のネットワーク障害情報(AIS)を主信
号にSCM化したり、主信号光波長とは異なる波長に割
り当ててWDM化したりする必要が無く、簡単なハード
ウエアで高速な光ネットワークシステム内の障害検出が
可能である。又、ファイバ中の複数の波長パスのうち、
数パスのみに障害が発生するような場合であってもOX
C203において光信号遮断信号(OLOS)の検出が
行われるため、障害パスのみ出力からの信号光を遮断す
ることが可能であり、ネットワーク障害検出信号(AI
S−O)の伝搬によって障害パスのみの障害回復を行う
ことが可能となっている。
【0062】更に、図4に示すようなネットワーク障害
検出位置よりもOXC203の上流側にSONET/S
DH標準規格の信号再生中継器301が挿入されるよう
な構成では、信号再生中継器301の入力の有無に拘ら
ず何らかの出力を下流に流してしまう。尚、ここではO
XC203の他方側の波長合波器202及び光中継増幅
器(OA3)110の間に光中継増幅器(OA)109
が介在されている。
【0063】このような場合、下流の光中継増幅器(O
A)及びOXC203では光信号遮断信号(OLOS)
やネットワーク障害検出信号(AIS−O)を検出する
ことができない。そこで、図5に示すように信号再生中
継器301に代わる信号再生中継器401に光信号遮断
信号(OLOS)を検出して出力からの信号光を遮断す
る光信号遮断障害監視機能(ここでは信号再生中継器4
01に接続された光ゲートスイッチ402が用いられて
いる)を新たに搭載するか、若しくは図6に示すように
OXC203の入力側に信号再生中継器301に接続さ
れるSONET/SDH標準規格のライン終端器(LT
E)501を設置すれば良い。
【0064】前者の場合、OXC203が光信号遮断信
号(OLOS)を検出してネットワーク障害検出信号
(AIS−O)を発生し、先のライン終端器(LTE
2)102に代わる光伝送機能のみを担うOS/ORに
ネットワーク障害を通知することができ、後者の場合は
ライン終端器(LTE)501で障害検出することがで
きる。何れの場合もラインレイヤにネットワーク障害を
通達して障害回復を行うことが可能である。
【0065】ところで、SONET/SDH標準規格の
自動障害回復保護装置(APS)とOXCのプロテクシ
ョンとを併用する場合には両者の競合回避が必須とな
る。これを解決するためには、図7に示したように、最
初に自動障害回復保護装置(APS)を作動させ、その
後に自動障害回復保護装置(APS)で修復できなかっ
た障害をOXCの光パススイッチによるプロテクション
を作動させるようにすれば良い。
【0066】ネットワーク管理のためには制御情報をノ
ード間で通信する必要があるが、制御情報を主信号光波
長帯とは異なる波長帯に割り当てれば、制御情報が主信
号光とアウトオブバンドに割り当てられることになるた
め、自動障害回復保護装置(APS)と独立してノード
間通信を行うことが可能になる。それ故、図7に示した
ように自動障害回復保護装置(APS)起動と同時にO
XCに制御情報を伝達し、自動障害回復保護装置(AP
S)進行中にOXCではプロテクションの準備を行って
しまうようにすれば、ネットワーク障害発生からOXC
によるプロテクション完了までの時間を短縮することが
できる。
【0067】光中継増幅器としてAPC機能を有する光
増幅器が用いられている今日のネットワークでは、光増
幅器出力が光信号の有無に拘らず一定に制御されるた
め、単純に光平均強度をモニタするだけでは自然放射増
幅(ASE)光と信号光との区別が付かず、確実な光信
号遮断検出にならない。即ち、信号成分光強度及び自然
放射増幅(ASE)光強度の相対関係に関する情報であ
る光S/N比(Signal to Noise Ra
tio)が欠如しているため、APC制御により自然放
射増幅(ASE)光強度が増加して光信号光強度に近く
なった場合、実際には光信号が遮断されているにも拘ら
ず信号遮断障害信号(LOS)を正確に検出することが
できない。これを回避するためには、信号成分光強度及
び自然放射増幅(ASE)光強度の相対関係をモニタす
ることによって光信号遮断検出を行って光信号遮断信号
(OLOS)を得れば良い。
【0068】そこで、光信号遮断検出を信号成分光強度
及び自然放射増幅(ASE)光強度の比をモニタするこ
とによって実施する。この信号成分光強度及び自然放射
増幅(ASE)光強度の比をモニタすることは、光信号
の光S/N比をモニタすることと等価になるといえる。
即ち、光S/N比は光信号が実際に存在する場合には0
以外になり、自然放射増幅(ASE)光のみの場合には
0となるため、自然放射増幅(ASE)光強度に波長依
存性がある場合、図3に示したように波長λASE 光強度
及び波長λ1 〜λN の光信号に含まれる自然放射増幅
(ASE)光強度に強度差があれば、その比出力が所定
の閾値以下になったときに光信号遮断信号(OLOS)
アラームを発信するようにすれば良い。このような光信
号遮断信号(OLOS)の検出を用いれば、ネットワー
クノード間にAPC制御された光中継増幅器(OA)が
何段設置されていても、或いは波長多重数がどれ程増加
しても正確に光信号の有無を見分けることが可能とな
る。図3では、N波長多重された信号光が全て遮断され
た場合を示しているが、N波長のうちの数波長のみが遮
断された場合には光中継増幅器(OA)で光信号遮断信
号(OLOS)は検出されないが、OXC203で光信
号遮断信号(OLOS)が検出されるため、ネットワー
ク障害検出信号(AIS−O)の発生が光パス毎に可能
であり、ライン終端器(LTE2)102に代わるOS
/ORが自動障害回復保護装置(APS)を起動するこ
とができる。因みに、従来のSONET/SDH標準規
格の光ネットワークにおける信号遮断障害信号(LO
S)の検出は、光信号が電気信号に変換された電気信号
が予め定められた一定時間以上同符号のパターンを検出
することによって行われる。
【0069】以下は、上述した構成の光信号遮断障害監
視装置を用いた光ネットワークシステムを幾つかの具体
的な実施例を挙げて説明する。
【0070】図8は、上述した光信号遮断信号(OLO
S),光信号波長ずれ信号(OLOW),及び光S/N
比低下信号(OSD)のうちの一つ以上の光信号遮断障
害検出信号として検出するための光信号遮断障害検出装
置の基本構成を示したものである。
【0071】この光信号遮断障害検出装置720は、主
信号光の波長多重数Nに対し、N+1以上の出力ポー
ト,1以上の入力ポートを備えると共に、各々ポートに
は光ファイバ結合されている波長分波器701を備え
る。ここで、波長分波器701は1本のファイバ内を伝
搬するλ1 〜λN (λN >…>λ2 >λ1 )のN波長多
重された主信号光を入力した場合、異なるN本の出力ポ
ートへλ1 〜λN を1波長づつ同じ波長帯域で、且つ同
じ透過率で波長分波して出力する光バンドパスフィルタ
機能を有するデバイスである。このN波長多重された主
信号光は、APC制御された光中継増幅器705を1装
置以上含む光伝送路を通過した後の光信号であるとす
る。又、このとき、N+1番目の出力ポートは、λ1
λN の主信号光に含まれる自然放射増幅(ASE)光強
度と同程度の自然放射増幅(ASE)光強度が出力され
るように透過中心波長を設定する。N+1番目のポート
も1〜N番目の出力ポートと同様な光バンドパスフィル
タ特性を有するものとする。この波長分波器701の出
力ポートに1つづつそれぞれ独立に総計N+1個のO/
E変換器702を光ファイバで接続する。
【0072】ここで、O/E変換器702は光ファイバ
で光信号が入力され、時間平均光強度に比例した電圧を
出力する装置とする。又、波長分波器701によって分
波された信号光λi がO/E変換器701に入力された
場合、O/E変換器701からは出力電圧Vi (i=
1,2,…N+1)が得られるものとする。そして、Δ
i =Vi −VN+1 (i=1,2,…N)を求める減算
機能を有す減算回路703を設置する。光信号遮断信号
(OLOS),光信号波長ずれ信号(OLOW),及び
光S/N比低下信号(OSD)のうちの一つ以上の光信
号遮断障害検出信号発信回路704はΔVi が予め定め
た閾値Vth以下になった場合に発光ダイオードの点灯等
により外部に各波長チャネル毎に独立に光信号遮断障害
検出信号を通知する手段を備えている。このとき、光信
号遮断信号(OLOS),光信号波長ずれ信号(OLO
W),光S/N比低下信号(OSD)に関して、それぞ
れ異なる閾値Vth-OLOS ,Vth-OLOW ,Vth-OSDを設定
することにより、3者を別々に検出することができる。
但し、このときに例えばVth-OLOS <Vth-OLOW <V
th-OSDのように3つの設定閾値の相関関係を予め一意に
定めておく必要がある。光信号遮断信号(OLOS),
光信号波長ずれ信号(OLOW),及び光S/N比低下
信号(OSD)のうちの一つ以上の光信号遮断障害検出
信号を検出対象とする光信号遮断障害検出信号検出回路
710は、減算回路703と光信号遮断信号(OLO
S),光信号波長ずれ信号(OLOW),及び光S/N
比低下信号(OSD)のうちの一つ以上を対象とする光
信号遮断障害検出信号発信回路704とから構成され
る。
【0073】図9は、この光信号遮断障害検出装置72
0を備えたOXC820の基本構成を示したものであ
る。
【0074】このOXC820においては、中央に配置
された光マトリクススイッチ(Optical Swi
tch)813に対し、入力側に一対の光信号遮断障害
検出装置720を設けており、その入力側にはそれぞれ
2R機能(波形再生Regenerating,波形成
形Reshaping)或いは3R機能(波形再生Re
genarating,波形成形Reshaping,
再同期Retiming)を有する波長分波器701を
設けている。
【0075】光中継増幅器801に接続される一方の波
長分波器701には、光信号遮断信号(OLOS),光
信号波長ずれ信号(OLOW),光S/N比低下信号
(OSD)のうちの一つ以上(光信号遮断障害検出信
号)を対象として検出するために必要な自然放射増幅
(ASE)光強度を参照光信号強度として電気信号に変
換するためのO/E変換器702が内蔵されて光送信
(OS,Optical Sender)及び光受信
(OR,Optical Reciever)を行う光
送受信機812におけるO/E変換器702及びOR/
OSが接続されている。この光送受信機812には、図
8に示した減算回路703及び光信号遮断障害検出信号
発信回路704による光信号遮断障害検出信号検出回路
710と、信号遮断障害信号(LOS)検出回路811
とが外部に接続(或いは内蔵されても良い)されてお
り、そのOS/ORが2R機能,或いは3R機能及び信
号遮断障害信号(LOS)検出機能を有して出力側に設
けられる波長合波器809に接続され、波長合波器80
9には光中継増幅器802が接続されている。尚、ここ
では光信号遮断障害検出信号検出回路710及び信号遮
断障害信号(LOS)検出回路811を光送受信機81
2に内蔵したり、O/E変換器702を光送受信機81
2の外部に配置した構成とすることもできる。
【0076】光中継増幅器804に接続される他方の波
長分波器701には、光信号遮断障害検出信号を対象と
して検出するために必要な自然放射増幅(ASE)光強
度を参照光信号強度として電気信号に変換するためのO
/E変換器702と、光送受信を行う光送受信機814
におけるOS/ORとが接続されている。光送受信機8
14には信号遮断障害信号(LOS)検出回路830と
O/E変換器702とが接続され、ここでのO/E変換
器702には光信号遮断障害検出信号検出回路710が
接続されている。この光送受信機814においては、そ
のOR/OSが2R機能,或いは3R機能及び信号遮断
障害信号(LOS)検出機能を有して出力側に設けられ
る波長合波器807に接続され、波長合波器807には
光中継増幅器803が接続されている。尚、ここではO
/E変換器702,光信号遮断障害検出信号検出回路7
10,及び信号遮断障害信号(LOS)検出回路830
を光送受信機814に内蔵した構成とすることもでき
る。
【0077】又、OXC820には、光信号遮断障害検
出信号の収集を行う光信号遮断障害検出信号収集回路
(ALM SCRCH)817と、光マトリクススイッ
チ813を制御する光スイッチコントローラ(SW C
TRL)815と、光信号遮断障害検出信号収集回路8
17及び光スイッチコントローラ815を制御するOX
Cコントローラ(OXC CTRL)816とが備えら
れている。
【0078】このOXC820では、波長多重光信号を
取り扱うためにその入力側に波長分波器701,出力側
に波長合波器807,809が接続され、光損失補償の
ために波長分波器701の入力側に光中継増幅器80
1,804が接続されると共に、波長合波器807,8
09の出力側にそれぞれ光中継増幅器803,802が
接続されている。
【0079】次に、図10に示すように、こうしたOX
C820を光中継増幅器(OA)の他にSONET/S
DH標準規格に準拠したパス終端器(PTE)やライン
終端器(LTE)を設置した少なくとも1波長以上波長
多重された光信号を扱う光ネットワークシステムに適用
した場合の一例を順に説明する。
【0080】この光ネットワークシステムでは、パス終
端器(PTE)901で終端されたDSN(N=1,
2,…)信号がライン終端器(LTE)905でSTS
−N(N=1,2,…)信号にマッピングされて光信号
OC−N(N=1,2,…)となって波長合波器917
によって波長多重されて光中継増幅器(OA)909,
910から波長分波器921を通ってOXC820へ、
OXC820から波長合波器922を通って光中継増幅
器(OA)911,912及び波長分波器919へ、更
にここからライン終端器(LTE)907へとこの順で
通過し、最終的にパス終端器(PTE)903に向けて
伝送(但し、ここでのDSN,STS−N,OC−Nは
SONETで用いられる信号を分類したもので、これら
の信号分類は例えばGR−253−CORE ISSU
E1,DECEMBER 1994に記載されている)
される。
【0081】又、これとは逆向きにパス終端器(PT
E)904からライン終端器(LTE)908,波長合
波器920,光中継増幅器(OA)916,915から
OXC820へ、更にOXC820から光中継増幅器
(OA)914,913及び波長分波器918を通って
ライン終端器(LTE)906へとこの順で通過し、最
終的にパス終端器(PTE)902へ信号伝送が行われ
る。
【0082】ここで、ライン終端器(LTE)905〜
908及びパス終端器(PTE)901〜904はSO
NET/SDH規格に準拠した標準的な機能を有し、光
中継増幅器(OA)909〜916は波長多重された光
信号の伝送損失を一括補償する機能と光信号遮断信号
(OLOS)検出機能とを有する。又、光中継増幅器
(OA)909〜916は光信号遮断信号(OLOS)
検出時にはその光出力からの信号光を遮断することによ
り光信号遮断信号(OLOS)を変換してネットワーク
障害検出信号(AIS−O)を発生する手段を搭載して
いる。
【0083】ライン終端器(LTE)は伝送ライン終端
器であり、信号遮断障害信号(LOS),LOF,LO
P,ライン警報指示信号(AIS−L)に関するアラー
ム検出機能を有し、これらのアラームを検出した際には
上流のライン終端器(LTE)に対してアラーム信号を
RDI−Lに変換して発生し、下流のパス終端器(PT
E)に対してアラーム信号をAIS−Pに変換して発生
し、そのネットワーク障害発生を通知する機能を有す
る。又、ライン終端器(LTE)はSONET/SDH
標準規格に準拠した自動障害回復保護装置(APS)用
のプロトコルを用いて1:N,1+1,1:1の自動障
害回復保護装置(APS)の処理を行う機能を有する。
【0084】パス終端器(PTE)は、信号遮断障害信
号(LOS),LOF,LOP,AIS−Pに関するア
ラーム検出機能を有し、これらのアラームを検出した際
には上流のパス終端器(PTE)に対してアラームをR
DI−Pに変換して発生し、下流に対してはアラームを
AIS−DSに変換して発生する機能を有する。
【0085】このような光ネットワークシステムでは、
最初に光信号遮断信号(OLOS),光信号波長ずれ信
号(OLOW),及び光S/N比低下信号(OSD)の
うちの一つ以上の光信号遮断障害検出信号を検出するよ
うに動作する。この検出動作を図8を参照して説明す
る。但し、少なくとも1波長以上波長多重された光信号
光がAPC機能を有する光中継増幅器705に入力さ
れ、光中継増幅器705の入力光信号がネットワーク障
害により遮断されたとする。
【0086】このとき、光中継増幅器705はAPC制
御されているため、光中継増幅器705への入力光信号
の遮断前後において、光中継増幅器705の出力時間平
均光強度は一定に保たれる。これは遮断された光信号光
強度を補償するために光中継増幅器705のAPC回路
が光中継増幅器705の光利得を上昇させるように動作
し、この結果として、自然放射増幅(ASE)光強度が
極端に増加するためである。信号光と自然放射増幅(A
SE)光とを区別するために、信号成分光強度と自然放
射増幅(ASE)光強度との比をとって光S/N比を求
め、これを判定基準とする。
【0087】図8では、波長分波器701によって波長
多重された信号光を分波し、O/E変換器702により
光強度を電気信号V1 〜VN+1 に変換する。この後、減
算回路703によってV1 〜VN からそれぞれVN+1
減じてΔV1 〜ΔVN を求め、ΔV1 〜ΔVN が予め定
めた閾値Vthを越えた場合に光信号遮断信号(OLO
S),光信号波長ずれ信号(OLOW),及び光S/N
比低下信号(OSD)のうちの一つ以上を対象として光
信号遮断障害検出信号発信回路704が外部に光信号遮
断信号(OLOS),光信号波長ずれ信号(OLO
W),及び光S/N比低下信号(OSD)のうちの一つ
以上を光信号遮断障害検出信号として発信する。このと
き、光信号遮断信号(OLOS),光信号波長ずれ信号
(OLOW),及び光S/N比低下信号(OSD)に関
して、それぞれ異なる閾値Vth-OLOS ,Vth-OLOW ,V
th-OSDを設定することにより3者を別々に検出すること
ができる。但し、このとき例えばVth-OLOS <V
th-OLOW <Vth-OSDのように3つの設定閾値の相関関係
が予め一意に定められている必要がある。
【0088】そこで、次に光信号遮断信号(OLO
S),光信号波長ずれ信号(OLOW),及び光S/N
比低下信号(OSD)のうちの一つ以上の光信号遮断障
害検出機能を搭載した図9に示すOXC820の動作を
説明する。
【0089】ここでは、先ず光信号が光送受信機812
のOR/OSに入力された光波形整形と必要に応じて波
長変換が行われる。このとき同時に信号光に含まれる自
然放射増幅(ASE)光と同程度の光強度であって、且
つ波長帯域の自然放射増幅(ASE)光がO/E変換器
702によって電気信号に変換され、光送受信機812
のOR/OSに接続された光信号遮断信号(OLO
S),光信号波長ずれ信号(OLOW),及び光S/N
比低下信号(OSD)のうちの一つ以上の光信号遮断障
害検出信号を検出対象とする光信号遮断障害検出信号検
出回路710に参照信号を与える。
【0090】光信号遮断障害検出信号検出回路710
は、光信号遮断信号(OLOS),光信号波長ずれ信号
(OLOW),及び光S/N比低下信号(OSD)のう
ちの一つ以上の光信号遮断障害検出信号を検出対象とし
て光信号遮断障害検出信号収集回路817へ各チャネル
独立に伝達する。この場合、アラーム収集回路817は
OXCコントローラ816に光信号遮断障害検出信号の
発生とそのチャネルとを通知する。このとき、OXCコ
ントローラ816は、必要ならば予め定められたシナリ
オに従って光スイッチコントローラ815に光マトリク
ススイッチ813をON/OFF制御するために必要な
情報を伝達する。光スイッチコントローラ815は、O
XCコントローラ816から受け取ったコマンドに従っ
て光マトリクススイッチ813をON/OFF制御する
ことにより光パス切り替えを実行することができる。光
マトリクススイッチ813を通過した光信号は、出力側
の光送受信機814のOR/OSのペアによって再び光
波形整形と必要に応じて波長変換されてOXC820か
ら出力される。
【0091】ここでは、OXC820の入力側にあるチ
ャネルで光信号遮断信号(OLOS),光信号波長ずれ
信号(OLOW),及び光S/N比低下信号(OSD)
のうちの一つ以上を対象とする光信号遮断障害検出信号
が検出された場合、そのチャネルに対応するOXC82
0の光出力からの信号光を遮断することにより光信号遮
断信号(OLOS),光信号波長ずれ信号(OLO
W),及び光S/N比低下信号(OSD)の何れかをネ
ットワーク障害検出信号(AIS−O)へ変換すること
が可能な機能が備わっている。この光出力遮断は、光マ
トリクススイッチ813によって行うか、或いはOXC
820の出力側に設置された光送受信機814のOR/
OSの光出力からの信号光を遮断するか、或いはそれら
の両方によって行うことができる。又、このOXC82
0の光出力遮断は、光信号遮断信号(OLOS),光信
号波長ずれ信号(OLOW),及び光S/N比低下信号
(OSD)のうちの一つ以上の光信号遮断障害検出信号
に対する検出がトリガとなって光信号遮断障害検出信号
収集回路817からOXCコントローラ816を介して
光スイッチコントローラ813,或いは光送受信機81
4のOR/OSを制御することによって可能となる。
【0092】そこで、再び図10を参照し、こうしたO
XC820を備えた光ネットワークシステムの動作を説
明する。ここでは、において光信号が遮断された場
合、光レイヤからDSパスレイヤまでどのように光信号
遮断障害検出信号が伝達されるかを説明する。
【0093】において光ファイバの切断等により光信
号が遮断されたとすると、このとき光中継増幅器(O
A)910は光信号遮断信号(OLOS),光信号波長
ずれ信号(OLOW),及び光S/N比低下信号(OS
D)のうちの一つ以上を対象として光信号遮断障害検出
信号を検出し、光出力からの信号光を遮断することによ
って、において光信号遮断信号(OLOS),光信号
波長ずれ信号(OLOW),及び光S/N比低下信号
(OSD)のうちの一つ以上を対象とする光信号遮断障
害検出信号をネットワーク障害検出信号(AIS−O)
に変換する。
【0094】ネットワーク障害検出信号(AIS−O)
は、光信号出力が意図的に遮断することによって生成さ
れるため、OXC820で再び光信号遮断信号(OLO
S),光信号波長ずれ信号(OLOW),及び光S/N
比低下信号(OSD)のうちの一つ以上を対象とする光
信号遮断障害検出信号が検出され、光出力からの信号光
を遮断する。ここで、OXC820の光入出力に着目す
ると、意図的な光信号遮断であるネットワーク障害検出
信号(AIS−O)がOXC820で一度終端され、
において再び(AIS−O)がOXC820内で生成さ
れてOXC820から出力されているとみなすことがで
きる。尚、における光中継増幅器(OA)911や、
における光中継増幅器(OA)912に関しても同様
な動作が行われる。
【0095】従って、光中継増幅器(OA)910で検
出された光信号遮断信号(OLOS),光信号波長ずれ
信号(OLOW),及び光S/N比低下信号(OSD)
のうちの一つ以上の光信号遮断障害検出信号が光中継増
幅器(OA)910でネットワーク障害検出信号(AI
S−O)に変換されて光レイヤを伝搬していくと見做す
ことができる。このネットワーク障害検出信号(AIS
−O)は、においてライン終端器(LTE)907で
パス終端器(PTE)903に向けてAIS−Pに変換
され、ライン終端器(LTE)905に向けてRDI−
Lに変換されてそのネットワーク障害発生が通知され
る。
【0096】更に、パス終端器(PTE)903ではA
IS−Pがにおいてエンドユーザに向けてAIS−D
Sに変換され、パス終端器(PTE)901に向けてR
DI−Pに変換されてそのネットワーク障害発生が通知
される。ライン終端器(LTE)907とライン終端器
(LTE)905の間では自動障害回復保護装置(AP
S)が起動してネットワーク障害回復を行うことが可能
になる。
【0097】一方、図11は、SONET/SDH標準
規格に準拠した信号再生中継器(Regenerato
r),ライン終端器(LTE),パス終端器(PT
E),光中継増幅器(OA),及びOXC820を設置
した少なくとも1波長以上波長多重された光信号を取り
扱う光ネットワークシステムの他例を示したものである
が、以下はこれを順に説明する。
【0098】この光ネットワークシステムでは、パス終
端器(PTE)901で終端されたDSN(N=1,
2,…)信号がライン終端器(LTE)905でSTS
−N(N=1,2,…)信号にマッピングされて光信号
OC−N(N=1,2,…)となって波長合波器917
によって少なくとも1波長以上波長多重されて波長分波
器1002を通って信号再生中継器(Regenrat
or)1001へ、信号再生中継器(Regenrat
or)1001から波長合波器1003,波長分波器1
004,ライン終端器(LTE)1000,波長合波器
1005,波長分波器921を通ってOXC820へ、
更にOXC820から波長合波器922,光中継増幅器
(OA)911,912及び波長分波器919へ、更に
ライン終端器(LTE)907へとこの順に通過し、最
終的にパス終端器(PTE)903に向けて伝送され
る。
【0099】又、これとは逆向きにパス終端器(PT
E)904からライン終端器(LTE)908,波長合
波器920,光中継増幅器(OA)916,915を通
ってOXC820へ、更にOXC820から光中継増幅
器(OA)914,913及び波長分波器918を通っ
てライン終端器(LTE)906へとこの順に通過し、
最終的にパス終端器(PTE)902への信号伝送が行
われる。
【0100】ここで、ライン終端器(LTE)905〜
908及びパス終端器(PTE)901〜904はSO
NET/SDH標準規格に準拠した標準的な機能を有
し、信号再生中継器(Regenerator)は光波
形整形する機能と信号遮断障害信号(LOS)及びLO
Fのアラーム検出機能とそれらのアラーム検出時に上流
のライン終端器(LTE)に向けてそのアラームを(A
IS−L)に変換して発生する機能とを有する。
【0101】OXC820は、図9で説明した構成のも
のを使用する。光中継増幅器(OA)は、波長多重され
た光信号の伝送損失を一括補償する機能と光信号遮断信
号(OLOS),光信号波長ずれ信号(OLOW),及
び光S/N比低下信号(OSD)のうちの一つ以上を対
象として光信号遮断障害検出を行う装置(光信号遮断障
害検出装置720)を有する。又、光中継増幅器(O
A)は、光信号遮断障害検出時にはその光出力からの信
号光を遮断することによって光信号遮断信号(OLO
S)を変換してネットワーク障害検出信号(AIS−
O)を発生する手段を搭載している。
【0102】ライン終端器(LTE)は伝送ライン終端
器であり、信号遮断障害信号(LOS),LOF,LO
P,ライン警報指示信号(AIS−L)に関するアラー
ム検出機能を有し、これらのアラームを検出した際には
上流のライン終端器(LTE)に対してアラーム信号を
RDI−Lに変換して発生し、下流のパス終端器(PT
E)に対してアラーム信号をAIS−Pに変換して発生
し、そのネットワーク障害発生を通知する機能を有す
る。又、ライン終端器(LTE)はSONET/SDH
標準規格に準拠した自動障害回復保護装置(APS)用
のプロトコルを用いて1:N,1+1,1:1の自動障
害回復保護装置(APS)の処理を行う機能を有する。
【0103】パス終端器(PTE)は信号遮断障害信号
(LOS),LOF,LOP,及びAIS−Pに関する
アラーム検出機能を有し、これらのアラームを検出した
際には上流のパス終端器(PTE)に対してアラームを
RDI−Pに変換して発生し、下流に対してはアラーム
をAIS−DSに変換して発生する機能を有する。
【0104】そこで、図11を参照し、この光ネットワ
ークシステムの動作を説明する。ここでは、において
光ファイバの切断等により光信号が遮断されたとする
と、信号再生中継器(Regenerator)100
1は、信号遮断障害信号(LOS)を検出して上流のラ
イン終端器(LTE)に向けてライン警報指示信号(A
IS−L)を発生することにより、そのネットワーク障
害発生を通知できるが、図10の構成に信号再生中継器
(Regenerator)1001を加えただけであ
ればOXC820は光信号遮断信号(OLOS),光信
号波長ずれ信号(OLOW),及び光S/N比低下信号
(OSD)のうちの一つ以上を対象とした光信号遮断障
害検出信号を検出することができない。これはにおい
て光信号が遮断されていても、信号再生中継器(Reg
enerator)1001が何等かの信号を再生して
しまうためであり、これによって光レイヤにおいてネッ
トワーク障害検出信号(AIS−O)が生成されること
は無く、ライン終端器(LTE)907にそのネットワ
ーク障害発生を通知することが不可能になる。
【0105】しかしながら、図11に示すように信号再
生中継器(Regenerator)1001の入出側
に波長分波器1002,波長合波器1003を設置して
いれば、波長分波器1002がライン警報指示信号(A
IS−L)を認識することができるため、自動障害回復
保護装置(APS)とOXC820とによるネットワー
ク障害回復を行うことが可能である。このときの光信号
遮断障害検出信号の伝搬は以下のようになる。
【0106】において信号再生中継器(Regene
rator)1001で信号遮断障害信号(LOS)が
検出されてライン警報指示信号(AIS−L)に変換さ
れ、波長分波器1002に向けてそのネットワーク障害
発生が通達される。このライン警報指示信号(AIS−
L)はにおいて波長分波器1002でパス終端器(P
TE)903に向けてAIS−Pに変換され、ライン終
端器(LTE)905に向けてRDI−Lに変換されて
そのネットワーク障害発生が通知される。
【0107】更に、パス終端器(PTE)903では
においてAIS−Pがエンドユーザに向けてAIS−D
Sに変換され、パス終端器(PTE)901に向けてR
DI−Pに変換されてそのネットワーク障害発生が通知
される。ライン終端器(LTE)907及びライン終端
器(LTE)905の間では自動障害回復保護装置(A
PS)が起動してネットワーク障害回復を行うことが可
能になる。
【0108】他方、図12は、SONET/SDH規格
に準拠した信号再生中継器(Regenerator)
に光信号遮断信号(OLOS),光信号波長ずれ信号
(OLOW),及び光S/N比低下信号(OSD)のう
ちの一つ以上の光信号遮断障害検出機能とネットワーク
障害検出信号(AIS−O)発生機能とを搭載すると共
に、ライン終端器(LTE),パス終端器(PTE),
OXC820,光中継増幅器(OA)を設置した少なく
もと1波長以上波長多重された光信号を取り扱う光ネッ
トワークシステムの別例を示したものであるが、以下は
これを順に説明する。
【0109】この光ネットワークシステムでは、パス終
端器(PTE)901で終端されたDSN(N=1,
2,…)信号がライン終端器(LTE)905でSTS
−N(N=1,2,…)信号にマッピングされて光信号
OC−N(N=1,2,…)となって波長合波器917
によって少なくとも1波長以上波長多重されて波長分波
器1002を通って信号再生中継器(Regenrat
or)1001へ、信号再生中継器(Regenrat
or)1001から光ゲートスイッチ1102を介して
波長合波器1003,波長分波器921を通ってOXC
820へ、OXC820から波長合波器922,光中継
増幅器(OA)911,912及び波長分波器919
へ、更にライン終端器(LTE)907へとこの順に通
過し、最終的にパス終端器(PTE)903に向けて伝
送される。
【0110】又、これとは逆向きにパス終端器(PT
E)904からライン終端器(LTE)908,波長合
波器920,光中継増幅器(OA)916,915を通
ってOXC820へ、更にOXC820から光中継増幅
器(OA)914,913及び波長分波器918を通っ
てライン終端器(LTE)906へとこの順に通過し、
最終的にパス終端器(PTE)902への信号伝送が行
われる。
【0111】ここで、ライン終端器(LTE)905〜
908及びパス終端器(PTE)901〜904はSO
NET/SDH標準規格に準拠した標準的な機能を有
し、信号再生中継器(Regenerator)100
1はSONET/SDH標準規格に準拠したものに光信
号遮断信号(OLOS),光信号波長ずれ信号(OLO
W),及び光S/N比低下信号(OSD)のうちの一つ
以上の光信号遮断障害検出機能とネットワーク障害検出
信号(AIS−O)発生機能とを付加したものとなって
いる。又、信号再生中継器(Regenerator)
1001は、光波形整形する機能や信号遮断障害信号
(LOS),LOFのアラーム検出機能、或いはそれら
のアラーム検出時に上流のライン終端器(LTE)に向
けてそのアラームをライン警報指示信号(AIS−L)
に変換して発生する機能とを有し、しかも光信号遮断信
号(OLOS),光信号波長ずれ信号(OLOW),及
び光S/N比低下信号(OSD)のうちの一つ以上の光
信号遮断障害検出を行う装置(光信号遮断障害検出装置
720)を備えている。更に、信号再生中継器(Reg
enerator)1001は、光信号波長ずれ信号
(OLOW),光S/N比低下信号(OSD)のうちの
一つ以上の光信号遮断障害検出信号の検出時に光ゲート
スイッチ1102を閉じることによって光出力からの信
号光を遮断するか、或いは光信号波長ずれ信号(OLO
W),光S/N比低下信号(OSD)のうちの一つ以上
を対象として光信号遮断障害検出信号を変換することに
より、ネットワーク障害検出信号(AIS−O)を発生
することができる。
【0112】OXC820は、図9に示した構成のもの
を使用する。光中継増幅器(OA)は、波長多重された
光信号の伝送損失を一括補償する機能と光信号遮断信号
(OLOS)検出機能とを有する。又、光中継増幅器
(OA)は、光信号遮断信号(OLOS)検出時にはそ
の光出力からの信号光を遮断することによって光信号遮
断信号(OLOS)を変換してネットワーク障害検出信
号(AIS−O)を発生する手段を搭載している。更
に、光中継増幅器(OA)は、波長多重された光信号の
伝送損失を一括補償する機能と光信号遮断信号(OLO
S),光信号波長ずれ信号(OLOW),及び光S/N
比低下信号(OSD)のうちの一つ以上を対象として光
信号遮断障害検出を行う装置(光信号遮断障害検出装置
720)を有し、その光信号遮断障害検出時にはその光
出力からの信号光を遮断することによって光信号遮断信
号(OLOS)を変換してネットワーク障害検出信号
(AIS−O)を発生する手段を搭載している。
【0113】ライン終端器(LTE)は伝送ライン終端
器であり、信号遮断障害信号(LOS),LOF,LO
P,ライン警報指示信号(AIS−L)のアラーム検出
機能を有し、これらを検出した際には上流のライン終端
器(LTE)に対してアラーム信号をRDI−Lに変換
して発生し、下流のパス終端器(PTE)に対してアラ
ーム信号を(AIS−P)に変換して発生し、そのネッ
トワーク障害発生を通知する機能を有する。又、ライン
終端器(LTE)はSONET/SDH標準規格に準拠
した自動障害回復保護装置(APS)用のプロトコルを
用いて1:N,1+1,1:1の自動障害回復保護装置
(APS)の処理を行うための機能を有する。
【0114】パス終端器(PTE)は、信号遮断障害信
号(LOS),LOF,LOP,及びAIS−Pのアラ
ーム検出機能を有し、これらのアラームを検出した際に
は上流のパス終端器(PTE)に対してアラームをRD
I−Pに変換して発生し、下流に対してはアラームをA
IS−DSに変換して発生する機能を有する。
【0115】そこで、図12を参照し、この光ネットワ
ークシステムの動作を説明する。ここではにおいて光
ファイバの切断等により光信号が遮断されたとすると、
信号再生中継器(Regenerator)1001
は、信号遮断障害信号(LOS)を検出して上流のライ
ン終端器(LTE)に向けてライン警報指示信号(AI
S−L)を発生することにより、そのネットワーク障害
発生を通知することができるが、ここでも図10の構成
に信号再生中継器(Regenerator)1001
を加えただけではOXC820は光信号遮断信号(OL
OS)を検出することができない。
【0116】これはにおいて光信号が遮断されていて
も、信号再生中継器(Regenerator)100
1が何等かの信号を再生してしまうためであり、これに
よって光レイヤにおいてネットワーク障害検出信号(A
IS−O)が生成されることは無く、ライン終端器(L
TE)907にそのネットワーク障害発生を通知するこ
とが不可能になる。
【0117】しかしながら、信号再生中継器(Rege
nerator)1001にネットワーク障害検出信号
(AIS−O)発生機能を付加することにより、自動障
害回復保護装置(APS)とOXC820とによるネッ
トワーク障害回復を行うことが可能である。このときの
光信号遮断障害検出信号の伝搬は以下に示すようにな
る。
【0118】において信号再生中継器(Regene
rator)1001で光信号遮断信号(OLOS)が
検出されて光ゲートスイッチ1102を閉じることによ
り、光信号遮断信号(OLOS)をネットワーク障害検
出信号(AIS−O)に変換して光レイヤに発生し、下
流のOXC820へそのネットワーク障害発生を通知す
る。このネットワーク障害検出信号(AIS−O)は
においてライン終端器(LTE)907でパス終端器
(PTE)903に向けてAIS−Pに変換され、ライ
ン終端器(LTE)905に向けてRDI−Lに変換さ
れてそのネットワーク障害発生が通知される。
【0119】更に、パス終端器(PTE)903では
においてAIS−Pがエンドユーザに向けてAIS−D
Sに変換され、パス終端器(PTE)901に向けてR
DI−Pに変換されてそのネットワーク障害発生が通知
される。ライン終端器(LTE)907とライン終端器
(LTE)905の間では自動障害回復保護装置(AP
S)が起動してネットワーク障害回復を行うことが可能
になる。
【0120】尚、上述した幾つかの光ネットワークシス
テムにおいて、N(N=1,2,3…)波長多重された
主信号光波長を1.5μm帯としても、或いは1.3μ
m帯としても良い。又、光マトリクススイッチ813は
1:1の光スイッチをマトリクス状に組み合わせて等価
的に光マトリクススイッチとしたものを用いても良い。
更に、波長分波器701としてアレイ導波路型回折格子
(AWG:Arrayed Waveguide Gr
ating)等のN:M入出力ポートを有すものを用い
ても、1:1入出力ポートを有する光バンドパスフィル
タを多数組み合わせることで等価的にN:M入出力の波
長分波器を構成したものを用いても良い。加えて、OX
C820に少なくとも1つ以上搭載するOR/OSのペ
アの伝送信号速度に制限は無く、例えば10Gb/sま
での信号を取り扱うことが可能なOR/OSのペアと
2.5Gb/sまでの信号を取り扱うこと可能なOR/
OSのペアを混在して搭載しても良い。又、光信号遮断
障害検出信号収集回路817が光信号遮断障害検出信号
発振回路704から光信号遮断障害検出信号を取り出す
手法に制限は無く、例えば割り込み制御であってもシリ
アル制御であっても良い。更に、OXCコントローラ8
16がこれに接続された機器を制御する方法に制限は無
く、例えば割り込み制御であってもシリアル制御であっ
ても構わない。加えて、光信号遮断信号(OLOS),
光信号波長ずれ信号(OLOW),及び光S/N比低下
信号(OSD)のうちの一つ以上を対象とする光信号遮
断障害検出装置720において減算回路703を省略
し、光S/N比ではなくて光信号強度によって光信号遮
断障害検出を行っても良い。
【0121】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明によれば、S
ONET/SDHレイヤにおけるアラームとして信号遮
断障害信号(LOS),LOF,LOP,BER,及び
ライン警報指示信号(AIS−L)を新規として、光レ
イヤにおける光信号遮断障害検出信号として光信号遮断
信号(OLOS),光信号波長ずれ信号(OLOW),
光S/N比低下信号(OSD),及びネットワーク障害
検出信号(AIS−O)を定義し直すことにより、光ネ
ットワーク内に発生した光信号遮断障害検出を高速化
し、且つ光クロスコネクトにおいてネットワーク障害情
報(AIS)読み込み、書き込み処理を省くことにより
ネットワーク障害検出時間の短縮を図っているので、光
クロスコネクトを用いた光ネットワークにおける障害回
復を迅速に行い得るようになる。又、光クロスコネクト
においてはネットワーク障害情報(AIS)処理用のハ
ードウエアが不要になり、ネットワーク障害情報(AI
S)処理制御を不要にできて光クロスコネクトの制御を
単純化できるため、光クロスコネクトに搭載すべきハー
ドウエアの量を削減することができ、システム構築上の
ハードウエア量の削減,小型化,並びに低コスト化を具
現できるようになる。更に、光レイヤで光信号遮断信号
(OLOS),光信号波長ずれ信号(OLOW),及び
光S/N比低下信号(OSD)のうちの一つ以上の光信
号遮断障害検出信号によって検出したネットワーク障害
がネットワーク障害検出信号(AIS−O)に変換さ
れ、SONETレイヤに対して従来の信号遮断障害信号
(LOS)と同様に検出され、しかもライン終端器は光
レイヤにおいて検出された障害を認識して自動障害回復
保護装置(APS)を起動することが可能なため、既存
のSONET/SDH標準規格の自動障害回復保護装置
(APS)との競合を回避して互換性を保つことが可能
になる。加えて、信号成分光強度及び自然放射増幅(A
SE)光強度の比を求めることにより光S/N比を監視
するため、自然放射増幅(ASE)光強度が変動しても
信号光の有無を正確に見分けることができるため、AP
C制御された光中継増幅器によって、光ネットワーク内
の自然放射増幅(ASE)光強度が変動しても、SON
ET/SDH標準規格の信号遮断障害信号(LOS)を
用いた場合よりも、光S/N比監視により光信号遮断障
害監視を正確に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光信号遮断障害監視方法を説明するた
めに示した光ネットワークでのSONET/SDHレイ
ヤ及び光レイヤにおける光信号遮断障害検出に要する信
号の対応を示したものである。
【図2】従来のDCSを用いた光ネットワークシステム
におけるネットワーク障害の通知の手順を説明するため
に示したものである。
【図3】本発明の光信号遮断障害監視装置を搭載してO
XCを用いた光ネットワークシステムの一例に係るネッ
トワーク障害の通知(ネットワーク障害監視・回復を含
む)を説明するために示したものである。
【図4】図3に示す光ネットワークシステムの変形とし
て信号再生中継器をOXCの上流に配置した光ネットワ
ークシステムにおけるネットワーク障害の通知(ネット
ワーク障害監視・回復を含む)を説明するために示した
ものである。
【図5】図3に示す光ネットワークシステムの他の変形
として光信号遮断信号(OLOS),光信号波長ずれ信
号(OLOW),及び光S/N比低下信号(OSD)の
うちの一つ以上による光信号遮断障害検出信号の検出機
能及びネットワーク障害検出信号(AIS−O)発生機
能を付加した信号再生中継器をOXCの上流に配置した
光ネットワークシステムにおけるネットワーク障害の通
知(ネットワーク障害監視・回復を含む)を説明するた
めに示したものである。
【図6】図3に示す光ネットワークシステムの別の変形
として信号再生中継器をOXCの上流に配置した光ネッ
トワークシステムにおけるネットワーク障害の通知(ネ
ットワーク障害監視・回復を含む)を説明するために示
したものである。
【図7】本発明の光信号遮断障害監視装置及び光ネット
ワークシステムに適用される自動障害回復保護装置(A
PS)とOXCとの共存によるネットワーク障害回復起
動のタイミングを説明するために示したものである。
【図8】本発明の光信号遮断障害監視装置に用いられる
光信号遮断障害検出信号を検出対象とする光信号遮断障
害検出装置の構成及び機能を示したものである。
【図9】図8に示す光信号遮断障害検出装置を備えたO
XCの基本構成を示したものである。
【図10】図9に示すOXCを備えたネットワーク障害
監視・回復機能を有する光ネットワークシステムの一例
を示したものである。
【図11】図9に示すOXCを備えたネットワーク障害
監視・回復機能を有する光ネットワークシステムの他例
を示したものである。
【図12】図9に示すOXCを備えたネットワーク障害
監視・回復機能を有する光ネットワークシステムの別例
を示したものである。
【符号の説明】
101〜104,501,905〜908,1000
ライン終端器(LTE) 105,106,901〜904 パス終端器(PT
E) 107 セクション終端器(STE) 108〜110,705,801〜804,909〜9
16 光中継増幅器(OA) 111,201,701,918,919,921,1
002,1004 波長分波器 112,202,807,809,917,920,9
22,1003,1005 波長合波器 113 デジタルクロスコネクト(DCS) 203,820 OXC 301,401,1001 信号再生中継器(Rege
nerator) 402,1102 光ゲートスイッチ 702 光/電気(O/E)変換器 703 減算回路 704 光信号遮断障害検出信号発信回路 710 光信号遮断障害検出信号検出回路 720 光信号遮断障害検出装置 811,830 信号遮断障害信号(LOS)検出回路 813 光マトリクススイッチ 812,814 光送受信機 815 光スイッチコントローラ 816 OXCコントローラ 817 光信号遮断障害検出信号収集回路

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号光を含む所定幅の波長域内の信号成
    分光強度及び該波長域と同等な該所定幅を有して該波長
    域とは異なる波長域内の自然放出光強度の比により光S
    /N比を算出する光S/N比算出段階を含み、該光S/
    N比に基づいて光信号遮断障害監視を行うことを特徴と
    する光信号遮断障害監視方法。
  2. 【請求項2】 信号光を含む所定幅の波長域内の信号成
    分光強度及び該波長域と同等な該所定幅を有して該波長
    域とは異なる波長域内の自然放出光強度の比から得られ
    る光S/N比又は該信号成分光強度に基づいて該信号光
    の有無を判断して光信号遮断信号の検出を行う光信号遮
    断信号用検出手段を備えたことを特徴とする光信号遮断
    障害監視装置。
  3. 【請求項3】 信号光を含む所定幅の波長域内の信号成
    分光強度及び該波長域と同等な該所定幅を有して該波長
    域とは異なる波長域内の自然放出光強度の比から光S/
    N比を算出する光S/N比算出手段と、前記光S/N比
    が予め定められた閾値以下に低下したときを示す光S/
    N比低下信号の検出を行う光S/N比低下信号用検出手
    段とを備えたことを特徴とする光信号遮断障害監視装
    置。
  4. 【請求項4】 信号光を含む所定幅の波長域内の信号成
    分光強度及び該波長域と同等な該所定幅を有して該波長
    域とは異なる波長域内の自然放出光強度の比から得られ
    る光S/N比又は該信号成分光強度に基づいて該信号光
    の波長ずれを監視して光信号波長ずれ信号の検出を行う
    光信号波長ずれ信号用検出手段を備えたことを特徴とす
    る光信号遮断障害監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の光信号遮断障害監視装置
    において、前記光信号遮断信号の検出後に該光信号遮断
    信号が検出された入力に対応する出力からの該信号光を
    遮断することによって、該光信号遮断信号を少なくとも
    1波長以上波長多重した光信号を時間的に同期して電気
    終端することによって得られる電気信号における情報と
    は無関係に光レイヤにおけるネットワーク障害検出信号
    の変換生成を行うネットワーク障害検出信号用生成手段
    を備えたことを特徴とする光信号遮断障害監視装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の光信号遮断障害監視装置
    において、前記光S/N比低下信号の検出後に該光S/
    N比低下信号が検出された入力に対応する出力からの該
    信号光を遮断することによって、該光S/N比低下信号
    を少なくとも1波長以上波長多重した光信号を時間的に
    同期して電気終端することによって得られる電気信号に
    おける情報とは無関係に光レイヤにおけるネットワーク
    障害検出信号の変換生成を行うネットワーク障害検出信
    号用生成手段を備えたことを特徴とする光信号遮断障害
    監視装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の光信号遮断障害監視装置
    において、前記光信号波長ずれ信号の検出後に該光信号
    波長ずれ信号が検出された入力に対応する出力からの該
    信号光を遮断することによって、該光信号波長ずれ信号
    を少なくとも1波長以上波長多重した光信号を時間的に
    同期して電気終端することによって得られる電気信号に
    おける情報とは無関係に光レイヤにおけるネットワーク
    障害検出信号の変換生成を行うネットワーク障害検出信
    号用生成手段を備えたことを特徴とする光信号遮断障害
    監視装置。
  8. 【請求項8】 信号光を含む所定幅の波長域内の信号成
    分光強度及び該波長域と同等な該所定幅を有して該波長
    域とは異なる波長域内の自然放出光強度の比から光S/
    N比を算出する光S/N比算出手段と、前記光S/N比
    又は前記信号成分光強度に基づいて前記信号光の有無を
    判断して光信号遮断信号の検出を行う光信号遮断信号用
    検出手段と、前記光S/N比が予め定められた閾値以下
    に低下したときを示す光S/N比低下信号の検出を行う
    光S/N比低下信号用検出手段と、前記光S/N比又は
    前記信号成分光強度に基づいて前記信号光の波長ずれを
    監視して光信号波長ずれ信号の検出を行う光信号波長ず
    れ信号用検出手段とのうちの少なくとも一つを備えて成
    ることを特徴とする光信号遮断障害監視装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光信号遮断障害監視装置
    において、前記光信号遮断信号,前記光S/N比低下信
    号,及び前記光信号波長ずれ信号の何れかの検出後に該
    光信号遮断信号,該光S/N比低下信号,及び該光信号
    波長ずれ信号の何れかが検出された入力に対応する出力
    からの該信号光を遮断することによって、該光信号遮断
    信号,該光S/N比低下信号,及び該光信号波長ずれ信
    号の何れかを少なくとも1波長以上波長多重した光信号
    を時間的に同期して電気終端することによって得られる
    電気信号における情報とは無関係に光レイヤにおけるネ
    ットワーク障害検出信号の変換生成を行うネットワーク
    障害検出信号用生成手段を備えたことを特徴とする光信
    号遮断障害監視装置。
  10. 【請求項10】 請求項2〜9記載の光信号遮断障害監
    視装置を備えたことを特徴とする光中継増幅器。
  11. 【請求項11】 請求項2〜9記載の光信号遮断障害監
    視装置を備えたことを特徴とする光クロスコネクト装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項2〜9記載の光信号遮断障害監
    視装置を備えたことを特徴とする信号再生中継器。
  13. 【請求項13】 少なくとも請求項10記載の光中継増
    幅器及び請求項11記載の光クロスコネクト装置のうち
    の何れか一方と、SONET(Synchronous
    Optical Network)/SDH(Syn
    chronous Digital Hierarch
    y)標準規格のライン終端器とを含み、前記光信号を1
    本の光ファイバ内に1波長以上波長多重されたものとし
    て取り扱うことを特徴とする光ネットワークシステム。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の光ネットワークシス
    テムにおいて、前記SONET/SDHのセクションレ
    イヤでのネットワーク障害検出時に該ネットワーク障害
    検出位置よりも下流側の前記ライン終端器にネットワー
    ク障害発生を通知するためにラインオーバーヘッドに割
    り当てられるライン警報指示信号によりネットワーク障
    害を認識させるべく、該ライン警報指示信号を読み込ん
    で該ライン終端器に向けて該ネットワーク障害を通知す
    るために再度該ライン終端器に向けて出力される光信号
    に該ライン警報指示信号を付加することを行わず、該S
    ONET/SDHのセクションレイヤにおける該ライン
    警報指示信号の代わりに光レイヤにおける信号遮断障害
    信号,前記光信号遮断信号,或いは前記ネットワーク障
    害検出信号によってネットワーク内の光信号遮断障害監
    視を行うことを特徴とする光ネットワークシステム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の光ネットワークシス
    テムにおいて、前記光レイヤにおける前記ネットワーク
    障害を前記光信号遮断信号から前記ネットワーク障害検
    出信号に変換して前記ライン終端器で前記信号遮断障害
    信号を検出させることによって該光レイヤから前記SO
    NET/SDHのセクションレイヤへ該ネットワーク障
    害を通知することを特徴とする光ネットワークシステ
    ム。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の光ネットワークシス
    テムにおいて、前記SONET/SDH標準規格であっ
    て、前記光クロスコネクト装置のネットワーク障害検出
    位置よりも上流側に配置された請求項10記載の信号再
    生中継器を備えると共に、該SONET/SDH標準規
    格の前記ライン終端器を該光クロスコネクト装置及び該
    信号再生中継器の間に少なくとも1つ以上配置して成
    り、且つ前記信号再生中継器によるネットワーク障害検
    出時に該信号再生中継器から下流の前記ライン終端器に
    ネットワーク障害発生を通知するために発生するライン
    警報指示信号を該ライン終端器に認識させることによっ
    て作動して該ネットワーク障害の回復を行う該SONE
    T/SDH標準規格の自動障害回復保護装置を備えたこ
    とを特徴とする光ネットワークシステム。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の光ネットワークシス
    テムにおいて、前記光クロスコネクト装置による光パス
    切り替えを行うことによってネットワーク障害の回復を
    行うことを特徴とする光ネットワークシステム。
  18. 【請求項18】 請求項14記載の光ネットワークシス
    テムにおいて、前記光信号における主信号光波長域とは
    異なる波長域にネットワーク管理情報を割り当てて前記
    光クロスコネクト装置のノード間或いは該光クロスコネ
    クト装置及び前記ライン終端器のノード間でネットワー
    ク情報通信を行うことを特徴とする光ネットワークシス
    テム。
  19. 【請求項19】 請求項16又は17記載の光ネットワ
    ークシステムにおいて、前記信号再生中継器は前記光レ
    イヤにおける前記ネットワーク障害検出信号を発生する
    と共に、該信号再生中継器よりも下流の前記光中継増幅
    器又は前記光クロスコネクト装置にネットワーク障害を
    通知することにより、該光レイヤにおいて該光クロスコ
    ネクト装置の前記光パス切り替えによる該ネットワーク
    障害の回復、或いは該光レイヤにおけるネットワーク障
    害を前記光信号遮断信号から該ネットワーク障害検出信
    号に変換して前記ライン終端器に信号遮断障害信号を検
    出させることによって該光レイヤから前記SONET/
    SDH標準規格のセクションレイヤにネットワーク障害
    を通知することにより作動する前記自動障害回復保護装
    置によって該ネットワーク障害の回復を行うことを特徴
    とする光ネットワークシステム。
  20. 【請求項20】 請求項16又は17記載の光ネットワ
    ークシステムにおいて、前記自動障害回復保護装置によ
    る前記ネットワーク障害の回復が失敗した後、或いは該
    自動障害回復保護装置の起動後の0秒を含む所定時間遅
    延後に前記光クロスコネクト装置の前記光パス切り替え
    を得た前記SONET/SDH標準規格のセクションレ
    イヤにおける該自動障害回復保護装置によるネットワー
    ク障害回復と該光レイヤにおける該光クロスコネクト装
    置によるネットワーク障害回復との競合を回避すること
    を特徴とする光ネットワークシステム。
  21. 【請求項21】 請求項16〜18記載の光ネットワー
    クシステムにおいて、前記自動障害回復保護装置が動作
    中に前記光クロスコネクト装置のノードが異なる波長に
    おける前記ネットワーク管理情報を読み取って前記光パ
    ス切り替えによる前記ネットワーク障害の回復の準備を
    行うと共に、該ネットワーク障害の回復が失敗したとき
    の0秒を含む所定時間遅延後に該光クロスコネクト装置
    が該光パス切り替えを行うことによりネットワーク障害
    発生から該光パス切り替えによる該ネットワーク障害の
    回復完了までの時間を短縮することを特徴とする光ネッ
    トワークシステム。
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