JP3321326B2 - 光波長多重通信伝送路の監視装置 - Google Patents

光波長多重通信伝送路の監視装置

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JP3321326B2 JP33536494A JP33536494A JP3321326B2 JP 3321326 B2 JP3321326 B2 JP 3321326B2 JP 33536494 A JP33536494 A JP 33536494A JP 33536494 A JP33536494 A JP 33536494A JP 3321326 B2 JP3321326 B2 JP 3321326B2
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    • H04B10/0777Monitoring line amplifier or line repeater equipment
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光波長多重通信伝送路の
監視装置に関し、特に、光ファイバ通信システムの伝送
容量を増大させることが可能な光波長多重通信伝送路の
監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近い将来実用化されると考えられる1波
長用の光増幅伝送路では、図8に示すような方式で、光
増幅中継器の監視を行なうことが提案されている。図8
は、1波長用の光増幅伝送路の監視方式の構成例を示
す。
【0003】図において、1は上り光ファイバ通信シス
テムであり、上り伝送路の光送信器2、上り伝送路の伝
送用光ファイバ3、光増幅中継器4、上り伝送路の光増
幅器5、および上り伝送路の光受信器6から構成されて
いる。また、7は下り光ファイバ通信システムであり、
下り伝送路の光送信器8、下り伝送路の伝送用光ファイ
バ9、下り伝送路の光増幅器10、および下り伝送路の
光受信器11から構成されている。
【0004】12は上り伝送路の線路監視装置、13は
下り伝送路の線路監視装置である。また、1aは上りか
ら下りへの損失のある折り返し回路、7aは下りから上
りへの損失のある折り返し回路である。
【0005】上り伝送路の線路監視装置12は、上り回
線の光送信器2を通して、伝送信号に低周波の強度変調
信号を重畳する。この場合の変調度は、伝送信号に悪影
響を及ぼさないように数%以下(例えば、1%〜2%)
と小さい。光送信器2を出た光信号は上り伝送路の伝送
用光ファイバ3、上り伝送路の光増幅器5を経て上り伝
送路の光受信器6へと至るが、各光増幅中継器4内の損
失のある折り返し回路1aによりその一部が下り伝送路
に折り返される。折り返し回路1aの損失は、折り返さ
れる上り伝送路の信号により下り伝送路の伝送信号が悪
影響を受けないように設定され、約45dBとなる。
【0006】折り返し回路1aにより折り返された、上
り伝送路の光増幅器5の出力レベルに対し45dB減衰
している上り伝送路の信号は、下り伝送路の伝送用光フ
ァイバ9、下り伝送路の光増幅器10を経て下り伝送路
の光受信器11に至る。光受信器11では、下り伝送路
の伝送信号をキャンセルした後に上り伝送路の線路監視
装置12が重畳した低周波の強度変調信号を復調し、そ
れを上り伝送路の線路監視装置12に送り返す。
【0007】上り伝送路の線路監視装置12は、上り伝
送路の各光増幅器5が正常な時に、該各光増幅器5から
折り返された光がどの程度レベル変動するかというデー
タを予め測定して、記憶しておく。そして、該伝送路が
実使用されている時に、該線路監視装置12は、送信信
号と受信信号の時間的遅延及び時間的相関から、上り伝
送路の光増幅器5の出力レベルを求め、その出力レベル
変動を前記記憶しているデータと比較し、各光増幅器5
が正常に作動しているか否かを監視する。
【0008】図9に、各光増幅中継器の変動レベルの測
定例、及び55番の光増幅中継器の出力が劣化した場合
の測定例を示す。このようなグラフを監視することによ
り、光増幅中継器の性能劣化を判定できる。図の×点は
全ての光増幅中継器が正常である時の測定例を示し、○
点は光増幅中継器番号55に障害が発生した時の測定例
を示している。正常時は、前記出力レベル変動が当初に
記憶された変動データと同じになるので、相対ループゲ
インは0になる。しかしながら、障害を発生した光増幅
器が存在すると、その光増幅器の出力レベル変動は大き
く低下する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】さて、光波長多重信号
を利用する光ファイバ通信システムは、伝送路に変更を
加えずにその伝送容量を増大させることが可能であるこ
とから、将来の基幹光ファイバ通信システムへの適用が
期待される技術である。しかしながら、現在のところ、
光波長多重通信伝送路の監視方式については、何らの提
案もなされていない。
【0010】そこで、該光波長多重通信伝送路の光増幅
中継器の監視方式について考えると、前記した監視方式
を適用することが容易に考えられる。しかし、この従来
技術をそのまま光波長多重通信伝送路に適用することは
不可能である。なぜなら、図8の線路監視信号の信号対
雑音比は、光受信器11で行なわれる下り伝送路の伝送
信号のキャンセルの程度により大きな影響を受けるが、
波長多重通信伝送路のように複数の伝送信号が存在する
場合には、このキャンセルの程度が悪くなる。この結
果、線路監視信号の信号対雑音比は著しく劣化してしま
うと考えられる。
【0011】本発明の目的は、前記した課題に鑑みてな
されたものであり、光波長多重通信伝送路の個々の光増
幅中継器を効果的に監視することのできる監視装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明は、互いに異なる信号波長を有する複数
の光送信器と線路監視専用の2信号を有する光送信器と
で構成された光波長多重送信端局と、該光波長多重送信
端局から出力された光波長多重信号を伝送する光ファイ
バおよび光増幅中継器からなる上り光伝送路と、光信号
の伝送方向が反対方向である下り光伝送路と、前記線路
監視専用の信号を含む光波長多重信号を減衰させて前記
上り光伝送路から下り光伝送路に折り返す光増幅中継器
内の折り返し回路と、該下り光伝送路を伝送されてきた
光波長多重信号から、前記線路監視専用の2信号を受信
する光受信器とを具備し、前記線路監視専用の2信号の
うちの一方は波長多重信号のなかの最短波長とし、他方
は波長多重信号のなかの最長波長とし、前記線路監視専
用の2信号から得られた監視情報のうち、悪い方の監視
情報を採用するようにした点に特徴がある。
【0013】
【作用】信号伝送用の波長多重信号とは別に1波長また
は2波長を多重化し、その波長を伝送路監視専用の波長
として使用する。折り返し回路により折り返された信号
のうち、伝送路監視専用の波長のみを選択することによ
り、光受信器で下り伝送路の伝送信号のキャンセルを行
なう前に十分な信号対雑音比の確保を行なえることとな
る。
【0014】光増幅器を中継器として使用した光波長多
重伝送路では、光信号伝送特性を良好に保つため、全て
の信号波長において所要の光信号対雑音比を満足する必
要がある。伝送路に使用する光増幅器の帯域制限の影響
により、最短波長もしくは最長波長の光信号対雑音比が
最も劣化するので、監視用の波長を信号伝送用の最短波
長より短く、もしくは最長波長より長く設定することに
より波長多重伝送路の異常が信号波長におよぶ以前に発
見できる。
【0015】また、監視用信号波長が光伝送路に使用さ
れる光増幅器の増幅帯域外にある場合でも、監視用信号
が十分に低速であり、十分な変調度を有していれば、監
視信号受信器の帯域を狭くすることにより、十分な信号
対雑音比が確保できることになる。このため、信号伝送
用の帯域を犠牲にすることなく監視信号の送受信が可能
となる。
【0016】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例の光波長多重信号を
利用する光ファイバ通信システムの概略の構成を示すブ
ロック図である。
【0017】図示されているように、上り光波長多重通
信システム14は、波長多重送信端局15、伝送用光フ
ァイバ19、該伝送用光ファイバ19の途中に適当に間
隔を置いて設けられた複数の光増幅中継器20および光
増幅器21、波長多重受信端局22から構成されてい
る。また、前記上り伝送路の波長多重送信端局15は、
各信号チャンネルの光送信器16、上り伝送路の監視信
号用光送信器17、および合波器18から構成されてい
る。また、前記上り伝送路の波長多重受信端局22は、
分波器23、各信号チャンネルの光受信器24、および
上り伝送路の監視信号用光受信器25から構成されてい
る。
【0018】次に、下り光波長多重通信システム26
は、波長多重送信端局27、伝送用光ファイバ31、前
記複数の光増幅中継器20の各々に設けられた光増幅器
32、および波長多重受信端局33から構成されてい
る。前記下り伝送路の波長多重送信端局27は、前記上
り伝送路の波長多重送信端局15と同様に、各信号チャ
ンネルの光送信器28、下り伝送路の監視信号用光送信
器29、および合波器30から構成されている。さら
に、前記下り伝送路の波長多重受信端局33は、分波器
34、各信号チャンネルの光受信器35、および監視信
号用光受信器36から構成されている。
【0019】37は上り伝送路の線路監視装置、38は
下り伝送路の線路監視装置、39、40は、それぞれ光
増幅中継器20内に設けられた、上りから下りへの損失
のある折り返し回路、下りから上りへの損失のある折り
返し回路である。
【0020】次に、本実施例の動作を、上り伝送路を用
いて光信号を伝送する場合を例にして説明する。上り伝
送路の各信号チャンネルの光送信器16は各信号用光信
号を出力し、監視信号用光送信器17は上り伝送路の線
路監視装置37が重畳した強度変調信号、すなわち監視
用光信号aを出力する。なお、該監視用光信号aの変調
方式として低速の強度変調を使用し、かつ該低速の強度
変調信号の変調周波数が100MHz以下で、変調度が
10%〜100%であるのが好適であるが、これに限定
されるものではない。
【0021】各信号チャンネルの光送信器16から出力
された各信号用光信号、および監視信号用光送信器17
から出力された監視用光信号aは、合波器18で合波さ
れ、波長多重光信号として伝送用光ファイバ19に出力
される。該波長多重光信号は伝送用光ファイバ19の伝
送中の減衰と、各光増幅中継器20における増幅とを繰
返し行われ、波長多重受信端局22で受信される。波長
多重受信端局22は、受信した波長多重光信号を分波器
23で分波し、分波された信号用光信号は各信号チャン
ネルの光受信器24に送られる。
【0022】ところで、前記伝送用光ファイバ19中を
伝送される波長多重光信号の一部は、各光増幅中継器2
0の光増幅器21で増幅された後、各折り返し回路39
にカップリングされる。そして、該折り返し回路39に
より所定の減衰を受けた後、下り伝送路の伝送用光ファ
イバ31にカップリングされ、下り伝送路の波長多重受
信端局33に至る。
【0023】波長多重受信端局33中の分波器34は、
受信した波長多重光信号を分波する。そして、前記監視
信号用光送信器17から出力された監視用光信号aのみ
を上り伝送路の監視信号用光受信器36へ送るので、下
り伝送路の伝送信号のキャンセルは十分となり、上り伝
送路の線路監視装置37では十分な線路監視を行なえる
ようになる。
【0024】前記した監視用光信号aの波長は、波長多
重光信号のうちの一つであってもよいし、波長多重信号
のなかの最短波長、もしくは最長波長に割り当ててもよ
い。また、図2で説明するように、光増幅中継器の利得
帯域の外であってもよい。
【0025】図2は本実施例の信号波長配置及び監視信
号波長配置の一例を示す図である。一般に、光増幅中継
器の利得帯域Wの中央では信号対雑音比(S/N)は良
好で、その両端では該信号対雑音比が劣化することが知
られている。良好な伝送特性を維持するためには、信号
光の波長は光増幅中継器の利得帯域W内に存在しなけれ
ばならない。これに対し、監視用光信号aの波長は、該
利得帯域Wの外にあっても構わない。なぜなら、監視用
光信号は低速であるため、監視信号用光受信器36の電
気的帯域を十分に狭くすることにより所要の信号対雑音
比を得ることが容易である。したがって、監視用光信号
は、光増幅中継器の利得帯域外に存在することによる比
較的大きな光信号対雑音比劣化の影響を、伝送信号ほど
大きく受けないからである。
【0026】また、変調度を前記したように、10〜1
00%と大きく取ると、信号対雑音比が大幅に改善され
るので、監視用光信号の波長が光増幅中継器の利得帯域
外に存在することによる劣化を低減できる。また、光増
幅中継器の利得帯域は、約1000kmの比較的短いシ
ステムでも約10nmと制限されたものとなる。しかし
ながら、本実施例のように、監視用光信号の波長を光増
幅中継器の利得帯域外にすることにより、制限された光
増幅器の利得帯域は全て伝送信号に割り当てることがで
きるようになり、光増幅器の利得帯域を有効に使用する
ことが可能となる。
【0027】次に、本発明の第2実施例を、図3を参照
して説明する。この実施例の特徴は、前記上りおよび下
り伝送路の波長多重送信端局15、27に、監視信号用
光送信器41、43を付加し、また、上り伝送路の波長
多重受信端局22、33に、監視信号用光受信器42、
44を付加した点にあり、他の符号は、図1の対応する
符号と同一または同等物を示す。
【0028】この実施例では、上り伝送路の波長多重送
信端局15の監視信号用光送信器17、41は、図4に
示されているような、光増幅中継器の利得帯域Wの外側
に存在する二つの監視用光信号a、bを出力する。該監
視信号用光送信器17、41から出力された第1、第2
の監視用光信号a、b、および各信号チャンネルの光送
信器16から出力された各信号用光信号は合波器18で
合波され、伝送用光ファイバ19に送出される。ここ
に、第1の監視用光信号aの波長は光増幅中継器の利得
帯域Wの最短波長より短く、一方第2の監視用光信号b
は該利得帯域Wの最長波長より長く設定されている。
【0029】次に、第1実施例と同様の動作により、折
り返し回路39で折り返された波長多重信号は下り伝送
路の波長多重送信端局27から出力された波長多重信号
と共に、波長多重受信端局33中の分波器34に達す
る。分波器34は受信した波長多重信号を分波し、前記
第1の監視用光信号aは監視信号用光受信器36へ、ま
た前記第2の監視用光信号bは監視信号用光受信器44
へ送られる。このため、下り伝送路の伝送信号のキャン
セルは十分となり、所要の信号対雑音比の第1、第2の
監視用光信号a、bを得ることができるようになる。こ
の結果、上り伝送路の線路監視装置37では十分な線路
監視を行なえるようになる。
【0030】この実施例によれば、監視信号用光受信器
36および44の出力のうち、劣化している方の出力を
線路監視装置37による線路監視に使用することによ
り、伝送路の状態が劣化していることを速やかに検知す
ることができるようになる。すなわち、伝送路の劣化
は、その中を伝送される信号の波長により差がある。例
えば、光増幅中継器の帯域Wに含まれる光信号のうち波
長の大きい方の光信号が波長の小さい方の光信号より大
きく劣化することが生じた場合には、第1実施例の図2
に示されているように、前記帯域Wより波長の小さい第
1の監視用光信号aの劣化のみを観測していたのでは、
伝送路の劣化の検出は遅くなる。しかしながら、本実施
例では、前記劣化した波長に近い第2の監視用光信号b
の劣化をも観測しているから、伝送路の劣化は第2の監
視用光信号bに速やかに現れ、伝送路の劣化を速やかに
検出することができ、線路監視の効果を向上することが
できるようになる。
【0031】次に、本発明の第3実施例を図5のブロッ
ク図を参照して説明する。この実施例は、第1実施例に
比べて、折り返し回路39の中間に前記第1の監視用光
信号aのみを通す光フィルタを設け、一方折り返し回路
40の中間にも同様の光フィルタ51を設けた点に特徴
がある。なお、他の符号は、第1実施例の同符号のもの
と同一または同等物を示す。
【0032】この実施例によれば、折り返し回路39を
通過できる光信号は、光フィルタ52により第1の監視
用光信号aのみとなる。このため、上り伝送路の伝送用
光ファイバ19から下り伝送路の伝送用光ファイバ31
に回り込む光信号は第1の監視用光信号aのみに制限さ
れ、監視信号用光受信器36における監視用光信号の検
出精度を向上することができる。なお、下り伝送路の各
信号チャンネルの光受信器35の信号光の検出精度も、
同様の理由により、向上させることができる。
【0033】次に、本発明の第4実施例を、図6を参照
して説明する。図において、53、54は波長多重送信
端局15から送られてきた制御命令を抽出する制御命令
抽出回路、55、56は透過中心波長を変更することが
できる光フィルタであり、他の符号は第1実施例と同一
または同等物を示す。
【0034】この実施例は、光フィルタ55、56を、
それぞれ制御命令抽出回路53、54で抽出した制御命
令信号により制御し、該光フィルタ55、56を透過す
る信号波長を任意に選択し、任意の信号波長について伝
送路を監視できるようにしたものである。
【0035】図7は、前記制御命令抽出回路53と光フ
ィルタ55の一具体例を示すブロック図である。図示さ
れているように、制御命令抽出回路53は、カップリン
グ手段61によって側路された光信号を電気信号に変換
する光検出部53aと、該電気信号からコマンドを抽出
するコマンド抽出部53bと、抽出されたコマンドによ
って光フィルタ55の角度を変えるフィルタ駆動部53
cとから構成されている。また、光フィルタ55は、そ
の角度により、カップリング手段62によって側路され
た光信号を透過する波長を変えるものである。前記コマ
ンドは、例えば20MHz程度の周波数により形成され
ている。
【0036】本実施例においては、伝送用光ファイバ1
9を伝送してきた光信号の一部は、カップリング手段6
1、62により取り出され、それぞれ制御命令抽出回路
53と光フィルタ55に入る。制御命令抽出回路53
は、該光信号の中からコマンドを抽出し、それに基づい
て光フィルタ55を制御する。この結果、任意の信号波
長について伝送路を監視することができるようになる。
【0037】
【発明の効果】請求項1〜の発明によれば、光波長多
重信号伝送路を効果的に監視することができるという大
きな効果がある。また、請求項の発明によれば、波長
多重信号のなかの最短波長より短い監視用光信号と、最
長波長より長い監視用光信号とにより、光波長多重信号
伝送路を監視しているので、該伝送路の劣化を速やかに
検知することができ、波長多重伝送路の異常が信号波長
に及ぶ以前に発見できる。
【0038】また、請求項2ないし4の発明によれば、
光フィルタで監視用光信号のみを抽出しているので、監
視用光信号の検出精度を向上することができる。この結
果、光波長多重信号伝送路の監視を、精度良く行うこと
ができる。
【0039】さらに、請求項の発明によれば、監視用
光信号を光増幅中継器の利得帯域外に設けても、光波長
多重信号伝送路の監視を精度良く行うことができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の構成を示すシステムブ
ロック図である。
【図2】 本実施例の信号波長配置及び監視信号波長配
置の一例を示す図である。
【図3】 本発明の第2実施例の構成を示すシステムブ
ロック図である。
【図4】 第2実施例の信号波長配置及び監視信号波長
配置の一例を示す図である。
【図5】 本発明の第3実施例の構成を示すシステムブ
ロック図である。
【図6】 本発明の第4実施例の構成を示すシステムブ
ロック図である。
【図7】 図6の一部の構成の一具体例を示すブロック
図である。
【図8】 従来の1波長用の線路監視方式のシステム構
成を示すブロック図である。
【図9】 図8のシステム構成による測定例を示す図で
ある。
【符号の説明】
14…上り光波長多重通信システム、15…上り伝送路
の波長多重送信端局、16…光送信器、17…監視信号
用光送信器、18…合波器、19…上り伝送路の伝送用
光ファイバ、20…光増幅中継器、21…光増幅器、2
2…波長多重受信端局、23…分波器、24…光受信
器、25…監視信号用光受信器、26…下り光波長多重
通信システム、27…下り伝送路の波長多重送信端局2
7、31…下り伝送路の伝送用光ファイバ、32…光増
幅器、33…波長多重受信端局、34…分波器、35…
光受信器、36…監視信号用光受信器、37、38…線
路監視装置、39、40…折り返し回路、41、43…
監視信号用光送信器、42、44…監視信号用光受信
器、51、52…光フィルタ、53、54…制御命令抽
出回路、55、56…光フィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 周 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号 国 際電信電話株式会社内 (72)発明者 秋葉 重幸 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号 国 際電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−113240(JP,A) 特開 平4−127626(JP,A) 特開 平5−244098(JP,A) 特開 平6−311113(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる信号波長を有する複数の光
    送信器と線路監視専用の2信号を有する光送信器とで構
    成された光波長多重送信端局と、 該光波長多重送信端局から出力された光波長多重信号を
    伝送する光ファイバおよび光増幅中継器からなる上り光
    伝送路と、 光信号の伝送方向が反対方向である下り光伝送路と、 前記線路監視専用の信号を含む光波長多重信号を減衰さ
    せて前記上り光伝送路から下り光伝送路に折り返す光増
    幅中継器内の折り返し回路と、 該下り光伝送路を伝送されてきた光波長多重信号から、
    前記線路監視専用の2信号を受信する光受信器とを具備
    し、 前記線路監視専用の2信号のうちの一方は波長多重信号
    のなかの最短波長とし、他方は波長多重信号のなかの最
    長波長とし、前記線路監視専用の2信号から得られた監視情報のう
    ち、悪い方の監視情報を採用するようにした ことを特徴
    とする光波長多重通信伝送路の監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項の光波長多重通信伝送路の監視
    装置において、 前記折り返し回路に、線路監視専用の1信号、または2
    信号のみを透過させる光フィルタを挿入したことを特徴
    とする光波長多重通信伝送路の監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の光波長多重通信伝送
    路の監視装置において、 前記監視用の信号の波長が、該光伝送路を構成する光増
    幅中継器の光増幅帯域外に存在するようにした ことを特
    徴とする光波長多重通信伝送路の監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の光波長多重通信伝送路の監視
    装置において、 前記光波長多重送信端局から送出される制御命令を抽出
    する制御命令抽出回路を光増幅中継器内に具備し、 該制御命令抽出回路から抽出された制御命令により、前
    記光フィルタの透過中心波長を変更できるようにしたこ
    とを特徴とする光波長多重通信伝送路の監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないしのいずれかの光波長多
    重通信伝送路の監視装置において、 線路監視用信号の変調方式として低速の強度変調を使用
    し、かつ該低速の強度変調信号の変調周波数が100M
    Hz以下で、変調度が10%〜100%であることを特
    徴とする光波長多重通信伝送路の監視装置。
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