JP3293565B2 - 光増幅中継器 - Google Patents
光増幅中継器Info
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- H04B2210/07—Monitoring an optical transmission system using a supervisory signal
- H04B2210/078—Monitoring an optical transmission system using a supervisory signal using a separate wavelength
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝送路における
光信号の減衰を補償し、且つ光伝送路を監視するため、
光伝送路に挿入される光増幅中継器に関するものであ
る。
光信号の減衰を補償し、且つ光伝送路を監視するため、
光伝送路に挿入される光増幅中継器に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】本発明の先行技術としては、例えば特開
平６−２０４９４９号公報で開示された「光伝送システ
ム」と題する発明（以下、文献１という）がある。図８
は文献１の構成を示すブロック図で、符号１は光増幅中
継器、符号２ａは第１の光増幅器、符号２ｂは第２の光
増幅器、符号３ａは第１の光カプラ、符号３ｂは第２の
光カプラ、符号４ａは第１の光減衰器、符号４ｂは第２
の光減衰器である。上り方向光ファイバ伝送路と下り方
向光ファイバ伝送路は、互いに対向回線を構成する。
平６−２０４９４９号公報で開示された「光伝送システ
ム」と題する発明（以下、文献１という）がある。図８
は文献１の構成を示すブロック図で、符号１は光増幅中
継器、符号２ａは第１の光増幅器、符号２ｂは第２の光
増幅器、符号３ａは第１の光カプラ、符号３ｂは第２の
光カプラ、符号４ａは第１の光減衰器、符号４ｂは第２
の光減衰器である。上り方向光ファイバ伝送路と下り方
向光ファイバ伝送路は、互いに対向回線を構成する。
【０００３】図９は、図８に示す装置の動作を示すブロ
ック図で、図９において図８と同一符号は同一部分を示
し、上り方向光ファイバ伝送路を伝送される主信号光は
λ１〜λ４の４波長の光信号が波長多重され、それに波
長λｓｖ１の監視信号光が加えられている。上り方向光
ファイバ伝送路上の光信号が、第１の光カプラ３ａ、第
１の光減衰器４ａ、第２の光カプラ３ｂを経て、下り方
向光ファイバ伝送路へ出力される。この下り方向光ファ
イバ伝送路へ送出された監視信号光を、上り方向光ファ
イバ伝送路送信端末で受信測定して伝送路の監視を行っ
ている。
ック図で、図９において図８と同一符号は同一部分を示
し、上り方向光ファイバ伝送路を伝送される主信号光は
λ１〜λ４の４波長の光信号が波長多重され、それに波
長λｓｖ１の監視信号光が加えられている。上り方向光
ファイバ伝送路上の光信号が、第１の光カプラ３ａ、第
１の光減衰器４ａ、第２の光カプラ３ｂを経て、下り方
向光ファイバ伝送路へ出力される。この下り方向光ファ
イバ伝送路へ送出された監視信号光を、上り方向光ファ
イバ伝送路送信端末で受信測定して伝送路の監視を行っ
ている。
【０００４】図９について説明した監視方法では次に述
べるような問題がある。すなわち第１の光カプラ３ａ、
第１の光減衰器４ａ、第２の光カプラ３ｂにおける損失
は、各波長に対してほぼ等しいので、上り方向光ファイ
バ伝送路上の各波長の光信号は強さの割合が殆ど変わら
ずに下り方向光ファイバ伝送路へ転送され、上り方向光
ファイバ伝送路から下り方向光ファイバ伝送路へ転送さ
れた主信号光が、下り方向光ファイバ伝送路を伝送され
る主信号光に干渉して、その雑音対信号比を低下させる
ことになる。なおこの雑音対信号比の低下を防ぐには、
上り方向光ファイバ伝送路から下り方向光ファイバ伝送
路へ転送される主信号光の強さを充分に弱くすれば良い
が、このようにすると上り方向光ファイバ伝送路から下
り方向光ファイバ伝送路へ転送される監視信号光の強さ
も弱くなり、この監視信号光を受信測定するため高精度
な受信回路が必要になるという問題がある。
べるような問題がある。すなわち第１の光カプラ３ａ、
第１の光減衰器４ａ、第２の光カプラ３ｂにおける損失
は、各波長に対してほぼ等しいので、上り方向光ファイ
バ伝送路上の各波長の光信号は強さの割合が殆ど変わら
ずに下り方向光ファイバ伝送路へ転送され、上り方向光
ファイバ伝送路から下り方向光ファイバ伝送路へ転送さ
れた主信号光が、下り方向光ファイバ伝送路を伝送され
る主信号光に干渉して、その雑音対信号比を低下させる
ことになる。なおこの雑音対信号比の低下を防ぐには、
上り方向光ファイバ伝送路から下り方向光ファイバ伝送
路へ転送される主信号光の強さを充分に弱くすれば良い
が、このようにすると上り方向光ファイバ伝送路から下
り方向光ファイバ伝送路へ転送される監視信号光の強さ
も弱くなり、この監視信号光を受信測定するため高精度
な受信回路が必要になるという問題がある。
【０００５】また、本発明の先行技術として、特開平８
−１８１６５６号公報で開示された「光波長多重通信伝
送路の監視装置」と題する発明（以下文献２という）が
ある。図１０は文献２の光増幅中継器の構成を示すブロ
ック図であって、図１０において、図８と同一符号は同
一又は相当部分を示し、同様に動作するので重複した説
明は省略する。尚、この明細書の総ての図面を通じ、同
一符号は同一又は相当部分を示し、この明細書全体を通
じて、重複した説明は省略する。図１０において、２０
ａは第１の光バンドパスフィルタ、２０ｂは第２の光バ
ンドパスフィルタである。これらの光バンドパスフィル
タは監視信号光だけを通過させるように設計されてい
る。
−１８１６５６号公報で開示された「光波長多重通信伝
送路の監視装置」と題する発明（以下文献２という）が
ある。図１０は文献２の光増幅中継器の構成を示すブロ
ック図であって、図１０において、図８と同一符号は同
一又は相当部分を示し、同様に動作するので重複した説
明は省略する。尚、この明細書の総ての図面を通じ、同
一符号は同一又は相当部分を示し、この明細書全体を通
じて、重複した説明は省略する。図１０において、２０
ａは第１の光バンドパスフィルタ、２０ｂは第２の光バ
ンドパスフィルタである。これらの光バンドパスフィル
タは監視信号光だけを通過させるように設計されてい
る。
【０００６】図１１は図１０の光増幅中継器１の動作を
説明するためのブロック図で、図９に示す文献１の動作
と比較すると、上り方向光ファイバ伝送路から下り方向
光ファイバ伝送路へ転送される主信号光の強さは、光バ
ンドパスフィルタの選択性のため減衰することができる
が、監視信号光と近接した波長の主信号光の減衰は充分
に行えないという問題がある。その理由は、光バンドパ
スフィルタの透過帯域を充分に尖鋭にすることが困難な
ためであり（図１１の光フィルタの透過率参照）、すな
わち監視信号光に波長が隣接した主信号光が漏れて下り
方向光ファイバ伝送路へ転送され、この下り方向光ファ
イバ伝送路を伝送される主信号光に干渉してその特性を
劣化させるという問題がある。この特性劣化を避けるた
めには、監視信号光の波長を主信号光の波長から遠ざけ
て配置することが必要になるが、こうすると光増幅器の
増幅波長帯域を広くしなければならない。
説明するためのブロック図で、図９に示す文献１の動作
と比較すると、上り方向光ファイバ伝送路から下り方向
光ファイバ伝送路へ転送される主信号光の強さは、光バ
ンドパスフィルタの選択性のため減衰することができる
が、監視信号光と近接した波長の主信号光の減衰は充分
に行えないという問題がある。その理由は、光バンドパ
スフィルタの透過帯域を充分に尖鋭にすることが困難な
ためであり（図１１の光フィルタの透過率参照）、すな
わち監視信号光に波長が隣接した主信号光が漏れて下り
方向光ファイバ伝送路へ転送され、この下り方向光ファ
イバ伝送路を伝送される主信号光に干渉してその特性を
劣化させるという問題がある。この特性劣化を避けるた
めには、監視信号光の波長を主信号光の波長から遠ざけ
て配置することが必要になるが、こうすると光増幅器の
増幅波長帯域を広くしなければならない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
従来の装置における問題点を解決し、上り方向光ファイ
バ伝送路から監視信号光だけが下り方向光ファイバ伝送
路に転送される光増幅中継器を提供することを目的とす
る。また本発明の他の目的は、従来の装置では光増幅器
の出力側からだけ監視信号光を対向回線に転送したのに
対し、光増幅器の出力側と入力側との双方から監視信号
光を対向回線に転送する光増幅中継器を提供することに
ある。更に本発明の他の目的は、従来の装置では上り方
向光ファイバ伝送路と下り方向光ファイバ伝送路との間
の折り返し回路を２本の光伝送路で接続しているが、こ
れを１本に減らすことのできる光増幅中継器を提供する
ことにある。
従来の装置における問題点を解決し、上り方向光ファイ
バ伝送路から監視信号光だけが下り方向光ファイバ伝送
路に転送される光増幅中継器を提供することを目的とす
る。また本発明の他の目的は、従来の装置では光増幅器
の出力側からだけ監視信号光を対向回線に転送したのに
対し、光増幅器の出力側と入力側との双方から監視信号
光を対向回線に転送する光増幅中継器を提供することに
ある。更に本発明の他の目的は、従来の装置では上り方
向光ファイバ伝送路と下り方向光ファイバ伝送路との間
の折り返し回路を２本の光伝送路で接続しているが、こ
れを１本に減らすことのできる光増幅中継器を提供する
ことにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の光増幅中継器では波長選択性を尖鋭にする
ことができる光反射手段、例えば光グレーティングを使
用し、監視信号光だけを反射させ、この反射した監視信
号光を対向回線へ転送することとした。すなわち、本発
明の光増幅中継器は、上り方向光ファイバ伝送路上を伝
送される主信号光と監視信号光とを増幅する第１の光増
幅器と、下り方向光ファイバ伝送路上を伝送される主信
号光と監視信号光とを増幅する第２の光増幅器と、上り
方向光ファイバ伝送路上を伝送される監視信号光の一部
を下り方向光ファイバ伝送路上へ転送し、下り方向光フ
ァイバ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を上り方
向光ファイバ伝送路上へ転送する転送手段とを有する光
増幅中継器において、前記転送手段は、前記第１の光増
幅器の入力側に挿入され監視信号光の一部を反射する第
１の光グレーティングと、前記第２の光増幅器の入力側
に挿入され監視信号光の一部を反射する第２の光グレー
ティングとを有し、１段後段（上り方向光ファイバ伝送
路から見て）の光増幅中継器内の前記第１の光グレーテ
ィングにより反射され前記上り方向光ファイバ伝送路を
逆方向に進行する監視信号光を前記第２の光増幅器の出
力側に転送し、１段後段（下り方向光ファイバ伝送路か
ら見て）の光増幅中継器内の前記第２の光グレーティン
グにより反射され前記下り方向光ファイバ伝送路を逆方
向に進行する監視信号光を前記第１の光増幅器の出力側
に転送し、前記各光グレーティングの一部又は全部が反
射波長の異なる複数の光グレーティングの縦続により構
成されることを特徴とする。
め、本発明の光増幅中継器では波長選択性を尖鋭にする
ことができる光反射手段、例えば光グレーティングを使
用し、監視信号光だけを反射させ、この反射した監視信
号光を対向回線へ転送することとした。すなわち、本発
明の光増幅中継器は、上り方向光ファイバ伝送路上を伝
送される主信号光と監視信号光とを増幅する第１の光増
幅器と、下り方向光ファイバ伝送路上を伝送される主信
号光と監視信号光とを増幅する第２の光増幅器と、上り
方向光ファイバ伝送路上を伝送される監視信号光の一部
を下り方向光ファイバ伝送路上へ転送し、下り方向光フ
ァイバ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を上り方
向光ファイバ伝送路上へ転送する転送手段とを有する光
増幅中継器において、前記転送手段は、前記第１の光増
幅器の入力側に挿入され監視信号光の一部を反射する第
１の光グレーティングと、前記第２の光増幅器の入力側
に挿入され監視信号光の一部を反射する第２の光グレー
ティングとを有し、１段後段（上り方向光ファイバ伝送
路から見て）の光増幅中継器内の前記第１の光グレーテ
ィングにより反射され前記上り方向光ファイバ伝送路を
逆方向に進行する監視信号光を前記第２の光増幅器の出
力側に転送し、１段後段（下り方向光ファイバ伝送路か
ら見て）の光増幅中継器内の前記第２の光グレーティン
グにより反射され前記下り方向光ファイバ伝送路を逆方
向に進行する監視信号光を前記第１の光増幅器の出力側
に転送し、前記各光グレーティングの一部又は全部が反
射波長の異なる複数の光グレーティングの縦続により構
成されることを特徴とする。
【０００９】また前記転送手段は、前記第１の光増幅器
の出力側に挿入された第１の光カプラと、前記第２の光
増幅器の出力側に挿入されて前記第１の光カプラの２次
側伝送路に２次側伝送路が接続された第２の光カプラと
を更に有し、１段後段（上り方向光ファイバ伝送路から
見て）の光増幅中継器内の前記第１の光グレーティング
により反射された監視信号光を前記第１の光カプラと前
記第２の光カプラを介して下り方向光ファイバ伝送路に
転送し、１段後段（下り方向光ファイバ伝送路から見
て）の光増幅中継器内の前記第２の光グレーティングに
より反射された監視信号光を前記第２の光カプラと前記
第１の光カプラを介して上り方向光ファイバ伝送路に転
送することを特徴とする。
の出力側に挿入された第１の光カプラと、前記第２の光
増幅器の出力側に挿入されて前記第１の光カプラの２次
側伝送路に２次側伝送路が接続された第２の光カプラと
を更に有し、１段後段（上り方向光ファイバ伝送路から
見て）の光増幅中継器内の前記第１の光グレーティング
により反射された監視信号光を前記第１の光カプラと前
記第２の光カプラを介して下り方向光ファイバ伝送路に
転送し、１段後段（下り方向光ファイバ伝送路から見
て）の光増幅中継器内の前記第２の光グレーティングに
より反射された監視信号光を前記第２の光カプラと前記
第１の光カプラを介して上り方向光ファイバ伝送路に転
送することを特徴とする。
【００１０】また前記第１の光グレーティングは上り方
向光ファイバ伝送路に直列に挿入され、前記第２の光グ
レーティングは下り方向光ファイバ伝送路に直列に挿入
されることを特徴とする。
向光ファイバ伝送路に直列に挿入され、前記第２の光グ
レーティングは下り方向光ファイバ伝送路に直列に挿入
されることを特徴とする。
【００１１】また前記転送手段は、前記第１の光増幅器
の入力側に挿入されて前記第１の光グレーティングが２
次側伝送路の順方向出力ポートに接続された第３の光カ
プラと、前記第２の光増幅器の入力側に挿入されて前記
第２の光グレーティングが２次側伝送路の順方向出力ポ
ートに接続された第４の光カプラとを更に有することを
特徴とする。
の入力側に挿入されて前記第１の光グレーティングが２
次側伝送路の順方向出力ポートに接続された第３の光カ
プラと、前記第２の光増幅器の入力側に挿入されて前記
第２の光グレーティングが２次側伝送路の順方向出力ポ
ートに接続された第４の光カプラとを更に有することを
特徴とする。
【００１２】また、上り方向光ファイバ伝送路上を伝送
される主信号光と監視信号光とを増幅する第１の光増幅
器と、下り方向光ファイバ伝送路上を伝送される主信号
光と監視信号光とを増幅する第２の光増幅器と、上り方
向光ファイバ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を
下り方向光ファイバ伝送路上へ転送し、下り方向光ファ
イバ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を上り方向
光ファイバ伝送路上へ転送する転送手段とを有する光増
幅中継器において、前記転送手段は、前記第１の光増幅
器の入力側に挿入され監視信号光の一部を反射する第１
の光グレーティングと、前記第２の光増幅器の入力側に
挿入され監視信号光の一部を反射する第２の光グレーテ
ィングと、前記第１の光増幅器の出力側に挿入された第
３の光グレーティングと、前記第２の光増幅器の出力側
に挿入された第４の光グレーティングとを有し、１段後
段（上り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継
器内の前記第１の光グレーティングにより反射され前記
上り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行する監視信号
光を前記第２の光増幅器の出力側に転送し、１段後段
（下り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継器
内の前記第２の光グレーティングにより反射され前記下
り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行する監視信号光
を前記第１の光増幅器の出力側に転送し、前記第３の光
グレーティングにより反射された監視信号光を前記第２
の光増幅器の出力側に転送し、前記第４の光グレーティ
ングにより反射された監視信号光を前記第１の光増幅器
の出力側に転送し、前記各光グレーティングの一部又は
全部が反射波長の異なる複数の光グレーティングの縦続
により構成されることを特徴とする。
される主信号光と監視信号光とを増幅する第１の光増幅
器と、下り方向光ファイバ伝送路上を伝送される主信号
光と監視信号光とを増幅する第２の光増幅器と、上り方
向光ファイバ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を
下り方向光ファイバ伝送路上へ転送し、下り方向光ファ
イバ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を上り方向
光ファイバ伝送路上へ転送する転送手段とを有する光増
幅中継器において、前記転送手段は、前記第１の光増幅
器の入力側に挿入され監視信号光の一部を反射する第１
の光グレーティングと、前記第２の光増幅器の入力側に
挿入され監視信号光の一部を反射する第２の光グレーテ
ィングと、前記第１の光増幅器の出力側に挿入された第
３の光グレーティングと、前記第２の光増幅器の出力側
に挿入された第４の光グレーティングとを有し、１段後
段（上り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継
器内の前記第１の光グレーティングにより反射され前記
上り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行する監視信号
光を前記第２の光増幅器の出力側に転送し、１段後段
（下り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継器
内の前記第２の光グレーティングにより反射され前記下
り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行する監視信号光
を前記第１の光増幅器の出力側に転送し、前記第３の光
グレーティングにより反射された監視信号光を前記第２
の光増幅器の出力側に転送し、前記第４の光グレーティ
ングにより反射された監視信号光を前記第１の光増幅器
の出力側に転送し、前記各光グレーティングの一部又は
全部が反射波長の異なる複数の光グレーティングの縦続
により構成されることを特徴とする。
【００１３】また前記転送手段は、前記第１の光増幅器
と前記第３の光グレーティングとの間に挿入された第１
の光カプラと、前記第２の光増幅器と前記第４の光グレ
ーティングとの間に挿入されて前記第１の光カプラの２
次側伝送路に２次側伝送路が接続された第２の光カプラ
とを更に有し、１段後段（上り方向光ファイバ伝送路か
ら見て）の光増幅中継器内の前記第１の光グレーティン
グにより反射された監視信号光及び前記第３の光グレー
ティングにより反射された監視信号光を前記第１の光カ
プラと前記第２の光カプラを介して下り方向光ファイバ
伝送路に転送し、１段後段（下り方向光ファイバ伝送路
から見て）の光増幅中継器内の前記第２の光グレーティ
ングにより反射された監視信号光及び前記第４の光グレ
ーティングにより反射された監視信号光を前記第２の光
カプラと前記第１の光カプラを介して上り方向光ファイ
バ伝送路に転送することを特徴とする。
と前記第３の光グレーティングとの間に挿入された第１
の光カプラと、前記第２の光増幅器と前記第４の光グレ
ーティングとの間に挿入されて前記第１の光カプラの２
次側伝送路に２次側伝送路が接続された第２の光カプラ
とを更に有し、１段後段（上り方向光ファイバ伝送路か
ら見て）の光増幅中継器内の前記第１の光グレーティン
グにより反射された監視信号光及び前記第３の光グレー
ティングにより反射された監視信号光を前記第１の光カ
プラと前記第２の光カプラを介して下り方向光ファイバ
伝送路に転送し、１段後段（下り方向光ファイバ伝送路
から見て）の光増幅中継器内の前記第２の光グレーティ
ングにより反射された監視信号光及び前記第４の光グレ
ーティングにより反射された監視信号光を前記第２の光
カプラと前記第１の光カプラを介して上り方向光ファイ
バ伝送路に転送することを特徴とする。
【００１４】また前記第１の光グレーティング及び前記
第３の光グレーティングは上り方向光ファイバ伝送路に
直列に挿入され、前記第２の光グレーティング及び前記
第４の光グレーティングは下り方向光ファイバ伝送路に
直列に挿入されることを特徴とする。
第３の光グレーティングは上り方向光ファイバ伝送路に
直列に挿入され、前記第２の光グレーティング及び前記
第４の光グレーティングは下り方向光ファイバ伝送路に
直列に挿入されることを特徴とする。
【００１５】また前記第３の光グレーティングは前記第
１の光増幅器の出力側に設けられる第１の光カプラの２
次側伝送路の順方向出力ポートに接続され、前記第４の
光グレーティングは前記第２の光増幅器の出力側に設け
られる第２の光カプラの２次側伝送路の順方向出力ポー
トに接続され、前記第３の光グレーティングで反射され
た監視信号光は前記第１の光カプラの２次側伝送路か
ら、前記第１の光カプラの２次側伝送路の逆方向出力ポ
ートと前記第２の光カプラの２次側伝送路の逆方向出力
ポートとを接続する光伝送路を介して前記第２の光カプ
ラの２次側伝送路に入り、ここで前記第２の光カプラの
１次側伝送路に光結合されて転送され、前記第４の光グ
レーティングで反射された監視信号光は前記第２の光カ
プラの２次側伝送路から、前記第１の光カプラの２次側
伝送路の逆方向出力ポートと前記第２の光カプラの２次
側伝送路の逆方向出力ポートとを接続する光伝送路を介
して前記第１の光カプラの２次側伝送路に入り、ここで
前記第１の光カプラの１次側伝送路に光結合されて転送
され、前記第１の光グレーティングは前記第１の光増幅
器の入力側に設けられる第３の光カプラの２次側伝送路
の順方向出力ポートに接続され、前記第２の光グレーテ
ィングは前記第２の光増幅器の入力側に設けられる第４
の光カプラの２次側伝送路の順方向出力ポートに接続さ
れ、前記第１の光グレーティングで反射され前記第３の
光カプラで前記上り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進
行するよう分岐された監視信号光は１段前段（上り方向
光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前記第
１の光カプラと前記第２の光カプラを介して下り方向光
ファイバ伝送路に転送され、前記第２の光グレーティン
グで反射され前記第４の光カプラで前記下り方向光ファ
イバ伝送路を逆方向に進行するよう分岐された監視信号
光は１段前段（下り方向光ファイバ伝送路から見て）の
光増幅中継器内の前記第１の光カプラと前記第２の光カ
プラを介して上り方向光ファイバ伝送路に転送されるこ
とを特徴とする。
１の光増幅器の出力側に設けられる第１の光カプラの２
次側伝送路の順方向出力ポートに接続され、前記第４の
光グレーティングは前記第２の光増幅器の出力側に設け
られる第２の光カプラの２次側伝送路の順方向出力ポー
トに接続され、前記第３の光グレーティングで反射され
た監視信号光は前記第１の光カプラの２次側伝送路か
ら、前記第１の光カプラの２次側伝送路の逆方向出力ポ
ートと前記第２の光カプラの２次側伝送路の逆方向出力
ポートとを接続する光伝送路を介して前記第２の光カプ
ラの２次側伝送路に入り、ここで前記第２の光カプラの
１次側伝送路に光結合されて転送され、前記第４の光グ
レーティングで反射された監視信号光は前記第２の光カ
プラの２次側伝送路から、前記第１の光カプラの２次側
伝送路の逆方向出力ポートと前記第２の光カプラの２次
側伝送路の逆方向出力ポートとを接続する光伝送路を介
して前記第１の光カプラの２次側伝送路に入り、ここで
前記第１の光カプラの１次側伝送路に光結合されて転送
され、前記第１の光グレーティングは前記第１の光増幅
器の入力側に設けられる第３の光カプラの２次側伝送路
の順方向出力ポートに接続され、前記第２の光グレーテ
ィングは前記第２の光増幅器の入力側に設けられる第４
の光カプラの２次側伝送路の順方向出力ポートに接続さ
れ、前記第１の光グレーティングで反射され前記第３の
光カプラで前記上り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進
行するよう分岐された監視信号光は１段前段（上り方向
光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前記第
１の光カプラと前記第２の光カプラを介して下り方向光
ファイバ伝送路に転送され、前記第２の光グレーティン
グで反射され前記第４の光カプラで前記下り方向光ファ
イバ伝送路を逆方向に進行するよう分岐された監視信号
光は１段前段（下り方向光ファイバ伝送路から見て）の
光増幅中継器内の前記第１の光カプラと前記第２の光カ
プラを介して上り方向光ファイバ伝送路に転送されるこ
とを特徴とする。
【００１６】また前記転送手段は、前記第１の光増幅器
の入力側に挿入されて前記第１の光グレーティングが２
次側伝送路の順方向出力ポートに接続された第３の光カ
プラと、前記第２の光増幅器の入力側に挿入されて前記
第２の光グレーティングが２次側伝送路の順方向出力ポ
ートに接続された第４の光カプラとを更に有し、前記第
３の光グレーティングは、前記第１の光カプラの２次側
伝送路の順方向出力ポートに接続され、前記第４の光グ
レーティングは、前記第２の光カプラの２次側伝送路の
順方向出力ポートに接続されることを特徴とする。ま
た、上り方向光ファイバ伝送路上を伝送される主信号光
と監視信号光とを増幅する第１の光増幅器と、下り方向
光ファイバ伝送路上を伝送される主信号光と監視信号光
とを増幅する第２の光増幅器と、上り方向光ファイバ伝
送路上を伝送される監視信号光の一部を下り方向光ファ
イバ伝送路上へ転送し、下り方向光ファイバ伝送路上を
伝送される監視信号光の一部を上り方向光ファイバ伝送
路上へ転送する転送手段とを有する光増幅中継器におい
て、 前記転送手段は、前記第１の光増幅器の入力側に挿
入され監視信号光の一部を反射する第１の光反射手段
と、前記第２の光増幅器の入力側に挿入され監視信号光
の一部を反射する第２の光反射手段と、前記第１の光増
幅器の出力側に挿入された第３の光反射手段と、前記第
２の光増幅器の出力側に挿入された第４の光反射手段と
を有し、１段後段（上り方向光ファイバ伝送路から見
て）の光増幅中継器内の前記第１の光反射手段により反
射され前記上り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行す
る監視信号光を前記第２の光増幅器の出力側に転送し、
１段後段（下り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増
幅中継器内の前記第２の光反射手段により反射され前記
下り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行する監視信号
光を前記第１の光増幅器の出力側に転送し、前記第３の
光反射手段により反射された監視信号光を前記第２の光
増幅器の出力側に転送し、前記第４の光反射手段により
反射された監視信号光を前記第１の光増幅器の出力側に
転送し、前記第１の光反射手段の反射波長と前記第３の
光反射手段の反射波長、及び前記第２の光反射手段の反
射波長と前記第４の光反射手段の反射波長は互いに異な
るよう設定されることを特徴とする。 また、上り方向光
ファイバ伝送路上を伝送される主信号光と監視信号光と
を増幅する第１の光増幅器と、下り方向光ファイバ伝送
路上を伝送される主信号光と監視信号光とを増幅する第
２の光増幅器と、上り方向光ファイバ伝送路上を伝送さ
れる監視信号光の一部を下り方向光ファイバ伝送路上へ
転送し、下り方向光ファイバ伝送路上を伝送される監視
信号光の一部を上り方向光ファイバ伝送路上へ転送する
転送手段とを有する光増幅中継器において、 前記転送手
段は、前記第１の光増幅器の入力側に挿入され監視信号
光の一部を反射する第１の光反射手段と、前記第２の光
増幅器の入力側に挿入され監視信号光の一部を反射する
第２の光反射手段とを有し、１段後段（上り方向光ファ
イバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前記第１の光
反射手段により反射され前記上り方向光ファイバ伝送路
を逆方向に進行する監視信号光を前記第２の光増幅器の
出力側に転送し、１段後段（下り方向光ファイバ伝送路
から見て）の光増幅中継器内の前記第２の光反射手段に
より反射され前記下り方向光ファイバ伝送路を逆方向に
進行する監視信号光を前記第１の光増幅器の出力側に転
送し、前記第１の光反射手段の反射波長は前記第２の光
反射手段の反射波長と異なるよう設定されることを特徴
とする。
の入力側に挿入されて前記第１の光グレーティングが２
次側伝送路の順方向出力ポートに接続された第３の光カ
プラと、前記第２の光増幅器の入力側に挿入されて前記
第２の光グレーティングが２次側伝送路の順方向出力ポ
ートに接続された第４の光カプラとを更に有し、前記第
３の光グレーティングは、前記第１の光カプラの２次側
伝送路の順方向出力ポートに接続され、前記第４の光グ
レーティングは、前記第２の光カプラの２次側伝送路の
順方向出力ポートに接続されることを特徴とする。ま
た、上り方向光ファイバ伝送路上を伝送される主信号光
と監視信号光とを増幅する第１の光増幅器と、下り方向
光ファイバ伝送路上を伝送される主信号光と監視信号光
とを増幅する第２の光増幅器と、上り方向光ファイバ伝
送路上を伝送される監視信号光の一部を下り方向光ファ
イバ伝送路上へ転送し、下り方向光ファイバ伝送路上を
伝送される監視信号光の一部を上り方向光ファイバ伝送
路上へ転送する転送手段とを有する光増幅中継器におい
て、 前記転送手段は、前記第１の光増幅器の入力側に挿
入され監視信号光の一部を反射する第１の光反射手段
と、前記第２の光増幅器の入力側に挿入され監視信号光
の一部を反射する第２の光反射手段と、前記第１の光増
幅器の出力側に挿入された第３の光反射手段と、前記第
２の光増幅器の出力側に挿入された第４の光反射手段と
を有し、１段後段（上り方向光ファイバ伝送路から見
て）の光増幅中継器内の前記第１の光反射手段により反
射され前記上り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行す
る監視信号光を前記第２の光増幅器の出力側に転送し、
１段後段（下り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増
幅中継器内の前記第２の光反射手段により反射され前記
下り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行する監視信号
光を前記第１の光増幅器の出力側に転送し、前記第３の
光反射手段により反射された監視信号光を前記第２の光
増幅器の出力側に転送し、前記第４の光反射手段により
反射された監視信号光を前記第１の光増幅器の出力側に
転送し、前記第１の光反射手段の反射波長と前記第３の
光反射手段の反射波長、及び前記第２の光反射手段の反
射波長と前記第４の光反射手段の反射波長は互いに異な
るよう設定されることを特徴とする。 また、上り方向光
ファイバ伝送路上を伝送される主信号光と監視信号光と
を増幅する第１の光増幅器と、下り方向光ファイバ伝送
路上を伝送される主信号光と監視信号光とを増幅する第
２の光増幅器と、上り方向光ファイバ伝送路上を伝送さ
れる監視信号光の一部を下り方向光ファイバ伝送路上へ
転送し、下り方向光ファイバ伝送路上を伝送される監視
信号光の一部を上り方向光ファイバ伝送路上へ転送する
転送手段とを有する光増幅中継器において、 前記転送手
段は、前記第１の光増幅器の入力側に挿入され監視信号
光の一部を反射する第１の光反射手段と、前記第２の光
増幅器の入力側に挿入され監視信号光の一部を反射する
第２の光反射手段とを有し、１段後段（上り方向光ファ
イバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前記第１の光
反射手段により反射され前記上り方向光ファイバ伝送路
を逆方向に進行する監視信号光を前記第２の光増幅器の
出力側に転送し、１段後段（下り方向光ファイバ伝送路
から見て）の光増幅中継器内の前記第２の光反射手段に
より反射され前記下り方向光ファイバ伝送路を逆方向に
進行する監視信号光を前記第１の光増幅器の出力側に転
送し、前記第１の光反射手段の反射波長は前記第２の光
反射手段の反射波長と異なるよう設定されることを特徴
とする。
【００１７】また前記各光反射手段は光グレーティング
で構成されることを特徴とする。
で構成されることを特徴とする。
【００１８】また前記各光グレーティングは光ファイバ
グレーティングで構成されることを特徴とする。
グレーティングで構成されることを特徴とする。
【００１９】また前記各光グレーティングは光導波路グ
レーティングで構成されることを特徴とする。
レーティングで構成されることを特徴とする。
【００２０】また前記各光グレーティングが光カプラの
２次側伝送路に接続されるとき、光減衰器と直列に接続
され、他端は無反射終端部で終端されることを特徴とす
る。
２次側伝送路に接続されるとき、光減衰器と直列に接続
され、他端は無反射終端部で終端されることを特徴とす
る。
【００２１】また前記各光グレーティングの一部又は全
部が反射波長の異なる複数の光グレーティングの縦続に
より構成されることを特徴とする。
部が反射波長の異なる複数の光グレーティングの縦続に
より構成されることを特徴とする。
【００２２】また前記第１の光反射手段の反射波長と前
記第３の光反射手段の反射波長、及び前記第２の光反射
手段の反射波長と前記第４の光反射手段の反射波長は互
いに異なるよう設定されることを特徴とする。
記第３の光反射手段の反射波長、及び前記第２の光反射
手段の反射波長と前記第４の光反射手段の反射波長は互
いに異なるよう設定されることを特徴とする。
【００２３】また前記第１の光反射手段の反射波長は前
記第２の光反射手段の反射波長と異なるよう設定される
ことを特徴とする。
記第２の光反射手段の反射波長と異なるよう設定される
ことを特徴とする。
【００２４】また前記各光カプラはその１次側伝送路は
前記上り（又は下り）光ファイバ伝送路に直列に挿入さ
れ、１次側伝送路を伝送される光が２次側伝送路に結合
して分岐し、２次側伝送路で接続先のないポートは無反
射終端部で終端され、２次側伝送路を伝送される光が１
次側伝送路に結合して分岐することを特徴とする。
前記上り（又は下り）光ファイバ伝送路に直列に挿入さ
れ、１次側伝送路を伝送される光が２次側伝送路に結合
して分岐し、２次側伝送路で接続先のないポートは無反
射終端部で終端され、２次側伝送路を伝送される光が１
次側伝送路に結合して分岐することを特徴とする。
【００２５】さらに前記監視信号光は適宜の変調を受け
た被変調光であることを特徴とする。
た被変調光であることを特徴とする。
【００２６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１は、本発明の一実施形態を示
すブロック図である。図１において、符号３ｃは第３の
光カプラ、符号３ｄは第４の光カプラ、符号４ｃは第３
の光減衰器、符号４ｄは第４の光減衰器、符号５ａは第
１の光反射手段（光反射手段は例えば光グレーティング
で構成される）、符号５ｂは第２の光反射手段、符号５
ｃは第３の光反射手段、符号５ｄは第４の光反射手段、
符号６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄはそれぞれ無反射終端部を
示す。図１からも明らかなように、上り方向と下り方向
は互いに対称になっているので、以下この明細書全文を
通じての説明では、上り方向の監視信号光の下り方向光
ファイバ伝送路への転送についてだけ説明する。
を参照して説明する。図１は、本発明の一実施形態を示
すブロック図である。図１において、符号３ｃは第３の
光カプラ、符号３ｄは第４の光カプラ、符号４ｃは第３
の光減衰器、符号４ｄは第４の光減衰器、符号５ａは第
１の光反射手段（光反射手段は例えば光グレーティング
で構成される）、符号５ｂは第２の光反射手段、符号５
ｃは第３の光反射手段、符号５ｄは第４の光反射手段、
符号６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄはそれぞれ無反射終端部を
示す。図１からも明らかなように、上り方向と下り方向
は互いに対称になっているので、以下この明細書全文を
通じての説明では、上り方向の監視信号光の下り方向光
ファイバ伝送路への転送についてだけ説明する。
【００２７】以下説明の便宜のため、各光カプラで、主
信号光の伝送路を１次側伝送路と言い、この１次側伝送
路に光結合した伝送路を２次側伝送路と言うことにす
る。１次側伝送路は、上り（又は下り）方向光ファイバ
伝送路に直列に挿入され、上り（又は下り）方向光ファ
イバ伝送路上を伝送される信号光と同一方向の光信号光
が２次側伝送路に分岐される。分岐された光信号光が出
力するポートを、２次側伝送路の順方向出力ポートと言
い、その逆側のポートを２次側伝送路の逆方向出力ポー
トと言うことにする。図２は、図１に示す光増幅中継器
１の動作を説明するためのブロック図であって、光カプ
ラ３ｃの作用を説明する必要から前段（上り方向に関し
て）の光増幅中継器１−１と後段（上り方向に関して）
の光増幅中継器１−２の２段接続を示してある。
信号光の伝送路を１次側伝送路と言い、この１次側伝送
路に光結合した伝送路を２次側伝送路と言うことにす
る。１次側伝送路は、上り（又は下り）方向光ファイバ
伝送路に直列に挿入され、上り（又は下り）方向光ファ
イバ伝送路上を伝送される信号光と同一方向の光信号光
が２次側伝送路に分岐される。分岐された光信号光が出
力するポートを、２次側伝送路の順方向出力ポートと言
い、その逆側のポートを２次側伝送路の逆方向出力ポー
トと言うことにする。図２は、図１に示す光増幅中継器
１の動作を説明するためのブロック図であって、光カプ
ラ３ｃの作用を説明する必要から前段（上り方向に関し
て）の光増幅中継器１−１と後段（上り方向に関して）
の光増幅中継器１−２の２段接続を示してある。
【００２８】前段の光増幅中継器１−１の第１の光カプ
ラ３ａの２次側伝送路には、結合された主信号光と監視
信号光とが１次側伝送路の光の進行方法と同一方向に進
行し、順方向出力ポートから出力して、第１の光減衰器
４ａを経て第１の光反射手段５ａに入る。ここで主信号
光は光反射手段５ａを通過し、無反射終端部６ａで拡散
されて消失する。また監視信号光は光反射手段５ａで反
射されて、光カプラ３ａの２次側伝送路の逆方向出力ポ
ートから光カプラ３ｂの２次側伝送路の逆方向出力ポー
トを経てその２次側伝送路を順方向に通過し、１次側伝
送路に結合されて転送される。
ラ３ａの２次側伝送路には、結合された主信号光と監視
信号光とが１次側伝送路の光の進行方法と同一方向に進
行し、順方向出力ポートから出力して、第１の光減衰器
４ａを経て第１の光反射手段５ａに入る。ここで主信号
光は光反射手段５ａを通過し、無反射終端部６ａで拡散
されて消失する。また監視信号光は光反射手段５ａで反
射されて、光カプラ３ａの２次側伝送路の逆方向出力ポ
ートから光カプラ３ｂの２次側伝送路の逆方向出力ポー
トを経てその２次側伝送路を順方向に通過し、１次側伝
送路に結合されて転送される。
【００２９】次に後段の光増幅中継器１−２の第３の光
カプラ３ｃの作用について説明する。後段の光増幅中継
器１−２の第１の光増幅器２ａの入力側の主信号光と監
視信号光とは、第３の光カプラ３ｃによってその２次側
伝送路に結合され、第３の光減衰器４ｃ、第３の光反射
手段５ｃ、第３の無反射終端部６ｃ方向へ進み、監視信
号光だけが反射されて光カプラ３ｃの２次側伝送路内を
逆方向に進行し、光カプラ３ｃの１次側伝送路に逆方向
に進行する監視信号光が分岐され、上り方向光ファイバ
伝送路を逆行して前段の光増幅中継器（１−１）に入
り、第１の光カプラ３ａ、第２の光カプラ３ｂを介して
下り方向光ファイバ伝送路の方向へ出力される。
カプラ３ｃの作用について説明する。後段の光増幅中継
器１−２の第１の光増幅器２ａの入力側の主信号光と監
視信号光とは、第３の光カプラ３ｃによってその２次側
伝送路に結合され、第３の光減衰器４ｃ、第３の光反射
手段５ｃ、第３の無反射終端部６ｃ方向へ進み、監視信
号光だけが反射されて光カプラ３ｃの２次側伝送路内を
逆方向に進行し、光カプラ３ｃの１次側伝送路に逆方向
に進行する監視信号光が分岐され、上り方向光ファイバ
伝送路を逆行して前段の光増幅中継器（１−１）に入
り、第１の光カプラ３ａ、第２の光カプラ３ｂを介して
下り方向光ファイバ伝送路の方向へ出力される。
【００３０】図３は本発明の監視方法の一実施形態を示
すブロック図であり、図において、符号７、８は送受信
端局装置、９は光ファイバ伝送路、１０は光送信機、１
１は合波用の光カプラ、１２、１３は光増幅器、１４は
分波用の光カプラ、１５は光バンドパスフィルタ、１６
は光受信器、１７、１８は分岐用の光カプラ、１９は伝
送路監視装置である。図３の構成でも、上り方向光ファ
イバ伝送路と下り方向光ファイバ伝送路とは互いに対称
になっているので、光送受信端局７から光送受信端局８
に到る上り方向光ファイバ伝送路に対してだけ説明す
る。また光増幅中継器１−１、１−２の動作について
は、既に図２について説明しているので重複した説明は
省略する。
すブロック図であり、図において、符号７、８は送受信
端局装置、９は光ファイバ伝送路、１０は光送信機、１
１は合波用の光カプラ、１２、１３は光増幅器、１４は
分波用の光カプラ、１５は光バンドパスフィルタ、１６
は光受信器、１７、１８は分岐用の光カプラ、１９は伝
送路監視装置である。図３の構成でも、上り方向光ファ
イバ伝送路と下り方向光ファイバ伝送路とは互いに対称
になっているので、光送受信端局７から光送受信端局８
に到る上り方向光ファイバ伝送路に対してだけ説明す
る。また光増幅中継器１−１、１−２の動作について
は、既に図２について説明しているので重複した説明は
省略する。
【００３１】光送受信端局７内の各光送信機１０はそれ
ぞれ異なる波長の光を発生し、これらの光がそれぞれ異
なる信号（ＤＡＴＡ１〜ＤＡＴＡ４）により変調される
（例えばＰＣＭ変調）。これら光送信機１０からの出力
が光カプラ１１により合波されて波長多重の主信号光と
なり、光増幅中継機１を経て光送受信端局８に入り、光
増幅器１３で増幅され、光カプラ１４で分波され、各光
バンドパスフィルタ１５によりそれぞれの波長の主信号
光に分離され、それぞれの光受信器１６で受信検波され
て信号（ＤＡＴＡ１〜ＤＡＴＡ４）が再生される。
ぞれ異なる波長の光を発生し、これらの光がそれぞれ異
なる信号（ＤＡＴＡ１〜ＤＡＴＡ４）により変調される
（例えばＰＣＭ変調）。これら光送信機１０からの出力
が光カプラ１１により合波されて波長多重の主信号光と
なり、光増幅中継機１を経て光送受信端局８に入り、光
増幅器１３で増幅され、光カプラ１４で分波され、各光
バンドパスフィルタ１５によりそれぞれの波長の主信号
光に分離され、それぞれの光受信器１６で受信検波され
て信号（ＤＡＴＡ１〜ＤＡＴＡ４）が再生される。
【００３２】一方、監視信号光は伝送路監視装置１９に
より送信され、光カプラ１７で光ファイバ伝送路９上の
主信号光と合波される。この監視信号光は図２について
説明したように下り方向伝送路に一部転送され、光カプ
ラ１８で分岐されて伝送監視装置１９に入る。伝送監視
装置１９では、送信した監視信号光と受信した監視信号
光の強度振幅、位相、周波数、時間差情報に基づき、そ
れぞれの光増幅中継器１が正常に動作しているか否かを
監視する。
より送信され、光カプラ１７で光ファイバ伝送路９上の
主信号光と合波される。この監視信号光は図２について
説明したように下り方向伝送路に一部転送され、光カプ
ラ１８で分岐されて伝送監視装置１９に入る。伝送監視
装置１９では、送信した監視信号光と受信した監視信号
光の強度振幅、位相、周波数、時間差情報に基づき、そ
れぞれの光増幅中継器１が正常に動作しているか否かを
監視する。
【００３３】図４は、図３の伝送路監視装置１９で観察
した監視信号光強度の時間的変化を示す動作タイムチャ
ートである。ところで、図１の第１の光反射手段５ａと
第３の光反射手段５ｃとの反射波長を同一にしておく
と、第１の光増幅器２ａの出力点で返送される監視信号
光と、第１の光増幅器２ａの入力点で返送される監視信
号光とを区別することが困難になるので、第１の光反射
手段５ａの反射波長λｓｖ１１と第３の光反射手段５ｃ
との反射波長λｓｖ１２とは異なる波長にしておく方が
便利である。監視信号光として波長λｓｖ１１を使用す
ると第３の光反射手段５ｃは透過して、第１の光増幅器
２ａの入力点で返送される監視信号光はなくなり、第１
の光増幅器２ａの出力点で返送される監視信号光だけが
得られる。また監視信号光として波長λｓｖ１２を使用
すると第１の光反射手段５ａは透過して、第１の光増幅
器２ａの出力点で返送される監視信号光はなくなり、第
１の光増幅器２ａの入力点で返送される監視信号光だけ
が得られる。
した監視信号光強度の時間的変化を示す動作タイムチャ
ートである。ところで、図１の第１の光反射手段５ａと
第３の光反射手段５ｃとの反射波長を同一にしておく
と、第１の光増幅器２ａの出力点で返送される監視信号
光と、第１の光増幅器２ａの入力点で返送される監視信
号光とを区別することが困難になるので、第１の光反射
手段５ａの反射波長λｓｖ１１と第３の光反射手段５ｃ
との反射波長λｓｖ１２とは異なる波長にしておく方が
便利である。監視信号光として波長λｓｖ１１を使用す
ると第３の光反射手段５ｃは透過して、第１の光増幅器
２ａの入力点で返送される監視信号光はなくなり、第１
の光増幅器２ａの出力点で返送される監視信号光だけが
得られる。また監視信号光として波長λｓｖ１２を使用
すると第１の光反射手段５ａは透過して、第１の光増幅
器２ａの出力点で返送される監視信号光はなくなり、第
１の光増幅器２ａの入力点で返送される監視信号光だけ
が得られる。
【００３４】図４はこのようにして得られた監視信号光
の強さを示すもので、図面に監視光１と記してあるのは
波長λｓｖ１１の監視信号光を、監視光２と記してある
のは波長λｓｖ１２の監視信号光を示す。波長λｓｖ１
１の監視信号光と波長λｓｖ１２の監視信号光を同時に
伝送し、伝送路監視装置１９内で光フィルタにより分離
して測定してもよい。図４では、光増幅器２ａの出力側
と入力側との監視信号光の強さの比が正確に測定できる
ことを表している。
の強さを示すもので、図面に監視光１と記してあるのは
波長λｓｖ１１の監視信号光を、監視光２と記してある
のは波長λｓｖ１２の監視信号光を示す。波長λｓｖ１
１の監視信号光と波長λｓｖ１２の監視信号光を同時に
伝送し、伝送路監視装置１９内で光フィルタにより分離
して測定してもよい。図４では、光増幅器２ａの出力側
と入力側との監視信号光の強さの比が正確に測定できる
ことを表している。
【００３５】以上は好適な実施形態について本発明を説
明したが、本発明では多種、多様の変形が可能である。
例えば図１に示す実施形態では、光反射手段（５ａ、５
ｂ、５ｃ、５ｄ）は総て光カプラ（３ａ、３ｂ、３ｃ、
３ｄ）の２次側伝送路に接続しているが、これを上り方
向及び下り方向の光ファイバ伝送路に直接挿入すること
としてもよい。但し、この場合は監視信号光の一部だけ
を反射するように設計する。図５は本発明の他の実施形
態を示すブロック図で、図５の光反射手段（５ａ、５
ｂ、５ｃ、５ｄ）は図１の同一符号の光反射手段と同一
機能を達成できることは言うまでもない。またこの場
合、第１の光カプラ３ａと第２の光カプラ３ｂの２次側
伝送路は共に無反射終端部６ａ、６ｂで終端される。
明したが、本発明では多種、多様の変形が可能である。
例えば図１に示す実施形態では、光反射手段（５ａ、５
ｂ、５ｃ、５ｄ）は総て光カプラ（３ａ、３ｂ、３ｃ、
３ｄ）の２次側伝送路に接続しているが、これを上り方
向及び下り方向の光ファイバ伝送路に直接挿入すること
としてもよい。但し、この場合は監視信号光の一部だけ
を反射するように設計する。図５は本発明の他の実施形
態を示すブロック図で、図５の光反射手段（５ａ、５
ｂ、５ｃ、５ｄ）は図１の同一符号の光反射手段と同一
機能を達成できることは言うまでもない。またこの場
合、第１の光カプラ３ａと第２の光カプラ３ｂの２次側
伝送路は共に無反射終端部６ａ、６ｂで終端される。
【００３６】また図１に示す実施形態では、第３の光反
射手段で反射された監視信号光は１段前段の光増幅中継
器１で対向回線を構成する伝送路へ転送されたが、この
転送を当該光増幅中継器１内で実行するよう構成しても
よい。図６は本発明の更に他の実施形態を示すブロック
図で、図６では第４の光カプラ３ｄを設け、第３の光反
射手段５ｃで反射された監視信号光を第４の光カプラ３
ｄを経て下り方向光ファイバ伝送路へ転送する。同様
に、第４の光反射手段５ｄで反射された監視信号光は第
１の光カプラ３ａを介して上り方向光ファイバ伝送路に
転送される。
射手段で反射された監視信号光は１段前段の光増幅中継
器１で対向回線を構成する伝送路へ転送されたが、この
転送を当該光増幅中継器１内で実行するよう構成しても
よい。図６は本発明の更に他の実施形態を示すブロック
図で、図６では第４の光カプラ３ｄを設け、第３の光反
射手段５ｃで反射された監視信号光を第４の光カプラ３
ｄを経て下り方向光ファイバ伝送路へ転送する。同様
に、第４の光反射手段５ｄで反射された監視信号光は第
１の光カプラ３ａを介して上り方向光ファイバ伝送路に
転送される。
【００３７】図７は本発明の更に他の実施形態を示すブ
ロック図で、図７は光反射手段が２段縦続されている例
で、光反射手段５ａに対し光反射手段５ｅが縦続され、
光反射手段５ｂに対し光反射手段５ｆが縦続され、光反
射手段５ｃに対し光反射手段５ｇが縦続され、光反射手
段５ｄに対し光反射手段５ｈが縦続されている。この実
施形態では、監視信号光の波長選択の自由度が増大し、
或は波長の異なる監視信号光を複数転送することが可能
になる。
ロック図で、図７は光反射手段が２段縦続されている例
で、光反射手段５ａに対し光反射手段５ｅが縦続され、
光反射手段５ｂに対し光反射手段５ｆが縦続され、光反
射手段５ｃに対し光反射手段５ｇが縦続され、光反射手
段５ｄに対し光反射手段５ｈが縦続されている。この実
施形態では、監視信号光の波長選択の自由度が増大し、
或は波長の異なる監視信号光を複数転送することが可能
になる。
【００３８】さらに、本発明の目的を達成するには、光
増幅中継器の光増幅器（２ａ、２ｂ）の入力点か出力点
かの何れかの点から、監視信号光を対向回線を構成する
伝送路に転送すれば足る。図１２は本発明の更に他の実
施形態を示すブロック図で、本実施形態は図５の構成か
ら光反射手段５ａと５ｂを削除したものであり、光増幅
器（２ａ、２ｂ）の入力点からだけ、監視信号光を、対
向回線を構成する伝送路に転送しているが、この構成で
本発明の目的を達成できることは明らかである。
増幅中継器の光増幅器（２ａ、２ｂ）の入力点か出力点
かの何れかの点から、監視信号光を対向回線を構成する
伝送路に転送すれば足る。図１２は本発明の更に他の実
施形態を示すブロック図で、本実施形態は図５の構成か
ら光反射手段５ａと５ｂを削除したものであり、光増幅
器（２ａ、２ｂ）の入力点からだけ、監視信号光を、対
向回線を構成する伝送路に転送しているが、この構成で
本発明の目的を達成できることは明らかである。
【００３９】図１３は本発明の更に他の実施形態を示す
ブロック図で、図１２において伝送路に直接挿入されて
いた光反射手段５ｃ、５ｄを、光カプラ３ｃ、３ｄを設
けてその２次側伝送路へ挿入したもので、光カプラの結
合損失だけ光グレーティングの反射率を高くしておけ
ば、図１２の回路と同様に動作する。図１４は本発明の
更に他の実施形態を示すブロック図で、図５の構成から
光反射手段５ｃと５ｄを削除したもので、光増幅器（２
ａ、２ｂ）の出力点からだけ監視信号光を対向回線を構
成する伝送路に転送しているが、この構成で本発明の目
的を達成できることは明らかである。図１５は本発明の
更に他の実施形態を示すブロック図で、図１４において
伝送路に直接挿入されていた光反射手段５ａ、５ｂを、
光カプラ３ａ、３ｂの２次側伝送路へ接続したもので、
光カプラの結合損失だけ光反射手段の反射率を高くして
おけば、図１４の回路と同様に動作する。
ブロック図で、図１２において伝送路に直接挿入されて
いた光反射手段５ｃ、５ｄを、光カプラ３ｃ、３ｄを設
けてその２次側伝送路へ挿入したもので、光カプラの結
合損失だけ光グレーティングの反射率を高くしておけ
ば、図１２の回路と同様に動作する。図１４は本発明の
更に他の実施形態を示すブロック図で、図５の構成から
光反射手段５ｃと５ｄを削除したもので、光増幅器（２
ａ、２ｂ）の出力点からだけ監視信号光を対向回線を構
成する伝送路に転送しているが、この構成で本発明の目
的を達成できることは明らかである。図１５は本発明の
更に他の実施形態を示すブロック図で、図１４において
伝送路に直接挿入されていた光反射手段５ａ、５ｂを、
光カプラ３ａ、３ｂの２次側伝送路へ接続したもので、
光カプラの結合損失だけ光反射手段の反射率を高くして
おけば、図１４の回路と同様に動作する。
【００４０】図１６は本発明の更に他の実施形態を示す
ブロック図である。図１３の構成では、光反射手段５
ｃ、５ｄで反射された監視信号光は、１つ前段の光増幅
中継器１まで戻って対向回線を構成する伝送路へ転送さ
れたが、本実施形態では光カプラ３ｃ、３ｄを設けて当
該光増幅中継器１内で対向回線を構成する伝送路へ転送
されるようにしたものである。図１７は本発明の更に他
の実施形態を示すブロック図で、図１６において伝送路
に直接挿入されていた光反射手段５ｃ、５ｄを、光カプ
ラ３ｃ、３ｄの２次側伝送路へ接続したもので、光カプ
ラの結合損失だけ光反射手段の反射率を高くしておけ
ば、図１６の構成と同様に動作する。
ブロック図である。図１３の構成では、光反射手段５
ｃ、５ｄで反射された監視信号光は、１つ前段の光増幅
中継器１まで戻って対向回線を構成する伝送路へ転送さ
れたが、本実施形態では光カプラ３ｃ、３ｄを設けて当
該光増幅中継器１内で対向回線を構成する伝送路へ転送
されるようにしたものである。図１７は本発明の更に他
の実施形態を示すブロック図で、図１６において伝送路
に直接挿入されていた光反射手段５ｃ、５ｄを、光カプ
ラ３ｃ、３ｄの２次側伝送路へ接続したもので、光カプ
ラの結合損失だけ光反射手段の反射率を高くしておけ
ば、図１６の構成と同様に動作する。
【００４１】図１８は本発明の更に他の実施形態を示す
ブロック図で、図１６の回路が光増幅器２ａ、２ｂの入
力点において監視信号光の一部を光反射手段（５ｃ、５
ｄ）で反射させているのに対し、本実施形態では光増幅
器２ａ、２ｂの出力点において監視信号光の一部を光反
射手段（５ｃ、５ｄ）で反射させる構成としている点が
異なる。また、図１９は本発明の更に他の実施形態を示
すブロック図で、図１８において伝送路に直接挿入され
ていた光反射手段５ｃ、５ｄを、光カプラ３ａ、３ｂの
２次側伝送路へ挿入した点が異なる。
ブロック図で、図１６の回路が光増幅器２ａ、２ｂの入
力点において監視信号光の一部を光反射手段（５ｃ、５
ｄ）で反射させているのに対し、本実施形態では光増幅
器２ａ、２ｂの出力点において監視信号光の一部を光反
射手段（５ｃ、５ｄ）で反射させる構成としている点が
異なる。また、図１９は本発明の更に他の実施形態を示
すブロック図で、図１８において伝送路に直接挿入され
ていた光反射手段５ｃ、５ｄを、光カプラ３ａ、３ｂの
２次側伝送路へ挿入した点が異なる。
【００４２】なお本発明に使用される光反射手段は光グ
レーティングであり、光グレーティングは光ファイバグ
レーティングまたは光導波路グレーティングを使用し、
反射率の波長特性を尖鋭なものとすることができる。更
に上り方向光ファイバ伝送路に使用する監視信号光の波
長と下り方向光ファイバ伝送路に使用する監視信号光の
波長とは同一波長にすることも異なる波長にすることも
できる。
レーティングであり、光グレーティングは光ファイバグ
レーティングまたは光導波路グレーティングを使用し、
反射率の波長特性を尖鋭なものとすることができる。更
に上り方向光ファイバ伝送路に使用する監視信号光の波
長と下り方向光ファイバ伝送路に使用する監視信号光の
波長とは同一波長にすることも異なる波長にすることも
できる。
【００４３】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、光グ
レーティングで監視信号光だけを反射して対向回線に転
送するようにしたので、主信号光に影響を与えずに監視
信号光を転送することができる。また、光グレーティン
グは反射波長帯域を尖鋭にすることが出来るので、監視
信号光の波長を主信号光の波長に近接させることができ
る。更に、光増幅器の出力側と入力側の双方から監視信
号光を対向回線に転送することができるので、光増幅器
の入力パワー、その出力パワー、および増幅利得を監視
することができるようになる等の効果がある。
レーティングで監視信号光だけを反射して対向回線に転
送するようにしたので、主信号光に影響を与えずに監視
信号光を転送することができる。また、光グレーティン
グは反射波長帯域を尖鋭にすることが出来るので、監視
信号光の波長を主信号光の波長に近接させることができ
る。更に、光増幅器の出力側と入力側の双方から監視信
号光を対向回線に転送することができるので、光増幅器
の入力パワー、その出力パワー、および増幅利得を監視
することができるようになる等の効果がある。
【図１】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図２】図１の光増幅中継器の動作を説明するためのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図３】本発明の光増幅中継器を用いた伝送路の監視方
法の一実施形態を示すブロック図である。
法の一実施形態を示すブロック図である。
【図４】端局で観察される転送された監視信号光の波形
を示す動作タイムチャートである。
を示す動作タイムチャートである。
【図５】本発明の他の実施形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図６】本発明の更に他の実施形態を示すブロック図で
ある。
ある。
【図７】本発明の更に他の実施形態を示すブロック図で
ある。
ある。
【図８】従来の技術の一例を説明するためのブロック図
である。
である。
【図９】図８に示す装置の動作を説明するためのブロッ
ク図である。
ク図である。
【図１０】従来の技術の他の一例を説明するためのブロ
ック図である。
ック図である。
【図１１】図１０の光増幅中継装置の動作を説明するた
めのブロック図である。
めのブロック図である。
【図１２】本発明の更に他の実施形態を示すブロック図
である。
である。
【図１３】本発明の更に他の実施形態を示すブロック図
である。
である。
【図１４】本発明の更に他の実施形態を示すブロック図
である。
である。
【図１５】本発明の更に他の実施形態を示すブロック図
である。
である。
【図１６】本発明の更に他の実施形態を示すブロック図
である。
である。
【図１７】本発明の更に他の実施形態を示すブロック図
である。
である。
【図１８】本発明の更に他の実施形態を示すブロック図
である。
である。
【図１９】本発明の更に他の実施形態を示すブロック図
である。
である。
１、１−１、１−２ 光増幅中継器 ２ａ 第１の光増幅器 ２ｂ 第２の光増幅器 ３ａ 第１の光カプラ ３ｂ 第２の光カプラ ３ｃ 第３の光カプラ ３ｄ 第４の光カプラ ４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ 光減衰器 ５ａ 第１の光反射手段 ５ｂ 第２の光反射手段 ５ｃ 第３の光反射手段 ５ｄ 第４の光反射手段 ５ｅ、５ｆ、５ｇ、５ｈ 光反射手段 ６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄ 無反射終端部 １９ 伝送路監視手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米山 賢一 東京都港区芝五丁目７番１号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平９−18411（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−268600（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−51401（ＪＰ，Ａ) 特開 平11−266205（ＪＰ，Ａ) 特開2000−31907（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−97629（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−191291（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−32731（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 H04B 3/46
Claims (24)
- 【請求項１】 上り方向光ファイバ伝送路上を伝送され
る主信号光と監視信号光とを増幅する第１の光増幅器
と、下り方向光ファイバ伝送路上を伝送される主信号光
と監視信号光とを増幅する第２の光増幅器と、上り方向
光ファイバ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を下
り方向光ファイバ伝送路上へ転送し、下り方向光ファイ
バ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を上り方向光
ファイバ伝送路上へ転送する転送手段とを有する光増幅
中継器において、 前記転送手段は、前記第１の光増幅器の入力側に挿入さ
れ監視信号光の一部を反射する第１の光グレーティング
と、前記第２の光増幅器の入力側に挿入され監視信号光
の一部を反射する第２の光グレーティングとを有し、１
段後段（上り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅
中継器内の前記第１の光グレーティングにより反射され
前記上り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行する監視
信号光を前記第２の光増幅器の出力側に転送し、１段後
段（下り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継
器内の前記第２の光グレーティングにより反射され前記
下り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行する監視信号
光を前記第１の光増幅器の出力側に転送し、前記各光グ
レーティングの一部又は全部が反射波長の異なる複数の
光グレーティングの縦続により構成されることを特徴と
する光増幅中継器。 - 【請求項２】 請求項１記載の光増幅中継器において、 前記転送手段は、前記第１の光増幅器の出力側に挿入さ
れた第１の光カプラと、前記第２の光増幅器の出力側に
挿入されて前記第１の光カプラの２次側伝送路に２次側
伝送路が接続された第２の光カプラとを更に有し、１段
後段（上り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中
継器内の前記第１の光グレーティングにより反射された
監視信号光を前記第１の光カプラと前記第２の光カプラ
を介して下り方向光ファイバ伝送路に転送し、１段後段
（下り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継器
内の前記第２の光グレーティングにより反射された監視
信号光を前記第２の光カプラと前記第１の光カプラを介
して上り方向光ファイバ伝送路に転送することを特徴と
する光増幅中継器。 - 【請求項３】 請求項１又は２記載の光増幅中継器にお
いて、 前記第１の光グレーティングは上り方向光ファイバ伝送
路に直列に挿入され、前記第２の光グレーティングは下
り方向光ファイバ伝送路に直列に挿入されることを特徴
とする光増幅中継器。 - 【請求項４】 請求項２記載の光増幅中継器において、 前記転送手段は、前記第１の光増幅器の入力側に挿入さ
れて前記第１の光グレーティングが２次側伝送路の順方
向出力ポートに接続された第３の光カプラと、前記第２
の光増幅器の入力側に挿入されて前記第２の光グレーテ
ィングが２次側伝送路の順方向出力ポートに接続された
第４の光カプラとを更に有することを特徴とする光増幅
中継器。 - 【請求項５】 上り方向光ファイバ伝送路上を伝送され
る主信号光と監視信号光とを増幅する第１の光増幅器
と、下り方向光ファイバ伝送路上を伝送される主信号光
と監視信号光とを増幅する第２の光増幅器と、上り方向
光ファイバ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を下
り方向光ファイバ伝送路上へ転送し、下り方向光ファイ
バ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を上り方向光
ファイバ伝送路上へ転送する転送手段とを有する光増幅
中継器において、 前記転送手段は、前記第１の光増幅器の入力側に挿入さ
れ監視信号光の一部を反射する第１の光グレーティング
と、前記第２の光増幅器の入力側に挿入され監視信号光
の一部を反射する第２の光グレーティングと、前記第１
の光増幅器の出力側に挿入された第３の光グレーティン
グと、前記第２の光増幅器の出力側に挿入された第４の
光グレーティングとを有し、１段後段（上り方向光ファ
イバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前記第１の光
グレーティングにより反射され前記上り方向光ファイバ
伝送路を逆方向に進行する監視信号光を前記第２の光増
幅器の出力側に転送し、１段後段（下り方向光ファイバ
伝送路から見て）の光増幅中継器内の前記第２の光グレ
ーティングにより反射され前記下り方向光ファイバ伝送
路を逆方向に進行する監視信号光を前記第１の光増幅器
の出力側に転送し、前記第３の光グレーティングにより
反射された監視信号光を前記第２の光増幅器の出力側に
転送し、前記第４の光グレーティングにより反射された
監視信号光を前記第１の光増幅器の出力側に転送し、前
記各光グレーティングの一部又は全部が反射波長の異な
る複数の光グレーティングの縦続により構成されること
を特徴とする光増幅中継器。 - 【請求項６】 請求項５記載の光増幅中継器において、 前記転送手段は、前記第１の光増幅器と前記第３の光グ
レーティングとの間に挿入された第１の光カプラと、前
記第２の光増幅器と前記第４の光グレーティングとの間
に挿入されて前記第１の光カプラの２次側伝送路に２次
側伝送路が接続された第２の光カプラとを更に有し、１
段後段（上り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅
中継器内の前記第１の光グレーティングにより反射され
た監視信号光及び前記第３の光グレーティングにより反
射された監視信号光を前記第１の光カプラと前記第２の
光カプラを介して下り方向光ファイバ伝送路に転送し、
１段後段（下り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増
幅中継器内の前記第２の光グレーティングにより反射さ
れた監視信号光及び前記第４の光グレーティングにより
反射された監視信号光を前記第２の光カプラと前記第１
の光カプラを介して上り方向光ファイバ伝送路に転送す
ることを特徴とする光増幅中継器。 - 【請求項７】 請求項５又は６記載の光増幅中継器にお
いて、 前記第１の光グレーティング及び前記第３の光グレーテ
ィングは上り方向光ファイバ伝送路に直列に挿入され、
前記第２の光グレーティング及び前記第４の光グレーテ
ィングは下り方向光ファイバ伝送路に直列に挿入される
ことを特徴とする光増幅中継器。 - 【請求項８】 請求項５記載の光増幅中継器において、 前記第３の光グレーティングは前記第１の光増幅器の出
力側に設けられる第１の光カプラの２次側伝送路の順方
向出力ポートに接続され、前記第４の光グレーティング
は前記第２の光増幅器の出力側に設けられる第２の光カ
プラの２次側伝送路の順方向出力ポートに接続され、前
記第３の光グレーティングで反射された監視信号光は前
記第１の光カプラの２次側伝送路から、前記第１の光カ
プラの２次側伝送路の逆方向出力ポートと前記第２の光
カプラの２次側伝送路の逆方向出力ポートとを接続する
光伝送路を介して前記第２の光カプラの２次側伝送路に
入り、ここで前記第２の光カプラの１次側伝送路に光結
合されて転送され、前記第４の光グレーティングで反射
された監視信号光は前記第２の光カプラの２次側伝送路
から、前記第１の光カプラの２次側伝送路の逆方向出力
ポートと前記第２の光カプラの２次側伝送路の逆方向出
力ポートとを接続する光伝送路を介して前記第１の光カ
プラの２次側伝送路に入り、ここで前記第１の光カプラ
の１次側伝送路に光結合されて転送され、前記第１の光
グレーティングは前記第１の光増幅器の入力側に設けら
れる第３の光カプラの２次側伝送路の順方向出力ポート
に接続され、前記第２の光グレーティングは前記第２の
光増幅器の入力側に設けられる第４の光カプラの２次側
伝送路の順方向出力ポートに接続され、前記第１の光グ
レーティングで反射され前記第３の光カプラで前記上り
方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行するよう分岐され
た監視信号光は１段前段（上り方向光ファイバ伝送路か
ら見て）の光増幅中継器内の前記第１の光カプラと前記
第２の光カプラを介して下り方向光ファイバ伝送路に転
送され、前記第２の光グレーティングで反射され前記第
４の光カプラで前記下り方向光ファイバ伝送路を逆方向
に進行するよう分岐された監視信号光は１段前段（下り
方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前
記第１の光カプラと前記第２の光カプラを介して上り方
向光ファイバ伝送路に転送されることを特徴とする光増
幅中継器。 - 【請求項９】 請求項６記載の光増幅中継器において、 前記転送手段は、前記第１の光増幅器の入力側に挿入さ
れて前記第１の光グレーティングが２次側伝送路の順方
向出力ポートに接続された第３の光カプラと、前記第２
の光増幅器の入力側に挿入されて前記第２の光グレーテ
ィングが２次側伝送路の順方向出力ポートに接続された
第４の光カプラとを更に有し、 前記第３の光グレーティングは、前記第１の光カプラの
２次側伝送路の順方向出力ポートに接続され、前記第４
の光グレーティングは、前記第２の光カプラの２次側伝
送路の順方向出力ポートに接続されることを特徴とする
光増幅中継器。 - 【請求項１０】 上り方向光ファイバ伝送路上を伝送さ
れる主信号光と監視信号光とを増幅する第１の光増幅器
と、下り方向光ファイバ伝送路上を伝送される主信号光
と監視信号光とを増幅する第２の光増幅器と、上り方向
光ファイバ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を下
り方向光ファイバ伝送路上へ転送し、下り方向光ファイ
バ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を上り方向光
ファイバ伝送路上へ転送する転送手段とを有する光増幅
中継器において、 前記転送手段は、前記第１の光増幅器の入力側に挿入さ
れ監視信号光の一部を反射する第１の光反射手段と、前
記第２の光増幅器の入力側に挿入され監視信号 光の一部
を反射する第２の光反射手段と、前記第１の光増幅器の
出力側に挿入された第３の光反射手段と、前記第２の光
増幅器の出力側に挿入された第４の光反射手段とを有
し、１段後段（上り方向光ファイバ伝送路から見て）の
光増幅中継器内の前記第１の光反射手段により反射され
前記上り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行する監視
信号光を前記第２の光増幅器の出力側に転送し、１段後
段（下り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継
器内の前記第２の光反射手段により反射され前記下り方
向光ファイバ伝送路を逆方向に進行する監視信号光を前
記第１の光増幅器の出力側に転送し、前記第３の光反射
手段により反射された監視信号光を前記第２の光増幅器
の出力側に転送し、前記第４の光反射手段により反射さ
れた監視信号光を前記第１の光増幅器の出力側に転送
し、前記第１の光反射手段の反射波長と前記第３の光反
射手段の反射波長、及び前記第２の光反射手段の反射波
長と前記第４の光反射手段の反射波長は互いに異なるよ
う設定される ことを特徴とする光増幅中継器。 - 【請求項１１】 請求項１０記載の光増幅中継器におい
て、前記転送手段は、前記第１の光増幅器と前記第３の光反
射手段との間に挿入された第１の光カプラと、前記第２
の光増幅器と前記第４の光反射手段との間に挿入されて
前記第１の光カプラの２次側伝送路に２次側伝送路が接
続された第２の光カプラとを更に有し、１段後段（上り
方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前
記第１の光反射手段により反射された監視信号光及び前
記第３の光反射手段により反射された監視信号光を前記
第１の光カプラと前記第２の光カプラを介して下り方向
光ファイバ伝送路に転送し、１段後段（下り方向光ファ
イバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前記第２の光
反射手段により反射された監視信号光及び前記第４の光
反射手段により反射された監視信号光を前記第２の光カ
プラと前記第１の光カプラを介して上り方向光ファイバ
伝送路に転送する ことを特徴とする光増幅中継器。 - 【請求項１２】 請求項１０又は１１記載の光増幅中継
器において、前記第１の光反射手段及び前記第３の光反射手段は上り
方向光ファイバ伝送路に直列に挿入され、前記第２の光
反射手段及び前記第４の光反射手段は下り方向光ファイ
バ伝送路に直列に挿入される ことを特徴とする光増幅中
継器。 - 【請求項１３】 請求項１０記載の光増幅中継器におい
て、前記第３の光反射手段は前記第１の光増幅器の出力側に
設けられる第１の光カプラの２次側伝送路の順方向出力
ポートに接続され、前記第４の光反射手段は前記第２の
光増幅器の出力側に設けられる第２の光カプラの２次側
伝送路の順方向出力ポートに接続され、前記第３の光反
射手段で反射された監視信号光は前記第１の光カプラの
２次側伝送路から、前記第１の光カプラの２次側伝送路
の逆方向出力ポートと前記第２の光カプラの２次側伝送
路の逆方向出力ポートとを接続する光伝送路を介して前
記第２の光カプラの２次側伝送路に入り、ここで前記第
２の光カプラの１次側伝送路に光結合されて転送され、
前記第４の光反射手段で反射された監視信号光は前記第
２の光カプラの２次側伝送路から、前記第１の光カプラ
の２次側伝送路の逆方向出力ポートと前記第２の光カプ
ラの２次側伝送路の逆方向出力ポートとを接続する光伝
送路を介して前記第１の光カプラの２次側伝送路に入
り、ここで前記第１の光カプラの１次側伝送路に光結合
されて転送され、前記第１の光反射手段は前記第１の光
増幅器の入力側に設けられる第３の光カプラの２次側伝
送路の順方向出力ポートに接続され、前記第２の光反射
手段は前記第２の光増幅器の入力側に設けられる第４の
光カプラの２次側伝送路の順方向出力ポートに接続さ
れ、前記第１の光反射手段で反射され前記第３の光カプ
ラで前記上り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行する
よう分岐された監視信号光は１段前段（上り方向光ファ
イバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前記第１の光
カプラと前記第２の光カプラを介して下り方向光ファイ
バ伝送路に転送され、前記第２の光反射手段で反射され
前記第４の光カプラで前記下り方向光ファイバ伝送路を
逆方向に進行するよう分岐された監視信号光は１段前段
（下り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継器
内の前記第１の光カプラと前記第２の光カプラを介して
上り方向光ファイバ伝送路に転送される ことを特徴とす
る光増幅中継器。 - 【請求項１４】 請求項１１記載の光増幅中継器におい
て、前記転送手段は、前記第１の光増幅器の入力側に挿入さ
れて前記第１の光反射手段が２次側伝送路の順方向出力
ポートに接続された第３の光カプラと、前記第２の光増
幅器の入力側に挿入されて前記第２の光反射手段が２次
側伝送路の順方 向出力ポートに接続された第４の光カプ
ラとを更に有し、 前記第３の光反射手段は、前記第１の光カプラの２次側
伝送路の順方向出力ポートに接続され、前記第４の光反
射手段は、前記第２の光カプラの２次側伝送路の順方向
出力ポートに接続される ことを特徴とする光増幅中継
器。 - 【請求項１５】 上り方向光ファイバ伝送路上を伝送さ
れる主信号光と監視信号光とを増幅する第１の光増幅器
と、下り方向光ファイバ伝送路上を伝送される主信号光
と監視信号光とを増幅する第２の光増幅器と、上り方向
光ファイバ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を下
り方向光ファイバ伝送路上へ転送し、下り方向光ファイ
バ伝送路上を伝送される監視信号光の一部を上り方向光
ファイバ伝送路上へ転送する転送手段とを有する光増幅
中継器において、 前記転送手段は、前記第１の光増幅器の入力側に挿入さ
れ監視信号光の一部を反射する第１の光反射手段と、前
記第２の光増幅器の入力側に挿入され監視信号光の一部
を反射する第２の光反射手段とを有し、１段後段（上り
方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前
記第１の光反射手段により反射され前記上り方向光ファ
イバ伝送路を逆方向に進行する監視信号光を前記第２の
光増幅器の出力側に転送し、１段後段（下り方向光ファ
イバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前記第２の光
反射手段により反射され前記下り方向光ファイバ伝送路
を逆方向に進行する監視信号光を前記第１の光増幅器の
出力側に転送し、前記第１の光反射手段の反射波長は前
記第２の光反射手段の反射波長と異なるよう設定される
ことを特徴とする光増幅中継器。 - 【請求項１６】 請求項１５記載の光増幅中継器におい
て、前記転送手段は、前記第１の光増幅器の出力側に挿入さ
れた第１の光カプラと、前記第２の光増幅器の出力側に
挿入されて前記第１の光カプラの２次側伝送路に２次側
伝送路が接続された第２の光カプラとを更に有し、１段
後段（上り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中
継器内の前記第１の光反射手段により反射された監視信
号光を前記第１の光カプラと前記第２の光カプラを介し
て下り方向光ファイバ伝送路に転送し、１段後段（下り
方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前
記第２の光反射手段により反射された監視信号光を前記
第２の光カプラと前記第１の光カプラを介して上り方向
光ファイバ伝送路に転送す る ことを特徴とする光増幅中
継器。 - 【請求項１７】 請求項１５又は１６記載の光増幅中継
器において、前記第１の光反射手段は上り方向光ファイバ伝送路に直
列に挿入され、前記第２の光反射手段は下り方向光ファ
イバ伝送路に直列に挿入される ことを特徴とする光増幅
中継器。 - 【請求項１８】 請求項１６記載の光増幅中継器におい
て、前記転送手段は、前記第１の光増幅器の入力側に挿入さ
れて前記第１の光反射手段が２次側伝送路の順方向出力
ポートに接続された第３の光カプラと、前記第２の光増
幅器の入力側に挿入されて前記第２の光反射手段が２次
側伝送路の順方向出力ポートに接続された第４の光カプ
ラとを更に有する ことを特徴とする光増幅中継器。 - 【請求項１９】 請求項１５記載の光増幅中継器におい
て、 前記転送手段は、前記第１の光増幅器の出力側に挿入さ
れた第３の光反射手段と、前記第２の光増幅器の出力側
に挿入された第４の光反射手段とを更に有し、前記第３
の光反射手段により反射された監視信号光を前記第２の
光増幅器の出力側に転送し、前記第４の光反射手段によ
り反射された監視信号光を前記第１の光増幅器の出力側
に転送することを特徴とする光増幅中継器。 - 【請求項２０】 請求項１９記載の光増幅中継器におい
て、 前記転送手段は、前記第１の光増幅器と前記第３の光反
射手段との間に挿入された第１の光カプラと、前記第２
の光増幅器と前記第４の光反射手段との間に挿入されて
前記第１の光カプラの２次側伝送路に２次側伝送路が接
続された第２の光カプラとを更に有し、１段後段（上り
方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前
記第１の光反射手段により反射された監視信号光及び前
記第３の光反射手段により反射された監視信号光を前記
第１の光カプラと前記第２の光カプラを介して下り方向
光ファイバ伝送路に転送し、１段後段（下り方向光ファ
イバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前記第２の光
反射手段により反射された監視信号光及び前記第４の光
反射手段により反射された監視信号光を前記第２の光カ
プラと前記第１の光カプラを介して上り方向光ファイバ
伝送路に転送することを特徴とする光増幅中継器。 - 【請求項２１】 請求項１９又は２０記載の光増幅中継
器において、 前記第１の光反射手段及び前記第３の光反射手段は上り
方向光ファイバ伝送路に直列に挿入され、前記第２の光
反射手段及び前記第４の光反射手段は下り方向光ファイ
バ伝送路に直列に挿入されることを特徴とする光増幅中
継器。 - 【請求項２２】 請求項１９記載の光増幅中継器におい
て、 前記第３の光反射手段は前記第１の光増幅器の出力側に
設けられる第１の光カプラの２次側伝送路の順方向出力
ポートに接続され、前記第４の光反射手段は前記第２の
光増幅器の出力側に設けられる第２の光カプラの２次側
伝送路の順方向出力ポートに接続され、前記第３の光反
射手段で反射された監視信号光は前記第１の光カプラの
２次側伝送路から、前記第１の光カプラの２次側伝送路
の逆方向出力ポートと前記第２の光カプラの２次側伝送
路の逆方向出力ポートとを接続する光伝送路を介して前
記第２の光カプラの２次側伝送路に入り、ここで前記第
２の光カプラの１次側伝送路に光結合されて転送され、
前記第４の光反射手段で反射された監視信号光は前記第
２の光カプラの２次側伝送路から、前記第１の光カプラ
の２次側伝送路の逆方向出力ポートと前記第２の光カプ
ラの２次側伝送路の逆方向出力ポートとを接続する光伝
送路を介して前記第１の光カプラの２次側伝送路に入
り、ここで前記第１の光カプラの１次側伝送路に光結合
されて転送され、前記第１の光反射手段は前記第１の光
増幅器の入力側に設けられる第３の光カプラの２次側伝
送路の順方向出力ポートに接続され、前記第２の光反射
手段は前記第２の光増幅器の入力側に設けられる第４の
光カプラの２次側伝送路の順方向出力ポートに接続さ
れ、前記第１の光反射手段で反射され前記第３の光カプ
ラで前記上り方向光ファイバ伝送路を逆方向に進行する
よう分岐された監視信号光は１段前段（上り方向光ファ
イバ伝送路から見て）の光増幅中継器内の前記第１の光
カプラと前記第２の光カプラを介して下り方向光ファイ
バ伝送路に転送され、前記第２の光反射手段で反射され
前記第４の光カプラで前記下り方向光ファイバ伝送路を
逆方向に進行するよう分岐された監視信号光は１段前段
（下り方向光ファイバ伝送路から見て）の光増幅中継器
内の前記第１の光カプラと前記第２の光カプラを介して
上り方向光ファイバ伝送路に転送されることを特徴とす
る光増幅中継器。 - 【請求項２３】 請求項２０記載の光増幅中継器におい
て、 前記転送手段は、前記第１の光増幅器の入力側に挿入さ
れて前記第１の光反射手段が２次側伝送路の順方向出力
ポートに接続された第３の光カプラと、前記第２の光増
幅器の入力側に挿入されて前記第２の光反射手段が２次
側伝送路の順方向出力ポートに接続された第４の光カプ
ラとを更に有し、 前記第３の光反射手段は、前記第１の光カプラの２次側
伝送路の順方向出力ポートに接続され、前記第４の光反
射手段は、前記第２の光カプラの２次側伝送路の順方向
出力ポートに接続されることを特徴とする光増幅中継
器。 - 【請求項２４】 請求項１〜２３いずれか記載の光増幅
中継器において、 前記監視信号光は適宜の変調を受けた被変調光であるこ
とを特徴とする光増幅中継器。
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