JP4010877B2 - 光伝送システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光伝送システムに関し、特にWDM(Wavelength Division Multiplex:波長分離多重)の光伝送を行う光伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信ネットワーク技術は、マルチメディア通信の基盤形成の核となるもので、一層のサービスの高度化、広域化が望まれている。また、近年の爆発的なインターネットの普及などで、伝送容量は増大の一途をたどっており、現状の1本の光ファイバに1つの波長の光信号を伝送するシステムでは、伝送容量が不足し、例えば、動画データのやりとりには多くの時間がかかっている。
【0003】
このため、既設の光ファイバを有効活用する技術としてWDMが開発されている。WDMは、波長の異なる光を多重して、1本の光ファイバで複数チャネルの信号を同時に伝送する方式である。
【0004】
図20はWDMのリングネットワーク構成を示す図である。WDM伝送を行うノード301〜304は、ノード間が光ファイバケーブルで接続されて、リング構成をとっている。また、ノード301〜304それぞれには、例えば、SONET/SDHの複数の伝送装置301a〜301dが接続して、OADM(Optical Add Drop Multiplex)の制御が行われる。
【0005】
すなわち、ノード301〜304それぞれは、伝送装置301a〜301dでAddされた信号を光多重して、1本の光ファイバケーブルにまとめてリング内を伝送させたり、リング内を伝送していた信号の光分離を行って、伝送装置301a〜301dへDropしたりする。
【0006】
図21はOADMを行うノードの概略構成を示す図である。ノード301は、光スイッチ301−1、AWG(Array Wave-guide Grating:アレイ導波路型光合分波器)301−2を含み、ノード302は、光スイッチ302−1、AWG302−2を含む。
【0007】
ノード301の光スイッチ301−1は、リング内を伝送してきた光信号と、伝送装置301aに対しAdd/Dropする光信号とのスイッチ処理を行う。AWG301−2は、光スイッチ301−1から出力された光信号を合波して、波長多重信号を生成し、光ファイバケーブル上に出力する。
【0008】
ノード302のAWG302−2は、受信した波長多重信号を波長毎に分波する。光スイッチ302−1は、分波された光信号と、伝送装置302aに対しAdd/Dropする光信号とのスイッチ処理を行う。
【0009】
このように、WDMネットワークは、各ノード上でOADMを行い、光の合分波を行うAWGを用いて、波長多重信号を生成して伝送することにより、光通信を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような、光信号を合分波するAWGは、WDMネットワークを構築する際に、必要不可欠なデバイスである。通常のAWGは、石英系ガラスの光導波路を用いた光回路で構成されて(量産性に優れ、WDMシステムに数多く導入されている)、複数波長の光信号を波長毎により分ける。
【0011】
また、AWGでは、透過特性(または損失特性)が、ガウス型の波形となるガウシアンタイプと、平坦な波形となるフラットトップタイプの2種類があり、一般には高速大容量のWDMネットワークに対しては、フラットトップタイプAWGが用いられている。
【0012】
しかし、フラットトップタイプAWGは、光のスペクトルが完全にフラットになることはなく、実際にはわずかな歪みが生じる。したがって、複数ノードを経由して、フラットトップタイプAWGを多段に通過してきた光信号では、歪みが蓄積されて歪み量が大きくなってしまう。
【0013】
すると、単位波長の中心波長近傍(中心波長を含む)で、平坦性が保てなくなるので、伝送品質が悪化するといった問題があった。したがって、フラットトップタイプAWGを用いた、従来のWDMネットワークでは、伝送品質の悪化を防止するために(光スペクトルの平坦性が崩れるのを防止するために)、設置できるノードの数が限定されてしまうので、運用効率の高い光ネットワークを構築することができなかった。
【0014】
一方、AWG単体のフラット特性は光学フィルタを多数重ねることで向上することは可能であるが、この場合損失が大きくなるため、これを補う光増幅器を搭載する必要がある。このため、コストアップにつながるだけでなく、光雑音を累積し、光S/Nの劣化を招くといった問題があった。
【0015】
また、受信端でフラット特性をスペクトルアナライザで測定し、フィードバック制御を行う場合には、送信側に白色光など帯域の広い試験光源及びスペクトルアナライザを用意する必要があり、制御が複雑になるといった問題があった。
【0016】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、AWGの透過特性をネットワーク全体で簡易な制御を用いて改善して、伝送品質の向上を図った光伝送システムを低コストで提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、WDMの光伝送を行う光伝送システム1において、各波長に対する光信号に対して、誤り訂正符号のエンコードを行う送信トランスポンダ12−1〜12−nと、合波器側動作温度にもとづき、受信側でシフトされた方向とは反対方向へ波長の透過帯域をシフトして、光信号の合波を行い、波長多重した光信号を出力する光合波部11と、受信側から送信された誤り訂正量にもとづいて、合波器側動作温度を設定する合波器側温度制御部14と、から構成される光送信装置10と、分波器側動作温度にもとづき、波長の透過帯域を短波長方向または長波長方向へシフトして、波長多重された光信号の分波を行う光分波部21と、各波長に対する光信号の誤り訂正符号のデコードを行う受信トランスポンダ22−1〜22−nと、受信トランスポンダ22−1〜22−nから誤り訂正量を収集する誤り訂正監視部23と、収集された誤り訂正量にもとづいて、分波器側動作温度を設定する分波器側温度制御部24と、から構成される光受信装置20と、を有することを特徴とする光伝送システム1が提供される。
【0018】
ここで、光分波部21は、分波器側動作温度にもとづき、波長の透過帯域を短波長方向または長波長方向へシフトして、波長多重された光信号の分波を行う。受信トランスポンダ22−1〜22−nは、各波長に対する光信号の誤り訂正符号のデコードを行う。誤り訂正監視部23は、受信トランスポンダ22−1〜22−nから誤り訂正量を収集する。分波器側温度制御部24は、誤り訂正量にもとづいて、分波器側動作温度を設定する。送信トランスポンダ12−1〜12−nは、各波長に対する光信号に対して、誤り訂正符号のエンコードを行う。光合波部11は、合波器側動作温度にもとづき、光受信装置20でシフトされた方向とは反対方向へ波長の透過帯域をシフトして、光信号の合波を行い、波長多重した光信号を出力する。合波器側温度制御部14は、光受信装置20から送信された誤り訂正量にもとづいて、合波器側動作温度を設定する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は光伝送システムの原理図である。光伝送システム1は、光送信装置10と光受信装置20から構成されて、WDMの光伝送を行う。
【0020】
なお、光送信装置10と光受信装置20の機能は、実際には1台の同一の装置(ノード)内に含まれ、それらの装置が自回線と対回線の光ファイバケーブルで接続することでシステムが構築される。
【0021】
光受信装置20に対し、光分波部21は、フラットトップタイプAWGを分波器として機能させており、波長多重された主信号を受信して、波長毎に分波する。また、この場合、分波器側動作温度(光分波部21の動作温度)にもとづき、波長の透過帯域(損失帯域としても効果は同じであり、以降ではシフトすべき帯域は透過帯域として統一する)を単位ステップで短波長方向または長波長方向へシフトして分波を行う。
【0022】
なお、AWGは、石英ガラスの屈折率温度依存性により、透過波長が温度によって変化する。すなわち、中心波長は温度依存性を持っており、光伝送システム1では、この温度依存性を利用して、透過帯域をシフトさせている。
【0023】
受信トランスポンダ22−1〜22−nは、光分波部21で波長毎に分波された光信号をそれぞれ受信して、光送信装置10側で付加された誤り訂正符号の検出を行う(すなわち、FEC(Forward Error Correction)のデコード処理を行う)。
【0024】
誤り訂正監視部23は、受信トランスポンダ22−1〜22−nから、各波長に対する光信号の誤り訂正量を収集する。ここで、複数ノードを経由して、フラットトップタイプAWGを多段に通過してきた光信号では、既述したように歪みが蓄積されるので、伝送品質が低下している。誤り訂正監視部23では、伝送品質低下に伴って増加する誤り訂正量を、波長λ1〜λnそれぞれの光信号に対して収集するものである。
【0025】
分波器側温度制御部24は、ペルチェ素子やヒータなどを含み、誤り訂正量にもとづいて、分波器側動作温度を設定する。分波器側温度制御部24は、あらかじめ、誤り訂正量と設定温度との対応表を持っており、誤り訂正量が小さくなっていくように、対応表にもとづいて、光分波部21への動作温度が調節される。
【0026】
光レベル測定部25は、受信トランスポンダ22−1〜22−nで受信された各光信号の光レベルを測定し、光レベル情報を生成する。
なお、WDM通信では、主信号の他に、1MHz〜150MHz程度のOSC(Optical Supervisory channel)と呼ばれる光の制御信号がある。誤り訂正監視部23及び光レベル測定部25では、誤り訂正量及び光レベル情報を、このOSC回線に挿入して、光送信装置10へ送信する。
【0027】
光送信装置10に対し、光合波部11は、フラットトップタイプAWGを合波器として機能させており、合波器側動作温度(光合波部11の動作温度)にもとづき、光受信装置20でシフトされた方向とは反対方向へ、単位ステップで波長の透過帯域をシフトして、光信号の合波を行い、波長多重した光信号を出力する。
【0028】
例えば、光受信装置20側の光分波部21が短波長方向へ透過帯域をシフトした場合には、光合波部11は長波長方向へシフトし、光分波部21が長波長方向へ透過帯域をシフトした場合には、光合波部11は短波長方向へシフトする(光受信装置20のシフト量と、光送信装置10のシフト量は同じである)。
【0029】
合波器側温度制御部14は、ペルチェ素子やヒータなどを含み、光受信装置20から送信された誤り訂正量にもとづいて、合波器側動作温度を設定する。合波器側温度制御部14は、あらかじめ、誤り訂正量と設定温度との対応表を持っており、誤り訂正量が小さくなっていくように、対応表にもとづいて、光合波部11への動作温度が調節される。
【0030】
送信トランスポンダ12−1〜12−nは、各波長に対する光信号に対して、誤り訂正符号を付加する(すなわち、FECのエンコード処理を行う)。光可変減衰器16−1〜16−nは、送信トランスポンダ12−1〜12−nからの光信号を、光レベル制御部15の指示にもとづき、減衰量を制御して光合波部11へ送信する。
【0031】
光レベル制御部15は、光受信装置20から送信された光レベル情報にもとづき、光可変減衰器16−1〜16−nに対して光レベルを調整するための指示を与える。なお、温度制御により透過帯域が平坦化していく様子については図6〜図8で後述する。
【0032】
に解決したい問題点について詳しく説明する。AWGには、上述したように、ガウシアンタイプとフラットトップタイプのものがある。図2はガウシアンタイプAWGの損失特性を示す図である。縦軸に損失率、横軸に波長をとる。図に示すように、光スペクトルSgは、単位波長の中心波長で、損失率が最も低くなるガウシアン形状のスペクトルとなる。
【0033】
図3はフラットトップタイプAWGの損失特性の生成過程を示す図である。縦軸に損失率、横軸に波長をとる。フラットトップタイプAWGは、ガウシアン形状の損失特性の光スペクトルSgに対して、相反する特性の光スペクトルScとなる光フィルタを、ガウシアンタイプAWG内に設けることで、中心波長近傍で、フラットな光スペクトルSfを実現している。ただし、完全にフラットにさせることは難しく、わずかな歪みが生じることになる。
【0034】
ここでガウシアンタイプの光スペクトルSgと、フラットトップタイプの光スペクトルSfを見比べてわかるように、ガウシアンタイプの利点としては、フラットトップタイプよりも低損失であることがわかる(上述の光フィルタが存在しないため)。
【0035】
また、フラットトップタイプでは、光フィルタが存在するため損失は大きくなるが、ガウシアンタイプよりも広帯域であることがわかる(中心波長でフラットにしているから)。
【0036】
一方、現状のWDMでは、伝送速度が2.5Gb/sまたは10Gb/sのチャネルを束ねる製品が主流であるが、40Gb/s対応の製品も開発されている。また、各チャネルの伝送に使う単位波長の周波数と、隣り合う単位波長の周波数間隔は、従来、Cバンドと呼ばれる波長1550nmの領域のみを使用していた。
【0037】
WDMによって大容量化を図るということは、異なる波長の光信号をできる限り多く束ねることであるから、隣り合う単位波長の周波数間隔が狭いほど、同時に伝送できるチャネル数が多くなり、大容量化が可能となる。したがって、Cバンドの波長領域内で、単位波長毎の周波数間隔をできるだけ狭くすればよいことになる。
【0038】
ところが、伝送速度が高速化すると、多重化すべき単位波長を伝送速度の周波数で変調した際、変調前は鋭いピークであった単位波長が、ピークを対称軸として、側波帯という広がりを持つことになる。すると、側波帯の発生によって、単位波長は左右に広がって、2つの波長が重なる領域がでてしまい、干渉して混信が発生し、正確な通信が行えなくなる。
【0039】
図4は伝送速度と単位波長の周波数間隔の限界を示す図である。隣り合う単位波長の周波数間隔が50GHzの信号の場合を例に考える。信号を変調すると波形に広がりが生じる。
【0040】
10GHzで変調した場合には、隣り合った単位波長の周波数間隔には、すきまが存在するため互いに干渉することはなく、正確な通信が可能である。ところが、40GHzで変調した場合には、すきまがなくなるため、隣り合った単位波長が互いに干渉して、正確な通信が行えなくなる。
【0041】
したがって、伝送速度をさらに高速化して大容量化する場合、Cバンドの波長領域内で単位波長毎の周波数間隔を狭くするといった方針をとるのではなく、現状のWDM技術では、多重化に利用する波長領域を拡大することで対応している。具体的には、CバンドにLバンドと呼ばれる1580nmの波長領域を追加し、この2つの波長領域を利用することで伝送容量を拡大している。
【0042】
Cバンド、Lバンドの波長領域を利用したWDMでは、高速の信号(例えば、OC(Optical Carrier)−192(10Gb/s))を効率よく多重することができる。ただし、伝送時に行われる変調のため、上述したように、各チャネルの信号には側波帯が生じている(この側波帯領域にも情報が含まれている)。
【0043】
したがって、OC−192などの高速信号を対象としたWDMネットワークでは、各ノードで側波帯を持つ信号の合分波を行うことになるため、AWGとしては、広帯域型のフラットトップタイプAWGを利用することになる(側波帯の領域も透過させるため)。
【0044】
ところが、フラットトップタイプAWGは、上述したように、中心波長近傍で完全にフラットになることは難しく実際には歪みが生じる。このため、複数ノードを経由してフラットトップタイプAWGを多段に通過してきた信号は、歪みが蓄積して歪み量が大きくなり、平坦性が保てなくなる。
【0045】
図5は歪みが蓄積された光スペクトルを示す図である。縦軸に損失率、横軸に波長をとる。1つのフラットトップタイプAWGを通過したときの光スペクトルSf−1の歪み量は小さいものであるが、複数のノードでフラットトップタイプAWGを多段に通過してきた場合では、光スペクトルSf−nの歪み量は大きくなっており、平坦性が大きく崩れている。
【0046】
単位波長の中心波長近傍で平坦性が大きく崩れると、側波帯の領域までフィルタリングすることができないので、伝送品質の悪化を引き起こすことになる。本発明では、平坦性を維持できるように透過特性を改善して、フラットトップタイプAWGを用いたWDMネットワークの伝送品質及び信頼性の向上を図るものである。
【0047】
に温度制御により透過帯域が平坦化していく様子について図6〜図8の概念図を用いて説明する。図6は透過帯域を短波長方向へシフトした場合の図であり、図7は透過帯域を長短波長方向へシフトした場合の図である。また、図8は透過帯域が平坦化された場合の図である。いずれの図も縦軸は透過率、横軸は波長であり、細実線がシフト前、太実線がシフト後である。
【0048】
図6に対し、光受信装置20では、光分波部21において、光スペクトルSf1の中心波長が短波長方向へシフトするように、分波器側温度制御部24は動作温度を設定する。
【0049】
図7に対し、光送信装置10では、光合波部11において、光スペクトルSf1の中心波長が長波長方向へシフトするように、合波器側温度制御部14は動作温度を設定する。このような温度制御を行うと、図8のように、光受信装置20の光分波部21で、中心波長で歪みが蓄積されずに平坦化した、光スペクトルSf1aを得ることができる。
【0050】
また、このように中心波長近傍で平坦化された、透過特性の光スペクトルSf1aを得た場合には、光受信装置20で収集される誤り訂正量は小さい値になっている。
【0051】
ここで、透過帯域の平坦性をkとすると、式(1)で表される。Lは損失、λは波長である。
【0052】
【数1】
k=dL/dλ (1)
式(1)からわかるように、平坦性を示すk値は、波長帯域幅と損失量の比で表される。高品質な光伝送を行う場合には、所定のk値を満たすことが必要であり、例えば、10Gb/sの伝送を行う場合、符号誤り率(BER:全符号の個数とその間に誤って受信された符号の個数の割合)=10-12の伝送品質を維持するためには、k値=±12(dB/nm)、波長帯域としてはf0±0.08nm(f0:中心波長)が必要とされている(f0を中心に0.16nmの幅である)。
【0053】
したがって、10Gb/sの伝送を行う場合には、上記のk値が満たされるように、温度制御を行うことになる。すなわち、透過帯域の短波長側または長波長側へのシフトでは、例えば、0.01nmを単位ステップ量として、誤り訂正量が最小になるように、中心波長から段階的にシフトしていけばよい。
【0054】
なお、上記の説明では、光受信装置20が透過帯域を短波長方向へシフトさせ、光送信装置10が長波長方向へシフトさせることとしたが、光受信装置20が透過帯域を長波長方向へシフトさせ、光送信装置10が短波長方向へシフトさせてもよい。
【0055】
また、この透過帯域のシフト方向(光送受信装置のどちらが短波長方向または長波長方向にシフトするか)及びシフト量(単位ステップの量)は、分波器側温度制御部24、合波器側温度制御部14にあらかじめ設定しておく(分波器側温度制御部24と合波器側温度制御部14がOSCを用いて通信することで、互いの設定情報をやりとりするような構成にしてもよい)。
【0056】
図9は光伝送システム1の温度制御の動作を示すフローチャートである。
〔S1〕分波器側温度制御部24及び合波器側温度制御部14は、AWG透過帯域の中心を中心波長と一致させる。
〔S2〕誤り訂正監視部23は、λ1〜λnの各光信号の誤り訂正量を収集し、分波器側温度制御部24及び合波器側温度制御部14へ通知する。
〔S3〕分波器側温度制御部24は、透過帯域を短波長方向へ単位ステップシフトし、合波器側温度制御部14は、透過帯域を長波長方向へ単位ステップシフトする。
〔S4〕誤り訂正監視部23は、誤り訂正量が最小値か否かを判断する。最小値でなければステップS2へ戻り、最小値ならばステップS5へ行く。
〔S5〕誤り訂正監視部23は、最小値を記憶し、現在の状態が誤り訂正量が最小である旨を分波器側温度制御部24及び合波器側温度制御部14へ通知する。その後、分波器側温度制御部24及び合波器側温度制御部14は、最小値にもとづく動作温度を最適値として設定する。そして、システム立ち上げ時には、分波器側温度制御部24及び合波器側温度制御部14は、この最適値の温度から運用を開始することになる(このフローでは、送受信側で単位ステップシフトを1回行う度に、受信側で誤り訂正量を収集・通知し、再び送受信側で単位ステップシフトを1回行うということを繰り返して、最適温度を見つけている)。
【0057】
次に光レベル測定部25及び光レベル制御部15について説明する。図10は光ファイバの非線形効果による光スペクトルへの影響を示す図である。各波長に対する光信号は、ノイズ部分であるASE(Amplified Spontaneous Emission:自然放射雑音)と信号光成分とからなる。
【0058】
WDMの波長多重信号が光ファイバ中を長距離伝送すると、光ファイバの非線形効果(ラマン効果)によって、波長多重信号の短波長側は減衰し、長波長側は増加するようなチルト(傾き)が発生する。
【0059】
このため、受信側で所定のOSNR(Optical Signal Noise Ratio:光領域のS/N)を確保するために、送信側で光可変減衰器16−1〜16−nを入れて光パワーを調整して、あらかじめ逆特性のチルトを持たせて、受信側で信号光のレベルが一定となるようにする。
【0060】
一方、図3で上述したように、フラットトップタイプAWGでは、ガウシアン形状の特性の逆特性を持つ光フィルタが内部に設けられているため、光合波部11、光分波部21自体の光損失も、ガウシアンタイプAWGの光損失よりも大きな値として存在している。
【0061】
したがって、光レベル損失を補償するために、光受信装置20に光レベル測定部25を設け、光送信装置10に光レベル制御部15を設けている。光レベル測定部25は、各光信号の光レベルを測定して光レベル情報を生成し、OSCにより光レベル制御部15へ送信する。そして、光レベル制御部15は、光レベル情報にもとづいて、光可変減衰器16−1〜16−nの減衰量を調整・設定することで、光ファイバの非線形効果による光レベル変動及びフラットトップタイプAWG(光合波部11と光分波部21)自身の光レベル損失の両方を補償する。
【0062】
次に温度制御を一定にして透過帯域をシフトしないで、透過特性を平坦化する場合の光伝送システムについて説明する。図11は光伝送システムの構成を示す図である。光伝送システム1aは、光送信装置30と光受信装置40から構成されて、WDMの光伝送を行う。
【0063】
なお、光送信装置30と光受信装置40の機能は、実際には1台の同一の装置(ノード)内に含まれ、それらの装置が自回線と対回線の光ファイバケーブルで接続することでシステムが構築される。
【0064】
光受信装置40に対し、光分波部41は、フラットトップタイプAWGを分波器として機能させており、波長多重された光信号の分波を行う。また、図1のシステムで上述したような温度制御は行わず、動作温度は一定とする(透過帯域のシフトは行わない)。
【0065】
受信トランスポンダ42−1〜42−nは、光分波部41で波長毎に分波された光信号をそれぞれ受信する。光パフォーマンス監視部43は、光スペクトルアナライズ機能を有し、受信トランスポンダ42−1〜42−nで受信された光信号に対し、符号誤り率(BER)及び光レベルを測定する。そして、これらの測定結果を含む光パフォーマンス情報を生成して、OSCを用いて光送信装置30へ送信する。
【0066】
光送信装置30に対し、光合波部31は、フラットトップタイプAWGを合波器として機能させており、光信号の合波を行い、波長多重した光信号を出力する。また、図1のシステムで上述したような温度制御は行わず、動作温度は一定とする(透過帯域のシフトは行わない)。
【0067】
光可変減衰器34−1〜34−nは、送信トランスポンダ32−1〜32−nから送信された光信号の光レベルを、光パフォーマンス情報受信部33からの減衰量調整指示にもとづいて減衰量を制御する。
【0068】
補正フィルタ35−1〜35−nは、減衰量が制御された光信号に対し、光パフォーマンス情報受信部33からの歪み情報にもとづいて、光合波部31及び光分波部41で生じる歪みがキャンセルされるような逆特性のフィルタリングを行って補正する(歪み情報と特性データとの対応表をあらかじめ保有している)。
【0069】
光パフォーマンス情報受信部33は、光受信装置40からの光パフォーマンス情報を受信して、光レベルの測定結果から減衰量調整指示を生成し、符号誤り率から歪み情報を生成して(符号誤り率と歪み情報との対応表をあらかじめ保有している)、該当の制御すべき光可変減衰器または補正フィルタへ出力する。
【0070】
次に動作について説明する。図12、図13は光伝送システム1aの動作を説明するための概念図である。図12は光レベル及び平坦性改善の制御を行わなかった場合を示している。波長λ1〜λnに対する光信号は、ノイズ部分であるASEと信号光成分とからなる。図のような波長多重信号が伝送されると、短波長側は減衰し、長波長側は増加するような光ファイバの非線形効果が生じるので、右肩上がりのチルトを持つ信号となる。また、各波長の透過特性は、伝送前はフラットであったものが、フラットトップタイプAWGを多段に通過した場合には、中心波長近傍で歪みが蓄積して平坦性が大きく崩れることになる。図12の場合、波長λnについて見ると、元のレベルLからXdB上昇し、かつ平坦性が崩れている様子が示されている。
【0071】
図13は光伝送システム1aで光レベル及び平坦性改善の制御を行った場合を示している。光レベルの制御としては、受信側で所定のOSNRを確保するために、送信側で光可変減衰器34−1〜34−nを入れて光パワーを調整して、あらかじめ逆特性のチルトを持たせて、受信側で信号光のレベルが一定となるようにする。
【0072】
また、平坦性改善の制御としては、補正フィルタ35−1〜35−nは、光合波部31及び光分波部41で生じる歪みがキャンセルされるような逆特性のフィルタリングを行って補正する。
【0073】
図13の場合、波長λnについて見ると、光信号(λn)の光レベルを制御する光可変減衰器34−nは、光信号(λn)のレベルを、あらかじめレベルLからXdB減衰させておく。
【0074】
また、光信号(λn)の歪み補正を行う補正フィルタ35−nは、光合波部31及び光分波部41で生じる歪みがキャンセルされるように、図に示すような逆特性のフィルタリングを行う。光送信装置30側でこのような制御をあらかじめ行っておくことにより、光受信装置40では、光レベルはレベルLの一定値となり、また、透過特性の平坦性を維持することが可能になる。
【0075】
次に図1で上述した光伝送システム1の機能を、すべてのノードがOADMノードの光リングネットワークに適用した場合について図14〜図16を用いて説明する。
【0076】
図14は光ネットワークシステムの全体構成を示す図である。光ネットワークシステム100は、OADMノード110〜160が光ファイバケーブルで接続されたリングネットワークである。また、OADMノード110〜160の接続区間を順に区間1〜区間5とし、リング内の光チャネルの流れを図中太実線で示す。
【0077】
光チャネルCH1は、OADMノード110のトリビュタリからAddし、OADMノード120を経由して、OADMノード130のトリビュタリへDropする。光チャネルCH2は、OADMノード120のトリビュタリからAddし、OADMノード130を経由して、OADMノード140のトリビュタリへDropする。
【0078】
光チャネルCH3は、OADMノード140のトリビュタリからAddし、OADMノード150を経由して、OADMノード160のトリビュタリへDropする。光チャネルCH4は、OADMノード150のトリビュタリからAddし、OADMノード160を経由して、OADMノード110のトリビュタリへDropする。
【0079】
図15、図16はOADMノードの構成を示す図である。OADMノード110は、AWG111a(光分波部21に該当)、AWG111b(光合波部11に該当)、OXC(optical cross-connect:光クロスコネクトスイッチ)112、分波器側温度制御部114a、合波器側温度制御部114b、OSC部115a、115b(誤り訂正監視部23、光レベル測定部25の機能を含み、1ノード内の各OSC部は互いに通信可能である)、TXP116a、RXP116b、光主信号用の光アンプamp1a、amp1bから構成される。OADMノード120、130、140も同様の構成なので説明は省略する。
【0080】
に光チャネルのパス処理について説明する。
〔S10〕光チャネルCH1に対し、誤り訂正量情報は、OSC部135a→OSC部125b→OSC部125a→OSC部115b経由で、分波器側温度制御部124a、合波器側温度制御部114bへ通知される。
〔S11〕合波器側温度制御部114b、分波器側温度制御部124aは、区間1のフィードバックAWG温度制御(AWG111b、AWG121aで波長シフトを行って、中心波長で平坦化させる制御)を行う。
〔S12〕OSC部115bは、ステップS11でのフィードバックAWG温度制御が終了したことをOSC部115b→OSC部125a経由で、OADMノード120へ通知する。
〔S13〕光チャネルCH1に対し、誤り訂正量情報は、OSC部135a→OSC部125b経由で、合波器側温度制御部124bへ通知される。
〔S14〕合波器側温度制御部125b、分波器側温度制御部135aは、区間2のフィードバックAWG温度制御(AWG121b、AWG131aで波長シフトを行って、中心波長で平坦化させる制御)を行う。
〔S15〕OSC部135bは、ステップS14でのフィードバックAWG温度制御が終了したことをOSC部135b→OSC部145a経由で、OADMノード140へ通知する。
〔S16〕光チャネルCH2に対し、誤り訂正量情報は、OSC部145a→OSC部135b経由で、合波器側温度制御部134bへ通知される。
〔S17〕合波器側温度制御部134b、分波器側温度制御部144aは、区間3のフィードバックAWG温度制御(AWG131b、AWG141aで波長シフトを行って、中心波長で平坦化させる制御)を行う。以下、同様にして区間4〜区間6の処理を行う。
【0081】
次に図1で上述した光伝送システム1の機能を、OADMノードとOXCノード(OADM機能は持たずに、光クロスコネクト処理を行うノード)からなる光リングネットワークに適用した場合について図17〜図19を用いて説明する。図17は光ネットワークシステムの全体構成を示す図である。光ネットワークシステム200は、OADMノード201〜211及びOXCノード220、230が光ファイバケーブルで接続されたリングネットワークである。
【0082】
接続構成としては、OADMノード201〜205を含むリングR1と、OADMノード206、207を含むリングR2が、OXCノード220を介して接続する。また、OADMノード208〜211を含むリングR3と、リングR2が、OXCノード230を介して接続する。
【0083】
また、OADMノード201、202とOXCノード220との接続区間をそれぞれ区間1、区間2とし、OADMノード206、207とOXCノード220との接続区間をそれぞれ区間3、区間4とする。さらに、OADMノード206、207とOXCノード230との接続区間をそれぞれ区間5、区間6とし、OADMノード208、211とOXCノード230との接続区間をそれぞれ区間7、区間8とする。リング内の光チャネルの流れを図中太実線で示す。
【0084】
光チャネルCH1は、OADMノード201のトリビュタリからAddし、OXCノード220を経由して、OADMノード207のトリビュタリへDropする。光チャネルCH2は、OADMノード206のトリビュタリからAddし、OXCノード220を経由して、OADMノード202のトリビュタリへDropする。
【0085】
光チャネルCH3は、OADMノード206のトリビュタリからAddし、OXCノード230を経由して、OADMノード211のトリビュタリへDropする。光チャネルCH4は、OADMノード208のトリビュタリからAddし、OXCノード230を経由して、OADMノード207のトリビュタリへDropする。
【0086】
図18、図19はOXCノードの構成を示す図である。なお、光ネットワークシステム内の各OADMノードは、図15、図16で上述した構成と同じ構成要素を有している。
【0087】
OXCノード220は、AWG221a、221c(光分波部21に該当)、AWG221b、221d(光合波部11に該当)、OXC(光クロスコネクトスイッチ)222、分波器側温度制御部224a、224c、合波器側温度制御部224b、224d、OSC部225a〜225d(誤り訂正監視部23、光レベル測定部25の機能を含み、1ノード内の各OSC部は互いに通信可能である)、光主信号用の光アンプamp1a〜amp1dから構成される。OADMノード230も同様の構成なので説明は省略する。
【0088】
に光チャネルのパス処理について説明する。
〔S20〕光チャネルCH1に対し、誤り訂正量情報は、OADMノード207内のOSC部→OSC部225d→OSC部225a→OADMノード201内のOSC部経由で、合波器側温度制御部224d、分波器側温度制御部224a、OADMノード201内の合波器側温度制御部へ通知される。
〔S21〕OADMノード201内の合波器側温度制御部、OXCノード220の分波器側温度制御部224aは、区間1のフィードバックAWG温度制御(OADMノード201内のAWG、OXCノード220のAWG221aで波長シフトを行って、中心波長で平坦化させる制御)を行う。
〔S22〕合波器側温度制御部224d、OADMノード207内の分波器側温度制御部は、区間4のフィードバックAWG温度制御(OXCノード220のAWG221d、OADMノード207内のAWGで波長シフトを行って、中心波長で平坦化させる制御)を行う。
〔S23〕OSC部225bは、ステップS21、22でのフィードバックAWG温度制御が終了したことをOADMノード202へ通知する。
〔S24〕光チャネルCH2に対し、誤り訂正量情報は、OADMノード202内のOSC部→OSC部225b→OSC部225c→OADMノード206内のOSC部経由で、合波器側温度制御部224b、分波器側温度制御部224c、OADMノード206内の合波器側温度制御部へ通知される。
〔S25〕OADMノード206内の合波器側温度制御部、OXCノード220の分波器側温度制御部224cは、区間3のフィードバックAWG温度制御(OADMノード206内のAWG、OXCノード220のAWG221cで波長シフトを行って、中心波長で平坦化させる制御)を行う。
〔S26〕合波器側温度制御部224b、OADMノード202内の分波器側温度制御部は、区間2のフィードバックAWG温度制御(OXCノード220のAWG221b、OADMノード202内のAWGで波長シフトを行って、中心波長で平坦化させる制御)を行う。
〔S27〕OSC部225bは、ステップS25、26でのフィードバックAWG温度制御が終了したことをOADMノード202へ通知する。以下、同様の処理をOXCノード230の区間5〜区間8に対して行う。
【0089】
以上説明したように、ネットワーク全体を通じて透過特性の改善が可能となり、特にAWGを多段に接続したネットワークに対して、波形劣化を抑え伝送品質の向上を図ることが可能になる。
【0090】
また、AWG単体の精度を上げることなく(光学フィルタを多数重ねることでフラット特性の精度を向上させることができるが、この場合、AWGの損失が大きくなりコストアップにつながってしまう)、低コストで伝送品質の向上を図ることができる。
【0091】
なお、上記の説明では、図1の光伝送システム1を光リングネットワークに適用したが、図11の光伝送システム1aを光リングネットワークに適用してもよい。さらに、本発明を適用する光ネットワークとして、リングネットワークを中心に説明したが、リングに限らず、リニア、メッシュなど様々なコンフィギュレーションのネットワークに適用可能である。
【0092】
(付記1) WDMの光伝送を行う光伝送システムにおいて、
各波長に対する光信号に対して、誤り訂正符号のエンコードを行う送信トランスポンダと、合波器側動作温度にもとづき、受信側でシフトされた方向とは反対方向へ波長の透過帯域をシフトして、光信号の合波を行い、波長多重した光信号を出力する光合波部と、受信側から送信された誤り訂正量にもとづいて、前記合波器側動作温度を設定する合波器側温度制御部と、から構成される光送信装置と、
分波器側動作温度にもとづき、波長の透過帯域を短波長方向または長波長方向へシフトして、波長多重された光信号の分波を行う光分波部と、各波長に対する光信号の誤り訂正符号のデコードを行う受信トランスポンダと、前記受信トランスポンダから誤り訂正量を収集する誤り訂正監視部と、収集された誤り訂正量にもとづいて、前記分波器側動作温度を設定する分波器側温度制御部と、から構成される光受信装置と、
を有することを特徴とする光伝送システム。
【0093】
(付記2) 前記誤り訂正監視部は、誤り訂正量の最小値を記憶し、前記分波器側温度制御部及び前記合波器側温度制御部は、前記最小値にもとづく動作温度を最適値として設定することで、光信号の透過特性を平坦化させることを特徴とする付記1記載の光伝送システム。
【0094】
(付記3) 前記光受信装置は、各波長に対する光信号の光レベルを測定し、光レベル情報を生成して前記光送信装置側へ送信する光レベル測定部を有し、前記光送信装置は、光可変減衰器と、前記光可変減衰器の減衰量を前記光レベル情報により調整する光レベル制御部とを有して、光ファイバの非線形効果による光レベル変動及びフラットトップタイプAWG自身の光レベル損失を補償することを特徴とする付記1記載の光伝送システム。
【0095】
(付記4) 光信号の受信を行う光受信装置において、
分波器側動作温度にもとづき、波長の透過帯域を短波長方向または長波長方向へシフトして、波長多重された光信号の分波を行う光分波部と、
各波長に対する光信号の誤り訂正符号のデコードを行う受信トランスポンダと、
前記受信トランスポンダから誤り訂正量を収集する誤り訂正監視部と、
前記誤り訂正量にもとづいて、前記分波器側動作温度を設定する分波器側温度制御部と、
を有することを特徴とする光受信装置。
【0096】
(付記5) 光信号の送信を行う光送信装置において、
各波長に対する光信号に対して、誤り訂正符号のエンコードを行う送信トランスポンダと、
光受信装置の側で、波長の透過帯域を短波長方向または長波長方向へシフトした場合に、合波器側動作温度にもとづき、前記光受信装置でシフトされた方向とは反対方向へ波長の透過帯域をシフトして、光信号の合波を行い、波長多重した光信号を出力する光合波部と、
前記光受信装置から送信された前記誤り訂正量にもとづいて、前記合波器側動作温度を設定する合波器側温度制御部と、
を有することを特徴とする光送信装置。
【0097】
(付記6) WDMの光伝送を行う光伝送システムにおいて、
光信号の合波を行い、波長多重した光信号を出力する光合波部と、光可変減衰器と、歪み情報にもとづいて、前記光合波部と、波長多重された光信号の分波を行う光分波部とで生じる歪みを補正する補正フィルタと、光パフォーマンス情報を受信して、前記光可変減衰器への減衰量調整指示及び前記歪み情報を出力する光パフォーマンス情報受信部と、から構成される光送信装置と、
前記光分波部と、各波長に対する光信号の符号誤り率及び光レベルを測定して、前記光パフォーマンス情報を出力する光パフォーマンス監視部と、から構成される光受信装置と、
を有することを特徴とする光伝送システム。
【0098】
(付記7) 光信号の受信を行う光受信装置において、
波長多重された光信号の分波を行う光分波部と、
各波長に対する光信号の符号誤り率及び光レベルを測定して、光パフォーマンス情報を出力する光パフォーマンス監視部と、
を有することを特徴とする光受信装置。
【0099】
(付記8) 光信号の送信を行う光送信装置において、
光信号の合波を行い、波長多重した光信号を出力する光合波部と、
光可変減衰器と、
歪み情報にもとづいて、前記光合波部及び光受信装置側の光分波部で生じる歪みを補正する補正フィルタと、
光受信装置からの光パフォーマンス情報を受信して、前記光可変減衰器への減衰量調整指示及び前記歪み情報を出力する光パフォーマンス情報受信部と、
を有することを特徴とする光送信装置。
【0100】
(付記9) WDMの光伝送を行う光ネットワークシステムにおいて、
各波長に対する光信号に対して、誤り訂正符号のエンコードを行う送信トランスポンダ、合波器側動作温度にもとづき、受信側でシフトされた方向とは反対方向へ波長の透過帯域をシフトして、光信号の合波を行い、波長多重した光信号を出力する光合波部、受信側から送信された誤り訂正量にもとづいて、前記合波器側動作温度を設定する合波器側温度制御部と、を含む光送信部と、分波器側動作温度にもとづき、波長の透過帯域を短波長方向または長波長方向へシフトして、波長多重された光信号の分波を行う光分波部、各波長に対する光信号の誤り訂正符号のデコードを行う受信トランスポンダ、前記受信トランスポンダから誤り訂正量を収集する誤り訂正監視部、収集された誤り訂正量にもとづいて、前記分波器側動作温度を設定する分波器側温度制御部、を含む光受信部と、から構成されて、光信号のAdd/Dropを行うOADM制御または光クロスコネクト制御の少なくとも一方を行うノードと、
複数の前記ノードを接続する光伝送媒体と、
を有することを特徴とする光ネットワークシステム。
【0101】
(付記10) WDMの光伝送制御を行う光伝送方法において、
送信側で設けられた、各波長に対する光信号の誤り訂正符号のデコードを行って、誤り訂正量を収集し、
前記誤り訂正量にもとづいて、分波器側動作温度を設定し、
前記分波器側動作温度にもとづき、波長の透過帯域を短波長方向または長波長方向へシフトして、波長多重された光信号の分波を行い、
前記誤り訂正量にもとづいて、合波器側動作温度を設定し、
前記合波器側動作温度にもとづき、受信側でシフトされた方向とは反対方向へ波長の透過帯域をシフトして、光信号の合波を行い、波長多重した光信号を出力し、
誤り訂正量の最小値を記憶し、
前記最小値にもとづく動作温度を最適値としてシフト設定することで、光信号の透過特性を平坦化させることを特徴とする光伝送方法。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、光伝送システムは、光受信装置では、光信号の誤り訂正量を収集し、分波器側動作温度を設定して、波長の透過帯域を短波長方向または長波長方向へシフトして分波を行う。また、光送信装置では、誤り訂正量にもとづいて、合波器側動作温度を設定して、光受信装置側でシフトされた方向とは反対方向へ、波長の透過帯域をシフトして合波を行う構成とした。これにより、AWGの単位波長の中心波長近傍で生じていた歪み量の蓄積を、ネットワーク全体で減少させて平坦化することができるので、AWG単体の透過特性の精度を上げることなく、伝送品質の向上を低コストで実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝送システムの原理図である。
【図2】 ガウシアンタイプAWGの損失特性を示す図である。
【図3】 フラットトップタイプAWGの損失特性の生成過程を示す図である。
【図4】 伝送速度と単位波長の周波数間隔の限界を示す図である。
【図5】 歪みが蓄積された光スペクトルを示す図である。
【図6】 透過帯域を短波長方向へシフトした場合の図である。
【図7】 透過帯域を長短波長方向へシフトした場合の図である。
【図8】 透過帯域が平坦化された場合の図である。
【図9】 光伝送システムの温度制御の動作を示すフローチャートである。
【図10】 光ファイバの非線形効果による光スペクトルへの影響を示す図である。
【図11】 光伝送システムの構成を示す図である。
【図12】 光伝送システムの動作を説明するための概念図である。
【図13】 光伝送システムの動作を説明するための概念図である。
【図14】 光ネットワークシステムの全体構成を示す図である。
【図15】 OADMノードの構成を示す図である。
【図16】 OADMノードの構成を示す図である。
【図17】 光ネットワークシステムの全体構成を示す図である。
【図18】 OXCノードの構成を示す図である。
【図19】 OXCノードの構成を示す図である。
【図20】 WDMのリングネットワーク構成を示す図である。
【図21】 OADMを行うノードの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 光伝送システム
10 光送信装置
11 光合波部
12−1〜12−n 送信トランスポンダ
14 合波器温度制御部
15 光レベル制御部
16−1〜16−n 光可変減衰器
20 光受信装置
21 光分波部
22−1〜22−n 受信トランスポンダ
23 誤り訂正監視部
24 分波器側温度制御部
25 光レベル測定部

Claims (4)

  1. WDMの光伝送を行う光伝送システムにおいて、
    各波長に対する光信号に対して、誤り訂正符号のエンコードを行う送信トランスポンダと、合波器側動作温度にもとづき、受信側でシフトされた方向とは反対方向へ波長の透過帯域をシフトして、光信号の合波を行い、波長多重した光信号を出力する光合波部と、受信側から送信された誤り訂正量にもとづいて、前記合波器側動作温度を設定する合波器側温度制御部と、から構成される光送信装置と、
    分波器側動作温度にもとづき、波長の透過帯域を短波長方向または長波長方向へシフトして、波長多重された光信号の分波を行う光分波部と、各波長に対する光信号の誤り訂正符号のデコードを行う受信トランスポンダと、前記受信トランスポンダから誤り訂正量を収集する誤り訂正監視部と、収集された誤り訂正量にもとづいて、前記分波器側動作温度を設定する分波器側温度制御部と、から構成される光受信装置と、
    を有することを特徴とする光伝送システム。
  2. 前記誤り訂正監視部は、誤り訂正量の最小値を記憶し、前記分波器側温度制御部及び前記合波器側温度制御部は、前記最小値にもとづく動作温度を最適値としてシフト設定することで、光信号の透過特性を中心波長近傍で平坦化させることを特徴とする請求項1記載の光伝送システム。
  3. 前記光受信装置は、各波長に対する光信号の光レベルを測定し、光レベル情報を生成して前記光送信装置側へ送信する光レベル測定部を有し、前記光送信装置は、光可変減衰器と、前記光可変減衰器の減衰量を前記光レベル情報により調整する光レベル制御部とを有して、光ファイバの非線形効果による光レベル変動及び前記光分波部と前記光合波部自身の光レベル損失を補償することを特徴とする請求項1記載の光伝送システム。
  4. WDMの光伝送を行う光ネットワークシステムにおいて、
    各波長に対する光信号に対して、誤り訂正符号のエンコードを行う送信トランスポンダ、合波器側動作温度にもとづき、受信側でシフトされた方向とは反対方向へ波長の透過帯域をシフトして、光信号の合波を行い、波長多重した光信号を出力する光合波部、受信側から送信された誤り訂正量にもとづいて、前記合波器側動作温度を設定する合波器側温度制御部と、を含む光送信部と、分波器側動作温度にもとづき、波長の透過帯域を短波長方向または長波長方向へシフトして、波長多重された光信号の分波を行う光分波部、各波長に対する光信号の誤り訂正符号のデコードを行う受信トランスポンダ、前記受信トランスポンダから誤り訂正量を収集する誤り訂正監視部、収集された誤り訂正量にもとづいて、前記分波器側動作温度を設定する分波器側温度制御部、を含む光受信部と、から構成されて、光信号のAdd/Dropを行うOADM制御または光クロスコネクト制御の少なくとも一方を行うノードと、
    複数の前記ノードを接続する光伝送媒体と、
    を有することを特徴とする光ネットワークシステム。
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