JP2012039287A - 光伝送システム、送信装置、受信装置、および送信パワーレベル制御方法 - Google Patents

光伝送システム、送信装置、受信装置、および送信パワーレベル制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光信号のパワーを容易に調整することができ、消費電力を低減することができる光伝送システムを提供する。
【解決手段】送信装置は、送信増幅器で光信号を増幅して伝送路を介して受信装置に送信すると共に送信増幅器からの光信号の送信パワーレベルを測定する。受信装置は、送信装置から伝送路を介して光信号を受信して受信増幅器で増幅すると共に、受信増幅器への光信号の受信パワーレベルを測定し、受信パワーレベルに関する情報を含む制御信号を、送信装置へ送信する光信号に合波する。送信装置は、受信装置から受信した光信号に合波された制御信号を分波し、その制御信号に含まれている、受信装置で受信された光信号の受信パワーレベルに関する情報を取得し、自身の測定した送信パワーレベルと受信装置からの受信パワーレベルに関する情報とに基づいて送信増幅器の送信パワーレベルを制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、送信装置から光伝送路を介して受信装置に信号を伝送する光伝送システムに関する。
送信装置から光伝送路を介して受信装置に信号を伝送する光伝送システムが広く用いられている。この種の光伝送システムでは伝送距離などによって伝送路での光信号の減衰量が変わる。一方、受信装置で光信号を正常に受信するには、受信装置の受信する光信号のパワーが所定範囲内である必要がある。そのため、各受信装置の手前に光可変減衰器を配置し、その減衰量を人手を介して調整することで受信装置に入力される光信号のパワーを所定範囲内に調整していた。
また、特許文献1には、監視および制御のための信号を主信号に合波し、送信装置と受信装置で疎通状態の監視や伝送路への信号送信の制御を行う光伝送システムが記載されている。特許文献1に記載された光伝送システムでは、送信装置がクロック情報を含む信号を主信号に合波し、受信装置が受信信号からクロックを抽出している。そして、受信装置にてクロックが抽出できなくなると、送信装置および受信装置がAPSD(Auto Power Shut Down)を起動する。APSDは、人体保護や火災防止のために、高出力の光アンプやラマン励起光源を自動的に停止させ、外部への光の放出をシャットダウンする機能である。
特願2005−72769号公報
受信装置の手前に配置した光可変減衰器で光信号のパワーを調整する光伝送システムでは、各受信装置の置かれた場所に人員を派遣して調整を行う必要があり、調整に多大な工数や時間が費やされていた。また、送信装置と受信装置の間の伝送路が長い場合と短い場合の両方に受信側の調整で対応できるように、送信装置の光信号の送信パワーを大きく設定しておく必要があり、送信装置の消費電力が必要以上に大きく設定されていた。
また、特許文献1に記載された光伝送システムは、クロック抽出の可否に応じて光信号を停止する構成なので、光信号をオンするかオフするかという制御しかできず、光信号のパワーを適切な値に調整するのに適用することはできない。そのため、特許文献1に記載されている技術は、光信号のパワーの調整や消費電力の低減には寄与しない技術であった。
本発明の目的は、光信号のパワーを容易に調整することができ、消費電力を低減することができる光伝送システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の光伝送システムは、
送信増幅器で光信号を増幅して伝送路を介して受信装置に送信すると共に該送信増幅器からの光信号の送信パワーレベルを測定し、前記受信装置から受信した光信号に合波された制御信号を分波し、該制御信号に含まれている、該受信装置で受信された光信号の受信パワーレベルに関する情報を取得し、自身の測定した前記送信パワーレベルと前記受信装置からの前記受信パワーレベルに関する情報とに基づいて前記送信増幅器の送信パワーレベルを制御する送信装置と、
前記送信装置から前記伝送路を介して光信号を受信して受信増幅器で増幅すると共に、前記受信増幅器への光信号の受信パワーレベルを測定し、該受信パワーレベルに関する情報を含む制御信号を、前記送信装置へ送信する光信号に合波する受信装置と、を有する。
本発明の送信装置は、送信装置から伝送路を介して受信装置に光信号を伝送する光伝送システムに用いられる送信装置であって、
前記受信装置に送信する光信号を増幅する、送信パワーレベルを変更することができる送信増幅器と、
前記送信増幅器からの光信号の送信パワーレベルを取得し、前記受信装置から受信され光信号に合波された制御信号を分波し、該制御信号に含まれている、該受信装置で受信された光信号の受信パワーレベルに関する情報を取得し、自身の測定した前記送信パワーレベルと前記受信装置からの前記受信パワーレベルに関する情報とに基づいて前記送信増幅器の送信パワーレベルを制御する制御手段と、を有している。
本発明の受信装置は、送信装置から伝送路を介して受信装置に光信号を伝送する光伝送システムに用いられる受信装置であって、
前記送信装置から前記伝送路を介して受信された光信号を増幅する受信増幅器と、
前記受信増幅器への光信号の受信パワーレベルを取得し、該受信パワーレベルに関する情報を含む制御信号を、前記送信装置へ送信する光信号に合波する制御手段と、を有している。
本発明の送信パワーレベル制御方法は、送信装置から伝送路を介して受信装置に光信号を伝送する光伝送システムにおける送信パワーレベル制御方法であって、
前記送信装置において、送信増幅器で光信号を増幅して前記伝送路を介して送信すると共に該送信増幅器からの光信号の送信パワーレベルを測定し、
前記受信装置において、前記伝送路を介して光信号を受信して受信増幅器で増幅すると共に、前記受信増幅器への光信号の受信パワーレベルを測定し、該受信パワーレベルに関する情報を含む制御信号を、返送する光信号に合波し、
前記送信装置において、返送された前記光信号に合波された制御信号を分波し、該制御信号に含まれている、前記受信パワーレベルに関する情報を取得し、測定した前記送信パワーレベルと前記受信パワーレベルに関する情報とに基づいて前記送信増幅器の送信パワーレベルを制御するものである。
本発明によれば、光伝送システムの光信号のパワーを容易に調整することができ、消費電力を低減することができる。
本実施形態の光伝送システム全体の概略的な構成を示すシステム構成図である。 互いに接続された2つの伝送装置ノードの構成を示すブロック図である。 トランスポンダ21、29の構成を示すブロック図である。 送信光増幅器23と受信光増幅器25を一体的に構成した送受信光増幅器の構成を示すブロック図である。 OSC部27の構成を示すブロック図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施形態の光伝送システム全体の概略的な構成を示すシステム構成図である。ここでは、DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)技術を用いたコアネットワークが例示されている。
図1を参照すると、光伝送システムは、複数の伝送装置ノード11が伝送路12によってリング状に接続されている。各伝送装置ノード11にはADM(Add Drop Multiplexer)13とL2−SW(Layer2 Switch)14の一方あるいは両方が接続されている。ここでは、複数の伝送装置ノード11を区別するために伝送装置ノード11のそれぞれにA〜Fという符号が付与されている。また、複数の伝送路12を区別するために伝送路12のそれぞれにa〜fという符号が付与されている。
伝送路12は光ファイバによるものであり、伝送装置ノード11同士を接続する。伝送路aは伝送装置ノードAと伝送装置ノードBを接続している。伝送路bは伝送装置ノードBと伝送装置ノードCを接続している。伝送路cは伝送装置ノードCと伝送装置ノードDを接続している。伝送路dは伝送装置ノードDと伝送装置ノードEを接続している。伝送路eは伝送装置ノードEと伝送装置ノードFを接続している。伝送路fは伝送装置ノードFと伝送装置ノードAを接続している。
伝送装置ノード11は、クライアント装置であるADM13やL2−SW14と送受信するEthernet(登録商標)やSONET(Synchronous Optical NETwork)/SDH(Synchronous Digital Hierarchy)信号を予め決められた異なる波長に変換することでWDM光信号に変換し、WDM光信号を伝送装置ノード11同士で伝送路12を介して送受信する。
図2は、互いに接続された2つの伝送装置ノードの構成を示すブロック図である。ここでは、伝送装置ノードAと伝送装置ノードBが接続された部分が例示されている。伝送装置ノードA、Bは同じ構成を有しており、伝送装置ノードAの送信信号を伝送装置ノードBが受信し、伝送装置ノードBの送信信号を伝送装置ノードAが受信するように接続されている。伝送装置ノードA、Bにおける他の伝送装置ノードとの接続構成は省略されているが、図2に示した部分と同様の構成である。
図2を参照すると、伝送装置ノードA、Bは、それぞれトランスポンダ21、29、合波器(MUX)22、分波器(DMUX)28、送信光増幅器23、受信光増幅器25、DCF(Dispersion Compensating Fiber)部26、およびOSC(Oscillator)部27を有している。
トランスポンダ21、29は対となって1つのトランスポンダを構成しており、その中でトランスポンダ21が受信部であり、トランスポンダ29が送信部である。
トランスポンダ21は、図1に示したようなADM13やL2−SW14といったクライアント装置からの光信号を受信し、波長変換を行い、MUX22へ光信号を出力する。
MUX22ではトランスポンダ21からの複数の光信号を合波して得られたWDM主信号を送信光増幅器23に送る。
送信光増幅器23は、EDFA(Erbium−Doped optical Fiber Amplifier)で構成され、MUX22からのWDM主信号を一括で増幅し、増幅したWDM主信号とOSC部27からのSV(Super Visory)光信号とを合波し、伝送路信号として伝送路12に出力する。送信光増幅器23の利得は可変であり、送信光増幅器23はOSC部27から与えられる、対向装置からの装置制御情報に基づいて出力パワーを調整する。
この対向装置からの装置制御情報には、伝送路12を介して接続された対向装置である伝送装置ノードから通知された、対向装置における受信光増幅器25への受信パワーレベルと、対向装置における受信光増幅器25の受信可能なレベル範囲の情報が含まれている。伝送装置ノードAから見ると伝送装置ノードBが対向装置であり、伝送装置ノードBから見ると伝送装置ノードAが対向装置である。
送信光増幅器23の出力パワーの調整は、具体的には、対向装置の受信光増幅器25でのWDM信号の受信パワーのレベル範囲の情報と、対向装置の受信光増幅器25での実際の受信パワーレベルの情報とに基づき、対向装置の受信光増幅器25の受信パワーレベルが受信可能な範囲内となるように、自装置の送信光増幅器23の出力パワーを調整すればよい。より望ましくは、対向装置の受信光増幅器25の受信パワーレベルが受信可能な範囲の下限値となるように、自装置の送信光増幅器23の出力パワーを調整するのがよい。
SV光信号の伝送信号フォーマットとして、ここでは一例としてSTM−1(150M)を使用する。OSC部27から送信光増幅器23へのSV光信号には、自装置の装置制御情報が重畳されている。この自装置の装置制御情報には、自装置における受信光増幅器25への受信パワーレベルと、自装置における受信光増幅器25の受信可能なレベル範囲の情報が含まれている。
伝送路12からの光信号は受信光増幅器25に入力される。
受信光増幅器25は、受信した光信号をWDM主信号とSV信号に分波し、WDM主信号を必要に応じてDCF部26によって分散補償し、トランスポンダ29で受信可能なパワーレベルまでEDFAで一括増幅を行い、DMUX28に送る。また、受信光増幅器25は、SV信号をOSC部27に送る。
また、受信光増幅器25は、WDM主信号の受信パワーレベルを観測し、受信光増幅器25の受信可能なレベル範囲の情報と共に、装置制御情報として電気信号にてOSC部27に通知する。
DMUX28は、受信光増幅器25からのWDM主信号を複数の光信号に分波してトランスポンダ29に送る。
トランスポンダ29は、DMUX28からの光信号を波長変換し、ADM13やL2−SW14といったクライアント装置へ出力する。
OSC部27は、伝送路12上の光信号のクロックに同期して、伝送信号フォーマットを形成したSV光信号を生成し、送信光増幅器23に送る。この機能は一般的な伝送装置に必要とされる機能であり、伝送信号フォーマット毎に異なるものとなる。典型的な例としてはOSC部27の機能をハードウェア的に独立した態様で構成される。例えば、OSC部27の機能を伝送装置内の特定ボード(パッケージ)にて実現することが考えられる。本実施形態では、OSC部27が送信光増幅器23へ送るSV光信号を生成するとき、受信光増幅器25から与えられた装置制御情報を、自装置の装置制御情報としてSV光信号に重畳する。
また、OSC部27は、受信光増幅器25から通知されたSV光信号に重畳されている、対向装置からの装置制御情報を取得し、電気信号にて送信光増幅器23に通知する。この対向装置からの装置制御情報は、自装置の送信光増幅器23の出力パワーの調整に用いられる。
本実施形態の伝送装置ノード11では、送信側装置の送信光増幅器23と受信側装置の受信光増幅器25とが制御部となって連携して送信側装置における送信パワーレベルを制御する。その際、主信号に合波して送信側装置と受信側装置で送受信するSV信号を生成し、終端するOSC部27の機能を利用して送信側装置と受信側装置の制御のための通信が実現されている。
次に、トランスポンダ21、29と、送受信光増幅器23、25と、OSC部27とについて一例を示して詳細に説明する
図3は、トランスポンダ21、29の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、トランスポンダ21、29は、クライアント側OE部31、クライアント側EO部32、FEC LSI33、WDM側EO部34、WDM側OE部35、VCO36、38、およびPLL37、39を有している。
クライアント側OE(Client O/E)部31は、クライアント装置からの光信号を電気信号に変換し、FEC LSI33に入力する。
クライアント側EO(Client E/O)部32は、FEC LSI33からの電気信号を光信号に変換してクライアント装置に送信する。
WDM側EO部34は、FEC LSI33からの電気信号を光信号に変換し、MUX22に送信する。
WDM側OE部35は、DMUX28からの光信号を電気信号に変換し、FEC LSI33に入力する。
VCO(Voltage Controlled Oscillator)36とPLL(Phase−locked loop)37からなるクロック発生回路は、クライアント側OE部31からの電気信号に同期したクライアント側同期クロックを生成し、FEC LSI33に入力する。
VCO38とPLL39からなるクロック発生回路は、WDM側OE部35からの電気信号に同期したWDM側同期クロックを生成し、FEC LSI33に入力する。
FEC(Forward Error Correction) LSI33は、クライアント側同期クロックおよびWDM側同期クロックを用いて電気信号の同期をとり、電気信号に対して誤り訂正処理を行う。より具体的には、FEC LSI33は、クライアント側OE部31からの電気信号に誤り訂正符号化を行い、WDM側EO部34に出力する。また、FEC LSI33は、WDM側OE部35からの電気信号に誤り訂正を行い、誤り訂正後の電気信号をクライアント側EO部32に出力する。
また、トランスポンダ21、29は更に品質監視のためのモニタ機能を有していてもよい。例えば、FEC LSI33は、送受信する電気信号の誤り率を算出する機能を備えていてもよい。
図4は、送信光増幅器23と受信光増幅器25を一体的に構成した送受信光増幅器の構成を示すブロック図である。送信光増幅器23と受信光増幅器25を一体化することで電源回路や制御回路等を共用化し、低消費電力化が図られている。
図4を参照すると、送受信光増幅器は、フィルタ41、45、EDFA42、43、監視制御部44、および差分抽出回路46を有している。EDFA43は、レベル調整機能を備えたEDFA光増幅器である。
送受信光増幅器は、伝送路12からの光信号をフィルタ41にてWDM主信号とSV光信号に分波し、SV光信号をOSC27へ送信する。このSV光信号には、対向装置の装置制御情報が含まれており、その対向装置の装置制御情報はOSC27を経て監視制御部44に通知され、EDFA43の出力パワーの調整に用いられる。
この対向装置の装置制御情報には、対向装置の受信パワーレベルと対向装置の受信可能なレベル範囲の情報が含まれている。また、監視制御部44には、EDFA43の送信パワーレベルも通知される。監視制御部44は、差分抽出回路46を用いて受信パワーレベルと受信可能なレベル範囲の下限値との差を抽出し、その差を小さくするようにEDFA43の送信パワーレベルを制御する。
また、フィルタ41からのWDM主信号は、DCF26による分散補償を経てEDFA42で増幅され、DMUX28へ送信される。その際、EDFA42の入力部では、受信パワーレベルが観測されて監視制御部44に通知され、自装置の装置制御情報として監視制御部44から電気信号でOSC27へ通知される。この情報は、OSC27にてSV光信号に重畳され、そのSV光信号がフィルタ45にて主信号に合波され、伝送路12から対向装置に通知されることになる。
MUX22からのWDM主信号はEDFA43で増幅され、フィルタ45にてSV光信号と合波され、伝送路12を介して対向装置に送信される。
また、送受信光増幅器は、EDFA42、43の出力を不図示のOCM(Optical Channel Monitoring)でモニタするための機能を備えている。
図5は、OSC部27の構成を示すブロック図である。OSC部27は、EO/OE部51、STM−1フレーマ52、OSC信号処理部53、およびイーサネットマッパー54(イーサネットは登録商標)を有し、WDM主信号とともに伝送されるSV光信号の生成と終端を行う。
そのSV光信号には、システムの制御および管理のための制御チャネルとユーザチャネルが重畳される。SV光信号の伝送信号フォーマットとしては、一例として、STM−1(150M)が使用されている。
受信光増幅器25からのSV光信号がEO/OE部51で電気信号に変換され、電気信号のSV信号からSTM−1フレーマにて制御チャネルが分離される。分離された制御チャネルの信号がOSC信号処理部53に入力される。
また、OSC信号処理部53からの制御チャネルの信号がSTM−1フレーマ52にてSV信号に重畳され、制御チャネルが重畳されたSV信号がEO/OE部51で光信号に変換される。EO/OE部51で変換されたSV光信号は、送信光増幅器23にてWDM主信号と合波される。
OSC信号処理部53は、制御チャネルを用いて対向装置のOSC信号処理部53と通信し、また装置内接続で監視制御部44と通信を行い、自装置および対向装置の送信パワーレベルの調整の制御に関する処理を行う。制御チャネルによる通信で自装置および対向装置の装置制御情報が送受信される。
また、OSC部27は、制御チャネルに代わりにあるいは制御チャネルに加えてユーザチャネルを用いて対向装置と通信を行うことにしてもよい。
また、制御チャネルあるいはユーザチャネルの中に、OSC信号処理部53を介さず、STM−1フレーマ52およびイーサネットマッパー54を介して装置内の各部に接続する信号が含まれていてもよい。
本実施形態では、送信光増幅器23に、光パワーレベルの差分を抽出する差分抽出回路46を有し、また送信側のEDFA43としてレベル調整機能を備えた増幅器を用いている。
差分抽出回路46には、対向装置の受信光増幅器25が受信可能なレベル範囲の下限の情報と、対向装置の受信光増幅器25において観測された受信パワーレベルの情報とが入力される。差分抽出回路46は、対向装置の受信可能なレベル範囲の下限と受信パワーレベルとを比較し、差分を抽出する。この差分は監視制御部44によるEDFA43のレベル調整に用いられる。
次に、本実施形態の光伝送システムの動作例について説明する。
ここでは一例として、伝送装置ノードBの受信光増幅器25の受信可能なレベル範囲の下限が−10dBmであり、伝送装置ノードAの送信光増幅器23の送信パワーレベルが0dBmでシステムを運用しているとする。
図2において、伝送装置ノードAの送信光増幅器23は、伝送装置ノードAのMUX22からのWDM主信号を受け取り、図4に示した送受信光増幅器の送信側のEDFA43により一括で増幅し、OSC部27からのSV光信号と合波し、伝送路12に送出する。
伝送装置ノードBの受信光増幅器25はその光信号を受信し、光伝送装置ノードAからのWDM光信号の受信パワーレベル(ここでは−5dBmとする)の情報と、自身の受信可能なレベル範囲の下限値(ここでは−10dBmとする)の情報を、OSC部27を介してSV光信号に重畳し、伝送装置ノードAの送信光増幅器23に通知する。
伝送装置ノードAの送信光増幅器23は、OSC部27を介して受け取ったSV信号に含まれている情報から差分抽出回路を用いて、伝送装置ノードBの受信パワーレベルと受信可能なレベル範囲の下限との差分(ここでは5dBである)を算出し、算出された値(5dB)だけ低減した−5dBの送信パワーレベルを設定する。
これにより、伝送装置ノードBの受信光増幅器25で受信されるWDM信号の受信パワーレベルは−10dBmとなる。この−10dBmは受信光増幅器25が受信可能な下限レベルに相当する。
このように、伝送装置ノードBの受信光増幅器25の受信レベルを、その受信光増幅器25の受信可能な下限のパワーレベルに合わせることで、伝送装置ノードAの送信光増幅器23のパワーレベルを必要最低限に調整し、消費電力を低減することができる。
本実施形態によれば、送信光増幅器23の出力パワーを制御することで、対向装置の受信光増幅器25へ入力される光信号のパワーレベルを可変減衰器にて、そこの人員を派遣して調整する必要がなく、工数や時間の削減が可能である。
また、本実施形態によれば、送信光増幅器23の出力パワーを制御するので、出力パワーを必要以上に高くする必要がなく、特に伝送路が短い場合には、出力パワーを低く抑えて消費電力を削減することができる。
また、本実施形態によれば、光信号を受信した対向装置側において主信号に合波する装置制御信号を生成するOSC部27の機能を利用して受信パワーレベルを送信側の伝送装置ノード11に通知するので、送信光増幅器23の送信パワーレベルを制御するための伝送装置ノード11間の通信を比較的簡易な構成で実現することができる。
なお、本実施形態では、監視制御部44は自装置の受信パワーレベルと自装置の受信可能なレベル範囲とをSV信号によって対向装置に通知し、対向装置の監視制御部44がそれらの差分を抽出してEDFA43のレベル調整に用いるものであった。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、監視制御部44は、自装置の受信パワーレベルと自装置の受信可能なレベル範囲との差分を差分抽出回路46を用いて抽出し、その差分をSV信号によって対向装置に通知し、対向装置の監視制御部44は、通知された差分をEDFA43のレベル調整に用いることにしてもよい。
また、本実施形態におけるレベル調整機能によれば、伝送路特性、信号光波長配置、信号光の特性によって、伝送路12へ送信パワーレベルに依存した非線形な減衰が生じる場合にも、受信光増幅器25の受信パワーレベルを適切な値に調整することができる。
また、本実施形態の光伝送システムの送信パワーレベル調整は、送信光増幅器23の送信パワーを最適なレベルに保つために常時実行してもよい。あるいは運用開始前に送信パワーレベル調整を実行して送信光増幅器23の送信パワーを適切な値に設定し、その後は送信パワーを固定してシステムを運用することにしてもよい。
また、本実施形態の光伝送システムにおいて、送信パワーレベル調整を継続的に実行する場合、受信光増幅器25の受信パワーレベルと受信可能なレベル範囲の下限値の差分が大きい場合に、その差分が良好に収束するように時定数を設定し、送信パワーレベルを段階的に適切な値に近づけていくことにしてもよい。
また、本実施形態では、受信光増幅器25の受信パワーレベルを受信光増幅器25の受信可能なレベル範囲の下限値に制御する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、実際のシステムでは、受信パワーレベルを、下限値に一定のマージンを加えた値に制御することが考えられる。
以上、本発明の実施形態について述べてきたが、本発明は、この実施形態だけに限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内において、これらの実施形態を組み合わせて使用したり、一部の構成を変更したりしてもよい。
11 伝送装置ノード
12 伝送路
13 ADM
14 L2−SW
21 トランスポンダ
22 MUX
23 送信光増幅器
25 受信光増幅器
26 DCF部
27 OSC部
28 DMUX
29 トランスポンダ
31 クライアント側OE部
32 クライアント側EO部
33 FEC LSI
34 WDM側EO部
35 WDM側OE部
36、38 VCO
37、39 PLL
41、45 フィルタ
42、43 EDFA
44 監視制御部
46 差分抽出回路
51 EO/OE部
52 STM−1フレーマ
53 OSC信号処理部
54 イーサネットマッパー

Claims (10)

  1. 送信増幅器で光信号を増幅して伝送路を介して受信装置に送信すると共に該送信増幅器からの光信号の送信パワーレベルを測定し、前記受信装置から受信した光信号に合波された制御信号を分波し、該制御信号に含まれている、該受信装置で受信された光信号の受信パワーレベルに関する情報を取得し、自身の測定した前記送信パワーレベルと前記受信装置からの前記受信パワーレベルに関する情報とに基づいて前記送信増幅器の送信パワーレベルを制御する送信装置と、
    前記送信装置から前記伝送路を介して光信号を受信して受信増幅器で増幅すると共に、前記受信増幅器への光信号の受信パワーレベルを測定し、該受信パワーレベルに関する情報を含む制御信号を、前記送信装置へ送信する光信号に合波する受信装置と、を有する光伝送システム。
  2. 前記受信装置は、主信号に合波する制御信号を前記主信号に同期させて生成する制御信号生成部を有し、前記制御信号生成部で生成される制御信号に、該受信パワーレベルに関する情報を重畳させる、請求項1に記載の光伝送システム。
  3. 前記送信装置は、前記受信パワーレベルを前記受信装置の受信可能なレベル範囲内にするように、前記送信増幅器の送信パワーレベルを制御する、請求項1または2に記載の光伝送システム。
  4. 前記送信装置は、前記受信パワーレベルを前記受信装置の受信可能なレベル範囲の下限に合わせるように、前記送信増幅器の送信パワーレベルを制御する、請求項3に記載の光伝送システム。
  5. 送信装置から伝送路を介して受信装置に光信号を伝送する光伝送システムに用いられる送信装置であって、
    前記受信装置に送信する光信号を増幅する、送信パワーレベルを変更することができる送信増幅器と、
    前記送信増幅器からの光信号の送信パワーレベルを取得し、前記受信装置から受信され光信号に合波された制御信号を分波し、該制御信号に含まれている、該受信装置で受信された光信号の受信パワーレベルに関する情報を取得し、自身の測定した前記送信パワーレベルと前記受信装置からの前記受信パワーレベルに関する情報とに基づいて前記送信増幅器の送信パワーレベルを制御する制御手段と、を有する送信装置。
  6. 前記制御手段は、前記受信パワーレベルを前記受信装置の受信可能なレベル範囲内にするように、前記送信増幅器の送信パワーレベルを制御する、請求項5に記載の送信装置。
  7. 前記制御手段は、前記受信パワーレベルを前記受信装置の受信可能なレベル範囲の下限に合わせるように、前記送信増幅器の送信パワーレベルを制御する、請求項6に記載の送信装置。
  8. 送信装置から伝送路を介して受信装置に光信号を伝送する光伝送システムに用いられる受信装置であって、
    前記送信装置から前記伝送路を介して受信された光信号を増幅する受信増幅器と、
    前記受信増幅器への光信号の受信パワーレベルを取得し、該受信パワーレベルに関する情報を含む制御信号を、前記送信装置へ送信する光信号に合波する制御手段と、を有する受信装置。
  9. 主信号に合波する制御信号を前記主信号に同期させて生成する制御信号生成手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記制御信号生成手段に、生成した制御信号に、該受信パワーレベルに関する情報を重畳させる、請求項8に記載の受信装置。
  10. 送信装置から伝送路を介して受信装置に光信号を伝送する光伝送システムにおける送信パワーレベル制御方法であって、
    前記送信装置において、送信増幅器で光信号を増幅して前記伝送路を介して送信すると共に該送信増幅器からの光信号の送信パワーレベルを測定し、
    前記受信装置において、前記伝送路を介して光信号を受信して受信増幅器で増幅すると共に、前記受信増幅器への光信号の受信パワーレベルを測定し、該受信パワーレベルに関する情報を含む制御信号を、返送する光信号に合波し、
    前記送信装置において、返送された前記光信号に合波された制御信号を分波し、該制御信号に含まれている、前記受信パワーレベルに関する情報を取得し、測定した前記送信パワーレベルと前記受信パワーレベルに関する情報とに基づいて前記送信増幅器の送信パワーレベルを制御する、送信パワーレベル制御方法。
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