JP6885069B2 - 光伝送装置および伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、波長分割多重光信号を伝送する装置および方法に係わる。
大容量の光通信を実現する技術の1つとして波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)が実用化されている。WDM伝送システムにおいては、複数の波長チャネルが多重化されたWDM信号が光ファイバリンクを介して伝送される。すなわち、WDM伝送システムでは、波長の異なる複数の光信号が多重化されて伝送される。
WDM伝送システムの各ノードには、光分岐挿入装置(ROADM:Reconfigurable Optical Add-Drop Multiplexer)が設けられる。光分岐挿入装置は、WDM信号から所望の波長チャネルの光信号を分岐することができる。また、光分岐挿入装置は、WDM信号の空チャネルに光信号を挿入することができる。
図1は、WDM伝送システムの一例を示す。図1に示す例では、各ノードに設けられる光伝送装置は、光分岐挿入装置である。ノード間は、光ファイバリンクで接続される。
光分岐挿入装置(ROADM)100は、プリアンプ(Pre-AMP)110、波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)120、ポストアンプ(Post-AMP)130を備える。プリアンプ110は、受信WDM信号を増幅する。波長選択スイッチ120は、プリアンプ110により増幅されたWDM信号から指定された波長の光信号を分岐する。また、波長選択スイッチ120は、そのWDM信号の空チャネルに光信号を挿入できる。なお、波長選択スイッチ120は、各波長チャネルの光パワーを目標レベルに調整できる。ポストアンプ130は、波長選択スイッチ120から出力されるWDM信号を増幅する。そして、光分岐挿入装置100は、ポストアンプ130により増幅されるWDM信号を隣接ノードへ送信する。
光分岐挿入装置100は、プリアンプ110およびポストアンプ130の利得をそれぞれ制御する機能を備える。図1においては、プリアンプ110の利得を制御する機能が例示されている。光パワーモニタ部(PD)111は、プリアンプ110の出力光パワーを検出する。アンプ制御部112は、プリアンプ110の出力光パワーが目標レベルに近づくようにプリアンプ110の利得を制御する。この機能により、プリアンプ110の出力光パワーは目標レベルに保持される。
なお、受信光のパワーレベルの急変を補償可能な光増幅器が提案されている(例えば、特許文献1)。また、光伝送システムの中継局に備えられる光増幅器の利得設定を行う方法が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2010−123698号公報 特開2006−33412号公報
上述のように、光分岐挿入装置100は、WDM信号の光パワーを目標レベルに制御する機能を備える。ところが、各光分岐挿入装置100が独立してプリアンプ110(または、ポストアンプ130)の利得を制御すると、WDM信号の光パワーが不適切に制御されることがある。
図2は、WDM信号の光パワーが不適切に制御されるケースの一例を示す。図2に示す例では、ROADM#1からROADM#2へWDM信号が伝送される。また、時刻T1前において、ROADM#1のプリアンプ110の出力光パワーは目標レベルに対して2dB低く、ROADM#2のプリアンプ110の出力光パワーは目標レベルに対して3dB低いものとする。
この場合、ROADM#1において、プリアンプ110の出力光パワーが2dB高くなるように利得制御が行われる。また、ROADM#2においては、プリアンプ110の出力光パワーが3dB高くなるように利得制御が行われる。しかし、各光分岐挿入装置100が独立して動作するWDM伝送システムにおいては、ROADM#1およびROADM#2の利得制御が同時に行われるかも知れない。図2に示す例では、時刻T1において、ROADM#1およびROADM#2が利得制御を行っている。この場合、ROADM#2において、プリアンプ110の出力光パワーが目標レベルよりも2dB高くなってしまう。すなわち、光パワーのオーバーシュートが発生する。なお、WDM信号が通過するROADMの段数が多い構成では、複数のノードにおいてオーバーシュートまたはアンダーシュートが発生し、通信の状態が不安定になるおそれがある。
この問題は、例えば、プリアンプ110の利得を補正する速度を遅くすれば解決するかも知れない。しかし、WDM信号の光パワーが目標レベルに近づくまでの時間が長くなることは好ましくない。
なお、WDM信号の光パワーが不適切に制御される問題は、プリアンプ110の制御においてのみ発生するものではない。すなわち、この問題は、波長選択スイッチ120またはポストアンプ130の制御においても発生し得る。
本発明の1つの側面に係わる目的は、波長分割多重光信号の光パワーまたは波長分割多重光信号中の各波長チャネルの光パワーを安定的に制御できる構成および方法を提供することである。
本発明の1つの態様の光伝送装置は、光ファイバを介して受信する波長分割多重光信号を増幅する第1の光アンプと、前記第1の光アンプにより増幅された波長分割多重光信号に多重化されている各波長チャネルの光パワーを制御する波長選択スイッチと、前記波長選択スイッチから出力される波長分割多重光信号を増幅する第2の光アンプと、前記第1の光アンプの利得を制御するアンプ制御部と、を備える。前記アンプ制御部は、初期設定情報に基づいて前記第1の光アンプの利得を制御し、前記第1の光アンプの利得を制御したときから所定時間経過後、前記第1の光アンプにより増幅された波長分割多重光信号に多重化されている複数の波長チャネルの平均光パワーが目標レベルに近づくように、前記第1の光アンプの利得を補正する。
上述の態様によれば、波長分割多重光信号の光パワーまたは波長分割多重光信号中の各波長チャネルの光パワーを安定的に制御できる。
WDM伝送システムの一例を示す図である。 WDM信号の光パワーが不適切に制御されるケースの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係わるWDM伝送システムの一例を示す図である。 第1の実施形態に係わるWDM伝送装置の一例を示す図である。 プリアンプの利得を制御する方法の一例を示すフローチャートである。 プリアンプの初期利得を計算する方法の一例を示す図である。 利得補正量の計算の一例を示す図である。 プリアンプの利得を制御する方法の他の例を示す図である。 第2の実施形態に係わるWDM伝送装置の一例を示す図である。 WDM伝送装置内の光パワーを制御する方法の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態においてプリアンプの利得を制御する方法の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態において前段WSSの減衰量を制御する方法の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態において後段WSSの減衰量を制御する方法の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態においてポストアンプの利得を制御する方法の一例を示すフローチャートである。 WDM伝送装置内の光パワー制御の一例を示すタイミング図である。 WDM伝送装置内の光パワー制御の他の例を示すタイミング図である。 第3の実施形態に係わるWDM伝送装置の一例を示す図である。 第3の実施形態においてポストアンプの利得を制御する方法の一例を示すフローチャートである。
図3は、本発明の実施形態に係わるWDM伝送システムの一例を示す。図3に示す例では、WDM伝送システムは、複数のWDM伝送装置1(1A〜1C)およびネットワーク管理システム(NMS)2を備える。
WDM伝送装置1は、WDM伝送システムの各ノードに実装される。ノード間は、光ファイバリンクにより接続される。なお、以下の記載では、互いに隣接するノード間の光リンクを「スパン」と呼ぶことがある。図3に示す例では、スパン#1は、WDM伝送装置1A、1B間の光リンクを表し、スパン#2は、WDM伝送装置1B、1C間の光リンクを表す。
WDM伝送装置1は、WDM信号を伝送する光伝送装置の一例である。また、WDM伝送装置1は、例えば、光分岐挿入装置(ROADM)により実現される。この場合、WDM伝送装置1は、WDM信号から所望の波長チャネルの光信号を分岐することができる。また、WDM伝送装置1は、WDM信号の空チャネルに光信号を挿入することができる。
WDM信号中には、複数の波長チャネルが多重化されている。複数の波長チャネルは、複数のデータチャネルおよび監視チャネル(OSC:Optical Supervisory Channel)を含む。各データチャネルは、ユーザデータを伝送することができる。OSCは、監視制御情報を伝送する。監視制御情報については後で説明する。なお、OSCの波長は、予め指定される。
ネットワーク管理システム2は、各WDM伝送装置1(1A〜1C)の状態を管理および制御する。ここで、ネットワーク管理システム2は、各WDM伝送装置1から監視制御情報を収集することができ、また、各WDM伝送装置1に監視制御情報を与えることができる。そして、ネットワーク管理システム2は、各WDM伝送装置1を制御することにより、ユーザから要求される光パスを設定することができる。
<第1の実施形態>
図4は、本発明の第1の実施形態に係わるWDM伝送装置の一例を示す。WDM伝送装置1は、図4に示すように、プリアンプ回路10、WSS回路20、ポストアンプ回路30を備える。なお、WDM伝送装置1は、図4に示していない他の回路を備えていてもよい。
WDM伝送装置1は、隣接ノードから送信されるWDM信号を受信する。このWDM信号は、複数のデータチャネルおよび監視チャネル(OSC)を含む。OSCにより伝送される監視制御情報は、使用中の波長チャネルの数および配置を表す情報を含む。また、監視制御情報は、各ノードから出力されるWDM信号の光パワーを表す情報を含んでいてもよい。さらに、監視制御情報は、WDM信号の光パワーを制御する処理が完了していることを表す制御完了情報を含んでいてもよい。そして、光ファイバリンクを介して受信するWDM信号は、入力ポートP1を介してプリアンプ回路10に導かれる。
プリアンプ回路10は、この実施例では、光スプリッタ11、プリアンプ(Pre−AMP)12、OSC受信部(OSC_Rx)13、光スプリッタ14、光パワーモニタ(PD)15、アンプ制御部16を備える。なお、プリアンプ回路10は、図4に示していない他の回路要素を備えていてもよい。
光スプリッタ11は、受信WDM信号を分岐してプリアンプ12およびOSC受信部13に導く。プリアンプ12は、受信WDM信号を増幅する。プリアンプ12は、例えば、エルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA)により実現される。また、プリアンプ12の利得は、アンプ制御部16により制御される。
OSC受信部13は、受信WDM信号からOSC信号(監視チャネルを介して伝送される光信号)を抽出する。この場合、OSC受信部13は、例えば、WDM信号からOSC信号を抽出する光フィルタを備える。そして、OSC受信部13は、抽出したOSC信号から監視制御情報を再生する。なお、光スプリッタ11の代わりに分波機能を有するWDMカプラを使用してもよい。この場合、WDMカプラに入力されるWDM信号は、データチャンネルとOSCチャンネルとに分離される。WDM信号はプリアンプ12に導かれ、OSC信号はOSC受信部13に導かれる。
光スプリッタ14は、プリアンプ12により増幅されたWDM信号を分岐してWSS回路20および光パワーモニタ15に導く。光パワーモニタ15は、プリアンプ12により増幅されたWDM信号の光パワーを検出する。なお、光パワーモニタ15は、例えば、フォトダイオードを含む受光器により実現される。
アンプ制御部16は、プリアンプ12の利得を制御する。例えば、WDM伝送装置1の初期設定時には、アンプ制御部16は、初期設定情報に基づいてプリアンプ12の利得を制御する。このとき、アンプ制御部16は、光パワーモニタ15により検出される光パワーを参照してプリアンプ12の利得を制御する。さらに、アンプ制御部16は、後述する光チャネルモニタ25による測定結果を利用して、プリアンプ12の利得を制御する。このとき、アンプ制御部16は、初期設定に制御されたプリアンプ12の利得を補正する。
なお、アンプ制御部16は、例えば、デジタル信号処理器またはデジタル信号処理回路により実現される。プロセッサおよびメモリを含むプロセッサシステムは、デジタル信号処理器の一例である。FPGA(Field Programmable Gate Array)は、デジタル信号処理回路の一例である。
プリアンプ回路10により増幅されたWDM信号は、WSS回路20に導かれる。WSS回路20は、この実施例では、前段WSS(Pre−WSS)21、光カプラ/スプリッタ22、後段WSS(Post−WSS)23、光スプリッタ24、光チャネルモニタ(OCM)25、WSS制御部26を備える。なお、WSS回路20は、図4に示していない他の回路要素を備えていてもよい。
前段WSS21は、WSS制御部26から与えられる指示に応じて、プリアンプ回路10により増幅されたWDM信号を波長チャネル毎に処理する。この実施例では、前段WSS21は、指定された波長の光信号をWDM信号から分岐する。分岐された光信号は、例えば、WDM伝送装置1に収容されるクライアントに導かれる。また、前段WSS21は、プリアンプ回路10により増幅されたWDM信号に多重化されている各波長チャネルの光パワーを制御する。この機能により、前段WSS21は、指定された波長チャネルの光信号を後段WSS23に導くことができる。
光カプラ/スプリッタ22は、前段WSS21から出力される光信号を合波する。光カプラ/スプリッタ22から出力される光信号は、後段WSS23および光チャネルモニタ25に導かれる。なお、光カプラ/スプリッタ22から出力される光信号は、他の方路へ導かれるようにしてもよい。
後段WSS23には、前段WSS21を通過した光信号が入力される。また、後段WSS23には、アド光信号が入力され得る。アド光信号は、たとえば、WDM伝送装置1に収容されるクライアントにより生成される。そして、後段WSS23は、WSS制御部26から与えられる指示に応じて、波長チャネル毎に入力光信号を処理する。この例では、後段WSS23は、WDM信号の空チャネルにアド信号を挿入する。また、後段WSS23は、各波長チャネルの光パワーを制御する。光スプリッタ24は、後段WSS23から出力されるWDM信号を分岐してポストアンプ回路30および光チャネルモニタ25に導く。
光チャネルモニタ25は、入力光のスペクトルを測定することにより、WDM信号の各波長チャネルの光パワーを検出する。この実施例では、不図示の光スイッチにより、プリアンプ12から出力されるWDM信号、前段WSS21から出力されるWDM信号、または後段WSS23から出力されるWDM信号が選択されて光チャネルモニタ25に導かれる。そして、光チャネルモニタ25は、入力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーを検出する。光チャネルモニタ25の検出結果は、アンプ制御部16、WSS制御部26、およびOSC送信部35に与えられる。
WSS制御部26は、光チャネルモニタ25の検出結果に基づいて、前段WSS21および後段WSS23の各波長チャネルの光パワーを制御する。この実施例では、WSS制御部26は、前段WSS21から出力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーに基づいて、前段WSS21における各波長チャネルの減衰量を調整する。また、WSS制御部26は、後段WSS23から出力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーに基づいて、後段WSS23における各波長チャネルの減衰量を調整する。このとき、各波長チャネルの光パワーは、予め指定される目標レベルに調整される。
なお、WSS制御部26は、例えば、デジタル信号処理器またはデジタル信号処理回路により実現される。プロセッサおよびメモリを含むプロセッサシステムは、デジタル信号処理器の一例である。FPGAは、デジタル信号処理回路の一例である。
WSS回路20により処理されたWDM信号は、ポストアンプ回路30に導かれる。ポストアンプ回路30は、この実施例では、ポストアンプ(Post−AMP)31、光スプリッタ32、光パワーモニタ(PD)33、アンプ制御部34、OSC送信部(OSC_Tx)35、合波器36を備える。なお、ポストアンプ回路30は、図4に示していない他の回路要素を備えていてもよい。
ポストアンプ31は、WSS回路20により処理されたWDM信号を増幅する。ポストアンプ31は、例えば、エルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA)により実現される。また、ポストアンプ31の利得は、アンプ制御部34により制御される。
光スプリッタ32は、ポストアンプ31により増幅されたWDM信号を分岐して出力ポートP2および光パワーモニタ33に導く。光パワーモニタ33は、ポストアンプ31により増幅されたWDM信号の光パワーを検出する。光パワーモニタ33は、例えば、フォトダイオードを含む受光器により実現される。
アンプ制御部34は、光パワーモニタ33により検出される光パワーに基づいてポストアンプ31の利得を制御する。この実施例では、アンプ制御部34は、ポストアンプ31から出力されるWDM信号の光パワーが目標出力レベルに近づくようにポストアンプ31の利得を制御する。
なお、アンプ制御部34は、例えば、デジタル信号処理器またはデジタル信号処理回路により実現される。プロセッサおよびメモリを含むプロセッサシステムは、デジタル信号処理器の一例である。FPGAは、デジタル信号処理回路の一例である。
OSC送信部35は、監視制御情報を伝送するOSC信号を生成する。監視制御情報は、使用中の波長チャネルの数および配置を表す情報を含む。使用中の波長チャネルは、光チャネルモニタ25により検出される。また、監視制御情報は、WDM伝送装置1から出力されるWDM信号の光パワーを表す出力光パワー情報を含んでいてもよい。出力光パワー情報は、アンプ制御部34により使用される目標出力レベルに基づいて生成される。さらに、監視制御情報は、WDM信号の光パワーを制御する処理が完了していることを表す制御完了情報を含んでいてもよい。制御完了情報は、アンプ制御部16、WSS制御部26、アンプ制御部34の動作状態に基づいて生成される。
合波器36は、ポストアンプ31から出力されるWDM信号およびOSC送信部35により生成されるOSC信号を合波する。すなわち、出力WDM信号にOSC信号が挿入される。そして、WDM伝送装置1は、出力ポートP2を介して、複数のデータ信号およびOSC信号が多重化されたWDM信号を出力する。このWDM信号は、光ファイバリンクを介して隣接ノードへ伝送される。
なお、アンプ制御部16、WSS制御部26、アンプ制御部34は、1つのデジタル信号処理器(または、デジタル信号処理回路)で実現してもよい。或いは、アンプ制御部16、WSS制御部26、アンプ制御部34は、個々に独立したデジタル信号処理器(または、デジタル信号処理回路)で実現してもよい。
図5は、プリアンプ12の利得を制御する方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、WDM伝送装置1が起動されるときに実行される。
S1において、アンプ制御部16は、プリアンプ12の初期利得を計算する。初期利得は、隣接ノードの出力光パワー、スパン情報、プリアンプ12の出力光パワーの目標値に基づいて計算される。隣接ノードの出力光パワーは、例えば、OSC信号により隣接ノードから通知される。或いは管、隣接ノードの出力光パワーは、ネットワーク理システム2から通知される。スパン情報は、隣接ノードとWDM伝送装置1との間の光リンクにおける光損失を表す。なお、スパン情報は、予め測定されているものとする。プリアンプ12の出力光パワーの目標値は、予め設定されているものとする。
図6は、プリアンプ12の初期利得を計算する方法の一例を示す。図6に示す例では、隣接ノードにおける各波長チャネルの出力光パワーは2dBmである。また、隣接ノードとWDM伝送装置1との間の光リンクにおける光損失は10dBである。この場合、WDM伝送装置1の入力光パワーは−8dBmである。ここで、プリアンプ12から出力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーの目標値は5dBmであるものとする。そうすると、プリアンプ12の初期利得は13dBである。
S2において、アンプ制御部16は、S1で計算した初期利得をプリアンプ12に設定する。そして、アンプ制御部16は、プリアンプ12を立ち上げる。以降、プリアンプ12は、設定された初期利得で光信号を増幅する。
S3〜S4において、アンプ制御部16は、プリアンプ12の入力光パワーが安定しているか否かを確認する。例えば、アンプ制御部16は、プリアンプ12の利得を固定した状態で、光パワーモニタ15を利用して、プリアンプ12の出力光パワーを複数回測定する。そして、測定された複数の光パワー値のばらつきの所定の閾値よりも小さければ、アンプ制御部16は、プリアンプ12の入力光パワーが安定していると判定する。なお、プリアンプ12の入力側に光パワーモニタ(例えば、受光器)を設け、プリアンプ12の入力光パワーが安定しているか否かを確認してもよい。
プリアンプ12の入力光パワーが安定していると判定されたときは、S5において、アンプ制御部16は、プリアンプ12から出力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーを検出する。各波長チャネルの光パワーは、光チャネルモニタ25により測定される。
S6において、アンプ制御部16は、各波長チャネルの光パワーに基づいて、プリアンプ12の利得を補正するための利得補正量を計算する。この実施例では、各波長チャネルの平均光パワーが目標レベルに近づくように利得補正量が計算される。
図7は、利得補正量の計算の一例を示す。この実施例では、プリアンプ12から出力されるWDM信号には、波長チャネルCH1〜CH4が多重化されている。目標レベルは、5.0dBmである。そして、プリアンプ12から出力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーが光チャネルモニタ25により測定される。この実施例では、波長チャネルCH1〜CH4の光パワーの平均は、4.85dBmである。すなわち、波長チャネルCH1〜CH4の光パワーの平均は、目標レベルよりも0.15dBだけ低い。この場合、利得補正量は「+0.15dB」である。
S7において、アンプ制御部16は、S6の計算結果に基づいてプリアンプ12の利得を補正する。図7に示す例では、アンプ制御部16は、プリアンプ12の利得を0.15dBだけ大きくする。その後、S8において、アンプ制御部16は、プリアンプ12から出力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーを検出する。なお、各波長チャネルの光パワーは、S5と同様に、光チャネルモニタ25により測定される。
S9において、アンプ制御部16は、各波長チャネルの平均光パワーと目標レベルとの差分を計算する。この差分が所定の閾値よりも大きいときは、アンプ制御部16の処理はS6に戻る。この閾値は、波長チャネルの平均光パワーが十分に目標レベルに近くなるように決定される。この閾値は、例えば、0.1dB程度である。
アンプ制御部16は、各波長チャネルの平均光パワーと目標レベルとの差分が閾値より小さくなるまでS6〜S9の処理を繰り返し実行する。そして、各波長チャネルの平均光パワーと目標レベルとの差分が閾値より小さくなると、アンプ制御部16は、プリアンプ12の利得を固定した後、利得制御処理を終了する。
このように、実施形態の利得制御方法においては、光チャネルモニタ25を利用してWDM信号中の各波長チャネルの光パワーが測定され、それらの平均が目標レベルに近づくようにプリアンプ12の利得が調整される。したがって、WDM伝送装置1の入力光のASE(Amplified Spontaneous Emission)が大きい場合であっても、プリアンプ12の利得が精度よく調整される。なお、受光器(図4では、光パワーモニタ15)を利用してプリアンプ12の利得を調整する構成では、入力光のASEを推定して補償する必要がある。ところが、入力光のASEを精度よく推定することは容易ではない。よって、受光器を利用してプリアンプ12の利得を調整する構成では、プリアンプ12の利得を精度よく調整できないことがある。
また、実施形態の利得制御方法においては、WDM伝送装置1の起動時にプリアンプ12の初期利得が計算され、プリアンプ12は、その初期利得で立ち上げられる。ここで、初期利得は、好適な利得に近くなるように、隣接ノードの出力光パワー、スパン情報などに基づいて計算される。したがって、光チャネルモニタ25を利用してプリアンプ12の利得を補正するために要する時間は短い。図5に示す実施例では、S6〜S9の繰り返し回数が少なくなる。
さらに、実施形態の利得制御方法においては、プリアンプ12の入力光パワーが安定していると判定された後に、光チャネルモニタ25を利用してプリアンプ12の利得を補正する手順が実行される。したがって、プリアンプ12の利得を過剰に補正してしまうことが回避される。すなわち、図2に示す光パワーのオーバーシュート(または、アンダーシュート)が抑制される。
なお、上述の実施例では、アンプ制御部16は、プリアンプ12の出力光パワーを測定することにより入力光パワーが安定しているか否かを判定するが、本発明はこの方法に限定されるものではない。例えば、OSCを利用して制御完了情報が伝送されるWDM伝送システムにおいては、WDM伝送装置1は、隣接ノード(すなわち、WDM信号の送信元ノード)から制御完了情報を受信したときに、入力光パワーが安定していると判定してもよい。あるいは、制御完了情報がネットワーク管理システム2を介して伝送されるWDM伝送システムにおいては、WDM伝送装置1は、ネットワーク管理システム2を介して隣接ノードの制御完了情報を受信したときに、入力光パワーが安定していると判定してもよい。さらに、アンプ制御部16は、測定および制御完了情報の双方を利用して入力光パワーが安定しているか否かを判定してもよい。
なお、WDM伝送装置1は、隣接ノード(すなわち、WDM信号の送信元ノード)の制御が完了したときに、隣接ノードの制御完了情報の代わりにWDM伝送装置1の制御開始情報を受信することもある。この場合、制御開始情報を受信したときに、入力光パワーが安定していると判定してもよい。
また、アンプ制御部16は、S5またはS8において、WDM信号中のすべての波長チャネルの平均光パワーではなく、一部の波長チャネルの平均光パワーを計算してもよい。例えば、図8に示す例では、WDM信号中に波長チャネルCH1〜CH6が多重化されている。ただし、光チャネルモニタ25により検出される波長チャネルCH4、CH5の光パワーは、制御対象判定閾値より低い。この場合、アンプ制御部16は、波長チャネルの平均光パワーを計算する際に、波長チャネルCH4、CH5を除外する。すなわち、アンプ制御部16は、波長チャネルCH1〜CH3、CH6の平均光パワーを計算する。制御対象判定閾値は、正常でない波長チャネルが検出されるように決定される。
なお、正常でない波長チャネル(ここでは、光パワーが著しく低い波長チャネル)が除外されることなく平均光パワーが計算され、その平均光パワーに基づいてプリアンプ12の利得が計算されると、利得が過剰に補正されるおそれがある。そこで、1つの実施形態では、平均光パワーの計算において正常でない波長チャネルが除外される。よって、プリアンプ12の利得が過剰に補正されることはなく、プリアンプ12から出力されるWDM信号の光パワーは精度よく目的レベルに制御される。
<第2の実施形態>
図4〜図5に示す実施例では、プリアンプ12の利得を制御する手順を示したが、WDM伝送装置1は、前段WSS21、後段WSS23、およびポストアンプ31の動作状態も設定する。第2の実施形態では、プリアンプ12、前段WSS21、後段WSS23、およびポストアンプ31の動作状態が設定される。
図9は、第2の実施形態に係わるWDM伝送装置の一例を示す。第2の実施形態のWDM伝送装置は、第1の実施形態と同様に、プリアンプ回路10、WSS回路20、およびポストアンプ回路30を備える。ただし、第2の実施形態では、アンプ制御部16、WSS制御部26、およびアンプ制御部34は連携して動作する。具体的には、WSS制御部26は、アンプ制御部16によるプリアンプ12の設定が完了した後に、前段WSS21および後段WSS23の設定を実行する。また、アンプ制御部34は、WSS制御部26による前段WSS21および後段WSS23の設定が完了した後に、ポストアンプ31の設定を実行する。
図10は、WDM伝送装置内の光パワーを制御する方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、WDM伝送装置1が起動されるときに実行される。
S11において、アンプ制御部16は、プリアンプ12の利得を制御する。そして、アンプ制御部16は、プリアンプ12の利得の制御が完了すると、WSS制御部26へ制御完了情報を送信する。
WSS制御部26は、アンプ制御部16から制御完了情報を受け取ると、S12の処理を実行する。S12において、WSS制御部26は、前段WSS21の各波長チャネルの減衰量を制御することにより各波長チャネルの光パワーを調整する。前段WSS21の制御が完了すると、WSS制御部26は、S13において、後段WSS23の各波長チャネルの減衰量を制御することにより各波長チャネルの光パワーを調整する。そして、WSS制御部26は、後段WSS23の制御が完了すると、アンプ制御部34へ制御完了情報を送信する。
アンプ制御部34は、WSS制御部26から制御完了情報を受け取ると、S14の処理を実行する。S14において、アンプ制御部34は、ポストアンプ31の利得を制御する。そして、アンプ制御部34は、ポストアンプ31の制御が完了すると、隣接ノード(WDM伝送装置1から送信されるWDM信号を受信する隣接ノード)へ制御完了情報を送信する。この制御完了情報は、OSCを利用して伝送される。ただし、制御完了情報は、ネットワーク管理システム2へ送信されるようにしてもよい。この場合、ネットワーク管理システム2から隣接ノードへ制御完了情報が転送される。
このように、WDM信号の上流側から下流側に向かって、プリアンプ12、前段WSS21、後段WSS23、ポストアンプ31の設定が順番に行われる。すなわち、プリアンプ12、前段WSS21、後段WSS23、ポストアンプ31の設定が同時に行われることはない。よって、WDM伝送装置1の設定において、WDM信号の光パワーおよびWDM信号中の各波長チャネルの光パワーを安定的に制御することが可能である。
図11は、第2の実施形態においてプリアンプの利得を制御する方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、図10のS11に相当する。なお、S1〜S9の処理は、図5および図11において実質的に同じなので説明を省略する。
プリアンプ12から出力されるWDM信号中の各波長チャネルの平均光パワーが目標レベルの十分に近づくと、アンプ制御部16は、S21において、プリアンプ12の利得を固定する。以降、プリアンプ12は、入力WDM信号を一定の利得で増幅するAGCモードで動作する。この後、S22において、アンプ制御部16は、プリアンプ12の利得制御が完了したことを表す制御完了情報をWSS制御部26へ通知する。
なお、アンプ制御部16は、S1を実行する前に、隣接ノードまたはネットワーク管理システム2から送信される制御完了情報を待ち受けてもよい。この場合、アンプ制御部16は、制御完了情報を受信した後にプリアンプ12の利得制御を開始してもよい。
図12は、第2の実施形態において前段WSS21の減衰量を制御する方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、図10のS12に相当する。
S31〜S32において、WSS制御部26は、前段回路の制御が完了しているか否かを判定する。すなわち、WSS制御部26は、プリアンプ12の利得制御が完了しているか否かを判定する。この実施例では、アンプ制御部16から制御完了情報が与えられたときは、WSS制御部26は、プリアンプ12の利得制御が完了していると判定する。そして、プリアンプ12の利得制御が完了しているときは、WSS制御部26の処理はS33へ進む。
S33において、WSS制御部26は、前段WSS21の初期設定を行う。初期設定においては、各波長チャネルの減衰量が制御される。光信号を通過させる波長チャネルの減衰量は、予め指定された初期減衰量に設定される。例えば、プリアンプ12から出力されるWDM信号中の各波長チャネルの光パワーの目標レベルが5dBmであり、前段WSS21から出力されるWDM信号中の各波長チャネルの光パワーの目標レベルが−5dBmであるものとする。この場合、初期減衰量10dBである。なお、初期減衰量を表す初期設定情報は、WSS制御部26がアクセス可能なメモリに格納されている。光信号を遮断する波長チャネルの減衰量は、最大値に設定される。そして、WSS制御部26は、前段WSS21を立ち上げる。以降、前段WSS21は、設定された初期状態で各波長チャネルの光信号を処理する。
S34において、WSS制御部26は、前段WSS21から出力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーを検出する。各波長チャネルの光パワーは、光チャネルモニタ25により測定される。
S35において、WSS制御部26は、S34の検出結果に基づいて、波長チャネル毎に減衰補正量を計算する。この実施例では、各波長チャネルの光パワーがそれぞれ目標レベルに近づくように減衰補正量が計算される。
S36において、WSS制御部26は、S35の計算結果に基づいて前段WSS21の各波長チャネルの減衰量をそれぞれ補正する。その後、S37において、WSS制御部26は、前段WSS21から出力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーを検出する。なお、各波長チャネルの光パワーは、S34と同様に、光チャネルモニタ25により測定される。
S38において、WSS制御部26は、各波長チャネルの光パワーと目標レベルとの差分をそれぞれ計算する。この差分が所定の閾値よりも大きい波長チャネルが残っているときは、WSS制御部26の処理はS35に戻る。この閾値は、波長チャネルの光パワーが十分に目標レベルに近くなるように決定される。この閾値は、例えば、0.1dB程度である。
WSS制御部26は、各波長チャネルの光パワーと目標レベルとの差分がそれぞれ閾値より小さくなるまでS35〜S38の処理を繰り返し実行する。そして、各波長チャネルの光パワーと目標レベルとの差分が閾値より小さくなると、S39において、WSS制御部26は、前段WSS21の減衰量を固定する。
S40において、WSS制御部26は、前段WSS21の減衰量の制御が完了したことを表す制御完了情報を生成する。ただし、この制御完了情報は、WSS制御部26内に記録される。
図13は、第2の実施形態において後段WSS23の減衰量を制御する方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、図10のS13に相当する。
後段WSS23の減衰量を制御するS41〜S50は、前段WSS21の減衰量を制御するS31〜40と実質的に同じである。ただし、S41〜S42において、前段WSS21の減衰量の制御が完了したことを表す制御完了情報がWSS制御部26内に記録されているときは、WSS制御部26の処理はS43へ進む。また、WSS制御部26は、S43〜S49において、後段WSS23から出力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーをモニタし、そのモニタ結果を利用して後段WSS23の各波長チャネルの減衰量をそれぞれ補正する。そして、WSS制御部26は、S50において、後段WSS23の減衰量の制御(或いは、WSS回路20の光パワーの制御)が完了したことを表す制御完了情報をアンプ制御部34へ通知する。
図14は、第2の実施形態においてポストアンプの利得を制御する方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、図10のS14に相当する。
S51〜S52において、アンプ制御部34は、前段回路の制御が完了しているか否かを判定する。すなわち、アンプ制御部34は、後段WSS23の減衰量の制御が完了しているか否かを判定する。この実施例では、WSS制御部26から制御完了情報が与えられたときは、アンプ制御部34は、後段WSS23の制御が完了していると判定する。そして、後段WSS23の制御が完了しているときは、アンプ制御部34の処理はS53へ進む。
S53において、アンプ制御部34は、初期利得をポストアンプ31に設定する。初期利得は、たとえば、後段WSS23から出力されるWDM信号の各波長チャネルの平均光パワーの目標値およびポストアンプ31から出力されるWDM信号の各波長チャネルの平均光パワーの目標値に基づいて予め決定されている。なお、初期利得を表す初期設定情報は、アンプ制御部34がアクセス可能なメモリに格納されている。そして、アンプ制御部34は、ポストアンプ31を立ち上げる。以降、プリアンプ31は、設定された初期利得で光信号を増幅する。
ポストアンプ31の利得を制御するS54〜S58、S59は、プリアンプ12の利得を制御するS5〜S9、S21と実質的に同じである。ただし、S54およびS57において、アンプ制御部34は、光パワーモニタ33を利用してポストアンプ31から出力されるWDM信号の総光パワーを検出し、検出した総光パワーおよびWDM信号の波長チャネル数に基づいて、各波長チャネルの平均光パワーを計算する。また、S55において、アンプ制御部34は、S54で得られる平均光パワーおよび目標レベルに基づいてポストアンプ31の利得補正量を計算する。さらに、S58において、利得制御部34は、S57で得られる平均光パワーが目標レベルに十分に近いか否かを判定する。
この後、アンプ制御部34は、S60において、ポストアンプ31の利得制御(あるいは、WDM伝送装置1の光パワーの制御)が完了したことを表す制御完了情報を隣接ノードまたはネットワーク管理システム2へ送信する。制御完了情報が隣接ノードへ送信されるときは、制御完了情報は、例えば、WDM信号中のOSCを利用して伝送される。
図15は、WDM伝送装置内の光パワー制御の一例を示すタイミング図である。WDM伝送装置内では、入力側に実装されている回路から順番に光パワーの制御が実行される。即ち、プリアンプ12の利得の制御が完了した後に、前段WSS21の減衰量が制御される。前段WSS21の減衰量の制御が完了した後に、後段WSS23の減衰量が制御される。後段WSS23の減衰量の制御が完了した後に、ポストアンプ31の利得が制御される。なお、図15に示す「通知」は、制御完了情報が与えられることを表している。
プリアンプ12およびポストアンプ31の利得制御においては、それぞれ、初期利得設定が行われた後に、出力光パワーを目標レベルに一致させるフィードバック制御が実行される。ここで、目標レベルは既知であり、目標レベルに近い出力光パワーが得られるように初期利得設定が行われる。すなわち、上述のフィードバック制御が開始される前に、各アンプの利得は、目標値に近い状態に設定されている。したがって、フィードバック制御に要する時間は短く、アンプの設定時間も短い。
同様に、前段WSS21および後段WSS23の減衰制御においては、それぞれ、初期減衰設定が行われた後に、各波長チャネルの出力光パワーを目標レベルに一致させるフィードバック制御が実行される。ここで、目標レベルは既知であり、目標レベルに近い出力光パワーが得られるように初期減衰設定が行われる。すなわち、上述のフィードバック制御が開始される前に、各WSSの減衰量は、目標値に近い状態に設定されている。したがって、フィードバック制御に要する時間は短く、WSSの設定時間も短い。
プリアンプ12の利得制御において、入力光パワーの安定性が確認された後に、プリアンプ12の利得制御が実行され、さらにその出力側の回路(前段WSS21、後段WSS23、ポストアンプ31)の制御が実行される。したがって、WDM伝送システム内の複数のノードにおいて同時にアンプまたはWSSが制御されることはなく、光パワーの過剰な変動が抑制される。
図16は、WDM伝送装置内の光パワー制御の他の例を示すタイミング図である。この実施例では、プリアンプ12、前段WSS21、後段WSS23、ポストアンプ31の初期設定が並列に実行される。このとき、アンプ制御部16、WSS制御部26、アンプ制御部34が互いに連携しながら初期設定動作を実行する。その後、プリアンプ12の利得補正、前段WSS21の減衰量補正、後段WSS23の減衰量補正、ポストアンプ31の利得補正が順番に実行される。この手順においても、アンプ制御部16からWSS制御部26へ制御完了情報が通知され、WSS制御部26からアンプ制御部34へ制御完了情報が通知される。図16に示す手順によれば、図15に示す手順と比較して、WDM伝送装置の設定時間が削減され得る。
第2の実施形態では、図11〜図14に示すように、WDM伝送装置内の光パワーが目標レベルに制御された後、各アンプの利得および各WSSの減衰量が固定される。したがって、波長チャネル数が変化した場合であっても、各波長チャネルの光パワーの変動は抑制される。なお、各アンプまたは各WSSの出力光パワーを一定に制御するALCモードでは、波長チャネル数が変化したときに光パワーのオーバーシュート及び/又はアンダーシュートが発生し得る。
また、第2の実施形態では、WDM伝送装置の動作中に波長チャネルが追加されるときに、プリアンプ12およびポストアンプ31の利得は既に設定されている。よって、波長チャネルが追加されるときに、初期利得設定(S2、S53)は不要である。ただし、WSS回路20において、追加された波長チャネルに対して光パワーの調整が実行される。
<第3の実施形態>
図4または図9に示す実施例では、ポストアンプ31の利得は、ポストアンプ31から出力されるWDM信号の総光パワーに基づいて制御される。これに対して、第3の実施形態では、ポストアンプ31から出力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーに基づいて、ポストアンプ31の利得が制御される。
図17は、第3の実施形態に係わるWDM伝送装置の一例を示す。第3の実施形態のWDM伝送装置は、第1の実施形態または第2の実施形態と同様に、プリアンプ回路10、WSS回路20、およびポストアンプ回路30を備える。ただし、第3の実施形態では、ポストアンプ31から出力されるWDM信号は、光スプリッタ32により分岐され、光チャネルモニタ25に導かれる。そして、アンプ制御部34は、光チャネルモニタ25によるモニタ結果を利用してポストアンプ31の利得を補正する。
図18は、第3の実施形態においてポストアンプの利得を制御する方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、プリアンプ回路10における利得制御およびWSS回路20における減衰制御が完了した後に実行される。
図18に示すフローチャートのS61〜S70は、図14に示すフローチャートのS51〜S60とほぼ同じである。ただし、第3の実施形態では、S64において、アンプ制御部34は、ポストアンプ31から出力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーを検出する。各波長チャネルの光パワーは、光チャネルモニタ25により測定される。そして、S65において、アンプ制御部34は、各波長チャネルの光パワーに基づいて、ポストアンプ31の利得を補正するための利得補正量を計算する。この実施例では、各波長チャネルの平均光パワーが目標レベルに近づくように利得補正量が計算される。また、S67において、アンプ制御部34は、ポストアンプ31から出力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーを検出する。そして、S68において、アンプ制御部34は、各波長チャネルの平均光パワーと目標レベルとの差分を計算する。
<他の実施形態>
制御部(アンプ制御部16、WSS制御部26、アンプ制御部34)どうしの間で制御完了情報を通知しなくてもよい。例えば、各制御部による制御時間が推定可能であるときは、各制御部は、前段回路の制御時間に応じて制御を開始するタイミングを決定してもよい。すなわち、アンプ制御部16がプリアンプ12の制御を開始したときから所定の制御時間が経過したときに、WSS制御部26が前段WSS21および後段WSS23の制御を開始する。また、SS制御部26が前段WSS21および後段WSS23の制御を開始したときから所定の制御時間が経過したときに、アンプ制御部34がポストアンプ31の制御を開始する。或いは、各制御部は、利得または減衰量を補正するフィードバック動作を1回だけ実行するようにしてもよい。この場合、WDM伝送装置内の光パワーを調整するために要する時間が短縮される。
上述の実施例では、前段WSS21および後段WSS23の減衰量が補正されるが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、WSS制御部26は、前段WSS21については初期設定のみを行うようにしてもよい。また、WSS制御部26は、後段WSS23から出力されるWDM信号の各波長チャネルの光パワーに基づいて前段WSS21の各波長チャネルの減衰量を補正してもよい。
WSS回路20は、前段WSS21および後段WSS23の双方を備えていなくてもよい。例えば、前段WSS21の代わりに光スプリッタが実装されるようにしてよい。
1(1A〜1C) WDM伝送装置
2 ネットワーク管理システム(NMS)
10 プリアンプ回路
12 プリアンプ
15 光パワーモニタ(PD)
16 アンプ制御部
20 WSS回路
21 前段WSS
23 後段WSS
25 光チャネルモニタ(OCM)
26 WSS制御部
30 ポストアンプ回路
31 ポストアンプ
33 光パワーモニタ(PD)
34 アンプ制御部

Claims (8)

  1. 光ファイバを介して受信する波長分割多重光信号を増幅する第1の光アンプと、
    前記第1の光アンプにより増幅された波長分割多重光信号に多重化されている各波長チャネルの光パワーを制御する波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチから出力される波長分割多重光信号を増幅する第2の光アンプと、
    前記第1の光アンプの利得を制御するアンプ制御部と、
    波長分割多重光信号に多重化されている各波長チャネルの光パワーを検出する光チャネルモニタと、を備え、
    前記アンプ制御部は、
    初期設定情報に基づいて前記第1の光アンプの利得を制御し、
    前記第1の光アンプの利得を制御したときから所定時間経過後、前記光チャネルモニタを利用して前記第1の光アンプにより増幅された波長分割多重光信号に多重化されている複数の波長チャネルの平均光パワーを算出し、
    前記平均光パワーが目標レベルに近づくように、前記第1の光アンプの利得を制御する
    ことを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記アンプ制御部は、前記第1の光アンプにより増幅された波長分割多重光信号に多重化されている複数の波長チャネルのうち、光パワーが所定の閾値レベルよりも高い波長チャネルの平均光パワーを算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の光伝送装置。
  3. 光ファイバリンクを介して受信する波長分割多重光信号を増幅する第1の光アンプと、
    前記第1の光アンプにより増幅された波長分割多重光信号に多重化されている各波長チャネルの光パワーを制御する波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチから出力される波長分割多重光信号を増幅する第2の光アンプと、
    前記第1の光アンプの利得を制御するアンプ制御部と、
    前記第1の光アンプの出力光パワーを検出する光パワーモニタと、を備え、
    前記アンプ制御部は、
    初期設定情報に基づいて前記第1の光アンプの利得を制御し、
    前記第1の光アンプの入力光パワーが安定しているか否かを判定する際に、前記第1の光アンプの利得が固定された状態で前記光パワーモニタにより検出される出力光パワーに基づいて前記第1の光アンプの入力光パワーを測定し、
    測定された入力光パワーの変動量が所定の閾値よりも小さいときに、前記第1の光アンプの入力光パワーが安定していると判定し、
    前記第1の光アンプの入力光パワーが安定しているときに、前記第1の光アンプにより増幅された波長分割多重光信号に多重化されている複数の波長チャネルの平均光パワーが目標レベルに近づくように、前記第1の光アンプの利得を補正する
    ことを特徴とする光伝送装置。
  4. 前記アンプ制御部は、前記光伝送装置が受信する波長分割多重光信号の送信元ノードにおいてその波長分割多重光信号のパワーを制御する処理が完了していることを表す制御完了情報を受信したときに、前記第1の光アンプの入力光パワーが安定していると判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の光伝送装置。
  5. 前記初期設定情報は、前記光伝送装置が受信する波長分割多重光信号の送信元ノードにおける出力光パワーを表す情報、および前記送信元ノードと前記光伝送装置との間の光ファイバの損失を表す情報を含み、
    前記アンプ制御部は、前記初期設定情報および前記目標レベルに基づいて前記第1の光アンプの利得を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の光伝送装置。
  6. 光ファイバを介して受信する波長分割多重光信号を増幅する第1の光アンプと、
    前記第1の光アンプにより増幅された波長分割多重光信号に多重化されている各波長チャネルの光パワーを制御する波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチから出力される波長分割多重光信号を増幅する第2の光アンプと、
    前記第1の光アンプ、前記波長選択スイッチ、および前記第2の光アンプを制御するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、
    前記第1の光アンプから出力される波長分割多重光信号の各波長チャネルの平均光パワーが第1の目標レベルに近づくように、前記第1の光アンプの利得を制御し、
    前記第1の光アンプの利得の制御が完了した後に、前記波長選択スイッチから出力される波長分割多重光信号の各波長チャネルの光パワーがそれぞれ第2の目標レベルに近づくように、前記波長選択スイッチの各波長チャネルの減衰量を制御し、
    前記波長選択スイッチの各波長チャネルの減衰量の制御が完了した後に、前記第2の光アンプから出力される波長分割多重光信号の各波長チャネルの平均光パワーが第3の目標レベルに近づくように、前記第2の光アンプの利得を制御する
    ことを特徴とする光伝送装置。
  7. 光ファイバを介して受信する波長分割多重光信号を増幅する第1の光アンプと、
    前記第1の光アンプにより増幅された波長分割多重光信号に多重化されている各波長チャネルの光パワーを制御する波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチから出力される波長分割多重光信号を増幅する第2の光アンプと、
    前記第1の光アンプ、前記波長選択スイッチ、および前記第2の光アンプを制御するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、
    前記第1の光アンプから出力される波長分割多重光信号の各波長チャネルの平均光パワーが第1の目標レベルに近づくように、前記第1の光アンプの利得を制御し、
    前記第1の光アンプの利得を制御する処理を開始したときから所定時間が経過したときに、前記波長選択スイッチから出力される波長分割多重光信号の各波長チャネルの光パワーがそれぞれ第2の目標レベルに近づくように、前記波長選択スイッチの各波長チャネルの減衰量を制御する処理を開始し、
    前記波長選択スイッチの各波長チャネルの減衰量を制御する処理を開始したときから所定時間が経過したときに、前記第2の光アンプから出力される波長分割多重光信号の各波長チャネルの平均光パワーが第3の目標レベルに近づくように、前記第2の光アンプの利得を制御する処理を開始する
    ことを特徴とする光伝送装置。
  8. 光ファイバを介して受信する波長分割多重光信号を増幅する第1の光アンプ、前記第1の光アンプにより増幅された波長分割多重光信号に多重化されている各波長チャネルの光パワーを制御する波長選択スイッチ、前記波長選択スイッチから出力される波長分割多重光信号を増幅する第2の光アンプ、および波長分割多重光信号に多重化されている各波長チャネルの光パワーを検出する光チャネルモニタを供える光伝送装置において、前記第2の光アンプにより増幅された波長分割多重光信号を隣接ノードへ送信する伝送方法であって、
    初期設定情報に基づいて前記第1の光アンプの利得を制御し、
    前記第1の光アンプの利得を制御したときから所定時間経過後、前記光チャネルモニタを利用して前記第1の光アンプにより増幅された波長分割多重光信号に多重化されている複数の波長チャネルの平均光パワーを算出し、
    前記平均光パワーが目標レベルに近づくように、前記第1の光アンプの利得を制御する
    ことを特徴とする伝送方法。
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