JP2006101470A - 波長多重光の光レベルを制御する光伝送装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 波長多重光増幅中継伝送システムにおいて、フォトディテクタと光減衰器を用いた光レベル制御を改善し、より精度の高い光レベル調整を高速で行う。
【解決手段】 フォトディテクタ203−iは、各波長の光レベルをモニタし、モニタ値が記憶媒体209に記憶された目標値iに近づくように、各波長の可変光減衰器202−iを制御する。スペクトラムアナライザ206は、光増幅器205から出力される各波長の光レベルを一括でモニタし、CPU208は、そのモニタ値に応じて目標値iを更新する。
【選択図】 図2
【解決手段】 フォトディテクタ203−iは、各波長の光レベルをモニタし、モニタ値が記憶媒体209に記憶された目標値iに近づくように、各波長の可変光減衰器202−iを制御する。スペクトラムアナライザ206は、光増幅器205から出力される各波長の光レベルを一括でモニタし、CPU208は、そのモニタ値に応じて目標値iを更新する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、波長多重光増幅中継伝送システムにおいて、光レベルを制御する光伝送装置および方法に関する。
波長多重光増幅中継伝送システムにおいて、伝送路障害や、波長多重光を構成する波長の増減設(波長の追加、削除)等により、光増幅器を通過する波長数や波長配置が変化すると、光増幅器から出力された波長多重光のスペクトルの傾斜、形状が変化してしまう。同等の特性をもった光増幅器を多段で接続しているシステムにおいては、このスペクトルの傾斜、形状の変化が累積し、波長数、波長配置変化後の残存波長(運用を継続する波長)に対して、受信端において大きな光レベル(光パワー)の変化をもたらすことになる。この光レベル変化は、伝送品質の劣化や光部品の損傷等を引き起こす可能性があるため、可能な限りこの光レベル変化に追従し、できるだけ早い時間内に適正な光レベルに戻す必要がある。
伝送路障害時や、波長の増減設時は、急激な光レベルの変動が起こるため、その光レベルの感知と制御には、高速な応答が可能な光デバイスおよび制御回路が必要になる。そのため、急激な光レベル変動に対応する必要のある波長多重光伝送システムには、送信端や分岐挿入ノード等、波長多重光を構成する各波長が分波されている個所にフォトディテクタと光減衰器を配置し、高速な光レベル変動をできる限り吸収できるような構成がとられている。
また、伝送路障害時の運用中の波長の光信号断検出による伝送路冗長切替を行うようなシステムにおいても、各波長の光レベル低下を瞬時に捉える必要があり、各波長に分波された部分のフォトディテクタを使用して検出できる構成がとられている。
特許文献1および2は、波長多重光伝送システムにおける光信号のモニタ/制御に関する。
特開平11−103287号公報
特開平09−064819号公報
上述した従来の波長多重光増幅中継システムには、次のような問題がある。
波長多重光増幅中継システムは、高機能、低コストの要求に応えるために、さらなる長距離化、中継段数の多段化、分岐挿入局(OADM:Optical Add Drop Multiplexer)数の増加、波長数の増加等が必要となってきている。これらを実現するためには、光伝送システムの伝送特性を最大限まで改善する必要があるが、上述したようなフォトディテクタと光減衰器の構成には、いくつかの問題点、改善の余地がある。
(1)予め決められた目標値に対する制御を送信側にて行う方式のため、調整点から下流側の変動、特に、波長数、波長配置の変化によるチルト形状の変化等については、吸収することはできない。
(2)送信端での増幅器入力光レベルを均一にすることは可能だが、増幅器出力光レベルや受信端での光信号対雑音比(Optical Signal-Noise-Ratio,OSNR)まで改善することはできない。
(3)通常、フォトディテクタは光レベルの絶対値の精度を持たないため、詳細な事前の光レベル調整が必要であり、その調整には多大な作業工数、または設備が必要になる。
波長多重光増幅中継システムは、高機能、低コストの要求に応えるために、さらなる長距離化、中継段数の多段化、分岐挿入局(OADM:Optical Add Drop Multiplexer)数の増加、波長数の増加等が必要となってきている。これらを実現するためには、光伝送システムの伝送特性を最大限まで改善する必要があるが、上述したようなフォトディテクタと光減衰器の構成には、いくつかの問題点、改善の余地がある。
(1)予め決められた目標値に対する制御を送信側にて行う方式のため、調整点から下流側の変動、特に、波長数、波長配置の変化によるチルト形状の変化等については、吸収することはできない。
(2)送信端での増幅器入力光レベルを均一にすることは可能だが、増幅器出力光レベルや受信端での光信号対雑音比(Optical Signal-Noise-Ratio,OSNR)まで改善することはできない。
(3)通常、フォトディテクタは光レベルの絶対値の精度を持たないため、詳細な事前の光レベル調整が必要であり、その調整には多大な作業工数、または設備が必要になる。
本発明の課題は、波長多重光増幅中継伝送システムにおいて、フォトディテクタと光減衰器を用いた光レベル制御を改善し、より精度の高い光レベル調整を高速で行うことである。
図1は、本発明の第1、第2、および第3の光伝送装置の構成図である。
本発明の第1の光伝送装置は、記憶手段101、第1のモニタ手段102、光減衰手段103、合波手段104、第2のモニタ手段105、および制御手段106を備え、光損失媒質とその光損失媒質による損失を補償するための光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する。
本発明の第1の光伝送装置は、記憶手段101、第1のモニタ手段102、光減衰手段103、合波手段104、第2のモニタ手段105、および制御手段106を備え、光損失媒質とその光損失媒質による損失を補償するための光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する。
記憶手段101は、各波長の光レベルの目標値を記憶し、第1のモニタ手段102は、各波長の光レベルをモニタし、光減衰手段103は、第1のモニタ手段102のモニタ値が記憶手段101に記憶された目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節する。合波手段104は、調節された各波長の光を合波し、第2のモニタ手段105は、合波後の各波長の光レベルを一括でモニタし、制御手段106は、第2のモニタ手段102のモニタ値に応じて、記憶手段101に記憶された目標値を更新する。
第1の光伝送装置によれば、第1のモニタ手段102のモニタ値が目標値に近づくように、光減衰手段103が各波長の光レベルを増減する調節を行うことで、高速な光レベル調整が実現される。また、制御手段106が、第2のモニタ手段102のモニタ値に応じて目標値を更新することで、運用中の状況変化に応じて目標値が最適化される。
本発明の第2の光伝送装置は、記憶手段101、第1のモニタ手段102、光減衰手段103、合波手段104、および制御手段106を備え、光損失媒質とその光損失媒質による損失を補償するための光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する。
記憶手段101は、各波長の光レベルの目標値を記憶し、第1のモニタ手段102は、各波長の光レベルをモニタし、光減衰手段103は、第1のモニタ手段102のモニタ値が記憶手段101に記憶された目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節する。合波手段104は、調節された各波長の光を合波し、制御手段106は、合波後の各波長の光信号対雑音比を一括でモニタすることにより取得された光信号対雑音比の情報を受け取り、その情報に応じて、記憶手段101に記憶された目標値を更新する。
第2の光伝送装置によれば、第1の光伝送装置の場合と同様に、高速な光レベル調整が実現され、運用中の状況変化に応じて目標値が最適化される。さらに、合波後の各波長の光信号対雑音比を光伝送装置より下流の分岐挿入ノードや受信ノードでモニタして、その情報を光伝送装置に送信すれば、下流側の状況変化に応じて目標値を最適化して、下流側のノードにおけるOSNRを改善することができる。
本発明の第3の光伝送装置は、記憶手段101、第1のモニタ手段102、光減衰手段103、合波手段104、第2のモニタ手段105、制御手段106、および第3のモニタ手段107を備え、光損失媒質とその光損失媒質による損失を補償するために利得一定制御を行う光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する。
記憶手段101は、各波長の光レベルの目標値を記憶し、第1のモニタ手段102は、各波長の光レベルをモニタし、光減衰手段103は、第1のモニタ手段102のモニタ値が記憶手段101に記憶された目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節する。合波手段104は、調節された各波長の光を合波し、第2のモニタ手段105は、合波後の各波長の光レベルまたは光信号対雑音比を一括でモニタし、第3のモニタ手段107は、光増幅手段の入力側または出力側において、合波後のトータルパワーの光レベルをモニタする。制御手段106は、第2のモニタ手段105および第3のモニタ手段107のモニタ値に応じて、記憶手段101に記憶された目標値を更新する。
第3の光伝送装置によれば、第1の光伝送装置の場合と同様に、高速な光レベル調整が実現される。さらに、光増幅手段が利得一定制御を行っている場合でも、その出力光レベルを一定に保ちつつ、運用中の状況変化に応じて目標値を最適化することができる。
光増幅手段は、例えば、後述する図2の光増幅器205または図4の光増幅器406に対応する。記憶手段101は、例えば、図2の記憶媒体209または図4の記憶媒体410に対応し、第1のモニタ手段102は、例えば、図2のフォトディテクタ(PD)203−iまたは図4のPD404−i(i=1,2,...,n)に対応し、光減衰手段103は、例えば、図2の可変光減衰器(VOA)202−iまたは図4のVOA403−i(i=1,2,...,n)に対応する。
合波手段104は、例えば、図2の光合波器204または図4の光合波器405に対応し、第2のモニタ手段105は、例えば、図2のスペクトラムアナライザ(SA)206または図4のSA407に対応する。
制御手段106は、例えば、図2の中央処理装置(CPU)208、図4のCPU409、図6のCPU607、図8のCPU804、図10のCPU1003、図12のCPU1203、または図14のCPU1402に対応する。第3のモニタ手段107は、例えば、図10のPD1001、図12のPD1201、または図14のSA407に対応する。
本発明によれば、波長多重光増幅中継伝送システムにおいて、フォトディテクタと光減衰器を用いて、より精度の高い光レベル調整を高速で行うことが可能になる。この場合、フォトディテクタの詳細な事前の光レベル調整は不要になる。
また、光伝送装置より下流側の状況変化に応じてフォトディテクタの目標値を最適化して、下流側の分岐挿入ノードや受信ノードにおけるOSNRを改善することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
本実施形態の波長多重光伝送システムは、光ファイバまたは各種光学部品等の光損失媒質と、その損失を補償するための光増幅器が縦続接続された光伝送路を含む。そして、各波長毎に設けられたフォトディテクタと、全波長を一括でモニタする光スペクトラムアナライザの両方を使用して、光レベル急変時の光レベルずれ状態からの回復時間を最小限にし、かつ、常に伝送特性を最適化することで、光伝送システムの多段化、長距離化等を実現する。
本実施形態の波長多重光伝送システムは、光ファイバまたは各種光学部品等の光損失媒質と、その損失を補償するための光増幅器が縦続接続された光伝送路を含む。そして、各波長毎に設けられたフォトディテクタと、全波長を一括でモニタする光スペクトラムアナライザの両方を使用して、光レベル急変時の光レベルずれ状態からの回復時間を最小限にし、かつ、常に伝送特性を最適化することで、光伝送システムの多段化、長距離化等を実現する。
具体的には、波長多重光伝送システムの送信ノード、受信ノード、または光分岐挿入ノードに光スペクトラムアナライザを配し、各波長に接続されているフォトディテクタ、可変光減衰器と併用することで、波長数や波長配置に応じた、その時々の状況にあった調整を行い、さらなる伝送特性の改善を実現する。
光スペクトラムアナライザは、情報取得(スイープ)に時間がかかるため、本来は過渡応答のような高速な制御には向かない。しかし、システム立上げ時や波長の増減設時に、送信端の出力光レベル、スペクトルや受信端のOSNRを勘案して、より適切な波長毎の光レベルとなるような制御をフォトディテクタと可変光減衰器からなる系に行わせるように、光スペクトラムアナライザの測定結果から導出された制御目標値を装置内部に記憶させることで、より精度の高い光レベル調整を高速で行うことが可能になる。
また、フォトディテクタのモニタ値を参照しながら制御を行う対象である可変光減衰器には、高速モードと低速モードの2つのモードを持たせて、立上げ時および波長増減設時と通常運用時とでモードを分けて使用、またはこれらを併用する。
このような方式を取ることにより、高速な変動に対応し、かつ、伝送状態を常に最適に保つことが可能になる。
図2は、送信ノードに設けられる送信部の構成図である。送信部は、可変光減衰器(Variable Optical Attenuator ,VOA)202−i、フォトディテクタ(PD)203−i(i=1,2,...,n)、光合波器204、光増幅器205、スペクトラムアナライザ(SA)206、中央処理装置(CPU)207、208、および記憶媒体209から構成される。
図2は、送信ノードに設けられる送信部の構成図である。送信部は、可変光減衰器(Variable Optical Attenuator ,VOA)202−i、フォトディテクタ(PD)203−i(i=1,2,...,n)、光合波器204、光増幅器205、スペクトラムアナライザ(SA)206、中央処理装置(CPU)207、208、および記憶媒体209から構成される。
このうち、VOA202−iおよびPD203−iは波長毎に設けられ、VOA202−iは、送信器(Tx)201−iから出力される光のレベルを調整する。そして、VOA202−iからの出力光は2分岐されて、一方が光合波器204に入力し、他方がPD203−iに入力する。PD203−iは、VOA202−iから出力される光のレベルをモニタする。光合波器204は、VOA202−1〜VOA202−nから出力される光を合波し、光増幅器205は、光出力レベル一定制御(Automatic Level Control ,ALC)を行って、合波された光(波長多重光)を光のままで増幅し、光ファイバ210に出力する。SA206は、増幅された光を一括でモニタし、CPU207および208は、SA206のモニタ結果を用いてVOA202−iおよびPD203−iを制御する。
図3は、図2に示した送信部の制御のフローチャートである。図3のステップ302〜306の動作は、初期立上げ時の制御に対応し、ステップ307〜314の動作は、通常運用時の制御に対応する。
(1)平均値からの光レベル差分フィードバック制御
まず、光増幅器205が立ち上がる(ステップ301)と、SA206がシステムで使用する全波長帯域の光スペクトルをモニタし、波長多重光を構成する各波長における光レベルを得て、CPU207に通知する。CPU207は、各波長の光レベルのモニタ値を総合的に判断し、収束範囲内であるかどうかをチェックする(ステップ302)。ここでは、例えば、光レベルの最大値と最小値との差が閾値として設定した0.5dBの範囲内に入っているかどうかがチェックされる。
(1)平均値からの光レベル差分フィードバック制御
まず、光増幅器205が立ち上がる(ステップ301)と、SA206がシステムで使用する全波長帯域の光スペクトルをモニタし、波長多重光を構成する各波長における光レベルを得て、CPU207に通知する。CPU207は、各波長の光レベルのモニタ値を総合的に判断し、収束範囲内であるかどうかをチェックする(ステップ302)。ここでは、例えば、光レベルの最大値と最小値との差が閾値として設定した0.5dBの範囲内に入っているかどうかがチェックされる。
全波長の光レベルのモニタ値が収束範囲内に入っていなければ、CPU207は、各波長の光レベルを全波長の平均値と比較し(ステップ303)、VOA202−iを調整する。具体的には、当該波長の光レベルが平均値より高ければ、その波長に対応するVOA202−iを閉じて減衰量を増加させ(ステップ304)、当該波長の光レベルが平均値以下であれば、その波長に対応するVOA202−iを開いて減衰量を減少させる(ステップ305)。その後、SA206は、再度、システムで使用する全波長帯域の光スペクトルをモニタする。
送信部は、このような動作を、例えばSA206がシステムで使用する全波長帯域をスイープする時間(〜秒オーダ)で繰り返して、各波長の光レベルが収束範囲内に収まるように制御する。このように、この動作をSA206が1回のスイープにかかる時間で繰り返すことにより、必要最低限の時間単位での制御が可能となる。なお、これに関わらず、光レベルの変動要因に合わせて、例えば1時間に1回、1日に1回、または任意の日時を指定するなど、この動作をスケジューリングして行わせることもできる。
(2)目標値の記憶
次に、PD203−iは、全波長の光レベルが収束範囲内に入った時点での各波長のモニタレベルを記憶媒体209に出力し、記憶媒体209は、PD203−iから受け取ったモニタレベルを目標値iとして記憶する(ステップ306)。
(3)目標値への高速フィードバック制御+平均値からの光レベル差分フィードバック制御
その後、送信部は運用状態に入り、記憶された目標値に向けて、高速VOA制御モード(〜ミリ秒オーダ)に移行する。そして、PD203−iは、対応する波長の光レベルをモニタして目標値iと比較し(ステップ308)、VOA202−iを調整する。当該波長の光レベルが目標値より高ければ、その波長のVOA202−iを閉じ(ステップ309)、当該波長の光レベルが目標値以下であれば、その波長のVOA202−iを開く(ステップ310)。送信部は、このような動作を高速(〜ミリ秒オーダ)で繰り返す。
(2)目標値の記憶
次に、PD203−iは、全波長の光レベルが収束範囲内に入った時点での各波長のモニタレベルを記憶媒体209に出力し、記憶媒体209は、PD203−iから受け取ったモニタレベルを目標値iとして記憶する(ステップ306)。
(3)目標値への高速フィードバック制御+平均値からの光レベル差分フィードバック制御
その後、送信部は運用状態に入り、記憶された目標値に向けて、高速VOA制御モード(〜ミリ秒オーダ)に移行する。そして、PD203−iは、対応する波長の光レベルをモニタして目標値iと比較し(ステップ308)、VOA202−iを調整する。当該波長の光レベルが目標値より高ければ、その波長のVOA202−iを閉じ(ステップ309)、当該波長の光レベルが目標値以下であれば、その波長のVOA202−iを開く(ステップ310)。送信部は、このような動作を高速(〜ミリ秒オーダ)で繰り返す。
その間、SA206は、システムで使用する全波長帯域の光スペクトルを例えば上記した時間間隔でモニタし続け、得られた各波長における光レベルをCPU208に通知する。波長の増減設等により各波長の光レベルが収束範囲から外れた場合は、CPU208が、過渡応答現象を吸収するための一定の保護時間(〜秒オーダ)を設けた後で目標値を更新する(ステップ307)。ここでは、平均値からの差分を考慮して、少しずつ(例えば0.1dBずつ)目標値を書き換えることで、収束範囲内になるように光レベルが調整される。
CPU208は、CPU207と同様にして、全波長の光レベルのモニタ値が収束範囲内であるかどうかをチェックし(ステップ311)、全波長の光レベルのモニタ値が収束範囲内に入っていなければ、各波長の光レベルを全波長の平均値と比較する(ステップ312)。当該波長の光レベルが平均値より高ければ、対応する目標値から0.1dBを減算し(ステップ313)、当該波長の光レベルが平均値以下であれば、対応する目標値に0.1dBを加算する(ステップ314)。そして、記憶媒体209の目標値を更新する(ステップ307)。送信部は、このような動作を低速(〜秒オーダ)で繰り返す。
このような制御を行うことにより、波長多重光を構成する各波長の光レベルは、最終的には全波長の光レベルの平均値±0.1dBの範囲に制御されることとなる。
図4は、分岐挿入(OADM)ノードに設けられる分岐挿入部の構成図である。分岐挿入部は、光増幅器401、406、光分波器402、VOA403−i、PD404−i(i=1,2,...,n)、光合波器405、SA407、CPU408、409、および記憶媒体410から構成される。
図4は、分岐挿入(OADM)ノードに設けられる分岐挿入部の構成図である。分岐挿入部は、光増幅器401、406、光分波器402、VOA403−i、PD404−i(i=1,2,...,n)、光合波器405、SA407、CPU408、409、および記憶媒体410から構成される。
光増幅器401は、入射光を増幅し、光分波器402は、増幅された光を各波長に分波する。VOA403−iの一部は、新たに挿入される波長の光レベルを調整し、他のVOA403−iは、分波され、この分岐挿入ノードを通過する波長の光レベルを調整する。図4では一例としてVOA−nが新たに挿入する波長を示し、VOA−1,2が通過する波長を示している。
VOA403−iからの出力光は2分岐されて、一方が光合波器405に入力し、他方がPD404−iに入力する。PD404−iは、VOA403−iから出力される光のレベルをモニタする。光合波器405は、VOA403−1〜VOA403−nから出力される光を合波し、光増幅器406は、合波された光を増幅して光ファイバ411に出力する。SA407は、増幅された光を一括でモニタし、CPU408および409は、SA407のモニタ結果を用いてVOA403−iおよび記憶媒体410を介してPD404−iを制御する。
分岐挿入ノードにおいては、上流側(図4において、光増幅器401の入力側)の送信ノードや他の分岐挿入ノード等による波長毎の光レベル調整、上流側のインラインアンプによる光レベル調整等により、システム全体の立上げ時は光レベルが変動する。そこで、光監視チャネル(Optical Supervisory Channel ,OSC)経由で、前段ノード(光送信ノード、分岐挿入ノードまたはインラインアンプ等)から上流側の各ノードの立ち上がり情報を得た後に光増幅器を立上げる。そして、送信ノードと同様に各波長の平均化の後で、平均化をモニタしつつ、高速VOA制御モードに入ることで、常に最適な状態を保ちつつ、急激な変動にも対応することが可能になる。
特に、分岐挿入ノードでは、上流側のタンデムにつながった複数のインラインアンプを介して光が入射されるため、波長間で大きな光レベル差がついていると考えられる。また、伝送路障害に伴う波長数の変化による残存波長の急激な光レベル変動や、伝送路ファイバの経年劣化、温度変動等の影響も受ける。このため、伝送特性を常に最適化しつつ、急激な波長数変動にも対応する方式が重要になる。
図5は、図4に示した分岐挿入部の制御のフローチャートである。図5のステップ502〜506の動作は、図3のステップ302〜306と同様の初期立上げ時の制御に対応し、ステップ507〜514の動作は、図3のステップ307〜314と同様の通常運用時の制御に対応する。CPU408は、ステップ502〜505の制御を行い、CPU409は、ステップ511〜514の制御を行う。これにより、送信ノードから分岐挿入ノードまでの光レベル変動、伝送路損失変動等の光レベルばらつき要因を吸収しながら、VOA403−iの応答が制御される。
図6は、受信端でのOSNRが均一になるように光レベル調整を行うシステムの構成図である。このシステムは、送信器201−i、VOA202−i、PD203−i、光合波器204、613、光増幅器205、601、602、614〜616、記憶媒体209、光ファイバ210、光分波器603、617、受信器(Rx)604−i(i=1,2,...,n)、SA605、CPU606、607、および監視制御部608〜611を備える。
このうち、光増幅器602、光分波器603、受信器604−i、SA605、およびCPU606は、受信ノードに設けられた受信部を構成し、監視制御部611は、CPU612を含む。監視制御部608〜611は、OSC経由で監視制御情報を転送する機能を有する。
光増幅器602は、入射光を増幅し、光分波器603は、増幅された光を各波長に分波し、受信器604−iは、分波された各波長の光を受信する。SA605は、増幅された光を一括でモニタし、CPU606、607、および612は、SA605のモニタ結果を用いてVOA202−iおよびPD203−iを制御する。
この場合、SA605は受信部に設けられ、SA605によりモニタされたOSNR情報から、平均値の差分が計算される。そして、その情報は対向側のOSCを経由して送信部に転送され、フィードバック制御が行われるようになっている。これにより、受信端でのOSNRが均一になるように、かつ、急激な光レベル変動に耐えられるように、高速VOA制御が行われる。
図7は、図6に示したシステムの制御のフローチャートである。図7のステップ702〜706の動作は、初期立上げ時の制御に対応し、ステップ707〜714の動作は、通常運用時の制御に対応する。
(1)平均値からのOSNR差分フィードバック制御
まず、光増幅器602が立ち上がる(ステップ701)と、SA605が各波長のOSNR値をモニタし、CPU606は、モニタされたOSNR値をOSC経由で送信部に送付する。送信部のCPU607は、受け取った全波長のOSNR値が収束範囲内であるかどうかをチェックする(ステップ702)。ここでは、例えば、OSNRの最大値と最小値の差が0.5dBの範囲内に入っているかどうかがチェックされる。
(1)平均値からのOSNR差分フィードバック制御
まず、光増幅器602が立ち上がる(ステップ701)と、SA605が各波長のOSNR値をモニタし、CPU606は、モニタされたOSNR値をOSC経由で送信部に送付する。送信部のCPU607は、受け取った全波長のOSNR値が収束範囲内であるかどうかをチェックする(ステップ702)。ここでは、例えば、OSNRの最大値と最小値の差が0.5dBの範囲内に入っているかどうかがチェックされる。
全波長のOSNR値が収束範囲内に入っていなければ、CPU607は、各波長のOSNR値を全波長の平均値と比較し(ステップ703)、VOA202−iを調整する。当該波長のOSNR値が平均値より大きければ、その波長のVOA202−iを閉じ(ステップ704)、当該波長のOSNR値が平均値以下であれば、その波長のVOA202−iを開く(ステップ705)。その後、SA605は、再度、各波長のOSNR値をモニタする。
このような動作が低速(〜秒オーダ)で繰り返され、受信端でのOSNR値が均一になるようにフィードバック制御が行われる。
(2)目標値の記憶
次に、PD203−iは、全波長のOSNR値が収束範囲内に入った時点での各波長のモニタレベルを記憶媒体209に出力し、記憶媒体209は、PD203−iから受け取ったモニタレベルを目標値iとして記憶する(ステップ706)。
(3)目標値への高速フィードバック制御+平均値からのOSNR差分フィードバック制御
その後、送信部は運用状態に入り、記憶された目標値に向けて、高速VOA制御モード(〜ミリ秒オーダ)に移行する。ステップ708〜710の動作は、図3のステップ308〜310の動作と同様である。
(2)目標値の記憶
次に、PD203−iは、全波長のOSNR値が収束範囲内に入った時点での各波長のモニタレベルを記憶媒体209に出力し、記憶媒体209は、PD203−iから受け取ったモニタレベルを目標値iとして記憶する(ステップ706)。
(3)目標値への高速フィードバック制御+平均値からのOSNR差分フィードバック制御
その後、送信部は運用状態に入り、記憶された目標値に向けて、高速VOA制御モード(〜ミリ秒オーダ)に移行する。ステップ708〜710の動作は、図3のステップ308〜310の動作と同様である。
その間、CPU607は、受信部からのOSNR情報を元に、常にOSNR値をモニタし、波長の増減設等により各波長のOSNR値が収束範囲から外れた場合は、一定の保護時間を設けた後で目標値を更新する(ステップ707)。ここでは、少しずつ(例えば0.1dBずつ)目標値を書き換えることで、OSNR値が均一になるように調整が行われる。
CPU607は、ステップ702と同様にして、全波長のOSNR値が収束範囲内であるかどうかをチェックし(ステップ711)、全波長のOSNR値が収束範囲内に入っていなければ、各波長のOSNR値を全波長の平均値と比較する(ステップ712)。当該波長のOSNR値が平均値より大きければ、対応する目標値から0.1dBを減算し(ステップ713)、当該波長のOSNR値が平均値以下であれば、対応する目標値に0.1dBを加算する(ステップ714)。そして、記憶媒体209の目標値を更新する(ステップ707)。このような動作が低速(〜秒オーダ)で繰り返される。
なお、各波長のOSNR値と平均値の差分計算や目標値算出は、必ずしも送信部のCPU607が行う必要はなく、受信部のCPU606、監視制御部611のCPU612、あるいは他の監視制御部が行ってもよい。
図8は、分岐挿入ノードにおける入射光のOSNRが均一になるように光レベル調整を行うシステムの構成図である。このシステムは、送信器201−i、VOA202−i、403−i、PD203−i、404−i(i=1,2,...,n)、光合波器204、405、810、光増幅器205、401、406、811〜813、記憶媒体209、光ファイバ210、411、光分波器402、814、SA802、CPU803、804、および監視制御部805〜808を備える。
このうち、光増幅器401、406、光分波器402、VOA403−i、PD404−i、光合波器405、SA802、およびCPU803は、分岐挿入部を構成し、監視制御部808は、CPU809を含む。監視制御部805〜808は、OSC経由で監視制御情報を転送する機能を有する。
SA802は、受信側の光増幅器401により増幅された光を一括でモニタし、CPU803、804、および809は、SA802のモニタ結果を用いてVOA202−iおよびPD203−iを制御する。
このような構成によれば、分岐挿入ノード単位でのOSNRを均一にすることで、最終的な受信ノードでのOSNRを最適にしつつ、波長の増減設時等の光レベル変動を途中で吸収することができ、受信ノードでの光レベル変動を緩和することが可能になる。
図9は、図8に示したシステムの制御のフローチャートである。図8のシステムの場合は、分岐挿入部より上流側の送信部または分岐挿入部から当該分岐挿入部までの区間のOSNR調整が済んでいる必要がある。OSNR調整終了の情報は、当該分岐挿入部の入力側にあるSA802から得られる。
図9のステップ902〜906の動作は、図7のステップ702〜706と同様の初期立上げ時の制御に対応し、ステップ907〜914の動作は、図7のステップ707〜714と同様の通常運用時の制御に対応する。CPU804は、ステップ902〜905およびステップ911〜914の制御を行う。これにより、送信ノードから分岐挿入ノードまでのOSNRをモニタしながら、VOA403−iの応答が制御される。
なお、各波長のOSNR値と平均値の差分計算や目標値算出は、必ずしも送信部のCPU804が行う必要はなく、受信部のCPU803、監視制御部808のCPU809、あるいは他の監視制御部が行ってもよい。
図10は、出力側の光増幅器が利得一定制御(Automatic Gain Control,AGC)を行っている場合の分岐挿入部の構成図である。図10の分岐挿入部は、図4の分岐挿入部において光合波器405からの出力光を二分岐し、一方はPD1001へ、もう一方は光増幅器406に入力し、CPU408および409をCPU1002および1003に置き換えた構成を有する。
出力側の光増幅器406がAGC制御を行っている場合は、出力光レベルが変動しないように、入力光レベルを一定にする必要がある。そこで、出力を一定にしつつ、バラツキをおさえ、急激な変動にも対応できるようにするためには、SA407からの各波長のばらつきの情報と、光増幅器406の入力側に設けられた、トータルパワーの光レベルをモニタするPD1001からの情報の両方を使用して、制御を行う必要がある。なお、PD1001は、光増幅器406に内蔵することも可能である。
図11は、図10に示した分岐挿入部の制御のフローチャートである。図11のステップ1101〜1110の動作は、初期立上げ時の制御に対応し、ステップ1111〜1118の動作は、通常運用時の制御に対応する。
(1)平均値からの差分フィードバック制御
まず、分岐挿入部は、OSC経由で上流の立ち上がり情報またはOSNR調整終了情報を得てから光増幅器を立上げ、波長数の情報を取得する(ステップ1101)。次に、PD1001は、全波長のトータルパワーの光レベルをモニタし、CPU1002は、PD1001のモニタ値を波長数で割り算して1波当たりのパワーを算出し、それが収束範囲内であるかどうかをチェックする(ステップ1102)。ここでは、例えば、1波あたりのパワーが±0.1dBの範囲内に入っているかどうかがチェックされる。
(1)平均値からの差分フィードバック制御
まず、分岐挿入部は、OSC経由で上流の立ち上がり情報またはOSNR調整終了情報を得てから光増幅器を立上げ、波長数の情報を取得する(ステップ1101)。次に、PD1001は、全波長のトータルパワーの光レベルをモニタし、CPU1002は、PD1001のモニタ値を波長数で割り算して1波当たりのパワーを算出し、それが収束範囲内であるかどうかをチェックする(ステップ1102)。ここでは、例えば、1波あたりのパワーが±0.1dBの範囲内に入っているかどうかがチェックされる。
1波あたりのパワーが収束範囲内に入っていなければ、モニタされた光レベルを所定の目標値と比較し(ステップ1103)、VOA403−iを調整する。光レベルが目標値より高ければ、全波長のVOA403−iを一律に閉じ(ステップ1104)、光レベルが目標値以下であれば、その波長のVOA403−iを開く(ステップ1105)。ステップ1104では、例えば、減衰量が0.5dBだけ増加し、ステップ1105では、例えば、減衰量が0.5dBだけ減少する。その後、PD1001は、再度、光レベルをモニタする。分岐挿入部は、このような動作を低速(〜秒オーダ)で繰り返す。
1波あたりのパワーが収束範囲内に入ると、次に、SA407が各波長の光レベルまたはOSNR値をモニタし、CPU1002は、全波長の光レベルのモニタ値またはOSNR値が収束範囲内であるかどうかをチェックする(ステップ1106)。
全波長の光レベルのモニタ値またはOSNR値が収束範囲内に入っていなければ、各波長の光レベルまたはOSNR値を全波長の平均値と比較し(ステップ1107)、VOA403−iを調整する。当該波長の光レベルまたはOSNR値が平均値より高ければ、その波長のVOA403−iを閉じ(ステップ1108)、当該波長の光レベルまたはOSNR値が平均値以下であれば、その波長のVOA403−iを開く(ステップ1109)。その後、SA407は、再度、各波長の光レベルまたはOSNR値をモニタする。分岐挿入部は、このような動作を高速(〜ミリ秒オーダ)で繰り返す。
(2)目標値の記憶
次に、PD404−iは、全波長の光レベルのモニタ値またはOSNR値が収束範囲内に入った時点での各波長のモニタレベルを記憶媒体410に出力し、記憶媒体410は、PD404−iから受け取ったモニタレベルを目標値iとして記憶する(ステップ1110)。
(3)目標値への高速フィードバック制御+平均値からの差分フィードバック制御
その後、送信部は運用状態に入り、記憶された目標値に向けて、高速VOA制御モード(〜ミリ秒オーダ)に移行する。ステップ1112〜1114の動作は、図3のステップ308〜310の動作と同様である。
(2)目標値の記憶
次に、PD404−iは、全波長の光レベルのモニタ値またはOSNR値が収束範囲内に入った時点での各波長のモニタレベルを記憶媒体410に出力し、記憶媒体410は、PD404−iから受け取ったモニタレベルを目標値iとして記憶する(ステップ1110)。
(3)目標値への高速フィードバック制御+平均値からの差分フィードバック制御
その後、送信部は運用状態に入り、記憶された目標値に向けて、高速VOA制御モード(〜ミリ秒オーダ)に移行する。ステップ1112〜1114の動作は、図3のステップ308〜310の動作と同様である。
その間、CPU1003は、CPU1002と同様にして、1波あたりのパワーが収束範囲内で、かつ、全波長の光レベルのモニタ値またはOSNR値が収束範囲内であるかどうかをチェックする(ステップ1115)。そして、その条件が満たされなければ、各波長の光レベルを対応する目標値と比較するとともに、各波長の光レベルまたはOSNR値を全波長の平均値と比較する(ステップ1116)。
当該波長の光レベルが目標値より高いか、または当該波長の光レベルまたはOSNR値が平均値より高ければ、対応する目標値から0.1dBを減算し(ステップ1117)、当該波長の光レベルが目標値以下で、かつ、当該波長の光レベルまたはOSNR値が平均値以下であれば、対応する目標値に0.1dBを加算する(ステップ1118)。そして、記憶媒体410の目標値を更新する(ステップ1111)。分岐挿入部は、このような動作を低速(〜秒オーダ)で繰り返す。
図10の構成では、光増幅器406の入力側に設けられたPD1001のモニタ値を一定に保つことで、AGC制御の光増幅器406の出力光レベルを一定に保つことを可能にしているが、同様に、光増幅器406の出力側に設けられたPDのモニタ値を一定に保つことで、出力光レベルを一定に保つことも可能である。
図12は、このような分岐挿入部の構成図である。図12の分岐挿入部は、図10の分岐挿入部において、PD1001の代わりに光増幅器406の出力側にPD1201を設け、CPU1002および1003をCPU1202および1203に置き換えた構成を有する。
図13は、図12に示した分岐挿入部の制御のフローチャートである。図13のステップ1302〜1310の動作は、図11のステップ1102〜1110と同様の初期立上げ時の制御に対応し、ステップ1311〜1318の動作は、図11のステップ1111〜1118と同様の通常運用時の制御に対応する。CPU1202は、ステップ1302〜1309の制御を行い、CPU1203は、ステップ1315〜1318の制御を行う。
さらに、伝送路の光ファイバの経年劣化や温度変動のような、緩やかな損失変動に対して、その光レベル補償を行うことだけを目的とした光出力一定制御を行う場合には、図12のPD1201の代わりにSA407を使用することができる。特に、光増幅器のみが独立した制御を行うようなシステム構成においては、このような方式が必要になってくる。
図14は、このような分岐挿入部の構成図である。図14の分岐挿入部は、図12の分岐挿入部からPD1201を除いて、CPU1202および1203をCPU1401および1402に置き換えた構成を有する。
この場合、SA407から各波長の光レベルの絶対値を取得し、その平均値(1波あたりのパワー)が目標とする光レベルになるように、各波長に配したVOA403−iを調整する。この方法では、予め、主信号からSA407に光を分岐する際の分岐比の情報と、絶対光レベルを求めるに足りるだけのSA407のパワー精度が必要である。また、この方法では、信号光のみの平均値を目標値に合わせるため、ASE(Amplified Spontaneous Emission)補正も同時に行うことができる。
図15は、図14に示した分岐挿入部の制御のフローチャートである。図15のステップ1502〜1510の動作は、図13のステップ1302〜1310と同様の初期立上げ時の制御に対応し、ステップ1511〜1518の動作は、図13のステップ1311〜1318と同様の通常運用時の制御に対応する。CPU1401は、ステップ1502〜1509の制御を行い、CPU1402は、ステップ1515〜1518の制御を行う。
なお、図10〜15には分岐挿入部の構成と動作を示したが、送信ノードの送信部においても、同様の構成で制御を行うことが可能である。例えば、図2の送信部において光増幅器205がAGC制御を行っている場合は、その入力側または出力側にPDを設けるか、あるいはSA206を用いて、光出力一定制御に必要な情報を取得する。
また、上述した目標値を記憶する記憶媒体としては、例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory )を用いることができ、制御を行うCPUとしては、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array )を用いることができる。
さらに、前述の各実施形態においては、全波長帯域の平均値に各波長の光レベルを合わせることとしたが、これに限らず、所望のスペクトル形状が得られるように制御することもできる。
例えば図2において、制御手段であるCPU208に予め所望のスペクトルを得るようにそれぞれの波長における平均値からの差分情報を設定しておき、図3のステップ302において、SAで測定されたある波長の光レベルと、平均値に該波長の差分情報を加味した光レベルとを比較し、0.1dB以上の差がある場合に光減衰器を調整するようにすることを各波長で実施することで所望のスペクトルに制御可能である。
なお、前述の各実施形態において、PDは一例として光分岐器と光レベル検出器とから構成され、光分岐器で分岐された入力光の一方が光レベル検出器に導かれて、光レベルが測定され、他方が合波器に導かれるように構成できる。
(付記1) 光損失媒質と該光損失媒質による損失を補償するための光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する光伝送装置であって、
各波長の光レベルの目標値を記憶する記憶手段と、
各波長の光レベルをモニタする第1のモニタ手段と、
前記第1のモニタ手段のモニタ値が前記記憶手段に記憶された目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節する光減衰手段と、
調節された各波長の光を合波する合波手段と、
合波後の各波長の光レベルを一括でモニタする第2のモニタ手段と、
前記第2のモニタ手段のモニタ値に応じて、前記記憶手段に記憶された目標値を更新する制御手段と
を備えることを特徴とする光伝送装置。
各波長の光レベルの目標値を記憶する記憶手段と、
各波長の光レベルをモニタする第1のモニタ手段と、
前記第1のモニタ手段のモニタ値が前記記憶手段に記憶された目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節する光減衰手段と、
調節された各波長の光を合波する合波手段と、
合波後の各波長の光レベルを一括でモニタする第2のモニタ手段と、
前記第2のモニタ手段のモニタ値に応じて、前記記憶手段に記憶された目標値を更新する制御手段と
を備えることを特徴とする光伝送装置。
(付記2) 前記制御手段は、前記第2のモニタ手段によりモニタされた、全波長の光レベルが所定の収束範囲内に入らないとき、全波長の平均値より高い光レベルを有する波長の目標値を減少させ、該平均値より低い光レベルを有する波長の目標値を増加させることを特徴とする付記1記載の光伝送装置。
(付記3) 前記光増幅手段は、分岐挿入ノードに設けられ、前段ノードから立ち上がり情報を受け取った後に立ち上がることを特徴とする付記1または2記載の光伝送装置。
(付記4) 光損失媒質と該光損失媒質による損失を補償するための光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する光伝送装置であって、
各波長の光レベルの目標値を記憶する記憶手段と、
各波長の光レベルをモニタするモニタ手段と、
前記モニタ手段のモニタ値が前記記憶手段に記憶された目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節する光減衰手段と、
調節された各波長の光を合波する合波手段と、
合波後の各波長の光信号対雑音比を一括でモニタすることにより取得された光信号対雑音比の情報を受け取り、該光信号対雑音比の情報に応じて、前記記憶手段に記憶された目標値を更新する制御手段と
を備えることを特徴とする光伝送装置。
(付記4) 光損失媒質と該光損失媒質による損失を補償するための光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する光伝送装置であって、
各波長の光レベルの目標値を記憶する記憶手段と、
各波長の光レベルをモニタするモニタ手段と、
前記モニタ手段のモニタ値が前記記憶手段に記憶された目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節する光減衰手段と、
調節された各波長の光を合波する合波手段と、
合波後の各波長の光信号対雑音比を一括でモニタすることにより取得された光信号対雑音比の情報を受け取り、該光信号対雑音比の情報に応じて、前記記憶手段に記憶された目標値を更新する制御手段と
を備えることを特徴とする光伝送装置。
(付記5) 前記制御手段は、全波長の光信号対雑音比が所定の収束範囲内に入らないとき、全波長の平均値より大きい光信号対雑音比を有する波長の目標値を減少させ、該平均値より小さい光信号対雑音比を有する波長の目標値を増加させることを特徴とする付記4記載の光伝送装置。
(付記6) 前記光増幅手段は、分岐挿入ノードに設けられ、送信ノードから該分岐挿入ノードまでの光信号対雑音比調整終了情報を受け取った後に立ち上がることを特徴とする付記4または5記載の光伝送装置。
(付記7) 光損失媒質と該光損失媒質による損失を補償するために利得一定制御を行う光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する光伝送装置であって、
各波長の光レベルの目標値を記憶する記憶手段と、
各波長の光レベルをモニタする第1のモニタ手段と、
前記第1のモニタ手段のモニタ値が前記記憶手段に記憶された目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節する光減衰手段と、
調節された各波長の光を合波する合波手段と、
合波後の各波長の光レベルまたは光信号対雑音比を一括でモニタする第2のモニタ手段と、
前記光増幅手段の入力側または出力側において、合波後のトータルパワーの光レベルをモニタする第3のモニタ手段と、
前記第2および第3のモニタ手段のモニタ値に応じて、前記記憶手段に記憶された目標値を更新する制御手段と
を備えることを特徴とする光伝送装置。
各波長の光レベルの目標値を記憶する記憶手段と、
各波長の光レベルをモニタする第1のモニタ手段と、
前記第1のモニタ手段のモニタ値が前記記憶手段に記憶された目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節する光減衰手段と、
調節された各波長の光を合波する合波手段と、
合波後の各波長の光レベルまたは光信号対雑音比を一括でモニタする第2のモニタ手段と、
前記光増幅手段の入力側または出力側において、合波後のトータルパワーの光レベルをモニタする第3のモニタ手段と、
前記第2および第3のモニタ手段のモニタ値に応じて、前記記憶手段に記憶された目標値を更新する制御手段と
を備えることを特徴とする光伝送装置。
(付記8) 前記制御手段は、前記第2のモニタ手段によりモニタされた、全波長の光レベルまたは光信号対雑音比が所定の収束範囲内に入らないとき、または、前記第3のモニタ手段のモニタ値から算出される1波あたりのパワーが所定の収束範囲内に入らないとき、目標値より高い光レベルを有する波長の該目標値を減少させ、目標値より低い光レベルを有する波長の該目標値を増加させることを特徴とする付記7記載の光伝送装置。
(付記9) 前記制御手段は、前記第2のモニタ手段によりモニタされた、全波長の光レベルまたは光信号対雑音比が所定の収束範囲内に入らないとき、または、前記第3のモニタ手段のモニタ値から算出される1波あたりのパワーが所定の収束範囲内に入らないとき、全波長の平均値より高い光レベルまたは光信号対雑音比を有する波長の目標値を減少させ、該平均値より低い光レベルまたは光信号対雑音比を有する波長の目標値を増加させることを特徴とする付記8記載の光伝送装置。
(付記10) 前記光増幅手段は、分岐挿入ノードに設けられ、前段ノードから立ち上がり情報を受け取った後、または、送信ノードから該分岐挿入ノードまでの光信号対雑音比調整終了情報を受け取った後に、立ち上がることを特徴とする付記7、8、または9記載の光伝送装置。
(付記11) 光損失媒質と該光損失媒質による損失を補償するための光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する光伝送方法であって、
各波長の光レベルをモニタし、
各波長の光レベルのモニタ値が目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節し、
調節された各波長の光を合波し、
合波後の各波長の光レベルを一括でモニタし、
合波後の各波長の光レベルのモニタ値に応じて、前記目標値を更新する
ことを特徴とする光伝送方法。
各波長の光レベルをモニタし、
各波長の光レベルのモニタ値が目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節し、
調節された各波長の光を合波し、
合波後の各波長の光レベルを一括でモニタし、
合波後の各波長の光レベルのモニタ値に応じて、前記目標値を更新する
ことを特徴とする光伝送方法。
(付記12) 光損失媒質と該光損失媒質による損失を補償するために利得一定制御を行う光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する光伝送方法であって、
各波長の光レベルをモニタし、
各波長の光レベルのモニタ値が目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節し、
調節された各波長の光を合波し、
合波後の各波長の光レベルまたは光信号対雑音比を一括でモニタし、
前記光増幅手段の入力側または出力側において、合波後のトータルパワーの光レベルをモニタし、
合波後の各波長の光レベルまたは光信号対雑音比のモニタ値と、合波後のトータルパワーの光レベルのモニタ値に応じて、前記目標値を更新する
ことを特徴とする光伝送方法。
各波長の光レベルをモニタし、
各波長の光レベルのモニタ値が目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節し、
調節された各波長の光を合波し、
合波後の各波長の光レベルまたは光信号対雑音比を一括でモニタし、
前記光増幅手段の入力側または出力側において、合波後のトータルパワーの光レベルをモニタし、
合波後の各波長の光レベルまたは光信号対雑音比のモニタ値と、合波後のトータルパワーの光レベルのモニタ値に応じて、前記目標値を更新する
ことを特徴とする光伝送方法。
101 記憶手段
102 第1のモニタ手段
103 光減衰手段
104 合波手段
105 第2のモニタ手段
106 制御手段
107 第3のモニタ手段
201−1、201−2、201−n Tx
202−1、202−2、202−n、403−1、403−2、403−n VOA
203−1、203−2、203−n、404−1、404−2、404−n、1001、1201 PD
204、405、613、810 光合波器
205、401、406、601、602、614、615、616、801、811、812、813 光増幅器
206、407、605、802 SA
207、208、408、409、606、607、612、803、804、809、1002、1003、1202、1203、1401、1402 CPU
209、410 記憶媒体
210、411 光ファイバ
402、603、617、814 光分波器
604−1、604−2、604−n Rx
608、609、610、611、805、806、807、808 OSC
102 第1のモニタ手段
103 光減衰手段
104 合波手段
105 第2のモニタ手段
106 制御手段
107 第3のモニタ手段
201−1、201−2、201−n Tx
202−1、202−2、202−n、403−1、403−2、403−n VOA
203−1、203−2、203−n、404−1、404−2、404−n、1001、1201 PD
204、405、613、810 光合波器
205、401、406、601、602、614、615、616、801、811、812、813 光増幅器
206、407、605、802 SA
207、208、408、409、606、607、612、803、804、809、1002、1003、1202、1203、1401、1402 CPU
209、410 記憶媒体
210、411 光ファイバ
402、603、617、814 光分波器
604−1、604−2、604−n Rx
608、609、610、611、805、806、807、808 OSC
Claims (5)
- 光損失媒質と該光損失媒質による損失を補償するための光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する光伝送装置であって、
各波長の光レベルの目標値を記憶する記憶手段と、
各波長の光レベルをモニタする第1のモニタ手段と、
前記第1のモニタ手段のモニタ値が前記記憶手段に記憶された目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節する光減衰手段と、
調節された各波長の光を合波する合波手段と、
合波後の各波長の光レベルを一括でモニタする第2のモニタ手段と、
前記第2のモニタ手段のモニタ値に応じて、前記記憶手段に記憶された目標値を更新する制御手段と
を備えることを特徴とする光伝送装置。 - 光損失媒質と該光損失媒質による損失を補償するための光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する光伝送装置であって、
各波長の光レベルの目標値を記憶する記憶手段と、
各波長の光レベルをモニタするモニタ手段と、
前記モニタ手段のモニタ値が前記記憶手段に記憶された目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節する光減衰手段と、
調節された各波長の光を合波する合波手段と、
合波後の各波長の光信号対雑音比を一括でモニタすることにより取得された光信号対雑音比の情報を受け取り、該光信号対雑音比の情報に応じて、前記記憶手段に記憶された目標値を更新する制御手段と
を備えることを特徴とする光伝送装置。 - 光損失媒質と該光損失媒質による損失を補償するために利得一定制御を行う光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する光伝送装置であって、
各波長の光レベルの目標値を記憶する記憶手段と、
各波長の光レベルをモニタする第1のモニタ手段と、
前記第1のモニタ手段のモニタ値が前記記憶手段に記憶された目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節する光減衰手段と、
調節された各波長の光を合波する合波手段と、
合波後の各波長の光レベルまたは光信号対雑音比を一括でモニタする第2のモニタ手段と、
前記光増幅手段の入力側または出力側において、合波後のトータルパワーの光レベルをモニタする第3のモニタ手段と、
前記第2および第3のモニタ手段のモニタ値に応じて、前記記憶手段に記憶された目標値を更新する制御手段と
を備えることを特徴とする光伝送装置。 - 光損失媒質と該光損失媒質による損失を補償するための光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する光伝送方法であって、
各波長の光レベルをモニタし、
各波長の光レベルのモニタ値が目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節し、
調節された各波長の光を合波し、
合波後の各波長の光レベルを一括でモニタし、
合波後の各波長の光レベルのモニタ値に応じて、前記目標値を更新する
ことを特徴とする光伝送方法。 - 光損失媒質と該光損失媒質による損失を補償するために利得一定制御を行う光増幅手段を含む光伝送路を介して、複数の波長の光が多重された波長多重光を伝送する光伝送方法であって、
各波長の光レベルをモニタし、
各波長の光レベルのモニタ値が目標値に近づくように、各波長の光レベルを調節し、
調節された各波長の光を合波し、
合波後の各波長の光レベルまたは光信号対雑音比を一括でモニタし、
前記光増幅手段の入力側または出力側において、合波後のトータルパワーの光レベルをモニタし、
合波後の各波長の光レベルまたは光信号対雑音比のモニタ値と、合波後のトータルパワーの光レベルのモニタ値に応じて、前記目標値を更新する
ことを特徴とする光伝送方法。
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