JP3745767B2 - Wdm通信システムにおける端局装置及び監視制御方法 - Google Patents

Wdm通信システムにおける端局装置及び監視制御方法 Download PDF

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Description

WDM通信システムにおける端局装置及び監視制御方法に関する。
近年の光伝送通信において、WDM(Wavelength Division Multiplexing:波長多重)技術を用いた光伝送が実用化されつつある。図1は、そのシステム構成例である。(A)単純な場合、(B)ADM(Add Drop Multiplexer)が混在する場合、(C)リング構成をとる場合である。
(A)単純な場合は、送信側端局101で送信信号を多重化(WDM)し、それを光ケーブルに送信し、これを中継装置102〜104が中継し、受信側端局105に伝送する。
(B)ADMが混在する場合は、(a)系のWDM通信システムと(b)系のWDM通信システムが、ADM108、113により、相互に連絡されている。ADM108では、送信側端局106からの一部の信号をADM113に、またADM113からの信号を受信側端局110に分岐又は挿入する。ADM113では、送信側端局111からの信号をADM108に、またADM108からの一部の信号を受信側端局115に分岐又は挿入する。これにより、(a)系のWDM通信システムと(b)系のWDM通信システム間の相互通信が可能となる。
(C)リング構成をとる場合は、リング状に、端末装置を接続できるノード116〜119及びADM120、ADM121、ADM123、124とにより構成されている。
なお、端局装置として、送信端局装置と受信端局装置とを示したが、一の端局装置は、送信端局装置と受信端局装置の機能を有する送受端局装置であってもよい。図2は、WDM通信システムの端局装置の構成例である。端局装置119は、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)又はSONET(SynchronousOptical NETwork)端局多重装置等の装置120〜122からの信号をWDMして、伝送路135に送信し、伝送路136の信号を波長分離して、装置120〜122へ伝送する。端局装置119においては、波長λ1 〜λn が可変光減衰装置124を介して、送信側波長多重装置125で波長多重され、更に、送信側多波長アンプ127で増幅されて、送信伝送路135に出力される。受信伝送路136のWDM信号は、受信側多波長アンプ133で増幅され、受信側波長分離装置131により、各波長に分離され、装置120〜122へ伝送される。なお、分散補償ファイバモジュール126、134は、光ケーブルの分散を補償するためのモジュールであり、ブースタ128、132は、増設用励起光源のブースタユニットである。アナライザ129は、スペクトルアナライザユニットである。
図3は、ADMのない、中継装置の構成例である。上流からの信号は、伝送路152で伝送され、多波長アンプ143で増幅されて、伝送路153により下流に伝送される。また、同じように、伝送路154により伝送された信号は、多波長アンプ146で増幅されて、伝送路155により下流に伝送される。多波長アンプ143、146には、監視制御装置151が接続され、これにより、WDM通信システムの監視制御を行う。
図4は、ADMを有する中継装置の構成例である。上流からの信号は、伝送路152で伝送され、多波長アンプ159、ADM158、多波長アンプ161によって増幅され、伝送路153により下流に伝送される。また、同じように、伝送路154により伝送された信号は、多波長アンプ162、ADM158、多波長アンプ160によって増幅され、伝送路155により下流に伝送される。ADM158により、伝送路156の波長λa が加えられ、伝送路157から波長λd が引き出される。
図5にスイッチ回路のない(パッシブな)ADMの構成例を示す。伝送路163上の波長多重された信号は、波長分離装置164で波長分離される。分離された波長のうち、波長λd が、引き出される(DROP)。また、波長多重装置165に波長λa が新たに加えられる(ADD)。波長λa を含めて、各波長が波長多重装置165で波長多重されて、伝送路166に出力される。
図6は、スイッチ回路を設けた(アクティブな)ADMの構成例である。光ゲートスイッチ172〜177を用いて、ドロップする波長を選択する外は、図5と同じである。図7に、監視制御装置の構成例を示す。1〜nチャネルの監視制御信号が伝送路181を介して、光・電気変換器183により、電気に変換される。その受信データは、フレーム終端部186を介して、直列・並列変換回路187により直列・並列変換され、1〜nチャネルの監視制御信号193を得る。1〜nチャネルの監視制御信号194は、並列・直列変換回路189により直列信号に変換され、フレーム生成部188により同期用のフレームが付加されて、電気・光変換器184を介して、光信号として伝送路182により伝送される。
なお、光・電気変換器183からの受信クロックは、フレーム同期回路185に印加され、フレーム同期回路185からのフレームパルスはフレーム終端部186に印加される。また、光・電気変換器183からの受信クロックは、送信側のセレクタ192にも印加される。光・電気変換器183からの受信クロック、発振器191の出力又は受信クロック195の一つが、セレクタ192により選択されて、パルス生成部190に印加され、パルス生成部190の出力は、並列・直列変換回路189及びフレーム生成部188に印加される。
図8は、図1の(A)簡単な場合のWDMシステムを、更に、簡単化し、波長の観点で表したものである。変調された複数の波長光(λ1 〜λ4 )は、送信側端局装置1で一本の光ファイバー4に多重化されて伝送される。光ファイバー伝送路4には、中継装置が設置され、そこには光アンプ(光増幅器)2が設けられている。光アンプ2では、複数の波長光(λ1 〜λ4 )を一括して増幅し、受信側の端局装置3に伝送する。受信側の端局装置3で、多重化された信号は各波長(λ1 〜λ4 )毎に分配され、受信される。
しかし、この多波長光アンプ2は、光をそのまま増幅するものであるため、通常は、ALC(Automatic Level Control:自動レベル制御)により、出力レベルが一定になるように制御される。ところで、λ2 が断になると、ALCがあるために、全体の出力レベルを一定にしようと動作し、それ以外の波長λ1 、λ3 、λ4 をより強く増幅することとなる。その結果、波長λ1 、λ3 、λ4 が、必要以上に増幅され、各波長間における干渉が強まったり、受信部における受信レベルが急激な変化を起こすことによって、伝送情報が誤って受信される。特に、前者の波長間の干渉は、継続して生じるため、干渉がひどい場合は通信が困難となる。
従来技術には、このようなALC技術を使用した制御における問題を解決するために、各波長毎に光アンプにモニタPD(Photo Diode:光ダイオード)を設けて、波長の断を検出する方法もある。しかし、この方法は、波長多重数分のモニタを設ける必要があるために、将来の増設を見込み、設計段階で最終段階の波長多重数分のモニタを予め設ける必要があるという問題と、波長多重数が大きくなると不経済になるという問題がある。
また、各波長毎に監視用の信号を乗せる方法もある。つまり、波長毎に信号による変調とは別の周波数変調を印加し、その周波数変調の周波数は、各波長毎に異なる周波数を割り当てる。光アンプにおいては、一つのPDを設けて、これにより全波長を受光し、印加された周波数をフィルタで分解し、周波数変調波を復調して各波長の断を検出する方法もある。この場合においても、フィルタ回路は、予め収容波長数を想定して設計しなければならないという問題がある。
このような状況を背景に、WDM通信において、光アンプの利得制御方法として、光監視回線を用いる方法がとられるようになった。つまり、監視制御用の光波長を信号伝送路とは別に設けて、この監視回線に監視制御信号伝送し、各光アンプにその時に入力されている信号情報を通知し、各光アンプはこの情報に基づいて利得制御を行う。
この場合、運用の途中で、増設を行い光波長収容数を変更したとしても、監視回線によりその情報が各光アンプに通知され、各光アンプは、その情報に基づいて、新たな光波長収容数に対応した利得制御状態に遷移することができる。また、運用の途中で、ある波長が断になれば、送信側の端末装置がそれをモニタし、断を検出する。該端末装置は、この旨を監視回線を介して、光アンプに通知する。各光アンプはこの情報に基づいて利得制御をすることとなる。
また、図4〜6に示すように、光波長選択性を利用した光ADM機能を光アンプに持たせることが可能となり、リング状ネットワーク等において使用されている。図9は、光アンプにADM機能を付加した光アンプA15を光アンプB16の前段に挿入した例である。光アンプA15では、光伝送路17からの一部の波長5を引き込み(DROP)、更に、新たな光波長6を追加する(ADD)。従って、光アンプBにおける波長数は、光アンプAでのADD数6と送信側端局装置Aからの送信波長のスルー波長数7の和となる。
ところで、監視回線上に光アンプの監視制御信号を伝送して、利得制御を行う従来技術の場合、次のような問題点がある。
(1)増設を行い光波長収容数を変更したときは、監視回線を介して、その情報が各光アンプに通知される。各光アンプは、その情報に基づいて、新たな光波長収容数に対応した利得制御状態に遷移する。しかし、このとき、増設されたという情報が各光アンプに通知する以前に、増設された光波長が光アンプに到達すると、各光波長のパワーは、ALC制御の影響で低下することになる。この期間は一瞬であるが、バーストエラーが生じる原因となる。
(2)ある波長が断になれば、送信側の端局装置が、この旨を監視回線を介して、光アンプに通知する。各光アンプは、この情報に基づいて利得制御をする。しかし、波長が断になってから、端局装置がこの断を検出し、監視回線を介して光アンプに通知するまでに一定の時間を要する。そして、この期間、各光アンプは、ある波長の断に気づいていないから、光波長のパワーは、ALC制御の影響で高くなる。この期間も一瞬であるが、バーストエラーが生じる原因となる。
(3)光波長選択性を利用した光ADM機能を光アンプに持たせた場合、光アンプに入力される光波長数は、必ずしも端局装置から送信される波長数に一致しているとは限らない。このため、各ネットワークの要所、要所で、波長数を管理し、監視回線を介して、各光アンプに入力される波長数等の情報を通知することが行われている。図9の場合、例えば、光アンプA15からのADD波長が断になれば、当然光アンプBに入力される波長数は変化する。しかし、送信側端局装置Aでは、自分の送信波長数しか管理していないので、光アンプAにおけるADD波長の断を伝えることができない。このために、光アンプBにおける光波長のパワーは、ALC制御の影響で高くなり、伝送エラーが発生することとなる。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、WDM通信システムにおいて、光パワーの変動による信号のエラーを回避することを目的とする。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
請求項1に記載された発明は、WDM通信システムにおける監視制御方法において、波長増設の場合、増設予定の波長の光源をOFFにしたままで監視制御信号によって、前記増設波長が通過する全ての光アンプの現在の受信パワー情報と増幅限界値情報を収集し、増設が可能であれば上記光源をONにし、そうでなければ増設を拒絶することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、波長増設の場合、増設予定の波長の光源をOFFにしたままで監視制御信号によって、前記増設波長が通過する全ての光アンプの現在の受信パワー情報と増幅限界値情報を収集し、増設が可能であれば上記光源をONにし、そうでなければ増設を拒絶することにしたので、波長の増設が過度に行われることが防止でき、常時、中継装置が適正にAGC機能を発揮することが可能となる。
請求項2に記載された発明は、WDM通信システムにおける監視制御方法において、端局装置では、増設時に、増設された光波長を徐々に強めて送信し、各中継装置は、当該中継装置の光アンプの増幅限界を小さめに設定しておき、受信されたパワーが、前記増幅限界を越えると自動的に、監視制御信号により全方向に警告を発し、端局装置では、警告を受信した場合には、パワーを速やかに低減させ、増設を中止することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、端局装置では、増設時に、増設された光波長を徐々に強めて送信し、各中継装置は、当該中継装置の光アンプの増幅限界を小さめに設定しておき、受信されたパワーが、前記増幅限界を越えると自動的に、監視制御信号により全方向に警告を発し、端局装置では、警告を受信した場合には、パワーを速やかに低減させ、増設を中止することにより、増設予定の波長がどの経路を通過するか不明な場合でも、波長の増設が過度に行われることが防止でき、常時、中継装置が適正にAGC機能を発揮することが可能となる。
請求項3に記載された発明は、WDM通信システムの端局装置において、端局装置は、監視制御信号送受信回路を有し、該監視制御信号送受信回路は、波長増設時に増設する予定の光源をOFFにしたままで、監視制御信号によって、前記増設波長が通過する全ての中継装置の光アンプの現在の受信パワー情報と各中継装置に光アンプの増幅限界値情報を収集し、前記監視制御信号送受信回路は、前記受信パワー情報と各中継装置の光アンプの増幅限界値情報から判断して、増設が可能であれば増設された光源をONにし、そうでなければ増設を中止することを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1の監視制御方法で使用する端局装置を規定したものである。
請求項4に記載された発明は、WDM通信システムの端局装置において、WDM通信システムの端局装置において、各中継装置からの監視制御信号を受信しながら、増設予定の光源を徐々に強めて送信し、一の中継装置から発せられた増設不可の警告を含む監視制御信号を受信した場合には、増設予定の光源のパワーを速やかに低減させ、増設を中止することを特徴とする。請求項4記載の発明は、請求項2の監視制御方法で使用する端局装置を規定したものである。
本発明によれば、WDM通信システムにおいて、光パワーの変動による信号のエラーを回避することができる。
特に、請求項1記載の発明によれば、波長増設の場合、増設予定の波長の光源をOFFにしたままで監視制御信号によって、前記増設波長が通過する全ての光アンプの現在の受信パワー情報と増幅限界値情報を収集し、増設が可能であれば上記光源をONにし、そうでなければ増設を拒絶することにしたので、波長の増設が過度に行われることが防止でき、常時、中継装置が適正にAGC機能を発揮することが可能となる。
また、請求項2記載の発明によれば、端局装置では、増設時に、増設された光波長を徐々に強めて送信し、各中継装置は、当該中継装置の光アンプの増幅限界を小さめに設定しておき、受信されたパワーが、前記増幅限界を越えると自動的に、監視制御信号により全方向に警告を発し、端局装置では、警告を受信した場合には、パワーを速やかに低減させ、増設を中止することにより、増設予定の波長がどの経路を通過するか不明な場合でも、波長の増設が過度に行われることが防止でき、常時、中継装置が適正にAGC機能を発揮することが可能となる。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1に本発明の顧客支援システムの例を示す。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
(1)問題解決の原理
光アンプ(光増幅器)でALC制御を行う理由は、光中継区間の間隔が等間隔でなく、また、周囲環境による損失の変動があるためである。もし、これらの中継間隔が等しく、且つ損失の変動が無ければ、各光アンプは、AGC(Automatic Gain Cntrol :自動利得制御)回路で制御することができる。例え、入力波長数が変化しても、各光アンプの利得を一定に制御するため、各波長の出力パワーは変動しない。このように、各光アンプをAGC回路で制御する構成は、図10の構成となる。図10では、光アンプ22(EDFA:Erbium DopedFiber Amplifier )の入力パワーをモニタ31でモニタし、出力パワーをモニタ32でモニタする。AGC回路23では、これらのモニタ出力に基づいてアンプ22を制御し、光アンプ22の利得を一定とする。
次に、光ファイバーの周囲環境による損失の変動はとりあえず無視して、図11のような、中継間隔が異なる(L1 〜L5 )伝送路での光アンプによる多段中継を考える。各光アンプは、入力された光パワーを一定レベルになるように増幅する。各光アンプ32〜35の利得は、常に、前段の中継間隔の損失(α1 〜α5 )のみを補償するようにする。つまり、光アンプ32では、α1 だけ増幅(G1 =α1 )し、光アンプ35では、α4 だけ増幅(G4 =α4 )する。その結果、送信装置30の出力パワーと光アンプ35の出力パワーは同じとなる。
前段の中継間隔の損失(α1 〜α5 )は、各光アンプ32〜35の前段の中継装置の送信パワーの情報と自分の入力パワーの情報から割り出せる。従って、この損失分を補償するように各光アンプの利得を決めてやればよい。この場合、送信装置で新たに波長を追加しても、また撤去しても、各光アンプの出力は一定に保たれ、受信側でのパワー変動は起こらない。
(2)本発明のAGC制御部の構成(その1)
図12に、上記原理に基づく、本発明のWDM通信システムにおけるAGC制御部の構成例を示す。伝送路20上のWDMの光波長は、光波長分離装置44、モニタ31、EDFA22、モニタ32、光波長多重装置45を介して、下流に伝送される。光波長分離装置44では、受信されたWDMの光波長から、監視制御信号の乗っている波長λs を分離し、監視制御信号送受信回路49に印加する。モニタ31は、受信された信号であって、且つ光アンプで増幅される前信号でもある信号のレベルを検出するためのモニタである。EDFA22は、光アンプである。モニタ32は、光アンプの増幅後の信号であって、且つ送信信号でもある信号のレベルを検出するためのモニタである。光波長多重装置45は、監視制御信号送受信回路49からの、自局送信パワー情報を波長λs 等に乗せるために光波長多重を行う装置である。
図12の動作を説明する。AGC回路43が、監視制御信号送受信回路49の出力42(上流送信パワー情報)、モニタ31の出力27(受信された信号のレベル、増幅前の信号レベル)及びモニタ32の出力28(送信信号のレベル、増幅後の信号レベル)に基づいてアンプ22を制御し、光アンプ22の利得を一定とする。
上流からの、前段の送信出力パワー情報は、監視・制御用の波長λs に乗せられている。この波長λs を光波長分離装置44で分岐し、監視制御信号送受信回路49に印加する。監視制御信号送受信回路49では、波長λs に乗せられているデジタル情報8から、前段の送信出力パワー値を得て、その情報42をAGC回路43に伝える。一方、モニタ31の出力(受信された信号レベル)27が、AGC回路43に印加されている。そこで、AGC回路33では、両者の値から、前段での伝送路の損失αを求める。
また、EDFAの利得は、モニタ31の出力27(増幅前の信号レベル)及びモニタ32の出力28(増幅後の信号レベル)から、AGC回路33において、求めることができる。AGC回路33は、損失値=光アンプの利得となるように制御46する。これにより、上記損失分だけ光アンプ22が補償することとなり、その出力は一定となる。また、光アンプ22の出力パワー値のディジタル値は、AGC回路43から監視制御信号送受信回路49に伝えられる。監視制御信号送受信回路49は、波長λs に、出力パワー値のディジタル値を乗せ9、光波長多重装置45を介して、下流に通知される。
元来、AGC制御には、送信パワーモニタと受信パワーモニタは必須であり、、この発明の方式を採用したとしても、新たにモニタを追加せずに実現できるために低コストになる。また、伝送路光ファイバーの周囲環境による損失の変動がある場合でも、上流の送信パワーと受信パワーの差により光アンプの利得を決定するので、この変動分は吸収されることになる。
(3)本発明のAGC制御部の構成(その2)(以下の説明において、先に説明した部分と説明が重複する部分は、省略する。)
各波長は、変調信号が「H」か「L」かで、その波長のパワーが異なる。従って、送信パワーと受信パワーのレベルは一定で無く、変調信号に応じて変動している。一方、光ファイバーの周囲環境の変動周波数が高くなり、変調信号による変動程度のものになると、環境変化に基づく、正確な送信パワーと受信パワーのレベル変動の測定が不可能となる。
そこで、図13に示すように、光ファイバー損失計測用(波長λk )の直流光源50を設けて、これを下流で検出することにより、この問題を解決する。即ち、送信パワー(p)が既知の測定用直流光源50を信号に重畳して送信し、これを下流で検出する。既知の送信レベル値(p)と波長λk の受信レベル値とから、伝送路での減衰を計算し、この減衰を補償するように、光アンプの利得を決定する。この場合は、監視制御信号により、送信パワーを通知する必要は無い。既知の測定用直流光源50は、各中継区間で共通に利用するのでなく、各中継区間毎に独立に設ける。測定用直流光源50を各中継区間で共通に利用すると、実施の送信レベルと既知にレベル値のずれが生じると、その誤差が累積され、問題が生ずる。各中継区間毎に独立に設けることより、その問題を解決している。また、測定用光源出力パワーに「ばらつき」がある場合は、測定用光源のパワーをモニタして、その送信レベル値を下流に監視制御信号によって通知しても良い。
図13では、伝送路における減衰量の計算をAGC回路53が行っているが、伝送路における減衰量の計算は別の回路が行い、AGC回路53はその結果を利用する構成でも良い。
(4)本発明のAGC制御部の構成(その3)
しかし、本発明のAGC制御部の構成(その2)であっても、光アンプ中継装置に別波長の監視制御信号を設けることが必要であり、本発明のAGC制御部の構成(その2)のように、更に、測定用光源を追加することはコスト高になる。そこで、監視制御信号用の波長を利用する。この場合、監視制御信号用の波長は、各中継区間毎に独立に設けても、各中継区間で共通に利用するようにしても良い。図14にその構成例を示す。監視制御信号用の波長λs の前段の送信レベルは既知であるとする。AGC回路63のパワー測定回路631は、波長λs の既知の送信レベルと実際に受信した伝送路641の波長λs のレベルから、中継装置区間の減衰を算定し、この減衰を補償するように、光アンプの利得を決定する。
また、監視制御信号の情報伝送速度は、通常低いため、情報の「H」、「L」によるレベルの変動は少ないので、監視制御信号用の波長λs からそのパワーを測定することに、格別の問題はない。しかし、監視制御信号によって、伝送すべき情報量が多くなると、通信速度も高くなり、監視制御信号用の波長λs からそのパワーを測定することに、問題が生じてくる。このような、場合には、監視制御信号を図15のようにする。監視制御信号を二分し、情報を入れる領域Aとレベルが一定の領域Bとする。この監視制御信号のレベル一定の領域Bのレベルを計測することにより、波長λs のレベルを測定する。
また、送信側の監視制御信号用の波長λs 出力のパワーをモニタして、その送信レベル値を下流に監視制御信号によって通知しても良い。
(5)本発明のAGC制御部の構成(その4)
本発明のAGC制御部の構成(その3)の変形で、図15の監視制御信号をRZ符号を用いて構成したものであり、図16は、AGC制御部の構成(その4)を説明するための図である。RZ符号は、必ず、「0」を各符号に有するからその「0」のレベルに基づきに、受信レベルを計測すれば、情報に左右されない正確な計測ができる。その監視制御信号を図17に示す。情報領域Aとレベルが一定の「0」領域Bであ。この場合、受信レベルを計測するために、領域Aと領域Bを区別して扱う必要がある。そのために、区別用の同期信号を作成する必要がある。図17の下段にその同期信号を示した。T1 部分が一定のレベルの存在する時間である。監視制御信号送受信回路79は、この同期信号を生成し、AGC回路73のパワー測定回路731に渡す。パワー測定回路731では、この同期信号を用いて、一定の「0」領域Bを知り、監視制御信号用の波長λsの受信レベルを正確に計測する。なお、Tは、光伝送路の損失の変動の最高周波数をFmax とすると、サンプリング定理から、T=1/(2Fmax )
より、短くすれば良い。
また、送信側の監視制御信号用の波長λs の送信パワーをモニタして、その送信レベル値を下流に監視制御信号によって通知しても良い。
(6)本発明のAGC制御部の構成(その5)
上記のAGC制御部の構成では、監視制御信号や測定用光源が断になると、光アンプの利得を決定することができなくなり、光アンプが誤動作して、全波長の通信が不可能になる。このために、監視制御信号の送受信部や光源は分割して設計したり、取り替え可能に設計する必要がある。そこで、監視制御信号や測定用光源が断になっても、回線に影響がないようにするために、各光アンプは、監視制御信号や測定用光源が断になったとき、断になる前の状態を保持するようにした。図18にその構成例を示す。AGC回路83に記憶部832を設け、常時、監視制御信号や測定用光源に基づくAGC制御情報値を更新して、記憶して置き、光信号が断になったり、異常を検出した場合は、監視制御信号送受信回路89は、監視制御信号異常検出信号81を受けて下流に送信し、AGC回路83は、記憶部832に記憶された情報を基づき、AGC回路83を動作させるようにした。
なお、監視制御信号異常検出信号81には、監視制御信号送受信回路89の実装異常情報も含まれる。また、こうすることにより、監視制御信号送受信回路89が抜き去られても回線への影響を無くすことができる。一方で、監視制御信号送受信回路89が挿入された場合は、監視制御信号が正常に動作し始めるまでの時間監視制御信号異常検出信号81が発生される。これにより、監視制御信号送受信回路89が挿入された場合でも回線に影響を与えない。
(7)AGC制御部の具体的構成例(その1)
図19に本発明のWDM通信システムにおけるAGC制御部の具体的構成例を示す。WDMの光波長は、光波長分離装置201、光カップラ202、光アイソレータ203、EDFA204、光カップラ205、光波長フィルタ206、光カップラ207、光波長多重装置208を介して、下流に伝送される。監視制御信号光は波長λs であり、波長λs は、監視回線でもある。
光波長分離装置201では、光波長λsを分離し、監視制御装置209に印加する。光カップラ202では、受信光の一部を分岐し、光検出器215に印加する。光アイソレータ203は、逆の光波長の流れを防ぎ、受信光のレベルを検出する光検出器215にEDFAの励起光が漏れるのを防ぐ機能を有している。EDFA204は、光アンプである。光カップラ205は、EDFAの励起光源216をEDFA204に結合するものである。光波長フィルタ206では、不要波長を除去し、光カップラ207では、送信光の一部を分岐し、光検出器219に印加する。光波長多重装置208は、監視制御信号等を光波長多重して伝送する装置である。
光波長分離装置201によって分離された光波長λsを受けて、監視制御装置209では、監視制御信号中のディジタル情報から上流の送信パワーを求め、ロス計算回路210にその値を渡す。ロス計算回路210の他方の入力端子には、アナログディジタル変換器213の出力が印加されている。アナログディジタル変換器213には、光検出器215により検出された受信光のレベルに応じた電気信号が、増幅器214を介して印加されている。従って、ロス計算回路210には、上流の送信パワー値と受信光のレベルに応じたディジタル出力値とが印加されている。ロス計算回路210は、その値の差をとり、上流からの信号の損失を求める。
また、光増幅された光信号の一部は、光カップラ207によって、光検出器219に印加される。光検出器219では、光・電気変換して、送信レベルを検出する。この光検出器219の出力は、増幅器217を介して、差分演算回路220に印加される。差分演算回路220の他方の入力端子には、受信光のレベルであり光増幅される前の信号のレベルに対応した信号が印加されている。従って、差分演算回路220の出力からは、光アンプ226のゲインが得られる。
ここでは、上記ロス計算回路の損失値とこの光アンプ204のゲインを同じにするように制御を行う。つまり、ロス計算回路の損失に対応した信号と光アンプ204のゲインに対応した信号を差分増幅器211に印加する。差分増幅器211からは、両者の差分値が得られ、この差分値をレーザダイオード駆動回路222に印加する。レーザダイオード駆動回路222は、EDFAの励起光源216を上記差分値に対応して、その出力を増加・減少させ、伝送路の損失値と光アンプ204のゲインを同じにする。
光検出器219で検出された送信レベルに対応した電気信号は、増幅器217を介して、アナログディジタル変換器218に印加される。アナログディジタル変換器218の出力は、監視制御信号装置221に印加され、送信レベル情報は、監視制御信号中に挿入されて下流に伝送される。なお、図19では、EDFAの励起光源を後方励起としたが、前方励起、両方励起でも良い。
(8)AGC制御部の具体的構成例(その2)
図19では、励起光源の強度を調整することにより、ロス計算回路の損失値とこの光アンプ226のゲインを同じにするように制御したが、図20に示すように、光アンプ204の後方に可変光減衰器230を設け、その減衰量を、レーザダイオード駆動回路222の出力により制御しても良い。これにより、励起レーザダイオードのパワーの強弱による、ゲインチルトの変化を無くすことができる。
(9)ADM機能を有する光アンプのAGC制御部の構成例(その1)
図21に示すように、ADM機能を有する光アンプのAGC制御部は、上流の伝送路301、304、306からのWDM信号を、下流の伝送路302、303、305に伝送する。このとき、ADM機能を有する光アンプにより、信号の分岐・挿入が行われて、上流からのWDM信号と異なるWDM信号が、下流に流れる。
ADM360、391により、伝送路301上の信号と伝送路304上の信号が合波器344で合波され、伝送路305に伝送される。また、ADM360、391により、伝送路306上の信号が、分波器343で分波され、伝送路302上と伝送路303上に伝送される。伝送路301、304、306上のWDMの光波長は、光波長分離装置325〜327、モニタ350、353、356、光アンプ308〜310、モニタ351、354、355、ADM360、391、モニタ352、359及び光波長多重装置340〜342を介して、下流に伝送される。光波長分離装置325〜327では、受信されたWDMの光波長から、監視制御信号svの乗っている監視光波長λs を分離し、監視制御信号送受信回路315〜317に印加する。モニタ350、353、356は、受信された信号であって、且つ光アンプで増幅される前の信号でもある信号のレベルを検出するためのモニタである。モニタ351、354、355は、光アンプの増幅後の信号のレベルを検出するためのモニタである。ADM360、391は、図4、5、6の構成を有するもので、波長の分岐・挿入を行う。モニタ352、359は、ADM360、391により分岐・挿入された後の実際に送信される信号のレベルを検出するためのモニタである。光波長多重装置340〜343は、監視制御信号送受信回路315〜317からの監視制御信号sv等を波長多重するための装置である。
基本動作は、図12の動作と同じである。AGC回路320〜322が、監視制御信号送受信回路315〜317の出力(上流送信パワー情報)、モニタ350、353、356の出力(受信された信号のレベル、増幅前の信号レベル)及びモニタ351、354、355の出力(増幅後の信号レベル)に基づいてアンプ308〜310をAGC制御し、光アンプ308〜310の利得を一定とする。
上流からの、前段の送信出力パワー情報は、監視制御信号sv中に入れられ監視光波長λs に乗せられている。この監視制御信号svが搬送されている監視光波長λs を光波長分離装置325〜327で分岐し、監視制御信号送受信回路315〜317に印加する。監視制御信号送受信回路315〜317では、監視光波長λs に乗せられている監視制御信号sv中のデジタル情報から、上流の送信出力パワー値を得て、その情報をAGC回路320〜322に伝える。一方、モニタ350、353、356の出力(受信された信号レベル)が、AGC回路320〜322に印加されている。そこで、AGC回路320〜322では、両者の値から、前段での伝送路の損失αを求める。
また、EDFA308〜310の利得は、モニタ350、353、356の出力(増幅前の信号レベル)及びモニタ351、354、355の出力(増幅後の信号レベル)から、AGC回路320〜322において求めることができる。AGC回路320〜322は、損失値=光アンプの利得となるように光アンプ308〜310を制御する。これにより、上流の伝送路の損失分だけ光アンプ308〜310が補償することとなり、その出力は一定となる。また、モニタ352、359の送信出力パワーA値のディジタル値は、監視制御信号送受信回路315、316に伝えられる。監視制御信号送受信回路315、316は、監視制御信号sv中に出力パワー値のディジタル値を含ませて、監視光波長λs に乗せて、光波長多重装置340、341を介して、下流に通知される。
なお、ADM機能を有する光アンプの構成を、T字型の場合を示したが、これに限らず、スター構成のADMでも良い。
(10)ADM機能を有する光アンプのAGC制御部の構成例(その2)
図22及び図23は、図21のAGC制御部の構成を一部変更したもので、監視制御信号光又は測定用光を用いて伝送区間の損失の補償している。
図22の構成例は、監視制御信号光波長λs のレベルを用いてAGCを行う例である。監視制御信号svが搬送されている監視制御信号光波λ長s を光波長分離装置325〜327で分岐し、監視制御信号送受信回路366〜368に印加する。監視制御信号送受信回路366〜368では、既知の送信レベルである監視制御信号光波長λs の受信レベルから、伝送区間の損失を計算し、AGC回路360〜362に印加する。AGC回路360〜362では、モニタ350、353、356の出力(増幅前の信号レベル)及びモニタ351、354、355の出力(増幅後の信号レベル)から、光アンプ308〜310の利得を求める。そして、AGC回路360〜362は、損失値=光アンプの利得となるように光アンプ308〜310を制御する。これにより、上流の伝送路の損失分だけ光アンプ308〜310が補償することとなり、その出力は一定となる。なお、伝送路の損失を、AGC回路360〜362で計算する構成としてもよい。また、ADM機能を有する光アンプの構成を、T字型の場合を示したが、これに限らず、スター構成のADMでも良い。
図23の構成例は測定用光波長λk のレベルを用いてAGCを行う例である。図13の構成を、ADM機能を有する光アンプのAGC制御部に適応した例である。測定用直流光源発生部400からの測定用光波長λk (その送信レベルは既知)が波長多重装置401〜403により波長多重されて、下流に伝送される。AGC制御の方式は、図13と同じであり、説明を省略する。また、ADM機能を有する光アンプの構成を、T字型の場合を示したが、これに限らず、スター構成のADMでも良い。
以上述べたように、本発明では、信号断や波長の増設又は撤去を行っても他の波長に影響が無いWDM通信システムが構築できる。しかし、増設を限りなく行うと、いつかは、光アンプの利得飽和を引き起こすことになる。そうなると、AGC制御により、それ以上に光アンプの利得を上げようとしてもできなくなる。つまり、増設により波長数が増えれば、光アンプにおける各波長あたりの最低の利得が確保できなくなり、そこが、増設の限界となる。従って、光アンプを増設する場合は、その増設によって、中継経路の全ての光アンプが問題なく増設できることを確認してから行う必要がある。その確認のために、端局装置は、監視制御信号により、各光アンプの受信パワーである入力情報と各光アンプの保証できる増幅限界の情報を見る必要がある。
本発明では、各光アンプは、該光アンプにおける増幅を保証できる増幅限界の情報を有すると共に、必ず、自装置の入力信号のパワーを常時モニタしているので、端局装置は、これらの情報を増設時に確認する。つまり、端局装置の送信部で増設を行う場合、その信号を受信する端局装置までの経路において通過する全ての光アンプに、上記現在の光アンプの入力レベル値とその光アンプが補償できる限界の情報を端局装置に通知させる。そして、増設可能か否かは、伝送路の損失を中継装置の光アンプが、各波長あたりの最低の利得を確保できるか否かで決まる。各端局装置は、入力レベルと増設用励起光源数から、各波長あたりの最低の利得を確保できか否かでその増設が可能かどうかを判断する。
図24にその端局装置の例を示す。端局装置は、監視制御信号送受信回路511、光源501〜504、送信部513、受信部512、波長多重装置510及び波長分離装置513から構成されている。送信部513は、光源を選択するスイッチ505〜508及び光合波器509より構成されている。監視制御信号送受信回路511は、図25に示すような、マルチフレームを用いて、光アンプの状態を、経路中の光アンプに送信する。FTOPは、フレームの開始を示す信号であり、TS1〜TS24にデータが乗せられている。TS1〜TS24の内容を図26に示す。データの一部を構成するOPCODE及びFLGの定義を、図27及び図28に示す。なお、AISは、監視制御信号異常(上流の異常を通知する)を示すフラグであり、AIS−LBは、反対方向の監視制御信号異常(下流の異常を通知する)を示すフラグである。IDは、光アンプを特定する信号である。これにより、各光アンプは、光アンプの入力レベル値、その光アンプが補償できる限界の情報、増設の有無等を端局装置に通知する。
しかし、ADMを採用した複雑なネットワークでは、その波長がどのような経路を通って、行くかを管理することが難しくなる。例えば、マルチベンダーの光アンプが混在する場合は、光アンプの構成はまちまちである。このような場合、各光アンプの限界値を予め少な目に設定しておき、増設が行われた場合は、光パワーを徐々に上げていくようにする。このとき、各光アンプは、マージンをもった限界値に達すると全端局装置に警告を発する。端局装置では、この警告を受信すると、パワーを下げるようにする。これにより、ADMを採用した複雑なネットワークにおいても、増設によって各光アンプが飽和することを確実に回避できる。その端局装置を図29に示す。図24のスイッチの代わりに減衰器605〜608を設け、監視制御信号送受信回路611の出力により制御される。
WDM通信システムの構成を説明するための図である。 WDM通信システムの端局装置の構成を説明するための図である。 WDM通信システムの中継装置の構成(ADM機能なし)を説明するための図である。 WDM通信システムの中継装置の構成(ADM機能あり)を説明するための図である。 WDM通信システムのパッシブなADMの構成を説明するための図である。 WDM通信システムのアクティブなADMの構成を説明するための図である。 WDM通信システムの監視制御装置の構成を説明するための図である。 WDM通信システムの一形態を説明するための図である。 ADM機能を持つ光アンプを用いたWDM通信システムの構成例を説明するための図である。 AGC制御の光アンプの簡単な構成を説明するための図である。 WDM通信システムにおける損失を説明するための図である。 本発明のAGC制御の光アンプの構成(その1)を説明するための図である。 本発明のAGC制御の光アンプの構成(その2)を説明するための図である。 本発明のAGC制御の光アンプの構成(その3)を説明するための図である。 監視制御信号の構成例を説明するための図である。 本発明のAGC制御の光アンプの構成(その4)を説明するための図である。 同期信号の構成例を説明するための図である。 本発明のAGC制御の光アンプの構成(その5)を説明するための図である。 AGC制御部の構成(その1)を説明するための図である。 AGC制御部の構成(その2)を説明するための図である。 ADMにおける中継装置の構成(その1)(T字の場合)を説明するための図である。 ADMにおける中継装置の構成(その2)(T字の場合)を説明するための図である。 ADMにおける中継装置の構成(その3)(T字の場合)を説明するための図である。 WDM通信システムにおける端局装置(その1)の構成を説明するための図である。 監視制御信号の例を説明するための図である。 TSの内容を説明するための図である。 OPCODEの定義を説明するための図である。 FLGの定義を説明するための図である。 WDM通信システムにおける端局装置(その2)の構成を説明するための図である。
符号の説明
22、204、308、309、310 EDFA(光アンプ)
43、5363、73、83、320、321、322、 AGC回路
49、69、79、89、315、316、317 監視制御信号送受信回路

Claims (4)

  1. WDM通信システムにおける監視制御方法において、波長増設の場合、増設予定の波長の光源をOFFにしたままで監視制御信号によって、前記増設波長が通過する全ての光アンプの現在の受信パワー情報と増幅限界値情報を収集し、増設が可能であれば上記光源をONにし、そうでなければ増設を拒絶することを特徴とするWDM通信システムにおける監視制御方法。
  2. WDM通信システムにおける監視制御方法において、端局装置では、増設時に、増設された光波長を徐々に強めて送信し、各中継装置は、当該中継装置の光アンプの増幅限界を小さめに設定しておき、受信されたパワーが、前記増幅限界を越えると自動的に、監視制御信号により全方向に警告を発し、端局装置では、警告を受信した場合には、パワーを速やかに低減させ、増設を中止することを特徴とするWDM通信システムにおける監視制御方法。
  3. WDM通信システムの端局装置において、端局装置は、監視制御信号送受信回路を有し、該監視制御信号送受信回路は、波長増設時に増設する予定の光源をOFFにしたままで、監視制御信号によって、前記増設波長が通過する全ての中継装置の光アンプの現在の受信パワー情報と各中継装置に光アンプの増幅限界値情報を収集し、前記監視制御信号送受信回路は、前記受信パワー情報と各中継装置の光アンプの増幅限界値情報から判断して、増設が可能であれば増設予定の光源をONにし、そうでなければ増設予定の光源をONにしないことを特徴とするWDM通信システムにおける端局装置。
  4. WDM通信システムにおける端局装置において、各中継装置からの監視制御信号を受信しながら、増設予定の光源を徐々に強めて送信し、一の中継装置から発せられた増設不可の警告を含む監視制御信号を受信した場合には、増設予定の光源のパワーを速やかに低減させ、増設を中止することを特徴とするWDM通信システムにおける端局装置。
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