JP3745767B2 - Wdm通信システムにおける端局装置及び監視制御方法 - Google Patents
Wdm通信システムにおける端局装置及び監視制御方法 Download PDFInfo
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Description
(A)単純な場合は、送信側端局101で送信信号を多重化(WDM)し、それを光ケーブルに送信し、これを中継装置102〜104が中継し、受信側端局105に伝送する。
(B)ADMが混在する場合は、(a)系のWDM通信システムと(b)系のWDM通信システムが、ADM108、113により、相互に連絡されている。ADM108では、送信側端局106からの一部の信号をADM113に、またADM113からの信号を受信側端局110に分岐又は挿入する。ADM113では、送信側端局111からの信号をADM108に、またADM108からの一部の信号を受信側端局115に分岐又は挿入する。これにより、(a)系のWDM通信システムと(b)系のWDM通信システム間の相互通信が可能となる。
(C)リング構成をとる場合は、リング状に、端末装置を接続できるノード116〜119及びADM120、ADM121、ADM123、124とにより構成されている。
(1)増設を行い光波長収容数を変更したときは、監視回線を介して、その情報が各光アンプに通知される。各光アンプは、その情報に基づいて、新たな光波長収容数に対応した利得制御状態に遷移する。しかし、このとき、増設されたという情報が各光アンプに通知する以前に、増設された光波長が光アンプに到達すると、各光波長のパワーは、ALC制御の影響で低下することになる。この期間は一瞬であるが、バーストエラーが生じる原因となる。
(2)ある波長が断になれば、送信側の端局装置が、この旨を監視回線を介して、光アンプに通知する。各光アンプは、この情報に基づいて利得制御をする。しかし、波長が断になってから、端局装置がこの断を検出し、監視回線を介して光アンプに通知するまでに一定の時間を要する。そして、この期間、各光アンプは、ある波長の断に気づいていないから、光波長のパワーは、ALC制御の影響で高くなる。この期間も一瞬であるが、バーストエラーが生じる原因となる。
(3)光波長選択性を利用した光ADM機能を光アンプに持たせた場合、光アンプに入力される光波長数は、必ずしも端局装置から送信される波長数に一致しているとは限らない。このため、各ネットワークの要所、要所で、波長数を管理し、監視回線を介して、各光アンプに入力される波長数等の情報を通知することが行われている。図9の場合、例えば、光アンプA15からのADD波長が断になれば、当然光アンプBに入力される波長数は変化する。しかし、送信側端局装置Aでは、自分の送信波長数しか管理していないので、光アンプAにおけるADD波長の断を伝えることができない。このために、光アンプBにおける光波長のパワーは、ALC制御の影響で高くなり、伝送エラーが発生することとなる。
(1)問題解決の原理
光アンプ(光増幅器)でALC制御を行う理由は、光中継区間の間隔が等間隔でなく、また、周囲環境による損失の変動があるためである。もし、これらの中継間隔が等しく、且つ損失の変動が無ければ、各光アンプは、AGC(Automatic Gain Cntrol :自動利得制御)回路で制御することができる。例え、入力波長数が変化しても、各光アンプの利得を一定に制御するため、各波長の出力パワーは変動しない。このように、各光アンプをAGC回路で制御する構成は、図10の構成となる。図10では、光アンプ22(EDFA:Erbium DopedFiber Amplifier )の入力パワーをモニタ31でモニタし、出力パワーをモニタ32でモニタする。AGC回路23では、これらのモニタ出力に基づいてアンプ22を制御し、光アンプ22の利得を一定とする。
(2)本発明のAGC制御部の構成(その1)
図12に、上記原理に基づく、本発明のWDM通信システムにおけるAGC制御部の構成例を示す。伝送路20上のWDMの光波長は、光波長分離装置44、モニタ31、EDFA22、モニタ32、光波長多重装置45を介して、下流に伝送される。光波長分離装置44では、受信されたWDMの光波長から、監視制御信号の乗っている波長λs を分離し、監視制御信号送受信回路49に印加する。モニタ31は、受信された信号であって、且つ光アンプで増幅される前信号でもある信号のレベルを検出するためのモニタである。EDFA22は、光アンプである。モニタ32は、光アンプの増幅後の信号であって、且つ送信信号でもある信号のレベルを検出するためのモニタである。光波長多重装置45は、監視制御信号送受信回路49からの、自局送信パワー情報を波長λs 等に乗せるために光波長多重を行う装置である。
(3)本発明のAGC制御部の構成(その2)(以下の説明において、先に説明した部分と説明が重複する部分は、省略する。)
各波長は、変調信号が「H」か「L」かで、その波長のパワーが異なる。従って、送信パワーと受信パワーのレベルは一定で無く、変調信号に応じて変動している。一方、光ファイバーの周囲環境の変動周波数が高くなり、変調信号による変動程度のものになると、環境変化に基づく、正確な送信パワーと受信パワーのレベル変動の測定が不可能となる。
(4)本発明のAGC制御部の構成(その3)
しかし、本発明のAGC制御部の構成(その2)であっても、光アンプ中継装置に別波長の監視制御信号を設けることが必要であり、本発明のAGC制御部の構成(その2)のように、更に、測定用光源を追加することはコスト高になる。そこで、監視制御信号用の波長を利用する。この場合、監視制御信号用の波長は、各中継区間毎に独立に設けても、各中継区間で共通に利用するようにしても良い。図14にその構成例を示す。監視制御信号用の波長λs の前段の送信レベルは既知であるとする。AGC回路63のパワー測定回路631は、波長λs の既知の送信レベルと実際に受信した伝送路641の波長λs のレベルから、中継装置区間の減衰を算定し、この減衰を補償するように、光アンプの利得を決定する。
(5)本発明のAGC制御部の構成(その4)
本発明のAGC制御部の構成(その3)の変形で、図15の監視制御信号をRZ符号を用いて構成したものであり、図16は、AGC制御部の構成(その4)を説明するための図である。RZ符号は、必ず、「0」を各符号に有するからその「0」のレベルに基づきに、受信レベルを計測すれば、情報に左右されない正確な計測ができる。その監視制御信号を図17に示す。情報領域Aとレベルが一定の「0」領域Bであ。この場合、受信レベルを計測するために、領域Aと領域Bを区別して扱う必要がある。そのために、区別用の同期信号を作成する必要がある。図17の下段にその同期信号を示した。T1 部分が一定のレベルの存在する時間である。監視制御信号送受信回路79は、この同期信号を生成し、AGC回路73のパワー測定回路731に渡す。パワー測定回路731では、この同期信号を用いて、一定の「0」領域Bを知り、監視制御信号用の波長λsの受信レベルを正確に計測する。なお、Tは、光伝送路の損失の変動の最高周波数をFmax とすると、サンプリング定理から、T=1/(2Fmax )
より、短くすれば良い。
(6)本発明のAGC制御部の構成(その5)
上記のAGC制御部の構成では、監視制御信号や測定用光源が断になると、光アンプの利得を決定することができなくなり、光アンプが誤動作して、全波長の通信が不可能になる。このために、監視制御信号の送受信部や光源は分割して設計したり、取り替え可能に設計する必要がある。そこで、監視制御信号や測定用光源が断になっても、回線に影響がないようにするために、各光アンプは、監視制御信号や測定用光源が断になったとき、断になる前の状態を保持するようにした。図18にその構成例を示す。AGC回路83に記憶部832を設け、常時、監視制御信号や測定用光源に基づくAGC制御情報値を更新して、記憶して置き、光信号が断になったり、異常を検出した場合は、監視制御信号送受信回路89は、監視制御信号異常検出信号81を受けて下流に送信し、AGC回路83は、記憶部832に記憶された情報を基づき、AGC回路83を動作させるようにした。
(7)AGC制御部の具体的構成例(その1)
図19に本発明のWDM通信システムにおけるAGC制御部の具体的構成例を示す。WDMの光波長は、光波長分離装置201、光カップラ202、光アイソレータ203、EDFA204、光カップラ205、光波長フィルタ206、光カップラ207、光波長多重装置208を介して、下流に伝送される。監視制御信号光は波長λs であり、波長λs は、監視回線でもある。
(8)AGC制御部の具体的構成例(その2)
図19では、励起光源の強度を調整することにより、ロス計算回路の損失値とこの光アンプ226のゲインを同じにするように制御したが、図20に示すように、光アンプ204の後方に可変光減衰器230を設け、その減衰量を、レーザダイオード駆動回路222の出力により制御しても良い。これにより、励起レーザダイオードのパワーの強弱による、ゲインチルトの変化を無くすことができる。
(9)ADM機能を有する光アンプのAGC制御部の構成例(その1)
図21に示すように、ADM機能を有する光アンプのAGC制御部は、上流の伝送路301、304、306からのWDM信号を、下流の伝送路302、303、305に伝送する。このとき、ADM機能を有する光アンプにより、信号の分岐・挿入が行われて、上流からのWDM信号と異なるWDM信号が、下流に流れる。
(10)ADM機能を有する光アンプのAGC制御部の構成例(その2)
図22及び図23は、図21のAGC制御部の構成を一部変更したもので、監視制御信号光又は測定用光を用いて伝送区間の損失の補償している。
43、5363、73、83、320、321、322、 AGC回路
49、69、79、89、315、316、317 監視制御信号送受信回路
Claims (4)
- WDM通信システムにおける監視制御方法において、波長増設の場合、増設予定の波長の光源をOFFにしたままで監視制御信号によって、前記増設波長が通過する全ての光アンプの現在の受信パワー情報と増幅限界値情報を収集し、増設が可能であれば上記光源をONにし、そうでなければ増設を拒絶することを特徴とするWDM通信システムにおける監視制御方法。
- WDM通信システムにおける監視制御方法において、端局装置では、増設時に、増設された光波長を徐々に強めて送信し、各中継装置は、当該中継装置の光アンプの増幅限界を小さめに設定しておき、受信されたパワーが、前記増幅限界を越えると自動的に、監視制御信号により全方向に警告を発し、端局装置では、警告を受信した場合には、パワーを速やかに低減させ、増設を中止することを特徴とするWDM通信システムにおける監視制御方法。
- WDM通信システムの端局装置において、端局装置は、監視制御信号送受信回路を有し、該監視制御信号送受信回路は、波長増設時に増設する予定の光源をOFFにしたままで、監視制御信号によって、前記増設波長が通過する全ての中継装置の光アンプの現在の受信パワー情報と各中継装置に光アンプの増幅限界値情報を収集し、前記監視制御信号送受信回路は、前記受信パワー情報と各中継装置の光アンプの増幅限界値情報から判断して、増設が可能であれば増設予定の光源をONにし、そうでなければ増設予定の光源をONにしないことを特徴とするWDM通信システムにおける端局装置。
- WDM通信システムにおける端局装置において、各中継装置からの監視制御信号を受信しながら、増設予定の光源を徐々に強めて送信し、一の中継装置から発せられた増設不可の警告を含む監視制御信号を受信した場合には、増設予定の光源のパワーを速やかに低減させ、増設を中止することを特徴とするWDM通信システムにおける端局装置。
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