JP2017103524A - ネットワーク管理装置及びネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄のないネットワーク設計をすることができる。【解決手段】ネットワーク管理装置は、第1受信部、第2受信部、予測部、決定部を備える。第1受信部は、第1波長の光信号の信号品質の測定結果を受信する。第2受信部は、第2波長の光信号を増設する要求を受信する。予測部は、前記要求を受信すると、前記第2波長の光信号を増設した場合の前記第1波長の光信号の信号品質の変化を、前記測定結果に基づいて予測する。決定部は、前記予測結果に基づいて、前記第2波長の光信号を増設するか否かを決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、光通信に関する。
WDM(Wavelength Division Multiplexer)ネットワークにおいて、新たに波長を増設することがある。新たな波長を既存のオプティカルパスに増設する場合、既存のオプティカルパスにおける伝送品質の設計値が、新たな波長を増設した場合に望まれる伝送品質の所要値に達しているか否かを判断する。例えば設計値は、光ファイバや光部品など伝送品質を決めるパラメータの最悪値を用いる。
既存のオプティカルパスにおける伝送品質の設計値が伝送品質の所要値に達している場合、既存のオプティカルパスに新たな波長を増設すればよい。一方、既存のオプティカルパスにおける伝送品質の設計値が伝送品質の所要値に達していない場合、REG(Regenerator、再生中継器)を既存のオプティカルパス内に配置することで伝送品質を確保し、新たな波長を増設できる。
WDMネットワークに関する技術が知られている。光波長分離装置では、監視制御信号が搬送されている波長λを分離し、監視制御信号送受信回路に印加する。AGC回路が、監視制御信号送受信回路の出力、モニタの出力に基づいてアンプを制御し、光アンプの利得を一定にできる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−173309号公報
例えば、既存のオプティカルパスにおける伝送品質の設計値(Qwst)を5.5dB(decibel)とする。既存のオプティカルパスに、新たな波長を増設する際に既存のオプティカルパスに対して望まれる伝送品質の所要値(Qreq)を7.0dBとする。この環境では、伝送品質の設計値(Qwst)が伝送品質の所要値(Qreq)に達していない。そのため、REGを既存のオプティカルパス内に配置することで伝送品質を確保し、新たな波長を増設可能にする。
ところで、ネットワークを構成する各種装置には個体差があり、実際の伝送品質は、設計値とは異なる。例えば、既存のオプティカルパスに配置された光アンプのNF(Noise Figure)値が設計値よりも2.0dB良いとする。すると、既存のオプティカルパスにおける伝送品質は、実際には7.5dBとなる。既存のオプティカルパスにおける実際の伝送品質は、伝送品質の所要値(Qreq)に達しているため、REGを配置することなく新たにオプティカルパスを増設できる。
しかし、伝送品質の設計値(Qwst)を用いたネットワーク設計をする場合、新たにオプティカルパスを増設するために、REGが無駄に配置されてしまうという問題がある。REGを配置することで、装置分のコストが高くなるという問題がある。
本発明は1つの側面において、無駄のないネットワーク設計をすることを目的とする。
ネットワーク管理装置は、第1受信部、第2受信部、予測部、決定部を備える。第1受信部は、第1波長の光信号の信号品質の測定結果を受信する。第2受信部は、第2波長の光信号を増設する要求を受信する。予測部は、前記要求を受信すると、前記第2波長の光信号を増設した場合の前記第1波長の光信号の信号品質の変化を、前記測定結果に基づいて予測する。決定部は、前記予測結果に基づいて、前記第2波長の光信号を増設するか否かを決定する。
本発明によれば、無駄のないネットワーク設計をすることができる。
本実施形態に係るネットワークシステムの例を説明する図である。 本実施形態に係るネットワーク管理装置のハードウェア構成の例を説明する図である。 本実施形態に係る伝送品質情報の例を説明する図である。 本実施形態に係る非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報の例を説明する図である。 本実施形態に係る非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報の例を説明する図である。 本実施形態に係るOSNR劣化による伝送品質劣化量情報の例を説明する図である。 本実施形態に係るOSNR劣化による伝送品質劣化量情報の例を説明する図である。 本実施形態に係るユーザポリシー情報の例を説明する図である。 増設可能なオプティカルパスの優先順位をつける方法の例を説明する図である。 更新後の伝送品質情報の例を説明する図である。 非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報の更新後の例を説明する図である。 非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報の更新後の例を説明する図である。 OSNR劣化による伝送品質劣化量情報の更新後の例を説明する図である。 OSNR劣化による伝送品質劣化量情報の更新後の例を説明する図である。 本実施形態に係るネットワークシステムの処理の例を説明するフローチャートである。 オプティカルパス増設可否を判定する処理の例を説明するフローチャートである。
本発明に係るネットワーク管理装置は、既存のオプティカルパスの運用中における伝送品質の実測値に基づいて、新たな波長の増設の可否を予測できる。 図1は、本実施形態に係るネットワークシステムの例を説明する図である。ネットワークシステム100は、ネットワーク管理装置110と、ネットワーク管理装置110の管理対象であるWDMネットワーク120を含む。WDMネットワーク120は、光送信機121、光中継機122a〜122b、光受信機123を含む。光送信機121からの光信号は、光中継機122a〜122bに中継され光受信機123に送信される。光受信機123は、測定部124を備える。測定部124は、光送信機121から光受信機123の間のオプティカルパスの伝送品質を測定する。WDMネットワーク120は、Add/Dropネットワークでもメッシュ構成などの構成でもよい。
ネットワーク管理装置110は、WDMネットワーク120を管理する装置である。ネットワーク管理装置110は、第1受信部111、第2受信部112、記憶部113、予測部114、格納部115、決定部116、命令部117を備える。第1受信部111は、測定部124の測定結果を受信するインターフェースである。第2の受信部112は、オプティカルパス増設の要求を受信する。以下、増設するオプティカルパスは、新たに波長を増設することを示すものの、既設オプティカルパスと一部異なる区間(スパン)を通るパスを含むこともある。例えば、該オプティカルパス増設の要求は、ユーザにより入力される。記憶部113は、伝送品質情報(図3)、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報(図4Aと図4B)、OSNR(Optical Signal−to−Noise Ratio)劣化による伝送品質劣化量情報(図5Aと図5B)を記憶する。記憶部113は、第1受信部111から測定結果を取得すると、測定結果に基づいて更新された伝送品質情報、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報を記憶する。
決定部116は、伝送品質情報に基づいて増設するオプティカルパスの増設の可否を決定する。格納部115は、決定部116の新しいオプティカルパス増設の可否を決定する際に用いられるユーザポリシー情報を記憶している。命令部117は、オプティカルパスの増設が可能であると決定部116が決定した場合、オプティカルパスを設定するネットワーク設定の命令をWDMネットワーク120に送信する。
伝送品質情報は、あるNE(Node Element)から他のNEの経路情報と波長ごとに対応づけられた最新(現在)の伝送品質(Qcur)を示す値を含む。記憶部113は、伝送品質情報をオプティカルパス毎に記憶する。記憶部113は、初めてオプティカルパスを増設する際、伝送品質情報に伝送品質の設計値を記憶する。その後オプティカルパスが増設される毎に、記憶部113は、測定結果に基づいて予測部114により更新された伝送品質情報を記憶する。
予測部114は、第2の受信部より新たに増設するオプティカルパスに係る情報を取得する。更に、予測部114は、伝送品質情報に基づいて、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)とOSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)を予測する。
非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報は、オプティカルパス増設時の各区間(スパン)毎の非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)を表す。非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報は、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp)と増設したオプティカルパスの波長(λadd)に対応した伝送品質劣化量(ΔQpenalty)を含む。伝送品質劣化量(ΔQpenalty)は、予測部114により予測される。記憶部113は、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報を、ファイバ入力レベル、ファイバタイプ、前の区間までの伝送劣化量毎に記憶する。記憶部113は、2つ目のオプティカルパスが増設されるまで、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報として設計値を記憶する。その後オプティカルパスが増設される毎に、記憶部113は、予測部114の予測結果に基づいて更新された非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報を記憶する。
OSNR劣化による伝送品質劣化量情報は、オプティカルパス増設時の各区間(スパン)毎のOSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)を表す。OSNR劣化による伝送品質劣化量情報は、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp)と増設したオプティカルパスの波長(λadd)に対応した伝送品質劣化量(ΔQOSNR)を含む。伝送品質劣化量(ΔQOSNR)は、予測部114により予測される。記憶部113は、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報を、ファイバ入力レベル、波長数、ファイバタイプ毎に記憶する。記憶部113は、2つ目のオプティカルパスが増設されるまで、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報として設計値を記憶する。その後オプティカルパスが増設される毎に、記憶部113は、予測部114の予測結果に基づいて更新されたOSNR劣化による伝送品質劣化量情報を記憶する。
以下に、ネットワーク管理装置110の動作処理をより順番に説明する。
(1)ネットワーク内にオプティカルパスが1波もない場合、記憶部113内に記憶されている伝送品質情報、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報には、設計値が設定されている。
(2)ユーザは、増設したいオプティカルパスの始点のNE、終点のNE、通信容量をネットワーク管理装置110に入力する。第2の受信部112は、入力された情報を受信する。
(3)予測部114は、伝送品質情報に基づいて、オプティカルパスを増設することで既設のオプティカルパスに与える影響である非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)とOSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)を予測する。
(4)決定部116は、現在の伝送品質(Qcur)からオプティカルパスの増設による伝送品質の劣化量(Qadd)を減算した値が、所望する伝送品質(Qreq)よりも大きいか否かを判定する。決定部116は、現在の伝送品質(Qcur)からオプティカルパスの増設による伝送品質の劣化量(Qadd)を減算した値が、所望する伝送品質(Qreq)よりも大きい場合、オプティカルパスの増設が可能と判定する。決定部116は、現在の伝送品質(Qcur)からオプティカルパスの増設による伝送品質の劣化量(Qadd)を減算した値が、所望する伝送品質(Qreq)よりも小さい場合、オプティカルパスの増設は不可と判定する。
ここで、オプティカルパスの増設による伝送品質の劣化量(Qadd)は、増設するオプティカルパスにおける波長増設時に見込まれる伝送品質変化量の予測値(ΔQdet)の総計である。オプティカルパスの増設による伝送品質の劣化量(Qadd)は、予測部114で算出された選択されたオプティカルパスに対応する非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)とOSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)の合計値である。所望する伝送品質(Qreq)は、オプティカルパス増設時に確保しておきたい伝送品質の所望値であり、格納部115に格納されているユーザポリシー情報から選択可能な値である。ユーザは、ユーザポリシーの所要Pre FEC(Forward Error Correction) BER(Bit Error Rate)とマージンの思想などから任意に所望する伝送品質(Qreq)を選択する。
(5−1)既に複数のオプティカルパスの増設が可能と判定されている場合、決定部116は、増設可能と判定されているオプティカルパスに優先順位を設定する。優先順位は、入力された通信容量を満たし、始点のNEと終点のNEを結ぶ経路におけるスパン数が少ない方を優先する。更に、同じスパン数の増設可能なオプティカルパスがある場合は、波長の短い方が優先される。スパン数及び波長を用いてオプティカルパスを優先する優先順位の決め方は、一例であり、別の方法で優先順位を設定してもよい。
(5−2)決定部116は、優先順位の高い方からオプティカルパスを1つ選択する。
(6)決定部116は、(4)で増設可能と判定されたオプティカルパス又は(5−2)で選択されたオプティカルパスを増設した場合の、既設のオプティカルパスへの影響を予測する。(6)の処理対象となる既設のオプティカルパスは、増設するオプティカルパスと1区間(スパン)以上同じ経路を通るオプティカルパスである。決定部116は、現在の伝送品質(Qcur)から現在の伝送品質(Qcur)から増設するオプティカルパスにおける波長増設時に見込まれる伝送品質変化量の予測値(ΔQdet)を減算した値が、所望する伝送品質(Qreq)よりも大きいか否かを判定する。決定部116は、減算した結果値が所望する伝送品質(Qreq)よりも大きい場合、既設のオプティカルパスへの影響はないものと判定し、増設するオプティカルパスとして決定する。一方、決定部116は、減算した結果値が所望する伝送品質(Qreq)よりも小さい場合、(4)の処理で増設可能なオプティカルパスと判定されていても、増設不可のオプティカルパスと判定する。
(7)予測部114及び決定部116は、(2)で複数のオプティカルパスの増設要求が入力されている場合、該複数のオプティカルパスの全てに対して(2)〜(6)の処理を繰り返す。
(8)命令部117は、(6)で増設するオプティカルパスと決定したオプティカルパスを増設する命令を、各NEに送信する。更に、命令部117は、増設後の伝送品質を測定する命令を光受信部124に送信する。
(9)最新の伝送品質の測定結果及び予測部114の予測結果に基づいて、記憶部113の伝送品質情報、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報を更新する。
このように決定部116は、測定値に基づいて、既設のオプティカルパスへの悪影響がない、且つ、所望する伝送品質を確保可能か否かの判定を、新しいオプティカルパス毎に判定する。これにより、設計値を用いたネットワーク設計よりも実際の運用に基づいた無駄のないネットワーク設計をすることが可能となる。なお、(5−1)で設定する優先順位は、(2)の増設するオプティカルパスが入力された時点で設定されてもよい。
図2は、本実施形態に係るネットワーク管理装置のハードウェア構成の例を説明する図である。ネットワーク管理装置110は、プロセッサ11、メモリ12、バス15、外部記憶装置16、ネットワーク接続装置19を備える。さらにオプションとして、ネットワーク管理装置110は、入力装置13、出力装置14、媒体駆動装置17を備えても良い。ネットワーク管理装置110は、例えば、コンピュータなどで実現されることがある。
プロセッサ11は、予測部114、決定部116として動作する。プロセッサ11は、外部記憶装置16に記憶されたプログラムを、メモリ12を介して実行できる。メモリ12は、記憶部113と格納部115として動作する。メモリ12は、プロセッサ11の動作により得られたデータや、プロセッサ11の処理に用いられるデータも、適宜、記憶する。ネットワーク接続装置19は、他の装置との通信に使用され、第1受信部、命令部117として動作する。ネットワーク接続装置19は、他の装置との通信に使用される。
入力装置13は、例えば、ボタン、キーボード、マウス等として実現され、出力装置14は、ディスプレイなどとして実現される。入力装置13と出力装置14は、第2受信部112として動作する。バス15は、プロセッサ11、メモリ12、入力装置13、出力装置14、外部記憶装置16、媒体駆動装置17、ネットワーク接続装置19の間を相互にデータの受け渡しが行えるように接続する。外部記憶装置16は、プログラムやデータなどを格納し、格納している情報を、適宜、プロセッサ11などに提供する。外部記憶装置16は、例えば、外付け記憶装置などである。媒体駆動装置17は、メモリ12や外部記憶装置16のデータを可搬記憶媒体18に出力することができ、また、可搬記憶媒体18からプログラムやデータ等を読み出すことができる。ここで、可搬記憶媒体18は、フレキシブルディスク、Magnet−Optical(MO)ディスク、Compact Disc Recordable(CD−R)やDigital Versatile Disk Recordable(DVD−R)を含む、持ち運びが可能な任意の記憶媒体とすることができる。
図3は、本実施形態に係る伝送品質情報の例を説明する図である。ネットワーク200は、NE1〜NE5を備えるネットワークである。例えば、NE1から入力される光は、NE1〜NE2〜NE3〜NE4〜NE5〜NE1のようにリング状のネットワーク200で送信される。
伝送品質情報301は、ネットワーク200に対応した経路情報と波長に対応づけられた最新(現在)の伝送品質(Qcur)を示す値を含む。経路情報は、始点〜途中経路〜終点の経路を表す。例えば、NE1〜NE5〜NE4〜NE3は、NE1から送信された光信号がNE5とNE4を介し、NE3で受信されることを表す。伝送品質情報301の波長(λ)は、既設置されている光の波長である。なお、λ#1の波長が一番短く、λ#2、λ#3、λ#4の順番で波長が長いものとする。
例えば、波長#1における各経路に対応する最新(現在)の伝送品質(Qcur)では、NE1〜NE2の1区間における伝送品質よりもNE1〜NE5〜NE4〜NE3の3区間における伝送品質の方が劣化していることがわかる。
図4A及び図4Bは、本実施形態に係る非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報の例を説明する図である。非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302a〜302cは、オプティカルパス増設時の各区間(スパン)毎の非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)を表す。非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報は、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp)と増設したオプティカルパスの波長(λadd)に対応した伝送品質劣化量(ΔQpenalty)を含む。伝送品質劣化量(ΔQpenalty)は、予測部114により予測される。記憶部113は、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報を、ファイバ入力レベル、ファイバタイプ、前の区間までの伝送劣化量毎に記憶する。
非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)は、1スパン目からNスパン目までの伝送ペナルティによる伝送品質変化量の予測値である。非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)は、順序を含めた各スパンの異なるファイバタイプやファイバ入力レベルに依存する。そのため、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)は、1スパン目までの累計、2スパン目までの累計、3スパン目までの累計・・・・(N−1)スパン目までの累計のように、順番に計算することで求めることができる。予測部114における非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)の具体的な算出方法を以下に記載する。
1スパン目までの累計:ΔQpenalty1=f(λexp, λadd,Pin1,FiberType,0)
2スパン目までの累計:ΔQpenalty2=f(λexp, λadd,Pin2,FiberType, ΔQpenalty1
3スパン目までの累計:ΔQpenalty3=f(λexp, λadd,Pin3,FiberType, ΔQpenalty2
(N−1)スパン目までの累計:ΔQpenalty(N−1)=f(λexp, λadd,Pin(N−1),FiberTypeN−1, ΔQpenalty(N−2)
Nスパン目までの累計:ΔQpenaltyN=f(λexp, λadd,PinN,FiberType, ΔQpenalty(N−1)
ここで、Nは、変化量を予測したい既設オプティカルパスのスパン数を表す。Pinは、変化量を予測したい既設オプティカルパスのXスパン目のファイバ入力パワーを表す。FiberTypeは、変化量を予測したい既設オプティカルパスのXスパン目のファイバタイプを表す。なお、Xスパンは、1〜Nスパン目までの何れかのスパンを示す。
最終的にオプティカルパス増設後の既設オプティカルパスの非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)は、ΔQpenaltyNとなる。
非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302aは、Pinが−2dBm/chで、ファイバタイプがSMF(Single Mode Fiber)であり、前のスパンまでの伝送品質劣化量(ΔQpenalty)が0.0dBの場合の例である。非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302aは、1スパン目からNスパン目までの算出対象のオプティカルパスの波長(λexp)と増設したオプティカルパスの波長(λadd)に対応した伝送品質劣化量のΔQpenaltyNを表す。前のスパンまでの伝送品質劣化量(ΔQpenalty)が0.0dBであるため、増設するオプティカルパスがない場合、既設オプティカルパスへの影響はなく、伝送品質劣化量のΔQpenaltyNは、全て0となる。
非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302bは、Pinが−2dBm/chで、ファイバタイプがSMFであり、前のスパンまでの伝送品質劣化量(ΔQpenalty)が0.2dBの場合の例である。非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302bは、1スパン目からNスパン目までの算出対象のオプティカルパスの波長(λexp)と増設したオプティカルパスの波長(λadd)に対応した伝送品質劣化量のΔQpenaltyNを表す。前のスパンまでの伝送品質劣化量(ΔQpenalty)が0.2dBであるため、増設するオプティカルパスがない場合の伝送品質劣化量のΔQpenaltyNは、全て0.2となる。
非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302cは、Pinが−2dBm/chで、ファイバタイプがSMFであり、前のスパンまでの伝送品質劣化量(ΔQpenalty)が0.3dBの場合の例である。非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302cは、1スパン目からNスパン目までの算出対象のオプティカルパスの波長(λexp)と増設したオプティカルパスの波長(λadd)に対応した伝送品質劣化量のΔQpenaltyNを表す。前のスパンまでの伝送品質劣化量(ΔQpenalty)が0.3dBであるため、増設するオプティカルパスがない場合の伝送品質劣化量のΔQpenaltyNは、全て0.3となる。
非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302a〜302cは、一例であり、Pin、ファイバタイプ、前のスパンまでの伝送品質劣化量(ΔQpenalty)の組み合わせ毎に記憶部113に記憶される。
図5A及び図5Bは、本実施形態に係るOSNR劣化による伝送品質劣化量情報の例を説明する図である。OSNR劣化による伝送品質劣化量情報は、オプティカルパス増設時の各区間(スパン)毎のOSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)を表す。OSNR劣化による伝送品質劣化量情報は、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp)と増設したオプティカルパスの波長(λadd)に対応した伝送品質劣化量(ΔQOSNR)を含む。伝送品質劣化量(ΔQOSNR)は、予測部114により予測される。記憶部113は、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報を、ファイバ入力レベル、波長数、ファイバタイプ毎に記憶する。
予測部114におけるOSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)の具体的な算出方法を以下に記載する。
ΔQOSNR=ΔQOSNR1+ΔQOSNR2+・・・ΔQOSNR(N−1)+ΔQOSNRN
このように、OSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)は、各スパンにおける伝送品質劣化量ΔQOSNR1〜ΔQOSNRNの合計値である。なお、OSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)は、各スパンにおける伝送品質劣化量の和ではなく、例えば、対数などをとるなどの方法でもよい。次に、各スパンにおける伝送品質劣化量ΔQOSNR1〜ΔQOSNRN(仮にΔQOSNRXとする)は、g(λexp, λadd,Mλx,Pinx,FiberType)で求められる。ここで、Mλxは、変化量を予測したい既設オプティカルパスのXスパン目の波長数を表す。
OSNR劣化による伝送品質劣化量情報303aは、Pinが−2dBm/chで、ファイバタイプがSMFであり、Mλが1の場合の例である。OSNR劣化による伝送品質劣化量情報303aは、Xスパン目における算出対象のオプティカルパスの波長(λexp)と増設したオプティカルパスの波長(λadd)に対応したOSNR劣化による伝送品質劣化量の予測値ΔQOSNRXを示す。なお、増設するオプティカルパスがない場合、既設オプティカルパスへの影響はないため、伝送品質劣化量(ΔQOSNR)は、全て0となる。
OSNR劣化による伝送品質劣化量情報303bは、Pinが−2dBm/chで、ファイバタイプがSMFであり、Mλが2の場合の例である。OSNR劣化による伝送品質劣化量情報303bは、Xスパン目における算出対象のオプティカルパスの波長(λexp)と増設したオプティカルパスの波長(λadd)に対応したOSNR劣化による伝送品質劣化量の予測値ΔQOSNRXを示す。なお、増設するオプティカルパスがない場合、既設オプティカルパスへの影響はないため、伝送品質劣化量(ΔQOSNR)は、全て0となる。
OSNR劣化による伝送品質劣化量情報303cは、Pinが−2dBm/chで、ファイバタイプがSMFであり、Mλが3の場合の例である。OSNR劣化による伝送品質劣化量情報303cは、Xスパン目における算出対象のオプティカルパスの波長(λexp)と増設したオプティカルパスの波長(λadd)に対応したOSNR劣化による伝送品質劣化量の予測値ΔQOSNRXを示す。なお、増設するオプティカルパスがない場合、既設オプティカルパスへの影響はないため、伝送品質劣化量(ΔQOSNR)は、全て0となる。
OSNR劣化による伝送品質劣化量情報303a〜303cは、一例であり、Pin、Xスパン目の波長数(Mλx)、ファイバタイプの組み合わせ毎に記憶部113に記憶される。
図6は、本実施形態に係るユーザポリシー情報の例を説明する図である。ユーザポリシー情報304は、格納部115に格納されている情報である。ユーザは、オプティカルパスを増設する際の所望する伝送品質(Qreq)を、所要Pre FEC BERとマージンの思想の組み合わせから任意に所望する伝送品質(Qreq)を選択する。決定部116は、選択された所望する伝送品質(Qreq)を用いて、新しいオプティカルパスの増設の可否を判定する。
所要Pre FEC BERは、光通信の前方誤り訂正によるビットエラー率の性能を向上させるために用いられる値である。マージンの思想は、ユーザがどの程度のマージン(余裕)を持たせて設定させたいかを表す。Qreqは光信号種(Bit Error Rateおよび変調方式)や光送受信機の性能などにも依存する。
図7は、増設可能なオプティカルパスの優先順位をつける方法の例を説明する図である。ネットワーク200は、NE1〜NE5を備えるネットワークである。例えば、NE1から入力される光は、NE1〜NE2〜NE3〜NE4〜NE5〜NE1のようにリング状のネットワーク200で送信される。ネットワーク200は、例えば、λ#1〜λ#4の異なる4つの波長の光を送信する。なお、波長はλ#1、λ#2、λ#3、λ#4の順番で波長が短いものとする。
既設オプティカルパス501は、NE1〜NE2〜NE3〜NE4に設置済みで、波長λ#1のオプティカルパスである。既設オプティカルパス502は、NE2〜NE3〜NE4に設置済みで、波長λ#3のオプティカルパスである。
ここで、NE1を始点としてNE3を終点とするオプティカルパスを4波増設する。増設オプティカルパス511は、NE1〜NE2〜NE3で波長λ#2である。増設オプティカルパス512は、NE1〜NE5〜NE4〜NE3で波長λ#2である。増設オプティカルパス513は、NE1〜NE2〜NE3で波長λ#4である。増設オプティカルパス514は、NE1〜NE5〜NE4〜NE3で波長λ#4である。
すると、決定部116は、増設オプティカルパス511〜増設オプティカルパス514の増設可否を判定する((4)の処理)。なお、(2)の処理でユーザから要求されたオプティカルパスの情報に基づいて優先順位(スパン数が少なく、波長が短いものを優先。)が設定されていてもよい。すると、増設するオプティカルパスの優先順位は、増設オプティカルパス511、増設オプティカルパス513、増設オプティカルパス512、増設オプティカルパス514の順番である。
<(4)の処理についての具体例>
NE1〜NE2〜NE3に新たに増設するオプティカルパスは、増設オプティカルパス511と増設オプティカルパス513である。例えば、増設オプティカルパス511(NE1〜NE2〜NE3で波長λ#2)の増設可否の判定処理((4)の処理)を具体的に説明する。
増設オプティカルパス511(NE1〜NE2〜NE3で波長λ#2)の伝送品質(Qcur)は、9.8である(図3)。NE1〜NE2〜NE3に新たに増設される可能性のあるオプティカルパスは、NE1〜NE2で波長λ#3のオプティカルパス(既設オプティカルパス502の延長)又は、NE1〜NE2〜NE3で波長λ#4の増設オプティカルパス513である。
予測部114は、NE1〜NE2で波長λ#3のオプティカルパスを後から増設した場合の伝送品質の変化量を予測する。予測部114は、まず、NE1〜NE2の波長λ#3による非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)を予測する。NE1〜NE2(1スパン目)のλ#3の伝送品質劣化量(ΔQpenalty1)は、前のスパンが存在しないため、前のスパンまでのΔQpenaltyが0となる。予測部114は、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302aに基づいて、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp=λ#2)と増設したオプティカルパスの波長(λadd=λ#3)の時の伝送品質劣化量(ΔQpenalty1)を0.3と予測する。NE1〜NE2は、1スパンであるため、(ΔQpenalty)は、ΔQpenalty1の0.3となる。
予測部114は、NE1〜NE2の波長λ#3によるOSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)を予測する。予測部114は、NE1〜NE2(1スパン目)に、既設オプティカルパス501と、増設オプティカルパス511(λexp)の2つの波長が存在するとし、Mλに2を代入する。予測部114は、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報303b(Mλ=2)に基づいて、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp=λ#2)と増設したオプティカルパスの波長(λadd=λ#3)の時の伝送品質劣化量(ΔQOSNR1)を0.1と予測する。NE1〜NE2は、1スパンであるため、(ΔQOSNR)は、ΔQOSNR1の0.1となる。
予測部114は、NE1〜NE2で波長λ#3のオプティカルパスを後から増設した場合の伝送品質の変化量(ΔQpenaltyとΔQOSNRの合計)を、0.4と予測する。
次に、予測部114は、NE1〜NE2〜NE3で波長λ#4のオプティカルパスを後から増設した場合の伝送品質の変化量を予測する。予測部114は、まず、NE1〜NE2〜NE3の波長λ#4による非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)を予測する。NE1〜NE2(1スパン目)のλ#4の伝送品質劣化量(ΔQpenalty1)は、前のスパンが存在しないため、前のスパンまでのΔQpenaltyが0となる。予測部114は、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302aに基づいて、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp=λ#2)と増設するオプティカルパスの波長(λadd=λ#4)の時の伝送品質劣化量(ΔQpenalty1)を0.2と予測する。
NE2〜NE3(2スパン目)のλ#4の伝送品質劣化量(ΔQpenalty2)は、前のスパンまでのΔQpenalty1が0。2である。予測部114は、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302bに基づいて、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp=λ#2)と増設するオプティカルパスの波長(λadd=λ#4)の時の伝送品質劣化量(ΔQpenalty2)を0.4と予測する。非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)は、ΔQpenalty2の0.4となる。
予測部114は、NE1〜NE2〜NE3の波長λ#4によるOSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)を予測する。予測部114は、NE1〜NE2(1スパン目)に、既設オプティカルパス501と、増設オプティカルパス511(λexp)、波長λ#3(既設オプティカルパス502の延長)の3つの波長が存在するとし、Mλに3を代入する。予測部114は、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報303c(Mλ=3)に基づいて、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp=λ#2)と増設したオプティカルパスの波長(λadd=λ#4)の時の伝送品質劣化量(ΔQOSNR1)を0.2と予測する。
予測部114は、NE2〜NE3(2スパン目)に、既設オプティカルパス501と、増設オプティカルパス511(λexp)、波長λ#3(既設オプティカルパス502の延長)の3つの波長が存在するとし、Mλに3を代入する。予測部114は、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報303c(Mλ=3)に基づいて、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp=λ#2)と増設したオプティカルパスの波長(λadd=λ#4)の時の伝送品質劣化量(ΔQOSNR2)を0.2と予測する。OSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)は、ΔQOSNR1とΔQOSNR2の合計の0.4となる。
従って、予測部114は、NE1〜NE2〜NE3で波長λ#4のオプティカルパスを後から増設した場合の伝送品質の変化量(ΔQpenaltyとΔQOSNRの合計)を、0.8と予測する。予測部114は、NE1〜NE2で波長λ#3のオプティカルパスと、NE1〜NE2〜NE3で波長λ#4のオプティカルパスを増設による伝送品質の劣化量(Qadd)を、0.4と0.8の合計の1.2と予測する。
ここで、ユーザは、ユーザポリシーの所要Pre FEC BERの(3×10−4)とマージンの思想(普通)を選択されたとすると、所望する伝送品質(Qreq)は、7.0となる。
増設オプティカルパス511(NE1〜NE2〜NE3で波長λ#2)の劣化後の伝送品質は、8.6となる。これは、所望する伝送品質(Qreq)は、7.0を満たしているため、決定部116は、増設オプティカルパス511を増設可能と判定する。
<(6)の処理についての具体例>
予測部113は、増設オプティカルパス511(NE1〜NE2〜NE3で波長λ#2)の増設する場合の既設のオプティカルパスへの影響を予測する((6)の処理)。増設オプティカルパス511と1以上のスパンが重複する既設オプティカルパスは、既設オプティカルパス501と既設オプティカルパス502の2つである。
予測部113は、まず、既設オプティカルパス501(NE1〜NE2〜NE3〜NE4で波長λ#1)への影響を予測する。既設オプティカルパス501(NE1〜NE2〜NE3〜NE4で波長λ#1のオプティカルパス)の伝送品質(Qcur)は、7.9である(図3)。
予測部114は、増設オプティカルパス511(NE1〜NE2〜NE3で波長λ#2)を後から追加した場合の、既設オプティカルパス501(NE1〜NE2〜NE3〜NE4で波長λ#1)の伝送品質の変化量を予測する。予測部114は、まず、既設オプティカルパス501(NE1〜NE2〜NE3〜NE4で波長λ#1)による非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)を予測する。NE1〜NE2(1スパン目)のλ#1の伝送品質劣化量(ΔQpenalty1)は、前のスパンが存在しないため、前のスパンまでのΔQpenaltyが0となる。予測部114は、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302aに基づいて、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp=λ#1)と増設するオプティカルパスの波長(λadd=λ#2)の時の伝送品質劣化量(ΔQpenalty1)を0.3と予測する。
NE2〜NE3(2スパン目)のλ#1の伝送品質劣化量(ΔQpenalty2)は、前のスパンまでのΔQpenalty1が0。3である。予測部114は、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302cに基づいて、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp=λ#1)と増設するオプティカルパスの波長(λadd=λ#2)の時の伝送品質劣化量(ΔQpenalty2)を0.6と予測する。
重複しているスパンは、この2スパンであるため、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)は、ΔQpenalty2の0.6となる。
予測部114は、NE1〜NE2〜NE3の波長λ#1によるOSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)を予測する。予測部114は、NE1〜NE2(1スパン目)に、既設オプティカルパス501の1つの波長が存在するとし、Mλに1を代入する。予測部114は、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報303a(Mλ=1)に基づいて、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp=λ#1)と増設したオプティカルパスの波長(λadd=λ#2)の時の伝送品質劣化量(ΔQOSNR1)を0.1と予測する。
予測部114は、NE2〜NE3(2スパン目)に、既設オプティカルパス501(λ#1)と、既設オプティカルパス502(λ#3)の2つの波長が存在するため、Mλに2を代入する。予測部114は、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報303b(Mλ=2)に基づいて、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp=λ#1)と増設したオプティカルパスの波長(λadd=λ#2)の時の伝送品質劣化量(ΔQOSNR2)を0.1と予測する。OSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)は、ΔQOSNR1とΔQOSNR2の合計の0.2となる。
従って、予測部114は、増設オプティカルパス511を後から追加した場合の、既設オプティカルパス501の伝送品質の変化量(Qadd(ΔQpenaltyとΔQOSNRの合計))を、0.8と予測する。
ここで、ユーザは、ユーザポリシーの所要Pre FEC BERの(3×10−4)とマージンの思想(普通)を選択されたとすると、所望する伝送品質(Qreq)は、7.0となる。
既設オプティカルパス501(NE1〜NE2〜NE3で波長λ#1)の劣化後の伝送品質は、7.1となる。これは、所望する伝送品質(Qreq)は、7.0を満たしているため、決定部116は、既設オプティカルパス501に悪影響は与えないと判定する。
更に、予測部113は、既設オプティカルパス502(NE2〜NE3〜NE4で波長λ#3)への影響を予測する。既設オプティカルパス502(NE2〜NE3〜NE4で波長λ#3)の伝送品質(Qcur)は、9.9である(図3)。
予測部114は、増設オプティカルパス511(NE1〜NE2〜NE3で波長λ#2)を後から追加した場合の、既設オプティカルパス502(NE2〜NE3〜NE4で波長λ#3)の伝送品質の変化量を予測する。予測部114は、既設オプティカルパス502(NE2〜NE3〜NE4で波長λ#3)による非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)を予測する。NE2〜NE3(1スパン目)のλ#3の伝送品質劣化量(ΔQpenalty1)は、前のスパンが存在しないため、前のスパンまでのΔQpenaltyが0となる。予測部114は、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302aに基づいて、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp=λ#3)と増設するオプティカルパスの波長(λadd=λ#2)の時の伝送品質劣化量(ΔQpenalty1)を0.3と予測する。
重複しているスパンは、この1スパンであるため、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量(ΔQpenalty)は、ΔQpenalty1の0.3となる。
予測部114は、NE2〜NE3〜NE4の波長λ#3によるOSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)を予測する。予測部114は、NE2〜NE3(1スパン目)に、既設オプティカルパス501と既設オプティカルパスの2つの波長が存在するとし、Mλに2を代入する。予測部114は、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報303b(Mλ=2)に基づいて、算出対象のオプティカルパスの波長(λexp=λ#3)と増設したオプティカルパスの波長(λadd=λ#2)の時の伝送品質劣化量(ΔQOSNR1)を0.0と予測する。
重複しているスパンは、この1スパンであるため、OSNR劣化による伝送品質劣化量(ΔQOSNR)は、ΔQOSNR1の0.0となる。
従って、予測部114は、増設オプティカルパス511を後から追加した場合の、既設オプティカルパス502の伝送品質の変化量(Qadd(ΔQpenaltyとΔQOSNRの合計))を、0.3と予測する。
ここで、ユーザは、ユーザポリシーの所要Pre FEC BERの(3×10−4)とマージンの思想(普通)を選択されたとすると、所望する伝送品質(Qreq)は、7.0となる。
既設オプティカルパス502の劣化後の伝送品質は、9.6となる。これは、所望する伝送品質(Qreq)は、7.0を満たしているため、決定部116は、既設オプティカルパス502に悪影響は与えないと判定する。
決定部116は、増設オプティカルパス511を増設しても既設オプティカルパス501、既設オプティカルパス502のどちらにも悪影響を与えないため、増設オプティカルパス511を増設決定とする。
図8は、更新後の伝送品質情報の例を説明する図である。更新後伝送品質情報601は、ネットワーク200に実際にNE1〜NE2〜NE3のλ#2が増設された後の図3の伝送品質情報301が更新された後の例である。ネットワーク200に実際にNE1〜NE2〜NE3のλ#2が増設されると、測定部124は、最新の伝送品質を測定し、測定結果をネットワーク管理装置110に送信する。記憶部113は、実際の測定結果に基づいた伝送品質情報を更新する。すると、記憶部113は、NE1〜NE2〜NE3〜NE4の区間におけるλ#1の伝送品質7.9から7.7に更新された値を記憶する。記憶部113は、NE1〜NE2〜NE3の区間におけるλ#2の伝送品質9.8から9.2に更新された値を記憶する。記憶部113は、NE2〜NE3〜NE4の区間におけるλ#3の伝送品質9.9から9.8に更新された値を記憶する。
ここで、実際の測定結果と、予測部114の予測結果が異なることがおこる。実際の測定結果と予測結果が違うため、予測部114は、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報302a〜302c及びOSNR劣化による伝送品質劣化量情報303a〜303cを更新する。
図9Aと図9Bは、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報の更新後の例を説明する図である。伝送品質劣化量情報602aは、伝送品質劣化量情報302aの更新後の例である。伝送品質劣化量情報602bは、伝送品質劣化量情報302bの更新後の例である。伝送品質劣化量情報602cは、伝送品質劣化量情報302cの更新後の例である。
予測部114は、伝送品質劣化量を、実際の測定結果、予測結果、伝送品質劣化量情報に設定されていた値などに基づいて算出する。具体的には、予測部114は、(更新前の伝送品質劣化量)×((変更前の伝送品質)−(予測結果))÷((変更前の伝送品質)−(実際の測定結果))で計算する。
上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報602aでは、λadd=λ#2とλexp=λ#1、λadd=λ#2とλexp=λ#3、λadd=λ#3とλexp=λ#2、λadd=λ#4とλexp=λ#2の組が更新される。予測部114は、これらの組に対して上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報302aから(9.9−9.8)÷(9.9−9.6)倍で比例した値が設定する。なお、伝送品質劣化量情報602aは、上述した計算で使用した箇所を更新しているものの、他の箇所も同様の更新がされてよい。
上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報602bでは、λadd=λ#4とλexp=λ#2の組が更新される。予測部114は、この組に対して上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報302bから(9.8−9.2)÷(9.8−8.6)倍で比例した値が設定する。なお、伝送品質劣化量情報602bは、上述した計算で使用した箇所を更新しているものの、他の箇所も同様の更新がされてよい。
上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報602cでは、λadd=λ#2とλexp=λ#1の組が更新される。予測部114は、この組に対して上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報302cから(7.9−7.7)÷(7.9−7.1)倍で比例した値が設定する。なお、伝送品質劣化量情報602cは、上述した計算で使用した箇所を更新しているものの、他の箇所も同様の更新がされてよい。
図10Aと図10Bは、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報の更新後の例を説明する図である。伝送品質劣化量情報603aは、伝送品質劣化量情報303aの更新後の例である。伝送品質劣化量情報603bは、伝送品質劣化量情報303bの更新後の例である。伝送品質劣化量情報603cは、伝送品質劣化量情報303cの更新後の例である。
予測部114は、伝送品質劣化量を、実際の測定結果、予測結果、伝送品質劣化量情報に設定されていた値などに基づいて算出する。具体的には、予測部114は、(更新前の伝送品質劣化量)×((変更前の伝送品質)−(予測結果))÷((変更前の伝送品質)−(実際の測定結果))で計算する。
上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報603aでは、λadd=λ#2とλexp=λ#1の組が更新される。予測部114は、これらの組に対して上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報303aから(7.9−7.7)÷(7.9−7.1)倍で比例した値が設定する。なお、伝送品質劣化量情報603aは、上述した計算で使用した箇所を更新しているものの、他の箇所も同様の更新がされてよい。
上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報603bでは、λadd=λ#2とλexp=λ#1、λadd=λ#2とλexp=λ#3、λadd=λ#3とλexp=λ#2の組が更新される。予測部114は、λadd=λ#2とλexp=λ#1の組に対して上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報303bから(7.9−7.7)÷(7.9−7.1)倍で比例した値が設定する。予測部114は、λadd=λ#2とλexp=λ#3の組に対して上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報303bから(9.8−9.2)÷(9.8−8.6)倍で比例した値が設定する。予測部114は、λadd=λ#3とλexp=λ#2の組に対して上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報303bから(9.9−9.8)÷(9.9−9.6)倍で比例した値が設定する。なお、伝送品質劣化量情報603bは、上述した計算で使用した箇所を更新しているものの、他の箇所も同様の更新がされてよい。
上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報603cでは、λadd=λ#4とλexp=λ#2の組が更新される。予測部114は、これらの組に対して上述した(4)と(6)の具体的な予測部114の計算値に基づいて伝送品質劣化量情報303cから(9.8−9.2)÷(9.8−8.6)倍で比例した値が設定する。なお、伝送品質劣化量情報603cは、上述した計算で使用した箇所を更新しているものの、他の箇所も同様の更新がされてよい。
図11は、本実施形態に係るネットワークシステムの処理の例を説明するフローチャートである。図11において、WDMネットワーク120にはオプティカルパスが1波もない状態とする。記憶部113は、設計値が設定された伝送品質情報、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報を記憶する(ステップS101)。
オプティカルパスを1波増設する場合の処理として、第2の受信部112は、オプティカルパスを1波増設する要求を受信する。更に、予測部114と決定部115は、増設するオプティカルパス(1波)と既設オプティカルパスの伝送可否を予測する(ステップS102)。予測部114は、増設オプティカル(1波)と既設オプティカルパスの全てが伝送可能か否かを判定する(ステップS103)。
増設オプティカル(1波)と既設オプティカルパスの全てが伝送可能ではない場合(ステップS103でNO)、第2の受信部112は、ユーザから別のオプティカルパスを増設する要求を受信する(ステップS104)。ステップS104でユーザから別のオプティカルパスを増設する要求を受信すると、処理をステップS102から繰り返す。
増設オプティカル(1波)と既設オプティカルパスの全てが伝送可能である場合(ステップS103でYES)、命令部117は、WDMネットワーク120内の各NEにオプティカルパスの増設命令及び伝送品質の測定命令を送信する(ステップS105)。光受信機123の測定部124は、新しいオプティカルパスが増設された後の伝送品質を測定する(ステップS106)。第1受信部111は、測定結果を受信する。記憶部113は、測定結果に基づいて更新された伝送品質情報、非線形ペナルティによる伝送品質劣化量情報、OSNR劣化による伝送品質劣化量情報を記憶する(ステップS107)。ユーザが入力したオプティカルパス全てに対してステップS102〜ステップS107が終了するまで、ステップS102から処理を繰り返す。ユーザが入力したオプティカルパス全てに対してステップS102〜ステップS107が終了している場合は、ネットワーク管理装置は処理を終了する。
図12は、オプティカルパス増設可否を判定する処理の例を説明するフローチャートである。図12のオプティカルパス増設可否を判定する処理は、図11のステップS102を詳細に説明するフローチャートである。
第2の受信部112は、オプティカルパスを1波増設する要求を受信する(ステップS201)。決定部116は、予測部114の予測結果を用いて要求されたオプティカルパスが増設可能か否かを判定し、増設可能なオプティカルパスを抽出する。決定部116は、更に、増設可能なオプティカルパスが複数ある場合、優先順位をつける(ステップS202)。決定部116は、優先順位の高いオプティカルパスを1つ選択する(ステップS203)。
決定部116は、選択したオプティカルパスと同じスパンを持つ既設オプティカルパス1つに着目し、選択したオプティカルパスが該既設オプティカルパスに悪影響を及ぼし、伝送の可否を予測する(ステップS204)。決定部116は、着目した既設オプティカルパスの伝送が可能か否かを判定する(ステップS205)。
着目した既設オプティカルパスの伝送が不可になる場合(ステップS205でNO)、決定部116は、次に優先順位が高い増設可能なオプティカルパスを選択する(ステップS206)。ステップS206で選択したオプティカルパスを対象として、決定部116は、処理をステップS204から繰り返す。
着目した既設オプティカルパスの伝送が可能な(ステップS205でYES)で、且つ、他に選択したオプティカルパスと同じスパンを持つ既設オプティカルパスがある場合、決定部116は、処理をステップS204から繰り返す。着目した既設オプティカルパスの伝送が可能な(ステップS205でYES)で、且つ、他に選択したオプティカルパスと同じスパンを持つ既設オプティカルパスがない場合、決定部116は、増設するオプティカルパスを決定する(ステップS207)。具体的に、決定部116は、増設可能と判定(ステップS202)したオプティカルパスで、既設のオプティカルパスの伝送を妨げないものを、増設するオプティカルパスとして決定する。ステップS207を終了すると、決定部116は、図11のステップS102の処理を終了する。
このように、予測部114は、測定値に基づいて、既設オプティカルパスへの悪影響などを予測できる。決定部116は、予測部114の予測結果に基づいて、既設のオプティカルパスへの悪影響がない、且つ、所望する伝送品質を確保可能か否かの判定を、新しいオプティカルパス毎に判定する。これにより、設計値を用いたネットワーク設計よりも実際の運用に基づいた無駄のないネットワーク設計をすることが可能となる。
100 ネットワークシステム
110 ネットワーク管理装置
111 第1受信部
112 第2受信部
113 記憶部
114 予測部
115 格納部
116 決定部
117 命令部
120 WDMネットワーク
121 光送信機
122a、122b 光中継機
123 光受信機
124 測定部

Claims (4)

  1. 第1波長の光信号の信号品質の測定結果を受信する第1受信部と、
    第2波長の光信号を増設する要求を受信する第2受信部と、
    前記要求を受信すると、前記第2波長の光信号を増設した場合の前記第1波長の光信号の信号品質の変化を、前記測定結果に基づいて予測する予測部と、
    前記予測結果に基づいて、前記第2波長の光信号を増設するか否かを決定する決定部と、
    を備えることを特徴とするネットワーク管理装置。
  2. 前記第2波長の光信号を増設した場合の前記第1波長の光信号の信号品質の測定結果を記憶する記憶部、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理装置。
  3. 第1波長の光信号の信号品質を測定する測定装置を含むネットワークと、
    前記ネットワークを管理するネットワーク管理装置をと、を含み、
    前記ネットワーク管理装置は、
    前記ネットワークで測定された前記第1波長の光信号の信号品質の測定結果を受信し、
    第2波長の光信号を増設する要求を受信すると、前記第2波長の光信号を増設した場合の前記第1波長の光信号の信号品質の変化を、前記測定結果に基づいて予測し、
    前記予測結果に基づいて、前記第2波長の光信号を増設するか否かを決定し、
    前記ネットワークに前記第2波長の光信号を増設する命令を送信する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  4. 前記ネットワーク管理装置は、
    前記第2波長の光信号を増設した場合の前記第1波長の光信号の信号品質の測定結果を記憶する
    ことを特徴とする請求項3に記載のネットワークシステム。
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