JP5983609B2 - ネットワークシステム、ネットワーク装置、およびネットワーク制御方法 - Google Patents

ネットワークシステム、ネットワーク装置、およびネットワーク制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークシステム、ネットワーク装置、およびネットワーク制御方法に関し、特に、波長多重技術を用いてパスを設定するネットワークシステム、ネットワーク装置、およびネットワーク制御方法に関する。
将来の通信量の増大とサービスの多様化に伴うネットワークの高度化に対し、光通信ネットワークは、Point−to−Point(P2P)の大容量接続を可能とする高密度波長多重技術(Dense Wavelength Division Multiplexing:DWDM)の導入による多チャネル対応と、多方路(3以上)切り替え機能を有する周波数選択スイッチ(Wavelength Select Switch:WSS)を用いた光クロスコネクト(Optical Cross Connect:OXC)の導入が進められている。このOXCの導入により、ネットワークの使用状況に応じてネットワークを最適に再構築することができる。
さらに、非特許文献1に記載されているように、光通信ネットワークとクライアント装置間に、複数の光トランシーバと、WSS等を配置したトランシーバ集約器を配置し、光トランシーバの共有化も進められている。これにより、光トランシーバの配備数を削減でき、導入コスト(Capital Expenditure:CAPEX)が低減できる。この光トランシーバの共有化には、ファイバ方路毎に行う方法と、複数のファイバ方路をまとめて共有化する方法と様々な形がある。
さらに、ネットワーク装置内の光トランシーバやWSSをコンピュータ制御し、ネットワーク更新の自動化も進められている。ネットワークの管理システムの一例が特許文献1(特開2010−161501号公報)に記載されている。特許文献1のネットワークの管理システムは、ネットワーク全体の消費電力量の削減を図るため、利用状況に応じてネットワークの構成を動的に変更する。
自動化以前には、更新時に作業者が各ノード局社に赴きネットワーク装置を変更する必要があった。しかし、このネットワーク更新の自動化で作業者による装置変更が不要となり、更なる運用コスト(Operating Expense:OPEX)も低下できる。また、特許文献1にあるように、ネットワークの利用状況に応じたネットワークの動的な最適化が可能となる。
これらのネットワーク技術の進展により、各ネットワーク装置には複数の未使用光トランシーバが配備され、ネットワークの使用状況に応じて動的に使用状態、または未使用状態に設定されることが予想される。
未使用光トランシーバは通常ネットワークに光が漏れないように光出力が0の状態で待機される。このとき、予備光トランシーバは1つ以上のファイバ方路に対し共有された状態で待機しており、新規に光パスを接続するときや障害回復時に起動しネットワークへ接続される。この光パス設定時間は、即座にサービスインできることが望ましい。特に、障害回復時のレストレーション(ネットワーク切替)には、障害の影響を最小限に抑えるため、迅速な光パス設定が必要である。
光トランシーバ内のアナログデバイスとして光送受器がある。近年のDWDM技術の導入により、光送受信デバイスには周波数可変レーザや周波数可変フィルタなど、周波数制御が可能なデバイスが使われる。
周波数可変レーザ、フィルタには様々なタイプがあるが、これらデバイスの周波数設定は、半導体や誘電体、液晶等の媒質の屈折率を、電圧や電流、または温度というチューニングパラメータをアナログで高精度に制御を行う。この周波数制御遅延のメカニズムには大きな違いは無く、特許文献2(特許第4596181号公報)に記されている周波数可変レーザを用いて説明する。
特許文献2は外部共振器型の周波数可変レーザに関する特許である。特許文献2に記載された周波数可変レーザは、半導体光増幅器と外部ミラー間で外部共振器を構成し、さらに、その内部に、少なくとも周波数選択フィルタ、周波数可変フィルタが配置された構成を有する。周波数選択フィルタは、通信用途で用いるための規定のチャンネルでのみ透過ピークを有する周期的な透過フィルタであり、通常固体エタロンフィルタが使われる。
この周波数選択フィルタの複数のピーク周波数から、非特許文献2の図2にあるように、周波数可変フィルタにより1つ選択され、任意の周波数でレーザ発振する。すなわち、特許文献2に記載された周波数可変レーザの周波数チューニングパラメータは1つであり、周波数可変フィルタのピーク周波数をチューニングすることで周波数可変特性を実現している。特許文献2に記載された周波数可変フィルタは液晶ベースの周波数可変ミラーを用いており、周波数チューニングパラメータは液晶に印加する交流電圧値である。交流電圧値を変えて液晶の屈折率を変化させることで周波数を制御しており、電圧を大きく変えるほど大きく周波数を変えることができる。
特許文献2に記載された周波数可変レーザでのチャネル設定は次の通りである。まず周波数可変フィルタの交流電圧値を変更し、そのピーク周波数を粗調整する。さらに、周波数可変レーザにおいては、レーザ光の安定動作と合わせた微調整を実施する。この微調整では、ディザー制御による光出力一定制御、発振周波数をITU(International Telecommunication Union)チャネルに高精度に一致させる周波数制御、レーザ光を低ノイズで動作させるための位相制御がある。
また、周波数可変フィルタとしては、非特許文献5にあるように周波数チューニングパラメータが2つあるタイプなど様々なタイプが存在する。
特許文献3(特開2001‐249053号公報)には、周波数選択するための局部発振器として用いられる周波数可変レーザが記載されている。
特開2010−161501号公報 特許第4596181号公報 特開2001−249053号公報
B. C. Collings、"Wavelength Selectable Switches and Future Photonic Network Applications"、Proc. Photonics in Switching、FrII2−4、2009、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)、2009年、p.1−4 Kenji Sato、外5名、"Wideband External Cavity Wavelength-Tunable Laser Utilizing a Liquid-Crystal-Based Mirror and an Intracavity Etalon"、 Journal of Lightwave Technology、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)、2007年、第25巻,NO.8、p.2226−2232 "Integrable Tunable Laser Assembly(ITLA)"、[online]、2008年、PGT Photonics S. p. A.、[2011年4月22日検索]、インターネット〈URL:http://www.pirellibroadband.com/en_IT/browser/attachments/pdf/Pirelli_ITLA.pdf〉 "Intel(R) C-band Tunable Laser Performance and Design White Paper"、[online]、2003年5月、Intel corporation、[2011年4月22日検索]、インターネット〈URL:http://www.intel.com/design/network/papers/25299001.pdf〉 Ronan O'Dowd、"Automated PXI-based Screening and Characterisation of Tunable Lasers"、 Proceedings of the Lightwave Technologies in Instrumentation and Measurement Conference、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)、2004年、p.84−89
しかしながら、光パス設定において、未使用光トランシーバ内のアナログデバイスの制御に起因する遅延のため、その設定時間が遅いという課題があった。
特許文献2に記載された周波数可変レーザにおける周波数の粗調整では、大きい周波数チューニングパラメータ変化量ほど時間がかかる。周波数チューニングパラメータの交流電圧自体が安定する時間だけでなく、交流電圧チューニング後に液晶自体が安定するまで待機する必要があるためである。さらに、周波数可変レーザにおける、レーザ光の安定動作と合わせて実施される微調整で行う制御は、周波数可変フィルタのピーク周波数にも強く依存するため、周波数可変フィルタ自体の微調制御も必要となる。この強い依存のため、微調整時間も周波数可変フィルタのチューニング量が大きいほど時間がかかってしまう。本方式を使った製品特性として、非特許文献3にあるように最大1秒の遅延が生じる。
このように、光パス設定のためのチャネル設定時間は、周波数可変フィルタの周波数チューニングパラメータの変化量に強く依存し、変化量が大きいほど時間がかかる。周波数チューニングパラメータの変化量が大きいほど、周波数チューニングパラメータが安定するまでに時間がかかるだけでなく、特性の高性能化の微調整時間も増加、大きな遅延が生じていた。
なお、周波数可変フィルタにおいては、2つ以上のチューニングパラメータがある場合でも、チューニングパラメータを大きく動かすほどチューニング時間は遅いものもある。
たとえば、非特許文献4にあるように材質の熱光学効果を利用したフィルタを用いる場合、チューニング時間として数十秒というオーダで遅延が生じる可能性も考えられる。
また、近年の大容量伝送システムで検証されているデジタルコヒーレント受信器においても、周波数選択するための特許文献3にあるような局部発振器として用いられる周波数可変レーザでも同様な遅延課題が存在する。
このように、上述した文献に記載された技術におけるネットワーク装置では、トランシーバのアナログデバイスの制御に起因する遅延があったため、光パス設定に時間がかかるという問題点があった。
本発明の目的は、上述した課題である光パス設定に時間がかかるという問題点を解決するネットワークシステム、ネットワーク装置、およびネットワーク制御方法を提供することにある。
本発明のネットワーク装置は、
周波数可変特性を有し、割り当てられたチャネルでそれぞれ通信する複数のトランシーバと、
複数の前記トランシーバの中でネットワークに未接続であり待機状態に設定する待機トランシーバのチャネルを互いに異なるように割り当てるチャネル割当手段と、
割り当てられた前記チャネルの前記周波数に、パラメータを変更して前記待機トランシーバをチューニングするチューニング手段と、
前記ネットワークに新規にパスを設定するとき、前記待機トランシーバの中から、チャネル設定時間が短いトランシーバを優先して選択する選択手段と、
を備える。
本発明のネットワークシステムは、
上記ネットワーク装置を用いたネットワークシステムである。
本発明のネットワーク制御方法は、
周波数可変特性を有する複数のトランシーバを制御するネットワーク装置が、
複数の前記トランシーバの中でネットワークに未接続であり待機状態に設定する待機トランシーバの設定チャネルに互いに異なる周波数を割り当て、
割り当てられた前記チャネルの前記周波数に、パラメータを変更して前記待機トランシーバをチューニングし、
前記ネットワークに新規にパスを設定するとき、前記待機トランシーバの中から、チャネル設定時間の短いトランシーバを優先して選択して使用するネットワーク制御方法である。
本発明のコンピュータプログラムは、
複数の前記トランシーバの中でネットワークに未接続であり待機状態に設定する待機トランシーバの設定チャネルに互いに異なる周波数を割り当てる手順、
割り当てられた前記チャネルの前記周波数に、パラメータを変更して前記待機トランシーバをチューニングする手順、
前記ネットワークに新規にパスを設定するとき、前記待機トランシーバの中から、チャネル設定時間の短いトランシーバを優先して選択して使用する手順を実行させるためのプログラムである。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の制御方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の制御方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の制御方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明によれば、高速に光パスを設定できるネットワークシステム、ネットワーク装置、およびネットワーク制御方法が提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本発明の実施の形態に係る光ネットワークシステムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るネットワーク装置の光トランシーバの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るネットワーク装置の光トランシーバ制御部の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るネットワーク装置の光トランシーバ管理テーブルの構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るネットワーク装置の初期設定時、または、変更設定時の光トランシーバ制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるトランシーバ確認時の光トランシーバ管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるトランシーバ選定時の光トランシーバ管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるチャネル設定時の光トランシーバ管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態における波長チューニングパラメータとチャネルの関係例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るネットワーク装置の光トランシーバ制御部の光パス設定時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における光パス設定後の光トランシーバ管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態における光パス削除後の光トランシーバ管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の光パス設定を行わなかった場合と、本発明の実施の形態における光パス設定との差異を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るネットワーク装置の光トランシーバ制御部における光トランシーバチャネル設定方法を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態に係るネットワーク装置の光トランシーバ制御部における光トランシーバチャネル設定方法を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態に係る光ネットワークシステムの構成を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る光ネットワークシステム1の構成を示す機能ブロック図である。なお、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
図1に示すように、本実施形態の光ネットワークシステム1は、光ネットワーク3の各方路(方路1、方路2、方路3、・・・、方路n、nは自然数。)に対応した複数の光ファイバ140からなる光ファイバ群142を介して光ネットワーク3に接続されるネットワーク装置100を備える。ここで、「方路(direction or degree)」とは、ネットワーク装置100に接続される複数のファイバ経路(Fiber route)のことであり、光ネットワーク3内の複数のノードに向けて出て行く光パス、または、光ネットワーク3内の複数のノードからネットワーク装置100に向けて入って来る光パスを意味する。
ネットワーク装置100は、周波数特性を有する複数の光トランシーバ110を含む光トランシーバ群120を有する。ネットワーク装置100は、波長多重技術を用いて、複数の光トランシーバ110にそれぞれチャネル(周波数)を割り当て、光パスを設定する。ネットワーク装置100は、光通信で用いる光パスの波長を多重分離または多重挿入する機能を有する。
なお、図示されていないが、光ネットワークシステム1において、光ネットワーク3上には、複数のノード(不図示)が構築されている。各ノードには、それぞれネットワーク装置100が配備される。ネットワーク装置100が、ノード間の光パスを設定し、通信を制御する。
ネットワーク装置100は、トランシーバ集約器130と、スイッチ132と、光トランシーバ制御部150と、をさらに備える。
上述したように、光トランシーバ110は複数用意され、トランシーバ集約器130に接続される。そして、動作中の光トランシーバ110は、トランシーバ集約器130とスイッチ132を経て、光ネットワーク3への任意の方路へ任意の周波数で光信号をAdd(挿入)またはDrop(分岐)する。
図2に示すように、各光トランシーバ110は、少なくとも光送信部112と、光受信部114と、制御部116と、を有する。
光送信部112は、DWDM/WDM通信用の周波数可変レーザが用いられ、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)で規格化されたチャネルの中から任意のチャネルの光信号を出す。本実施の形態では、本発明の出願人の特許文献2(特許第4596181号公報)に記載の周波数チューニングパラメータが1つの周波数可変レーザを用いるものとして説明する。この周波数可変レーザは、液晶を用い、印加電圧により液晶の透過ピーク波長を調整可能なフィルタを用いるものとする。
一方、光受信部114においては、光受信部114の前に必要に応じて周波数可変フィルタ(不図示)が配置され、任意のチャネルの周波数のみを選択して受信する。本実施の形態では、周波数可変フィルタとして、特許文献2の周波数可変レーザに用いられている周波数可変フィルタを用いるものとして説明する。
制御部116は、後述する光トランシーバ制御部150からの制御に従い、光送信部112または光受信部114の設定周波数に関するチューニングパラメータを制御する。
一方、光ネットワーク3(図1)に未接続の待機中の光トランシーバ110を含む待機光トランシーバ群122(図1において、破線で示す)は、制御部116が光トランシーバ制御部150からの指示に従い制御することで、光ネットワーク3に光信号が漏れないように出力がオフの状態で待機する。さらに、制御部116は、光トランシーバ110が待機中に、光トランシーバ制御部150(図1)からの指示に従い、指示されたチャネル(「待機チャネル」と呼ぶ)に設定する。ここで、待機中の光トランシーバ110に指示される待機チャネルは、光トランシーバ制御部150により複数の光トランシーバ110間で異なる周波数が割り当てられる。このように、光トランシーバ110間で待機チャネルの周波数を使用帯域内でずらして設定しておくことで、待機状態から起動する際の光パス設定時に、設定チャネルと待機チャネルとの周波数の差が最も少ない光トランシーバ110を選択することができるので、待機チャネルから設定チャネルへの周波数の設定変更に要する時間を短くすることができる。これにより、光パス設定の高速化が可能となる。設定周波数は、光トランシーバ110の光送信部112の周波数可変レーザの設定に用いるだけでなく、必要に応じて光受信部114の周波数可変フィルタの設定にも用いることができる。
また、トランシーバ集約器130(図1)においても周波数可変フィルタ(不図示)に類するものが配置され、光トランシーバ110と連動する場合は、各光トランシーバ110の制御部116により、当該光トランシーバ110と同様に制御される。
なお、以下の説明において、光トランシーバ制御部150からの指示により、各光トランシーバ110の周波数設定のためのチューニングパラメータが制御されるが、制御に応じた光トランシーバ110の各構成要素の動作は、本発明の本質に関わらないので詳細な説明は省略する。
図3は、本発明の実施の形態に係るネットワーク装置100の光トランシーバ制御部150の構成を示す機能ブロック図である。光トランシーバ制御部150は、光トランシーバ110のネットワーク3(図1)への接続状態を把握して、光トランシーバ群120(図1)の使用状況(使用または未使用など)を管理する。さらに、光トランシーバ制御部150は、待機光トランシーバの待機状況(未使用時に待機中、設定中または停止中など)を制御し、待機光トランシーバの待機するチャネル設定(待機チャネル設定)を管理する機能と、新規パス設定時にどの待機光トランシーバを用いるか選定する機能を有する。
図3に示すように、本発明の実施の形態に係るネットワーク装置(ネットワーク装置100の光トランシーバ制御部150)は、周波数可変特性を有し、割り当てられたチャネルでそれぞれ通信する複数のトランシーバ(光トランシーバ110)と、複数の光トランシーバ110の中でネットワーク3に未接続であり待機状態に設定する待機光トランシーバ110のチャネルに互いに異なる周波数を割り当てるチャネル割当部154と、割り当てられたチャネルの周波数に、パラメータを変更して待機光トランシーバ110をチューニングするチューニング部158と、ネットワーク3に新規にパスを設定するとき、待機光トランシーバ110の中から、チャネル設定時間が短い光トランシーバ110を優先して選択して使用する選択部156と、を備える。
具体的には、光トランシーバ制御部150は、チャネル割当部154と、選択部156と、チューニング部158と、待機している光トランシーバ110(以後、「待機光トランシーバ」と呼ぶ)を管理する光トランシーバ管理テーブル160を記憶するメモリ152を有する。
メモリ152のメモリ領域には、図4に示すような待機光トランシーバを管理する光トランシーバ管理テーブル160が保持される。光トランシーバ制御部150は、この光トランシーバ管理テーブル160のテーブル情報を元に待機光トランシーバ群122(図1)を管理する。
図4に示すように、本実施の形態の光トランシーバ管理テーブル160では、本実施形態のネットワーク装置100(図1)に配備された全光トランシーバ110(図1)の管理番号欄162と、その稼動状態を記録する状態欄164、待機中の光トランシーバ110に設定されている待機チャネル設定欄166と、新規に光パスを設定する時に、その設定するチャネル(周波数の範囲)に対し、どの待機中の光トランシーバ110を用いるかを対応付けて記録する対応チャネル欄168とを含む。
図3に戻り、チャネル割当部154は、複数のトランシーバ110の中でネットワーク3(図1)に未接続であり待機状態に設定する待機光トランシーバ110のチャネル(周波数)を互いに異なるように割り当てる。未接続の待機光トランシーバ110の数Nは、2以上あり、N個の未接続の待機光トランシーバ110の設定周波数が互いに異なる周波数で設定される。チャネル割当部154は、割り当てられたチャネルを、メモリ152に記憶されている光トランシーバ管理テーブル160の待機チャネル設定欄166(図4)に記録する。本実施形態では、乱数機能を用いて、複数の待機光トランシーバのチャネルを、当該ネットワーク装置100の周波数範囲の範囲内でランダムに割り当てる。
また、チャネル割当部154は、光トランシーバ110の周波数可変レーザ、周波数可変フィルタの周波数チューニングパラメータと、割り当てたチャネル(周波数)との関係に基づいて、対応チャネルの範囲を割り振る。この割り振りの詳細については後述する。チャネル割当部154は、各待機光トランシーバ110に割り振られた対応チャネルの範囲を、メモリ152に記憶されている光トランシーバ管理テーブル160の対応チャネル欄168に記録する。
チューニング部158は、メモリ152にアクセスし、図4の光トランシーバ管理テーブル160の待機チャネル設定欄166に記録されているチャネル割当部154が割り当てたチャネル設定に基づいて、各待機光トランシーバ110のパラメータを制御してチューニングを行い、チャネルを設定する。ここで、光トランシーバ110のチューニングパラメータは、周波数可変レーザまたは周波数可変フィルタの周波数(チャネル)を設定するためのものであり、たとえば、半導体や誘電体、液晶等の媒質の屈折率、電圧や電流、または温度を含む。チューニング部158は、各光トランシーバ110のこれらのチューニングパラメータをアナログで制御する。本実施形態において、光トランシーバ110に用いられる周波数可変レーザまたは周波数可変フィルタは、それぞれ1種類のみで構成される。
また、チューニング部158は、光トランシーバ110のチャネルの設定が終わった後、光トランシーバ110の光信号の出力をオフに制御して、光トランシーバ110を待機状態にする。さらに、チューニング部158は、新規光パスが追加された場合、新規パスに使用する光トランシーバ110を新規パスのチャネルにチューニングした後、光信号の出力をオンに制御して起動する。
選択部156は、新規光パスを追加する際に、使用する光トランシーバ110を選択する。本実施形態では、選択部156は、メモリ152にアクセスし、光トランシーバ管理テーブル160を参照して、新規光パスのチャネルに対応するチャネル範囲の光トランシーバ110を選択する。このようにして、選択部156は、新規に光パスを設定するとき、周波数設定時間の短い未接続の待機光トランシーバ110を優先して選択することができる。
なお、図1において、トランシーバ集約器130とスイッチ132は本発明の本質とは直接関係しないので、詳細な説明は省略する。本実施形態では、光ネットワーク3側のスイッチ132は、非特許文献1に記載されているような周波数選択スイッチやスプリッタからなる構成とした。
また、トランシーバ集約器130には、たとえば、本発明の出願人が出願した他の発明(特願2010−213551号)に記載されている構成(波長パス多重分離装置)を用いることができる。トランシーバ集約器130は、ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)のAddまたはDrop方路数と同じ数のAWG(Arrayed Waveguide Grating)と光マトリクススイッチとの組み合わせを備え、さらに、収容するトランシーバと同じ数の方路切替用の光スイッチを備える。そして、光マトリクススイッチと光スイッチとを接続することで、所定の方路とトランシーバとを接続することができる。このようにして、トランシーバ集約器130は、複数の方路に対して光トランシーバ110の共有化を行うことができる。なお、本構成以外の構成でも可能である。たとえば、非特許文献1に記載のWSSを複数用いたトランシーバ集約器の構成も可能である。
また、上述したネットワーク装置100の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを備える任意のコンピュータのハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
本実施形態のコンピュータプログラムは、周波数可変特性を有する複数のトランシーバ110に接続されるコンピュータに、複数のトランシーバ(光トランシーバ110)の中でネットワーク3に未接続であり待機状態に設定する待機光トランシーバ110の設定チャネルに異なる周波数を割り当てる手順、光ネットワーク3に新規にパスを設定するとき、待機光トランシーバ110の中から、チャネル設定時間の短い光トランシーバ110を優先して選択して使用する手順、を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラムは、記録媒体からコンピュータのメモリにロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータにダウンロードされ、メモリにロードされてもよい。
このように構成された本実施形態のネットワーク装置100の動作について、以下説明する。
図5は、本実施形態のネットワーク装置100の初期設定時、または、変更設定時における光トランシーバ制御部150の動作の一例を示すフローチャートである。以下、本実施形態のネットワーク装置100の初期設定時、または、変更設定時における光トランシーバ制御部150の動作について、図1乃至図8を用いて説明する。なお、光トランシーバ管理テーブル160の状態については、図6乃至図8、および図4を用いる。
まず、光トランシーバ制御部150において、チャネル割当部154が、配備している光トランシーバ群120を確認し、光トランシーバ110の状態をメモリ152に記録する(ステップS101)。図6にこのときの光トランシーバ制御部150のメモリ152内の光トランシーバ管理テーブル160の例を示す。本実施形態では、光トランシーバ管理テーブル160を用いることで未使用の光トランシーバ110の台数も検出できる。なお、光トランシーバ110は通常他のノードとのネットワーク制御でも管理されており、光トランシーバ110の管理番号はネットワーク制御での管理番号と共通化することが望ましい。ネットワーク制御に関しては本発明の本質には関係しないため、ここでは詳細な説明は省略する。
次に、光トランシーバ制御部150のチャネル割当部154が、未使用の光トランシーバ110の中から、高速プロビジョニングが必要な光トランシーバ110を選定し、待機光トランシーバ群122として管理する(ステップS103)。このとき、光トランシーバ制御部150のチャネル割当部154が、メモリ152にアクセスし、図7に示すように光トランシーバ管理テーブル160の状態欄164を、「未使用」から「待機」に変更する。このようにして、光トランシーバ制御部150は、選定された光トランシーバ110の状態を管理し、光トランシーバ管理テーブル160を参照することで、待機中の光トランシーバ110の台数Nを確認できる。
なお、本実施の形態では未使用の光トランシーバ110全てを待機中の光トランシーバ110とする。これにより、光パス変更時の待機中の光トランシーバ110の制御が簡素化でき、システムの低コスト化、低消費電力化が可能となる。
ただし、未使用の光トランシーバ110の一部のみを待機中の光トランシーバ110にしてもよい。この場合、制御が複雑化される。しかしながら、本発明者が出願した他の発明(特願2010−271150号)に記載されている方式を採用することができる。この方式では、一部の未使用の光トランシーバ110のみを高速起動可能な待機状態とし、残りの未使用の光トランシーバ110は、さらに電力を落とした待機モードにする制御とを組み合わせることが可能である。これにより、ネットワーク装置100の電力抑制が可能となる。また、高速起動可能な待機状態で待機する光トランシーバ数を通信状況に応じて最適化することで、光ネットワーク3全体での実効消費電力削減が可能となる。
次に、光トランシーバ制御部150のチューニング部158が、待機光トランシーバ群122に対し、待機状態への初期設定を実施する(ステップS105)。このとき、待機光トランシーバ群122は全て光出力がオフとなっている。
そして、光トランシーバ制御部150のチャネル割当部154が、ネットワーク装置100内の周波数可変レーザまたは周波数可変フィルタの周波数を割り当てる(ステップS107)。この周波数割当では、各光トランシーバ110の設定周波数が重ならないようにずらして設定を行う。
ここで、本実施の形態では、チャネル割当部154は、各待機光トランシーバ110内の周波数可変フィルタと周波数可変レーザの周波数を割り当てる。チャネル割当部154は、複数の待機中の光トランシーバ110のチャネルを、当該ネットワーク装置100の周波数範囲の範囲内でランダムに割り当てる。各待機光トランシーバ110に設定される周波数が重ならないようにするため、乱数機能を用いることができる。この乱数機能は、光トランシーバ制御部150にネットワーク装置100で対応するITU−Tのチャネル番号に対応する整数列から、ランダムに重ならないように数値を取り出す。
チャネル割当部154は、この乱数機能において待機光トランシーバ数分の乱数を取り出し、その数値を元に、待機光トランシーバ1台ずつ異なる周波数を設定する。そして、チャネル割当部154は、メモリ152にアクセスし、この設定した周波数を図8に示すように光トランシーバ管理テーブル160の待機チャネル設定欄166に記録する。なお、本実施の形態では光パス設定の高速性を高めるために各待機光トランシーバ110の設定周波数を重ならないようにずらしているが、乱数制御が複雑になる。ただし、本制御の複雑化は、光パス設定時間とは関係しない。そのため、一部重なりを許容して制御を簡素化することも可能である。
そして、チャネル割当部154が、周波数可変レーザ、周波数可変フィルタの周波数チューニングパラメータとチャネルとの関係を元に、新規パス設定時のチャネルに対してどの待機光トランシーバに割り振るかを決定する(ステップS109)。この割り振りは、各待機光トランシーバ110から新規パス設定用のチャネルに切り替える際のチューニングパラメータの量を小さくするように行う。詳細については後述する。ステップS109で割り振られたチャネルは、図4に示すように、光トランシーバ管理テーブル160の対応チャネル欄168に記録される。
図9に本実施の形態で用いた周波数可変フィルタまたは周波数可変レーザでの周波数チューニングパラメータ(電圧)(図9では「波長チューニングパラメータ」と示す))とチャネルとの関係を示す。この図9には、図8の光トランシーバ管理テーブル160に示す各待機光トランシーバの待機チャネルを破線で記載している。各チャネルの周波数チューニングパラメータ値(電圧)と、各待機光トランシーバの待機チャネルの周波数チューニングパラメータ値とを比較し、パラメータ差が最小となるように割り振りを決定する。その割り振られたチャネルの範囲を、図4に示すように光トランシーバ管理テーブル160の対応チャネル欄168に記録する。
なお、本実施形態ではすべての周波数可変フィルタまたは周波数可変レーザのチューニングパラメータと選択周波数との関係を用いて導出を行ったが、その他の方法でもよい。たとえば、同じ種類の周波数可変フィルタまたは周波数可変レーザを用いる場合、周波数可変フィルタまたは周波数可変レーザの1つの周波数チューニングパラメータとチャネルとの関係に基づいて、待機光トランシーバのチャネルを割り当てることができる。あるいは、その平均特性を用いて割り振りを行ってもよい。または、周波数チューニングパラメータと選択周波数との関係が線形近似であるとして、チャネル差のみを元に決定してもよい。これらの手法により制御が簡単化され、制御コスト低減が可能となる。
また、本実施の形態のように各光トランシーバ110に用いられている周波数可変フィルタを同一の構成にすることで、個別にチューニングパラメータの計算を行う必要が無く、制御が簡単化され、高速化と制御コスト低減が可能となる。少なくとも、光トランシーバ110の送信器、受信器それぞれの周波数可変フィルタを統一にすることでも、制御が簡単化され、高速化と制御コスト低減が可能となる。また、複数の異なる周波数可変フィルタを用いる場合で、かつ、その動作速度に差が有る場合、動作速度の遅い周波数可変フィルタにおいてのみ制御することで、制御が簡単化され、高速化と制御コスト低減が可能となる。
次に、本実施形態のネットワーク装置100における光パスの追加および削除時の動作について、図1、図3、図4、および図10乃至図12を用いて説明する。図10は、本発明の実施の形態に係るネットワーク装置の光トランシーバ制御部の光パス設定時の動作を示すフローチャートである。図11および図12は、本発明の実施の形態における光パス設定後の光トランシーバ管理テーブルの一例を示す図である。
まず、光トランシーバ制御部150のチャネル割当部154が、ネットワーク制御部(不図示)からの光パス設定に関するコマンドを確認する(ステップS201)。ここで、光パスを追加するコマンドの場合はステップS203へ進み、光パスを削除する場合はステップS211に進む。なお、ネットワーク制御部は、光ネットワーク3上の複数のネットワーク装置100を遠隔で制御し、通信を制御するものである。このネットワーク制御部からの光パス設定の制御については、本発明の本質に関わらないので詳細な説明は省略する。
光パスを追加するコマンドの場合はステップS203において、光トランシーバ制御部150の選択部156が、チューニングパラメータの変化量が最小となる待機光トランシーバを選定する。本実施の形態では、図4に示す光トランシーバ管理テーブル160の配備光トランシーバ管理番号欄162を基に選定する。たとえば、チャネル40(λ40)の新規パスを設定する場合は、選択部156は、メモリ152にアクセスし、光トランシーバ管理テーブル160の対応チャネル欄168の対応チャネルの範囲にλ40が含まれている光トランシーバNo.6を選定する。また、チャネル10(λ10)の新規パスを設定する場合は、選択部156は、光トランシーバ管理テーブル160の対応チャネル欄168の対応チャネルの範囲にλ10が含まれている光トランシーバNo.7を選定する。
次に、光トランシーバ制御部150のチューニング部158が、新規パスで使用するチャネルに待機光トランシーバ110をチューニングして、チャネルを設定する(ステップS205)。そして、光トランシーバ制御部150のチューニング部158が、待機光トランシーバを起動する(ステップS207)。待機中オフに制御されていた光信号の出力をオンに制御する。
そして、光トランシーバ制御部150のチャネル割当部154が、メモリ152にアクセスし、光トランシーバ管理テーブル160を更新する(ステップS217)。ここで、チャネル40の新規パスを設定したときの光トランシーバ管理テーブル160の更新結果を図11に示す。使用した光トランシーバNo.6の状態欄164を「待機」から使用状態(図中、「起動」と示す)に変更するとともに、λ40にもっとも近いチャネルで待機している光トランシーバNo.5と光トランシーバNo.9の対応チャネルをそれぞれ修正して光トランシーバ管理テーブル160を更新する。この更新方法は、図5のステップS109に記載した方法と同じである。
次に、光パスを削除する場合について説明する。
まず、ステップS11において、光トランシーバ制御部150のチューニング部158が、削除する光トランシーバの光出力をオフにし、未使用状態とする。ここでは、光トランシーバNo.1を停止した場合について説明する。
次に、光トランシーバ制御部150のチューニング部158が、未使用状態にした光トランシーバ110を必要に応じて待機状態とする。本実施の形態では全ての未使用光トランシーバを待機状態として管理するため、光トランシーバ制御部150のチューニング部158は、ステップS211で未使用状態とした光トランシーバNo.1は待機状態として初期設定する(ステップS213)。この初期設定は、図5のステップS105と同様である。
次に、光トランシーバ制御部150のチューニング部158が、新たに生じた待機光トランシーバにチャネルを割り当てる(ステップS215)。割り当てるチャネルは、図5のステップS107で説明した乱数機能を用いて決定する。ここでは、図12に示すように、λ60が割り当てられている。
そして、チューニング部158が、上記ステップS211〜ステップS215における変更点をメモリ152に記憶されている光トランシーバ管理テーブル160に記録して更新する(ステップS217)。例として、光トランシーバNo.1が形成していた光パスを削除し、かつ、ステップS215において、待機チャネルがλ60に割り当てられたときの光トランシーバ管理テーブル160の更新結果が図12に示されている。
このとき、新たに待機する光トランシーバNo.1の待機チャネルλ60に対し、長周波数側、短周波数側それぞれで最も近い周波数で待機する光トランシーバも対応チャネルが修正される。この場合、光トランシーバNo.5と光トランシーバNo.6の対応チャネルが修正される。たとえば、図4では、光トランシーバNo.5の対応チャネルは、λ63〜λ84であったが、図12では、λ68〜λ84に更新されているのが分かる。なお、対応周波数は図5のステップS109に記載の方法で決定される。
なお、光パス設定時は、トランシーバ集約器130およびスイッチ132も制御を実施するが、本発明の本質に関わらないためここでは説明は省略する。
本実施の形態では、新規に光パスを設定する時間の短縮が実現される。
たとえば、待機光トランシーバが用意されていない場合には、チューニングパラメータの変更遅延で大きな遅延が生じていた。また、たとえ待機光トランシーバが用意されたとしても、待機チャネルが固定されていて、たとえば、初期設定周波数として使用する周波数帯の端に相当するチャネル1に固定されて配置されるとする。その場合、図13(a)に示すように、別の周波数帯の端(チャネル84)に周波数を設定するときには、周波数の変更幅が大きく、チューニングパラメータの変更に時間がかかり、大きな遅延が生じていた。
しかしながら、本発明の実施の形態に係るネットワーク装置100では、図13(b)に示すように、待機光トランシーバ群122の設定周波数が、ネットワーク装置100で対応する周波数範囲内でばらついて配置される。そして、チューニングパラメータの変化量が小さくてすむ待機光トランシーバを選択することで、高い確率的にチューニングパラメータの変更量を小さく抑えられ、光パス設定時間が短縮される。図13(b)では、光トランシーバNo.5が選択され、チャネル74からチャネル84に周波数が設定されるので、図13(a)の場合に比較して、周波数設定の変更幅が大幅に小さくなっていることが分かる。
上述のような構成において、本実施の形態のネットワーク装置100の制御方法は、周波数可変特性を有する複数のトランシーバ(光トランシーバ110)を制御するネットワーク装置100が、複数の光トランシーバ110の中でネットワーク3に未接続であり待機状態に設定する待機光トランシーバ110の設定チャネルに異なる周波数を割り当て、割り当てられたチャネルの周波数に、パラメータを変更して待機光トランシーバ110をチューニングし、光ネットワーク3に新規にパスを設定するとき、待機光トランシーバ110の中から、チャネル設定時間の短い光トランシーバ110を優先して選択して使用するネットワーク制御方法である。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る光ネットワークシステム1およびネットワーク装置100によれば、未接続の待機光トランシーバを新規光パス設定に用いるとき、周波数を変更する周波数チューニングパラメータの変化量を小さく抑えることが可能となり、その変更時間が短縮、高速に光パスが設定可能なネットワーク装置100を実現できるという効果を奏する。
さらに、既存の送受信器を用いることが可能で安価にシステムを構築することが可能である。かつ、未接続の待機光トランシーバの制御を簡易化でき、光パス設定の高速化、低コスト化の両立が可能である。
(第2の実施の形態)
本実施形態の光ネットワークシステムは、上記実施の形態とは、ネットワーク装置100内の待機している周波数可変レーザまたは周波数可変フィルタの周波数設定方法が異なる。具体的には、本実施形態のネットワーク装置100は、上記実施形態とは、ネットワーク装置100の対応する周波数帯Δfに対し、周波数間隔が等間隔になるように待機光トランシーバのチャネルを設定する点で相違する。これは上記実施形態の図5のステップS109の手順に関連する。
本実施形態のネットワーク装置は、図1乃至図5、および図10を用いて説明した上記実施形態のネットワーク装置100と同様な構成を有する。本実施形態でも同じ構成図を用いて説明するものとする。
本発明の実施の形態に係るネットワーク装置100において、複数の光トランシーバ110の中で、待機光トランシーバが複数の場合、チャネル割当部154は、N個(Nは2以上の整数)の待機光トランシーバの設定チャネルを、当該ネットワーク装置100の周波数範囲ΔfをNで分割した周波数範囲Δfi(iは1〜N+1の整数)の中心周波数に最も近い設定可能な周波数にそれぞれ設定する。
具体的には、チャネル割当部154は、ネットワーク装置100の対応する周波数帯Δfに対し、周波数間隔が等間隔になるように待機光トランシーバのチャネルを割り当てる。なお、DWDMの各チャネルはITUで規格化されており、一定の周波数間隔となっている。
この周波数設定方法を待機光トランシーバの数がNの時で説明する。まず周波数帯Δfとして、チャネル1〜チャネル90をカバーする周波数帯を考える。次に、この周波数帯ΔfをNで分割する。分割された周波数帯Δfi(iは1からNの整数)の中心周波数付近のチャネルを各待機光トランシーバの設定チャネルとし、チャネル割当部154は、メモリ152に記憶されている光トランシーバ管理テーブル160の待機チャネル設定欄166に記録する。さらに、チャネル割当部154は、その周波数帯Δfi内のチャネルの範囲を対応チャネルとしてメモリ152に記憶されている光トランシーバ管理テーブル160の対応チャネル欄168に記録する。図14にN=9の時のチャネル設定例を示す。
本発明の実施の形態の光ネットワークシステムによれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、待機光トランシーバ群の設定周波数が均等に配置されるため、図13(a)の場合に比較して、周波数設定のためのチューニングパラメータ量がN分の1程度に抑えられる。これにより、新規に光パスを設定する時間の短縮が実現される。さらに、本実施の形態は、上記実施の形態と同等な簡単な制御であり、制御時間の短縮とコストの低減も可能である。
(第3の実施の形態)
本実施形態の光ネットワークシステムは、上記実施形態とは、ネットワーク装置100内の待機している周波数可変レーザまたは周波数可変フィルタの周波数設定方法が異なる。具体的には、本実施形態のネットワーク装置100は、上記実施形態とは、周波数チューニングパラメータの設定範囲に対し、待機光トランシーバの周波数チューニングパラメータ値が等間隔になるように設定する点で相違する。これは上記実施形態の図5のステップS109の手順に関連する。
本実施形態のネットワーク装置は、図1乃至図5、および図10を用いて説明した上記実施形態のネットワーク装置100と同様な構成を有する。本実施形態でも同じ構成図を用いて説明するものとする。
本発明の実施の形態に係るネットワーク装置100において、複数の光トランシーバ110の中で、待機光トランシーバが複数の場合、複数の待機中のトランシーバの数をN(Nは2以上の整数)とし、チャネル割当部154は、当該ネットワーク装置100の周波数範囲Δfをチューニングするのに必要なパラメータの周波数チューニングパラメータ範囲を、N個に分割し、N個の待機光トランシーバのチャネルの周波数を、分割されたN個の周波数チューニングパラメータ範囲の中心値で設定する。
本実施の形態において、チャネル割当部154は、待機光トランシーバの周波数チューニングパラメータ値が、チューニングパラメータの設定範囲に対し等間隔になるようにする。この周波数チャネル設定方法を待機光トランシーバの数がNの時で説明する。まずチューニングパラメータ範囲をNで分割する。待機光トランシーバは分割された各チューニングパラメータ帯の中心値付近で対応する最も近いチャネルに設定される。図15にN=5の時のチャネル設定例を示す。なお、光トランシーバ管理テーブル160の対応チャネル欄168に記録される対応チャネルの割当範囲は上記実施の形態と同様である。
本発明の実施の形態に係るネットワーク装置によれば、待機光トランシーバ群の設定チャネルがチューニングパラメータに関して均等に配置されるため、周波数設定のためのチューニングパラメータ量がN分の1以下に抑えられる。それにより、新規に光パスを設定する時間の短縮が実現される。さらに、本実施形態のネットワーク装置は、図14を用いて説明した上記実施形態と同等な簡単な制御であり、制御時間の短縮とコストの低減も可能である。
なお、本実施の形態においては、チューニングパラメータが1つで説明したが、チューニングパラメータが2つ以上ある周波数可変レーザまたは周波数可変フィルタにおいても同様の考えで対応可能である。ただし、チューニングパラメータ全てに対して均等に分割することは制御上複雑である。これに対して、チューニングパラメータ遅延が大きいパラメータを優先に分割することで、制御の簡単化とチューニング時間の短縮化の両立を図ることも可能である。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る光ネットワークシステムによれば、上記実施形態と同様な効果を奏する。
(第4の実施の形態)
本実施形態の光ネットワークシステム200は、上記実施形態とは、各ノード間との通信を管理するネットワーク管理制御部210をさらに備える点で相違する。なお、本実施形態の光ネットワークシステム200は、上記実施形態のいずれの構成にも採用することができる。
本発明の実施の形態に係る光ネットワークシステム200の基本構成を図16に示す。
本発明の実施の形態に係るネットワーク装置100において、当該ネットワーク装置100におけるネットワーク3に新規に設定可能な空きチャネル情報を取得する取得部(ネットワーク管理制御部210)と、取得した空きチャンネル情報を元に取りうる周波数範囲Δfaを設定し、Δfの代わりにΔfaを元にN個の待機光トランシーバ110のチャネルを決定する決定部(不図示。チャネル割当部154に含むことができる。)と、をさらに備え、チャネル割当部154は、決定したN個の待機光トランシーバ110のチャネルを設定する。
具体的には、本実施形態の光ネットワークシステム200は、上記実施形態のネットワーク装置100の同様なトランシーバ集約器130と、スイッチ132と、複数の光トランシーバ110と、光トランシーバ制御部150と、を備えるとともに、さらに、各ノード間との通信を管理するネットワーク管理制御部210を備える。
ネットワーク管理制御部210は、隣接するノード間やネットワーク全体を制御する制御プレーン202から、各方路に関する空きチャネル情報を入手する。その空きチャネル情報を光トランシーバ制御部150に提供する。光トランシーバ制御部150のチャネル割当部154では、その空きチャネル情報を元に、新規にパスを設定する可能性のあるチャネルを把握する。チャネル割当部154は、この空きチャネル情報から取りうるチャネル範囲を抽出し、そのチャネル範囲を元に待機光トランシーバの周波数を設定する。なお、本実施形態の動作手順は、周波数範囲の設定以外は上記実施の形態の動作と同様な手順を用いることができる。
これにより、ネットワークの使用状況に応じて周波数設定範囲を小さく抑えることが可能となり、チューニング時間の高速化が可能となる。
なお、空きチャネル数が待機光トランシーバと同等、または小さい場合は、待機光トランシーバの設定チャネルを空きチャネルに設定することも可能である。これにより、チューニング時間が必要なくなり、光パス設定の高速化が可能となる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る光ネットワークシステム200によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、ネットワークの使用状況に応じて周波数設定範囲を小さく抑えることが可能となり、チューニング時間のより高速化が可能となる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、上記実施形態では、波長多重技術を用いた光ネットワークシステムについて説明したが、これに限定されない。本発明の活用例として多重技術を用いたシステムで、かつ、その多重をアナログ技術によるチューニングで実施する全てのシステムに適用可能である。
波長多重技術への活用を考えれば、光通信システムや無線通信システム全般に適用が可能である。
また、選択部156は、チャネル割当部154がチャネルを割り当てた待機光トランシーバのチャネルの周波数から、新規に設定するパスのチャネルの周波数に最も近い光トランシーバを優先して選択することができる。
この構成によれば、選択後の光トランシーバ管理テーブル160のチャネル割り当ての更新処理でチューニングパラメータを考慮する必要がなくなり、処理の簡略化が図れる。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明は以下の態様も含むことができる。
(付記1)
周波数可変特性を有し、割り当てられたチャネルでそれぞれ通信する複数のトランシーバと、
複数の前記トランシーバの中でネットワークに未接続であり待機状態に設定する待機トランシーバのチャネルに互いに異なる周波数を割り当てるチャネル割当手段と、
割り当てられた前記チャネルの前記周波数に、パラメータを変更して前記待機トランシーバをチューニングするチューニング手段と、
前記ネットワークに新規にパスを設定するとき、前記待機トランシーバの中から、チャネル設定時間が短いトランシーバを優先して選択して使用する選択手段と、
を備えるネットワーク装置。
(付記2)
付記1に記載のネットワーク装置において、
複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、
前記チャネル割当手段は、複数の前記待機トランシーバの前記チャネルを、当該ネットワーク装置の周波数範囲の範囲内でランダムに割り当てるネットワーク装置。
(付記3)
付記1に記載のネットワーク装置において、
複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、
前記チャネル割当手段は、複数の前記待機トランシーバの前記チャネルを、当該ネットワーク装置の周波数範囲の範囲内でランダムに、かつ、重ならないように割り当てるネットワーク装置。
(付記4)
付記1に記載のネットワーク装置において、
複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、
前記チャネル割当手段は、N個(Nは2以上の整数)の前記待機トランシーバの前記チャネルを、当該ネットワーク装置の周波数範囲ΔfをNで分割した周波数範囲Δfi(iは1〜N+1の整数)の中心周波数に最も近い設定可能な周波数にそれぞれ設定するネットワーク装置。
(付記5)
付記1に記載のネットワーク装置において、
複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、複数の前記待機中のトランシーバの数をN(Nは2以上の整数)とし、
前記チャネル割当手段は、当該ネットワーク装置の周波数範囲Δfをチューニングするのに必要な前記パラメータの周波数チューニングパラメータ範囲を、N個に分割し、N個の前記待機トランシーバの前記チャネルの前記周波数を、分割されたN個の前記周波数チューニングパラメータ範囲の中心値で設定するネットワーク装置。
(付記6)
付記2乃至付記5いずれかに記載のネットワーク装置において、
当該ネットワーク装置における前記ネットワークに新規に設定可能な空きチャネル情報を取得する取得手段と、
取得した前記空きチャンネル情報を元に取りうる周波数範囲Δfaを設定し、前記Δfの代わりに前記Δfaを元にN個の前記待機トランシーバの前記チャネルを決定する決定手段と、をさらに備え、
前記チャネル割当手段は、前記決定手段が決定したN個の前記待機トランシーバの前記チャネルを設定するネットワーク装置。
(付記7)
付記1乃至付記6いずれかに記載のネットワーク装置において、
前記選択手段は、前記チャネル割当手段が前記チャネルを割り当てた前記待機トランシーバの前記チャネルの前記周波数から、新規に設定する前記パスのチャネルの周波数に最も近いトランシーバを優先して選択するネットワーク装置。
(付記8)
付記1乃至付記7いずれかに記載のネットワーク装置において、
前記トランシーバが光トランシーバであり、
複数の異なるネットワーク装置に繋がる複数の光ファイバからなる光ファイバ群に対し、任意の前記光トランシーバを任意の光ファイバに任意の光周波数で接続できる、マトリクススイッチを有する光トランシーバ集約器をさらに有し、複数の前記光トランシーバが前記光トランシーバ集約器に接続されるネットワーク装置。
(付記9)
付記1乃至付記8いずれかに記載のネットワーク装置において、
前記トランシーバは、周波数可変レーザを1種類のみ含むネットワーク装置。
(付記10)
付記1乃至付記9いずれかに記載のネットワーク装置において、
前記トランシーバは、周波数可変フィルタを1種類のみ含むネットワーク装置。
(付記11)
付記1乃至付記10いずれかに記載のネットワーク装置において、
前記トランシーバは、複数の周波数から1つの周波数を選択する周波数可変選択装置を含み、
前記周波数可変選択装置は、周波数チューニングパラメータが1つであるネットワーク装置。
(付記12)
付記11に記載のネットワーク装置において、
前記チャネル割当手段は、使用する前記周波数可変選択装置の周波数チューニングパラメータとチャネルとの関係に基づいて、前記待機トランシーバのチャネルを割り当てるネットワーク装置。
(付記13)
付記11に記載のネットワーク装置において、
前記チャネル割当手段は、同じ種類の前記周波数可変選択装置のトランシーバに関しては、使用する前記周波数可変選択装置の1つの周波数チューニングパラメータとチャネルとの関係に基づいて、前記待機トランシーバのチャネルを割り当てるネットワーク装置。
(付記14)
付記1乃至付記13いずれかに記載のネットワーク装置を用いたネットワークシステム。
(付記15)
周波数可変特性を有する複数のトランシーバを制御するネットワーク装置が、
複数の前記トランシーバの中でネットワークに未接続であり待機状態に設定する待機トランシーバの設定チャネルに互いに異なる周波数を割り当て、
割り当てられた前記チャネルの前記周波数に、パラメータを変更して前記待機トランシーバをチューニングし、
前記ネットワークに新規にパスを設定するとき、前記待機トランシーバの中から、チャネル設定時間の短いトランシーバを優先して選択して使用するネットワーク制御方法。
(付記16)
付記15に記載のネットワーク制御方法において、
複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、
複数の前記待機トランシーバの前記チャネルを、当該ネットワーク装置の周波数範囲の範囲内でランダムに割り当てるネットワーク制御方法。
(付記17)
付記15に記載のネットワーク制御方法において、
複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、
複数の前記待機トランシーバの前記チャネルを、当該ネットワーク装置の周波数範囲の範囲内でランダムに、かつ、重ならないように割り当てるネットワーク制御方法。
(付記18)
付記15に記載のネットワーク制御方法において、
複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、
N個(Nは2以上の整数)の前記待機トランシーバの前記チャネルを、当該ネットワーク装置の周波数範囲ΔfをNで分割した周波数範囲Δfi(iは1〜N+1の整数)の中心周波数に最も近い設定可能な周波数にそれぞれ設定するネットワーク制御方法。
(付記19)
付記15に記載のネットワーク制御方法において、
複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、複数の前記待機中のトランシーバの数をN(Nは2以上の整数)とし、
当該ネットワーク装置の周波数範囲Δfをチューニングするのに必要な前記パラメータの周波数チューニングパラメータ範囲を、N個に分割し、N個の前記待機トランシーバの前記チャネルの前記周波数を、分割されたN個の前記周波数チューニングパラメータ範囲の中心値で設定するネットワーク制御方法。
(付記20)
付記16乃至付記19いずれかに記載のネットワーク制御方法において、
当該ネットワーク装置における前記ネットワークに新規に設定可能な空きチャネル情報を取得し、
取得した前記空きチャンネル情報を元に取りうる周波数範囲Δfaを設定し、当該ネットワーク装置の周波数範囲Δfの代わりに前記Δfaを元にN個の前記待機トランシーバの前記チャネルを決定し、
決定したN個の前記待機トランシーバの前記チャネルを設定するネットワーク制御方法。
(付記21)
付記15乃至付記20いずれかに記載のネットワーク制御方法において、
前記チャネルを割り当てた前記待機トランシーバの前記チャネルの前記周波数から、新規に設定する前記パスのチャネルの周波数に最も近いトランシーバを優先して選択するネットワーク制御方法。
(付記22)
周波数可変特性を有する複数のトランシーバに接続され、ネットワーク装置を実現するコンピュータに、
複数の前記トランシーバの中でネットワークに未接続であり待機状態に設定する待機トランシーバの設定チャネルに互いに異なる周波数を割り当てる手順、
割り当てられた前記チャネルの前記周波数に、パラメータを変更して前記待機トランシーバをチューニングする手順、
前記ネットワークに新規にパスを設定するとき、前記待機トランシーバの中から、チャネル設定時間の短いトランシーバを優先して選択して使用する手順を実行させるためのプログラム。
(付記23)
付記22に記載のプログラムにおいて、
複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、
複数の前記待機トランシーバの前記チャネルを、当該ネットワーク装置の周波数範囲の範囲内でランダムに割り当てる手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
(付記24)
付記22に記載のプログラムにおいて、
複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、
複数の前記待機トランシーバの前記チャネルを、当該ネットワーク装置の周波数範囲の範囲内でランダムに、かつ、重ならないように割り当てる手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
(付記25)
付記22に記載のプログラムにおいて、
複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、
N個(Nは2以上の整数)の前記待機トランシーバの前記チャネルを、当該ネットワーク装置の周波数範囲ΔfをNで分割した周波数範囲Δfi(iは1〜N+1の整数)の中心周波数に最も近い設定可能な周波数にそれぞれ設定する手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
(付記26)
付記22に記載のプログラムにおいて、
複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、複数の前記待機中のトランシーバの数をN(Nは2以上の整数)とし、
当該ネットワーク装置の周波数範囲Δfをチューニングするのに必要な前記パラメータの周波数チューニングパラメータ範囲を、N個に分割し、N個の前記待機トランシーバの前記チャネルの前記周波数を、分割されたN個の前記周波数チューニングパラメータ範囲の中心値で設定する手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
(付記27)
付記23乃至付記26いずれかに記載のプログラムにおいて、
当該ネットワーク装置における前記ネットワークに新規に設定可能な空きチャネル情報を取得する手順、
取得した前記空きチャンネル情報を元に取りうる周波数範囲Δfaを設定し、当該ネットワーク装置の周波数範囲Δfの代わりに前記Δfaを元にN個の前記待機トランシーバの前記チャネルを決定する手順、
前記決定する手順で決定したN個の前記待機トランシーバの前記チャネルを設定する手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
(付記28)
付記22乃至付記27いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記チャネルを割り当てる手順で前記チャネルを割り当てた前記待機トランシーバの前記チャネルの前記周波数から、新規に設定する前記パスのチャネルの周波数に最も近いトランシーバを優先して選択する手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
この出願は、2011年7月29日に出願された日本出願特願2011−166222号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (10)

  1. 周波数可変特性を有し、割り当てられたチャネルでそれぞれ通信する複数のトランシーバと、
    複数の前記トランシーバの中でネットワークに未接続であり待機状態に設定する待機トランシーバのチャネルに互いに異なる周波数を割り当てるチャネル割当手段と、
    割り当てられた前記チャネルの前記周波数に、パラメータを変更して前記待機トランシーバをチューニングするチューニング手段と、
    前記ネットワークに新規にパスを設定するとき、前記待機トランシーバの中から、チャネル設定時間が短いトランシーバを優先して選択して使用する選択手段と、
    を備えるネットワーク装置。
  2. 請求項1に記載のネットワーク装置において、
    複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、
    前記チャネル割当手段は、複数の前記待機トランシーバの前記チャネルを、当該ネットワーク装置の周波数範囲の範囲内でランダムに割り当てるネットワーク装置。
  3. 請求項1に記載のネットワーク装置において、
    複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、
    前記チャネル割当手段は、複数の前記待機トランシーバの前記チャネルを、当該ネットワーク装置の周波数範囲の範囲内でランダムに、かつ、重ならないように割り当てるネットワーク装置。
  4. 請求項1に記載のネットワーク装置において、
    複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、
    前記チャネル割当手段は、N個(Nは2以上の整数)の前記待機トランシーバの前記チャネルを、当該ネットワーク装置の周波数範囲ΔfをNで分割した周波数範囲Δfi(iは1〜N+1の整数)の中心周波数に最も近い設定可能な周波数にそれぞれ設定するネットワーク装置。
  5. 請求項1に記載のネットワーク装置において、
    複数の前記トランシーバの中で、前記待機トランシーバが複数の場合、複数の前記待機中のトランシーバの数をN(Nは2以上の整数)とし、
    前記チャネル割当手段は、当該ネットワーク装置の周波数範囲Δfをチューニングするのに必要な前記パラメータの周波数チューニングパラメータ範囲を、N個に分割し、N個の前記待機トランシーバの前記チャネルの前記周波数を、分割されたN個の前記周波数チューニングパラメータ範囲の中心値で設定するネットワーク装置。
  6. 請求項2乃至5いずれかに記載のネットワーク装置において、
    当該ネットワーク装置における前記ネットワークに新規に設定可能な空きチャネル情報を取得する取得手段と、
    取得した前記空きチャンネル情報を元に取りうる周波数範囲Δfaを設定し、当該ネットワーク装置の周波数範囲Δfの代わりに前記Δfaを元にN個の前記待機トランシーバの前記チャネルを決定する決定手段と、をさらに備え、
    前記チャネル割当手段は、前記決定手段が決定したN個の前記待機トランシーバの前記チャネルを設定するネットワーク装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載のネットワーク装置において、
    前記選択手段は、前記チャネル割当手段が前記チャネルを割り当てた前記待機トランシーバの前記チャネルの前記周波数から、新規に設定する前記パスのチャネルの周波数に最も近いトランシーバを優先して選択するネットワーク装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかに記載のネットワーク装置において、
    前記トランシーバが光トランシーバであり、
    複数の異なるネットワーク装置に繋がる複数の光ファイバからなる光ファイバ群に対し、任意の前記光トランシーバを任意の光ファイバに任意の光周波数で接続できる、マトリクススイッチを有する光トランシーバ集約器をさらに有し、複数の前記光トランシーバが前記光トランシーバ集約器に接続されるネットワーク装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかに記載のネットワーク装置を用いたネットワークシステム。
  10. 周波数可変特性を有する複数のトランシーバを制御するネットワーク装置が、
    複数の前記トランシーバの中でネットワークに未接続であり待機状態に設定する待機トランシーバの設定チャネルに互いに異なる周波数を割り当て、
    割り当てられた前記チャネルの前記周波数に、パラメータを変更して前記待機トランシーバをチューニングし、
    前記ネットワークに新規にパスを設定するとき、前記待機トランシーバの中から、チャネル設定時間の短いトランシーバを優先して選択して使用するネットワーク制御方法。
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