JPH1174371A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置

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JPH1174371A
JPH1174371A JP9231938A JP23193897A JPH1174371A JP H1174371 A JPH1174371 A JP H1174371A JP 9231938 A JP9231938 A JP 9231938A JP 23193897 A JP23193897 A JP 23193897A JP H1174371 A JPH1174371 A JP H1174371A
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JP
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polysilicon layer
type
gate electrode
type transistor
polysilicon
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JP9231938A
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Katsushi Fujita
勝志 藤田
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート電極加工時のN型ポリシリコン層とP
型ポリシリコン層とのエッチングレートの差に起因する
不都合をなくした、半導体装置の製造方法および半導体
装置の提供が望まれている。 【解決手段】 半導体基板10上に絶縁膜11を介して
第1ポリシリコン層12を形成し、第1ポリシリコン層
12のP型トランジスタ領域にP型の不純物を、N型ト
ランジスタ領域にN型の不純物をそれぞれ導入し、この
第1ポリシリコン層12の上に第2ポリシリコン層15
を第1ポリシリコン層12と略同じ厚さに形成し、第2
ポリシリコン層15のP型トランジスタ領域にN型の不
純物を、N型トランジスタ領域にP型の不純物をそれぞ
れ導入し、第2ポリシリコン層15および第1ポリシリ
コン層12をパターニングし、P型トランジスタ領域、
N型トランジスタ領域にそれぞれゲート電極19、20
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デュアルゲート型
半導体装置の製造方法とこれによって得られる半導体装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CMOSデバイスの微細化を進
めるためには、PMOSFETおよびNMOSFETを
共に表面チャネル型MOSFETとするのが、サブスレ
ッショルド電流の低減としきい値電圧の低減とを同時に
図ることができ、さらに低電源電圧においても高速なデ
バイスを実現することができることから、有利とされて
いる。このようにPMOSFET、NMOSFET共に
表面チャネル型MOSFETとする場合には、PMOS
FETにP型ゲート電極を、NMOSFETにN型ゲー
ト電極を用いた、いわゆるデュアルゲート型のCMOS
が採用される。
【0003】デュアルゲート型のCMOSを製造するに
あたってそのゲート電極を製造するには、図6(a)に
示すようにSi基板1上にSiO2 からなるゲート酸化
膜2を介してポリシリコン層3を形成し、NMOS領域
においてはポリシリコン層3にN型不純物を導入してこ
の箇所のポリシリコン層3をN型のポリシリコン層3a
とし、一方、PMOS領域においてはポリシリコン層3
にP型不純物を導入してこの箇所のポリシリコン層3を
P型のポリシリコン層3bとする。
【0004】次いで、NMOS領域、PMOS領域にそ
れぞれフォトレジストを塗布してフォトレジスト層を形
成し、さらにこれをパターニングして図6(b)に示す
ようにNMOS領域、PMOS領域のそれぞれにレジス
トパターン4を形成する。その後、得られたレジストパ
ターン4、4をマスクにしてポリシリコン層3をエッチ
ングし、図6(c)に示すようにPMOS領域にP型の
ゲート電極5を、またNMOS領域にN型のゲート電極
6を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリシ
リコン層3をエッチングした際、N型のポリシリコン層
3aとP型のポリシリコン層3bとではエッチングレー
トに差があり、N型のポリシリコン層3aの方がP型の
ポリシリコン層3bよりエッチングレートが速いことか
ら、前述したようにレジストパターン4、4をマスクに
してNMOS領域、PMOS領域のポリシリコン層3を
同時にエッチングすると、図6(c)に示したようにN
型のポリシリコン層3aの方がオーバーエッチング量が
多くなってしまう。
【0006】すなわち、N型のポリシリコン層3aとP
型のポリシリコン層3bとの間でエッチング量に差がで
てしまうことから、P型のポリシリコン層3bを十分エ
ッチングしてP型ゲート電極を形成しようとすると、N
MOS領域ではオーバーエッチングが起こってポリシリ
コン層3の下地であるゲート酸化膜2の削られ量が多く
なってしまい、ひどいときにはSi基板1までも削って
しまうことがある。そして、このようにSi基板1まで
も削ってしまうと、そのダメージによってリーク電流が
起こり易くなってしまい、甚だしい場合には得られたN
MOSFETが正常に作動しなくなってしまう。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ゲート電極加工時のN型
ポリシリコン層とP型ポリシリコン層とのエッチングレ
ートの差に起因する不都合をなくした、半導体装置の製
造方法および半導体装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法では、半導体基板上に絶縁膜を介して第1ポリシ
リコン層を形成する工程と、前記第1ポリシリコン層に
おけるP型トランジスタ領域にP型の不純物を導入し、
N型トランジスタ領域にN型の不純物を導入する工程
と、P型、N型の各不純物を導入した第1ポリシリコン
層の上に、第2ポリシリコン層を前記第1ポリシリコン
層と略同じ厚さに形成する工程と、前記第2ポリシリコ
ン層におけるP型トランジスタ領域にN型の不純物を導
入し、N型トランジスタ領域にP型の不純物を導入する
工程と、前記第2ポリシリコン層および第1ポリシリコ
ン層をパターニングし、P型トランジスタ領域、N型ト
ランジスタ領域にそれぞれゲート電極を形成する工程
と、を備えてなることを前記課題の解決手段とした。
【0009】この製造方法によれば、P型トランジスタ
領域に形成するゲート電極を、P型の不純物を導入した
第1ポリシリコン層とN型の不純物を導入した第2ポリ
シリコン層とをエッチングすることによって形成し、一
方、N型トランジスタ領域に形成するゲート電極を、N
型の不純物を導入した第1ポリシリコン層とP型の不純
物を導入した第2ポリシリコン層とをエッチングするこ
とによって形成するので、第1ポリシリコン層と第2ポ
リシリコン層とが略同じ厚さであることによりこれらゲ
ート電極形成のためのエッチング時間が略同じになる。
【0010】本発明の半導体装置では、半導体基板上の
P型トランジスタ領域に絶縁膜を介して第1ゲート電極
が形成され、かつ該半導体基板上のN型トランジスタ領
域に絶縁膜を介して第2ゲート電極が形成されてなり、
前記第1ゲート電極は、P型の不純物が導入されたポリ
シリコンからなる下層部とN型の不純物が導入されたポ
リシリコンからなる上層部とが積層された構造に形成さ
れてなり、前記第2ゲート電極は、N型の不純物が導入
されたポリシリコンからなる下層部とP型の不純物が導
入されたポリシリコンからなる上層部とが積層された構
造に形成されてなることを前記課題の解決手段とした。
【0011】この半導体装置によれば、第1ゲート電極
と第2ゲート電極とが、それぞれポリシリコンにN型の
不純物が導入された層とP型の不純物が導入された層と
からなっているので、これらのゲート電極を形成するに
あたって、それぞれのエッチング時間がほぼ同じにな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、請求項1記載の
半導体装置の製造方法、すなわち半導体基板にN型トラ
ンジスタとP型トランジスタとを形成する製造方法の一
実施形態例に基づいて詳しく説明する。まず、図1
(a)に示すようにSi基板(半導体基板)10上に、
熱酸化法等によってゲート酸化膜(絶縁膜)11を厚さ
数nmに形成し、続いてこのゲート酸化膜11上に、C
VD法等によりポリシリコンを100nm程度の厚さに
堆積して第1ポリシリコン層12を形成する。
【0013】次に、第1ポリシリコン層12の上にフォ
トレジストを全面塗布し、さらにP型トランジスタを形
成する領域(以下、P型トランジスタ領域と記す)のみ
が露出するようにこのフォトレジストをパターニングし
て、図1(b)に示すようにレジストパターン13を形
成する。続いて、このレジストパターン13をマスクに
して第1ポリシリコン層12の露出した部分にP型の不
純物、この例ではホウ素(B)をイオン注入し、P型ポ
リシリコン層12bを形成する。ここで、このイオン注
入として具体的には、例えば打ち込みエネルギーを5k
eV、ドーズ量を4×1015個/cm2 程度とする。
この後、レジストパターン13を除去する。
【0014】次いで、第1ポリシリコン層12上に再度
フォトレジストを全面塗布し、さらにN型トランジスタ
を形成する領域(以下、N型トランジスタ領域と記す)
のみが露出するようにこのフォトレジストをパターニン
グして、図1(c)に示すようにレジストパターン14
を形成する。続いて、このレジストパターン14をマス
クにして第1ポリシリコン層12の露出した部分にN型
の不純物、この例ではリン(P)をイオン注入し、N型
ポリシリコン層12aを形成する。ここで、このイオン
注入として具体的には、例えば打ち込みエネルギーを1
0keV、ドーズ量を8×1015個/cm2 程度とす
る。この後、レジストパターン14を除去する。
【0015】次いで、第1ポリシリコン層12の上に、
CVD法等によって再度ポリシリコンを100nm程度
の厚さに堆積し、図1(d)に示すように第2ポリシリ
コン層15を形成する。なお、この第2ポリシリコン層
15については、前記第1ポリシリコン層12と略同じ
厚さになるようにポリシリコンを堆積することによって
形成する。
【0016】次いで、第2ポリシリコン層15上にフォ
トレジストを全面塗布し、さらにP型トランジスタ領域
のみが露出するようにこのフォトレジストをパターニン
グして、図1(e)に示すようにレジストパターン16
を形成する。続いて、このレジストパターン16をマス
クにして第2ポリシリコン層15の露出した部分にN型
の不純物、この例ではリン(P)をイオン注入し、N型
ポリシリコン層15aを形成する。ここで、このイオン
注入として具体的には、例えば打ち込みエネルギーを1
0keV、ドーズ量を5×1015個/cm2 程度とす
る。この後、レジストパターン16を除去する。
【0017】次いで、第2ポリシリコン層15上に再度
フォトレジストを全面塗布し、さらにN型トランジスタ
領域のみが露出するようにこのフォトレジストをパター
ニングして、図2(a)に示すようにレジストパターン
17を形成する。続いて、このレジストパターン17を
マスクにして第2ポリシリコン層15の露出した部分に
P型の不純物、この例ではホウ素(B)をイオン注入
し、P型ポリシリコン層15bを形成する。ここで、こ
のイオン注入として具体的には、例えば打ち込みエネル
ギーを5keV、ドーズ量を4×1015個/cm2 程度
とする。この後、レジストパターン17を除去する。
【0018】次いで、第2ポリシリコン層15上に再度
フォトレジストを全面塗布し、さらにこれを公知の露光
・現像技術でパターニングして、図2(b)に示すよう
にP型トランジスタ領域、N型トランジスタ領域にそれ
ぞれ、所望するゲート電極に対応した形状のレジストパ
ターン18を形成する。次いで、レジストパターン1
8、18をマスクにして、第2ポリシリコン層15、第
1ポリシリコン層12を連続してRIE(反応性イオン
エッチング)技術でエッチング加工し、図2(c)に示
すようにP型トランジスタ領域に第1ゲート電極19
を、またN型トランジスタ領域に第2ゲート電極20を
同時に形成する。このようにして得られた第1ゲート電
極19、第2ゲート電極20において、第1ゲート電極
19は、第1ポリシリコン層12からなる下層部19a
がP型の極性を有し、第2ポリシリコン層15からなる
上層部19bがN型の極性を有したものとなる。また、
第2ゲート電極20は、第1ポリシリコン層12からな
る下層部20aがN型の極性を有し、第2ポリシリコン
層15からなる上層部20bがP型の極性を有したもの
となる。その後、これらゲート電極19、20等に接続
する配線を形成するなど各種の半導体装置構成要素を従
来と同様にして形成することにより、本発明における請
求項4記載の発明の一実施形態となる半導体装置を得
る。
【0019】なお、ゲート電極19、20に接続する配
線を形成するには、例えば図2(d)に示すようにこれ
らゲート電極19、20を覆って層間絶縁膜21を形成
し、次いでこの層間絶縁膜21、さらには各ゲート電極
19、20の第2ポリシリコン層15からなる上層部1
9b、20bにコンタクトホール22を形成する。そし
て、このコンタクトホール22内に配線材料を埋め込
み、第1ポリシリコン層12からなる下層部19a、2
0aと第2ポリシリコン層15からなる上層部19b、
20bとの両方に直接接触した状態に配線(図示略)を
形成する。また、ゲート電極19、20の側壁部に、こ
れらの下層部19a、20aと上層部19b、20bと
の両方に跨がった状態のコンタクト(図示略)を形成
し、このコンタクトに配線(図示略)を接続するように
してもよい。
【0020】このような半導体装置の製造方法にあって
は、P型トランジスタ領域に形成する第1ゲート電極1
9を、P型の不純物を導入した第1ポリシリコン層12
(12b)とN型の不純物を導入した第2ポリシリコン
層15(15a)とをエッチングすることによって形成
し、一方、N型トランジスタ領域に形成する第2ゲート
電極20を、N型の不純物を導入した第1ポリシリコン
層12(12a)とP型の不純物を導入した第2ポリシ
リコン層15(15b)とをエッチングすることによっ
て形成するので、第1ポリシリコン層12と第2ポリシ
リコン層15とを略同じ厚さにしたことにより、第1ゲ
ート電極19形成のためのエッチング時間と第2ゲート
電極20形成のためのエッチング時間とを略同じにする
ことができる。
【0021】したがって、これらゲート電極19、20
形成のためのエッチングを同時に行っても、従来のごと
くN型ポリシリコン層とP型ポリシリコン層とのエッチ
ングレートの差に起因して起こる不都合、すなわちN型
ポリシリコン層においてオーバーエッチング量過多によ
りゲート酸化膜11、さらにはSi基板10が削られて
しまうといった不都合が起こるのを防止することができ
る。
【0022】また、このようにして得られた半導体装置
にあっては、オーバーエッチング量過多によりゲート酸
化膜11、さらにはSi基板10が削られてしまうとい
ったことがないので、このようなことが起こることによ
るダメージがなく、したがってリーク電流が起こり難く
トランジスタ特性も良好なものとなる。
【0023】図3(a)〜(c)は、図1、図2に示し
た実施形態例の第1の変形例を示す図である。この例が
図1、図2に示した例と異なるところは、第2ポリシリ
コン層15の形成に先立ち、P型、N型の各不純物を導
入した第1ポリシリコン層12の上に絶縁膜を形成する
点である。
【0024】すなわち、図3(a)に示すようにP型の
不純物、N型の不純物をそれぞれドープした第1ポリシ
リコン層12(12a、12b)の上に、SiO2 等か
らなる厚さ数nm程度の薄い絶縁膜23を熱酸化法等に
よって形成し、続いてこの絶縁膜23の上に、図1
(d)、図1(e)、図2(a)に示した例と同様にし
て第2ポリシリコン層15を形成し、さらにそれぞれの
トランジスタ領域に不純物を導入する。そして、図2
(b)、図2(c)に示した例と同様にして第2ポリシ
リコン層15(15a、15b)、絶縁膜23、第1ポ
リシリコン層12(12a、12b)を連続して同時に
エッチング加工し、図3(c)に示すようにゲート電極
24、25を形成する。このように第1ポリシリコン層
12と第2ポリシリコン層15との間に絶縁膜23を形
成すると、得られたゲート電極24、25の下層部24
a、25aと上層部24b、25bとの間において相互
拡散が起こるのを、確実に防止することができる。
【0025】図4(a)、(b)は、図1、図2に示し
た実施形態例の第2の変形例を示す図である。この例が
図1、図2に示した例と異なるところは、P型、N型の
各不純物を導入した第2ポリシリコン層12の上に、さ
らに導電膜を形成する点である。すなわち、この例は、
図4(a)に示すように第2ポリシリコン層15の上に
例えばタングステンシリサイド(WSix )等の導電膜
26を形成し、その後、図2(b)、図2(c)に示し
た例と同様にして導電膜26、第2ポリシリコン層1
5、第1ポリシリコン層12を連続して同時にエッチン
グ加工し、図4(b)に示すようにゲート電極27、2
8を形成する。このように第2ポリシリコン層15の上
に導電膜26を形成すると、得られたゲート電極27、
28がポリサイド構造をとるものとなり、低抵抗で熱的
安定性にも優れたものとなる。
【0026】図5(a)、(b)は、図1、図2に示し
た実施形態例の第3の変形例を示す図である。この例が
図1、図2に示した例と異なるところは、第2ポリシリ
コン層15の形成に先立ち、P型、N型の各不純物を導
入した第1ポリシリコン層12の上に導電膜を形成する
点である。すなわち、この例は、図5(a)に示すよう
に第1ポリシリコン層12の上に例えばタングステンシ
リサイド(WSix )等の導電膜29を形成し、続いて
この導電膜29の上に、図1(d)、図1(e)、図2
(a)に示した例と同様にして第2ポリシリコン層15
を形成し、さらにそれぞれのトランジスタ領域に不純物
を導入する。そして、図2(b)、図2(c)に示した
例と同様にして第2ポリシリコン層15、導電膜29、
第1ポリシリコン層12を連続して同時にエッチング加
工し、図5(b)に示すようにゲート電極30、31を
形成する。このように第1ポリシリコン層12と第2ポ
リシリコン層15との間に導電膜29を形成しても、得
られたゲート電極30、31は実質的にポリサイド構造
をとるものとなり、したがって低抵抗で熱的安定性にも
優れたものとなる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
の製造方法は、P型トランジスタ領域のゲート電極形成
のためのエッチング時間と、N型トランジスタ領域のゲ
ート電極形成のためのエッチング時間とを略同じにした
方法であるから、これらゲート電極形成のためのエッチ
ングを同時に行っても、従来のごとくN型ポリシリコン
層とP型ポリシリコン層とのエッチングレートの差に起
因してゲート酸化膜やさらにはSi基板が削られてしま
うといった不都合が起こるのを防止することができる。
【0028】本発明の半導体装置は、第1ゲート電極と
第2ゲート電極とが、それぞれポリシリコンにN型の不
純物が導入された層とP型の不純物が導入された層とか
らなっているので、これらのゲート電極を形成するにあ
たって、それぞれのエッチング時間がほぼ同じになり、
したがってオーバーエッチング量過多によりゲート酸化
膜やさらにはSi基板が削られてしまうといったことが
なく、よってリーク電流が起こり難く、トランジスタ特
性も良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は本発明の半導体装置の製造方
法の一実施形態例を工程順に説明するための要部側断面
図である。
【図2】(a)〜(d)は本発明の半導体装置の製造方
法の一実施形態例を工程順に説明するための図であり、
図1(e)に続く工程を説明するための要部側断面図で
ある。
【図3】(a)〜(c)は図1、図2に示した実施形態
例の第1の変形例を工程順に説明するための要部側断面
図である。
【図4】(a)、(b)は図1、図2に示した実施形態
例の第2の変形例を工程順に説明するための要部側断面
図である。
【図5】(a)、(b)は図1、図2に示した実施形態
例の第3の変形例を工程順に説明するための要部側断面
図である。
【図6】(a)〜(c)は従来の半導体装置の製造方法
の一例を工程順に説明するための要部側断面図である。
【符号の説明】
10…Si基板(半導体基板)、11…ゲート酸化膜、
12…第1ポリシリコン層、15…第2ポリシリコン
層、19…第1ゲート電極、20…第2ゲート電極、2
3…絶縁膜、24,25,27,28,30,31…ゲ
ート電極、26,29…導電膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板にN型トランジスタとP型ト
    ランジスタとを形成する半導体装置の製造方法であっ
    て、 前記半導体基板上に絶縁膜を介して第1ポリシリコン層
    を形成する工程と、 前記第1ポリシリコン層におけるP型トランジスタ領域
    にP型の不純物を導入し、N型トランジスタ領域にN型
    の不純物を導入する工程と、 P型、N型の各不純物を導入した第1ポリシリコン層の
    上に、第2ポリシリコン層を前記第1ポリシリコン層と
    略同じ厚さに形成する工程と、 前記第2ポリシリコン層におけるP型トランジスタ領域
    にN型の不純物を導入し、N型トランジスタ領域にP型
    の不純物を導入する工程と、 前記第2ポリシリコン層および第1ポリシリコン層をパ
    ターニングし、P型トランジスタ領域、N型トランジス
    タ領域にそれぞれゲート電極を形成する工程と、を備え
    てなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第2ポリシリコン層を形成する工程
    に先立ち、P型、N型の各不純物を導入した第1ポリシ
    リコン層の上に絶縁膜を形成することを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2ポリシリコン層を形成する工程
    に先立ち、P型、N型の各不純物を導入した第1ポリシ
    リコン層の上に導電膜を形成することを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板にN型トランジスタとP型ト
    ランジスタとを形成した半導体装置であって、 前記半導体基板上のP型トランジスタ領域に絶縁膜を介
    して第1ゲート電極が形成され、かつ前記半導体基板上
    のN型トランジスタ領域に絶縁膜を介して第2ゲート電
    極が形成されてなり、 前記第1ゲート電極は、P型の不純物が導入されたポリ
    シリコンからなる下層部とN型の不純物が導入されたポ
    リシリコンからなる上層部とが積層された構造に形成さ
    れてなり、 前記第2ゲート電極は、N型の不純物が導入されたポリ
    シリコンからなる下層部とP型の不純物が導入されたポ
    リシリコンからなる上層部とが積層された構造に形成さ
    れてなることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1ゲート電極には、その下層部と
    上層部に絶縁膜が設けられてなり、 前記第2ゲート電極には、その下層部と上層部に絶縁膜
    が設けられてなることを特徴とする請求項4記載の半導
    体装置。
  6. 【請求項6】 前記第1ゲート電極には、その下層部と
    上層部に導電膜が設けられてなり、 前記第2ゲート電極には、その下層部と上層部に導電膜
    が設けられてなることを特徴とする請求項4記載の半導
    体装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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