JP2006041339A - Cmos集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】CMOS集積回路を構成するMOSトランジスタに於ける閾値電圧Vthを変化させる手段として、チャネルドーピングを用いることなく、ゲート電極の仕事関数を変えることで実現し、多様な機能をもつシステムLSIであっても容易に実現できるようにする。
【解決手段】各々が仕事関数を異にするゲート電極3A、3B、3C、3Dをもつ3種類以上のMOSトランジスタで構成されてなることが基本になっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、仕事関数を異にするゲート電極をもつMOSトランジスタが3種類以上作り込まれたCMOS集積回路に関する。
従来、多用されてきたCMOS集積回路に於いては、CMOSデバイスを構成するnチャネル型MOSトランジスタとして、n型不純物をドーピングした多結晶Siゲート電極をもつもの、そして、同じくpチャネル型MOSトランジスタとして、p型不純物をドーピングした多結晶Siゲート電極をもつもの各々1種類、従って、仕事関数を異にする2種類のMOSトランジスタを単位として構成されている。
また、このようなCMOSデバイスの閾値電圧Vthを変えるには、チャネルの不純物濃度を変えることで対応してきたのであるが、現今の、そして、将来に亙って更に微細化されるであろうトランジスタで深い閾値電圧Vthを実現するには、チャネルの不純物濃度が異常に高くなって接合リークの増加に結び付いてしまい、更にまた、チャネルの不純物濃度が高くなることは、キャリア移動度の低下、s値の増大に依る駆動電流の低下を招来する。
さて、近年、システム集積回路の研究開発が盛んであり、現在、実用化されつつあるものも現れているが、実現が難しいと思われるものも数多い。その理由の一つとしては、システム集積回路には、閾値電圧Vthを異にする多種類のCMOSデバイスが必要となるのであるが、それが前記した理由に依って実現困難なことに由来している。
ところで、CMOSデバイスに於けるnチャネル型MOSトランジスタとpチャネル型MOSトランジスタを作り分けるのに各ゲート電極の仕事関数を変えて実現していることは前記した通りであるが、その仕事関数を変える手段として、高融点金属に窒素を導入する発明が知られている(例えば、非特許文献1、特許文献1、特許文献2を参照。)。
然しながら、この窒素を導入した高融点金属をゲート電極に用い、仕事関数を大きく変化させようとする場合、多量の窒素を高融点金属に導入することが必要であり、また、この窒素導入高融点金属のゲート電極を加工する際、その窒素導入量に依存してエッチングレートが相違し、従って、オーバーエッチング量が異なり、ゲート絶縁膜でエッチングを停止させることができず、ゲート電極形状が変わってしまう旨の問題がある。
特開2000−31296号公報 特開2000−252371号公報 アイ・イー・イー・イー エレクトロン デバイス レターズ、23巻、1号、49頁−51頁(IEEE Electron Device Letters,vol.23,no.1,Page:49−51) コンファレンス:プロシーディングス オブ アイ・イー・イー・イー インターナショナル エレクトロン デバイス ミーティング,1992,301−304頁(Conference:Proceedings of IEEE International Electron Devices Meeting,1992,Page:301−304 インターナショナル エレクトロン デバイス ミーティング 1998.テクニカル ダイジェスト 785−788頁(International Electron Devices Meeting 1998.Technical Digest Page:785−788)
本発明では、CMOS集積回路を構成するMOSトランジスタに於ける閾値電圧Vthを変化させる手段として、チャネルドーピングを用いることなく、ゲート電極の仕事関数を変えることで実現し、多様な機能をもつシステムLSIであっても容易に実現できるようにする。
本発明者は、1チップに閾値電圧Vthを異にする3種類以上の多種類の微細なCMOSデバイスを組み込んで多機能のCMOS集積回路を実現するには、チャネルドーピングに依って閾値電圧Vthを設定するのは止めるべきであって、ゲート電極の仕事関数を変えるのが最良の手段であるとの結論に達したが、ゲート電極の仕事関数を変えるには種々な手段があり、例えば、金属からなるゲート電極に窒素を導入したり、また、窒素を導入するとしても、ゲート電極に直接イオン注入したり、或いは、ダマシン法を併用し、仕事関数を異にする金属をゲート電極として埋め込むなど様々な手段がある。
本発明に依るCMOS集積回路に於いては、各々が仕事関数を異にするゲート電極をもつ3種類以上のMOSトランジスタで構成されてなることが基本になっている。
前記手段を採ることに依り、従来、nチャネル型MOSトランジスタとpチャネル型MOSトランジスタの2種類のMOSトランジスタで構成されたCMOSデバイスで構成されていたCMOS集積回路は、少なくとも3種類、また、それ以上の種類の閾値電圧VthをもたせたCMOSデバイスで構成されるので、1チップに多種類の閾値電圧VthをもつCMOSデバイスを作り込むことが必要なシステムLSIを実現するのに好適であり、しかも、そのCMOSデバイスは、微調整を行う場合は別として、チャネルの不純物ドーピングに依って主たる閾値電圧Vthを制御することはしないから、オフ電流や駆動電流に関するデバイス特性を向上することができ、特に、閾値電圧Vthを深くしたLSTP(low standby power)のCMOSデバイスの性能は大きく向上する。
図1は同一チップに仕事関数を異にする4種類のゲート電極を形成する場合を説明する為のCMOS集積回路を表す要部切断側面図であり、図に於いて、1はSi基板、2はゲート絶縁膜、3A,3B,3C,3Dは仕事関数を異にする金属ゲート電極をそれぞれ示している。
金属ゲート電極3A・・・・に於ける金属は、例えばタンタル、タングステン、モリブデン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、クロム、ニオブ、チタンなどから選択して良く、そして、その金属には、適宜、窒素イオン(N2 + )を注入する。
ゲート電極3Aは1×1016cm-2のN2 + を注入し、ゲート電極3Bは注入なし、ゲート電極3Cは5×1015cm-2のN2 + を注入し、ゲート電極Dは1×1013cm-2のN2 + を注入したものである。
このようなゲート電極3A〜3Dなどを用いてCMOSデバイスを形成することで、チャネルの不純物濃度は低い状態で閾値電圧Vthを深くすることが可能である。尚、閾値電圧Vthを微調整する為、チャネルドーピングを併用することは有効である。
図2は2層構造の金属ゲート電極を形成したCMOS集積回路を表す要部切断側面図であり、1はSi基板、2はゲート絶縁膜、4A,4B,4Cは仕事関数を異にする金属からなる1層目ゲート電極、5は共通金属(導電体)からなる2層目ゲート電極をぞれぞれ示している。尚、2層目ゲート電極5の材料は不純物含有多結晶Siであっても良い。
図2に見られるCMOS集積回路では、仕事関数が異なる1層目ゲート電極4A〜4Cは薄く形成され、2層目ゲート電極5は厚く形成されている。この構成にすると、2層目ゲート電極5のエッチング速度は全て同じであり、そして、1層目ゲート電極4A〜4Cのエッチング速度は異なるのであるが、薄い為、エッチング時間に大きな差は現れず、従って、nチャネル型MOSトランジスタ及びpチャネル型MOSトランジスタは共に略同じ所要時間でエッチングすることができる。また、形状についても、2層目ゲート電極5が共通で且つ厚い為、大きな差は現れない。
更にまた、N2 イオンを高濃度に注入する場合にも、1層目のゲート電極が薄い為、注入量が少なくて済むことになる。例えば、膜厚が100nmの金属膜に20%〜30%の窒素濃度となるように窒素を注入するには、1×1017cm-2以上の濃度にしなければならないが、膜厚が10nmであれば、1×1016cm-2で良い。
図3乃至図9は本発明に依る実施例1のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。
図3参照
(1) 通常の技法を適用することに依り、Si基板11にシャロウトレンチアイソレー ション(shallow trench isolation)からなる素子分離 12を形成する。
図4参照
(2) レジストプロセスを適用することに依り、n型ウエル形成予定領域をレジスト層 13で覆ってから、イオン注入法を適用することに依り、p型ウエル形成予定領域 に例えばボロン(B)イオンの注入を行ってp型ウエル14を形成する。尚、この 工程(2)及び次の工程(3)は、ウエルの導電型を定めるイオン注入であり、閾 値電圧Vthを決定する為のものではない。
(3) レジストプロセスを適用することに依り、p型ウエル14をレジスト層13で覆 ってから、イオン注入法を適用することに依り、n型ウエル形成予定領域に例えば 砒素(As)イオンの注入を行ってn型ウエル15を形成する。
図5参照
(4) 熱酸化法を適用することに依り、SiO2 からなるゲート絶縁膜16を形成し、 次いで、MOCVD(metalorganic chemical vapou r deposition)法を適用することに依り、ゲート絶縁膜16上にゲー ト用金属膜17を形成する。尚、ゲート用金属膜17の形成には、スパッタリング 法を適用しても良い。
図6参照
(5) レジストプロセスを適用することに依り、第1の仕事関数をもつゲート電極形成 予定領域に開口18Aを開けたレジスト層18を形成する。
(6) イオン注入法を適用することに依り、第1の仕事関数を実現するのに必要なドー ズ量の窒素イオンを開口18Aを介してゲート用金属膜17に注入する。
図7参照
(7) レジスト層18を剥離し、改めてレジストプロセスを適用することに依り、第2 の仕事関数をもつゲート電極形成予定領域に開口19Aを開けたレジスト層19を 形成する。
(8) イオン注入法を適用することに依り、第2の仕事関数を実現するのに必要なドー ズ量の窒素イオンを開口19Aを介してゲート用金属膜17に注入する。
図8参照
(9) レジスト層19を剥離し、改めてレジストプロセスを適用することに依り、第3 の仕事関数をもつゲート電極形成予定領域に開口20Aを開けたレジスト層20を 形成する。
(10) イオン注入法を適用することに依り、第3の仕事関数を実現するのに必要なド ーズ量の窒素イオンを開口20Aを介してゲート用金属膜17に注入する。
図9参照
(11) 通常の技法を適用することに依り、ゲート用金属膜17、ゲート絶縁膜16を ゲート電極パターンにパターニングし、第1の仕事関数をもつゲート電極G1、 第2の仕事関数をもつゲート電極G2、第3の仕事関数をもつゲート電極G3、 第4の仕事関数をもつゲート電極G4を形成する。尚、第4の仕事関数をもつゲ ート電極G4は、窒素イオンを注入していないので、ゲート用金属膜17自体の 仕事関数をもつものとなっている。
(12) この後、通常の通り、エクステンションソース及びエクステンションドレイン の形成、サイドウォールの形成、コンタクトソース及びコンタクトドレインの形 成、活性化を行って閾値電圧Vthを異にする2種類のpチャネル型MOSトラン ジスタ及び閾値電圧Vthを異にする2種類のnチャネル型MOSトランジスタが 得られるので、これ等を組み合わせる金属配線、層間絶縁膜などを形成してCM OS集積回路を完成する。
前記説明した(6)、(8)、(10)の工程で用いた窒素イオンは、N+ 、N2 + の何れでも良く、また、その他、窒素を含んだ分子イオンであっても良い。
図10は本発明に依る実施例2のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図であり、以下、図を参照しつつ説明する。尚、図10は実施例1に於ける図6乃至図7を用いた説明に相当する。
図10参照
(1) ゲート用金属膜17を形成した後、スパッタリング法及びリソグラフィ法を適用 することに依り、仕事関数を変化させたゲート電極の形成予定領域に例えばTiN 膜など窒素を含有した被膜21を形成する。
(2) 固相−固相拡散法を適用することに依り、被膜21を熱処理して窒素をゲート用 金属膜17中に拡散することで、ゲート金属膜17の仕事関数を変化させる。
ところで、MOSトランジスタのゲート電極を形成する際、ダマシン法を適用することが知られている(例えば、非特許文献2、非特許文献3を参照。)。
この方法でMOSトランジスタを作製する場合、通常の通り、Si基板に素子分離を形成し、活性領域にp型ウエル及びn型ウエルを形成し、ゲート(ダミー)を形成し、エクステンションソース及びエクステンションドレインを形成し、サイドウォールを形成し、コンタクトソース及びコンタクトドレインを形成する。ここまでは、通常のMOSトランジスタの製造プロセスであるが、この後、層間絶縁膜で全面を覆い、その層間絶縁膜をCMP法を適用して平面研磨し、ゲートの頂面を表出させ、ゲートを除去し、その痕跡に生成された開口内も含めてゲート絶縁膜及びゲート金属膜を形成し、ゲート金属膜及びゲート絶縁膜を例えばRIE法を適用して加工したり、或いは、CMP法を適用して削り落とすなどして完成する。尚、当初、形成したゲートは、ダミーゲートであり、多結晶Si、SiNなど、選択性があるエッチング液で容易に除去可能な材料を用いるものである。
さて、前記説明したダマシン法に依る金属ゲート電極の製造方法を本発明のCMOS集積回路を製造する場合に適用した場合、工程数は多くなるが、別な面、例えば仕事関数が制御されたゲート金属材料を予め大量に用意しておき、必要に応じ、そこから選択して使用することができるなど有利な点もあるので、以下、これを実施例3として説明する。
図11乃至図14は本発明に依る実施例3のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。尚、図3乃至図10に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
実施例3のCMOS集積回路を製造する技術は、基本的に前記説明したダマシン法を用いる従来の技術と変わりないのであるが、仕事関数を異にするゲート電極の種類に対応して、例えば、図11に見られるようにゲート電極の高さを変えることが必要であり、ここでは、仕事関数を異にするゲート電極の種類は4種類である。
図11参照
(1) 図には、高さが異なるダミーゲート電極が形成され、その上を層間絶縁膜22の 覆った状態のCMOS集積回路が示されている。ここで、ダミーのゲート電極を構 成する材料は、前記したように選択性をもつエッチング液で容易にエッチングする ことが可能な例えば多結晶SiやSiNを用いる。
(2) CMP法を適用することに依り、層間絶縁膜22の研磨を行って最も高いダミー ゲート電極の頂面を表出させる。
図12参照
(3) 選択的エッチング液中に浸漬し、最も高いダミーゲート電極を溶解除去してゲー ト電極形成用開口を形成する。
(4) MOCVD法を適用することに依り、前記ゲート電極形成用開口を埋める第1の 仕事関数をもつゲート金属膜23を形成する。
図13参照 (5) CMP法を適用することに依り、ゲート金属膜23の研磨を行って、前記ゲート 電極形成用開口を埋めた部分を残して他を除去する。この工程を経ることで前記ゲ ート電極形成用開口に第1の仕事関数をもつゲート電極G5が形成され、また、次 に高いダミーゲート電極の頂面が表出される。
図14参照
(6) 前記工程(3)、(4)、(5)と同じ工程を実施して第2の仕事関数をもつゲ ート電極G6を形成し、また、この工程を繰り返して第3の仕事関数をもつゲート 電極G7を形成し、更にまた、第4の仕事関数をもつゲート電極G8を形成する。
実施例3に於いては、ダミーゲート電極を丈が高い順に研磨してから除去し、実 際のゲート電極に変えてゆく工程を採っているので、ある仕事関数をもつゲート電 極を形成する際、その工程が先に形成されているゲート電極に悪影響を及ぼすよう な場合には、先に形成されたゲート電極に保護膜を形成してから工程を実施すれば 良い。
前記説明したダマシン法を応用した実施例3では、工程数が多くなることは避けられない。そこで、システムLSI中のある回路部分は実施例3を適用して作製し、他の回路部分では実施例1で説明したようにゲート電極に所要の仕事関数に対応して窒素イオンを注入する手段を適用しても良い。
図15及び図16は本発明に依る実施例4のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。尚、図3乃至図14に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
実施例4は、実施例1として説明したゲート電極の形成手段とダマシン法に依るゲート電極の形成手段を結合して構成されるゲート電極に関するものであり、実施例3の場合とは異なり、ゲート電極の高さは全て均一にして良い。
図15参照
(1) 図示のCMOS集積回路は、高さが均一なダミーゲート電極を除去し、その痕跡 である開口内を含めて全面にゲート絶縁膜16及びゲート用金属膜を積層形成し、 そのゲート用金属膜を加工してゲート電極G5、G6、G7、G8を形成した状態 にある。
(2) レジストプロセスを適用することに依り、ゲート電極G5乃至G8のうち、第1 の仕事関数をもつゲート電極に変換したいゲート電極、例えば、ゲート電極G5を 含む領域に開口24Aをもつレジスト層24を形成する。
(3) イオン注入法を適用することに依り、第1の仕事関数を実現するのに必要なドー ズ量の窒素イオンを開口24Aを介してゲート電極G5を含む領域に注入する。
図16参照
(4) レジスト膜24を剥離し、改めてレジストプロセスを適用することに依り、第2 の仕事関数をもつゲート電極に変換したいゲート電極G6を含む領域に開口25A をもつレジスト層25を形成する。
(5) イオン注入法を適用することに依り、第2の仕事関数を実現するのに必要なドー ズ量の窒素イオンを開口25Aを介してゲート電極G6を含む領域に注入する。
このように、実施例1と実施例3とを組み合わせることで、閾値電圧Vthを異にする多種類のMOSトランジスタを含む集積回路からなるシステムLSIを容易に作製することが可能になる。
実施例4では、ゲート電極の仕事関数を変化させる為、窒素イオンを注入したが、これは、実施例2と同様、固相−固相拡散法を適用して実現することもできる。
図17は本発明に依る実施例5のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図であり、以下、図を参照しつつ説明する。
図17参照
(1) ゲート電極G5、G6、G7、G8を形成した後、スパッタリング法及びリソグ ラフィ法を適用することに依り、仕事関数を変化させたいゲート電極、例えばゲー ト電極G5が位置する領域に例えばTiN膜など窒素を含有した被膜26を形成す る。
(2) 固相−固相拡散法を適用することに依り、被膜26を熱処理して窒素をゲート電 極G5中に拡散することで、その仕事関数を変化させる。
本発明に於いては、前記説明した実施例を含め、多くの形態で実施することができ、以下、それを付記として例示する。
(付記1)
各々が仕事関数を異にするゲート電極をもつ3種類以上のMOSトランジスタで構成されてなること
を特徴とするCMOS集積回路。
(付記2)
ゲート電極が2層で構成され、ゲート絶縁膜との界面側の層は所要の仕事関数をもつ金属薄層からなり、又、その金属薄層に積層された層はその金属薄層に比較して厚く且つ全て共通の導体層であること
を特徴とする(付記1)記載のCMOS集積回路。
(付記3)
仕事関数を異にするゲート電極は注入されたイオンの種類で仕事関数が変えられたものであること
を特徴とする(付記1)或いは(付記2)記載のCMOS集積回路。
(付記4)
仕事関数を異にするゲート電極は注入されたイオンの量で仕事関数が変えられたものであること
を特徴とする(付記1)或いは(付記2)記載のCMOS集積回路。
(付記5)
仕事関数を異にするゲート電極をそれぞれ異種の金属を用いて構成したこと
を特徴とする(付記1)或いは(付記2)記載のCMOS集積回路。
(付記6)
第1の領域の第1の拡散層と、
前記1の拡散層の不純物濃度とほぼ等しい不純物濃度を有する、第2の領域の第2の拡散層と、
前記第1の領域、第2の領域にそれぞれ形成され、ゲートがメタルであり、かつ仕事関数が異なるゲート電極と、
を有するMOSトランジスタで構成されてなること
を特徴とするCMOS集積回路。
同一チップに仕事関数を異にする4種類のゲート電極を形成する場合を説明する為のCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 2層構造の金属ゲート電極を形成したCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例1のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例1のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例1のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例1のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例1のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例1のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例1のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例2のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例3のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例3のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例3のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例3のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例4のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例4のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。 本発明に依る実施例5のCMOS集積回路を製造する工程を説明する為の工程要所に於けるCMOS集積回路を表す要部切断側面図である。
符号の説明
1 Si基板
2 ゲート絶縁膜
3A乃至3D 仕事関数を異にする金属ゲート電極

Claims (5)

  1. 各々が仕事関数を異にするゲート電極をもつ3種類以上のMOSトランジスタで構成されてなること
    を特徴とするCMOS集積回路。
  2. ゲート電極が2層で構成され、ゲート絶縁膜との界面側の層は所要の仕事関数をもつ金属薄層からなり、又、その金属薄層に積層された層はその金属薄層に比較して厚く且つ全て共通の導体層であること
    を特徴とする請求項1記載のCMOS集積回路。
  3. 仕事関数を異にするゲート電極は注入されたイオンの種類で仕事関数が変えられたものであること
    を特徴とする請求項1或いは請求項2記載のCMOS集積回路。
  4. 仕事関数を異にするゲート電極は注入されたイオンの量で仕事関数が変えられたものであること
    を特徴とする請求項1或いは請求項2記載のCMOS集積回路。
  5. 第1の領域の第1の拡散層と、
    前記1の拡散層の不純物濃度とほぼ等しい不純物濃度を有する、第2の領域の第2の拡散層と、
    前記第1の領域、第2の領域にそれぞれ形成され、ゲートがメタルであり、かつ仕事関数が異なるゲート電極と、
    を有するMOSトランジスタで構成されてなること
    を特徴とするCMOS集積回路。
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