JPH11261071A - ゲート電極およびその製造方法 - Google Patents

ゲート電極およびその製造方法

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JPH11261071A
JPH11261071A JP5913498A JP5913498A JPH11261071A JP H11261071 A JPH11261071 A JP H11261071A JP 5913498 A JP5913498 A JP 5913498A JP 5913498 A JP5913498 A JP 5913498A JP H11261071 A JPH11261071 A JP H11261071A
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gate electrode
different
impurities
doped
film
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JP5913498A
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Yuji Komatsu
裕司 小松
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート電極の主部を構成するn+ Poly−
Si膜の側壁に直接にp+ Poly−Si側壁部が形成
されているため、熱処理を行うと不純物の相互拡散が起
こり、ゲート電極の仕事関数プロファイルの制御ができ
なくなる。 【解決手段】 ゲート電極の主部13を構成するn+
イプのPoly−Si膜11とその側壁に形成されてい
るゲート電極の副部15を構成するp+ Poly−Si
とのように、仕事関数が異なる複数の材料を電気的に接
続してなるゲート電極10において、仕事関数が異なる
材料間の界面、すなわちゲート電極の主部13とゲート
電極の副部15との界面に、不純物および構成元素のう
ちの少なくとも1種の拡散を防止する拡散防止層14を
備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に用い
られるゲート電極およびその製造方法に関し、詳しく
は、仕事関数が異なる複数の材料を電気的に接続してな
るゲート電極において、仕事関数差を利用して、MIS
トランジスタ等の短チャネル効果を抑制するようにした
ゲート電極およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バルクシリコン基板上に形成され
たMOSトランジスタのしきい値Vthは、チャネル部の
不純物濃度により制御する方法が一般的である。そして
0.35μm程度のデザインルールのLSIまでは、イ
オン注入技術と短時間熱処理とを駆使したチャネルの不
純物プロファイルの制御により、比較的良好にVthが制
御されてきた。ところが、デザインルールが0.18μ
mまたはそれ以降の世代のトランジスタにおいては、チ
ャネルの不純物量によりVthを制御する方法ではチャネ
ル長が短くなるにつれて1個あたりのトランジスタのV
th制御に寄与する不純物の絶対数が少なくなり、統計的
ゆらぎが相対的に無視できなくなることが指摘されはじ
めている(Symp.on VLSI Technology,"Performance Flu
ctuationsof 0.10 μm MOSFETs-Limitation of 0.1μ
m ULSIs"(USA),(1994)T.Mizuno etal.参照)。上記説
明したようなチャネル部の不純物濃度でVthを制御する
のではなく、ゲート電極の仕事関数によりトランジスタ
のVthを制御する技術が将来の微細デバイス対応のプロ
セスとして要求されはじめている。
【0003】一方、完全空乏型のSOI(Silicon on I
nsulator)トランジスタにおいては、0.50μm程度
までのデザインルールのトランジスタでさえも、原理的
にチャネルの不純物濃度によるVth制御は、その制御範
囲に限界を来している。
【0004】また、従来のトランジスタでは、いわゆる
ポケットイオンインプランテーションなる方法によりチ
ャネルの不純物を制御することによって、短チャネル効
果によるトランジスタのVthの低下をある程度は抑制す
ることができる。一方、ゲート電極の仕事関数によりV
thを制御するトランジスタでは、上記ポケットイオンイ
ンプランテーションによる方法が使用できない。その結
果、ゲート長Lgの低下にともなってVthが急激に低下
することになる。
【0005】バルクシリコン基板上に作製されたデバイ
スでは、ゲート電極の仕事関数によりトランジスタのV
thを制御しつつも、ポケットイオンインプランテーショ
ンなる短チャネル効果の抑制技術も場合によっては併用
することも考えられる。この方法も、トランジスタの微
細化につれてポケットイオンインプランテーション部の
不純物に対して不純物濃度のゆらぎの影響が生じること
になり、いつまでもこの方法によって対処することには
無理がある。また、薄膜SOIトランジスタにポケット
イオンインプランテーションの技術を使用するために
は、不純物濃度プロファイルの急峻な制御が必要とな
る。そのため、より微細化してチャネル部が薄膜化する
SOIトランジスタでは、技術的に高度となり、実質的
に実現が困難となる。
【0006】これに対して、チャネル方向に仕事関数が
異なる材料を電気的に接続したゲート電極を用いて、ト
ランジスタの短チャネル効果の抑制を図る提案が特開平
6−232389号公報に開示されている。この技術に
よれば、例えばn−MOSトランジスタでは、チャネル
の中央付近の上部に形成される材料よりも仕事関数が高
い材料でゲート電極の側壁部を構成することで、効果的
にトランジスタの短チャネル効果を抑制するとしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すように、n+ Poly−Si膜111とその側壁に
形成されているp+ Poly−Si側壁部112との組
み合わせのように、半導体中に導入される不純物の種類
やドーズ量により仕事関数を制御して、異なる仕事関数
を有する材料同士を単に直接接続した構成のゲート電極
110では、ゲート電極110の形成中もしくはこのゲ
ート電極110に不純物を導入した後に行われる活性化
のための熱処理中に、不純物が相互に異なる仕事関数の
Poly−Si間を拡散することになる。このことによ
り、完成したゲート電極110の仕事関数のプロファイ
ルを設計値通りに制御することが難しくなる。なお、上
記同様のゲート電極構造は特開平6−232389号公
報に開示されている。また、上記図6に示したゲート電
極110は、SOI(Silicon on Insulator)101上
にゲート酸化膜102を介して形成されているもので、
+ Poly−Si膜111上にはWSix 膜113が
形成されていているものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたゲート電極およびその製造方法で
あり、本発明のゲート電極は、仕事関数が異なる複数の
材料を電気的に接続してなるものであって、仕事関数が
異なる材料間の界面に、不純物および構成元素のうちの
少なくとも1種の拡散を防止する拡散防止層が備えられ
ているものである。
【0009】上記ゲート電極では、仕事関数が異なる材
料の界面に、不純物および構成元素のうちの少なくとも
1種の拡散を防止する拡散防止層が備えられていること
から、仕事関数が異なる材料間での不純物や構成元素の
拡散が防止される。そのため、ゲート電極中に導入され
ている不純物を活性化する熱処理を行っても、仕事関数
が異なる材料間での不純物の相互拡散や構成元素等の相
互拡散(例えば仕事関数が異なる材料間の固相反応)が
起こらない。したがって、ゲート電極の仕事関数のプロ
ファイルはゲート電極を形成した直後の状態に維持され
るので、ゲート電極はその加工形状の通りに仕事関数プ
ロファイルが制御されたものとなる。したがって、ゲー
ト電極は、高い精度の仕事関数プロファイルを有するも
のとなる。
【0010】本発明のゲート電極の製造方法は、仕事関
数が異なる複数の材料を接続させてゲート電極を形成す
る製造方法であって、仕事関数が異なる材料間の界面と
なる面に、不純物および構成元素のうちの少なくとも1
種の拡散を防止する拡散防止層を形成する工程を備えて
いる。
【0011】上記ゲート電極の製造方法では、仕事関数
が異なる材料間の界面に、不純物および構成元素のうち
の少なくとも1種の拡散を防止する拡散防止層を形成す
る工程を備えていることから、上記拡散防止層が形成さ
れた後は仕事関数が異なる材料間での不純物の相互拡散
や構成元素の相互拡散(例えば仕事関数が異なる材料間
の固相反応)が拡散防止層により防止される。そのた
め、例えば、ゲート電極へ不純物を導入した後にその不
純物を活性化する熱処理を行っても、仕事関数が異なる
材料同士の間で不純物や構成元素等の拡散は起こらな
い。したがって、ゲート電極の仕事関数のプロファイル
は拡散防止層によってゲート電極を形成した直後の状態
に維持され、ゲート電極においては精密な仕事関数プロ
ファイルの制御が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のゲート電極に係わる第1
の実施の形態を、図1の概略構成断面図によって説明す
る。図1では、本発明の構成をMOS型の半導体装置の
ゲート電極に適用した一例を示す。
【0013】図1に示すように、SOI基板1(SOI
層2の膜厚は例えば50nm程度またはそれ以下)上に
ゲート酸化膜3(膜厚は例えば5nm程度またはそれ以
下)が形成されている。このゲート酸化膜3上には、下
層にポリシリコン(以下Poly−Siと記す)膜11
が形成され、その上層にタングステンシリサイド(以
下、WSix と記す)膜12が形成されて、2層構造の
ゲート電極の主部13が構成されている。それぞれの膜
厚は、WSix 膜12が例えば70nmであり、Pol
y−Si膜11が例えば70nmである。また、Pol
y−Si膜11中には、濃度で5×1020個/cm3
度のリンがドーピングされていて、Poly−Si膜1
1は完全に導体(n+ Poly−Si)となっている。
【0014】また、上記ゲート電極の主部13の側壁部
には、自己整合的に拡散防止層14となる窒化膜が、例
えば窒化タングステンシリサイド(WSiN)および窒
化シリコン(SiN)で形成されていて、この拡散防止
層14を介して上記ゲート電極の主部13の側壁にゲー
ト電極の副部15が例えばPoly−Siにて、ゲート
電極の主部13に対して自己整合的に形成されている。
このゲート電極の副部15のPoly−Siは、濃度で
例えば3×1020個/cm3 程度のホウ素がドーピング
されていて、ゲート電極の主部13のポリサイドの下層
とは逆の伝導タイプ(p+ Poly−Si)となってい
る。またゲート電極の副部15であるp+ Poly−S
iの幅は、例えば50nm程度またはそれ以下となって
いる。
【0015】さらに、ゲート電極の主部13の最上層部
には、窒化膜を自己整合的に形成するときに形成される
WSiN膜16が形成されていて、外からの不純物のゲ
ート電極の主部13の内部への拡散を完全に防止してい
る。このように、ゲート電極10が構成されている。
【0016】上記ゲート電極10では、仕事関数が異な
る材料で形成されたゲート電極の主部13と、その側壁
部に設けたゲート電極の副部15との間に、窒化膜から
なる拡散防止層14が形成されていることから、ゲート
電極の主部13とゲート電極の副部15との間での不純
物や構成元素の拡散が防止される。そのため、ゲート電
極10への不純物導入後に、その不純物を活性化するた
めの熱処理を行っても、ゲート電極の主部13中のリン
およびゲート電極の副部15中のホウ素が相互に拡散す
ることはない。したがって、ゲート電極10の仕事関数
のプロファイルは、ゲート電極10を形成した直後の状
態に維持される。
【0017】以上のことからしてに、ゲート電極10
は、その加工形状の通りに仕事関数プロファイルが制御
されたものとなるので、高い精度の仕事関数プロファイ
ルを有するものとなっている。
【0018】次に本発明のゲート電極に係わる第2の実
施の形態を、図2の概略構成断面図によって説明する。
図2では、本発明の構成をMOS型の半導体装置のゲー
ト電極に適用した一例を示し、前記図1によって説明し
た構成部品と同様のものには同一の符号を付与する。
【0019】図2に示すように、前記図1によって説明
したMOS型半導体装置のゲート電極と同様に、SOI
基板1のSOI層2上にゲート酸化膜3が形成されてい
る。このゲート酸化膜3上には、下層にPoly−Si
膜11が形成され、その上に不純物の拡散を防止する拡
散防止層17が例えば窒化膜で形成されている。さらに
その拡散防止層17上にWSix 膜12が形成されて、
いわゆるポリサイド構造のゲート電極の主部13が形成
されている。また、Poly−Si膜11中には、濃度
で5×1020個/cm3 程度のリンがドーピングされて
いて、完全に導体のn+ Poly−Siとなっている。
【0020】また、ゲート電極の主部13の側壁部に
は、自己整合的に窒化膜からなる拡散防止層14が形成
されていて、この拡散防止層14を介して上記ゲート電
極の主部13の側壁にゲート電極の副部15が例えばP
oly−Siで、ゲート電極の主部13に対して自己整
合的に形成されている。このゲート電極の副部15のP
oly−Siは、濃度で例えば3×1020個/cm3
度のホウ素がドーピングされていて、p+ Poly−S
iとなっている。
【0021】さらに、ゲート電極の主部13の最上層部
には、拡散防止層14となる窒化膜を自己整合的に形成
するときに生成されるWSiN膜16が形成されてい
て、外からの不純物のゲート電極の主部13内部への拡
散を完全に防止している。このように、ゲート電極20
が構成されている。
【0022】上記ゲート電極20では、前記第1の実施
の形態で説明したゲート電極と同様に、仕事関数が異な
る材料で形成されたゲート電極の主部13と、その側壁
部に設けたゲート電極の副部15との間に、窒化膜から
なる拡散防止層14が形成されていることから、ゲート
電極の主部13とゲート電極の副部15との間での不純
物や構成元素の拡散が防止される。そのため、ゲート電
極20への不純物導入後に、その不純物を活性化するた
めの熱処理を行っても、ゲート電極の主部13中のリン
およびゲート電極の副部15中のホウ素が相互に拡散す
ることはない。したがって、ゲート電極20の仕事関数
のプロファイルは、ゲート電極20を形成した直後の状
態に維持されている。
【0023】またゲート電極の主部13の内部となる部
分、すなわち、Poly−Si膜11とWSix 膜12
との間には不純物に対する拡散防止層17が形成されて
いることから、ゲート電極の副部15への不純物導入を
イオンの打ち分けと熱処理による拡散とによって行う場
合に、この不純物がゲート電極の主部13のゲート酸化
膜3との界面付近に到達するのを拡散防止層17が防
ぐ。もちろん、イオン注入条件によっては、前記図1の
構成のゲート電極であっても効果は期待できるが、ゲー
ト電極の副部15をエッチバック等によって形成すると
き、ゲート電極の主部13の最上層に自己整合的に形成
されたWSiN膜16がこのエッチバック中にエッチン
グされた場合であっても、ゲート電極の主部13の内部
に形成されている拡散防止層17により、仕事関数のプ
ロファイルマージンを拡大することが可能になる。
【0024】以上のことからしてに、ゲート電極20
は、その加工形状の通りに仕事関数プロファイルが制御
されにものとなるので、高い精度の仕事関数プロファイ
ルを有するものとなっている。
【0025】次に本発明のゲート電極に係わる第3の実
施の形態を、図3の概略構成断面図によって説明する。
図3では、本発明の構成をMOS型の半導体装置のゲー
ト電極に適用した一例を示し、前記図1によって接続し
た構成部品と同様のものには同一の符号を付与する。
【0026】図3に示すように、前記図1によって説明
したMOS型半導体装置のゲート電極と同様に、SOI
基板1のSOI層2上にゲート酸化膜3が形成されてい
る。このゲート酸化膜3上には、下層にPoly−Si
膜11が形成され、その上層にWSix 膜12が形成さ
れて、2層構造のゲート電極の主部13が構成されてい
る。また、上記Poly−Si膜11は、濃度で例えば
5×1020個/cm3程度のリンがドーピングされてい
て、完全に導体のn+ Poly−Siとなっている。さ
らにゲート電極の主部13の上部には窒化シリコン(S
3 4 )膜(膜厚が例えば150nmまたはそれ以
下)からなるオフセット絶縁膜18が形成されている。
【0027】また、ゲート電極の主部13の側壁部に
は、自己整合的に窒化膜からなる拡散防止層14が形成
1れていて、この拡散防止層14を介して上記ゲート電
極の主部13の側壁にゲート電極の副部15が例えばP
oly−Siで、ゲート電極の主部13に対して自己整
合的に形成されている。このゲート電極の副部15のP
oly−Siは、濃度で例えば3×1020個/cm3
度のホウ素がドーピングされていて、p+ Poly−S
iとなっている。このように、ゲート電極30が構成さ
れている。
【0028】上記ゲート電極30では、前記第1の実施
の形態で説明したゲート電極と同様に、仕事関数が異な
る材料で形成されたゲート電極の主部13と、その側壁
部に設けたゲート電極の副部15との間に、窒化膜から
なる拡散防止層14が形成されていることから、ゲート
電極の主部13とゲート電極の副部15との間での不純
物や構成元素の拡散が防止される。そのため、ゲート電
極30の形成中、およびゲート電極30への不純物導入
後に、その不純物を活性化するための熱処理を行って
も、ゲート電極の主部13中のリンおよびゲート電極の
副部15中のホウ素が相互に拡散することはない。した
がって、ゲート電極30の仕事関数のプロファイルは、
ゲート電極30を形成した直後の状態に維持されてい
る。
【0029】また、ゲート電極の主部13の上部に窒化
膜からなるオフセット絶縁膜18が形成されていること
から、拡散層(図示省略)を形成する際に行うイオン注
入のイオンがゲート電極の主部13中に注入されるのが
防止される。このような構造とすることにより、例えば
拡散層に注入にされるイオン種とゲート電極の主部13
にドーピングされるイオン種とが異なる場合であっても
問題なく半導体装置を作製することが可能になる。
【0030】以上のことからしてに、ゲート電極30
は、その加工形状の通りに仕事関数プロファイルが制御
されるものとなるので、高い精度の仕事関数プロファイ
ルを有するものとなっている。さらにこの第3の実施の
形態では、オフセット絶縁膜18によってゲート電極の
主部13の上部からの不純物の拡散も抑制されるので、
前記図2に示したように、ゲート電極の主部13の内部
に拡散防止層17を形成する必要はなくなる。このよう
に、オフセット絶縁膜18は拡散防止層としての機能も
果たす。
【0031】上記第1〜第3の実施の形態で説明した拡
散防止層14,17は、例えば金属の窒化物のような導
電体により構成されていることが好ましが、十分に薄い
窒化シリコン膜のようなトンネル効果による伝導性を利
用するような材料であってもよい。
【0032】上記第1〜第3の実施の形態では、SOI
基板1のSOI層2上に形成されたMOS型の半導体装
置のゲート電極10,20,30について説明したが、
バルクの半導体基板上に形成された半導体装置のゲート
電極に対しても同様の構成を採用することが可能であ
る。
【0033】また、仕事関数が異なる複数の材料で形成
されるゲート電極の主部13の下層(上記各実施の形態
ではPoly−Si膜11に相当する部分)とゲート電
極の副部15とは、上記説明したように互いに異なる伝
導タイプの不純物がドーピングされているPoly−S
iで形成してもよく、もしくは互いに異なる濃度に不純
物がドーピングされているPoly−Siで形成しても
よい。
【0034】または、互いに異なる種類の金属もしくは
金属シリサイドで形成してもよい。または、互いに異な
る伝導タイプの不純物がドーピングされている金属シリ
サイドで形成してもよく、もしくは互いに異なる濃度に
不純物がドーピングされている金属シリサイドで形成し
てもよい。または、一方を不純物がドーピングされてい
ないノンドープト金属シリサイドで形成し、他方を不純
物がドーピングされている金属シリサイドで形成しても
よい。
【0035】または、一方を不純物がドーピングされた
ポリシリコンで形成し、他方を金属シリサイドもしくは
金属で形成してもよい。または、一方を金属シリサイド
で形成し、他方を金属で形成してもよい。
【0036】上記説明したゲート電極の主部13の下層
およびゲート電極の副部15に用いる金属は例えば高融
点金属があり、金属シリサイドは例えば高融点金属シリ
サイドである。
【0037】具体的には、ゲート電極の主部13を構成
する材料には、n+ Poly−Si、p+ Poly−S
i、金属(例えば高融点金属)および金属シリサイド
(例えば高融点金属シリサイド)のうちの単層、もしく
はこれらの材料のうちの複数種を組み合わせて成る積層
構成のものを用いることが可能である。さらにゲート電
極の副部15を構成する材料も、n+ Poly−Si、
+ Poly−Si、金属(例えば高融点金属)および
金属シリサイド(例えば高融点金属シリサイド)のうち
の単層、もしくはこれらの材料のうちの複数種を組み合
わせて成る積層構成のものを用いることが可能である。
【0038】さらに、上記拡散防止層14,17は、上
記WSiN、SiNの他に、窒化チタン(TiN)、窒
化タングステン(WN)等の高融点金属窒化物で形成さ
れていてもよい。
【0039】次に本発明のゲート電極の製造方法に係わ
る実施の形態を、図4〜図5の製造工程図によって説明
する。図4〜図5は、一例として、前記図3で説明した
構成のゲート電極の製造方法を断面図で示し、前記図1
〜図3によって説明した構成部品と同様のものには同一
の符号を付与する。
【0040】図4の(1)に示すように、シリコン基板
4上に酸化シリコン膜5が形成され、その酸化シリコン
膜5の上層の一部分にSOI層2が形成された構成のS
OI基板1を用いる。このSOI基板1は、例えば張り
合わせとストッパ層を用いた選択研磨により作製された
ものであり、SOI基板1の形成時に、すでに素子分離
が成されているものである。
【0041】以下に、通常の張り合わせ基板の作製方法
を図には示さないで説明する。まず、シリコン基板(A
基板)に段差を形成する。次いで段差を埋め込む状態に
酸化シリコン膜を形成する。さらに張り合わせのPol
y−Si膜を形成する。そしてこのPoly−Si膜の
表面を研磨して平坦化する。次いで上記A基板と支持基
板(B基板)との張り合わせを行った後、熱処理を行
う。その後、上記A基板を研削・研磨する。さらに上記
酸化シリコン膜をストッパとした選択研磨によりSOI
層(シリコン層)を形成して、上記SOI基板が形成さ
れる。このように形成されたSOI層はすでに素子分離
されている。
【0042】次いで図4の(2)に示すように、SOI
層2上にゲート酸化膜3を成長させた後、タングステン
ポリサイド構造を形成する。すなわち、Poly−Si
膜11を例えば70nmの厚さに形成した後、続いてW
Six 膜12を例えば70nmの厚さに形成する。
【0043】続いて図4の(3)に示すように、レジス
ト塗布およびリソグラフィー技術により、上記WSix
膜12上にレジストパターン31を形成する、このレジ
ストパターン31には、トランジスタの形成予定領域上
に開口部32が形成されている。このレジストパターン
31をイオン注入マスクに用いてn型不純物である例え
ばリンをイオン注入によりSOI層2にドーピングす
る。
【0044】なお、図示はしないが、C−MOSトラン
ジスタを作製する場合には、nチャネルMOSトランジ
スタの形成領域のSOI層とpチャネルMOSトランジ
スタの形成領域のSOI層とに対して、別個にレジスト
マスクを形成してイオン注入を行うことで、それぞれの
領域に対して異なる伝導型の不純物をドーピングする。
【0045】その後、上記レジストパターン31を除去
する。そして図4の(4)に示すように、WSix 膜1
2上にオフセット絶縁膜18としてSi3 4 膜を例え
ば150nmの厚さに形成する。このSi3 4 膜は、
これから形成されるゲート電極の主部にイオンが注入さ
れるのを防止する。例えば後の工程で、LDD(Lightl
y Doped Drain )層や高濃度拡散層を形成するためのイ
オン注入を行う時に、これから形成されるゲート電極中
に不純物がイオン注入されるのを防止する。
【0046】次いで図4の(5)に示すように、レジス
ト塗布およびリソグラフィー技術によって上記オフセッ
ト絶縁膜18上にゲート電極を形成するためのレジスト
パターン33を形成する。
【0047】そして上記レジストマスク33を用いてオ
フセット絶縁膜18をエッチング加工した後、このレジ
ストパターン33を除去すると、図4の(6)に示すよ
うに、WSix 膜12上のゲート電極の主部が形成され
る領域上にオフセット絶縁膜18が形成される。このオ
フセット絶縁膜18をマスクにしたエッチングによっ
て、WSix 膜12膜およびPoly−Si膜11をエ
ッチング加工する。
【0048】その結果、図4の(7)に示すように、ゲ
ート酸化膜3上に、WSix 膜12膜およびPoly−
Si膜11からなり、上部にオフセット絶縁膜18を設
けたゲート電極の主部13が形成される。次いで、オフ
セット絶縁膜18をマスクにして、LDD層(図示省
略)を形成する不純物をドーピングする。なお、C−M
OSトランジスタのLDD層を作製する場合には、図示
はしないが、nチャネルMOSトランジスタの形成領域
のSOI層とpチャネルMOSトランジスタの形成領域
のSOI層とに対して、別個にレジストマスクを形成し
てイオン注入を行うことで、それぞれの領域に対して異
なる伝導型の不純物をドーピングする。その後、レジス
トマスクを除去する。
【0049】次いで図4の(8)に示すように、ゲート
電極の主部13の側壁を自己整合的に窒化して、Pol
y−Si膜11の側壁にはSiNを成長させ、WSix
膜12の側壁にはWSiNを成長させる。このSiN層
とWSiN層とが拡散防止層14になる。この窒化の一
例としては、850℃のアンモニア(NH3 )雰囲気中
で60秒間の急速加熱処理(以下RTAという、RT
A:Rapid Thermal Annealing )を行う。
【0050】次いで図5の(1)に示すように、オフセ
ット絶縁膜18とゲート電極の主部13とを覆う状態に
LDDスペーサ用の絶縁膜を例えばSiO2 膜で形成し
た後、それをエッチバックして、ゲート電極の主部13
およびオフセット絶縁膜18の各側壁に上記拡散防止層
14を介してLDDスペーサ34,34を、例えば化学
的気相成長により形成する。このLDDスペーサ用の絶
縁膜の形成条件の一例としては、原料ガスにモノシラン
(SiH4 )〔流量:30cm3 /分〕と、酸素
(O2 )〔流量:540cm3 /分〕と、窒素(N2
〔流量:23000cm3 /分〕とを用い、基板温度を
430℃、成膜雰囲気の圧力を大気圧に設定した。さら
に上記エッチバック条件の一例としては、エッチングガ
スにトリフルオロメタン(CHF3 )〔流量:30cm
3 /分〕と、テトラフルオロメタン(CF4 )〔流量:
50cm3 /分〕と、アルゴン(Ar)〔流量:800
cm3 /分〕とを用い、基板(電極)温度を0℃、エッ
チング雰囲気の圧力を240Pa、RFパワーを500
Wに設定した。
【0051】次いで図5の(2)に示すように、次い
で、オフセット絶縁膜18、LDDスペーサ34,34
等をマスクにして、高濃度拡散層(図示省略)を形成す
る不純物をSOI層2にドーピングする。ここでは、一
例として、SOI層2上に開口を設けたレジストマスク
35を形成して、ヒ素イオン(As+ )をイオン注入し
た。なお、C−MOSトランジスタの高濃度拡散層を作
製する場合には、図示はしないが、nチャネルMOSト
ランジスタの形成領域のSOI層とpチャネルMOSト
ランジスタの形成領域のSOI層とに対して、別個にレ
ジストマスクを形成してイオン注入を行うことで、それ
ぞれの領域に対して異なる伝導型の不純物をドーピング
する。その後、レジストマスクを除去する。
【0052】その後、上記LDDスペーサ34,34を
ウエットエッチング等の等方性エッチングにより除去す
る。その結果、図5の(3)に示すように、ゲート電極
の主部13、その上部に設けたオフセット絶縁膜18、
側壁に設けた拡散防止層14が残る。
【0053】次いで図5の(4)に示すように、上記S
OI層2を酸化して、5nm程度のSiO2 膜36を形
成した後、ゲート電極の主部13、その上部に設けたオ
フセット絶縁膜18、側壁に設けた拡散防止層14等を
覆う状態にゲート電極の副部を形成する電極形成膜37
を、例えばPoly−Siを50nmの厚さに堆積して
形成する。
【0054】次いで図5の(5)に示すように、上記電
極形成層37に導電性を与える不純物をドーピングす
る。ここでは、一例として、SOI層2上に開口を設け
たレジストマスク38を形成して、二フッ化ホウ素イオ
ン(BF2 + )をイオン注入した。なお、C−MOSト
ランジスタの電極形成層を作製する場合には、図示はし
ないが、nチャネルMOSトランジスタの形成領域の電
極形成層とpチャネルMOSトランジスタの形成領域の
電極形成層とに対して、別個にレジストマスクを形成し
てイオン注入を行うことで、それぞれの領域に対して異
なる伝導型の不純物をドーピングする。その後、このレ
ジストマスクを除去する。
【0055】続いてLDD層(図示省略)、高濃度拡散
層(図示省略)、ゲート電極の主部13、電極形成層3
7等にドーピングされた不純物の活性化アニーリングを
行う。そして上記SOI層2上に成長させたSiO2
36をエッチングストッパにして、上記電極形成層37
をエッチバックする。そして図5の(6)に示すよう
に、ゲート電極の主部13およびオフセット絶縁膜18
の側壁に拡散防止層14,14を介してゲート電極の副
部15,15を形成する。このようにして、ゲート電極
の主部13とゲート電極の副部15,15からなるゲー
ト電極30が形成される。
【0056】その後図5の(7)に示すように、通常に
知られているプロセスによって、SOI層2上にチタン
シリサイド層51,52を自己整合的に形成した後、層
間絶縁膜53を堆積する。次いで、層間絶縁膜53に、
チタンシリサイド層51,52に通じる接続孔54,5
5を形成し、さらに接続孔54,55の内部にプラグ電
極56,57を形成する。そして、このプラグ電極5
6,57に接続する配線58,59を層間絶縁膜53上
に形成する。このようにして、半導体装置が完成され
る。
【0057】上記説明は、張り合わせ法により形成した
SOI基板1を用いたSOI型MOSトランジスタの製
造方法の一例を示したものである。このSOI基板1
は、SIMOX(Separation by Implanted Oxgen )基
板のようなものであってもよい。また、バルクシリコン
基板を用いたものであってもよい。
【0058】なお、上記ゲート電極の主部13および高
濃度拡散層(図示省略)への不純物を同時に注入する場
合には、上記オフセット絶縁膜18を形成せずに、高濃
度拡散層を形成する時にゲート電極の主部13への不純
物のドーピングを行えばよい。この場合、ゲート電極の
主部13の窒化を行うときに、ゲート電極の主部13の
表面にもWSiN膜16(図1参照)で拡散防止層が形
成されるので、ゲート電極の副部15の活性化アニーリ
ング時もゲート電極の主部13中への不純物の拡散は生
じない。ゲート電極の主部13の表面に形成されるWS
iN膜16のみでは、LDDストッパのSiO2 膜をエ
ッチバックするときに同時にWSiN膜16もエッチン
グされる可能性もある。このような場合には、前記図2
によって説明した構造となるように、Poly−Si膜
11を形成した後でWSix 膜12を形成する前に、P
oly−Si膜11上に拡散防止層17(図2参照)を
形成し、その後WSix 膜12を形成することにより、
ゲート電極の主部13の内部、すなわちPoly−Si
膜11とWSix 膜12との間に拡散防止層17を形成
しておけばよい。
【0059】上記製造方法では、ゲート電極の主部13
をWSix /n+ Poly−Siの2層構造とし、ゲー
ト電極の副部をp+ Poly−Siで形成した構成を主
として説明したが、ゲート電極の主部13をWSix
+ Poly−Siの2層構造とし、ゲート電極の副部
をn+ Poly−Siで形成してもよい。また、本発明
は上記材料の組み合わせに限定されるものではなく、ゲ
ート電極の主部13を構成する材料としては、n+ Po
ly−Si、p+ Poly−Si、金属、および金属シ
リサイドのうちの単層、もしくはこれらの材料を組み合
わせによる複数層構造としてもよい。さらに、ゲート電
極の副部15を構成する材料も同様にn+ Poly−S
i、p+ Poly−Si、金属、および金属シリサイド
のうちの単層、もしくはこれらの材料を組み合わせによ
る複数層構造としてもよい。
【0060】また、ゲート電極の主部13の側壁に形成
される拡散防止層14は、TiN、WN等の材料で形成
した膜であってもよい。その形成方法は、化学的気相成
長によりゲート電極の主部13を覆う状態に基板上全面
に堆積した後、それをエッチバックして形成する方法を
採用してもよい。またゲート電極の主部13の上面に形
成されるWSiN膜16は、TiN、WN等の材料で形
成した膜であってもよい。その形成方法は、WSix
12を形成した後、化学的気相成長、スパッタ法等によ
りWSix 膜12上に堆積すればよい。
【0061】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のゲート電
極によれば、仕事関数が異なる材料間の界面に、ゲート
電極中の不純物および材料の構成元素のうちの少なくと
も1種の拡散を防止する拡散防止層が備えれれているの
で、その拡散防止層で仕事関数が異なる材料間での不純
物や構成元素の拡散を防止することができる。そのた
め、ゲート電極形成後に熱処理工程が加わっても、各材
料での固相間の反応を抑制することができるため、精密
な仕事関数プロファイルを有するゲート電極を維持でき
る。その結果、本発明のゲート電極は、仕事関数にてト
ランジスタのVthを精密に制御できるものとなり、短チ
ャネル効果を抑制することができる、次世代の微細な構
造を有するゲート電極に対しても特性および信頼性の向
上を図ることができる。
【0062】本発明のゲート電極の製造方法によれば、
仕事関数が異なる材料間の界面となる面に、ゲート電極
中の不純物および材料の構成元素のうちの少なくとも1
種の拡散を防止する拡散防止層を形成するので、ゲート
電極形成中およびゲート電極形成後にその拡散防止層で
仕事関数が異なる材料間での不純物や構成元素の拡散を
防止することができる。そのため、拡散防止層を形成し
た後に熱処理工程を行っても、各材料での固相間の反応
を抑制することができるため、精密な仕事関数プロファ
イルを有するゲート電極を形成することが可能になる。
その結果、ゲート電極の仕事関数にてトランジスタのV
thを制御して、短チャネル効果を抑制するゲート電極構
造を形成することが可能になり、次世代の微細な構造を
有するゲート電極も特性および信頼性の高いものを形成
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゲート電極に係わる第1の実施の形態
を示す概略構成断面図である。
【図2】本発明のゲート電極に係わる第2の実施の形態
を示す概略構成断面図である。
【図3】本発明のゲート電極に係わる第3の実施の形態
を示す概略構成断面図である。
【図4】本発明のゲート電極の製造方法に係わる実施の
形態の製造工程図である。
【図5】本発明のゲート電極の製造方法に係わる実施の
形態の製造工程図(続き)である。
【図6】課題の説明図である。
【符号の説明】
10…ゲート電極、14…拡散防止層

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕事関数が異なる複数の材料を電気的に
    接続してなるゲート電極において、 前記仕事関数が異なる材料間の界面に、不純物および構
    成元素のうちの少なくとも1種の拡散を防止する拡散防
    止層を備えたことを特徴とするゲート電極。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のゲート電極において、 前記ゲート電極の内部に、不純物の拡散を防止する拡散
    防止層を備えたことを特徴とするゲート電極。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のゲート電極において、 前記ゲート電極の内部および該ゲート電極の上部に、不
    純物の拡散を防止する拡散防止層を備えたことを特徴と
    するゲート電極。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のゲート電極において、 前記仕事関数が異なる複数の材料のうちの少なくとも2
    種は、 互いに異なる伝導タイプの不純物がドーピングされてい
    る、もしくは互いに異なる濃度に不純物がドーピングさ
    れているポリシリコンからなることを特徴とするゲート
    電極。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のゲート電極において、 前記仕事関数が異なる複数の材料のうちの少なくとも2
    種は、 互いに異なる伝導タイプの不純物がドーピングされてい
    る、もしくは互いに異なる濃度に不純物がドーピングさ
    れているポリシリコンからなることを特徴とするゲート
    電極。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のゲート電極において、 前記仕事関数が異なる複数の材料のうちの少なくとも2
    種は、 互いに異なる伝導タイプの不純物がドーピングされてい
    る、もしくは互いに異なる濃度に不純物がドーピングさ
    れているポリシリコンからなることを特徴とするゲート
    電極。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のゲート電極において、 前記仕事関数が異なる複数の材料のうちの少なくとも2
    種は、 互いに異なる種類のシリサイドもしくは金属からなる、 または互いに異なる伝導タイプの不純物がドーピングさ
    れている、もしくは互いに異なる濃度に不純物がドーピ
    ングされているシリサイドからなる、 または一方がノンドープトシリサイドからなり他方が不
    純物がドーピングされているシリサイドからなることを
    特徴とするゲート電極。
  8. 【請求項8】 請求項2記載のゲート電極において、 前記仕事関数が異なる複数の材料のうちの少なくとも2
    種は、 互いに異なる種類のシリサイドもしくは金属からなる、 または互いに異なる伝導タイプの不純物がドーピングさ
    れている、もしくは互いに異なる濃度に不純物がドーピ
    ングされているシリサイドからなる、 または一方がノンドープトシリサイドからなり他方が不
    純物がドーピングされているシリサイドからなることを
    特徴とするゲート電極。
  9. 【請求項9】 請求項3記載のゲート電極において、 前記仕事関数が異なる複数の材料のうちの少なくとも2
    種は、 互いに異なる種類のシリサイドもしくは金属からなる、 または互いに異なる伝導タイプの不純物がドーピングさ
    れている、もしくは互いに異なる濃度に不純物がドーピ
    ングされているシリサイドからなる、 または一方がノンドープトシリサイドからなり他方が不
    純物がドーピングされているシリサイドからなることを
    特徴とするゲート電極。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のゲート電極において、 前記仕事関数が異なる複数の材料のうちの少なくとも2
    種は、 その一方は不純物がドーピングされているポリシリコン
    からなり、他方はシリサイドもしくは金属からなる、 またはその一方はシリサイドからなり、他方は金属から
    なることを特徴とするゲート電極。
  11. 【請求項11】 請求項2記載のゲート電極において、 前記仕事関数が異なる複数の材料のうちの少なくとも2
    種は、 その一方は不純物がドーピングされたポリシリコンから
    なり、他方はシリサイドもしくは金属からなる、 またはその一方はシリサイドからなり、他方は金属から
    なることを特徴とするゲート電極。
  12. 【請求項12】 請求項3記載のゲート電極において、 前記仕事関数が異なる複数の材料のうちの少なくとも2
    種は、 その一方は不純物がドーピングされたポリシリコンから
    なり、他方はシリサイドもしくは金属からなる、 またはその一方はシリサイドからなり、他方は金属から
    なることを特徴とするゲート電極。
  13. 【請求項13】 仕事関数が異なる複数の材料を接続さ
    せて形成するゲート電極の製造方法において、 前記仕事関数が異なる材料間の界面となる面に、不純物
    および構成元素のうちの少なくとも1種の拡散を防止す
    る拡散防止層を形成する工程を備えたことを特徴とする
    ゲート電極の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のゲート電極の製造方
    法において、 前記ゲート電極の内部となる部分に不純物の拡散を防止
    する拡散防止層を形成する工程を備えたことを特徴とす
    るゲート電極の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載のゲート電極の製造方
    法において、 前記ゲート電極の上部に不純物の拡散を防止する拡散防
    止層を形成する工程を備えたことを特徴とするゲート電
    極の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358088A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置
JP2008516437A (ja) * 2004-10-05 2008-05-15 エステーミクロエレクトロニクス (クロール 2) ソシエテ パール アクシオン サンプリフィエ ゲート構造及び該構造を作る方法
KR20200116178A (ko) * 2019-03-08 2020-10-12 삼성전자주식회사 반도체 소자 및 그의 제조 방법

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