JP2006156807A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 しきい値が低い高性能の半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 シリコン基板10の表面部に形成されるCMOSを備える半導体装置1において、PMOS1のゲート電極G4は、窒化タングステンによる表面処理を行なったタングステン上に多結晶シリコン21を堆積させることにより形成する一方、NMOS1のゲート電極G2は、タングステン薄膜上にと多結晶シリコン21を形成した後の熱処理でタングステン薄膜をタングステンシリサイド23に反応させることにより、ゲート電極G2の仕事関数をゲート電極G4の仕事関数からシフトさせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、例えば金属電極をゲートに使ったMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)型半導体装置を対象とする。
シリコン半導体トランジスタの微細化の進展に伴い、従来の多結晶シリコンを電極材料に使ったトランジスタではゲート空乏層の影響が無視できなくなり、金属材料を電極材料に使ったメタルゲートトランジスタが開発されるようになってきた。メタルゲートトランジスタにおいて、しきい値電圧はゲート電極の仕事関数で決定される。
しかしながら、トランジスタのしきい値を低くしてその性能を高めようとすると、NMOSトランジスタ、PMOSトランジスタで仕事関数の異なるデュアルメタルゲート(Dual Metal Gate)電極は複数の電極材料を用意しなければならないために、製造工程が複雑になるという問題があった。また、その製造工程においては、ゲート絶縁膜上に電極材料の成膜と剥離とを複数回行わなければならないので、剥離・再成膜を行った電極側の絶縁膜の信頼性が劣るという問題があった。
特開2002−198441号公報
本発明の目的は、しきい値が最適な高性能の半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明は、以下の手段により上記課題の解決を図る。
即ち、本発明によれば、
少なくとも表面にシリコン層を有する基板と、
前記シリコン層上に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜上に形成され、第1の金属薄膜と前記第1の金属薄膜の上に形成された多結晶シリコンとを含む第1の電極と、
前記絶縁膜上に形成され、前記第1の金属とシリコンとの合金である金属シリサイドと、前記金属シリサイドの上に形成された多結晶シリコンとを含む第2の電極と、
を備え、
前記第1の電極は、前記第1の金属薄膜の表面に形成され、前記第1の金属と前記多結晶シリコンとの反応を制御する化合物をさらに含む、
半導体装置が提供される。
また、本発明によれば、
少なくとも表面にシリコン層を有する基板と、
前記シリコン層上に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜上に形成された第1の金属からなる第1の金属薄膜と、前記第1の金属薄膜の上に形成され、前記第1の金属とシリコンとの合金である第1の金属シリサイドを含む第1の電極と、
前記絶縁膜上に形成され、前記第1の金属とシリコンとの合金である第2の金属シリサイドでなる第2の電極と、
を備え、
前記第1の電極は、前記第1の金属薄膜の表面に形成され、前記第1の金属と前記第1の金属シリサイドとの反応を制御する化合物をさらに含む、
半導体装置が提供される。
また、本発明によれば、
少なくとも表面にシリコン層を有する基板と、
前記シリコン層上に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜上に形成され、第1の金属と、前記第1の金属とは異なる第2の金属と、シリコンとの合金である第1の金属シリサイドを含む第1の電極と、
前記絶縁膜上に形成され、前記第1の金属とシリコンとの合金である第2の金属シリサイドを含む第2の電極と、
を備える半導体装置が提供される。
また、本発明によれば、
少なくとも表面にシリコン層を有する基板の前記シリコン層上に絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜上の全面に第1の金属でなる第1の金属薄膜を成膜する工程と、
前記第1の金属薄膜の領域のうち第1の電極の形成予定領域を選択的に表面処理する工程と、
全面に多結晶シリコンまたは非結晶シリコンを形成する工程と、
前記第1の金属薄膜の領域のうち第2の電極の形成予定領域で前記第1の金属と前記多結晶シリコンまたは非結晶シリコンとを反応させる工程と、
を備え、
前記表面処理は、前記第1の金属と前記多結晶シリコンまたは非結晶シリコンとの反応を制御する処理である、
半導体装置の製造方法が提供される。
さらに、本発明によれば、
少なくとも表面にシリコン層を有する基板の前記シリコン層上に絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜上の全面に第1の金属を含む金属シリサイドを成膜する工程と、
前記第1の金属と反応し得る第2の金属を含む薄膜を前記金属シリサイド上の一部の領域に選択的に成膜する工程と、
前記第1の金属を含む金属シリサイドと前記第2の金属を含む薄膜とを反応させて前記第1の金属の仕事関数とは異なる仕事関数を有する合金を形成する工程と、
を備える半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、電極直下の絶縁膜にダメージを与えることなく、互いに異なる仕事関数を有する電極を同一ウェーハ内に形成することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の各図において、同一の部分には同一の参照番号を付し、その重複説明は適宜省略する。
(1)第1の実施の形態
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる半導体装置の主要部の構成を示す断面図である。同図に示す半導体装置1は、シリコン基板10と、シリコン基板10のシリコン層表面部に形成されたCMOSトランジスタとを備える。CMOSトランジスタは、いずれも浅溝素子分離(Shallow Trench Isolation)型絶縁膜(以下、単にSTIという)で相互に、または他の素子から分離されたPMOS領域およびNMOS領域にそれぞれ形成されたPMOSトランジスタ1およびNMOSトランジスタ1を備える。
PMOSトランジスタトランジスタ1は、基板10の上にゲート絶縁膜12を介して形成されたゲート電極G4と、STIに近接してPMOS領域内の周辺部に形成され、表面にシリサイドが設けられたソースドレイン電極34と、これらの電極の周辺、およびこれらの電極に挟まれるチャネル領域に形成された低ドープドレイン(Lightly Doped Drain:以下、LDDという)不純物拡散層とを含む。ゲート電極G4は、ゲート絶縁膜12の直上に成膜されたタングステン(W)膜13と、窒化タングステン(WN)17と、窒化タングステン(WN)17の上に形成された多結晶シリコン21と、多結晶シリコン21の上部に形成されたシリサイドSC2とを含む。本実施形態において、ゲート電極G4は、例えば第1の電極に対応する。タングステン(W)は、例えば第1の金属に対応し、タングステン(W)膜13は、例えば第1の金属薄膜に対応し、窒化タングステン(WN)17は、例えば第1の金属と多結晶シリコンとの反応を制御する化合物に対応する。ゲート電極G4の周辺はゲート側壁SW4が形成されている。
NMOSトランジスタ1は、基板10の上にゲート絶縁膜12を介して形成されたゲート電極G2と、STIに近接してPMOS領域内の周辺部に形成され、表面にシリサイドが設けられたソースドレイン電極32と、これらの電極の周辺、およびこれらの電極に挟まれるチャネル領域に形成されたLDD層とを含む。ゲート電極G2は、ゲート絶縁膜12の直上に形成されたタングステンシリサイド膜(WSix)23と、タングステンシリサイド膜23の上に形成された多結晶シリコン21と、多結晶シリコン21の上部に形成されたシリサイドSC2とを含む。本実施形態において、ゲート電極G2は、例えば第2の電極に対応する。ゲート電極G2の周辺はゲート側壁SW2にて保護が形成されている。
本実施形態の半導体装置1の特徴は、CMOSを構成する2つのトランジスタのゲート電極G2,G4のうち、ゲート電極G4内のタングステン(W)膜13と多結晶シリコン21との間に、これらの部材相互間の反応を抑制する化合物窒化タングステン(WN)17が形成され、これにより、ゲート電極G2,G4が互いに異なる仕事関数を有する点にある。本実施形態の場合、ゲート電極G2の仕事関数は、ゲート電極G4の仕事関数よりも小さい方にシフトされ、その量は、例えば約4.1eVである。このような仕事関数の相違によりNMOSトランジスタのしきい値が低下し、この結果、半導体装置1の性能が高まる。
図1に示す半導体装置1の製造方法について、図2乃至図8を参照しながら説明する。
図2に示すように、まず、シリコン基板10の表面層に既知の方法で素子分離絶縁膜STIを形成する。素子分離絶縁膜STIは、特に図示しないが、例えば次の方法で形成できる。シリコン基板10上にバッファ膜を介してマスクとなるシリコン窒化膜を堆積させ、レジストによるパターン転写法を用いてシリコン窒化膜、バッファ膜、シリコン基板10を所定の深さまでエッチングにより選択的に除去する。レジストを除去して全面にシリコン酸化膜を堆積させた後、化学的機械的研磨法(Chemical Mechanical Polishing:以下単にCMPという)等で平坦化する。シリコン窒化膜のマスクを除去することでSTIを形成する。
次に、シリコン基板10の全面にゲート絶縁膜12を形成する。ゲート絶縁膜12の形成は、例えばシリコン基板を熱酸化して熱酸化膜を形成することにより、または窒化膜を形成することにより可能であり、その他、表面処理を行った後に高誘電体膜を形成する方法も使用できる。続いて、約5〜約10nmのタングステン(W)の薄膜をCVD(Chemical Vapor Deposition)法により全面に形成する。
その後、例えばPMOSが形成される領域にのみタングステン薄膜の表面を窒化させる。所望の領域のみ選択的に窒化する方法は例えば以下の方法により実現される。まず、図3に示すように、マスク材として低温成膜の堆積法を用いてシリコン酸化膜を形成し、レジストを用いたパターニングとエッチングによりシリコン酸化膜を加工してシリコン酸化膜マスクM2を形成する。エッチングは希フッ酸処理を用いても良いし、リアクティブイオンエッチング(Reactive Ion Etching:以下、単にRIEという)などの異方性エッチングで行っても良い。次に、露出したタングステン薄膜14の表面をプラズマ処理などで窒化する。最後に、希フッ酸処理等でシリコン酸化膜マスクM2を除去することで、図4に示すように、所望の領域のタングステン薄膜の表面窒化が完成してタングステン窒化膜16が得られる。上述した方法の他、例えばタングステン薄膜上にシリコン窒化膜を所望の領域にのみ選択的に形成し、熱工程によって窒化膜から窒素をタングステン中に拡散させても良い。熱工程はフラッシュランプ処理などの光熱処理も含む。
次に、図5に示すように、多結晶シリコン18を全面に形成する。650℃以上の熱を加えることで、表面が窒化されていない領域のタングステン薄膜14は、図6に示すように、多結晶シリコンと反応してタングステンシリサイド膜(WSix)22になる。この一方、窒化した領域は表面の窒化タングステン(WN)16がバリアとなってシリコンとは反応しない。
続いて、レジストなどを用いたパターニングとRIEなどの異方性エッチングにより多結晶シリコン18、タングステンシリサイド膜(WSix)22、窒化タングステン17およびタングステン薄膜13を選択的に除去し、図7に示すように、ゲート形状に加工する。
なお、ゲートG2,G4への不純物のドープはこの時点で行っても良い。また、予め不純物が導入された多結晶シリコン膜(例えばPドープ多結晶シリコン)を使ってもよい。
さらに、図8に示すように、既知の方法でLDD層24,26を形成した後、側壁SW2,SW4をゲート電極G2,G4の周辺にそれぞれ形成する。ソースドレイン32,34(図1参照)となる不純物拡散層を形成するために側壁SW2,SW4をマスクとして不純物を注入する。このとき、ゲート電極G2,G4の多結晶シリコン19にも不純物を同時に導入する。熱工程を行うことでソースドレインの領域に導入した不純物の拡散と活性化を行う。このときゲート電極G2,G4に導入された不純物イオンも同時に拡散する。NMOSトランジスタ1側の多結晶シリコンとタングステンシリサイド(Poly−Si/WSix)とを含む電極G2はタングステンシリサイド(WSix)とゲート絶縁膜12との界面にドーパント(例えばPやAS等)が拡散し、タングステンシリサイド(WSix)の仕事関数をシフトさせる。また、PMOS1側の多結晶シリコンと窒化タングステン・タングステン(Poly−Si/WN/W)とを含む電極G4の仕事関数はタングステンによって決まる。なお、上記方法では、電極G4は、ソースドレイン不純物拡散層34と同じ種類の不純物で、かつ、濃度も同じになってしまう。電極G4に注入する不純物の種類および濃度をソースドレイン領域の不純物種および濃度と変えたい場合は、多結晶シリコンを全面に堆積した後に不純物を導入し、マスク材としてシリコン窒化膜をその上に堆積させてからゲート加工する方法もある。
このように、ゲートおよび側壁をマスクとしたイオン注入とその後の熱処理により、ソースドレインの領域に不純物拡散層を形成した後、これらの不純物拡散層部分にシリサイドを形成する。ソースドレイン不純物拡散層と同時にゲート電極にもシリサイドが形成されるが、ゲート電極自体の仕事関数は、ゲート絶縁膜12に接して不純物が導入されたタングステンシリサイド膜(WSix)23と表面処理によりタングステン膜13の表面に形成されたタングステン窒化膜17で決定される。従って、ソースドレインと同時に形成されるゲート電極上部の多結晶シリコン部分は、ゲート電極の低抵抗化に寄与するのみである。
その後は、通常のトランジスタ形成工程と同様に、全面に層間膜を堆積させた後、コンタクト配線を形成してトランジスタを完成させる(図示せず)。
このように、本実施形態によれば、NMOSの領域に不純物を導入したWSix電極を用い、PMOSの領域にタングステン電極を用いるので、(ミッドギャップの電極を用いた場合と比較して)それぞれのトランジスタのしきい値を下げることができる。また、従来のように絶縁膜上に電極材料を再度成膜するという工程がないので信頼性の向上したCMOSを形成することができる。
ゲート部分のシリサイドは、ソースドレイン領域のシリサイド形成と別個に形成することもできる。このような具体例を本実施形態の変形例として図9乃至17を参照しながら説明する。この場合はまず、図9に示すように、多結晶シリコン18を全面に形成した後の熱処理工程で、NMOS領域にタングステンシリサイド膜(WSix)22を形成した後に、図10に示すようにマスクM4を堆積させて不純物を導入し、その後、図11に示すように、SiNを多結晶シリコン電極上にシリサイドが形成されないようにマスクM6として堆積させる。続いて、図12に示すように、ゲート加工、ソースドレイン不純物拡散層32,34およびLDD層24,26の形成を行ない、さらに、図13に示すように、側壁SW2,SW4、ソースドレインシリサイドの形成を通常の製造工程と同様に行う。続いて、図14に示すように、例えば層間膜としてシリコン酸化膜42を全面に形成した後CMP等の平坦化を行い、ゲート電極の多結晶シリコン19の上のSiNマスクM7の上面を露出させる。図15に示すように、各ゲート電極からSiNマスクM7を除去することでゲート電極の多結晶シリコン19が露出する。その後、再度シリサイドプロセスを行うことにより、図16に示す半導体装置2のように、ゲート電極部分にシリサイドSC4が形成される。この第1の変形例の場合は、ゲート電極のシリサイド材料としてソースドレイン電極とは異なる材料を用いることもできる。また、図17に示す第2変形例の半導体装置3のように、例えばNMOS領域のゲート電極の部分を完全にシリサイド化すれば、いわゆるフルシリサイドゲート電極G12が形成される。シリサイド材料としてはニッケル(Ni)、コバルト(Co)、チタン(Ti)、パラジウム(Pd)等を用いることができる。
(2)第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について図18乃至図23を参照しながら説明する。
図18は、本実施形態の半導体装置5の要部の構成を示す断面図である。図18では紙面の左側にPMOSトランジスタ5が記載され、右側にNMOSトランジスタ5が記載されている。本実施形態の半導体装置5の特徴は、PMOSトランジスタのゲート電極G16の構造にあり、図1の半導体装置1における窒化タングステン(WN)17に代えて、タングステンシリサイドをプラチナ(Pt)と反応させて得られたWxPtySiz膜(x+y+z=1)57を含む点にある。本実施形態において、ゲート電極G16,18は、例えば第1および第2の電極にそれぞれ対応する。また、タングステン(W)は、例えば第1の金属に対応し、プラチナ(Pt)は、例えば第1の金属と異なる第2の金属に対応し、さらに、WxPtySiz膜57は、例えば第1の金属と第2の金属とシリコンとの合金である第1の金属シリサイドに対応する。
このように、タングステンを含んだプラチナシリサイドWxPtySiz膜57によっても、ゲート電極の仕事関数をシフトさせてCMOSのしきい値を下げることができる。これにより、高性能の導体装置が提供される。半導体装置5の他の点は、図1に示す半導体装置1と実質的に同一である。なお、タングステンシリサイド(WSi)の上にはプラチナシリサイド(PtSi)を形成しても良い。
本実施形態の半導体装置5も、上述した実施形態と同様に、ゲート絶縁膜にダメージを与えることなく製造可能である。半導体装置5の具体的製造方法について、図19乃至図23を参照しながら説明する。
まず、図19に示すように、既知の方法で素子分離絶縁膜(STI)を形成したシリコン基板10上にゲート絶縁膜12を形成し、次に、約5〜約10nmのタングステンシリサイド(WSi)膜52をCVD法によって全面に形成する。続いて、図20に示すように、タングステンシリサイド(WSi)膜52の上にプラチナ(Pt)54の薄膜を、例えばスパッタリング法を用いて成膜する。マスク材としてシリコン酸化膜を全面に堆積させた後、例えばPMOSが形成される領域のみ残存するように、シリコン酸化膜をレジストによるパターニングとエッチングにより選択的に除去する。得られたシリコン酸化膜をマスクM8としてプラチナ(Pt)薄膜54をエッチングにより選択的に除去することにより所望の領域、本実施形態ではPMOSの領域にのみプラチナ(Pt)薄膜55を残す。続いて、図21に示すように、フッ酸等でシリコン酸化膜マスクM8を除去した後に熱工程を加えることにより、図22に示すように、所望の領域(例えばPMOS領域)のみプラチナ(Pt)とタングステンシリサイド(WSi)薄膜とが反応し、タングステンを含んだプラチナシリサイド(WxPtySiz)膜56(x+y+z=1)となる。その後、全面に多結晶シリコン膜18を堆積させる。この場合、多結晶シリコンでなくWSiを全面に形成しても良い。次いで、図23に示すように、レジストなどのパターニングとRIEなどの異方性エッチングにより、多結晶シリコン18とタングステンシリサイド膜(WSix)52との積層体、並びに、タングステンを含んだプラチナシリサイド(WxPtySiz)膜56と多結晶シリコン18との積層体をゲート形状に加工し、それぞれタングステンシリサイド膜(WSix)53および多結晶シリコン19の積層体、並びに、プラチナシリサイド(WxPtySiz)膜57および多結晶シリコン19の積層体を得る。
さらに、既知の方法でLDD構造の不純物拡散層を形成した後、側壁SW2,SW4をゲート電極G18,G16の周りにそれぞれ形成する。その後、ソースドレインの不純物拡散層を形成するための不純物を注入するが、同時にゲート電極G16,G18中の多結晶シリコン19にも導入される。熱工程を行うことで導入した不純物の拡散と不純物拡散層の活性化を行う。このとき、ゲート電極G16,G18に導入された不純物イオンも同時に拡散する。NMOS側のポリシリコン・タングステンシリサイド(Poly−Si/WSi)を含む電極G18では、タングステンシリサイド(WSx)23とゲート絶縁膜12との膜界面にドーパント(例えばPやAs等)が拡散し、タングステンシリサイド(WSx)23の仕事関数をより小さい方、例えば約4.1eVまでシフトさせる。この一方、PMOS側のタングステンを含んだプラチナシリサイドと、多結晶シリコンとを含む(Poly−Si/WxPtySiz)ゲート電極G18の仕事関数は、タングステンを含むプラチナシリサイド(WxPtySiz)によって決まる。なお、上述した方法ではソースドレイン不純物拡散層と同じ種類の不純物がゲート電極G16,G18の多結晶シリコンに導入され、かつ、その純物濃度も同じとなってしまう。不純物の種類と不純物濃度を変えたい場合は、例えば多結晶シリコンを全面に堆積した後に不純物を導入し、マスク材としてシリコン窒化膜をその上に堆積させてからゲート加工する方法もある。
続いて、ソースドレイン電極用の不純物拡散層32,34を形成した後、不純物拡散層32,34の部分にシリサイドを形成することにより、図18に示す半導体装置が提供される。このとき、ソースドレイン領域でのシリサイドと同時にゲート電極G16,G18にもシリサイドが形成される。ただし、ゲート電極自体の仕事関数はゲート絶縁膜に接し不純物が導入されたタングステンシリサイド膜(WSix)(ゲートG18)とタングステンを含むプラチナシリサイドと多結晶シリコンとの膜(Poly−Si/WxPtySiz膜)(ゲート16)で決定され、ゲート電極上のシリサイドは、多結晶シリコン部分のゲート電極の低抵抗化に寄与するのみである。なお、シリサイド種をソースドレイン電極とゲート電極とで変更したい場合や、シリサイドの厚さを変えたい場合は、上述した第1の実施の形態と同様に、多結晶シリコン上にシリコン窒化膜を形成してからゲート加工すれば良い。
その後は通常のトランジスタ形成工程と同じく全面に層間膜を堆積させた後、コンタクト配線を形成してトランジスタを完成させれば良い。
(3)第3の実施の形態
図24は、本発明の第3の実施の形態にかかる半導体装置の主要部を示す断面図である。上述した実施形態とは対照的に、同図に示す半導体装置9は、ダマシンゲートプロセスを用いて本発明を実現したものである。
即ち、シリコン基板10の表面部に形成されたSTIによって素子分離されたCMOS領域の上に、ダミーゲートの溝TRgを残して、窒化シリコン層66、側壁SW12,SW14および層間絶縁膜68が形成される。
NMOS領域のダミーゲート溝TRg内には、その底面および内側面に、ゲート絶縁膜73,タングステンシリサイド(WSi)77、多結晶シリコン91およびシリサイドSC32が溝TRgを順次埋めるように形成される。タングステンシリサイド(WSi)77、多結晶シリコン91およびシリサイドSC32は、ゲート電極G22を構成する。本実施形態において、ゲート電極G22は、例えば第2の電極に対応し、タングステン(W)は、例えば第1の金属に対応する。
PMOS領域のダミーゲート溝TRg内には、その底面および内側面に、ゲート絶縁膜73,タングステン(W)薄膜75、窒化タングステン(WN)83、多結晶シリコン91およびシリサイドSC32が溝TRgを順次埋めるように形成される。タングステン薄膜75、窒化タングステン83、多結晶シリコン91およびシリサイドSC32は、ゲート電極G24を構成する。シリコン基板10の表面部のうち、STIで囲まれたチャネル領域にはソースドレイン電極92,94が形成され、これらの電極に接するチャネル領域にはLDD層62,64がそれぞれ形成されている。本実施形態において、ゲート電極G24は、例えば第1の電極に対応し、タングステン薄膜75は、例えば第1の金属薄膜に対応し、窒化タングステン83は、例えば第1の金属と多結晶シリコンとの反応を制御する化合物に対応する。
本実施形態のようなダマシンゲート型半導体装置9についても、上述した実施形態と同様に、CMOSを構成するトランジスタのゲート電極G22,G24のうち、ゲート電極G24内のタングステン(W)膜75と多結晶シリコン91との間に、これらの部材相互間の反応を抑制する化合物窒化タングステン(WN)83が形成されており、これにより、ゲート電極G22,G24が互いに異なる仕事関数を有するように形成される。この結果、CMOSトランジスタのしきい値が低下し、半導体装置9の性能を向上させることができる。図24に示す半導体装置9の製造方法は、以下の通りである。
まず、上述した実施形態と同様に、シリコン基板10の表面部に既知の方法でSTIを形成する。次に、バッファ膜としてシリコン酸化膜を全面に形成する。ダミーゲート膜として多結晶シリコン・シリコン窒化膜を全面に形成する。レジストと異方性エッチングによりダミーゲート電極を形成する。次いで、既知の方法でLDD構造の不純物拡散層62,64を形成した後、側壁SW12,SW14をダミーゲート電極の周りにそれぞれ形成する。続いて、これらの側壁SW12,SW14をマスクとして不純物を注入し、ソースドレイン電極となる不純物拡散層92,94を自己整合的に形成する。熱処理により不純物を活性化させる。必要に応じてシリサイドをソースドレイン電極に形成した後、例えばシリコン酸化膜を全面に堆積させる。CMP法またはエッチバック法により堆積させたシリコン酸化膜をエッチングして平坦化するとともに、ダミーゲート絶縁膜の上面を露出させる。シリコン窒化膜、シリコン酸化膜をエッチングし、バッファ酸化膜を希フッ酸系溶液で除去することで、図25に示すようにダミーゲートの領域のシリコン基板10を露出させ、これによりゲート電極を形成するためのゲート溝TRgが完成する。次に、図26に示すように、ゲート溝TRg内に絶縁膜72を形成する。そのためには、例えばシリコン基板10を酸化させても良いし、全面に高誘電体膜を堆積させても良い。次に、図27に示すように、約5〜約10nmの厚さでタングステン(W)薄膜74をCVD法などにより成膜する。続いて、図28に示すように、シリコン酸化膜をマスク材として全面に堆積させる。所望の領域(例えばPMOS領域)のみレジストを用いたパターニングとエッチングによりNMOS領域にのみマスクシリコン酸化膜M10が残るように、マスク材を除去する。次に、プラズマ処理などで露出したタングステン(W)薄膜74の表面を窒化する。最後に希フッ酸処理等でシリコン酸化膜マスクM10を除去することで、所望の領域のタングステン薄膜の表面窒化が完成し、窒化タングステン(WN)84が形成される。
次に、図29に示すように、多結晶シリコン88を全面に形成する。650℃以上の熱を加えることで、図30に示すように、表面が窒化されていないタングステン(W)薄膜74は多結晶シリコン88と反応してタングステンシリサイド膜(WSix)76になる。この一方、表面が窒化したPMOSトランジスタ9の領域でのタングステン(W)薄膜74は、窒化タングステン(WN)膜84がバリアとなってシリコンとは反応しない。CMP法等により多結晶シリコン88、タングステンシリサイド膜(WSix)76、窒化タングステン(WN)膜84,およびタングステン薄膜74をエッチングするとともに平坦化することにより、図31に示すゲート形状を得る。
次に、図32に示すように、レジストM12等を用いたパターニングの後に、各ゲートの多結晶シリコン89に不純物を導入する。なお、予め不純物が導入された多結晶シリコン膜(例えばPドープ多結晶シリコン)を使ってもよい。熱工程を加えることで不純物を拡散させる。この場合は拡散させるだけで良いので約500℃の低温で構わない。次に、ニッケル(Ni)等の金属材料を全面に形成してシリサイド反応させ、ゲート電極G22,G24を低抵抗化させる。これとは代替的に、シリサイドを行わないで不純物を高濃度に導入し、活性化させて抵抗を下げることも可能である。
その後は、通常のトランジスタ形成工程と同じく全面に層間膜を堆積させた後、コンタクト配線を形成してトランジスタを完成させる。
本実施形態においては、第2の実施の形態と同様に、タングステンを含むプラチナシリサイド(WxPtySiz)電極をタングステン電極の代わりに使うこともできる。本実施形態では、タングステン(W)、プラチナ(Pt)等のメタルの加工を、RIE法でなくCMP法で行うために、オーバーエッチングの心配がない。また、ソースドレイン領域の活性化工程をより高温で処理できるというメリットもある。
以上、本発明の実施の形態のいくつかについて説明したが、本発明は上記形態に限定されるものでは決してなく、その技術的範囲内で種々に変形して実施することができる。例えば、タングステン薄膜の表面を窒化させる際のマスク材はシリコン酸化膜に限られるものではない。また、金属薄膜の材料はタングステンに限定されるものではない。上述した実施形態では、金属薄膜と多結晶シリコンとの反応を制御する態様として、窒化処理によりこれらの相互間の反応を抑制させる点を取り上げたが、抑制とは逆の促進を制御の態様とし、シリコンと反応しない金属種に対してシリコンとの反応を促進させるために表面処理、例えば非結晶化を行っても良い。また、LDD層の形成方法はゲート電極またはダミーゲート電極をマスクに用いる代わりに、ゲート周りに狭い側壁を形成してから不純物導入を行っても良い。また、多結晶シリコンに代えて非結晶シリコンを用いることもできる。さらに、基板の種類は、シリコン基板に限られることなく、例えばSOIを使った基板でも本発明にかかる半導体装置を形成することができる。なお、SOIの膜厚とアプリケーションによっては本実施例とNMOS、PMOS逆の導電型の電極を用いた方がトランジスタの特性が良い場合がある。
本発明の第1の実施の形態にかかる半導体装置の要部を示す断面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の第1の変形例の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の第1の変形例の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の第1の変形例の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の第1の変形例の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の第1の変形例の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の第1の変形例の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の第1の変形例の製造方法を説明する略示断面図である。 図1に示す半導体装置の第1の変形例の要部を示す断面図である。 図1に示す半導体装置の第2の変形例の要部を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる半導体装置の要部を示す断面図である。 図18に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図18に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図18に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図18に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図18に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 本発明の第3の実施の形態にかかる半導体装置の要部を示す断面図である。 図24に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図24に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図24に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図24に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図24に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図24に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図24に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。 図24に示す半導体装置の製造方法を説明する略示断面図である。
符号の説明
1,2,3,5,9 半導体装置
10 シリコン基板
12 ゲート絶縁膜
13,14,74,82,83 タングステン薄膜
16,17,83,84 窒化タングステン
18,19 多結晶シリコン
22,23 タングステンシリサイド
24,26,62,64 LDD層
32,34,92,94 ソースドレイン電極
42 シリコン酸化膜
54,55 プラチナ薄膜
56,57 タングステンを含んだプラチナシリサイド膜
G2,G4 ゲート電極
M2,M4,M6,M7,M8 マスク
SC2,SC4,SC6,SC8,SC32 金属シリサイド
STI 素子分離絶縁膜
SW2,SW4,SW12,SW14 側壁

Claims (7)

  1. 少なくとも表面にシリコン層を有する基板と、
    前記シリコン層上に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に形成され、第1の金属薄膜と前記第1の金属薄膜の上に形成された多結晶シリコンとを含む第1の電極と、
    前記絶縁膜上に形成され、前記第1の金属とシリコンとの合金である金属シリサイドと、前記金属シリサイドの上に形成された多結晶シリコンとを含む第2の電極と、
    を備え、
    前記第1の電極は、前記第1の金属薄膜の表面に形成され、前記第1の金属と前記多結晶シリコンとの反応を制御する化合物をさらに含む、
    半導体装置。
  2. 少なくとも表面にシリコン層を有する基板と、
    前記シリコン層上に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に形成された第1の金属からなる第1の金属薄膜と、前記第1の金属薄膜の上に形成され、前記第1の金属とシリコンとの合金である第1の金属シリサイドを含む第1の電極と、
    前記絶縁膜上に形成され、前記第1の金属とシリコンとの合金である第2の金属シリサイドでなる第2の電極と、
    を備え、
    前記第1の電極は、前記第1の金属薄膜の表面に形成され、前記第1の金属と前記第1の金属シリサイドとの反応を制御する化合物をさらに含む、
    半導体装置。
  3. 前記第1の金属薄膜は、第1の金属と、からなり、
    前記化合物は、前記第1の金属と窒素との化合物であることを特徴とすることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 少なくとも表面にシリコン層を有する基板と、
    前記シリコン層上に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に形成され、第1の金属と、前記第1の金属とは異なる第2の金属と、シリコンとの合金である第1の金属シリサイドを含む第1の電極と、
    前記絶縁膜上に形成され、前記第1の金属とシリコンとの合金である第2の金属シリサイドを含む第2の電極と、
    を備える半導体装置。
  5. 前記金属シリサイドは不純物を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 少なくとも表面にシリコン層を有する基板の前記シリコン層上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上の全面に第1の金属でなる第1の金属薄膜を成膜する工程と、
    前記第1の金属薄膜の領域のうち第1の電極の形成予定領域を選択的に表面処理する工程と、
    全面に多結晶シリコンまたは非結晶シリコンを形成する工程と、
    前記第1の金属薄膜の領域のうち第2の電極の形成予定領域で前記第1の金属と前記多結晶シリコンまたは非結晶シリコンとを反応させる工程と、
    を備え、
    前記表面処理は、前記第1の金属と前記多結晶シリコンまたは非結晶シリコンとの反応を制御する処理である、
    半導体装置の製造方法。
  7. 少なくとも表面にシリコン層を有する基板の前記シリコン層上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上の全面に第1の金属を含む金属シリサイドを成膜する工程と、
    前記第1の金属と反応し得る第2の金属を含む薄膜を前記金属シリサイド上の一部の領域に選択的に成膜する工程と、
    前記第1の金属を含む金属シリサイドと前記第2の金属を含む薄膜とを反応させて前記第1の金属の仕事関数とは異なる仕事関数を有する合金を形成する工程と、
    を備える半導体装置の製造方法。
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