JP2002246593A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2002246593A
JP2002246593A JP2001043452A JP2001043452A JP2002246593A JP 2002246593 A JP2002246593 A JP 2002246593A JP 2001043452 A JP2001043452 A JP 2001043452A JP 2001043452 A JP2001043452 A JP 2001043452A JP 2002246593 A JP2002246593 A JP 2002246593A
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gate electrode
film
semiconductor device
silicide film
sidewall
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JP2001043452A
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English (en)
Inventor
Kentaro Nakanishi
賢太郎 中西
Hiroaki Nakaoka
弘明 中岡
Takayuki Yamada
隆順 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート電極上のシリサイド膜の断線や一部未
形成を防ぎ、ゲート電極の細線抵抗の低減と微細化を同
時に実現する。 【解決手段】 半導体装置は、ゲート電極3aと、その
外側に設けられた酸化膜からなる第2のサイドウォール
6aとを備えている。ゲート電極3aの上面及び両側面
上部に亘ってシリサイド膜12が、第2のサイドウォー
ル6aの上には、上端面が平坦化された窒化膜からなる
第3のサイドウォール7がそれぞれ設けられている。シ
リコン基板1内には、エクステンション領域5と、高濃
度ソース・ドレイン領域8とが設けられている。ゲート
電極3a及び高濃度ソース・ドレイン領域8の上には、
シリサイド膜12、9がそれぞれ設けられている。シリ
サイド膜12とシリサイド膜9とはそれぞれ適正な厚み
となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲート電極やソー
ス・ドレイン領域の上にシリサイド膜を設けた半導体装
置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の省電力の観点から、低
電圧で動作するトランジスタが求められている。トラン
ジスタにおいて、低電圧での安定動作を実現するために
は、ゲート電極の微細化が効果的である。しかし、ゲー
ト電極の微細化が進展していくに従い、トランジスタの
性能劣化の要因である寄生抵抗成分の影響が顕在化す
る。この寄生抵抗のうち、ゲート電極及びソース・ドレ
イン領域のコンタクト抵抗及びゲート電極の細線抵抗を
低減する手段として従来より行なわれている技術の説明
を、図6(a)〜(c)を参照しながら以下に行なう。
図6(a)〜(c)は、従来の半導体装置の製造方法を
示す図である。
【0003】まず、図6(a)に示す工程で、シリコン
基板101上にシリコン酸窒化膜及びポリシリコン膜を
順次堆積した後、リソグラフィ及びドライエッチングに
より、シリコン酸窒化膜及びポリシリコン膜をパターニ
ングしてゲート絶縁膜102及びゲート電極103を形
成する。その後、ゲート電極103をマスクとして不純
物注入を行い、シリコン基板101内においてゲート電
極の両側方にエクステンション領域105を形成する。
【0004】続いて、図6(b)に示す工程で、基板上
にシリコン酸化膜を堆積し、シリコン酸化膜をエッチバ
ックすることにより、ゲート電極103の側面上に酸化
膜サイドウォール106を形成する。その後、ゲート電
極103と酸化膜サイドウォール106をマスクとして
不純物注入を行い、エクステンション領域105の外側
に高濃度ソース・ドレイン領域108を形成する。
【0005】次に、図6(c)に示す工程で、基板上に
コバルト等の金属膜を堆積した後、ゲート電極103及
びソース・ドレイン領域108の露出している表面部を
金属と反応させることにより、低抵抗化のための金属シ
リサイド膜109を自己整合的に形成して半導体装置を
完成させる。金属シリサイド膜を形成することで、寄生
抵抗のひとつであるコンタクト抵抗を低減することがで
きる。同時にゲート電極の断面積が増大し、且つ低抵抗
な金属シリサイド膜109により、細線抵抗も低減でき
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な工程による半導体装置の微細化は、省電力化・高集積
化には有利な反面、製造を物理的に難しくしている。こ
のような状況で、上記従来方法では、図6(c)に示し
た金属シリサイド膜109の形成工程において、ゲート
電極の端部及びソース・ドレイン領域の露出した部分の
端部で金属シリサイド膜が十分に形成されないおそれが
ある。そのため、特にゲート部分で断線や細線抵抗の増
大を起こしやすいという不具合があった。
【0007】その原因は、コンタクト抵抗を低減するた
めの最適なシリサイド膜厚が、ゲート電極103とソー
ス・ドレイン領域とで異なる場合が多いためと考えられ
る。つまり、ゲート電極103では金属シリサイド膜を
厚めに形成してゲート電極の上面の全面にシリサイドを
形成することが望ましく、ソース・ドレイン領域では逆
に、金属シリサイド膜を薄めに形成して接合リークを抑
制することが望ましいと思われる。
【0008】本発明の目的は、ゲート電極の低抵抗化を
目的とするシリサイド膜形成の際に、ゲート電極の微細
化と細線抵抗の低減とを同時に実現しうる半導体装置及
びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体基板と、上記半導体基板上に形成されたゲート絶
縁膜と、上記ゲート絶縁膜の上に設けられた導体膜から
なるゲート電極と、上記ゲート電極の上面から側面の上
部に亘る領域に形成されたゲートシリサイド膜と、上記
ゲート電極の側面のうち上部を除く部分の上に設けられ
た第1のサイドウォールと、上記第1のサイドウォール
及び上記ゲートシリサイド膜の側面上に設けられ、上記
第1のサイドウォールとは選択エッチングが可能な第2
のサイドウォールと、上記半導体基板内の上記ゲート電
極の外側に設けられたソース・ドレイン領域とを備えて
いる。
【0010】これにより、ゲートシリサイド膜がゲート
電極の側面上部も覆っているため、表面積が増大し、ゲ
ート上のシリサイド膜に断線や一部未形成部が生じるこ
とによるゲート電極での細線抵抗の増大を防止すること
ができる。
【0011】上記第1のサイドウォールの断面をL字状
に形成することにより、例えば上記第1のサイドウォー
ルをシリコン酸化膜、上記第2のサイドウォールをシリ
コン酸化膜とのエッチング選択比の高いシリコン窒化膜
により形成した場合に、窒化膜とシリコン基板が直接接
するのを防ぐことができる。
【0012】上記第1のサイドウォールと上記ゲート電
極との間に、上記第2のサイドウォールとの選択エッチ
ングが可能な絶縁膜からなる第3のサイドウォールをさ
らに設けることにより、左右のソース・ドレイン領域の
間隔を適正に保つことができる。
【0013】また、上記ソース・ドレイン領域の上面に
SDシリサイド膜をさらに設けた場合、ソース・ドレイ
ン領域におけるコンタクト抵抗を低減することができ
る。
【0014】その場合、ゲート電極の上面に設けられた
ゲートシリサイド膜を、ソース・ドレイン領域上のSD
シリサイド膜よりも厚くすることにより、ソース・ドレ
イン領域での接合リークを抑制しつつ、ゲート上のシリ
サイド膜に断線や一部未形成部が生じることによるゲー
ト電極の細線抵抗の増大を防止することができる。
【0015】また、サイドウォールの材質について、上
記第1のサイドウォールはシリコン酸化膜から構成され
ており、上記第2サイドウォールはシリコン窒化膜から
構成されていることが好ましい。これらは互いに選択的
にエッチングすることが可能である。
【0016】なお、上記第2のサイドウォールの上面が
平坦化されている場合、第2のサイドウォールの上端部
の膜厚が厚くなるので、上記第1のサイドウォールを選
択的にエッチングする際に、上記第2のサイドウォール
の上端部がエッチングにより除去されるのを防ぐことが
できる。
【0017】また、上記シリサイド膜は、タングステン
シリサイド膜、チタンシリサイド膜、コバルトシリサイ
ド膜及びニッケルシリサイド膜のうちから1つ選ばれた
金属シリサイドで構成されることが好ましい。
【0018】これにより、上記ゲート電極及び上記ソー
ス・ドレイン領域でのコンタクト抵抗を低減するととも
に、ゲート電極での細線抵抗の増大を防ぐことができ
る。
【0019】本発明の第1の半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に、ゲート絶縁膜と導体膜からなるゲート
電極とを選択的に形成する工程(a)と、上記ゲート電
極の側面上に絶縁膜からなるサイドウォールを形成する
工程(b)と、少なくとも上記ゲート電極をマスクとし
て不純物を注入し、ソース・ドレイン領域を形成する工
程(c)と、上記ソース・ドレイン領域の表面部にSD
シリサイド膜を形成する工程(d)と、上記工程(d)
の後に基板上に層間絶縁膜を堆積した後、平坦化処理に
より上記ゲート電極及びサイドウォールの上部を露出さ
せる工程(e)と、上記露出したゲート電極の上面に、
ゲートシリサイド膜を形成する工程(f)とを含んでい
る。
【0020】この方法により、ゲート電極上のシリサイ
ド膜とソース・ドレイン領域上のシリサイド膜とが別工
程で形成されるので、それぞれの膜厚を最適化すること
ができる。つまり、ゲート電極では、シリサイド膜を厚
めに形成することにより、断線や一部未形成部が生じる
ことによる細線抵抗の増大を防止することができる。一
方、ソース・ドレイン領域上では、逆にシリサイド膜を
薄めに形成することにより、接合リークを抑制すること
ができる。
【0021】また、上記工程(a)で、ゲート電極の上
面上にリソグラフィ工程における反射防止膜を設けた場
合、設計通りの形状のゲート電極を制御よく形成するこ
とができる。
【0022】上記工程(e)では、平坦化処理により上
記ゲート電極を露出させた直後に、上記ゲート電極に不
純物を注入することが好ましい。
【0023】これにより、上記工程(a)で不純物を注
入する方法に比べ、ゲート電極へ多量の不純物を注入す
ることができる。さらに、例えばPMISトランジスタ
を形成する場合、上記工程(a)でボロン注入を行う方
法に比べ、ボロンの染み出しを抑制することができる。
【0024】上記SDシリサイド膜及び上記ゲートシリ
サイド膜は、タングステンシリサイド膜、チタンシリサ
イド膜、コバルトシリサイド膜及びニッケルシリサイド
膜のうちから1つ選ばれた金属シリサイドで構成される
ことにより、ゲート電極及びソース・ドレイン領域での
コンタクト抵抗を低減するとともに、ゲート電極での細
線抵抗の増大を防ぐことができる。
【0025】本発明の第2の半導体装置の製造方法は、
上記半導体基板上にゲート絶縁膜、導体膜からなるゲー
ト電極を選択的に形成する工程(a)と、上記工程
(a)の後に基板上に第1の絶縁膜を堆積する工程
(b)と、上記第1の絶縁膜と選択エッチングが可能な
第2の絶縁膜を上記第1の絶縁膜上に堆積する工程
(c)と、少なくとも上記第2の絶縁膜をエッチバック
して、上記ゲート電極の側面上に上記第1の絶縁膜から
なる第1のサイドウォール及び上記第2の絶縁膜からな
る第2のサイドウォールを残存させる工程(d)と、少
なくとも上記ゲート電極をマスクとして不純物を注入し
てソース・ドレイン領域を形成する工程(e)と、上記
ソース・ドレイン領域の表面部にSDシリサイド膜を形
成する工程(f)と、上記工程(f)の後に、基板上に
層間絶縁膜を堆積した後、平坦化処理により上記ゲート
電極及び上記第1、第2のサイドウォールの上部を露出
させる工程(g)と、選択的エッチングにより、上記第
1のサイドウォールの上部を除去し、上記ゲート電極の
側部に空隙を形成する工程(h)と、上記露出したゲー
ト電極の上面上及び側面上部に、ゲートシリサイド膜を
形成する工程(i)とを含んでいる。
【0026】この方法により、ゲート電極上のシリサイ
ド膜とソース・ドレイン領域上のシリサイド膜とが別工
程で形成されるので、それぞれの膜厚を最適化すること
ができる。つまり、ゲート電極上では、シリサイド膜を
厚めに形成することにより、シリサイド膜の断線や一部
未形成部が生じることによる細線抵抗の増大を防止する
ことができる。一方、ソース・ドレイン領域上では、逆
にシリサイド膜を薄めに形成することにより、接合リー
クを抑制することができる。
【0027】上記第2の半導体装置の製造方法におい
て、工程(a)で、上記ゲート電極の上面上に上記反射
防止膜を設けた場合、設計通りの形状のゲート電極を制
御よく形成することができる。
【0028】また、上記工程(g)では、平坦化処理に
よりゲート電極を露出させた直後に、上記ゲート電極に
不純物を注入することが好ましい。
【0029】これにより、上記工程(a)で不純物を注
入する方法に比べ、多量の不純物を注入できる。さら
に、例えばPMISトランジスタを形成する場合、上記
工程(a)でボロン注入を行う方法に比べ、ボロンの染
み出しを抑制することができる。
【0030】上記第SDシリサイド膜及び上記ゲートシ
リサイド膜は、タングステンシリサイド膜、チタンシリ
サイド膜、コバルトシリサイド膜、ニッケルシリサイド
膜のうちから1つ選ばれた金属シリサイドで構成される
ことにより、ゲート電極及びソース・ドレイン領域での
コンタクト抵抗を低減するとともに、ゲート電極での細
線抵抗の増大を防ぐことができる。
【0031】また、上記工程(a)の後で工程(b)の
前に、上記ゲート電極の側面上に第3のサイドウォール
を形成する工程と、上記ゲート電極及び上記第3のサイ
ドウォールをマスクとしてソースドレイン領域よりも低
濃度の不純物を注入することにより、低濃度ソース・ド
レイン領域を形成する工程とをさらに含み、上記工程
(e)では、上記ゲート電極及び上記第1〜3のサイド
ウォールをマスクとして不純物を注入する方法をとるこ
ともできる。
【0032】この場合、低濃度ソース・ドレイン領域を
形成することにより、トランジスタの耐圧効果を向上す
ることができ、さらに、第3のサイドウォールをマスク
にすることにより、左右の低濃度ソース・ドレイン領域
の間隔を適正に保つことができる。
【0033】上記工程(b)の後で工程(c)の前に、
上記第1の絶縁膜をエッチバックする工程を加えること
もでき、この場合は、例えば低濃度ソース・ドレイン領
域を形成するときに、左右の低濃度ソース・ドレイン領
域の間隔を適正に保つことができる。
【0034】なお、上記工程(g)で少なくとも上記第
2のサイドウォールの上面が平坦化されている場合、上
端部の膜厚が厚くなるので、第1のサイドウォールを選
択的にエッチングする際に、第2のサイドウォールの上
端部がエッチングにより除去されるのを防ぐことができ
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (第1の実施形態)図1(a)〜(d)及び図2(a)
〜(d)は、本発明の第1の実施形態に関して、半導体
装置の製造方法を示す断面図である。
【0036】まず、図1(a)に示す工程で、シリコン
基板1に活性領域を囲むための素子分離(図示せず)を
形成した後、熱酸化法により、シリコン基板1の活性領
域上にシリコン酸化膜を形成する。さらに、NO/O2
ガス系を用いてシリコン酸化膜の窒化処理を行うことに
より、膜厚2.0nmのシリコン酸窒化膜2を形成す
る。その後、シリコン酸窒化膜2の上に膜厚200nm
のポリシリコン膜3を堆積する。続いて、CVD法によ
り、上記ポリシリコン膜3の上に膜厚50nm程度のシ
リコン酸窒化膜4を堆積する。以下の工程では主として
NMISトランジスタに関して説明する。
【0037】次に、図1(b)に示す工程で、KrF光
源を用いたリソグラフィ技術及びドライエッチング技術
により、シリコン酸窒化膜4、ポリシリコン膜3及びシ
リコン酸窒化膜2をパターニングしてポリシリコンから
なるゲート電極3aと反射防止膜4aとゲート絶縁膜2
aとを形成する。ここで、反射防止膜4aは、リソグラ
フィ工程における反射防止膜として機能するため、設計
通りの形状のゲート電極3aを制御よく形成することが
できる。
【0038】さらに、ゲート電極3aをマスクとして、
砒素イオン(As+)を、加速電圧3keV、ドーズ量
1×1015cm-2の条件で注入し、シリコン基板1内の
ゲート電極3aの両側方にエクステンション領域5を形
成する。ここで、砒素のイオン注入に先立ち、左右のエ
クステンション領域5の適正な間隔を確保するために、
オフセットスペーサとなる厚さ10nm程度の酸化膜サ
イドウォールをゲート電極3aの側面上に形成してもよ
い。また、エクステンション領域5に代えて、より低濃
度の不純物を含むLDD領域を作成してもよい。
【0039】次に、図1(c)に示す工程で、CVD法
により、基板上に厚さ60nm程度のシリコン酸化膜を
堆積した後、シリコン酸化膜をエッチバックして、ゲー
ト電極3aと反射防止膜4aの側面上にサイドウォール
6を形成する。その後、ゲート電極3a及びサイドウォ
ール6をマスクとして、砒素イオンを、加速電圧40k
eV、ドーズ量4×1015cm-2の条件で注入し、エク
ステンション領域5の外側に高濃度ソース・ドレイン領
域8を形成する。
【0040】続いて、図1(d)に示す工程で、エクス
テンション領域5及び高濃度ソース・ドレイン領域8中
のAsを活性化するため、1000℃、10秒程度の熱
処理(RTA)を施す。次に、CVD法により基板の全
面に厚さ8nmの金属コバルト膜を堆積し、400〜5
00℃に加熱してコバルトとシリコンを反応させた後、
選択エッチングにより、未反応の金属コバルト膜を除去
する。その後、700〜800℃でシリサイドの相転換
を行う。これにより、高濃度ソース・ドレイン領域8の
露出している表面部に厚さ16nmのコバルトシリサイ
ド膜9(SDシリサイド膜)が形成される。このとき、
ゲート電極3a上は反射防止膜4aで覆われているた
め、コバルトシリサイド膜は形成されない。なお、本実
施形態ではシリサイド用金属材料としてコバルトを用い
たが、タングステン、チタン、ニッケルなどを使用して
もよい。
【0041】次に、図2(a)に示す工程で、CVD法
により、基板上にシリコン酸化物等からなる層間絶縁膜
10を堆積させた後、ゲート電極3aの上面が露出する
まで化学機械研磨(CMP)処理を行う。
【0042】この後、図2(b)に示す工程で、ポリシ
リコン膜3からなるゲート電極3aに導電性を持たせる
ために、NMISトランジスタ形成領域にはリンイオン
を、PMISトランジスタ形成領域にはボロンイオン
(図示せず)を注入する。これにより、ゲート電極3a
の空乏化を軽減し、トランジスタの駆動力を向上させる
ことができる。
【0043】続いて、図2(c)に示す工程で、CVD
法によりゲート電極3a上に膜厚12nmの金属コバル
トを堆積し、400〜500℃に加熱してコバルトとシ
リコンを反応させた後、エッチングにより、未反応の金
属コバルト膜を除去する。その後、700〜800℃で
シリサイドの相転換を行う。これにより、ゲート電極3
a上にのみ厚さ24nmのコバルトシリサイド膜12
(ゲートシリサイド膜)が形成される。なお、図1
(d)の工程ではシリサイドの相転換を省き、本工程で
まとめてシリサイドの相転換を行うこともできる。
【0044】次に、図2(d)に示す工程で、CVD法
により基板の上にシリコン酸化物等からなる上部層間絶
縁膜16を堆積した後、層間絶縁膜10及び上部層間絶
縁膜16を貫通して高濃度ソース・ドレイン領域8上の
コバルトシリサイド膜9及びゲート電極3a上のコバル
トシリサイド膜12に到達するコンタクトホールを形成
する。次に、CVD法により、コンタクトホールをタン
グステン(W)等で埋めてプラグ13を形成する。その
後、配線工程等を経て半導体装置が完成する。
【0045】本実施形態では、ゲート電極3a上のコバ
ルトシリサイド膜12と高濃度ソース・ドレイン領域8
上のコバルトシリサイド膜9とは別工程で形成されるた
め、それぞれの膜厚を最適化することができる。つま
り、ゲート電極3aでは、コバルトシリサイド膜12を
厚めに形成することにより、断線や一部未形成部が生じ
ることによる細線抵抗の増大を防止することができる。
一方、高濃度ソース・ドレイン領域8では、逆にコバル
トシリサイド膜9を薄めに形成することにより、接合リ
ークを抑制することができる。
【0046】なお、本実施形態では、図2(b)に示す
工程でゲート電極3aに導電性を持たせるためのイオン
注入を行ったが、図1(a)の工程で、ポリシリコン膜
3不純物注入を行ってもよい。その場合には、NMIS
トランジスタ形成領域にはリンイオン(P+)を、PM
ISトランジスタ形成領域にはボロンイオン(B+)を
注入する。但し、PMISトランジスタ形成領域におい
てはボロンの染み出しを抑制するため、図1(a)の工
程ではボロンイオンを注入せず、図2(b)に示す工程
で、PMISトランジスタのゲート電極にボロンイオン
を注入することが好ましい。 (第2の実施形態)図3は、本発明における第2の実施
形態の半導体装置の断面図である。同図に示すように、
本実施形態の半導体装置は、シリコン基板1上に形成さ
れたシリコン酸窒化物からなるゲート絶縁膜2aと、上
記ゲート絶縁膜2aの上に形成され、不純物を含むポリ
シリコンからなるゲート電極3aと、上記ゲート電極3
aの側面を覆う酸化シリコンからなる厚さ10nm程度
の第3のサイドウォール14と、第3のサイドウォール
14の外側に設けられ、断面がL字状の酸化シリコンか
らなる横方向の厚みが15nmの第1のサイドウォール
15aとを備えている。また、本実施形態の半導体装置
は、上記ゲート電極3aの上面及び両側面上部に亘って
設けられた、寄生抵抗を低減するためのコバルトシリサ
イド膜12と、第1のサイドウォール15aの上に設け
られ、上面が平坦化されたシリコン窒化物からなる横方
向の厚みが60nmの第2のサイドウォール7とを備え
る。また、上記シリコン基板1内における、ゲート電極
3aの両端直下とその側方に設けられたエクステンショ
ン領域5と、上記エクステンション領域5の外側に設け
られた高濃度ソース・ドレイン領域8とを備えている。
また、高濃度ソース・ドレイン領域8の表面部には、寄
生抵抗を低減するためのコバルトシリサイド膜9が設け
られている。なお、ゲート電極3aに含まれる不純物
は、NMISトランジスタの場合はリン等であり、PM
ISトランジスタの場合はボロン等である。また、エク
ステンション領域5及び高濃度ソース・ドレイン領域8
に含まれる不純物は、PMISトランジスタの場合はボ
ロン等であり、NMISトランジスタの場合は砒素等で
ある。なお、本実施形態ではゲート絶縁膜をシリコン酸
窒化物により構成したが、ゲート絶縁膜を酸化シリコン
等により構成してもよい。また、本実施形態ではシリサ
イド用金属材料としてコバルトを用いたが、タングステ
ン、チタン、ニッケルなどを使用してもよい。
【0047】本実施形態の半導体装置の特徴は、後述す
る製造工程において、ゲート電極3a上のコバルトシリ
サイド膜12と高濃度ソース・ドレイン領域8上のコバ
ルトシリサイド膜9とは別工程で形成されるため、それ
ぞれの膜厚が最適化されている点にある。ゲート電極3
aでは、コバルトシリサイド膜12は、断線や一部未形
成部が生じることによる細線抵抗の増大を防止するた
め、厚めに形成されている。一方、高濃度ソース・ドレ
イン領域8では、逆に接合リークを抑制するために、コ
バルトシリサイド膜9は薄めに形成されている。
【0048】しかも、本実施形態においては、コバルト
シリサイド膜12がゲート電極3aの両側面上部も覆っ
ているため、特に細線抵抗の顕著な低減を図ることがで
きる。
【0049】図4(a)〜(d)及び図5(a)〜
(d)は、本発明の第2の実施形態に関して、半導体装
置の製造方法を示す断面図である。
【0050】まず、図4(a)に示す工程で、シリコン
基板1に活性領域を囲むための素子分離(図示せず)を
形成した後、熱酸化法により、シリコン基板1の活性領
域上にシリコン酸化膜を形成する。さらに、NO/O2
ガス系を用いてシリコン酸化膜の窒化処理を行うことに
より、膜厚2.0nmのシリコン酸窒化膜を形成する。
その後、上記シリコン酸窒化膜の上に膜厚200nmの
ポリシリコン膜を堆積する。続いて、CVD法により、
上記ポリシリコン膜の上に膜厚50nm程度のシリコン
酸窒化膜を堆積する。以下の工程では主としてNMIS
トランジスタに関して説明する。
【0051】次に、KrF光源を用いたリソグラフィ技
術及びドライエッチング技術により、上記シリコン酸窒
化膜、上記ポリシリコン膜及び上記シリコン酸窒化膜を
パターニングして、ポリシリコンからなるゲート電極3
aと反射防止膜4aとゲート絶縁膜2aとを形成する。
ここで、反射防止膜4aは、リソグラフィ工程における
反射防止膜として機能するため、設計通りの形状のゲー
ト電極3aを制御よく形成することができる。
【0052】続いて、CVD法により、シリコン酸化膜
を基板上に堆積した後、エッチバックを行い、オフセッ
トスペーサとなる厚さ10nm程度の第3のサイドウォ
ール14をゲート電極3aの側面上に形成する。これに
より、左右のエクステンション領域5の適正な間隔を確
保することができる。その後、ゲート電極3aと第3の
サイドウォール14とをマスクとして、砒素イオンを、
加速電圧3keV、ドーズ量1×1015cm-2の条件で
注入し、シリコン基板1内のゲート電極3aの両側方に
エクステンション領域5を形成する。ここで、エクステ
ンション領域5に代えて、より低濃度の不純物を含むL
DD領域を作成してもよい。さらに、CVD法により、
基板上に厚さ15nmの被覆酸化膜15を形成する。
【0053】次に、図4(b)に示す工程で、CVD法
により、基板上に厚さ60nm程度のシリコン窒化膜を
堆積した後、シリコン窒化膜をエッチバックする。続い
て、選択的エッチングにより、被覆酸化膜15のうち露
出している部分を除去する。これにより、第3のサイド
ウォール14の外側に、断面がL字状のシリコン酸化物
からなる第1のサイドウォール15aを形成するととも
に、シリコン窒化物からなる第2のサイドウォール7
を、第2のサイドウォール15aの上に形成する。次
に、ゲート電極3a、第3のサイドウォール14、第1
のサイドウォール15a及び第2のサイドウォール7を
マスクとして、砒素イオンを、加速電圧40keV、ド
ーズ量4×1015cm-2の条件で注入し、エクステンシ
ョン領域5の外側に高濃度ソース・ドレイン領域8を形
成する。
【0054】次に、図4(c)に示す工程で、エクステ
ンション領域5及び高濃度ソース・ドレイン領域8中の
Asを活性化するため、1000℃、10秒程度の熱処
理(RTA)を施す。その後、CVD法により基板の全
面に厚さ8nmの金属コバルト膜を堆積し、400〜5
00℃に加熱してコバルトとシリコンを反応させた後、
エッチングにより、未反応の金属コバルト膜を除去す
る。その後、700〜800℃でシリサイドの相転換を
行う。これにより、高濃度ソース・ドレイン領域8の露
出している表面部に厚さ16nmのコバルトシリサイド
膜9が形成される。このとき、ゲート電極3a上は反射
防止膜4aで覆われているため、コバルトシリサイド膜
は形成されない。なお、本実施例ではシリサイド用金属
材料としてコバルトを用いたが、タングステン、チタ
ン、ニッケルなどを使用してもよい。
【0055】次に、図4(d)に示す工程で、CVD法
により、基板上にシリコン酸化物等からなる層間絶縁膜
10を堆積させた後、ゲート電極3aの上面が露出する
までCMP処理を行う。
【0056】この後、図5(a)に示す工程で、ポリシ
リコン膜からなるゲート電極3aに導電性を持たせるた
めにNMISトランジスタ形成領域にはリンイオンを、
PMISトランジスタ形成領域にはボロンイオン(図示
せず)を注入する。イオン注入は、図4(a)に示す工
程で行ってもよいが、イオンが含まれるとゲート電極3
aのパターニングの際に誤差が出る可能性があるため、
本工程で行うことがより好ましい。
【0057】次に、図5(b)に示す工程で、第3のサ
イドウォール14、第1のサイドウォール15a及び層
間絶縁膜10をウェットエッチングし、各々の上部を除
去する。これにより、ゲート電極3aの側面上部、第2
のサイドウォール7とゲート電極3aの間に間隙11を
形成する。この深さは10nm〜50nm程度が好まし
い。
【0058】図5(b)に示す工程で、ウェットエッチ
ングを行うことにより、第2のサイドウォール7とゲー
ト電極3aの間に間隙11を形成しているので、ゲート
電極3aの側面上部を確実にシリサイド化することがで
きる。その場合、平坦化処理により、第2のサイドウォ
ール7の上端面幅寸法が大きくなっているので、ウェッ
トエッチングにより第2のサイドウォール7の上端部が
削られることはない。よって、シリサイドが横方向へ拡
大することはなく、セルフアラインコンタクト(SA
C)工程に不具合をきたすことはない。
【0059】続いて、図5(c)に示す工程で、CVD
法によりゲート電極3a上に膜厚12nmの金属コバル
トを堆積し、400〜500℃に加熱してコバルトとシ
リコンを反応させた後、選択エッチングにより、未反応
の金属コバルト膜を除去する。その後、700〜800
℃でシリサイドの相転換を行う。これにより、ゲート電
極3a上にのみ厚さ24nmのコバルトシリサイド膜1
2が形成される。図4(c)の工程ではシリサイドの相
転換を省き、本工程でまとめてシリサイドの相転換を行
うこともできる。
【0060】次に、図5(d)に示す工程で、CVD法
により基板の上にシリコン酸化物等からなる上部層間絶
縁膜16を堆積した後、層間絶縁膜10及び上部層間絶
縁膜16を貫通して高濃度ソース・ドレイン領域8上の
コバルトシリサイド膜9及びゲート電極3a上のコバル
トシリサイド膜12に到達するコンタクトホールを形成
する。次に、CVD法により、コンタクトホールをタン
グステン(W)等で埋めてプラグ13を形成する。その
後、配線工程等を経て半導体装置が完成する。
【0061】本実施形態では、第1の実施形態と同様
に、ゲート電極3a上のコバルトシリサイド膜12と高
濃度ソース・ドレイン領域8上のコバルトシリサイド膜
9とは別工程で形成されるため、それぞれの膜厚を最適
化することができる。つまり、ゲート電極3aでは、コ
バルトシリサイド膜12を厚めに形成することにより、
断線や一部未形成部が生じることにより起こる細線抵抗
の増大を防止することができる。一方、高濃度ソース・
ドレイン領域8では、逆にコバルトシリサイド膜9を薄
めに形成することにより、接合リークを抑制することが
できる。
【0062】しかも、本実施形態においては、コバルト
シリサイド膜12がゲート電極3aの両側面上部も覆っ
ているため、断線を起こしにくく、細線抵抗の増大をよ
り効果的に防止することができる。
【0063】(その他の実施形態)第2の実施形態で
は、図4(b)に示す工程においてL字状の、第1のサ
イドウォール15aを形成しているが、これに代えて、
図4(a)の工程でシリコン酸化膜のエッチバックを行
い、ほぼくさび状の第1のサイドウォールを形成しても
よい。この場合には、上記第1のサイドウォールが、イ
オン注入の際のオフセットスペーサーの役割を果たすの
で、上記第2の実施形態と同様に、左右のソース・ドレ
インエクステンション領域5の適正な間隔を確保するこ
とができるという効果がある。
【0064】
【発明の効果】本発明の半導体装置又はその製造方法に
よれば、ゲート電極上のシリサイド膜を、上面から側面
の上部に亘る領域に形成したり、ゲート電極上とソース
・ドレイン領域上とで個別にシリサイド膜を形成する等
の手段を講じたので、シリサイド膜の断線や一部未形成
部が生じることによる、ゲート電極での細線抵抗の増大
を防止する等の効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態における
半導体装置の製造工程のうち、高濃度ソース・ドレイン
領域の表面部にコバルトシリサイド膜を形成するまでの
工程を示す断面図である。
【図2】(a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態における
半導体装置の製造工程のうち、MISトランジスタの上
部に層間絶縁膜及びプラグを形成するまでの工程を示す
断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態における半導体装置の
断面図である。
【図4】(a)〜(d)は、本発明の第2の実施形態における
半導体装置の製造工程のうち、層間絶縁膜を堆積した後
の平坦化処理までの工程を示す断面図である。
【図5】(a)〜(d)は、本発明の第2の実施形態における
半導体装置の製造工程のうち、MISトランジスタの上
部に層間絶縁膜及びプラグを形成するまでの工程を示す
断面図である。
【図6】(a)〜(c)は、従来の半導体装置製造の工程を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 シリコン酸窒化膜 2a ゲート絶縁膜 3 ポリシリコン膜 3a ゲート電極 4 シリコン酸窒化膜 4a 反射防止膜 5 エクステンション領域 6 サイドウォール 7 第2のサイドウォール 8 高濃度ソース・ドレイン領域 9 コバルトシリサイド膜 10 層間絶縁膜 11 空隙 12 コバルトシリサイド膜 13 プラグ 14 第3のサイドウォール 15 被覆酸化膜 15a 第1のサイドウォール 16 上部層間絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 隆順 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4M104 BB01 BB18 BB20 BB21 BB25 BB28 CC01 CC05 DD43 DD55 DD79 DD84 EE09 EE17 GG09 GG10 GG14 HH14 HH15 HH16 5F048 AA01 AA07 BB01 BB06 BB07 BB08 BB11 BB12 BC05 BC06 BF06 BF15 BF16 DA00 DA25 DA27 DA30 5F140 AA01 AA10 AA14 AA24 BA01 BD09 BE07 BE08 BF04 BF11 BF18 BF42 BF60 BG09 BG10 BG12 BG14 BG19 BG28 BG32 BG34 BG38 BG39 BG43 BG44 BG45 BG52 BG53 BG54 BG58 BH14 BH15 BJ08 BJ11 BJ17 BJ27 BK02 BK13 BK21 BK30 BK34 BK38 BK39 CE07 CE14

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 上記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、 上記ゲート絶縁膜の上に設けられた導体膜からなるゲー
    ト電極と、 上記ゲート電極の上面から側面の上部に亘る領域に形成
    されたゲートシリサイド膜と、 上記ゲート電極の側面のうち上部を除く部分の上に設け
    られた第1のサイドウォールと、 上記第1のサイドウォール及び上記ゲートシリサイド膜
    の側面上に設けられ、上記第1のサイドウォールとは選
    択エッチングが可能な第2のサイドウォールと、 上記半導体基板内の上記ゲート電極の外側に設けられた
    ソース・ドレイン領域とを備えている半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 上記第1のサイドウォールは、断面がL字状であること
    を特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の半導体装置にお
    いて、 上記第1のサイドウォールと上記ゲート電極との間に設
    けられ、上記第2のサイドウォールとの選択エッチング
    が可能な絶縁膜からなる第3のサイドウォールをさらに
    備えていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記ソース・ドレイン領域の上面に設けられたSDシリ
    サイド膜をさらに備えていることを特徴とする半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体装置において、 上記ゲートシリサイド膜が、上記ソース・ドレイン領域
    の上面に設けられた、 上記SDシリサイド膜よりも厚いことを特徴とする半導
    体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記第1のサイドウォールはシリコン酸化膜から構成さ
    れており、 上記第2サイドウォールはシリコン窒化膜から構成され
    ていることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記第2のサイドウォールの上面が平坦化されているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記SDシリサイド膜及び上記ゲートシリサイド膜は、
    タングステンシリサイド膜、チタンシリサイド膜、コバ
    ルトシリサイド膜及びニッケルシリサイド膜のうちから
    1つ選ばれた金属シリサイドで構成されていることを特
    徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 上記半導体基板上に、ゲート絶縁膜と導
    体膜からなるゲート電極とを選択的に形成する工程
    (a)と、 上記ゲート電極の側面上に絶縁膜からなるサイドウォー
    ルを形成する工程(b)と、 少なくとも上記ゲート電極をマスクとして不純物を注入
    してソース・ドレイン領域を形成する工程(c)と、 上記ソース・ドレイン領域の表面部にSDシリサイド膜
    を形成する工程(d)と、 上記工程(d)の後に基板上に層間絶縁膜を堆積した
    後、平坦化処理により上記ゲート電極及びサイドウォー
    ルの上部を露出させる工程(e)と、 上記露出したゲート電極の上面に、ゲートシリサイド膜
    を形成する工程(f)とを含んでいる半導体装置の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の半導体装置の製造方
    法において、上記工程(a)では、ゲート電極の上面上
    に反射防止膜を設けることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の半導体装
    置の製造方法において、 上記工程(e)では、平坦化処理により上記ゲート電極
    を露出させた直後に、上記ゲート電極に不純物を注入す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のうちいずれか1つに
    記載の半導体装置の製造方法において、 上記シリサイド膜は、タングステンシリサイド膜、チタ
    ンシリサイド膜、コバルトシリサイド膜、ニッケルシリ
    サイド膜のうちから1つ選ばれた金属シリサイドで構成
    されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記半導体基板上にゲート絶縁膜、導
    体膜からなるゲート電極を選択的に形成する工程(a)
    と、 上記工程(a)の後に、基板上に第1の絶縁膜を堆積す
    る工程(b)と、 上記第1の絶縁膜と選択エッチングが可能な第2の絶縁
    膜を上記第1の絶縁膜上に堆積する工程(c)と、 少なくとも上記第2の絶縁膜をエッチバックして、上記
    ゲート電極の側面上に上記第1の絶縁膜からなる第1の
    サイドウォール及び上記第2の絶縁膜からなる第2のサ
    イドウォールを残存させる工程(d)と、 少なくとも上記ゲート電極をマスクとして不純物を注入
    してソース・ドレイン領域を形成する工程(e)と、 上記ソース・ドレイン領域の表面部にSDシリサイド膜
    を形成する工程(f)と、 上記工程(f)の後に、基板上に層間絶縁膜を堆積した
    後、平坦化処理により上記ゲート電極及び上記第1、第
    2のサイドウォールの上部を露出させる工程(g)と、 上記工程(g)の後に、選択的エッチングにより、上記
    第1のサイドウォールの上部を除去し、上記ゲート電極
    の側部に空隙を形成する工程(h)と、 上記露出したゲート電極の上面上及び側面上部に、ゲー
    トシリサイド膜を形成する工程(i)とを含んでいる半
    導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の半導体装置の製造
    方法において、 上記工程(a)では、上記ゲート電極の上面上に反射防
    止膜を設けることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項13または14に記載の半導体
    装置の製造方法において、 上記工程(g)では、平坦化処理により上記ゲート電極
    を露出させた直後に、上記ゲート電極に不純物を注入す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項13〜15のうちいずれか1つ
    に記載の半導体装置の製造方法において、 上記SDシリサイド膜及び上記ゲートシリサイド膜は、
    タングステンシリサイド膜、チタンシリサイド膜、コバ
    ルトシリサイド膜、ニッケルシリサイド膜のうちから1
    つ選ばれた金属シリサイドで構成されることを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項13〜16のうちいずれか1つ
    に記載の半導体装置の製造方法において、 上記工程(a)の後で工程(b)の前に、上記ゲート電
    極の側面上に第3のサイドウォールを形成する工程と、 上記ゲート電極及び上記第3のサイドウォールをマスク
    としてソース・ドレイン領域よりも低濃度の不純物を注
    入することにより、低濃度ソース・ドレイン領域を形成
    する工程とをさらに備え、 上記工程(e)では、上記ゲート電極及び上記第1〜3
    のサイドウォールをマスクとして不純物を注入すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項13〜17のうちいずれか1つ
    に記載の半導体装置の製造方法において、 上記工程(b)の後で工程(c)の前に、上記第1の絶
    縁膜をエッチバックする工程をさらに含むことを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項13〜18のうちいずれか1つ
    に記載の半導体装置の製造方法において、 上記工程(g)では、少なくとも第2のサイドウォール
    の上面を平坦化することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
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