JP2005183438A - パターン形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 浸漬リソグラフィにより得られるレジストパターンの形状を良好にする。
【解決手段】 基板101の上にレジスト膜102を形成し、形成されたレジスト膜102の表面を、親水基を有する酸性化合物例えば酢酸を含む水溶液103にさらす。その後、水溶液103にさらされたレジスト膜102の上に浸漬溶液104を配した状態で、レジスト膜102に対して露光光105を選択的に照射してパターン露光を行ない、続いて、パターン露光が行なわれたレジスト膜102に対して現像を行なって、レジスト膜102からレジストパターン102を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 基板101の上にレジスト膜102を形成し、形成されたレジスト膜102の表面を、親水基を有する酸性化合物例えば酢酸を含む水溶液103にさらす。その後、水溶液103にさらされたレジスト膜102の上に浸漬溶液104を配した状態で、レジスト膜102に対して露光光105を選択的に照射してパターン露光を行ない、続いて、パターン露光が行なわれたレジスト膜102に対して現像を行なって、レジスト膜102からレジストパターン102を形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体装置の製造プロセス等において用いられるパターン形成方法に関する。
半導体集積回路の大集積化及び半導体素子のダウンサイジングに伴って、リソグラフィ技術の開発の加速が望まれている。現在のところ、露光光としては、水銀ランプ、KrFエキシマレーザ又はArFエキシマレーザ等を用いる光リソグラフィによりパターン形成が行なわれていると共に、より短波長であるF2 レーザの使用も検討されているが、露光装置及びレジスト材料における課題が未だ多く残されているため、より短波長の露光光を用いる光リソグラフィの実用化の時期は未だ先になっている。
このような状況から、最近従来の露光光を用いてパターンの一層の微細化を進めるべく、浸漬リソグラフィ(immersion lithography)法が提案されている(非特許文献1を参照。)。
この浸漬リソグラフィ法によれば、露光装置内における投影レンズとウエハ上のレジスト膜との間の領域が屈折率がn(但し、n>1である。)である液体で満たされるため、露光装置のNA(開口数)の値が、屈折率nと開口数NAとの積(n・NA)となるので、レジスト膜におけるパターンの解像性が向上する。
以下、従来の浸漬リソグラフィを用いるパターン形成方法について図12(a)〜図12(d)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するポジ型の化学増幅型レジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレン-t-ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)…………………………………………………2g
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図12(a)に示すように、基板1の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜2を形成する。
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図12(a)に示すように、基板1の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜2を形成する。
次に、図12(b)に示すように、レジスト膜2の上に浸漬溶液(水)3を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザよりなる露光光4をマスク5を介してレジスト膜2に照射してパターン露光を行なう。
次に、図12(c)に示すように、パターン露光が行なわれたレジスト膜2に対して、ホットプレートにより110℃の温度下で60秒間加熱した後、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(アルカリ性現像液)により現像を行なうと、図12(d)に示すように、レジスト膜2の未露光部よりなり0.09μmのライン幅を有するレジストパターン2aを得られる。
M. Switkes and M. Rothschild, "Immersion lithography at 157 nm", J. Vac. Sci. Technol., B19, 2353 (2001)
M. Switkes and M. Rothschild, "Immersion lithography at 157 nm", J. Vac. Sci. Technol., B19, 2353 (2001)
ところが、図12(d)に示すように、従来の浸漬リソグラフィを用いたパターン形成方法により得られるレジストパターン2aのパターン形状は不良であった。
本願発明者らは、浸漬リソグラフィにより得られるレジストパターンの形状が不良となる原因を追究した結果、レジスト膜2の上に配する浸漬溶液3がレジスト膜2に対して付着性(濡れ性)が悪いため、例えばレジスト膜2上に配した浸漬溶液3が該レジスト膜2上に一様に拡散せずに液滴になりやすい状態となる。このため、レジスト膜2上の露光領域において浸漬溶液3液量がばらつかないように配することは難しく、必要な露光領域を十分に覆うことができないということを確認している。
このような形状が不良なレジストパターンを用いて被処理膜に対してエッチングを行なうと、得られるパターンの形状も不良になってしまうため、半導体装置の製造プロセスにおける生産性及び歩留まりが低下してしまうという問題が発生する。
前記に鑑み、本発明は、浸漬リソグラフィにより得られるレジストパターンの形状を良好にすることを目的とする。
本願発明者らは、レジスト膜上に配する浸漬溶液のレジスト膜に対する付着性を向上すべく種々の検討を重ねた結果、パターン露光を行なう前にレジスト膜の表面を、酸性溶液、界面活性剤又はシクロデキストリン等の親水基を有する化合物を含む溶液にさらす表面処理を行なうことによりレジスト膜の表面が改質されて、改質されたレジスト膜上に配された浸漬溶液が露光領域を十分に覆うことができるようになるというを知見を得ている。これは、レジスト膜の表面が親水基を有する化合物によって親水性となり、浸漬溶液との親和性が向上したためと考えられる。
さらに、本願発明者らは、レジスト膜に対する親水性溶液による表面処理だけでなく、レジスト膜中に親水基を有する化合物を添加することによって、親水基を有する化合物の一部がレジスト膜の表面に配位することにより、レジスト膜の表面の親水性が向上することを確認している。
本発明は、前記の知見に基づいてなされ、レジスト膜の表面を親水基を有する化合物を含む溶液によりさらすか、該化合物をレジスト膜又は浸漬溶液に添加することにより、レジスト膜上に配する浸漬溶液のレジスト膜に対する付着性を向上するものであって、具体的には以下の方法によって実現される。
本発明に係る第1のパターン形成方法は、基板の上にレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜を、親水基を有する化合物を含む溶液にさらす工程と、該溶液にさらされたレジスト膜の上に浸漬溶液を配した状態で、レジスト膜に対して露光光を選択的に照射してパターン露光を行なう工程と、パターン露光が行なわれたレジスト膜に対して現像を行なって、レジスト膜からレジストパターンを形成する工程とを備えていることを特徴とする。
第1のパターン形成方法によると、浸漬溶液を用いたパターン露光を行なう前に、レジスト膜を親水基を有する化合物を含む溶液にさらすため、レジスト膜の表面が親水基を有する化合物によって親水性が高まるので、露光時にレジスト膜上に配される浸漬溶液のレジスト膜に対する付着性が向上する。このため、レジスト膜上に配された浸漬溶液が必要な露光領域を十分に覆うので、露光光が浸漬溶液中を確実に透過するようになり、その結果、露光異常が防止されて、浸漬リソグラフィにより得られるレジストパターンの形状が良好となる。
本発明に係る第2のパターン形成方法は、基板の上に、親水基を有する化合物を含むレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜の上に浸漬溶液を配した状態で、レジスト膜に対して露光光を選択的に照射してパターン露光を行なう工程と、パターン露光が行なわれたレジスト膜に対して現像を行なって、レジスト膜からレジストパターンを形成する工程とを備えていることを特徴とする。
第2のパターン形成方法によると、レジスト膜が親水基を有する化合物を含むため、該レジスト膜の上に浸漬溶液を配すると、親水基を有する化合物の一部がレジスト膜の表面に配位してレジスト膜の表面の親水性が高まるので、浸漬溶液のレジスト膜に対する付着性が向上する。このため、レジスト膜上に配された浸漬溶液が必要な露光領域を十分に覆うので、露光光が浸漬溶液中を確実に透過するようになり、その結果、露光異常が防止されて、浸漬リソグラフィにより得られるレジストパターンの形状が良好となる。
第2のパターン形成方法は、レジスト膜を形成する工程とパターン露光を行なう工程との間に、レジスト膜を親水基を有する化合物を含む溶液にさらす工程をさらに備えていることが好ましい。このようにすると、レジスト膜の表面の親水性がより一層高まるため、浸漬溶液のレジスト膜に対する付着性がさらに向上する。
第1又は第2のパターン形成方法において、親水基を有する化合物は、酸性化合物、界面活性剤又はシクロデキストリンであることが好ましい。ここで、シクロデキストリンは、知られるように、環状のオリゴ糖でありその周囲には複数の水酸基(−OH)を持つ。
また、界面活性剤は、陽イオン系界面活性剤又は非イオン系界面活性剤であることが好ましい。
第1又は第2のパターン形成方法において、浸漬溶液は水であることが好ましい。
第1又は第2のパターン形成方法において、レジスト膜を親水基を有する化合物を含む溶液にさらす工程には、パドル法、ディップ法又はスプレイ法を用いることができる。
なお、酸性化合物又は界面活性剤の濃度は、10-4wt%以上で且つ10-2wt%以下程度が適当であるが、この範囲には限られない。
また、シクロデキストリンの濃度は、10-3wt%以上で且つ1wt%以下程度が適当であるが、この範囲には限られない。
本発明に係る第3のパターンの形成方法は、基板の上にレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜の上にシクロデキストリンを含む浸漬溶液を配した状態で、レジスト膜に対して露光光を選択的に照射してパターン露光を行なう工程と、パターン露光が行なわれたレジスト膜に対して現像を行なってレジスト膜からレジストパターンを形成する工程とを備えていることを特徴とする。
第3のパターン形成方法によると、レジスト膜の上に配する浸漬溶液にシクロデキストリンを添加しているため、シクロデキストリンが持つ親水基によって、レジスト膜の表面の親水性が高まるので、浸漬溶液のレジスト膜に対する付着性が向上する。このため、レジスト膜上に配された浸漬溶液が必要な露光領域を十分に覆うので、露光光が浸漬溶液中を確実に透過するようになり、その結果、露光異常が防止されて、浸漬リソグラフィにより得られるレジストパターンの形状が良好となる。
本発明に係るパターン形成方法によると、レジスト膜の上に配する浸漬溶液のレジスト膜に対する付着性(濡れ性)が向上するため、良好な形状を有するレジストパターンを得ることができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るパターン形成方法について図1(a)〜図1(c)、図2(a)及び図2(b)を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施形態に係るパターン形成方法について図1(a)〜図1(c)、図2(a)及び図2(b)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するポジ型の化学増幅型レジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレン-t-ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)…………………………………………………2g
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図1(a)に示すように、基板101の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜102を形成する。
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図1(a)に示すように、基板101の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜102を形成する。
次に、図1(b)に示すように、例えばパドル(液盛り)法により、レジスト膜102の表面を濃度が約3×10-3wt%の酢酸水溶液103に15秒間さらすことにより、該レジスト膜102の表面の親水性を高める表面改質処理を行なう。
次に、図1(c)に示すように、レジスト膜102と投影レンズ106との間に、水よりなる浸漬溶液104を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザよりなる露光光105をマスクを介してレジスト膜102に照射してパターン露光を行なう。
次に、図2(a)に示すように、パターン露光が行なわれたレジスト膜102に対して、ホットプレートにより110℃の温度下で60秒間加熱した後、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(アルカリ性現像液)により現像を行なうと、図2(b)に示すように、レジスト膜102の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅を有するレジストパターン102aを得る。
このように、第1の実施形態に係るパターン形成方法によると、パターン露光を行なう前に、レジスト膜102の表面を、親水基であるカルボキシル基(−COOH)を有する酢酸の水溶液103にさらすため、レジスト膜102の表面がカルボキシル基によって親水性が高まるので、パターン露光時にレジスト膜102の上に配される浸漬溶液104のレジスト膜102に対する付着性が向上する。このため、該レジスト膜102の上に配された浸漬溶液104が必要な露光領域を十分に覆うことができるようになるので、露光光105が浸漬溶液104中を確実に透過するようになり、その結果、浸漬リソグラフィによりレジスト膜102から良好な形状を有するレジストパターン102aを得ることができる。
なお、水溶液103に添加する酸性化合物は、酢酸に限られず、トリフルオロメチルスルフォン酸、ノナフルオロブチルスルフォン酸又はパーフルオロオクチルスルフォン酸等を用いることができる。
ところで、図3(a)は浸漬溶液104に対する親和力が比較的に小さい第1のレジスト膜102A上における浸漬溶液104の第1のレジスト膜102Aとの接触角θ1 を示し、図3(b)は浸漬溶液104に対する親和力が第1のレジスト膜102Aよりも大きい第2のレジスト膜102B上における、浸漬溶液104の第2のレジスト膜102Bとの接触角θ2 を示している。ここで、接触角θは、レジスト膜の表面と液面との境界における両者のなす角をいう。
図3(a)及び図3(b)に示すように、浸漬溶液104と第2のレジスト膜102Bとの間の親和力が大きくなると、浸漬溶液のレジスト膜表面との接触角θが大きくなる(θ2 >>θ1 )。このように、接触角θの大きさの違いによっても、浸漬溶液とレジスト膜との間の親和力の大小を表わすことができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係るパターン形成方法について図4(a)〜図4(c)、図5(a)及び図5(b)を参照しながら説明する。
以下、本発明の第2の実施形態に係るパターン形成方法について図4(a)〜図4(c)、図5(a)及び図5(b)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するポジ型の化学増幅型レジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレン-t-ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)…………………………………………………2g
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図4(a)に示すように、基板201の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜202を形成する。
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図4(a)に示すように、基板201の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜202を形成する。
次に、図4(b)に示すように、例えばパドル(液盛り)法により、レジスト膜202の表面を濃度が約7×10-3wt%の界面活性剤である塩化ベンジルメチルアンモニウムの水溶液203に30秒間さらすことにより、該レジスト膜202の表面の親水性を高める表面改質処理を行なう。
次に、図4(c)に示すように、レジスト膜202と投影レンズ206との間に、水よりなる浸漬溶液204を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザよりなる露光光205をマスクを介してレジスト膜202に照射してパターン露光を行なう。
次に、図5(a)に示すように、パターン露光が行なわれたレジスト膜202に対して、ホットプレートにより110℃の温度下で60秒間加熱した後、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(アルカリ性現像液)により現像を行なうと、図5(b)に示すように、レジスト膜202の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅を有するレジストパターン202aを得る。
このように、第2の実施形態に係るパターン形成方法によると、パターン露光を行なう前に、レジスト膜202の表面を、界面活性剤である塩化ベンジルメチルアンモニウムの水溶液203にさらすため、レジスト膜202の表面が界面活性剤の親水基により親水性が高まるので、パターン露光時にレジスト膜202の上に配される浸漬溶液204のレジスト膜202に対する付着性が向上する。このため、該レジスト膜202の上に配された浸漬溶液204が必要な露光領域を十分に覆うことができるようになるので、露光光205が浸漬溶液204中を確実に透過するようになり、その結果、浸漬リソグラフィによりレジスト膜202から良好な形状を有するレジストパターン202aを得ることができる。
なお、水溶液203に添加する界面活性剤は、陽イオン系界面活性剤である塩化ベンジルメチルアンモニウムの他に、非イオン系界面活性剤を用いることができる。
陽イオン系界面活性剤としては、塩化ベンジルメチルアンモニウム以外にも、塩化セチルメチルアンモニウム、塩化ステアリルメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ドデシルメチルアンモニウム、塩化ドデシルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジルトリメチルアンモニウム又は塩化ベンザルコニウム等を用いることができる。
また、非イオン系界面活性剤としては、ノニルフェノールエトキシレート、オクチルフェニルポリオキシエチレンエーテル、ラウリルポリオキシエチレンエーテル、セチルポリオキシエチレンエーテル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラノリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコールモノ脂肪酸エステル、脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミド又は脂肪酸トリエタノールアミド等を用いることができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係るパターン形成方法について図6(a)〜図6(c)、図7(a)及び図7(b)を参照しながら説明する。
以下、本発明の第3の実施形態に係るパターン形成方法について図6(a)〜図6(c)、図7(a)及び図7(b)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するポジ型の化学増幅型レジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレン-t-ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)…………………………………………………2g
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図6(a)に示すように、基板301の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜302を形成する。
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図6(a)に示すように、基板301の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜302を形成する。
次に、図6(b)に示すように、例えばパドル(液盛り)法により、レジスト膜302の表面を濃度が約5×10-3wt%のα−シクロデキストリンの水溶液303に25秒間さらすことにより、該レジスト膜302の表面の親水性を高める表面改質処理を行なう。
次に、図6(c)に示すように、レジスト膜302と投影レンズ306との間に、水よりなる浸漬溶液304を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザよりなる露光光305をマスクを介してレジスト膜302に照射してパターン露光を行なう。
次に、図7(a)に示すように、パターン露光が行なわれたレジスト膜302に対して、ホットプレートにより110℃の温度下で60秒間加熱した後、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(アルカリ性現像液)により現像を行なうと、図7(b)に示すように、レジスト膜302の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅を有するレジストパターン302aを得る。
このように、第3の実施形態に係るパターン形成方法によると、パターン露光を行なう前に、レジスト膜302の表面を、水酸基(−OH)を有するシクロデキストリンの水溶液303にさらすため、レジスト膜302の表面がシクロデキストリンの水酸基により親水性が高まるので、パターン露光時にレジスト膜302の上に配される浸漬溶液304のレジスト膜302に対する付着性が向上する。このため、該レジスト膜302の上に配された浸漬溶液304が必要な露光領域を十分に覆うことができるようになるので、露光光305が浸漬溶液304中を確実に透過するようになり、その結果、浸漬リソグラフィによりレジスト膜302から良好な形状を有するレジストパターン302aを得ることができる。
なお、水溶液303に添加するシクロデキストリンは、α−シクロデキストリンに限られず、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン又はδ−シクロデキストリン等を用いることができる。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態に係るパターン形成方法について図8(a)〜図8(d)を参照しながら説明する。
以下、本発明の第4の実施形態に係るパターン形成方法について図8(a)〜図8(d)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するポジ型の化学増幅型レジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレン-t-ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)…………………………………………………2g
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
酢酸(酸性化合物)…………………………………………………………………0.05g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図8(a)に示すように、基板401の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜402を形成する。
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
酢酸(酸性化合物)…………………………………………………………………0.05g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図8(a)に示すように、基板401の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜402を形成する。
次に、図8(b)に示すように、レジスト膜402と投影レンズ406との間に、水よりなる浸漬溶液404を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザよりなる露光光405をマスクを介してレジスト膜402に照射してパターン露光を行なう。
次に、図8(c)に示すように、パターン露光が行なわれたレジスト膜402に対して、ホットプレートにより110℃の温度下で60秒間加熱した後、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(アルカリ性現像液)により現像を行なうと、図8(d)に示すように、レジスト膜402の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅を有するレジストパターン402aを得る。
このように、第4の実施形態に係るパターン形成方法によると、レジスト膜402に酢酸を添加しているため、添加された酢酸のカルボキシル基によりレジスト膜402の表面の親水性が高まるので、パターン露光時にレジスト膜402の上に配される浸漬溶液404のレジスト膜402に対する付着性が向上する。このため、該レジスト膜402の上に配された浸漬溶液404が必要な露光領域を十分に覆うことができるようになるので、露光光405が浸漬溶液404中を確実に透過するようになり、その結果、浸漬リソグラフィによりレジスト膜402から良好な形状を有するレジストパターン402aを得ることができる。
なお、レジスト膜402に添加する酸性化合物は、酢酸に限られず、トリフルオロメチルスルフォン酸、ノナフルオロブチルスルフォン酸又はパーフルオロオクチルスルフォン酸等を用いることができる。
(第5の実施形態)
以下、本発明の第5の実施形態に係るパターン形成方法について図9(a)〜図9(d)を参照しながら説明する。
以下、本発明の第5の実施形態に係るパターン形成方法について図9(a)〜図9(d)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するポジ型の化学増幅型レジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレン-t-ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)…………………………………………………2g
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
オクチルフェニルポリオキシエチレンエーテル(界面活性剤)………………0.07g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図9(a)に示すように、基板501の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜502を形成する。
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
オクチルフェニルポリオキシエチレンエーテル(界面活性剤)………………0.07g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図9(a)に示すように、基板501の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜502を形成する。
次に、図9(b)に示すように、レジスト膜502と投影レンズ506との間に、水よりなる浸漬溶液504を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザよりなる露光光505をマスクを介してレジスト膜502に照射してパターン露光を行なう。
次に、図9(c)に示すように、パターン露光が行なわれたレジスト膜502に対して、ホットプレートにより110℃の温度下で60秒間加熱した後、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(アルカリ性現像液)により現像を行なうと、図9(d)に示すように、レジスト膜502の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅を有するレジストパターン502aを得る。
このように、第5の実施形態に係るパターン形成方法によると、レジスト膜502に非イオン系の界面活性剤であるオクチルフェニルポリオキシエチレンエーテルを添加しているため、添加された界面活性剤の親水基によりレジスト膜502の表面の親水性が高まるので、パターン露光時にレジスト膜502の上に配される浸漬溶液504のレジスト膜502に対する付着性が向上する。このため、該レジスト膜502の上に配された浸漬溶液504が必要な露光領域を十分に覆うことができるようになるので、露光光505が浸漬溶液504中を確実に透過するようになり、その結果、浸漬リソグラフィによりレジスト膜502から良好な形状を有するレジストパターン502aを得ることができる。
なお、レジスト膜502に添加する界面活性剤は、オクチルフェニルポリオキシエチレンエーテルに限られず、第2の実施形態で説明した陽イオン系界面活性剤又は非イオン系界面活性剤を用いることができる。
(第6の実施形態)
以下、本発明の第6の実施形態に係るパターン形成方法について図10(a)〜図10(d)を参照しながら説明する。
以下、本発明の第6の実施形態に係るパターン形成方法について図10(a)〜図10(d)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するポジ型の化学増幅型レジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレン-t-ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)…………………………………………………2g
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
β−シクロデキストリン(親水基を有する化合物)……………………………0.05g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図10(a)に示すように、基板601の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜602を形成する。
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
β−シクロデキストリン(親水基を有する化合物)……………………………0.05g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図10(a)に示すように、基板601の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜602を形成する。
次に、図10(b)に示すように、レジスト膜602と投影レンズ606との間に、水よりなる浸漬溶液604を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザよりなる露光光605をマスクを介してレジスト膜602に照射してパターン露光を行なう。
次に、図10(c)に示すように、パターン露光が行なわれたレジスト膜602に対して、ホットプレートにより110℃の温度下で60秒間加熱した後、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(アルカリ性現像液)により現像を行なうと、図10(d)に示すように、レジスト膜602の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅を有するレジストパターン602aを得る。
このように、第6の実施形態に係るパターン形成方法によると、レジスト膜602に水酸基を有するシクロデキストリンを添加しているため、添加されたシクロデキストリンの水酸基によりレジスト膜602の表面の親水性が高まるので、パターン露光時にレジスト膜606の上に配される浸漬溶液604のレジスト膜602に対する付着性が向上する。このため、該レジスト膜602の上に配された浸漬溶液604が必要な露光領域を十分に覆うことができるようになるので、露光光605が浸漬溶液604中を確実に透過するようになり、その結果、浸漬リソグラフィによりレジスト膜602から良好な形状を有するレジストパターン602aを得ることができる。
なお、レジスト膜602に添加するシクロデキストリンは、β−シクロデキストリンに限られず、α−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン又はδ−シクロデキストリン等を用いることができる。
また、第4〜第6の実施形態においても、親水基を含む化合物をレジスト材料に添加する構成に加え、パターン露光を行なう前に、成膜されたレジスト膜の表面を親水基を有する化合物を含む水溶液、すなわち酸性化合物、界面活性剤又はシクロデキストリンを含む水溶液にさらすことにより、レジスト膜の表面の浸漬溶液との親水性をさらに高める表面改質処理を行なう構成を付加してもよい。
(第7の実施形態)
以下、本発明の第7の実施形態に係るパターン形成方法について図11(a)〜図11(d)を参照しながら説明する。
以下、本発明の第7の実施形態に係るパターン形成方法について図11(a)〜図11(d)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するポジ型の化学増幅型レジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレン-t-ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)…………………………………………………2g
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図11(a)に示すように、基板701の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜702を形成する。
トリフェニルスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図11(a)に示すように、基板701の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜702を形成する。
次に、図11(b)に示すように、レジスト膜702と投影レンズ706との間に、濃度が約3×10-2wt%のγ−シクロデキストリンを含む水溶液よりなる浸漬溶液704を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザよりなる露光光705をマスクを介してレジスト膜702に照射してパターン露光を行なう。
次に、図11(c)に示すように、パターン露光が行なわれたレジスト膜702に対して、ホットプレートにより110℃の温度下で60秒間加熱した後、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(アルカリ性現像液)により現像を行なうと、図11(d)に示すように、レジスト膜702の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅を有するレジストパターン702aを得る。
このように、第7の実施形態に係るパターン形成方法によると、浸漬溶液704に水酸基を有するシクロデキストリンを添加しているため、添加されたシクロデキストリンがレジスト膜702表面に配位し、その水酸基によりレジスト膜702の表面の親水性が高まるので、パターン露光時にレジスト膜706の上に配される浸漬溶液704のレジスト膜702に対する付着性が向上する。このため、該レジスト膜702の上に配された浸漬溶液704が必要な露光領域を十分に覆うことができるようになるので、露光光705が浸漬溶液704中を確実に透過するようになり、その結果、浸漬リソグラフィによりレジスト膜702から良好な形状を有するレジストパターン702aを得ることができる。
なお、浸漬溶液704に添加するシクロデキストリンは、γ−シクロデキストリンに限られず、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン又はδ−シクロデキストリン等を用いることができる。
また、第7の実施形態においても、シクロデキストリンを浸漬溶液704に添加する構成に加え、パターン露光を行なう前に、成膜されたレジスト膜の表面を親水基を有する化合物を含む水溶液、すなわち酸性化合物、界面活性剤又はシクロデキストリンを含む水溶液にさらしたり、レジスト材料にこれらの親水基を有する化合物を添加したりする構成を付加することにより、レジスト膜の表面の浸漬溶液との親水性をさらに高めるようにしてもよい。
逆に、第1〜第6の実施形態においても、浸漬溶液に親水基を有する化合物を添加してもよい。
なお、親水基を有する化合物を含む水溶液をレジスト膜の表面に配する方法は、パドル法に限られず、ディップ法やスプレイ法を用いることができる。
また、レジスト材料には、ポジ型の化学増幅型レジストを用いたが、化学増幅型レジストに限られない。また、ネガ型のレジストにも適用可能であることはいうまでもない。
また、パターン露光に用いる露光光は、ArFエキシマレーザ光の他に、KrFエキシマレーザ光、F2 レーザ光、KrArレーザ光又はAr2 レーザ光を用いることができる。
本発明に係るパターン形成方法は、レジスト膜の上に配する浸漬溶液のレジスト膜に対する付着性が向上して露光異常を防止できるようになるため、良好な形状を有するレジストパターンを得られるという効果を有し、半導体装置の製造プロセスにおいて用いられるパターン形成方法等として有用である。
101 基板
102 レジスト膜
102a レジストパターン
102A レジスト膜
102B レジスト膜
103 酢酸を含む水溶液
104 浸漬溶液
105 露光光
106 マスク
201 基板
202 レジスト膜
202a レジストパターン
203 界面活性剤を含む水溶液
204 浸漬溶液
205 露光光
206 マスク
301 基板
302 レジスト膜
302a レジストパターン
303 シクロデキストリンを含む水溶液
304 浸漬溶液
305 露光光
306 マスク
401 基板
402 酢酸を含むレジスト膜
402a レジストパターン
404 浸漬溶液
405 露光光
406 マスク
501 基板
502 界面活性剤を含むレジスト膜
502a レジストパターン
504 浸漬溶液
505 露光光
506 マスク
601 基板
602 シクロデキストリンを含むレジスト膜
602a レジストパターン
604 浸漬溶液
605 露光光
606 マスク
701 基板
702 レジスト膜
702a レジストパターン
704 シクロデキストリンを含む浸漬溶液
705 露光光
706 マスク
102 レジスト膜
102a レジストパターン
102A レジスト膜
102B レジスト膜
103 酢酸を含む水溶液
104 浸漬溶液
105 露光光
106 マスク
201 基板
202 レジスト膜
202a レジストパターン
203 界面活性剤を含む水溶液
204 浸漬溶液
205 露光光
206 マスク
301 基板
302 レジスト膜
302a レジストパターン
303 シクロデキストリンを含む水溶液
304 浸漬溶液
305 露光光
306 マスク
401 基板
402 酢酸を含むレジスト膜
402a レジストパターン
404 浸漬溶液
405 露光光
406 マスク
501 基板
502 界面活性剤を含むレジスト膜
502a レジストパターン
504 浸漬溶液
505 露光光
506 マスク
601 基板
602 シクロデキストリンを含むレジスト膜
602a レジストパターン
604 浸漬溶液
605 露光光
606 マスク
701 基板
702 レジスト膜
702a レジストパターン
704 シクロデキストリンを含む浸漬溶液
705 露光光
706 マスク
Claims (12)
- 基板の上にレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜を、親水基を有する化合物を含む溶液にさらす工程と、
前記溶液にさらされた前記レジスト膜の上に浸漬溶液を配した状態で、前記レジスト膜に対して露光光を選択的に照射してパターン露光を行なう工程と、
パターン露光が行なわれた前記レジスト膜に対して現像を行なって、前記レジスト膜からレジストパターンを形成する工程とを備えていることを特徴とするパターン形成方法。 - 基板の上に、親水基を有する化合物を含むレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜の上に浸漬溶液を配した状態で、前記レジスト膜に対して露光光を選択的に照射してパターン露光を行なう工程と、
パターン露光が行なわれた前記レジスト膜に対して現像を行なって、前記レジスト膜からレジストパターンを形成する工程とを備えていることを特徴とするパターン形成方法。 - 前記レジスト膜を形成する工程と前記パターン露光を行なう工程との間に、
前記レジスト膜を、親水基を有する化合物を含む溶液にさらす工程をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載のパターン形成方法。 - 前記親水基を有する化合物は、酸性化合物、界面活性剤又はシクロデキストリンであることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のパターン形成方法。
- 前記酸性化合物は、酢酸、トリフルオロメチルスルフォン酸、ノナフルオロブチルスルフォン酸又はパーフルオロオクチルスルフォン酸であることを特徴とする請求項4に記載のパターン形成方法。
- 前記界面活性剤は、陽イオン系界面活性剤又は非イオン系界面活性剤であることを特徴とする請求項4に記載のパターン形成方法。
- 前記陽イオン系界面活性剤は、塩化セチルメチルアンモニウム、塩化ステアリルメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ドデシルメチルアンモニウム、塩化ドデシルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジルメチルアンモニウム、塩化ベンジルトリメチルアンモニウム又は塩化ベンザルコニウムであることを特徴とする請求項6に記載のパターン形成方法。
- 前記非イオン系界面活性剤は、ノニルフェノールエトキシレート、オクチルフェニルポリオキシエチレンエーテル、ラウリルポリオキシエチレンエーテル、セチルポリオキシエチレンエーテル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラノリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコールモノ脂肪酸エステル、脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミド又は脂肪酸トリエタノールアミドであることを特徴とする請求項6に記載のパターン形成方法。
- 前記浸漬溶液は水であることを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン形成方法。
- 前記レジスト膜を前記親水基を有する化合物を含む溶液にさらす工程には、パドル法、ディップ法又はスプレイ法を用いることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のパターン形成方法。
- 基板の上にレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜の上に、シクロデキストリンを含む浸漬溶液を配した状態で、前記レジスト膜に対して露光光を選択的に照射してパターン露光を行なう工程と、
パターン露光が行なわれた前記レジスト膜に対して現像を行なって、前記レジスト膜からレジストパターンを形成する工程とを備えていることを特徴とするパターン形成方法。 - 前記露光光は、krFエキシマレーザ光、ArFエキシマレーザ光、F2 レーザ光、KrArレーザ光又はAr2 レーザ光であることを特徴とする請求項1、2又は11のうちのいずれか1項に記載のパターン形成方法。
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