JP2008233750A - バリア膜およびこれを用いたパターン形成方法 - Google Patents

バリア膜およびこれを用いたパターン形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液浸リソグラフィにおいて、バリア膜とレジスト膜との接触が原因で発生したパーティクルが存在すると、レジストの現像が阻害され、レジストが均質に現像されなくなる。また、現像後に、レジスト膜の溶け残りがあると、結果的にパターンの形状が不良となる。
【解決手段】バリア膜形成用材料に、アルカリ可溶性ポリマーの他に、複数個のカルボキシル基を持つ多価カルボン酸化合物又は多価アルコール化合物を添加する。その結果、多価カルボン酸化合物又は多価アルコール化合物がレジスト膜表面に付着し、レジスト膜表面に付着していたパーティクルはバリア膜を除去する際に取り除かれる。また、現像と同時にバリア膜を除去する際には、レジスト膜が溶け残ることを防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体製造等で用いる液浸露光技術におけるバリア膜およびこれを用いたパターン形成方法に関するものである。
半導体素子の大集積化・ダウンサイジングに伴い、リソグラフィ技術の開発加速が望まれている。現在は、水銀ランプ、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザ等を光源とする光リソグラフィによりパターン形成が行われている。また、さらに波長を短くしたF2レーザの使用も検討されたが、露光装置やレジスト材料に課題が存在するために、現在では開発が中止されている。このような状況から、最近では、従来の露光波長を用いてより微細化を進めるために、液浸リソグラフィ(immersion lithography)法が提案されている(非特許文献1を参照。)。この方法によれば露光装置内のレンズとウエハー上のレジスト膜間が屈折率nの液体(液浸溶液)で満たされることになるために、露光装置のNA(開口数)がn・NAとなり、レジスト膜の解像性が向上する。また、さらに液体の屈折率を高めるために、酸性溶液も提案されている(非特許文献2を参照。)。
以下、従来の液浸リソグラフィ法を用いたパターン形成方法について図12(a)〜図12(d)、図13(a)及び図13(b)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するポジ型の化学増幅型レジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレンt−ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g
トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸(酸発生剤)・・0.05g
トリエタノールアミン(クエンチャー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.002g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)・・・・・・・・ 20g
次に、図12(a)に示すように、基板601の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜602を形成する。
次に、図12(b)に示すように、上記レジスト膜602の上に、以下の組成を有するバリア膜形成用材料から、バリア膜603を成膜する。
ポリビニールヘキサフルオロイソプロピルアルコール(アルカリ可溶性ポリマー)・1g
n−ブチルアルコール(溶媒)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
次に、図12(c)に示すように、成膜されたバリア膜603をホットプレートにより120℃の温度下で90秒間加熱604して、バリア膜603の緻密性を向上させる。
次に、図12(d)に示すように、加熱処理されたバリア膜603の上に、例えばパドル(液盛り)法により、水よりなる液浸用の液体(液浸溶液)605を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザ光であって、マスク606を透過した露光光607をバリア膜603を介してレジスト膜602に照射してパターン露光を行う。
次に、図13(a)に示すように、パターン露光が行われたレジスト膜602に対して、ホットプレートにより105℃の温度下で60秒間加熱608する(露光後ベーク)。
次に、図13(b)に示すように、濃度が2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)により上記バリア膜603を除去して、現像を行うと、図13(b)に示すように、レジスト膜602の未露光部よりなり0.09μmのライン幅を有するレジストパターン602aが得られる。
ところが、図13(b)に示すように、前記従来のパターン形成方法により得られるレジストパターン602aのパターン形状は不良であった。
M. Switkes and M. Rothschild,"Immersion lithography at 157 nm", J. Vac. Sci. Technol., B19, 2353 (2001). B. W. Smith, A. Bourov, Y. Fan, L. Zavyalova, N. Lafferty, F. Cropanese,"Approaching the numerical aperture of water - Immersion lithography at 193nm", Proc. SPIE, 5377, 273 (2004).
本願発明者らは、液浸リソグラフィ法により得られるレジストパターンの形状が不良となる原因を種々検討した結果、以下のような結論を得ている。すなわち、バリア膜とレジスト膜との接触が原因で発生したパーティクルが存在すると、レジスト膜の現像が阻害され、レジスト膜が均質に現像されなくなる。また、現像後に、レジスト膜の溶け残りがあると、結果的にパターンの形状が不良となる。
形状が不良なレジストパターン602aを用いて被処理膜に対してエッチングを行うと、被処理膜から得られるパターンの形状も不良になってしまうため、半導体装置の製造プロセスにおける生産性及び歩留まりが低下してしまうという問題が発生する。
前記従来の問題に鑑み、本発明は、液浸リソグラフィ法で用いる液浸露光技術用の液体によるレジスト膜への影響を防止して、良好な形状を有する微細化パターンを得られるようにすることを目的とする。
本願発明者らは、前述した検討結果から、以下のような知見を得ている。つまり、バリア膜形成用材料に、アルカリ可溶性ポリマーの他に、複数個のカルボキシル基を持つ多価カルボン酸化合物を添加する。多価カルボン酸化合物に含まれるカルボキシル基の数はカルボキシル基を1つしか持たない化合物よりも多いので、多価カルボン酸化合物はレジスト膜表面に付着しやすくなる。この時、レジスト膜表面に付着した多価カルボン酸化合物は、レジスト膜表層を溶解する。そのため、レジスト膜表面に付着していたパーティクルはバリア膜を除去する際に取り除かれる。また、現像と同時にバリア膜を除去する際には、レジスト膜が溶け残ることを防ぐことができる。
また、バリア膜形成用材料に、複数個のヒドロキシル基を持つ多価アルコール酸化合物を添加する。多価アルコール酸化合物に含まれるヒドロキシル基の数はヒドロキシル基を1つしか持たない化合物よりも多いので、多価アルコール化合物はレジスト膜表面に付着しやすくなる。その時、レジスト膜表面に付着した多価アルコール化合物の影響により、バリア膜のレジスト膜に対する濡れ性は向上している。そのため、レジスト膜表面に付着していたパーティクルはバリア膜を除去する際に取り除かれる。また、現像と同時にバリア膜を除去する際には、レジスト膜が溶け残ることを防ぐことができる。
本発明のように、多価カルボン酸化合物又は多価アルコール化合物を含むバリア膜を使用すると、バリア膜に含まれている数種の組成物の中で多価カルボン酸化合物又は多価アルコール化合物のみがレジスト膜形成用材料と強い親和性を持ち、レジスト膜表層に付着する。一方、レジスト膜中に多価カルボン酸化合物又は多価アルコール化合物を含んだとしても、多価カルボン酸化合物又は多価アルコール化合物がレジスト膜中にランダムに存在するのみである。従って、レジスト膜形成用材料とは異なる組成を持ち、レジスト膜に対して液体が及ぼす影響を防ぎ、かつレジスト膜表層に密着するバリア膜をレジスト膜とは別に用意することが必要である。
なお、本発明に係る多価カルボン酸化合物としては、飽和脂肪族カルボン酸化合物、不飽和脂肪族カルボン酸化合物、飽和環状カルボン酸化合物、芳香族カルボン酸化合物が挙げられる。飽和脂肪族カルボン酸化合物又は不飽和脂肪族カルボン酸化合物は、鎖状構造であり、自由度が高い。そのため、レジスト膜表面へ付着しやすいという利点がある。また、飽和環状カルボン酸化合物又は芳香族カルボン酸化合物は、構造上3個以上のカルボン酸基を持つことができる。そのため、レジスト膜表面へ付着しやすく、さらにレジスト膜表層を溶解しやすいという利点がある。
なお、本発明に係る飽和脂肪族カルボン酸化合物としては、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸 、スベリン酸、アゼライン酸 、セバシン酸などが挙げられるが本発明はこれらに限らない。本発明に係る不飽和脂肪族カルボン酸化合物としては、フマル酸 、マレイン酸などが挙げられるが本発明はこれらに限らない。本発明に係る飽和環状カルボン酸化合物としては、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸 、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2,3−シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、1,3,5−シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,3,4−シクロヘキサンテトラカルボン酸、1,2,3,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸、1,2,4,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸、シクロヘキサンヘキサカルボン酸などが挙げられるが本発明はこれらに限らない。本発明に係る芳香族カルボン酸化合物としては、1,2−ベンゼンジカルボン酸 、1,3−ベンゼンジカルボン酸、1,4−ベンゼンジカルボン酸、1,2,3−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,3,4−ベンゼンテトラカルボン酸、1,2,3,5−ベンゼンテトラカルボン酸、1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸、ベンゼンヘキサカルボン酸などが挙げられるが本発明はこれらに限らない。
なお、本発明に係る多価アルコール化合物としては、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,2,3−プロパントリオールなどが挙げられるが本発明はこれらに限らない。
また、本発明に係るバリア膜に含まれるアルカリ可溶性ポリマーとしては、ポリビニールアルコール、ポリアクリル酸、ポリビニールヘキサフルオロイソプロピルアルコールであることが挙げられるが本発明はこれらに限定されない。
本発明に係る第1のパターン形成方法は、基板上にレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜上に多価カルボン酸化合物とアルカリ可溶性ポリマーを含むバリア膜を形成する工程と、バリア膜上に溶液を配して所望のマスクを介して露光を行う工程と、バリア膜を除去する工程と、現像を行うことによりパターンを形成する工程を含むパターン形成方法を備えていることを特徴とする。
第1のパターン形成方法によると、レジスト膜内に含まれる多価カルボン酸化合物がレジスト膜表面に付着しやすくなるため、レジスト膜表面に付着していたパーティクルはバリア膜を除去する際に取り除かれる。そのため、レジスト膜の現像が阻害されることがなくなる。その結果、レジスト膜から得られるレジストパターンには、形状の劣化が生じることがない。
本発明に係る第2のパターン形成方法は、基板上にレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜上に多価カルボン酸化合物とアルカリ可溶性ポリマーを含むバリア膜を形成する工程と、バリア膜上に溶液を配して所望のマスクを介して露光を行う工程と、現像を行うことによりバリア膜を除去してパターンを形成する工程を含むことを特徴とするパターン形成方法を備えていることを特徴とする。
第2のパターン形成方法によると、レジスト膜内に含まれる多価カルボン酸化合物はレジスト膜表面に付着しやすくなるため、レジスト膜表面に付着していたパーティクルはバリア膜を除去する際に取り除かれる。また、現像と同時にバリア膜を除去しているため、レジスト膜が溶け残ることを防ぐことができる。その結果、レジスト膜から得られるレジストパターンには、形状の劣化が生じることがない。
本発明に係る第3のパターン形成方法は、基板上にレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜上に多価アルコール化合物とアルカリ可溶性ポリマーを含むバリア膜を形成する工程と、バリア膜上に溶液を配して所望のマスクを介して露光を行う工程と、バリア膜を除去する工程と、現像を行うことによりパターンを形成する工程を含むパターン形成方法を備えていることを特徴とする。
第3のパターン形成方法によると、レジスト膜内に含まれる多価アルコール化合物がレジスト膜表面に付着しやすくなるため、レジスト膜表面に付着していたパーティクルはバリア膜を除去する際に取り除かれる。そのため、レジスト膜の現像が阻害されることがなくなる。その結果、レジスト膜から得られるレジストパターンには、形状の劣化が生じることがない。
本発明に係る第4のパターン形成方法は、基板上にレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜上に多価アルコール化合物とアルカリ可溶性ポリマーを含むバリア膜を形成する工程と、バリア膜上に溶液を配して所望のマスクを介して露光を行う工程と、現像を行うことによりバリア膜を除去してパターンを形成する工程を含むことを特徴とするパターン形成方法を備えていることを特徴とする。
第4のパターン形成方法によると、バリア膜内に含まれる多価アルコール化合物はレジスト膜表面に付着しやすくなるため、レジスト膜表面に付着していたパーティクルはバリア膜を除去する際に取り除かれる。また、現像と同時にバリア膜を除去しているため、レジスト膜が溶け残ることを防ぐことができる。その結果、レジスト膜から得られるレジストパターンには、形状の劣化が生じることがない。
ここで、第1のパターン形成方法と第2のパターン形成方法との相違点及び第3のパターン形成方法と第4のパターン形成方法との相違点は、以下のようになっている。第1のパターン形成方法及び第3のパターン形成方法においては現像を行う前にレジスト膜上のバリア膜を除去している。一方、第2のパターン形成方法及び第4のパターン形成方法においては現像中に現像液によりレジスト膜上のバリア膜を除去している。第1のパターン形成方法及び第3のパターン形成方法の場合は、現像前にバリア膜を除去しており、現像処理が通常通りに進行する。また、第2のパターン形成方法及び第4のパターン形成方法の場合は、現像時にバリア膜を除去しているので、レジスト膜の溶解特性を制御でき、その結果、レジスト膜の溶解特性が向上するという効果がある。なお、溶解特性の制御に関しては後述する。
また、第1〜第4のパターン形成方法は、パターン露光を行う工程の前に、形成されたバリア膜に対して加熱処理を行う工程をさらに備えていることが好ましい。バリア膜形成後にバリア膜を加熱すると、バリア膜の緻密性が増し、液浸溶液に対してより難溶性が増すという効果がある。なお、バリア膜の緻密性が過度に向上すると、該バリア膜の溶解除去が困難になるために、適当な温度範囲で加熱することが必要である。バリア膜の緻密性を向上させるために、バリア膜形成後にバリア膜を加熱する際の適当な温度の範囲は、100〜150℃の範囲である。ただし本発明において、加熱温度は、この温度範囲に限らない。
ここで、第1〜第4のパターン形成方法で使用されるバリア膜形成用材料において、多価カルボン酸化合物又は多価アルコール化合物のバリア膜を構成するアルカリ可溶性ポリマーに対する添加量は、添加による効果が発現する程度からバリア膜の膜性を劣化させない程度までである。飽和脂肪族カルボン酸化合物又は飽和環状カルボン酸化合物の場合には、その添加割合は、0.1wt%から50wt%であり、より好ましくは10wt%から30wt%であることを特徴とする。また、二重結合を有する不飽和脂肪族カルボン酸化合物又は芳香族カルボン酸化合物の場合には、光吸収の点から、その添加割合は、0.01wt%から5wt%程度であることが挙げられる。また、多価アルコール化合物の場合には、その添加割合は、0.1wt%から50wt%程度であり、より好ましくは10wt%から30wt%程度であることが挙げられる。
また、第1〜第4のパターン形成方法で使用されるバリア膜形成用材料において、本発明に係るバリア膜に含まれるアルカリ可溶性ポリマーとしては、ポリビニールアルコール、ポリアクリル酸、ポリビニールヘキサフルオロイソプロピルアルコールであることが挙げられるが本発明はこれらに限定されない。
また、第1〜第4のパターン形成方法において、液浸露光技術用の液浸溶液には、水または酸性溶液を用いることができるが、これに限定されることはない。酸性溶液は、硫酸セシウム水溶液、リン酸水溶液などが挙げられるが、これらに限定されることはない。なお、本発明において浸漬溶液は界面活性剤などの添加物を含んでいてもよい。
また、第1〜第4のパターン形成方法において、露光光には、KrFエキシマレーザ光、Xe2エキシマレーザ光、ArFエキシマレーザ光、F2レーザ光、KrArレーザ光又はAr2レーザ光を用いることができるが、これらに限定されることはない。
本発明に係るバリア膜形成用材料又はそれを用いたパターン形成方法によると、レジスト膜と液浸露光技術用の液体との間にバリア膜形成用材料を用いてバリア膜を形成することにより、液浸用の液体(液浸溶液)によるレジスト膜への影響が防止できる。さらに、バリア膜に含まれる多価カルボン酸化合物又は多価アルコール化合物がレジスト膜表面に付着しやすくなるため、レジスト膜表面に付着していたパーティクルはバリア膜を除去する際に取り除かれる。また、現像と同時にバリア膜を除去する際には、レジスト膜が溶け残ることを防ぐことができる。その結果、レジスト膜が均質に現像され、良好な形状を有する微細化パターンを得ることができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るバリア膜形成用材料を用いるパターン形成方法について図1(a)〜図1(d)、図2(a)及び図2(b)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するレジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレンt−ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g
トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸(酸発生剤)・・0.05g
トリエタノールアミン(クエンチャー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.002g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)・・・・・・・・・20g
次に、図1(a)に示すように、基板101の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜102を形成する。
次に、図1(b)に示すように、例えばスピン塗布法により、レジスト膜102の上に以下の組成を有するバリア膜形成用材料から、バリア膜103を形成する。
ポリビニールヘキサフルオロイソプロピルアルコール(アルカリ可溶性ポリマー)・1g
コハク酸(多価カルボン酸化合物)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.1g
n−ブチルアルコール(溶媒)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
次に、図1(c)に示すように、バリア膜103の上に、例えばパドル(液盛り)法により水よりなる液浸用の液体(液浸溶液)105を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザ光であって、マスク106を透過した露光光107をバリア膜103を介してレジスト膜102に照射してパターン露光を行う。
次に、図1(d)に示すように、パターン露光が行われたレジスト膜102に対して、ホットプレートにより105℃の温度下で60秒間加熱108する(露光後ベーク)。
次に、図2(a)に示すように、濃度が0.005wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)によりバリア膜103を除去した後、ベークされたレジスト膜102に対して、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)により現像を行う。結果的に、図2(b)に示すように、レジスト膜102の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅で良好な形状を有するレジストパターン102aを得ることができる。
このように、第1の実施形態によると、バリア膜内に含まれる多価カルボン酸化合物がレジスト膜表面に付着しやすくなるため、レジスト膜表面に付着していたパーティクルはバリア膜を除去する際に取り除かれる。そのため、レジスト膜の現像が阻害されることはなくなる。その結果、レジスト膜102から得られるレジストパターン102aには、形状の劣化が生じることがない。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るバリア膜形成用材料を用いるパターン形成方法について図3(a)〜図3(d)及び図4(a)〜図4(c)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するレジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレンt−ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g
トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸(酸発生剤)・・0.05g
トリエタノールアミン(クエンチャー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.002g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)・・・・・・・・・20g
次に、図3(a)に示すように、基板201の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜202を形成する。
次に、図3(b)に示すように、例えばスピン塗布法により、レジスト膜202の上に以下の組成を有するバリア膜形成用材料から、バリア膜203を形成する。
ポリビニールヘキサフルオロイソプロピルアルコール(アルカリ可溶性ポリマー)・1g
コハク酸(多価カルボン酸化合物)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.1g
n−ブチルアルコール(溶媒)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
次に、図3(c)に示すように、成膜されたバリア膜203をホットプレートにより120℃の温度下で90秒間加熱204して、バリア膜203の緻密性を向上させる。
次に、図3(d)に示すように、バリア膜203の上に、例えばパドル(液盛り)法により水よりなる液浸用の液体(液浸溶液)205を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザ光であって、マスク206を透過した露光光207をバリア膜203を介してレジスト膜202に照射してパターン露光を行う。
次に、図4(a)に示すように、パターン露光が行われたレジスト膜202に対して、ホットプレートにより105℃の温度下で60秒間加熱208する(露光後ベーク)。
次に、図4(b)に示すように、濃度が0.005wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)によりバリア膜203を除去した後、ベークされたレジスト膜202に対して、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)により現像を行う。結果的に、図4(c)に示すように、レジスト膜202の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅で良好な形状を有するレジストパターン202aを得ることができる。
このように、第2の実施形態によると、バリア膜内に含まれる多価カルボン酸化合物がレジスト膜表面に付着しやすくなるため、レジスト膜表面に付着していたパーティクルはバリア膜を除去する際に取り除かれる。そのため、レジスト膜の現像が阻害されることはなくなる。その結果、レジスト膜202から得られるレジストパターン202aには、形状の劣化が生じることがない。
その上、第2の実施形態においては、図3(c)に示すように、パターン露光の前に、成膜したバリア膜203を加熱してその緻密性を向上することにより、バリア膜203の液浸用の液体(液浸溶液)205に対する難溶性を増している。このため、レジスト膜202からの酸発生剤等の液浸用の液体(液浸溶液)205への溶出を防止するバリア膜203自体のバリアとしての機能を向上させることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係るバリア膜形成用材料を用いるパターン形成方法について図5(a)〜図5(d)、図6(a)及び図6(b)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するレジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレンt−ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g
トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸(酸発生剤)・・0.05g
トリエタノールアミン(クエンチャー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.002g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)・・・・・・・・・20g
次に、図5(a)に示すように、基板301の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜302を形成する。
次に、図5(b)に示すように、例えばスピン塗布法により、レジスト膜302の上に以下の組成を有するバリア膜形成用材料から、バリア膜303を形成する。
ポリアクリル酸(アルカリ可溶性ポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・1g
1,2,4-シクロヘキサントリカルボン酸(多価カルボン酸化合物)・・・・・・・0.12g
n−ブチルアルコール(溶媒)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
次に、図5(c)に示すように、成膜されたバリア膜303をホットプレートにより120℃の温度下で90秒間加熱304して、バリア膜303の緻密性を向上させる。
次に、図5(d)に示すように、バリア膜303の上に、例えばパドル(液盛り)法により水よりなる液浸用の液体(液浸溶液)305を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザ光であって、マスク306を透過した露光光307をバリア膜303を介してレジスト膜302に照射してパターン露光を行う。
次に、図6(a)に示すように、パターン露光が行われたレジスト膜302に対して、ホットプレートにより105℃の温度下で60秒間加熱308する(露光後ベーク)。
次に、ベークされたレジスト膜302に対して、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)によりバリア膜303を除去すると共にさらに現像を行う。結果的に、図6(b)に示すように、レジスト膜302の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅で良好な形状を有するレジストパターン302aを得ることができる。
このように、第3の実施形態によると、レジスト膜内に含まれる多価カルボン酸化合物はレジスト膜表面に付着しやすくなるため、レジスト膜表面に付着していたパーティクルはバリア膜を除去する際に取り除かれる。また、現像と同時にバリア膜を除去しているため、レジスト膜が溶け残ることを防ぐことができる。その結果、レジスト膜302から得られるレジストパターン302aには、形状の劣化が生じることがない。
その上、第3の実施形態においては、図5(c)に示すように、パターン露光の前に、成膜したバリア膜303を加熱してその緻密性を向上することにより、バリア膜303の液浸用の液体(液浸溶液)305に対する難溶性を増している。このため、レジスト膜302からの酸発生剤等の液浸用の液体(液浸溶液)305への溶出を防止するバリア膜303自体のバリアとしての機能を向上させることができる。
ところで、第3の実施形態に係るパターン形成方法は、第1及び第2の実施形態とは異なり、バリア膜303を現像中に、アルカリ性現像液により除去している。このようにすると、レジスト膜302の溶解特性を制御することが可能となる。以下、溶解特性の制御について図面を参照しながら説明する。
一般には、図7の破線で示すグラフAのように、レジスト膜の現像液による溶解特性が優れるとされるグラフは、露光量がある閾値を越えると溶解速度が急激に上昇する。露光量に対する溶解速度の変化が急峻であればある程、レジスト膜302における露光部と未露光部とにおける溶解性の差が大きくなるので、高解像度、すなわち良好な形状のレジストパターン302aを得ることができる。従って、図中の実線で示すグラフBのように、現像時バリア膜303を同時に除去する場合には、該バリア膜303を除去する間は溶解速度が全体的に低下するので、グラフBにおける円Cで囲んだ部分の変化量を少なくして平坦なグラフAに近づけることができる。その結果、実際のレジスト膜の溶解特性がグラフBに示すような場合において、露光量が少ない場合の溶解速度を、少ない露光量で且つある程度の幅があったとしても遅い溶解速度で比較的に一定な溶解状態となるように調整することができる。従って、レジスト膜302における露光部と未露光部とにおける溶解性の差が実質的に大きくなるので、良好な形状のレジストパターンが得やすくなる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係るバリア膜形成用材料を用いるパターン形成方法について図8(a)〜図8(d)、図9(a)及び図9(b)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するレジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレンt−ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g
トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸(酸発生剤)・・0.05g
トリエタノールアミン(クエンチャー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.002g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)・・・・・・・・・20g
次に、図8(a)に示すように、基板401の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜402を形成する。
次に、図8(b)に示すように、例えばスピン塗布法により、レジスト膜402の上に以下の組成を有するバリア膜形成用材料から、バリア膜403を形成する。
ポリアクリル酸(アルカリ可溶性ポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・1.2g
エチレングリコール(多価アルコール化合物)・・・・・・・・・・・・・・・・0.3g
イソブチルアルコール(溶媒)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
次に、図8(c)に示すように、成膜されたバリア膜403をホットプレートにより120℃の温度下で90秒間加熱404して、バリア膜403の緻密性を向上させる。
次に、図8(d)に示すように、バリア膜403の上に、例えばパドル(液盛り)法により水よりなる液浸用の液体(液浸溶液)405を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザ光であって、マスク406を透過した露光光407をバリア膜403を介してレジスト膜402に照射してパターン露光を行う。
次に、図9(a)に示すように、パターン露光が行われたレジスト膜402に対して、ホットプレートにより105℃の温度下で60秒間加熱408する(露光後ベーク)。
次に、ベークされたレジスト膜402に対して、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)によりバリア膜403を除去すると共にさらに現像を行う。結果的に、図9(b)に示すように、レジスト膜402の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅で良好な形状を有するレジストパターン402aを得ることができる。
このように、第4の実施形態によると、レジスト膜内に含まれる多価アルコール化合物がレジスト膜表面に付着しやすくなるため、レジスト膜表面に付着していたパーティクルはバリア膜を除去する際に取り除かれる。そのため、レジスト膜の現像が阻害されることがなくなる。その結果、レジスト膜402から得られるレジストパターン402aには、形状の劣化が生じることがない。
その上、第4の実施形態においては、図8(c)に示すように、パターン露光の前に、成膜したバリア膜403を加熱してその緻密性を向上することにより、バリア膜403の液浸用の液体(液浸溶液)405に対する難溶性を増している。このため、レジスト膜402からの酸発生剤等の液浸用の液体(液浸溶液)405への溶出を防止するバリア膜403自体のバリアとしての機能を向上させることができる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係るバリア膜形成用材料を用いるパターン形成方法について図10(a)〜図10(d)及び図11(a)〜図11(c)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するレジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレンt−ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g
トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸(酸発生剤)・・0.05g
トリエタノールアミン(クエンチャー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.002g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)・・・・・・・・・20g
次に、図10(a)に示すように、基板501の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜502を形成する。
次に、図10(b)に示すように、例えばスピン塗布法により、レジスト膜502の上に以下の組成を有するバリア膜形成用材料から、バリア膜503を形成する。
ポリビニールヘキサフルオロイソプロピルアルコール(アルカリ可溶性ポリマー)・1g
1,2,3-プロパントリオール(多価アルコール化合物)・・・・・・・・・・・・0.15g
イソブチルアルコール(溶媒)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
次に、図10(c)に示すように、成膜されたバリア膜503をホットプレートにより120℃の温度下で90秒間加熱504して、バリア膜503の緻密性を向上させる。
次に、図10(d)に示すように、バリア膜503の上に、例えばパドル(液盛り)法により水よりなる液浸用の液体(液浸溶液)505を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザ光であって、マスク506を透過した露光光507をバリア膜503を介してレジスト膜502に照射してパターン露光を行う。
次に、図11(a)に示すように、パターン露光が行われたレジスト膜502に対して、ホットプレートにより105℃の温度下で60秒間加熱508する(露光後ベーク)。
次に、図11(b)に示すように、濃度が0.005wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)によりバリア膜503を除去した後、ベークされたレジスト膜502に対して、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)により現像を行う。結果的に、図11(c)に示すように、レジスト膜502の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅で良好な形状を有するレジストパターン502aを得ることができる。
このように、第5の実施形態によると、バリア膜内に含まれる多価アルコール化合物はレジスト膜表面に付着しやすくなるため、レジスト膜表面に付着していたパーティクルはバリア膜を除去する際に取り除かれる。また、現像と同時にバリア膜を除去しているため、レジスト膜が溶け残ることを防ぐことができる。その結果、レジスト膜502から得られるレジストパターン502aには、形状の劣化が生じることがない。
その上、第5の実施形態においては、図10(c)に示すように、パターン露光の前に、成膜したバリア膜503を加熱してその緻密性を向上することにより、バリア膜503の液浸用の液体(液浸溶液)505に対する難溶性を増している。このため、レジスト膜502からの酸発生剤等の液浸用の液体(液浸溶液)505への溶出を防止するバリア膜503自体のバリアとしての機能を向上させることができる。
ところで、第4の実施形態に係るパターン形成方法は、第5の実施形態とは異なり、バリア膜403を現像中に、アルカリ性現像液により除去している。このようにすると、レジスト膜402の溶解特性を制御することが可能となる。その結果、レジスト膜402における露光部と未露光部とにおける溶解性の差が実質的に大きくなり、良好な形状のレジストパターン402aが得やすくなる。
また、第1〜第3の実施形態に係るパターン形成方法において、多価カルボン酸化合物としては、飽和脂肪族カルボン酸化合物、不飽和脂肪族カルボン酸化合物、飽和環状カルボン酸化合物、芳香族カルボン酸化合物が挙げられる。飽和脂肪族カルボン酸化合物又は不飽和脂肪族カルボン酸化合物は、鎖状構造であり、自由度が高い。そのため、レジスト膜表面へ付着しやすいという利点がある。また、飽和環状カルボン酸化合物又は芳香族カルボン酸化合物は、構造上3個以上のカルボン酸基をもつことができる。そのため、レジスト膜表面へ付着しやすく、さらにレジスト膜表層を溶解しやすいという利点がある。飽和脂肪族カルボン酸化合物としては、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸 、スベリン酸、アゼライン酸 、セバシン酸などが挙げられるが本発明はこれらに限らない。不飽和脂肪族カルボン酸化合物としては、フマル酸 、マレイン酸などが挙げられるが本発明はこれらに限らない。飽和環状カルボン酸化合物としては、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸 、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2,3−シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、1,3,5−シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,3,4−シクロヘキサンテトラカルボン酸、1,2,3,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸、1,2,4,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸、シクロヘキサンヘキサカルボン酸などが挙げられるが本発明はこれらに限らない。芳香族カルボン酸化合物としては、1,2−ベンゼンジカルボン酸、1,3−ベンゼンジカルボン酸、1,4−ベンゼンジカルボン酸、1,2,3−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,3,4−ベンゼンテトラカルボン酸、1,2,3,5−ベンゼンテトラカルボン酸、1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸、ベンゼンヘキサカルボン酸などが挙げられるが本発明はこれらに限らない。
また、第4又は第5の実施形態に係るパターン形成方法において、多価アルコール化合物としては、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,2,3−プロパントリオールなどが挙げられるが本発明はこれらに限らない。
また、第1〜第5の実施形態に係るパターン形成方法において、バリア膜に含まれるアルカリ可溶性ポリマーとしては、ポリビニールアルコール、ポリアクリル酸、ポリビニールヘキサフルオロイソプロピルアルコールであることが挙げられるが本発明はこれらに限定されない。
また、第1〜第5の実施形態に係るパターン形成方法において、液浸露光技術用の液浸溶液には、水を用いたが、これに代えて、酸性溶液を用いてもよい。酸性溶液の具体例としては、硫酸セシウム水溶液、リン酸水溶液などが挙げられるが、これらに限定されることはない。なお、液浸溶液は界面活性剤などの添加物を含んでいてもよい。
また、第1〜第5の実施形態に係るパターン形成方法において、露光光には、ArFエキシマレーザ光を用いたが、これに代えて、KrFエキシマレーザ光、Xe2エキシマレーザ光、F2レーザ光、KrArレーザ光又はAr2レーザ光を用いてもよい。
本発明に係るバリア膜形成用材料及びそれを用いたパターン形成方法は、液浸露光技術用の液体によるレジスト膜への影響を防止でき、良好な形状を有するレジストパターンを得られ、半導体装置の製造プロセス等において用いられる微細パターンの形成方法等として有用である。
本発明の第1の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図 本発明の第1の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図 本発明の第2の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図 本発明の第2の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図 本発明の第3の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図 本発明の第3の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図 本発明の第3の実施形態に係るパターン形成方法におけるレジスト膜の溶解性の制御を説明する図 本発明の第4の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図 本発明の第4の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図 本発明の第5の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図 本発明の第5の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図 従来の液浸リソグラフィによるパターン形成方法の各工程を示す断面図 従来の液浸リソグラフィによるパターン形成方法の各工程を示す断面図
符号の説明
101 基板
102 レジスト膜
102a パターン
103 本発明に係るバリア膜
105 水(液浸溶液)
106 マスク
107 ArFエキシマレーザ光
108 加熱
201 基板
202 レジスト膜
202a パターン
203 本発明に係るバリア膜
204 加熱
205 水(液浸溶液)
206 マスク
207 ArFエキシマレーザ光
208 加熱
301 基板
302 レジスト膜
302a パターン
303 本発明に係るバリア膜
304 加熱
305 水(液浸溶液)
306 マスク
307 ArFエキシマレーザ光
308 加熱
401 基板
402 レジスト膜
402a パターン
403 本発明に係るバリア膜
404 加熱
405 水(液浸溶液)
406 マスク
407 ArFエキシマレーザ光
408 加熱
501 基板
502 レジスト膜
502a パターン
503 本発明に係るバリア膜
504 加熱
505 水(液浸溶液)
506 マスク
507 ArFエキシマレーザ光
508 加熱
601 基板
602 レジスト膜
602a パターン
603 本発明に係るバリア膜
604 加熱
605 水(液浸溶液)
606 マスク
607 ArFエキシマレーザ光
608 加熱

Claims (23)

  1. 基板上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜上に多価カルボン酸化合物とアルカリ可溶性ポリマーを含むバリア膜を形成する工程と、前記バリア膜上に溶液を配して所望のマスクを介して露光を行う工程と、バリア膜を除去する工程と、現像を行うことによりパターンを形成する工程を含むパターン形成方法。
  2. 基板上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜上に多価カルボン酸化合物とアルカリ可溶性ポリマーを含むバリア膜を形成する工程と、前記バリア膜上に溶液を配して所望のマスクを介して露光を行う工程と、現像を行うことによりバリア膜を除去してパターンを形成する工程を含むことを特徴とするパターン形成方法。
  3. 前記多価カルボン酸化合物が、飽和脂肪族カルボン酸化合物、不飽和脂肪族カルボン酸化合物、飽和環状カルボン酸化合物又は芳香族カルボン酸化合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン形成方法。
  4. 前記飽和脂肪族カルボン酸化合物が、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸 、スベリン酸、アゼライン酸 又はセバシン酸であることを特徴とする請求項3に記載のパターン形成方法。
  5. 前記不飽和脂肪族カルボン酸化合物が、フマル酸又はマレイン酸であることを特徴とする請求項3に記載のパターン形成方法。
  6. 前記飽和環状カルボン酸化合物が、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸 、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2,3−シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、1,3,5−シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,3,4−シクロヘキサンテトラカルボン酸、1,2,3,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸、1,2,4,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸又はシクロヘキサンヘキサカルボン酸であることを特徴とする請求項3に記載のパターン形成方法。
  7. 前記芳香族カルボン酸化合物が、1,2−ベンゼンジカルボン酸 、1,3−ベンゼンジカルボン酸、1,4−ベンゼンジカルボン酸、1,2,3−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,3,4−ベンゼンテトラカルボン酸、1,2,3,5−ベンゼンテトラカルボン酸、1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸又はベンゼンヘキサカルボン酸であることを特徴とする請求項3に記載のパターン形成方法。
  8. 基板上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜上に多価アルコール化合物とアルカリ可溶性ポリマーを含むバリア膜を形成する工程と、前記バリア膜上に溶液を配して所望のマスクを介して露光を行う工程と、バリア膜を除去する工程と、現像を行うことによりパターンを形成する工程を含むパターン形成方法。
  9. 基板上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜上に多価アルコール化合物とアルカリ可溶性ポリマーを含むバリア膜を形成する工程と、前記バリア膜上に溶液を配して所望のマスクを介して露光を行う工程と、現像を行うことによりバリア膜を除去してパターンを形成する工程を含むことを特徴とするパターン形成方法。
  10. 前記多価アルコール化合物が、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール又は1,2,3−プロパントリオールであることを特徴とする請求項8又は9に記載のパターン形成方法。
  11. 前記アルカリ可溶性ポリマーがポリビニールアルコール、ポリアクリル酸又はポリビニールヘキサフルオロイソプロピルアルコールであることを特徴とする請求項1、2、8又は9に記載のパターン形成方法。
  12. 前記バリア膜を形成する工程と前記露光を行う工程の間に加熱を行う工程を加えることを特徴とする請求項1、2、8又は9に記載のパターン形成方法。
  13. 前記溶液が水又は酸性溶液であることを特徴とする請求項1、2、8又は9に記載のパターン形成方法。
  14. 前記酸性溶液が硫酸セシウム水溶液又はリン酸水溶液であることを特徴とする請求項13に記載のパターン形成方法。
  15. 前記露光はKrFエキシマレーザ光、Xe2レーザ光、ArFエキシマレーザ光、F2レーザ光、KrArレーザ光又はAr2レーザ光によって行われることを特徴とする請求項1、2、8又は9に記載のパターン形成方法。
  16. 多価カルボン酸化合物とアルカリ可溶性ポリマーを含むバリア膜形成用材料。
  17. 前記多価カルボン酸化合物が、飽和脂肪族カルボン酸化合物、不飽和脂肪族カルボン酸化合物、飽和環状カルボン酸化合物又は芳香族カルボン酸化合物であることを特徴とする請求項16に記載のバリア膜形成用材料。
  18. 前記飽和脂肪族カルボン酸化合物が、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸 、スベリン酸、アゼライン酸又はセバシン酸であることを特徴とする請求項17に記載のバリア膜形成用材料。
  19. 前記不飽和脂肪族カルボン酸化合物が、フマル酸又はマレイン酸であることを特徴とする請求項17に記載のバリア膜形成用材料。
  20. 前記飽和環状カルボン酸化合物が、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸 、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2,3−シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、1,3,5−シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,3,4−シクロヘキサンテトラカルボン酸、1,2,3,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸、1,2,4,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸又はシクロヘキサンヘキサカルボン酸であることを特徴とする請求項17に記載のバリア膜形成用材料。
  21. 前記芳香族カルボン酸化合物が、1,2−ベンゼンジカルボン酸 、1,3−ベンゼンジカルボン酸、1,4−ベンゼンジカルボン酸、1,2,3−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,3,4−ベンゼンテトラカルボン酸、1,2,3,5−ベンゼンテトラカルボン酸、1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸又はベンゼンヘキサカルボン酸であることを特徴とする請求項17に記載のバリア膜形成用材料。
  22. 多価アルコール化合物とアルカリ可溶性ポリマーを含むバリア膜形成用材料。
  23. 前記多価アルコール化合物が、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール又は1,2,3−プロパントリオールであることを特徴とする請求項22に記載のバリア膜形成用材料。
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